JP6511798B2 - 化学蒸着装置、化学蒸着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、化学蒸着装置、化学蒸着方法に関する。
表面に硬質層が被覆された切削工具が従来から使用されている。例えば、WC基超硬合金等を基体とし、その表面にTiC、TiN等の硬質層を化学蒸着法により被覆した表面被覆切削工具が知られている。切削工具基体の表面に硬質層を被覆処理する装置として、例えば特許文献1〜3記載の化学蒸着装置が知られている。
特開平5−295548号公報 特表2011−528753号公報 特開平9−310179号公報
特許文献1,2に記載の化学蒸着装置では、反応容器内に切削工具基体を載置したトレイを鉛直方向に積層し、トレイ近傍で鉛直方向に延ばしたガス供給管を回転させることで原料ガスを分散させていた。また、特許文献3に記載の化学蒸着装置では、ガス導入口の閉塞による操業上のトラブルを回避し、安定的な化学蒸着を行うことを目的として、べースプレートに、2か所(又は2か所以上)ガス導入口を設けた減圧式縦型化学蒸着装置も提案されている。しかし、互いに反応活性の高いガス種を用いた場合には、原料ガスが供給経路中で反応しやすくなる。その結果、原料ガスの反応によって生じた反応生成物がガス供給管の内部やガス噴出口に沈着し、ガス供給に不具合を生じることがあった。その結果、ガスの反応状態にばらつきを生じ、反応容器内の切削工具毎の膜質の均一性が低下することがあった。
本発明は、複数の被成膜物に均質な皮膜を形成することができる化学蒸着装置、及び化学蒸着方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様によれば、被成膜物が収容される反応容器と、前記反応容器内に設けられたガス供給管と、前記反応容器内でガス供給管を回転軸周りに回転させる回転駆動装置と、を有し、前記ガス供給管の内部は、前記回転軸に沿って延びる第1ガス流通部と第2ガス流通部とに区画され、前記ガス供給管の管壁には、前記第1ガス流通部に流通する第1ガスを前記反応容器内に噴出させる第1ガス噴出口と、前記第2ガス流通部に流通する第2ガスを前記反応容器内に噴出させる第2ガス噴出口とが、前記回転軸の周方向に隣り合って配置され、前記第1ガス噴出口と前記第2ガス噴出口との前記回転軸周りの相対角度が150°以上180°以下であり、前記回転軸の周方向に隣り合う前記第1ガス噴出口と前記第2ガス噴出口とからなる噴出口対が、前記ガス供給管の軸方向に複数設けられ、前記回転軸の軸方向に隣り合う2組の噴出口対において、異なる前記噴出口対に属する前記第1ガス噴出口と前記第2ガス噴出口との前記回転軸周りの相対角度が60°以下である、化学蒸着装置が提供される。
前記回転軸の軸方向に隣り合う2組の噴出口対において、異なる前記噴出口対に属する前記第1ガス噴出口同士の前記回転軸周りの相対角度、及び異なる前記噴出口対に属する前記第2ガス噴出口同士の前記回転軸周りの相対角度が130°以上である構成としてもよい。
本発明の一態様によれば、上記の化学蒸着装置を用いて被成膜物の表面に皮膜を形成する、化学蒸着方法が提供される。
前記ガス供給管を10回転/分以上60回転/分以下の回転速度で回転させる方法としてもよい。
前記第1ガスとして金属元素を含まない原料ガスを用い、前記第2ガスとして金属元素を含む原料ガスを用いる方法としてもよい。
前記第1ガスとしてアンモニア含有ガスを用いる方法としてもよい。
本発明の態様によれば、複数の被成膜物に均質な皮膜を形成することができる化学蒸着装置、及び化学蒸着方法が提供される。
実施形態に係る化学蒸着装置の断面図。 ガス供給管及び回転駆動装置を示す断面図。 ガス供給管の横断面図。 ガス供給管の部分斜視図。 ガス噴出口の配置に関する説明図。 ガス噴出口の配置を説明するための断面図。 ガス噴出口の配置を説明するための斜視図。 ガス供給管の他の例を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(化学蒸着装置)
