JP6513441B2 - 空気調和システムおよび空気調和制御方法 - Google Patents

空気調和システムおよび空気調和制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6513441B2
JP6513441B2 JP2015056333A JP2015056333A JP6513441B2 JP 6513441 B2 JP6513441 B2 JP 6513441B2 JP 2015056333 A JP2015056333 A JP 2015056333A JP 2015056333 A JP2015056333 A JP 2015056333A JP 6513441 B2 JP6513441 B2 JP 6513441B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
sleep
air conditioning
condensation
sleep state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015056333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016176629A (ja
Inventor
美寿見 奈穂
奈穂 美寿見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015056333A priority Critical patent/JP6513441B2/ja
Publication of JP2016176629A publication Critical patent/JP2016176629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6513441B2 publication Critical patent/JP6513441B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、空気調和機と加湿空気を供給する保湿空気供給機とを備え、室内環境を制御し、壁や窓の結露を除去、抑制する空気調和システムおよび空気調和制御方法に関する。
従来の空気調和システムは、空気調和機の運転モードや外気の温度情報、湿度情報で決定した最適湿度情報、などを加湿機に送信し、その情報に基づいて加湿量を制御するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、検出された室内環境の指標に基づいて、加湿機の運転を制御する制御部を有する空気調和機を備え、室内状況が結露状況になったときに、加湿運転を停止する空調システムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、局所的に加湿空気を供給する加湿機と、空気調和機とを備え、就寝者の睡眠に応じた快眠制御をおこなう空調システムが開示されている。局所的に加湿空気を供給することで、室内の窓、壁の結露を軽減することができる(例えば、特許文献3参照)。
特開平7−27397号公報 特開2014−70882号公報 特開2014−85086号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に記載の空気調和システムは、加湿機側の環境情報を受信することがないため、冷暖房によって環境を制御することができない。さらに、この特許文献1に記載の空気調和システムは、人の睡眠状態を判定していないため、睡眠を妨げることがあるという課題があった。
また、特許文献2に記載の空気調和システムは、室内温湿度を検出し、室内状況を判定している。しかしながら、窓の位置や窓の状態を直接検出しているわけではないため、結露が始まってしまうと対応できない。さらに、この特許文献2に記載の空気調和システムは、人の睡眠状態を判定していないため、睡眠を妨げることがあるという課題があった。
特許文献3に記載の空気調和システムは、局所的に加湿空気を供給する加湿機を備えている。このため、加湿空気の供給方向に窓があった場合には、部屋全体を対象とする加湿機よりも結露が進行しやすいという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、就寝者の睡眠を妨げることなく、室内の壁や窓の結露を除去、抑制することのできる空気調和システムおよび空気調和制御方法を提供するものである。
本発明に係る空気調和システムは、室内の空調運転を行う空気調和機と、加湿空気を室内に供給する保湿空気供給機とを備え、空気調和機と保湿空気供給機とが相互通信を行うことで情報を共有しながら、連動してそれぞれの運転制御を実行し、室内環境を制御する空気調和システムであって、室内に存在する就寝者の体動または表面温度に基づいて、就寝者の睡眠状態を判定し、深い睡眠であるか浅い睡眠であるかを識別する睡眠状態信号を出力する睡眠状態判定器をさらに備え、空気調和機および保湿空気供給機は、共有する情報に基づいて室内の結露の有無を判定し、結露の有無に関する判定結果と、睡眠状態信号に基づく識別結果との組合せに応じて、それぞれの運転制御を実行し、睡眠状態信号に基づく識別結果が浅い睡眠を示す場合には、人よけ運転を行うようにそれぞれの運転制御を実行し、判定結果が結露ありを示し、かつ、睡眠状態信号に基づく識別結果が深い睡眠を示す場合には、空気調和機および保湿空気供給機を運転停止させることなしに、結露を除去または抑制する結露除去運転を行うようにそれぞれの運転制御を実行するものである。
