JP6526137B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関する。
Wi−Fi AllianceによりWi−Fi Direct(登録商標)という規格が制定されている。Wi−Fi Directでは、印刷装置やPC等の通信装置がアクセスポイントまたはクライアントのいずれで動作するかを決定するためのプロトコルが規定されている。このプロトコルを実行することにより、アクセスポイントになる通信装置、クライアントになる通信装置を自動的に決定できる。このWi−Fi Directを利用することで、アクセスポイントを別途用意する必要がなくなり、通信装置同士が直接無線通信を実行することができる。
図1はWi−Fi Directの処理シーケンスを簡単に説明した図である。印刷装置と携帯端末は、それぞれWi−Fi Directをサポートしている情報処理装置の一例である。
まず初めに、印刷装置と携帯端末はそれぞれ通信相手を特定するために機器探索を行う(ステップS101)。機器探索によって通信相手を特定すると、どちらがアクセスポイント(GroupOwner)になり、どちらがクライアント(Client)になるかを決定する(ステップS102)。このステップS102の処理を役割決定と呼ぶ。図1では、ステップS102の役割決定の結果、印刷装置がGroupOwnerに、携帯端末がClientになったこととする。
次に、Wi−Fi Allianceにより制定されたWPS(Wi−Fi Protected Setup)を用いて、GroupOwnerである印刷装置からClientである携帯端末へ接続を行うためのパラメータを提供することで、印刷装置と携帯端末との間でパラメータを共有する(ステップS103)。そしてそのパラメータを用いてセキュア接続を行う(ステップS104)。なお、ステップS104の処理が完了するまでは、OSI参照モデルのデータリンク層の通信として実行される。
セキュア接続が完了すると、印刷装置と携帯端末との間でIP通信を行うためのアドレッシングを行う(ステップS105)。この際、GroupOwnerである印刷装置がDHCPサーバとして動作し、Clientである携帯端末に対してIPアドレスを付与する。なお、ステップS105以降の処理は、OSI参照モデルのネットワーク層よりも上位層の通信が可能となる。
以上の処理を行うことで、印刷装置と携帯端末との間で無線通信が確立する。そしてこの無線通信を使用することで、別途アクセスポイントを用意することなく、印刷装置と携帯端末が直接通信を行うことが可能になる。特許文献1には、このWi−Fi Directを利用して音声データや写真データを送受信することが記載されている。
特開2012−199884号公報
通信装置は、Wi−Fi Directによって外部装置と簡単に無線通信を確立することができる。そして通信装置は、Wi−Fi Directによって確立した無線通信を用いて外部装置が提供する様々なサービス(例えばプリントやストレージ)を利用することができる。
しかしながら、Wi−Fi Directを使用する環境によっては、特定のサービスを提供したくない場合もある。例えば印刷装置の場合、印刷機能の利用を有線LANを用いたPCからの印刷ジョブの投入時のみに制限するために、Wi−Fi Directを利用したプリントサービスの利用は禁止したい場合がある。特許文献1には、Wi−FiDirectを利用して音声データや写真データを送受信することが記載されているが、これらの機能の利用を禁止することは何ら考慮されていない。
そこで本発明では、複数のサービスのうち外部装置に提供するサービスを設定することができる通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明が提供する通信装置は、Wi−Fi Direct機能を有し、当該Wi−Fi Direct機能によって無線接続している外部装置にサービスを提供する通信装置であって、前記通信装置が有する複数のサービスのうち、外部装置に提供するサービスと外部装置に提供しないサービスとを設定する設定手段と、前記Wi−Fi Direct機能に関する接続画面を表示する表示手段とを備え、前記接続画面には、前記Wi−Fi Direct機能による無線接続を確立するための接続処理を実行するようにユーザが前記通信装置に指示する指示オブジェクトが含まれ、更に前記接続画面において、前記設定手段による設定の結果に基づいて、前記通信装置が外部装置に提供するサービスが、ユーザが識別可能な状態で表示されることを特徴とする。
本発明によれば、複数のサービスのうち外部装置に提供するサービスを設定することができる。
Wi−Fi Directの処理シーケンスを示す図である。 印刷装置200のハードウェア構成を示す図である。 印刷装置200のソフトウェア構成を示す図である。 携帯端末400のハードウェア構成を示す図である。 処理全体の流れを示すシーケンス図である。 印刷装置200が表示する画面を示す図である。 携帯端末400が表示する画面を示す図である。 印刷装置200が実行する処理を示すフローチャートである。 印刷装置200が表示する画面を示す図である。 接続処理を示すフローチャートである。 携帯端末400が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施形態1)
