JP6502725B2 - オイルポンプ装置 - Google Patents

オイルポンプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6502725B2
JP6502725B2 JP2015070825A JP2015070825A JP6502725B2 JP 6502725 B2 JP6502725 B2 JP 6502725B2 JP 2015070825 A JP2015070825 A JP 2015070825A JP 2015070825 A JP2015070825 A JP 2015070825A JP 6502725 B2 JP6502725 B2 JP 6502725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge port
oil
pressure
hydraulic
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015070825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016191334A (ja
Inventor
勝之 双木
勝之 双木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2015070825A priority Critical patent/JP6502725B2/ja
Publication of JP2016191334A publication Critical patent/JP2016191334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6502725B2 publication Critical patent/JP6502725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

本発明は、主に車両に搭載されるオイルポンプ装置に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるオイルポンプが知られている。このオイルポンプは、所謂内接歯車ポンプであって、外周面に歯が設けられたインナーロータと、内周面に歯が設けられたアウターロータとの噛み合わせによって、インナーロータとアウターロータとの隙間に流入した作動油を圧縮して送出する。
特開2012−2189号公報
ところで、オイルポンプの吐出流量は、インナーロータとアウターロータの回転数によって変化しており、作動油の要求流量に対し、吐出流量が過剰となることがあった。インナーロータとアウターロータは、エンジンの回転動力などで駆動しており、吐出流量を調整するためにインナーロータとアウターロータの回転数を制御する機構を設けることは、コスト面から現実的ではない。
そこで、吐出流量を制御するべく、例えば、吐出ポートを2つ設け、片方の吐出ポートから吐出した作動油のみを油圧機構などに供給する半吐出状態と、両方の吐出ポートから吐出した作動油を油圧機構などに供給する全吐出状態を切り換える機構を設けたオイルポンプも普及している。しかし、このオイルポンプであっても、吐出流量が2段階に調整される程度であって、作動油の要求流量に対し、吐出流量が過剰となることがあった。このように、吐出流量が過剰となると、オイルポンプを駆動させる動力が無駄となってしまう。
そこで、本発明は、作動油の要求流量に対して過剰となる吐出流量を抑制して駆動力の浪費を抑制することができるオイルポンプ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のオイルポンプ装置は、ケーシングに形成される油圧室と、油圧室内に回転自在に収容され、油圧室を回転方向に区画してポンプ室を形成する回転体と、油圧室に開口し、ポンプ室に作動油を導く吸入ポートと、吸入ポートよりも回転体の回転方向後方に設けられた吐出ポートと、を備え、吸入ポートからポンプ室に吸入された作動油を、ポンプ室の容積を縮小して昇圧した後に吐出ポートから吐出するオイルポンプ装置であって、吐出ポートよりも回転体の回転方向後方に設けられ、吐出ポートとポンプ室を介して連通するランド圧力制御ポートと、ランド圧力制御ポートの吐出圧を降圧させることで吐出ポートから吐出される作動油の流量を減少させ、ランド圧力制御ポートの吐出圧を昇圧させることで吐出ポートから吐出される作動油の流量を増加させる圧力調整弁と、を備えたことを特徴とする。
吐出ポートは、作動油の第1の供給先と接続される第1吐出ポートと、第1の供給先、および、第1の供給先と異なる作動油の第2の供給先の少なくともいずれかと接続され、ランド圧力制御ポートとして機能する第2吐出ポートと、を含んでもよい。
第1吐出ポートと第1の供給先とを接続する第1供給路と、第2吐出ポートと第2の供給先とを接続する第2供給路と、をさらに備え、圧力調整弁は、第2供給路の油圧を制御してもよい。
圧力調整弁は、第2供給路に吐出された作動油を調圧して第2の供給先に供給し、余剰の作動油をタンクに環流させてもよい。
