JP5195657B2 - バンパカバー支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バンパカバーを支持するためのバンパカバー支持構造に関する。
バンパカバーの支持構造としては、例えば、バンパカバーがブラケットを介して車体側に固定された構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−55367公報
しかしながら、このような構造では、軽衝突時に衝突体側からブラケット側への荷重入力により、ブラケットが後退してコンデンサと干渉するおそれがある。
本発明は、上記事実を考慮して、軽衝突時にブラケットの後退に起因した当該ブラケットと他部材との干渉を防止又は抑制することができるバンパカバー支持構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のバンパカバー支持構造は、車両前後方向の最外側で車幅方向に沿って延在するバンパカバーに対して、車両前後方向内側に設けられた車体側構成部材と、前記バンパカバーの車両前後方向内側の端部に取り付けられた一端側のバンパカバー取付部と、前記車体側構成部材に取り付けられた他端側の車体取付部と、を備え、前記バンパカバー取付部と前記車体取付部との間の部位が車両平面視で略直線状に形成されたブラケットと、前記ブラケットの一端側に設けられ、前記バンパカバー側から衝突荷重が入力されると共に、前記車体取付部の取付位置に対して車両平面視で車幅方向一方側にオフセットして設定された荷重入力部と、前記ブラケットの他端側でかつ前記車体取付部に対して車両前後方向外側に形成され、前記荷重入力部へ所定値以上の衝突荷重が入力されることにより変形して前記ブラケットを前記車幅方向一方側へ向けて屈曲させる曲げ変形の起点となる脆弱部と、を有する。
請求項1に記載する本発明のバンパカバー支持構造によれば、車両前後方向の最外側で車幅方向に沿って延在するバンパカバーに対して、車両前後方向内側に車体側構成部材が設けられている。これに対して、ブラケットは、一端側のバンパカバー取付部がバンパカバーの車両前後方向内側の端部に取り付けられると共に、他端側の車体取付部が車体側構成部材に取り付けられ、バンパカバー取付部と車体取付部との間の部位が車両平面視で略直線状に形成されている。このため、ブラケットによるバンパカバーの支持剛性が容易に確保される。
ここで、ブラケットの一端側に設けられた荷重入力部は、バンパカバー側から衝突荷重が入力されると共に、車体取付部の取付位置に対して車両平面視で車幅方向一方側にオフセットして設定されている。このため、軽衝突時にバンパカバー側からブラケットの荷重入力部に衝突荷重が入力されると、ブラケットに対して、車幅方向一方側へ向けて屈曲させる方向のモーメントが作用する。また、ブラケットの他端側でかつ車体取付部に対して車両前後方向外側に形成された脆弱部は、荷重入力部へ所定値以上の衝突荷重が入力されることにより変形してブラケットを車幅方向一方側へ向けて屈曲させる曲げ変形の起点となる。このため、軽衝突時には、脆弱部を曲げ変形の起点としてブラケットが車幅方向一方側へ向けて屈曲しながら衝突時のエネルギーを吸収するので、ブラケットの後退が抑えられ、ブラケットの後退に起因した当該ブラケットと他部材との干渉が防止又は抑制される。
請求項2に記載する本発明のバンパカバー支持構造は、請求項1記載の構成において、前記ブラケットは、前記一端側の端面が車両平面視で前記車幅方向一方側へ向けて車両前後方向の外側に傾斜している。
請求項2に記載する本発明のバンパカバー支持構造によれば、ブラケットの一端側の端面は、車両平面視で車幅方向一方側へ向けて車両前後方向の外側に傾斜している。このため、ブラケットの一端側の端面における車幅方向一方側の端部が荷重入力部となり、車体取付部の取付位置に対して、荷重入力部を容易にオフセットさせることができる。また、軽衝突時に脆弱部を起点としてブラケットがある程度曲げ変形すると、ブラケットの一端側の端面が衝突荷重を端面全体で受けることになるので、ブラケットは車幅方向一方側へ向けて効率的に曲げ変形する。
請求項3に記載する本発明のバンパカバー支持構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記脆弱部は、前記ブラケットの他端側において前記車幅方向一方側の部位に形成されている。
請求項3に記載する本発明のバンパカバー支持構造によれば、脆弱部は、ブラケットの他端側において車幅方向一方側の部位に形成されているので、軽衝突時には車幅方向一方側へ向けて変形し易い。このため、軽衝突時には、脆弱部を曲げ変形の起点としてブラケットが安定的に車幅方向一方側へ向けて屈曲しながら衝突時のエネルギーを吸収する。
