JP6505617B2 - センサー固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、センサーを対象物に固定するためのセンサー固定具に関する。
車両の周囲に位置する物体を検出するためのソナー装置は、検出波の送信と反射波の受信とを行うセンサーと、そのセンサーを収容してバンパーの内側面に取り付けられるブラケットとを備える。センサーが検出波を送信する方向は、検出されるべき物体の位置に合わせた至適な方向であることが望まれるため、特許文献1に記載のソナー装置のように、バンパーに対するセンサーの取り付け角度を調整可能とする提案がなされている。
実開平7−7297号公報
上述したソナー装置では、センサーの後方に位置する爪片が、それの有する弾性力によって、センサーをブラケットに押し当てる。センサーの後面は、複数の***部を備え、爪片の先端部である突部は、複数の***部のなかのいずれか1つと係合する。そして、突部と係合する***部が、複数の***部のなかで変わることによって、センサーの取り付けられる角度が変わる。しかしながら、ソナー装置を構成するセンサーやブラケットには、それが取り付けられるバンパーから振動が伝わるため、弾性体である爪片と***部との係合では、こうした振動の作用によって、センサーの取り付けられる角度が変わるおそれがある。
本発明は、センサーの取り付けられる位置を変更可能に設定すると共に、設定されたセンサーの位置が不要に変わることを抑えるセンサー固定具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのセンサー固定具は、車体に組み込むためのセンサーを保持するホルダーと、前記センサーを車体に固定するためのブラケットとを備えるセンサー固定具であって、前記ホルダーと前記ブラケットとのいずれか一方が軸部を備え、前記ホルダーと前記ブラケットとのなかの他方が軸支部を備え、前記ホルダーが、前記軸部と前記軸支部との係合によって前記ブラケットに支持される。そして、前記軸部を中心する円弧上に並ぶ複数の設定位置のそれぞれで、前記ホルダーと前記ブラケットとの協働によって、前記ブラケットに対して前記ホルダーを位置決めする位置調整機構であって、位置決めされる設定位置の変更が外力によって可能に構成された前記位置調整機構を含む。また、前記位置調整機構による前記変更の許可と禁止とを外力によって切替え可能に構成された固定部であって、前記禁止によって、前記ホルダーを前記ブラケットに対して不動に固定する前記固定部をさらに備える。
上記センサー固定具によれば、ブラケットに対するホルダーの位置は、位置調整機構によって設定位置に位置決めされ、かつ、位置調整機構が受ける外力によって変えられる。一方、位置調整機構による位置の変更は、固定部によって解除可能に禁止され、固定部による変更の許可と禁止とは、固定部が受ける外力によって切替えられる。こうした構成であれば、センサーの取り付けられる位置の変更は、固定部による禁止を解除するための外力を固定部に作用させること、次いで、位置調整機構による位置決めを解除するための外力を位置調整機構に作用させることを必要とする。それゆえに、設定されたセンサーの位置が不要に変わることを抑えることが可能となる。
上記センサー固定具において、前記軸支部は、前記軸部が挿入されることを受け入れるU字形状を有してもよい。
上記センサー固定具によれば、U字形状を有した軸支部が軸部の挿入を受け入れるため、ホルダーがブラケットに対して回動する構成において、軸部を軸支部に取り付けること、ひいては、ブラケットに対してホルダーを取り付けることが容易でもある。
上記センサー固定具において、前記位置調整機構は、前記軸部を中心する円弧上に位置する突部と、前記軸部を中心する円弧上に並ぶ複数の歯部であって、相互に隣り合う前記歯部の間隙が前記突部を受け入れる形状を有した前記複数の歯部とを備え、前記ホルダーと前記ブラケットとのいずれか一方が、前記突部を備え、前記ホルダーと前記ブラケットとのなかの他方が、前記歯部を備えてもよい。
上記センサー固定具よれば、相互に隣り合う歯部の間隙に突部が受け入れられることによって、歯部に対する突部の位置、すなわち、ブラケットに対するホルダーの位置が設定される。そして、位置決めされた突部の位置は、突部が歯部を乗り越えるような外力を受けるまで、その設定位置に保たれる。そのため、位置調整機構による位置決めが不要に解除されることを抑えることが可能でもある。