第1供給路に接続された合流油路と、第2吐出ポートから吐出された作動油を合流油路に導く第1切換位置、および、第2吐出ポートから吐出された作動油を、記第2供給路を介して第2の供給先に導く第2切換位置に切り換え可能なポート切換弁と、をさらに備えてもよい。
第1供給路と、第2供給路のうち圧力調整弁よりも上流側とを接続する接続油路と、第1供給路に吐出された作動油を調圧して第1の供給先に供給し、余剰の作動油を、接続油路を介して第2供給路に導くコントロール弁と、をさらに備えてもよい。
圧力調整弁およびコントロール弁の開度を制御する制御部をさらに備え、制御部は、第1の供給先に供給する作動油の圧力を高めるのと同時に、第2の供給先に供給する作動油の圧力を高めてもよい。
本発明によれば、作動油の要求流量に対して過剰となる吐出流量を抑制して駆動力の浪費を抑制することができる。
オイルポンプ装置を構成するハウジング、回転体、カバーの分解斜視図である。 ハウジング、回転体、カバーの正面図である。 (a)は、収容孔に回転体を収容したハウジングの正面図であり、(b)は、回転体を透過させて吸入ポート、第1吐出ポート、第2吐出ポートを一体に示したハウジングの正面図である。 第1吐出ポートおよび第2吐出ポートの連通を説明するための説明図である。 オイルポンプ装置の作動油回路を説明するための第1の図である。 オイルポンプ装置の作動油回路を説明するための第2の図である。 第1吐出ポートおよび第2吐出ポートの圧力差と吐出流量の関係図である。 吐出流量と要求流量の比較図である。 変形例におけるオイルポンプ装置の作動油回路を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、オイルポンプ装置1を構成するハウジング2、回転体3、カバー4の分解斜視図である。図1に示すオイルポンプ装置1は、所謂内接歯車ポンプであって、ハウジング2およびカバー4で形成されるケーシング5内に、回転体3が収容される。
ハウジング2およびカバー4は、回転体3を収容し、ハウジング2の対向面2aとカバー4の対向面4aが当接した状態で、不図示の締結部材で締結される。
図2は、ハウジング2、回転体3、カバー4の正面図であり、図2(a)には、ハウジング2の対向面2a側を示し、図2(b)には、回転体3のうち、カバー4との対向面側を示し、図2(c)には、カバー4の対向面4a側を示す。
図2(a)に示すように、ハウジング2の対向面2aには、回転体3が収容される収容穴6が設けられている。この収容穴6は、ハウジング2の対向面2aから回転体3の回転軸方向に窪む断面円形の穴で構成されており、カバー4で閉塞された状態で、収容穴6の内部が油圧室7となる。
回転体3は、油圧室7内に回転自在に収容され、エンジンの回転動力などを受けて回転する。図2(b)に示すように、回転体3は、外周面に複数の外歯3aが設けられたインナーロータ3bと、内周面に複数の内歯3cが設けられたアウターロータ3dで構成される。インナーロータ3bとアウターロータ3dとの複数の隙間がポンプ室8となっており、回転体3は、油圧室7を回転方向(図2(b)中、反時計回り方向)に区画してポンプ室8を形成している。
インナーロータ3bは、エンジンの動力で回転する不図示のシャフトが中心に挿通され、シャフトと一体回転する。外歯3aは、内歯3cよりも歯の数が1つ少なく、インナーロータ3bとアウターロータ3dとは、互いに偏心した状態で噛合されている。インナーロータ3bが図2(b)中実線の矢印方向に回転すると、アウターロータ3dも一体となって回転するが、このとき、複数のポンプ室8が、順次、縮小と拡大を繰り返すこととなる。
そして、ハウジング2に形成される収容穴6の底面6aには、ハウジング側吸入ポート9a、ハウジング側第1吐出ポート10a、ハウジング側第2吐出ポート11aが設けられている。ハウジング2に形成されるハウジング側吸入ポート9a、ハウジング側第1吐出ポート10a、ハウジング側第2吐出ポート11aは、いずれも底面6aに設けられる窪みで構成され、回転体3の回転方向(図2(a)に破線の矢印で示す)に互いに間隔を維持して、ハウジング側吸入ポート9a、ハウジング側第1吐出ポート10a、ハウジング側第2吐出ポート11aの順に配されている。
また、カバー4の対向面4aのうち、収容穴6に対向する対向部分4bには、カバー側吸入ポート9b、カバー側第1吐出ポート10b、カバー側第2吐出ポート11bが設けられている。カバー4に形成されるカバー側吸入ポート9b、カバー側第1吐出ポート10b、カバー側第2吐出ポート11bは、いずれもカバー4を貫通する貫通孔で構成され、回転体3の回転方向(図2(c)に破線の矢印で示す)に互いに間隔を維持して、カバー側吸入ポート9b、カバー側第1吐出ポート10b、カバー側第2吐出ポート11bの順に配されている。
なお、ハウジング側吸入ポート9a、カバー側吸入ポート9bは、回転体3の回転軸方向に対向する位置に形成され、ハウジング側第1吐出ポート10a、カバー側第1吐出ポート10b、および、ハウジング側第2吐出ポート11a、カバー側第2吐出ポート11bも、それぞれ回転体3の回転軸方向に対向配置されている。以下では、ハウジング側吸入ポート9a、カバー側吸入ポート9bを総称して吸入ポート9と呼び、ハウジング側第1吐出ポート10a、カバー側第1吐出ポート10bを総称して第1吐出ポート10(吐出ポート)と呼び、ハウジング側第2吐出ポート11a、カバー側第2吐出ポート11bを総称して第2吐出ポート11と呼ぶ場合がある。