図1は、実施形態に係る化学蒸着装置の断面図である。図2は、ガス供給管及び回転駆動装置を示す断面図である。図3は、ガス供給管の横断面図である。
本実施形態の化学蒸着装置10は、加熱雰囲気中で複数の原料ガスを反応させることにより被成膜物の表面に皮膜を形成するCVD(Chemical Vapor Deposition)装置である。本実施形態の化学蒸着装置10は、超硬合金等からなる切削工具基体の表面に硬質層を被覆する、表面被覆切削工具の製造に好適に用いることができる。
切削工具基体としては、WC基超硬合金、TiCN基サーメット、Si基セラミックス、Al基セラミックス、cBN基超高圧焼結体等が例示される。硬質層としては、AlTiN層、TiN層、TiCN層等が例示される。
本実施形態の化学蒸着装置10は、図1に示すように、ベースプレート1と、ベースプレート1上に設置されたワーク収容部8と、ワーク収容部8を覆ってベースプレート1に被せられるベル型の反応容器6と、反応容器6の側面及び上面を覆う箱形の外熱式加熱ヒーター7と、を備える。本実施形態の化学蒸着装置10では、ベースプレート1と反応容器6との接続部分が封止され、反応容器6の内部空間を減圧雰囲気に保持可能である。
外熱式加熱ヒーター7は、反応容器6内を所定の成膜温度(例えば700℃〜1050℃)まで昇温、保持する。
ワーク収容部8は、被成膜物である切削工具基体が載置される複数のトレイ8aを鉛直方向に積層して構成される。隣り合うトレイ8a同士は、原料ガスが流通するのに十分な隙間を空けて配置される。ワーク収容部8の全てのトレイ8aは、中央にガス供給管5が挿通される貫通孔を有する。
ベースプレート1には、ガス導入部3と、ガス排出部4と、ガス供給管5とが設けられる。
ガス導入部3は、ベースプレート1を貫通して設けられ、反応容器6の内部空間に2種類の原料ガス群A(第1ガス)、原料ガス群B(第2ガス)を供給する。ガス導入部3はベースプレート1の内側(反応容器6側)においてガス供給管5に接続される。ガス導入部3は、原料ガス群A源41に接続された原料ガス群A導入管29と、原料ガス群B源42に接続された原料ガス群B導入管30とを有する。原料ガス群A導入管29と原料ガス群B導入管30は、ガス供給管5に接続されている。ガス導入部3にはガス供給管5を回転させるモーター(回転駆動装置)2が設けられている。
ガス排出部4は、ベースプレート1を貫通して設けられ、真空ポンプ45と反応容器6の内部空間とを接続する。ガス排出部4を介して真空ポンプ45により反応容器6内が排気される。
ガス供給管5は、ベースプレート1から鉛直上方に延びる管状部材である。ガス供給管5は、ワーク収容部8の中央部を鉛直方向に貫いて設置される。本実施形態の場合、ガス供給管5の上端は封止され、ガス供給管5の側面から外側へ原料ガス群が噴射される。
図2は、ベースプレート1、ガス導入部3及びガス排出部4を示す断面図である。
ガス排出部4は、ベースプレート1を貫通するガス排気口9に接続されるガス排気管11を有する。ガス排気管11は図1に示した真空ポンプ45に接続される。
ガス導入部3は、ベースプレート1の外側に延びる筒状の支持部3aと、支持部3a内に収容された回転式ガス導入部品12と、カップリング2aを介して回転式ガス導入部品12に連結されたモーター2と、カップリング2aを摺動させつつ封止する摺動部3bと、を有する。
支持部3aの内部は反応容器6の内部と連通する。支持部3aには、支持部3aの側壁を貫通する原料ガス群A導入管29と、原料ガス群B導入管30とが設けられる。原料ガス群A導入管29は、鉛直方向において、原料ガス群B導入管30よりも反応容器6に近い側に設けられる。原料ガス群A導入管29は支持部3aの内周面に開口する原料ガス群A導入口27を有する。原料ガス群B導入管30は支持部3aの内周面に開口する原料ガス群B導入口28を有する。
回転式ガス導入部品12は、支持部3aと同軸の円筒状である。回転式ガス導入部品12は支持部3a内に挿入され、反応容器6と反対側の端部(下側端部)に連結されたモーター2により回転軸22の軸周りに回転駆動される。
