JP6520012B2 - アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法 - Google Patents

アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6520012B2
JP6520012B2 JP2014164289A JP2014164289A JP6520012B2 JP 6520012 B2 JP6520012 B2 JP 6520012B2 JP 2014164289 A JP2014164289 A JP 2014164289A JP 2014164289 A JP2014164289 A JP 2014164289A JP 6520012 B2 JP6520012 B2 JP 6520012B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization catalyst
alkylene oxide
mol
oxide
polyalkylene oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014164289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016040345A (ja
Inventor
善彰 井上
善彰 井上
敏秀 山本
敏秀 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2014164289A priority Critical patent/JP6520012B2/ja
Priority to PCT/JP2015/072706 priority patent/WO2016024577A1/ja
Priority to CN201580043228.1A priority patent/CN106661220B/zh
Priority to CN201811069874.7A priority patent/CN109337060B/zh
Priority to KR1020177003744A priority patent/KR102391669B1/ko
Priority to TW104126055A priority patent/TW201630971A/zh
Publication of JP2016040345A publication Critical patent/JP2016040345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6520012B2 publication Critical patent/JP6520012B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Polyethers (AREA)

Description

本発明は、アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものであり、特に高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを、低温での製造条件であっても効率よく製造することが可能となる新規なアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものである。
ポリアルキレンオキシドの製造方法として、活性水素含有化合物、ホスファゼン化合物、トリイソブチルアルミニウムを1:1:2のモル比で混合して得られるアルキレンオキシド重合触媒を用い、トルエン溶媒中、20℃で、アルキレンオキシドの開環重合を行い、ポリアルキレンオキシドを製造する方法が提案されている(例えば非特許文献1参照。)。その際の触媒活性種は、まず、活性水素含有化合物とホスファゼン化合物との反応により、活性水素含有化合物の脱プロトン化反応が進行し、その後、トリイソブチルアルミニウムが作用し、脱プロトン化した活性水素含有化合物がアルミニウム上へ移動することによって、触媒活性種となる機構が提案されている。
また、アルキレンオキシド重合触媒として、イミノホスファゼニウム塩を用い、ポリアルキレンオキシドを製造する方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
特開2010−150514号公報(例えば特許請求の範囲参照。)
Polymer Chemistry,2012,3,1189.
しかし、非特許文献1に提案の方法においては、高価なホスファゼン化合物を多量に使用することが必要となり、効率的なポリアルキレンオキシドの製造方法としては課題を有するものであった。また、得られるポリアルキレンオキシドとしても特段の特徴を有するものではなかった。
また、特許文献1に提案の方法は、不飽和度の低い高純度ポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能なものではあったが、より一層の改善を求められるものであった。特に重合温度を低くすると、触媒活性が低下してしまうという課題が発生したり、逆に重合温度を高くすると、生成物中の不純物量の指標である不飽和度が高くなるという課題を発生しやすいものであった。
そこで、高価なホスファゼン系化合物の使用量が少なく、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを、低温での製造条件であっても効率よく製造することが可能となるアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法が求められている。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定のイミノホスファゼニウム塩並びに有機アルミニウム及び/または有機亜鉛、場合によっては活性水素含有化合物よりなるアルキレンオキシド重合触媒が、低温での製造条件であっても、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布のポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩並びに有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛よりなることを特徴とするアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いてなるポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものである。
(1)
(上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基、RとRが互いに結合した環構造、R同士又はR同士が互いに結合した環構造を表す。Xはヒドロキシアニオン、炭素数1〜4のアルコキシアニオン、カルボキシアニオン、炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオン、または炭酸水素アニオンを表す。)
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩並びに有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛よりなるものである。
そして、その際の該イミノホスファゼニウム塩は、上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩の範疇に属するものであれば如何なるものであってもよい。その際のR及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基、RとRが互いに結合した環構造、R同士又はR同士が互いに結合した環構造である。
