JP6510453B2 - 電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法 - Google Patents

電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法 Download PDF

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Description

本開示は、電子機器に関する。
特許文献1にも記載されているように、従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2014−165826号公報
電子機器については、その消費電力を低減することが望まれる。
そこで、本発明は、電子機器の消費電力を低減することが可能な技術を提供することを目的とする。
電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法が開示される。一の実施の形態では、電子機器は、無線通信部、サーチ部及び判定部を備える。無線通信部は、複数種類の周波数バンドに対応する。サーチ部は、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行する。判定部は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在すると判定する場合のサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずにサーチ処理を終了する。そして、サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在しないと判定するまでサーチ処理を実行しない。
また、一の実施の形態では、電子機器は、無線通信部、サーチ部及び判定部を備える。無線通信部は、複数種類の周波数バンドに対応する。サーチ部は、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行する。判定部は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在しないと判定する場合、サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度サーチ処理を実行する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在すると判定する場合、サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、第1時間よりも長い第2時間後に再度サーチ処理を実行する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在すると判定する場合のサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない。
また、一の実施の形態では、制御装置は、無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置である。制御装置は、サーチ部及び判定部を備える。サーチ部は、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行するサー。判定部は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在すると判定する場合のサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずにサーチ処理を終了する。そして、サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在しないと判定するまでサーチ処理を実行しない。
また、一の実施の形態では、制御装置は、無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置である。制御装置は、サーチ部及び判定部を備える。サーチ部は、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行する。判定部は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在しないと判定する場合、サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度サーチ処理を実行する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在すると判定する場合、サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、第1時間よりも長い第2時間後に再度サーチ処理を実行する。サーチ部は、判定部が電子機器が水中に存在すると判定する場合のサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない。
また、一の実施の形態では、制御プログラムは、無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器を制御するための制御プログラムである。制御プログラムは、電子機器に、工程(a),(b)を実行させるためのものである。工程(a)は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程である。工程(b)は、電子機器が水中に存在すると判定される場合の、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずにサーチ処理を終了し、電子機器が水中に存在しないと判定されるまでサーチ処理を実行しない工程である。
また、一の実施の形態では、制御プログラムは、無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器を制御するための制御プログラムである。制御プログラムは、電子機器に、工程(a)〜(d)を実行させるためのものである。工程(a)は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程である。工程(b)は、電子機器が水中に存在しないと判定される場合、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度サーチ処理を実行する工程である。工程(c)は、電子機器が水中に存在すると判定される場合、サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、第1時間よりも長い第2時間後に再度サーチ処理を実行する工程である。工程(d)は、電子機器が水中に存在すると判定される場合のサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない工程である。
また、一の実施の形態では、電子機器の動作方法は、無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器の動作方法である。電子機器の動作方法は、工程(a),(b)を備える。工程(a)は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程である。工程(b)は、電子機器が水中に存在すると判定される場合の、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずにサーチ処理を終了し、電子機器が水中に存在しないと判定されるまでサーチ処理を実行しない工程である。
また、一の実施の形態では、電子機器の動作方法は、無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器の動作方法である。電子機器の動作方法は、工程(a)〜(d)を備える。工程(a)は、電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程である。工程(b)は、電子機器が水中に存在しないと判定される場合、複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度サーチ処理を実行する工程である。工程(c)は、電子機器が水中に存在すると判定される場合、サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、第1時間よりも長い第2時間後に再度サーチ処理を実行する工程である。工程(d)は、電子機器が水中に存在すると判定される場合のサーチ処理において、複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない工程である。
電子機器の消費電力が低減する。
