JP6517111B2 - 断熱部材 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気管内に添加剤を噴射する噴射弁を収容し排気管に取り付けられる収容部材と排気管との間に設けられて、排気管からの熱が収容部材や噴射弁に伝わるのを抑制する断熱部材に関する。
従来、内燃機関から排出される排気ガスを浄化するシステムの一つに尿素SCRシステム(SCR:Selective Catalytic Reduction)が知られている(例えば特許文献1参照)。この尿素SCRシステムにあっては、内燃機関の排気管内に、排気ガス中のNOxを還元浄化するための触媒部が設けられるとともに、その触媒部の上流に添加剤としての尿素水(還元剤)を噴射する噴射弁が設けられる。
ここで、排気ガスは高温であり、噴孔が形成された噴射弁のノズル先端部は高温の排気ガスにさらされる。ノズル先端部が高温になると、ノズル先端部に排気ガス中に含まれる異物(PM(粒子状物質)、未燃燃料、潤滑油、添加剤、又はこれらが化学反応して生成された物質)がデポジットとして付着しやすくなり、デポジットが噴孔を詰まらせる等の不具合を誘発するおそれがある。
添加弁を高温の排気ガスによる熱外から保護すべく、特許文献1では、収容部材(放熱部材)に添加弁を収容して、添加弁の熱をこの収容部材を通じて外部に放熱するようにしている。特許文献1の収容部材は、断熱部材としての断熱ガスケットを介して排気管に取り付けられている。
特開2013−238167号公報
噴射弁に伝わる熱の大半が排気管壁面から伝わる熱であるので、排気管から収容部材や噴射弁への伝熱量をできるだけ低減する必要がある。
そこで、本発明は、排気管と収容部材との間に設けられる断熱部材において、排気管から収容部材や噴射弁への伝熱をより抑制できる断熱部材を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の断熱部材は、内燃機関の排気管内に添加剤を噴射する噴射弁を収容し前記排気管に取り付けられる収容部材と前記排気管との間に設けられ、
前記収容部材よりも低い熱伝導率を有した低熱伝導部材と、
前記低熱伝導部材中に一部が外気に接するよう設けられ、前記低熱伝導部材よりも高い熱伝導率を有した高熱伝導部材と、
を備えることを特徴とする。
特許文献1等の従来の断熱部材は、熱伝導率が低い低熱伝導部材のみから構成されているのに対し、本発明の断熱部材は、低熱伝導部材中に熱伝導率が高い高熱伝導部材を備えている。この高熱伝導部材は、低熱伝導部材に比べて熱伝導率が高く、さらに、一部が外気に接するように設けられるので、低熱伝導部材に伝わった熱を高熱伝導部材を介して放熱することができる。このように、高熱伝導部材が設けられることで、断熱部材に放熱機能を付与することができる。これにより、排気管から断熱部材を介して収容部材や噴射弁に熱が伝わるのをより抑制できる。
排気管に、噴射弁を収容したアダプタ及び断熱部材が取り付けられた状態を示した断面図である。 断熱部材の平面図である。 断熱部材を図2のIII−III線で切ったときの断面図である。 図1のA部の拡大図である。 排気管に、噴射弁を収容したアダプタ及び断熱部材が取り付けられた状態を示した断面図であり、排気ガスから排気管、断熱部材及びアダプタへの熱の移動を示した図である。 断熱部材を図5のVI−VI線で切ったときの断面図であり、低熱伝導部材から高熱伝導部材への熱移動及び高熱伝導部材から外気への熱移動を示した図である。 高熱伝導部材有り、凸部無しの構成と、高熱伝導部材無し、凸部無しの構成の間でアダプタへの熱移動量を比較した図である。 高熱伝導部材有り、凸部有りの構成と、高熱伝導部材無し、凸部無しの構成の間でアダプタへの熱移動量を比較した図である。 凸部を有しない断熱部材を用いた場合における図1のA部に対応する図である。 変形例1に係る断熱部材の平面図である。 変形例2に係る断熱部材の平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に示すように、噴射弁2は、後述するアダプタ1を介して、車両に搭載されたディーゼルエンジン等の内燃機関の排気管4に取り付けられている。なお、排気管4は、車両の床下において外気に露出する位置に配置されている。噴射弁2は、一方向に長い形状に形成されて、長手方向の先端側に円筒形状のノズルボディ21を有して、そのノズルボディ21の先端22が排気管4内に露出する形で設けられる。噴射弁2は、先端22に形成された噴孔から排気管4内に添加剤としての尿素水を噴射する。噴射弁2は、噴射弁2の軸線L1が例えば排気管4に対して直角となるように設置されるが、SCR触媒のほう(下流側)に傾いて設置されたとしても良い。
