JP6509353B2 - ユーザ装置、基地局、通信方法及び通知方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、通信方法及び通知方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザ装置、基地局、通信方法及び通知方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)及びLTEの後継システム(例えば、LTE−A(LTE Advanced)、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)では、ユーザ端末同士が無線基地局を介さないで直接通信を行うD2D(Device to Device)技術が検討されている(例えば、非特許文献1)。
D2Dは、ユーザ装置と基地局との間のトラヒックを軽減したり、災害時などに基地局が通信不能になった場合でもユーザ装置間の通信を可能とする。
D2Dは、通信可能な他のユーザ端末を見つけ出すためのD2Dディスカバリ(D2D discovery、D2D発見ともいう)と、端末間で直接通信するためのD2Dコミュニケーション(D2D direct communication、D2D通信、端末間直接通信などともいう)と、に大別される。以下では、D2Dコミュニケーション、D2Dディスカバリなどを特に区別しないときは、単にD2Dと呼ぶ。また、D2Dで送受信される信号を、D2D信号と呼ぶ。
また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、D2D機能を拡張することでV2Xを実現することが検討されている。ここで、V2Xとは、ITS(Intelligent Transport Systems)の一部であり、図1に示すように、自動車と自動車との間で行われる通信形態を意味するV2V(Vehicle to Vehicle)、自動車と道路脇に設置される路側機(RSU:Road-Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するV2I(Vehicle to Infrastructure)、自動車とドライバーのモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2N(Vehicle to Nomadic device)、及び、自動車と歩行者のモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2P(Vehicle to Pedestrian)の総称である。
"Key drivers for LTE success:Services Evolution"、2011年9月、3GPP、インターネットURL:http://www.3gpp.org/ftp/Information/presentations/presentations_2011/2011_09_LTE_Asia/2011_LTE-Asia_3GPP_Service_evolution.pdf
従来のD2Dでは、ユーザ装置は、基地局から送信される報知情報及びRRC信号を介して取得したD2D用の無線パラメータを用いてD2D信号の送受信を行う。
ここで、V2Xでは、ユーザ装置は、無線ネットワークを高速に移動しつつD2D信号の送受信を行うことが想定されている。例えば、図2に示すように、ユーザ装置は、カバレッジ外、又は、複数の基地局及びRSUが形成するセル間を、ハンドオーバー及びRRC状態(RRC Idle又はconnected)の切替えを行いながら移動することが想定される。
このような無線ネットワーク環境では、ユーザ装置は、セルを跨ぐ度にD2D用の無線パラメータを取得して更新する必要がある。また、ユーザ装置のRRC状態がIdleの場合、基地局からユーザ装置に対して無線パラメータを通知することができず、一旦ページングを行ってユーザ装置のRRC状態をconnectedに遷移させる必要がある。すなわち、ユーザ装置が高速に移動するV2Xにおいて、従来のD2Dと同様の方法でD2D用の無線パラメータをユーザ装置に通知することは、通知方法が煩雑であり効率的ではない。なお、上記の問題はV2Xに限らずD2D全般で発生し得る。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、D2D用の無線パラメータを効率的にユーザ装置に通知することを可能にする技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置UEは、D2Dをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、緯度、経度、緯度方向の距離及び経度方向の距離で示される領域に関連付けられるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を基地局から取得する取得部と、自装置が位置する緯度及び経度に基づいて前記領域を特定し、前記領域内で前記領域に関連付けられる前記D2D用の無線パラメータを用いてD2D信号の送受信を行う通信部と、を有し、前記領域は、複数の領域を含む領域セット単位で、関連付けられる無線パラメータが周期的に変化する
開示の技術によれば、D2D用の無線パラメータを効率的にユーザ装置に通知することを可能にする技術が提供される。
V2Xを説明するための図である。 課題を説明するための図である。 D2D通信を説明するための図である。 D2D通信を説明するための図である。 D2D通信に用いられるMAC PDUを説明するための図である。 SL−SCH subheaderのフォーマットを説明するための図である。 実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 D2D用の無線パラメータが管理される領域の定義方法を説明するための図である。 D2D用の無線パラメータが管理される領域の定義方法を説明するための図である。 D2D用無線パラメータ情報(領域単位)の構成例を説明するための図である。 D2D用無線パラメータ情報(複数領域)の構成例を説明するための図である。 D2D用無線パラメータ情報(全領域)の構成例を説明するための図である。 D2D用無線パラメータ情報に含まれる無線パラメータの一例を示す図である。 D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その1)を示すシーケンス図である。 D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その2)を示すシーケンス図である。 D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その3)を示すシーケンス図である。 D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その4)を示すシーケンス図である。 D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その5)を示すシーケンス図である。 複数の領域に係るD2D用無線パラメータ情報をまとめてユーザ装置に通知する方法を説明するための図である。 複数の領域に係るD2D用無線パラメータ情報をまとめてユーザ装置に通知する方法を説明するための図である。 無線パラメータの切替えタイミングの一例を説明するための図である。 無線パラメータの切替えタイミングの一例を説明するための図である。 RRC IDLEのユーザ装置に無線パラメータを通知する方法を説明するための図である。 RRC IDLEのユーザ装置に無線パラメータを通知する方法を説明するための図である。 RRC IDLEのユーザ装置に無線パラメータを通知する方法を説明するための図である。 RRC IDLEのユーザ装置に無線パラメータを通知する方法を説明するための図である。 ユーザ装置で無線リソースを特定する方法を説明するための図である。 ユーザ装置で無線リソースを特定する方法を説明するための図である。 ユーザ装置で無線リソースを特定する方法を説明するための図である。 無線リソースの割当てを行う際の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 割当てられた無線リソースの衝突を回避する際の処理手順(その1)を説明するためのシーケンス図である。 割当てられた無線リソースの衝突を回避する際の処理手順(その2)を説明するためのシーケンス図である。 従来のRA手順を示す図である。 D2D信号を用いて無線パラメータ要求を行う際の処理手順を示すシーケンス図である。 実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施の形態に係る基地局のハードウェア構成例を示す図である。 実施の形態に係るコアネットワーク装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施の形態に係るユーザ装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態に係る基地局の機能構成例を示す図である。 実施の形態に係るコアネットワーク装置の機能構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。
また、本実施の形態は、主にV2Xを対象としているが、本実施の形態に係る技術は、V2Xに限らず、広くD2D全般に適用可能である。また、「D2D」はその意味としてV2Xを含むものである。
また、「D2D」には、ユーザ装置UE間でD2D信号を送受信する処理手順のみならず、D2D信号を基地局が受信(モニタ)する処理手順、及び、RRC Idleの場合若しくは基地局eNBとコネクションを確立していない場合に、ユーザ装置UEが基地局eNBに上り信号を送信する処理手順を含む。
<D2Dの概要>
まず、LTEで規定されているD2Dの概要について説明する。D2D通信では、ユーザ装置UEから基地局eNBへの上り信号送信のリソースとして既に規定されている上りリソースの一部が利用される。 「Discovery」については、図3Aに示すように、Discovery period毎に、Discoveryメッセージ用のリソースプールが確保され、ユーザ装置UEaはそのリソースプール内でDiscoveryメッセージを送信する。より詳細にはType1、Type2bがある。Type1では、ユーザ装置UEaが自律的にリソースプールから送信リソースを選択する。Type2bでは、上位レイヤシグナリング(例えばRRC信号)により準静的なリソースが割り当てられる。
「Communication」についても、図3Bに示すように、Control/Data送信用リソースプールが周期的に確保される。送信側のユーザ装置UEaはControlリソースプールから選択されたリソースでSCI(Sidelink Control Information)によりData送信用リソース等を受信側のユーザ装置UEbに通知し、当該Data送信用リソースでDataを送信する。「Communication」について、より詳細には、Mode1とMode2がある。Mode1では、基地局eNBからユーザ装置UEに送られる(E)PDCCHによりダイナミックにリソースが割り当てられる。Mode2では、ユーザ装置UEaはControl/Data送信用リソースプールから自律的に送信リソースを選択する。リソースプールについては、SIBで通知されたり、予め定義されたものが使用される。
LTEにおいて、「Discovery」に用いられるチャネルはPSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)と称され、「Communication」におけるSCI等の制御情報を送信するチャネルはPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)と称され、データを送信するチャネルはPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と称される。
