JP6523642B2 - 画像診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像診断装置関するものである。
バルーンカテーテル、ステント等の高機能カテーテルによる血管内治療が行われている。この手術前の診断、或いは、手術後の経過確認のため、光干渉断層診断装置(OCT:Optical Coherence Tomography)等の画像診断装置が用いられるのが一般的になってきた。
光干渉断層診断装置は、光学レンズと光学ミラーを有するイメージングコアを先端に取り付けた光ファイバを内蔵し、少なくとも先端部が透明なシースを有するプローブを用いる。そして、そのプローブを患者の血管内に導き、イメージングコアを回転させながら、光学ミラーを介して血管壁に光を照射し、血管からの反射光を再度、その光学ミラーを介して受光することでラジアル走査を行い、得られた反射光を元に血管の断面画像を構成するものである。そして、この光ファイバを回転させながら、所定速度で引っ張る操作(一般にプルバックと呼ばれる)を行うことで、血管の長手方向の内壁の3次元画像を形成する(特許文献1)。また、OCTの改良型として、波長掃引を利用した光干渉断層診断装置(SS−OCT:Swept-source Optical coherence Tomography)も開発されている。
特開2007−267867号公報
一般に、ステントはステンレス等の金属製である。このため、イメージングコアから出射した光は、血管組織よりもステントの方が格段に高い強度で反射するので、OCT画像からステントを検出するのは容易であった。
しかし、近年では、ポリマーで生成され、生体に吸収される生体吸収性血管スキャフォールド(BVS)が利用されるようになってきている。BVSとは、全分解ステントや完全生体吸収性薬剤溶出性ステントとも呼ばれ、金属製ステントとは異なる。この非金属のBVSはOCTの光に対して透明、又はそれに近い部材で構成され、光が透過してしまう。このため、従来の金属製ステントのステント検出アルゴリズムを適用することはできない。
本発明は係る問題に鑑みなされたものであり、BVS等の光の反射が無い、もしくは反射が少ないことに起因した低い輝度の部分をOCT画像から検出する技術を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、例えば本発明の画像診断装置は以下の構成を有する。すなわち、
信号の送受信を行うイメージングコアを収容したプローブを備え、イメージング対象物に対して信号の送受信を繰り返し、イメージング対象物の断層画像を生成する生成手段とを備える画像診断装置であって、
前記断層画像においてモルフォロジ演算を行うことにより、周囲の画素値と比較して相対的に画素値が低い低輝度領域を検出対象領域として検出する検出手段と、
前記検出対象領域から過検出物を除去する過検出物除去手段と、
前記画像診断装置は、前記断層画像においてモルフォロジ演算を行うことにより、前記検出対象領域とは異なる低輝度領域を準検出対象領域として検出する準検出手段と、
前記検出対象領域から過検出物を除去するために、前記検出対象領域と前記準検出対象領域とを比較して、共通領域もしくは差分領域を改めて検出対象領域とする領域処理手段とを有する。
本発明によれば、BVS等の光の反射が無い、もしくは反射が少ないことに起因した低い輝度の部分をOCT画像から検出することが可能になる。
本実施形態に係る画像診断装置の外観構成を示す図である。 画像診断装置の構成を示す図である。 断面画像の再構成処理を説明するための図である。 再構成された断面画像と3次元モデルデータとの関係を示す図である。 実施形態におけるBVSの検出のアルゴリズムを示す図である。 生体吸収性スキャフォールドの断面画像とその3次元モデルデータとの関係を示す図である。 実施形態における画像診断装置の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における画像診断装置の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における画像診断装置の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における処理対象の画像の例を示す図である。
以下、本発明に係わる実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施の形態に係わる波長掃引を利用した画像診断装置100の全体構成の一例を示す図である。
