JP6506142B2 - ナビサーバおよびナビシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の移動局のそれぞれとしてのナビクライアントとの通信に基づき、各移動局の移動を支援するナビサーバに関する。
偶発的事態が発生した道路区間における以後の交通状態に鑑みて適当な誘導支援情報を迅速に生成かつナビ装置に認識させるナビサーバが提案されている(特許文献1参照)。
一のリンクから他の各リンクへの遷移コストを精度よく評価し、当該評価結果に基づいてナビ装置による移動体の誘導を支援することができるナビサーバが提案されている(特許文献2参照)。
国際公開公報WO2009/044497A1 国際公開公報WO2009/008138A1
しかし、車両の各ユーザにとって自分が車両を運転する際に、他のユーザの中でも特に自分と運転スキルが同じ程度のユーザの車両の移動形態を参考にすることが好ましい場合がある。たとえば、車両の運転スキルが比較的低いユーザ(運転初心者など)にとって、車両の運転スキルが比較的低い他のユーザが通行する傾向がある道路の特性等が反映された形態で移動できれば、運転負荷が軽減される場合がある。
そこで、本発明は、指定されている運転難易度が一の移動体と所定の関係を有する他の移動体の移動形態が優先的に反映された形で、当該一の移動体の移動を支援可能なナビサーバ等を提供することを解決課題とする。
本発明は、道路が複数のリンクにより記述されているサーバマップ情報を記憶保持しているサーバ記憶装置と、第1ナビクライアントの位置の時系列を含む第1情報を前記第1ナビクライアントから受信し、前記第1情報を用いて前記サーバ記憶装置により記憶保持されている前記サーバマップ情報に含まれている前記複数のリンクのそれぞれにおける移動コストを計算するように構成されている第1サーバ演算処理要素と、前記第1サーバ演算処理要素により計算された前記移動コストを用いて、第2ナビクライアントの移動を支援するための第2情報を生成したうえで前記第2ナビクライアントに送信するように構成されている第2サーバ演算処理要素と、を備えているナビサーバに関する。
本発明のナビサーバは、前記サーバ記憶装置が、前記複数のナビクライアントのそれぞれまたは当該ナビクライアントが搭載されている移動体について指定されている、前記道路の通行難易度を表わす第1指標値を記憶保持するように構成され、前記第1サーバ演算処理要素が、前記第1ナビクライアントのうち、前記第2ナビクライアントと比較して前記第1指標値が所定範囲に含まれている指定ナビクライアントの前記複数のリンクのそれぞれにおける前記第1情報に応じて定まる通行頻度が高いほど前記移動コストが低くなるように、前記複数のリンクのそれぞれにおける前記移動コストを補正するように構成されていることを特徴とする。
本発明のナビシステムは、本発明のナビサーバと、前記第1ナビクライアントとして前記第1情報を前記ナビサーバに対して送信する機能、および前記第2ナビクライアントとして前記第2情報を前記ナビサーバから受信する機能のうち少なくとも一方を有する複数のナビクライアントと、により構成されていることを特徴とする。
本発明のナビサーバおよびナビシステムによれば、第1情報が複数の第1ナビクライアントから収集され、当該第1情報に基づいて各リンクにおける移動コストが計算される。「第1情報」には第1ナビクライアントまたはこれが搭載されている移動体の位置の時系列が含まれている。各リンクの移動コストに応じて第2情報が生成されたうえで、第2ナビクライアントに対して送信される。「第2情報」は第2ナビクライアントが搭載されている移動体の移動を支援するための情報である。
第1ナビクライアントのうち、第2クライアントと比較して第1指標値が所定範囲に含まれている(第2クライアントの第1指標値に対する、自身の第1指標値の偏差の大きさが所定範囲に含まれている)指定ナビクライアントのリンクの通行頻度が高いほど、当該リンクの移動コストが低くなるように補正される。よって、第2移動体(第2ナビクライアントが搭載されている一の移動体)と比較して、指定されている運転難易度が所定範囲に含まれる(または所定範囲に含まれるほど近似している)第1移動体(第1ナビクライアントが搭載されている他の移動体)が頻繁に通行するリンクが、移動コスト低下の観点から優先的に第2情報に反映された形で、第2移動体の移動が支援されうる。
本発明の一態様としてのナビサーバにおいて、前記サーバ記憶装置が、前記第1ナビクライアントのそれぞれについて、前記複数のリンクのそれぞれの属性の相違に応じた、通行履歴があるリンク群の総合的な通行難易度を表わす第2指標値を記憶するように構成され、前記第1サーバ演算処理要素が、前記指定ナビクライアントのうち前記第2指標値と比較して前記第1指標値が所定範囲に含まれている前記指定ナビクライアントの前記複数のリンクのそれぞれにおける前記通行頻度が高いほど前記移動コストが低くなるように、前記複数のリンクのそれぞれにおける前記移動コストを補正するように構成されている。
当該構成のナビサーバによれば、指定ナビクライアントのうち、第1移動体の指定通行難易度(第1指標値)と、第1移動体が実際に通行したリンク群の総合的な通行難易度(第2指標値)とが所定範囲に含まれる指定ナビクライアントのリンクの通行頻度が高いほど、当該リンクの移動コストがさらに低くなるように補正される。これにより、指定ナビクライアントの通行履歴が第2ナビクライアントの移動を支援する際に有用性の向上が図られうる。
