JP6513499B2 - ワッシャ及びワッシャの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、円弧状に形成されるワッシャの技術に関する。
従来、円弧状に形成されるワッシャの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、円弧状(半円状)の2つのワッシャ(ワッシャ部材)を2枚組み合わせて、シリンダブロックに組み付ける技術が開示されている。このような円弧状のワッシャは、板状の素材を所定の金型で打ち抜く(プレス加工を施す)ことで製造することができる。
しかしながら、このようなワッシャは、高い耐摩耗性を有する等の高性能な材料により形成された素材を打ち抜いて形成した場合、高コストになる場合がある点で不利であった。
特開2010−23193号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、コストの削減を図ることが可能なワッシャ及びワッシャの製造方法を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、複数の構成部材を互いに接合することで円弧状に形成されるワッシャであって、前記複数の構成部材のうち少なくとも1つの構成部材は、その他の構成部材とは異なる材料で形成され、前記複数の構成部材は、隣接する前記構成部材と係合される係合部を具備し、前記係合部は、当該係合部が形成される前記構成部材のその他の部分に比べて板厚方向の厚さが薄くなるように形成され、隣接する前記構成部材の前記係合部が互いに係合された状態でかしめられていることにより、隣接する前記構成部材が互いに接合されているとともに、前記係合部の一部によって溝部が形成されているものである。
請求項2においては、前記複数の構成部材は、同一形状となるように形成されるものである。
請求項3においては、前記複数の構成部材は、円弧状に形成されると共に、円周方向における端部から径方向外側に向かって突出する突出部を具備するものである。
請求項4においては、前記複数の構成部材のうち少なくとも1つの構成部材は、異なる複数の金属材料からなるバイメタル材によって形成されるものである。
請求項5においては、板状の第一素材及び前記第一素材とは異なる材料で形成された板状の第二素材を準備する準備工程と、前記第一素材から少なくとも1つの第一構成部材を得ると共に、前記第二素材から少なくとも1つの第二構成部材を得る構成部材形成工程と、前記構成部材形成工程で得られた前記少なくとも1つの第一構成部材及び前記少なくとも1つの第二構成部材を互いに接合することで円弧状のワッシャを形成する接合工程と、を具備し、前記第一構成部材及び前記第二構成部材はそれぞれ、互いに係合可能な係合部を具備し、前記係合部は、当該係合部が形成される前記第一構成部材又は前記第二構成部材のその他の部分に比べて板厚方向の厚さが薄くなるように形成されており、前記接合工程において、前記第一構成部材の前記係合部及び前記第二構成部材の前記係合部を互いに係合した状態でかしめることにより、前記第一構成部材及び前記第二構成部材を互いに接合するともに、前記係合部の一部によって溝部を形成するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、コストの削減を図ることができる。
請求項2においては、コストの削減を図ることができる。
請求項3においては、強度の向上を図ることができる。
請求項4においては、性能(耐摩耗性、摩擦係数等)の向上を図ることができる。
請求項5においては、コストの削減を図ることができる。
第一実施形態に係るスラストワッシャの構成を示した正面図。 (a)構成部材の形状を示した正面図。(b)A−A断面図。 スラストワッシャの製造方法を示した図。 素材から第一構成部材及び第二構成部材を得る様子を示した正面図。 第二実施形態に係るスラストワッシャを示した正面図。 第二実施形態に係る構成部材の形状を示した正面図。 第三実施形態に係るスラストワッシャを示した正面図。 第四実施形態に係るスラストワッシャを示した正面図。 (a)第四実施形態に係るスラストワッシャを示した分解斜視図。(b)第四実施形態に係るスラストワッシャを示した斜視図。 (a)第五実施形態に係るスラストワッシャを示した正面図。(b)第五実施形態に係るスラストワッシャを示した分解斜視図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印L、矢印R、矢印F及び矢印Bで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、左方向、右方向、前方向及び後方向と定義して説明を行う。
以下では、図1及び図2を用いて、第一実施形態に係るスラストワッシャ1について説明する。