上記センサー固定具において、前記突部、および、前記歯部の少なくとも一方は、可撓性を有してもよい。
上記センサー固定具によれば、突部を受け入れる歯部を複数の歯部のなかで変えることを、軸部を中心としたホルダーの回動と共に行うことが可能である。そのため、ブラケットに対するホルダーの位置の設定、ひいては、センサーの位置の設定が容易でもある。
上記センサー固定具において、前記複数の歯部を覆うカバー部を備え、前記固定部は、前記軸支部に受け入れられた前記軸部の位置を保持し、かつ、相互に隣り合う前記歯部の間隙に受け入れられた前記突部の位置を保持する前記カバー部であってもよい。
上記センサー固定具によれば、歯部の間隙に受け入れられた突部がその間隙から抜け出ることをカバー部が抑え、それによって、位置調整機構によって設定された位置が不要に変わることが抑えられる。
本発明によれば、センサーの取り付けられる位置を変更可能に設定すると共に、設定された位置が不要に変わることを抑えることが可能となる。
一実施形態におけるセンサー固定具の分解斜視構造を示す斜視図。 ブラケットに対してホルダーの位置を決める位置決め構造を示す背面図。 センサーの位置が調整されるときのセンサー固定具の状態を示す作用図。 変形例におけるブラケットの側面構造を示す側面図。 他の変形例におけるブラケットの側面構造を示す側面図。 他の変形例におけるブラケットの側面構造を示す側面図。
図1から図3を参照して、センサー固定具の一実施の形態を説明する。なお、本実施の形態では、固定対象の一例として車両のバンパーを示し、センサー固定具がバンパーに固定される例を説明する。
図1が示すように、センサー固定具は、バンパーに固定されるブラケット10と、センサーを保持するホルダー20とを備える。ブラケット10とホルダー20とは、それぞれが一体の樹脂成形体である。
ブラケット10は、支持枠11、左右一対の固定プレート12、左右一対の調整フレーム14、および、固定部の一例であるカバーフレーム15を備える。
支持枠11は、上方に向けて開口するコ字状を有する。支持枠11は、ホルダー20を支持するための枠体である。支持枠11は、下側支持フレーム11A、右側支持フレーム11SR、および、左側支持フレーム11SLを備える。下側支持フレーム11Aは、左右方向に延在し、右側支持フレーム11SRと左側支持フレーム11SLとを連結する。下側支持フレーム11Aの延在方向における中心を通り、かつ、その延在方向と直交する仮想面は、ブラケット10における対象面であり、ブラケット10は、対象面に対して面対称となる構造を有する。
すなわち、右側支持フレーム11SRと左側支持フレーム11SLとは、対象面に対して面対称となる構造を有する。また、左右一対の調整フレーム14において、右側調整フレーム14Rと左側調整フレーム14Lとは、これもまた、対象面に対して面対称となる構造を有する。カバーフレーム15において、右側カバーフレーム15Rと左側カバーフレーム15Lとは、これもまた、対象面に対して面対称となる構造を有する。以下では、ブラケット10のなかで、対象面に対する右側の構成を主に説明し、対象面に対する左側の構成については、その重複する説明を割愛する。
右側支持フレーム11SRは、上下方向に延在し、右側の固定プレート12における左辺と一体である。右側支持フレーム11SRの上端部は、右側調整フレーム14Rの基端部と連結する。右側支持フレーム11SRの下端部は、右側軸支部13Rを備える。右側軸支部13Rは、右側支持フレーム11SRの下端部から、車体の内側に向けて突き出ると共に、側面視方向から見て、上方に向けて開口したU字形状を有する。こうした右側軸支部13Rは、上方から軸部を受け入れること、および、受け入れた軸部を上方へ引き抜くことを許容する。
固定プレート12は、バンパーの内側面に接着などによって固定される平板状を有する。なお、左右一対の固定プレートは、曲板状であってもよいし、右側プレートと左側プレートとが相互に等しい形状であってもよいし、相互に異なる形状であってもよい。
右側調整フレーム14Rは、右側軸支部13Rを中心とする円弧状に延在し、それの基端部と右側支持フレーム11SRの上端部とが一体である。右側調整フレーム14Rは、側面視方向から見て、右側支持フレーム11SRの上端部から、車体の内側に向けて突き出ている。
