JP6519524B2 - 磁気吸着式バインダ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気吸着によってシート体をファイルすることができる磁気吸着式バインダに関する。
従来より、ファイル内面の背部にマグネットシートが装着され、一端部に鉄粉が塗布された書類を磁力により吸着することで綴じるようにしたファイルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このファイルによれば、書類に綴孔を穿設する必要がなく、ファイルの綴具を操作する手間も省け、便利である。
実開平1−153274号公報
しかしながら、上述のファイルでは、書類の一端側しかマグネットシートに吸着されないため、書類を綴じる向きが固定されるという不都合があった。
本発明の目的は、シート体をファイルする際の自由度を増大させることができる磁気吸着式バインダを提供することである。
本発明に係る磁気吸着式バインダは、第一表紙と第二表紙とが背表紙を介して連結されたバインダ本体と、略矩形板状のシート体と、前記背表紙の、前記第一及び第二表紙が連結されていない側の両端近傍に、前記背表紙の幅方向に沿ってそれぞれ延設された第一磁気吸着部材と、前記シート体の、互いに対向する少なくとも一対の辺のそれぞれの両端近傍に取り付けられ、前記第一磁気吸着部材に吸着される被吸着部材とを備える。
この構成によれば、磁気吸着式バインダの背表紙の両端近傍に、それぞれ第一磁気吸着部材が設けられ、略矩形板状のシート体の互いに対向する一対の辺のそれぞれの両端近傍に、第一磁気吸着部材に吸着される被吸着部材が取り付けられているので、シート体の一辺、およびその一辺に対向する他の一辺の被吸着部材が第一磁気吸着部材によって磁気吸着可能となる。その結果、シート体の一辺と、他の一辺とのいずれも背表紙に吸着させることができるので、シート体の向きを反転させて、シート体を磁気吸着式バインダにファイルすることができる。従って、シート体をファイルする際の自由度を増大させることができる。
また、前記シート体は、外縁の形状が互いに略同一であって前記略矩形形状を有する複数の積層されたシート部材を含み、前記四つの被吸着部材は、断面略U字形の形状を有し、前記複数のシート部材の四隅の角部の端面を覆い、かつ前記複数のシート部材を前記積層方向に挟持するように取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、複数のシート部材を挟持してシート体を構成するための金具を被吸着部材として用いることができる。
また、前記複数のシート部材の一辺は、互いに離間可能にされ、当該一辺から当該複数のシート部材で挟まれた空間内に、ファイル対象のシート状の部材を挿入可能にされていることが好ましい。
この構成によれば、ファイル対象物をシート体に入れた状態で、磁気吸着式バインダにファイルすることができる。
また、前記四つの被吸着部材のうち前記一辺の両端に取り付けられた各被吸着部材は、前記一辺に沿って延びる第一アームと、前記一辺に連なる辺に沿って延びる第二アームとを有し、前記第二アームにおける前記一辺から遠い側の端部近傍に、その第二アームの端部近傍と、前記複数のシート部材とを貫通する回転軸が挿通されていることが好ましい。
この構成によれば、前記一辺の両端、すなわちファイル対象の部材を挿入可能にされた辺の両端に取り付けられた被吸着部材を、回転軸を中心に揺動変位させることが可能となる。従って、被吸着部材を、回転軸を中心にシート部材から遠ざけるように揺動変位させ、すなわち開くと、被吸着部材が閉じていたときよりも大きな部材を、シート体内に挿入することが可能になる。
また、前記各第一磁気吸着部材は、前記背表紙の幅方向に沿って並べられた複数の磁石を含み、前記各磁石は、前記バインダ本体の内側に向いた面の磁極の極性が、隣接する磁石と互いに異なるように配置されていることが好ましい。
この構成によれば、互いに隣接する磁石間で、一方の磁石から他方の磁石へ向かう磁力線が生じる。この状態でシート体がバインダ本体に取り付けられ、被吸着部材が第一磁気吸着部材に接すると、磁力線が強磁性体である被吸着部材を通過することで、被吸着部材すなわちシート体が第一磁気吸着部材に磁気吸着される。そして、互いに隣接する二つの磁石の中央(間)に被吸着部材が位置したとき、最も漏れ磁束が少なく、磁力線が被吸着部材を通過する距離が最も長くなる。その結果、第一磁気吸着部材による被吸着部材の吸着力が増大し、すなわちバインダ本体によるシート体の保持力が増大する。
