JP6508154B2 - ステアリングサポートメンバーの周辺構造 - Google Patents
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Description
そこで、自動車の車室前部構造の中には、ステアリングサポートメンバーから車両前方へ延び、ステアリングサポートメンバーと車両前方側に位置するダッシュパネルとを連結するステーを追加するものがある(例えば、特許文献1参照)。車両幅方向に長さを有するステアリングサポートメンバーにおいては、メンバー中央部がステーを介して車両前方側のダッシュパネルに連結されていると、剛性向上に結び付けることが可能になる。
また、ステアリングサポートメンバーから車両前方側のダッシュパネルに延びるステーが追加されている構造では、当該ステーに脆弱部が設けられており、車両前方からダッシュパネルを後退させるような荷重を受けた時に、脆弱部が変形してステーに折れが起こるようになっている。しかし、当該ステーに折れがしっかりと起こらないと、ステアリングサポートメンバー自体が後退するおそれがある。一方、大きな脆弱部をステーに形成してしまうと、ステアリングサポートメンバーと車両前方側のダッシュパネルとを連結するステーとしての機能が損なわれることになる。
すなわち、本発明に係るステアリングサポートメンバーの周辺構造においては、車両前方からダッシュパネルを後退させるような荷重を受けた時に、ダッシュパネルとステアリングサポートメンバーとの間で受け止める部分(耐性を発揮する部分)、折れを発生させる部分が明確となっているので、ステーの第3面が車両後方側のインストルメントパネル及びメータの圧縮耐性で強固に受け止められることになり、ステーの車両後方への移動を抑えることができる。また、ステーの第1面と第2面との境界部分が屈曲しており、変形が促進されるようになっているので、ダッシュパネルとステアリングサポートメンバーとの間でステーがZ字形状に変形するようになり、Z字形状の変形で荷重を効果的に吸収できるとともに、車両後方側に位置するステアリングサポートメンバーの後退を抑制することができる。しかも、メータをインストルメントパネルに取付ける時には、ステアリングサポートメンバーと一体になっているステーの第3面がインストルメントパネルのメータ背面部を背面側から支持しているので、ボルトなどの締結具を安定した面に締付けることができる。
図1〜図5は本発明の実施形態に係るステアリングサポートメンバーの周辺構造を示すものである。また、図1〜図5において、矢印Fr方向は車両前方を示している。
本実施形態のステアリングサポートメンバー3は、図2〜図4に示すように、車両前後方向で一定の間隔を空けて平行に並んで配置される2本のパイプ材からなる長短の第1及び第2のサポートメンバー31,32によって構成されており、第1のサポートメンバー31は、車両幅方向の全体にわたって配置され、第2のサポートメンバー32は、運転席側の前方位置の対応箇所の領域に配置されている。これら第1及び第2のサポートメンバー31,32のうち、第1のサポートメンバー31が車両後方側に配置され、第2のサポートメンバー32が車両前方側に配置されている。そして、第1のサポートメンバー31と第2のサポートメンバー32とは、左右一対の接続部材33によって接続されている。
また、ステー4の上面41は、車両後方へ向かうに従って徐々に幅広となるように形成されており、第2面41Bの車両幅方向の寸法は、第1面41Aよりも大きく、かつ第3面41Cよりも小さく形成されている(第1面41A<第2面41B<第3面41C)。しかも、第3面41Cは、第1面41Aと略平行な面として形成されており、ステー4の第1面41Aの後退に対して、第3面41Cが突っ張るような働きを行うように構成されている。
しかも、切り起こし片45の先端部45aの上端は、図5(a)に示すように、切欠き形状部44の前端44b側の上端よりも高さHだけ車両上方に位置している。このような位置関係によって、ダッシュパネル5の後退でステー4の変形が大きく起こった時に、切欠き形状部44の前端44bが切り起こし片45を押圧することになり、切り起こし片45は、その後方からインストルメントパネル1のメータ背面部13及びメータ2の圧縮耐性で支持されるようになっている。
ところで、車両前方からダッシュパネル5を後退させるような荷重を受けた時、ステー4は、まず、曲げ部となっている第1面41Aと第2面41Bとの境界部から変形しようとする。この時、ステー4の受け止め部分が明確になっていないと、ダッシュパネル5の後退に伴い、ステー4のみならずステアリングサポートメンバー3の全体が後退する動きを起こそうとしてしまう。