電子機器の外観の一例を示す斜視図である。 電子機器の外観の一例を示す背面図である。 電子機器の構成の一例を示すブロック図である。 無線通信部の構成の一例を示すブロック図である。 制御部の構成の一例を示すブロック図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 第1サーチ処理が間欠的に実行される様子の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 第2サーチ処理が間欠的に実行される様子の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。
<電子機器の外観>
図1及び2は電子機器1の外観の一例を示す斜視図及び背面図である。電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機である。電子機器1は、基地局との間で、例えばLTE(Long Term Evolution)に応じた無線通信を行う。電子機器1は、他の通信方式、例えば、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)あるいはCDMA(Code Division Multiple Access)などに応じた無線通信を行ってもよい。以後、電子機器1で使用される通信方式を「使用通信方式」と呼ぶことがある。
図1及び2に示されるように、電子機器1は、平面視で略長方形の板状の機器ケース10を備えている。機器ケース10は電子機器1の外装を構成している。電子機器1の前面1a、つまり機器ケース10の前面には、文字、記号、図形等の各種情報が表示される表示領域11が設けられている。表示領域11の背面側には後述するタッチパネル140が設けられている。これにより、ユーザは、電子機器1の前面1aの表示領域11を指等で操作することによって、電子機器1に対して各種情報を入力することができる。なお、ユーザは、指以外の操作子、例えば、スタイラスペンなどのタッチパネル用ペンで表示領域11を操作することによっても、電子機器1に対して各種情報を入力することができる。
電子機器1の前面1a(機器ケース10の前面)の上側端部にはレシーバ穴12が設けられている。電子機器1の前面1aの下側端部にはスピーカ穴13が設けられている。電子機器1の下側の側面1cにはマイク穴14が設けられている。
電子機器1の前面1aの上側端部からは、後述する第1カメラ190が有するレンズ191が視認可能となっている。図2に示されるように、電子機器1の背面1bの上側端部からは、後述する第2カメラ200が有するレンズ201が視認可能となっている。
電子機器1の前面1aの下側端部には、複数の操作ボタン15,16,17から成る操作ボタン群18が設けられている。操作ボタン15,16,17のそれぞれはハードウェアボタンである。具体的には、操作ボタン15,16,17のそれぞれは押しボタンである。なお、操作ボタン15,16,17は、表示領域11に表示されるソフトウェアボタンであってもよい。
操作ボタン15は、例えばバックボタンである。バックボタンは、表示領域11の表示を一つ前の表示に切り替えるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン15を操作することよって、表示領域11の表示が一つ前の表示に切り替わる。
操作ボタン16は、例えばホームボタンである。ホームボタンは、表示領域11にホーム画面を表示させるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン16を操作することよって、表示領域11にホーム画面が表示される。
操作ボタン17は、例えば履歴ボタンである。履歴ボタンは、電子機器1で実行されたアプリケーションの履歴を表示領域11に表示させるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン17を操作することよって、表示領域11には、電子機器1で実行されたアプリケーションの履歴が表示される。
<電子機器の電気的構成>
図3は電子機器1の電気的構成の一例を主に示すブロック図である。図3に示されるように、電子機器1には、制御部100、無線通信部110、表示部120、タッチパネル140、操作ボタン群18及び圧力センサ150が設けられている。さらに電子機器1には、レシーバ160、スピーカ170、マイク180、第1カメラ190、第2カメラ200及び電池210が設けられている。電子機器1に設けられたこれらの構成要素は、機器ケース10内に収められている。
制御部100は、一種の演算処理装置であって、一種の電気回路でもある。制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103等を備えている。制御部100は、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理することが可能である。制御部100は、例えば、SoC(System-on-a-Chip)、MCU(Micro Control Unit)及びFPGA(Field-Programmable Gate Array)等の副処理装置(co-processor)をさらに含んでもよい。この場合には、制御部100は、CPU101及び副処理装置を互いに協働させて各種の制御を行ってよいし、両者のうちの一方を切り替えながら用いて各種の制御を行ってよい。制御部100は制御装置100とも言える。
記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などの、CPU101及びDSP102が読み取り可能な非一時的な記録媒体を含む。記憶部103が有するROMは、例えば、不揮発性メモリであるフラッシュROM(フラッシュメモリ)である。記憶部103には、電子機器1を制御するための複数の制御プログラム103a等が記憶されている。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種制御プログラム103aを実行することによって実現される。
なお、制御部100の全ての機能あるいは制御部100の一部の機能は、その機能の実現にソフトウェアが不要なハードウェア回路によって実現されてもよい。また、記憶部103は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていてもよい。記憶部103は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)などを備えていてもよい。
記憶部103内の複数の制御プログラム103aには、様々なアプリケーション(アプリケーションプログラム)が含まれている。記憶部103には、例えば、音声通話及びビデオ通話を行うための通話アプリケーション、ウェブサイトを表示するためのブラウザ、電子メールの作成、閲覧及び送受信を行うためのメールアプリケーションが記憶されている。また記憶部103には、第1カメラ190及び第2カメラ200を利用して被写体を撮影するためのカメラアプリケーション、地図を表示するための地図表示アプリケーション、記憶部103に記憶されている音楽データの再生制御を行うための音楽再生制御アプリケーションなどが記憶されている。記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、記憶部103内にあらかじめ記憶されているものであってよい。また、記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、電子機器1が他の装置からダウンロードして記憶部103内に記憶したものであってよい。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、アンテナ111を用いて、制御部100による制御よって無線通信を行うことが可能である。無線通信部110は、使用通信方式に応じた無線通信を行う。無線通信部110は、電子機器1とは別の携帯電話機からの信号、あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を、基地局等を介してアンテナ111で受信する。無線通信部110は、受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部100に出力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれるユーザデータ及び制御データ等を取得する。また無線通信部110は、制御部100で生成された、ユーザデータ及び制御データ等を含む送信信号に対してアップコンバート及び増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信する。アンテナ111からの送信信号は、基地局等を通じて、電子機器1とは別の携帯電話機、あるいはインターネット等に接続された通信装置で受信される。
