JP6525819B2 - サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、サーマルヘッドおよびサーマルプリンタに関する。
従来、ファクシミリあるいはビデオプリンタ等の印画デバイスとして、種々のサーマルヘッドが提案されている。例えば、基板と、基板上に設けられた発熱部と、基板上に設けられ、発熱部と電気的に接続された電極と、基板上に設けられ、電極と電気的に接続されたパッドとを有するサーマルヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。このサーマルヘッドは、パッドが、外部端子と接続されたワイヤボンディング用の第1パッドと、第1パッドと異なる位置に配置された検査用の第2パッドとを有している。
また、ワイヤボンディングの電気的な接続を安定するために、第1パッドおよび第2パッドの下方に平滑層が設けられている。それゆえ、検査用のプロ―バー針を当てると、第2パッド上でプロ―バー針が滑ることとなり、プロ―バー痕が第1パッドにまで到達するおそれがある。そのため、絶縁性のレジストを、第1パッドおよび第2パッドを分割するようにパッド上に形成し、プロ―バー痕が第1パッドにまで到達することを抑制している。
特開2003−200605号公報
しかしながら、上記のサーマルヘッドでは、パッド上に形成された絶縁性のレジストのような新たな部材を設けることにより、第1パッドのワイヤボンディングの電気的な接続の安定性を向上しているため、工程数が増加する問題がある。
本発明の一実施形態に係るサーマルヘッドは、基板と、前記基板上に設けられた発熱部と、前記基板上に設けられ、前記発熱部と電気的に接続された電極と、前記基板上に設けられ、前記電極と電気的に接続されたパッドとを備えている。また、前記パッドは、ワイヤボンディング用の第1パッドと、前記第1パッドと異なる位置に配置された検査用の第2パッドとを有している。また、前記第1パッドと前記基板との間に平滑層が設けられている。また、前記平滑層が前記第2パッドと前記基板との間に設けられていない。
本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタは、上記に記載のサーマルヘッドと、前記発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、前記発熱部上に前記記録媒体を押圧するプラテンローラとを備える。
絶縁性のレジストのような新たな部材を設けることなく、第1パッドのワイヤボンディングの電気的な接続の安定性を向上することができる。
第1の実施形態に係るサーマルヘッドの概略を示す分解斜視図である。 図1に示すサーマルヘッドを示す平面図である。 図2に示すI−I線断面図である。 図1に示すサーマルヘッドを示し、(a)は一部を拡大して示す平面図、(b)は図4(a)に示すII−II線断面図である。 第1の実施形態に係るサーマルプリンタを示す概略図である。 第2の実施形態に係るサーマルヘッドの概略を示す分解斜視図である。 図6に示すサーマルヘッドを示し、(a)は一部を拡大して示す平面図、(b)は図7(a)に示すIII−III線断面図である。 第3の実施形態に係るサーマルヘッドを示し、(a)は一部を拡大して示す平面図、(b)はパッドの拡大平面図である。
<第1の実施形態>
以下、サーマルヘッドX1について図1〜4を参照して説明する。図1は、サーマルヘッドX1の構成を概略的に示している。図2は、保護層25、被覆層27、および封止部材12を省略して示している。また、図4では被覆層27を省略して示している。
サーマルヘッドX1は、ヘッド基体3と、コネクタ31と、封止部材12と、放熱板1と、接着部材14とを備えている。サーマルヘッドX1は、放熱板1上に接着部材14を介してヘッド基体3が載置されている。ヘッド基体3は、外部からの電圧が印加することにより発熱部9を発熱させ記録媒体(不図示)に印画を行っている。コネクタ31は、外部とヘッド基体3とを電気的に接続している。封止部材12は、コネクタ31とヘッド基体3とを接合している。放熱板1は、ヘッド基体3の熱を放熱するために設けられている。接着部材14は、ヘッド基体3と放熱板1とを接着している。