また、本発明に係る空気調和制御方法は、室内の空調運転を行う空気調和機と、加湿空気を室内に供給する保湿空気供給機とを備え、空気調和機と保湿空気供給機とが相互通信を行うことで情報を共有しながら、連動してそれぞれの運転制御を実行し、室内環境を制御する空気調和システムにおいて実行される空気調和制御方法であって、室内に存在する就寝者の体動または表面温度に基づいて、就寝者の睡眠状態を判定し、深い睡眠であるか浅い睡眠であるかを識別する睡眠状態信号を出力する睡眠状態判定ステップと、共有する情報に基づいて室内の結露の有無を判定する結露判定ステップと、結露の有無に関する判定結果と、睡眠状態信号に基づく識別結果との組合せに応じて、空気調和機と保湿空気供給機のそれぞれの運転制御を実行する連動制御ステップとを有し、連動制御ステップは、睡眠状態信号に基づく識別結果が浅い睡眠を示す場合には、人よけ運転を行うようにそれぞれの運転制御を実行し、判定結果が結露ありを示し、かつ、睡眠状態信号に基づく識別結果が深い睡眠を示す場合には、空気調和機および保湿空気供給機を運転停止させることなしに、結露を除去または抑制する結露除去運転を行うようにそれぞれの運転制御を実行するものである。
本発明によれば、室内の温湿度検知結果に基づいて結露の有無を判定するとともに、就寝者の睡眠状態を判定し、判定結果に応じて、結露を抑制または除去するように、空気調和機と保湿空気供給器を制御できる構成を備えている。この結果、就寝者の睡眠を妨げることなく、室内の壁や窓の結露を除去、抑制することのできる空気調和システムおよび空気調和制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における空気調和システムの利用形態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1における空気調和システムの基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る保湿空気供給機の斜め前方から見た外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る保湿空気供給機を側方から見た断面図である。 本発明の実施の形態1において、人の睡眠開始から起床までの睡眠状態の変化を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における表面温度検出センサによる検出結果の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2における保湿空気供給機側に設けられた表面温度検出センサの検出結果の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3における空気調和システムの利用形態を示す説明図である。 本発明の実施の形態4における空気調和システムの利用形態を示す説明図である。
以下、本発明の空気調和システムおよび空気調和制御方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和システムの利用形態を示す説明図である。図2は、本発明の実施の形態1における空気調和システムの基本構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態1における空気調和システム100では、空気調和機1および保湿空気供給機2などの電気機器101が、寝室Sに設置されている。空気調和機1と保湿空気供給機2は、相互通信が可能な構成を有している。この結果、本実施の形態1における空気調和システム100は、空気調和機1と保湿空気供給機2とが連動運転するシステムとして形成される。
空気調和機1は、室内機と室外機とからなり、冷房運転、暖房運転などの空調運転を行う。そして、図2に示すように、本実施の形態1における空気調和機1は、室内の温湿度を検出する室内温湿度センサ10、外気の温湿度を検出する外気温湿度センサ11、人や床や窓などの表面温度を測定する表面温度検出センサ12、これらのセンサ出力に基づいて空調運転を制御する制御部13、および保湿空気供給機2と双方向に通信する通信部14、を備えて構成されている。
制御部13は、表面温度検出センサ12の出力によって、気流の方向を調整し、吹出し気流による冷暖房を効率的にすることができる。このような働きをする表面温度検出センサ12は、表面温度の検出結果から、人や窓、保湿空気供給機2の位置を判定する位置情報検出器15、あるいは就寝者の睡眠状態を判定する睡眠状態判定器16としての出力を行う機能を兼ね備えることができる。
そして、表面温度検出センサ12は、これらの出力を行うための手段として、赤外線や電波などを用いることができ、あるいは、カメラによる画像解析を用いることもでき、非接触で人の動きを測定することができる。
保湿空気供給機2は、室内機と同じ室内に設置される。そして、図2に示すように、本実施の形態1における保湿空気供給機2は、室内の温湿度を検出する室内温湿度センサ20、睡眠状態判定器21、室内温湿度センサ20と睡眠状態判定器21の出力に基づいて保湿運転を制御する制御部22、および空気調和機1と双方向に通信する通信部23を備えて構成されている。そして、このような構成を備えた保湿空気供給機2は、高湿空気を水平方向に吹出し、使用者周辺のみを加湿する。
睡眠状態判定器21は、赤外線や電波などを用いたものであり、空気調和機1側の睡眠状態判定器16と同様の機能を有する。従って、睡眠状態を判定するに当たっては、睡眠状態判定器21あるいは睡眠状態判定器16の少なくともどちらかがあればよい。ただし、保湿空気供給機2の方が就寝者に近い位置に配置されるため、睡眠状態判定器21の方が睡眠状態判定器16よりも、より正確な情報を得ることができる。
図1に示したレイアウトでは、保湿空気供給機2から数十cm〜1m程度離れた位置に寝具102が設置され、また、寝室Sには、窓103が設置されている。
次に、保湿空気供給機2が高湿空気を水平方向に吹出す構造について、図面を用いて詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る保湿空気供給機2の斜め前方から見た外観斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る保湿空気供給機2を側方から見た断面図である。
まず始めに、図3、図4を用いて、本発明の実施の形態1に係る保湿空気供給機2の構成について、詳細に説明する。なお、各図において、同符号は、同一部分または相当部分を示しており、それらの重複説明は、適宜に簡略化または省略する。