画像診断装置100は、プローブ(もしくはカテーテル)101と、プルバック部102と、操作制御装置103で構成され、プルバック部102と操作制御装置103は、コネクタ105を介してケーブル104で接続されている。このケーブル104には、光ファイバ、並びに各種信号線が収容されている。
プローブ101は、光ファイバを回転自在に収容する。この光ファイバの先端には、操作制御装置100からプルバック部102を介在して伝送された光(測定光)を、光ファイバの中心軸に対してほぼ直行する方向に送信するとともに、送信した光の外部からの反射光を受信するための光送受信部を有するイメージングコア250が設けられている。
プルバック部102は、プローブ101に設けられたアダプタを介して、プローブ101内の光ファイバと保持する。そして、プルバック部102に内蔵されたモータを駆動させることでプローブ101内の光ファイバを回転させることで、その先端に設けられたイメージングコアを回転させることが可能になっている。また、プルバック部102は、内蔵の直線駆動部に設けられたモータを駆動して、プローブ101内の光ファイバを所定速度で引っ張る(プルバック部と呼ばれる所以である)処理も行う。
上記構成により、プローブ101を患者の血管内に案内し、プルバック部102に内蔵したラジアル走査モータ(図2の符号241)を駆動して、プローブ内の光ファイバを回転させることで、血管内を360度に渡ってスキャンすることが可能になる。さらに、プルバック部102が直線駆動部(図2の符号243)によってプローブ101内の光ファイバを所定速度で引っ張ることで、血管軸に沿ったスキャンが行われることになり、結果的に血管軸の各箇所の血管の内側から見た断層像を構築することが可能となる。
操作制御装置103は、画像診断装置100の動作を統括制御する機能を有する。操作制御装置103は、例えば、ユーザ指示に基づく各種設定値を装置内に入力する機能や、測定により得られたデータを処理し、体腔内の断層画像として表示する機能を備える。
操作制御装置103には、本体制御部111、プリンタ/DVDレコーダ111−1、操作パネル112及びLCDモニタ113、等が設けられている。本体制御部111は、光断層画像を生成する。光断層画像は、測定により得られた反射光と光源からの光を分離することで得られた参照光とを干渉させることで干渉光データを生成するとともに、当該干渉光データに基づいて生成されたラインデータを処理することにより生成される。
プリンタ/DVDレコーダ111−1は、本体制御部111における処理結果を印刷したり、データとして記憶したりする。操作パネル112は、ユーザが各種設定値及び指示の入力を行なうユーザインターフェースである。LCDモニタ113は、表示装置として機能し、例えば、本体制御部111において生成された断層画像を表示する。114は、ポインティングデバイス(座標入力装置)としてのマウスである。
次に、画像診断装置100の機能構成について説明する。図2は、画像診断装置100のブロック構成図である。以下、同図を用いて波長掃引型OCTの機能構成について説明する。
図中、201は画像診断装置の全体の制御を司る信号処理部であり、マイクロプロセッサをはじめ、いくつかの回路で構成される。210はハードディスクに代表される不揮発性の記憶装置であり、信号処理部201が実行する各種プログラムやデータファイルを格納している。202は信号処理部201内に設けられたメモリ(RAM)である。203は波長掃引光源であり、時間軸に沿って、予め設定された範囲内で変化する波長の光を繰り返し発生する光源である。
波長掃引光源203から出力された光は、第1のシングルモードファイバ271の一端に入射され、先端側に向けて伝送される。第1のシングルモードファイバ271は、途中の光ファイバカップラ272において第4のシングルモードファイバ275と光学的に結合されている。
第1のシングルモードファイバ271における光ファイバカップラ272より先端側に発した光は、コネクタ105を介して、第2のシングルモードファイバ273に導かれる。この第2のシングルモードファイバ273の他端はプルバック部102内の光ロータリージョイント230に接続されている。
一方、プローブ101はプルバック部102と接続するためのアダプタ101aを有する。そして、このアダプタ101aによりプローブ101をプルバック部102に接続することで、プローブ101が安定してプルバック部102に保持される。さらに、プローブ101内に回転自在に収容された第3のシングルモードファイバ274の端部が、光ロータリージョイト230に接続される。この結果、第2シングルモードファイバ273と第3シングルモードファイバ274が光学的に結合される。第3のシングルモードファイバ274の他方端(プローブ101の先頭部分側)には、光を回転軸に対してほぼ直行する方向に出射するミラーとレンズを搭載したイメージングコア250が設けられている。