放熱板1は、直方体形状をなしており、基板7が載置されている。放熱板1は、例えば、銅、鉄またはアルミニウム等の金属材料で形成されており、ヘッド基体3の発熱部9で発生した熱のうち、印画に寄与しない熱を放熱する機能を有している。
ヘッド基体3は、平面視して、長方形状に形成されており、ヘッド基体3の基板7上にサーマルヘッドX1を構成する各部材が設けられている。ヘッド基体3は、外部より供給された電気信号に従い、記録媒体(不図示)に印字を行う機能を有する。
コネクタ31は、ヘッド基体3に電気的に接続されており、ヘッド基体3と外部電源とを電気的に接続している。コネクタ31は、複数のコネクタピン8と、複数のコネクタピン8を収納するハウジング10とを有している。複数のコネクタピン8は、基板7を狭持するように基板7の上下に配置されており、上側に配置されたコネクタピン8が、ヘッド基体3のパッド2(図2参照)に電気的に接続されている。
封止部材12は、パッド2、およびコネクタピン8が外部に露出しないように設けられており、例えば、エポキシ系の熱硬化性の樹脂、紫外線硬化性の樹脂、あるいは可視光硬化性の樹脂により形成することができる。また、コネクタ31とヘッド基体3との接合強度を向上させている。
接着部材14は、放熱板1の上面に配置されており、ヘッド基体3と放熱板1とを接合している。接着部材14としては、両面テープ、あるいは樹脂性の接着剤を例示することができる。
以下、ヘッド基体3を構成する各部材について、図2〜4を用いて説明する。
基板7は、放熱板1上に配置されており、平面視して、矩形状をなしている。そのため
、基板7は、一方の長辺7aと、他方の長辺7bと、一方の短辺7cと、他方の短辺7dとを有している。基板7は、例えば、アルミナセラミックス等の電気絶縁性材料あるいは単結晶シリコン等の半導体材料等によって形成されている。
基板7上には蓄熱層13が設けられている。蓄熱層13は、基板7の上方へ向けて突出している。蓄熱層13は、基板7の一方の長辺7aに隣り合うように配置されており、主走査方向に沿って帯状に延び、断面が略半楕円形状をなしている。また、蓄熱層13は、印画する記録媒体P(図5参照)を、発熱部9上に形成された保護層25に良好に押し当てるように機能している。蓄熱層13は、基板7からの高さが15〜90μmで設けられていることが好ましい。
蓄熱層13は、熱伝導性の低いガラスで形成されており、発熱部9で発生する熱の一部を一時的に蓄積する。そのため、発熱部9の温度を上昇させるのに要する時間を短くすることができ、サーマルヘッドX1の熱応答特性を高めるように機能する。蓄熱層13は、例えば、ガラス粉末に適当な有機溶剤を混合して得た所定のガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷等によって基板7の上面に塗布し、これを焼成することで形成される。
電気抵抗層15は、基板7の上面および蓄熱層13の上面に設けられており、電気抵抗層15上には、ヘッド基体3を構成する各種電極が設けられている。電気抵抗層15は、ヘッド基体3を構成する各種電極と同形状にパターニングされており、共通電極17と個別電極19との間に電気抵抗層15が露出した露出領域を有する。各露出領域は発熱部9を構成しており、***部13a上に列状に配置されている。
複数の発熱部9は、説明の便宜上、図2では簡略化して記載しているが、例えば、100dpi〜2400dpi(dot per inch)等の密度で配置される。電気抵抗層15は、例えば、TaN系、TaSiO系、TaSiNO系、TiSiO系、TiSiCO系またはNbSiO系等の電気抵抗の比較的高い材料によって形成されている。そのため、発熱部9に電圧が印加されたときに、ジュール発熱によって発熱部9が発熱する。