図3(a)は、収容穴6に回転体3を収容したハウジング2の正面図であり、図3(b)は、回転体3を透過させて吸入ポート9、第1吐出ポート10、第2吐出ポート11を一体に示したハウジング2の正面図である。吸入ポート9は、油圧室7のうち、回転体3の回転に伴ってポンプ室8が容積を拡大する範囲に開口しており、容積拡大による負圧作用でポンプ室8に作動油を導く。第1吐出ポート10および第2吐出ポート11は、吸入ポート9よりも回転体3の回転方向後方であって、回転体3の回転に伴ってポンプ室8が容積を縮小する範囲に開口しており、容積縮小による圧縮作用で圧縮されたポンプ室8内の作動油が吐出される。
また、図2および図3に示すように、ハウジング2およびカバー4が組み付けられた状態において、回転体3が収容される収容穴6(油圧室7)の径方向外方には、吸入通路21、第1合流通路22、第2合流通路23が設けられている。吸入通路21は、ハウジング2の内部において、ハウジング側吸入ポート9aと連通している。同様に、第1合流通路22は、ハウジング2の内部において、ハウジング側第1吐出ポート10aと連通し、第2合流通路23は、ハウジング側第2吐出ポート11aと連通している。吸入通路21、第1合流通路22、第2合流通路23は、ハウジング2およびカバー4が組み付けられた状態において、回転体3の回転軸方向に延在する。そして、吸入通路21、第1合流通路22、第2合流通路23は、いずれもハウジング2側の一端が閉塞されているのに対して、カバー4側の端部は、カバー4を貫通している。
つまり、ハウジング2には、吸入通路21、第1合流通路22、第2合流通路23を構成する窪みが形成されており、カバー4には、ハウジング2に形成された窪みと対向する位置に、吸入通路21、第1合流通路22、第2合流通路23を構成する貫通孔が形成されている。したがって、ハウジング2内において、ハウジング側第1吐出ポート10aから吐出された作動油は、第1合流通路22を介してカバー4側へ導かれ、ハウジング2内において、ハウジング側第2吐出ポート11aから吐出された作動油は、第2合流通路23を介してカバー4側へ導かれる。
詳しい説明は省略するが、カバー4のうち対向面4aと反対側の面は、エンジン本体に固定される。このエンジン本体には、カバー4に形成されたカバー側吸入ポート9b、カバー側第1吐出ポート10b、カバー側第2吐出ポート11bそれぞれに接続される流路(後述する吸入流路100、第1供給路110、第2供給路120)が形成されている。そして、カバー側吸入ポート9bに接続される吸入流路100は、吸入通路21にも接続される。また、カバー側第1吐出ポート10bに接続される第1供給路110は、第1合流通路22にも接続されており、カバー側第2吐出ポート11bに接続される第2供給路120は、第2合流通路23にも接続されている。
したがって、吸入流路100を流通する作動油は、カバー側吸入ポート9bに導かれるとともに、吸入通路21を介してハウジング側吸入ポート9aにも導かれる。また、ハウジング側第1吐出ポート10aから吐出された作動油は、第1合流通路22を介してカバー4側へ導かれた後に、カバー側第1吐出ポート10bから吐出された作動油と合流して、後述する供給先に供給されることとなる。同様に、ハウジング側第2吐出ポート11aから吐出された作動油は、第2合流通路23を介してカバー4側へ導かれた後に、カバー側第2吐出ポート11bから吐出された作動油と合流して、供給先に供給されることとなる。
このように、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11の双方から作動油が吐出されるオイルポンプ装置1は、供給先で要求される圧力に応じて、半吐出状態と全吐出状態とに運転状態を切り換えて用いられる。具体的には、供給先の要求圧力(要求流量)が低い場合には、運転状態を半吐出状態に切り換え、第1吐出ポート10から吐出される作動油のみを供給先に供給し、第2吐出ポート11から吐出される作動油は、潤滑油として各部位に供給したり、タンクに環流したりする。一方、供給先の要求圧力が高い場合には、運転状態を全吐出状態に切り換え、第1吐出ポート10から吐出される作動油に、第2吐出ポート11から吐出される作動油を合流させて供給先に供給する。このように、半吐出状態および全吐出状態のいずれかに運転状態を切り換えることにより、エネルギーロスを低減することができる。
しかし、2つの吐出ポートを設けるだけでは、吐出流量が2段階に制御されるだけであって、作動油の要求流量に対し、吐出流量が過剰となることがあった。この場合、オイルポンプ装置1を駆動させる動力が無駄となってしまう。
図4は、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11の連通を説明するための説明図であり、ハウジング2の収容穴6に回転体3を収容した状態を示す。ただし、図4では、回転体3を破線で示し、回転体3に隠れたハウジング側吸入ポート9a、ハウジング側第1吐出ポート10a、ハウジング側第2吐出ポート11aを実線で示す。
