JP6529714B2 - 金属加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属製の板状材料(以下、金属板と呼ぶことがある。)に直線状または曲線状に連続する凹部、凸部もしくは段部を設けたり、または、金属板を曲げたりする成形加工を行う金属加工装置に関する。
従来から、金属板の成形加工では、プレス加工やロール成形が汎用されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかし、プレス加工では、2つの金型により金属板を挟んで力を加えるので、製品の形状毎に異なる金型を準備する必要がある。また、金属板の変形部分に万遍なく力を加える必要があるため、大きな力を必要とする。
また、ロール成形は、金属板を挟む2つのローラの組合せを多数備え、段階的に加工して最終の目標形状にするので、設備が大型になってしまう。また、長尺状の長い連続する金属板が加工対象であり、直線状に連続する同一形状以外に加工することができない。
そこで、プレス加工やロール成形によることなく金属板の成形加工を行うことができる金属加工装置が求められている。
特開2013−035068号公報 特開2013−154405号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、プレス加工やロール成形によることなく金属板の成形加工を行うことができる金属加工装置を提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の金属加工装置は、金属製の板状材料に直線状または曲線状に連続する凹部、凸部もしくは段部を設けたり、または、板状材料を曲げたりする成形加工を行うものである。また、金属加工装置は、それぞれ、板状材料の表面に圧接しながら転がる転圧面を有し、それぞれの回転軸が互いに平行となるように所定のロボットに装着され、ロボットの動作により少なくとも3次元的に変位可能である2つのローラと、転圧面を板状材料の表面に圧接させる圧接力を調節する調節手段とを備える。
また、2つのローラでは、少なくとも1つのローラが有する転圧面には、成形加工の態様に応じた形状であって1つのローラの回転軸と同軸の円筒面以外の形状が設けられている。また、円筒面以外の形状は、転圧面上で周方向に連続している。さらに、2つのローラの内、一方のローラは、ロボットに対し相対的に直線移動可能となっており、他方のローラは、ロボットに対し相対的に直線移動しない。さらに、調節手段は、2つのローラの回転軸が互いに平行を保ったまま、一方のローラを他方のローラから直線的に離したり、直線的に近づけたりすることで圧接力を調節する。そして、2つのローラにより板状材料を挟んでそれぞれのローラの転圧面を板状材料の一方の表面および他方の表面にそれぞれ圧接させ、それぞれの転圧面による圧接を維持しながら2つのローラを所定の軌跡に沿って移動させる。
これにより、プレス加工のように大きな力を要することなく、2つのローラをそれぞれ金属板の表面に圧接させる程度の力で、金属板に成形加工を行うことができる。また、ロール成形のように設備が大型にならず、長尺状の長い連続する金属板以外の金属板でも成形加工することができる。さらに、ローラの軌跡を自在に設定することで、凹部、凸部または段部を様々な態様で連続させたり、金属板を様々な形状に曲げたりすることもできる。
このため、プレス加工やロール成形によることなく金属板の成形加工を行うことができる。
〔請求項の手段〕
請求項の金属加工装置によれば、調節手段は、2つのローラが所定の軌跡に沿って移動しているときに、2つのローラの位置に応じて圧接力を調節する。
これにより、加工部位ごとに圧接力を変えることができるので、高精度に成形加工を行うことができる。
〔請求項の手段〕
請求項の金属加工装置は、2つのローラの組合せを2組以上備え、それぞれの組合せごとに異なるロボットに装着されている。
これにより、金属板に段階的に成形加工を行って最終製品にすることができる。このため、反り等を確実になくしながら成形加工を行うことができるので、高精度の最終製品を得ることができる。
