JP6530809B2 - 周波数依存型受動弁を備えたショックアブソーバ - Google Patents

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Description

本開示は、自動車に使用されるシステムなどのサスペンションシステムで使用するために適合された油圧ダンパまたはショックアブソーバに関する。より詳細には、本開示は、反発および圧縮行程の両方において高周波数道路入力に関してより柔らかな減衰特性を提供する周波数依存型受動バルビングシステムを有する油圧ダンパに関する。
従来技術の油圧ダンパまたはショックアブソーバは、流体チャンバを画定するシリンダを含み、流体チャンバの中にはピストンが摺動可能に配置され、ピストンがシリンダの内側を上部および下部作動チャンバに分ける。ピストンロッドがピストンに接続され、シリンダの一端から延びる。第1バルビングシステムが、油圧ダンパの伸長または反発行程の間に減衰力を生成するために組み込まれ、第2バルビングシステムが、油圧ダンパの圧縮行程の間に減衰力を生成するために組み込まれる。
様々な種類の減衰力生成装置が、車両がその上を移動する道路からの入力の周波数に関連して所望の減衰力を生成するために開発されてきた。これらの周波数依存型選択的減衰装置は、高周波数道路入力に関してより柔らかな減衰特性を有する能力を提供する。これらのより柔らかな減衰特性は、望ましくない乱れから車両車体をより効果的に隔絶する。典型的にこれらの周波数依存型減衰装置は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの反発(伸長)移動または圧縮移動の間だけ作動する。従って、高周波数道路入力に応答して油圧ダンパまたはショックアブソーバの反発および圧縮移動の両方においてより柔らかな減衰特性を有する能力を提供する周波数依存型選択的減衰装置に対する必要性が存在する。
油圧ダンパの継続的な開発は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの反発(伸長)移動および圧縮移動の両方において機能する周波数依存型減衰装置の開発を含む。
本開示は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの反発および圧縮行程の両方において柔らかな減衰を提供する周波数依存型油圧ダンパまたはショックアブソーバに関する技術を提供する。柔らかな減衰は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの反発(伸長)行程および圧縮行程の両方において高周波数道路入力に対して提供される。
本開示の適用可能性のさらなる領域は、以下に提供される詳細な記載から明らかになる。詳細な記載および特定の例は、本開示の好ましい実施形態を示す一方、単に説明を目的とし、本開示内容の範囲を制限するつもりはないことを理解されたい。
本開示は、詳細な記載および添付図面からより深く理解されるだろう。
本開示による周波数依存型減衰装置を組み込むショックアブソーバを使用する自動車の図である。 本開示による周波数依存型減衰装置を組み込むモノチューブショックアブソーバの側断面図である。 ショックアブソーバの伸長行程の間の図1に示されるショックアブソーバのピストンアセンブリを示す拡大側断面図である。 ショックアブソーバの圧縮行程の間の図1に示されるショックアブソーバのピストンアセンブリを示す拡大側断面図である。 本開示の別の実施形態による周波数依存型弁アセンブリを示す拡大断面図である。
好ましい実施形態の以下の記載は、本質的に単に例示的なものであり、本開示、その用途および使用を制限するつもりは一切ない。
いくつかの図全体を通して同様の参照番号が同様または対応する部品を指定する図面をここで参照すると、図1において、本開示による周波数依存型ショックアブソーバを有するサスペンションシステムを組み込む車両が示され、全体的に参照番号10によって指定されている。車両10はリヤサスペンション12と、フロントサスペンション14と、車体16とを含む。リヤサスペンション12は、車両の後輪18を動作可能に支持するように適合された横方向に延びるリヤアクスルアセンブリ(不図示)を有する。リヤアクスルアセンブリは、ショックアブソーバ20の対と、らせんコイルスプリング22の対とによって、車体16に動作可能に接続される。