請求項4に記載する本発明のバンパカバー支持構造は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の構成において、前記ブラケットがグリル取付部を備えると共に、前記グリル取付部は、前記バンパカバーの略車両上方側に配置されるラジエータグリルの車両前後方向内側の端部に取り付けられており、前記バンパカバー取付部、前記グリル取付部、及び前記車体取付部は、車両平面視で同一直線上に設定されている。
請求項4に記載する本発明のバンパカバー支持構造によれば、ブラケットのグリル取付部は、バンパカバーの略車両上方側に配置されるラジエータグリルの車両前後方向内側の端部に取り付けられており、バンパカバー取付部、グリル取付部、及び車体取付部は、車両平面視で同一直線上に設定されている。このため、ブラケットにラジエータグリルが取り付けられても、ブラケットによる支持剛性が容易に確保される。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のバンパカバー支持構造によれば、軽衝突時にブラケットの後退に起因した当該ブラケットと他部材との干渉を防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載のバンパカバー支持構造によれば、軽衝突時にブラケットを車幅方向一方側へ向けて効率的に曲げ変形させることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載のバンパカバー支持構造によれば、軽衝突時にブラケットを車幅方向一方側へ向けて安定的に曲げ変形させることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載のバンパカバー支持構造によれば、ブラケットにラジエータグリルが取り付けられても、ブラケットによる支持剛性を容易に確保することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係るバンパカバー支持構造が適用された自動車の車両前部を示す斜視図である。 本実施形態に係るバンパカバー支持構造をフロントバンパカバー等が取り外された状態で示す斜視図である。 本実施形態に係るバンパカバー支持構造を示す斜視図である(一部図示を省略すると共にクリップ等は取付前の状態で示し、バンパブラケット以外は二点鎖線で示す。)。 本実施形態に係るバンパカバー支持構造を示す模式的に平面図である。 本実施形態に係るバンパカバー支持構造における軽衝突後の状態を説明するための模式的な平面図である。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係るバンパカバー支持構造について図1〜図5を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印Wは車幅方向を示している。
図1には、本実施形態に係るバンパカバー支持構造が適用された自動車(車両)10の車両前部12が斜視図にて示されている。図1に示されるように、車両前部12には、エンジンルーム14を開閉するフード16が配設されている。また、このフード16の前端の車両下方側には、フロントバンパ18が配設されている。
図3に示されるように、車両前端部に配設されたフロントバンパ18は、車両最前端部側(車両前後方向の最外側)に配設された樹脂製のフロントバンパカバー20(広義には「外装部材」として把握される要素である。)と、フロントバンパカバー20の前面に対して車両後方側に配置されたフロントバンパアブソーバ18A(バンパ緩衝部材)と、このフロントバンパアブソーバ18Aの車両後方側に配置された高強度及び高剛性のフロントバンパリインフォースメント18B(バンパ補強部材)と、を主要部として構成されている。フロントバンパアブソーバ18A及びフロントバンパリインフォースメント18Bは、車幅方向に沿って延在している(図中では破断して一部のみを示している。)。なお、フロントバンパリインフォースメント18Bの長手方向の両端部は、左右一対のフロントサイドメンバ(図示省略)の前端部に結合されている。