回転式ガス導入部品12には、回転式ガス導入部品12の側壁を貫通する貫通孔12aと、貫通孔12bとが設けられる。貫通孔12aは、支持部3aの原料ガス群A導入口27と同じ高さ位置に設けられる。貫通孔12bは原料ガス群B導入口28と同じ高さ位置に設けられる。回転式ガス導入部品12の外周面のうち、貫通孔12aと貫通孔12bとの間には、他の部位と比較して大きな直径に形成された封止部12cが設けられる。封止部12cは支持部3aの内周面に当接し、原料ガス群A導入口27から流入する原料ガス群Aと、原料ガス群B導入口28から流入する原料ガス群Bとを隔離する。
回転式ガス導入部品12の内部には、仕切部材35が設けられる。仕切部材35は、回転式ガス導入部品12の内部を高さ方向(軸方向)に沿って延びる原料ガス群A導入路31と、原料ガス群B導入路32とに区画する。原料ガス群A導入路31は貫通孔12aを介して原料ガス群A導入口27に接続される。原料ガス群B導入路32は貫通孔12bを介して原料ガス群B導入口28に接続される。回転式ガス導入部品12の上端に、ガス供給管5が接続される。
以下、ガス供給管5の構成について詳細に説明する。
図3は、ガス供給管5の横断面図である。図4はガス供給管5の部分斜視図である。図5は、ガス噴出口の配置に関する説明図である。図6は、ガス噴出口の配置を説明するための断面図である。図7は、ガス噴出口の配置を説明するための斜視図である。
ガス供給管5は円筒管である。ガス供給管5の内部には、高さ方向(軸方向)に沿って延びる板状の仕切部材5aが設けられる。仕切部材5aはガス供給管5の中心軸(回転軸22)を含むようにガス供給管5を直径方向に縦断し、ガス供給管5の内部をほぼ二等分する。仕切部材5aによりガス供給管5の内部は原料ガス群A流通部(第1ガス流通部)14と、原料ガス群B流通部(第2ガス流通部)15とに区画される。原料ガス群A流通部14及び原料ガス群B流通部15は、それぞれガス供給管5の高さ方向の全体にわたって延びている。
図2に示すように、仕切部材5aの下端は仕切部材35の上端に接続される。原料ガス群A流通部14は原料ガス群A導入路31に接続され、原料ガス群B流通部15は原料ガス群B導入路32に接続される。したがって、原料ガス群A源41から供給される原料ガス群Aの流通経路と、原料ガス群B源42から供給される原料ガス群Bの流通経路は、仕切部材35及び仕切部材5aにより区画され、互い独立した流路である。
ガス供給管5には、図3及び図4に示すように、それぞれガス供給管5を貫通する複数の原料ガス群A噴出口(第1ガス噴出口)16と、複数の原料ガス群B噴出口(第2ガス噴出口)17とが設けられる。原料ガス群A噴出口16は、原料ガス群A流通部14から反応容器6の内部空間へ原料ガス群Aを噴出する。原料ガス群B噴出口17は、原料ガス群B流通部15から反応容器6の内部空間へ原料ガス群Bを噴出する。原料ガス群A噴出口16及び原料ガス群B噴出口17は、それぞれ、ガス供給管5の長さ方向(高さ方向)に沿って複数箇所設けられる(図4及び図7参照)。
本実施形態のガス供給管5では、図3及び図4に示すように、ほぼ同じ高さ位置に原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17とが1つずつ設けられる。これら周方向に隣り合う原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17とが対を成し、図4に示すように、噴出口対24を構成する。ガス供給管5には、噴出口対24が高さ方向に複数箇所設けられる。
噴出口対24を構成する原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17との高さ位置関係は、上記の原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17の両方が、図4に示す回転軸22を法線とする1つの平面23に交わる位置関係とされる。このような位置関係を、本実施形態では「周方向に隣り合う」位置関係と定義する。