金属加工装置の全体構成図である(実施例)。 金属加工装置の要部斜視図である(実施例)。 (a)は金属加工装置の要部側面図であり、(b)は金属加工装置の要部正面図である(実施例)。 (a)は連続する垂直な段部を示す斜視図であり、(b)は連続する垂直な段部を金属板に設ける工程を示す説明図である(実施例)。 (a)は連続する断面円弧状の溝を示す斜視図であり、(b)は連続する断面円弧状の溝を金属板に設ける工程を示す説明図である(実施例)。 (a)は連続する断面頂角状の溝を示す斜視図であり、(b)は連続する断面頂角状の溝を金属板に設ける工程を示す説明図である(実施例)。 (a)は連続的な30°の曲げを示す斜視図であり、(b)は金属板を連続的に30°曲げる工程を示す説明図である(実施例)。 (a)は連続的な30°の曲げを示す斜視図であり、(b)は金属板を連続的に30°曲げる工程を示す説明図である(参考例)。 (a)は連続的な90°の曲げを示す斜視図であり、(b)は金属板を連続的に90°曲げる工程を示す説明図である(実施例)。 (a)は連続的な90°の曲げを示す斜視図であり、(b)は金属板を連続的に90°曲げる工程を示す説明図である(実施例)。 (a)は連続する傾斜状の段部を示す斜視図であり、(b)は連続する傾斜状の段部を金属板に設ける工程を示す説明図である(実施例)。 (a)は予備加工の工程を示す説明図であり、(b)は本加工の工程を示す説明図である(変形例)。
実施形態の金属加工装置を、以下の実施例に基づき説明する。
〔実施例の構成〕
実施例の金属加工装置1の構成を、図1〜図3を用いて説明する。
金属加工装置1は、金属製の板状材料(金属板)2に直線状または曲線状に連続する凹部、凸部もしくは段部を設けたり、または、金属板2を曲げたりする成形加工を行い、プレス加工やロール成形によることなく金属板2の成形加工を行うものである。このため、金属加工装置1は、車両のドアパネルやフードパネルのように、さほど大きくない金属製品を設けるために好適に利用することができる。
そして、金属加工装置1は、以下に説明する2つのローラ3A、3B、および、調節手段4を備える。
まず、ローラ3A、3Bは、所定のロボット5に装着され、ロボット5の動作により少なくとも3次元的に変位可能である。ここで、ロボット5は、例えば、周知の多関節ロボットであり、所定の制御ユニット6により動作制御される。そして、ローラ3A、3Bは、アーム7の先端に装着され、制御ユニット6によるロボット5の動作制御によって3次元的に変位したり、姿勢を変更したりする。
また、ローラ3A、3Bは、それぞれ、金属板2の表面に圧接しながら転がる転圧面8A、8Bを有する。転圧面8A、8Bは、ローラ3A、3Bそれぞれの回転軸9A、9Bの周囲に任意の角度回転させても自らと重なる形状である。さらに、ローラ3A、3Bは、それぞれの回転軸9A、9Bが平行となるようにアーム7の先端に装着されている。
そして、ローラ3A、3Bにより金属板2を挟んで転圧面8A、8Bを金属板2の一方の表面および他方の表面にそれぞれ圧接させ、転圧面8A、8Bによる圧接を維持しながらローラ3A、3Bを所定の軌跡に沿って移動させることで、金属板2に成形加工が行われる。
なお、金属板2は、被加工部位が空中に露出するように、クランプ10等の周知の固定手段により予め固定されている。また、クランプ10は、油圧シリンダやエアシリンダ等を動力源として金属板2の固定力を発生する。
次に、調節手段4は、転圧面8A、8Bを金属板2の表面に圧接させる圧接力を調節するものであり、例えば、ローラ3A、3Bとともにアーム7の先端に装着されている。
ここで、調節手段4は、例えば、油圧シリンダやエアシリンダ等を動力源として圧接力を発生するものであり、制御ユニット6からの指令に応じて圧接力の増減が可能となっている。そして、調節手段4は、制御ユニット6からの指令により、ローラ3A、3Bが所定の軌跡に沿って移動しているときに、ローラ3A、3Bの位置に応じて圧接力を調節する。
すなわち、金属加工装置1では、ローラ3A、3Bの内、ローラ3Aが調節手段4の可動子とともに直線的に移動可能となっている(図3参照。)。このため、ローラ3Aは、回転軸9A、9Bの平行状態を保ったままローラ3Bから離れたり、ローラ3Bに接近したりすることができる。そして、調節手段4は、制御ユニット6からの指令に応じて、ローラ3Aをローラ3Bから直線的に離すことで圧接力を弱めることができ、ローラ3Aをローラ3Bに直線的に近づけることで圧接力を強めることができる。
