JP6518833B2 - プリニル−n−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、並びにその調製方法および使用 - Google Patents

プリニル−n−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、並びにその調製方法および使用 Download PDF

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Description

本発明は化学薬品の分野に関し、特にプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、並びにその調製方法および使用に関する。
腫瘍は、細胞悪性増殖を特徴とする疾患の一種であり、多くの場合、遺伝または後成的変化を伴う複雑な病因を有する。腫瘍の発生および発症は様々な受容体またはシグナル変換経路に依存し、そのためにある特定の標的点に作用する抗がん薬は以下の問題に直面しなければならなくなる:1)腫瘍細胞を完全に死滅させることができない;2)薬物耐性になりやすい。現在、多剤併用により前記問題は解決されたが、薬物間の相互作用を引き起こして予測できない有害反応を生じる可能性が高い;さらに、併用における各薬物の使用は別々の使用とは異なる。薬物併用と比較して、多標的薬物は薬物間の相互作用を回避することができ、単一標的薬物の治療効果よりも明らかに良好な治療効果を有する。
近年、悪性腫瘍に関する研究が絶えず深まるにつれ、ますます多くの腫瘍シグナル経路が見いだされている。その中で、標的点としてPI3Kによって媒介されるシグナル変換経路を用いた抗腫瘍プロトコルは次第に研究のホットスポットになっている。腫瘍の発生および発症において果たされるPI3K/Akt/mTORシグナル経路の重要な役割は多くの研究で立証され、肺がんおよび肝臓がんにおけるその機能も報告されている。
ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)は腫瘍に密接に関連し;ヒストンN−リジン残基の脱アセチル化により、遺伝子転写調節およびクロマチン再構築を実現できる。加えて、HDACはまた、非ヒストン脱アセチル化、例えばp21、マイクロチューブリン(microtubulin)、HSP90(熱ショックタンパク質90)等を触媒することもできる。HDACの阻害は、腫瘍細胞の周期停止、分化およびアポトーシスを誘導し得る。
PI3Kタンパク質キナーゼおよびHDACは腫瘍細胞生存にとって最も重要な標的点である;HDAC阻害剤はエピジェネティック調節機構によって腫瘍細胞メッセンジャーの複数の標的点に対して阻害効果を有し得る。PI3K阻害剤およびHDAC阻害剤の著しい抗がん効果は臨床的に検証されている。ボリノスタット(SAHA)、パノビノスタット(LBH589)およびシダミド(chidamide)のような複数のHDAC阻害剤が承認されて販売されている。
PI3Kキナーゼ阻害剤GDC−0941の構造特性に基づいて、Qian CGらは、ファルマコフォアスプライシングの方法、すなわち、PI3Kキナーゼ阻害剤およびHDACI阻害剤のファルマコフォアを分子にスプライシングする方法を使用した。多くのインビボ/インビトロスクリーニングにより、最も好ましい化合物CUDC−907が見いだされる。それは、I型のPI3K酵素ならびにI型およびII型のHDAC酵素を強力に阻害することができ、そしてHDAC1、HDAC2、HDAC3、HDAC8、HDAC6、HDAC10、HDAC11、PI3Kα、PI3Kβ、PI3KγおよびPI3Kδの活性に対するその阻害値は、それぞれ、1.7、5.0、1.8、191、27、2.8、5.4、19、54、39および311nM[1]である。その後の薬理学的実験によって、CUDC−907によってHDACを阻害することにより複数のシグナル経路が減少し、したがって腫瘍細胞の成長が阻害されることが示された。その後の好ましい性能のために、2015年4月6日にCurisは、FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫を治療するための希少疾病用医薬品の資格をCUDC−907に付与したことを公表した。そのような進歩もDAC−キナーゼマルチターゲット阻害剤の研究および開発を促進し推奨する。
Figure 0006518833
Cancer network disruption by a single molecule inhibitor targeting both histone deacetylase activity and phosphatidylinositol 3−kinase signaling.Clin Cancer Res,2012. 18(15):p.4104−13.
しかしながら、現在のところ、プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の生化学的構造を有する二機能性キナーゼ阻害剤に対する関連した報告はない。
本発明はPI3KおよびHDAC二標的機能性のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体を提供する。
前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、その構造は式Iで示されるとおりである。
Figure 0006518833
式中、XはOまたはN−R’であり、R’は、−H、C〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
およびRは、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、

Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
本発明の好ましいスキームとして、XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
およびRは、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシまたはハロゲンであり、
16は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は、−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、Rは、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rは、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は、−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rは−Cl、
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833
であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は、−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、RおよびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cシクロアルキルであり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、RおよびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
は、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、RおよびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cナフテン塩基、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cナフテン塩基、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
は、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシル、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1または2であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、Rはハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OHまたはハロゲンである。
好ましくは、R16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OHまたはハロゲンである。
さらに好ましくは、XはOまたはN−R’であり、R’は−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

である。
最も好ましくは、XはOまたはN−R’であり、R’は−Hまたはヒドロキシエチルであり、
は−Cl、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−OH、−CF、−Cl、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1または2であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

である。
前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体は、XがOである場合、その構造は式IIで示されるとおりである。
Figure 0006518833
式中、Rは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は、−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
本発明の好ましいスキームとして、Rはハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、Rはハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、R10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rは−Cl、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、RおよびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cシクロアルキルであり、Rはハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OHまたはハロゲンである。
さらに好ましくは、RおよびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、RおよびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、Rはハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は、−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1または2であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
16は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rはハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

である。
最も好ましくは、Rは、−Cl、
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−OH、−CF、−Cl、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1または2であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
17は、−NH
Figure 0006518833

である。
前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体は、XがOであり、Rがメチルである場合、その構造は式IIIで示されるとおりである。
Figure 0006518833
式中、
は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
は、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
本発明の好ましいスキームとして、Rはハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
は−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OHまたはハロゲンである。
好ましくは、Rはハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲンまたはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシまたはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rは−Cl、
Figure 0006518833

であり、
は−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、Rは−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cシクロアルキルであり、
は、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rは、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rは−HまたはC〜Cアルキルであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833


であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
は、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシまたはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は、−HまたはC〜Cアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R10〜R13は、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1または2であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OHまたはハロゲンである。
好ましくは、R14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシまたはハロゲンであり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、R14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
は、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
〜Rは、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
好ましくは、R16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
はハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
さらに好ましくは、Rはハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

である。
最も好ましくは、Rは−Cl、
Figure 0006518833

であり、
は−HまたはC〜Cアルキルであり、
〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−OH、−CF、−Cl、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1または2であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、または
Figure 0006518833

であり、
16はC〜Cアルキル、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

である。
前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、その構造は以下に示される:
Figure 0006518833
Figure 0006518833
Figure 0006518833
本発明はまた、前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の調製方法も提供し、その合成経路は以下のとおりである。
Figure 0006518833
プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の前記調製方法は以下の操作ステップを含む。
1)原料1およびギ酸エチルをアルカリ性条件下で2時間反応させた後、硫酸ジメチルを添加して50℃で3〜8時間反応させて中間体2を得る;前記アルカリはナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシドであり;反応で使用する溶媒はエチルアルコール、ベンゼン、メチルベンゼンまたはテトラヒドロフランのうちのいずれか一つであり;前記原料1およびギ酸エチルの反応温度は0〜20℃である;そして
2)濃塩酸の条件下、エチルアルコール中、中間体2およびカルバミドの還流反応によって中間体3を得る;前記カルバミドの量は中間体2の0.9〜1.2当量であり;前記濃塩酸は触媒量のものである;反応で使用する溶媒はメタノール、エタノールおよびアセトニトリルなどである;反応温度は60〜80℃であり、反応時間は5〜8時間である;
3)氷酢酸の条件下での還流により中間体3および液体臭素を脱水素化する;前記液体臭素の量は中間体3の1.1〜1.5当量である;反応で使用する溶媒は高沸点を有する酸溶媒であり、氷酢酸が好ましい;反応温度は80〜120℃である;
4)オキシ塩化リン中、中間体4およびアルカリの還流反応により中間体5を得る;前記アルカリは、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリンおよびDIEAのいずれか一つである;前記アルカリの量は中間体4の1.5〜2当量である;反応温度は60〜100℃であり、反応時間は2〜6時間である;
5)アルカリ性条件での原料6およびRIの置換反応によって中間体7を得る;反応で使用する溶媒は、アセトン、アセトニトリルまたはDMF(N,N−ジメチルホルムアミド)のいずれか一つである;RIの量は原料6の2〜3当量である;前記アルカリは炭酸セシウム、炭酸カリウム、NaOHおよびKOHのいずれか一つである;前記アルカリの量は原料6の1.5〜2当量である;反応温度は25〜80℃であり、反応時間は0.5〜2時間である;
6)中間体7と
Figure 0006518833

との反応により中間体8を得る;反応で使用する溶媒は6個未満の炭素を含む有機アルコール性溶媒、例えばメタノールおよびエタノールである;
Figure 0006518833

の量は中間体7の1.5〜2当量である;
7)THF(テトラヒドロフラン)中、中間体8およびn−ブチルリチウムの2〜3時間の反応後にDMFを添加して1〜3時間反応させることによって中間体9を得る;前記n−ブチルリチウムの量は中間体8の1.6当量である;中間体9とn−ブチルリチウムとの反応の温度は−78〜−40℃である;DMFの量は中間体8の2当量である;
8)中間体9および還元剤の反応によって中間体10を得る;反応で使用する溶媒はTHF、エタノールまたはメタノールのいずれか一つである;前記還元剤はLiAlHまたはNaBHであり、その量は中間体9の2〜3当量である;反応温度は0〜25℃である;
9)アルカリ性条件下での中間体10とメタンスルホニルクロリドとの反応により中間体11を得る;反応で使用する溶媒はTHFまたはCHCl(ジクロロメタン)である;アルカリはトリエチルアミンまたはDIEAであり、その量は中間体10の2〜3当量である;メタンスルホニルクロリドの量は中間体10の1.5〜2当量である;反応温度は0〜25℃である;
10)中間体11とR−NHとの反応により中間体12を得る;反応で使用する溶媒はエタノールまたはメタノールであり、R−NHの量は中間体11の1.5〜2当量であり;反応温度は0〜25℃であり、反応時間は1〜5時間である;
11)中間体13をアルカリ性条件下での中間体12と中間体5との反応により得る;反応で使用する溶媒はアセトニトリル、エチルアルコールまたはジクロロメタンの少なくとも一つである;中間体5の量は中間体12の1.1〜1.2当量である;
12)Pdによって触媒された中間体13とR−B(OH)とのカップリング反応により中間体14を得る;反応で使用する溶媒は体積比7:3:2のトルエン、エチルアルコール、および水の混合溶液である;無機アルカリを反応に添加しなければならず、その量は中間体13の1.5〜2当量である;前記無機アルカリは重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、NaOHまたはKOHのうちのいずれか一つである;前記Pd触媒は、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィン)フェロセン]パラジウム二塩酸塩または酢酸パラジウムのいずれか一つであり、その量は触媒量である;反応温度は80〜100℃であり、そして反応時間は5〜8時間である;
13)中間体14とヒドロキシルアミンとの反応により式Iの化合物を得る;反応で使用する溶媒はメタノールとジクロロメタンとの混合溶液である;前記ヒドロキシルアミンの濃度は4Nであり;反応温度は周囲温度であり、反応時間は1〜8時間である。
式中、XはOまたはN−R’であり、R’は−H、C〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルである;
は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
Figure 0006518833