図1に示されるように、フロントバンパカバー20は、意匠面を構成し、側断面視で車両前方側に膨出した略C字形状とされ(図3参照)、車幅方向に沿って帯状に延在している。フロントバンパカバー20には、上端平面部22が形成されており、この上端平面部22の車幅方向中央領域とフード16の前端との間には、ラジエータグリル26(広義には「外装部材」として把握される要素である。)が配設されている。フロントバンパカバー20の略車両上方側に配置されるラジエータグリル26は、フード16の閉止状態においてフード16の前端よりも車両前方下側へ張り出されており、空気取入孔26Aを備えている。ラジエータグリル26の下端部は、車両後方側へ向けて略水平に突出しており、フロントバンパカバー20の上端平面部22の上方側に配設されている。
また、フロントバンパカバー20の上端平面部22の車幅方向の両サイド側とフード16の前端との間には、左右一対のランプレンズ28が配設されている。これらのランプレンズ28は、ラジエータグリル26の両サイドに隣接して配置されている。すなわち、本実施形態では、意匠的な観点から、フロントバンパカバー20は、ラジエータグリル26とランプレンズ28との間に延設されるような角状延設部を備えない構成になっており、その分だけランプレンズ28が車幅方向内側に拡大した形状になっている。
フロントバンパカバー20及びラジエータグリル26に対して車両後方側(車両前後方向内側)でかつフード16の前端に対して車両下方側には、ラジエータサポート30(広義には「車体骨格部材」として把握される要素である。)がエンジンルーム14内に配置されている。ラジエータサポート30は、車両正面視で略矩形枠状に形成されており、フロントバンパカバー20の車両後方斜め上方側に配置されて車幅方向に沿って延在する長尺状のラジエータサポートアッパ32と、フロントバンパカバー20の車両後方斜め下方側でラジエータサポートアッパ32に対して平行に配置された長尺状のラジエータサポートロア34と、ラジエータサポートアッパ32の長手方向の両端部とラジエータサポートロア34の長手方向の両端部とを車両上下方向に繋ぐ左右一対のラジエータサポートサイド36と、を含んで構成されている。
図2に示されるように、ラジエータサポート30の枠内には、冷却系部品24が配設されている。冷却系部品24は、ラジエータ24Aを備えると共に、このラジエータ24Aの車両前方側に配設された空調用のコンデンサ24Bを備えており、ラジエータサポートアッパ32及びラジエータサポートロア34に取り付けられている。
また、ラジエータサポート30は、ラジエータサポートアッパ32の前面における車幅方向中央部とラジエータサポートロア34の前面における車幅方向中央部とを車両上下方向に連結する車体側構成部材としてのセンターブレース38(「ラジエータサポートセンターブレース」、「フードロックブレース」ともいう。)を備えている。このセンターブレース38は、コンデンサ24Bとの間に車両前後方向に間隔(隙間)を開けて配設されている。
センターブレース38は、前端側及び後端側が車両左側へ略直角に屈曲された形状とされており、前後に配置された前壁部38A及び後壁部38Cとこれらの車両右側端部同士を繋ぐ側壁部38Bとを含んで構成されている。センターブレース38において、後壁部38Cの上端から車両上方側に延設された上端フランジ138Cは、ラジエータサポートアッパ32の前面側に固定されており、後壁部38Cの下端部238Cは、ラジエータサポートロア34の前面側に固定されている。
また、図3及び図4に示されるセンターブレース38の側壁部38Bの上端側には、ボルト挿通孔(図示省略)が貫通形成されると共に、側壁部38Bの車両左側の面には、前記ボルト挿通孔の外周部に締結手段(取付手段)の一部を構成するウエルドナット64B(図4参照、雌ねじ部材)が予め固着されている。このウエルドナット64B(図4参照)は、フロントバンパカバー20とセンターブレース38とを連結するバンパブラケット40を、センターブレース38へ締結するための締結用とされている。
バンパブラケット40は、フロントバンパカバー20の保持用とされ、ラジエータグリル26の保持用を兼ねており、金属板(本実施形態では冷間圧延鋼板)等の板材で形成された板状体とされて一般面が車両前後方向及び車両上下方向を含む面を面方向として配置されている。図3に示されるように、バンパブラケット40は、センターブレース38の側壁部38Bに後端部が隣接して配置されたブラケット基部42と、このブラケット基部42の前側下部から車両前方側へ延出された第一アーム部44と、ブラケット基部42の前側上部から車両上方側へ延出された第二アーム部46と、を含んで構成されている。