本発明の実施の形態1に係る保湿空気供給機2は、給水タンク30が着脱自在に取り付けられる下ケース31に、外郭をなす本体カバー32および本体カバー32の後面に給水タンクカバー34を被せて構成されている。また、本体カバー32の前面の上部には、後述する吹出口37が設けられる。
下ケース31の後面の下部には、下ケース31の外部から室内空気を内部に取り込む吸込口35が形成されている。また、本体カバー32の上部には、後述する送出口36と連通する吹出口37が形成される。
本体カバー32には、電源スイッチ38と設定スイッチ39が設けられている。電源スイッチ38の押圧操作、および設定スイッチ39の押圧操作により、保湿空気供給機2の加湿動作が開始してから終了するまでの運転切時間や、基準湿度の設定等の入力操作ができるようになっている。
本体カバー32の前側には、制御基板40が配置される。制御基板40には、電源スイッチ38と設定スイッチ39用の機械式スイッチや、室内空気の温湿度を検出する湿度検出器である温湿度センサ(図示せず)、保湿空気供給機2の動作を制御するマイコン(図示せず)が実装されている。
制御基板40の後方には、加湿器である蒸気生成装置71が配置されている。蒸気生成装置71は、上方が開口した金属部材からなる円形の皿形状をなし、その外周には、蒸気生成用のヒーター72が巻かれている。
蒸気生成装置71には、給水タンク30に貯留された加湿用の水が、給水経路74を経由して、水供給口73から供給される。
蒸気生成装置71に供給された水は、ヒーター72を通電することにより加熱され、この結果、蒸気が生成される。なお、蒸気生成装置71としては、ヒーター加熱に限られず、超音波により蒸気を生成するようにしてもよい。
蒸気生成装置71には、上方の開口を覆うように、蒸気の通気口を有する耐熱性の樹脂材で形成された蒸気生成装置カバー75が設けられている。蒸気生成装置カバー75を覆うようにして、その上方に送出口36を備える、耐熱性の樹脂材で形成された蒸気ダクト51が取り付けられている。
蒸気生成装置71により生成された蒸気は、蒸気ダクト51の送出口36から所定の距離離れた位置まで送出するほどの風速がない。そのため、蒸気を所定の風速に付勢して送出口36から吹き出すようにする手段が、別途、必要となる。そこで、蒸気生成装置71の後方には、蒸気に空気を混合して、送出口36から吹き出すようにするための風を発生させる送風ファン62が設けられている。
送風ファン62は、ファン62bと、ファン62bを回転させるモーター62aとから構成されている。そして、室内空気を吸込口35から吸い込み、加湿器である蒸気生成装置71により加湿された空気を吹出口37から室内へ吹き出す気流が、送風ファン62によって生成される。本実施の形態1では、この気流の流れる風路を、第1の風路と規定する。
本体カバー32に設けられた本体カバー風路76は、蒸気生成装置71で生成される蒸気と混合し、加湿された空気を、送出口36から付勢して吹出口37から室内へ吹き出すための風の風路とは別の風路である。具体的には、この本体カバー風路76は、送出口36から吹き出す気流をガイドして、送出口36から所定の距離離れた位置まで送出する気流を通過させるための風路である。
そして、本体カバー風路76を通過した風は、保湿空気供給機2の上部に設けられた可動ダクト77に送られ、さらに、保湿空気供給機2の上部で可動ダクト77の下方に形成された送風口78から前方へ向かって送風される。これにより、保湿空気供給機2より所定の距離離れた位置まで、加湿空気を搬送することができることとなる。
送風口78には、風の向きを調節する風向調節板79が設けられており、図4に示すように、斜め下方に向いている。このような構成により、吹出口37から吹き出された加湿空気は、本体カバー風路76を通過した風によって、上から抑えられるようにして、送出口36から所定の距離離れた位置まで送風される。
次に、睡眠状態について、図5を用いて詳細に説明する。
人が入眠を開始してから次に目覚めるまでの間には、REM睡眠、睡眠深度1、2、3、4の順に睡眠が深くなるように移行し、その後、睡眠深度3、2、1、REM睡眠へと移行するという睡眠サイクルが、通常約90分周期で繰り返されている。
図5は、本発明の実施の形態1において、人の睡眠開始から起床までの睡眠状態の変化を示す説明図である。なお、この図5では、睡眠状態の変化とともに、睡眠と関係が深いとされる体内の深部体温(体の中心部の温度(直腸温度))の変化を点線として、睡眠状態と体動との関係を、縦棒の高さとして、併せて図示している。
まず、睡眠は、一般的に眠りの浅いREM睡眠と、眠りの深いノンREM睡眠とに大別される。睡眠は、さらに細かい睡眠状態に分かれており、覚醒、REM睡眠、睡眠深度1、2、3、4の6つの状態が定義されている。ここで、睡眠深度1、2、3、4は、ノンREM睡眠をさらに4つの段階に分けたものである。
次に、脳波と睡眠との関係について、表1、表2を用いて詳細に説明する。表1は、脳波の主な種類と周波数帯域との対応関係を示す表である。
Figure 0006513441
脳波は、表1に示すように周波数帯域毎に名称が付けられており、それぞれ異なった生理学的な意義を有している。一般に、健常者は、安静、閉眼および覚醒の各状態において、後頭部を中心にα波が多く出現する。
表2は、脳波による睡眠深度判定の国際分類表である。
Figure 0006513441
睡眠の深さ(睡眠深度)は、表2に示すように、脳波の周波数などに基づいて分類されている。
覚醒段階(stage W)では、α波の他、高振幅の持続性筋電図、急速眼球運動および瞬目もしばしば出現する。
睡眠深度1(stage 1)は、まどろみ期、入眠期といわれる。うとうとした状態である。覚醒時に認められたα波の連なりは、リズムを失い、徐々に平坦化してくる。また、睡眠深度1の脳波には、低電位の徐波、すなわち、θ波が不規則に出現し、β波も混ざる。また、α波が覚醒期の50%以下になる。睡眠深度1の後半になると、頭蓋頂鋭波(humpまたはV波)が出現する。