上記の結果、波長掃引光源203が発した光は、第1シングルモードファイバ271、第2シングルモードファイバ273、第3のシングルモードファイバ274を介して、第3のシングルモードファイバ274の端部に設けられたイメージングコア250に導かれる。イメージコア250は、この光を、ファイバの軸に直行する方向に出射するとともに、その反射光を受信し、その受信した反射光が今度は逆に導かれ、操作制御装置103に返される。
一方、光ファイバカップラ272に結合された第4のシングルモードファイバ275の反対の端部には、参照光の光路長を微調整する光路長調整機構220が設けられている。この光路長可変機構220は、プローブ101を交換した場合など、個々のプローブ101の長さのばらつきを吸収できるよう、その長さのばらつきに相当する光路長を変化させる光路長変更手段として機能する。そのため、第4のシングルモードファイバ275に端部に位置するコリメートレンズ225が、その光軸方向である矢印226で示すように移動自在な1軸ステージ224上に設けられている。
具体的には、1軸ステージ224はプローブ101を交換した場合に、プローブ101の光路長のばらつきを吸収できるだけの光路長の可変範囲を有する光路長変更手段として機能する。さらに、1軸ステージ224はオフセットを調整する調整手段としての機能も備えている。例えば、プローブ部101の先端が生体組織の表面に密着していない場合でも、1軸ステージにより光路長を微小変化させることにより、生体組織の表面位置からの反射光と干渉させる状態に設定することが可能である。
1軸ステージ224で光路長が微調整され、グレーティング221、レンズ222を介してミラー223にて反射された光は再び第4のシングルモードファイバ275に導かれ、光ファイバカップラ272にて、第1のシングルモードファイバ271側から得られた光と混合されて、干渉光としてフォトダイオード204にて受光される。
このようにしてフォトダイオード204にて受光された干渉光は光電変換され、アンプ205により増幅された後、復調器206に入力される。この復調器206では干渉した光の信号部分のみを抽出する復調処理を行い、その出力は干渉光信号としてA/D変換器207に入力される。
A/D変換器207では、干渉光信号を例えば90MHzで2048ポイント分サンプリングして、1ラインのデジタルデータ(干渉光データ)を生成する。なお、サンプリング周波数を90MHzとしたのは、波長掃引の繰り返し周波数を40kHzにした場合に、波長掃引の周期(25μsec)の90%程度を2048点のデジタルデータとして抽出することを前提としたものであり、特にこれに限定されるものではない。
A/D変換器207にて生成されたライン単位の干渉光データは、信号処理部201に入力され、一旦、メモリ202に格納される。そして、信号処理部201では干渉光データをFFT(高速フーリエ変換)により周波数分解して深さ方向のデータ(ラインデータ)を生成し、これを座標変換することにより、血管内の各位置での光断面画像を構築し、所定のフレームレートでLCDモニタ113に出力する。
信号処理部201は、更に光路長調整用駆動部209、通信部208と接続されている。信号処理部201は光路長調整用駆動部209を介して1軸ステージ224の位置の制御(光路長制御)を行う。
通信部208は、いくつかの駆動回路を内蔵するとともに、信号処理部201の制御下にてプルバック部102と通信する。具体的には、プルバック部102内の光ロータリージョイントによる第3のシングルモードファイバの回転を行うためのラジアル走査モータへの駆動信号の供給、ラジアルモータの回転位置を検出するためのエンコーダ部242からの信号受信、並びに、第3のシングルモードファイバ274の所定速度で引っ張るための直線駆動部243への駆動信号の供給である。
なお、信号処理部201における上記処理も、所定のプログラムがコンピュータによって実行されることで実現されるものとする。
上記構成において、プローブ101を患者の診断対象の血管位置(冠状動脈など)に位置させると、ユーザの操作によるプローブ先端から透明なフラッシュ液(通常は生理食塩水や造影剤)を血管内に放出させる。血液の影響を除外するためである。そして、ユーザがスキャン開始の指示入力を行うと、信号処理部201は、波長掃引光源203を駆動し、ラジアル走査モータ241並びに直線駆動部243を駆動させる(以降、ラジアル走査モータ241と直線駆動部243の駆動による光の照射と受光処理をスキャニングと呼ぶ)。この結果、波長掃引光源203から波長掃引光が、上記のような経路でイメージングコア250に供給される。このとき、プローブ101の先端位置にあるイメージングコア250は回転しながら、回転軸に沿って移動することになるので、イメージングコア250は、回転しながら、なおかつ、血管軸に沿って移動しながら、血管内腔面への光の出射とその反射光の受信を行うことになる。