図4に示すように、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11は、回転体3の回転方向に離隔して配されている。そして、回転体3によって区画されるポンプ室8は、図4(a)に示すように、まず、第1吐出ポート10に連通し、ポンプ室8内で昇圧された作動油が第1吐出ポート10から吐出される。その後、回転体3がさらに回転すると、ポンプ室8は第2吐出ポート11に連通し、第1吐出ポート10で吐出されずにポンプ室8に残留した作動油が、第2吐出ポート11から吐出される。
このように、ポンプ室8は、第1吐出ポート10に連通した後に第2吐出ポート11に連通することとなるが、第1吐出ポート10と第2吐出ポート11との間でポンプ室8が完全に密閉されると、ポンプ室8内の圧力が極めて高くなって中間ランド圧が発生してしまう。このように、中間ランド圧が発生すると、駆動トルクが上昇し、エンジン全体の燃費効率が低下してしまう。
そこで、第1吐出ポート10には、回転体3の回転方向(図4中、破線の矢印で示す)に、第2吐出ポート11に近づく方向に突出して延在する延在部12が形成されている。この延在部12が形成されていることで、回転体3の回転位置によっては、図4(b)にクロスハッチングで示すポンプ室8を介して、第1吐出ポート10と第2吐出ポート11が連通することとなる。
このようにすれば、第1吐出ポート10と第2吐出ポート11との間でポンプ室8が密閉されることがなくなり、ポンプ室8における中間ランド圧の発生を抑制することができる。このとき、第2吐出ポート11は、第1吐出ポート10よりも回転体3の回転方向の後方に形成されたランド圧力制御ポートとして機能し、第1吐出ポート10とポンプ室8を介して連通し、中間ランド圧を緩和させる役割を担う。
図5、図6は、オイルポンプ装置1の作動油回路を説明するための図であり、図5には、全吐出状態におけるオイルポンプ装置1の作動油回路を示し、図6には、半吐出状態におけるオイルポンプ装置1の作動油回路を示す。図5、図6中、高圧で吐出される作動油の流路を太線の矢印で示す。
図5に示すように、オイルポンプ装置1から吐出された作動油は、トランスミッションの油圧機構130(第1の供給先)、および、潤滑対象132(第2の供給先)に供給される。油圧機構130は、供給された作動油の油圧(ライン圧)で各種の部品を作動させ、こうした部品の作動により変速などを行う。また、潤滑対象132は、トランスミッション内の各部品の潤滑部分であり、潤滑対象132においては、供給された作動油が潤滑油として機能する。潤滑対象132に作動油を供給する油圧は、油圧機構130に供給される作動油の油圧よりも低くてよい。
第1供給路110は、第1吐出ポート10と油圧機構130とを接続しており、第1吐出ポート10から吐出された作動油を油圧機構130に導く。
また、第1供給路110から分岐する第1分岐路114(接続油路)が形成されており、第1供給路110から第1分岐路114に流入した作動油は、潤滑対象132に繋がる第2供給路120に流入し、一部が潤滑対象132に導かれる。一方、第2供給路120は、タンクTに接続される第2分岐路124に分岐しており、第2供給路120から第2分岐路124に流入した作動油は、タンクTに環流する。タンクTは、ストレーナ134を介して、吸入ポート9に連通する吸入流路100と接続されており、ストレーナ134でろ過された作動油が、吸入流路100および吸入ポート9を介して油圧室7のポンプ室8に導かれる。
第1分岐路114には、コントロール弁136が設けられる。第1分岐路114は、第1供給路110と、第2供給路120のうち圧力調整弁138が設けられた第1分岐路114との分岐部分よりも上流側とを接続する。第1供給路110に対し第2供給路120の圧力は低く、作動油は、第1分岐路114を第1供給路110側から第2供給路120側に向かって流れる。
また、第2分岐路124には、圧力調整弁138が設けられる。コントロール弁136と圧力調整弁138は、共通のパイロットライン140の油圧(パイロット圧)に応じて開度を変更する。リニアソレノイド142は、例えば、電磁石などで構成され、電流値に応じてパイロット圧を可変制御する。
コントロール弁136によって第1分岐路114の流路幅が狭くなると、第1供給路110から第1分岐路114に流入する作動油の流量が減り、第1供給路110における油圧が上昇し、油圧機構130に作用する油圧が高まる。逆に、コントロール弁136によって第1分岐路114の流路幅が広くなると、第1供給路110から第1分岐路114に流入する作動油の流量が増え、第1供給路110における油圧が低下し、油圧機構130に作用する油圧が低くなる。
すなわち、コントロール弁136は、第1供給路110に吐出された作動油を調圧して油圧機構130に供給し、余剰の作動油を、第1分岐路114を介して第2供給路120に導いている。
また、圧力調整弁138によって第2分岐路124の流路幅が狭くなると、第2供給路120から第2分岐路124に流入する作動油の流量が減り、第2供給路120から潤滑対象132に流入する油量が増加する。逆に、圧力調整弁138によって第2分岐路124の流路幅が広くなると、第2供給路120から第2分岐路124に流入する作動油の流量が増え、第2供給路120から潤滑対象132に流入する油量が減少する。
すなわち、圧力調整弁138は、第2供給路120の油圧を制御し、第2供給路120に吐出された作動油を調圧して潤滑対象132に供給し、余剰の作動油をタンクTに環流させる。