本発明の一態様としてのナビサーバにおいて、前記サーバ記憶装置が、前記複数のリンクのそれぞれについて、前記複数のリンクのそれぞれの属性の相違に応じた通行難易度を記憶するように構成され、前記第1サーバ演算処理要素が、前記複数のリンクのそれぞれの属性に由来する通行難度が高いほど前記移動コストが高くなるように、前記複数のリンクのそれぞれにおける前記移動コストを補正するように構成されている。
当該構成のナビサーバによれば、リンクの属性に応じた、各移動体に共通の通行難易度が第2情報に反映された形で、第2移動体の移動が支援されうる。
本発明の一実施形態としてのナビサーバの構成説明図。 ナビサーバの第1の機能に関する説明図。 ナビサーバの第2の機能に関する説明図。 相関係数の実施例に関する説明図。 サーバルートの探索方法に関する説明図。 クライアントルートの出力形態に関する説明図。 図7Aは他の相関係数の第1実施例に関する説明図。図7Bは他の相関係数の第2実施例に関する説明図。
(第1実施形態)
図1に示されている本発明の第1実施形態としてのナビシステムは、ナビサーバ1と、複数のナビクライアント2とにより構成されている。ナビサーバ1および複数のナビクライアント2のそれぞれは、一または複数のネットワークを介して相互通信可能である。ナビクライアント2は、四輪自動車、二輪自動車および自転車などの車両など、ユーザの運転操作にしたがって移動する機能を有する装置である移動体に一時的または恒久的に搭載されるように構成されている。以下の説明において、クライアント識別情報iにより識別されるナビクライアント2の符号が適宜「2(i)」と記載される。
(ナビサーバの構成)
ナビサーバ1は、サーバ記憶装置10と、第1サーバ演算処理要素11と、第2サーバ演算処理要素12とを備えている。
サーバ記憶装置10は、第1サーバ演算処理要素11および第2サーバ演算処理要素12のそれぞれによる受信情報および計算結果などの演算処理結果を記憶保持するように構成されている。サーバ記憶装置10は、道路交通情報、サーバマップ情報および第1指標値を記憶保持するように構成されている。「道路交通情報」には、各リンクL(k)における1次移動コストS1(k)および2次移動コストS2(k)(後述)が含まれている。「サーバマップ情報」には、道路を構成する各リンクの位置、形状および姿勢等が座標値((緯度、経度)または(緯度、経度、高度))の列のほか、各リンクを識別するためのリンク識別情報および属性を表すデータなどが含まれている。各リンクはノードにより接続されている。
「第1指標値」は、ナビクライアント2またはこれが搭載されている各移動体について指定されている道路の通行難易度を表わす指標値である。たとえば、ナビクライアント2(i)に対応する第1指標値C1(i)は連続変数または離散変数である。本実施形態では、移動体の運転難度が高いほど値が大きくなるように定義されているN1個(たとえばN1=5)の離散変数「1」「2」‥「N1」が、当該移動体に搭載されているナビクライアント2(i)の第1指標値C1(i)として定義されている。離散変数の個数または連続変数の定義域は任意に設定されうる。
データベースサーバ(図示略)またはサーバ記憶装置10に登録されている、クライアント識別情報iに対応するユーザの運転経歴(移動体の事故履歴、運転年数および交通法規違反などが含まれる。)に基づき、第1サーバ演算処理要素11により所定の規則にしたがって第1指標値C1(i)が指定される。この場合、第1指標値C1の高低と運転スキルの高低との相関度の向上が図られる。そのほか、ユーザがナビクライアント2またはナビサーバ1と通信可能なその他の情報端末を操作することにより当該ユーザの意思に応じて、ナビクライアント2(i)の第1指標値C1(i)が指定されてもよい。
第1サーバ演算処理要素11および第2サーバ演算処理要素12は、サーバ記憶装置10を構成するメモリの指定領域からソフトウェアおよびデータを必要に応じて読み取った上で、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった指定の演算処理を実行する演算処理装置(CPU)および必要に応じて通信機器、記憶装置(メモリ)等により構成されている。当該指定の演算処理の詳細については後述する。
(ナビクライアントの構成)
ナビクライアント2は、スマートフォンまたはタブレットなどの携帯型の端末装置により構成されている。「携帯型」とは、例えばそのサイズが人間の標準的な手の平程度であり、その重量が片手でまたは衣服のポケットなどに入れて簡単に持ち運びができる程度であることを意味する。ナビクライアント2が、携帯型の機器よりも大型のかつ重量がある機器(たとえば移動体に組み付けられている機器)によって構成されていてもよい。
ナビクライアント2は、クライアント記憶装置20と、第1クライアント演算処理要素21と、第2クライアント演算処理要素22とを備えている。
クライアント記憶装置20は、第1クライアント演算処理要素21および第2クライアント演算処理要素22のそれぞれによる受信情報および計算結果などの演算処理結果を記憶保持するように構成されている。クライアント記憶装置20は、クライアントマップ情報およびコンテンツ等を格納するように構成されている。「クライアントマップ情報」には、道路を構成する各リンクの位置、形状および姿勢等を表わす座標列と、各リンクを識別するためのリンク識別情報とが含まれている。