ここで、1枚の断面画像の生成にかかる処理を図3を用いて簡単に説明する。同図はイメージングコア250が位置する血管の血管軸に実質的に直交する内腔面301の断面画像の再構成処理を説明するための図である。イメージングコア250の1回転(360度)する間に、複数回の測定光の送信と受信を行う。1回の光の送受信により、その光を照射した方向の1ラインのデータを得ることができる。従って、1回転の間に、例えば512回の光の送受信を行うことで、回転中心302から放射線状に延びる512個の干渉光データを得ることができる。この512個の干渉光データは、高速フーリエ変換され、回転中心から放射線状の径方向のラインデータが生成される。ラインデータは、回転中心位置の近傍では密で、回転中心位置から離れるにつれて互いに疎になっていく。そこで、この各ラインの空いた空間における画素については、周知の補間処理を行なって生成していき、人間が視覚できる血管断面画像を生成することになる。そして、図4に示すごとく、生成された2次元断面画像401を血管軸に沿って互いに接続することで、3次元血管画像402を得ることができる。なお、2次元の断面画像の中心位置は、イメージングコア250の回転中心位置と一致するが、血管断面の中心位置ではない点に注意されたい。また、微弱ではあるが、イメージングコア250のレンズ表面、カテーテルの表面などで光は反射するので、図示の符号303に示すように、回転中心軸に対して同心円がいくつか発生する。信号処理部201は、再構成した血管断面画像401や3次元血管画像402をメモリ202に蓄積していく。
次に、BVSを留置した血管断面像におけるステント検出処理について図5を参照して説明する。BVSは、先に説明したように、OCTの測定光に対して透明、もしくはそれに近い性質を有するため光が透過しく、断面像としては黒く表示される。そのため、従来の金属製ステント検出アルゴリズムでは自動検出ができない。本実施形態は、BVSを自動で検出するものである。
図5において、参照符号501乃至510は血管軸に実質的に直交する面の断面画像を示している。
断面画像501は、先に説明した処理を経て再構成された直後の断面画像を示している。断面画像501は、基本的に強く反射する部位がより白く、反射しない部位はより黒く表される。BVSはOCTの測定光に対して透明もしくはそれに近い部材で構成されるものの、その表面で若干の反射光が得られる。よって、再構成された断面画像中におけるBVSは、所定サイズ(既知)以下であり、その周囲が白く(輝度が高く)て中が黒い(輝度が低い)という孔が開いているような特性を有している。
本実施形態では、この孔を埋める処理を行うことにより、前述の課題を解決する。かかる処理を実現するために好適なものとして、モルフォロジ演算におけるクロージング処理が挙げられる。その際に用いる構造要素としては、異方性の構造要素を用いる。なお、本実施形態では、フラットで線形な構造要素を用いる。構造要素の大きさや形を特徴付けるパラメータL1は、スキャフォールドとして検出される孔のサイズに準じて設定する。スキャフォールドを留置した直後であればそのサイズは既知であり、例えば深さ方向の大きさである留置前スキャフォールドの厚みが設定される。BVSは吸収されていくため、時間が経つにつれその大きさは小さくなっていくが、留置前スキャフォールドの厚みに準じたパラメータとしたままでも検出は行える。ただし、精度を上げるためには、別途パラメータを設定することが必要となる。パラメータL1の設定の方法としては、通常のOCT画像を見て、スキャフォールドのサイズからパラメータを手動で入力してもよいし、装置の距離測定ツールを用いてスキャフォールドの大きさを測定し、その値からパラメータを算出して反映されるようになされていてもよい。また、スキャフォールドの大きさの経時的変化の曲線を予め作成しておき、留置からの経過時間から大きさを推定し、パラメータを算出してもよい。上述のようにして設定されたパラメータを持つ構造要素を用いて、断面画像501に対してクロージング処理を行い、断面画像502を得る。
断面画像502は、孔が開いたような画像上のBVS内部が白く埋まった断面画像であるので、この断面画像502から断面画像501を差し引いくブラックハット(ボトムハット)処理を行うことで、ブラックハット画像503(0)が得られる。しかし、この段階でのブラックハット画像において検出対象であるBVSが低輝度になっている場合があるため、低輝度域の輝度を上げるような階調補正を行う。