共通電極17は、主配線部17a,17dと、副配線部17bと、リード部17cとを備えている。共通電極17は、複数の発熱部9と、コネクタ31とを電気的に接続している。主配線部17aは、基板7の一方の長辺7aに沿って延びている。副配線部17bは、基板7の一方の短辺7cおよび他方の短辺7dのそれぞれに沿って延びている。リード部17cは、主配線部17aから各発熱部9に向かって個別に延びている。主配線部17dは、基板7の他方の長辺7bに沿って延びている。
複数の個別電極19は、発熱部9と駆動IC11との間を電気的に接続している。また、個別電極19は、複数の発熱部9を複数の群に分けており、各群の発熱部9と各群に対応して設けられた駆動IC11とを電気的に接続している。個別電極19の端部には、パッド4が設けられている。パッド4は、上方に配置された駆動IC11と、ワイヤ18を介して電気的に接続されている。
複数のIC−コネクタ接続電極21は、信号電極21aと、グランド電極21bとを備えている。複数のIC−コネクタ接続電極21は、駆動IC11とコネクタ31との間を電気的に接続している。各駆動IC11に接続された複数のIC−コネクタ接続電極21は、異なる機能を有する複数の配線で構成されている。信号電極21aは、駆動IC11に種々の信号を送っている。
グランド電極21bは、個別電極19と、信号電極21aと、共通電極17の主配線部17dとにより取り囲まれるように配置されており、広い面積を有している。グランド電
極4は、0〜1Vのグランド電位に保持されている。
パッド2は、共通電極17、個別電極19、IC−コネクタ接続電極21およびグランド電極21bをコネクタ31に接続するために、基板7の他方の長辺7b側に設けられている。パッド2はコネクタピン8に対応して設けられており、コネクタ31に接続する際は、それぞれ電気的に独立するように、コネクタピン8とパッド2とが接続されている。
複数のIC−IC接続電極26は、隣り合う駆動IC11を電気的に接続している。複数のIC−IC接続電極26は、それぞれIC−コネクタ接続電極21に対応するように設けられており、各種信号を隣り合う駆動IC11に伝えている。
上記のヘッド基体3を構成する各種電極は、例えば、各々を構成する材料層を蓄熱層13上に、例えばスパッタリング法等の従来周知の薄膜成形技術によって順次積層した後、積層体を従来周知のフォトエッチング等を用いて所定のパターンに加工することにより形成される。なお、ヘッド基体3を構成する各種電極は、同じ工程によって同時に形成することができる。
駆動IC11は、図2に示すように、複数の発熱部9の各群に対応して配置されているとともに、個別電極19の他端部とIC−コネクタ接続電極21の一端部とに、ワイヤ18を介して接続されている。駆動IC11は、各発熱部9の通電状態を制御する機能を有している。駆動IC11としては、内部に複数のスイッチング素子を有する切替部材を用いればよい。
駆動IC11は、個別電極19、IC−IC接続電極26およびIC−コネクタ接続電極21に接続された状態で、エポキシ樹脂、あるいはシリコーン樹脂等の樹脂からなる被覆部材29によって封止されている。
図3に示すように、基板7上に設けられた蓄熱層13上には、発熱部9、共通電極17の一部および個別電極19の一部を被覆する保護層25が形成されている。
保護層25は、発熱部9、共通電極17および個別電極19の被覆した領域を、大気中に含まれている水分等の付着による腐食、あるいは印画する記録媒体との接触による摩耗から保護するためのものである。保護層25は、SiN、SiO、SiON、SiC、あるいはダイヤモンドライクカーボン等を用いて形成することができ、保護層25を単層で構成してもよいし、これらの層を積層して構成してもよい。このような保護層25はスパッタリング法等の薄膜形成技術あるいはスクリーン印刷等の厚膜形成技術を用いて作製することができる。