クライアントマップ情報には、当該座標列が含まれず、マップを出力装置232に表示させるための画像情報と、当該マップに含まれている道路を構成する各リンクのリンク識別情報とが含まれていてもよい。この場合、ナビサーバ1により、サーバマップ情報に含まれる座標値のうち、プローブ情報または要求情報に含まれる座標値に一致する座標値が特定されることによって、当該特定座標値に対応するリンク識別情報または道路種類などが特定されてもよい。
クライアントマップ情報とサーバマップ情報とのスペックやデータ構造が異なるため、各マップ情報における座標列の定義等が異なっていても、同一のリンクに共通のリンク識別情報が付されることにより、リンクのマッチングが可能とされている。ナビサーバ1によりリンク識別情報が含まれているサーバルート情報が送信され、ナビクライアント2により当該ルート情報に含まれるリンク識別情報により識別される複数のリンクを包含するナビルートの画像が出力装置232を通じて表示される。
「コンテンツ」には、画像コンテンツ(静止画および動画)のように視覚を通じて認識されるコンテンツのほか、音響コンテンツ(楽曲および操作音など)のように聴覚を通じて認識されるコンテンツ、およびこれらが組み合わせられた娯楽コンテンツなどが含まれている。画像コンテンツには、クライアントマップ情報の一部のほか、当該クライアントマップ情報に重ねて表示されるクライアントルートも含まれる。
第1クライアント演算処理要素21は、ナビクライアント2の現在位置p1を逐次測定するように構成されている。ナビクライアント2の現在位置p1は、GPS受信機により人工衛星から受信された信号のほか、必要に応じてジャイロセンサの出力信号に基づいて計測される。第1クライアント演算処理要素21は、ナビクライアント2の位置p1の時系列的な変化態様を表わす「プローブ情報」をナビサーバ1に対して送信するように構成されている。
第2クライアント演算処理要素22は、「要求情報」をナビサーバ1に対して送信し、これに応じた「サーバルート情報」をナビサーバ1から受信するように構成されている。
第2クライアント演算処理要素22は、サーバルート情報に基づき、クライアントマップ情報を用いてクライアントルートを探索するように構成されている。
ナビクライアント2は、さらに入力装置231および出力装置232を備えている。入力装置231は、操作ボタンやマイクロフォンにより構成され、ユーザの操作または発話による種々の操作または入力設定を可能とする。出力装置232は、ディスプレイ装置および音響出力装置(スピーカ)により構成され、クライアントマップ情報等の画像コンテンツを表示または音響コンテンツを出力する。入力装置231および出力装置232は、タッチパネル式ディスプレイにより構成されていてもよい。
本発明の構成要素が情報を「出力する」とは、当該情報の表示、音声出力、振動出力等、人間がその視覚、聴覚、触覚等、五感を通じて認識しうるあらゆる形態で情報を出力することを意味する。本発明の構成要素が担当の演算処理を実行するように「構成されている」とは、当該構成要素が必要なプログラムおよびデータをメモリから読み取り等した上で、当該データに基づき、当該プログラムにしたがって担当演算処理を実行する機能を有すること、ひいてはプログラムされていることを意味する。
(機能)
前記構成のナビシステムの機能について説明する。第1ナビクライアント2(i1)において第1クライアント演算処理要素21が、プローブ情報を生成し、これをナビサーバ1に対して送信する(図2/STEP210)。「プローブ情報」には、第1ナビクライアント2(i1)の現在位置の測定結果(またはこれに応じたリンク識別情報)の時系列が含まれている。たとえば、プローブ情報の前回送信時から指定時間が経過したこと、プローブ情報の前回送信時からの移動体の移動距離が指定距離に達したこと、または、プローブ情報の情報量が所定量に達したことなどを契機として、今回のプローブ情報が送信される。
「プローブ情報」には、第1ナビクライアント2(i1)を識別するためのクライアント識別情報または第1ナビクライアント2(i1)が搭載されている移動体(第1移動体)を識別するための移動体識別情報がさらに含まれている。当該識別情報は、第1ナビクライアント2(i1)またはこれが搭載されている移動体に対して指定されている第1指標値C1(i1)を特定するために用いられる。
ナビサーバ1において第1サーバ演算処理要素11が、第1ナビクライアント2(i1)からプローブ情報を受信する(図2/STEP110)。第1サーバ演算処理要素11が、サーバ記憶装置10に累積的に保存されるプローブ情報に基づき、各リンクL(k)における基準移動コストS1(k)を逐次的に計算または更新する(図2/STEP112)。リンクL(k)において計測されたまたは当該計測結果に基づいて予測される移動所要時間、移動距離、燃料消費量、電力消費量もしくは道路料金またはこれらの組み合わせなどが当該リンクL(k)の基準移動コストS1(k)として定義される。1次移動コストS1(k)の計算に際して、道路交通情報センターが管理するサーバ(図示略)からナビサーバ1が受信した道路交通情報が補足的に用いられてもよい。