炭素数1〜20の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、ビニル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、へプチル基、シクロヘプチル基、オクチル基、シクロオクチル基、ノニル基、シクロノニル基、デシル基、シクロデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基等を挙げることができる。また、RとRが互いに結合し環構造を形成した場合としては、ピロリジニル基、ピロリル基、ピペリジニル基、インドリル基、イソインドリル基等を挙げることができる。R同士又はR同士が互いに結合した環構造としては、例えば一方の置換基がエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基となって、他方の置換基と互いに結合した環構造を挙げることができる。そして、これらの中で、R及びRとしては、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となり、原料であるグアニジン類の入手が容易という点から、メチル基、エチル基、イソプロピル基であることが好ましい。
また、該イミノホスファゼニウム塩におけるXは、ヒドロキシアニオン、炭素数1〜4のアルコキシアニオン、カルボキシアニオン、炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオン、または炭酸水素アニオンである。ここで、炭素数1〜4のアルコキシアニオンとしては、例えば、メトキシアニオン、エトキシアニオン、n−プロポキシアニオン、イソプロポキシアニオン、n−ブトキシアニオン、イソブトキシアニオン、t−ブトキシアニオン等を挙げることができる。炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオンとしては、例えば、アセトキシアニオン、エチルカルボキシアニオン、n−プロピルカルボキシアニオン、イソプロピルカルボキシアニオン、n−ブチルカルボキシアニオン、イソブチルカルボキシアニオン、t−ブチルカルボキシアニオン等を挙げることができる。これらの中で、Xとしては、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、ヒドロキシアニオン、炭酸水素アニオンが好ましい。
そして、該イミノホスファゼニウム塩としては、具体的には、例えばテトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラエチルグアニジノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−プロピル)グアニジノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトライソプロピルグアニジノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−ブチル)グアニジノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラフェニルグアニジノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラベンジルグアニジノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,1,3,3−テトラエチルグアニジノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−プロピル)グアニジノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,1,3,3−テトライソプロピルグアニジノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−ブチル)グアニジノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,1,3,3−テトラフェニルグアニジノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,1,3,3−テトラベンジルグアニジノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスホニウムハイドロゲンカーボネート等を例示でき、該イミノホスファゼニウム塩が強い塩基性を有することから、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムハイドロゲンカーボネートであることが好ましい。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒における有機アルミニウム及び/または有機亜鉛は、例え低温の重合反応条件であっても高い触媒活性を発現させるために用いられるものであり、有機アルミニウム及び/または有機亜鉛の範疇に属するものであれば如何なるものも用いることが可能であり、有機アルミニウムとしては、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリノルマルヘキシルアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、ジフェニルモノイソブチルアルミニウム、モノフェニルジイソブチルアルミニウム等を挙げることができる。また、有機亜鉛としては、例えば、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジフェニル亜鉛等を挙げることができる。そして、これらの中でも、入手が容易で、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、トリイソブチルアルミニウム、ジエチル亜鉛であることが好ましい。
また、本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、特に高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となる触媒活性に優れる重合触媒となることから、活性水素含有化合物をも用いることが好ましく、その際の該活性水素含有化合物としては、例えば水、ヒドロキシ化合物、アミン化合物、カルボン酸化合物、チオール化合物、水酸基を有するポリエーテルポリオール等を挙げることができる。
該ヒドロキシ化合物としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、シュークローズ、グルコース、2−ナフトール、ビスフェノール等を挙げることができる。該アミン化合物としては、例えばエチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、ピペリジン、ピペラジン等を挙げることができる。該カルボン酸化合物としては、例えば安息香酸、アジピン酸等を挙げることができる。該チオール化合物としては、例えばエタンジチオール、ブタンジチオール等を挙げることができる。該水酸基を有するポリエーテルポリオールとしては、例えば分子量200〜3000のポリエーテルポリオール等を挙げることができる。そして、これら活性水素含有化合物は、単独で用いても良いし、数種類を混合して用いても良い。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒における該イミノホスファゼニウム塩と有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛との割合は、アルキレンオキシド重合触媒としての作用が発現する限りにおいて任意であり、その中でも特に触媒活性に優れる重合触媒となることから、該イミノホスファゼニウム塩:有機アルミニウム及び/または有機亜鉛=1:0.002〜500(モル比)であることが好ましい。