であり、
およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
〜Rは、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
Figure 0006518833

であり、
10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
Figure 0006518833

であり、n=1〜4であり、
14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
Figure 0006518833

、t−ブチルオキシカルボリル、
Figure 0006518833

、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
Figure 0006518833

であり、
17は−NH
Figure 0006518833

、−OH、またはハロゲンである。
本発明のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体は、その互変異性体、立体異性体およびあらゆる割合の混合物を含み、その同位体で置換された化合物も含む。
本発明はまた、前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の薬剤的に許容される塩も提供する。ここで、酸付加塩とは、塩が親化合物の遊離アルカリと無機酸または有機酸との反応により得られることを指す。無機酸は、塩酸、臭化水素酸、硝酸、リン酸、メタリン酸、硫酸、亜硫酸および過塩素酸などを含む。有機酸は、酢酸、プロピオン酸、アクリル酸、シュウ酸、(D)または(L)リンゴ酸、ギ酸、マレイン酸、ヒドロキシ安息香酸、γ−ヒドロキシ酪酸、メトキシ安息香酸、フタル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ナフタレン−1−スルホン酸、ナフタレン−2−スルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、マンデル酸、コハク酸およびマロン酸などを含む。
本発明で使用する「薬剤的に許容される」という語は、合理的な医学的判断の範囲内で、任意の過度の毒性、刺激またはアナフィラキシー反応なしにヒトおよび他の哺乳類の組織に接触して適用されるものを指し、そして薬物を受容体に投与する間に、本発明の化合物またはそのような化合物のプロドラッグを直接的または間接的に提供することができる。
本発明はまた、前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の薬剤的に許容される水和物も提供する。「水和物」という語は、非共有結合分子間の作用力により計量化学または非化学両論性と組み合わせた水の化合物を指す。
本発明はさらに、前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の薬剤的に許容される多型物質を提供する。「多型物質」という語は、化合物またはその複合体の固体結晶を指し、これはX線粉末回折パターンまたは赤外分光法などの物理的方法によって表すことができる。
本発明はさらに、前記プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の薬剤的に許容される医薬組成物も提供する;そのような医薬組成物を、式I〜IIIで示されるプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体およびその塩または水和物と薬剤的に許容される補助成分によって調製する。前記補助成分は、シクロデキストリン、アルギニンまたはメグルミンである。前記シクロデキストリンは、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、(C1〜4アルキル)−α−シクロデキストリン、(C1〜4アルキル)−β−シクロデキストリン、(C1〜4アルキル)−γ−シクロデキストリン、(ヒドロキシル−C1〜4アルキル)−α−シクロデキストリン、(ヒドロキシル−C1〜4アルキル)−β−シクロデキストリン、(ヒドロキシル−C1〜4アルキル)−γ−シクロデキストリン、(カルボキシル−C1〜4アルキル)−α−シクロデキストリン、(カルボキシル−C1〜4アルキル)−β−シクロデキストリン、(カルボキシル−C1〜4アルキル)−γ−シクロデキストリン、α−シクロデキストリンの炭水化物エーテル、β−シクロデキストリンの炭水化物エーテル、γ−シクロデキストリンの炭水化物エーテル、α−シクロデキストリンのスルホブチルエーテル、β−シクロデキストリンのスルホブチルエーテルおよびγ−シクロデキストリンのスルホブチルエーテルから選択される。前記補助成分はまた、薬剤的に許容される担体、アジュバントまたは薬剤も含み得る。薬剤的に許容される医薬組成物はまた、イオン交換体、酸化アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、レシチンも含む;緩衝物質は、ホスフェート、グリシン、アルギニンおよびソルビン酸などを含む。
前記医薬組成物は液体または固体形態のいずれかであり得る。ここで、前記液体形態は水溶液の形態であり得る;前記固体形態は粉末、粒子、錠剤または凍結乾燥粉末の形態であり得る。医薬組成物はさらに、注射用水、生理食塩水、グルコース水溶液、注射/注入用生理食塩水、注射/注入用グルコース、リンガー液またはラクテートを含有するリンガー液も含む。
PI3K阻害剤の調製における式I〜IIIで示されるプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体およびその塩、水和物または医薬組成物の使用。
HDAC阻害剤の調製における式I〜IIIで示されるプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体およびその塩、水和物または医薬組成物の使用。
抗癌薬の調製における式I〜IIIで示されるプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体およびその塩、水和物または医薬組成物の使用。
本発明は、経口または静脈内注射製剤の調製における式I〜IIIで示されるプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体およびその塩、水和物または医薬組成物の使用も提供する。前記経口または静脈内注射製剤は、少なくとも1つの、式I〜IIIで示されるプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体およびその塩、水和物または医薬組成物、ならびに任意の賦形剤および/またはアジュバントを含む。
本発明で提供するプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体は、PI3KおよびHDAC二機能性標的を有するキナーゼ阻害剤だけでなく、単一PI3KまたはHDAC機能性標的を有するキナーゼ阻害剤であり得、抗がん薬を調製するための新しい選択肢を提供する。
実施例1:2−クロロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(中間体5)の合成
Figure 0006518833
ナトリウム(13.8g)をベンゼン(300mL)とエチルアルコール(27g)との混合物中に添加し;ギ酸エチル(45g、0.61mol)と3−エトキシプロピオン酸エチル(44g、0.3mol)との混合物を前記混合物に0℃にて徐々に添加した。得られた反応混合物を2時間撹拌し、次いで硫酸ジメチル(76g、0.61mol)を添加し、そして3時間50℃にて撹拌し;混合物を濾過し、ろ液を水で洗浄し;有機層を分離し、抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて、残渣を得、真空条件下で蒸留して中間体2を得;前記化合物はさらに精製することなく次のステップで直接使用することができる。
中間体2(21.4g、0.11mol)、カルバミド(5.7g、0.095mol)、濃塩酸およびエタノール(36%〜38%、5mL)のエタノール(300mL)混合物を還流状態で一晩加熱し;蒸発後に前記残留物をエタノール中で再結晶して、蒸発後に無色プリズム中間体3(7.8g、65%)を得た。
中間体3(2.5g、14.7mmol)および臭素(2.4g、15mmol)の酢酸溶液(55mL)を1.5時間還流状態で加熱し;前記溶媒を除去して、粗中間体4(3.6g、99%)を得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用することができる。
中間体4(3.6g、21mmol)、オキシ塩化リン(25mL)およびN,N−ジメチルアニリン(2.5mL)の混合物を1.5時間還流状態で加熱し;前記溶媒を除去し、次いで氷水(10mL)を前記残留物に添加し;前記混合物を2N水酸化ナトリウム(90mL)に添加し、それを酢酸エチルで抽出した。カラムクロマトグラフィー(展開溶媒は石油エーテル:酢酸エチル=20:1)による精製のために有機層を蒸発させて中間体5(1.2g、30%)を得た。
実施例2:2−(((2−クロリン−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(中間体13−1)
Figure 0006518833
中間体12−1(1−(2−クロリン−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル)−N−メチルメチルアミンおよび中間体5をアセトニトリル混合物に1:1の等量で添加し、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミンを徐々に添加して一晩反応させた;次いで生成物をアセトニトリルから溶出させ、濾過して粗生成物を得、次いで酢酸エチルで洗浄し、乾燥して目標の中間体13−1を得た。
実施例3:2−(((2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−1)の合成
Figure 0006518833
中間体13−1、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸およびPdCl(dppf)を反応フラスコ中に添加し;真空にし、窒素を導入し;20mLのメチルベンゼン:エチルアルコール=1:1溶液および2mLのNaCO水溶液を2mol/Lで連続して添加し;80℃まで加熱して一晩反応させた。反応完了後、珪藻土を用いて吸引ろ過を実施し;減圧し、溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は石油エーテル:酢酸エチル=2:1)を実施して、重要な中間体14−1を得た。
一方、水酸化カリウムのメタノール溶液を塩酸ヒドロキシルアミンのメタノール撹拌溶液中に0℃で添加し;次いで混合物を30分間0℃で撹拌し、低温にとどめ;得られた沈殿を分離し、溶液を遊離ヒドロキシルアミンに調製した。
中間体14−1を遊離ヒドロキシルアミン溶液中に添加し、1時間撹拌し;次いで反応後に水を反応混合物に添加し、PH値を7〜8に調節し;若干固体が溶出した後、濾過し、フィルターケーキをメチルアルコールおよびジクロロメタンで洗浄して、目標の化合物CLJ−1を得た。
LCMS:507.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.23(s,3H),3.71−3.77(m,4H),3.76(s,3H),3.92(s,3H),4.21−4.27(br,4H),5.17(s,2H),6.91(d,J=8.4Hz,1H),8.58(d,J=8.4Hz,1H),8.72(s,2H),9.14(s,1H)。
実施例4:2−(((9−エチル−2(6−メトキシル3−ピリジル)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−2)の合成
Figure 0006518833
合成方法は、反応のステップ5でヨウ化メチルをヨウ化エチルと代える以外は実施例3の合成方法と同じであり;最終の2ステップの合計収率は41%である。
LCMS:521.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.19(t,J=7.0Hz,3H),3.71−3.82(m,4H),4.21−4.29(br,4H),5.17(s,2H),6.91(d,1H,J=8.4Hz),8.58(d,1H,J=8.4Hz),8.72(s,2H),9.14(s,1H)。
実施例5:2−(((9−イソプロピル−2−(6−メトキシル−3−ピリジル)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−3)の合成
Figure 0006518833
合成方法は、反応のステップ5でヨウ化メチルを2−ヨードプロパンと代える以外は実施例3の合成方法と同じであり;最終の2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:534.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.61(d,6H,J=6.8Hz),3.17(s,3H),3.68−3.75(br,4H),3.92(s,3H),4.19−4.28(br,4H),4.78−4.87(m,1H),5.18(s,2H),6.91(d,1H,J=8.4Hz),8.55(dd,1H,J=8.4Hz,J=2.4Hz),8.71(s,2H),9.12(s,1H)。
実施例6:2−(((9−シクロペンチル−2−(6−メトキシル−3−ピリジル)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−4)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ5においてヨウ化メチルをヨードシクロペンタンと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は48%である。
LCMS:561.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.54−1.64(m,2H),1.84−1.98(m,2H),2.00−2.09(m,2H),2.30−2.40(m,2H),3.18(s,3H),3.66−3.74(m,4H),4.17−4.29(br,4H),4.87−4.97(m,1H),5.20(s,2H),6.92(d,1H,J=8.8Hz),8.52(dd,1H,J=8.8,2.0Hz),8.73(s,2H),9.06(s,1H),9.10(d,1H,J=2.0Hz),11.13(s,1H)。
実施例7:N−ヒドロキシ−2−(((2−(6−メトキシル−3−ピリジル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(エチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−5)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ9においてメチルアミンをエタミンと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は33%である。
LCMS:521.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.02(t,3H,J=4.8Hz),3.23(q,3H,J=4.8Hz),3.64−3.71(m,4H),3.76(s,3H),3.92(s,3H),4.21−4.29(br,4H),5.17(s,2H),6.91(d,1H,J=8.4Hz),8.58(d,1H,J=8.4Hz),8.72(s,2H),9.14(s,1H)。
実施例8:N−ヒドロキシ−2−(((2−(6−メトキシル−3−ピリジル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(プロピル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−6)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ9においてメチルアミンをプロピルアンモニアと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は33%である。
LCMS:535.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:0.90(t,4.8Hz,3H),1.57−1.63(m,2H),3.49(t,J=4.8Hz,2H),3.71−3.78(m,4H),3.76(s,3H),3.92(s,3H),4.21−4.27(br,4H),5.17(s,2H),6.91(d,J=8.4Hz,1H),8.58(d,J=8.4Hz,1H),8.72(s,2H),9.14(s,1H)。
実施例9:2−(((2−(p−アミノ−3−ピリジル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−7)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−6−アミノピリジンボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は49%である。
LCMS:492.5[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.14(s,3H),3.65−3.82(m,7H),4.12−4.30(br,4H),5.13(s,2H),6.33(s,2H),6.49(d,J=8.4Hz,1H),8.29(d,J=8.4Hz,1H),8.66(s,2H),8.93(s,1H)。
実施例10:2−(((2−(4−ピリジル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−8)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−ピリジンボロン酸と代える以外、合成方法は実施形態3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は30%である。