スラストワッシャ1は、軸部材(例えば、エンジンのクランクシャフト等)に設けられ、当該軸部材に加わるスラスト方向の荷重を受けるものである。スラストワッシャ1は、後述する板状の素材N1及び素材N2から得られた部材を組み合わせることで形成される。これによって、スラストワッシャ1は、前後方向に略一定の厚みを有する板状に形成される。以下では、正面から見たスラストワッシャ1の形状について説明する。スラストワッシャ1は、主として2つの第一構成部材10、及び2つの第二構成部材20を具備する。
図1及び図2に示す第一構成部材10は、前後方向に略一定の厚みを有する板状の部材である。第一構成部材10は、中心角が90度の略円弧状に形成される。第一構成部材10は、径方向に沿って略一定の幅を有するように形成される。第一構成部材10は、前面と背面で異なる素材を用いられたバイメタル材によって形成される。これによって、第一構成部材10は、所望の性能(耐摩耗性、摩擦係数等)を有するように形成されている。第一構成部材10には、主として突出部11及び溝部12が形成される。
突出部11は、第一構成部材10から径方向外側に向かって突出する部分である。突出部11は、第一構成部材10の両端にそれぞれ形成される。突出部11は、第一構成部材10の外周面から径方向外側に延びるように形成される。突出部11は、正面視略矩形状に形成される。このように、第一構成部材10の両端部に突出部11が形成されることで、当該第一構成部材10の端面の径方向長さLは、その他の部分(第一構成部材10の中途部)の径方向長さ(径方向に沿った幅)Wよりも長くなる。
溝部12は、第一構成部材10の表面(前面)に形成される凹部である。溝部12は、第一構成部材10の内周と外周を連通するように、径方向に沿って延びるように形成される。溝部12は、第一構成部材10の両端部近傍にそれぞれ形成される。
図1に示す第二構成部材20は、前後方向に略一定の厚みを有する板状の部材である。第二構成部材20は、第一構成部材10と同一形状に形成される。よって、第二構成部材20の各部には、対応する第一構成部材10の各部と同一の符号を付して説明を省略する。第二構成部材20は、単一種類の金属材料(前記バイメタル材よりも安価な材料、例えば鉄系材料)によって形成される。
図1に示すように、上述の如く構成された第一構成部材10及び第二構成部材20を組み合わせて、スラストワッシャ1が形成される。具体的には、2つの第一構成部材10及び2つの第二構成部材20が円弧状(円環状)に交互に並んで、円環状のスラストワッシャ1が形成される。
このように形成されたスラストワッシャ1は、バイメタル材によって形成された第一構成部材10によって、所望の性能(耐摩耗性、摩擦係数等)が確保されている。またその他の部分は、比較的安価な金属材料によって形成された第二構成部材20で形成されているため、コストの低減を図ることができる。
また、スラストワッシャ1の突出部11は、当該スラストワッシャ1を機械等に組みつける際に当該機械に係合させることで、回り止めとして利用することができる。
また、スラストワッシャ1の溝部12は、当該スラストワッシャ1が機械等に組みつけられた際の、潤滑油の流通経路として利用される。すなわち、潤滑油は、当該溝部12を介してスラストワッシャ1の内周側と外周側とを行き来することができる。
以下では、図3及び図4を用いて、上述の如く構成されるスラストワッシャ1の製造方法について説明する。
図3に示すように、スラストワッシャ1は、主として準備工程S1、構成部材形成工程S2及び接合工程S3を経て製造される。
準備工程S1は、素材N1及び素材N2を準備する工程である。図4に示すように、素材N1及び素材N2は矩形板状の部材である。素材N1及び素材N2は、長手方向を上下方向に向けた状態で配置される。素材N1は、前面と背面で異なる素材を用いられたバイメタル材によって形成される。素材N2は、単一種類の金属材料(前記バイメタル材よりも安価な材料、例えば鉄系材料)によって形成される。
準備工程S1が行われた後、構成部材形成工程S2が行われる。
構成部材形成工程S2は、準備工程S1において準備された素材N1及び素材N2を加工して、第一構成部材10及び第二構成部材20を得る工程である。図4に示すように、構成部材形成工程S2では、所定の金型を用いて素材N1を複数回打ち抜くことにより、複数の第一構成部材10が得られる。この際、プレス加工によって第一構成部材10に溝部12が形成される。同様に、構成部材形成工程S2では、所定の金型を用いて素材N2を複数回打ち抜くことにより、複数の第二構成部材20が得られる。
構成部材形成工程S2が行われた後、接合工程S3が行われる。
接合工程S3は、構成部材形成工程S2で得られた第一構成部材10及び第二構成部材20を互いに接合する工程である。具体的には、第一構成部材10の端面と第二構成部材20の端面を当接させた状態で、適宜の方法(例えば、レーザー溶着等)により当該第一構成部材10と第二構成部材20とを接合する。
この際、第一構成部材10及び第二構成部材20の端面の径方向長さLは、その他の部分の径方向長さWよりも長く形成されている。このため、接合部分の面積を広く確保することができ、接合強度の向上を図ることができる。
このようにして、接合工程S3において、2つの第一構成部材10と2つの第二構成部材20とを交互に接合することで、円環状のスラストワッシャ1が形成される(図1参照)。