また、活性水素含有化合物を用いる際には、より高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となる触媒活性に優れる重合触媒となることから、活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、該イミノホスファゼニウム塩0.001〜10モルが好ましく、特に0.001〜5モルであることが好ましい。また、活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、有機アルミニウム及び/または有機亜鉛0.001〜10モルが好ましく、特に0.001〜5モルであることが好ましい。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒の調製方法としては、該アルキレンオキシド重合触媒の調製が可能であれば如何なる方法をも用いることが可能であり、例えば該イミノホスファゼニウム塩並びに有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛を混合する方法を挙げることができる。その際には、溶媒として、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等を用いても良い。
更に、本発明のアルキレンオキシド重合触媒を活性水素含有化合物をも用いて調製する際には、該イミノホスファゼニウム塩、有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛並びに活性水素含有化合物を同時に混合して調製する方法、1成分に2成分を混合し調製する方法、2成分に1成分を混合し調製する方法、等の如何なる調製方法を用いても良く、その中でも、特に高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能となる触媒活性に優れる重合触媒を調製することが可能となることから、該イミノホスファゼニウム塩と活性水素含有化合物とを混合した後に、有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛とを混合し、アルキレンオキシド重合触媒を調製することが好ましい。その際には、加熱・減圧処理等を行ってもよく、加熱処理の温度としては、例えば50〜150℃、好ましくは70〜130℃を挙げることができ、また、減圧処理の際の圧力としては、例えば50kPa以下、好ましくは20kPa以下を挙げることができる。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、触媒活性に優れることからポリアルキレンオキシドの製造に有用であり、本発明のアルキレンオキシド重合触媒存在下、アルキレンオキシドの開環重合を行うことができる。
その際のアルキレンオキシドとしては、例えば炭素数2〜20のアルキレンオキシドを挙げることができ、具体的には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシド、ブタジエンモノオキシド、ペンテンオキシド、スチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド等を挙げることができる。これらの中で、アルキレンオキシドの入手が容易で、得られるポリアルキレンオキシドの工業的価値の高いことから、エチレンオキシド、プロピレンオキシドが好ましい。アルキレンオキシドは、単一で用いても2種以上を混合して用いても良い。2種以上を混合して用いる場合は、例えば第1のアルキレンオキシドを反応させた後、第2のアルキレンオキシドを反応させても良いし、2種以上のアルキレンオキシドを同時に反応させても良い。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法において、重合圧力は、0.05〜1.0MPaの範囲、好ましくは、0.1〜0.6MPaの範囲が良い。本発明のポリアルキレンオキシドの製造において、重合温度は、0〜130℃の範囲、好ましくは、10〜110℃の範囲が良い。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法において、重合は、溶媒中または無溶媒中で行うことができる。使用する溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等を挙げることができる。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法においては、効率的なポリアルキレンオキシドの製造方法となることから、触媒活性として100g/mol・min以上を示すものであることが好ましく、特に200g/mol・min以上を示すものであることが好ましい。
本発明の製造方法により得られるポリアルキレンオキシドとしては、分子量1000〜50000g/molを有するもの、特に3000〜30000g/molを有するものであることが好ましい。また、不飽和度は、0.05meq/g以下であるもの、特に0.03meq/g以下であるものが好ましい。さらに、分子量分布は、1.3以下であるもの、特に1.1以下であるものが好ましい。
本発明によれば、低温での触媒活性が高いアルキレンオキシド重合触媒を得ることができる。また、本発明のアルキレンオキシ重合触媒を用いてアルキレンオキシドを重合することによって、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布なポリアルキレンオキシドを製造することができる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本実施例は何ら本発明を制限するものではない。まず、本発明における触媒活性の算出方法、本発明により製造されるポリアルキレンオキシドの分析方法について説明する。
〜触媒活性(単位:g/mol・min)〜
反応したアルキレンオキシドの量をa(単位:g)、用いたイミノホスファゼニウム塩の量をb(単位:mol)、重合に要した時間をc(単位:min)とし、次式により触媒活性を算出した。
触媒活性=a/(b×c)
〜ポリアルキレンオキシドの分子量(単位:g/mol)〜
JIS K−1557記載の方法により、ポリアルキレンオキシドの水酸基価d(単位:mgKOH/g)を測定した。得られるポリアルキレンオキシドの官能基数をeとし、次式によりポリアルキレンオキシドの分子量を算出した。
分子量=(56100/d)×e
〜ポリアルキレンオキシドの不飽和度(単位:meq/g)〜
JIS K−1557記載の方法により、ポリアルキレンオキシドの不飽和度を算出した。
〜ポリアルキレンオキシドの分子量分布(単位:無し)〜
ゲル・パーミェション・クロマトグラフ(GPC)(東ソー(株)社製、(商品名)HLC8020)を用い、テトラヒドロフランを溶媒として、40℃で測定を行い、標準物質としてポリスチレンを用い、ポリアルキレンオキシドの分子量分布を算出した。
合成例1(イミノホスファゼニウム塩の合成)
攪拌翼を付した2リットルの4つ口フラスコを窒素雰囲気下とし、五塩化リン96g(0.46mol)、脱水トルエン800mlを加え、20℃で攪拌した。撹拌を維持したまま、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン345g(2.99mol)を3時間かけて滴下した後、100℃に昇温し、さらに1,1,3,3−テトラメチルグアニジン107g(0.92mol)を1時間かけて滴下した。得られた白色のスラリー溶液を100℃で14時間攪拌した後、80℃まで冷却し、イオン交換水250mlを加え、30分間撹拌した。撹拌を止めると、スラリーは全て溶解し、2相溶液が得られた。得られた2相溶液の油水分離を行い、水相を回収した。得られた水相にジクロロメタン100mlを加え、油水分離を行い、ジクロロメタン相を回収した。得られたジクロロメタン溶液をイオン交換水100mlで洗浄した。