同様に、フロントサスペンション14は、車両の前輪24を動作可能に支持する横方向に延びるフロントアクスルアセンブリ(不図示)を含む。フロントアクスルアセンブリは、ショックアブソーバ26の第2の対と、らせんコイルスプリング28の対とによって、車体16に動作可能に接続される。ショックアブソーバ20および26は、車両10のばね下部分(すなわち、それぞれフロントおよびリヤサスペンション12および14)と、ばね上部分(すなわち車体16)との相対運動を減衰する働きをする。車両10は、フロントおよびリヤアクスルアセンブリを有する乗用車として示されているが、ショックアブソーバ20および26は、独立したフロントおよび/または独立したリヤサスペンションシステムを組み込む車両などの他の種類の車両でまたは他の種類の用途において使用されてもよい。さらに、本明細書で使用される際の用語「ショックアブソーバ」は、一般にダンパを指すように意図され、従ってマクファーソン(MacPherson)ストラットを含む。
ここで図2を参照すると、ショックアブソーバ20がより詳細に示されている。図2はショックアブソーバ20だけを示すが、ショックアブソーバ26もショックアブソーバ20に関して以下に記載されるピストンアセンブリを含むことを理解されたい。ショックアブソーバ26は、車両10のばね上部分およびばね下部分に接続されるように適合されているという点でショックアブソーバ20と異なるだけである。ショックアブソーバ20は圧力チューブ30、ピストンアセンブリ32およびピストンロッド34を含む。
圧力チューブ30は流体チャンバ42を画定する。ピストンアセンブリ32は圧力チューブ30内に摺動可能に配置され、流体チャンバ42を上部作動チャンバ44と下部作動チャンバ46とに分割する。シール48がピストンアセンブリ32と圧力チューブ30との間に配置され、不当な摩擦力を生成することのない圧力チューブ30に対するピストンアセンブリ32の摺動運動と、下部作動チャンバ46からの上部作動チャンバ44の密閉とを許容する。ピストンロッド34はピストンアセンブリ32に取り付けられ、上部作動チャンバ44を通って、および圧力チューブ30の上端部を閉鎖する上部エンドキャップ50を通って延在する。シーリングシステム52は上部エンドキャップ50とピストンロッド34との間の界面をシールする。ピストンアセンブリ32と反対側のピストンロッド34の端部は、車両10のばね上部分またはばね下部分に固定されるように適合される。好ましい実施形態では、ピストンロッド34は、車体16に、または車両10のばね上部分に固定される。圧力チューブ30は流体で満たされ、車両のばね上部分またはばね下部分に取り付けるための取付具54を含む。好ましい実施形態では、取付具54は、車両のばね下部分に固定される。従って、車両のサスペンション運動は、圧力チューブ30に対するピストンアセンブリ32の伸長または圧縮運動を引き起こす。ピストンアセンブリ32内の弁動作が、圧力チューブ30内のピストンアセンブリ32の運動の間、上部作動チャンバ44と下部作動チャンバ46との間の流体の移動を制御する。
ここで図3および4を参照すると、ピストンアセンブリ32は、ピストンロッド34に取り付けられ、ピストン本体60と、圧縮弁アセンブリ62と、伸長または反発弁アセンブリ64と、周波数依存型弁アセンブリ66とを含む。ピストンロッド34は、圧力チューブ30内に配置されたピストンロッド34の端部に位置付けられた低減された直径部分68を含み、ピストンアセンブリ32の構成要素を取り付けるためのショルダ70を形成する。周波数依存型弁アセンブリ66は、低減された直径部分68に配置される。周波数依存型弁アセンブリ66の反対側の端部は、ピストン支柱72に取り付けられている。ピストン支柱72は、ピストン本体60、圧縮弁アセンブリ62および反発弁アセンブリ64を取り付けるためのショルダ76を形成する、低減された直径部分74を含む。ピストン本体60は低減された直径部分74に配置され、ここで圧縮弁アセンブリ62はピストン本体60とショルダ76との間に配置され、反発弁アセンブリ64はピストン本体60とピストン支柱72のねじ付き端部78との間に配置される。保持ナット80がねじ付き端部78またはピストン支柱72の低減された直径部分74にねじ式にまたは摺動式に受け入れられ、ピストン本体60、圧縮弁アセンブリ62、および伸長または反発弁アセンブリ64をピストン支柱72に固定する。ピストン本体60は複数の圧縮流路82と複数の反発流路84とを画定する。