バンパブラケット40の側面視における略中央部には、質量を軽減するための貫通孔40A(軽減孔)が貫通形成されている。この貫通孔40Aは、側面視でブラケット基部42の後端部側、第一アーム部44側及び第二アーム部46側に向けられたコーナを備えた略三角形状とされている。貫通孔40Aの外周側には、貫通孔40Aを取り囲むように剛性確保用の第一ビード40Bが形成されており、この第一ビード40Bは、側面視で貫通孔40Aと略同軸の相似形状を成している。さらに、第一ビード40Bの外周側には、第一ビード40Bを取り囲むように剛性確保用の第二ビード40Cが形成されている。この第二ビード40Cは、第二アーム部46側及びブラケット基部42の後端部側にまで延びており、ブラケット基部42の後端部側では上下に分断されて非連続となっている。このため、バンパブラケット40は、側面視の略中央部側に対して後端部側の剛性が低く設定されている。
バンパブラケット40の外周部において、第二アーム部46の前端から第一アーム部44の上端後部にかけての部位には車両右側へ折り曲げられた第一フランジ部48が形成されている。また、バンパブラケット40の一端側となる第一アーム部44の前端には、その上部にて車両右側(車幅方向一方側)へ折り曲げられたバンパカバー取付部54が形成されている。このバンパカバー取付部54は、第一フランジ部48の前端と連続し、一般面が車両前後方向及び車幅方向を含む面(換言すれば水平面)を面方向として配置されており、第一フランジ部48よりも車両右側に張り出している。このバンパカバー取付部54の中央部には取付孔54Bが貫通形成されている。バンパカバー取付部54は、フロントバンパカバー20の上端平面部22から車両後方側に延設された車両前後方向内側の端部としての取付端部22Aの下面側に重ね合わせられている。フロントバンパカバー20の取付端部22Aの中央部には取付孔22Bが貫通形成されており、取付手段を構成するクリップ62の下部が取付孔22B及び取付孔54Bを貫通することにより、バンパカバー取付部54が取付端部22Aに取り付けられている。
また、図4に示されるように、バンパブラケット40は、一端側の端面としてのバンパカバー取付部54の前端面54Aが車両平面視で車両右側(車幅方向一方側)へ向けて車両前方側(車両前後方向の外側)に傾斜している。前端面54Aにおいて車両右側の先端部は、フロントバンパカバー20側からフロントバンパアブソーバ18A及びフロントバンパリインフォースメント18Bを介して衝突荷重Fが入力される荷重入力部56とされている。この荷重入力部56は、バンパブラケット40がセンターブレース38へ取り付けられる位置(詳細後述する車体取付部58の取付位置)に対して車両平面視で車両右側(車幅方向一方側)にオフセットして(車幅方向の位置がずれて)設定されている。なお、バンパカバー取付部54の前端面54Aにおける傾斜角度は、フロントバンパカバー20の組付作業性をも考慮して設定されている。
一方、図3に示されるように、バンパブラケット40の他端側となるブラケット基部42の後端部には、センターブレース38の側壁部38Bにおける車両右側(図中では奥側)の面に重ね合わせられる車体取付部58が設けられている。車体取付部58の上部及び下部には、センターブレース38のボルト挿通孔(図示省略)及びウエルドナット64B(図4参照)に対応してボルト挿通孔56Aが貫通形成されている。そして、バンパブラケット40における車体取付部58のセンターブレース38とは反対側から締結手段(取付手段)の一部を構成するボルト64A(雄ねじ部材)が、バンパブラケット40のボルト挿通孔56A及びセンターブレース38のボルト挿通孔(図示省略)内へ挿通され、ウエルドナット64B(図4参照)に螺合されている。これにより、バンパブラケット40の車体取付部58は、センターブレース38の側壁部38Bに面接触状態で締結されて取り付けられている。
図4に示されるように、バンパブラケット40は、バンパカバー取付部54と車体取付部58との間の部位が車両平面視で略直線状に形成されている。より詳細に説明すると、バンパブラケット40は、車両平面視において、バンパカバー取付部54にてクリップ62の頭部62Aで押さえられる範囲の一点A(図中では前記範囲のうち最も車両左側となる点)と、車体取付部58にてボルト64Aの頭部で抑えられる範囲の一点Bと、を結ぶ仮想直線Lから外れずに(仮想直線Lを含む領域で)直線状に形成されている。また、本実施形態では、バンパブラケット40は、略車両前後方向に沿って配置されている。
図3に示されるように、バンパブラケット40の外周部には、第二アーム部46の後端からブラケット基部42の上端にかけての部位に車両右側(車幅方向一方側)へ折り曲げられた第二フランジ部50が形成され、ブラケット基部42の下端に車両右側へ折り曲げられた第三フランジ部52が形成されている。
