JP6517539B2 - 超音波探傷装置及び方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、検査対象へ超音波を送信することで検査対象の内部を検査する超音波探傷装置及び方法に関する。
超音波探傷技術は、構造材の表面及び内部の健全性を非破壊で検査できる技術であり、様々な分野で欠かせない検査技術となっている。このうち、小型の超音波送受信用圧電素子を複数個並べ、圧電素子ごとにタイミング(遅延時間)をずらして超音波を送信することにより、任意の超音波波形を形成するフェーズドアレイ超音波探傷技術(PAUT)が工業用途でも広く用いられている。フェーズドアレイ超音波探傷技術は、超音波を所定の角度でしか送信できない単眼プローブに比べ、1回の探傷で広範囲を探傷したり、複数の探傷屈折角で探傷したり、複雑形状に対応可能なことなどから、作業工数を低減できる点が大きな魅力である。
上述のフェーズドアレイ超音波探傷技術(PAUT)を用い、さらに検査を高速化するために、さまざまな取り組みがなされている。本来、PAUTは複数個の圧電素子にそれぞれ時間的な遅延を設定して励起することで、探傷屈折角や焦点深さを自由に制御するものである。この場合、1組みの圧電素子に1セットの遅延時間を与えて1波形の探傷結果を得る(以後これを1シーケンスと呼称する)が、シーケンス数が複数、例えば1000を超えるようになると、検査時間が長くなってしまう。そこで、超音波を送受信する回数を極力減らして、検査時間を短縮する試みがなされている。
そもそも上述のPAUTは、送受信用の圧電素子がn個のとき、送信用圧電素子の1つにつき受信用圧電素子n個分の生波形、即ちn×n個の生波形を収録できていれば、遅延時間に従って波形の時間軸をずらして加算することで全探傷条件をオフラインで再構成できる。この考え方を利用して、PAUTを高速化する試みがなされている。
特開2003−28846号公報
特許文献1では、超音波の送受信を一度だけ行い、そこで得た受信信号を任意の探傷条件で合成する技術が開示されている。この技術は、オンライン探傷に要する時間を低減できるが、超音波を送信する際に複数のアレイ素子が同時にフォーカスしないように励起するため、送信側の遅延時間を反映して波形を合成できない。そのため、微細なき裂端部などを高精度かつ高感度に検出することには適していない。
本発明の実施形態は、上述の事情を考慮してなされたものであり、検査時間を短縮できると共に、送信超音波の強度を高めて検出感度を向上できる超音波探傷装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明に係る実施形態の超音波探傷装置は、検査対象へ超音波を送信し、前記検査対象の内部及び表面で反射した超音波を受信することで前記検査対象の内部を検査する超音波探傷装置において、前記検査対象へ超音波を送受信する超音波素子が複数個並設されて構成された超音波アレイプローブと、前記超音波アレイプローブの前記超音波素子のうち、超音波を送信させるべき全てを除く複数の前記超音波素子を送信素子群として順次切り換えて設定する切換手段と、前記送信素子群が前記切換手段により順次切り換えられながら超音波を送信したときに、前記超音波アレイプローブにおける全ての前記超音波素子のそれぞれが超音波を受信することで得られる受信超音波全波形を、前記超音波素子毎に記録する記録手段と、超音波探傷の信号合成に用いられる前記超音波素子を駆動素子として定義する駆動素子定義手段と、探傷条件に基づいて送信用及び受信用の第1遅延時間を計算する第1遅延時間計算手段と、前記超音波アレイプローブの前記送信素子群が送信する超音波の超音波波形が所望波形となるように、前記送信素子群を構成する前記各超音波素子に対し超音波の送信タイミングをずらす第2遅延時間を設定する第2遅延時間設定手段と、前記記録手段に前記超音波素子毎に記録された前記受信超音波全波形から前記駆動素子の受信超音波波形を抽出し、抽出した前記受信超音波波形について前記送信素子群の中心素子に設定された前記第2遅延時間相当分の時間だけ時間を減少させ、時間を減少させた前記受信超音波波形を前記第1遅延時間に従って時間軸を移動して合成することで合成信号を得る信号