具体例を示すと、図5(a)に示すように、噴出口対24を構成する原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17とが同じ高さである場合と、図5(b)に示すように、噴出口対24を構成する原料ガス群A噴出口16の一部と原料ガス群B噴出口17の一部が同じ高さである場合には、これらの噴出口は「周方向に隣り合う」位置関係に該当する。一方、図5(c)に示すように、原料ガス群A噴出口16の全体と原料ガス群B噴出口17の全体が異なる高さに設けられている場合は「周方向に隣り合う」位置関係には該当しない。
図3に示す原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17は、同一の噴出口対24に属する噴出口である。図4に示す構成では、原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17との軸周りの相対角度αは180°である。相対角度αは、150°以上180°以下の範囲内で変更することができる。
相対角度αは、本実施形態の場合、ガス供給管5の中心13(回転軸22)を中心とする軸周りに、原料ガス群A噴出口16の外周側開口端の中心18と、原料ガス群B噴出口17の外周側開口端の中心19とのなす角度として定義される。相対角度αは軸周りの角度であるから、中心18、19の高さ方向の位置が異なる場合には、中心18、19を回転軸22と直交する面に投影したときの角度となる。
図7に示すように、ガス供給管5の高さ方向(軸方向)において、原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17とが互いに近接した状態で交互に並んでいる。本実施形態では、図6に示すように、原料ガス群A流通部14に連通する原料ガス群A噴出口16は、ガス供給管5の周方向において、異なる2箇所の角度位置に設けられることが好ましい。また、原料ガス群B流通部15に連通する原料ガス群B噴出口17も、ガス供給管5の周方向において、異なる2箇所の角度位置に設けられることが好ましい。ただし、原料ガス群A流通部14に連通する原料ガス群A噴出口16及び原料ガス群B流通部15に連通する原料ガス群B噴出口17について、高さ方向(軸方向)に1箇所の角度位置に設けられている場合、及び異なる3箇所以上の角度位置に設けられている場合でもよい。
図6に示す2箇所の原料ガス群A噴出口16同士の軸周りの相対角度β1は130°以上であることが好ましい。また、2箇所の原料ガス群B噴出口17同士の軸周りの相対角度β2は130°以上であることが好ましい。
上記構成により、ガス供給管5は、図6に示すD1側に設けられる噴出口群25(図7(a))と、D2側に設けられる噴出口群26(図7(b))とを有する。噴出口群25及び噴出口群26のいずれにおいても、ガス供給管5の高さ方向に原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17とが交互に配置される。
噴出口群25において軸方向に隣り合う原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17との軸周りの相対角度γ1は60°以下であることが好ましい。また、噴出口群26において軸方向に隣り合う原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17との軸周りの相対角度γ2は60°以下であることが好ましい。
(化学蒸着方法)
化学蒸着装置10を用いた化学蒸着方法では、モーター2によってガス供給管5を回転軸22の軸周りに回転させながら、原料ガス群A源41及び原料ガス群B源42から原料ガス群A及び原料ガス群Bをガス導入部3へ供給する。
