JP6524588B2 - 眼内レンズの挿入器具 - Google Patents

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Description

本発明は、眼内レンズの挿入器具に関する。
近年、白内障治療においてヒト混濁水晶体の置換や屈折の補正のために水晶体の代用として挿入される眼内レンズが実用に供されている。白内障治療における眼内レンズ挿入手術においては、例えば角膜の縁に数ミリの切開の創口(切開創)が設けられ、超音波水晶体乳化吸引術等により水晶体が粉砕されて切開創から取り除かれ、眼内レンズが挿入及び固定される。
眼内レンズの素材としては、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、アクリル樹脂、シリコン樹脂等が用いられる。眼内レンズの構造は、主に光学部と光学部を保持する支持部に分けられる。眼内レンズは、専用の眼内レンズ挿入器具に封入されており、使用時に眼内レンズ挿入器具がパッケージ等から無菌的に取り出され、挿入器具の先端を切開創から眼内に挿入し、挿入器具を操作して眼内レンズを水晶体嚢内へ案内する。
患者の負担を軽減するためにも、切開創はできるだけ小さいことが望ましい。そこで、眼内レンズが折り曲げられた状態で挿入器具先端から眼内に解放されるように挿入器具が構成されている。
例えば、特許文献1では、挿入器具先端の開口部がその長手方向に対して傾斜面を有するように構成されている。また、開口部の先端に天蓋が設けられている。この天蓋は、挿入器具先端を切開創に挿入する際に切開創を開くように機能する。また、特許文献2では、挿入器具先端の開口部の端面を湾曲形状となるように構成されている。これにより、切開創への挿入の際に湾曲形状の開口部が切開創等に滑らかに接触することで眼内の組織を不必要に刺激するおそれを軽減することができる。
特開2008−307376号公報 特開2009−160153号公報
しかし、より小さい切開創に挿入器具先端を挿入しようとすると、上記文献に開示の形状を有する開口部では、開口部を切開創内の所定の位置まで完全に挿入することが困難な場合がある。また、開口部を完全に切開創内に挿入せずに眼内レンズを水晶体嚢内へ押し出そうとすると、切開創の外側に位置する開口部の一部から眼内レンズが飛び出して正常に眼内レンズを挿入することができないおそれがある。
本件開示の技術は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来よりも小幅の切開創に挿入した際に、眼内レンズを眼外への射出を防止しつつ安定して保持したまま眼内に案内することができる挿入器具を実現することである。
本件開示の眼内レンズの挿入器具は、眼内レンズを収容する略筒形状の本体部と、本体部の先端に設けられた先端開口部と、先端開口部の先端に設けられた略平板状の突起部とを備え、先端開口部の開口端面を本体部の中心軸に直交する面に対して傾斜した傾斜面とし、先端開口部における先端側に、中心軸を挟んで互いに略平行な一対の側壁を有する先端領域が設けられている。これにより、従来よりも小幅の切開創に先端部を容易に刺入し、眼内レンズを眼外への射出を防止しつつ安定して保持したまま水晶体嚢内に案内することができる。
また、本件開示の眼内レンズの挿入器具は、先端開口部における後端側に、先端領域の後端と接続する基端領域が設けられており、先端領域における傾斜面の中心軸に直交する面に対する傾斜角度が、基端領域における傾斜面の中心軸に直交する面に対する傾斜角度よりも小さい。さらに、本件開示の眼内レンズの挿入器具は、先端開口部において、側方視で現れる輪郭線が、先端領域と基端領域との間に屈曲点を有する。これにより、先端領域の側壁が急峻に立ち上がるように形成され、先端領域において眼内レンズをより安定して保持することができる。このため、眼内レンズを水晶体嚢内に案内する際に、眼内レンズが先端開口部から眼外に射出する現象を抑制することができる。
そして、本件開示の眼内レンズ挿入器具は、先端開口部の外周形状が、先端に向かって先細りになるテーパ形状である。これにより、小幅の切開創に先端部を刺入した後、先端部を眼内に挿入しやすくなる。また、本体部が眼内レンズの位置決め部材をさらに備え、眼内レンズが位置決め部材によりあらかじめ位置決めされている。
本件開示の技術によれば、従来よりも小幅の切開創に挿入した際に、眼内レンズを眼外への射出を防止しつつ安定して保持したまま眼内に案内することができる挿入器具を実現することができる。