また、前記各磁石の前記幅方向の長さは、前記シート体の厚さと略同一であることが好ましい。
この構成によれば、複数のシート体が重なった状態で、各シート体の被吸着部材を、最も吸着力が強くなる、隣接する二つの磁石の中央に位置させることができる。その結果、複数のシート体全体の吸着力を増大させることができる。
また、前記背表紙は、前記第一表紙と前記第二表紙とが連結された背表紙本体と、前記第一表紙との連結部又はその連結部近傍でその背表紙本体の前記バインダ本体の内側に向いた側に連結され、その連結部を中心に前記各第一磁気吸着部材を揺動可能に支持する支持部材とを含むことが好ましい。
この構成によれば、第二表紙を上にして、第一磁気吸着部材に吸着されたシート体をぶら下げると、支持部材が揺動変位して略水平になる。そうすると、この状態で、支持部材に吸着された複数のシート体が鉛直方向に吊り下げられるので、各シート体を展示することができる。
また、前記第二表紙には、前記磁気吸着式バインダを吊り下げるための係合部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、係合部を例えば建物の壁に設けられたフックに係合することで、磁気吸着式バインダが第二表紙を上にしてぶら下げられる。そうすると、この状態で、支持部材に吸着された複数のシート体が鉛直方向に吊り下げられるので、各シート体を展示することができる。
また、前記第一及び第二表紙のうち少なくとも一方の表紙の、前記背表紙とは反対側端部には、略板状の蓋体が揺動可能に連結され、前記蓋体の内側には、前記被吸着部材を吸着する第二磁気吸着部材が延設されていることが好ましい。
この構成によれば、バインダ本体内に、シート体を収容して蓋体を閉じると、各シート体の、一方の側で被吸着部材が第一磁気吸着部材に吸着され、他方の側で被吸着部材が第二磁気吸着部材に吸着される。その結果、各シート体を両側から磁気吸着力で保持することができるので、バインダ本体内に各シート体を格納、保持する確実性が向上する。
また、前記第二磁気吸着部材の磁力は、前記第一磁気吸着部材の磁力よりも弱いことが好ましい。
この構成によれば、蓋体を開くときは、背表紙に取り付けられた第一磁気吸着部材の方が、蓋体に取り付けられた第二磁気吸着部材よりも磁力が強いので、蓋体を開いてもシート体が背表紙から外れることなく蓋体がシート体から離間するように蓋体を開くことができる。
このような構成の磁気吸着式バインダは、シート体をファイルする際の自由度を増大させることができる。
本発明の一実施形態に係る磁気吸着式バインダの構成の一例を示す斜視図である。 図1に示すシート体の一例を示す説明図である。 図1に示す第一磁気吸着部材の一例を示す説明図である。 バインダ本体に複数のシート体が吸着された状態を説明するための部分断面図である。 図1に示す蓋体を閉じた状態を示す斜視図である。 図1に示すバインダ本体からシート体を取り外してバインダ本体を開いた状態を示す斜視図である。 背表紙の背表紙本体に複数のシート体を取り付けて表紙を開いた状態で磁気吸着式バインダを吊り下げた状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る磁気吸着式バインダの構成の一例を示す斜視図である。
図1に示す磁気吸着式バインダ1は、バインダ本体2と、1又は複数の略矩形板状を有するシート体3とを備えている。バインダ本体2は、第一表紙21と第二表紙22とが背表紙23を介して連結され、第一表紙21の背表紙23とは反対側には、略板状の蓋体24がその連結部を中心に揺動可能に連結されている。第一表紙21及び第二表紙22は、略矩形板状の形状を有し、例えば厚紙や樹脂板などで構成されている。第二表紙22には、係合穴221(係合部)が形成されている。