表示部120は、電子機器1の前面1aに設けられた表示領域11と、表示パネル130とを備えている。表示部120は、表示領域11に各種情報を表示することが可能である。表示パネル130は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルである。表示パネル130は、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示することが可能である。表示パネル130は、機器ケース10内において、表示領域11と対向して配置されている。表示パネル130に表示される情報は表示領域11に表示される。
タッチパネル140は、表示領域11に対する指等の操作子による操作を検出することが可能である。タッチパネル140は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルであって、表示領域11の裏側に配置されている。ユーザが指等の操作子によって表示領域11に対して操作を行ったとき、その操作に応じた電気信号がタッチパネル140から制御部100に入力される。制御部100は、タッチパネル140からの電気信号に基づいて、表示領域11に対して行われた操作の内容を特定して、その内容に応じた処理を行う。
操作ボタン群18の操作ボタン15,16,17のそれぞれは、ユーザによって操作されると、操作されたことを示す操作信号を制御部100に出力する。これにより、制御部100は、操作ボタン15,16,17のそれぞれついて、当該操作ボタンが操作されたか否かを判断することができる。操作信号が入力された制御部100が他の構成要素を制御することによって、電子機器1では、操作された操作ボタンに割り当てられている上述の機能が実行される。
圧力センサ150は、気体及び液体の圧力を測定することが可能である。圧力センサ150は、気体及び液体の圧力を、例えばステンレスダイヤフラム又はシリコンダイヤフラムなどの部材を介して感圧素子で検出する。そして、圧力センサ150は、検出結果として、検出した圧力に応じた電気信号を制御部100に出力する。制御部100は、圧力センサ150での検出結果に基づいて圧力値を求める。この圧力値は後述する水中判定で利用される。
マイク180は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力することが可能である。電子機器1の外部からの音は、マイク穴14から電子機器1の内部に取り込まれてマイク180に入力される。
スピーカ170は、例えばダイナミックスピーカである。スピーカ170は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。スピーカ170から出力される音は、スピーカ穴13から外部に出力される。スピーカ穴13から出力される音は、電子機器1から離れた場所でも聞こえるようになっている。
レシーバ160は受話音を出力することが可能である。レシーバ160は、例えばダイナミックスピーカで構成されている。レシーバ160は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力する。レシーバ160から出力される音は、レシーバ穴12から外部に出力される。レシーバ穴12から出力される音の音量は、スピーカ穴13から出力される音の音量よりも小さくなっている。レシーバ穴12から出力される音は、当該レシーバ穴12に耳を近づけた場合に聞こえるようになっている。なお、レシーバ160の代わりに、機器ケース10の前面部分を振動させる、圧電振動素子等の振動素子を設けてよい。この場合には、音は、当該前面部分の振動によりユーザに伝達される。
第1カメラ190は、レンズ191及び撮像素子などを備えている。第2カメラ200は、レンズ201及び撮像素子などを備えている。第1カメラ190及び第2カメラ200のそれぞれは、制御部100による制御に基づいて被写体を撮影し、撮影した被写体を示す静止画像あるいは動画像を生成して制御部100に出力することが可能である。
第1カメラ190のレンズ191は、電子機器1の前面1aから視認可能となっている。したがって、第1カメラ190は、電子機器1の前面1a側(表示領域11側)に存在する被写体を撮影することが可能である。第2カメラ200のレンズ201は、電子機器1の背面1bから視認可能となっている。したがって、第2カメラ200は、電子機器1の背面1b側に存在する被写体を撮影することが可能である。
電池210は電子機器1の電源を出力することが可能である。電池210は例えば充電式の電池である。電池210から出力される電源は、電子機器1が備える制御部100及び無線通信部110などの各種構成に対して供給される。
<無線通信部の構成>
図4は無線通信部110の構成の一例を示す図である。本例では、電子機器1は、マルチバンド対応の携帯電話機である。無線通信部110は複数種類の周波数バンドに対応している。無線通信部110は、制御部100による制御によって、複数種類の周波数バンドのそれぞれを用いて無線通信することが可能である。無線通信部110は、例えば、互いに異なる第1〜第4周波数バンドに対応している。第1及び第2周波数バンドは、例えば700MHz〜800MHz帯である。第3及び第4周波数バンドは、例えば1.5GHz〜2.0GHz帯である。第1及び第2周波数バンドは、完全に一致しないものの、部分的に重複することがある。同様に、第3及び第4周波数バンドは、完全に一致しないものの、部分的に重複することがある。以後、第1〜第4周波数バンドを特に区別する必要が無い場合には、それぞれを「対応周波数バンド」と呼ぶことがある。
図4に示されるように、無線通信部110のアンテナ111は、第1及び第2周波数バンドに対応するアンテナ301と、第3及び第4周波数バンドに対応するアンテナ302とを備えている。また無線通信部110は、第1及び第2周波数バンドに対応するアンテナスイッチ311と、第3及び第4周波数バンドに対応するアンテナスイッチ312とを備えている。さらに、無線通信部110は、第1バンド回路321、第2バンド回路322、第3バンド回路323、第4バンド回路324及び無線回路330を備えている。第1バンド回路321、第2バンド回路322、第3バンド回路323及び第4バンド回路324は、第1〜第4周波数バンドにそれぞれ対応している。
制御部100は、無線通信部110に第1周波数バンドを用いて無線通信させる場合には、無線回路330、第1バンド回路321及びアンテナスイッチ311を制御する。制御部100は、第1周波数バンドの無線信号を無線通信部110に送信させる場合には、データ等を含む送信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される送信信号に対してアップコンバート等を行って、第1周波数バンドの送信信号を生成し、生成した送信信号を第1バンド回路321に入力する。第1バンド回路321は、入力される送信信号に対してフィルタ処理及び増幅処理等を行い、処理後の送信信号をアンテナスイッチ311に入力する。アンテナスイッチ311は、入力される送信信号をアンテナ301から送信する。これにより、アンテナ301から、第1周波数バンドの送信信号が無線送信される。また、アンテナ301で受信される第1周波数バンドの受信信号は、アンテナスイッチ311に入力される。アンテナスイッチ311は、入力される受信信号を第1バンド回路321に入力する。第1バンド回路321は、入力される受信信号に対して増幅処理及びフィルタ処理等を行い、処理後の受信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される第1周波数バンドの受信信号に対してダウンコンバート等を行って、ベースバンドの受信信号を生成して制御部100に入力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれるデータ等を取得する。
制御部100は、無線通信部110に第2周波数バンドを用いて無線通信させる場合には、無線回路330、第2バンド回路322及びアンテナスイッチ311を制御する。制御部100は、第2周波数バンドの無線信号を無線通信部110に送信させる場合には、データ等を含む送信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される送信信号に対してアップコンバート等を行って、第2周波数バンドの送信信号を生成し、生成した送信信号を第2バンド回路322に入力する。第2バンド回路322は、入力される送信信号に対してフィルタ処理及び増幅処理等を行い、処理後の送信信号をアンテナスイッチ311に入力する。アンテナスイッチ311は、入力される送信信号をアンテナ301から送信する。これにより、アンテナ301から、第2周波数バンドの送信信号が無線送信される。また、アンテナ301で受信される第2周波数バンドの受信信号は、アンテナスイッチ311に入力される。アンテナスイッチ311は、入力される受信信号を第2バンド回路322に入力する。第2バンド回路322は、入力される受信信号に対して増幅処理及びフィルタ処理等を行い、処理後の受信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される第2周波数バンドの受信信号に対してダウンコンバート等を行って、ベースバンドの受信信号を生成して制御部100に入力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれるデータ等を取得する。