以上の如く、本実施形態に係るスラストワッシャ1(ワッシャ)は、複数の構成部材(2つの第一構成部材10及び2つの第二構成部材20)を互いに接合することで円弧状に形成されるスラストワッシャ1であって、前記複数の構成部材のうち第二構成部材20(少なくとも1つの構成部材)は、第一構成部材10(その他の構成部材)とは異なる材料(比較的安価な材料)で形成されるものである。
このように構成することにより、コストの削減を図ることができる。すなわち、スラストワッシャ1全体を比較的高価な材料(バイメタル材)で形成する必要がないため、材料コストを削減することができる。
また、前記複数の構成部材(2つの第一構成部材10及び2つの第二構成部材20)は、同一形状に形成されるものである。
このように構成することにより、コストの削減を図ることができる。すなわち、部品形状を共通化することで、製造コスト(金型コスト等)の削減を図ることができる。
また、前記複数の構成部材は、円弧状に形成されると共に、円周方向における端部から径方向外側に向かって突出する突出部11を具備するものである。
このように構成することにより、強度の向上を図ることができる。すなわち、当該突出部11同士を接合することにより、接合部分の面積を広く確保することができる。また、当該突出部11をスラストワッシャ1の回り止めに利用することができる。
また、前記複数の構成部材のうち第一構成部材10(少なくとも1つの構成部材)は、異なる複数の金属材料からなるバイメタル材によって形成されるものである。
このように構成することにより、性能(耐摩耗性、摩擦係数等)の向上を図ることができる。すなわち、適宜設計されたバイメタル材を用いることで、スラストワッシャ1の性能を向上させることができる。
また、本実施形態に係るスラストワッシャ1の製造方法は、板状の素材N1(第一素材)及び素材N1とは異なる材料で形成された板状の素材N2(第二素材)を準備する準備工程S1と、素材N1から少なくとも1つの第一構成部材10を得ると共に、素材N2から少なくとも1つの第二構成部材20を得る構成部材形成工程S2と、構成部材形成工程S2で得られた少なくとも1つの第一構成部材10及び少なくとも1つの第二構成部材20を互いに接合することで円弧状のスラストワッシャ1を形成する接合工程S3と、を具備するものである。
このように構成することにより、コストの削減を図ることができる。すなわち、スラストワッシャ1全体を比較的高価な材料(バイメタル材)で形成する必要がないため、材料コストを削減することができる。
以下では、図5及び図6を用いて、第二実施形態に係るスラストワッシャ101について説明する。なお、第二実施形態に係るスラストワッシャ101が、第一実施形態に係るスラストワッシャ1と異なる点は、第一構成部材10及び第二構成部材20に代えて、第一構成部材110及び第二構成部材120を具備する点である。よって以下では、当該相違点について説明する。なお、第一構成部材110及び第二構成部材120のうち、第一実施形態に係る第一構成部材10と対応する箇所には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
第一構成部材110が第一実施形態の第一構成部材10と異なる点は、その形状(具体的には、突出部11に代えて突出部111を具備する点)である。突出部111は、第一構成部材110から径方向外側に向かって突出する部分である。突出部111は、第一構成部材110の中央部に形成される。突出部111は、第一構成部材110の外周面から径方向外側に延びるように形成される。突出部111は、正面視略矩形状に形成される。第一構成部材110は、バイメタル材によって形成される。
図5に示す第二構成部材120が第一実施形態の第二構成部材20と異なる点は、その形状である。第二構成部材120は、第一構成部材110と同一形状に形成される。よって、第二構成部材120の各部には、対応する第一構成部材110の各部と同一の符号を付して説明を省略する。第二構成部材120は、単一種類の金属材料(前記バイメタル材よりも安価な材料)によって形成される。
図5に示すように、上述の如く構成された第一構成部材110及び第二構成部材120を組み合わせて、スラストワッシャ101が形成される。具体的には、第一構成部材10の端面と第二構成部材20の端面とが互いに接合される。これによって、第一実施形態に係るスラストワッシャ1と略同一形状のスラストワッシャ101が形成される。
以下では、図7を用いて、第三実施形態に係るスラストワッシャ201について説明する。なお、第三実施形態に係るスラストワッシャ201が、第一実施形態に係るスラストワッシャ1と異なる点は、第一構成部材10及び第二構成部材20に代えて、第一構成部材210及び第二構成部材220を具備する点である。よって以下では、当該相違点について説明する。