噴射弁2より下流の排気管4内には排気ガス中のNOxを選択的に還元浄化するSCR触媒が設置されている。噴射弁2から添加された尿素水が排気熱により加水分解されることによりアンモニア(NH3)が生成される。そのアンモニアとNOxとの還元反応がSCR触媒において行われることで、NOxは水や窒素に分解(浄化)する。このように、噴射弁2は尿素SCRシステムの一部を構成する。
噴射弁2は収容部材としてのアダプタ1に収容されて、そのアダプタ1が排気管4に取り付けられている。アダプタ1は、排気管4の外側に配置されて、本体部11と、本体部11の下部(排気管4側の端部)から側方に突出するように形成された複数(本実施形態では2つ)のフランジ部12と、本体部11の下部中央部からアダプタ1の軸方向(アダプタ1への噴射弁2の挿入方向であって、後述する収容空間13の軸線方向)に突出するように形成された先端突出部18とを備えている。
本体部11及び先端突出部18は同軸の筒形状に形成されている。すなわち、本体部11及び先端突出部18には、本体部11の上端から先端突出部18の下端(先端)までを貫通する貫通孔13が形成されている。その貫通孔13は、噴射弁2を収容する収容空間とされている。収容空間13には、噴射弁2の先端22からの一部、具体的にはノズルボディ21の全部及びノズルボディ21より上流側部分23の一部が収容される。収容空間13のノズルボディ21が配置される部分はノズルボディ21の径と同一径に形成されている。すなわち、ノズルボディ21の外周面は、収容空間13の壁面に接触している。なお、収容空間13の壁面とノズルボディ21の外周面の間に他の部材(例えば熱伝導率が高い部材)を介在させて、その部材を介してノズルボディ21の外周面と収容空間13の壁面とを接触させても良い。また、本実施形態では、先端22は、先端突出部18の先端位置よりも上側(本体部11側)に配置されるが、先端突出部18の先端と一致する位置に配置されたとしても良い。
なお、噴射弁2の上流端からの一部はカバー部材52に収容されている。そのカバー部材52は本体部11の上端に取り付けられている。カバー部材52により、噴射弁2が軸方向に移動してしまうのを規制している。
フランジ部12は2箇所に形成されており、各フランジ部12は本体部11を間に挟んで互いに反対方向の側方に突出している。各フランジ部12にはボルト孔15が形成されている。また、排気管4には、アダプタ1を取り付けるための取付部41が形成されている。その取付部41は平面状の取付面42(外面)を有する。また、取付部41にはボルト孔44が形成されている。これらボルト孔15、44にボルト51が挿入されることで、アダプタ1が、後述する断熱部材3を介して取付部41(排気管4)に取り付けられている。
また、本体部11及び各フランジ部12は、同一平面を形成する端面16を有する。その端面16が、断熱部材3を介して取付面42に接触する接触面となる。端面16は排気管4の取付面42に対向する位置関係(平行な位置関係)で配置される。また、端面16には、断熱部材3(排気管4)との接触面積を抑えるために部分的に凹部17が形成されている。その凹部17は、例えば、先端突出部18とボルト孔15の間の位置に形成される。
取付部41には、ボルト孔44の他に、取付面42と排気管4の内壁面の間を貫通する貫通孔43が形成されている。その貫通孔43は、先端突出部18よりも大きい径に形成されており、先端突出部18は、先端側の一部が貫通孔43に配置される。これによって、噴射弁2の先端22が排気管4内に露出する。
アダプタ1(本体部11)の内部には、噴射弁2を冷却するための冷却液が循環する管路14が形成されている。この管路14には、冷却液として内燃機関の冷却水が流れる。管路14は、ノズルボディ21の高さ位置においてノズルボディ21を取り囲むように形成されている。
アダプタ1は、噴射弁2を排気管4に取り付ける役割を有するとともに、噴射弁2を冷却する役割(噴射弁2の熱を放熱する役割)を有する。そのため、アダプタ1は、管路14を循環する冷却液により効率的に冷却されるよう熱伝導率の高い材質により形成され、具体的には例えばアルミニウム(例えばADC12等のアルミダイカスト)により形成される。アダプタ1の熱伝導率は例えば100W/m・K以上である。
先端突出部18の周囲を取り囲むように筒形状のプレート部材6が設けられている。このプレート部材6の根本には径方向外側に突出したフランジ部62が形成されている。このフランジ部62がアダプタ1と断熱部材3の間に挟み込まれることで、プレート部材6は固定されている。また、プレート部材6の先端には開口61が形成されており、この開口61から噴射弁2の先端22が露出している。プレート部材6の内周面と、先端突出部18の外周面の間には隙間が形成されている。この隙間により、先端突出部18及びノズルボディ2に高温の熱が伝達されるのを抑制している。プレート部材6の材質は例えばステンレス製とすることができる。これにより、噴射された尿素水に対する耐腐食性や、高温の排気ガスに対する耐熱性を備えさせることができる。