図2は、印刷装置200のハードウェア構成を示す図である。印刷装置200は、無線通信を実行可能な通信装置の一例である。
CPU202を含む制御部201は、印刷装置200全体の動作を制御する。CPU202は、ROM204に記憶された制御プログラムを読み出して通信制御などの各種制御を行う。RAM203は、CPU202の主メモリ、ワークエリア等の一時領域として用いられる。HDD205は、データや各種プログラム、或いは各種情報テーブルを記憶する。また、HDD205は外部装置から送信された画像データを蓄積することができる。
プリンタI/F206は、プリンタ207(プリンタエンジン)と制御部201とを接続する。プリンタ207は、プリンタI/F206を介して入力された印刷データに基づいて、不図示の給紙カセットから給紙されたシートに印刷処理を実行する。
スキャナI/F208は、スキャナ209と制御部201とを接続する。スキャナ209は、載置された原稿を読み取り、そして画像データを生成する。スキャナ209が生成した画像データは、プリンタ207で印刷されたり、HDD205に記憶されたり、無線LANI/F212や有線LANI/F213を介して外部装置に送信されたりする。
操作パネルI/F210は、操作パネル211と制御部201とを接続する。操作パネル211にはタッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードや、各種ファンクションキー等が備えられている。ユーザは操作パネル211に表示された画面を確認したり、またタッチパネルを用いて様々な指示を印刷装置200に入力することができる。
無線LANI/F212は、携帯端末やPC等の外部装置と無線通信を実行する。この無線通信によって、印刷装置200は外部装置から印刷データを受信し、受信した印刷データに基づいてプリンタ207が印刷処理を実行する。また、スキャナ209が生成した画像データを、無線LANI/F212を介して外部装置に送信することもできる。
有線LANI/F213は、不図示のLANケーブルが接続され、不図示の外部装置と通信を実行することができる。
なお、印刷装置200は1つのCPU202が1つのメモリ(RAM203)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のメモリを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行するようにすることもできる。
図3は、印刷装置200のソフトウェア構成を示す図である。図3に示す各機能部は、CPU202がROM204やHDD205に記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。
操作制御部301は、操作パネル211を制御する。例えば操作パネル211に操作画面を表示したり、表示した操作画面を介したユーザの指示の入力を受け付けたりする。また、受け付けたユーザの指示を他の機能部に通知したり、受け付けたユーザの指示に応じて表示する操作画面を更新したりする。
記憶部302は、他の機能部からの指示により、指定されたデータをRAM203やHDD205に記憶したり、又は記憶しているデータを読み出したりする。
無線通信部303は、無線LANI/F212が実行する無線通信を制御する。また、有線通信部304は、有線LANI/F213が実行する通信を制御する。
サービス部305は、携帯端末やPC等の外部装置にサービスを提供する。本実施形態では、サービス部305はプリントサービス306とストレージサービス307とで構成されている。サービス部305が提供するサービスは、Wi−Fi Directで接続した後に外部装置(例えば後述する携帯端末400)が利用することができる。
プリントサービス306は、外部装置にプリントサービスを提供する。具体的には、外部装置から受信した印刷データをプリンタ207に入力し、そしてプリンタ207に印刷データに基づく印刷処理を実行させる。
ストレージサービス307は、外部装置にストレージサービスを提供する。具体的には、外部装置から受信した画像データ等の電子ファイルをHDD205等のメモリに蓄積する。
本実施形態では、サービス部305が提供するサービスとしてプリントサービス306とストレージサービス307を例にして説明したが、他のサービスを提供可能であってもよい。
図4は、携帯端末400のハードウェア構成を示す図である。携帯端末400も印刷装置200と同様に無線通信を実行可能な通信装置の一例である。携帯端末400は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット、デジタルカメラ等の装置である。
CPU401は、ROM403に記憶された制御プログラムを読み出して携帯端末400全体の動作を制御する。RAM402は、CPU401の主メモリ、ワークエリア等の一時領域として用いられる。フラッシュメモリ404は、データや各種プログラム、或いは各種情報テーブルを記憶するための不揮発性メモリである。
操作部405は、タッチパネル機能を有する液晶表示部やハードキーで構成される。ユーザは操作部405に表示された画面を確認したり、またタッチパネルを用いて様々な指示を印刷装置200に入力することができる。
無線LANI/F406は、印刷装置200等の外部装置と無線通信を実行する。無線LANI/F406は、例えば、フラッシュメモリ404等のメモリに記憶された画像データを印刷データとして印刷装置200に送信することができる。