第1サーバ演算処理要素11が、各リンクL(k)の属性に由来する移動体の通行難易度に応じて定義されている第1補正係数A1(k)を計算するまたはサーバ記憶装置10から読み出す(図2/STEP114)。リンクL(k)の属性としては、リンクにより構成されている道路の種別(国道、都道府県道および市町村道などの別)、曲率、幅員、車線数、レーンマークの有無および種類、道路交通標識の有無および種類、リンクが含まれている地域の属性(市街地、住宅地、農地および林地などの別)、当該リンクからこれに連続する他のリンクへの進入時における対向車線もしくは横断歩道の横断の有無または進入角度、ならびに、連続リンクとを連結するノードにおける信号機の有無など、流動的な変化がないまたはほとんどない静的な属性があげられる。そのほか、リンクの属性としては、降雨、降雪および路面凍結などの有無、周囲の照度の高低(昼夜の別、晴天、曇天および雨天の別など)、動的な属性が含まれていてもよい。
リンクL(k)の属性j(j=1,2,‥,N)ごとに、当該属性jの内容の相違に応じて異なる値をとる離散変数または連続変数であるコスト因子c(k,j)が定義されている。属性jが、移動体の運転難度を高めるような属性(または運転者が強い注意力を要するまたは心的負荷を覚えるような属性)である場合、そうではない場合よりもコスト因子c(k,j)の値が大きくなるように定義されている。また、当該困難度が高いほどコスト因子c(k,j)の値が連続的または断続的に大きくなるように定義されている。
たとえば、属性1がリンクL(k)の曲率である場合、当該曲率が大きいほど連続的または断続的に値が大きくなるように、当該リンクL(k)のコスト因子c(k,1)が定義されている。属性2がリンクL(k)の幅員である場合、幅員が大きいほど連続的または断続的に値が大きくなるように、当該リンクL(k)のコスト因子c(k,2)が定義されている。属性iがリンクL(k)から連続する次のリンクL(k+1)に移動する際における対向車線または横断歩道の横断有無である場合、当該横断がある状況(たとえば日本では十字路またはT字路での右折がある状況、米国では十字路またはT字路での左折がある状況が該当する。)では、当該横断がない状況よりも値が大きくなるように、当該リンクL(k)のコスト因子c(k,i)が定義されている。属性i+1が、リンクL(k)が存在する地域の属性である場合、当該地域が比較的交通量が多い市街地である状況では、当該地域が比較的交通量が少ない農地等である状況よりも値が大きくなるように、当該リンクL(k)のコスト因子c(k,i+1)が定義されている。
各リンクL(k)のN個のコスト因子c(k,i)を主変数とする従変数(関数)として第1補正係数A1(k)=g(c(k,1),‥c(k,i),‥c(k,N))が定義されている。たとえば第1補正係数A1(k)は、N個の係数の積c(k,1)×‥c(k,i)×‥c(k,N)、和c(k,1)+‥c(k,i)+‥c(k,N)、または重み付き和など、各係数の増加関数として定義されている。
第1サーバ演算処理要素11が、プローブ情報、ならびに、第1ナビクライアントおよび任意の第2ナビクライアントのそれぞれの第1指標値の相関関係に基づき、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2))を計算する(図2/STEP116)。具体的には、第1指標値C1(i1)(=1,2,‥N1)が指定されているナビクライアント2(第1ナビクライアント)のリンクL(k)における通行頻度f(k,C1(i1))が計算される。C1(i1)およびC1(i2)の相関関係が「共通」もしくは「同一」または「近似」である場合は、相関関係が「相違」または「非近似(乖離)」である場合よりも、通行頻度f(k,C1(i1))が高くなるほど値が小さくなるように第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2))が定義されている。たとえば、第1指標値C1(i1)およびC1(i2)の相関関係を表わす第1相関係数B1(C1(i1),C1(i2))を底とし、通行頻度f(k,C1(i1))を指数(冪数)とする冪乗B1 が第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2))として計算される。
たとえば、図4に示されているように、N1=3である場合の第1相関係数B1が、第1指標値C1(i1)およびC1(i2)が一致している場合は「1−αxy(0<αxy<1、x=1,2,3、y=1,2,3、x=y)」である一方、C1(i1)およびC1(i2)が相違している場合は「1」であるように定義されている。このため、C1(i1)およびC1(i2)が共通している(C1(i1)と比較してC1(i2)が所定範囲に含まれている)場合、通行頻度f(k,C1(i1))が高いほど、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2))(たとえば(1−αxy)が小さくなる。αxyの値はすべて同一であってもよいが、α33<α22<α11など、xおよびyの組み合わせの別に応じて相違していてもよい。