得られたジクロロメタン溶液を、撹拌翼を付した2リットルの四つ口フラスコに移液し、2−プロパノール900gを加えた後、常圧下で温度を80〜100℃に昇温し、ジクロロメタンを除去した。得られた2−プロパノール溶液を撹拌しながら内部温度を60℃に放冷した後、85重量%水酸化カリウム31g(0.47mol、イミノホスファゼニウム塩に対して1.1mol当量)を加えて、60℃で2時間反応した。温度を25℃まで冷却し、析出した副生塩を濾過により除去することによって、目的とするイミノホスファゼニウム塩(一般式(1)におけるRがメチル基、Rがメチル基、Xがヒドロキシアニオンに相当するイミノホスファゼニウム塩)の2−プロパノール溶液860gを、濃度25重量%、収率92%で得た。
実施例1
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、合成例1により得られたイミノホスファゼニウム塩の25重量%2−プロパノール溶液10g(5mmol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧下で2−プロパノールを除去した。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液10ml(10mmol)を加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を20℃とし、プロピレンオキシド108gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温18〜22℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドおよびトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド106gを得た。触媒活性は350g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は20000g/mol、不飽和度は0.018meq/g、分子量分布は1.08であった。結果を表1に示す。
実施例2
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)18g(18mmol、活性水素量54mmol)、および合成例1で得られたイミノホスファゼニウム塩の25重量%2−プロパノール溶液0.54g(0.27mmol、活性水素1molに対して0.005mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.54ml(0.54mmol、活性水素1molに対して0.010mol)を加え、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を70℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温68〜72℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温68〜72℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド127gを得た。触媒活性は840g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.017meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表1に示す。
実施例3
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)18g(18mmol、活性水素量54mmol)、および合成例1で得られたイミノホスファゼニウム塩の25重量%2−プロパノール溶液0.27g(0.14mmol、活性水素1molに対して0.0025mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.27ml(0.27mmol、活性水素1molに対して0.005mol)を加え、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を70℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温68〜72℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温68〜72℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド126gを得た。触媒活性は、1100g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6800g/mol、不飽和度は0.016meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に示す。
実施例4
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)18g(18mmol、活性水素量54mmol)、および合成例1で得られたイミノホスファゼニウム塩の25重量%2−プロパノール溶液0.54g(0.27mmol、活性水素1molに対して0.005mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.54ml(0.54mmol、活性水素1molに対して0.010mol)を加え、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を50℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温48〜52℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温48〜52℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド125gを得た。触媒活性は550g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6800g/mol、不飽和度は0.014meq/g、分子量分布は1.05であった。結果を表1に示す。
実施例5
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)6.0g(6.0mmol、活性水素量18mmol)、および合成例1で得られたイミノホスファゼニウム塩の25重量%2−プロパノール溶液0.36g(0.18mmol、活性水素1molに対して0.010mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行った。その後、トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.36ml(0.36mmol、活性水素1molに対して0.020mol)を加え、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を70℃とし、プロピレンオキシド92gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温68〜72℃の範囲で反応させた。次いで、0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、エチレンオキシド18gを反応圧力0.25MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温68〜72℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド112gを得た。触媒活性は、980g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は18000g/mol、不飽和度は0.022meq/g、分子量分布は1.08であった。結果を表1に示す。