LCMS:574.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.24(s,3H),3.72−3.80(br,4H),3.80(s,3H),3.84(s,3H),4.25(s,4H),5.20(s,2H),8.26(s,2H),8.71−8.78(m,4H),9.05(s,1H),11.07(s,1H)。
実施例11:2−(((2−(3−ピリジル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−9)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を3−ピリジンボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は33%である。
LCMS:477.5[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.23(s,1H),3.68−3.75(m,4H),3.79(s,3H),4.17−4.32(br,4H),7.45−7.51(m,1H),8.60−8.68(m,2H),8.72(s,2H),9.53(s,1H)。
実施例12:2−(((2−(ピリミジン−5−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−10)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をピリミジン−5−ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;2ステップの合計収率は35%である。
LCMS:478.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.25(s,3H),3.72−3.78(br,4H),3.80(s,3H),4.25−4.32(br,4H),5.19(s,2H),8.72(s,2H),9.26(s,1H),9.62(s,2H)。
実施例13:2−(((2−(2−アミノピリミジン−5−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−11)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を2−アミノピリミジン−5−ボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:493.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.22(s,3H),3.71−3.82(m,7H),4.20−4.28(br,4H),5.16(s,2H),7.03(s,2H),8.73(s,2H),9.11(s,2H)。
実施例14:2−(((2−(4−アミンメチルピリミジン)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−12)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−アミンメチルピリミジンボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は33%である。
LCMS:507.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.92(s,3H),3.22(s,3H),3.71−3.80(m,7H),4.20−4.28(br,4H),5.16(s,2H),7.03(s,2H),8.73(s,2H),9.11(s,2H)。
実施例15:2−(((2−(4−メチルピリミジン)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−13)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−メトキシピリジンボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は32%である。
LCMS:492.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.45(s,2H),3.22(s,3H),3.71−3.80(m,7H),4.20−4.28(br,4H),5.16(s,2H),8.73(s,2H),9.11(s,2H)。
実施例16:2−(((2−(キノリン−3−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−14)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をキノロン−3−ボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は37%である。
LCMS:527.5[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.21(s,3H),3.76(s,4H),3.82(s,3H),4.30(s,4H),5.19(s,2H),7.65(t,1H,J=7.6Hz),7.80(t,1H,J=7.6Hz),8.07(d,1H,J=8.4Hz),8.16(d,1H,J=8.0Hz),8.71(s,2H),9.21(s,1H),9.87(s,1H)。
実施例17:2−(((2−(1H−インダゾール−5−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−15)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を1H−インダゾール−5−ボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は45%である。
LCMS:516.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.24(s,3H),3.75(s,4H),3.84(s,3H),4.18−4.36(br,4H),5.21(s,2H),7.46(s,1H),7.65(s,1H),8.21(s,1H),8.74(s,2H),8.91(s,1H),13.21(s,1H)。
実施例18:N−ヒドロキシ−2−(((2−(1H−インダゾール−5−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(プロピル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−16)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を1H−インダゾール−5−ボロン酸と代え、一方、反応のステップ9においてメチルアミンをプロピルアミンと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は27%である。
LCMS:544.3[M+1]H−NMR(400MHz,CDCl)δ:0.90(t,4.8Hz,3H),1.57−1.64(m,2H),2.24(s,1H),3.49(t,2H,J=4.8Hz),3.73−3.84(m,4H),3.77(s,3H),4.25(s,4H),5.20(s,2H),7.77(s,1H),8.12(s,1H),8.24(s,2H),8.64(s,2H)。
実施例19:N−ヒドロキシ−2−(((2−(1H−インダゾール−5−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(ブチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−17)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を1H−インダゾール−5−ボロン酸と代え、一方、反応のステップ9においてメチルアミンをブチルと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:558.3[M+1]H−NMR(400MHz,CDCl)δ:0.90(t,3H,J=4.8Hz),1.37−1.45(m,2H),1.49−1.54(m,2H),2.24(s,1H),3.49(t,2H,J=4.8Hz),3.73−3.78(m,4H),3.77(s,3H),4.25(s,4H),5.20(s,2H),7.77(s,1H),8.12(s,1H),8.24(s,2H),8.64(s,2H)。
実施例20:2−(((2−(2−チエニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−18)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をチオフェン−2−ボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は28%である。
LCMS:481.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.18(s,3H),3.72(s,7H),4.22(s,4H),5.15(s,2H),7.54−7.61(m,1H),7.80(d,1H,J=4.8Hz),8.23(s,1H),8.68(s,2H)。
実施例21:2−(((2−(3−メチル−2−チエニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−19)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(3−メチル−2−チエニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は53%である。
LCMS:496.1[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.34(s,3H),3.16(s,3H),3.73−3.79(br,7H),4.22(s,4H),5.18(s,2H),7.82(d,1H,J=4.4Hz),8.20(s,1H),8.72(s,2H)。
実施例22:2−(((2−(5−カルボキシル−2−チエニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−20)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(5−カルボキシル−2−チエニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は48%である。
LCMS:526.1[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.16(s,3H),3.72−3.82(br,7H),4.26(s,4H),5.22(s,2H),7.88(d,1H,J=4.4Hz),8.25(s,1H),8.73(s,2H)。
実施例23:2−(((2−(5−n−ブチル−2−チエニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−21)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(5−カルボキシル−2−チエニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は48%である。
LCMS:538.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:0.9(t,3H,J=7.2Hz),1.33−1.51(m,4H),2.36(t,2H,J=7.6Hz),3.18(s,3H),3.71(s,7H),4.16−4.30(br,4H),5.16(s,2H),7.15(t,1H,J=3.6Hz),7.58(d,1H,J=4.4Hz),8.72(s,2H)。
実施例24:2−(((2−(3−チエニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−22)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をピロール−2−ボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は43%である。
LCMS:482.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.19(s,3H),3.71(s,7H),4.12−4.30(br,4H),5.15(s,2H),7.13(t,1H,J=3.2Hz),7.61(d,1H,J=4.4Hz),7.83(d,1H,J=2.8Hz),8.70(s,2H)。
実施例25:2−(((2−(3−メチル−3−チエニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−23)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(3−メチル−3−チエニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は56%である。
LCMS:496.1[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.38(s,3H),3.16(s,3H),3.71−3.77(br,7H),4.18−4.32(br,4H),5.17(s,2H),7.12(t,1H,J=3.2Hz),7.58(d,1H,J=4.4Hz),8.72(s,2H)。
実施例26:2−(((2−(1H−2−ピロリル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−24)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(1(1H)−2−ピロリル)ボロン酸と代える以外、操作は実施形態3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は49%である。
LCMS:565.1[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.16(s,3H),3.71(s,7H),4.22−4.28(br,4H),5.18(s,2H),7.54−7.61(m,1H),7.82(d,1H,J=4.4Hz),8.17(s,1H),8.72(s,2H),11.43(s,1H)。
実施例27:2−(((1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−4−ピラゾリル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−25)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−4−ピラゾリル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は52%である。
LCMS:537.1[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.88(s,6H),3.16(s,3H),3.71−3.76(m,9H),4.22−4.26(br,4H),5.18(s,2H),5.46(t,2H,J=7.6Hz),7.94(s,1H),7.97(s,1H),8.70(s,2H)。
実施例28:2−(((2−(2−フリル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−26)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を2−フランボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は46%である。
LCMS:466.1[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.21(s,3H),3.63−3.77(m,7H),4.11−4.29(br,4H),5.16(s,2H),6.61(s,1H),7.14(d,1H,J=2.8Hz),7.80(s,1H),8.72(s,2H)。
実施例29:2−(((2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−27)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を3−ヒドロキシフェニルボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;2ステップの合計収率は37%である。
LCMS:492.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.22(s,3H),3.73−3.79(br,4H),3.75(s,3H),4.23−4.29(br,4H),5.18(s,2H),6.82(s,1H),7.24−7.28(m,1H),7.84−7.92(m,2H),8.73(s,2H)。
実施例30:2−(((2−(4−ヒドロキシフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−28)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ホウ酸をp−ヒドロキシフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は53%である。
LCMS:492.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO)δ:3.18(s,3H),3.66−3.74(m,4H),3.77(s,3H),4.27(s,4H),5.16(s,2H),7.82(d,2H,J=8.8Hz),8.58(d,2H,J=8.8Hz),8.64(s,2H)。
実施例31:2−(((2−(4−メトキシフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−29)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ホウ酸をp−メトキシフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は22%である。