制御部100は、無線通信部110に第3周波数バンドを用いて無線通信させる場合には、無線回路330、第3バンド回路323及びアンテナスイッチ312を制御する。制御部100は、第3周波数バンドの無線信号を無線通信部110に送信させる場合には、データ等を含む送信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される送信信号に対してアップコンバート等を行って、第3周波数バンドの送信信号を生成し、生成した送信信号を第3バンド回路323に入力する。第3バンド回路323は、入力される送信信号に対してフィルタ処理及び増幅処理等を行い、処理後の送信信号をアンテナスイッチ312に入力する。アンテナスイッチ312は、入力される送信信号をアンテナ302から送信する。これにより、アンテナ302から、第3周波数バンドの送信信号が無線送信される。また、アンテナ302で受信される第3周波数バンドの受信信号は、アンテナスイッチ312に入力される。アンテナスイッチ312は、入力される受信信号を第3バンド回路323に入力する。第3バンド回路323は、入力される受信信号に対して増幅処理及びフィルタ処理等を行い、処理後の受信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される第3周波数バンドの受信信号に対してダウンコンバート等を行って、ベースバンドの受信信号を生成して制御部100に入力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれるデータ等を取得する。
制御部100は、無線通信部110に第4周波数バンドを用いて無線通信させる場合には、無線回路330、第4バンド回路324及びアンテナスイッチ312を制御する。制御部100は、第4周波数バンドの無線信号を無線通信部110に送信させる場合には、データ等を含む送信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される送信信号に対してアップコンバート等を行って、第4周波数バンドの送信信号を生成し、生成した送信信号を第4バンド回路324に入力する。第4バンド回路324は、入力される送信信号に対してフィルタ処理及び増幅処理等を行い、処理後の送信信号をアンテナスイッチ312に入力する。アンテナスイッチ312は、入力される送信信号をアンテナ302から送信する。これにより、アンテナ302から、第4周波数バンドの送信信号が無線送信される。また、アンテナ302で受信される第4周波数バンドの受信信号は、アンテナスイッチ312に入力される。アンテナスイッチ312は、入力される受信信号を第4バンド回路324に入力する。第4バンド回路324は、入力される受信信号に対して増幅処理及びフィルタ処理等を行い、処理後の受信信号を無線回路330に入力する。無線回路330は、入力される第4周波数バンドの受信信号に対してダウンコンバート等を行って、ベースバンドの受信信号を生成して制御部100に入力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれるデータ等を取得する。
このように、無線通信部110は、制御部100による制御によって、第1〜第4周波数バンドのそれぞれを用いて、通信相手装置、本例では基地局と無線通信することが可能である。
なお、無線通信部110が対応する周波数バンドの種類は上記に限られない。無線通信部110は、2種類の周波数バンドに対応してよいし、5種類以上の周波数バンドに対応してよい。また、無線通信部110の構成は図4の例には限られない。
<制御部内の機能ブロック>
図5は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の制御プログラム103aを実行することによって形成される一部の機能ブロックを示す図である。図5に示されるように、制御部100は、機能ブロックとして、サーチ部400及び水中判定部410を備える。なお、サーチ部400及び水中判定部410の少なくとも一つは、その機能の実行にソフトウェアが不要なハードウェア回路で実現されてよい。
水中判定部410は、圧力センサ150での検出結果に基づいて、電子機器1が水中に存在するか否かを判定する水中判定を行う。水中判定部410は、電子機器1の機器ケース10が水中に存在するか否かを判定するとも言える。例えば、水中判定部410は、圧力センサ150での検出結果に基づいて圧力値を求める。そして、水中判定部410は、求めた圧力値としきい値とを比較する。水中判定部410は、圧力値がしきい値よりも大きい場合には、電子機器1が水中に存在すると判定する。一方で、水中判定部410は、圧力値がしきい値以下の場合には、電子機器1が水中に存在しないと判定する。水中判定部410は、圧力値がしきい値以上の場合に電子機器1が水中に存在すると判定し、圧力値がしきい値未満の場合には電子機器1が水中に存在しないと判定してもよい。なお、圧力値と比較されるしきい値は、電子機器1が水中に存在する場合において制御部100が求める圧力値を予め取得しておき、その圧力値に基づいて適宜設定することができる。
電子機器1が水中に存在する場合としては、例えば、ユーザが、電子機器1に水中撮影を実行させる場合が考えられる。ユーザが、水中に存在する電子機器1に対して所定の操作を行うと、電子機器1では、第1カメラ190あるいは第2カメラ200が水中に存在する被写体を撮影する。これにより、電子機器1では水中撮影が実行される。
なお、水中判定部410は、圧力センサ150以外のセンサでの検出結果に基づいて水中判定を行ってもよい。例えば、水中判定部410は、静電容量を検出可能なセンサでの検出結果に基づいて水中判定を行ってもよい。静電容量を検出可能なセンサは、静電容量を検出し、その検出結果として、検出した静電容量に応じた電気信号を制御部100に出力する。水中判定部410は、入力された検出結果に基づいて静電容量の値を求める。水中判定部410は、例えば、求めた静電容量の値に基づいて、電子機器1が水中に存在するか否かを判定する。水中判定部410は、例えば、求めた静電容量の値がしきい値よりも大きい場合に電子機器1が水中に存在すると判定し、求めた静電容量の値がしきい値以下の場合に電子機器1が水中に存在しないと判定する。なお、水中判定部410は、求めた静電容量の値がしきい値以上の場合に電子機器1が水中に存在すると判定し、求めた静電容量の値がしきい値未満の場合に電子機器1が水中に存在しないと判定してもよい。静電容量の値と比較されるしきい値は、電子機器1が水中に存在する場合において制御部100が求める静電容量の値を予め取得しておき、その値に基づいて適宜設定することができる。静電容量を検出可能なセンサは、例えば、タッチセンサ等である。静電容量を検出可能なセンサとして、タッチパネル140が採用されてもよい。また、水中判定部410は、圧力センサ150での検出結果と、静電容量を検出可能なセンサでの検出結果とに基づいて、水中判定を行ってもよい。
サーチ部400は、第1〜第4周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を、無線通信部110が出力する受信信号に基づいて実行する。そして、サーチ部400は、サーチ処理の結果に基づいて、無線通信部110が使用する周波数バンドを決定する。サーチ部400は、無線通信部110がそれを使用して適切に無線通信することができる周波数バンドを、第1〜第4周波数バンドからサーチするとも言える。
<サーチ処理の詳細>
待ち受け状態の電子機器1では、音声通話での他の携帯電話機からの呼び出しを通知するための着呼通知を受信するために、無線通信部110は間欠的に受信処理を行う。無線通信部110は、受信処理と受信処理との間では無線通信を行わない。サーチ部400は、無線通信部110が受信処理を行うたびに、サーチ処理を実行するか否かを決定する。サーチ部400は、無線通信部110が現在使用している周波数バンド、言い換えれば、電子機器1の接続先の基地局が使用している周波数バンド(以後、「使用周波数バンド」と呼ぶことがある)の受信信号に基づいて、サーチ処理を実行するか否かを決定する。例えば、サーチ部400は、アンテナ111で受信される使用周波数バンドの受信信号のRSRP(Reference Signal Received Power)及びRSRQ(Reference Signal Received Quality)を求める。RSRPは受信電力を示す値であって、RSRQは受信品質を示す値である。そして、サーチ部400は、求めたRSRPが第1しきい値以下のとき、サーチ処理の実行を決定する。さらに、サーチ部400は、求めたRSRQが第2しきい値以下のとき、サーチ処理の実行を決定する。サーチ部400は、求めたRSRPが第1しきい値よりも大きくかつ、求めたRSRQが第2しきい値よりも大きいときには、サーチ処理を実行しないことを決定する。