背表紙23の、第一表紙21及び第二表紙22が連結されていない側の両端近傍、すなわち図1における背表紙23の上端近傍と下端近傍とには、略帯状の第一磁気吸着部材25,25が、背表紙23の幅方向に沿って延びるようにそれぞれ延設されている。なお、背表紙23の上端近傍に第一磁気吸着部材25が位置することは、背表紙23の上端から背表紙23の長さLaの1/10程度の範囲に第一磁気吸着部材25の上端が位置することを意味し、背表紙23の下端近傍に第一磁気吸着部材25が位置することは、背表紙23の下端から長さLaの1/10程度の範囲に第一磁気吸着部材25の下端が位置することを意味する。
シート体3は、被吸着部材31と、シート体本体32とを備えている。シート体本体32は、外縁の形状が互いに略同一であって略矩形形状を有する複数のシート部材321,322(図4参照)が積層されて構成されている。
図2は、図1に示すシート体3の一例を示す説明図である。図2に示すように、シート部材321は、枠体321aと透明窓321bとを備えている。透明窓321bは、例えば透明の樹脂シートから構成されている。そして、透明窓321bを取り囲むように枠体321aが取り付けられている。シート部材321とシート部材322とは、少なくとも一辺、図2の例では上方の辺C1で、互いに離間可能にされて出入口323とされている。
出入口323からシート部材321とシート部材322とで挟まれた空間内に、ファイル対象のシート状の部材Sを挿入可能にされている。出入口323とされた辺以外の他の辺は、シート部材321とシート部材322とが接着されていてもよいし、部材Sを出し入れ可能なように離間可能にされていてもよい。部材Sは、例えば写真やパンフレット等である。
図2に示すシート体3の四隅には、シート体本体32の四隅の角部の端面を覆うように、第一磁気吸着部材25に吸着される被吸着部材31がそれぞれ取り付けられている。被吸着部材31は、磁石に吸着される強磁性体、例えば鉄や鉄の表面にメッキを施した部材を用いて構成されている。被吸着部材31は、図4に示すように、断面略U字形の形状を有し、シート部材321とシート部材322とをその積層方向に挟持するようにシート体本体32に取り付けられている。
図2を参照して、被吸着部材31は、第一アーム311と、第二アーム312とを備えている。第一アーム311と、第二アーム312とは、略直角に連結されている。出入口323とされた辺C1の両側に取り付けられた被吸着部材31は、その第一アーム311が、辺C1に沿って延び、その第二アーム312が出入口323に連なる辺C2又は辺C3に沿って延びるように、シート体本体32に取り付けられている。
出入口323の両側に取り付けられた被吸着部材31の第二アーム312には、第二アーム312の先端近傍に、第二アーム312と、第二アーム312に挟持されたシート体本体32とをその厚み方向に貫通する回転軸324が取り付けられている。これにより、被吸着部材31は、回転軸324を中心に揺動変位可能にされている。なお、第二アーム312の先端近傍とは、第二アーム312の先端からの距離が、第二アーム312の長さの1/5以下の領域を意味する。
図2に示すように、被吸着部材31,31を、回転軸324を中心にシート体本体32から遠ざけるように揺動変位させ、すなわち開くと、被吸着部材31,31が閉じていたときよりも大きな部材Sを、シート体3内に出し入れすることが可能になる。
また、被吸着部材31,31が閉じているときの、一方の第一アーム311の先端から他方の第一アーム311の先端までの距離Lbよりも、部材Sの幅Lcが大きい場合、部材Sをシート体3に収容して被吸着部材31,31を閉じると、被吸着部材31,31によって部材Sが出入口323から外に出てしまうことが防止される。
図1を参照して、このように構成された磁気吸着式バインダ1は、シート体3の辺C2に設けられた被吸着部材31,31をバインダ本体2の第一磁気吸着部材25,25に吸着させることができ、かつ辺C2に対向する辺C3に設けられた被吸着部材31,31をバインダ本体2の第一磁気吸着部材25,25に吸着させることもできる。その結果、シート体3をバインダ本体2に取り付ける向きを、左右入れ替えることができるので、シート体をファイルする際の自由度を増大させることができる。