以下、ローラ3A、3Bの各種態様を説明する。
ローラ3A、3Bは、それぞれ、成形加工の態様に応じて様々な転圧面8A、8Bを有するものが準備されており、アーム7の先端において交換可能となっている。また、転圧面8A、8Bには、成形加工の態様に応じて様々な特殊形状αが設けられているものがある。ここで、特殊形状αとは、成形加工の態様に応じた形状であり、転圧面8A、8Bのそれぞれにおいて回転軸9A、9Bそれぞれと同軸の円筒面13A、13B以外の形状であって、さらに、転圧面8A、8B上で、それぞれ周方向に連続している。そこで、成形加工の態様ごとに、ローラ3A、3Bの態様を、実施例または参考例に分けて説明する。
〔連続する垂直な段部14を金属板2に設ける場合:実施例
まず、図4に示すように、連続する垂直な段部14を金属板2に設ける場合、ローラ3A、3Bには、それぞれ次のような転圧面8A、8Bを有するものを採用する。
すなわち、転圧面8Aは、回転軸9Aと同軸かつ互いに異径である2つの円筒面13Aa、13Ab、および、特殊形状αとして、円筒面13Aa、13Abの両方に連続する段面15Aを有し、段面15Aは円筒面13Aa、13Abの両方に垂直である。また、円筒面13Aa、13Abの内、アーム7の先端における装着位置に近い側の円筒面13Aaは装着位置から遠い側の円筒面13Abよりも径小である。
また、転圧面8Bは、回転軸9Bと同軸かつ互いに異径である2つの円筒面13Ba、13Bb、および、特殊形状αとして、円筒面13Ba、13Bbを接続する段面15Bを有し、段面15Bは円筒面13Ba、13Bbの両方に垂直である。また、円筒面13Ba、13Bbの内、装着位置に近い側の円筒面13Baは装着位置から遠い側の円筒面13Bbよりも径大である。さらに、円筒面13Baの径は円筒面13Abの径に等しく、円筒面13Bbの径は円筒面13Aaの径に等しい。
また、段面15Bが段面15Aよりも装着位置の近くに存在するように、ローラ3A、3Bの位置が調節されている。
そして、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。これにより、金属板2の内、段面15A、15Bにより挟まれた部分が段部14を形成し、段部14は、円筒面13Aa、13Baにより挟まれた部分、および、円筒面13Ab、13Bbにより挟まれた部分に垂直に連続する。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、連続する垂直な段部14を設ける。
なお、段面15A、15Bは、それぞれ回転しながら金属板2の表面に摺接して摩擦力を発生するので、段部14の高さの許容範囲は、段面15A、15Bと金属板2の表面との摺動摩擦に応じて定まる。また、摺動摩擦を緩和して許容範囲を拡大するには、例えば、円筒面13Aa、13Abと段面15Aとの間の角度、および、円筒面13Ba、13Bbと段面15Bとの間の角度を90°よりも僅かに大きくする等の対策を採ることができる。
〔連続する断面円弧状の溝17を金属板2に設ける場合:実施例
また、図5に示すように、連続する断面円弧状の溝17(以下、円弧溝17と呼ぶ。)を金属板2に設ける場合、ローラ3A、3Bには、それぞれ次のような転圧面8A、8Bを有するものを採用する。
すなわち、転圧面8Aは、特殊形状αとして、断面が円弧状に***する円弧状***環18を有し、さらに、円弧状***環18の軸方向両側に円筒面13Aを有する。また、転圧面8Bは、特殊形状αとして、断面が円弧状に窪む円弧状窪み環19を有し、さらに、円弧状窪み環19の軸方向両側に円筒面13Bを有する。また、円弧状***環18と円弧状窪み環19とが嵌合し合うことができるように、ローラ3A、3Bの位置が調節されている。
そして、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。これにより、金属板2の内、円弧状***環18と円弧状窪み環19とにより挟まれた部分が、円筒面13A、13Bにより挟まれた部分に対して円弧状に窪む。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、連続する円弧溝17を設ける。