D2D通信に用いられるMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)は、図4に示すように、少なくともMAC header、MAC Control element、MAC SDU(Service Data Unit)、Paddingで構成される。MAC PDUはその他の情報を含んでも良い。MAC headerは、1つのSL−SCH(Sidelink Shared Channel)subheaderと、1つ以上のMAC PDU subheaderで構成される。
図5に示すように、SL−SCH subheaderは、MAC PDUフォーマットバージョン(V)、送信元情報(SRC)、送信先情報(DST)、Reserved bit(R)等で構成される。Vは、SL−SCH subheaderの先頭に割り当てられ、ユーザ装置UEが用いるMAC PDUフォーマットバージョンを示す。送信元情報には、送信元に関する情報が設定される。送信元情報には、ProSe UE IDに関する識別子が設定されてもよい。送信先情報には、送信先に関する情報が設定される。送信先情報には、送信先のProSe Layer−2 Group IDに関する情報が設定されてもよい。
また、D2Dでは、主に基地局eNBのカバレッジ外に存在するユーザ装置UE間で同期を取るために用いられる同期信号が規定されており、PSSS(Primary Sildelink Synchronization Signal)及びSSSS(Secondary Sildelink Synchronization Signal)と称される。また、主に基地局eNBのカバレッジ外に存在するユーザ装置UEにシステム情報等を通知するために用いられるチャネルは、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Control Channel)と称される。
<システム構成>
図6は、実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図6に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、CN(コアネットワーク)装置10と、基地局eNBと、ユーザ装置UEとを有する。
ユーザ装置UEは、V2Xで規定されている自動車、ドライバーのモバイル端末、及び、歩行者のモバイル端末を含み、セルラー通信の機能及びD2D通信機能を有する。
基地局eNBは、セルラー通信の機能を有し、ユーザ装置UEと通信を行う。本実施の形態では、基地局eNBは、D2D通信機能を有していてもよい。また、本実施の形態では、特に断りがない限り、「基地局eNB」にはRSU(基地局型RSU、ユーザ装置型RSU)を含む意味で使用する。
CN装置10は、基地局eNBと接続されており、MME(Mobility Management Entity)、HSS(Home Subscriber Server)などの信号処理装置である。CN装置10は、本実施の形態で説明する動作を実現するための専用サーバであってもよい。CN装置10にはProSe(Proximity Service) Functionが実装されていてもよい。
<同一のD2D用の無線パラメータが適用される領域について>
従来のD2Dにおいて、D2D用の無線パラメータは、基本的に基地局eNB単位(すなわちセル単位)で管理されていた。例えば、D2Dリソースプールに関する情報は報知情報に含まれており、基地局eNB単位で任意に設定することができた。また、例えば、ユーザ装置UEに割当てるD2D用の無線リソースは、基地局eNB単位で管理されていた。
一方、本実施の形態に係る無線通信システムは、D2D用の無線パラメータを、セル単位よりも無線パラメータ設定に適した広さの領域単位で管理することで、D2D用の無線パラメータをユーザ装置UEに効率的に通知することを可能にする。
図7A及び図7Bは、D2D用の無線パラメータが管理される領域の定義方法を説明するための図である。本実施の形態では、D2D用の無線パラメータが管理される領域を、地理的に一意に特定される領域で定義してもよい。具体的には、図7Aに示すように無線ネットワーク全体を複数(図7Aの例では#0〜#9)の地理的な領域に分割して定義する。各領域の範囲は、それぞれ緯度・経度で特定されるようにしてもよい。また、分割数に制約はない。
また、本実施の形態では、D2D用の無線パラメータが管理される領域を、複数のセルで一意に特定される領域で定義してもよい。具体的には、図7Bに示すように、無線ネットワーク内に存在するセルを、複数のグループ(図7Bの例では#0〜#9)に分割して定義する。各領域は、物理セルIDを束ねたリストで特定されるようにしてもよい。また、分割数に制約はない。
また、各領域はTA(Tracking Area)と1対1に対応づけられるようにしてもよいし、TAリストと1対1に対応づけられるようにしてもよい。TAは、LTEにおける位置登録エリアであり、一般的に複数のセルから構成される。TAリストは、MMEがユーザ装置UEの位置を追跡する単位であり、複数のTAが束ねられている。各TAには、TAI(Tacking Area Identity)及びTAC(Tacking Area Code)が付与されているため、各領域をTA又はTAリストに対応づけることで、各領域をTAI又はTACで一意に特定することが可能になる。
各領域に対してユーザ装置UEの走行状態ごとの無線パラメータを定めてもよい。例えば、走行方向ごとに無線パラメータを設定することで、交差点で交差する車両間(ユーザ装置UE間)で独立した無線パラメータの設定が可能になる。また、速度、高度、又は走行道路種別ごとに無線パラメータを設定することで、高速道路上と一般道上で独立した無線パラメータの設定が可能になる。
<D2D用無線パラメータ情報のフォーマット例について>
本実施の形態では、領域ごとに適用されるD2D用の無線パラメータが含まれる情報(以下、「D2D用無線パラメータ情報」と呼ぶ)をCN装置10又は基地局eNBで生成してユーザ装置UEに通知するようにする。
図8A、図8B、図8Cは、D2D用無線パラメータ情報のフォーマット例を説明するための図である。D2D用無線パラメータ情報は、図8Aに示すように、領域を一意に識別するための「領域識別子」と、領域の範囲を示す「領域範囲」と、領域内で適用される1以上の「無線パラメータ」とを含む。
「領域識別子」は、領域を一意に特定できる識別子であればどのような識別子であってもよい。例えば、図7の例で示す#0〜#9のように値で示されてもよい。なお、各領域がTAに対応付けられる場合、「領域識別子」はTAI又はTACであってもよい。各領域がTAリストに対応付けられる場合、「領域識別子」はTAリストそのものであってもよい。
「領域範囲」は、領域を一意に特定できればどのような情報であってもよい。領域が地理的に一意に特定される領域である場合、領域の右上、左上、右下、左下の4地点を示す緯度及び経度が格納されるようにしてもよい。また、領域が複数のセルで一意に特定される領域である場合、各セルの物理セルIDが格納されるようにしてもよい。また、各領域がTA又はTAリストに対応付けられる場合、「領域範囲」は省略されてもよい。報知情報にはTACが含まれているため、ユーザ装置UEは、自身が位置する領域を把握することが可能であるためである。
具体的には後述するが、本実施の形態では、複数の領域に係るD2D用無線パラメータ情報をまとめてユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。この場合において、仮に、複数の領域(又は全領域)で共通に適用される無線パラメータが存在する場合、図8B及び図8Cに示すように、複数の領域(又は全領域)に共通に適用される無線パラメータを通知可能なフォーマットを用いるようにしてもよい。例えば、領域#1及び#2で共通に設定される無線パラメータがある場合、図8Bの「領域識別子リスト」に#1及び#2を格納して無線パラメータを通知することで、図8Aのフォーマットで領域#1及び#2ごとに無線パラメータを格納する場合と比較して、データ量を削減することが可能になる。
また、本実施の形態では、D2D用無線パラメータ情報に、カバレッジ外に適用されるD2D用の無線パラメータを含めるようにしてもよい。この場合、例えば、「領域識別子」又は「領域範囲」にカバレッジ外を示す識別子等を格納することで、カバレッジ外に適用される無線パラメータであることをユーザ装置UEに認識させるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、D2D用無線パラメータ情報が有効である期間を示す「有効期間」を含めるようにしてもよい。ユーザ装置UEは、有効期間を超えたD2D用無線パラメータ情報を破棄し、新たな有効期間が設定されたD2D用無線パラメータ情報を基地局eNB又はCN装置10から取得するようにしてもよい。
<D2D用の無線パラメータについて>
図9は、D2D用無線パラメータ情報に含まれる無線パラメータの一例を示す図である。「キャリア周波数、帯域幅」は、領域内においてD2D信号の送受信に用いられるキャリアのキャリア周波数(Carrier Frequency)及び帯域幅(SI(Sidelink)-bandwidth)を示す。なお、本実施の形態におけるユーザ装置UEは、D2D信号を送受信する際、従来のLTEと同様にUL(Uplink)のキャリアを用いてD2D信号を送受信することもできる。
「リソースプール構成」は、領域内で適用されるD2Dリソースプールの構成を示す。「時間/周波数ホッピングパターン」は、領域内でD2D信号を送信する際に適用される時間/周波数ホッピングパターンを示す。「送信電力制御パラメータ」は、領域内でD2D信号を送信する際に適用される送信電力を制御するためのパラメータを示す。当該パラメータは、例えば、具体的な送信電力値でもよいし、所望受信電力「Po」及びパスロス推定値の係数「α」でもよい。
「同期信号送信設定」は、同期信号(例えば、PSSS/SSSS)を送信すべき特定の場所を示す情報である。特定の場所とは、トンネルの出入り口周辺など、カバレッジ外(トンネル内)に向けてユーザ装置UEから同期信号を送信しておくのが望ましいような場所である。なお、ユーザ装置UEは、「同期信号送信設定」に関わらず、セル端又はカバレッジ外など、従来のD2Dの規定に従って同期信号を送信するようにしてもよい。
「同期信号受信設定」は、同期信号(例えば、PSSS/SSSS)をモニタすべき特定の場所を示す情報である。特定の場所とは、例えばトンネル内など、他のユーザ装置UEから送信された同期信号を迅速に補足可能にするため、同期信号が送信される可能性のある無線リソース(特定のサブフレーム又は特定のモニタスペース等)を常にモニタしておくのが望ましいような場所である。
「参照信号構成」は、領域内で送信するD2D信号に含めるべき参照信号(DM−RS等)のマッピング構成を示す。
「D2D用無線リソース割当て情報」は、領域内でD2D信号を送信する際に用いる無線リソースの割当てを示す情報である。ユーザ装置UEは、D2D用無線リソース割当て情報で示される無線リソースを用いてD2D信号を送信する。
「同期リファレンスキャリア・セルIDリスト」は、領域内で同期タイミング信号を提供するキャリアおよびセルIDのリストである。ユーザ装置UEは、これらのキャリア及びセルで送信される同期タイミング信号をモニタしてD2D信号の送受信のための同期を行う。セルIDを提供せず、キャリアのリストのみを通知してもよい。