また、辺C1及び辺C1と対向する辺C4の長さと、辺C2,C3の長さとを同一とすれば、さらにシート体3の辺C1,C4を第一磁気吸着部材25,25に吸着させることが可能となる。この場合、シート体3をバインダ本体2に取り付ける向きを、上下左右入れ替えることができるので、シート体をファイルする際の自由度をさらに増大させることができる。
図3は、図1に示す第一磁気吸着部材25の一例を示す説明図である。図3(a)は第一磁気吸着部材25の一例を示し、図3(b)は第一磁気吸着部材25の別の一例を示している。
図3に示す第一磁気吸着部材25は、複数、例えば10個の略矩形の磁石251が、背表紙23の幅方向に沿って並べられて構成されている。各磁石251は、バインダ本体2の内側に向いた面(表)の磁極の極性が、隣接する磁石251と互いに異なるように配置されている。
例えば、図3(a)に示す例では、磁石251の表裏で一方の面がN極、他方の面がS極とされており、隣接する磁石251の表裏を裏返すことで、磁極の極性が隣接する磁石251と互いに異なるようにされている。図3(b)に示す例では、磁石251の一端がN極、他端がS極とされており、隣接する磁石251と向きを180度回転させて配置することにより、磁極の極性が隣接する磁石251と互いに異なるようにされている。例えば、第一磁気吸着部材25の長さLdを50mm程度、第一磁気吸着部材25の幅Leすなわち磁石251の長さを10mm程度、磁石251の幅Wmを5mm程度とすることができる。
図1を参照して、一対の第一磁気吸着部材25,25の間隔は、一対の被吸着部材31,31の間隔と対応するようにされており、一対の被吸着部材31,31が、一対の第一磁気吸着部材25,25にそれぞれ吸着されるようになっている。これにより、複数のシート体3が磁気力によりバインダ本体2に取り付けられ、ファイルされるようになっている。また、バインダ本体2にファイルされたシート体3は、ユーザが引っ張ることによって、容易にバインダ本体2から取り外すことができ、利便性が向上する。
図4は、バインダ本体2に複数のシート体3が吸着された状態を説明するための部分断面図である。図4に示す第一磁気吸着部材25は、図3(a)に示すように、表裏で一方の面がN極、他方の面がS極とされた磁石251から構成されている。図4に示すように、複数の磁石251の磁極の極性が、隣接する磁石251と互いに異なるように配置されると、磁石251のN極から、その磁石251と隣接する磁石251のS極へ向かう磁力線Bが生じる。
この状態でシート体3がバインダ本体2に取り付けられ、被吸着部材31が第一磁気吸着部材25に接すると、磁力線Bが強磁性体である被吸着部材31を通過することで、被吸着部材31、すなわちシート体3が第一磁気吸着部材25に磁気吸着される。そして、互いに隣接する二つの磁石251の中央(間)に被吸着部材31が位置したとき、最も漏れ磁束が少なく、磁力線Bが被吸着部材31を通過する距離が最も長くなる。その結果、第一磁気吸着部材25による被吸着部材31の吸着力が増大し、すなわちバインダ本体2によるシート体3の保持力が増大する。
このとき、図4に示すように、被吸着部材31は、吸着力が最も大きくなる二つの磁石251の中央位置に自動的に吸引されることになる。また、シート体3の厚さWs(最大の厚さ、図4では被吸着部材31の部分)は、磁石251の幅Wmと略同一にされている。その結果、複数のシート体3が重なった状態で、各シート体3の被吸着部材31を、最も吸着力が強くなる、隣接する二つの磁石251の中央に位置させることができる。その結果、複数のシート体3全体の吸着力を増大させることができる。
図5は、図1に示す蓋体24を閉じた状態を示す斜視図である。蓋体24の両端近傍、すなわち図1、図5における蓋体24の上端近傍と下端近傍とには、略帯状の第二磁気吸着部材26,26が、蓋体24の幅方向に沿って延びるようにそれぞれ延設されている。第二磁気吸着部材26,26は、図5に示すように第一表紙21、第二表紙22、及び蓋体24を閉じたときに、第一磁気吸着部材25,25と略対向する位置に配置されている。
第二磁気吸着部材26,26は、第一磁気吸着部材25,25よりも磁力が弱くされている。第二磁気吸着部材26,26は、第一磁気吸着部材25,25よりも磁力が弱い点を除いて、図3、図4に示す第一磁気吸着部材25,25と同様に構成されているのでその説明を省略する。