図1(a)および図1(b)は、一実施形態における眼内レンズの挿入器具の概略の構成を示す図である。 図2(a)および図2(b)は、一実施形態における眼内レンズの概略の構成を示す図である。 図3は、一実施形態における眼内レンズの挿入器具のノズル本体の概略の構成を示す図である。 図4は、一実施形態における眼内レンズの挿入器具の位置決め部材の概略構成を示す図である。 図5(a)および図5(b)は、一実施形態における眼内レンズのプランジャの概略構成を示す図である。 図6は、一実施形態における眼内レンズの挿入器具の先端付近の詳細な平面図である。 図7は、一実施形態における眼内レンズの挿入器具の先端付近の詳細な側面図である。 図8は、一実施形態における眼内レンズの挿入器具の先端付近の斜視図である。 図9(a)〜(c)は、一実施形態における眼内レンズの挿入器具の挿入筒部の断面図である。 図10Aは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の斜視図である。 図10Bは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の斜視図である。 図10Cは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の斜視図である。 図10Dは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図10Eは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図10Fは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図10Gは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図10Hは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図10Iは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図10Jは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図10Kは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図10Lは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図10Mは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図10Nは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図10Pは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の断面図である。 図11Aは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の斜視図である。 図11Bは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の斜視図である。 図11Cは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の斜視図である。 図11Dは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図11Eは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図11Fは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図11Gは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図11Hは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図11Iは、変形例に係る挿入器具のノズル本体を示す図である。 図11Jは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図11Kは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図11Lは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図11Mは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図11Nは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の部分拡大図である。 図11Pは、変形例に係る挿入器具のノズル本体の断面図である。
以下、一実施形態に係る眼内レンズの挿入器具について、図面を参照しながら説明する。ただし、本実施形態は眼内レンズの挿入器具の一例を示すものであって、以下に説明する構成に限定されるものではない。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態に係る眼内レンズの挿入器具1は、ノズル本体100とステージ部200とプランジャ300とを備える。ノズル本体100は、全長に亘ってその内部が貫通された長尺の略筒形状を有する。ノズル本体100が、本体部の一例に相当する。ノズル本体100の長手方向に垂直な面での断面は、略矩形である。また、ノズル本体100の内部に眼内レンズ2が収容されるとともに、ステージ部200によって、眼内レンズ2がノズル本体100に保持される。プランジャ300は、長尺の円筒形状を有する棒状部材である。プランジャ300は、その一部がノズル本体100の円筒部に挿通されている。プランジャ300は、施術時に眼内レンズを水晶体嚢内に案内するための押し出し部材として用いられる。