以上説明したD2D用の無線パラメータは、基地局eNB又はCN装置10から全ユーザ装置UEに対して共通に通知されてもよいし、予め規定されたグループごとに、各グループ内のユーザ装置UEに対して共通に通知されるようにしてもよいし、ユーザ装置UEごとに異なるパラメータが通知されるようにしてもよい。例えば、領域内に存在するユーザ装置UE間で直交化された無線リソースの割当てが行われる場合、「D2D用無線リソース割当て情報」には、ユーザ装置UEごとに異なるパラメータが設定される。
なお、以上説明したD2D用の無線パラメータは一例であり、D2D用無線パラメータ情報にはこれらすべての無線パラメータが含まれていなくてもよいし、他の無線パラメータが含まれていてもよい。
<D2D用無線パラメータ情報の通知について>
続いて、ユーザ装置UEにD2D用無線パラメータ情報を通知する際の処理手順について説明する。
(処理手順(その1))
図10は、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その1)を示すシーケンス図である。
ステップS11で、CN装置10は、自身に接続されている基地局eNBに対して、基地局eNBから送信すべきD2D用無線パラメータ情報を送信する。なお、CN装置10は、D2D用無線パラメータ情報を基地局eNBごとに適宜選択して送信する。
例えば、図7Aのように領域が定義されている場合、CN装置10は、領域#0に含まれるセルを形成する基地局eNBには、領域#0に対応するD2D用無線パラメータ情報を送信し、領域#1に含まれるセルを形成する基地局eNBには、領域#1に対応するD2D用無線パラメータ情報を送信するというように、D2D用無線パラメータ情報を適宜選択して送信する。
また、CN装置10は、複数の領域に跨るセルを形成する基地局eNBに対しては、複数の領域の各々に対応するD2D用無線パラメータ情報を送信する。例えば、図7Aのように領域が定義されている場合、CN装置10は、領域#0と領域#1との両方に含まれるセルを形成する基地局eNBには、領域#0に対応するD2D用無線パラメータ情報と領域#1に対応するD2D用無線パラメータ情報とを送信する。なお、CN装置10からD2D用無線パラメータ情報を基地局eNBに送信するのではなく、O&M(Operation & Maintenance)等を用いて予め基地局eNB内にD2D用無線パラメータ情報を設定してもよい。その場合、ステップS11の処理手順は省略される。
ステップS12で、基地局eNBは、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置UEに送信する。基地局eNBは、報知情報(SIB)又はMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)を用いてD2D用無線パラメータ情報を送信してもよいし、RRC信号、レイヤ1又はレイヤ2の制御チャネル等を用いてユーザ装置UEごとに個別にD2D用無線パラメータ情報を送信するようにしてもよい。
なお、複数の領域に跨るセルを形成する基地局eNBは、複数の領域の各々に対応するD2D用無線パラメータ情報をまとめて送信する。
また、ステップS11の処理手順で、CN装置10は、D2D用無線パラメータ情報を含むNASメッセージを基地局eNBに送信し、ステップS12の処理手順で、基地局eNBは、CN装置10から受信したNASメッセージをユーザ装置UEに送信(転送)するようにしてもよい。
ステップS13で、ユーザ装置UEは、受信したD2D用無線パラメータ情報から領域識別子、領域範囲、及びD2D用の無線パラメータを抽出し、領域ごとにD2D用の無線パラメータを保持する。また、同一の領域に対応するD2D用の無線パラメータが既にメモリ内に保持されている場合、抽出したD2D用の無線パラメータでメモリ内を更新する。
(処理手順(その2))
図11は、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その2)を示すシーケンス図である。
ステップS21の処理手順は、図10のステップS11と同一であるため説明は省略する。
ステップS22で、ユーザ装置UEは、D2D用無線パラメータ情報を基地局eNBに要求するため、無線パラメータ要求信号を基地局eNBに送信する。なお無線パラメータ要求信号には、基地局eNBからの送信を要求する具体的なD2D用の無線パラメータを示す情報(例えば、「送信電力制御パラメータ」を要求すること等)が含まれてもよい。また、無線パラメータ要求信号には、1以上の「領域識別子」が含まれていてもよい。ユーザ装置UEが高速移動中であり、隣の領域に対応するD2D用無線パラメータ情報を予め取得しておきたい場合等が想定されるためである。
ステップS23で、基地局eNBは、ユーザ装置UEから要求されたD2D用の無線パラメータを含むD2D用無線パラメータ情報を、RRC信号、レイヤ1又はレイヤ2の制御チャネル等を用いてユーザ装置UEに個別に送信する。なお、基地局eNBは、無線パラメータ要求信号に1以上の「領域識別子」が含まれており、かつ、当該領域識別子に対応するD2D用無線パラメータ情報を保持していない場合、当該領域識別子に対応するD2D用無線パラメータ情報をCN装置10に問い合わせて取得するようにしてもよい。
ステップS24の処理手順は、図10のステップS13と同一であるため説明は省略する。
なお、ステップS22の処理手順において、ユーザ装置UEは、無線パラメータ要求信号をNASメッセージで基地局eNBに送信し、基地局eNBは、当該NASメッセージをCN装置10に送信(転送)するようにしてもよい。また、基地局eNBは、CN装置10から受信した、D2D用無線パラメータ情報が含まれるNASメッセージをステップS23の処理手順でユーザ装置UEに送信(転送)するようにしてもよい。
(処理手順(その3))
図12は、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その3)を示すシーケンス図である。処理手順(その3)は、D2D用の無線パラメータ(例えば、「D2D用無線リソース割当て情報」)を、ユーザ装置UEからの要求に応じて基地局eNBがダイナミックに割り当てる際に用いられる。
ステップS31で、CN装置10は、自身に接続されている基地局eNBに対して、領域内のユーザ装置UEに割当て可能なD2D用無線パラメータのプールを示す情報を送信する。なお、当該D2D用無線パラメータのプールを示す情報をCN装置10から基地局eNBに送信するのではなく、O&M(Operation & Maintenance)等を用いて予め基地局eNB内に設定しておくようにしてもよい。その場合、ステップS31の処理手順は省略される。
ステップS32で、ユーザ装置UEは、無線パラメータ要求信号を基地局eNBに送信する。無線パラメータ要求信号には、基地局eNBからの送信を要求する具体的なD2D用の無線パラメータを示す情報が含まれるようにしてもよいし、更に、領域内においてユーザ装置UE自身の詳細な現在位置を示す情報(例えば、緯度及び経度など)が含まれるようにしてもよい。
ステップS33で、基地局eNBは、領域内のユーザ装置UEに割当て可能なD2D用無線パラメータのプールから無線パラメータを選択することで、無線パラメータ要求信号の送信元であるユーザ装置UEに対してD2D用の無線パラメータの割当てを行う。
ステップS34で、基地局eNBは、割当てたD2D用の無線パラメータを含むD2D用無線パラメータ情報を、RRC信号、レイヤ1又はレイヤ2の制御チャネル等を用いてユーザ装置UEに送信する。
ステップS35の処理手順は、図10のステップS13と同一であるため説明は省略する。
(処理手順(その4))
図13は、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その4)を示すシーケンス図である。処理手順(その4)は、D2D用の無線パラメータ(例えば、「D2D用無線リソース割当て情報」)を、ユーザ装置UEからの要求に応じてCN装置10がダイナミックに割り当てる際に用いられる。CN装置10がD2D用の無線パラメータをダイナミックに割り当てることで、基地局eNBを跨る無線パラメータの割当てを実現することが可能になる。
ステップS41で、ユーザ装置UEは、無線パラメータ要求信号を基地局eNBに送信する。無線パラメータ要求信号には、ユーザ装置UEが位置する領域の領域識別子が含まれる。なお、無線パラメータ要求信号には、領域識別子と共に、CN装置10からの送信を要求する具体的なD2D用の無線パラメータを示す情報が含まれるようにしてもよいし、領域内においてユーザ装置UE自身の詳細な現在位置を示す情報(例えば、緯度及び経度など)が含まれるようにしてもよい。
ステップS42で、基地局eNBは、CN装置10に無線パラメータ要求信号を転送する。
ステップS43で、CN装置10は、無線パラメータ要求信号に含まれる領域識別子に基づき、当該領域識別子に対応する領域内のユーザ装置UEに割当て可能なD2D用無線パラメータのプールを選択する。また、当該プールから無線パラメータを選択することで、無線パラメータ要求信号の送信元であるユーザ装置UEに対してD2D用の無線パラメータの割当てを行う。
ステップS44で、CN装置10は、割当てたD2D用の無線パラメータを含むD2D用無線パラメータ情報を基地局eNBに送信する。なお、CN装置10は、NASメッセージにD2D用無線パラメータ情報を含めて基地局eNBに送信するようにしてもよい。
ステップS45で、基地局eNBは、CN装置10から受信したD2D用無線パラメータ情報(又はD2D用無線パラメータ情報を含むNASメッセージ)を、RRC信号、レイヤ1又はレイヤ2の制御チャネル等を用いてユーザ装置UEに送信する。
ステップS46の処理手順は、図10のステップS13と同一であるため説明は省略する。
(処理手順(その5))
図14は、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に通知する際の処理手順(その5)を示すシーケンス図である。処理手順(その5)は、ユーザ装置UEに通知するD2D用の無線パラメータを、基地局eNB間で調整した上でユーザ装置UEに通知する際に用いられる。
ステップS51で、基地局eNB基地局eNBとの間で、ユーザ装置UEに通知するD2D用の無線パラメータの調整を行う。なお、基地局eNBと基地局eNBとの間で行われる無線パラメータの調整の一例として、例えば、ユーザ装置UEに通知する「送信電力制御パラメータ」を、予め基地局eNB間で調整することが想定される。
ステップS52で、基地局eNBは、ステップS51の処理手順で調整されたD2D用の無線パラメータを含むD2D用無線パラメータ情報を、RRC信号、レイヤ1又はレイヤ2の制御チャネル等を用いてユーザ装置UEに送信する。なお、調整されたD2D用の無線パラメータが、領域内のユーザ装置UEに対して共通に通知可能なものである場合、基地局eNBは、報知情報(SIB)又はMBMSを用いて当該D2D用無線パラメータ情報を送信してもよい。
<D2D用の無線パラメータの取得及び更新タイミングについて>