睡眠深度2(stage 2)は、軽い寝息を立てるくらいの状態である。睡眠深度2の脳波には、睡眠紡錘波(spindle)と、K複合波(K complex)とが出現する。睡眠紡錘波は、頭頂部に出現する12Hz〜14Hz程度の波形である。K複合波は、頭蓋頂鋭波に似た二相性の高振幅の徐波と、それに続く速波とで構成される複合波である。
睡眠深度3(stage 3)は、脳波が2Hz以下で、頂点間振幅が75μV以上の徐波(δ波)が、20%以上50%未満を占める段階である。かなり深い睡眠であり、よほど強い刺激でないと、知覚されない。
睡眠深度4(stage 4)は、脳波が2Hz以下、75μV以上の徐波(δ波)が50%以上を占める状態である。睡眠深度3と睡眠深度4とを合わせて、徐波睡眠という。これら睡眠深度1から睡眠深度4までの睡眠段階は、主にノンREM睡眠である。
REM睡眠は、以下の3つを特徴とする睡眠である。
(特徴1)脳波に睡眠深度1に類似した低振幅パターンが出現すること
(特徴2)急速眼球運動(REM)が出現すること
(特徴3)身体の姿勢を保つ抗重力筋緊張低下が生じること
そして、このREM睡眠中に刺激を与えて目覚めさせると、夢を見ていた、と述べることが多い。
次に、本発明の実施の形態1における空気調和システムの動作について、図6、図7を用いて詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの制御動作を示すフローチャートである。さらに、図7は、本発明の実施の形態1における表面温度検出センサ12による検出結果の一例を示す説明図である。
ステップS1において、空気調和機1は、リモコン操作により暖房運転がなされており、保湿空気供給機2は、電源スイッチ38の押圧により加湿運転が開始され、設定スイッチ39の押圧により、モード設定や切タイマー時間が選択され、一連の運転が開始される。
ステップS2において、空気調和機1内の制御部13は、表面温度検出センサ12により測定された、寝室Sの温度分布を取得する。図7に示すように、冬場の就寝時には、一般的には、室温15〜20℃、窓の周辺の温度Tmは、10℃以下、人や保湿空気供給機2の周辺の温度は、発熱体なので室温より高い。従って、制御部13は、表面温度検出センサ12により測定された温度分布から、窓の位置、就寝者の位置、保湿空気供給機2の位置を特定することができる。そして、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御部13は、室内温湿度センサ10により測定された室内の温湿度を取得し、空気調和機1、保湿空気供給機2の設定湿度との関係から、露点温度Trを算出する。このとき、空気調和機1内の通信部14と、保湿空気供給機2内の通信部23との相互通信により、空気調和機1と保湿空気供給機2は、情報を共有できる。従って、露点温度Trの算出は、空気調和機1内の制御部13、あるいは保湿空気供給機2内の制御部22のどちらで行ってもよい。そして、ステップS4へ進む。
ステップS4において、制御部13は、窓の表面温度Tmと、露点温度Trとに基づいて、結露判定を行う。具体的には、制御部13は、窓の表面温度Tm≦露点温度Trの場合には、結露がある、または結露しやすいと判定し、ステップS5へ進む。一方、制御部13は、窓の表面温度Tm>露点温度Trの場合には、結露はないと判定し、ステップS8へ進む。
ステップS5に進んだ場合には、空気調和機1内の制御部13または保湿空気供給機2内の制御部22は、空気調和機1内の睡眠状態判定器16または保湿空気供給機2内の睡眠状態判定器21により取得した、先の図5に示したような体動の大きさあるいは深部体温に基づく睡眠状態信号から、睡眠状態を判定し、通信部14と通信部23による相互通信により、情報を共有する。
なお、本実施の形態1において、睡眠状態判定器16および睡眠状態判定器21は、睡眠状態信号として、浅睡眠(REM睡眠、睡眠深度1、2)に入ったことを示す浅睡眠信号と、深睡眠に入ったことを示す深睡眠信号とを区別して出力するものとする。なお、睡眠状態判定器16、21からは、体動の大きさあるいは深部体温を出力し、制御部13、22で睡眠状態信号を生成する構成とすることも可能である。
REM睡眠の前後では、体動が増えることが知られている。そこで、睡眠状態判定器16、21は、体動が増えた時には、浅睡眠と判定する。判定結果が深睡眠の場合には、ステップS6へ進み、判定結果が浅睡眠の場合には、ステップS7へ進む。
浅睡眠時は、温熱環境の変化に敏感であるため、就寝者に直接送風されると、中途覚醒が生じてしまう。一方、深睡眠中は、睡眠環境の変化、送風の刺激に対する感度が鈍く、中途覚醒が生じる可能性が低い。
そこで、ステップS6に進んだ場合には、制御部13は、結露除去運転を行う。ここで、結露除去運転とは、空気調和機1内の制御部13により、除湿風または温度Tmよりも高い温風を窓位置へ送風することにより、結露を除去または抑制する運転のことである。そして、ステップS11へ進む。
一方、ステップS7に進んだ場合には、空気調和機1による結露除去運転(人よけ)、または保湿空気供給機2による加湿運転を、一時的に停止する。ここで、結露除去運転(人よけ)とは、空気調和機1による除湿風、または温風を、人の位置を避けて送風する運転のことである。そして、ステップS11へ進む。
結露がないと判断することで、先のステップS4からステップS8に進んだ場合には、空気調和機1内の制御部13は、睡眠状態判定器16の結果を判定する。そして、制御部13は、睡眠状態が深睡眠の場合には、ステップS9に進み、設定された通常運転を行い、睡眠状態が浅睡眠の場合には、ステップS10に進み、人位置検知結果に基づき、人よけ運転を行う。そして、ステップS11へ進む。
ステップS11に進んだ場合には、制御部13は、以下の3つの条件のいずれかに適合するかを判断する。
(条件1)電源スイッチ38が押圧され、電源OFF状態となったか
(条件2)加湿運転(切タイマー運転)が開始されてから、切タイマー時間に到達したか
(条件3)水量がゼロか
そして、制御部13は、いずれかの条件に適合すると判断した場合には、ステップS12へ進み、そうでない場合には、ステップS2へ戻り、処理を繰り返すこととなる。