図1(a)及び図1(b)に示すように、挿入器具1の長手方向に平行であってノズル本体100の後端100bから先端100aに向かう方向が正となるようにZ軸を設定し、Z軸に垂直であって互いに直交するX軸とY軸を設定する。以下で説明するように、X軸はノズル本体100において位置決め部材210により位置決めされた眼内レンズ2の光軸と一致する。また、Z軸は、ノズル本体100に挿入したプランジャ300の押し込み方向と一致する。なお、各部材に関する以下の説明において、X軸の負側に設けられる面を底面、X軸の正側に設けられる面を上面と称する場合もある。また、X軸の正側を上方、X軸の負側を下方、Z軸の正側を前方、Z軸の負側を後方とそれぞれ称する場合もある。
ノズル本体100の後端100b付近には、ノズル本体100からXY軸方向に迫り出す板状のホールド部110が設けられている。使用者は、プランジャ300をノズル本体100の先端100a側に押し込む際に、指をホールド部110に掛ける。また、ノズル本体100において、ホールド部110よりも後端100b側に、係止穴120が設けられている。係止穴120は、プランジャ300をノズル本体100に保持する保持手段として用いられる。プランジャ300がノズル本体100に挿通された状態で、係止穴120とプランジャ300からX軸正方向に向けて突出する爪部とが係合することで、プランジャ300のノズル本体100に対する相対位置が位置決めされる。使用者がプランジャ300をノズル本体100の先端100a側に押し込むと、プランジャ300の爪部がノズル本体100の先端100a側に移動して係止穴120との係合が解除される。
また、ノズル本体100の先端100a付近には、ステージ部200が設けられている。ステージ部200は、位置決め部材210とステージ蓋部220を有する。位置決め部材210は、挿入器具1の使用前や輸送中等において、眼内レンズ2を安定してステージ部200に保持するための部材である。挿入器具1においては、製造時に、ステージ蓋部220が開けられ、位置決め部材210がステージ部200に取り付けられた状態で、眼内レンズ2がステージ部200にセットされる。そして、使用者は、挿入器具1のステージ蓋部220が閉じられたままの状態で位置決め部材210を取り外す。その後、使用者は、プランジャ300をノズル本体100の先端100a側に押し込むことで、プランジャ300によって眼内レンズ2を押圧しつつ、挿入筒部130より眼内レンズ2を押し出す。なお、挿入器具1のノズル本体100、ステージ部200、プランジャ300の素材は、ポリプロピレン等の樹脂で形成される。ポリプロピレンは医療用機器において実績があり、生体適合性が良好でありかつ耐薬品性等の信頼性も高い素材である。
図2(a)及び図2(b)は、眼内レンズ2の概略構成を示す図である。図2(a)は眼内レンズ2の平面図であり、図2(b)はその側面図である。眼内レンズ2は、所定のパワーを有する光学部2aと、光学部2aに設けられた支持部2bとを有する。支持部2bは、光学部2aを眼球内で保持するための部材である。光学部2aや支持部2bは、可撓性の樹脂材料にて形成される。
図3は、ノズル本体100の平面図を示す。眼内レンズ2は、ノズル本体100のステージ部200にセットされる。そして、眼内レンズ2は、プランジャ300によって押圧されて挿入筒部130から押し出される。なお、ノズル本体100にはノズル本体100の外形の変化に応じて断面形状が変化する貫通孔100cが設けられている。そして、眼内レンズ2が押し出される際は、眼内レンズ2は、ノズル本体100内の貫通孔100cの断面形状の変化に応じて変形し、患者の眼球に形成された切開創に入り易い形に変形した上で押し出される。
ステージ部200には、眼内レンズ2の光学部2aの径より僅かに大きな幅を有するステージ溝200aが形成されている。ステージ溝200aのZ軸方向の寸法は、眼内レンズ2の両側に延びる2つの支持部2bを含む眼内レンズ2全長よりも大きく設定されている。また、ステージ溝200aの底面によってセット面200bが形成されている。セット面200bのX軸方向における位置は、ノズル本体100の貫通孔100cの底面のX軸方向における位置よりもX軸の正側に設定されている。ここで、貫通孔100cの底面とは、図3において貫通孔100cの内面のうちX軸方向の負側に設けられるYZ平面に平行な面を指す。以下、他の部材の説明においても、底面は同等の意味を有するものとする。セット面200bと貫通孔100cの底面とは底部斜面100dによって連結されている。
