JP6520328B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

この発明は、画像データに基づいて印刷を行う画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置では、原稿をフラットベッドスキャナで読み取って、画像データを生成して印刷に供している。また、原稿を自動で搬送して読み取りを可能にした原稿搬送装置を有するものが原稿搬送装置で原稿を搬送しつつ原稿画像の読み取りを行うことができる。両者とも、ライン単位に画像を読み込むため、原稿を斜めに読み取ったり、読み取り用のユニットが斜めに取り付けられていたりすると読み取った画像の歪が発生してしまう。
これに対し、特許文献1では、スキャナと本体設置機能で画像傾き量を判定し、画像傾きを補正することが可能になっている。
また、特許文献2では、複数の原稿を1スキャンで読み取り、それぞれの原稿の傾き補正を画像処理で行うことが可能になっている。
特開2006−237752号公報 特開2005−057603号公報 特開平09−284545号公報
ところで、画像形成装置では、原稿画像に、スタンプ、ナンバリング、ノンブル、日付、などの付加画像を加えた印刷が可能になったものがある。
この場合、読み取り画像に対し、傾き量の異なる画像(例えばスタンプなどはCPUで作成するので傾き量0、登録オーバレイなどの場合別の傾き量)を重ねあわせ、出力時に出力の傾き量を加算して補正することになる。このため重ね合わせた画像のみ傾き量が異なってしまう。これは、読取画像は、原稿搬送装置やスキャナにより読み取るため傾いてメモリに格納されるが、通常、ページ日付は傾いていないためである。
読取画像に対し傾き補正を実施し、傾き量0としてから、画像を合成すれば、この課題は発生しないが、読み取り画像に対し、専用に傾き補正回路を積むことになり、コストアップになってしまう。
また、特許文献3では、フォーム画像との重ね合わせに際し、サイズ、角度(90度単位)を調整する方法が提案されている。しかし、この方法では、90度単位での角度調整を行えるにすぎず、読み込み時に発生する原稿画像の傾きに対応することはできない。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、原稿読み込み時に発生する画像傾きと付加画像の合成において、角度補正を適切に行うことができる画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
原稿画像を読み取る読取部と、
画像データのデータ処理を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、取画像の画像傾き情報を取得し、前記画像傾き情報によって付加画像を同じ傾きを有するように回転させ、前記読取画像に、回転させた前記付加画像を合成し、合成された画像を前記画像傾き情報に基づいて回転補正をして印刷用の画像データを得ることを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記原稿画像を搬送して前記読取部による読み取りを可能にする原稿搬送装置を有し、
前記原稿搬送装置に、搬送中の原稿の傾斜角度を検出する傾斜検知部を有し、
前記制御部は、前記傾斜検知部の検知結果に基づいて前記画像傾き情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記制御部は、前記読取画像の傾き情報を、稿の一枚ごとに取得することを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記制御部は、前記読取画像の傾き情報を、稿の一枚目で取得した情報で稿の全ページで共通化することを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記読取画像の画像傾き情報が固定値として憶部に格納されており、