第1指標値C1(i1)およびC1(i2)の相違度(絶対値)が基準値(たとえば0.1、0.2または0.25など)以下である場合はC1(i1)およびC1(i2)が共通する一方、当該基準値を超えている場合はC1(i1)およびC1(i2)が相違する(C1(i1)と比較してC1(i2)が所定範囲から外れている)と判断されてもよい。この場合、「C1(i1)と比較してC1(i2)が所定範囲に含まれていること」には「C1(i1)およびC1(i2)が第1態様で近似していること」という概念が包含される。
連続変数または離散変数である第1指標値C1(i1)およびC1(i2)の相違度は、当該連続変数の定義域の幅または当該離散変数の個数N1に対する、当該第1指標値C1の間の偏差の比率により表わされる。たとえば、第1指標値C1(離散変数)の個数N1が「3」であり、第1指標値の偏差C1(i1)−C1(i2)が「1」である場合、相違態様は「1/3(=0.33‥)」と定義される。第1指標値C1(連続変数)の定義域の幅が「40」であり、第1指標値の偏差C1(i1)−C1(i2)が「15」である場合、相違態様は「15/40(=0.375)」と定義される。第1指標値C1(i1)およびC1(i2)は、たとえば1および相違度の偏差により定義される。
第1サーバ演算処理要素11が、各リンクL(k)の基準移動コストS1(k)に第1補正係数A1(k)および第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2))を乗じることにより、各リンクL(k)の補正移動コストS2(k,C1(i1),C1(i2))を計算する(図2/STEP118)。
第2ナビクライアント2(i2)(i2=m)において、入力装置231を通じてユーザにより目的地p2が設定されたことに応じて、第2クライアント演算処理要素22が、要求情報を生成したうえでナビサーバ1に対して送信する(図3/STEP220)。「要求情報」には、第2ナビクライアント2(i2)の出発地p1および目的地p2(正確には当該地点を表わす座標値またはリンク識別情報)が含まれている。目的地p2の設定時点またはその直前において測定された第2ナビクライアント2(i2)の現在地または入力装置231を通じてユーザにより設定された地点が出発地p1として用いられる。
「要求情報」には、第2ナビクライアント2(i2)を識別するためのクライアント識別情報または第2ナビクライアント2(i2)が搭載されている移動体(第2移動体)を識別するための移動体識別情報がさらに含まれている。当該識別情報は、第2ナビクライアント2(i2)またはこれが搭載されている移動体に対して指定されている第1指標値C1(i2)を特定するために用いられる。
ナビサーバ1において第2サーバ演算処理要素12が、当該要求情報を受信する(図3/STEP120)。第2サーバ演算処理要素12が、第2ナビクライアント2(i2)の出発地p1および目的地p2を結ぶ複数のリンク群により構成されている一または複数のサーバルートRを探索する(図2/STEP122)。これにより、図5に示されているようなサーバルートRが探索結果として得られる。サーバルートRの探索に際して、サーバマップ情報および各リンクL(k)における補正移動コストS2(k,C1(i1),C1(i2))(i2=m)が用いられる。補正移動コストS2(k,C1(i1),C1(i2))の合計が最低となるようなルートがサーバルートRとして探索される。
第2サーバ演算処理要素12が、サーバルートRを表わすサーバルート情報を生成したうえで、第2ナビクライアント2(i2)に対して送信する(図3/STEP124)。「サーバルート情報」には、サーバルートRを構成する一連のリンク群のうち少なくとも一部のリンクのリンク識別情報、または、サーバルートRの上にある離散的な複数の地点のそれぞれの座標値が含まれている。
第2ナビクライアント2(i2)において第2クライアント演算処理要素22がサーバルート情報を受信する(図3/STEP222)。 第2クライアント演算処理要素22が、サーバルート情報に基づき、クライアントマップ情報を用いて、出発地p1(または目的地p2の設定時点よりも後の最新の現在地)および目的地p2を結ぶクライアントルートrを計算したうえで、出力装置232に出力する(図2/STEP224)。
たとえば、サーバルート情報に含まれているリンク識別情報により識別されるリンクまたは座標値により表わされる複数の地点が含まれるように(サーバルートRの少なくとも一部が再現されるように)、クライアントルートrが探索される。これにより、図6に示されているように、クライアントルートrが、ナビクライアント2の現在地p1を表わす標識Mともにクライアントマップ上に重ねられて、出力装置232を構成するディスプレイに表示される。
(作用効果)
第1実施形態のナビシステムおよびこれを構成するナビサーバ1によれば、第1ナビクライアント2(i1)のうち、第2ナビクライアント2(i2)と比較して第1指標値C1が相違する指定ナビクライアントのリンクL(k)の通行頻度f(k,C1(i1))が高いほど、当該リンクL(k)の移動コストが低くなるように補正される(図2/STEP116およびSTEP118参照)。