なお、携帯端末400は1つのCPU401が1つのメモリ(RAM402)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のメモリを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行するようにすることもできる。
次に、本実施形態の通信システム全体の処理の流れを、図5のシーケンス図を用いて説明する。本実施形態の通信システムは、携帯端末400と印刷装置200とで構成される。なお、印刷装置200はプリントサービス306とストレージサービス307を備える。
まずステップS501において、携帯端末400と印刷装置200はWi−Fi Directに基づく接続処理を実行する。ステップS501で実行される接続処理は図1で説明した処理と同様の処理であり、この接続処理によって、携帯端末400と印刷装置200とが直接無線通信を実行することができる。
次にステップS502において、携帯端末400は利用可能なサービス(印刷装置200が提供するサービス)を印刷装置200に問い合わせる。そしてこの問い合わせを受けた印刷装置200は、ステップS503において利用可能なサービス(印刷装置200が提供するサービス)を携帯端末400に応答する。
本実施形態では、印刷装置200が備えるすべてのサービス、即ちプリントサービス306とストレージサービス307をステップS503で応答するわけではない。本実施形態では、印刷装置200は外部装置に提供するサービスと提供しないサービスを予めユーザによって設定されている。そして提供すると設定されたサービスをステップS503で応答し、提供しないと設定されたサービスはステップS503で応答しない。
図6の設定画面600は、印刷装置200が提供するサービスのそれぞれについて、外部装置にサービスを提供するか否かをユーザが設定するための設定画面であり、印刷装置200の操作パネル211に表示される。設定画面600の設定は、Wi−Fi Directを使用してサービスを利用するときに適用される。設定画面600では、プリントサービスは外部装置に提供する(サービスの利用を許可する)、ストレージサービスは外部装置に手以上しない(サービスの利用を許可しない)と設定されている。この設定は、アイコン601、アイコン602を用いてそれぞれユーザが変更することができる。ユーザが所望の設定を行った後にアイコン603を押下すると、設定画面600で設定された内容が記憶部302によってHDD205等のメモリに記憶される。
なお、本実施形態では設定画面600の設定はどのユーザでも行えることとするが、印刷装置200にユーザ認証機能を導入することで特定のユーザ(例えば管理者権限を有するユーザ)のみが設定画面600の設定を行えるようにしてもよい。
ステップS503の応答を受信した携帯端末400は、ステップS504において、利用可能なサービスの一覧を表示する。図7(a)のサービス選択画面700は、ステップS504で表示される画面の一例であり、携帯端末400の操作部405に表示される。
図7(a)のサービス選択画面700は、プリントサービスとストレージサービスが利用可能なサービスであることを示す応答をステップS503で受信した場合に表示される。サービス選択画面700では、アイコン701とアイコン702を用いて、プリントサービスとストレージサービスのうち所望のサービスをユーザが選択することができる。
一方、ステップS503で受信した応答がプリントサービスのみの場合、携帯端末400の操作部405には図7(b)のサービス選択画面710が表示される。サービス選択画面710はサービス選択画面700とは異なり、ストレージサービスは表示されない。
ステップS504で選択された画面でユーザが所望のサービスを選択すると、ステップS505においてユーザが選択したサービスを利用する。ユーザがプリントサービスを選択した場合、ステップS505において携帯端末400が印刷データを印刷装置200に送信し、そして印刷装置200のプリンタ207が印刷データに基づく印刷を実行する。また、ユーザがストレージサービスを選択した場合、ステップS505においてユーザが選択した電子ファイルが携帯端末400から印刷装置200に送信され、そして印刷装置200がHDD205等の所定のストレージ領域に受信した電子ファイルを蓄積する。
以上で説明したように、印刷装置200は自身が備える複数のサービスについて、設定画面600によって外部装置に提供するサービスと提供しないサービスを設定することができる。そして外部装置(例えば携帯端末400)では、外部装置に提供すると設定されたサービスのみをWi−Fi Direct接続時に利用することができる。
なお、ステップS503では利用可能なサービスのみを応答すると説明したが、利用できないサービスも併せて応答してもよい。具体的には、プリントサービスは利用可能であり、ストレージサービスは利用できない、とステップS503で応答してもよい。この場合、携帯端末400はストレージサービスの存在を把握できるため、ステップS504において図7(c)のサービス選択画面720を表示する。サービス選択画面720では、利用できないと通知されたストレージサービスについて、アイコン721のようにユーザの選択を受け付けない無効状態(例えばグレーアウトで表示)で表示する。