前記制御部は、前記記憶部に格納された固定値によって画像傾き情報を取得することを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記制御部は、印刷に備えて搬送される用紙の用紙傾き情報を取得し、前記画像傾き情報に用紙傾き情報を加算して前記回転補正を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記制御部は、画像データの画質調整を行う機能を有し、前記読取画像に対し前記画質調整を行う前に、回転させた前記付加画像の合成を行い、合成された画像に対する画質調整を行った後に、前記回転補正を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記制御部は、前記付加画像が単色で、最大濃度の場合、読取画像に対する画質調整後の画像に、回転させた前記付加画像を合成し、その後、回転補正を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記制御部は、前記画質調整前に、前記読取画像の画像データに対し、伸長処理を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記画質調整前に回転させた前記付加画像の合成を行う場合、前記伸長処理の後に合成を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記付加画像が、ページ毎に同じ画像で、画像サイズが所定値以上の場合、最初に決めた傾き情報に基づいて、前記付加画像を回転させた上で原稿画像に合成することを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記付加画像が、ページによって異なり、画像サイズが所定値以上の場合、最初に決めた傾き情報に基づいて、画像傾き情報を取得する前に、前記付加画像を回転させた上で前記原稿画像に合成することを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成装置は、前記他の形態の本発明において、前記制御部は、前記付加画像の回転処理時間に応じ、前記回転処理時間が所定値以内の場合に、毎ページにおいて、角度検出後、前記付加画像の画像回転を行い、前記回転処理時間が所定値を超える場合に1ページ目の角度検出によって全ページを前記付加画像の画像回転をすることを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像データに基づいて印刷を行う画像形成方法において、
原稿画像を読み取る読取工程と、
画像データのデータ処理を行うデータ処理工程と、を有し、
前記データ処理工程では、原稿画像の画像傾き情報を取得し、前記画像傾き情報によって、付加画像を、同じ傾きを有するように回転させ、前記読取工程で読み取られた読取画像に、回転させた前記付加画像を合成する制御を行い、さらに前記画像傾き情報に基づいて合成した画像を、回転補正をして印刷用の画像データを得る制御を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成方法は、前記他の形態の本発明において、 前記データ処理工程では、前記付加画像の回転処理時間に応じ、前記回転処理時間が所定値以内の場合に、毎ページにおいて、角度検出後、前記付加画像の画像回転を行い、前記回転処理時間が所定値を超える場合に1ページ目の角度検出によって全ページを前記付加画像の画像回転をすることを特徴とする。
原稿読み込み時に発生する画像傾きと付加画像の合成において、角度補正を適切に行うことができる効果がある。
本発明の一実施形態における画像形成装置の機械的概略を示す図である。 同じく、電気的なブロック図を示す図である。 同じく、原稿画像傾き検出センサの配置状態を示す図である。 同じく、原稿画像傾き検出センサによる検出データのタイムチャートと傾きの計算方法を説明する図である。 同じく、画像補正を行う際のハード構成を示す概略図である。 同じく、付加画像を用いた印刷に際しての付加画像の回転手順を示すフローチャートである。 同じく、画像補正を行う際の手順を示すラダー図である。 同じく、用紙傾きの状況を説明する図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の画像形成装置1について、機械的な概略を主に図1に基づいて説明する。
画像形成装置1は、画像形成装置本体10の上部側に自動原稿給送装置(ADF)13が設けられており、自動原稿給送装置(ADF)13で給送される原稿は、スキャナ130で画像読取が可能になっている。なお、原稿は、プラテンガラス上でスキャナ130によって読み込むこともできる。自動原稿給送装置(ADF)13は、本発明の原稿搬送装置に相当する。スキャナ130は、本発明の読取部に相当する。