また、図3に示すように、基板7上には、共通電極17、個別電極19およびIC−コネクタ接続電極21を部分的に被覆する被覆層27が設けられている。被覆層27は、共通電極17、個別電極19、IC−IC接続電極26およびIC−コネクタ接続電極21の被覆した領域を、大気との接触による酸化、あるいは大気中に含まれている水分等の付着による腐食から保護する機能を有する。
コネクタ31とヘッド基体3とは、コネクタピン8、接合部材23、および封止部材12により固定されている。接合部材23は、パッド2とコネクタピン8との間に配置されており、例えば、半田、あるいは電気絶縁性の樹脂中に導電性粒子が混入された異方性導電接着剤等を例示することができる。サーマルヘッドX1においては、接合部材23として半田を用いて説明する。
なお、接合部材23とパッド2,4との間にNi、Au、あるいはPdによるめっき層(不図示)を設けてもよい。なお、パッド2とコネクタピン8との間においては、接合部材23は必ずしも設けなくてもよい。この場合、クリップ式のコネクタピン8を用いて、コネクタピン8で基板7を挟持することにより、パッド2とコネクタピン8とを直接電気的に接続すればよい。
封止部材12は、第1封止部材12aと第2封止部材12bとを有している。第1封止部材12aは基板7の上面に位置しており、第2封止部材12bは基板7の側面および下面に位置している。第1封止部材12aは、コネクタピン8と各種電極とを封止するように設けられており、第2封止部材12bは、コネクタピン8を補強するように設けられている。なお、第1封止部材12aと第2封止部材12bとが同じ材料により形成されていてもよく、別の材料により形成されていてもよい。
図4を用いてパッド4および平滑層16について詳細に説明する。パッド4は、個別電極19に電気的に接続されており、第1パッド4aと第2パッド4bとを有している。第1パッド4aは、ワイヤボンディング用に形成されている。第2パッド4bは、第1パッド4aと副走査方向に並んで設けられており、第1パッド4aと連続して形成されている。第2パッド4bは、電気的な検査用に設けられている。
パッド4は、主走査方向に複数設けられており、パッド列を形成している。パッド列は、副走査方向に複数設けられており、図4では、3列設けた例を示している。
平滑層16は、第1パッド4aと基板7との間に設けられており、第2パッド4bと基板7との間には設けられていない。平滑層16は、主走査方向に延びるように設けられており、基板7の一方の短辺7c(図2参照)から基板7の他方の短辺7d(図2参照)まで設けられている。
平滑層16は、基板7上に設けられており、平滑層16の表面粗さは、基板7の表面粗さよりも小さくなっている。そのため、第1パッド4aは、表面の平らな平滑層16上に設けられているため、ワイヤ18(図2参照)を形成した際に、ワイヤ18と第1パッド4aとの電気的な接続を安定させることができる。
平滑層16は、例えば、蓄熱層13(図2参照)と同じガラスにより形成することができ、その厚みは0.1〜50μmとすることができる。また、平滑層16は、例えば、SiN、あるいはSiONのような無機材料により形成してもよい。
ここで、サーマルヘッドX1は、発熱部9の抵抗値測定、オープン/ショート検査、その他の電気的検査を行う際に、プロ―バー針を第2パッド4bに押し当てて行なっている。その際に、いわゆるプロ―バー痕が第2パッド4b上に発生している。そして、プロ―バー針が、第2パッド4b上を滑ることにより第1パッド4aにまで到達し、第1パッド4a上にプロ―バー痕が形成される場合がある。その結果、第1パッド4aの表面が、プロ―バー痕により荒らされてしまうことにより、ワイヤ18と第1パッド4aとの電気的な接続が安定しない場合がある。
これに対して、サーマルヘッドX1は、第1パッド4aと基板7との間に平滑層16が設けられており、第2パッド4bと基板7との間に平滑層16が設けられていない構成を有している。それにより、パッド4上に絶縁性のレジストのような新たな部材を形成することなく、プロ―バー針が、第2パッド4b上を滑りにくい構成となり、プロ―バー針が第1パッド4a上に到達する可能性を低減することができる。その結果、新たな部材を設けることなく、第1パッド4a上にプロ―バー痕が形成される可能性を低減することがで