なお、第2供給路120のうち、第2分岐路124と潤滑対象132との間には、潤滑対象132への供給圧を一定に保持するためのオリフィス144が設けられている。
合流油路126は、第1供給路110のうち、第1分岐路114との接続部分よりも上流側に接続されている。また、ポート切換弁146は、第2供給路120に配されており、第2吐出ポート11から吐出された作動油を、合流油路126を介して第1供給路110に導く第1切換位置と、第2吐出ポート11から吐出された作動油を、第2供給路120を介して潤滑対象132に導く第2切換位置とに切り換え可能な2位置3ポート弁で構成されている。
ポート切換弁146は、図5では、第2吐出ポート11と合流油路126とを接続する第1切換位置となっており、図6では、第2吐出ポート11と第2供給路120とを接続する第2切換位置となっている。
また、図5に示すように、ポート切換弁146が第1切換位置にある全吐出状態において、合流油路126は、第2吐出ポート11と第1供給路110とを接続している。このとき、第2吐出ポート11から吐出された作動油は、第2供給路120、合流油路126、および、第1供給路110を介して油圧機構130に導かれる。
一方、図6に示すように、半吐出状態においては、ポート切換弁146が第2切換位置にあり、第2吐出ポート11から吐出された作動油は、第2供給路120を介して潤滑対象132に導かれる。
このように、第2吐出ポート11は、油圧機構130、および、潤滑対象132の少なくともいずれかと接続されることとなる。
図5に示す全吐出状態と、図6に示す半吐出状態を比較すると、全吐出状態の方が、第1吐出ポート10に加えて第2吐出ポート11から吐出された作動油が、油圧機構130に導かれることから、吐出流量および油圧が高まる。そのため、例えば、エンジン負荷が高いときなどに油圧機構130が高い油圧を要するとき、全吐出状態とすることで、要求される油圧(すなわち、吐出流量)を満たすことが可能となる。
また、エンジン負荷が低いときには、半吐出状態として、第2吐出ポート11から吐出される作動油を、潤滑対象132やタンクTに導く。このとき、第2吐出ポート11に連通する第2供給路120は、第1供給路110に比べて油圧が低いことから、全吐出状態に比べ、第2吐出ポート11に作用する油圧が低くなり、オイルポンプ装置1の駆動負荷が低減されることとなる。
制御部148は、スロットル開度センサ、車速センサ、T/M回転センサ、ライン圧センサなどのセンサ150からの出力値に応じ、リニアソレノイド142を制御する。ここで、ライン圧は、油圧機構130へ供給される作動油の油圧を示し、ライン圧センサは、ライン圧を測定する。
そして、制御部148は、リニアソレノイド142を介して圧力調整弁138およびコントロール弁136の開度を制御する。ここでは、リニアソレノイド142によって共通のパイロット圧が制御されることから、制御部148は、油圧機構130に供給する作動油の圧力を高めるのと同時に、潤滑対象132に供給する作動油の圧力を高めることとなる。
ライン圧が高いときはエンジン負荷が高く、潤滑対象132において潤滑油が多く必要とされ、逆に、ライン圧が低いときはエンジン負荷が低く、潤滑対象132で必要とされる潤滑油の量も少なくて済む。リニアソレノイド142によって共通のパイロットライン140のパイロット圧を制御することで、ライン圧と潤滑油の供給量を連動させ、過剰な潤滑油の供給を減らし、潤滑油による潤滑対象132の流動抵抗を低減することが可能となる。
ところで、上述したように、第1吐出ポート10に延在部12を設け、ポンプ室8を介して第1吐出ポート10および第2吐出ポート11を連通させた場合、全吐出状態では、図5に示すように、第2供給路120と第1供給路110が連通することから、第1吐出ポート10と第2吐出ポート11の圧力差が小さく、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量の影響はほとんどない。
しかし、図6に示す半吐出状態では、油圧機構130に接続される第1供給路110は、潤滑対象132やタンクTに接続される第2供給路120よりも、圧力が高い。そして、第1供給路110は第1吐出ポート10に接続されており、第2供給路120は第2吐出ポート11に接続されていることから、半吐出状態においては、第1吐出ポート10の圧力が、第2吐出ポート11の圧力よりも高くなっている。そのため、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量が増え、第1吐出ポート10の圧力が低下するとともに、第1吐出ポート10からの吐出流量が減少してしまう。
このように、半吐出状態において、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量は、第1吐出ポート10と第2吐出ポート11の圧力差に依存する。そこで、制御部148は、第2供給路120の圧力、すなわち、第2吐出ポート11の吐出圧を制御して、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量を制御する。