また、画像形成装置本体10の上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、操作表示部140が設置されている。操作表示部140は、LCDとタッチパネルで構成されており、ユーザーによる操作および情報の表示が可能になっている。この実施形態では操作表示部140は、操作部と表示部の機能を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、LCDなどの表示部とは別体で構成することも可能である。
画像形成装置本体10の下部側には、用紙を収納して給紙する給紙トレイ12が配置されている。給紙トレイ12は、多段で構成してもよい。この実施形態では、用紙は転写媒体に相当する。なお、転写媒体は、用紙に限られるものではなく、画像を印刷して搬送できるものであればよく、その材質は問わない。また、転写媒体は、シート形状の他、連続媒体であってもよい。
画像形成装置本体10内には、給紙トレイ12から給紙される用紙を搬送する搬送経路15が設けられており、画像形成装置本体10内の搬送経路15の途中に、画像形成部16が設けられている。
画像形成部16に至る搬送経路15には、位置合わせと傾き調整を行うレジストローラ19が設けられており、レジストローラ19の下流側直後に、用紙傾き検出センサ20が配置されている。用紙傾き検出センサ20は、用紙が搬送される経路の幅方向に二つの通過センサが配置されて、それぞれのセンサで用紙の先端を検知することができる。検知された時間差によって用紙の傾きを検知することができる。
画像形成部16では、各色用の感光体16Aと中間転写ベルト16B、二次転写部16Cを有しており、感光体16Aの周囲には、各色用に、図示しない、帯電器、LD、現像器が配置されている。さらに、二次転写部16Cの下流側の搬送経路15には定着器16Dが配置されている。この実施形態では、搬送経路15は、図示しない搬送ローラや駆動モータなどとともに搬送部を構成する。
定着器16Dの下流側で、搬送経路15が伸長して排紙部17に接続されている。排紙部17は、そのまま排紙トレイなどを設置するものであってもよく、また、図示しない後処理装置の搬送経路に接続されるものであってもよい。後処理装置は、画像形成装置に含まれてもよく、また、画像形成装置に含まれないものであってもよい。
また、搬送経路15は、定着器16Dの下流側で分岐して、画像形成部16の上流側の搬送経路15に合流する反転搬送経路15Aを有している。反転搬送経路15Aには、用紙を反転させる機構(図示しない)を有している。反転搬送経路15Aで反転された用紙は、反転搬送経路15Aを通して画像形成部16の上流側の搬送経路15に返流して用紙の裏面側に画像を印刷することができる。
画像形成部16では、帯電器により画像書込み前に感光体16Aの表面を一様に帯電し、画像書き込み部により表面が一様に帯電された感光体16Aにレーザ照射などをして感光体16Aに静電潜像を形成する。現像器は、感光体16Aに形成された静電潜像をトナー材によって現像する。この現像処理によって、感光体16Aにトナー画像が形成される。感光体16Aのトナー画像は、中間転写ベルト16Bに転写され、二次転写部16Cによって、給紙トレイ12から搬送されてきた用紙にトナー画像が転写される。トナー画像が転写された用紙は、搬送経路15に沿って搬送されて定着器16Dに至る。
感光体16Aや中間転写ベルト16Bに残留したトナー材は、図示しないクリーニング部によって除去される。
定着器16Dは、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を出力画像として定着する。この定着により、用紙への画像の印刷が完了する。
定着処理が施された用紙は、搬送経路15によってそのまま排紙部17に排出するか、反転搬送経路15Aを通して表裏が反転された後、画像形成部16の上流側の搬送経路15に返流される。表裏反転された用紙は、画像形成部16によって裏面への画像印刷を行うことができる。
この実施形態の制御部では、読み取り画像に対し、付加画像を合成して印刷することができる。付加画像は通常、プリント出力、コピー出力両方につける。種類としては、ページ番号、日付け、ナンバリング(部数の表示)、特殊スタンプ(丸秘、極秘など)、任意スタンプ(ベイツスタンプ*商品名)、コピープロテクトなどがある。これらは通常原稿がスキュー、ボウを含まない前提で付加される。このため読み取り原稿がひずんだ状態で画像を合成し、その後書き込み側で補正されると、付加画像だけ読み込みと逆方向に画像がひずんでしまう。
図2は、画像形成装置1の電気的なブロック図を示すものである。