次に、Wi−Fi Directの接続を行う際に印刷装置200が実行する処理を、図8のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートに示す各ステップは、CPU202がROM204等のメモリに記憶されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。なお印刷装置200では、図6の設定画面600によって、印刷装置200が備えるサービスのそれぞれについて外部装置に提供するか否かが予めユーザによって設定されていることとする。
まずステップS801において、操作パネル211は受付画面を表示する。ステップS801で表示される受付画面は、Wi−Fi Directに基づく接続処理を実行するための実行指示をユーザから受け付ける画面である。ステップS801で表示される受付画面の例を、図9を用いて説明する。
図9(a)の受付画面900は、ステップS801で表示される受付画面の一例である。受付画面900は、設定画面600においてプリントサービスを外部装置に「提供する」、ストレージサービスは外部装置に「提供しない」に予め設定されている場合に表示される画面である。アイコン901をユーザが選択することで、Wi−Fi Directに基づく接続処理が実行される。なお、受付画面900では利用可能なサービスと利用できないサービスを両方表示しているが、利用可能なサービスのみを表示し、利用できないサービスは表示しないようにしてもよい。
また、受付画面900の領域902には、設定画面600の設定に従って、プリントサービスを利用できること、及びストレージサービスを利用できないことが表示される。本実施形態では、携帯端末400のユーザは、印刷装置200と携帯端末400の両方で接続処理の実行を指示することで接続処理を実行させ、そして印刷装置200と携帯端末400の間の無線通信を確立させる。つまりユーザは設定画面600による設定を知らない状態で受付画面900を見る場合があり、そのようなユーザであっても領域902を確認することで所望のサービスを利用可能であるかどうかを確認することができる。もし領域902の内容が表示されない場合、Wi−Fi Directに基づく接続処理を実行して無線通信を確立した後に、実際にサービス(利用不可と設定されているサービス)を利用しようとしたタイミングでそのサービスを利用できないことを知ることになる。領域902の表示をすることで、接続処理を実行するよりも前のタイミングでユーザは所望のサービスを利用可能であるかどうかを確認することができるため、無駄な接続処理を実行することを防止できる。
また、当然ながら、設定画面600の設定内容に従って領域902の表示内容は変化する。設定画面600においてプリントサービスとストレージサービスの両方を外部装置に提供すると設定されている場合、領域902ではプリントサービスとストレージサービスの両方を利用できると表示される。
また、設定画面600によって印刷装置200が備える複数のサービスの全てが外部装置に提供しないサービスとして設定されている場合、Wi−Fi Directに基づく接続処理を実行して無線通信を確立したとしても、外部装置(例えば携帯端末400)はどのサービスも利用することができない。つまり、接続処理を実行しても無駄であるため、印刷装置200が備える複数のサービスの全てが外部装置に提供しないサービスとして設定されている場合、操作パネル211は図9(b)の受付画面910を表示する。受付画面910では、アイコン911をユーザからの操作を受け付けない無効状態(例えばグレーアウトで表示)で表示することで、接続処理の実行をしないように印刷装置200を制御する。これにより、ユーザが無駄な接続処理の実行を指示することを防止できる。
図8のフローチャートの説明に戻る。ステップS801で操作パネル211が受付画面を表示すると、ステップS802において、CPU202は接続処理を実行するか否かを判定する。接続処理の実行指示をユーザから受け付けると(ユーザがアイコン901を選択する)、ステップS802においてCPU202が接続処理を実行すると判定し、ステップS803に進む。一方、接続処理の実行指示をユーザから受け付けていない場合は、受け付けるまで待機する。
次にステップS803において、無線LANI/F212は、Wi−Fi Directに基づく接続処理を実行する。この接続処理の詳細は後述の図10で説明する。ステップS803の接続処理によって、印刷装置200と外部装置(例えば携帯端末400)との間で無線通信が確立される。以降の説明では、携帯端末400との間で無線通信を確立したこととして説明する。
次にステップS804において、CPU202は、利用可能なサービスの問い合わせを携帯端末400から受信したか否かを判定する。この問い合わせは、後述する図11のステップS1103で携帯端末400が送信するものである。利用可能なサービスの問い合わせを携帯端末400から受信したとCPU202が判定すると、ステップS805に進む。一方、利用可能なサービスの問い合わせを携帯端末400から受信していないとCPU202が判定すると、受信するまで待機する。
次にステップS805において、無線LANI/F212は、受信した問い合わせに対して利用可能なサービスを応答する(図5のステップS503に対応する)。この応答は、図6の設定画面600の設定に基づいて行われる。本実施形態では、設定画面600において外部装置に提供すると設定されたサービスを利用可能なサービスとしてステップS805で応答し、設定画面600において外部装置に提供しないと設定されたサービスはステップS805で応答しない。