実施例6
トリイソブチルアルミニウムの1.0mol/lのトルエン溶液0.54ml(0.54mmol、活性水素1molに対して0.010mol)の代わりに、ジエチル亜鉛の1.0mol/lのヘキサン溶液0.54ml(0.54mmol、活性水素1molに対して0.010mol)を用いた以外は、実施例2と同様の方法により、アルキレンオキシド重合触媒、ポリアルキレンオキシドの製造をおこなった。無色無臭のポリアルキレンオキシド127gを得た。触媒活性は、750g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.016meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に示す。
比較例1
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)6.0g(6.0mmol、活性水素量18mmol)、およびホスファゼンP4塩基である1−tert−ブチル−4,4,4−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス(トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ)−2λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)の1.0mol/lのヘキサン溶液18ml(18mmol、活性水素1molに対して1.0mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、トリイソブチルアルミニウムの2.0mol/lのトルエン溶液18ml(36mmol、活性水素1molに対して2.0mol)を加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を20℃とし、プロピレンオキシド37gを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温18〜22℃の範囲で反応させた。0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド42gを得た。触媒活性は11g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は6900g/mol、不飽和度は0.016meq/g、分子量分布は1.36であった。結果を表2に示す。
比較例2
攪拌翼を付した0.2リットルのオートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000;水酸基価160mgKOH/g)18g(18mmol、活性水素量54mmol)、および合成例1で得られたイミノホスファゼニウム塩の25重量%2−プロパノール溶液0.54g(0.27mmol、活性水素1molに対して0.005mol)を加えた。オートクレーブ内を窒素雰囲気とした後、内温を80℃とし、0.5kPaの減圧下で脱水処理を行い、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、オートクレーブの内温を70℃とし、プロピレンオキシドを反応圧力0.3MPa以下を保つように間欠的に供給しながら、内温68〜72℃の範囲で反応させた。その結果、プロピレンオキシドを36g供給した時点で、反応は停止した。0.5kPaの減圧下で残留プロピレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド36gを得た。触媒活性は46g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は2000g/mol、不飽和度は0.013meq/g、分子量分布は1.05であった。結果を表2に示す。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒を用いることにより、効率的にポリアルキレンオキシドを製造することができる。得られるポリアルキレンオキシドは、ポリウレタン原料、ポリエステル原料、界面活性剤原料、潤滑剤原料等に有用である。特に各種イソシアネート化合物と反応させることにより、断熱材等に使用される硬質フォーム、自動車のシート・クッション、寝具等に使用される軟質フォーム、接着剤、塗料、シーリング材、熱硬化性エラストマー、熱可塑性エラストマーへの展開が期待される。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩並びに有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛よりなることを特徴とするアルキレンオキシド重合触媒。
    (上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基、RとRが互いに結合した環構造、R同士又はR同士が互いに結合した環構造を表す。Xはヒドロキシアニオン、炭素数1〜4のアルコキシアニオン、カルボキシアニオン、炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオン、または炭酸水素アニオンを表す。)
  2. 上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩と有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛との割合が、イミノホスファゼニウム塩:有機アルミニウム及び/または有機亜鉛=1:0.002〜500(モル比)であることを特徴とする請求項1に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  3. 上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩並びに有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛、さらに活性水素含有化合物よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  4. 上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩及び活性水素含有化合物を混合した後に、有機アルミニウム及び/又は有機亜鉛を混合してなることを特徴とする請求項3に記載のアルキレンオキシド重合触媒の製造方法
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒存在下、アルキレンオキシドの開環重合を行うことを特徴とするポリアルキレンオキシドの製造方法。
JP2014164289A 2014-08-12 2014-08-12 アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法 Active JP6520012B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014164289A JP6520012B2 (ja) 2014-08-12 2014-08-12 アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法
PCT/JP2015/072706 WO2016024577A1 (ja) 2014-08-12 2015-08-10 アルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法