次いで、断面画像501に対する構造要素の向きを所定の角度dA1だけ傾けて、上記と同様の処理を行い、ブラックハット画像を得る。そして、この角度の変更を変更角度の合計が180°未満の間だけ繰り返す。したがって例えば、所定の角度dA1を30°に設定すると、0°、30°、60°、90°、120°、150°の6枚のブラックハット画像503(0)、503(30)、503(60)、503(90)、503(120)、503(150)が得られる。構造要素の向きを変えて複数枚(実施形態では6枚)のブラックハット画像をそれぞれ足し合わせ、最高輝度値で各ピクセルの輝度値を除すことで規格化し断面画像504(ブラックハット合算画像)を得る。例えば、さらに255倍し、小数点以下を処理して256階調の画像にするなどしてもよい。
断面画像504において、血管内腔面の位置に沿って点在する高輝度部分がBVSであるが、血管壁内の位置にスキャフォールドでないもの(以下、過検出物という)が含まれる場合もある。以下、過検出物除去処理の方法を説明する。
スキャフォールドに対して相対的に細かいもしくは輝度の低い過検出物に対して、公知のフィルタリング処理や、輝度や面積に閾値を設けた閾値処理を施すことにより過検出物を除去することが可能である。このようにして得られた画像を断面画像505とする。しかし、元の断面画像501において、スキャフォールドが輝度の高い完全に閉じた閉曲線でない場合、ブラックハット合算画像504としてスキャフォールドは検出されるが、過検出物と同程度の低い輝度になってしまうため、上記フィルタリングや閾値処理を用いて過検出物のみを除去することは難しくなる。
そこで、本実施形態のように血管内腔付近の対象物を検出する場合、血管内腔付近を別途検出し、それ以外の領域を過検出物としてさらに除去するようにしてもよい。血管内腔付近の領域を検出する方法の一例としてはまず、血管内腔も1つの大きな孔と見立て、BVSの検出と同様の構造要素を用いてブラックハット処理を行う。構造要素のパラメータL2は血管内腔の直径程度に設定し、所定の角度dA2ごとに構造要素の向きを変えることで各角度におけるクロージング処理画像506、さらにはブラックハット画像507を得る。ここで、パラメータL2の設定方法としてはパラメータL1と同様であり、スキャフォールドのサイズとしてはこの場合、スキャフォールドを拡張した際の直径がそれにあたる。得られた各ブラックハット画像を足し合わせて規格化することにより、BVSの部分も白く埋まった血管内腔のブラックハット合算画像508が得られる。
元の断面画像501において、血管内腔の境界は過検出物の境界に比べて明瞭であることが多いため、ブラックハット合算画像508では、血管内腔は過検出物に対して高い輝度で得られる場合が多く、公知のフィルタリング処理や、輝度や面積に閾値を設けた閾値処理を施すことにより過検出物が除去された血管内腔の断面画像509を得ることができる。そして、この画像509に対し所定の閾値で2値化処理を行って得られた2値画像を、断面画像505(もしくは504)に乗じる処理を行うことにより、過検出物が除去されたBVSのみの断面画像510を得ることができる。
信号処理部201は、この断面画像510をメモリ202に格納したり、モニタ113に表示する。
上記のような処理を行うことで、OCT画像からBVSのみを高い精度で得ることが可能となる。この結果、図6に示すようなBVSのみの断面画像群601が得られ、そこから3次元のBVS602を構築することができる。一般に、非金属のBVSはOCTの光に対して透明もしくはそれに近く、OCT画像上の自動判別は容易ではない。しかし、実施形態のごとく、図6に示すような画像601、602を得ることができるため、それらに適当な色や3次元表示の場合はさらに透明度を割り当てた後、図4の画像401、402と合成することで、本来は見難い非金属のBVSを視覚的に強調して表示することも可能となる。
以上が実施形態におけるBVSの検出に係る処理である。次に、実施形態における信号処理部201の処理手順を図7乃至図9のフローチャートに従って説明する。なお、以下の説明では、プローブ101は目標とする患者の血管部位に挿入済みであるものとする。
まず、ステップS101にて、操作パネル112からスキャン開始の指示があったか否かを判定する。スキャン開始指示があったと判断した場合、ステップS102に進み、プルバックスキャン処理を実行する。このプルバックスキャン処理において、信号処理部201が通信部208を介してプルバック部102にイメージングコア250を予め設定された速度で回転させると共に、イメージングコア250を所定速度で後退させる処理を行わせる。この結果、測定光と参照光とが合波である干渉光データが得られるので、それをメモリ202に蓄積する処理を行う。そしてステップS103にて、イメージングコア250の血管軸に対する移動量が、計画した移動量になったか否かを判定し、否の場合にはプルバックスキャンを継続する。