本実施の形態に係るユーザ装置UEは、自身が位置する場所の緯度/経度、TAC、又は物理セルIDをGPS又は報知情報等から随時取得することで、自身が位置する領域を一意に特定し、特定した領域に対応するD2D用の無線パラメータを用いてD2D通信を行う。そのため、ユーザ装置UEは、領域を跨って移動した場合で、かつ、移動先の領域に対応するD2D用の無線パラメータを保持していない場合、前述の処理手順(その1〜その5)により、移動先の領域に対応するD2D用無線パラメータ情報を取得するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、前回D2D用無線パラメータ情報を取得した位置から所定の距離を移動した場合に、前述の処理手順(その1〜その5)によりD2D用無線パラメータ情報を取得するようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、前回D2D用無線パラメータ情報を取得してから一定時間経過した場合に、前述の処理手順(その1〜その5)によりD2D用無線パラメータ情報を取得するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、カバレッジ外からカバレッジ内に移動したことを検出したタイミングで、前述の処理手順(その1〜その5)によりD2D用無線パラメータ情報を取得するようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、D2D信号により送信すべきメッセージのサイズが変化した場合など、トラフィック量の変化が所定の閾値を超えた(又は以下になった)場合に、前述の処理手順(その1〜その5)によりD2D用無線パラメータ情報を取得するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、位置登録を行う場合又はハンドオーバーを行う場合に、前述の処理手順(その1〜その5)によりD2D用無線パラメータ情報を取得してもよい。また、ユーザ装置UEは、D2D用無線パラメータ情報の有効期間が経過した場合に、前述の処理手順(その1〜その5)によりD2D用無線パラメータ情報を取得して、メモリ内に記憶されているD2D用の無線パラメータを更新するようにしてもよい。
(複数領域のD2D用無線パラメータ情報の通知について)
基地局eNB又はCN装置10は、複数の領域に係るD2D用無線パラメータ情報をまとめてユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。例えば、基地局eNBは、報知情報又はMBMSにより、基地局eNB自身が属する領域に係るD2D用無線パラメータ情報に加えて、周辺の領域に係るD2D用無線パラメータ情報も含めてユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、高速で移動する場合に、領域を跨ぐ度にD2D用無線パラメータ情報を取得する必要がなくなり、処理負荷が軽減される。
また、報知情報又はMBMSにより送信されるD2D用無線パラメータ情報のデータ量が増大するのを避けるため、報知情報又はMBMSでは、基地局eNB自身が属する領域に係るD2D用無線パラメータ情報のみを送信し、基地局eNB(又はCN装置10)は、ユーザ装置から領域識別子を含む無線パラメータ要求信号を受信した場合に限り、領域識別子で示される領域と、当該領域の周辺の領域に係るD2D用無線パラメータ情報を含めてユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、無線パラメータ要求信号に、領域識別子に加えて、又は領域識別子に代えて、自身の現在位置(緯度、経度)、移動速度及び移動方向などの走行状態(移動状態)を含めて基地局eNB又はCN装置10に送信するようにしてもよい。これにより、例えば図15Aに示すように、基地局eNB又はCN装置10は、ユーザ装置UEの移動方向を予測し、予測される移動方向に沿って複数領域(図15Aの例では領域#6〜#10)のD2D用無線パラメータ情報をまとめてユーザ装置UEに通知することが可能になる。
また、ユーザ装置UEは、図15Bに示すように、無線パラメータ要求信号を、領域を跨ぐ前(例えば、領域の中心付近など)に基地局eNB又はCN装置10に送信するようにしてもよい。これにより、基地局eNB又はCN装置10は、余裕をもってD2D用無線パラメータ情報を通知することが可能になると共に、ユーザ装置UEは、D2D用無線パラメータ情報の取得遅延を回避することが可能になる。
<D2D用の無線パラメータの適用境界について>
本実施の形態に係るユーザ装置UEは、図16Aに示すように、自身が位置する領域に対応するD2D用の無線パラメータを用いてD2D通信を行う。そのため、領域を跨ぐタイミングでD2D信号を送受信している場合、D2D信号を送受信している最中にD2D用の無線パラメータを切替えることになる。
そこで、本実施の形態では、図16Bに示すように、領域の境界における特定の範囲においては、適用されるD2D用の無線パラメータの重複を許容するようにしてもよい。具体的には、領域#0から領域#1に移動するユーザ装置UEは、当該特定の範囲内では、領域#0に対応するD2D用の無線パラメータに従ってD2D信号の送受信処理を継続するようにしてもよい。また、領域#1から領域#0に移動するユーザ装置UEは、当該特定の範囲内では、領域#1に対応するD2D用の無線パラメータに従ってD2D信号の送受信処理を継続するようにしてもよい。
また、他の方法として、ユーザ装置UEは、領域を跨いだ場合であっても、所定の時間内に限り、以前の領域に対応するD2D用の無線パラメータに従ってD2D信号の送受信処理を継続するようにしてもよい。
また、他の方法として、ユーザ装置UEは、領域を跨いだ場合であっても、ある単位(1MAC PDUなど)のデータの送信が完了するまでの間、以前の領域に対応するD2D用の無線パラメータに従ってD2D信号の送信処理を継続するようにしてもよい。
<RRC IDLEのユーザ装置に対する通知方法について>
本実施の形態では、前述の処理手順(その1〜その5)により、ユーザ装置UEにD2D用無線パラメータ情報を通知する。
ここで、特定のユーザ装置UE向けのD2D用の無線パラメータを、基地局eNB又はCN装置10から当該特定のユーザ装置UEに通知したいようなケースが想定される。具体例として、例えば、基地局eNB又はCN装置10は、一旦特定のユーザ装置UEに割り当てたD2D用無線リソースを、何かしらの理由で強制的に変更したいようなケースが想定される。この場合において、当該特定のユーザ装置UEのRRC状態がIdleの場合、CN装置10は、基地局eNBにページングを指示することでユーザ装置UEを呼出し、基地局eNBと当該特定のユーザ装置UEとの間でコネクションを確立させる(RRC Connected状態に遷移させる)必要がある。すなわち、処理手順が複雑になってしまう。
一方、ページングメッセージに特定のユーザ装置UE向けのD2D用無線パラメータ情報を含めることも考えられるが、LTEの仕様では、ページングメッセージには少量のデータのみ(具体的には、IMSI又はS−TMSIのみ)が設定可能であり、D2D用無線パラメータ情報を現状のページングメッセージに含めることは困難である。
(D2D用無線パラメータ情報の通知方法(その1))
本実施の形態では、RRC Idle状態のユーザ装置UEがD2D用無線パラメータ情報を受信することを可能にするために、ユーザ装置UEは、RRC状態がIdleであるか否かに関わらず、予め定められた無線リソースをモニタするようにする。また、基地局eNBは、予め定められた無線リソースを用いて、D2D用無線パラメータ情報を特定のユーザ装置UEに通知する。
予め定められた無線リソースは、ユーザ装置UEが在圏しているセルのサブフレームでもよいし、特定のキャリア(モニタ対象として指定されたキャリア)のサブフレームであってもよい。特定のキャリアは、予め基地局eNB又はCN装置10からユーザ装置UEに対して通知されてもよいし、USIM(Universal Subscriber Identity Module)等に予め設定されていてもよい。
また、予め定められた無線リソースは、無線フレーム番号又は/及びサブフレーム番号を所定の識別子でモジュロ演算することで特定可能にしてもよい。所定の識別子とは、UEID、基地局eNB又はCN装置10から割当てられるテンポラリなID、ユーザ装置UEの現在位置を示す情報(領域識別子、物理セルID、TAI、TACなど)でもよい。
図17A、図17B、図18A及び図18Bは、RRC IDLEのユーザ装置に無線パラメータを通知する方法を説明するための図である。例えば、図17Aに示すように、ユーザ装置UEは、予め定められた1又は複数のサブフレームを周期的にモニタするようにして、基地局eNBは、当該モニタ対象のサブフレームに特定のユーザ装置UE向けのD2D用無線パラメータ情報を格納するようにしてもよい。
また、図17Bに示すように、ユーザ装置UEは、予め定められたサブフレームを周期的にモニタするようにして、基地局eNBは、拡張受信領域に特定のユーザ装置UE向けのD2D用無線パラメータ情報を格納すると共に、当該モニタ対象のサブフレームに、拡張受信領域に関する情報(拡張受信領域の時間及び周波数リソース、拡張受信領域に対応するDCIが含まれるサーチスペース、当該DCIをCRCマスクする際に用いられるRNTIなど)を格納するようにしてもよい。図17Aの例は、主にD2D用無線パラメータ情報のデータ量が少ない場合に適用可能であり、図17Bの例は、主にD2D用無線パラメータ情報のデータ量が多い場合に適用可能である。
ユーザ装置UEは、モニタ対象の無線リソースにおいて、図18Aに示すように、DCI(SCI)、MACヘッダ又はMACペイロードに特定の識別子が含まれていることを検出した場合に、自身宛のD2D用無線パラメータ情報が当該無線リソースに含まれていると判断してもよい。特定の識別子とは、UEIDでもよいし、特定のユーザ装置UEのグループごとに割当てられるグループID(Group Destination ID)であってもよい。DCI(SCI)に特定の識別子が含まれている場合、ユーザ装置UEは、レイヤ1の信号処理を行った時点で、自身宛のD2D用無線パラメータ情報が当該無線リソースに含まれていると判断できる。MACヘッダに特定の識別子が含まれている場合、ユーザ装置UEは、レイヤ2の信号処理を行った時点で、自身宛のD2D用無線パラメータ情報が当該無線リソースに含まれていると判断できる。MACペイロードに特定の識別子が含まれている場合、ユーザ装置UEは、レイヤ3の信号処理を行った時点で、自身宛のD2D用無線パラメータ情報が当該無線リソースに含まれていると判断できる。
また、ユーザ装置UEは、モニタ対象の無線リソースにおいて、図18Bに示すように、DCIが特定のRNTI(X−RNTI)でCRCマスクされていることを検出し、更に、MACペイロードに自身のUEIDが含まれていることを検出した場合に、自身宛のD2D用無線パラメータ情報がモニタ対象の無線リソースに含まれていると判断してもよい。特定のRNTI(X−RNTI)とは、例えば、D2D用無線パラメータ情報がPDSCH(又はPSSCH)に含まれていることを示す、ユーザ装置UEで共通な固定値であってもよい。
基地局eNBは、RRC Idleのユーザ装置UEにD2D用無線パラメータ情報を送信する場合、D2D用無線パラメータ情報に、図9で説明した複数の無線パラメータのうち、特定のパラメータ(ユーザ装置UEに送信したいパラメータ)が含まれるサブセットのパラメータのみを含めて送信するようにしてもよいし、当該特定のパラメータのみをD2D用無線パラメータ情報に含めて送信するようにしてもよい。これにより、シグナリングオーバーヘッドが削減される(シグナリングのデータ量が削減される)。
(D2D用無線パラメータ情報の通知方法(その2))
本実施の形態では、RRC Idle状態の移動機に対して、D2D用無線パラメータ情報を通知することを可能にするために、CN装置10は、特別なフラグを含むページングメッセージの送信を基地局eNBに指示するようにしてもよい。ユーザ装置UEは、ページングメッセージ内に特別なフラグが含まれている場合、RRC接続及びNAS接続を行わずに基地局eNBからD2D用無線パラメータ情報を受信するように動作する。
ページングメッセージで特別なフラグを通知する際、ページングメッセージ自体(すなわち、MACペイロード)に特別なフラグを含めてもよいし、ページングメッセージのMACヘッダに特別なフラグを含めてもよいし、DCIに特別なフラグを含めてもよい。また、特別なフラグが含まれるDCIは、特定のRNTIでCRCマスクされていてもよい。また、D2D用無線パラメータ情報を通知するために用いるページングメッセージを、通常のページングメッセージとは異なる無線リソースで送信することで、D2D用無線パラメータ情報を通知するためのページングメッセージであることを、ユーザ装置UEに暗示的に通知してもよい。