ガス供給管5の回転速度は、10回転/分以上60回転/分以下の範囲とすることが好ましい。より好ましくは、20回転/分以上60回転/分以下の範囲であり、さらに好ましくは、30回転/分以上60回転/分以下の範囲である。これにより、反応容器6内の所定の大面積において均質な皮膜を得ることができる。これは、回転しているガス供給管5から原料ガス群が噴出された際、ガス供給管5の回転運動による旋回成分によって、原料ガス群Aと原料ガス群Bがそれぞれ攪拌されながら均一に拡散されるからである。ガス供給管5の回転速度は、原料ガス群Aと原料ガス群Bのガス種や反応活性の高さに応じて調整される。回転速度を60回転/分を超える速度とした場合、ガス供給管5の近傍で原料ガスが混合されるため、噴出口の閉塞などの不具合が生じやすくなる。
原料ガス群Aとしては、金属元素を含まない無機原料ガス及び有機原料ガスのうちから選ばれる一種以上のガスとキャリアガスを用いることができる。原料ガス群Bとしては、無機原料ガス及び有機原料ガスのうちから選ばれる一種以上のガスとキャリアガスを用いることができる。原料ガス群Bは少なくとも一種以上の金属を含むガスとされる。
例えば、化学蒸着装置10を用いて、切削工具基体の表面に硬質層を形成するに際し、原料ガス群AとしてNHとキャリアガス(H)を選択し、原料ガス群Bとして、TiClとキャリアガス(H)を選択して化学蒸着することにより、TiN層の硬質層を有する表面被覆切削工具を作製することができる。
また例えば、原料ガス群Aとして、CHCNとN及びキャリアガス(H)を選択し、原料ガス群Bとして、TiClとN及びキャリアガス(H)を選択して化学蒸着することにより、TiCN層の硬質層を有する表面被覆切削工具を作製することができる。
また例えば、原料ガス群Aとして、NHとキャリアガス(H)を選択し、原料ガス群Bとして、TiClとAlClとNとキャリアガス(H)を選択して化学蒸着することにより、AlTiN層の硬質層を有する表面被覆切削工具を作製することができる。
原料ガス群A源41から供給される原料ガス群Aは、原料ガス群A導入管29、原料ガス群A導入口27、原料ガス群A導入路31、及び原料ガス群A流通部14を経由して原料ガス群A噴出口16から反応容器6の内部空間に噴出される。また、原料ガス群B源42から供給される原料ガス群Bは、原料ガス群B導入管30、原料ガス群B導入口28、原料ガス群B導入路32、及び原料ガス群B流通部15を経由して原料ガス群B噴出口17から反応容器6の内部空間に噴出される。ガス供給管5から噴出された原料ガス群A及び原料ガス群Bは、ガス供給管5の外側の反応容器6内で混合され、化学蒸着により、トレイ8a上の切削工具基体の表面に硬質層が成膜される。
本実施形態の化学蒸着装置10では、原料ガス群Aと原料ガス群Bとをガス供給管5内で混合させず分離しておき、回転しているガス供給管5から噴出させた後、反応容器6の内部で混合させる構成としたことで、ガス混合の進行と切削工具基体表面へのガスの到達時間を調整することができる。これにより、ガス供給管5の内部が反応生成物によって閉塞されたり、沈着した皮膜成分により噴出口が閉塞されたりすることを抑制することができる。
しかし、ガス供給管5から噴出される原料ガス群A及び原料ガス群Bは、ガス供給管5の近傍では比較的濃度が高く、ガス供給管5から径方向に離れるに従って均一な濃度に拡散される。そのため、ガス供給管5の近傍で原料ガス群Aと原料ガス群Bとが混合されたときに形成される硬質層(皮膜)の膜質と、ガス供給管5から離れた位置で混合されたときに形成される硬質層の膜質とが異なってしまう。そうすると、所望の大面積領域にわたって均一な膜質の硬質層を得ることができなくなる。
そこで本実施形態の化学蒸着装置10では、ガス供給管5の周方向に隣り合う原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17との軸周りの相対角度αを150°以上とした。このような構成とすることで、原料ガス群Aと原料ガス群Bとは、ガス供給管5の径方向に互いに概ね反対向きに噴出される。これにより、原料ガス群Aと原料ガス群Bとは噴出後直ちに混合されず、それぞれがガス供給管5から径方向に均一に拡散した後に混合される。その結果、反応容器6の径方向において均質な反応が生じ、トレイ8a上に載置された複数の切削工具基体に対して、均一な膜質で硬質層を形成することができる。