合成手段と、前記合成信号とこの合成信号から再構成された画像との少なくとも一方を表示する表示手段と、を有して構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る実施形態の超音波探傷方法は、検査対象へ超音波を送信し、前記検査対象の内部及び表面で反射した超音波を受信することで前記検査対象の内部を検査する超音波探傷方法において、前記検査対象へ超音波を送受信する超音波素子が複数個並設されて構成された超音波アレイプローブを用意し、前記超音波アレイプローブの前記超音波素子のうち、超音波を送信させるべき全てを除く複数の前記超音波素子を送信素子群として順次切り換えて超音波を送信させたときに、前記超音波アレイプローブにおける全ての前記超音波素子のそれぞれが超音波を受信することで得られる受信超音波全波形を、前記超音波素子毎に記録し、超音波探傷の信号合成に用いられる前記超音波素子を駆動素子として定義すると共に、探傷条件に基づいて送信用及び受信用の第1遅延時間を計算し、前記超音波アレイプローブの前記送信素子群が送信する超音波の超音波波形が所望波形となるように、前記送信素子群を構成する前記各超音波素子に対し超音波の送信タイミングをずらす第2遅延時間を設定し、前記超音波素子毎に記録された前記受信超音波全波形から前記駆動素子の受信超音波波形を抽出し、抽出した前記受信超音波波形について前記送信素子群の中心素子に設定された前記第2遅延時間相当分の時間だけ時間を減少させ、時間を減少させた前記受信超音波波形を前記第1遅延時間に従って時間軸を移動して合成することで合成信号を得、この合成信号とこの合成信号を再構成した画像との少なくとも一方を表示することを特徴とするものである。
本発明の実施形態によれば、検査時間を短縮できると共に、送信超音波の強度を高めて検出感度を向上できる。
第1実施形態の超音波探傷装置を示すブロック図。 図1の超音波アレイプローブが行う超音波の送受信を説明する説明図。 図1の伝送記録手段に記録された受信超音波全波形のうち駆動素子に関する一部を示す説明図。 図1の信号合成手段が行う信号(波形)の合成を説明する説明図。 図1の超音波探傷装置を用いた超音波探傷(オンライン工程)を含む欠陥検査工程の手順を示すフローチャート。 図1の超音波探傷装置を用いた超音波探傷のオンライン工程とオフライン工程のそれぞれの手順を示すフローチャート。 第2実施形態の超音波探傷装置を示すブロック図。 図7の超音波アレイプローブにおける圧電素子に設定される送信素子群を示し、(A)がその一のパターンを、(B)がその他のパターンを示す説明図。 図8の送信素子群により送信される超音波の波形が平面波である場合を示す説明図。 図8の送信素子群により送信される超音波の波形が、指向性を有する平面波である場合を示す説明図。 図8の送信素子群により送信される超音波の波形が集束波である場合を示す説明図。 図8の送信装素子群により送信される超音波の波形が拡散波である場合を示す説明図。 (A)は、送信素子群により送信される超音波の波形が図11の集束波であるときの受信超音波波形(基本波形)の一例を示すグラフ、(B)は図13(A)の受信超音波波形(基本波形)を処理して第2遅延時間toを除いたグラフ。 超音波アレイプローブを用いた一般的な超音波探傷を説明する説明図。 図14の一般的な超音波探傷により得られた再構成の画像を示す図。 図14の一般的な超音波探傷を含む欠陥検査工程を示すフローチャート。 図16の超音波探傷の手順を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1〜図6)
図1は、第1実施形態の超音波探傷装置を示すブロック図である。この図1に示す超音波探傷装置10は、超音波アレイプローブ11を、音響接触媒質12を用いて検査対象1の表面2に設置し、超音波アレイプローブ11から検査対象1へ超音波Uを送信し、検査対象1の内部及び表面2で反射した超音波Uを超音波アレイプローブ11が受信し、その受信超音波を処理することで検査対象1の内部の欠陥3を検査する。図1では、検査対象1は例えば配管を示す。