ステージ部200とステージ蓋部220とは一体に形成されている。ステージ蓋部220のZ軸方向の寸法は、ステージ部200と同等である。ステージ蓋部220は、ステージ部200の側面がステージ蓋部220側に延出して形成された薄板状の連結部230によって連結されている。連結部230は中央で屈曲可能に形成されており、ステージ蓋部220は、連結部230を屈曲させることでステージ部200にX軸の正側から重なり閉蓋することができる。
ステージ蓋部220において、閉蓋時にセット面200bと対向する面には、ステージ蓋部220を補強し、眼内レンズ2の位置を安定させるためのリブ220a、220bが設けられている。また、プランジャ300をノズル本体100の先端100a側に押し進める際のガイドとして、案内突起220cが設けられている。
ステージ部200のセット面220bの下側、すなわちX軸の負側には、位置決め部材210が取外し可能に設けられている。図4(a)及び図4(b)は、位置決め部材210の概略構成を示す。図4(a)は位置決め部材210の平面図であり、図4(b)はその側面図である。位置決め部材210はノズル本体100と別体として構成されており、一対の側壁部211が連結部212で連結されている。それぞれの側壁部211の下端には、外側に向けて延出して広がる保持部213が形成されている。
そして、それぞれの側壁部211の上端部には、上方から見た形状が円弧形状であり上側に突出した一対の第1載置部214が形成されている。さらに、第1載置部214の上端面における外周側には、第1位置決め部215が突出して形成されている。第1位置決め部215の内径どうしの距離は、眼内レンズ2の光学部2aの光学部径よりも僅かに大きく設定されている。
また、連結部212の前後方向の両端には、上方から見た形状が矩形状であり上側に突出した一対の第2載置部216が形成されている。第2載置部216の上面の高さは、第1載置部214の上端面の高さと同等になっている。さらに、第2載置部216の上面において外側の部分には、第2載置部216の左右方向の全体に亘って上側にさらに突出する第2位置決め部217が形成されている。第2位置決め部217内側どうしの離隔は、眼内レンズ2の光学部2aの径寸法よりも僅かに大きく設定されている。加えて、図4(b)に示すように、第2載置部216の上端部には左右方向の全体に亘り、前後方向に僅かに突出した係止爪218が形成されている。
本実施形態では、上記の位置決め部材210が、ノズル本体100のセット面200bの下側、すなわちX軸の負側から組み付けられる。ノズル本体100のセット面200bには、厚さ方向にセット面200bを貫通するセット面貫通孔200cが4箇所形成されている。セット面貫通孔200cの外形は、位置決め部材210の第1載置部214及び第2載置部216を上側、すなわちX軸の正側から見た形状に対し僅かに大きな略相似形状とされている。そして、位置決め部材210がノズル本体100に取り付けられる際には、第1載置部214及び第2載置部216が、セット面200bの下側からセット面貫通孔200cに挿入され、セット面200bの上側に突出する。
その際、第2載置部216に設けられた係止爪218がセット面貫通孔200cを介してセット面200bに突出し、セット面200bの上面に係止される。このことによって、位置決め部材210がノズル本体100の下側から組み付けられ、第1載置部214及び第2載置部216がセット面200bから突出した状態で固定される。そして、眼内レンズ2がセット面200bにセットされる際には、光学部2aの外周部底面が、第1載置部214及び第2載置部216の上面に載置される。また、光学部2aは第1位置決め部215及び第2位置決め部217によってZ軸方向に対して位置規制される。
図5は、プランジャ300の概略構成を示す。プランジャ300のZ軸方向の長さは、ノズル本体100よりもやや大きい。そして、プランジャ300は、円柱形状を基本とした先端側、すなわちZ軸方向の正側の作用部310と、矩形ロッド形状を基本とした後端側、すなわちZ軸方向の負側の挿通部320とを有する。作用部310は、円柱状に形成された円柱部310aと、円柱部310aからY軸方向に広がる薄板状の扁平部310bとを有する。
作用部310の先端部分には、切欠部310cが形成されている。この切欠部310cは、図5(a)及び図5(b)に示すように、X軸の正側に開口しY軸方向に貫通する溝状に形成されている。また、図5(b)に示すように、切欠部310cの先端側の端面は、作用部310の先端側に近づくにつれてX軸の正側に向かう傾斜面で形成されている。
一方、挿通部320は、全体的に概略H字状の断面を有しており、そのX軸方向及びY軸方向の寸法は、ノズル本体100の貫通孔100cよりも僅かに小さく設定されている。また、挿通部320の後端には、XY平面上に広がる円板状の押圧板部330が形成されている。