圧縮弁アセンブリ62は、圧縮弁プレート90、弁ストッパ92およびバネ94を含む。弁プレート90はピストン本体60に隣接して配置され、複数の圧縮流路82をカバーする。弁ストッパ92は隣接ショルダ76に配置され、バネ94は弁プレート90と弁ストッパ92との間に配置され、弁プレート90をピストン本体60に対して付勢する。ショックアブソーバ20の圧縮行程の間、流体圧力は、圧縮流路82を介して弁プレート90に適用される流体圧力がバネ94によって提供される負荷に打ち勝つまで、下部作動チャンバ46内に蓄積する。弁プレート90はピストン本体60から離れて移動し、バネ94を圧縮し、圧縮流路82を開放し、流体が、下部作動チャンバ46から、上部作動チャンバ44へ、図4の矢印96に示されるように流れることを許容する。
反発弁アセンブリ64は、1つまたは複数の弁プレート98、バネ座面100およびバネ102を含む。弁プレート98はピストン本体60に隣接して配置され、複数の反発流路84をカバーする。バネ座面100は弁プレート98のすぐ隣に配置される。バネ102はバネ座面100と保持ナット80との間に配置され、バネ座面100を弁プレート98に、および弁プレート98をピストン本体60に付勢する。保持ナット80は、ピストン支柱72のねじ付き端部78にねじ係合され、弁プレート98をピストン本体60に対して保持し、バネ102およびバネ座面100を使用して反発流路84を閉鎖する。ショックアブソーバ20の伸長行程の間、流体圧力は、反発流路84を介して弁プレート98に適用される流体圧力がバネ102によって提供される負荷に打ち勝つまで、上部作動チャンバ44内に蓄積する。弁プレート98はピストン本体60から離れて移動し、バネ102を圧縮し、反発流路84を開放し、流体が、上部作動チャンバ44から、下部作動チャンバ46へ、図3の矢印104に示されるように流れることを許容する。
ここで図3および4を参照すると、周波数依存型弁アセンブリ66が示されている。周波数依存型弁アセンブリ66は、ハウジングアセンブリ110、反発スプール弁アセンブリ112、および圧縮スプール弁アセンブリ114を含む。ハウジングアセンブリ110は上部ハウジング116および下部ハウジング118を含む。上部ハウジング116はピストンロッド34の端部にねじ式にまたは他の方法で取り付けられる。下部ハウジング118は一方の端部で上部ハウジング116にねじ式にまたは他の方法で取り付けられ、反対側の端部でピストン支柱72にねじ式にまたは他の方法で取り付けられる。
反発スプール弁アセンブリ112は、反発行程の間に機能し、端部ストッパ120a、スプール弁122a、弁本体124a、弁座プレート126a、接合部128aおよびディスクパック130aを含む。スプール弁122aは、ハウジングアセンブリ110によって画定されたキャビティ132内に配置される。スプール弁122aは、弁本体124aおよびハウジングアセンブリ110の両方の中に摺動式に配置される。
弁本体124aは、溶接によってまたは当該技術分野で知られる他の手段によってハウジングアセンブリ110にしっかりと固定される。弁座プレート126aは、弁本体124aを通って延びるスプール弁122aのシャフト134aが弁座プレート126aと接触することができるように、弁本体124aに隣接して配置される。接合部128aは、スプール弁122aと反対の弁座プレート126aの側に配置される。ディスクパック130aは、接合部128aと直接接触する1つまたは複数のディスク136aと、1つまたは複数のディスク136aが保持器を用いて取り付けられるディスクハウジング138aとを含む。
ここで図4を参照すると、圧縮スプール弁アセンブリ114aは、それが圧縮行程の間に機能するように反発スプール弁アセンブリ112に対して180°回転されることを除いて、反発スプール弁アセンブリ112と同じである。圧縮スプール弁アセンブリ114は、端部ストッパ120b、スプール弁122b、弁本体124b、弁座プレート126b、接合部128bおよびディスクパック130bを含む。スプール弁122bは、ハウジングアセンブリ110によって画定されたキャビティ132内に配置される。スプール弁122bは、弁本体124bおよびハウジングアセンブリ110の両方の中に摺動式に配置される。