超音波アレイプローブ11は、検査対象1へ超音波Uを送受信する超音波素子としての圧電素子13が複数個(N個;Nは自然数)並設されて構成され、更に、図示しない前面板及びダンピング材などを有して構成され、超音波探触子とも称される。圧電素子13は、セラミックスや複合材料、高分子フィルムの圧電効果により超音波Uを発生する圧電素子である。超音波素子は、上述の圧電素子13以外に、超音波Uを発生し得る他の素子または機構であってもよい。また、前面板は、圧電素子13における超音波Uの発信面に取り付けられるものであり、また、ダンピング材は、圧電素子13から発生した超音波Uをダンピングするものである。
超音波アレイプローブ11は、本第1実施形態では、圧電素子13が一元的に配列された一般的にリニアアレイプローブと称されるものであるが、リニアアレイプローブの奥行き方向に圧電素子13を不均一な大きさで分割した1.5次元アレイプローブ、圧電素子13が2次元的に配列されたマトリクスアレイプローブ、リング状の圧電素子13が同心円状に配列されたリングアレイプローブ、リングアレイプローブの圧電素子13を周方向で分割した分割型リングアレイプローブ、圧電素子13が不均一に配置された不均一アレイプローブ、円弧の周方向位置に圧電素子13を配置した円弧状アレイプローブ、球面の表面に圧電素子13を配置した球状アレイプローブなどが挙げられ、もちろん他形状の超音波アレイプローブ11であってもよい。また、超音波アレイプローブ11は、コーキングやパッキングにより気中または水中を問わずに利用できるものも含まれる。
超音波アレイプローブ11の設置に際しては、指向性の高い角度で検査対象1へ超音波Uを入射するために、図示しない楔を利用することもある。この楔は、超音波Uが伝播可能で音響インピーダンスを把握できている等方材である、例えばアクリル、ポリィミド、ゲルなどの高分子材料から構成されるが、上述の高分子材料以外であってもよい。また、楔内の多重反射波が探傷結果に影響を与えないように、楔内外に超音波をダンピングするダンピング材を配置したり、山型の波消し形状を設けたり、多重反射低減機構を備える場合であってもよい。
音響接触媒質12は、例えば水やグリセリン、マシン油、ひまし油、アクリル、ポリスチレンまたはゲル等のように、超音波Uを伝播できる媒質であり、もちろん上述の例以外であっても適用できる。
ここで、超音波アレイプローブ11を用いた一般的な超音波探傷について、図14〜図17を用いて説明する。図14に示すように、検査対象1の内部に超音波Uを任意の探傷屈折角β及び焦点位置で入射させるためには、超音波アレイプローブ11の複数個の圧電素子13に適切な遅延時間を付与して発振させることで、超音波Uの探傷屈折角βや焦点位置の制御が可能になる。
検査対象1に入射角αで入射された超音波Uは、検査対象1の内部にき裂や介在物などの欠陥(反射源)3が存在すると、この欠陥3で超音波Uが反射または散乱し、その反射した超音波Uは、超音波アレイプローブ11の圧電素子13で受信される。これにより得られた受信超音波波形は、設定された探傷屈折角β及び焦点位置に応じた遅延時間に従って合成され、この合成波形は、探傷条件(探傷屈折角β及び焦点位置など)に応じて再構成されて、図15に示すように画像化される。この画像化はB−scanやS−scanと称される。
上述の超音波アレイプローブ11を用いた一般的な超音波探傷を含む欠陥検査工程は、全てオンラインで行われる。つまり、図16に示すように、まず探傷前キャリブレーションを行い(S1)、次に検査対象1に対して超音波探傷を実施する(S2)。
この超音波探傷では、図17に示すように、まず、検査対象1に対する探傷屈折角βや焦点位置などの探傷条件に基づいて遅延時間を算出する(S11)。次に、検査対象1の任意の位置に超音波アレイプローブ11を設置し(S12)、次に、遅延時間に従って検査対象1へ超音波Uを送信する(S13)。その後、圧電素子13毎に得られた受信超音波波形を遅延時間に従って合成し(S14)、次に、この合成波形を探傷条件に応じて再構成し画像化する(S15)。その後、検査対象1に対する超音波アレイプローブ11の設置位置を変更して上述のステップS13〜S15を繰り返す。