挿通部320のZ軸方向の中央より先端側の部分には、X軸の正側に向けて突出し、プランジャ300の素材の弾性によりX軸方向に移動可能な爪部320aが形成されている。そして、プランジャ300がノズル本体100に挿入された際には、ノズル本体100の上面において厚さ方向に設けられた係止孔120aと爪部320aとが係合し、初期状態におけるノズル本体100とプランジャ300との相対位置が決定される。なお、爪部320aと係止孔120aの形成位置は、係合状態において、作用部310の先端が、ステージ部200にセットされた眼内レンズ2の光学部2aの後方に位置し、光学部2aの後方の支持部2bを切欠部310cが下方から支持することが可能な場所となるよう設定されている。
上記のように構成された挿入器具1の使用前においては、プランジャ300がノズル本体100に挿入されて初期位置に配置される。また、位置決め部材210が、前述のように、セット面200bの下方からステージ部200に取り付けられる。これにより、位置決め部材210の第1載置部214及び第2載置部216がセット面200bに突出した状態に保持される。
また、眼内レンズ2は、支持部2bが光学部2aに対してノズル本体100のZ軸方向に配された状態で、第1載置部214及び第2載置部216に載置され位置決めされる。この状態において、光学部2aの外周部分が第1載置部214及び第2載置部216に接触しているので、眼内レンズ2の中央部分は非負荷状態で支持されている。また、この状態において、眼内レンズ2の支持部2bは、プランジャ300の切欠部310cの底面によって支持されている。
また、この状態においては、第2載置部216によって、プランジャ300のノズル本体100の先端100a側への進入を阻止するストッパが構成されている。これにより、プランジャ300は、位置決め部材210がノズル本体100から取り外されない限り進入できない状態となっている。
挿入器具1を用いて眼内レンズ2を患者の眼球内に案内する場合には、まず、位置決め部材210をノズル本体100から取り外す。これにより、眼内レンズ2の光学部2aを支持していた第1載置部214及び第2載置部216がセット面200bから後退し、眼内レンズ2がセット面200b上に載置される。セット面200bは平坦面であるため、眼内レンズ2を安定して載置できる。また、ステージ溝200aの幅寸法が眼内レンズ2の光学部2aの径寸法より僅かに大きい程度とされていることから、セット面200b上での眼内レンズ2の周方向の回転も抑制することができる。
続いて、眼組織に設けた切開創にノズル本体100の挿入筒部130を挿入する。そして、切開創に挿入筒部130を挿入した後に、その状態で、プランジャ300の押圧板部330をノズル本体100の先端100a側に押し込む。これにより、セット面200aに載置された眼内レンズ2の光学部2a外周にプランジャ300の作用部310の先端が当接し、プランジャ300によって眼内レンズ2が挿入筒部130に向けて案内される。
次に、ノズル本体100の先端100a付近の構成について詳しく説明する。図6に、ノズル本体100の挿入筒部130付近の詳細な平面図を示す。ノズル本体100の外形は、全体としてステージ部200側から先端100a側に行くに連れて次第に先細となるテーパ形状を有している。貫通孔100cには、断面積が次第に小さくされた縮径部100fが形成されている。縮径部100fは、先端100a側に行くに連れて底面及び上面の幅寸法が小さくなり、これにより断面積が小さくなるように構成されている。縮径部100fの壁面の厚さは、挿入器具1の使用時に谷折れが発生しないような厚さに設定されている。ここで、縮径部100fの後端部分における底面には、先端100a側に行くに連れてX軸の正側に上がるよう傾斜した傾斜面100gが形成されており、この傾斜面100gによって段差が設けられている。
貫通孔100cの底面における縮径部100f近傍には、底面においてその中央を挟んでノズル本体100のZ軸方向に延びる一対の導入突部100hが形成されている。導入突部100hは、傾斜面100gの前方から後方に亘って設けられており、縮径部100fの後端側の底面から僅かに上方に突出して互いに平行に延びる線状に形成されている。ここで、傾斜面100g上に形成された導入突部100hの前端部分は、傾斜面100gが先端100a側に行くに連れて次第に高くなることによって、傾斜面100gの前端部において等しい高さとなるように形成されている。また、導入突部100hどうしの離隔距離は、プランジャ300の作用部310の幅寸法よりも僅かに大きい寸法とされている。
そして、図7に示すように、本実施形態では、挿入筒部130において、貫通孔100cは略一定の断面積を持って略直線状に延びるように形成されている。さらに、挿入筒部130において貫通孔100cは開口され、先端開口部130aが形成されている。また、先端開口部130aにおける先端100a側には、先端領域130bが形成されている。さらに、先端領域130bには、平板状の突起部130cが設けられている。突起部130cは、ノズル本体100内におけるプランジャ300の押し出し方向、すなわち眼内レンズ2の移動方向(図中、Z軸方向)に延びる部材である。