サーチ部400がサーチ処理の実行を決定すると、制御部100は、電子機器1の動作モードを、サーチ処理が実行されるサーチ実行モードに設定する。本例では、電子機器1が水中に存在すると水中判定部410が判定する場合のサーチ処理と、電子機器1が水中に存在しないと水中判定部410が判定する場合のサーチ処理とは異なっている。以後、前者のサーチ処理を第1サーチ処理と呼び、後者のサーチ処理を第2サーチ処理と呼ぶ。
図6は電子機器1がサーチ処理を実行する際の当該電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。サーチ部400が、使用周波数バンドのRSRP及びRSRQに基づいてサーチ処理の実行を決定した後、ステップs1において電子機器1の動作モードがサーチ実行モードに設定されると、ステップs2において、水中判定部410は、電子機器1が水中に存在するか否かを判定する。ステップs2において、電子機器1が水中に存在しないと判定されると、ステップs3において、サーチ部400は、第1サーチ処理を実行する。第1サーチ処理では、例えば、第1〜第4周波数バンドのそれぞれが、使用に適した周波数バンドであるか否かが確認される。
サーチ部400は、確認対象の対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドであるか否かを確認する場合には、無線通信部110が確認対象の対応周波数バンドの受信信号を一時的に受信するように当該無線通信部110を制御する。そして、サーチ部400は、無線通信部110が受信する、確認対象の対応周波数バンドの受信信号に基づいて、確認対象の対応周波数バンドが使用に適した周波数バンドであるか否かを確認する。例えば、サーチ部400は、アンテナ111で受信される、確認対象の対応周波数バンドの受信信号のRSRPを求める。そして、サーチ部400は、求めたRSRPが第3しきい値よりも大きい場合、確認対象の対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドであると判定する。一方で、サーチ部400は、求めたRSRPが第3しきい値以下の場合、確認対象の対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドではないと判定する。また、サーチ部400は、アンテナ111で受信される、確認対象の対応周波数バンドの受信信号のRSRPを所定の時間ごとに複数求めてもよい。この場合、サーチ部400は、求めた複数のRSRPの大きさのばらつきが第4しきい値より小さい場合、確認対象の対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドであると判定してよい。一方で、サーチ部400は、求めた複数のRSRPの大きさのばらつきが第4しきい値より大きい場合、確認対象の対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドではないと判定してよい。RSRPの代わりにRSRQが使用されてもよい。また、RSRPに加えてRSRQが使用されてもよい。
サーチ部400は、このようにして、第1〜第4周波数バンドのそれぞれが、使用に適した周波数バンドであるか否かを確認する。なお、確認対象の対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドであるか否かの確認方法はこの限りではない。また、上記の特許文献1に記載されているように、第1〜第4周波数バンドに対して使用優先度(特許文献1での接続優先度に相当)が設定されている場合には、サーチ部400は、当該使用優先度を考慮して第1サーチ処理を行ってもよい。
ステップs3での第1サーチ処理が終了すると、ステップs4において、制御部100は、ステップs3の第1サーチ処理において、使用に適した周波数バンドが見つかったか否かを判定する。制御部100は、使用に適した周波数バンドが見つかった場合には、ステップs5において、その中から、使用対象の周波数バンドを決定する。第1サーチ処理において、複数の使用に適した周波数バンドが見つかった場合には、制御部100は、例えば、その中から、第1サーチ処理で求められたRSRPが最も大きい対応周波数バンドを、使用対象の周波数バンドとする。第1サーチ処理において、使用に適した周波数バンドが一つのみ見つかった場合には、それが使用対象の周波数バンドとなる。
ステップs5において、使用対象の周波数バンドが決定されると、ステップs6において、制御部100は、サーチ実行モードを解除する。その後、ステップs7において、制御部100は、ステップs5で決定された使用対象の周波数バンドを使用して無線通信を行うように、無線通信部110を制御する。つまり、制御部100は、ステップs5で決定された使用対象の周波数バンドで無線通信する基地局に電子機器1を接続する。これにより、待ち受け状態の電子機器1は、間欠的に行う受信処理において、ステップs5で決定された使用対象の周波数バンドの受信信号を受信する。
一方で、ステップs4において、使用に適した周波数バンドがステップs3の第1サーチ処理で見つからなかったと判定されると、サーチ部400は、ステップs3を実行して再度第1サーチ処理を実行する。この第1サーチ処理は、前回の第1サーチ処理の開始から第1の所定時間T1後に実行される。以後、電子機器1は同様に動作する。第1サーチ処理は、使用に適した周波数バンドが見つからない限り、第1の所定時間T1ごとに間欠的に実行される。図7は第1サーチ処理が間欠的に実行される様子を示す図である。第1サーチ処理が間欠的に行われる場合、無線通信部110は、第1サーチ処理の終了から、次の第1サーチ処理の開始までの間、無線通信を行わない。
このように、電子機器1が水中に存在しない場合には、サーチ部400は、使用に適した周波数バンドが見つからない限り、第1の所定時間T1ごとに第1サーチ処理を間欠的に実行する。
ステップs2において、電子機器1が水中に存在すると判定されると、ステップs10において、サーチ部400は第2サーチ処理を開始する。第2サーチ処理が開始されると、ステップs11において、サーチ部400は、第1〜第4周波数バンドのうちの最低の周波数バンドである最低周波数バンドが、使用に適した周波数バンドが否かを確認する。
サーチ部400は、ステップs11において、最低周波数バンドが、使用に適した周波数バンドであると判定すると、ステップs12において第2サーチ処理を終了する。
ステップs12の後、ステップs13において、制御部100は、使用に適した周波数バンドであると判定された最低周波数バンドを使用対象の周波数バンドに決定する。その後、上述のステップs6,s7が実行される。これにより、電子機器1は、最低周波数バンドを使用する基地局に接続され、待ち受け状態の電子機器1は、間欠的に行う受信処理において、最低周波数バンドの受信信号を受信する。
一方で、サーチ部400は、ステップs11において、最低周波数バンドが、使用に適した周波数バンドではないと判定すると、ステップs14において第2サーチ処理を終了する。そして、ステップs15において、水中判定部410は、電子機器1が水中に存在するか否かを判定する。ステップs15は、電子機器1が水中に存在しないと判定されるまで、繰り返し実行される。ステップs15において、電子機器1が水中に存在しないと判定されると、上述のステップs3が実行されて、第1サーチ処理が実行される。その後、ステップs4が実行されて、以後、電子機器1は上記と同様に動作する。
なお、上記の例に係る第2サーチ処理では、第1〜第4周波数バンドのうち、最低周波数バンドだけ、使用に適した周波数バンドであるか否かが確認されていた。しかしながら、ステップs11において、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドであると判定された場合には、最低周波数バンド以外の対応周波数バンドが確認されてもよい。図8はこの場合の電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図8の例では、第1〜第4周波数バンドに対して使用優先度が割り当てられている。そして、第1〜第4周波数バンドには、最低周波数バンドの使用優先度よりも高い使用優先度の周波数バンドが含まれている。使用優先度は、例えば、電子機器1が通信する基地局を制御する上位装置から、当該基地局を通じて電子機器1に通知される。