たとえば、図4に示されているように第1相関係数B1(C1(i1),C1(i2))が定義され、かつ、第2ナビクライアント2(i2)に対して第1指標値C1(i2)として「3」が指定されている場合について考える。この場合、リンクL(k)において第1指標値C1(i1)としてこれと比較して所定範囲に含まれている「3」が指定されているナビクライアント2(id)(「指定クライアント」に該当する。)の通行頻度f(k,C1(id))が高くなるほど、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2))の計算値が大きくなる。
よって、第2移動体(第2ナビクライアント2(i2)が搭載されている一の移動体)と比較して、指定されている運転難易度が異なる第1移動体(第1ナビクライアント2(i1)が搭載されている他の移動体)が頻繁に通行するリンクL(k)が、補正移動コストS2(k,C1(i1),C1(i2))の低下の観点から優先的に第2情報に反映された形で、第2移動体の移動が支援されうる。
(第2実施形態)
(構成)
本発明の第2実施形態としてのナビシステムでは、ナビサーバ1のサーバ記憶装置10が、第2指標値C2をさらに記憶保持するように構成され、第1サーバ演算処理要素11が、第2指標値C2を勘案して第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))を計算するように構成されている。本発明の第2実施形態としてのナビシステムのその他の構成は、本発明の第1実施形態としてのナビシステムと同様であるため、説明を省略する。
第2指標値C2(i1)は、第1ナビクライアント2(i1)が通行した履歴があるリンク群の総合的な通行難易度を表わす指標値である。当該リンク群の第1補正係数A1(k)の積、和または重み付き和(重みは通行頻度f(k,C1(i1)))など、第1補正係数A1(k)の増加関数が指標値として定義されている。指標値の定義域が分割されることにより定義されているN2個(たとえばN2=3)の数値範囲のうち、当該指標値が含まれている一の数値範囲を表わす離散変数「1」「2」‥「N2」が第1ナビクライアント2(i1)の第2指標値C2(i1)として定義されている。当該指標値そのものが第2指標値C2(i1)として定義されていてもよい。
(機能)
前記構成のナビシステムの機能について説明する。第1実施形態と相違するのは、第2補正係数A2の計算方法のみであるため、これについてのみ説明する(図2/STEP116参照)。
第1サーバ演算処理要素11が、プローブ情報、第1ナビクライアントおよび任意の第2ナビクライアント2(i2)のそれぞれの第1指標値C1(i1)およびC1(i2)の相関関係に加えて、第1ナビクライアントの第1指標値C1(i1)および第2指標値C2(i1)の相関関係に基づき、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))を計算する。具体的には、ナビクライアント2(第1ナビクライアント)に対して指定されている第1指標値C1(i1)およびその第2指標値C(i1)の相関関係が「共通」である場合は、当該相関関係が「相違」である場合よりも、通行頻度f(k,C1(i1))が高くなるほど値が小さくなるように第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))が定義されている。たとえば、第1指標値C1(i1)および第2指標値C2(i1)の相関関係を表わす第2相関係数B2(C1(i1),C2(i1))が定義されている。
第1相関係数B1(C1(i1),C1(i2))および第2相関係数B2(C1(i1),C2(i1))の積、和または重み付き和など、第2相関係数B2の増加関数を底とし、通行頻度f(k,C1(i1))を指数(冪数)とする冪乗((B1×B2、(B1+B2または(ηB1+(1−η)B2(0<η<1)など)が第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))として計算される。
第1指標値C1(i)および第2指標値C2(i)の相違度(絶対値)が、基準値(たとえば0.1、0.2または0.25など)以下である場合はC1(i)およびC2(i)が共通する(C1(i)と比較してC2(i)が所定範囲に含まれている)一方、当該基準値を超えている場合はC1(i)およびC2(i)が相違する(C1(i)と比較してC2(i)が所定範囲から外れている)と判断されてもよい。すなわち「C1(i)と比較してC2(i)が所定範囲に含まれていること」とは「C1(i)およびC2(i)が第2態様で近似していること」をも包含する概念である。
連続変数または離散変数である第1指標値C1(i)および第2指標値C2(i)の相違度は、第1指標値C1(i)の定義域の幅(連続変数の場合)または個数N1(離散変数の場合)に対する当該第1指標値C1(i)の比率と、第2指標値C2(i)の定義域の幅(連続変数の場合)または個数N2(離散変数の場合)に対する当該第2指標値C2の比率との偏差の比率により表わされる。第1指標値C1(i)およびC2(i)の近似度は、1および相違度の偏差により定義される。
たとえば、第1指標値C1(離散変数)の個数N1が「3」であり、第1指標値C1(i)が「1」である一方、第2指標値C2(離散変数)の個数N2が「5」であり、第2指標値C2(i)が「1」である場合、相違度は「(1/3)−(1/5)(=0.133‥)」と定義される。第1指標値C1(連続変数)の定義域の幅が「40」であり、第1指標値C1(i)が「15」である一方、第2指標値C2(連続変数)の定義域の幅が「30」であり、第2指標値C2(i)が「24」である場合、相違度は「(15/40)−(24/30)(=−0.425)」と定義される。