一連の探傷が終了した後、図16に示すように、所定の探傷条件数の超音波探傷が終了したか否かを判断し(S3)、終了していなければ、探傷条件を再度設定してステップS2の超音波探傷を繰り返す。ステップS3において所定の探傷条件数の超音波探傷が終了していれば、探傷後キャリブレーションを行って(S4)、欠陥検査工程は終了する。
上述の一般的な欠陥検査工程では、複数の探傷条件(探傷屈折角β及び焦点位置など)に応じて遅延時間を変化させ、その遅延時間に応じて、超音波Uを送信して得られた受信超音波波形を合成するので、超音波探傷におけるステップS11〜S15を探傷条件数だけ繰り返さなければならない。この結果、欠陥検査工程に長時間を要することになる。
これに対し、本第1実施形態の超音波探傷装置10は、図17に示す超音波探傷におけるステップS13の超音波Uの送信を遅延時間を設定することなく行うと共に、ステップS14及びS15をオフライン化することで、超音波探傷のオンライン工程時間を短縮するものである。この超音波探傷装置10は、図1に示すように、超音波アレイプローブ11のほかに、電位差印加手段14、切換手段15、AD変換手段16、伝送記録手段17、駆動素子定義手段18、第1遅延時間計算手段19、信号合成手段20、制御演算手段21及び表示手段22を有して構成される。
電位差印加手段14は、超音波アレイプローブ11における複数個の圧電素子13のそれぞれに所定波形の電位差を印加するものである。電位差印加手段14からの電位差の印加により、圧電素子13は超音波Uを発生する。また、切換手段15は、超音波アレイプローブ11の複数個の圧電素子13のうち、超音波Uを送信させるべく電位差を印加させる1個の圧電素子13を順次切り換えて設定するものである。従って、超音波アレイプローブ11は、図2に示すように、切換手段15により切り換えられた1個の圧電素子13から検査対象1へ超音波Uを順次送信する。
検査対象1の内部及び表面で反射した超音波Uは、超音波アレイプローブ11の全ての圧電素子13により個別に受信される。AD変換手段16は、超音波アレイプローブ11の全ての圧電素子13により個別に受信された受信超音波を離散化(デジタル化)して、最大でN×N個の受信超音波波形(基本波形Uf)を得る。これらの基本波形Ufの総称を受信超音波全波形と称する。
伝送記録手段17は、受信超音波全波形(N×N個の基本波形Uf)を伝送して圧電素子13毎に独立した状態で記録する。この記録に際し、基本波形Ufは、送信した圧電素子13(送信素子)をp、受信した圧電素子13(受信素子)をqとしたとき、Uf(p、q)と記述されて伝送記録手段17に記録される。尚、図2に示す各基本波形Uf(p、q)において、符号4は、超音波Uが検査対象1の表面2で反射した表面エコーを、符号5は、超音波Uが検査対象1の内部の欠陥3で反射した欠陥エコーをそれぞれ表す。
駆動素子定義手段18は、超音波探傷の信号合成(波形合成)に用いられる複数の受信側の圧電素子13をそれぞれ駆動素子として定義する。図3では、1番目から3番目までの圧電素子13が駆動素子と定義され、これらの駆動素子に関する基本波形Uf(p、q)が示されている。ここで、駆動素子は、送信側の圧電素子13と必ずしも同一でなくてもよい。
第1遅延時間計算手段19は、探傷屈折角β及び焦点位置などの探傷条件に基づいて第1遅延時間を計算する。この第1遅延時間は、圧電素子13が超音波Uを送信する送信時に必要な送信用遅延時間と、圧電素子13が超音波Uを受信する受信時に必要な受信用遅延時間とを加算したものである。この第1遅延時間は、本体、例えば圧電素子13から送信される超音波Uが所定の探傷屈折角βを実現するために、圧電素子13に電位差を印加させるタイミングをずらす(遅延させる)ために設定されるものである。
信号合成手段20は、図4に示すように、伝送記録手段17に圧電素子13毎に記録された受信超音波全波形から駆動素子に関する受信超音波波形(基本波形Uf(p、q))を抽出し、これらの基本波形Uf(p、q)を第1遅延時間に従って時間軸を移動した後、これらの基本波形Uf(p、q)を加算または加算平均などにより合成して合成信号(合成波形)6を得る。この合成信号6の欠陥エコー5は、各基本波形Uf(p、q)の欠陥エコー5が合成されてその振幅が増大している。
