JP6517538B2 - 操舵車輪用ナックル - Google Patents

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Description

本発明は、操舵車輪用ナックルに関する。
特許文献1の図1に示されているように、車両の操舵車輪は、ハブベアリングを介してナックルに支持される。ナックルは、ロアアームやダンパ等の協働リンク機構により、車体に対して上下移動可能かつ、キングピン軸周りに回転可能に支持される。ナックルにはステアリングギヤから延びるタイロッドが連結されており、ステアリングホイールの転舵操作力がステアリングギヤおよびタイロッドを介してナックルに伝達され、ナックルないしこれに操舵車輪は、所望の方向に転舵される。
ナックルは、ハブベアリングを介して車輪を支持するナックル本体と、このナックル本体の下部に連結されるスタッドブラケットとを含む。スタッドブラケットには、ボールジョイントを介してロアアームが連結される。ナックル本体にはまた、ブレーキキャリパが取り付けられる。すなわち、ナックル本体には、スタッドブラケットを連結するための取付け穴と、ハブベアリングを固定するための取付け穴と、ブレーキキャリパを取り付けるための取付け穴を設ける必要がある。
図4は、従来のナックル本体の構成例を示す。同図中、符号1はナックル本体を、符号2はスタッドブラケット取付け部を、符号3はハブベアリング取付け部を、符号4はブレーキキャリパ取付け部を、それぞれ示す。スタッドブラケット取付け部2は、下向きの座面21と、この座面21に開けられたねじ穴22とを有する。ハブベアリング取付け部3は、車両内向きの座面31と、この座面31に開けられたねじ穴32とを有する。ブレーキキャリパ取付け部4は、車両内向きの座面41と、この座面41に開けられたねじ穴42とを有する。これらハブベアリング取付け部3、ブレーキキャリパ取付け部4およびスタッドブラケット取付け部2の位置は、ハブベアリング、ブレーキキャリパおよびスタッドブラケットの取付け位置条件等から、比較的近接した位置となる。スタッドブラケット取付け部2は、ロアアーム(図示略)を連結するためのボールジョイント(図示略)のソケット部(図示略)の揺動を許容するためのスペース(図のA部)を確保する必要から、強度上必要な肉厚を確保することが困難な場合がある。また、ブレーキキャリパ取付け部4やスタッドブラケット取付け部2は、その先端が別個独立に延出して片持ち状となっており、強度を維持するためには重量増加が必要となる。さらに、スタッドブラケット取付け部2に設けるねじ穴22は、有底穴とせざるをえず、その形成時に切り子がねじ穴22内に残存して詰まるといった加工不良が発生しやすくなる。
WO2009/004820号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、ナックル本体に設けるべき取付け部の強度を維持しつつ、ナックル本体の軽量化を図ることができ、さらには、穴あけ加工不良の発生を抑制することができる操舵車輪用ナックルを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明によって提供される操舵車輪用ナックルは、ハブベアリングが嵌め込まれるリング部をもつナックル本体と、上記リング部の半径方向外方に延びるように上記ナックル本体に形成された突出部と、上記突出部に形成された第1の座面と、上記突出部に形成され、上記第1の座面と直交する第2の座面と、を備え、上記突出部には、上記リング部の軸線方向一方側に開放した空間部が設けられており、かつ、上記第2の座面には、上記空間部に貫通する取付け穴が形成されていることを特徴とする。
上記第1の座面は、たとえば、ブレーキキャリパを取り付けるための座面として用いられる。上記第2の座面は、たとえば、スタッドブラケットを取り付けるための座面として用いられる。
上記突出部には、第1の座面と第2の座面とが設けられ、これらの座面には、対象物が固定されるが、この突出部には、一方側に開放する空間部が設けられているので、ナックル全体としての重量増加を抑制することができる。また、この突出部に設ける空間部は、一方側に開放していて、コ字状断面を有するので、十分な剛性を保つことができる。その結果、本発明の操舵車輪用ナックルによれば、ブレーキキャリパやスタッドブラケットなどの取付け部の強度を保持しつつ、軽量化を図ることができる。
また、第2の座面に形成される取付け穴は、上記空間部に貫通しているので、この取付け穴に切り子が詰まるといった加工不良の発生を抑制することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかになろう。
本発明の一実施形態に係る操舵車輪用ナックルを車両内方側から見た図である。 図1のII−II線に沿う端面図である。 図1に示した操舵車輪用ナックルの要部斜視図である。 従来例の説明図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る操舵車輪用ナックル(以下、単にナックルという。)を車両の内方側から見た図である。このナックル100は、ハブベアリング(図示略)が嵌挿されるリング部120をもつナックル本体110と、スタッドブラケット200とを有する。ナックル本体110およびスタッドブラケット200は、いずれも、たとえば、金属鋳造物によって形成される。
ナックル本体110には、車両内方(図1の紙面手前方向)を向くハブベアリング用の取付け座面111(図にクロスハッチングを付して示す)が、上記リング部120の周方向に沿って3箇所形成されている。これらの座面111には、それぞれ、取付け穴112が開けられており、ハブベアリング(図示略)は、リング部120に嵌挿された上、取付け穴112を利用してねじ(図示略)を締結することによってナックル本体110に固定される。