図7Aに示されているように、N1=3かつN2=3である場合の第2相関係数B2が、第1指標値C1(i1)および第2指標値C2(i1)が相違している場合は「1」である一方、C1(i1)およびC2(i1)が一致している場合は「1−βxz(0<βxz<1、x=1,2,3、z=1,2,3、x=z)」であるように定義されている。このため、C1(i1)およびC2(i1)が相違している場合、通行頻度f(k,C1(i1))が高いほど、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))(たとえば{(1−αxy)×(1−βxz)})が小さくなる。
第2相関係数B2が、第1指標値C1(i1)および第2指標値C2(i1)の近似態様の別(または近似度の高低)に応じて差別化されてもよい。たとえば、第1指標値C1(離散変数)の個数N1が「3」である一方、第2指標値C2(離散変数)の個数N2が「5」であり、かつ、基準値が「0.3」である場合、第2相関係数B2が図7Bに示されているように定義されてもよい。第2相関係数B2が、第1指標値C1(i1)および第2指標値C2(i1)の偏差の大きさが基準値0.3以下である場合は「1−βxz(0<βxz<1、(x,y)=(1,1)、(2,1)、(2,2)、(3,1)、(3,2)、(4,2)、(4,3)、(5,1))」である一方、その他の場合は「1」であるように定義されている。βxzの値はすべて同一であってもよいが、xおよびzの組み合わせ、偏差x−zの値または当該偏差x−zの正負の別に応じて相違していてもよい。このため、C1(i1)およびC2(i1)が第2態様(偏差の大きさが「0.3」以下であるような態様)で近似している場合、通行頻度f(k,C1(i1))が高いほど、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))(たとえば(たとえば{(1−αxy)×(1−βxz)})が小さくなる。第2態様は、第1態様と同一であっても、相違していてもよい。
(作用効果)
第2実施形態のナビシステムおよびこれを構成するナビサーバ1によれば、指定ナビクライアントのうち、第1移動体の指定通行難易度(第1指標値C1)と、第1移動体が実際に通行したリンク群の総合的な通行難易度(第2指標値C2)とが相違する指定ナビクライアントのリンクL(k)の通行頻度f(k,C2(i1))が高いほど、当該リンクL(k)の移動コストS2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))がさらに低くなるように補正される。
たとえば、図7Aに示されているように第2相関係数B2(C1(i1),C2(i1))が定義され、かつ、第1ナビクライアント2(i1)に対して第1指標値C1(i1)として「3」が指定されている場合について考える。この場合、リンクL(k)において第2指標値C2(i1)としてこれと比較して所定範囲に含まれている「3」が指定されているナビクライアント2(id)(「指定クライアント」に該当する。)の通行頻度f(k,C1(id))が高くなるほど、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))の計算値が大きくなる。
図7Bに示されているように第2相関係数B2(C1(i1),C2(i1))が定義され、かつ、第1ナビクライアント2(i1)に対して第1指標値C1(i1)として「3」が指定されている場合について考える。この場合、リンクL(k)において第2指標値C2(i1)としてこれと第2態様で近似する「2」「3」または「4」が指定されているナビクライアント2(「指定クライアント」に該当する。)の通行頻度f(k,C1(i1))が高くなるほど、第2補正係数A2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1))の計算値が大きくなる。
これにより、指定ナビクライアント2(i1)の通行履歴が第2ナビクライアント2(i2)の移動を支援する際に有用性の向上が図られうる。
(本発明の他の実施形態)
ナビクライアント2(i)の第1指標値C1(i)が、リンクL(k)の属性jごとに指定されていてもよい。第1ナビクライアント2(i1)の第1指標値ベクトルC1(i1)=(C1(i1,1),‥C1(i1,j),‥C1(i1,N))および第2ナビクライアント2(i2)の第1指標値ベクトルC1(i2)=(C1(i2,1),‥C1(i2,j),‥C1(i2,N))の内積C1(i1)・C1(i2)のまたはその増加関数またはノルム偏差|C1(i1)|−|C1(i2)|の減少関数が、第1ナビクライアント2(i1)および第2ナビクライアント2(i2)のそれぞれの第1指標値の近似度(近似態様)として計算されてもよい。
第1指標値ベクトルC1(i)のノルム|C1(i)|、またはその定義域が分割されて定義されるN1個の数値範囲のうち、当該ノルム|C1(i)|が含まれる一の範囲を表わす離散変数1,2,‥N1が第1指標値C1として定義されていてもよい。