さて、イメージングコア250を計画距離だけ移動した場合、処理はステップS104に進み、メモリ202に蓄積された干渉光データに高速フーリエ変換を施す。そして、ステップS105にて、後の検出処理の妨げになる得るシースやガイドワイヤの像、ノイズおよびリング状や放射状のアーチファクトを除去する前処理を行い、その結果をラインデータとする。そして、ステップS106にて、血管軸に実質的に直交する断面画像の再構成処理を行う。
ステップS106にて、断面画像の再構成を終えると、処理は2つに分かれる。まず、ステップS111に始まる処理を説明する。
ステップS111では、構造要素のパラメータL1をBVSの厚みに基づいて設定する。そして、ステップS112にて、モルフォロジ処理(ブラックハット処理)を実行し、ステップS113にて、その処理結果に対して階調補正を施す。そして、ステップS114にて、前ループまでに足しあわされたモルフォロジ処理結果に対して、モルフォロジ処理結果を足し合わせる(最初のループでは行わない)。そして、ステップS115にて、次のモルフォロジ処理に備えて、構造要素の向きを所定角度dA1だけ傾ける(前ループでの向きにdA1を加算する)。ステップS116にて、構造要素の向きが最初のループから180°傾いたか否かを判定し、180°傾いていない場合にはステップS112へ戻り、180°傾いた場合にはステップS117に進み、足し合わせた画像を最高輝度で除して規格化する。そして、ステップS118にて、過検出物の除去処理もしくは除去の前処理のとしてウィナーフィルタなどの公知のフィルタリング処理を行い、ステップS119にて輝度・面積閾値処理を行う。以上の結果、OCT画像上にあるスキャフォールドの大きさ程度の黒い孔を埋める処理が完了し、図5の断面画像505が得られる。
次に、ステップS121に始まる処理を説明する。ステップS121では、構造要素のパラメータL2を血管内腔の直径に基づいて設定する。この後のステップS122〜S129までの処理は、ステップS112〜S119と同じであるのでその説明は省略する。ただし、ステップS125におけるdA2の値、ステップS128およびS129におけるパラメータや閾値の値は異なる。ステップS129までの処理の結果、図5の断面画像509を得ることができる。ステップ130では、断面画像509を2値化し、検出対象領域を決定する。
ステップS141に処理が進むと、ステップS119までの処理で得られた断面画像505に、断面画像509を2値化することで得られた2値画像を乗じて、断面画像510を得る。つまり、BVSが存在することに起因する黒い孔を埋める処理が完了する。最後のステップS142では、断面画像510に基づいて元のOCT画像である断面画像401および501、さらには3次元の血管402に対して強調処理を実行する。強調処理としては、BVSを最高輝度にする処理、或いは、適当な色や3次元表示の透明度を割り当てても良い。
[第2の実施形態]
以上、第1の実施形態では、ラインデータを放射状に配置し、公知の補間処理を施して生成された2次元断面画像401もしくは501上の、BVSが存在することに起因する黒い孔を埋める処理について述べたが、第2の実施形態として、図10のような、ラインデータを平行に並べた画像700上の、BVSが存在することに起因する黒い孔を埋める処理について、以下に説明する。なお、図10における水平軸方向が回転角(θ)を示し、垂直方向(下方向)が回転軸からの距離を示している。また、おおよそ第1の実施形態と同じステップおよび処理であるので、ここでは違う点のみ説明する。また、一度に並べて1枚の画像として処理するライン数は問わないが、ガイドワイヤや金属製ステントなどの光を遮る物体によって作られた影を有するラインが画像の両端に来るように1枚の画像を生成するのが好適である。勿論、1フレーム分のラインを並べて1枚の画像を生成してもよい。
第1の実施形態においては、血管内腔を検出する際に構造要素の長さを固定し、角度を変えたブラックハット画像を足し合わせる処理を行ったが、第2の実施形態においては、構造要素の向きを固定し、長さを変えて各ブラックハット画像を得るようにする。構造要素の対称軸のうち最も長い方向を主軸として、その主軸がライン方向に向くように構造要素の向きを固定する。