合成信号(合成波形)6は、信号合成手段20または制御演算手段21により探傷条件に応じて再構成されて画像化される。この再構成により得られた画像と合成信号(合成波形)6との少なくとも一方が表示手段22(図1)に表示されて、検査対象1の内部の欠陥3が可視化される。ここで、制御演算手段21は、本体、切換手段15、AD変換手段16、伝送記録手段17、駆動素子定義手段18、第1遅延時間計算手段19及び信号合成手段20の動作を制御するものである。
次に、この制御演算手段21が制御する超音波探傷装置10の欠陥検査工程を、図5及び図6のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、欠陥検査工程では、まず、超音波探傷装置10の動作を保証したり、感度を調整するために探傷前キャリブレーションを行う(S21)。この探傷前キャリブレーションの後に、超音波探傷のオンライン工程を実施する(S22)。
この超音波探傷のオンライン工程は、図6に示すように、検査対象1の任意の位置に超音波アレイプローブ11を設置し(S22−1)、次に、超音波アレイプローブ11のそれぞれの圧電素子13に、第1遅延時間を設定することなく切換手段15により超音波Uを順次送信させ、検査対象1にて反射または散乱した超音波Uを、超音波アレイプローブ11の全ての圧電素子13で受信させる(S22−2)。この超音波Uの送受信により、最大でN×N個の基本波形Uf(p、q)、つまり受信超音波全波形が得られ、AD変換手段16によりデジタル化された後に伝送記録手段17に記録される。その後、検査対象1に対する超音波アレイプローブ11の設置位置を変更して、ステップS22−2の超音波Uの送受信を実行させる。
この超音波探傷のオンライン工程終了後、図5に示すように、超音波探傷の前と後とで超音波探傷装置10の性能が同等であることを保証する探傷後キャリブレーションを行って(S23)、検査を終了する。
超音波探傷のオンライン工程終了後に、図6に示すように、超音波探傷のオフライン工程を行う(S24)。このオフライン工程では、まず、駆動素子定義手段18により駆動素子を定義させ、第1遅延時間計算手段19により第1遅延時間を計算させる。次に、信号合成手段20により、伝送記録手段17に記録された受信超音波全波形(N×N個の基本波形Uf(p、q))から、駆動素子に関する基本波形Uf(p、q)を抽出し、これらの基本波形Uf(p、9)を、第1遅延時間に従って時間軸を移動させて合成させる(S24−1)。
次に、信号合成手段20または制御演算手段21により、ステップS24−1で合成された合成信号(合成波形)6を探傷条件(探傷屈折角β及び焦点位置など)に応じて再構成して画像化する(S24−2)。これらの合成信号6と再構成により得られた画像との少なくとも一方が表示手段22に表示される。
以上のように構成されたことから、この第1実施形態によれば、次の効果(1)を奏する。
(1)超音波探傷のオンライン工程は、超音波アレイプローブ11の圧電素子13を順次切り換えて行う超音波Uの送信と、超音波アレイプローブ11における全ての圧電素子13による超音波Uの受信とを、所定の探傷条件数にかかわらず一通り実施することで終了する。従って、超音波探傷のオンライン工程時間を短縮でき、この結果、超音波探傷を用いた検査対象1の検査時間を短縮できる。
[B]第2実施形態(図7〜図13)
図7は、第2実施形態の超音波探傷装置を示すブロック図である。この第2実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第2実施形態の超音波探傷装置30が第1実施形態と異なる点は、超音波アレイプローブ11の圧電素子13のうち、連続して配置された全てを除く複数の圧電素子13を送信素子群31とし、この送信素子群31から超音波Uを略同時に送信させて送信超音波の強度を高めると共に、この送信素子群31を切換手段15により順次切り換えるよう構成され、更に、第2遅延時間設定手段32を有して構成された点である。
ここで、図8(A)に示すように、送信素子群31の中心となる圧電素子13を中心素子oとし、送信素子群31を構成する番号が最も大きな圧電素子13を素子aとし、送信素子群31を構成する番号が最も小さな圧電素子13を素子bとすると、送信素子群31はp(a、b)と記述される。素子aから素子bの間に存在する圧電素子13は全て送信素子群31を構成する。