図7に示すように、先端開口部130aは、挿入筒部130をX軸の負側に行くにつれてZ軸の負側に行くよう斜めに切断することで形成されている。すなわち、挿入筒部130において上端側が下端側よりも前方に延出された形となっている。また、図7に示すように、先端開口部130aは、側方視において、その輪郭線の曲率が大きく変化する屈曲点Gを有するように構成する。そして、先端開口部130aにおいて、屈曲点から先端100a側を上記の先端領域130bとし、屈曲点から後端100b側を上記の基端領域130dとする。
さらに、図7に示すように、ノズル本体100のZ軸に平行な方向に中心軸Oを設ける。先端開口部130aは、先端領域130bと基端領域130dを有する。そして、先端開口部130aの開口端面が、中心軸Oに直交する平面に対して傾斜した傾斜面となっている。さらに、先端領域130bにおける傾斜面の中心軸Oに直交する平面に対する傾斜角度は、基端領域130dにおける傾斜面の中心軸Oに直交する平面に対する傾斜角度よりも小さく設定されている。このため、先端開口部130aの側方視において、先端領域130bの側壁がX軸方向に急峻に立ち上がるように形成される。そして、基端領域130dは、X軸方向において先端領域130bの側壁の高さを漸増させつつ胴部130eと接続する。先端領域130bの側壁は、ステージ部210に位置決めされた眼内レンズ2の光軸方向(図中、X軸方向)に延びる部材である。そして、先端領域130bの側壁の延出方向(図中、X軸方向)は、ノズル本体100内におけるプランジャ300の押し出し方向や眼内レンズ2の移動方向や突起部130cの延出方向(図中、Z軸方向)と直交する。
また、図6に示すように、先端開口部130aの外周形状は、先端100aに向かって先細りになるテーパ形状となっている。なお、図6に示すように、本実施形態では、先端開口部130aのうち先端領域130bの外周形状はテーパ形状となっていないが、先端開口部130aの基端領域130dから先端領域130bに至る全長に亘って、外周形状をテーパ形状とするよう構成することもできる。先端開口部130aをこのようにテーパ形状を有するよう構成することにより、従来よりも小幅の切開創に先端開口部130aを挿入しやすくすることができる。
また、図に示すように、ノズル本体100は先端100aに向かって先細りになるテーパ部100iを有する。また、図8に示すように、ノズル本体100の挿入筒部130において、先端開口部130aがX軸の負側に開口している。図7および図8に示すように、挿入筒部130は、ノズル本体100の後端100bから先端100aに向かう方向において順に、胴部130e、基端領域130d、先端領域130b、突起部130cを有する。また便宜上、図7に示すように、挿入筒部130をZ軸に垂直な平面で区分したときに、挿入筒部130において平面Fから後端100b側の部分を胴部130e、平面Eと平面Fの間の部分を基端領域130d、平面Dと平面Eの間の部分を先端領域130、平面Dから先端100a側の部分を突起部130cとする。
胴部130eは、中空の筒形状を有する。図7に示すように、胴部130eの底面側の厚さは、先端100a側に行くにつれて漸減している。そして、平面Fの位置において、胴部130eと基端領域130dとは、それらの外周が滑らかに接続するように構成されている。基端領域130dは、先端100a側に行くにつれてXY平面における断面積が小さくなるよう縮径しており、外周形状がテーパ形状となっている。また、図7および図8に示すように、基端領域130dのX軸方向の側壁の高さは漸減するよう構成されている。このため、基端領域130dは、胴部130eおよび先端領域130bの双方と、外周が滑らかに接続することができる。
先端領域130bは、YZ平面に略平行な上面と当該上面と略直交しXZ平面に略平行な側壁とを有する。先端領域130bの上面は、先端100a側で突起部130cと接続する。図7に示すように、先端領域130bの側壁のX軸方向の高さは、平面Dの位置から平面Eの位置まで急速に上昇している。このように、突起部130cのすぐ後段において、先端領域130bの側壁を高く設けることにより、眼内レンズ2を安定して保持しつつ水晶体嚢内に案内することができる。また、図7及び図8に示すように、突起部130cは、先端領域130bの上面が先端100a側に迫り出すように形成された、YZ平面に略平行な平板状の部材である。
図9には、ノズル本体100の、挿入筒部130の3か所における断面図を示す。具体的には、図9(a)は図6に示したA−A断面を、図9(b)はB−B断面を、図9(c)はC−C断面についての図をそれぞれ示す。また、図9(a)〜図9(c)は、挿入筒部130をZ軸の負側から正側に見たとき、すなわちノズル本体100の後端100b側から先端100a側に見たときの断面を示す。
図9(a)に示すように、先端開口部130aにおける先端側に設けられた先端領域130bは、その断面において、XZ平面に略平行な一対の側壁が、YZ平面に略平行な上面と略直交するように配置され、当該上面と滑らかに接続されている。また、図9(b)に示すように、基端領域130dは、その断面において、先端領域130bの平板状の側壁が湾曲した側壁に変更された形状を有する。さらに、図9(c)に示すように、胴部130eは、その断面において、基端領域130dの上面および側壁に加え、中心軸Oを挟んで当該上面と対となる下面を有する。そして、上面、下面、1対の側壁が貫通孔100cを取り囲んでいる。