なお、硬質層の膜質の均一性は、原料ガス群Aと原料ガス群Bとの互いの反応活性にも依存する。本実施形態の場合、ガス供給管5の回転速度を調整することで原料ガス群A、原料ガス群Bの接触距離を制御できる。したがって原料ガス群の種類に応じて回転速度を調整することで、膜質の均質性をより向上させることができる。
また本実施形態の化学蒸着装置10では、図4に示すように、周方向に隣り合う噴出口対24が、ガス供給管5の高さ方向(軸方向)に複数設けられる。これにより、ワーク収容部8の各段(トレイ8a)において、原料ガス群Aと原料ガス群Bがそれぞれ滞留することなく径方向に均一に拡散して混合されるので、トレイ8a上の広い領域で均質な硬質層を形成することができる。
また本実施形態の化学蒸着装置10では、図6及び図7に示すように、ガス供給管5の側面D1、D2に、高さ方向に原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17を交互に配置した噴出口群25と噴出口群26を有する。このような構成とすることで、側面D1、D2のいずれにおいても、原料ガス群A及び原料ガス群Bは高さ方向において比較的近い位置に噴出される。これにより、原料ガス群A及び原料ガス群Bが、互いに分離した状態で滞留するのを抑制することができ、膜質の均一性を向上させることができるため、より好ましい。
ただし、原料ガス群A流通部14に連通する原料ガス群A噴出口16及び原料ガス群B流通部15に連通する原料ガス群B噴出口17について、高さ方向(軸方向)に1箇所の角度位置に設けられている場合、及び異なる3箇所以上の角度位置に設けられている場合でもよい。
なお、本実施形態では、ガス供給管5が円筒管である場合について説明したが、図8に示すように、断面矩形状の角形管からなるガス供給管5Aを用いてもよい。また、断面矩形状に限らず、六角形状や八角形状の角形管からなるガス供給管を用いてもよい。
本実施例では、図1〜図7を参照して説明した実施形態の化学蒸着装置10(以下、単に「本実施例装置」という。)を使用した。ベル型の反応容器6の径は250mm、高さは750mmとした。外熱式加熱ヒーター7として反応容器6内を700℃〜1050℃に加熱することができるヒーターを用いた。トレイ8aとして、中心部に直径65mmの中心孔が形成された外径220mmのリング状の治具を用いた。
治具(トレイ8a)上に、被成膜物として、JIS規格CNMG120408の形状(厚さ:4.76mm×内接円直径:12.7mmの80°菱形)をもったWC基超硬合金基体を載置した。
なお、WC基超硬合金基体からなる被成膜物は、治具(トレイ8a)の径方向に沿って20mm〜30mmの間隔で載置し、治具の周方向に沿ってほぼ等間隔となるように載置した。
本実施例装置を用いて、各種の原料ガス群A及び原料ガス群Bをそれぞれ所定の流量でガス供給管5に供給し、ガス供給管5を回転させながら原料ガス群A及び原料ガス群Bを反応容器6内へ噴出させた。これにより、WC基超硬合金基体からなる被成膜物の表面に、化学蒸着により、実施例1〜実施例10、比較例1〜8の硬質層(硬質皮膜)を形成した。
表1に、化学蒸着に使用した原料ガス群A、原料ガス群Bの成分・組成を示す。
表2に、実施例1〜10、比較例1〜8における化学蒸着の諸条件を示す。
なお、表2において、相対角度αは同一の噴出口対24に属する原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17の軸周りの相対角度である。
相対角度β1は、高さ方向に隣り合う2つの噴出口対24における原料ガス群A噴出口16同士の相対角度である。相対角度β2は、高さ方向に隣り合う2つの噴出口対24における原料ガス群B噴出口17同士の相対角度である。
相対角度γ1は、ガス供給管5の一側面(側面D1)において高さ方向に隣り合う原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17の軸周りの相対角度である。相対角度γ2は、ガス供給管5の一側面(側面D2)において高さ方向に隣り合う原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17の軸周りの相対角度である。