き、ワイヤ18と第1パッド4aとの電気的な接続の安定性を確保することができる。
また、第1パッド4aと基板7との間に平滑層16が設けられており、第2パッド4bと基板7との間に平滑層16が設けられていない構成を有するため、第1パッド4aと第2パッド4bとの境界部分には、平滑層16の段差16aによる段差部4cが形成されている。
そのため、第2パッド4bにプロ―バー針を押し当てて、電気的検査を行った場合に、プロ―バー針は、段差部4cにより第1パッド4a上に到達しにくい構成となる。その結果、第1パッド4a上にプロ―バー針が到達する可能性を低減することができ、第1パッド4a上にプロ―バー痕が形成される可能性を低減することができる。それゆえ、ワイヤ18と第1パッド4aとの電気的な接続の安定性を確保することができる。
なお、第1パッド4aと第2パッド4bとの境界部分は、厚み方向に断面を切った際に、上下方向に延びる領域を示している。
また、第2パッド4bの表面粗さが、第1パッド4aの表面粗さよりも粗くなっている。それにより、第2パッド4b上に押圧されたプロ―バー針は、第2パッド4b上を滑りにくい構成となる。その結果、プロ―バー針が第1パッド4a上に到達する可能性を低減することができ、第1パッド4a上にプロ―バー痕が形成される可能性を低減することができる。
第1パッド4aの表面粗さは、算術平均高さ(Sa)で0.01〜0.05、第2パッド4bの表面粗さは、算術平均高さ(Sa)で0.1〜0.5であることが好ましい。それにより、ワイヤ18と第1パッド4aとの電気的な接続の安定性を確保することができる。
なお、第1パッド4aの表面粗さは、サーマルヘッドX1を厚み方向に断面を切って、カメラにて断面写真を撮影し、断面写真における第1パッド4aの表面粗さを測定することにより求めることができる。第2パッド4bにおいても同様である。また、非接触型のレーザ顕微鏡で表面の高さを測定し、第1パッド4aおよび第2パッド4bの表面粗さを求めてもよい。
また、平滑層16が、主走査方向に延びるように設けられており、複数の第1パッド4aと基板7との間に設けられており、ガラスにより形成されている。そのため、複数の第1パッド4aに共通した平滑層16が設けられていることとなり、各第1パッド4aの熱容量は、平滑層16により均一化されることとなる。
ワイヤボンディング時には、基板7の下方から熱を与えて第1パッド4aを活性化させてワイヤボンディングを行っている。そのため、ワイヤボンディングの際に与えられた熱は、平滑層16に蓄熱され、複数の各第1パッド4aを温めることとなる。その結果、各第1パッド4aの温度が均一化されて、ワイヤ18と第1パッド4aとの電気的な接続の安定性を確保することができる。
平滑層16をガラスにより形成する場合、蓄熱層13を形成する際に、同時に平滑層16のパターニングを行い、ガラスを印刷、焼成することにより形成することができる。また、平滑層16をSiN、あるいはSiONのような無機材料により形成する場合、保護層25を形成する際に、同時に平滑層16のパターニングを行い、SiN、あるいはSiONのような無機材料をスパッタリングにより成膜することにより形成することができる。
なお、サーマルヘッドX1では、複数の第1パッド4aに共通した平滑層16を設けた例を示したがこれに限定するものではない。例えば、第1パッド4aごとに独立した平滑層16を設けてもよい。この場合においても、第1パッド4aの表面を平滑にすることができ、ワイヤ18と第1パッド4aとの電気的な接続の安定性を確保することができる。
次に、サーマルプリンタZ1について、図5を参照しつつ説明する。
図5に示すように、本実施形態のサーマルプリンタZ1は、上述のサーマルヘッドX1と、搬送機構40と、プラテンローラ50と、電源装置60と、制御装置70とを備えている。サーマルヘッドX1は、サーマルプリンタZ1の筐体(不図示)に設けられた取付部材80の取付面80aに取り付けられている。なお、サーマルヘッドX1は、後述する記録媒体Pの搬送方向Sに直交する方向である主走査方向に沿うようにして、取付部材80に取り付けられている。