素子a、bの取り得る値(番号)は共に1〜Nであり、1≦a≦b≦Nとなる。また、中心素子oは、送信素子群31に必ず含まれる必要があるため、a≦o≦bとなる。この中心素子oは、素子aと素子bとの中央位置にある必要はなく、素子aや素子bと同じ圧電素子であってもよい。例えば、図8(B)に示すように、超音波探傷アレイプローブ11の端部に送信素子群31が設定される場合には、素子aが中心素子oとなってもよい。
送信素子群31を構成する圧電素子13からは略同時に超音波Uが送信されるが、正確には、図7に示す第2遅延時間設定手段32が、送信素子群31を構成する各圧電素子13に対し、超音波Uの送信タイミングをずらす第2遅延時間を設定する。この第2遅延時間設定手段30により設定された第2遅延時間に基づいて電位差印加手段14が、送信素子群31を構成する各圧電素子13に電位差を印加することで、送信素子群31が送信する超音波Uの超音波波形が所望の波形となる。
例えば、図9に示すように、第2遅延時間設定手段32が、送信素子群31を構成する圧電素子13に均一な第2遅延時間を設定する場合には、送信素子群31が送信する超音波Uの超音波波形は平面波となる。また、図10に示すように、第2遅延時間設定手段32が、送信素子項31を構成する圧電素子13に対し、素子a側から素子b側へ線形状に増加する第2遅延時間を設定する場合には、送信素子群31が送信する超音波Uの超音波波形は、素子b側に指向性を有する平面波となる。
更に、図11に示すように、第2遅延時間設定手段32が、送信素子群31を構成する圧電素子13に対し、中心素子oを中心として素子a、B側に漸次減少する第2遅延時間を設定する場合には、送信素子群31が送信する超音波Uの超音波波形は、ある焦点Fに集束する集束波になる。
また、図12に示すように、第2遅延時間設定手段32が、送信素子群31を構成する圧電素子13に対し、中心素子oを中心として素子a、b側に漸次増加する第2遅延時間を設定する場合には、送信素子群31が送信する超音波Uの超音波波形は、送信素子群31の中心素子oを中心として同心円状に拡散する拡散波となる。この拡散波の場合には、第1実施形態の1個の送信素子pに相当する1個の中心素子oで超音波Uを送信したときと同程度の方位分解能で、且つ送信超音波の強度を高めることが可能になる。
超音波アレイプローブ11の送信素子群31を前述の如くp(a、b)と記述したとき、超音波アレイプローブ11の受信素子qで受信した超音波Uの基本波形は、Uf(p(a、b)、q)と記述される。送信素子群31は、前述のように、中心素子o(第1実施形態の送信素子pに相当)から送信する送信超音波Uの強度を高めるためのみに用いられるものであるため、信号合成手段20が行う信号合成(波形合成)に関しては、Uf(p(a、b)、q)=Uf(p、q)として扱える。
また、超音波アレイプローブ11の送信素子群31による超音波Uの送信と、超音波アレイプローブ11の全ての圧電素子13による超音波Uの受信とは、切換手段15が送信素子群31を切り換える度に実施され、これにより、受信超音波全波形、つまり最大でN×N個の受信超音波波形(基本波形Uf(p(a、b)、q))が得られ、この受信超音波全波形が伝送記録手段17に記録される。
信号合成手段20は、送信素子群31の圧電素子13に第2遅延時間設定手段32によって第2遅延時間が設定されている場合には、伝送記録手段17から抽出した駆動素子に関する受信超音波波形(基本波形Uf(p(a、b)、q))について、送信素子群31の中心素子oに設定された第2遅延時間相当分の時間だけ時間を減少させる。そして、信号合成手段20は、この時間を減少させた受信超音波波形(基本波形Uf(p(a、b)、q))を第1遅延時間に従って時間軸を移動させて合成処理する。
この信号合成手段20が実施する第2遅延時間相当分の時間減少処理を、図11の集束波を形成する送信素子群31について説明する。送信素子群31の中心素子oに設定された第2遅延時間をtoとする。超音波Uの受信により得られた基本波形Uf(p(a、b)、q)は、送信素子群31(p(a、b))の中心素子oから送信された超音波Uが検査対象1での反射等により受信素子qで受信された波形であるとみなすことができる。