右側調整フレーム14Rの上側面は、複数の位置決め歯部14Kを備える。複数の位置決め歯部14Kのそれぞれは、右側調整フレーム14Rの上側面から上方に向けて突き出た突起である。複数の位置決め歯部14Kは、右側調整フレーム14Rの基端部から右側調整フレーム14Rの先端部に向けて、右側軸支部13Rを中心とする円弧状にほぼ等間隔を空けて並ぶ。右側調整フレーム14Rの先端部は、その先端部から右側調整フレーム14Rの基端部に向けた窪みである右側被ロック部14RTを備える。
右側カバーフレーム15Rと左側カバーフレーム15Lとは、左右方向に延びる架橋フレームによって連結される。右側カバーフレーム15Rは、右側調整フレーム14Rの基端部と右側ヒンジ16Rを介して連結される。右側カバーフレーム15Rは、右側ヒンジ16Rから上方に延在すると共に、その延在方向において、右側調整フレーム14Rとほぼ等しい長さを有する。
右側カバーフレーム15Rは、右側ヒンジ16Rにおける曲げを通じ、右側調整フレーム14Rの上側面、すなわち、複数の位置決め歯部14Kの全体を覆う位置に変位する。右側カバーフレーム15Rは、複数の位置決め歯部14Kの全体を覆う状態で、右側調整フレーム14Rと対向する側面である対向面を備える。右側カバーフレーム15Rの対向面は、複数のカバー歯部15Kを備える。複数のカバー歯部15Kのそれぞれは、右側カバーフレーム15Rの対向面から右側調整フレーム14Rに向けて突き出た突起である。複数のカバー歯部15Kは、右側カバーフレーム15Rの基端部から右側カバーフレーム15Rの先端部に向けて、位置決め歯部14Kと同じく、ほぼ等間隔を空けて並ぶ。カバー歯部15Kが有する突出量は、位置決め歯部14Kが有する突出量よりも十分に小さい大きさである。
右側カバーフレーム15Rの先端部は、鍵形状を有した右側ロック部15RTを備える。右側ロック部15RTは、カバー歯部15Kと同じく、右側カバーフレーム15Rの先端部において、右側カバーフレーム15Rの対向面から右側調整フレーム14Rに向けて突き出た突起である。
そして、右側カバーフレーム15Rが、複数の位置決め歯部14Kの全体を覆う状態で、右側カバーフレーム15Rの右側ロック部15RTが、右側調整フレーム14Rの右側被ロック部14RTに嵌められる。これによって、右側調整フレーム14Rと右側カバーフレーム15Rとは、右側カバーフレーム15Rが複数の位置決め歯部14Kの全体を覆う状態で、ロックされる。なお、右側カバーフレーム15Rが、複数の位置決め歯部14Kの全体を覆う状態では、相互に隣り合う位置決め歯部14Kの間隙に、カバー歯部15Kの先端が入り込む。この状態から、右側ロック部15RTが右側被ロック部14RTから離れる方向へ向けた外力、例えば、右側カバーフレーム15Rの基端から先端へ向けた外力を受けるとき、右側被ロック部14RTから右側ロック部15RTは外れる。これによって、右側調整フレーム14Rと右側カバーフレーム15Rとの状態のロックは解除される。
ホルダー20は、円筒形状を有するホルダー本体部21を備え、ホルダー本体部21の開口縁は、ホルダー本体部21の軸方向に沿って延びる上側保持プレート22と下側保持プレート22とを備える。ホルダー20は、円柱状を有したセンサーを保持するための円筒形状であって、かつ、支持枠11に囲まれる大きさを有する。上下一対の保持プレート22A,22Bは、ホルダー本体部21の内部に嵌め込まれたセンサーを、上方方向で挟持し、それによって、ホルダー20に対するセンサーの位置を固定する。
ホルダー本体部21の外周面は、左右一対の軸部23と、左右一対の調整突部24とを備える。ホルダー本体部21の中心を通り、かつ、上下方向に沿って広がる仮想面は、ホルダー20における対象面であり、ホルダー20は、対象面に対してほぼ面対称となる構造を有する。すなわち、右側軸部23Rと左側軸部23Lとは、対象面に対して面対称となる構造を有する。また、右側調整突部24Rと左側調整突部24Lとは、これもまた、対象面に対して面対称となる構造を有する。以下では、ホルダー20のなかで、対象面に対する右側の構成を主に説明し、対象面に対する左側の構成については、その重複する説明を割愛する。
右側軸部23Rは、ホルダー本体部21の外周面から方に向けて延在する円柱状を有する。右側軸部23Rは、右側軸支部13Rに対して上方から下方に向けて挿入されるこ
とを可能とする大きさであって、右側軸支部13Rから上方へ引き抜かれることが許容される大きさを有する。
右側調整突部24Rは、ホルダー本体部21の外周面から方に向けて延在する角柱状を有する。右側調整突部24Rは、相互に隣り合う位置決め歯部14Kの間隙に入り込むことを可能とする大きさであって、かつ、位置決め歯部14Kの間隙に入り込んだ状態では、位置決め歯部14Kよりも突出しない大きさを有する。