弁本体124bは、溶接によってまたは当該技術分野で知られる他の手段によってハウジングアセンブリ110にしっかりと固定される。弁座プレート126bは、弁本体124bを通って延びるスプール弁122bのシャフト134bが弁座プレート126bと接触できるように、弁本体124bに隣接して配置される。接合部128bは、スプール弁122bと反対の弁座プレート126bの側に配置される。ディスクパック130bは、接合部128bと直接接触する1つまたは複数のディスク136bと、1つまたは複数のディスク136bが保持器を用いて取り付けられるディスクハウジング138bとを含む。
図4はショックアブソーバ20の圧縮行程の間の流体流れを示す。圧縮行程の間、下部作動チャンバ46および圧縮流路82内の流体圧力は増大する。圧縮流路82内の流体圧力は、バネ94が圧縮され弁プレート90がピストン本体60から完全に持ち上げられ矢印96によって示されるように圧縮流路82を完全に開放する地点まで弁プレート90に対する付勢負荷が増大するまで、増大する。圧縮弁アセンブリ62は、確定的な減衰特性を有する受動的な弁アセンブリである。
圧縮弁アセンブリ62が開放する前の圧縮行程の開始時に、流体は、ピストン本体60、圧縮弁アセンブリ62および反発弁アセンブリ64を迂回する、矢印140によって示されたバイパス流体流路を通って流れ得る。流路140は下部作動チャンバ46からピストン支柱72内の軸方向流路152を通り、ハウジングアセンブリ110および反発スプール弁アセンブリ112によって画定されるバイパスチャンバ154aへ延びる。流路140はディスクパック130aの周囲をまたはそれを通り、逆止弁156aを通り、弁座プレート126a中の軸方向流路160aへ、およびスプール弁122a中の軸方向流路162aへ、圧縮スプール弁アセンブリ114と反発スプール弁アセンブリ112との間のハウジングアセンブリ110によって画定されたキャビティ132へ、進む。
流路140は、弁スプール弁122b中の軸方向流路160bおよび弁座プレート126b中の軸方向流路162bを通って、ディスクパック130bの周囲をまたはそれを通り、ハウジングアセンブリ110を通って延びるラジアルポート166を通り、上部作動チャンバ44へ、進む。
休止位置において、スプール弁122aおよび122bの両方は、それらのそれぞれの端部ストッパ120aおよび120bと接触し、各端部ストッパ120aおよび120bはハウジングアセンブリ110と接触する。スプール弁122aおよび122bの各シャフト134aおよび134bは、それらのそれぞれの弁座プレート126aおよび126bと接触し、それらはそれらのそれぞれの接合部128aおよび128bと接触する。各ディスクパック130aおよび130bはバネとして働き、それらのそれぞれの接合部128aおよび128bに、それらのそれぞれの弁座プレート126aおよび126bに対する負荷を予め与える。この位置において、各弁本体124aおよび124bの逆止弁170aおよび170bは閉鎖される。
圧縮移動の間、流路140は、ピストン支柱72中の軸方向流路152を介して周波数依存型弁アセンブリ66に入り、チャンバ154aに入る。流体流れ140は、ディスクパック130aを通りまたはその周囲を、逆止弁156aを通り、軸方向流路160aおよび162aを通り、キャビティ132へ進む。この流体流れは、キャビティ132を加圧し、その結果、作動力が弁シールプレート126bの方向においてスプール弁122bにかけられる。弁本体124bの逆止弁170bは閉鎖されたままであり、スプール弁122bの反対側のチャンバ180b内の流体は、逆止弁170bと弁本体124bとの間に配置された調整可能オリフィス184bを通して排出される。これは矢印190bを用いて示されている。
低周波数圧縮移動の間、スプール弁122bと弁本体124bとの間のチャンバ180b内の流体を押し出すのに十分な時間があり、それにより、弁座プレート126bと接合部128bとの間の予負荷がスプール弁122bのシャフト134bによる弁座プレート126bおよび接合部128bの移動により増大されるようにスプール弁122bが移動できる。軸方向流路160bおよび162bからの流体圧力により弁座プレート126bと接合部128bとの間で同時に作用する負荷が、接合部128bを弁座プレート126bから分離できず、閉鎖された弁をもたらすように予負荷は増大される。従って、下部作動チャンバ46から上部作動チャンバ44への流れ140はない、というのも、スプール弁122bのシャフト134bは弁座プレート126b上に配置されたままだからである。従って、低周波数減衰特性は、圧縮弁アセンブリ62によって生成される元の減衰と同じである。