表2に示す単位「SLM」は、スタンダード流量L/min(Standard)である。スタンダード流量とは、20℃、1気圧(1atm)に換算した1分間当たりの体積流量のことである。また、表2に示す単位「rpm」は、1分間当たりの回転数のことであり、ここでは、ガス供給管5の回転速度を意味する。
Figure 0006511798
Figure 0006511798
実施例1〜10、比較例1〜8の各サンプルについて、成膜された硬質皮膜の膜質均一性を調べた。それぞれの条件について、リング状の治具(トレイ8a)の中心孔に近い内周側に載置した10箇所のWC基超硬合金基体について、表面に成膜された硬質皮膜の残留塩素量を、電子線マイクロアナライザ(EPMA,Electron−Probe−Micro−Analyser)により測定し、これらの平均値を「治具内周側の基体上に形成された皮膜の残留塩素量」として求めた。また、リング状の治具(トレイ8a)の外周側に載置した10箇所のWC基超硬合金基体について、同様に残留塩素量を測定し、これらの平均値を「治具外周側の基体上に形成された皮膜の残留塩素量」として求めた。さらに、「治具内周側の基体上に形成された皮膜の残留塩素量」と「治具外周側の基体上に形成された皮膜の残留塩素量」との差を、「内周側と外周側の残留塩素量の差」として求めた。表3に上記で求めた各値を示す。
本実施例で測定している残留塩素量は硬質皮膜の膜質と相関があり、残留塩素量が少ないほど膜質がよい。内周側と外周側の残留塩素量の差が小さいほど、内周側と外周側の膜質に差が無いことを意味すると考えられる。
本実施例において、NHガスを含む原料ガス群Aを用いる場合、反応性が高いため低温で硬質皮膜を形成できる一方、NHガスを含まない原料ガス群Aを用いた場合よりも膜質が劣るために残留塩素量が多くなる傾向がある。したがって、表3に示す残留塩素量の高低は硬質皮膜の膜質の優劣に対応し、基体間の残留塩素量の差の大きさは硬質皮膜間の相対的な膜質の差の大きさに対応する。
また、実施例5〜10、比較例3、4、7、8のAlTiN皮膜について、EPMA(電子線マイクロアナライザ)分析を行い、皮膜中のAlとTiの合量に対するAlの含有割合(原子比)を導出した。結果を表4に示す。
Figure 0006511798
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表3の結果から、噴出口対24における原料ガス群A噴出口16と原料ガス群B噴出口17との軸周りの相対角度αを150°以上とした実施例1〜10では、原料ガス群として、互いに反応活性の高いガス種を用いる場合であっても、「内周側と外周側の残留塩素量の差」が0.04原子%以下と極めて小さかった。したがって、反応容器6内に配置された治具(トレイ8a)のいずれの箇所に基体を載置したとしても均一な膜質の硬質皮膜が形成されることが確認された。また、表4の結果においても、実施例5〜10はAlとTiの合量に占めるAlの平均含有割合が、内周側と外周側でほぼ差が無く、均一な膜質のAlTiN皮膜が形成されていた。
特に実施例1、3、5〜10は、原料ガス群Aにアンモニアガス(NH)を含み、アンモニアガスは原料ガス群Bの金属塩化物ガス(TiCl、AlCl等)と反応活性が高いにも関わらず、TiN皮膜、TiCN皮膜、AlTiN皮膜を、治具上の広範囲で均一な膜質に形成可能であった。
また、原料ガスとして互いに反応活性がそれほど高くない実施例2、4に示されるようなガス種を用いた成膜においても、それぞれ成膜条件を設定することにより、治具上の広範囲にわたって均一な膜質の皮膜を形成可能であった。
一方、相対角度αを60°又は120°と狭くした比較例1〜4では、表3の結果から、「内周側と外周側の残留塩素量の差」が実施例と比較して大きかった。また表4の結果においても同様に、実施例と比較してAlとTiの合量に占めるAlの平均含有割合の差が大きかった。これらから、比較例1〜4は、実施例1〜10と比較して膜質の均質性が劣るものであったことが確認された。