図2が示すように、ホルダー本体部21の外周面は、上下一対の当接部22Rと、付勢部22Lとを備える。上下一対の当接部22Rと付勢部22Lとは、対象面に対して左右対称となる箇所に位置する。上下一対の当接部22Rは、ホルダー本体部21の外周面において突出する突部である。
ここで、左右一対の軸部23が左右一対の軸支部13に軸支されるとき、上下一対の当接部22Rの先端は、右側支持フレーム11SRに当接する。また、付勢部22Lは、左側支持フレーム11SLに当接し、かつ、ホルダー本体部21を右側支持フレーム11SRに向けて付勢する。これによって、左右方向においては、すなわち、軸部23や調整突部24の延在方向においては、ブラケット10に対してホルダー20が位置決めされる。なお、左右方向以外の方向においては、軸部23と軸支部13との係合、および、調整突部24と歯部14Kとの係合によって、ブラケット10に対してホルダー20は位置決めされる。
図3が示すように、軸部23が軸支部13に嵌め込まれ、かつ、相互に隣り合う歯部14Kの間隙のうちで最も基端側に位置する間隙に、調整突部24が位置するとき、ホルダー20の中心軸Aは、第1方向D1に沿って位置する。これに対して、相互に隣り合う歯部14Kの間隙のうちで最も先端側に位置する間隙に、調整突部24が位置するとき、ホルダー20の中心軸Aは、第2方向D2に沿って位置する。第1方向D1と第2方向D2とは、許容角θを形成する。これによって、ホルダー20に固定されたセンサーは、バンパーの内側面に対して取り付けられる角度を、許容角θの範囲内で変える。
カバーフレーム15は、許容位置と禁止位置との間を、ヒンジ16を中心として回動する。許容位置は、カバーフレーム15の延在方向が、ヒンジ16から上方に向けて延びる位置である。禁止位置は、カバーフレーム15の延在方向が、複数の位置決め歯部14Kの並びに沿う位置である。カバーフレーム15が禁止位置に位置する状態で、右側ロック部15RTが右側被ロック部14RTに嵌められ、かつ、左側ロック部15LTが左側被ロック部14LTに嵌められると、カバーフレーム15が禁止位置に位置する状態が、ロックされる。禁止位置でロックされたカバーフレームは、相互に隣り合う位置決め歯部14Kの間隙にカバー歯部15Kを入れる。相互に隣り合う位置決め歯部14Kの間隙に位置する調整突部24は、相互に隣り合う位置決め歯部14Kによって、それの前後方向を挟まれる。また、相互に隣り合う位置決め歯部14Kの間隙に位置する調整突部24は、位置決め歯部14Kの間隙における底部とカバー歯部15Kとによって、それの上下方向を挟まれる。これによって、複数の位置決め歯部14Kに対する調整突部24の位置、言い換えれば、ブラケット10に対するホルダー20の位置は、不動に固定される。
ブラケット10に対するホルダー20の位置は、相互に隣り合う位置決め歯部14Kの隙間の数によって定められる。本実施の形態では、軸部23を中心とする円弧上に並ぶ5つの設定位置に定められる。そして、ブラケット10に対するホルダー20の位置の設定とその変更は、以下のように行われる。
すなわち、カバーフレーム15が許容位置に位置する状態から、相互に隣り合う歯部14Kの間隙のうちで所望の間隙に、調整突部24が配置される。これと共に、軸支部13の上方から軸支部13の内部に向けて、軸部23が挿入される。これによって、ブラケット10に対してホルダー20が位置決めされる。そして、カバーフレーム15の位置が、外力によって、禁止位置に変更されると共に、右側ロック部15RTが右側被ロック部14RTに嵌められ、かつ、左側ロック部15LTが左側被ロック部14LTに嵌められる。これによって、ブラケット10に対するホルダー20の位置は、それの変更が禁止され、不動に固定される。
次いで、右側ロック部15RTが右側被ロック部14RTから外力によって外され、かつ、左側ロック部15LTが左側被ロック部14LTから外力によって外され、カバーフレーム15の位置が、許容位置に変更される。これによって、ブラケット10に対するホルダー20の位置は、それの変更が許容される。次いで、軸支部13から上方へ軸部23が外力によって外され、これと共に、相互に隣り合う歯部14Kの間隙から調整突部24が外される。そして、相互に隣り合う歯部14Kの間隙のうちで他の所望の間隙に、調整突部24が配置され、これと共に、軸支部13の上方から軸支部13の内部に向けて、再び、軸部23が挿入される。これによって、ブラケット10に対するホルダー20の位置は、それの変更後に位置決めされる。そして、カバーフレーム15の位置が、外力によって、再び禁止位置に変更されると共に、右側ロック部15RTが右側被ロック部14RTに嵌められ、かつ、左側ロック部15LTが左側被ロック部14LTに嵌められる。これによって、ブラケット10に対するホルダー20の位置は、変更後において、再び不動に固定される。