このとき、中心素子oから超音波Uが送信される実際のタイミングは第2遅延時間to分遅延しているので、第1実施形態の如く送信素子pのみで送信して得られた基本波形Uf(p、q)に比べて、図13(A)に示すように時間tが第2遅延時間to分遅れている。そこで、Uf(p(a、b)、q)=Uf(p、q)を成立させるために、図13(B)に示すように、基本波形Uf(p(a、b)、q)から第2遅延時間to相当分の時間を減少させるのである。この第2遅延時間相当分の時間減少処理は、ゼロよりも大きな第2遅延時間toが中心素子oに設定されている場合の全てに必要になる。
本第2実施形態の超音波探傷装置30における欠陥検査工程においても、超音波アレイプローブ11を用いた超音波探傷は、オンライン工程とオフライン工程とに分離される。オンライン工程においては、超音波アレイプローブ11の送信素子群31から、第2遅延時間を設定して超音波Uを送信させ、検査対象1にて反射または拡散した超音波Uを超音波アレイプローブ11の全ての圧電素子13で受信し、この送受信を、送信素子群31を変更しながら繰り返し実行することで、受信超音波全波形(N×N個の基本波形Uf(p(a、b)、q))を得る。
超音波探傷のオフライン工程においては、得られた受信超音波全波形から駆動素子に関する受信超音波波形(基本波形Uf(p(a、b)、q))を抽出し、これらの受信超音波波形から第2遅延時間相当分の時間を減少させた後に、この受信超音波波形を、第1遅延時間に従って時間軸を移動させて合成することで合成信号(合成波形)を得、この合成波形を再構成して画像化する。
以上のように構成されたことから、本第2実施形態によれば、次の効果(2)〜(4)を奏する。
(2)超音波探傷のオンライン工程は、超音波アレイプローブ11の送信素子群31を順次切り換えて行う超音波Uの送信と、超音波アレイプローブ11における全ての圧電素子13による超音波Uの受信とを、所定の探傷条件数に拘わらず一通り実施することで終了する。従って、超音波探傷のオンライン工程を短縮でき、この結果、超音波探傷による検査対象1の検査時間を短縮できる。
(3)超音波アレイプローブ11における全ての圧電素子13による超音波Uの受信により得られて伝送記録手段17に記録された受信超音波全波形のうち、駆動素子に関する受信超音波波形を第1遅延時間を反映して合成することで、任意の探傷条件の探傷結果をオフライン工程で再現して、検査対象1の欠陥3を検出する。このとき、超音波アレイプローブ11の送信素子群31から送信される超音波Uが用いられるので、送信超音波の強度が高められて受信超音波の強度も高められ、この結果、検査対象1が厚板であったり溶接部を有している場合であっても、欠陥3の検出感度を向上させることができる。
(4)第2遅延時間設定手段32が、図12に示すように、送信素子群31を構成する圧電素子13に対し、中心素子oを中心として素子a、b側に順次増加する第2遅延時間を設定する場合には、送信素子群31が送信する超音波Uの超音波波形は、中心素子oを中心として同心円状に拡散する拡散波となる。この場合には、第1実施形態の1個の送信素子pに相当する1個の中心素子oで超音波を送信したときと同程度の方位分解能を実現できると共に、送信超音波の強度を向上させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができ、また、それらの置き換えや変更は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 検査対象
3 欠陥
6 合成信号(合成波形)
10 超音波探傷装置
11 超音波アレイプローブ
13 圧電素子(超音波素子)
15 切換手段
17 伝送記録手段(記録手段)
18 駆動素子定義手段
19 第1遅延時間計算手段
20 信号合成手段
22 表示手段
30 超音波探傷装置
31 送信素子群
32 第2遅延時間設定手段
U 超音波
Uf(p、q) 基本波形
Uf(p(a、b)、q) 基本波形
o 中心素子
to 第2遅延時間
β 探傷屈折角

Claims (5)