ステップS12に進んだ場合には、保湿空気供給機2内の制御部22は、ヒーター72への通電を停止し、送風ファン62への通電も停止し、加湿運転を停止する。一方、空気調和機1内の制御部13は、運転を継続し、就寝者がリモコンなどで停止したときなどに、運転を停止する。
以上のように、実施の形態1の空気調和システムによれば、室内の温湿度検知結果に基づいて結露の有無を判定するとともに、就寝者の睡眠状態を判定し、判定結果に応じて、結露を抑制または除去するように、空気調和機と保湿空気供給器を制御できる構成を備えている。この結果、カビが発生することもなく、就寝者の睡眠を妨げることもなく、健康で使い勝手のよい、睡眠環境を提供することができる。
なお、上述した実施の形態1では、局所的に加湿する保湿空気供給機2を使用するシステムとしたが、部屋全体を加湿する方式を採用した場合にも、同様の効果が得られる。局所的な加湿は、窓が近傍にある場合には、結露を抑制することが困難だが、本実施の形態1のように、温湿度検知結果に基づいて空気調和機と保湿空気供給器を組み合わせて制御することで、結露を軽減することができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、表面温度検出センサ12が空気調和機1側に設けられている場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、表面温度検出センサを保湿空気供給機2側に設ける構成について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2における保湿空気供給機2側に設けられた表面温度検出センサの検出結果の一例を示す説明図である。先の実施の形態1と重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。図8は、窓103、寝具102が、先の図1に示した寝室Sの位置関係のときの、保湿空気供給機2に設けられた表面温度検出センサによる検出結果である。先の実施の形態1での仮定と同様に、室温15〜20℃、窓の周辺の温度Tmは、10℃以下とする。
このような場合、人は発熱体なので室温より高く、保湿空気供給機2内の制御部22は、保湿空気供給機2に設けられた表面温度検出センサにより測定された温度分布から、窓の位置、人の位置を特定することができる。
このとき、制御部22は、ヒーター72の通電を停止し、人の位置をよけて、窓の位置に対してのみ送風を行うことで、結露除去運転を実施する。保湿空気供給機2は、空気調和機1よりも送風対象の窓に近く、局所送風ができる。従って、保湿空気供給機2による結露除去運転を実施することで、確実に結露除去を行うことができる。
以上のように、実施の形態2の空気調和システムによれば、表面温度検出センサを保湿空気供給機2側に設ける構成とすることで、先の実施の形態1の効果に加え、結露除去効果をさらに高めることが可能となる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3における空気調和システムの利用形態を示す説明図である。なお、先の図1と同一または相当する部分には、同一の符号を付しており、重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
先の実施の形態1、2では、空気調和機1と保湿空気供給機2との相互通信を、直接、単体同士で行う場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、携帯電話やタブレットなどのモバイル機器3などで情報を収集し、モバイル機器3から各機器の運転を行う場合について説明する。
図9に示すように、寝室Sには、空気調和機1、保湿空気供給機2が設置されるとともに、照明器具などの電気機器101が設置されており、モバイル機器3は、寝具102上の、就寝者の枕元に置かれている。
ここで、モバイル機器3は、一般的に、加速度センサを備えている。従って、モバイル機器3は、その加速度センサを用いて睡眠状態を判定することができる。
電気機器101には、主に家庭で使用されることを想定して設計された家電機器が含まれ、先の実施の形態1、2で説明した空気調和機1、保湿空気供給機2に加え、TVなどの映像機器、空気清浄機または空気脱臭機などの空気処理機、電気ストーブなどの暖房機器、電気毛布、室内照明、目覚まし時計、電気掃除機、電気洗濯機(乾燥機能付きを含む)、お風呂に使用される給湯機器(給湯タンク付きを含む)など、就寝者の就寝に影響を及ぼす電気機器が含まれる。なお、図9には、空気調和機1と保湿空気供給機2以外の電気機器101として、複数、図示しているが、電気機器101の台数は、任意であり、0台でも1台でもよい。
図9において、空気調和機1、保湿空気供給機2、電気機器101、モバイル機器3のそれぞれは、通信手段を備えており、相互に情報の送受信ができるようになっている。図9において、各機器を結ぶ点線L1は、通信手段での通信の様子を図示したものである。通信手段による通信は、例えば、ブルートゥース(登録商標)規格、WiFi規格に従う無線周波数通信、またはIrDa規格に従う赤外線などの通信でもよく、サーバーを介してインターネットなどに接続してもよい。
このようなシステムとすることで、各機器との相互通信が可能で、かつ、加速度センサを有するモバイル機器3を枕元に置くことで、就寝者に近い位置で、睡眠状態を検知できる構成とすることができる。このような構成とすることで、より正確な睡眠状態の判定が可能となり、睡眠の質に関わるその他の電機機器、例えば、空気清浄機や、照明など、と連動して、空気調和機1、保湿空気供給機2を制御することができる。この結果、睡眠の質を向上させながら、結露を除去または抑制することができる空気調和システムを実現できる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4における空気調和システムの利用形態を示す説明図である。なお、先の図1、図9と同一または相当する部分には、同一の符号を付しており、重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