アダプタ1と排気管4(取付部41)の間には、排気管4からアダプタ1や噴射弁2に熱が伝わるのを抑制するための断熱部材3が配置されている。その断熱部材3は、板状に形成されるとともに、図2の平面視で見たときにアダプタ1のフランジ部12が形成された位置におけるアダプタ1の断面形状(収容空間13の軸線方向に直交する平面で切ったときのアダプタ1の断面形状)と同様の形状に形成される。すなわち、断熱部材3は、アダプタ1の本体部11と同様の平面視形状に形成された中央部3aと、その中央部3aを間に挟んで互いに反対側に位置して、アダプタ1のフランジ部12と同様の平面視形状に形成された2つの側方部3bとを備える。
中央部3aは、本体部11に対向する位置に配置されている。中央部3aには、断熱部材3の厚さ方向(図2の紙面に直交する方向。図3の上下方向)に貫通する平面視円状の貫通孔341が形成されている。その貫通穴341には、先端突出部18、噴射弁2の先端22からの一部、及びプレート部材6が配置されている。
側方部3bには、断熱部材3の厚さ方向に貫通する平面視楕円状の貫通孔342が形成されている。側方部3bは、フランジ部12に対向する位置において、貫通孔342がフランジ部12のボルト孔15及び排気管4のボルト孔44に一致するように配置される。そして、アダプタ1を排気管4に固定するためのボルト51が、貫通孔342にも挿入されることで、断熱部材3は、排気管4(取付部41)とアダプタ1の間に固定される。
断熱部材3は、図3に示すように、低熱伝導部材31と高熱伝導部材32とシール部材33とを備えている。低熱伝導部材31は、断熱部材3の大部分を構成する部材であり、断熱部材3の全体形状と同等の形状に形成される。すなわち、低熱伝導部材31は、板状に形成されるとともに、中央部3aと2つの側方部3bとを有した形状(図2参照)に形成される。また、低熱伝導部材31の平面視における外形(図6に示す外形)は、断熱部材3全体の平面視における外形(図2に示す外形)と同じ形状を有する。また、低熱伝導部材31の図3に示す断面視における外形も、断熱部材3全体の断面視における外形とほぼ同じ形状(厳密には、断熱部材3からシール部材33を除いた外形と同じ形状)を有する。また、低熱伝導部材31の、アダプタ1の端面16側を向いた板表面と排気管4の取付面42側を向いた板表面の両方は平面に形成されている。
低熱伝導部材31は、アダプタ1及び排気管4(例えばステンレス)よりも熱伝導率が低い材質(断熱材)で形成されている。具体的には、低熱伝導部材31は例えばセラミックスにより形成される。低熱伝導部材31の熱伝導率は低いほど好ましく、好ましくは10W/m・K以下、より好ましくは1W/m・K以下であるのが好ましい。
高熱伝導部材32は、低熱伝導部材31よりも熱伝導率が高い材質(例えば、銅やアルミニウムなど)により形成される。高熱伝導部材32の熱伝導率は、アダプタ1の熱伝導率と同等であっても良いし、アダプタ1の熱伝導率より低くても良いし、アダプタ1の熱伝導率より高くても良い。
高熱伝導部材32は、一部を低熱伝導部材31から露出させる形で低熱伝導部材31中に設けられる。具体的には、高熱伝導部材32は、低熱伝導部材31の板厚よりも薄い薄板状に形成されている。そして、高熱伝導部材32は、高熱伝導部材32の一方の板表面が低熱伝導部材31の表面311、312(アダプタ1側、排気管4側に向いた面)と同一平面を形成するように低熱伝導部材31中に設けられる。すなわち、低熱伝導部材31の表面311、312には、高熱伝導部材32の板厚と同じ厚さ且つ同じ形状の溝313(図4参照)が形成されており、その溝313に圧入される形で高熱伝導部材32が設けられる。また、図3に示すように、高熱伝導部材32の板厚方向が、低熱伝導部材31の板厚方向、言い換えると排気管4の取付面42からアダプタ1の端面16に向かう方向(取付面42、端面16の法線方向)と一致している。
さらに、低熱伝導部材31の両側方部3bの中心を通る線(図2のIII−III線)の方向を長手方向、その長手方向と厚さ方向(図3の上下方向)の両方に直角な方向を短手方向(図2の上下方向)としたとき、高熱伝導部材32は、低熱伝導部材31の短手方向に延びる形状に形成されている。具体的には、高熱伝導部材32は、低熱伝導部材31の短手方向において低熱伝導部材31の両端部間を貫通する長さを有する。すなわち、高熱伝導部材32は、図6に示すように、低熱伝導部材31の短手方向に位置する一方の端部314から他方の端部315までの全範囲を占める長さを有する。このとき、低熱伝導部材31の短手方向(図6の上下方向)を高熱伝導部材32の長手方向、低熱伝導部材31の長手方向(図6の左右方向)を高熱伝導部材32の短手方向としたとき、高熱伝導部材32の長手方向の両端部321は、低熱伝導部材31の両端部314、315に対して非突出となっており、すなわち両端部314、315と同一平面を形成する。