第一構成部材210は、前後方向に略一定の厚みを有する板状の部材である。第一構成部材210は、中心角が60度の略円弧状に形成される。第一構成部材210は、径方向に沿って略一定の幅を有するように形成される。第一構成部材210は、前面と背面で異なる素材を用いられたバイメタル材によって形成される。これによって、第一構成部材210は、所望の性能(耐摩耗性、摩擦係数等)を有するように形成されている。
第二構成部材220は、前後方向に略一定の厚みを有する板状の部材である。第二構成部材220は、第一構成部材210と同一形状に形成される。第二構成部材220は、単一種類の金属材料(前記バイメタル材よりも安価な材料)によって形成される。
上述の如く構成された第一構成部材210及び第二構成部材220を組み合わせて、スラストワッシャ201が形成される。具体的には、1つの第一構成部材210の左右両端面に第二構成部材220がそれぞれ接合されて、半円状(中心角が180度の円弧状)のスラストワッシャ201が形成される。スラストワッシャ201は、2つのスラストワッシャ201を組み合わせて用いられる。具体的には、2つのスラストワッシャ201の端部同士が対向するように、すなわち円環状になるように配置される。
以下では、図8及び図9を用いて、第四実施形態に係るスラストワッシャ301について説明する。第四実施形態に係るスラストワッシャが、第三実施形態に係るスラストワッシャ201と異なる点は、第一構成部材210及び第二構成部材220に代えて第一構成部材310及び第二構成部材320を具備する点、並びに当該第一構成部材310と第二構成部材320との接合方法である。よって以下では、当該相違点について説明する。
第一構成部材310が第三実施形態の第一構成部材210と異なる点は、係合部311及び薄肉部312が形成される点である。第一構成部材310は、バイメタル材によって形成される。
係合部311は、第二構成部材320と係合される部分である。係合部311は、第一構成部材310の両端部に形成される。係合部311は、第一構成部材310の両端部から、当該第一構成部材310の円周方向に沿って延びるように形成される。係合部311は、正面視略J字状(フック状)に形成される。
薄肉部312は、前後方向厚さが薄くなるように形成される部分である。薄肉部312は、第一構成部材310の両端部(係合部311)に形成される。すなわち、係合部311は、その他の部分(第一構成部材310の中央部)に比べて前後方向厚さが薄くなるように形成される。
第二構成部材320が第三実施形態の第二構成部材220と異なる点は、係合部321及び薄肉部322が形成される点である。第二構成部材320は、単一種類の金属材料(前記バイメタル材よりも安価な材料)によって形成される。
係合部321は、第一構成部材310と係合される部分である。係合部321は、第二構成部材320の一端部に形成される。係合部321は、第二構成部材320の一端部から、当該第二構成部材320の円周方向に沿って延びるように形成される。係合部321は、正面視略J字状(フック状)に形成される。
薄肉部322は、前後方向厚さが薄くなるように形成される部分である。薄肉部322は、第二構成部材320の一端部(係合部321)に形成される。すなわち、係合部321は、その他の部分(第二構成部材320の中央部)に比べて前後方向厚さが薄くなるように形成される。
上述の如く構成された第一構成部材310及び第二構成部材320を組み合わせて、スラストワッシャ301が形成される。具体的には、接合工程S3において、図9(a)に示すように、第一構成部材310の両端の係合部311に、それぞれ第二構成部材320の係合部321が係合される。さらにその状態で、当該係合部311及び係合部321の間の隙間に、後方からピンPが挿通される。ピンPが当該隙間に挿通された後、当該ピンPの前端部が前方から押し潰される(かしめられる)。これによって、第一構成部材310と第二構成部材320とが互いに固定(接合)される(図9(b)参照)。
このように構成されたスラストワッシャ301において、ピンPの周囲には、薄肉部312及び薄肉部322によって、当該スラストワッシャ301の内周側と外周側とを連通する溝部が形成される。当該溝部によって、潤滑油がスラストワッシャ301の内周側と外周側とを行き来することができる。
以下では、図10を用いて、第五実施形態に係るスラストワッシャ401について説明する。スラストワッシャ401は、主として第一構成部材410及び第二構成部材420を具備する。
第一構成部材410は、前後方向に略一定の厚みを有する板状の部材である。第一構成部材410は、正面視において長軸を左右方向に向けた略楕円形状に形成される。第一構成部材410は、前面と背面で異なる素材を用いられたバイメタル材によって形成される。これによって、第一構成部材410は、所望の性能(耐摩耗性、摩擦係数等)を有するように形成されている。
第二構成部材420は、前後方向に略一定の厚みを有する板状の部材である。第二構成部材420は、半円状(中心角が180度の略円弧状)に形成される。第二構成部材420は、径方向に沿って略一定の幅を有するように形成される。第二構成部材420は、単一種類の金属材料(前記バイメタル材よりも安価な材料)によって形成される。第二構成部材420には、貫通孔421が形成される。