このように挿入筒部130を構成することで、プランジャ300の押し込み動作により、眼内レンズ2は、テーパ部100iを通過した後、挿入筒部130の胴部130eを通過し、先端開口部130aに移動する。さらに、眼内レンズ2は、基端領域130dに移動し、湾曲した状態が維持されつつ先端領域130bに移動し、先端領域130bの側壁に保持されつつ水晶体嚢内に移動する。したがって、眼内レンズ2を水晶体嚢内に案内する際に、眼内レンズ2が先端開口部130aに移動したときに眼内レンズ2が眼外に射出される現象を防止することができる。
また、挿入筒部130の先端に突起部130cを設けることにより、眼球に設けた小幅の切開創に対する挿入筒部130の眼球内への刺入性が向上する。さらに、突起部130cの後段に先端領域130bおよび基端領域130dを設けることにより、挿入筒部130を眼球内に所定の長さだけ挿入した後で眼内レンズ2を安定して保持しつつ水晶体嚢内に案内することができる。そして、上述の通り眼内レンズ2の案内時に、術者が意図せず、眼内レンズ2が先端開口部130aから眼外に飛び出さないよう抑制できる。したがって、本実施形態の眼内レンズの挿入器具1によれば、従来よりも小幅の切開創に挿入筒部130を容易に刺入し、眼内レンズ2を安定して保持しつつ水晶体嚢内に案内することができる。
一例として、本実施形態の挿入器具1について、突起部130cのZ軸方向の長さを約1.0mm、突起部130cのY軸方向の幅を約1.1〜1.6mm、先端領域130bのZ軸方向の長さを約1.0mm、基端領域130dのZ軸方向の長さを約1.5mm、挿入筒部130のY軸方向の幅を約1.6〜2.4mmとなるように成形することで、上述の通り、従来よりも小幅の切開創に容易に刺入しつつ、眼内レンズを安定して保持しつつ水晶体嚢内に案内することができる眼内レンズの挿入器具が得られる。
以上が本実施形態に関する説明であるが、上記の眼内レンズの挿入器具等の構成や処理は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と同一性を失わない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記の説明では、先端開口部130aは、側方視において、その輪郭線が屈曲点Gを有するように構成している。これに加えて、先端領域130bや基端領域130dを、側方視において、それらの輪郭線が更に別の屈曲点を有するように構成してもよい。さらに、先端領域130bと基端領域130dは、全体に亘って曲線部分だけから構成されるようにしてもよいし、直線部分の組み合わせから構成されるようにしてもよい。
さらに、上記の説明では、突起部130cはYZ平面に略平行な平板状の部材として説明したが、XY平面による断面において円弧状に湾曲するなど、湾曲した板状の部材として構成してもよい。同様に、上記の説明では、先端領域130bを構成する側壁は、XZ平面に略平行な一対の側壁として説明したが、XY平面による断面において円弧状に湾曲するなど、湾曲した板状の側壁として構成してもよい。また、当該一対の側壁は、XZ平面に略平行であるとして説明したが、眼内レンズを保持する側壁として設けることができれば、XY平面による断面がハの字型もしくは逆ハの字型となるように構成してもよい。
以下に、本実施形態の変形例に係る挿入器具について説明する。本変形例に係る挿入器具も、上記の本実施形態において図7を用いて説明したのと同様の先端開口部、突起部、傾斜面、先端領域等が設けられている。このため、変形例に係る挿入器具を用いることでも、従来よりも小幅の切開創に挿入した際に、眼内レンズを眼外への射出を防止しつつ安定して保持したまま眼内に案内することができるという効果が期待される。
さらに、本変形例では、本実施形態の挿入器具に対してノズル本体の形状を本発明の技術的思想の範囲内で変更している。一例として、図10に示すように、ノズル本体1100において、ステージ蓋部1120に、粘弾性物質が充填された注射器の針を挿入するための孔であるニードル孔1200と注射器の針の先端をニードル孔1200に案内するための案内壁部1110が設けられている。また、本変形例では、ノズル本体1100に、上記の実施形態のいわゆるワンピース型の眼内レンズ2の代わりに、いわゆるスリーピース型の眼内レンズ1002がセットされている。ただし、本変形例においてこれらの変更を行っても、ノズル本体1100の先端部は上記の実施形態と同様に構成されているため、挿入器具を用いて上記の実施形態と同等の効果が期待される。