このように、図6に示すように、高熱伝導部材32の一方の板表面322と、長手方向の両端部321とが低熱伝導部材31から露出(低熱伝導部材31に非接触)し、他方の板表面及び短手方向の両端部323は低熱伝導部材31に接触している。
図3に示すように、高熱伝導部材32は低熱伝導部材31中の4箇所に配置されている。ここで、断熱部材3は、その厚さ方向(図3の上下方向)に直角な平面100に対して対称な形状に形成されており、さらに、平面100と図2のIII−III線の両方に直角な平面101に対しても対称な形状に形成されている。なお、平面100は、低熱伝導部材31の厚さ方向の中心位置を通る平面である。また、平面101は、中央の貫通孔341の中心を通る平面である。そのため、4つの高熱伝導部材32は、互いに同じ形状又は対称形状に形成されるとともに、これら平面100、101に対して対称な位置に配置される。すなわち、高熱伝導部材32は、低熱伝導部材31の両方の表面311、312に配置され、且つ、中央の貫通孔341と右側の貫通孔342の間と、中央の貫通孔341と左側の貫通孔342の間の両方に配置されている。このとき、一方の表面311に配置された高熱伝導部材32と、他方の表面312に配置された高熱伝導部材32とは平面100に対して等距離の位置関係となっている。また、中央の貫通孔341より右側に配置された高熱伝導部材32と、左側に配置された高熱伝導部材32とは平面101に対して等距離の位置関係となっている。
また、中央の貫通孔341より右側に配置された2つの高熱伝導部材32は、間隔を空けて互いに対向する位置関係となっている。同様に、中央の貫通孔341より左側に配置された2つの高熱伝導部材32は、間隔を空けて互いに対向する位置関係となっている。また、2つの高熱伝導部材32の厚さの合計値よりも、低熱伝導部材31の厚さのほうが大きく、そのため、厚さ方向に対向する2つの高熱伝導部材32の間には、低熱伝導部材31が介在している。
さらに、各高熱伝導部材32は、少なくとも一部がアダプタ1の凹部17(図1参照)に対向する位置に配置されている。これによって、アダプタ1の端面16と、シール部材33を介した高熱伝導部材32との接触面積を減らすようにしている。このように、断熱部材3からアダプタ1への伝熱を抑制するために、端面16には、シール部材33を介して低熱伝導部材31を接触させるのが好ましい。
各高熱伝導部材32の形状(大きさ、厚さ)や個数は適宜に設定することができるが、断熱部材3の厚さ方向に占める高熱伝導部材32の割合を大きくしすぎると、排気管4からアダプタ1への伝熱量が増加するおそれがある。そのため、厚さ方向に対向配置された複数(本実施形態では2つ)の高熱伝導部材32の厚さの合計は、例えば低熱伝導部材31の厚さの半分以下とするのが好ましい。また、高熱伝導部材32は、厚さ方向に直角な方向(図6の紙面の面内方向)に対してある程度広範囲な大きさに形成された場合には、低熱伝導部材31から高熱伝導部材32への伝熱を促進できる。ただし、高熱伝導部材32は、図6の紙面の面内方向に大きすぎても、高熱伝導部材32からアダプタ1への伝熱量が多くなってしまう。そこで、高熱伝導部材32は、アダプタ1の端面16に接触しない部分(具体的には凹部17の対向位置)においてできるだけ図6の紙面の面内方向で広範囲な大きさを有するのが好ましい。
シール部材33は、低熱伝導部材31の両表面311、312において、例えばリベットにより低熱伝導部材31に取り付けられている。シール部材33は、例えば低熱伝導部材31よりも板厚が薄い薄板状に形成されるとともに、図2の平面視から見て低熱伝導部材31の平面視形状(図6参照)と同様の平面視形状(中央部3aと2つの側方部3bとを有した形状)に形成される。図2には、シール部材33の平面視形状が図示されている。
シール部材33は、排気管4を流れる排気ガスが、排気管4と断熱部材3の間の隙間や、断熱部材3とアダプタ1の間の隙間から外部に漏れるのを抑制する部材である。具体的には、シール部材33は、低熱伝導部材31よりも表面粗さが小さく、且つ耐熱性に優れた材質(例えばステンレス等の金属)により形成される。このように、排気管4と低熱伝導部材31の間、及び低熱伝導部材31とアダプタ1の間に、表面粗さが小さいシール部材33を介在させることで排気ガスの漏れを効果的に抑制できる。