第二フランジ部50及び第三フランジ部52には、バンパブラケット40の後端側(他端側)でかつ車体取付部58に対して車両前方側(車両前後方向外側)に(換言すれば、車体取付部58の車両前側近傍に)脆弱部としての切欠部50A、50Bが形成されている。すなわち、切欠部50A、50Bは、バンパブラケット40の後端側(他端側)において車両右側(車幅方向一方側)の部位に車両右側へ開口するように形成されている。切欠部50A、50Bは、荷重入力部56へ所定値以上の衝突荷重Fが入力されることにより変形してバンパブラケット40を車両右側(車幅方向一方側)へ向けて屈曲させる曲げ変形の起点となるように(横折れのきっかけ用として)設定されている。
バンパブラケット40の第二アーム部46には、その上端にて車両右側(車幅方向一方側)へ折り曲げられたグリル取付部60が形成されている。このグリル取付部60は、その前端が第一フランジ部48の上端と連続すると共に後端が第二フランジ部50の上端と連続しており、一般面が車両前後方向及び車幅方向を含む面(換言すれば水平面)を面方向として配置され、車両右側に張り出している。このグリル取付部60の中央部には取付孔60Aが貫通形成されている。グリル取付部60は、ラジエータグリル26の上端部から車両後方側に延設された車両前後方向内側の端部としての取付端部26Bの下面側に重ね合わせられている。ラジエータグリル26の取付端部26Bの中央部には取付孔26Cが貫通形成されており、取付手段を構成するクリップ66の下部が取付孔26C及び取付孔60Aを貫通することにより、グリル取付部60が取付端部26Bに取り付けられている。
また、図4に示されるように、バンパブラケット40における車両上下方向の剛性を確保するために、バンパカバー取付部54、グリル取付部60、及び車体取付部58は、同一直線上に設定されている。すなわち、グリル取付部60にてクリップ66の頭部66Aで押さえられる範囲の一点C(図中では前記範囲のうち最も車両左側となる点)は、仮想直線L上に設定されている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るバンパカバー支持構造では、図3に示されるように、バンパブラケット40は、前端側のバンパカバー取付部54がフロントバンパカバー20の取付端部22Aに取り付けられると共に、後端側の車体取付部58がセンターブレース38に取り付けられ、バンパカバー取付部54と車体取付部58との間の部位が車両平面視で略直線状に形成されている。このため、通常時におけるバンパブラケット40によるフロントバンパカバー20の支持剛性(バンパブラケット40の車両上下方向の剛性)が容易に確保され、フロントバンパカバー20の組付時における位置決めがしやすくなる。
また、図4に示されるように、バンパカバー取付部54、グリル取付部60、及び車体取付部58は、車両平面視で同一直線上(仮想直線L上)に設定されている。このため、バンパブラケット40にラジエータグリル26(図3参照)が取り付けられても、バンパブラケット40による支持剛性(車両上下方向の剛性)が容易に確保される。
一方、フロントバンパカバー20にバリア70(衝突体)が軽衝突した場合には、バンパブラケット40の前端側に設けられた荷重入力部56にフロントバンパカバー20側からフロントバンパアブソーバ18A及びフロントバンパリインフォースメント18Bを介して衝突荷重Fが入力される。換言すれば、フロントバンパ18を介したバリア70とバンパブラケット40との衝突点は、荷重入力部56とフロントバンパ18(フロントバンパリインフォースメント18B)との当接点となっている。
ここで、バンパブラケット40の前端面54Aは、車両平面視で車両右側へ向けて車両前方側に傾斜し、バンパブラケット40の前端面54Aにおける車両右側の端部が荷重入力部56となっている。これにより、荷重入力部56(バンパブラケット40の入力点)は、バンパブラケット40の支点となる車体取付部58の取付位置(バンパブラケット40とセンターブレース38との締結点)に対して、車両平面視で車両右側にオフセットして設定されている。このため、軽衝突時にフロントバンパ18側からバンパブラケット40の荷重入力部56に衝突荷重Fが入力されると、バンパブラケット40に対して、車両右側へ向けて屈曲させる方向のモーメントMが作用する。また、図5に示されるように、軽衝突時にバンパブラケット40がある程度曲げ変形(回転運動)すると、バンパブラケット40の前端面54Aがフロントバンパ18からの衝突荷重Fを端面全体で受けることになるので、バンパブラケット40は車両右側へ向けて効率的に曲げ変形する(折れる)。