また、他の例として、ページングメッセージ内に一定時間有効なRNTIを含めておき、一定時間内のサブフレームにD2D用無線パラメータ情報を含めると共に当該RNTIでDCIのCRCマスクを行うようにしてもよい。また、ページングメッセージ内に、RNTIが有効である時間、又はD2D用無線パラメータ情報が含まれるサブフレーム番号を含めるようにしてもよい。
なお、LTEの仕様では、ページングメッセージには少量のデータのみしか設定することができないが、ページングメッセージに設定可能なデータサイズを拡大し、ページングメッセージそのものにD2D用無線パラメータ情報を含めるようにしてもよい。
<D2D用の無線リソース割当てについて>
(ユーザ装置自身が利用可能な無線リソースを特定する方法)
本実施の形態では、ユーザ装置UEは、D2D用無線パラメータ情報に含まれる「D2D用無線リソース割当て情報」で示される無線リソースを用いてD2D信号を送信するようにしたが、これに代えて、D2D信号の送信に利用可能な無線リソースをユーザ装置UE自身で特定できるようにしてもよい。
図19は、ユーザ装置で無線リソースを特定する方法を説明するための図である。本実施の形態では、図19に示すように、所定の地理的範囲を、格子状のロケーショングリッドに区切るようにする。所定の地理的範囲は、図7Aに示す領域と同一でもよいし、複数の領域を含む範囲でもよい。
本実施の形態では、ロケーショングリッドごとに利用可能な無線リソース(時間リソース、周波数リソース)を予め一意に割当てておくと共に、ロケーショングリッドごとに予め割当てられた無線リソースを示すマップ情報を「D2D用無線リソース割当て情報」に含めてユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、自身が位置するロケーショングリッドに従って、利用可能な無線リソースを特定することができる。更に、ロケーショングリッドの座標値から、割当てられた無線リソース(時間リソース、周波数リソース)を一意に特定(算出)可能にしてもよい。ロケーショングリッドの座標値から無線リソース(時間リソース、周波数リソース)を特定(算出)するために必要な情報(計算式、計算式に用いられるパラメータ等)を「D2D用無線リソース割当て情報」に含めて、基地局eNB又はCN装置10からユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。「D2D用無線リソース割当て情報」の情報量を削減することができる。
ここで、直交するリソースは有限であるため、全てのロケーショングリッドにおいて直交する無線リソースを割当てることは困難であり、近傍のロケーショングリッド間で無線リソースが重複し、干渉が発生してしまう可能性がある。
そこで、例えば、図19に示すように、複数のロケーショングリッドを束ねたロケーションセットを規定し、ロケーションセット単位で、ロケーショングリッドごとに割当てられた無線リソースが周期的にホッピング(変化)するようにしてもよい。
まず、各ロケーショングリッドを、Nメートル単位で区切られた座標インデックス(k,l)で表す。図19の例では、左下のロケーショングリッドの座標インデックスは(k=0,l=0)である。更に、ロケーションセットを、M×Nメートル単位で区切られた座標インデックス(K,L)で表す。図19の例では、左下のロケーションセットの座標インデックスは(K=0,L=0)である。
次に、ロケーションセット内の全ロケーショングリッドの各々に、ロケーショングリッドを一意に識別するためのインデックス値(i)を付与する。インデックス値(i)は、以下の式で表現される。なお、図19の右図は、以下の式で表現される各ロケーショングリッドに付与されるインデックス値(i)を示している。
Figure 0006509353
ロケーショングリッド(k,l)において、所定の時間(t)の無線リソースインデックス(R)を、以下の式で表す。無線リソースインデックス(R)は、予め割当てられた無線リソースごとに付与されるインデックスであり、インデックスの値から割当てられた(利用可能な)無線リソースが一意に特定される。つまり、ユーザ装置UEは、以下の式を用いて時間(t)における無線リソースインデックス(R)の値を求めることで、時間(t)においてD2D信号の送信に利用可能な無線リソースを決定する。
Figure 0006509353
M=2N、A=4とした場合に、各ロケーショングリッドの無線リソースインデックス(R)が時間の経過と共に変化する様子を図20A及び図20Bに示す。図20Aは、t=0における無線リソースインデックスを示しており、図20Bは、t=Tにおける無線リソースインデックスを示している。
図20Aにおいて、無線リソースインデックスが「2」であるロケーショングリッドに存在するユーザ装置UEは、同一の無線リソースを用いてD2D信号を送信することになる。すなわち、仮に、これらのロケーショングリッド内に複数のユーザ装置UEが存在する場合、D2D信号同士が干渉してしまうことになる。
一方、T時間が経過した図20Bでは、各ロケーショングリッドの無線リソースインデックスは、それぞれ異なる値に変化している。すなわち、時間が経過することで、各ロケーショングリッドにおいてD2D信号の送信に利用可能な無線リソースが変化することになる。これにより、近傍のロケーショングリッド間で無線リソースが重複し、干渉が発生してしまう場合であっても、時間ごとに利用可能な無線リソースが変化するため、干渉の影響を抑えることが可能になる。
なお、以上説明した式による動作を実現するため、基地局eNB又はCN10は、「D2D用無線リソース割当て情報」に、無線リソースインデックスごとの無線リソース(時間リソース、周波数リソース)を示す情報、「T」の値、及び「A」の値を含めてユーザ装置UEに通知してもよい。また、ホッピングパターン算出関数(f)は予めユーザ装置UEで保持していてもよい。
(基地局又はCNが無線リソースを割当てる方法)
本実施の形態では、ユーザ装置UEからの要求があった場合に、基地局eNB又はCN装置10が、D2D信号用の無線リソースを割当ててユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。さらに、ユーザ装置UEから自身の位置を通知させることで、基地局eNB又はCN装置10は、近傍のユーザ装置UE間で、D2D信号用の無線リソースが直交化されるように無線リソース(またはD2Dリソースプール)の割当てを行うようにしてもよい。
図21は、無線リソースの割当てを行う際の処理手順を説明するためのシーケンス図である。なお、ステップS101は、図12のステップS32、又は、図13のステップS41及びS42に相当する。また、ステップS102は、図12のステップS33又は図13のステップS43に相当する。また、ステップS103は、図12のステップS34、又は、図13のステップS44及びS45に相当する。
ステップS101で、ユーザ装置UEは、D2D用の無線リソースの割当てを要求する信号を基地局eNB又はCN装置10に送信する。当該信号には、ユーザ装置UE自身の現在位置が含まれる。なお、ユーザ装置UEの現在位置は緯度及び経度で表現されてもよい。
ステップS102で、基地局eNB又はCN装置10は、ユーザ装置UEから通知された位置情報に基づき、近傍のユーザ装置UE間で、D2D信号用の無線リソースが直交化されるように無線リソースの割当てを行う。なお、基地局eNB又はCN装置10は、各ユーザ装置UEに割当てた無線リソースを管理するため、ユーザ装置UEのUEIDと割当て済みの無線リソースとを対応づけて記憶しておく。
ステップS103で、基地局eNB又はCN装置10は、「D2D用無線リソース割当て情報」を含むD2D用無線パラメータ情報をユーザ装置UEに送信する。
以上の処理手順において、CN装置10が無線リソースの割当てを行う場合、異なるセル、異なるキャリア、異なるRAT、及び異なるPLMNに跨って存在する複数のユーザ装置UEに対して、それぞれ直交化された無線リソースの割当てを実現することが可能である。
一方、基地局eNBが無線リソースの割当てを行う場合、基地局eNBは、ユーザ装置UEのUEIDと、ユーザ装置UEの位置と、ユーザ装置UEに割当てた無線リソースを示す情報とを対応づけてCN装置10に登録するようにしてもよい。更に、基地局eNBは、ユーザ装置UEに無線リソースの割当てを行う場合に、CN装置10に対して割当てを行う予定のユーザ装置UEの位置を通知することで当該位置の近傍において割当て済みの無線リソースを照会し、照会結果に基づき、当該位置の近傍において割当てられていない無線リソースを選択するようにしてもよい。これにより、基地局eNBが無線リソースの割当てを行う場合であっても、異なるセル、異なるキャリア、異なるRAT、及び異なるPLMNに跨って存在する複数のユーザ装置UEに対して、それぞれ直交化された無線リソースの割当てを実現することが可能である。
或いは、基地局eNB間でバックホールシグナリングを用いて、割当て済みの無線リソース、当該無線リソースを割当てたユーザ装置UEのUEID及び位置などの情報を交換することで、基地局eNBが無線リソースの割当てを行う場合に、異なるセルに跨って存在する複数のユーザ装置UEに対して、それぞれ直交化された無線リソースの割当てを実現してもよい。
また、以上の処理手順において、ユーザ装置UEは、ステップS101で送信する無線リソース要求に、自身の現在位置に加えて、移動速度及び移動方向などの走行状態(移動状態)を含めるようにしてもよい。これにより、基地局eNB又はCN装置10は、無線リソースの割当てを行う際に、割当てた無線リソースの有効期間を管理するといった最適化処理を行うことが可能になる。また、ステップS101におけるD2D用の無線リソースの割当てを要求する信号は、D2D用(PC5)のBSR(Buffer Status Report)であってもよい。
ここで、ユーザ装置UEが移動することで、割当てられた無線リソースが近傍のユーザ装置UE間で衝突(重複)してしまう場合が想定される。そこで、本実施の形態では、以下に示す処理手順により、無線リソースの衝突を回避するようにしてもよい。
図22は、割当てられた無線リソースの衝突を回避する際の処理手順(その1)を説明するためのシーケンス図である。
ステップS201で、基地局eNB又はCN装置10は、「D2D用無線リソース割当て情報」を含むD2D用無線パラメータ情報に、UEIDリストを含めてユーザ装置UEに送信する。UEIDリストは、同一の無線リソースが割当てられているユーザ装置UEのUEIDを示すリストである。なお、ステップS201の処理手順は、図21のステップS103の処理手順に相当する。
ステップS202で、ユーザ装置UEは、UEIDリストに含まれるUEIDのユーザ装置UEがD2D信号を送信していることを検出する。例えば、ユーザ装置UEは、割当てられた無線リソース(サブフレーム)をモニタし、MACヘッダ内のUEIDリストに含まれる送信元情報(SRC)に、UEIDリスト内のUEIDが格納されているかを確認するようにしてもよい。ユーザ装置UEは、UEIDリストに含まれるUEIDのユーザ装置UEがD2D信号を送信していることを検出した場合、ステップS203の処理手順に進む。
ステップS203で、ユーザ装置UEは、自身に割当て済みのD2D用の無線リソースの更新を、基地局eNB又はCN装置10に要求する。
ステップS204で、基地局eNB又はCN装置10は、ステップS201の処理手順で通知した無線リソースとは異なる無線リソースを割当てる。
ステップS205で、基地局eNB又はCN装置10は、「D2D用無線リソース割当て情報」を含むD2D用無線パラメータ情報に、UEIDリストを含めてユーザ装置UEに送信する。