図4に示すように、低熱伝導部材31のアダプタ1側に向いた表面311に配置されたシール部材33の表面331が、アダプタ1の端面16と接触する。低熱伝導部材31の排気管4側に向いた表面312に配置されたシール部材33の表面331が、排気管4の取付面42に接触する。このとき、シール部材33と、アダプタ1、排気管4との接触面積を減らすために、シール部材33の表面331には部分的に凸部332が形成されている。凸部332は、シール部材33とアダプタ1、排気管4とが接触する位置に形成される。具体的には、凸部332は、図2に示すように、中央の貫通孔341の周囲と、左右2つの貫通孔342の周囲の3箇所に形成されている。図2では、上側に配置されたシール部材33の凸部332を示しているが、下側のシール部材33においても、3つの貫通孔341、342の周囲に凸部332が形成されている。
これによって、図4に示すように、上側に配置されたシール部材33の凸部332とアダプタ1の端面16とが接触し、凸部332以外は端面16に接触していない。同様に、下側に配置されたシール部材33の凸部332と排気管4の取付面42とが接触し、凸部332以外は取付面42に接触していない。
さらに、シール部材33の、低熱伝導部材31の表面311、312に接触する面である背面333には、部分的に凸部334が形成されている。本実施形態では、凸部334は、中央の貫通孔341の周囲1箇所のみに形成されている。凸部334は、高熱伝導部材32とシール部材33との間に空気層35が形成されるように、高熱伝導部材32の付近に形成されるのが好ましい。本実施形態では、凸部334は、背面333のうち、高熱伝導部材32の対向位置を外した部分に形成されているが、高熱伝導部材32の対向位置に形成されたとしても良い。この場合には、凸部334は高熱伝導部材32に接触する。
このように、シール部材33の背面333にも凸部334が形成されることで、その凸部334が低熱伝導部材31の表面311、312と接触し、シール部材33と低熱伝導部材31や高熱伝導部材32の間に部分的に空気層35が形成される。なお、凸部334から離された位置では、シール部材33の背面333と、低熱伝導部材31の表面311、312とが直接接触している。
また、上述したように断熱部材3は平面100、101(図3参照)に対して対称形状に形成されることから、シール部材33は平面100、101に対して対称形状に形成される。すなわち、上側に配置されるシール部材33と、下側に配置されるシール部材33は互いに同一形状に形成され、具体的には平面100に対して対称位置に凸部332、334が形成されている。また、各シール部材33は、平面101に対して対称位置に凸部332、334が形成されている。
なお、低熱伝導部材31の表面311、312を覆うようにシール部材33が配置されるので、図2の平面視の方向から見ると、高熱伝導部材32の表面322(図6参照。低熱伝導部材31に対して露出した表面)は、シール部材33に対しては非露出となっている。一方、高熱伝導部材32の両端部321(図6参照)は、低熱伝導部材31に対しても、シール部材33に対しても露出している。上述したように排気管4は車両の床下において外気に露出する位置に配置されるので、断熱部材3の、アダプタ1や排気管4に接触していない部分は外気に接している。つまり、高熱伝導部材32の両端部321は外気に接している。
次に、本実施形態の作用効果を図5、図6を参照して説明する。図5、図6の波線矢印は熱の移動を示している。排気管4には高温の排気ガスが流れ、その排気ガスが排気管4の壁面に接することで、排気管4の壁面の温度は高温となる。具体的には例えば断熱部材3が取り付けられる取付部41の温度は150〜300℃程度となる(図5参照)。
本実施形態では、アダプタ1を高温の取付部41に直接取り付けないで、間に断熱部材3を介在させる。その断熱部材3は、大部分が低熱伝導部材31で形成されているので、高温の取付部41からアダプタ1への伝熱を抑制できる。加えて、断熱部材3中(低熱伝導部材31中)に高熱伝導部材32が配置され、その高熱伝導部材32は、低熱伝導部材31よりも熱伝導率が高く、一部321が外気に接しているので、低熱伝導部材31の熱を、高熱伝導部材32を介して外気に放熱することができる(図5、図6参照)。つまり、排気管4から低熱伝導部材31に伝わった熱は、外気に接している高熱伝導部材32に伝わる。そして、高熱伝導部材32に伝わった熱は、両端部321から外気に放熱されて、高熱伝導部材32の温度上昇が抑えられる。高熱伝導部材32の温度は例えば50℃〜100℃程度となり(図6参照)、取付部41の温度(例えば150℃〜300℃程度)に比べて低くすることができる。高熱伝導部材32の温度上昇が抑えられることで、低熱伝導部材31から高熱伝導部材32への伝熱が促進されて、高熱伝導部材32に熱が伝わる分、低熱伝導部材31からアダプタ1に伝わる熱量を抑えることができる。