第1の実施形態のステップS125において、構造要素の向きを所定角度dA2ずつ傾けたことに対応して、第2の実施形態では構造要素の長さを所定長さdL2ずつ伸ばす。ここで、構造要素の長さの初期値は、前処理でシースが除去されている場合はシース外半径とし、前処理でシースが除去されていない場合は1ピクセルとする。ステップS126に対応する判定条件は、前処理でシースが除去されている場合は長さが測定時の最大表示半径未満、前処理でシースが除去されていない場合は長さが測定時の最大表示半径からシース外半径を差し引いた値未満の間だけ繰り返すという条件を課す。このようにして、第2の実施形態においても血管内腔のブラックハット画像とそれらの合算画像が得られ、これを基に過検出物処理を行い、ラインデータを平行に並べた画像700からのBVS検出が可能となる。
以上、具体例を挙げて第1の実施形態および第2の実施形態を述べたが、本発明はこれら実施形態に限らない。以下に別の例を挙げる。
本実施形態では、異方性の構造要素として線形のものを用いたが、本発明はこれに限らず、楕円や多角形でもよい。
本実施形態では、構造要素のパラメータの一つである長さL1をスキャフォールドの厚みに基づいて設定したが、本発明はこれに限らず、スキャフォールドの幅や対角線の長さに基づいて設定してもよい。また、ステップS117の手前でステップS111に戻り、構造要素の長さL1を変えて、ステップS112〜116を繰り返してもよい。さらに、長さL2は血管内腔の直径に基づいて設定したが、血管内腔は必ずしも円形でないため、例えば長さL2を長径と短径に基づいて二つ設定し、L1同様に繰り返してもよい。勿論、長さL1もL2もここで示した値のみならず、その値に近い複数の値を構造要素の長さとして設定し、ブラックハット合算画像を得る処理を繰り返してもよい。
本実施形態では、血管内腔を検出してBVSの候補なる画像との共通部分を取ることによりBVSを検出しているが、本発明ではこれに限らず、例えば検出された血管内腔から所定の距離以上、所定の距離以下というように、検出対象領域を指定して検出対象の候補なる画像から検出対象を検出してもよいし、血管内腔を上述の手法で検出しなくとも、別の手法で血管壁を算出して検出対象領域を指定してもよい。
またさらに、検出対象ではない略閉領域を新たに検出対象(準検出対象)として検出することにより、検出対象領域を算出してもよい。準検出対象が検出対象よりも大きい場合、準検出対象候補画像部分と検出対象候補画像部分の共通部分を検出対象領域とする。反対に、準検出対象が検出対象よりも小さい場合、検出対象候補画像部分から準検出対象候補画像部分を差し引いた部分を領域とする。
過検出物の除去はこの他にも、隣り合う複数枚の断面画像を参照して、近い位置に同程度の大きさのものが検出されているか否かで、過検出か否かを判断してもよい。
本実施形態では、ステップS105の前処理をステップS106の断面画像再構成の前に行うように記載したが、本発明はその限りではなく、前処理の一部もしくは全てを断面画像再構成の後に施してもよい。また、前処理の具体的な方法も限定されるものではなく、輝度による閾値処理、所定領域の除去、形状や特徴点のマッチング処理、空間領域ないしは周波数領域における公知のフィルタリング処理などが挙げられ、これらの少なくとも一つを用いて前処理が行われる。
また、前処理の別の形態として、OCTを挿入している対象物体の外郭と画像端との距離が構造要素の長さ以下にならないように画像を修正してもよい。具体的には、対象物体の外郭が画像の中央に来るように、対象物体画像を平行移動ないしは回転させる。また別の具体例としては、画像端側に最低輝度値の画像を結合させる方法が挙げられる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、BVSの存在する位置を検出することが可能になる。従って、BVSのみに色を付けたりといった視覚化も可能になる。
なお、実施形態では、BVSの黒い孔を検出するものとしたが、例えば、図5のBVSを示す断面画像510が得られたとき、白色の画素を最大輝度に強調し、オリジナルの画像501と合成して表示しても良い。この結果、ユーザはBVSをこれまでの金属製ステントと同じような感覚で診断できるようになる。
また、実施形態では、BVSの存在する位置を検出するものとして説明したが、過検出物除去の際に行ったように血管内腔を検出することも可能であるし、OCTが挿入されている血管に沿って存在する血管(vasa vasorum)やその他脈管、血管の内腔壁が剥がれた解離腔、石灰化なども、パラメータの設定を変えることにより、同じ処理で検出することが可能となるため、検出対象が上記実施形態に限定されないのは明らかである。本実施形態では、波長掃引を利用した光干渉に基づく画像診断装置(OCT)に適用する例を説明した。しかし、IVUSとOCTの両方を用いる装置など、OCTとその他モダリティが組み合わされた装置やシステムに適用することも可能である。