図8に示されるように、ステップs11において、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドであると判定された場合、サーチ部400は、ステップs21において、最低周波数バンド以外の対応周波数バンドを確認する。具体的には、サーチ部400は、第1〜第4周波数バンドにおいて、最低周波数バンドよりも使用優先度が高い対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドであるか否かを上記と同様にして確認する。そして、サーチ部400は、ステップs22において第2サーチ処理を終了する。
次にステップs23において、制御部100は、ステップs21での結果に基づいて、使用対象の周波数バンドを決定する。具体的には、制御部100は、ステップs21において、最低周波数バンドよりも使用優先度が高い対応周波数バンドが、使用に適した周波数バンドであると判定されると、その使用優先度が高い対応周波数バンドを、使用対象の周波数バンドに決定する。第1〜第4周波数バンドに、使用に適した周波数バンドであると判定された、最低周波数バンドよりも使用優先度が高い複数の対応周波数バンドが含まれる場合、サーチ部400は、当該複数の対応周波数バンドのうち、ステップs21で求められたRSRPが最も大きい対応周波数バンドを使用対象の周波数バンドに決定する。一方で、サーチ部400は、第1〜第4周波数バンドに含まれる、最低周波数バンドよりも使用優先度が高い複数の対応周波数バンドのすべてが、使用に適した周波数バンドではないと判定されると、最低周波数バンドを使用対象の周波数バンドに決定する。ステップs23の後、ステップs6,s7が実行される。
以上のように、電子機器1が水中に存在すると水中判定部410が判定する場合のサーチ処理である第2サーチ処理では、第1〜第4周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドが確認される(ステップs11)。そして、確認の結果、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定されたときには(ステップs11のNo)、第1〜第4周波数バンドのうち、最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドが確認されずに第2サーチ処理が終了する(ステップs14)。そして、水中判定部410が電子機器1が水中に存在しないと判定するまで(ステップs15のNo)、第2サーチ処理は実行されない。
ここで、無線信号の水中での減衰量は、当該無線信号の周波数バンドが高いほど、大きくなる傾向にある。したがって、電子機器1が水中に存在する場合には、第1〜第4周波数バンドが使用された無線通信の通信品質のうち、最低周波数バンドが使用された無線通信の通信品質が、最もよい可能性が高い。そのため、電子機器1が水中に存在する場合には、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドでないとき、他の対応周波数バンドも、使用に適した周波数バンドでない可能性が高い。言い換えれば、電子機器1が水中に存在する場合、無線通信部110が、最低周波数バンドを使用して適切に無線通信できないときには、他の対応周波数バンドを使用しても適切に無線通信できない可能性が高い。よって、電子機器1が水中に存在する場合、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドでないとき、他の対応周波数バンドが使用に適した周波数バンドであるか否かを確認する必要性が低い。
本例に係る第2サーチ処理では、まず最低周波数バンドが確認され、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定されたときには、他の対応周波数バンドのすべてが確認されずに第2サーチ処理が終了する。したがって、必要性の低い、他の対応周波数バンドの確認が行われることを抑制することができる。その結果、電子機器1の消費電力が低減する。
また本例では、第2サーチ処理において、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドでないと判定された場合には、第2サーチ処理が終了する(ステップs14)。その後、電子機器1が水中に存在しないと判定される場合には、第1サーチ処理が実行される(ステップs13)。したがって、サーチ部400は、電子機器1が水中から出た後すぐに、使用に適した周波数バンドを見つけることができる。よって、無線通信部110は、電子機器1が水中から出た後すぐに、基地局と適切に無線通信することができる。
<各種変形例>
以下に電子機器1の各種変形例について説明する。
<第1変形例>
図9は本変形例に係る電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図9に示されるフローチャートは、上述の図6に示されるフローチャートに対して、ステップs13の後にステップs31〜s34が追加されたものである。
図9に示されるように、ステップs13において、最低周波数バンドが使用対象の周波数バンドとして決定されると、ステップs31において、制御部100は、サーチ実行モードを解除する。
次にステップs32において、ステップs7と同様に、制御部100は、使用対象の周波数バンドを使用して無線通信を行うように、無線通信部110を制御する。これにより、待ち受け状態の電子機器1は、間欠的に行う受信処理において、最低周波数バンドの受信信号を受信する。
次にステップs33において、水中判定部410は、電子機器1が水中に存在するか否かを判定する。ステップs33は、電子機器1が水中に存在しないと判定されるまで、繰り返し実行される。ステップs33において、電子機器1が水中に存在しないと判定されると、制御部100は、ステップs34において、電子機器1の動作モードをサーチ実行モードに設定する。言い換えれば、制御部100は、電子機器1が水中から出た場合に、電子機器1の動作モードをサーチ実行モードに設定する。その後、上述のステップs3が実行されて、第1サーチ処理が実行される。ステップs3が実行されるとステップs4が実行され、以後、電子機器1は上記と同様に動作する。本変形例に係る電子機器1は、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドであると判定した後は、電子機器1が水中から出るまで、最低周波数バンドを使用して無線通信を行う。
ここで、電子機器1が水中に存在する場合、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドであると判定されたとしても、当該最低周波数バンドが、電子機器1が水中に存在しない場合にも、使用に適した周波数バンドであるとは限らない。
本変形例では、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドであると判定された後、第2サーチ処理が終了し、その後、電子機器1が水中に存在しないと判定されたとき、サーチ処理(第1サーチ処理)が行われる。したがって、サーチ部400は、電子機器1が水中から出たときに、使用に適した周波数バンドをすぐに見つけることができる。よって、電子機器1が水中から出た後すぐに、無線通信部110は、基地局と適切に無線通信することができる。
なお、上述の図8に示されるフローチャートにおいて、ステップs23の後にステップs31〜s34が追加されてもよい。図10はこの場合のフローチャートを示す図である。この場合であっても、無線通信部110は、電子機器1が水中から出た後すぐに、基地局と適切に無線通信することができる。
また、ステップs32の後、電子機器1が水中に存在すると判定される場合に、使用周波数バンド(最低周波数バンド)の受信信号のRSRPが第1しきい値以下のとき、ステップs1が実行されてもよい。また、ステップs32の後、電子機器1が水中に存在すると判定される場合に、使用周波数バンド(最低周波数バンド)の受信信号のRSRQが第2しきい値以下のとき、ステップs1が実行されてもよい。これらの場合には、ステップs32の後、ステップs34が実行されずにステップs1が実行される。ステップs1の後、電子機器1は同様に動作する。
<第2変形例>
図11は本変形例に係る電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図11に示されるフローチャートは、上述の図6に示されるフローチャートに対して、ステップs13の後にステップs41〜s44が追加され、ステップs15の後にステップs45が追加されたものである。