第二磁気吸着部材26,26によれば、図5に示すように、バインダ本体2内に、複数のシート体3を収容して蓋体24を閉じると、各シート体3の、一方の側で被吸着部材31,31が第一磁気吸着部材25,25に吸着され、他方の側で被吸着部材31,31が第二磁気吸着部材26,26に吸着される。その結果、各シート体3を両側から磁気吸着力で保持することができるので、バインダ本体2内に各シート体3を格納、保持する確実性が向上する。
また、蓋体24を開くときは、背表紙23に取り付けられた第一磁気吸着部材25,25の方が、蓋体24に取り付けられた第二磁気吸着部材26,26よりも磁力が強いので、蓋体24を開いてもシート体3が背表紙23から外れることなく蓋体24がシート体3から離間するように蓋体24を開くことができる。
なお、蓋体24は、第二表紙22に連結されていてもよく、第一表紙21に連結された蓋体24と、第二表紙22に連結された蓋体24とが設けられていてもよい。
図6は、図1に示すバインダ本体2からシート体3を取り外してバインダ本体2を開いた状態を示す斜視図である。背表紙23は、略矩形板状の背表紙本体231と、略矩形板状の支持部材232とから構成されている。第一表紙21及び第二表紙22は、背表紙本体231の両側にそれぞれ連結されている。第一磁気吸着部材25,25は、支持部材232に取り付けられている。
支持部材232は、背表紙本体231と第一表紙21との連結部又はその連結部近傍でその背表紙本体231のバインダ本体2の内側に向いた側に連結され、その連結部を中心に第一磁気吸着部材25,25を揺動可能に支持する。
図7は、背表紙23の背表紙本体231に複数のシート体3を取り付けて表紙を開いた状態で磁気吸着式バインダ1を吊り下げた状態を示す斜視図である。図7に示すように、例えば壁に取り付けられたフックAに、係合穴221を引っかけることで、磁気吸着式バインダ1を吊り下げることができる。このとき、支持部材232が揺動変位して略水平になる。この状態で、支持部材232に吸着された複数のシート体3が鉛直方向に吊り下げられる。
その結果、例えば商品カタログやサンプルなどが収納されたシート体3を、展示するようにして吊り下げることができる。
なお、第二磁気吸着部材26,26は、第一磁気吸着部材25,25よりも磁力が弱い例に限らない。第二磁気吸着部材26,26が、第一磁気吸着部材25,25よりも磁力が強い構成としてもよく、第二磁気吸着部材26,26の磁力と、第一磁気吸着部材25,25の磁力とが同一であってもよい。
また、バインダ本体2は、蓋体24を備えていなくてもよい。また、第二表紙22には、係合穴221が形成されていなくてもよい。また、背表紙23は、支持部材232を備えていなくてもよい。また、磁石251の幅Wmは、必ずしもシート体3の厚さWsと略同一でなくてもよい。また、第一磁気吸着部材25及び第二磁気吸着部材26は、必ずしも複数の磁石251から構成される例に限らない。第一磁気吸着部材25及び第二磁気吸着部材26は、例えば、帯状の一つの磁石から構成されていてもよい。
また、被吸着部材31は、回転軸324により揺動可能にされていなくてもよい。被吸着部材31は、シート体本体32に、固定的に取り付けられていてもよい。また、被吸着部材31は、必ずしも第一アーム311と第二アーム312とが略垂直に連結された構造である必要はなく、必ずしもシート体本体32の四隅の角部の端面を覆うようにされていなくてもよい。例えば、被吸着部材31は、断面略U字形状の直線状の形状を有し、互いに対向する一対の辺のそれぞれの両端近傍に取り付けられていてもよい。
また、シート体3は、シート部材321,322が積層されて構成される例に限らず、シート部材321,322の間に写真やパンフレット等のファイル対象物を入れる例に限らない。シート体本体32そのものが、ファイル対象物であってもよい。
1 磁気吸着式バインダ
2 バインダ本体
3 シート体
21 第一表紙
22 第二表紙
23 背表紙
24 蓋体
25 第一磁気吸着部材
26 第二磁気吸着部材
31 被吸着部材
32 シート体本体
221 係合穴(係合部)
231 背表紙本体
232 支持部材
251 磁石
311 第一アーム
312 第二アーム
321,322 シート部材
321a 枠体
321b 透明窓
323 出入口