次に、図8のステップS803で説明した接続処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートに示す各ステップは、CPU202がROM204等のメモリに記憶されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。
まずステップS1001において、無線LANI/F212は機器探索を実行する。機器探索とは接続先を特定するための処理である。本実施形態では、ユーザの操作に応じて外部装置も機器探索を実行している。ステップS1001の機器探索では、この機器探索を実行中の外部装置が接続先として特定される。以降の説明では、携帯端末400が接続先として特定されたとする。
次にステップS1002において、無線LANI/F212は、携帯端末400と印刷装置200のどちらがアクセスポイント(GroupOwner)になり、どちらがクライアント(Client)になるかを決定する。この処理を役割決定と呼ぶ。
次にステップS1003において、無線LANI/F212は、WPSを用いて印刷装置200とパラメータを共有する。ステップS1003の処理によって、携帯端末400と印刷装置200との間でパラメータが共有される。
次にステップS1004において、無線LANI/F212は、ステップS1003で共有したパラメータを用いてセキュア接続を実行する。なお、ステップS1004の処理が完了するまでは、OSI参照モデルのデータリンク層の通信として実行される。
次にステップS1005において、無線LANI/F212は、印刷装置200との間でIP接続を実行する。ステップS1005では、携帯端末400と印刷装置200との間でIP通信を行うためのアドレッシングを行う。この際、GroupOwnerである装置がClientである装置に対してIPアドレスを付与する。図10で説明したこれらの処理を実行することで、携帯端末400と印刷装置200との間で無線通信が確立する。なお、ステップS1005以降(図8のステップS804、S805)は、OSI参照モデルのネットワーク層よりも上位層の通信が可能となる。
次に、Wi−Fi Directの接続を行う際に携帯端末400が実行する処理を、図11のフローチャートを用いて説明する。図11のフローチャートに示す各ステップは、CPU401がROM403等のメモリに記憶されたプログラムをRAM402に展開して実行することによって処理される。
ユーザから接続処理の実行指示を受け付けると、ステップS1101において、無線LANI/F406はWi−Fi Directに基づく接続処理を実行する。この接続処理は、図10で説明した印刷装置200において実行される接続処理と同様の処理のため、詳細な説明は省略する。なお、本実施形態では、ステップS1101の接続処理によって、携帯端末400と印刷装置200との間で無線通信が確立したこととする。
ステップS1101の接続処理が完了すると、次にステップS1102において、無線LANI/F406は利用可能なサービスを印刷装置200に問い合わせる(図5のステップS502に対応する)。本実施形態では、ステップS1102で実行される問い合わせは、ステップS1101の接続処理によって無線通信が確立したことに応じて実行される処理であり、ユーザの指示を必要とせずに自動的に実行される。なお、ステップS1102の処理はこれに限定されず、ユーザにサービスの問い合わせを実行するか否かを確認したうえで実行してもよい。
次にステップS1103において、CPU401は、利用可能なサービスの問い合わせに対する応答を印刷装置200から受信したか否かを判定する。応答を受信したとCPU401が判定すると、ステップS1104に進む。一方、応答を受信していないとCPU401が判定すると、応答を受信するまで待機する。
次にステップS1104において、携帯端末400の操作部405は、受信した応答に基づいて利用可能なサービスを表示する。プリントサービスとストレージサービスが利用可能なサービスであることを示す応答を印刷装置200から受信した場合は、操作部405は図7(a)のサービス選択画面700を表示する。一方、受信した応答がプリントサービスのみの場合、操作部405は図7(b)のサービス選択画面710を表示する。サービス選択画面710はサービス選択画面700とは異なり、ストレージサービスは表示されない。このように、操作部405は、携帯端末400が利用可能サービスと利用できないサービスをユーザが区別できるように、印刷装置200から受信した応答に基づいて表示する。
ユーザは、ステップS1104で表示されたサービスから所望のサービスを選択して利用することができる。ユーザがサービス選択画面700等で所望のサービスの利用を指示すると、サービスの利用要求が印刷装置200に送信され、そして印刷装置200が指示されたサービスを実行する。
以上のように、本実施形態によれば、印刷装置200が提供するサービスについて、Wi−Fi Direct接続時に外部装置に提供するサービス(外部装置が利用可能なサービス)と、外部装置に提供しないサービス(外部装置が利用できないサービス)とを設定できる。