〔連続する断面頂角状の溝21を金属板2に設ける場合:実施例
また、図6に示すように、連続する断面頂角状の溝21(以下、頂角溝21と呼ぶ。)を金属板2に設ける場合、ローラ3A、3Bには、それぞれ次のような転圧面8A、8Bを有するものを採用する。
すなわち、転圧面8Aは、特殊形状αとして、断面が頂角状に***する頂角状***環22を有し、さらに、頂角状***環22の軸方向両側に円筒面13Aを有する。また、転圧面8Bは、特殊形状αとして、断面が頂角状に窪む頂角状窪み環23を有し、さらに、頂角状窪み環23の軸方向両側に円筒面13Bを有する。また、頂角状***環22と頂角状窪み環23とが嵌合し合うことができるように、ローラ3A、3Bの位置が調節されている。
そして、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。これにより、金属板2の内、頂角状***環22と頂角状窪み環23とにより挟まれた部分が、円筒面13A、13Bにより挟まれた部分に対して頂角状に窪む。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、連続する頂角溝21を設ける。
〔金属板2を連続的に30°曲げる場合(1):実施例
また、図7に示すように、金属板2を連続的に例えば30°曲げる場合、ローラ3A、3Bには、それぞれ次のような転圧面8A、8Bを有するものを採用する。
すなわち、転圧面8Aは、特殊形状αとして、回転軸9Aと同軸の円錐面25Aを有する。また、円錐面25Aは、装着位置に近いほど縮径しており、円錐面25Aの軸方向両端の円の内、装着位置から遠い側の円26Aから円筒面13Aが連続している(円筒面13Aの径は円錐面25Aの最大径に等しい。)。さらに、円錐面25Aの母線と回転軸9Aとがなす角度は30°である。
また、転圧面8Bは、特殊形状αとして、回転軸9Bと同軸の円錐面25Bを有する。また、円錐面25Bは、装着位置に近いほど拡径しており、円錐面25Bの軸方向両端の円の内、装着位置から遠い側の円26Bから円筒面13Bが連続している(円筒面13Bの径は円錐面25Bの最小径に等しい。)。さらに、円錐面25Bの母線と回転軸9Bとがなす角度は30°である。
また、円26Bが円26Aよりも装着位置の近くに存在するように、ローラ3A、3Bの位置が調節されている。
そして、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。これにより、金属板2の内、円錐面25A、25Bにより挟まれた部分が、円筒面13A、13Bにより挟まれた部分に対し30°曲がる。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、金属板2を連続的に30°曲げる。
〔金属板2を連続的に30°曲げる場合(2):参考例
また、金属板2を連続的に30°曲げる場合、図7の態様とは別に、例えば、図8に示すように、ローラ3A、3Bとして、両方とも円柱体を採用してもよい。つまり、ローラ3A、3Bとして、転圧面8A、8Bがそれぞれ円筒面13A、13Bであって特殊形状αを有さないものを採用してもよい。
この場合、例えば、以下のようにして金属板2を連続的に30°曲げることができる。
まず、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。次に、曲げ前の金属板2の表面に対し回転軸9A、9Bが30°傾斜するようにローラ3A、3Bの位置や姿勢を変える。これにより、金属板2の内、転圧面8A、8Bにより挟まれた部分が、転圧面8A、8Bにより挟まれない部分に対し30°曲がる。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、金属板2を連続的に30°曲げる。
〔金属板2を連続的に90°曲げる場合(1):実施例
また、図9に示すように、金属板2を連続的に90°曲げる場合、ローラ3A、3Bには、それぞれ次のような転圧面8A、8Bを有するものを採用する。