先の実施の形態3では、携帯電話やタブレットなどのモバイル機器3で情報を収集し、各機器の運転を行う場合について説明した。これに対して、本実施の形態4では、連動制御を行う上位装置4を備えた構成について説明する。
図10に示すように、寝室Sには、空気調和機1、保湿空気供給機2が設置されるとともに、照明器具などの電気機器101が設置されており、モバイル機器3は、寝具102上の、就寝者の枕元に置かれ、さらに、上位装置4が設置されている。
図10において、空気調和機1、保湿空気供給機2、電気機器101、モバイル機器3、上位装置4のそれぞれは、通信手段を備えており、相互に情報の送受信ができるようになっている。
上位装置4は、CPU、RAMおよびROM等を有する、例えば、マイクロコンピュータを備えており、ROMには、制御プログラムが記憶されている。そして、上位装置4は、具体的には、例えば、家庭内にある各種機器(空気調和機1、保湿空気供給機2を含む電気機器101、およびモバイル機器3)から動作情報を受け取り、個々の機器に対して供給可能電力を指令するHEMS(Home Energy Management System)と呼ばれる電力指令装置に、睡眠環境制御に係る処理部を組み込んだ構成としてもよい。
このように、上位装置4による連動制御か可能なシステム構成とすることによっても、先の実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
1 空気調和機、2 保湿空気供給機、3 モバイル機器、4 上位装置、10 室内温湿度センサ、11 外気温湿度センサ、12 表面温度検出センサ、13 制御部、14 通信部、15 位置情報検出器、16 睡眠状態判定器、20 室内温湿度センサ、21 睡眠状態判定器、22 制御部、23 通信部、30給水タンク、31 下ケース、32 本体カバー、34 給水タンクカバー、35 吸込口、36 送出口、37 吹出口、38 電源スイッチ、39 設定スイッチ、40 制御基板、51 蒸気ダクト、62 送風ファン、62a モーター、62b ファン、71 蒸気生成装置(加湿器)、72 ヒーター、73 水供給口、74 給水経路、75 蒸気生成装置カバー、76 本体カバー風路、77 可動ダクト、78 送風口、79 風向調節板、100 空気調和システム、101 電機機器、102 寝具、103 窓、S 寝室。

Claims (14)

  1. 室内の空調運転を行う空気調和機と、加湿空気を前記室内に供給する保湿空気供給機とを備え、前記空気調和機と前記保湿空気供給機とが相互通信を行うことで情報を共有しながら、連動してそれぞれの運転制御を実行し、室内環境を制御する空気調和システムであって、
    前記室内に存在する就寝者の体動または表面温度に基づいて、前記就寝者の睡眠状態を判定し、深い睡眠であるか浅い睡眠であるかを識別する睡眠状態信号を出力する睡眠状態判定器をさらに備え、
    前記空気調和機および前記保湿空気供給機は、
    共有する前記情報に基づいて前記室内の結露の有無を判定し、前記結露の有無に関する判定結果と、前記睡眠状態信号に基づく識別結果との組合せに応じて、それぞれの運転制御を実行し、
    前記睡眠状態信号に基づく識別結果が浅い睡眠を示す場合には、人よけ運転を行うように前記それぞれの運転制御を実行し、
    前記判定結果が結露ありを示し、かつ、前記睡眠状態信号に基づく識別結果が深い睡眠を示す場合には、前記空気調和機および前記保湿空気供給機を運転停止させることなしに、前記結露を除去または抑制する結露除去運転を行うように前記それぞれの運転制御を実行する
    空気調和システム。
  2. 前記空気調和機は、
    前記室内の表面温度および前記就寝者の表面温度を検出する表面温度検出器と、
    前記空気調和機が有する第1情報を前記保湿空気供給機に送信し、前記保湿空気供給機が有する第2情報を前記保湿空気供給機から受信する第1送受信部と、
    前記第1情報および前記第2情報に基づいて、前記空気調和機の運転制御を実行する第1制御部と
    を有し、
    前記保湿空気供給機は、
    前記室内の空気を加湿する加湿器と、
    前記加湿器により加湿された空気を吹出口から前記室内へ吹き出す気流を生成する送風ファンと、
    前記室内の温湿度を検出する温湿度検出器と、
    前記第2情報を前記空気調和機に送信し、前記第1情報を前記空気調和機から受信する第2送受信部と、
    前記第1情報および前記第2情報に基づいて、前記加湿器および前記送風ファンを制御することで、前記保湿空気供給機の運転制御を実行する第2制御部と
    を有し、
    前記第1制御部および前記第2制御部は、前記表面温度検出器で検出された前記表面温度および前記空気調和機の設定湿度が含まれている前記第1情報と、前記温湿度検出器で検出された前記室内の温湿度および前記保湿空気供給機の設定湿度が含まれている前記第2情報から、前記結露の有無を判定する
    請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記保湿空気供給機は、
    前記室内の空気を吸込口から吸い込み、前記加湿器により加湿された高湿空気を、前記送風ファンにより生成された気流により、吹出口から前記室内へ水平方向に吹き出し、前記就寝者の周辺を局所的に保湿する
    請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 結露があると判定され、かつ、前記就寝者の睡眠状態が深い睡眠であると判定された場合には、
    前記第1制御部は、前記第1情報および前記第2情報から結露位置を判定し、前記結露位置へ向けて除湿風または温風を送風する
    請求項2または3に記載の空気調和システム。
  5. 前記結露があると判定され、かつ、前記就寝者の睡眠状態が浅い睡眠であると判定された場合には、
    前記第1制御部は、前記表面温度検出器による検出結果に基づいて、前記就寝者の位置を特定し、前記就寝者の位置を避けて除湿風または温風を送風し、