ナビクライアント2(i)の第2指標値C2(i)が、リンクL(k)の属性jごとに指定されていてもよい。第1ナビクライアント2(i1)の第1指標値ベクトルC1(i1)=(C1(i1,1),‥C1(i1,j),‥C1(i1,N))および第2指標値ベクトルC2(i1)=(C2(i1,1),‥C2(i1,j),‥C2(i1,N))の内積C1(i1)・C2(i1)またはその増加関数またはノルム偏差|C1(i1)|−|C2(i1)|の減少関数が、第1ナビクライアント2(i1)の第1指標値C1(i1)および第2指標値C2(i1)の近似度(近似態様)として計算されてもよい。
第1補正係数A1が勘案されずに補正移動コストS2が計算されてもよい。この場合、基準移動コストS1(k)に対して、第2補正係数A2が乗じられることで補正移動コストS2(k,C1(i1),C1(i2))(またはS2(k,C1(i1),C1(i2),C2(i1)))が計算される。
要求情報に、第1ナビクライアント2(i1)の第1指標値C1(i1)および任意の第2クライアント2(i2)の第1指標値C1(i2)の近似態様(第1態様)の指定が含まれていてもよい。要求情報に、第1ナビクライアント2(i1)の第1指標値C1(i1)および第2指標値C2(i1)の近似態様(第2態様)の指定が含まれていてもよい。要求情報に含まれる出発地p1および目的地p2のうち一方または両方に応じて第1態様および第2態様のうち少なくとも一方が定められてもよい。たとえば、出発地p1および目的地p2の直線距離の長短、または出発地p1および目的地p2のそれぞれが含まれる地域の属性(市街地および郊外の別など)に基づき、所定の規則にしたがって第1態様、第2態様、または第1態様および第2態様が決定されてもよい。
1‥ナビサーバ、10‥サーバ記憶装置、11‥第1サーバ演算処理要素、12‥第2サーバ演算処理要素、2‥ナビクライアント、21‥第1クライアント演算処理要素、22‥第2クライアント演算処理要素。

Claims (4)

  1. 道路が複数のリンクにより記述されているサーバマップ情報を記憶保持しているサーバ記憶装置と、
    複数のナビクライアントのうち第1ナビクライアントの位置の時系列を含む第1情報を前記第1ナビクライアントから受信し、前記第1情報を用いて前記サーバ記憶装置により記憶保持されている前記サーバマップ情報に含まれている前記複数のリンクのそれぞれにおける移動コストを計算するように構成されている第1サーバ演算処理要素と、
    前記第1サーバ演算処理要素により計算された前記移動コストを用いて、前記複数のナビクライアントのうち第2ナビクライアントの移動を支援するための第2情報を生成したうえで前記第2ナビクライアントに送信するように構成されている第2サーバ演算処理要素と、を備えているナビサーバであって、
    前記サーバ記憶装置が、前記複数のナビクライアントのそれぞれまたは当該ナビクライアントが搭載されている移動体について指定されている、前記道路の通行難易度を表わす第1指標値を記憶保持するように構成され、
    前記第1サーバ演算処理要素が、前記第1ナビクライアントのうち、前記第2ナビクライアントと比較して前記第1指標値が所定の範囲に含まれる指定ナビクライアントの前記複数のリンクのそれぞれにおける前記第1情報に応じて定まる通行頻度が高いほど前記移動コストが低くなるように、前記複数のリンクのそれぞれにおける前記移動コストを補正するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  2. 請求項1記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置が、前記第1ナビクライアントのそれぞれについて、前記複数のリンクのそれぞれの属性の相違に応じた、通行履歴があるリンク群の総合的な通行難易度を表わす第2指標値を記憶するように構成され、
    前記第1サーバ演算処理要素が、前記指定ナビクライアントのうち前記第2指標値と比較して前記第1指標値が共通している前記指定ナビクライアントの前記複数のリンクのそれぞれにおける前記通行頻度が高いほど前記移動コストが低くなるように、前記複数のリンクのそれぞれにおける前記移動コストを補正するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  3. 請求項1または2記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置が、前記複数のリンクのそれぞれについて、前記複数のリンクのそれぞれの属性の相違に応じた通行難易度を記憶するように構成され、
    前記第1サーバ演算処理要素が、前記複数のリンクのそれぞれの属性に由来する通行難度が高いほど前記移動コストが高くなるように、前記複数のリンクのそれぞれにおける前記移動コストを補正するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のナビサーバと、
    前記第1ナビクライアントとして前記第1情報を前記ナビサーバに対して送信する機能および前記第2ナビクライアントとして前記第2情報を前記ナビサーバから受信する機能のうち少なくとも一方を有する複数のナビクライアントと、により構成されていることを特徴とするナビシステム。
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