また、高熱伝導部材32は、低熱伝導部材31の短手方向の両端部を貫通する形で設けられ、高熱伝導部材32の短手方向の両端部323(図6参照)の全部が低熱伝導部材31に接しているので、低熱伝導部材31から高熱伝導部材32への伝熱を促進できる。さらに、高熱伝導部材32は、2箇所の位置で外気に接しているので、外気への放熱を促進できる。
さらに、高熱伝導部材32は、断熱部材3中の4箇所に配置されて、具体的には中央の貫通孔341に対して左側と右側の両側に配置されており、さらに、断熱部材3の下側(排気管4側)と上側(アダプタ1側)にも配置されており、つまり断熱部材3の上下左右の各部に配置されているので、断熱部材3の各部において放熱を行うことができる。
また、シール部材33の表面331及び背面333には部分的に凸部332、334が形成されており、その凸部332、334で相手側の面(アダプタ1の端面16、排気管4の取付面42、低熱伝導部材31の表面311、312)と接触させるようにしたので、図9のように凸部を有しない構成に比べて、シール部材33と相手側の面との接触面積を減らすことができる。そして、接触面積が減ることで、シール部材33と相手側の面との接触圧であるシール面圧を増加できる。よって、排気管4と断熱部材3の間、又は断熱部材3とアダプタ1の間、又は低熱伝導部材31とシール部材33の間から排気ガスが外部に漏れるのを効果的に抑制でき、シール部材33のシール性能を向上できる。
さらに、下側のシール部材33に形成された凸部332によって、断熱部材3と排気管4との接触面積を減らすことができる。その接触面積が減ることで、排気管4から断熱部材3への伝熱を抑制でき、ひいては排気管4からアダプタ1や噴射弁2への伝熱を抑制できる。同様に、上側のシール部材33に形成された凸部332によって、断熱部材3とアダプタ1との接触面積を減らすことができる。その接触面積が減ることで、断熱部材3からアダプタ1や噴射弁2への伝熱を抑制できる。
また、シール部材33の背面333に形成された凸部334によって、シール部材33と低熱伝導部材31の間に、熱伝導率が低い空気層35が形成されるので、排気管4から下側のシール部材33に伝わった熱が低熱伝導部材31に伝わるのを抑制できる。同様に、低熱伝導部材31から上側のシール部材33への伝熱を抑制できる。このように、断熱部材3の厚さ方向に空気層35が介在することで、厚さ方向に熱が伝わるのを抑制でき、ひいては排気管4からアダプタ1や噴射弁2への伝熱を抑制できる。特に、高熱伝導部材32は低熱伝導部材31の表面311、312に配置されて、空気層35は高熱伝導部材32に接触する位置に形成されるので、高熱伝導部材32の空気との接触面積を増やすことができ、高熱伝導部材32の温度上昇を効果的に抑制できる。
また、高熱伝導部材32は、少なくとも一部が凹部17(図1参照)に対向する位置に配置されているので、高熱伝導部材32に伝わった熱が、アダプタ1の端面16に伝わってしまうのを抑制できる。
また、断熱部材3は、上下対称(図3の平面100に対して対称)に形成されているので、断熱部材3の両表面のどちらをアダプタ1側にしても組み付けることができる。さらに、断熱部材3は、左右対称(図3の平面101に対して対称)に形成されているので、断熱部材3の両側方部3bのうちどちらを右側にしても組み付けることができる。このように、断熱部材3が上下、左右対称形状に形成されることで、断熱部材3の組付け性を向上できる。
ここで、図7、図8は、本実施形態の効果を示す実験結果を示している。具体的には、図7は、本実施形態の断熱部材3に対して凸部332、334を省略した構成の断熱部材3c(図9参照)を用いた場合におけるアダプタ1への熱移動量を左側に示し、図9の断熱部材3cに対してさらに高熱伝導部材32を省略した構成の断熱部材を用いた場合におけるアダプタ1への熱移動量を右側に示している。図7に示すように、高熱伝導部材32が無い場合には熱移動量が100Wとなるのに対し、高熱伝導部材32が有る場合には熱移動量が77.5Wに低減する。
また、図8は、本実施形態の断熱部材3(高熱伝導部材32有り、且つ凸部332、334有り)を用いた場合におけるアダプタ1への熱移動量を左側に示し、高熱伝導部材32と凸部332、334の両方を省略した構成の断熱部材を用いた場合におけるアダプタ1への熱移動量を右側に示している。図8に示すように、高熱伝導部材32と凸部332、334の両方が無い場合には熱移動量が100Wとなるのに対し、高熱伝導部材32と凸部332、334の両方を設けることで熱移動量が66.3Wに低減する。また、図7の左側の結果と、図8の左側の結果を比較すると、凸部332、334を設けることで、熱移動量が77.5Wから66.3Wに低減する。