図11に示されるように、ステップs13において、最低周波数バンドが使用対象の周波数バンドとして決定されると、ステップs41において、制御部100は、サーチ実行モードを解除する。
次にステップs42において、ステップs7と同様に、制御部100は、使用対象の周波数バンドを使用して無線通信を行うように、無線通信部110を制御する。これにより、待ち受け状態の電子機器1は、間欠的に行う受信処理において、最低周波数バンドの受信信号を受信する。
次にステップs43において、水中判定部410は、電子機器1が水中に存在するか否かを判定する。ステップs43は、電子機器1が水中に存在しないと判定されるまで、繰り返し実行される。ステップs43において、電子機器1が水中に存在しないと判定されると、ステップs44において、無線通信部110は、ステップs10の第2サーチ処理の直前に使用していた対応周波数バンドを使用して無線通信を行う。言い換えれば、無線通信部110は、電子機器1が水中から出た場合には、ステップs10の第2サーチ処理の直前に使用していた対応周波数バンドを使用して無線通信を行う。
一方で、ステップs14の後に実行されるステップs15において、電子機器1が水中に存在しないと判定されると、制御部100は、ステップs45において、サーチ実行モードを解除する。そして、ステップs44が実行される。
このように、本変形例では、無線通信部110は、水中判定部410が電子機器1が水中に存在すると判定する場合のサーチ処理(第2サーチ処理)が終了した後に水中判定部410が電子機器1が水中に存在しないと判定したとき、当該サーチ処理の直前において使用していた対応周波数バンドを使用して無線通信を行う。言い換えれば、無線通信部110は、第2サーチ処理が終了した後に電子機器1が水中から出たとき、当該第2サーチ処理の直前において使用していた対応周波数バンドを使用して無線通信を行う。
ここで、電子機器1と基地局との間の通信状態が悪化してステップs1が実行され、その後ステップs2において、電子機器1が水中に存在すると判定される場合、電子機器1と基地局との間の通信状態の悪化の原因は、電子機器1が水中に入ったことである可能性が高い。つまり、電子機器1と基地局との間の通信状態は、電子機器1が水中に入る前までは良好である可能性が高い。
本変形例では、無線通信部110は、第2サーチ処理が終了した後に電子機器1が水中から出たとき、当該第2サーチ処理の直前において使用していた対応周波数バンドを使用して無線通信を行う。言い換えれば、無線通信部110は、電子機器1が水中に入った後の第2サーチ処理が終了した後に電子機器1が水中から出たとき、電子機器1が水中に入る直前に使用していた対応周波数バンドを使用して無線通信を行う。したがって、無線通信部110が、電子機器1が水中から出た後すぐに、基地局と適切に無線通信することができる可能性を高めることができる。
なお、上述の図8に示されるフローチャートにおいて、ステップs23の後にステップs41〜s44が追加され、ステップs15の後にステップs45が追加されてもよい。図12はこの場合のフローチャートを示す図である。この場合であっても、無線通信部110が、電子機器1が水中から出た後すぐに、基地局と適切に無線通信することができる可能性を高めることができる。
また、ステップs42の後、電子機器1が水中に存在すると判定される場合に、使用周波数バンドの受信信号のRSRPが第1しきい値以下のとき、ステップs1が実行されてもよい。また、ステップs42の後、電子機器1が水中に存在すると判定される場合に、使用周波数バンドのRSRQが第2しきい値以下のとき、ステップs1が実行されてもよい。これらの場合には、ステップs42の後、ステップs44が実行されずにステップs1が実行される。ステップs1の後、電子機器1は同様に動作する。
<第3変形例>
図13は本変形例に係る電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図13に示されるフローチャートは、上述の図6に示されるフローチャートにおいて、ステップs15の替りにステップs51が実行されるものである。
図13に示されるように、ステップs14において第2サーチ処理が終了すると、ステップs51において、水中判定部410は電子機器1が水中に存在するか否かを判定する。ステップs51において、電子機器1が水中に存在しないと判定されると、ステップs3が実行されて第1サーチ処理が実行される。以後、電子機器1は同様に動作する。
一方で、ステップs51において、電子機器1が水中に存在すると判定されると、ステップs10が実行されて、第2サーチ処理が再度開始する。この第2サーチ処理は、前回の第2サーチ処理の開始から第2の所定時間T2後に実行される。以後、電子機器1は同様に動作する。第2の所定時間T2は、上記の第1の所定時間T1よりも大きい値に設定される。水中に存在する電子機器1では、第2サーチ処理が、最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドであると判定されない限り、第2の所定時間T2ごとに間欠的に実行される。図14は第2サーチ処理が間欠的に実行される様子を示す図である。第2サーチ処理が間欠的に行われる場合、無線通信部110は、第2サーチ処理の終了から、次の第2サーチ処理の開始までの間、無線通信を行わない。
このように、本変形例では、サーチ部400は、水中判定部410が電子機器1が水中に存在すると判定する場合、第2サーチ処理において最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドであると判定されないときには、当該第2サーチ処理の開始から、第1の所定時間T1よりも長い第2の所定時間T2後に再度第2サーチ処理を実行する。言い換えれば、サーチ部400は、水中判定部410が電子機器1が水中に存在すると判定する場合、第2サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該第2サーチ処理の開始から、第1の所定時間T1よりも長い第2の所定時間T2後に再度第2サーチ処理を実行する。これにより、第1サーチ処理が実行される間隔よりも、第2サーチ処理が実行される間隔が長くなることから、電子機器1の消費電力が低減する。
なお図15に示されるように、上述の図8に示されるフローチャートにおいて、ステップs15の替りにステップs51が実行されてもよい。また図16に示されるように、上述の図9に示されるフローチャートにおいて、ステップs15の替りにステップs51が実行されてもよい。また図17に示されるように、上述の図10に示されるフローチャートにおいて、ステップs15の替りにステップs51が実行されてもよい。また図18に示されるように、上述の図11に示されるフローチャートにおいて、ステップs15の替りにステップs51が実行されてもよい。また図19に示されるように、上述の図12に示されるフローチャートにおいて、ステップs15の替りにステップs51が実行されてもよい。
<その他の変形例>
電子機器1の一部の構成は、ユーザによって交換可能であってもよい。例えば、電子機器1の制御部(制御装置)100がユーザによって交換可能であってよい。また、電子機器1の表示部120がユーザによって交換可能であってもよい。また、電子機器1の第1カメラ190あるいは第2カメラ200がユーザによって交換可能であってもよい。また、電子機器1の一部の構成は、電子機器1に搭載されなくてもよい。例えば、電子機器1の第1カメラ190がユーザによって電子機器1から取り外され、第1カメラ190が電子機器1に搭載されなくてもよい。
また上記の例では、電子機器1は、スマートフォン等の携帯電話機であったが、他の種類の電子機器であってもよい。電子機器1は、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ウェアラブル機器などであってもよい。当該ウェアラブル機器は、腕時計型などの腕に装着するタイプであってもよいし、メガネ型などの頭に装着するタイプであってもよいし、服型などの体に装着するタイプであってもよい。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
100 制御装置
110 無線通信部
400 サーチ部
410 水中判定部

Claims (11)

  1. 電子機器であって、
    複数種類の周波数バンドに対応する無線通信部と、
    前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行するサーチ部と、
    前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記サーチ部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合の前記サーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずに前記サーチ処理を終了し、前記判定部が前記電子機器が水中に存在しないと判定するまで前記サーチ処理を実行しない、電子機器。