以上、上記実施の形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)センサーの取り付けられる位置の変更は、カバーフレーム15による禁止を解除するための外力を、カバーフレーム15に作用させることを必要とする。また、センサーの取り付けられる位置の変更は、複数の位置決め歯部14Kと調整突部24とによる位置決めを解除するための外力を、位置決め歯部14Kや調整突部24に作用させることを必要とする。それゆえに、設定されたセンサーの位置が不要に変わることを抑えることが可能となる。
(2)U字形状を有した軸支部13が軸部23の挿入を受け入れるため、ホルダー20がブラケット10に対して回動する構成において、軸部23を軸支部13に取り付けることが容易でもある。
(3)位置決めされた調整突部24の位置は、調整突部24が歯部14Kを乗り越えるような外力を受けるまで、その設定位置に保たれる。そのため、調整突部24の位置決めが不要に解除されることを抑えることが可能でもある。
(4)調整フレーム14の基端部と、カバーフレーム15の基端部とが、ヒンジ16によって連結されている。そのため、調整フレーム14とカバーフレーム15とが別部材である構成と比べて、カバーフレーム15が調整フレーム14に固定される際に、これらの相対位置の再現性が高められる。
(5)禁止位置に位置するカバーフレーム15は、それが有するカバー歯部15Kを、相互に隣り合う位置決め歯部14Kの間隙に入れる。そのため、相互に隣り合う位置決め歯部14Kの間隙に位置する調整突部24の変位を、より高い精度で抑えることが可能ともなる。
(6)複数の位置決め歯部14Kが並ぶ方向とは交差する方向に、当接部22Rと付勢部22Lとが並ぶ。そのため、ブラケット10に対するホルダー20の位置は、複数の位置決め歯部14Kが並ぶ方向、および、それと交差する方向とにおいて、位置決めされる。結果として、センサー固定具によって定められるセンサーの位置は、複数の位置決め歯部14Kが並ぶ方向と交差する方向において、それの精度を高められる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
[位置調整機構]
・上記実施の形態では、ブラケット10が備える複数の位置決め歯部14Kと、ホルダー20が備える調整突部24とによって位置調整機構が構成される。この位置調整機構は、ホルダー20が複数の位置決め歯部14Kを備え、ブラケット10が調整突部24を備える構成であってもよい。
・複数の位置決め歯部14K、および、調整突部24の少なくとも一方は、可撓性を有してもよい。こうした構成であれば、カバーフレーム15が許容位置に位置する状態で、ホルダー20を回動させることが可能ともなる。すなわち、ホルダー20を回動させることによって、ブラケットに対するホルダーの設定位置を変えることが可能ともなる。
・複数の位置決め歯部14Kの間隙は、別々の位置決め歯部14Kの並びによる構成に限らず、平面や曲面に軸部23を中心として並ぶ複数の窪みに変更することも可能である。こうした構成においても、ホルダー20が複数の窪みを備え、ブラケット10がその窪みに嵌合する突部を備える構成であってもよい。要は、軸部23を中心とする円弧上の複数の設定位置に、ホルダー20を位置決めする構成であればよい。
・図4が示すように、固定プレート12と軸支部13との間の距離Lは、センサーの取り付け位置に求められる範囲に応じて、適宜変更することも可能である。例えば、距離規定部18が別途備えられ、それによって、距離Lが拡大された構成であれば、ホルダー20の軸方向の変わる範囲が、紙面において右斜め下方に向けて変わることを求められる用途に適している。反対に、距離Lが縮小された構成であれば、ホルダー20の軸方向の変わる範囲が、紙面において右斜め上方に向けて変わることを求められる用途に適している。