(変形例)
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態では、アダプタ及び断熱部材を2箇所で排気管に取り付ける例を示したが、何箇所で排気管に取り付けたとしても良い。
図10は、3箇所に排気管への取付部が形成された断熱部材3dの平面視を示している。なお、図10において、上記実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。断熱部材3dは平面視で略三角形状に形成されている。断熱部材3dの中央付近には、アダプタの先端突出部、噴射弁の先端側の一部、及びプレート部材が配置される貫通孔341が形成されている。断熱部材3dの三角形における各頂点付近には、排気管に取り付けるためのボルト挿入孔342が形成されている。つまり、3箇所にボルト挿入孔342が形成されている。
ボルト挿入孔342の個数以外は上記実施形態と同様である。すなわち、各ボルト挿入孔342と中央の貫通孔341の間には高熱伝導部材32が配置される。また、シール部材33の表面には部分的に凸部332が形成されている。その凸部332は、上記実施形態と同様に各貫通孔341、342の周囲に形成されている。なお、アダプタも、断熱部材3dと同様の平面視形状を有する。これによっても上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、図11に示す断熱部材3eのように、高熱伝導部材36は低熱伝導部材31から一部361が突出するように設けられたとしても良い。高熱伝導部材36は、低熱伝導部材31の短手方向において低熱伝導部材31の両端部を貫通するとともに、その両端部からさらに側方に突出した突出部361を有する。各突出部361は外気に接している。これによれば、高熱伝導部材の外気に接する部分を増加できるので、断熱部材をより放熱しやすくできる。
また、上記実施形態では、高熱伝導部材を低熱伝導部材の表面に配置した例を説明したが、高熱伝導部材の両表面が非露出となるように低熱伝導部材の内部に高熱伝導部材を差し込んでも良い。この場合も、高熱伝導部材の一部を外気に接するようにすれば、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上記実施形態では、断熱部材を対称形状とするために、高熱伝導部材や凸部を対称配置していたが、断熱部材は上下、左右に対して非対称な形状であっても良く、つまり、高熱伝導部材や凸部は非対称に配置しても良い。また、高熱伝導部材は少なくとも1箇所に配置されていれば良い。また、高熱伝導部材の形状は、上記のように板状である必要はなく、例えば丸棒状などどのような形状であっても良い。
また、上記実施形態では、シール部材に凸部を設けた例を説明したが、凸部を省略しても良い。この場合であっても、高熱伝導部材が無い従来構成に比べると、アダプタへの熱移動量を低減できる(図7参照)。また、凸部を省略することで、シール部材を製造しやすくできる。
さらに、凸部は、シール部材に接触する相手側の面側に形成されたとしても良く、すなわち、排気管の取付面、アダプタの端面、低熱伝導部材や高熱伝導部材の表面に凸部が形成されても良い。これによっても、シール面圧を向上できるとともに、断熱部材と、排気管やアダプタとの接触面積を減少できる。
1 アダプタ(収容部材)
2 噴射弁
3、3c、3d、3e 断熱部材
4 排気管
31 低熱伝導部材
32、36 高熱伝導部材

Claims (11)

  1. 内燃機関の排気管(4)内に添加剤を噴射する噴射弁(2)を収容し前記排気管に取り付けられる収容部材(1)と前記排気管との間に設けられ、
    前記収容部材よりも低い熱伝導率を有した低熱伝導部材(31)と、
    前記低熱伝導部材中に一部(321、361)が外気に接するよう設けられ、前記低熱伝導部材よりも高い熱伝導率を有した高熱伝導部材(32、36)と、
    を備え、
    前記低熱伝導部材の前記収容部材側に向いた表面(311)から前記排気管側に向いた表面(312)への方向を厚さ方向として、
    前記高熱伝導部材は前記低熱伝導部材中の前記厚さ方向に直角な面内方向における一部の箇所に設けられ
    前記低熱伝導部材の前記収容部材側に向いた表面又は前記排気管側に向いた表面に溝(313)が形成されており、
    前記高熱伝導部材は前記低熱伝導部材の前記収容部材側に向いた表面又は前記排気管側に向いた表面と同一平面を形成するように前記溝に設けられることを特徴とする断熱部材(3、3c、3d、3e)。