図23は、割当てられた無線リソースの衝突を回避する際の処理手順(その2)を説明するためのシーケンス図である。
ステップS301で、ユーザ装置UEは、ユーザ装置UE自身の現在位置を示す位置情報を基地局eNB又はCN装置10に送信する。なお、ユーザ装置UEの現在位置は緯度及び経度で表現されてもよい。また、ユーザ装置UEは、所定の周期で自身の現在位置を示す位置情報を基地局eNB又はCN装置10に送信するようにしてもよいし、所定の距離を移動した場合に、自身の現在位置を示す位置情報を基地局eNB又はCN装置10に送信するようにしてもよい。
ステップS302で、基地局eNB又はCN装置10は、位置情報通知信号を受信したユーザ装置UEに割当てた無線リソースと、当該ユーザ装置UEの現在位置の近傍に位置する他のユーザ装置UEに割当てた無線リソースとが衝突している(同一である)ことを検出する。
ステップS303で、基地局eNB又はCN装置10は、当該ユーザ装置UEの現在位置の近傍に位置するユーザ装置UEに割当てた無線リソースとは衝突していない他の無線リソースを割当てる。
ステップS303で、基地局eNB又はCN装置10は、「D2D用無線リソース割当て情報」を含むD2D用無線パラメータ情報をユーザ装置UEに送信する。なお、基地局eNB又はCN装置10は、ユーザ装置UEのRRC状態がIdleである場合、「<RRC IDLEのユーザ装置に対する通知方法について>」で説明した方法を用いて、「D2D用無線リソース割当て情報」を含むD2D用無線パラメータ情報をユーザ装置UEに通知するようにしてもよい。
<RRC IDLEのユーザ装置が行う無線リソース要求方法について>
以上説明したように、ユーザ装置UEは、D2D用無線パラメータ情報を要求する場合、基地局eNBに無線パラメータ要求信号を送信する。ここで、ユーザ装置UEは、RRC Idleである場合、一旦ランダムアクセス手順を行うことで、基地局eNBとの間でRRCコネクション及びNASベアラを確立させてから無線パラメータ要求信号を送信する必要がある。
そこで、本実施の形態では、ユーザ装置UEから基地局eNBにD2D用無線パラメータ情報を要求する場合、以下に示す処理手順により、ユーザ装置UEは、RRCコネクション及びNASベアラを確立させずに、又は、RRCコネクション及びNASベアラを確立させる処理の一部を省略して、D2D用無線パラメータ情報を要求するようにしてもよい。
(RA手順を用いた処理手順)
図24は、従来のRA手順を示す図である。例えば、ステップS401の処理手順において、ユーザ装置UEは、特別なRAプリアンブルを基地局eNBに送信するようにしてもよい。基地局eNBは、特別なRAプリアンブルを受信した場合、ユーザ装置UEがD2D用無線パラメータ情報を要求していると判断するようにする。
特別なRAプリアンブルとは、予め定められたキャリア周波数で送信されるRAプリアンブルでもよいし、予め基地局eNBからユーザ装置UEに指定された無線リソースで送信されるRAプリアンブルでもよいし、特定のプリアンブル系列(グループ)でもよい。また、UE識別子(IMSI等)を所定の計算式に代入することで算出されるRAプリアンブルであってもよい。また、特定のD2Dリソースプール内で特定のプリアンブル系列で送信されるRAプリアンブルであってもよい。
また、他の例として、ステップS403の処理手順で送信されるControl messageに、D2D用無線パラメータ情報を要求することを示す情報を含めるようにしてもよい。基地局eNBは、Control messageに当該情報が含まれている場合、ユーザ装置UEがD2D用無線パラメータ情報を要求していると判断するようにする。ユーザ装置UEは、Control messageに、D2D用無線パラメータ情報を要求することを示す情報に加えて、自身の現在位置を示す情報(緯度、経度など)を含めるようにしてもよい。
基地局eNBは、ユーザ装置UEがD2D用無線パラメータ情報を要求していると判断した場合、ステップS404の処理手順で送信されるRRC Connection setup信号に、D2D用無線パラメータ情報を含めてユーザ装置UEに送信するようにしてもよいし、RRC Connection setup complete信号を受信した後で、D2D用無線パラメータ情報を含むメッセージをユーザ装置UEに送信するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、上述の処理手順を用いてD2D用無線パラメータ情報を基地局eNBに要求する場合、RA手順でNASメッセージ(例えば、Attach Request)を送信しないようにする。なお、ユーザ装置UEは、NASメッセージを送受信するための無線ベアラの確立を要求しないことを基地局eNBに明示的に通知してもよいし、特別なシグナリングメッセージを用いて基地局eNBに暗示的に通知してもよい。また、仮にNASメッセージを送信する場合であっても、UE Capabilityのうち、V2Xに関連するCapabilityのみをUE Capability Informationに含めることで、シグナリングメッセージのデータ量を抑制するようにしてもよい。
また、基地局eNBは、ステップS404の処理手順において、RRC Connection setup信号に含まれるマクロセル向けの無線リソース設定(RadioResourceConfigCommon、RadioResourceConfigDedicated)を簡略化してもよい。また、本実施の形態では、簡略化された無線リソース設定用のIE(Information Element)を新たに定義するようにしてもよい。これにより、シグナリングメッセージのデータ量が抑制されると共に、ユーザ装置UE個別の無線リソース(SRS送信リソースなど)の払い出しを抑制することができる。
また、ユーザ装置UEは、ステップS405の処理手順で送信するRRC Connection setup complete信号に、DedicatedInfoNASを含めないようにしてもよいし、NASのベアラが存在しないことを示す情報を含めるようにしてもよい。ユーザ装置UEから基地局eNBに対してNAS接続が行われないことを明示的に通知することで、基地局eNBとCN装置10との間でNAS接続のための不要な通信が行われることを抑制することができる。
(D2D信号を用いた処理手順)
図25は、D2D信号を用いて無線パラメータ要求を行う際の処理手順を示すシーケンス図である。
ステップS501で、ユーザ装置UEは、基地局eNBに無線パラメータ要求信号をD2D信号(Sidelink)で送信する。なお、無線パラメータ要求信号は、予め指定された特別なD2Dリソースプールでのみ送信が許可されるようにしてもよい。また、当該特別なD2Dリソースプールは、報知情報によりユーザ装置UEに通知されてもよいし、予めUSIM等に設定されていてもよい。
ユーザ装置UEは、無線パラメータ要求信号に、ユーザ装置UEが応答を希望する基地局eNBのID(物理セルID、D2D ID等)を含めるようにしてもよい。基地局eNBは、無線パラメータ要求信号に、自身のIDが含まれている場合に限り、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置UEに送信するようにする。これにより、D2D信号を受信した基地局eNBが一斉にD2D用無線パラメータ情報を送信してしまうのを避けることができる。
また、ユーザ装置UEは、無線パラメータ要求信号が含まれるD2D信号のDM−RS系列に、応答を希望する基地局eNBのID又はその一部をマッピングすることで、RS系列の直交化及び干渉ランダム化を実現してもよい。
ステップS502で、基地局eNBは、D2D用無線パラメータ情報をDL(Downlink)で送信する。DLで送信とは、PDSCHを用いてD2D用無線パラメータ情報を送信することを意図している。
なお、ユーザ装置UEは、ステップS501の処理手順において、ユーザ装置UE自身が受信可能なキャリア(又はキャリアのリスト)又はDLの無線リソースの候補を無線パラメータ要求信号に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。基地局eNBは、通知されたキャリア又はDLの無線リソースを用いてD2D用無線パラメータ情報を送信することが可能になると共に、ユーザ装置UEの能力(UE Capability)又は契約情報に対応したキャリアを用いてD2D用無線パラメータ情報を送信することも可能になる。
また、基地局eNBは、ステップS502の処理手順において、特別なRNTIを用いて、D2D用無線パラメータ情報が含まれるサブフレームのDCIのCRCマスクを行うようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、D2D用無線パラメータ情報が含まれるサブフレームをモニタする際に、特別なRNTIを用いてCRCチェックを行うことができ、バッテリー消費の削減が可能になると共に、誤って無関係なデータを受信してしまうのを回避することができる。
また、基地局eNBは、ステップS501における無線パラメータ要求が検出された無線リソースを示すインデックス、及び/又は、無線パラメータ要求を送信したユーザ装置UEのUE識別子を用いて、ステップS502でD2D用無線パラメータ情報を送信する際の無線リソースを限定してもよい。また、基地局eNBは、ステップS502におけるD2D用無線パラメータ情報に、当該無線リソースを示すインデックス及び/又はユーザ装置UEのUE識別子等を含めるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、モニタする無線リソースが限定されることでバッテリー消費の削減が可能になる。また、D2D用無線パラメータ情報に、当該無線リソースを示すインデックス及び/又はユーザ装置UEのUE識別子等が含まれることで、ユーザ装置UEは、誤って無関係なデータを受信してしまうのを回避することができる。
ステップS503で、基地局eNBは、D2D用無線パラメータ情報を含むD2D信号(Sidelink)を送信する。基地局eNBは、特別なビット列を用いて、D2D用無線パラメータ情報を含むD2D信号に係る制御情報(SCI)のCRCマスクを行うようにしてもよいし、D2D用無線パラメータ情報を制御情報(SCI)に含めて送信するようにしてもよいし、D2D用無線パラメータ情報を含むD2D信号を特別なD2Dリソースプールで送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、D2D信号が、基地局eNBから送信されたものであることを認識することができ、例えば、優先的に受信処理を行うといった動作を行うことができる。
また、基地局eNBは、ステップS501の処理手順における無線パラメータ要求が検出された無線リソースを示すインデックス、及び/又は、無線パラメータ要求を送信したユーザ装置UEのUE識別子を用いて、ステップS503の処理手順でD2D用無線パラメータ情報を含むD2D信号を送信する際の無線リソースを限定してもよい。また、基地局eNBは、ステップS503の処理手順におけるD2D用無線パラメータ情報に、当該無線リソースを示すインデックス及び/又はユーザ装置UEのUE識別子等を含めるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、モニタする無線リソースが限定されることでバッテリー消費の削減が可能になる。また、D2D用無線パラメータ情報に、当該無線リソースを示すインデックス及び/又はユーザ装置UEのUE識別子等が含まれることで、ユーザ装置UEは、誤って無関係なデータを受信してしまうのを回避することができる。
<ハードウェア構成>
(ユーザ装置)