図10A〜図10Cは、変形例に係る挿入器具のノズル本体1100の斜視図である。図10Dは、ノズル本体1100をY軸負方向から正方向に見たときの図である。図10Eは、ノズル本体1100をX軸正方向から負方向に見たときの図である。図10Fは、ノズル本体1100をZ軸負方向から正方向に見たときの図である。図10Gは、ノズル本体1100をZ軸正方向から負方向に見たときの図である。図10Hは、ノズル本体1100をX軸正方向から負方向に見たときの図である。図10Iは、ノズル本体1100をX軸負方向から正方向に見たときの図である。
図10Jは、図10Aの「N」および「N’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図10Kは、図10Bの「P」および「P’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図10Lは、図10Dの「Q」および「Q’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図10Mは、図10Hの「R」および「R’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図10Nは、図10Iの「S」および「S’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図10Pは、図10LのT−T線によるノズル本体1100の断面図である。
また、図11A〜図11Cは、変形例に係る挿入器具のノズル本体1100の斜視図である。図11Dは、ノズル本体1100をY軸負方向から正方向に見たときの図である。図11Eは、ノズル本体1100をX軸正方向から負方向に見たときの図である。図11Fは、ノズル本体1100をZ軸負方向から正方向に見たときの図である。図11Gは、ノズル本体1100をZ軸正方向から負方向に見たときの図である。図11Hは、ノズル本体1100をX軸正方向から負方向に見たときの図である。図11Iは、ノズル本体1100をX軸負方向から正方向に見たときの図である。
図11Jは、図11Aの「U」および「U’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図11Kは、図11Bの「V」および「V’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図11Lは、図11Dの「W」および「W’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図11Mは、図11Hの「X」および「X’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図11Nは、図11Iの「Y」および「Y’」により示される範囲におけるノズル本体1100の部分拡大図である。図11Pは、図11LのZ−Z線によるノズル本体1100の断面図である。
1 挿入器具
2、1002 眼内レンズ
100、1100 ノズル本体
100a ノズル本体の先端
100b ノズル本体の後端
100c 貫通孔
130 挿入筒部
130a 先端開口部
130b 先端領域
130c 突起部
130d 基端領域
130e 胴部
200 ステージ部
210 位置決め部材
220、1120 ステージ蓋部
300 プランジャ
1110 案内壁部
1200 ニードル孔

Claims (5)

  1. 眼内レンズを収容する略筒形状の本体部と、
    前記本体部の先端に設けられた先端開口部と、
    前記先端開口部の先端に設けられた略平板状の突起部と
    を備え、
    前記先端開口部の開口端面を前記本体部の中心軸に直交する面に対して傾斜した傾斜面とし、
    前記先端開口部における先端側に、前記眼内レンズを保持するための前記中心軸を挟んで互いに略平行な一対の側壁を有し、角膜の切開創に挿入される先端領域が設けられている
    ことを特徴とする眼内レンズの挿入器具。
  2. 前記先端開口部における後端側に、前記先端領域の後端と接続する基端領域が設けられており、
    前記先端領域における傾斜面の前記中心軸に直交する面に対する傾斜角度が、前記基端領域における傾斜面の前記中心軸に直交する面に対する傾斜角度よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼内レンズの挿入器具。
  3. 前記先端開口部において、側方視で現れる輪郭線が、前記先端領域と前記基端領域との間に屈曲点を有することを特徴とする請求項2に記載の眼内レンズの挿入器具。
  4. 前記先端開口部の外周形状が、先端に向かって先細りになるテーパ形状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の眼内レンズの挿入器具。
  5. 前記本体部が前記眼内レンズの位置決め部材をさらに備え、
    前記眼内レンズが前記位置決め部材によりあらかじめ位置決めされている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の眼内レンズの挿入器具。
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