LCMS:506.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.23(s,3H),3.72−3.78(m,4H),3.75(s,3H),3.81(s,3H),4.22−4.28(br,4H),5.17(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.33(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.03(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例32:2−((9−エチル−2(4−メトキシフェニル)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−30)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ホウ酸をp−メトキシフェニルボロン酸と代え、一方、反応のステップ5においてヨウ化メチルをヨウ化エチルと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は46%である。
LCMS:520.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.29(t,2H,J=7.0Hz),3.64−3.72(m,4H),3.75(s,3H),3.81(s,3H),4.12(q,3H,J=7.2Hz),4.22−4.30(br,4H),5.17(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.33(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.03(s,1H),11.10(s,1H)。
実施例33 2−(((9−イソプロピル−2−(6−メトキシフェニル)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−31)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ5においてヨウ化メチルを2−ヨードプロパンと代え、ステップ12において、6−メトキシ−3−ピリジンボロン酸を6−メトキシボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は38%である。
LCMS:534.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.62(d,6H,J=6.4Hz),3.19(s,1H),3.67−3.75(m,4H),3.81(s,3H),4.18−4.28(br,4H),4.78−4.84(m,1H),5.18(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.30(d,2H,J=8.8Hz),8.73(s,2H),9.05(s,1H),11.06(s,1H)。
実施例34:2−(((9−シクロペンチル−2(4−メトキシフェニル)−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−32)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メトキシフェニルボロン酸と代え、一方、反応のステップ5においてヨウ化メチルをシクロペンタンで代える以外は、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は39%である。
LCMS:562.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.56−1.64(m,4H),1.83−1.92(m,4H),3.23(s,3H),3.61−3.70(m,2H),3.72−3.76(m,4H),3.81(s,3H),4.22−4.30(br,4H),5.17(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.33(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.03(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例35:N−ヒドロキシ−2−(((2−(4−メトキシフェニル)−6−モルホリノ−9−ブチル−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−33)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メトキシフェニルボロン酸と代え、一方、反応のステップ5においてヨウ化メチルをヨウ化ブチルと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は36%である。
LCMS:548.4[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:0.90(t,3H,J=5.2Hz),1.29(t,2H,J=7.0Hz),1.97−2.04(m,2H),3.68−3.72(m,4H),3.75(s,3H),3.81(s,3H),4.12(q,3H,J=7.0Hz),4.22−4.28(br,4H),5.17(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.33(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.03(s,1H),11.10(s,1H)。
実施例36:N−ヒドロキシ−2−(((2−(4−メトキシフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル)メチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−34)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メトキシフェニルボロン酸と代え、一方、反応のステップ9においてメチルアミンをアンモニアと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は37%である。
LCMS:492.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.68−3.72(m,4H),3.75(s,3H),3.81(s,3H),4.22−4.30(br,4H),5.17(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.33(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.03(s,1H),10.01(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例37:2−(((2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−35)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を3,4,5−トリメトキシフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は29%である。
LCMS:551.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.21(s,3H),3.69−3.76(br,7H),3.77(s,3H),3.87(s,6H),4.18−4.31(br,4H),5.16(s,2H),7.72(s,2H),8.70(s,2H)。
実施例38:2−(((2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−36)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をベンゾ1,3ジオキソラン−5−ボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は45%である。
LCMS:520.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.21(s,3H),3.64−3.72(m,4H),3.74(s,3H),4.22(s,4H),5.16(s,2H),6.08(s,2H),6.90(d,1H,J=8.4Hz),7.87(s,1H),7.99(d,1H,J=8.4Hz),8.71(d,2H,J=4.4Hz)。
実施例39:2−(((2−(ベンゾ[d][1.4]ジオキシヘテロサイクリックヘキシレン−6−イル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−37)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をベンゾ1,4ジオキサン−6−ボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は41%である。
LCMS:533.7[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.22(s,3H),3.70(s,4H),3.74(s,3H),4.15−4.25(br,4H),4.28(s,2H),5.17(s,2H),6.92(d,1H,J=8.4Hz),7.80−7.90(m,2H),8.72(s,2H),9.04(s,1H),11.11(s,1H)。
実施例40:2−(((2−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−38)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は31%である。
LCMS:574.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.22(s,3H),3.58−3.64(m,4H),3.70(s,3H),3.84(s,3H),4.15(s,4H),5.18(s,2H),7.30(d,1H,J=8.8Hz),7.76(d,1H,J=8.4Hz),7.80(s,1H),8.71(s,2H)。
実施例41:2−(((2−(2−(3−(1−ヒドロキシエチル)2−フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−39)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を3−(1−ヒドロキシエチル)フェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は33%である。
LCMS:536.3[M+1]H−NMR(400MHz,CDCl)δ:1.59(s,3H),2.11(s,1H),2.17(s,1H),3.16(s,3H),3.64−3.72(m,4H),3.80(s,4H),3.93(s,3H),4.51(s,1H),4.58(s,1H),4.71(s,1H),6.86(s,1H),7.36(s,1H),7.50(s,1H),7.81(s,1H),8.03(s,1H),8.48(s,2H)。
実施例42:2−(((2−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−40)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を3−ヒドロキシメチルフェニルボロン酸に代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は36%である。
LCMS:506.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.17(d,2H,J=9.2Hz),3.14(s,3H),3.73−3.79(br,4H),3.91(s,3H),4.25(s,4H),4.59(d,4H,J=13.2Hz),6.86(s,1H),7.49(d,2H,J=14.0Hz),7.80(s,1H),8.03(s,1H),8.48(s,2H)。
実施例43:2−(((2−(3−(2−ヒドロキシルエトキシ)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−41)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(3−(2−ヒドロキシルエトキシ)フェニルボロン酸に代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は32%である。
LCMS:536.3[M+1]H−NMR(400MHz,CDCl)δ:3.23(s,3H),3.73−3.79(m,6H),3.75(s,3H),4.23−4.29(br,4H),4.33(m,2H),5.18(s,2H),6.82(s,1H),7.24−7.28(m,1H),7.84−7.92(m,2H),8.73(s,2H)。
実施例44:2−(((2−(4−((2−ヒドロキシカプロイル)スルフヒドリル)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−42)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(4−((2−ヒドロキシエチル)スルフヒドリル)フェニル)ボロン酸に代える以外は、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:536.3[M+1]HNMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.22(s,3H),3.72−3.78(m,6H),3.76(s,3H),4.23−4.31(br,4H),4.33(m,2H),5.16(s,2H),5.56(s,1H),6.82(d,2H,J=8.8Hz),8.18(d,2H,J=8.8Hz),8.73(s,2H),9.01(s,1H),11.03(s,1H)。
実施例45:2−(((2−(4−イソブトキシフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−43)の合成
Figure 0006518833
操作は、ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をイソブトキシフェニルボロン酸に代える以外は、実施例3の操作と同じであり;最終的な2つのステップの合計収率は49%である。
LCMS:548.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:0.91(s,6H),1.88(m,1H),3.22(s,3H),3.71−3.79(m,4H),3.75(s,3H),3.88(m,2H),4.22−4.28(br,4H),5.16(s,2H),7.11(d,2H,J=8.8Hz),8.34(d,2H,J=8.8Hz),8.73(s,2H),9.03(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例46:2−(((2−p−アミノフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−44)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−アミノフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は34%である。
LCMS:491.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.17(s,3H),3.64−3.72(m,7H),4.20(s,4H),5.13(s,2H),5.44(s,2H),6.59(d,2H,J=8.4Hz),8.09(d,2H,J=8.4Hz),8.70(s,2H)。
実施例47:N−ヒドロキシ−2−(((2−(4−アミノフェニル)−6−モルホリノ−9−プロピル−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−45)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−アミノフェニルボロン酸に代え、一方、反応のステップ5においてヨウ化メチルをヨードプロパンに代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:519.4[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:0.9(t,J=5.2Hz,3H),1.74−1.81(m,2H),3.12(s,3H),3.74−3.80(br,4H),4.16(t,2H,J=10.0Hz),4.27(s,4H),5.16(s,2H),7.03(s,2H),7.82(d,2H,J=8.4Hz),8.58(d,2H,J=8.4Hz),8.64(s,2H)。
実施例48:2−(((2−(4−N,N−(ヒドロキシメチル)ジメチルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−46)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−N,N−ジメチルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は50%である。
LCMS:519.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.06(s,6H),3.16(s,3H),3.74−3.80(br,4H),3.77(s,3H),4.27(s,4H),5.16(s,2H),7.82(d,2H,J=8.4Hz),8.58(d,2H,J=8.4Hz),8.64(s,2H)。