また、印刷装置200は、Wi−Fi Directに基づく接続処理の実行指示をユーザから受け付ける受付画面において、印刷装置200が提供するサービスについて利用できるサービスと利用できないサービスをユーザが区別できるように表示する。これにより、ユーザは実際に接続処理を実行するよりも前のタイミングで所望のサービスを利用できるか否かを把握できるため、所望のサービスを利用できない設定の場合に、接続処理を無駄に実行させることを防止できる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では、図6の設定画面600で説明したように、印刷装置200が備えるサービスのそれぞれについて外部装置にサービスを提供するか否かをユーザが設定する構成を説明した。本発明はこれに限らず、サービスを提供する能力を印刷装置200が有するか否かに基づいて、外部装置にサービスを提供するか否かを印刷装置200が決定してもよい。例えば、トナー切れやシート切れが発生している場合にプリントサービス306を外部装置に提供しないと決定したり、ストレージ領域の空き容量が所定の容量より少ない場合にストレージサービス307を外部装置に提供しないと決定してもよい。
また、上述した実施形態では、印刷装置200及び携帯端末400が、無線通信としてWi−Fi Directを実行すると説明したが、無線通信はWi−Fi Directに限らない。Wi−Fi Directのように複数の通信装置が直接通信できる無線通信であれば、本発明を適用することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
200 印刷装置
202 CPU
211 操作パネル
212 無線LANI/F
305 サービス部
306 プリントサービス
307 ストレージサービス
400 携帯端末
401 CPU
405 操作部
406 無線LANI/F

Claims (11)

  1. Wi−Fi Direct機能を有し、当該Wi−Fi Direct機能によって無線接続している外部装置にサービスを提供する通信装置であって、
    前記通信装置が有する複数のサービスのうち、外部装置に提供するサービスと外部装置に提供しないサービスとを設定する設定手段と、
    前記Wi−Fi Direct機能に関する接続画面を表示する表示手段とを備え、
    前記接続画面には、前記Wi−Fi Direct機能による無線接続を確立するための接続処理を実行するようにユーザが前記通信装置に指示する指示オブジェクトが含まれ、更に前記接続画面において、前記設定手段による設定の結果に基づいて、前記通信装置が外部装置に提供するサービスが、ユーザが識別可能な状態で表示されることを特徴とする通信装置。
  2. 前記複数のサービスをすべて提供しないと前記設定手段によって設定されている場合、前記指示オブジェクトは、ユーザからの指示を受け付けない無効状態で表示されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記複数のサービスには、プリントサービスが少なくとも含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記複数のサービスには、ストレージサービスが少なくとも含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置は、シートに印刷を実行する印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. Wi−Fi Direct機能を有し、当該Wi−Fi Direct機能によって無線接続している外部装置にサービスを提供する通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置が有する複数のサービスのうち、外部装置に提供するサービスと外部装置に提供しないサービスとを設定する設定ステップと、
    前記Wi−Fi Direct機能に関する接続画面を表示する表示ステップとを有し、
    前記接続画面には、前記Wi−Fi Direct機能による無線接続を確立するための接続処理を実行するようにユーザが前記通信装置に指示する指示オブジェクトが含まれ、更に前記接続画面において、前記設定ステップにおける設定の結果に基づいて、前記通信装置が外部装置に提供するサービスが、ユーザが識別可能な状態で表示されることを特徴とする通信装置の制御方法。
  7. 前記複数のサービスをすべて提供しないと設定されている場合、前記指示オブジェクトは、ユーザからの指示を受け付けない無効状態で表示されることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記複数のサービスには、プリントサービスが少なくとも含まれることを特徴とする請求項6または7に記載の制御方法。
  9. 前記複数のサービスには、ストレージサービスが少なくとも含まれることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 前記通信装置は、シートに印刷を実行する印刷装置であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の制御方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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