    前記第2制御部は、前記加湿器による加湿運転を一時停止する
    請求項2または3に記載の空気調和システム。
  6. 結露がないと判定され、かつ、前記就寝者の睡眠状態が深い睡眠であると判定された場合には、
    前記第1制御部は、設定データに基づく通常の空調運転を実行する
    請求項2または3に記載の空気調和システム。
  7. 結露がないと判定され、かつ、前記就寝者の睡眠状態が浅い睡眠であると判定された場合には、
    前記第1制御部は、前記表面温度検出器による検出結果に基づいて、前記就寝者の位置を特定し、前記就寝者の位置を避けた上で、設定データに基づく通常の空調運転を実行する
    請求項2または3に記載の空気調和システム。
  8. 前記睡眠状態判定器は、前記空気調和機内または前記保湿空気供給機内に設けられている
    請求項2から7のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  9. 前記第1制御部は、前記表面温度検出器による検出結果に基づいて、前記就寝者の位置を特定するとともに、前記就寝者の表面温度の変化から前記就寝者の睡眠状態を判定することで、前記睡眠状態判定器の機能を有する
    請求項2から7のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  10. 前記保湿空気供給機は、前記室内の表面温度および前記就寝者の表面温度を検出する第2表面温度検出器をさらに有し、
    前記第2制御部は、前記第2表面温度検出器による検出結果に基づいて、前記就寝者の位置を特定するとともに、前記就寝者の表面温度の変化から前記就寝者の睡眠状態を判定することで、前記睡眠状態判定器の機能を有する
    請求項2から7のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  11. 前記睡眠状態判定器は、前記就寝者の周辺に置かれた通信機器に搭載された加速度センサを含んで構成され、前記就寝者の体動の変化から前記睡眠状態信号を生成して出力する
    請求項1から10のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  12. 自身以外の他の機器と情報の送受信が可能な通信機能を有し、前記就寝者の就寝に影響を及ぼす電気機器をさらに備え、
    前記空気調和機および前記保湿空気供給機は、前記電気機器とも連動して、それぞれの運転制御を実行する
    請求項1から11のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  13. 自身以外の他の機器と情報の送受信が可能な通信機能を有し、前記他の機器から動作情報を受け取り、前記他の機器のそれぞれに対して供給可能電力を指令するとともに、共有する前記情報に基づいて前記室内の結露の有無を判定し、前記結露の有無に関する判定結果と、前記睡眠状態信号に基づく識別結果との組合せに応じて、前記他の機器のそれぞれを統括制御し、室内環境を制御する上位装置
    をさらに備える請求項1から12のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  14. 室内の空調運転を行う空気調和機と、加湿空気を前記室内に供給する保湿空気供給機とを備え、前記空気調和機と前記保湿空気供給機とが相互通信を行うことで情報を共有しながら、連動してそれぞれの運転制御を実行し、室内環境を制御する空気調和システムにおいて実行される空気調和制御方法であって、
    前記室内に存在する就寝者の体動または表面温度に基づいて、前記就寝者の睡眠状態を判定し、深い睡眠であるか浅い睡眠であるかを識別する睡眠状態信号を出力する睡眠状態判定ステップと、
    共有する前記情報に基づいて前記室内の結露の有無を判定する結露判定ステップと、
    前記結露の有無に関する判定結果と、前記睡眠状態信号に基づく識別結果との組合せに応じて、前記空気調和機と前記保湿空気供給機のそれぞれの運転制御を実行する連動制御ステップと
    を有し、
    前記連動制御ステップは、
    前記睡眠状態信号に基づく識別結果が浅い睡眠を示す場合には、人よけ運転を行うように前記それぞれの運転制御を実行し、
    前記判定結果が結露ありを示し、かつ、前記睡眠状態信号に基づく識別結果が深い睡眠を示す場合には、前記空気調和機および前記保湿空気供給機を運転停止させることなしに、前記結露を除去または抑制する結露除去運転を行うように前記それぞれの運転制御を実行する
    空気調和制御方法。
JP2015056333A 2015-03-19 2015-03-19 空気調和システムおよび空気調和制御方法 Active JP6513441B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056333A JP6513441B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 空気調和システムおよび空気調和制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056333A JP6513441B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 空気調和システムおよび空気調和制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016176629A JP2016176629A (ja) 2016-10-06
JP6513441B2 true JP6513441B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57069289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015056333A Active JP6513441B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 空気調和システムおよび空気調和制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6513441B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6823996B2 (ja) * 2016-10-25 2021-02-03 三菱電機株式会社 空気調和システムおよび加湿ユニット