高周波数圧縮移動の間、スプール弁122bと弁本体124bとの間のチャンバ180b内の流体を押し出す十分な時間はない。このシナリオにおいて、スプール弁122bのシャフト134bは、弁座プレート126bを移動できず、弁座プレート126bと接合部128bとの間の予負荷は増大されない。同時に、軸方向流路160bおよび162bを通って流れる流体圧力は接合部128bに作用し、この流体圧力は接合部128bを弁座プレート126bから分離可能であり、その結果、下部作動チャンバ46から上部作動チャンバ44への流体流れ140がもたらされる。この流体流れは圧縮減衰の低下を引き起こす。
図3はショックアブソーバ20の反発(伸長)行程の間の流体流れを示す。反発(伸長)移動の間、流路140は、ハウジングアセンブリ110のラジアルポート166を通って周波数依存型弁アセンブリ66に入り、チャンバ154bに入る。流路140は、ディスクパック130bを過ぎてまたはそれを通り、逆止弁170bを通り、軸方向流路162bおよび160bを通り、キャビティ132へ進む。この流路は、キャビティ132を加圧し、その結果、作動力が弁シールプレート126aの方向においてスプール弁122aにかけられる。弁本体124aの逆止弁170aは閉鎖されたままであり、スプール弁122aの反対側のチャンバ180a内の流体は、逆止弁170aと弁本体124aとの間に配置された調整可能オリフィス184aを通して排出される。これは矢印190aを用いて示されている。
低周波数圧縮移動の間、スプール弁122aと弁本体124aとの間のチャンバ180a内の流体を押し出すのに十分な時間があり、それにより、弁座プレート126aと接合部128aとの間の予負荷がスプール弁122aのシャフト134aによる弁座プレート126aおよび接合部128aの移動により増大されるようにスプール弁122aが移動できる。軸方向流路162aおよび160aからの流体圧力により弁座プレート126aと接合部128aとの間の同時に作動する負荷が接合部128aを弁座プレート126aから分離できず閉鎖された弁をもたらすように予負荷は増大される。従って、上部作動チャンバ44から下部作動チャンバ46への流れ140はない、というのも、スプール弁122aのシャフト134aは弁座プレート126a上に配置されたままだからである。従って、低周波数減衰特性は、反発弁アセンブリ64によって生成される元の減衰と同じである。
高周波数圧縮移動の間、スプール弁122aと弁本体124aとの間のチャンバ180a内の流体を押し出す十分な時間はない。このシナリオにおいて、スプール弁122aのシャフト134aは、弁座プレート126aを移動できず、弁座プレート126aと接合部128aとの間の予負荷は増大されない。同時に、軸方向流路162aおよび160aを通って流れる流体圧力は接合部128aに作用し、この流体圧力は接合部128aを弁座プレート126aから分離可能であり、その結果、上部作動チャンバ44から下部作動チャンバ46への流体流れ140がもたらされる。この流体流れは反発減衰の低下を引き起こす。
ここで図5を参照すると、本開示の別の実施形態によるピストンアセンブリ232が示されている。ピストンアセンブリ232は、反発バネ250の追加を除いてピストンアセンブリ32と同じである。図5に示されるように、ハウジングアセンブリ110の下部ハウジング118は、局所的に増大された直径である下部バネ座面252を設けられ、これは、下部ハウジング118の機械加工された部分である、または溶接によってまたは当該技術分野で知られる他の手段によって下部ハウジング118に固定された別個の構成要素である。反発バネ250が下部バネ座面252と上部バネ座面254との間に延在する。上部バネ座面254はピストンロッド34および/またはハウジングアセンブリ110に摺動式に受け入れられ、反発バネ250をピストンロッド34および/またはハウジングアセンブリ110と整列するように動作する。周波数依存型弁アセンブリ66の使用と、反発バネ250の使用との組み合わせは、車両の快適さおよびローリングの改善を可能にする。ピストンアセンブリ32に関連付けられる周波数依存型弁アセンブリ66に関して上に記載した作動、機能および流体流れは、ピストンアセンブリ232の場合と同じである。