搬送機構40は、駆動部(不図示)と、搬送ローラ43,45,47,49とを有している。搬送機構40は、感熱紙、インクが転写される受像紙等の記録媒体Pを図5の矢印S方向に搬送して、サーマルヘッドX1の複数の発熱部9上に位置する保護層25上に搬送するためのものである。駆動部は、搬送ローラ43,45,47,49を駆動させる機能を有しており、例えば、モータを用いることができる。搬送ローラ43,45,47,49は、例えば、ステンレス等の金属からなる円柱状の軸体43a,45a,47a,49aを、ブタジエンゴム等からなる弾性部材43b,45b,47b,49bにより被覆して構成することができる。なお、図示しないが、記録媒体Pがインクが転写される受像紙等の場合は、記録媒体PとサーマルヘッドX1の発熱部9との間に、記録媒体Pとともにインクフィルムを搬送する。
プラテンローラ50は、記録媒体PをサーマルヘッドX1の発熱部9上に位置する保護膜25上に押圧する機能を有する。プラテンローラ50は、記録媒体Pの搬送方向Sに直交する方向に沿って延びるように配置され、記録媒体Pを発熱部9上に押圧した状態で回転可能となるように両端部が支持固定されている。プラテンローラ50は、例えば、ステンレス等の金属からなる円柱状の軸体50aを、ブタジエンゴム等からなる弾性部材50bにより被覆して構成することができる。
電源装置60は、上記のようにサーマルヘッドX1の発熱部9を発熱させるための電流および駆動IC11を動作させるための電流を供給する機能を有している。制御装置70は、上記のようにサーマルヘッドX1の発熱部9を選択的に発熱させるために、駆動IC11の動作を制御する制御信号を駆動IC11に供給する機能を有している。
サーマルプリンタZ1は、プラテンローラ50によって記録媒体PをサーマルヘッドX1の発熱部9上に押圧しつつ、搬送機構40によって記録媒体Pを発熱部9上に搬送しながら、電源装置60および制御装置70によって発熱部9を選択的に発熱させることにより、記録媒体Pに所定の印画を行う。なお、記録媒体Pが受像紙等の場合は、記録媒体Pとともに搬送されるインクフィルム(不図示)のインクを記録媒体Pに熱転写することによって、記録媒体Pへの印画を行う。
<第2の実施形態>
図6,7を用いてサーマルヘッドX2について説明する。なお、サーマルヘッドX1と同一の部材については同じ符号を付しており、以下同様とする。
サーマルヘッドX2は、放熱板1と、ヘッド基体103と、配線基板6と、接着部材1
4と、フレキシブル配線基板5(以下、FPC5と称する)と、コネクタ131とを備えている。サーマルヘッドX2は、ヘッド基体103と配線基板6とが隣り合うように配置されており、放熱板1上に接着部材14を介して、ヘッド基体103と、配線基板6とが載置されている。
配線基板6は、主走査方向に長い平板形状をなしており、上面に駆動IC11が裁置されている。駆動IC11からは、ワイヤ18が引き出されており、引き出されたワイヤ18が、ヘッド基体103に電気的に接続されている。なお、図示していないが、駆動IC11からは配線基板6に向けて接合部材16が引き出されており、配線基板6に設けられた配線パターン(不図示)と電気的に接続されている。
配線基板6は、内部に配線パターンが設けられており、配線パターンを介してFPC5とヘッド基体103とを電気的に接続している。配線基板6としては、硬質なリジッド基板、あるいはPCB等を例示することができる。
FPC5は、配線基板6と電気的に接続されており、コネクタ131を介して外部と電気的に接続されている、FPC5は可撓性のフレキシブルプリント配線板により形成されている。
被覆部材129は、主走査方向に延びるように形成されており、複数の駆動IC11にわたって形成されている。また、被覆部材129は、配線基板6上からヘッド基体3上にわたって形成されており、ヘッド基体3と配線基板6とを接合している。