図7は、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11の圧力差と吐出流量の関係図である。図7において、横軸は、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11の圧力差を示し、縦軸は、第1供給路110への吐出流量を示す。
図7に示すように、全吐出状態では、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11の圧力差が殆どなく、吐出流量は一定である。一方、半吐出状態では、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11の間に圧力差が生じ、この圧力差が大きくなるほど、第1吐出ポート10からの吐出流量が減少している。
これは、第1吐出ポート10および第2吐出ポート11の圧力差が大きくなると、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量が増えることに起因する。そのため、制御部148が、第2吐出ポート11の吐出圧を制御して、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量を制御することで、半吐出状態における吐出流量(半吐出流量)を可変とすることが可能となる。
図8は、吐出流量と要求流量の比較図であり、図8(a)、図8(c)には、比較例の吐出流量と要求流量の関係の一例を示し、図8(b)、図8(d)には、本実施形態の吐出流量と要求流量の関係の一例を示す。
図8(a)に示すように、比較例においては、半吐出流量は一定であったことから、要求流量が少ない場合、半吐出流量が要求流量に対して過剰な状態が継続することがあった。また、要求流量が半吐出流量を超えると全吐出状態に切り換えねばならなかった。その結果、図8(a)中、ハッチングで示すように、過剰な吐出流量が生じ、エンジン全体の燃費効率が低下してしまう。
オイルポンプ装置1では、圧力調整弁138によって、第2分岐路124の開度、すなわち、絞り具合を制御することで、第2供給路120の圧力ひいては第2吐出ポート11の圧力を制御する。具体的には、圧力調整弁138を絞ることで、第2供給路120および第2吐出ポート11の圧力を昇圧し、半吐出流量すなわち第1吐出ポート10から吐出される作動油を増加させる。また、圧力調整弁138を開くことで、第2供給路120および第2吐出ポート11の圧力を降下させ、半吐出流量すなわち第1吐出ポート10から吐出される作動油を減少させる。このように、圧力調整弁138は、第1吐出ポート10から吐出される作動油の流量を制御することができる。そのため、図8(b)に示すように、要求流量に対して過剰な吐出流量が生じず、エンジン全体の燃費を改善することが可能となる。
また、図8(c)に示すように、比較例においては、要求流量が頻繁に変化することを想定し、要求流量の頻繁な変化の上限値を超える半吐出流量となるように設計される。この場合であっても、図8(c)にハッチングで示すように、過剰な吐出流量が生じ、エンジン全体の燃費効率が低下してしまう。
オイルポンプ装置1では、半吐出流量の細かな制御が可能なため、図8(d)に示すように、要求流量が頻繁に変化しても、半吐出流量を要求流量に追従させることができる。そのため、要求流量に対して過剰な吐出流量が生じず、エンジン全体の燃費を改善することが可能となる。
また、上述した中間ランド圧を低減するために、ポンプ室8を介して第1吐出ポート10および第2吐出ポート11を連通させる区間を多く取りすぎると、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量が多くなり、エネルギーロスが問題となった。しかし、本実施形態では、制御部148が、第2吐出ポート11の吐出圧を制御して、第1吐出ポート10から第2吐出ポート11へ漏れる油量を制御することが可能となるため、ポンプ室8を介して第1吐出ポート10および第2吐出ポート11を連通させる区間を長く確保し、中間ランド圧を低減させることが可能となる。
図9は、変形例におけるオイルポンプ装置201の作動油回路を説明するための図である。上述した実施形態では、リニアソレノイド142が1つ設けられ、共通のパイロットライン140で、コントロール弁136および圧力調整弁138が制御されていた。
変形例においては、図9に示すように、コントロール弁136用のパイロットライン240aと、圧力調整弁138用のパイロットライン240bが個別に設けられている。そして、パイロットライン240a、240bの油圧は、それぞれ、個別のリニアソレノイド242a、242bによって制御される。
そのため、制御部148は、コントロール弁136の開度と圧力調整弁138の開度を独立して制御でき、半吐出流量を可変とする自由度が高められる。
上述した実施形態および変形例では、第1吐出ポート10と第2吐出ポート11を備える場合について説明したが、第1吐出ポート10とポンプ室8を介して連通し、中間ランド圧の低減が可能なランド圧力制御ポートがあれば、第2吐出ポート11は必須の構成ではない。つまり、上述した実施形態および変形例では、第2吐出ポート11から吐出される作動油を、潤滑対象132に導くこととしたが、第2吐出ポート11から吐出される作動油の全量をタンクTや吸入ポート9側に環流させてもよい。この場合、第2吐出ポート11は、単に、第1吐出ポート10の流量を制御するためだけに設けられることとなる。