ナックル本体110にはまた、リング部120の半径方向外方に向けて延びる第1の突出部130、第2の突出部140および第3の突出部150が一体的に形成されている。
第1の突出部130には、ブレーキキャリパ(図示略)を取り付けるための座面131が形成されており、この座面131には、取付け穴132が開けられている。
第2の突出部140には、ブレーキキャリパ(図示略)を取り付けるための第1の座面141(図にクロスハッチングを付して示す)と、スタッドブラケット200を取り付けるための第2の座面145(図にクロスハッチングを付して示す)とが設けられている。この第2の突出部140の具体的構成については、後述する。
第3の突出部150は、ステアリングギヤ(図示略)から延出するタイロッド(図示略)の先端をボールジョイント300を介して連結するためのアーム部151と、スタッドブラケット200を取り付けるための追加の取付け部152とを有する。
第2の突出部140は、リング部120から略斜め下方に延びた後に下方に向けて湾曲して延びており、車両内方側に開放する空間部142を有する。この空間部142は、図2および図3に良く表れているように、リング部120の外周ないし上記第1の座面111をもつ略円柱部121と、車両外方側に位置する底壁部143と、この底壁部143の前後方向両端部からから車両内方側に立ち上がる一対の側壁部144と、当該第2の突出部140の下方に位置するボス部146の上壁147とで囲まれたボックス状を呈している。
ブレーキキャリパ(図示略)の取付け用座面として機能する第1の座面141は、たとえば、リング部120の軸線と直交する平面内に位置するようにして、上記底壁部143に設けられ、この第1の座面141には、取付け穴148が貫通形成されている。
スタッドブラケット200の取付け用座面として機能する第2の座面145は、第2の突出部140の下方に位置するボス部146の下面に設けられている。この第2の座面146と上記した第1の座面141とは、互いに直交する関係にある。そして、この第2の座面145には、取付け穴149としてのねじ穴が、空間部142に貫通するようにして設けられている。
ブレーキキャリパ(図示略)は、第1の突出部130に設けた座面131および第2の突出部140に設けた第1の座面141の2箇所の座面に設けた取付け穴132,148を利用して、ナックル本体110に締結固定される。
スタッドブラケット200は、第2の突出部140のボス部146の下面に設けた第2の座面145と、第3の突出部150に設けた追加の取付け部152とに設けた取付け穴149,153を利用して、ナックル本体110に締結固定される。図1に仮想線で示すように、スタッドブラケット200には、基端がサスペンションメンバ(図示略)等の車体に連結されたロアアーム400の先端部がボールジョイント410を介して連結される。
以上の構成において、ブレーキキャリパ(図示略)とスタッドブラケット200という2つの対象物が締結固定される第2の突出部140は、一方に開放する空間部142を有するから、このことはナックル100の軽量化に寄与する。そして、空間部142は、有底ボックス状となっていて、コ字状断面をもつから、強い剛性を維持することができる。したがって、上記構成のナックル100においては、軽量化を図りつつ、ブレーキキャリパ(図示略)やスタッドブラケット200等のための取付け部の強度維持を図ることができる。
また、第2の座面145に設けられる取付け穴149は、空間部142に貫通しているので、その形成にあたり、切り子が詰まるといった加工不良の発生を抑制することができる。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施形態に限定されることはなく、請求項に記載した範囲内でのあらゆる設計変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。
100 ナックル
110 ナックル本体
111 取付け座面(ハブベアリング用)
112 取付け穴
120 リング部
130 第1の突出部
131 座面
132 取付け穴
140 第2の突出部
141 第1の座面
142 空間部
143 底壁部
144 側壁部
145 第2の座面
146 ボス部
147 上壁(ボス部の)
148 取付け穴(第1の座面の)
149 取付け穴(第2の座面の)
150 第3の突出部
151 アーム部
152 追加の取付け部
153 取付け穴
200 スタッドブラケット
300 ボールジョイント(タイロッド先端)
400 ロアアーム
410 ボールジョイント

Claims (1)

  1. ハブベアリングが嵌め込まれるリング部をもつナックル本体と、
    上記リング部の半径方向外方に延びるように上記ナックル本体に形成された突出部と、
    上記突出部に形成され、ブレーキキャリパの取付け用の第1の座面と、
    上記突出部に形成され、上記第1の座面と直交する第2の座面と、を備え、
    上記突出部には、上記リング部の軸線方向一方側に開放するとともに上記軸線方向他方側に底壁部を有し、当該底壁部から立ち上がる壁部で囲まれた空間部が設けられており、
    上記第1の座面は上記底壁部に形成されており、
    上記第2の座面には、上記空間部に貫通する取付け穴が形成されていることを特徴とする、操舵車輪用ナックル。
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