図7に示すように、平滑層116は、複数の第1パッド104aと基板7との間に設けられており、主走査方向に延びるように設けられている。平滑層116は、基板7が露出した露出部116bを有している。露出部116bは、平面視して、矩形状の開口により形成されている。露出部116a上には、第2パッド104bが配置されている。
第2パッド104bは、平滑層116の露出部116b上に設けられており、平面視して、第2パッド104bの周囲に平滑層116が設けられている。そのため、第2パッド104bは、周囲に比べて低い構成となり、第2パッド104bに押し当てられたプローブ針が、第2パッド104b上以外に到達する可能性を低減することができる。その結果、プロ―バー痕が第2パッド104b以外の領域に形成される可能性を低減することができる。
また、第2パッド104bの周囲に平滑層16が設けられている構成を有するため、第1パッド104aと第2パッド104bとの境界部分には、平滑層116の段差116aによる段差部104cが形成されている。
そのため、第2パッド104bにプロ―バー針を押し当てて、電気的検査を行った場合に、プロ―バー針は、段差部104cにより第1パッド104a上に到達しにくい構成となる。その結果、第1パッド104a上にプロ―バー針が到達する可能性を低減することができ、第1パッド104a上にプロ―バー痕が形成される可能性を低減することができる。それゆえ、ワイヤ18と第1パッド104aとの電気的な接続の安定性を確保することができる。
第2パッド104bの周囲に平滑層16が設けられている構成を有するため、個別電極19と第2パッド104bとの境界部分には、平滑層116の段差116aによる段差部104dが形成されている。
そのため、第2パッド104bにプロ―バー針を押し当てて、電気的検査を行った場合に、プロ―バー針は、段差部104dにより個別電極19上に到達しにくい構成となる。その結果、個別電極19上にプロ―バー針が到達する可能性を低減することができ、個別電極19上にプロ―バー痕が形成される可能性を低減することができる。それゆえ、個別電極19が破損して断線する可能性を低減することができる。
<第3の実施形態>
図8を用いて、サーマルヘッドX3について説明する。サーマルヘッドX3は、パッド204の形状がサーマルヘッドX1と異なっており、その他の構成は同一であるため、説明を省略する。
パッド204は、第1パッド204aと、第2パッド204bと、くびれ部204eとを有している。第1パッド204aは、ワイヤボンディング用に形成されており、第2パッド204bは、電気的な検査用に設けられている。くびれ部204eは、第1パッド204aと第2パッド204bとの境界部分に設けられており、第1パッド204aの一部、および第2パッド204bの一部に設けられている。
平面視して、第1パッド204aと第2パッド204bとの境界部分にくびれ部204eを有している。そのため、ワイヤボンディングを行う際に、パッド204のくびれ部204eを目印にして、第1パッド204aの位置を認識することができ、ワイヤ18(図2参照)の位置ずれを抑制することができる。すなわち、くびれ部204eをワイヤボンディング時のマーカとして使用することができる。
また、くびれ部204eは、平滑層16の段差16a上に形成されている。それにより、段差16aとパッド4との接触面積を小さくすることができる。その結果、段差16aとパッド4との間に生じる応力を小さくすることができ、パッド4が平滑層16から剥離する可能性を低減することができる。
くびれ部204eは、パッド204の長辺の一方側にのみ設けられている。それにより、第1パッド204aおよび第2パッド204bが、くびれ部204eにより小さくなりすぎることを抑制することができる。その結果、ワイヤ18と第1パッド204aとの電気的な接続を安定することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態であるサーマルヘッドX1を用いたサーマルプリンタZ1を示したが、これに限定されるものではなく、サーマルヘッドX2,3をサーマルプリンタZ1に用いてもよい。