また、上述した実施形態および変形例では、作動油の供給先が2つあり、1つ目の供給先である油圧機構130に連通する第1供給路110と、2つ目の供給先である潤滑対象132に連通する第2供給路120を設け、圧力調整弁138は、第2供給路120の油圧を制御する場合について説明した。しかし、油圧機構130、潤滑対象132のように、作動油の供給先が2つある場合に限らず、作動油の供給先が1つであってもよい。ただし、作動油の供給先を2つ設けることで、半吐出状態において第2吐出ポート11から吐出された作動油も、2つ目の供給先(潤滑対象132)に供給して、吐出された作動油を有効利用することが可能となる。
また、上述した実施形態および変形例では、ポート切換弁146を設ける場合について説明したが、全吐出状態で第2吐出ポート11から吐出された作動油が油圧機構130に供給されれば、ポート切換弁146は必須の構成ではない。ただし、ポート切換弁146を設けることで、ポート切換弁146の切り換えといった簡易な処理で、全吐出状態と半吐出状態の切り換えが可能となる。
また、上述した実施形態および変形例では、第1分岐路114と、コントロール弁136を設ける場合について説明した。しかし、第1分岐路114およびコントロール弁136は必須の構成ではない。ただし、第1分岐路114およびコントロール弁136を設けることで、油圧機構130に供給する作動油の油圧を迅速かつ精度よく制御することが可能となるとともに、余剰の作動油を潤滑対象132に供給することが可能となる。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
本発明は、主に車両に搭載されるオイルポンプ装置に利用できる。
T タンク
1 オイルポンプ装置
3 回転体
5 ケーシング
7 油圧室
8 ポンプ室
9 吸入ポート
10 第1吐出ポート(吐出ポート)
11 第2吐出ポート(ランド圧力制御ポート)
100 吸入流路
110 第1供給路
114 第1分岐路(接続油路)
120 第2供給路
126 合流油路
130 油圧機構(第1の供給先)
132 潤滑対象(第2の供給先)
136 コントロール弁
138 圧力調整弁
146 ポート切換弁

Claims (7)

  1. ケーシングに形成される油圧室と、
    前記油圧室内に回転自在に収容され、該油圧室を回転方向に区画してポンプ室を形成する回転体と、
    前記油圧室に開口し、前記ポンプ室に作動油を導く吸入ポートと、
    前記吸入ポートよりも前記回転体の回転方向後方に設けられた吐出ポートと、
    を備え、
    前記吸入ポートから前記ポンプ室に吸入された作動油を、該ポンプ室の容積を縮小して昇圧した後に前記吐出ポートから吐出するオイルポンプ装置であって、
    前記吐出ポートよりも前記回転体の回転方向後方に設けられ、該吐出ポートと前記ポンプ室を介して連通するランド圧力制御ポートと、
    前記ランド圧力制御ポートの吐出圧を降圧させることで前記吐出ポートから吐出される作動油の流量を減少させ、該ランド圧力制御ポートの吐出圧を昇圧させることで該吐出ポートから吐出される作動油の流量を増加させる圧力調整弁と、
    を備えたことを特徴とするオイルポンプ装置。
  2. 前記吐出ポートは、
    作動油の第1の供給先と接続される第1吐出ポートと、
    前記第1の供給先、および、該第1の供給先と異なる作動油の第2の供給先の少なくともいずれかと接続され、前記ランド圧力制御ポートとして機能する第2吐出ポートと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のオイルポンプ装置。
  3. 前記第1吐出ポートと前記第1の供給先とを接続する第1供給路と、
    前記第2吐出ポートと前記第2の供給先とを接続する第2供給路と、
    をさらに備え、
    前記圧力調整弁は、前記第2供給路の油圧を制御することを特徴とする請求項2に記載のオイルポンプ装置。
  4. 前記圧力調整弁は、
    前記第2供給路に吐出された作動油を調圧して前記第2の供給先に供給し、余剰の作動油をタンクに環流させることを特徴とする請求項3に記載のオイルポンプ装置。
  5. 前記第1供給路に接続された合流油路と、
    前記第2吐出ポートから吐出された作動油を前記合流油路に導く第1切換位置、および、該第2吐出ポートから吐出された作動油を、前記第2供給路を介して前記第2の供給先に導く第2切換位置に切り換え可能なポート切換弁と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3または4に記載のオイルポンプ装置。
  6. 前記第1供給路と、前記第2供給路のうち前記圧力調整弁よりも上流側とを接続する接続油路と、
    前記第1供給路に吐出された作動油を調圧して前記第1の供給先に供給し、余剰の作動油を、前記接続油路を介して前記第2供給路に導くコントロール弁と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のオイルポンプ装置。