図26は、実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図26に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号に関する処理を行うRE(Radio Equipment)モジュール101と、ベースバンド信号処理を行うBB(Base Band)処理モジュール102と、上位レイヤ等の処理を行う装置制御モジュール103と、USIMカードにアクセスするインタフェースであるUSIMスロット104とを有する。
REモジュール101は、BB処理モジュール102から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A(Digital-to-Analog)変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D(Analog to Digital)変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール102に渡す。
BB処理モジュール102は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP(Digital Signal Processor)112は、BB処理モジュール102における信号処理を行うプロセッサである。メモリ122は、DSP112のワークエリアとして使用される。
装置制御モジュール103は、IPレイヤのプロトコル処理、各種アプリケーションの処理等を行う。プロセッサ113は、装置制御モジュール103が行う処理を行うプロセッサである。メモリ123は、プロセッサ113のワークエリアとして使用される。また、プロセッサ113は、USIMスロット104を介してUSIMとの間でデータの読出し及び書込みを行う。
(基地局)
図27は、実施の形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。図27に示すように、基地局は、無線信号に関する処理を行うREモジュール201と、ベースバンド信号処理を行うBB処理モジュール202と、上位レイヤ等の処理を行う装置制御モジュール203と、ネットワークと接続するためのインタフェースである通信IF204とを有する。
REモジュール201は、BB処理モジュール202から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール202に渡す。
BB処理モジュール202は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP212は、BB処理モジュール202における信号処理を行うプロセッサである。メモリ222は、DSP212のワークエリアとして使用される。
装置制御モジュール203は、IPレイヤのプロトコル処理、OAM処理等を行う。プロセッサ213は、装置制御モジュール203が行う処理を行うプロセッサである。メモリ223は、プロセッサ213のワークエリアとして使用される。補助記憶装置233は、例えばHDD等であり、基地局eNB自身が動作するための各種設定情報等が格納される。
(CN装置)
図28は、実施の形態に係るCN装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図28に示すように、CN装置10は、CN装置10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)301、CPU301のワークエリアとして使用されるメモリ302、基地局eNB及び他の交換機と通信する通信IF303、CN装置10で用いられる各種データ及びCN装置10が動作するためのプログラムを格納する補助記憶装置304、キーボード等の入力装置305、及び各種情報を表示する出力装置306を有する。
<機能構成>
以上説明した実施の形態の動作を実行するユーザ装置UE、基地局eNB及びCN装置10の機能構成例を説明する。
(ユーザ装置)
図29は、実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図29に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部401と、信号受信部402と、記憶部403と、取得部404と、要求部405とを有する。なお、図29は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図29に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部401は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部401は、D2D信号の送信機能とセルラー通信の送信機能を有する。また、信号送信部401は、ユーザ装置UE自身に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースを用いてD2D信号を送信する。
信号受信部402は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部402は、D2D信号の受信機能とセルラー通信の受信機能を有する。
また、信号送信部401及び信号受信部402は、ユーザ装置UE自身が位置する領域に対応するD2D用無線パラメータ情報に含まれる無線パラメータを用いてD2D信号の送信及び受信を行う。
また、信号送信部401及び信号受信部402は、D2D用の無線パラメータに含まれる、D2D信号の送信に用いるための無線リソースを特定するための情報に基づいて無線リソースを特定し、特定した無線リソースを用いてD2D信号を送信するようにしてもよい。
記憶部403は、D2D用無線パラメータ情報を格納する。
取得部404は、基地局eNB又はCN装置10からD2D用無線パラメータ情報を取得して記憶部403に格納する。また、取得部404は、RRCがIdleであるか否かに関わらず、D2D用無線パラメータ情報を通知するために用いられる特定のサブフレームをモニタし、特定のサブフレームにユーザ装置UE自身に割当てられた識別子が含まれていることを検出した場合に、特定のサブフレームに含まれているD2D用無線パラメータ情報を取得するようにしてもよい。
要求部405は、信号送信部401を介して基地局eNB又はCN装置10に無線パラメータ要求信号を送信することで、D2D用無線パラメータ情報の送信を基地局eNB又はCN装置10に要求する。また、要求部405は、D2D信号の送信に用いるための無線リソースの割当てを要求する要求信号に、ユーザ装置UE自身の位置を示す情報を含めて基地局eNB又はCN装置10に送信してもよい。
また、要求部405は、D2D用無線リソース割当て情報に、他のユーザ装置UEを示すIDが含まれている場合であって、信号受信部402で受信されたD2D信号に、他のユーザ装置を示すIDが含まれている場合、ユーザ装置UE自身に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースの変更を要求する要求信号を基地局eNB又はCN装置10に送信するようにしてもよい。
(基地局)
図30は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図30に示すように、基地局eNBは、信号送信部501と、信号受信部502と、管理部503と、割当部504とを有する。なお、図30は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図30に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部501は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部501は、管理部503で管理されているD2D用無線パラメータ情報をユーザ装置UEに送信する。また、信号送信部501は、D2D信号の送信機能を有する。また、信号送信部501は、信号受信部502でD2D用の無線パラメータを要求することを示すD2D信号が受信された場合に、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置に送信するようにしてもよい。
信号受信部502は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部502は、D2D信号の受信機能を有する。
管理部503は、基地局eNB自身が属する領域に対応するD2D用の無線パラメータを管理する。なお、管理部503は、全ての領域に対応するD2D用の無線パラメータを管理するようにしてもよい。
また、管理部503は、割当部504によりユーザ装置UEに割当てられた無線パラメータ(D2D用の無線リソースなど)を、ユーザ装置UEの識別子と対応づけて管理するようにしてもよい。また、管理部503は、ユーザ装置UEからD2D用の無線パラメータ(D2D用の無線リソースなど)の割当てを要求された場合、D2D用のパラメータの割当てを行うように割当部504に指示してもよいし、CN装置10にD2D用のパラメータ(D2D用の無線リソースなど)の割当てを要求するようにしてもよい。
割当部504は、管理部503の指示により、ユーザ装置UEに対してD2D用の無線パラメータ(D2D用の無線リソースなど)の割当てを行う。割当部504は、ユーザ装置UEに割当てた無線パラメータを、ユーザ装置UEの識別子と対応づけて管理部503に通知するようにしてもよい。また、割当部504は、管理部503で管理されている無線パラメータのプールから無線パラメータを選択することで、ユーザ装置UEごとに無線パラメータの割当てを行うようにしてもよい。
(CN装置)
図31は、実施の形態に係るCN装置の機能構成の一例を示す図である。図31に示すように、CN装置10は、信号送信部601と、信号受信部602と、管理部603と、割当部604とを有する。なお、図31は、CN装置10において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図31に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部601は、CN装置10から送信されるべき信号を生成して送信する機能を有する。信号受信部602は、基地局eNBから各種の信号を受信する機能を有する。
管理部603は、全ての領域に対応するD2D用の無線パラメータを管理する。また、管理部603は、割当部604によりユーザ装置UEに割当てられた無線パラメータ((D2D用の無線リソースなど))を、ユーザ装置UEの識別子と対応づけて管理するようにしてもよい。また、管理部603は、ユーザ装置UEからD2D用の無線リソース(D2D用の無線リソースなど)の割当てを要求された場合、D2D用の無線リソースの割当てを行うように割当部604に指示してもよい。
割当部604は、管理部603の指示により、ユーザ装置UEに対してD2D用の無線パラメータ(D2D用の無線リソースなど)の割当てを行う。割当部604は、ユーザ装置UEに割当てた無線パラメータを、ユーザ装置UEの識別子と対応づけて管理部603に通知するようにしてもよい。また、割当部604は、管理部603で管理されている無線パラメータのプールから無線パラメータを選択することで、ユーザ装置UEごとに無線パラメータの割当てを行うようにしてもよい。
<まとめ>
以上、実施の形態によれば、D2Dをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、複数のセルが含まれる所定の領域単位で管理されるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を基地局から取得する取得部と、前記所定の領域内で、前記D2D用の無線パラメータを用いてD2D信号の送受信を行う通信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、D2D用の無線パラメータを効率的にユーザ装置に通知することを可能にする技術が提供される。