実施例49:N−ヒドロキシ−2−(((2−(4−メチルアミノフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル)メチル)(ブチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−47)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メチルアミノボロン酸と代え、一方、反応のステップ9においてメチルアミンをブチルアミンと代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は21%である。
LCMS:547.3[M+1]H−NMR(400MHz,CDCl)δ:0.90(t,3H,J=4.8Hz),1.37−1.43(m,2H),1.49−1.58(m,2H),2.68(s,3H),3.49(t,2H,J=4.8Hz),3.73−3.84(m,4H),3.77(s,3H),4.25(s,4H),5.20(s,2H),7.77(s,1H),8.12(d,2H,J=8.4Hz),8.24(d,2H,J=8.4Hz),8.64(s,2H)。
実施例50:2−(((9−メチル−2(p−アミノエチルベンゼン)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−48)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ12において、6−メトキシ−3−ピリジンボロン酸をp−アミノエチルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は37%である。
LCMS:519.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.18(t,3H,J=7.2Hz),3.05−3.12(m,2H),3.21(s,3H),3.67−3.75(br,7H),4.15−4.26(br,4H),5.16(s,2H),5.53−5.66(t,1H,J=5.2Hz),6.59(d,2H,J=8.8Hz),8.14(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.05(s,1H),11.11(s,1H)。
実施例51:2−(((9−メチル−2(p−N,N−ジイソペンテニルフェニルアミノ)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−49)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ12において、6−メトキシ−3−ピリジンボロン酸を4−N,N−ジイソペンテニルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は38%である。
LCMS:627.5[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.70(d,J=3.6Hz,12H),3.21(s,3H),3.67−3.76(br,7H),3.92(d,J=5.6Hz,4H),414−4.26(br,4H),5.16(s,4H),6.68(d,J=8.8Hz,2H),8.18(d,J=8.8Hz,2H),8.73(s,2H),9.05(s,1H),11.10(s,1H)。
実施例52:2−(((2−(3−(2−クロロエチルスルホンアミド)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−50)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(3−(2−クロロエチルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は38%である。
LCMS:617.4[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.22(s,3H),3.73−3.78(m,6H),3.79(s,3H),3.94(m,2H),4.23−4.31(br,4H),5.16(s,2H),6.84(s,1H),7.24−7.28(m,1H),7.82−7.92(m,2H),8.73(s,2H),9.43(s,1H)。
実施例53:2−(((2−(3−(2−クロロプロピルスルホンアミド)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−51)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(4−(2−クロロプロピルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:631.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.28(m,2H),3.10(t,2H,J=2.4Hz),3.23(s,3H),3.70−3.78(m,6H),3.80(s,1H),3.98(m,2H),4.21−4.31(br,4H),5.18(s,2H),7.24(d,2H,J=8.4Hz),7.82(d,2H,J=8.4Hz),8.78(s,2H),9.03(s,1H),9.44(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例54:2−(((2−(4−t−ブチルオキシカルボリルアミノ)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−52)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(4−アミノt−ブチルオキシカルボリルフェニルボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は32%である。
LCMS:591.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.34(s,9H),3.18(s,3H),3.64−3.72(m,7H),4.22(s,4H),5.16(s,2H),7.11(d,2H,J=8.4Hz),8.09(d,2H,J=8.4Hz),8.81(s,2H),9.41(s,1H)。
実施例55:2−(((2−(2−メタンスルホンアミド)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−53)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において6−メトキシピリジン−3−ホウ酸を2−メタンスルホンアミドフェニルボロン酸と代える以外は、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は39%である。
LCMS:569.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.21(s,3H),3.25(s,3H),3.63−3.72(m,7H),4.42−4.46(br,4H),5.16(s,2H),7.01−7.10(m,2H),7.28(s,1H),7.60(s,1H),8.70(s,2H)。
実施例56:2−(((2−(−4−クロリン−3−トリフルオロメチルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−54)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−クロリン−3−トリフルオロメチルフェニルボロン酸と代える以外は、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は25%である。
LCMS:578.2[M+1]H−NMR(400MHz,CDCl)δ:3.30(s,3H),3.81(s,3H),3.87(s,4H),4.35(s,4H),7.55(d,1H,J=8.4Hz),8.54(d,1H,J=8.4Hz),8.77(s,2H),8.95(s,1H)。
実施例57:2−(((2−p−トリフルオロメチルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−55)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−トリフルオロメチルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は41%である。
LCMS:544.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.16(s,3H),3.70−3.76(br,4H),3.77(s,3H),4.27(s,4H),5.16(s,2H),7.82(d,2H,J=8.4Hz),8.58(d,2H,J=8.4Hz),8.64(s,2H)。
実施例58:2−(((2−3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−56)の合成。
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を3,5−ジトリフルオロメチルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は40%である。
LCMS:612.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.25(s,3H),3.63−3.74(m,4H),3.82(s,3H),4.24−2.30(br,4H),5.20(s,2H),8.21(s,1H),8.72(s,2H),8.90(s,2H)。
実施例59:2−(((2−(4−メチルスルホニルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−57)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メチルスルホニルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;2ステップの合計収率は21%である。
LCMS: 554.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.25(s,6H),3.73(s,4H),3.79(s,3H),4.25(s,4H),5.20(s,2H),8.02(d,2H,J=7.8Hz),8.61(d,2H,J=8.0Hz),8.73(s,2H)。
実施例60:2−(((2−(4−(N−(3−クロロプロピル)スルホンアミド)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−58)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(4−(N−(3−クロロプロピル)スルホンアミド)フェニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は41%である。
LCMS:631.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.21(m,2H),3.12(t,2H,J=2.0Hz),3.22(s,3H),3.70−3.78(m,6H),3.82(s,1H),3.98(m,2H),4.21−4.29(br,4H),5.16(s,2H),7.26(d,2H,J=8.4Hz),7.80(d,2H,J=8.4Hz),8.70(s,2H),9.01(s,1H),9.44(s,1H),11.08(s,1H)。
実施例61:2−(((2−(3−(N−(ヒドロキシメチル)スルホンアミド)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−59)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(3−(N−(ヒドロキシメチル)スルホニル)フェニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は48%である。
LCMS:584.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.18(s,3H),3.73−3.79(br,4H),3,75(s,3H),4.20−4.28(br,4H),5.16(s,2H),5.48(m,2H),6.81(s,1H),7.21−7.27(m,2H),7.84−7.88(m,1H),8.70(s,2H),9.03(s,1H),10.08(s,1H)。
実施例62:2−(((2−(p−メチルベンゼン)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−60)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メチルフェニルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は59%である。
LCMS:490.5[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.36(s,3H),3.21(s.3H),3.72(s,4H),3.75(s,3H),4.18−4.30(br,4H),5.17(s,2H),7.27(d,2H,J=8.0Hz),8.29(d,2H,J=8.0Hz),8.71(s,2H)。
実施例63:2−(((2−(4−エチルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−61)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−エチルフェニルボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は44%である。
LCMS:503.8[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.21(t,3H,J=7.2Hz),2.66(q,2H,J=7.2Hz),3.23(s,3H),3.76(s,4H),4.23(s,4H),5.18(s,2H),7.30(d,2H,J=7.2Hz),8.30(d,2H,J=7.6Hz),8.73(s,2H),9.06(s,1H),11.12(s,1H)。
実施例64:2−(((2−(4−プロピルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−62)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−プロピルフェニルボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:517.0[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:0.92(t,3H,J=7.2Hz),1.62(m,2H),2.60(t,2H,J=7.6Hz),3.22(s,3H),3.72(m,4H),3.76(s,3H),4.23(m,4H),5.18(s,2H),7.28(d,2H,J=8.0Hz),8.29(d,2H,J=8.0Hz),8.72(s,2H)。
実施例65:2−(((9−メチル−2(4−t−ブチルフェニル)−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−63)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ12において、6−メトキシ−3−ピリジンボロン酸をp−タ−シャリブチルボロン酸と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は42%である。
LCMS:532.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:1.32(s,9H),3.23(s,3H),3.67−3.75(m,4H),3.76(s,3H),4.17−4.29(br,4H),5.18(s,2H),7.48(d,2H,J=8.4Hz),8.29(d,2H,J=8.4Hz),8.73(s,2H),9.06(s,1H),11.12(s,1H)。
実施例66:2−(((2−(3−カルバモイルフェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−64)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を3−カルバモイルフェニルボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は47%である。
LCMS:519.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.23(s,3H),3.73−3.79(br,4H),3.75(s,3H)4.23−4.29(br,4H),5.16(s,2H),6.76(s,1H),7.24−7.32(m,2H),7.84−7.88(m,1H),8.70(s,2H),8.88(s,2H),9.03(s,1H),11.09(s,H)。
実施例67:2−(((2−(3−(N−(ヒドロキシエチル)アシルアミノ)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−65)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(3−(N−(ヒドロキシエチル)アシルアミノ)フェニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は47%である。