例えば、電気抵抗層15を薄膜形成することにより、発熱部9の薄い薄膜ヘッドを例示して示したが、これに限定されるものではない。各種電極をパターニングした後に、電気抵抗層15を厚膜形成することにより、発熱部9の厚い厚膜ヘッドに本発明を用いてもよい。また、電気抵抗層15を共通電極17と個別電極19との間にのみ設けて発熱部9を形成してもよい。
また、発熱部9が基板7上に形成された平面ヘッドを例示して説明したが、発熱部9が基板7の端面に設けられた端面ヘッドに本発明を用いてもよい。
また、第2パッド4bと基板7との間に形成しない限り、蓄熱層13を発熱部9の下方以外の領域に形成してもよい。
なお、封止部材12を、駆動IC11を被覆する被覆部材29とを同じ材料により形成してもよい。その場合、被覆部材29を印刷する際に、封止部材12が形成される領域にも印刷して、被覆部材29と封止部材12とを同時に形成してもよい。
X1〜X3 サーマルヘッド
Z1 サーマルプリンタ
1 放熱板
2 パッド
3 ヘッド基体
4 パッド
4a 第1パッド
4b 第2パッド
4c 段差部
6 配線基板
7 基板
9 発熱部
11 駆動IC
12 封止部材
14 接着部材
16 平滑層
18 ワイヤ
23 接合部材
25 保護層
27 被覆層
31 コネクタ

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた発熱部と、
    前記基板上に設けられ、前記発熱部と電気的に接続された電極と、
    前記基板上に設けられ、前記電極と電気的に接続されたパッドと、を備え、
    前記パッドは、ワイヤボンディング用の第1パッドと、前記第1パッドと異なる位置に配置された検査用の第2パッドとを有しており、
    前記第1パッドと前記基板との間に平滑層が設けられており、
    前記平滑層が、前記基板が露出した露出部を有しており、
    前記第2パッドが、前記露出部上に配置されており、
    平面視して、前記第2パッドの周囲に前記平滑層が設けられている、サーマルヘッド。
  2. 前記第1パッドと前記第2パッドとの境界部分には段差部が設けられている、請求項1に記載のサーマルヘッド。
  3. 前記パッドが、主走査方向に複数配列されており、
    前記平滑層が、主走査方向に延びるように設けられており、複数の前記第1パッドと前記基板との間に設けられており、ガラスにより形成されている、請求項1または2に記載のサーマルヘッド。
  4. 前記電極と前記第2パッドとの境界部分には段差部が設けられている、請求項に記載のサーマルヘッド。
  5. 前記第2パッドの表面粗さが、前記第1パッドの表面粗さよりも粗い、請求項1〜のいずれか一項に記載のサーマルヘッド。
  6. 基板と、
    前記基板上に設けられた発熱部と、
    前記基板上に設けられ、前記発熱部と電気的に接続された電極と、
    前記基板上に設けられ、前記電極と電気的に接続されたパッドと、を備え、
    前記パッドは、ワイヤボンディング用の第1パッドと、前記第1パッドと異なる位置に配置された検査用の第2パッドとを有しており、
    前記第1パッドと前記基板との間に平滑層が設けられており、前記平滑層が前記第2パ
    ッドと前記基板との間に設けられておらず、
    平面視して、前記パッドは、前記第1パッドと前記第2パッドとの境界部分にくびれ部を有する、サーマルヘッド。
  7. 請求項1〜のうちいずれか一項に記載のサーマルヘッドと、
    前記発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記発熱部上に前記記録媒体を押圧するプラテンローラと、を備えることを特徴とするサーマルプリンタ。
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