貫通孔421は、第二構成部材420を前後方向に貫通する孔である。貫通孔421は、第二構成部材420の中央部に形成される。貫通孔421は、正面視において第一構成部材410と略同一形状(楕円形状)に形成される。
上述の如く構成された第一構成部材410及び第二構成部材420を組み合わせて、スラストワッシャ401が形成される。具体的には、接合工程S3において、図10(b)に示すように、第二構成部材420の貫通孔421に、第一構成部材410が圧入される。これによって、第一構成部材410と第二構成部材420とが互いに固定(接合)される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、ワッシャはスラスト方向の荷重を受ける用途(スラストワッシャ)に限らず、任意の用途に使用することができる。
また、ワッシャは円環状や半円状(中心角が180度の円弧状)に形成されるものに限らず、その他の円弧状(例えば、中心角が90度の円弧状、中心角が60度の円弧状等)に形成されるものであっても良い。
また、ワッシャを形成する材料は2つ(2種類)に限るものではなく、3種類以上の材料を組み合わせてワッシャを形成してもよい。
また、ワッシャの材料はバイメタル材や鉄系材料に限るものではなく、その他種々の材料(銅系材料、樹脂、セラミック等)を用いることが可能である。
また、適宜の材料(摺動材料)によってコーティングが施された構成部材と、コーティングが施されていない構成部材を組み合わせてワッシャを形成することも可能である。このように、コーティングが施される部材(構成部材)と施されない部材を分けることで、コーティング作業を容易に行うことができる。
また、複数の構成部材の厚さは全て同一でなくてもよい。例えば、バイメタル材で形成された構成部材と、鉄系材料で形成された構成部材を組み合わせてワッシャを形成する場合、鉄系材料で形成された構成部材の厚さを、バイメタル材で形成された構成部材よりも薄くしてもよい。これによって、バイメタル材で形成された構成部材で荷重を受けながらも、ワッシャ全体の軽量化を図ることができる。
また、複数の構成部材は、種々の方法(溶着、溶接、ろう付け、かしめ等)によって接合することが可能である。
また、ワッシャを形成する構成部材の個数は上記実施形態に限定されるものではない。
1 スラストワッシャ
10 第一構成部材
11 突出部
12 溝部
20 第二構成部材

Claims (5)

  1. 複数の構成部材を互いに接合することで円弧状に形成されるワッシャであって、
    前記複数の構成部材のうち少なくとも1つの構成部材は、
    その他の構成部材とは異なる材料で形成され
    前記複数の構成部材は、
    隣接する前記構成部材と係合される係合部を具備し、
    前記係合部は、
    当該係合部が形成される前記構成部材のその他の部分に比べて板厚方向の厚さが薄くなるように形成され、
    隣接する前記構成部材の前記係合部が互いに係合された状態でかしめられていることにより、隣接する前記構成部材が互いに接合されているとともに、前記係合部の一部によって溝部が形成されている、
    ワッシャ。
  2. 前記複数の構成部材は、
    同一形状となるように形成される、
    請求項1に記載のワッシャ。
  3. 前記複数の構成部材は、
    円弧状に形成されると共に、円周方向における端部から径方向外側に向かって突出する突出部を具備する、
    請求項2に記載のワッシャ。
  4. 前記複数の構成部材のうち少なくとも1つの構成部材は、
    異なる複数の金属材料からなるバイメタル材によって形成される、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のワッシャ。
  5. 板状の第一素材及び前記第一素材とは異なる材料で形成された板状の第二素材を準備する準備工程と、
    前記第一素材から少なくとも1つの第一構成部材を得ると共に、前記第二素材から少なくとも1つの第二構成部材を得る構成部材形成工程と、
    前記構成部材形成工程で得られた前記少なくとも1つの第一構成部材及び前記少なくとも1つの第二構成部材を互いに接合することで円弧状のワッシャを形成する接合工程と、
    を具備し、
    前記第一構成部材及び前記第二構成部材はそれぞれ、
    互いに係合可能な係合部を具備し、
    前記係合部は、
    当該係合部が形成される前記第一構成部材又は前記第二構成部材のその他の部分に比べて板厚方向の厚さが薄くなるように形成されており、
    前記接合工程において、前記第一構成部材の前記係合部及び前記第二構成部材の前記係合部を互いに係合した状態でかしめることにより、前記第一構成部材及び前記第二構成部材を互いに接合するともに、前記係合部の一部によって溝部を形成する、
    ワッシャの製造方法。
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