JP6941938B2 (ja) * 2016-12-15 2021-09-29 三菱電機株式会社 加湿器および環境制御システム
JP2019002657A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 三菱電機株式会社 流体搬送装置
JP7158169B2 (ja) * 2018-04-25 2022-10-21 シャープ株式会社 空気調和機、及び空気調和システム
JP7085522B2 (ja) * 2019-09-30 2022-06-16 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
CN110848900B (zh) * 2019-10-12 2020-11-24 珠海格力电器股份有限公司 基于嵌入式linux实时操作***温度调控***及方法
JPWO2021111648A1 (ja) * 2019-12-06 2021-06-10
JP7116335B2 (ja) * 2020-08-28 2022-08-10 ダイキン工業株式会社 室内空調システム
CN114165873B (zh) * 2021-11-26 2023-04-11 青岛海信日立空调***有限公司 空调联动加湿***
CN114608176A (zh) * 2022-02-25 2022-06-10 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制空调的方法、装置及空调
CN114636221A (zh) * 2022-04-12 2022-06-17 珠海格力电器股份有限公司 一种空调的控制方法、装置、存储介质及空调
CN115654642B (zh) * 2022-10-11 2024-05-31 珠海格力电器股份有限公司 一种空调的控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10339496A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2002340385A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2004324942A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Hitachi Home & Life Solutions Inc 空気調和機
JP5300602B2 (ja) * 2008-10-31 2013-09-25 三菱電機株式会社 空気調和機
JP2013047583A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP6196027B2 (ja) * 2012-10-02 2017-09-13 シャープ株式会社 空気調和機および空調システム
JP5445657B1 (ja) * 2012-10-26 2014-03-19 三菱電機株式会社 流体搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016176629A (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6513441B2 (ja) 空気調和システムおよび空気調和制御方法
JP7435571B2 (ja) 空調システム
CN104913431B (zh) 空调控制方法及空调
JP6067065B2 (ja) 快眠環境制御システムおよび快眠環境制御方法
JP6257701B2 (ja) 空気調和システム
KR20150075069A (ko) 공기 조화기의 실내기
JPWO2018154660A1 (ja) 空気調和装置
JP2016061446A (ja) 空気調和機
JP6823996B2 (ja) 空気調和システムおよび加湿ユニット
JP6248884B2 (ja) 保湿用空気供給機、保湿用空気供給制御システム及び家電機器の運転管理システム
JP2010190528A (ja) 空気調和機
JP2008051463A (ja) 自動空調制御システム
CN108030980A (zh) 一种具有鼻腔加湿功能的加湿器
CN206224269U (zh) 浴室控制***、中控***、温度调节***及湿度调节***
CN111913393A (zh) 一种智能家居***
JP7039824B2 (ja) 室内環境制御システム、加湿器及び空気調和機
JP2007024416A (ja) 空気調和機
EP3892931A1 (en) Apparatus and method for controlling temperature
JP6941938B2 (ja) 加湿器および環境制御システム
CN108019866A (zh) 一种加湿器控制方法
CN108036476A (zh) 一种空调器
JP6320445B2 (ja) 加湿器、空気調和機および室内空間制御システム
JP6761242B2 (ja) 加湿器、空気調和機および寝室環境制御システム
CN207751048U (zh) 一种家用电加热桑拿房的热风智能循环***
JP6189909B2 (ja) 空気調和システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20171205

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6513441

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250