  2. 電子機器であって、
    複数種類の周波数バンドに対応する無線通信部と、
    前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行するサーチ部と、
    前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記サーチ部は、
    前記判定部が前記電子機器が水中に存在しないと判定する場合、前記サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度前記サーチ処理を実行し、
    前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合、前記サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、前記第1時間よりも長い第2時間後に再度前記サーチ処理を実行し、
    前記サーチ部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合の前記サーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない、電子機器。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記サーチ部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合の前記サーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、前記最低周波数バンドについてだけ、使用に適した周波数バンドであるか否かを確認し、
    前記無線通信部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合、前記サーチ処理において使用に適した周波数バンドであると判定された前記最低周波数バンドを使用して無線通信を行う、電子機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記無線通信部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合の前記サーチ処理が終了した後に前記判定部が前記電子機器が水中に存在しないと判定したとき、前記複数の周波数バンドのうち、当該サーチ処理の直前において使用していた周波数バンドを使用して無線通信を行う、電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記サーチ部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合の前記サーチ処理を終了した後に前記判定部が前記電子機器が水中に存在しないと判定したとき、前記サーチ処理を行う、電子機器。
  6. 無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置であって、
    前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行するサーチ部と、
    前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記サーチ部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合の前記サーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずに前記サーチ処理を終了し、前記判定部が前記電子機器が水中に存在しないと判定するまで前記サーチ処理を実行しない、制御装置。
  7. 無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器が備える、当該電子機器の動作を制御する制御装置であって、
    前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理を実行するサーチ部と、
    前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記サーチ部は、
    前記判定部が前記電子機器が水中に存在しないと判定する場合、前記サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度前記サーチ処理を実行し、
    前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合、前記サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、前記第1時間よりも長い第2時間後に再度前記サーチ処理を実行し、
    前記サーチ部は、前記判定部が前記電子機器が水中に存在すると判定する場合の前記サーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない、制御装置。
  8. 無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    (a)前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程と、
    (b)前記電子機器が水中に存在すると判定される場合の、前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずに前記サーチ処理を終了し、前記電子機器が水中に存在しないと判定されるまで前記サーチ処理を実行しない工程と
    を実行させるための制御プログラム。
  9. 無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    (a)前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程と、
    (b)前記電子機器が水中に存在しないと判定される場合、前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度前記サーチ処理を実行する工程と、
    (c)前記電子機器が水中に存在すると判定される場合、前記サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、前記第1時間よりも長い第2時間後に再度前記サーチ処理を実行する工程と、
    (d)前記電子機器が水中に存在すると判定される場合の前記サーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない工程と
    を実行させるための制御プログラム。
  10. 無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器の動作方法であって
    (a)前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程と、
    (b)前記電子機器が水中に存在すると判定される場合の、前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認せずに前記サーチ処理を終了し、前記電子機器が水中に存在しないと判定されるまで前記サーチ処理を実行しない工程と
    を備える、電子機器の動作方法。
  11. 無線通信を行い、複数種類の周波数バンドに対応する電子機器の動作方法であって、
    (a)前記電子機器が水中に存在するか否かを判定する工程と、
    (b)前記電子機器が水中に存在しないと判定される場合、前記複数種類の周波数バンドから、使用に適した周波数バンドをサーチするサーチ処理において、使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から第1時間後に再度前記サーチ処理を実行する工程と、
    (c)前記電子機器が水中に存在すると判定される場合、前記サーチ処理において使用に適した周波数バンドが見つからないときには、当該サーチ処理の開始から、前記第1時間よりも長い第2時間後に再度前記サーチ処理を実行する工程と、
    (d)前記電子機器が水中に存在すると判定される場合の前記サーチ処理において、前記複数種類の周波数バンドのうち、最初に最低周波数バンドを確認し、当該最低周波数バンドが使用に適した周波数バンドではないと判定したときには、前記複数種類の周波数バンドのうち、当該最低周波数バンド以外のすべての周波数バンドを確認しない工程と
    を備える、電子機器の動作方法。
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