また、前記通信部は、前記D2D用の無線パラメータに含まれる、D2D信号の送信に用いるための無線リソースを特定するための情報に基づいて無線リソースを特定し、特定した無線リソースを用いてD2D信号を送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEが自らD2D信号の送信に利用可能な無線リソースを特定することが可能になる。
また、D2D信号の送信に用いるための無線リソースの割当てを要求する要求信号であって、当該ユーザ装置の位置を示す情報を含む要求信号を前記基地局に送信する要求部、を有し、前記取得部は、前記基地局から、当該ユーザ装置に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースを示す無線リソース割当て情報を取得し、前記通信部は、当該ユーザ装置に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースを用いてD2D信号を送信するようにしてもよい。これにより、基地局eNBは、ユーザ装置UEの位置に基づいて無線リソースの割当てを行うことが可能になり、例えば、近傍のユーザ装置UE間では直交された無線リソースを割当てる等の制御を行うことが可能になる。
また、前記取得部は、前記無線リソース割当て情報と共に、当該ユーザ装置とは異なる他のユーザ装置を示すIDを取得し、前記要求部は、前記通信部により受信されたD2D信号に前記他のユーザ装置を示すIDが含まれている場合、当該ユーザ装置に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースの変更を要求する要求信号を前記基地局に送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、割当てられた無線リソースが近傍のユーザ装置UE間で衝突したことを検出することが可能になると共に、他の無線リソースの割当てを基地局eNBに要求することが可能になる。
また、前記取得部は、RRCがIdleであるか否かに関わらず、前記無線パラメータ情報を通知するために用いられる特定のサブフレームをモニタし、前記特定のサブフレームに当該ユーザ装置に割当てられた識別子が含まれていることを検出した場合に、前記特定のサブフレームに含まれている前記無線パラメータ情報を取得するようにしてもよい。これにより、基地局eNBは、ユーザ装置UEのRRC状態に関わらず、D2D用無線パラメータ情報をユーザ装置UEに通知することが可能になる。
また、前記所定の領域は、緯度及び経度で示される領域、又は、トラッキングエリアで示される領域であるようにしてもよい。これにより、本実施の形態に係る無線通信システムは、様々な単位で領域を定義することができる。
また、実施の形態によれば、D2Dをサポートする無線通信システムにおける基地局であって、複数のセルが含まれる所定の領域単位で管理されるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を管理する管理部と、前記無線パラメータ情報をユーザ装置に送信する送信部と、を有する基地局が提供される。この基地局eNBにより、D2D用の無線パラメータを効率的にユーザ装置に通知することを可能にする技術が提供される。
また、D2D信号を受信する受信部、を有し、前記送信部は、前記受信部でD2D用の無線パラメータを要求することを示すD2D信号が受信された場合に、前記無線パラメータ情報をユーザ装置に送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、RRC状態がIdleである場合であっても、D2D信号を用いることで、D2D用無線パラメータ情報の送信を基地局eNBに要求することが可能になる。
また、実施の形態によれば、D2Dをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が行う通信方法であって、複数のセルが含まれる所定の領域単位で管理されるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を基地局から取得する取得ステップと、前記所定の領域内で、前記D2D用の無線パラメータを用いてD2D信号の送受信を行う通信ステップと、を有する通信方法が提供される。この通信方法により、D2D用の無線パラメータを効率的にユーザ装置に通知することを可能にする技術が提供される。
また、実施の形態によれば、D2Dをサポートする無線通信システムにおける基地局が行う通知方法であって、複数のセルが含まれる所定の領域単位で管理されるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を管理する管理ステップと、前記無線パラメータ情報をユーザ装置に送信する送信ステップと、を有する通知方法が提供される。この通知方法により、D2D用の無線パラメータを効率的にユーザ装置に通知することを可能にする技術が提供される。
<実施形態の補足>
方法の請求項は、サンプル的順序で様々なステップの要素を提示しており、請求項の中で明記していない限り、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明の実施の形態で説明する各装置(ユーザ装置UE/基地局eNB/CN装置10)の構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べたシーケンス及びフローチャートは、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UE/基地局eNB/CN装置10は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア、本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってCN装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
なお、実施の形態において、信号送信部401及び信号受信部402は、通信部の一例である。D2D用無線パラメータ情報は、無線パラメータ情報の一例である。信号送信部501は、送信部の一例である。信号受信部502は、受信部の一例である。
本特許出願は2015年9月24日に出願した日本国特許出願第2015−187521号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−187521号の全内容を本願に援用する。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
10 CN装置
401 信号送信部
402 信号受信部
403 記憶部
404 取得部
405 要求部
501 信号送信部
502 信号受信部
503 管理部
504 割当部
601 信号送信部
602 信号受信部
603 管理部
604 割当部

Claims (9)

  1. D2Dをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
    緯度、経度、緯度方向の距離及び経度方向の距離で示される領域に関連付けられるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を基地局から取得する取得部と、
    自装置が位置する緯度及び経度に基づいて前記領域を特定し、前記領域内で前記領域に関連付けられる前記D2D用の無線パラメータを用いてD2D信号の送受信を行う通信部と、
    を有し、
    前記領域は、複数の領域を含む領域セット単位で、関連付けられる無線パラメータが周期的に変化するユーザ装置。
  2. 前記通信部は、前記D2D用の無線パラメータに含まれる、D2D信号の送信に用いるための無線リソースを特定するための情報に基づいて無線リソースを特定し、特定した無線リソースを用いてD2D信号を送信する、請求項1に記載のユーザ装置。
  3. D2D信号の送信に用いるための無線リソースの割当てを要求する要求信号であって、当該ユーザ装置の位置を示す情報を含む要求信号を前記基地局に送信する要求部、を有し、
    前記取得部は、前記基地局から、当該ユーザ装置に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースを示す無線リソース割当て情報を取得し、
    前記通信部は、当該ユーザ装置に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースを用いてD2D信号を送信する、請求項1に記載のユーザ装置。
  4. 前記取得部は、前記無線リソース割当て情報と共に、当該ユーザ装置とは異なる他のユーザ装置を示すIDを取得し、
    前記要求部は、前記通信部により受信されたD2D信号に前記他のユーザ装置を示すIDが含まれている場合、当該ユーザ装置に割当てられたD2D信号の送信に用いるための無線リソースの変更を要求する要求信号を前記基地局に送信する、請求項3に記載のユーザ装置。
  5. 前記取得部は、RRCがIdleであるか否かに関わらず、前記無線パラメータ情報を通知するために用いられる特定のサブフレームをモニタし、前記特定のサブフレームに当該ユーザ装置に割当てられた識別子が含まれていることを検出した場合に、前記特定のサブフレームに含まれている前記無線パラメータ情報を取得する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  6. D2Dをサポートする無線通信システムにおける基地局であって、
    緯度、経度、緯度方向の距離及び経度方向の距離で示される領域に関連付けられるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を管理する管理部と、
    前記無線パラメータ情報をユーザ装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記領域は、複数の領域を含む領域セット単位で、関連付けられる無線パラメータが周期的に変化する基地局。
  7. D2D信号を受信する受信部、を有し、
    前記送信部は、前記受信部でD2D用の無線パラメータを要求することを示すD2D信号が受信された場合に、前記無線パラメータ情報をユーザ装置に送信する、請求項6に記載の基地局。
  8. D2Dをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が行う通信方法であって、
    緯度、経度、緯度方向の距離及び経度方向の距離で示される領域に関連付けられるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を取得する取得ステップと、
    自装置が位置する緯度及び経度に基づいて前記領域を特定し、前記領域内で前記領域に関連付けられる前記D2D用の無線パラメータを用いてD2D信号の送受信を行う通信ステップと、
    を有し、
    前記領域は、複数の領域を含む領域セット単位で、関連付けられる無線パラメータが周期的に変化する通信方法。
  9. D2Dをサポートする無線通信システムにおける基地局が行う通知方法であって、
    緯度、経度、緯度方向の距離及び経度方向の距離で示される領域に関連付けられるD2D用の無線パラメータを含む無線パラメータ情報を管理する管理ステップと、
    前記無線パラメータ情報をユーザ装置に送信する送信ステップと、
    を有し、
    前記領域は、複数の領域を含む領域セット単位で、関連付けられる無線パラメータが周期的に変化する通知方法。
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