すなわち、ローラ3Aは円柱体であり、転圧面8Aは円筒面13Aであって特殊形状αを有さない。また、ローラ3Aの軸方向両端の端面28Aa、28Abは、両方とも円筒面13Aと垂直である(なお、端面28Aa、28Abの内、端面28Aaが装着位置に近い側であり、端面28Abが装着位置から遠い側である。)。
また、ローラ3Bも、転圧面8Bが円筒面13Bであって特殊形状αを有さない。さらに、ローラ3Bは、円筒面13Bを形成する円筒状の部分と、円筒面13Bと同軸、かつ、円筒面13Bよりも径大の拡大円板29とを有し、拡大円板29は、円筒面13Bよりも、装着位置に近い側に配置される。また、拡大円板29の軸方向両端面の内、装着位置から遠い側の端面28Bは、円筒面13Bと垂直である。
また、端面28Bが端面28Aaよりも装着位置の近くに存在するように、ローラ3A、3Bの位置が調節されている。
そして、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。これにより、金属板2の内、端面28Aa、28Bにより挟まれた部分が、円筒面13A、13Bにより挟まれた部分に対し90°曲がる。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、金属板2を連続的に90°曲げる。
なお、端面28Aa、28Bは、それぞれ回転しながら金属板2の表面に摺接して摩擦力を発生するので、曲げの高さHの許容範囲は、端面28Aa、28Bと金属板2の表面との摺動摩擦に応じて定まる。また、摺動摩擦を緩和して許容範囲を拡大するには、例えば、円筒面13Bと端面28Bとの間の角度を90°よりも僅かに大きくする等の対策を採ることができる。
〔金属板2を連続的に90°曲げる場合(2):実施例
また、金属板2を連続的に90°曲げる場合、図9の態様とは別に、例えば、図10に示すように、ローラ3Bとして、ローラ3Aと同様に円柱体を採用してもよい。
この場合、例えば、以下のようにして金属板2を連続的に90°曲げることができる。
まず、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。次に、曲げ前の金属板2の表面に対し回転軸9A、9Bが90°傾斜するようにローラ3A、3Bの位置や姿勢を変える。これにより、金属板2の内、転圧面8A、8Bにより挟まれた部分が、転圧面8A、8Bにより挟まれない部分に対し90°曲がる。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、金属板2を連続的に90°曲げる。
なお、端面28Abは、回転しながら金属板2の表面に摺接して摩擦力を発生するので、この態様による90°曲げが可能か否かは、端面28Abと金属板2の表面との摺動摩擦に応じて決まる。また、摺動摩擦を緩和してこの態様による90°曲げの可能性を高めるには、例えば、円筒面13Aと端面28Abとの間の角度を90°よりも僅かに大きくする等の対策を採ることができる。
〔連続する傾斜状の段部を金属板2に設ける場合:実施例
さらに、図11に示すように、連続する傾斜状の段部31(以下、傾斜状段部31と呼ぶ。)を金属板2に設ける場合、ローラ3A、3Bには、それぞれ次のような転圧面8A、8Bを有するものを採用する。なお、以下の説明では、傾斜状段部31が平坦な部分に対して30°傾斜しているものを例示する。
すなわち、転圧面8Aは、回転軸9Aと同軸かつ互いに異径である2つの円筒面13Aa、13Ab、および、特殊形状αとして、円筒面13Aa、13Abの両方に連続する円錐面25Aを有する。また、円筒面13Aa、13Abの内、装着位置に近い側の円筒面13Aaは装着位置から遠い側の円筒面13Abよりも径小である。
また、円錐面25Aは、装着位置に近いほど縮径しており、円錐面25Aの軸方向両端の円の内、装着位置に近い側の円26Aaから円筒面13Aaが連続し、装着位置から遠い側の円26Abから円筒面13Abが連続している(円筒面13Aaの径は円錐面25Aの最小径に等しく、円筒面13Abの径は円錐面25Aの最大径に等しい。)。さらに、円錐面25Aの母線と回転軸9Aとがなす角度は30°である。
また、転圧面8Bは、回転軸9Bと同軸かつ互いに異径である2つの円筒面13Ba、13Bb、および、特殊形状αとして、円筒面13Ba、13Bbの両方に連続する円錐面25Bを有する。また、円筒面13Ba、13Bbの内、装着位置に近い側の円筒面13Baは装着位置から遠い側の円筒面13Bbよりも径大である。