全体制御基板100は、本発明の制御部に相当する。
全体制御基板100では、CPU101とシステムメモリ102とを有しており、システムメモリ102は、CPU101に制御可能に接続されている。システムメモリ102は、ROMや不揮発メモリなどからなる。ROMには、CPU101に所定の動作を実行させるプログラムなどが格納されており、不揮発メモリには、CPU101を動作させるためのプログラムや画像形成装置の設定データ、プロセス制御パラメーター等などが格納されている。さらに、不揮発メモリには、付加画像の画像データP1が格納されている。
また、全体制御基板100には、RAMなどで構成されるローカルメモリ103が備えられている。ローカルメモリ103には、画像メモリなどが含まれており、読取画像などの画像メモリを格納することができる。また、ローカルメモリ103に付加画像のデータが格納されているものであってもよく、登録オーバレイの付加画像をローカルメモリ103に格納することができる。
システムメモリ102やローカルメモリ103は、本発明の記憶部を構成する。この実施形態では、記憶部が制御部である全体制御基板100に含まれるものとして説明しているが、記憶部が制御部とは区別され、制御部とは異なる構成として設けられているものであってもよい。
全体制御基板100には、メモリ制御ASIC105を有し、システムメモリ102やローカルメモリ103が制御可能に接続されている。メモリ制御ASIC105は、CPU101によって制御することができる。
また、メモリ制御ASIC105には、スキャナ130の読み取り画像が送られる。読取画像は、メモリ制御ASIC105で圧縮処理がされて、ローカルメモリ103に読み込みデータG0として格納される。
また、自動原稿給送装置(ADF)13、スキャナ130の読み取り傾き量(原稿画像傾き情報)は、メカコン基板14に送信される。
スキャナ130で画像を読み込む場合の画像傾きは主にスキャナの走行、レンズ系の取り付け、チャートのおき方で決定される。調整はテストチャートを読み込み画像データから補正値を決定する。自動原稿給送装置(ADF)13で画像を読み込む場合の画像歪みは、装置の取り付け、原稿の走行に起因して発生する。傾き角の検出は、原稿先端を2つのセンサで読み取りこの時間差で傾き角を検出する。
メカコン基板14は、帯電、定着、転写、その他のオプションなどの負荷に接続されて各種負荷を制御する。また、メカコン基板14には、用紙傾き検出センサ20が接続されており、検出結果がメカコン基板14に送信される。メカコン基板14は、CPU101に制御可能に接続されている。CPU101では、検出結果を、システムメモリ102やローカルメモリ103に格納することができる。
また、予め、原稿画像傾き情報を固定値としてシステムメモリ102に格納しておいてもよい。例えば、スキャナや搬送装置の設置時のずれ量などは固定されたものであり、これを予め基準チャートなどを用いて測定することができる。
前述したメモリ制御ASIC105には、画像処理ASIC104が接続されており、メモリ制御ASIC105を通して、付加画像P1の画像データや読み込みデータG0が送られる。この実施形態では、図示していないが、付加画像P1は、一旦ローカルメモリ103に格納され、CPU101によって原稿画像傾き情報に従って、読取画像と同じ傾きを有するように回転処理がされ、メモリ制御ASIC105を介して画像処理ASIC104に送ることができる。
画像書き込み制御ASIC108では、読み込みデータG0を伸長モジュール1040で伸長することができる。合成モジュール1041は、伸長モジュール1040で伸長された読み込みデータG1と、回転処理した付加画像P1とを合成する。合成後は、画質調整部1042でスクリーン処理などの画質調整が行われる。画像調整された画像に対しては、画像回転部1043で原稿画像傾き情報と用紙傾き情報とを合わせて回転補正が行われる。回転された合成画像は、画像書き込み制御ASIC108に送信され、書き込みデータが生成されて、レーザ書き込み制御ユニット160に送られて画像形成が可能になる。
図3は、自動原稿給送装置(ADF)13における原稿画像傾き検出センサ13A、13Bを有するものである。画像傾き検出センサ13A、13Bは、原稿Dの搬送方向に対し、幅方向に間隔を置いて設置される。画像傾き検出センサ13A、13Bでは、それぞれ原稿Dの先端位置が検知される。図4は、上図は、画像傾き検出センサ13A、13Bにおける検知結果を示すタイムチャートであり、センサ間でtの時間差が示されている。ここで、原稿Dのラインスピードをxt、とすると、傾き角度θ2は、下図の式、すなわち、下記式1で算出することができる。