原料ガス群A及び原料ガス群Bの流路を分離しなかった比較例5〜8では、膜質の均質性が良好な条件もあったが、噴出口に皮膜成分が沈着し、ガス供給管に閉塞が生じた。また表4に示すように、実施例と比較してAlとTiの合量に占めるAlの平均含有割合の差が著しく大きく、AlTiN皮膜の組成にばらつきが生じていることが確認された。
また、表3及び表4の実施例1〜6、8、10の結果から、原料ガス群A噴出口16同士の相対角度β1、及び原料ガス群B噴出口17同士の相対角度β2を130°以上とすることで、治具上の広範囲にわたって均一かつ優れた膜質の皮膜を形成可能であった。一方、相対角度β1、β2を120°とした実施例7は表3に示す残留塩素量の内外周差が比較的大きく、相対角度β1、β2を30°とした実施例9は、表4に示すAlの平均含有割合が他の実施例と比較して低い結果となった。
前述のように、本発明の化学蒸着装置及び化学蒸着方法は、従来困難を伴った原料ガス群に互いに反応活性の高いガス種を用いて成膜する場合においても、大面積に均質な皮膜を形成することが可能であることから、省エネ化、さらに低コスト化の面において産業上利用に十分に満足に対応できるものである。
また、本発明の化学蒸着装置および化学蒸着方法は、硬質層を被覆した表面被覆切削工具の製造において、大変有効であるばかりでなく、耐摩耗性を必要とするプレス金型や、摺動特性を必要とする機械部品への成膜等、蒸着形成する膜種によって各種の被成膜物で使用することも勿論可能である。
5,5A…ガス供給管、6…反応容器、10…化学蒸着装置、22…回転軸、24…噴出口対、2…モーター(回転駆動装置)、14…原料ガス群A流通部(第1ガス流通部)、15…原料ガス群B流通部(第2ガス流通部)、16…原料ガス群A噴出口(第1ガス噴出口)、17…原料ガス群B噴出口(第2ガス噴出口)

Claims (6)

  1. 被成膜物が収容される反応容器と、前記反応容器内に設けられたガス供給管と、前記反応容器内でガス供給管を回転軸周りに回転させる回転駆動装置と、を有し、
    前記ガス供給管の内部は、前記回転軸に沿って延びる第1ガス流通部と第2ガス流通部とに区画され、
    前記ガス供給管の管壁には、前記第1ガス流通部に流通する第1ガスを前記反応容器内に噴出させる第1ガス噴出口と、前記第2ガス流通部に流通する第2ガスを前記反応容器内に噴出させる第2ガス噴出口とが、前記回転軸の周方向に隣り合って配置され、
    前記第1ガス噴出口と前記第2ガス噴出口との前記回転軸周りの相対角度が150°以上180°以下であり、
    前記回転軸の周方向に隣り合う前記第1ガス噴出口と前記第2ガス噴出口とからなる噴出口対が、前記ガス供給管の軸方向に複数設けられ、
    前記回転軸の軸方向に隣り合う2組の噴出口対において、異なる前記噴出口対に属する前記第1ガス噴出口と前記第2ガス噴出口との前記回転軸周りの相対角度が60°以下である、化学蒸着装置。
  2. 前記回転軸の軸方向に隣り合う2組の噴出口対において、
    異なる前記噴出口対に属する前記第1ガス噴出口同士の前記回転軸周りの相対角度、及び異なる前記噴出口対に属する前記第2ガス噴出口同士の前記回転軸周りの相対角度が130°以上である、請求項に記載の化学蒸着装置。
  3. 請求項1または2に記載の化学蒸着装置を用いて被成膜物の表面に皮膜を形成する、化学蒸着方法。
  4. 前記ガス供給管を10回転/分以上60回転/分以下の回転速度で回転させる、請求項に記載の化学蒸着方法。
  5. 前記第1ガスとして金属元素を含まない原料ガスを用い、前記第2ガスとして金属元素を含む原料ガスを用いる、請求項又はに記載の化学蒸着方法。
  6. 前記第1ガスとしてアンモニア含有ガスを用いる、請求項に記載の化学蒸着方法。
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