CN201580043228.1A CN106661220B (zh) 2014-08-12 2015-08-10 环氧烷聚合催化剂和使用其制造聚环氧烷的方法
CN201811069874.7A CN109337060B (zh) 2014-08-12 2015-08-10 环氧烷聚合催化剂和使用其制造聚环氧烷的方法
KR1020177003744A KR102391669B1 (ko) 2014-08-12 2015-08-10 알킬렌 옥사이드 중합 촉매 및 이것을 이용한 폴리알킬렌 옥사이드의 제조 방법
TW104126055A TW201630971A (zh) 2014-08-12 2015-08-11 環氧烷聚合觸媒及使用其製造方法、聚環氧烷及其製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014164289A JP6520012B2 (ja) 2014-08-12 2014-08-12 アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016040345A JP2016040345A (ja) 2016-03-24
JP6520012B2 true JP6520012B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=55540777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014164289A Active JP6520012B2 (ja) 2014-08-12 2014-08-12 アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6520012B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6821971B2 (ja) * 2016-06-30 2021-01-27 東ソー株式会社 オニウム塩、ルイス酸化合物、及び活性水素含有化合物を含有する組成物
US20230092304A1 (en) * 2020-01-31 2023-03-23 Dow Global Technologies Llc Alkylene oxide polymerization using aluminum compounds and phosphorus-nitrogen bases

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004041909A1 (ja) * 2002-11-05 2004-05-21 Meisei Chemical Works, Ltd. エチレンオキシド用重合触媒組成物および当該組成物を用いたポリ(エチレンオキシド)の製造方法
JP2005139415A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd 開環重合方法
JP5545364B2 (ja) * 2010-04-30 2014-07-09 旭硝子株式会社 ポリオキシアルキレンポリオール、ポリマー分散ポリオール、および軟質ポリウレタンフォーム、ならびにこれらの製造方法
JP5716382B2 (ja) * 2010-12-21 2015-05-13 東ソー株式会社 ポリアルキレングリコールの製造方法
JP5807673B2 (ja) * 2011-03-30 2015-11-10 旭硝子株式会社 ポリエーテルポリオールおよび軟質ポリウレタンフォームの製造方法、ならびにシート
JP2013082790A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Tosoh Corp ポリアルキレングリコールの製造法
JP5825028B2 (ja) * 2011-10-07 2015-12-02 東ソー株式会社 ポリアルキレングリコールの製造方法
KR102343473B1 (ko) * 2014-01-24 2021-12-28 후지필름 와코 준야꾸 가부시키가이샤 보레이트계 염기 발생제 및 당해 염기 발생제를 함유하는 염기 반응성 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016040345A (ja) 2016-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102391669B1 (ko) 알킬렌 옥사이드 중합 촉매 및 이것을 이용한 폴리알킬렌 옥사이드의 제조 방법
JP6786811B2 (ja) 有機塩基化合物、ルイス酸及び活性水素含有化合物を含む組成物
JP5663856B2 (ja) ポリアルキレングリコール製造触媒、及びその製造方法、並びにそれを用いたポリアルキレングリコールの製造方法
JP5716382B2 (ja) ポリアルキレングリコールの製造方法
JP5825028B2 (ja) ポリアルキレングリコールの製造方法
JP2011132179A (ja) イミノホスファゼニウム塩含有触媒水溶液及びそれを用いるポリアルキレングリコールの製造方法
JP5609354B2 (ja) ポリアルキレングリコール製造用触媒溶液及びそれを用いたポリアルキレングリコールの製造方法
JP6520012B2 (ja) アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法
CN103183820B (zh) 一种制备低聚乙/丙二醇含量的聚氧乙/丙烯醚的方法
JP6631079B2 (ja) ポリアルキレンオキシド及びその製造方法
JP6658028B2 (ja) アルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いるポリアルキレンオキシドの製造方法
JP6520013B2 (ja) アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造法
JP2013082790A (ja) ポリアルキレングリコールの製造法
JP6658027B2 (ja) アルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法
JP6350103B2 (ja) ポリアルキレングリコール製造触媒
JP6617470B2 (ja) アルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法
JP6365114B2 (ja) アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法
JP6083283B2 (ja) ポリアルキレングリコールの製造方法
JP6350095B2 (ja) ポリアルキレングリコールの製造方法
JP6083226B2 (ja) ポリアルキレングリコールの製造方法
JP6492468B2 (ja) 保存安定性に優れるポリアルキレンオキシド及びその製造方法
JP2017171709A (ja) 環状エステル重合触媒及びそれを用いた環状エステル重合体の製造方法
KR101929463B1 (ko) 폴리알킬렌 글리콜의 말단 알킬화 촉매 및 이를 이용한 폴리알킬렌 글리콜의 말단 알킬화 방법
JP2005232377A (ja) アルキレンオキシド開環重合用触媒及びこれを用いたポリエーテル類の製造方法
JP3933791B2 (ja) ポリオキシアルキレンポリオールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6520012

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151