LCMS:563.2[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.18(s,3H),3.30(m,2H),3.60−3.65(m,2H),3.71−3.77(br,4H),3.76(s,3H),4.20−4.28(br,4H),5.16(s,2H),6.88(s,1H),7.20−7.26(m,1H),7.84−7.92(m,2H),8.72(s,2H),8.88(s,1H),9.03(s,1H),9.44(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例68:2−(((2−(3−(4−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−66)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を(3−(4−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)ボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は49%である。
LCMS:618.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.55−2.63(br,4H),3.23(s,3H),3.44−3.52(m,4H),3.72−3.78(br,4H),3.76(s,3H),4.22−4.28(br,4H),4.60(s,2H),5.16(s,2H),6.83(s,1H),7.06(s,1H),7.24−728(m,2H),7.84−7.90(m,1H),8.72(s,2H),9.03(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例69:2−(((2−(4−((4−モルホリニルメチル)フェニル)−9−メチル−6−モルホリン−9H−プリン−8−イル))メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−67)の合成
Figure 0006518833
ステップ12において、6−メトキシピリジン−3−ボロン酸を4−(4−モルホリニルメチル)フェニルボロン酸と代える以外、操作は実施例3の操作と同じである;最終の2ステップの合計収率は52%である。
LCMS:575.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.50−2.58(br,4H),3.23(s,3H),3.72−3.78(br,11H),4.18−4.32(br,4H),5.18(s,2H),5.20(s,2H),7.06(d,2H,J=8.4Hz),8.10(d,2H,J=8.4Hz)。
実施例70:2−(((2−(4−クロリン)−9−メチル−6−モルホリノ−9H−プリン−8−イル)メチル(メチル)アミノ)−N−ヒドロキシルピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−68)の合成
Figure 0006518833
反応のステップ12を省略する以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;目標化合物はステップ14を介して中間体13によって得た;最後のステップの収率は86%である。
LCMS:433.6[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:3.20(s,3H),3.65(s,7H),3.91−4.31(br,4H),5.14(s,2H),8.70(s,2H)。
実施例71:N−ヒドロキシ−2−(((2−(4−メトキシフェニル)−9−メチル−6−(ピペラジン−1−イル)−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−69)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メトキシフェニルボロン酸と代え、一方、反応のステップ6においてモルホリン環をピペラジン環と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は20%である。
LCMS:505.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.78−2.86(br,4H),3.17(s,4H),3.23(s,3H),3.75(s,3H),3.81(s,3H),5.17(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.33(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.03(s,1H),10.01(s,1H),11.09(s,1H)。
実施例72:N−ヒドロキシ−2−(((2−(4−メトキシフェニル)−9−メチル−6−(4−(2−ヒドロキシエチルピペラジン)−1−イル)−9H−プリン−8−イル)メチル)(メチル)アミノ)ピリミジン−5−ホルムアミド(化合物CLJ−70)の合成
Figure 0006518833
6−メトキシピリジン−3−ボロン酸をp−メトキシフェニルボロン酸と代え、一方、反応のステップ6においてモルホリン環を4−(2−ヒドロキシエチルピペラジン)と代える以外、合成方法は実施例3の合成方法と同じである;最終の2ステップの合計収率は27%である。
LCMS:549.3[M+1]H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:2.53(t,2H,J=5,2Hz),3.45(t,2H,J=5.2Hz),3.2(s,3H),3.47(s,4H),3.62−3.70(br,4H),3.78(s,3H),3.81(s,3H),4.65(s,1H),5.17(s,2H),7.01(d,2H,J=8.8Hz),8.33(d,2H,J=8.8Hz),8.72(s,2H),9.03(s,1H),10.01(s,1H),11.10(s,1H)。
実施例73:サブタイプIのヒストンデアセチラーゼ(HDAC1)および全サブタイプのホスホイノシトール3−キナーゼの活性に対する化合物の阻害能の判定
HDACキナーゼ、PI3KキナーゼおよびmTORの阻害についての本発明の小分子化合物ならびに対照化合物CUDC907およびLBH589の阻害値IC50を判定するために、以下の試験を使用した。
a)HDAC1の酵素活性に対する化合物の阻害能を判定するためのインビトロ試験:
フルオロフォア4−アミノ−7−クマリン結合Ac−ペプチド(Lys−Ac−AMC)の基質方法によるHDAC活性に対する阻害能の判定。HDAC1タンパク質をBPS Bioscience Companyから購入した;反応緩衝液系は修飾されたトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(TRIS)緩衝液(pH7.0)である。全ての小分子化合物は、100%DMSO(ジメチルスルホキシド)によって調製し溶解させた。HDACは、酵素溶液としての役目を果たすある濃度ごとに緩衝液に調製した;トリプシンと、フルオロフォア4−アミノ−7−クマリン結合Ac−ペプチド基質は、基質溶液としての役割を果たすある濃度ごとに緩衝液に調製した。化合物を384ウェルプレートの反応ウェルに設計された濃度で添加し、次いで15μLのHDAC溶液を反応ウェルに添加し(15μLのブランク緩衝液を対照ウェル0に添加する)、周囲温度下15分間インキュベーションした;次いで10μLの基質溶液を添加して反応を開始した;反応の間、HDAC1タンパク質の最終濃度は6nMであり、トリプシンは0.05μMであり、Ac−ペプチドは8μMである。384ウェルプレートを、周囲温度下1時間のインキュベーションのために暗所で保持、次いでマイクロプレートリーダ(発光波長:355nm、吸収波長:460nm)で蛍光強度を測定し、結果データをソフトウェアGraphPad Prismで解析した。
式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogIC50−X)*曲率))にしたがってIC50の値を算出した。ここで、Yは阻害率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
b)PI3KαおよびPI3Kδ活性に対する化合物の阻害能を判定するためのインビトロ試験:
Kinase−Glo(Promege Companyから購入;カタログ番号:V3771)でPI3KαおよびPI3Kδ活性に対する化合物の阻害能を検出した。PI3Kαタンパク質はInvitrogen Company(カタログ番号:PV4788)から購入し、PI3Kδタンパク質はMillipore Company(カタログ番号:14−604−K)から購入した。反応系はPIP(4,5−ジホスホイノシチド、Life Technologies Companyから購入)およびATP(トリホスアデニン、Sigma Companyから購入)等の基質も含む。反応緩衝液系は、50mMのHEPES(4−ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸)、3mMのMgCl、1mMのEGTA(エチレングリコールビス(2−アミノエチルエーテル)クアドロール)、100mMのNaCl、0.03%のCHAPS(3−[3−(コールアミドプロピル)ジメチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸)、2mMのDTT(ジチオトレイトール)を含む。反応緩衝液のpH値は7.5である。設計された濃度の化合物(またはブランク対照)、タンパク質キナーゼ(PI3Kα(PI3Kα試験では1.65nMの濃度)およびPI3Kδ(PI3Kδ試験では5.7nMの濃度))および基質(PIP(50μMの濃度)およびATP(25μMの濃度))のような組成を含む反応系10μlを384ウェルプレートの対応するウェル中で調製した。周囲温度でのインキュベーションのために系を均等に混合した(PI3Kα試験では1時間、そしてPI3Kδ試験では2時間)。インキュベーション後、周囲温度まで予熱しておいた10μLのキナーゼ−Gloを各反応ウェルに添加して、反応を終結させた;それを暗所で15分間振盪し、その後、均等に混合し、次いでマイクロプレートリーダで蛍光強度を測定し、そして結果データをソフトウェアGraphPad Prismで解析した。
式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogIC50−X)*曲率))にしたがってIC50の値を計算する。ここで、Yは阻害率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
c)化合物のPI3KβおよびPI3Kγ活性に対する阻害能を判定するためのインビトロ試験:
PI3KβおよびPI3Kγ活性に対する化合物の阻害能をADP−Glo(Promege Companyから購入;カタログ番号:v9102/3)で検出した。PI3Kβタンパク質はMillipore Company(カタログ番号:14−603−K)から購入し、PI3Kγタンパク質はInvitrogen Company(カタログ番号:PR8641C)から購入した。反応系はまた、PIPおよびATPのような基質も含む。反応緩衝液系は、50mMのHEPES、3mMのMgCl、1mMのEGTA、100mMのNaCl、0.03%のCHAPSおよび2mMのDTTを含む。反応緩衝液のpH値は7.5である。384ウェルプレートの対応するウェル中で、設計された濃度の化合物(またはブランク対照)、タンパク質キナーゼ(PI3Kβ(PI3Kβ試験では4.8nMの濃度)およびPI3Kγ(PI3Kγ試験では7.6nMの濃度))および基質(PIP(50μMの濃度)およびATP(25μMの濃度))のような組成物を含む10μLの反応系を調製した。周囲温度で1時間インキュベーションのために系を均等に混合し;新しい384ウェルプレートを入手し、もとの384ウェルプレートの各ウェルから5μLの反応液を、新しい384ウェルプレートの対応するウェルに移し;周囲温度に予熱しておいた5μLのADP−Gloを新しい反応ウェルの各々に添加して、反応を終結させ;それを均等に混合した後、40分のインキュベーションの間、暗所でゆっくりと振動させ;10μLの試験液体を各反応ウェルに添加し、1分間振動させて均等に混合し、1時間インキュベートし、次いでマイクロプレートリーダで蛍光強度を測定し、そしてソフトウェアGraphPad Prismで結果データを解析した。
式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogIC50−X)*曲率))にしたがってIC50の値を計算した。ここで、Yは阻害率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
d)化合物のmTOR活性に対する阻害能を判定するためのインビトロ試験:
mTORタンパク質はMillipore Company(カタログ番号:14−770)から購入した。反応緩衝液系は、50mMのHEPES、10mMのMgCl、1mMのEGTA、3mMのMnCl、0.01%のTween−20(Chengdu Kelong Chemical Regent Factoryから購入)および2mMのDTTを含む。反応緩衝液のpH値は7.5である。設計された濃度の化合物(またはブランク対照)、mTORタンパク質(2.5nMの濃度)、ULight−4E−BP1(37番目および46番目のトレオニン残基を含む、Thr37/46)ペプチド(PE Companyから購入、カタログ番号:TRF0128−M)およびATP基質(ULight−4E−BP1ペプチド(50nMの濃度)およびATP(10.8μmMの濃度))のような組成物を含む10μLの反応系を384ウェルプレートの対応するウェル中で調製した。周囲温度で1時間インキュベーションのためにそれを均等に混合し;EDTA(エチレンジアミンテトラ酢酸)およびEu−抗リン酸化−4E−BP1(Thr37/46)抗体(PE Companyから購入、カタログ番号:TRF0216−M)を含有する試験液体10μLを反応ウェルに添加し(試験液体を添加した後、EDTAの濃度は8mMであり、Eu−リン酸化−4E−BP1抗体の濃度は2nMである);それを均等に混合し、周囲温度で1時間インキュベートし、次いで、マイクロプレートリーダで蛍光強度を測定し、そしてソフトウェアGraphPad Prismで結果データを解析した。
式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogIC50−X)*曲率))どおりにIC50の値を計算した。ここで、Yは阻害率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
本発明の化合物およびサブタイプIのヒストンデアセチラーゼ(HDAC1)、全サブタイプのホスホイノシトール3−キナーゼ(全部で4サブタイプ)および哺乳類系における受容体のシロリムスの活性に対するその阻害能の試験結果を以下の表1に記載する。結果のIC50の値を:A>10μM、10μM>B>1μM、1μM>C>0.1μM、0.1μM>D>1nMおよびE<1nMの等級づけにより表す。基準化合物CUDC907は文献の方法[1]どおりに合成した;LBH589はSelleck Companyから購入した。構造は次のとおりである:
Figure 0006518833
Figure 0006518833
Figure 0006518833
結果は、上記化合物のほとんどがHDAC1活性を阻害する能力を有する一方で、キナーゼPI3Kαの活性に対する窒素含有6員複素環化合物の阻害値IC50は0.1μM未満であることを示す;化合物CLJ−5およびCLJ−10〜CLJ−13のHDAC1およびPI3Kαの活性に対する阻害値IC50はすべて0.1μM未満であるので、これらの化合物は典型的な二機能性化合物である。一部の化合物はPI3Kα活性に対して明らかな阻害効果を有しないが、HDAC活性に対しては有益な阻害効果を有し;CLJ−8、CLJ−9、CLJ−15、CLJ−22、CLJ−24、CLJ−26、CLJ−27、CLJ−29、CLJ−36、CLJ−37、CLJ−44、CLJ−46、CLJ−57およびCLJ−67のような化合物のHDAC1の活性に対する阻害値IC50は1nM未満であり、したがって、それらは高活性を有するHDAC阻害剤として使用できる。PI3Kα活性に対するCLJ−5の阻害値IC50は0.1μM未満であり、一方、CLJ−5は、PI3Kβ、PI3Kδ、PI3KγおよびmTORの活性に対する有益な阻害効果を有し、したがって、それはPI3Kの単機能性化合物である。
実施例74:細胞増殖活性に対する化合物の阻害能の判定
インビトロで培養した腫瘍細胞株の増殖に対する本発明の小分子化合物ならびにSAHA、LBH589およびシダミドなどの基準化合物の阻害値IC50を判定するために以下の試験を使用した。
腫瘍細胞株は、American Type Culture Collection(ATCC)から購入し、そしてATCCによって推奨される培養方法どおりに対数増殖状態まで培養した。対数期の細胞を96ウェルプレートに2000〜3000/ウェルどおりに広げた;足場依存性細胞については、細胞接着後に96時間のインキュベーションのためにある濃度で化合物を試験ウェルに添加しなければならない。固形腫瘍モデルを表す腫瘍細胞については方法MTTで、血液系腫瘍モデルを表す腫瘍細胞については方法cck−8で細胞増殖活性を測定し、そしてソフトウェアGraphPad Prismで結果データを解析した。
式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogIC50−X)*曲率))にしたがってIC50の値を計算した。ここで、Yは阻害率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
本発明の化合物およびインビトロで培養された腫瘍細胞株の細胞増殖活性に対するその阻害能を以下の表2に記載する。結果のIC50の値を次のような等級づけにより表す:A>1μM、1μM>B>100nM、100nM>C>10nMおよび10nM>D>0.1nM。ここで、陽性薬物SAHAはDalian Meilun Biotech Co., Ltdから購入し;LBH589はSelleck Companyから購入し、そしてシダミドはChipScreen Companyから供給される;SAHAおよびシダミドの構造式は次のとおりである:
Figure 0006518833
Figure 0006518833
Figure 0006518833