  1. 検査対象へ超音波を送信し、前記検査対象の内部及び表面で反射した超音波を受信することで前記検査対象の内部を検査する超音波探傷装置において、
    前記検査対象へ超音波を送受信する超音波素子が複数個並設されて構成された超音波アレイプローブと、
    前記超音波アレイプローブの前記超音波素子のうち、超音波を送信させるべき全てを除く複数の前記超音波素子を送信素子群として順次切り換えて設定する切換手段と、
    前記送信素子群が前記切換手段により順次切り換えられながら超音波を送信したときに、前記超音波アレイプローブにおける全ての前記超音波素子のそれぞれが超音波を受信することで得られる受信超音波全波形を、前記超音波素子毎に記録する記録手段と、
    超音波探傷の信号合成に用いられる前記超音波素子を駆動素子として定義する駆動素子定義手段と、
    探傷条件に基づいて送信用及び受信用の第1遅延時間を計算する第1遅延時間計算手段と、
    前記超音波アレイプローブの前記送信素子群が送信する超音波の超音波波形が所望波形となるように、前記送信素子群を構成する前記各超音波素子に対し超音波の送信タイミングをずらす第2遅延時間を設定する第2遅延時間設定手段と、
    前記記録手段に前記超音波素子毎に記録された前記受信超音波全波形から前記駆動素子の受信超音波波形を抽出し、抽出した前記受信超音波波形について前記送信素子群の中心素子に設定された前記第2遅延時間相当分の時間だけ時間を減少させ、時間を減少させた前記受信超音波波形を前記第1遅延時間に従って時間軸を移動して合成することで合成信号を得る信号合成手段と、
    前記合成信号とこの合成信号から再構成された画像との少なくとも一方を表示する表示手段と、を有して構成されたことを特徴とする超音波探傷装置。
  2. 前記第2遅延時間設定手段は、送信素子群が送信する超音波の超音波波形が、前記送信素子群の中心素子から同心円状に拡散する拡散波となるように、前記送信素子群の前記中心素子から両側の超音波素子へ向かって第2遅延時間を漸次増加させて設定することを特徴とする請求項に記載の超音波探傷装置。
  3. 前記第1遅延時間計算手段が基準とする探傷条件が、探傷屈折角及び焦点位置であることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波探傷装置。
  4. 前記超音波素子は、所定波形の電位差の印加により超音波を発生する圧電素子であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の超音波探傷装置。
  5. 検査対象へ超音波を送信し、前記検査対象の内部及び表面で反射した超音波を受信することで前記検査対象の内部を検査する超音波探傷方法において、
    前記検査対象へ超音波を送受信する超音波素子が複数個並設されて構成された超音波アレイプローブを用意し、
    前記超音波アレイプローブの前記超音波素子のうち、超音波を送信させるべき全てを除く複数の前記超音波素子を送信素子群として順次切り換えて超音波を送信させたときに、前記超音波アレイプローブにおける全ての前記超音波素子のそれぞれが超音波を受信することで得られる受信超音波全波形を、前記超音波素子毎に記録し、
    超音波探傷の信号合成に用いられる前記超音波素子を駆動素子として定義すると共に、探傷条件に基づいて送信用及び受信用の第1遅延時間を計算し、
    前記超音波アレイプローブの前記送信素子群が送信する超音波の超音波波形が所望波形となるように、前記送信素子群を構成する前記各超音波素子に対し超音波の送信タイミングをずらす第2遅延時間を設定し、
    前記超音波素子毎に記録された前記受信超音波全波形から前記駆動素子の受信超音波波形を抽出し、抽出した前記受信超音波波形について前記送信素子群の中心素子に設定された前記第2遅延時間相当分の時間だけ時間を減少させ、時間を減少させた前記受信超音波波形を前記第1遅延時間に従って時間軸を移動して合成することで合成信号を得、この合成信号とこの合成信号を再構成した画像との少なくとも一方を表示することを特徴とする超音波探傷方法。
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