以上について対比構造と対比しながら補足説明すると、例えば、バンパブラケットが車両平面視でクランク状に曲げられてバンパカバー取付部が車体取付部の取付位置に対して車幅方向一方側にオフセットして設定されたような対比構造では、軽衝突時にバンパカバー取付部が荷重入力部となってバンパブラケットに対して車両一方側へ向けて屈曲させる方向のモーメントが作用する。しかしながら、このような対比構造のバンパブラケットでは、バンパブラケットが車両平面視でクランク状に曲げられることで車体取付部の取付位置に対してバンパカバー取付部が車幅方向一方側にオフセットしているので、本実施形態の場合に比べて、バンパブラケットによるフロントバンパカバーの支持剛性(バンパブラケットの車両上下方向の剛性)が確保しにくく、前記支持剛性が確保できないと、フロントバンパカバーの組付時における位置決めがしにくくなる等の不都合が生じる。これに対して、本実施形態のバンパブラケット40は、荷重入力部56が車体取付部58の取付位置に対して車両平面視で車両右側(車幅方向一方側)にオフセットして設定されているが、バンパカバー取付部54と車体取付部58との間の部位が車両平面視で略直線状に形成されるので、バンパブラケット40によるフロントバンパカバー20の支持剛性(バンパブラケット40の車両上下方向の剛性)を確保するうえで有利になっている。
また、本実施形態に係るバンパカバー支持構造では、バンパブラケット40の後端側でかつ車体取付部58に対して車両前方側(換言すれば、車体取付部58の車両前側近傍)には、切欠部50A、50Bが形成されており、切欠部50A、50Bは、荷重入力部56へ所定値以上の衝突荷重Fが入力されることにより変形してバンパブラケット40を車両右側へ向けて屈曲させる曲げ変形の起点となる。このように、切欠部50A、50Bは、バンパブラケット40の後端側で車体取付部58の車両前側近傍に形成され、荷重入力部56(入力部)からの距離(モーメントアーム長)が最大限に設定されているので、より大きな曲げモーメントをバンパブラケット40に作用させることができる。
また、切欠部50A、50Bは、バンパブラケット40の後端側において車両右側の部位に形成されているので、軽衝突時には切欠部50A、50Bを起点として車両右側へ向けて変形し易い。これらにより、軽衝突時には、切欠部50A、50Bを曲げ変形の起点として、車両上下方向の軸回りに回転するように、バンパブラケット40が車両右側へ向けて安定的に屈曲しながら衝突時のエネルギーを吸収するので、バンパブラケット40の後退が抑えられ、バンパブラケット40とコンデンサ24Bとの干渉が防止又は抑制される。
以上説明したように、本実施形態に係るバンパカバー支持構造によれば、軽衝突時にバンパブラケット40の後退に起因したバンパブラケット40とコンデンサ24B(他部材)との干渉を防止又は抑制することができる。その結果として、軽衝突時の修理費が低減される。
なお、本実施形態に係るバンパカバー支持構造は、フロントバンパカバー20からラジエータグリル26とランプレンズ28との間に角状延設部が延設されない構成を実現(意匠の自由度の確保)しながら、フロントバンパカバー20の取付剛性の確保と、軽衝突時の修理費の低減とを両立した構造といえる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、図3等に示されるように、フロントバンパカバー20を支持するためのバンパカバー支持構造について説明したが、バンパカバー支持構造は、車両後端側(車両前後方向の最外側)で車幅方向に沿って延在するリヤバンパカバーを支持するためのバンパカバー支持構造に適用してもよい。
また、上記実施形態では、脆弱部が切欠部50A、50Bとされているが、脆弱部は、例えば、第二ビード40Cに相当するビードの後端部が車体取付部58の車両前側近傍まで形成されることによって、当該ビードが形成された前側領域に比べて低剛性に設定された低剛性部や、第二フランジ部50及び第三フランジ部52に相当するフランジ部が車両平面視で車体取付部58の車両前側近傍まで形成されることによって、当該フランジ部が形成された前側領域に比べて低剛性に設定された低剛性部や、バンパブラケット(40)の後端部において車両上下方向に沿って形成された凹溝(薄肉部)又は段差部や、バンパブラケット(40)の後端部一般面を板厚方向に貫通する貫通孔等のような他の脆弱部であってもよい。
また、上記実施形態では、バンパブラケット40は、車両平面視で略車両前後方向に沿って配置されているが、ブラケットは、例えば、車両平面視で車両前後方向に対して斜め方向に沿って配置されたブラケットであってもよい。
さらに、上記実施形態では、請求項1〜請求項3に記載の「車幅方向一方側」が車両右側の場合を例に挙げて説明したが、請求項1〜請求項3に記載の「車幅方向一方側」は、車両左側であってもよい。