324 回転軸
A フック
B 磁力線
辺 C1,C2,C3,C4
La,Ld 長さ
Lb 距離
Lc,Le,Wm 幅
S 部材
Ws 厚さ

Claims (8)

  1. 第一表紙と第二表紙とが背表紙を介して連結されたバインダ本体と、
    略矩形板状のシート体と、
    前記背表紙の、前記第一及び第二表紙が連結されていない側の両端近傍に、前記背表紙の幅方向に沿ってそれぞれ延設された第一磁気吸着部材と、
    前記シート体の、四隅の角部に取り付けられ、前記第一磁気吸着部材に吸着される四つの被吸着部材とを備え
    前記シート体は、外縁の形状が互いに略同一であって略矩形形状を有する複数の積層されたシート部材を含み、
    前記四つの被吸着部材は、断面略U字形の形状を有し、前記複数のシート部材の四隅の角部の端面を覆い、かつ前記複数のシート部材を前記積層方向に挟持するように取り付けられている磁気吸着式バインダ。
  2. 前記複数のシート部材の一辺は、互いに離間可能にされ、当該一辺から当該複数のシート部材で挟まれた空間内に、ファイル対象のシート状の部材を挿入可能にされている請求項記載の磁気吸着式バインダ。
  3. 前記四つの被吸着部材のうち前記一辺の両端に取り付けられた各被吸着部材は、前記一辺に沿って延びる第一アームと、前記一辺に連なる辺に沿って延びる第二アームとを有し、前記第二アームにおける前記一辺から遠い側の端部近傍に、その第二アームの端部近傍と、前記複数のシート部材とを貫通する回転軸が挿通されている請求項記載の磁気吸着式バインダ。
  4. 第一表紙と第二表紙とが背表紙を介して連結されたバインダ本体と、
    略矩形板状のシート体と、
    前記背表紙の、前記第一及び第二表紙が連結されていない側の両端近傍に、前記背表紙の幅方向に沿ってそれぞれ延設された第一磁気吸着部材と、
    前記シート体の、互いに対向する少なくとも一対の辺のそれぞれの両端近傍に取り付けられ、前記第一磁気吸着部材に吸着される被吸着部材とを備え、
    前記各第一磁気吸着部材は、前記背表紙の幅方向に沿って並べられた複数の磁石を含み、
    前記各磁石は、前記バインダ本体の内側に向いた面の磁極の極性が、隣接する磁石と互いに異なるように配置され
    前記各磁石の前記幅方向の長さは、前記シート体の厚さと略同一である磁気吸着式バインダ。
  5. 第一表紙と第二表紙とが背表紙を介して連結されたバインダ本体と、
    略矩形板状のシート体と、
    前記背表紙の、前記第一及び第二表紙が連結されていない側の両端近傍に、前記背表紙の幅方向に沿ってそれぞれ延設された第一磁気吸着部材と、
    前記シート体の、互いに対向する少なくとも一対の辺のそれぞれの両端近傍に取り付けられ、前記第一磁気吸着部材に吸着される被吸着部材とを備え、
    前記背表紙は、
    前記第一表紙と前記第二表紙とが連結された背表紙本体と、
    前記第一表紙との連結部又はその連結部近傍でその背表紙本体の前記バインダ本体の内側に向いた側に連結され、その連結部を中心に前記各第一磁気吸着部材を揺動可能に支持する支持部材とを含む磁気吸着式バインダ。
  6. 前記第二表紙には、前記磁気吸着式バインダを吊り下げるための係合部が設けられている請求項記載の磁気吸着式バインダ。
  7. 第一表紙と第二表紙とが背表紙を介して連結されたバインダ本体と、
    略矩形板状のシート体と、
    前記背表紙の、前記第一及び第二表紙が連結されていない側の両端近傍に、前記背表紙の幅方向に沿ってそれぞれ延設された第一磁気吸着部材と、
    前記シート体の、互いに対向する少なくとも一対の辺のそれぞれの両端近傍に取り付けられ、前記第一磁気吸着部材に吸着される被吸着部材とを備え、
    前記第一及び第二表紙のうち少なくとも一方の表紙の、前記背表紙とは反対側端部には、略板状の蓋体が揺動可能に連結され、
    前記蓋体の内側には、前記被吸着部材を吸着する第二磁気吸着部材が延設されている磁気吸着式バインダ。
  8. 前記第二磁気吸着部材の磁力は、前記第一磁気吸着部材の磁力よりも弱い請求項に記載の磁気吸着式バインダ。
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