本明細書の記載は本質的に単に例示的なものであり、従って、本発明の要旨から逸脱しない変形が本発明の範囲内にあることが意図される。そのような変形は本発明の趣旨および範囲からの逸脱として考えられるべきでない。

Claims (9)

  1. ショックアブソーバであって、
    流体チャンバを画定する圧力チューブと、
    前記圧力チューブ内に配置されたピストンアセンブリであって、前記流体チャンバを上部作動チャンバと下部作動チャンバとに分割するピストンアセンブリと、
    前記圧力チューブから突き出るピストンロッドであって、前記ピストンアセンブリが取り付けられるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに取り付けられた周波数依存型弁アセンブリであって、
    前記ピストンロッドに取り付けられ、流体キャビティを画定するハウジングと、
    前記流体キャビティ内に配置された第1スプール弁アセンブリであって、第1スプール弁と、第1接合部および第1弁座プレートを含む第1バイパス弁アセンブリと、を含む第1スプール弁アセンブリと、
    前記流体キャビティ内に配置された第2スプール弁アセンブリであって、第2スプール弁と、第2接合部および第2弁座プレートを含むおよび第2バイパス弁アセンブリと、を含む第2スプール弁アセンブリと
    を含む周波数依存型弁アセンブリとを含み
    前記第1スプール弁は、前記ピストンロッドの軸方向に移動して、前記第1接合部および前記第1弁座プレートを移動させて、前記第1接合部と前記第1弁座プレートとによって第1バイパスチャンバを画定し、前記第1バイパス弁アセンブリが開放時に、前記流体キャビティを介して、前記上部作動チャンバと前記第1バイパスチャンバとを直接流体連通する流路を画定するものであり、
    前記第2スプール弁は、前記ピストンロッドの軸方向に移動して、前記第2接合部および前記第2弁座プレートを移動させて、前記第2接合部と前記第2弁座プレートとによって第2バイパスチャンバを画定し、前記第2バイパス弁アセンブリが開放時に、前記流体キャビティを介して、前記下部作動チャンバと前記第2バイパスチャンバとを直接流体連通する流路を画定するものであり、
    前記流体キャビティ内の前記第1および第2スプール弁の移動が、それぞれ第1および第2バイパス弁アセンブリを開放するために必要な流体圧力の量を制御する、
    ショックアブソーバ。
  2. 前記周波数依存型弁アセンブリが、前記上部作動チャンバから前記下部作動チャンバへの流体流れを制御する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  3. 前記周波数依存型弁アセンブリが、前記下部作動チャンバから前記上部作動チャンバへの流体流れを制御する、請求項2に記載のショックアブソーバ。
  4. 前記周波数依存型弁アセンブリが、前記下部作動チャンバから前記上部作動チャンバへの流体流れを制御する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  5. 前記ハウジングが、前記下部作動チャンバと前記流体キャビティとの間に延びる流路を画定するピストン支柱に取り付けられる、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  6. 記周波数依存型弁アセンブリがさらに、前記第1接合部を付勢して前記第1弁座プレートと係合させる第1付勢部材を含、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  7. 記周波数依存型弁アセンブリがさらに、前記第2接合部を付勢して前記第2弁座プレートと係合させる第2付勢部材を含、請求項に記載のショックアブソーバ。
  8. 前記第1スプール弁が、前記第1バイパス弁アセンブリと直接流体連通する流路を画定する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  9. 前記第2スプール弁が、前記第2バイパス弁アセンブリと直接流体連通する流路を画定する、請求項に記載のショックアブソーバ。
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