θ2=tan−1(ラインスピードxt/センサ距離) … (1)
ただし、この時間差による傾き角検出は、絶対的な角度検出はできないため、さらに基準画像を読み取り調整を行う。基準画像を読み取ったときの画像データからの傾き角θ1から、そのときセンサで検出した傾き角θ2の差分θを補正角として記憶する。
実際の読み取り補正角は、θ+θ2で求める。(θは原稿搬送装置の取り付け時の傾きに相当する)
一方、用紙を搬送する際にも、用紙傾き検出センサ20において、同様に傾きを検出することができる。書き込み系の傾き補正は主に、給紙時の転写紙の走行、書き込み/転写の取り付けによって必要になる。
図8Aは、転写紙Pが斜めに走行している場合、図8Bは転写紙Pの走行はまっすぐだが転写紙の向きが斜めになっている場合を示している。
この状態で、画像を形成する場合、画像を補正しないと、転写紙に対して仕上がり画像が回転した形で印字されてしまう。
そこで書き込み画像に対して画像を回転、変形する技術で、実際の走行や、取り付けの不良を補正する機能を搭載しているものがある。
この機能は、基準画像を出力し、転写紙にたいする回転(スキュー)、ボウ、平行四辺形などの画像のひずみを測定し逆向きに補正をかける技術である。
しかし、読取画像に対して、書き込みと別の回路で同様のひずみ補正を行うと、補正回路を2重に持つ必要があること、画像処理を読み取り、書き込みで2回実施する必要があり、画質劣化の可能性があることから好ましくない。そこで読み取り時の補正内容を記憶し、書き込み時に同時に補正を実施する。
図5に、ハード構成条件の概要を示す。
画像メモリには、読取画像(例えば8ビットデータ)と付加画像(例えば8ビットデータ)のデータが格納される。スキャナにおける傾きの検知結果に基づいて付加画像は傾き処理がなされる。読取画像は、圧縮処理されて格納されているため、伸長モジュール1040によって伸長される。多階調データであれば維持される。伸長された読取画像に対し、回転された付加画像のデータが加えられて合成モジュール1041で合成がなされる。
合成する付加画像が、多階調の場合、メモリ上に回転角を考慮した画像を作成し、合成モジュールで合成する。このため多値で画像を重ねあわせることができ画像劣化が少ない。ただし付加画像は多値で回転を行うためメモリなどのリソースが必要であるが、付加画像が通常小さいので問題ない。
合成された画像に対し、画質調整モジュール1042でスクリーン処理などの画質調整がなされる。画質調整後の画像に対し、原稿画像傾斜角と用紙傾斜角を合計して回転補正を行う。回転補正された画像によってプリントが実行される。
傾き補正を行う場合多値画像で補正を行うと画質が良くなるが処理が重くなる。2値化後(スクリーン処理後)に傾き補正を行うと画像処理は簡単となるが画質劣化が発生する。このため書き込み傾き補正(ASICで実現している機能)では、スクリーン処理後に回転することで処理を軽くし画質劣化を防いでいる。ナンバリングなどの付加画像も画質を考慮すると多値で回転させておくのが望ましい。
次に、印刷の手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部による制御によって実行される。
スタートに伴って、付加画像があるかの判定がなされる(ステップs1)。付加画像がなければ(ステップs1、No)、付加画像に対する画像回転は実行されない(ステップs8)。
付加画像がある場合(ステップs1、Yes)、原稿が原稿搬送装置を用いずスキャンで得られたものかを判定する(ステップs2)。スキャンで得られたものである場合、1ページ目の角度検出または固定値で全ページの付加画像に対し画像回転を実施する(ステップs7)。
スキャン画像でない場合(ステップs2、No)、原稿搬送装置を用いて読み取りが行われたものであり、付加画像のサイズが一定閾値A以下かを判定する(ステップs3)。Aの基準は、予め設定しておき、システムメモリ102などに格納しておく。
ステップs3で付加画像のサイズが一定閾値A以下の場合は、毎ページ原稿搬送装置で検出した回転角に応じた回転補正を行うことができる。閾値がAを超える場合であっても、付加画像が単色2値であれば、回転処理時間が短いことが予想されるので毎ページ原稿搬送装置で検出した回転角に応じた回転補正を行うことができる。トータルの回転処理時間が長いと予測された場合、1ページ目の回転角で以降の付加画像はすべて同じ回転角で補正を行う。