  7. 前記圧力調整弁および前記コントロール弁の開度を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1の供給先に供給する作動油の圧力を高めるのと同時に、前記第2の供給先に供給する作動油の圧力を高めることを特徴とする請求項6に記載のオイルポンプ装置。
JP2015070825A 2015-03-31 2015-03-31 オイルポンプ装置 Active JP6502725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070825A JP6502725B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 オイルポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070825A JP6502725B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 オイルポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016191334A JP2016191334A (ja) 2016-11-10
JP6502725B2 true JP6502725B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=57245286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015070825A Active JP6502725B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 オイルポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6502725B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05240166A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Toyooki Kogyo Co Ltd 内接歯車ポンプ
JP3531769B2 (ja) * 1994-08-25 2004-05-31 アイシン精機株式会社 オイルポンプ装置
JP2003328959A (ja) * 2003-06-13 2003-11-19 Hitachi Unisia Automotive Ltd オイルポンプ
JP2010249300A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toyota Motor Corp 変速制御装置
JP5278775B2 (ja) * 2010-12-06 2013-09-04 アイシン精機株式会社 油供給装置
KR101518895B1 (ko) * 2013-09-11 2015-05-11 현대자동차 주식회사 차량용 자동변속기의 유압공급시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016191334A (ja) 2016-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2762087C (en) Variable capacity vane pump with dual control chambers
US5918573A (en) Energy efficient fluid pump
EP0785361B1 (en) Oil pump apparatus
CA3014939C (en) Vane pump with multiple control chambers
US7086366B1 (en) Energy efficient fluid pump
JP5278775B2 (ja) 油供給装置
JP3573242B2 (ja) ベーンポンプ
JP2003328959A (ja) オイルポンプ
JP6502725B2 (ja) オイルポンプ装置
JP2017223140A (ja) オイル供給装置
JP5842531B2 (ja) 油圧制御装置
JP6549907B2 (ja) オイルポンプの制御装置
JP4875236B2 (ja) オイルポンプ装置
JP2015048726A (ja) オイルポンプ
JP6487749B2 (ja) オイルポンプ
JP3371709B2 (ja) オイルポンプ装置
JP6470612B2 (ja) オイルポンプ
JP6470613B2 (ja) オイルポンプ
JP6454208B2 (ja) オイルポンプ
JP7347178B2 (ja) オイルポンプ装置
JP2020051331A (ja) 内接歯車ポンプ
JP7010664B2 (ja) 吐出量制御装置
JP6270684B2 (ja) 油圧制御装置
JPH1113633A (ja) ポンプ装置
JP3546740B2 (ja) オイルポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6502725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250