前記化合物はすべて試験した腫瘍細胞株の増殖活性に対して有益な阻害効果を有することが上記表から示される;そのような阻害効果はSAHAおよびシダミドのような陽性薬物の阻害効果よりも明らかに良好であり、いくつかの化合物はLBH589と同じ阻害効果を有しさえする。ほとんどの化合物のIC50値は1μM未満である;最高の阻害効果を有する化合物はCLJ−12、CLJ−13、CLJ−21〜CLJ−25、CLJ−29、CLJ−36およびCLJ−48であり、3種の腫瘍細胞株の増殖活性に対するその阻害値IC50は0.1nM〜10nMである;一方、急性骨髄性白血病を示すMV4−11細胞に対するIC50の値は10nM未満であり、一方、結腸がんを示すhct116細胞に対するIC50の値は100nMを上回り、それらは特定の種類の腫瘍の活性に対して強力な阻害能を有し得ることを示すので、CLJ−7およびCLJ−38は選択的抗腫瘍可能性を示す。
実施例75:腫瘍細胞のマーカータンパク質アセチル化レベルに対する本発明の化合物の影響の判定
5つの化合物CLJ−1、CLJ−8、CLJ−11、CLJ−29およびCLJ−44を好ましい化合物として、実施例73および74の結果と組み合わせて選択した。腫瘍細胞におけるマーカータンパク質Hおよびα−チューブリンアセチル化を誘導するための本発明のいくつかの好ましい小分子化合物ならびにSAHA、LBH589およびCUDC907のような基準化合物のEC50を判定するために、以下の試験を使用した。
試験スキーム:American Type Culture Collection(ATCC)からのA2780細胞を5000細胞/ウェルどおりに96ウェルプレート上に広げた;細胞接着後、細胞を6時間、それぞれ1.6、8、40、200および1000nMの濃度の化合物または陽性の基準化合物、例えばSAHA、LBH589およびCUDC907で処理した;次いでアセチル化ヒストンH(Ac−H)およびアセチル化Ac−α−チューブリンのタンパク質レベルをサイトブロット(cytoblot)の方法で試験した。特異的操作:処理後、各ウェルを50〜100μlの冷TBS緩衝液で[20mMのTris(トリスメチルアミノメタン)、pH7.5のような組成物で]1回洗浄し、それを100μLの4%の予冷したパラホルムアルデヒドで4℃にて1時間固定し;パラホルムアルデヒドを洗い流した後、50μLの予冷したメチルアルコールを各ウェルに添加し、そして4℃にて5分間均等に広げ;メチルアルコールを洗い流した後、それを、3%脱脂粉乳を含むTBS緩衝液で1回洗浄し、50μLの抗体流体を添加し、それを4℃で少し振動させ、そして一晩インキュベートした。Ac−Hの判定のために、抗体流体を、Ac−H抗体および同じ系に対するホースラディッシュペルオキシド結合二次抗体を、3%脱脂粉乳を含有するTBS緩衝液で希釈することによって調製した(Ac−H抗体はSanta Cruz Companyから購入し、1:100の比で希釈した;ホースラディッシュペルオキシド結合二次抗体はJackson Companyから購入し、1:2000の比で希釈した);アセチル化Ac−α−チューブリンの判定のために、抗体流体を、Ac−α−チューブリン抗体および同じ系に対するホースラディッシュペルオキシド結合二次抗体を、3%脱脂粉乳を含有するTBS緩衝液で希釈することによって調製した(Ac−α−チューブリン抗体はSanta Cruz Companyから購入し、1:100の比で希釈した;ホースラディッシュペルオキシド結合二次抗体はJackson Companyから購入し、1:2000の比で希釈した)。翌日に抗体流体を捨て、それをTBS緩衝液で2回洗浄し;次いで増強化学発光(ECL:enhanced chemiluminescence)液体(Abbkine Companyから購入)を添加し、化学発光強度をマイクロプレートリーダで測定し、そしてソフトウェアGraphPad Prismで結果データを解析した。
式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogEC50−X)*曲率))にしたがってIC50値を算出する。ここで、Yは活性化率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
本発明のいくつかの好ましい化合物と、腫瘍細胞A2780におけるヒストンHおよびα−チューブリンのアセチル化活性を促進するそれらの能力とを以下の表3に記載する。結果のEC50値を:A>200nM、200nM>B>100nMおよびC<100nMの等級づけにより表す。ここで、陽性薬物SAHAはDalian Meilun Biotech Co.,Ltd.から購入し;LBH589はSelleck Companyから購入し、CUDC907は文献の方法[1]にしたがって合成した。
Figure 0006518833
表3から、マーカータンパク質のアセチル化活性の誘導における5つの好ましい化合物の能力の判定を通して、HDAC酵素の活性に対するそれらの阻害能を確認することができることがわかる。マーカータンパク質のアセチル化活性の誘導における5つの好ましい化合物の能力は陽性薬物SAHAの能力よりも優れ、LBH589およびCUDC907の能力に等しい。
実施例76:全てのサブタイプのHDAC酵素およびインビトロにおける全てのサブタイプのホスホイノシトール3−キナーゼの活性に対する本発明の化合物の阻害能の判定
サブタイプのHDAC1−11酵素およびPI3Kキナーゼを阻害するためのいくつかの本発明の好ましい小分子化合物ならびに対照化合物CUDC907およびLBH589のIC50を判定するために、以下の試験を使用した。
フルオロフォア結合アセチル化ペプチドフラグメント(Lys−Ac−AMC)の基質法によるHDACの阻害能を測定した。サブタイプのHDAC2−11タンパク質を:HDAC2、50002;HDAC3、50003;HDAC4、50004;HDAC5、50005;HDAC6、50006;HDAC7、50007;HDAC8、50008;HDAC9、50009;HDAC10、50060;HDAC11、50011の商品番号でBPS Bioscience Companyから購入した。反応緩衝液系は修飾Tris緩衝液(pH7.0)である。小分子化合物を調製し、100%DMSOで溶解させた。HDACを酵素溶液としての働きをするある濃度の緩衝液に調製した;HDAC1、2、3、4、5、6、7および9サブタイプの試験において、トリプシンおよびフルオロフォア4−アミノ−7−クマリン結合Ac−ペプチド基質を基質溶液としての働きをするある濃度の緩衝液に調製した;HDAC8、10および11サブタイプの試験において、フルオロフォア4−アミノ−7−クマリン結合Ac−ペプチド基質を、基質溶液としての働きをするある濃度の緩衝液に調製し、さらにある濃度を有するトリプシン流体を調製した。化合物を384ウェルプレートの反応ウェル中に設計された濃度で添加し、次いで15分間の周囲温度でのインキュベーションのために15μLのHDAC酵素溶液を反応ウェルに添加し(15μLのブランク緩衝液を対照ウェル0に添加する);次いで10μLの基質溶液を添加して反応を開始する。HDAC1、2、3、4、5、6、7および9サブタイプの試験のために1時間周囲温度でインキュベートするため384ウェルプレートを暗所で保持し、次いで蛍光強度をマイクロプレートリーダ(発光波長:355nm、吸収波長:460nm)で測定した;またはHDAC8、10および11サブタイプの試験のために3時間インキュベーションし、暗所でのさらに2時間のインキュベーションのためにトリプシン流体を反応ウェルに添加し、次いで蛍光強度をマイクロプレートリーダで測定した。各HDACサブタイプの試験における特異的プロテアーゼ、トリプシンおよびAc−ペプチドの最終濃度はそれぞれ以下のとおりである:HDAC2について、プロテアーゼの濃度は4nMであり、Ac−ペプチドは10μMであり、トリプシンは0.05μMである;HDAC3について、プロテアーゼの濃度は7nMであり、Ac−ペプチドは5μMであり、トリプシンは0.05μMである;HDAC4について、プロテアーゼの濃度は0.05nMであり、Ac−ペプチドは20μMであり、トリプシンは0.05μMである;HDAC5について、プロテアーゼの濃度は1.5nMであり、Ac−ペプチドは20μMであり、トリプシンは0.05μMである;HDAC6について、プロテアーゼの濃度は8nMであり、Ac−ペプチドは11μMであり、トリプシンは0.01μMである;HDAC7について、プロテアーゼの濃度は0.05nMであり、Ac−ペプチドは20μMであり、トリプシンは0.05μMである;HDAC8について、プロテアーゼの濃度は150nMであり、Ac−ペプチドは10μMであり、トリプシンは50μMである;HDAC9について、プロテアーゼの濃度は0.5nMであり、Ac−ペプチドは20μMであり、トリプシンは0.05μMである;HDAC10について、プロテアーゼの濃度は13nMであり、Ac−ペプチドは4μMであり、トリプシンは0.05μMであり、そしてHDAC11について、プロテアーゼの濃度は5nMであり、Ac−ペプチドは10μMであり、トリプシンは50μMである。
全てのサブタイプのホスホイノシチド−3−キナーゼの活性に対する阻害能を判定する方法は、実施例73のパートb)およびパートc)で記載されているとおりである。
結果データをソフトウェアGraphPad Prismで解析し、式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogIC50−X)*曲率))によりIC50値を算出した。ここで、Yは阻害率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
本発明のいくつかの好ましい化合物と、11サブタイプのヒストンデアセチラーゼ(HDAC1−11)およびすべてのサブタイプのホスホイノシトール3−キナーゼの活性に対するそれらの阻害能とを以下の表4に記載する。結果のIC50値を:A>10μM、10μM>B>1μM、1μM>C>0.1μM、0.1μM>D>1nMおよびE<1nMの等級づけによって表す。ここで、陽性薬物SAHAはDalian Meilun Biotech Co., Ltd.から購入し、LBH589はSelleck Companyから購入し、そしてCUDC907は文献の方法[1]にしたがって合成する。
Figure 0006518833
表4により、化合物CLJ−1、CLJ−8、CLJ−29およびCLJ−44が、HDAC1、HDAC2、HDAC3およびHDAC6、HDAC8およびHDAC10の活性に対して陽性化合物CUDC−907およびLBH589と同じ阻害能を有することが示される;ここで、化合物CLJ−1およびCLJ−11は、HDAC1およびPI3Kキナーゼの二重活性に対してCUDC−907と同じ阻害能を示す。
実施例77:動物におけるMV4−11皮下腫瘍を治療するための本発明の化合物のモデル試験
試験スキーム:MV4−11細胞を54匹のNOD/SCIDメスマウスにマウス1匹あたり10細胞の接種量で皮下接種し;接種した腫瘍が100mmまで成長したら、均一な総腫瘍体積を有する36匹のマウスを選択し、そしてランダムに6群に分けた。治療群にCLJ−1、CLJ−8、CLJ−11、CLJ−29およびCLJ−44の5つの化合物を10mg/kgの用量で静脈内(i.v.)注射し;市販されている薬物であるSAHAを正の対照群に対して50mg/kgの用量で腹腔内(i.p.)投与し;対照群に等しい量のブランク溶媒を投与し;薬物投与を22日の治療の間、2日につき1回実施した。薬物投与の間、マウスの体重および総腫瘍体積を2日ごとに測定し、記録に残す。計算式はV=π/6×A×Bであり、式中V=総腫瘍体積(mm)、A=腫瘍幅(mm)であり、B=腫瘍長さ(mm)である。試験した動物の生存状態を観察し、記録に残した。薬物を中断した後、頸椎脱臼によりマウスを処分し、動物実験の操作仕様どおりにマウスの腫瘍を剥がした。式:腫瘍阻害率=(1−治療群の腫瘍重量/対照群の腫瘍重量)×100%で腫瘍阻害率を算出することによって、腫瘍活性に対する化合物の阻害能を評価した。各治療群と対照群との間の差をt試験の方法で解析し比較した。有意差レベルの等級付けは以下のとおりである:***:P<0.001;**:P<0.01;*:P<0.05;統計的有意差がない(ns):P>0.05。
動物におけるMV4−11皮下腫瘍を治療するためのいくつかの好ましい化合物およびそのモデル試験の結果を以下の表5に記載する。結果を示すパラメータは、腫瘍阻害率、統計学的差異および最終生存状態である。ここで、陽性薬物SAHAはDalian Meilun Biotech Co., Ltd.から購入した。
Figure 0006518833
表5により、5つの好ましい化合物が皮下腫瘍MV4−11の増殖活性を阻害できることが示され;ここで、CLJ−1、CLJ−8、CLJ−29およびCLJ−44のような4つの化合物の腫瘍阻害率は10mg/kgの投与量で60%を上回り、一方、陽性薬物SAHAは腫瘍阻害効果を有しない。一方、化合物CLJ−44群中の6匹の試験した動物はすべて生存し、化合物が明らかな毒性および副作用を有さず、おそらくは最も有望な化合物であることを示す。
実施例78:複数の血液系腫瘍細胞の増殖活性に対する本発明の化合物の阻害能についての試験
現在のところ、腫瘍治療におけるHDAC阻害剤の好ましい開発の方向は、血液系腫瘍を治療することである。以下の試験において、本発明のいくつかの好ましい化合物および基準化合物LBH589を、インビトロで培養した複数の血液系腫瘍細胞株の増殖に対するIC50の阻害値を判定するために使用した。
U266およびRPMI−8226のようなヒト多発性骨髄腫モデルの腫瘍細胞ならびにramosおよびSUDHL−4のようなヒトB細胞リンパ腫モデルの腫瘍細胞をATCCから購入し、そしてATCCによって推奨される培養方法にしたがって対数増殖状態まで培養した;MM1Sのようなヒト多発性骨髄腫モデルの腫瘍細胞は四川大学に西中国病院の血液学科によって提供され、そして当該科によって推奨される培養方法にしたがって対数増殖状態まで培養した;OCI−LY1のようなヒトB細胞リンパ腫モデルの腫瘍細胞をDSMZから購入し、そしてDSMZによって推奨される培養方法にしたがって対数増殖状態まで培養した;HBL−1のようなヒトB細胞リンパ腫モデルの腫瘍細胞を理化学研究所から購入し、理化学研究所によって推奨される培養方法にしたがって対数増殖状態まで培養した。対数期の細胞を96ウェルプレート上で7,500〜10,000/ウェルで広げる;次いで96時間インキュベーションするために化合物をある濃度で試験ウェル中に添加し、そして細胞増殖活性を方法cck−8で測定し、そしてソフトウェアGraphPad Prismで結果データを解析した。
式:Y=バックグラウンドデータ+(トップデータ−バックグラウンドデータ)/(1+10^((LogIC50−X)*曲率))のとおりにIC50の値を算出した。式中、Yは阻害率(%)を指し、Xは化合物濃度を指す。
いくつかの好ましい本発明の化合物およびインビトロで培養された複数の血液系腫瘍細胞の増殖活性に対する阻害効果を以下の表6に記載する。結果のIC50の値を:1μM>A>100nM、100nM>B>10nM、10nM>C>1nMおよび1nM>D>0.1nMのような等級づけにより表す。陽性化合物LBH589はSelleck Companyから購入する。
Figure 0006518833
5つの好ましい化合物がヒト多発性骨髄腫およびヒトB細胞リンパ腫のいくつかの腫瘍細胞株の増殖活性に対して阻害効果を有することが表6により示される;IC50の値はnMのレベルである。ここで、CLJ−1、CLJ−8、CLJ−29およびCLJ−44の4つの化合物は陽性薬物LBH589に対して同等以上の活性を有する。
実施例79:複数の動物皮下固形腫瘍モデルの活性に対する化合物CLJ−44の阻害能に関する調査
固形腫瘍モデルはヒト結腸癌hct116、ヒト乳癌MCF−7、およびMDA−MB−231を含む;血液系腫瘍モデルはヒト多発性骨髄腫MM1SおよびヒトB細胞リンパ腫Rajiを含む。
1)実験動物:
Selleck Companyから購入した陽性薬物LBH589;SPFメスヌードマウスBALB/c(Balb/C nu/nu)、4〜6週令、18〜22gおよびNOD/SCIDメスマウス、6〜8週令、Beijing Huafukang Biotechnology Co., Ltd.から購入。生産許可番号:SCXK(J)2014−0012。試験条件:SPF動物飼育室;実験動物使用許可番号:SYXK(J)2015−0023
2)細胞源および培養:
ヒト結腸癌hct116、ヒト乳癌MCF−7およびMDA−MB−231ならびにヒトB細胞リンパ腫RajiはATCCから購入し、それらの品種は四川大学の生物療法国家重点実験室で保存されている;ヒト多発性骨髄腫細胞株MM1Sは、四川大学の西中国病院の血液学科によって提供され、四川大学の生物療法国家重点実験室で継代培養される。10%ウシ胎仔血清(Hohhot Caoyuan Lvye Bioengineering Material Co., Ltd.)および100U/mLペニシリンおよびストレプトマイシン(Beyotime)を含むRPMI1640培地(HyClone)中で細胞MM1Sを培養した。
3)接種:
グループ分けおよび処置:無菌条件下で対数期の細胞を集め、そして計数した;スタンバイ用に、単細胞懸濁液を、ウシ胎仔血清も抗生物質も含まない培地で1×107〜8細胞/mLに希釈した。細胞懸濁液を混合し;100μLの細胞懸濁液(5×10〜2×10細胞)を動物の背中の右側に1mL注射器で皮下注射した。腫瘍が約120mmの平均体積まで成長した時に腫瘍が大きすぎる動物および小さすぎる動物を除外し、処置および薬物投与のために適格の動物をグループ分けした。各グループ分けモデルおよび薬物投与頻度については表7を参照のこと。2日ごとに各モデルの体重を測定し、ノギスで腫瘍の長さと幅を測定し;頸椎脱臼により実験動物を処分し、重量測定および撮影のためのそれらの腫瘍を剥がした。次いで、腫瘍阻害率(%)を算出し、そのような腫瘍阻害率の腫瘍の阻害強度を評価した。各モデルに対する化合物CLJ−44の治療効果を以下の表7に記載する。
Figure 0006518833
表7から、化合物CLJ−44は様々なヒト皮下移植腫瘍モデル(結腸がん、乳がん、多発性骨髄腫およびB細胞リンパ腫を含む)の腫瘍活性に対して好ましい阻害効果を有することがわかる。各モデルにおいて投与量と腫瘍阻害率との間で良好な相互依存関係があり、腫瘍活性に対する阻害能は、関連作用薬SAHAおよびLBH589よりも明らかに良好である。
引用文献:
[1]Qian,C.,et al.,Cancer network disruption by a single molecule inhibitor targeting both histone deacetylase activity and phosphatidylinositol 3−kinase signaling.Clin Cancer Res,2012. 18(15):p.4104−13.