また、実施形態では、SS−OCTによってイメージングコアを回転させて測定を行う場合を例に記載したが、本発明はこれに限らず、回転させない場合の画像に対しても適応でき、その場合は第2の実施形態が好適である。また、TD−OCTやSD−OCTによる画像に対しても同様に適応できる。
上記実施形態からもわかるように、実施形態における特徴部分の一部は、少なくともマイクロプロセッサで構成される信号処理部201によるものである。マイクロプロセッサはプログラムを実行することで、その機能を実現するわけであるから、当然、そのプログラムも本願発明の範疇になる。また、通常、プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体に格納されており、それのコンピュータが有する読み取り装置(CD−ROMドライブ等)にセットし、システムにコピーもしくはインストールすることで実行可能になるわけであるから、係るコンピュータ可読記憶媒体も本願発明の範疇に入ることも明らかである。また、上記実施形態で説明している画像とは、LCDモニタ113に出力表示される表示データとしての画像と、LCDモニタ113に表示されない非表示データとしてのデータ配列の2つの意味を兼ね備えていることは言うまでもない。
101…プローブ、102…プルバック部、111…本体制御部、113…モニタ、201…信号処理部、202…メモリ、250…イメージングコア

Claims (8)

  1. 信号の送受信を行うイメージングコアを収容したプローブを備え、
    イメージング対象物に対して信号の送受信を繰り返し、イメージング対象物の断層画像を生成する生成手段とを備える画像診断装置であって、
    前記断層画像においてモルフォロジ演算を行うことにより、周囲の画素値と比較して相対的に画素値が低い低輝度領域を検出対象領域として検出する検出手段と、
    前記検出対象領域から過検出物を除去する過検出物除去手段と、
    前記画像診断装置は、前記断層画像においてモルフォロジ演算を行うことにより、前記検出対象領域とは異なる低輝度領域を準検出対象領域として検出する準検出手段と、
    前記検出対象領域から過検出物を除去するために、前記検出対象領域と前記準検出対象領域とを比較して、共通領域もしくは差分領域を改めて検出対象領域とする領域処理手段と、
    を有することを特徴とする画像診断装置。
  2. 前記モルフォロジ演算を行うときに異方性の構造要素を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 前記生成手段は、前記イメージング対象物の断層画像を生成するためのラインデータを平行に並べ、前記構造要素の向きを前記ラインデータの向きに設定し、前記構造要素の長さを変えてブラックハット画像を得る処理を最大表示半径までの範囲で繰り返し行い、得られた前記ブラックハット画像を足し合わせてブラックハット合算画像を得て、
    前記最大表示半径は測定に基づく前記ラインデータのライン長さの最大値に相当することを特徴とする請求項2に記載の画像診断装置。
  4. 前記生成手段は、前記イメージング対象物の断層画像を生成するためのラインデータを放射線状に並べて補間処理を行い、前記イメージング対象物の特徴を表わす長さに基づいて前記構造要素のパラーメータを設定し、前記断層画像に対する前記構造要素の向きを傾けてブラックハット画像を得る処理を最初の向きから180度未満の範囲で繰り返し行い、得られた前記ブラックハット画像を足し合わせてブラックハット合算画像を得ることを特徴とする請求項2に記載の画像診断装置。
  5. 前記生成手段において、前記ブラックハット画像を足し合わせる前に、低輝度域の輝度をあげる階調補正を行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像診断装置。
  6. 前記信号が光信号であり、
    前記画像診断装置内部で光源から出力された光を測定光と参照光に分割し、前記イメージング対象物に前記測定光を出射することにより得られた反射光と前記参照光とから得られる干渉光の光強度に基づいて前記イメージング対象物の断層画像を生成することを特徴とする請求項1から5のいずれかの1項に記載の画像診断装置。
  7. 前記信号が、さらに超音波信号を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像診断装置。
  8. 前記イメージング対象物に対して前記信号送受信するためのイメージングコアは、少なくとも回転可能または回転軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれかの1項に記載の画像診断装置。
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