具体的には、付加画像のサイズがA以下の場合(ステップs3、A以下)、原稿画像の検出後、毎ページ付加画像を回転する(ステップs4)。付加画像のサイズがA以下でない場合(ステップs3、A超)、付加画像は単色2値かを判定する(ステップs5)。単色2値でない場合(ステップs5、No)、多階調であると、毎ページで付加画像の回転をしていると、間に合わなくなるので、最初に決めた傾き情報、例えば1ページ目の角度検出で全ページの付加画像を回転する(ステップs7)。付加画像が単色2値である場合(ステップs5、Yes)、画像回転時間トータルが一定閾値B以内かを判定する(ステップs6)。
Bの基準は、予め設定しておき、システムメモリ102などに格納しておく。画像回転トータル時間がB以内である場合(ステップs6、Yes)、原稿画像傾斜の検出後、毎ページ付加画像を回転する(ステップs4)。例えば、画像が単色で最大濃度の場合、画像回転時間は短くなる。また、この場合、画像劣化は小さいので、スクリーン処理後の読取画像に対し合成するようにしてもよい。
B以内でない場合(ステップs6、No)、1ページ目の角度検出で全ページの付加画像を回転する(ステップs7)。
上記のように、付加画像が大きいサイズの場合、最初に決めた傾斜角度に基づいて付加画像の回転を行うのが望ましいが、ページ毎に異なる画像で、画像サイズがAを超えて大きい場合は、画像傾斜を検出する前に最初に決めた傾斜角度に基づいて画像回転を行うのが望ましい。
付加画像の回転は、ソフトで実施するため、同じ付加画像をつける場合は一定以上のサイズの画像回転は毎ページ実施せずに最初の1ページ目のみ回転しその後のページは同じ回転角の画像を使う。例えば日時、フォームの重ねあわせなどで、ページ、ベイツスタンプなどの毎ページ内容が異なる画像を付加画像とする場合は、1ページ目の回転角で事前(1ページ前を読み込んでいる間)にソフトで画像を用意する。
次に、図7のラダー図を用いて、制御部における制御処理の内容を説明する。
メインタスクで、付加画像を作成するために、付加画像処理タスクに処理が渡される。付加画像は、例えばシステムメモリに格納された画像データを読み込んで取得し、画像メモリに格納することができる。作成完了は、メインタスクに伝達される。
メインタスクでは、その後、スキャナタスクに対し画像読み込みを指示する。スキャナタスクでは、DFタスクに原稿読み込みを指示し、傾き角θ2を付加画像処理タスクおよびメインタスクに通知する。付加画像処理タスクでは、θと傾き角θ2によって付加画像を回転する。付加画像タスクの画像回転では、1ページ目だけの傾斜角度を用いる場合は、傾き検出後まで原稿読み込みを原稿搬送装置で待たせるか、一旦読み取った原稿を戻して再度読み取ることができる。
また、スキャナタスクでは、原稿の画像を読み取り、読み取りデータをメインタスクに通知する。
メインタスクでは、プリント指示をプリント画像処理タスクに指示し、読み取り画像の伸長と回転した付加画像の合成を行う。なおメインからのプリント指示では読み取りで検出した傾き角度θ+θ2、どこで画像を合成するかの情報を渡す。
次いで、スクリーン処理を行い、さらに書き込み回転角を取得する。原稿画像傾き情報と用紙傾き情報とを合算して、合成された画像に対し傾き補正を行って印刷用の画像データを取得する。この印刷用の画像データに基づいて、プリントが実行される。
なお、上記実施形態では、画像形成装置内で、画像の読み込みと画像データの処理とプリントを行うものとして説明したが、画像の読み込みと画像データの処理を行って、遠隔のプリンタ装置に対し、プリント指示を行うものであってもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
13 自動原稿給送装置(ADF)
15 搬送経路
16 画像形成部
19 レジストローラ
20 用紙傾き検出センサ
100 全体制御基板
102 システムメモリ
103 ローカルメモリ
130 スキャナ
140 操作表示部

Claims (15)

  1. 原稿画像を読み取る読取部と、
    画像データのデータ処理を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、読取画像の画像傾き情報を取得し、前記画像傾き情報によって付加画像を同じ傾きを有するように回転させ、前記読取画像に、回転させた前記付加画像を合成し、合成された画像を前記画像傾き情報に基づいて回転補正をして印刷用の画像データを得ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記原稿画像を搬送して前記読取部による読み取りを可能にする原稿搬送装置を有し、