また、円錐面25Bは、装着位置に近いほど拡径しており、円錐面25Bの軸方向両端の円の内、装着位置に近い側の円26Baから円筒面13Baが連続し、装着位置から遠い側の円26Bbから円筒面13Bbが連続している(円筒面13Baの径は円錐面25Bの最大径に等しく、円筒面13Bbの径は円錐面25Bの最小径に等しい。)。さらに、円錐面25Bの母線と回転軸9Bとがなす角度は30°である。
また、円26Baが円26Aaよりも装着位置の近くに存在するように、かつ、円26Bbが円26Abよりも装着位置の近くに存在するように、ローラ3A、3Bの位置が調節されている。
そして、金属板2における加工部位の一部を転圧面8A、8Bで挟み、金属板2の一方、他方の表面にそれぞれ転圧面8A、8Bを圧接させる。これにより、金属板2の内、円錐面25A、25Bにより挟まれた部分が傾斜状段部31を形成し、傾斜状段部31は、円筒面13Aa、13Baにより挟まれた部分、および、円筒面13Ab、13Bbにより挟まれた部分に30°傾斜して連続する。その後、ローラ3A、3Bの位置および姿勢、ならびに圧接力を加工部位に応じて変更しながら、ローラ3A、3Bを3次元的に変位させることで、連続する傾斜状段部31を設ける。
〔実施例の効果〕
実施例の金属加工装置1によれば、それぞれ、転圧面8A、8Bに特殊形状αが設けられたローラ3A、3Bを用いる。ここで、転圧面8Aに設けられた特殊形状αとは、成形加工の態様に応じた形状であって回転軸9Aと同軸の円筒面13A以外の形状であり、転圧面8Bに設けられた特殊形状αとは、成形加工の態様に応じた形状であって回転軸9Bと同軸の円筒面13B以外の形状である。また、特殊形状αは、転圧面8A上で周方向に連続している。そして、ローラ3A、3Bにより金属板2を挟んで転圧面8A、8Bをそれぞれ金属板2の一方、他方の表面に圧接させ、転圧面8A、8Bによる圧接を維持しながらローラ3A、3Bを所定の軌跡に沿って移動させる。
これにより、プレス加工のように大きな力を要することなく、ローラ3A、3Bをそれぞれ金属板2の表面に圧接させる程度の力で、金属板2に成形加工を行うことができる。また、ロール成形のように設備が大型にならず、金属板2が長尺状の長い連続するものでなくても成形加工することができる。さらに、ローラ3A、3Bの軌跡を自在に設定することで、凹部、凸部または段部を様々な態様で連続させたり、金属板2を様々な形状に曲げたりすることもできる。
このため、プレス加工やロール成形によることなく金属板2の成形加工を行うことができる。
なお、参考例の金属加工装置1のように、転圧面8A、8Bに特殊形状αが設けられていないローラ3A、3Bを用いる場合でも、金属板2を曲げることができる。
すなわち、ローラ3A、3Bにより金属板2を挟んで転圧面8A、8Bをそれぞれ金属板2の一方、他方の表面に圧接させ、転圧面8A、8Bによる圧接を維持しながらローラ3A、3Bを所定の軌跡に沿って移動させる。
これにより、プレス加工のように大きな力を要することなく、ローラ3A、3Bをそれぞれ金属板2の表面に圧接させる程度の力で、金属板2を曲げることができる。また、ロール成形のように設備が大型にならず、金属板2が長尺状の長い連続するものでなくても曲げることができる。また、ローラ3A、3Bの軌跡を自在に設定することで、金属板2を様々な形状に曲げることもできる。
このため、プレス加工やロール成形によることなく金属板2を曲げることができる。
また、金属加工装置1によれば、ローラ3A、3Bは1つのロボット5のアーム7の先端に装着されている。
これにより、ローラ3A、3Bの変位を確実に同期させることができるので、高精度に成形加工を行うことができる。
さらに、金属加工装置1は、転圧面8A、8Bを金属板2の表面に圧接させる圧接力を調節する調節手段4を備え、ローラ3A、3Bが所定の軌跡に沿って移動しているときに、ローラ3A、3Bの位置に応じて圧接力を調節する。
これにより、加工部位ごとに圧接力を変えることができるので、高精度に成形加工を行うことができる。
〔変形例〕