さらにまた、上記実施形態では、バンパブラケット40は、バンパカバー取付部54の前端面54Aが車両平面視で車両右側へ向けて車両前方側に傾斜しているが、ブラケットの一端側は、例えば、車両平面視で車幅方向一方側の端部が車両前後方向の外側に突出するような形状とされてもよい。この場合、突出部の先端部が荷重入力部となる。
なお、請求項1記載の「前記バンパカバー取付部と前記車体取付部との間の部位が車両平面視で略直線状に形成された」の概念には、上記実施形態の図4に示されるように、車両平面視において、バンパカバー取付部54にてクリップ62の頭部62Aで押さえられる範囲の一点A(図中では前記範囲のうち最も車両左側となる点)と、車体取付部58にてボルト64Aの頭部で抑えられる範囲の一点Bと、を結ぶ仮想直線Lからバンパブラケット40が外れずに(仮想直線Lを含む領域で)直線状に形成されている場合を含む他、車両平面視において前記仮想直線Lからバンパブラケット(40)が僅かに外れて直線状に形成されている場合であって、前記仮想直線Lから外れずに直線状に形成されている場合と実質的に同様の作用及び効果(実質的に同様の車両上下方向の剛性)が得られて実質的に仮想直線Lを含む領域で直線状に形成されたものと認められるものも含まれる。
また、請求項1記載の「前記バンパカバー取付部と前記車体取付部との間の部位が車両平面視で略直線状に形成された」の概念には、上記の他に、車両平面視において前記仮想直線Lからバンパブラケット(40)が外れずにかつ車両平面視で僅かに曲げられて(例えば、大径の円弧状に)形成されている場合であって、前記仮想直線Lから外れずに直線状に形成されている場合と実質的に同様の作用及び効果(実質的に同様の車両上下方向の剛性)が得られて実質的に前記仮想直線Lから外れずに直線状に形成されたものと認められるものも含まれ、さらに、車両平面視において前記仮想直線Lからバンパブラケット(40)が僅かに外れてかつ車両平面視で僅かに曲げられて形成されている場合であって、前記仮想直線Lから外れずに直線状に形成されている場合と実質的に同様の作用及び効果(実質的に同様の車両上下方向の剛性)が得られて実質的に仮想直線Lを含む領域で直線状に形成されたものと認められるものも含まれる。
20 フロントバンパカバー(バンパカバー)
22A 取付端部(バンパカバーの車両前後方向内側の端部)
26 ラジエータグリル
26B 取付端部(ラジエータグリルの車両前後方向内側の端部)
38 センターブレース(車体側構成部材)
40 バンパブラケット(ブラケット)
50A 切欠部(脆弱部)
50B 切欠部(脆弱部)
54 バンパカバー取付部
54A 前端面(一端側の端面)
56 荷重入力部
58 車体取付部
60 グリル取付部
F 衝突荷重

Claims (4)

  1. 車両前後方向の最外側で車幅方向に沿って延在するバンパカバーに対して、車両前後方向内側に設けられた車体側構成部材と、
    前記バンパカバーの車両前後方向内側の端部に取り付けられた一端側のバンパカバー取付部と、前記車体側構成部材に取り付けられた他端側の車体取付部と、を備え、前記バンパカバー取付部と前記車体取付部との間の部位が車両平面視で略直線状に形成されたブラケットと、
    前記ブラケットの一端側に設けられ、前記バンパカバー側から衝突荷重が入力されると共に、前記車体取付部の取付位置に対して車両平面視で車幅方向一方側にオフセットして設定された荷重入力部と、
    前記ブラケットの他端側でかつ前記車体取付部に対して車両前後方向外側に形成され、前記荷重入力部へ所定値以上の衝突荷重が入力されることにより変形して前記ブラケットを前記車幅方向一方側へ向けて屈曲させる曲げ変形の起点となる脆弱部と、
    を有するバンパカバー支持構造。
  2. 前記ブラケットは、前記一端側の端面が車両平面視で前記車幅方向一方側へ向けて車両前後方向の外側に傾斜している請求項1記載のバンパカバー支持構造。
  3. 前記脆弱部は、前記ブラケットの他端側において前記車幅方向一方側の部位に形成されている請求項1又は請求項2に記載のバンパカバー支持構造。
  4. 前記ブラケットがグリル取付部を備えると共に、前記グリル取付部は、前記バンパカバーの略車両上方側に配置されるラジエータグリルの車両前後方向内側の端部に取り付けられており、
    前記バンパカバー取付部、前記グリル取付部、及び前記車体取付部は、車両平面視で同一直線上に設定されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のバンパカバー支持構造。
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