  2. 内燃機関の排気管(4)内に添加剤を噴射する噴射弁(2)を収容し前記排気管に取り付けられる収容部材(1)と前記排気管との間に設けられ、
    前記収容部材よりも低い熱伝導率を有した低熱伝導部材(31)と、
    前記低熱伝導部材中に一部(321、361)が外気に接するよう設けられ、前記低熱伝導部材よりも高い熱伝導率を有した高熱伝導部材(32、36)と、
    前記低熱伝導部材の前記収容部材側に向いた面(311)及び前記排気管側に向いた面(312)の両面に配置され、排気ガスが外部に漏れるのを抑制するシール部材(33)とを備え、
    前記シール部材は、前記収容部材又は前記排気管の側に向いた面(331)に凸部(332)を有し、その凸部が前記収容部材又は前記排気管に接触することを特徴とする断熱部材(3、3d、3e)。
  3. 内燃機関の排気管(4)内に添加剤を噴射する噴射弁(2)を収容し前記排気管に取り付けられる収容部材(1)と前記排気管との間に設けられ、
    前記収容部材よりも低い熱伝導率を有した低熱伝導部材(31)と、
    前記低熱伝導部材中に一部(321、361)が外気に接するよう設けられ、前記低熱伝導部材よりも高い熱伝導率を有した高熱伝導部材(32、36)と、
    前記低熱伝導部材の前記収容部材側に向いた面(311)及び前記排気管側に向いた面(312)の両面に配置され、排気ガスが外部に漏れるのを抑制するシール部材(33)とを備え、
    前記シール部材が前記収容部材及び前記排気管に接触し、
    前記シール部材は、前記低熱伝導部材の側に向いた面(333)に凸部(334)を有し、その凸部が前記低熱伝導部材又は前記高熱伝導部材に接触することを特徴とする断熱部材(3、3d、3e)。
  4. 内燃機関の排気管(4)内に添加剤を噴射する噴射弁(2)を収容し前記排気管に取り付けられる収容部材(1)と前記排気管との間に設けられ、
    前記収容部材よりも低い熱伝導率を有した低熱伝導部材(31)と、
    前記低熱伝導部材中に一部(361)が外気に接するよう設けられ、前記低熱伝導部材よりも高い熱伝導率を有した高熱伝導部材(36)と、
    を備え、
    前記高熱伝導部材は、前記低熱伝導部材から一部(361)が突出するよう設けられ、その一部が外気に接していることを特徴とする断熱部材(3e)。
  5. 前記低熱伝導部材の前記収容部材側に向いた面(311)及び前記排気管側に向いた面(312)の両面に配置され、排気ガスが外部に漏れるのを抑制するシール部材(33)を備え、そのシール部材が前記収容部材及び前記排気管に接触することを特徴とする請求項1又は4に記載の断熱部材。
  6. 前記シール部材は、前記収容部材又は前記排気管の側に向いた面(331)に凸部(332)を有し、その凸部が前記収容部材又は前記排気管に接触することを特徴とする請求項3又は5に記載の断熱部材。
  7. 前記シール部材は、前記低熱伝導部材の側に向いた面(333)に凸部(334)を有し、その凸部が前記低熱伝導部材又は前記高熱伝導部材に接触することを特徴とする請求項2、3、5、6のいずれか1項に記載の断熱部材。
  8. 前記収容部材の前記断熱部材の側に向いた面(16)に凹部(17)が形成されており、
    前記高熱伝導部材は、少なくとも一部が前記凹部に対向する位置に設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の断熱部材。
  9. 前記断熱部材の、前記排気管の側に向いた面と前記収容部材の側に向いた面の間の方向を厚さ方向として、
    前記高熱伝導部材は、前記厚さ方向に直角な方向において前記低熱伝導部材の両端部(314、315)間を貫通する形に設けられたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の断熱部材。
  10. 前記高熱伝導部材(36)は、前記低熱伝導部材から一部(361)が突出するよう設けられ、その一部が外気に接していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の断熱部材(3e)。
  11. 前記断熱部材の、前記排気管の側に向いた面と前記収容部材の側に向いた面の間の方向を厚さ方向として、
    前記断熱部材は、前記厚さ方向に直角な平面(100)に対して対称な形状に形成されたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の断熱部材。
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