Claims (63)

  1. その構造が式Iで示されるものである、プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体:
    Figure 0006518833

    式中、
    XはOまたはN−R’であり、R’は−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17は−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである。
  2. XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項1に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  3. が、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項2に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  4. が、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項3に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  5. が、−Cl、
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミ
    ノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項4に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  6. およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    が、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項2に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  7. およびRが独立して、−H、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項6に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  8. およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−O
    H、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項7に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  9. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が、−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項2に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  10. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    が、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項9に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  11. 〜Rが、独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシル、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシ
    で置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項10に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  12. 10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項2に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  13. 10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1または2であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が、−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項12に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  14. 14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項2に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  15. 14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項14に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  16. 16がC〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    が、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項2に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  17. XがOまたはN−R’であり、R’が−HまたはC〜Cヒドロキシで置換されたアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    16がC〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    である、請求項16に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  18. XがOまたはN−R’であり、R’が−Hまたはヒドロキシエチルであり、
    が、−Cl、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−OH、−CF、−Cl、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1または2であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    16がC〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が、−NH
    Figure 0006518833

    である、請求項2に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  19. XがOである場合、その構造が式IIによって示されるとおりである、請求項1に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体:
    Figure 0006518833

    式中、
    はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17は−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである。
  20. がハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  21. がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−O
    H、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833



    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項20に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  22. が、−Cl、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が、−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項21に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  23. およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  24. およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項23に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  25. およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が、−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項24に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  26. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、R16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が、−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  27. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシまたはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項26に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  28. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項27に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  29. 10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    14およびR15が、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  30. 10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1または2であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項29に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリ
    ミジンホルムアミド誘導体。
  31. 14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    が、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  32. 14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が、−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項31に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  33. 16がC〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  34. がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    16がC〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    である、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  35. が−Cl、
    Figure 0006518833

    であり、
    およびRが独立して、−H、C〜Cアルキル、またはシクロペンチルアルキルであり、
    〜Rが、独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が、独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−OH、−CF、−Cl、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1または2であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    16が、C〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    である、請求項34に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  36. がメチルである場合、その構造が式IIIで示されるとおりである、請求項19に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
    Figure 0006518833

    式中、
    は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
    Figure 0006518833

    であり、
    は、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rは独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13は、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15は独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17は、−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである。
  37. が、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH
    Figure 0006518833

    であり、
    は−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  38. がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、R10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項37に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  39. が、−Cl、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項38に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  40. が−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cシクロアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  41. が−H、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項40に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  42. が、−HまたはC〜Cアルキルであり、
    が、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項41に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  43. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  44. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシまたはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項43に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  45. 〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項44に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  46. 10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833


    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  47. 10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1または2であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項46に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  48. 14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、
    Figure 0006518833

    、C〜Cアルコキシ、またはハロゲンであり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  49. 14およびR15が、独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、R〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    16がC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項48に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  50. 16が、C〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、R〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    、−OH、またはハロゲンである、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  51. がハロゲン、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−COOH、C〜Cアルキルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−OH、−CF、ハロゲン、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1〜4であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    16がC〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    である、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  52. が−Cl、
    Figure 0006518833

    であり、
    が−HまたはC〜Cアルキルであり、
    〜Rが独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−NH、−COOH、メチルアミノ、または
    Figure 0006518833

    であり、
    10〜R13が独立して、−H、C〜Cアルキル、メトキシ、−OH、−CF、−Cl、−NH、C〜Cヒドロキシで置換されたアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、n=1または2であり、
    14およびR15が独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
    Figure 0006518833

    、t−ブチルオキシカルボル、または
    Figure 0006518833

    であり、
    16がC〜Cアルキル、
    Figure 0006518833

    であり、
    17が−NH
    Figure 0006518833

    である、請求項36に記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
  53. その構造が以下に示すとおりである、プリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体。
    Figure 0006518833
    Figure 0006518833
    Figure 0006518833
    Figure 0006518833
  54. 請求項1〜53のいずれかに記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の薬剤的に許容される塩。
  55. 請求項1〜53のいずれかに記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体の薬剤的に許容される水和物。
  56. 請求項1〜53のいずれかに記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、請求項54に記載の塩、及び請求項55に記載の水和物中に、薬剤的に許容される補助成分を添加することによって製造される、医薬組成物。
  57. PI3K阻害剤の製造における、請求項1〜53のいずれかに記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、請求項54に記載の塩、及び請求項55に記載の水和物の使用。
  58. HDAC阻害剤の製造における、請求項1〜53のいずれかに記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、請求項54に記載の塩、及び請求項55に記載の水和物の使用。
  59. 前記腫瘍が、固形腫瘍、肉腫、血液学的悪性腫瘍、サブタイプの乳癌、卵巣癌、前立腺癌、子宮頸癌、精巣癌、結腸癌、大腸癌、肝臓癌、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、胃癌、消化管間質腫瘍、膵臓癌、膀胱癌、胚細胞腫瘍、肥満細胞腫、肥満細胞症、海綿芽細胞腫、神経芽細胞腫、星状細胞腫、黒色腫、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、緩慢性リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、急性骨髄性白血病、急性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄腫、骨髄異形成症候群等を含、腫瘍医薬の製造における、請求項1〜53のいずれかに記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、請求項54に記載の塩、及び請求
    項55に記載の水和物の使用。
  60. PI3K阻害剤の製造における、請求項56に記載の医薬組成物の使用。
  61. HDAC阻害剤の製造における、請求項56に記載の医薬組成物の使用。
  62. 前記腫瘍が、固形腫瘍、肉腫、血液学的悪性腫瘍、サブタイプの乳癌、卵巣癌、前立腺癌、子宮頸癌、精巣癌、結腸癌、大腸癌、肝臓癌、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、胃癌、消化管間質腫瘍、膵臓癌、膀胱癌、胚細胞腫瘍、肥満細胞腫、肥満細胞症、海綿芽細胞腫、神経芽細胞腫、星状細胞腫、黒色腫、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、緩慢性リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、急性骨髄性白血病、急性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄腫、骨髄異形成症候群等を含、腫瘍の医薬の製造における、請求項56に記載の医薬組成物の使用。
  63. 経口または静脈内注射製剤の製造における、請求項1〜53のいずれかに記載のプリニル−N−ヒドロキシルピリミジンホルムアミド誘導体、請求項54に記載の塩、及び請求項55に記載の水和物の使用。
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