・図5が示すように、位置決め歯部14Kが有する突出量は、カバー歯部15Kが有する突出量よりも小さくてもよい。要は、軸部23を中心とする円弧上に複数の設定位置を定めると共に、複数の設定位置のそれぞれで、調整突部24の位置を位置決めする構成であればよい。
[固定部]
・複数の位置決め歯部14Kに対する調整突部24の位置の変更を禁止する固定部は、カバーフレーム15に限らず、例えば、調整フレーム14と調整突部24との相対的な位置が変わることを禁止する構造であって、外力によってその禁止を解除できる構造であればよい。例えば、複数の位置決め歯部14Kを覆うカバーと調整フレーム14とを締結する締結構造であって、それを調整フレーム14が備える構成であってもよい。
[軸支部13と軸部23]
・軸支部13が有する形状は、側面視方向から見て、上方に開口するU字形状に限らず、例えば、上方以外に開口を向けるU字形状であってもよいし、図6が示すように、軸支部13に対してバンパー内側面などとは反対側に開口を向けるC字形状であってもよいし、円環状であってもよい。軸支部13が上述した形状を有する構成であれば、軸支部13に軸部23が嵌合した状態から、軸部23を回転中心としてホルダー20を回転させることによって、ブラケット10に対するホルダー20の位置を調整することが可能ともなる。
・ホルダー20が軸支部13を備え、ブラケット10が軸支部13を備える構成であってもよい。要は、ブラケット10に対して軸支部13を介してホルダー20が支持される構成であればよい。
θ…許容角、A…中心軸、D1…第1方向、D2…第2方向、10…ブラケット、11…支持枠、11A…下側支持フレーム、11SL…左側支持フレーム、11SR…右側支持フレーム、12…固定プレート、13…軸支部、13R…右側軸支部、14…調整フレーム、14K…位置決め歯部、14L…左側調整フレーム、14LT…左側被ロック部、14R…右側調整フレーム、14RT…右側被ロック部、15…カバーフレーム、15K…カバー歯部、15L…左側カバーフレーム、15LT…左側ロック部、15R…右側カバーフレーム、15RT…右側ロック部、16…ヒンジ、16R…右側ヒンジ、20…ホルダー、21…ホルダー本体部、22…上側保持プレート、22…下側保持プレート、22L…付勢部、22R…当接部、23…軸部、23L…左側軸部、23R…右側軸部、24…調整突部、24L…左側調整突部、24R…右側調整突部。

Claims (4)

  1. 車体に組み込むためのセンサーを保持するホルダーと、
    前記センサーを車体に固定するためのブラケットと
    を備えるセンサー固定具であって、
    前記ホルダーと前記ブラケットとのいずれか一方が軸部を備え、
    前記ホルダーと前記ブラケットとのなかの他方が軸支部を備え、
    前記ホルダーが、前記軸部と前記軸支部との係合によって前記ブラケットに支持され、
    前記軸部を中心する円弧上に並ぶ複数の設定位置のそれぞれで、前記ホルダーと前記ブラケットとの協働によって、前記ブラケットに対して前記ホルダーを位置決めする位置調整機構であって、位置決めされる設定位置の変更が外力によって可能に構成された前記位置調整機構を含み、
    前記位置調整機構による前記変更の許可と禁止とを外力によって切替え可能に構成された固定部であって、前記禁止によって、前記ホルダーを前記ブラケットに対して不動に固定する前記固定部をさらに備え
    前記位置調整機構は、
    前記軸部を中心とする円弧上に位置する突部と、
    前記軸部を中心とする円弧上に並ぶ複数の歯部であって、相互に隣り合う前記歯部の間隙が前記突部を受け入れる形状を有した前記複数の歯部とを備え、
    前記ホルダーと前記ブラケットとのいずれか一方が、前記突部を備え、
    前記ホルダーと前記ブラケットとのなかの他方が、前記歯部を備える
    センサー固定具。
  2. 前記軸支部は、前記軸部が挿入されることを受け入れるU字形状を有する
    請求項1に記載のセンサー固定具。
  3. 前記突部、および、前記歯部の少なくとも一方は、可撓性を有する
    請求項1または2に記載のセンサー固定具。
  4. 前記複数の歯部を覆うカバー部を備え、
    前記固定部は、前記軸支部に受け入れられた前記軸部の位置を保持し、かつ、相互に隣
    り合う前記歯部の間隙に受け入れられた前記突部の位置を保持する前記カバー部である
    請求項1から3のいずれか一項に記載のセンサー固定具。
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