これに対して、本実施形態の周辺構造では、ステー4の第3面41Cが、インストルメントパネル1のメータ背面部13に重なって配置されているので、ステー4の移動が制限される。しかも、インストルメントパネル1を圧縮しなければ、ステー4は変形できない。そのため、第1面41Aと第2面41Bとの曲げ部の変形が促進される動きを作り、ダッシュパネル5とステアリングサポートメンバー3との間で、ステー4がZ字形状に変形するようになる。このようなステー4のZ字形状の変形により、車両前方からの荷重吸収を行うとともに、ダッシュパネル5の後退がステー4内の変形で受け止められ、車両後方側に位置するステアリングホイール等の車室内R側への移動を防止している。
したがって、本発明の実施形態に係るステアリングサポートメンバー3の周辺構造では、車両前方からダッシュパネル5を後退させるような荷重を受けた時に、ダッシュパネル5とステアリングサポートメンバー3との間で受け止める部分、折れを発生させる部分が明確となっているので、ステー4の第3面41Cを樹脂部品のインストルメントパネル1の圧縮耐性で強固に受け止めることができ、ステー4の車両後方への移動を抑えることができる。また、ステー4の第1面41Aと第2面41Bとの境界部分である曲げ部の変形が促進されるようになっているので、ダッシュパネル5とステアリングサポートメンバー3との間でステー4が確実にZ字形状の変形を起こすことになり、Z字形状の変形で車両前方からの荷重を効果的に吸収できるとともに、ステアリングサポートメンバー3の後退を防ぐことができる。さらに、メータ2をインストルメントパネル1に取付ける時には、ステー4の第3面41Cがインストルメントパネル1のメータ背面部13を背面側から支持するようになっているので、ボルトなどの締結具を安定した面に締付けることが可能となり、メータ2の取付安定性を高めることができる。
例えば、既述の実施の形態においては、インストルメントパネル1のメータ背面部13が切り起こし片45に固定されているが、メータ2が切り起こし片45に固定されていても良い。
また、既述の実施の形態において、ステアリングサポートメンバー3は、第1及び第2のサポートメンバー31,32によって構成されているが、第1のサポートメンバー31のみによって構成されていても良い。
2 メータ
3 ステアリングサポートメンバー
4 ステー
5 ダッシュパネル
13 メータ背面部
31 第1のサポートメンバー
32 第2のサポートメンバー
41 ステーの上面
41A 第1面
41B 第2面
41C 第3面
42 ステーの側面
43 前面
44 切欠き形状部
44a 第3面との連結部
44b 前端
45 切り起こし片
45a 先端部
C 角部
R 車室内
Claims (5)
- 車室内に配置され、メータが取付けられるインストルメントパネルと、該インストルメントパネルの内部で車両幅方向に沿って配置されるステアリングサポートメンバーと、該ステアリングサポートメンバーから車両前方へ延び、前記ステアリングサポートメンバーと車両前方側に位置するダッシュパネルとを連結するステーとを備えているステアリングサポートメンバーの周辺構造において、
前記ステーの上面は、前記ダッシュパネルから車両後方に向かって延びる第1面と、該第1面の後部から車両後方に向かいながら水平面に対して下り傾斜で延びる第2面と、該第2面の後部から車両後方に向かいながら水平面に対して上り傾斜で延びる第3面とから形成され、
前記メータの取付面として形成された前記インストルメントパネルのメータ背面部と前記メータの下面部の角部が、前記ステーの前記第3面と重なって配置されていることを特徴とするステアリングサポートメンバーの周辺構造。 - 前記ステーの前記第2面には切欠き形状部が設けられ、該切欠き形状部の後端は、前記第3面との連結部として構成され、前記切欠き形状部の後端には、前記インストルメントパネルもしくは前記メータを固定するための切り起こし片が形成され、該切り起こし片の先端部は、前記切欠き形状部の後端から起立して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングサポートメンバーの周辺構造。
- 前記切り起こし片の先端部の上端は、前記切欠き形状部の前端側の上端よりも車両上方に位置していることを特徴とする請求項2に記載のステアリングサポートメンバーの周辺構造。
- 前記ステーの前記第3面は、前記第1面と略平行な面として形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステアリングサポートメンバーの周辺構造。
- 前記ステアリングサポートメンバーは、車両後方側の第1サポートメンバーと車両前方側の第2サポートメンバーを有し、前記第2面と前記第3面との連結部の下方には、前記第2サポートメンバーが配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のステアリングサポートメンバーの周辺構造。
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