金属加工装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例の金属加工装置1によれば、ローラ3A、3Bとして、転圧面8A、8Bの両方に特殊形状αを設けたものを採用していたが、転圧面8A、8Bの一方にのみ特殊形状αを設けたものを採用してもよい
また、実施例の金属加工装置1は、ローラ3A、3Bの組合せを1組備え、この組合せを1つのロボット5に装着するものであったが、ローラ3A、3Bの組合せを2組以上備え、それぞれの組合せごとに異なるロボット5に装着してもよい
例えば、ローラ3A、3Bの組合せを2組備える場合、図12に示すように、段階的な成形加工が可能になる。
すなわち、図12に示す金属加工装置1は、2組のローラ3A、3Bの組合せX1、X2を備え、組合せX1、X2ごとに異なるロボット5のアーム7の先端に装着されている。また、組合せX1、X2では、両組とも、転圧面8A、8Bに、特殊形状αとして、それぞれ円弧状***環18、円弧状窪み環19が設けられ、さらに、円弧状***環18、円弧状窪み環19の軸方向両側にそれぞれ円筒面13A、13Bが設けられている。また、組合せX1、X2ごとに、円弧状***環18と円弧状窪み環19とが嵌合し合うことができるように、ローラ3A、3Bの位置が調節されている。
ここで、組合せX1、X2間で、円弧状***環18、円弧状窪み環19の曲率が異なる。つまり、円弧状***環18、円弧状窪み環19の曲率は、組合せX1の方が組合せX2よりも小さい。そこで、組合せX1のローラ3A、3Bにより先に予備加工を施し、その後、組合せX2のローラ3A、3Bにより、本加工を施す。
これにより、金属板2に段階的に成形加工を行って最終製品にすることができる。このため、反り等を確実になくしながら成形加工を行うことができるので、高精度の最終製品を得ることができる。
1 金属加工装置 2 金属板(金属製の板状材料) 3A、3B ローラ 4 調節手段 5 ロボット 8A、8B 転圧面 9A、9B 回転軸 14 段部 17 円弧溝(凹部) 21 頂角溝(凹部) 31 傾斜状段部(段部) X1、X2 組合せ

Claims (3)

  1. 金属製の板状材料に直線状または曲線状に連続する凹部、凸部もしくは段部を設けたり、または、前記板状材料を曲げたりする成形加工を行う金属加工装置において、
    それぞれ、前記板状材料の表面に圧接しながら転がる転圧面を有し、それぞれの回転軸が互いに平行となるように所定のロボットに装着され、このロボットの動作により少なくとも3次元的に変位可能である2つのローラと、
    前記転圧面を前記板状材料の表面に圧接させる圧接力を調節する調節手段とを備え、
    前記2つのローラでは、少なくとも1つのローラが有する転圧面には、前記成形加工の態様に応じた形状であって前記1つのローラの回転軸と同軸の円筒面以外の形状が設けられており、前記円筒面以外の形状は、前記転圧面上で周方向に連続しており、
    また、前記2つのローラの内、一方のローラは、前記ロボットに対し相対的に直線移動可能となっており、他方のローラは、前記ロボットに対し相対的に直線移動せず、
    前記調節手段は、前記2つのローラの回転軸が互いに平行を保ったまま、前記一方のローラを前記他方のローラから直線的に離したり、近づけたりすることで前記圧接力を調節し、
    前記2つのローラにより前記板状材料を挟んでそれぞれのローラの転圧面を前記板状材料の一方の表面および他方の表面にそれぞれ圧接させ、それぞれの転圧面による圧接を維持しながら前記2つのローラを所定の軌跡に沿って移動させることを特徴とする金属加工装置。
  2. 請求項に記載の金属加工装置において、
    前記調節手段は、前記2つのローラが前記所定の軌跡に沿って移動しているときに、前記2つのローラの位置に応じて前記圧接力を調節することを特徴とする金属加工装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の金属加工装置において、
    前記2つのローラの組合せを2組以上備え、
    それぞれの前記組合せごとに異なる前記ロボットに装着されていることを特徴とする金属加工装置
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