    前記原稿搬送装置に、搬送中の原稿の傾斜角度を検出する傾斜検知部を有し、
    前記制御部は、前記傾斜検知部の検知結果に基づいて前記画像傾き情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記読取画像の傾き情報を、稿の一枚ごとに取得することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記読取画像の傾き情報を、稿の一枚目で取得した情報で稿の全ページで共通化することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  5. 前記読取画像の画像傾き情報が固定値として記憶部に格納されており、
    前記制御部は、前記記憶部に格納された固定値によって画像傾き情報を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、印刷に備えて搬送される用紙の用紙傾き情報を取得し、前記画像傾き情報に用紙傾き情報を加算して前記回転補正を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、画像データの画質調整を行う機能を有し、前記読取画像に対し前記画質調整を行う前に、回転させた前記付加画像の合成を行い、合成された画像に対する画質調整を行った後に、前記回転補正を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記付加画像が単色で、最大濃度の場合、読取画像に対する前記画質調整後の画像に、回転させた前記付加画像を合成し、その後、回転補正を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記画質調整前に、前記読取画像の画像データに対し、伸長処理を行うことを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記画質調整前に回転させた前記付加画像の合成を行う場合、前記伸長処理の後に合成を行うことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記付加画像が、ページ毎に同じ画像で、画像サイズが所定値以上の場合、最初に決めた傾き情報に基づいて、前記付加画像を回転させた上で原稿画像に合成することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記付加画像が、ページによって異なり、画像サイズが所定値以上の場合、最初に決めた傾き情報に基づいて、画像傾き情報を取得する前に、前記付加画像を回転させた上で前記原稿画像に合成することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記付加画像の回転処理時間に応じ、前記回転処理時間が所定値以内の場合に、毎ページにおいて、角度検出後、前記付加画像の画像回転を行い、前記回転処理時間が所定値を超える場合に1ページ目の角度検出によって全ページを前記付加画像の画像回転をすることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 画像データに基づいて印刷を行う画像形成方法において、
    原稿画像を読み取る読取工程と、
    画像データのデータ処理を行うデータ処理工程と、を有し、
    前記データ処理工程では、原稿画像の画像傾き情報を取得し、前記画像傾き情報によって付加画像を同じ傾きを有するように回転させ、前記読取工程で読み取られた読取画像に、回転させた前記付加画像を合成する制御を行い、さらに前記画像傾き情報に基づいて合成した画像を回転補正をして印刷用の画像データを得る制御を行うことを特徴とする画像形成方法。
  15. 前記データ処理工程では、前記付加画像の回転処理時間に応じ、前記回転処理時間が所定値以内の場合に、毎ページにおいて、角度検出後、前記付加画像の画像回転を行い、前記回転処理時間が所定値を超える場合に1ページ目の角度検出によって全ページを前記付加画像の画像回転をすることを特徴とする請求項14に記載の画像形成方法。
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