JP6501678B2 - 直動アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、直動アクチュエータに関する。
従来の電動倍力ブレーキ装置に用いられる直動アクチュエータは、ボールねじ機構のボルト部を構成するピストンの先端にスプライン軸部材が接続されている。また、ピストンには、油圧発生装置とは反対側に、ブレーキペダルに連結されたインプットロッドが連結されている(例えば、特許文献1等参照)。
ブレーキペダルからの踏力は、インプットロッド、ピストン、スプライン軸部材を介して、油圧発生装置に伝達される。
また、モータの回転駆動力は、ボールねじ機構により、ピストンの往復動へと変換されて、前記スプライン軸部材に伝達されることにより、所望の油圧を油圧発生装置から発生させることができる。
特公平6−9964号公報
しかしながら、踏力を受圧するスプライン軸部材は、ブレーキペダルとは、反対側に位置している。このため、スプライン軸部材を支点として、ピストンが径方向に揺動したり、あるいは周方向に捩じれて、ブレーキペダルに振動として伝わる可能性があった。
本発明の課題は、ペダルフィールを向上させることが可能な直動アクチュエータを提供することである。
本発明は、ピストンのうち、スプライン軸が接続される一端部とは反対側の他端部に、モータよりもブレーキペダル側にて該ピストンを保持する弾発部材を設けた。
弾発部材は、ハウジングに弾接する3か所の弾性係止部によって、ピストンを径方向の中心に向けて付勢して、ピストンの径方向中心位置をスプライン軸と一致させるように保持する。
このため、スプライン軸部材を支点とするピストンの径方向への揺動が抑制されて、適正位置に保たれ、ブレーキペダルに伝達される振動を減少させることができる。
また、弾性係止部は、二股状に一対の当接片を備え、当接片同士間では、近接,離反方向に変形可能に構成されている。
これによれば、弾性係止部とハウジングとの間に生じる抵抗が当接片の変形により減少する。このため、ピストンをモータハウジングに容易に装着できる。
本発明によれば、ペダルフィールを向上させた直動アクチュエータを提供することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施の形態により明らかにされる。
電動ブレーキブースタの構成を説明する軸方向に沿った位置での断面図である。 本発明の一実施形態にかかる直動アクチュエータで、弾発部材が設けられた電動ブレーキブースタの構成を説明し、軸方向に沿った位置での断面図である。 本発明の一実施形態にかかる直動アクチュエータで、ピストンの他端部に設けられた弾発部材の構成を説明する要部の斜視図である。
[電動ブレーキブースタの概略構成]
図1は、電動ブレーキブースタ1の構成を説明する軸方向に沿った位置での断面図である。電動ブレーキブースタ1は、電動モータ(以下、モータと記す)の回転駆動力を用いて踏力と同様に油圧ブレーキ機構を動作させる直動アクチュエータ10を備えている。
直動アクチュエータ10は、モータ50の回転駆動力をボールねじ機構40を用いてピストン7の往復動へと変換する。
そして、ピストン7は、ブレーキペダル13の踏力とともに、スプライン軸部材8を介して油圧発生装置11にアシスト力を伝達することができる。これにより、直動アクチュエータ10は、所望の油圧を油圧発生装置から発生させることができる。
このうち、比較例の電動ブレーキブースタ1は、ボールねじ機構40、モータ50を収容するモータハウジング2および、直動アクチュエータ10を有している。モータ50のロータ3は、ベアリング部材4,4を介してモータハウジング2の内側に、軸方向への移動を規制されつつ、回転自在となるように支持されている。
ロータ3の内周部には、ボールねじケース5が嵌合されている。ボールねじケース5の内周面には、ボールねじ機構40のナット部としての雌ネジ部5aが形成されている。
また、モータハウジング2には、ピストン7が往復動自在となるように収容されている。ピストン7は、ブレーキペダル13とスプライン軸部材8との間に位置して、ブレーキペダル13からの踏力をスプライン軸部材8を介して油圧発生装置11に伝達する。
さらに、ピストン7の外周面には、ボールねじ機構40のボルト部としての雄ネジ部7eが形成されている。この雄ネジ部7eは、前記雌ネジ部5aと噛合されることにより、モータ50の回転動をピストン7の往復動へと変換する。
ピストン7の一端部7aには、スプライン軸部材8の後端部が押圧可能に接続されている。また、スプライン軸部材8は、前記モータハウジング2に固設されているボールスプラインケース9に挿入されている。そしてボールスプラインケース9は、スプライン軸部材8を回転不能で、かつ軸方向へ摺動可能となるように支持している。
このため、ピストン7の軸方向への往復動に伴い、スプライン軸部材8は、ボールスプラインケース9内を軸方向に沿って往復動する。
スプライン軸部材8の先端部8aは、ブレーキ油圧を発生させる油圧発生装置11の油圧ピストン11aに押圧可能に当接されている。
また、ピストン7のうち、スプライン軸部材8が接続される一端部7aとは反対側の他端部7bには、ピストン7の軸方向に沿って中空円筒形状を呈するロッド開口7cが凹設形成されている。ロッド開口7cには、ブレーキペダル13を連結したインプットロッド14の先端14aが挿通されて底部7dに連結されている。
さらに、ブレーキペダル13には、踏力を検出する踏力センサ15が設けられている。なおインプットロッド14の周囲には、防塵ブーツ16が装着されている。この防塵ブーツ16は、モータハウジング2から突出したピストン7の他端部7bの外周面からモータハウジング2のピストン開口周縁まで、主にピストン7がモータハウジング2から突出している部分を覆い、ピストン7の摺動動作に応じて伸縮可能としている。
このように構成された比較例の電動ブレーキブースタ1では、踏力センサ15で検出された踏力に応じて、制御用の電流を与えられた直動アクチュエータ10のモータ50が所望のトルクにて、ロータ3を回転させる。
ロータ3の回転力は、ボールねじケース5を回転させて、雌ネジ部5aから図示せぬボールを介して雄ネジ部7eに伝達される。これにより、ロータ3の回転力は、回転が規制されているピストン7の軸方向の力に変換され、ピストン7を往復動させることができる。
電動ブレーキブースタ1の軸方向の力は、ブレーキペダル13の踏力とともに、スプライン軸部材8を介して油圧発生装置11の油圧ピストン11aを押圧する。
これにより、ブレーキペダル13からピストン7へ伝達された踏力に対して適切な倍力が油圧発生装置11に伝えられる。
[直動アクチュエータの構成]
比較例として示す図1の直動アクチュエータ10は、油圧発生装置11に踏力を伝達するスプライン軸部材8を、ピストン7を挟んでブレーキペダル13とは反対側の一端部7aに接続している。
このため、ブレーキペダル13からの踏力がインプットロッド14に加えられる方向によっては、スプライン軸部材8を支点としてピストン7が軸中心位置から位置ずれして径方向に揺動したり、あるいは捩れたりする場合がある。
このような場合、ボールねじ機構40を構成する雄ネジ部7eとボールを介して係合している雌ネジ部5aとの間の隙間でピストン7がスプライン軸部材8を支点とした曲げ振動や捩じり振動を発生し、ブレーキペダル13に振動として伝わる可能性があった。
また、ピストン7に形成された雄ネジ部7eのアライメントが悪化し、ボールねじ機構40の摺動抵抗が増大して伝達効率が低下するおそれもあった。
そこで、本実施形態の直動アクチュエータ110を備えた電動ブレーキブースタ101では、振動の発生を抑制して、ペダルフィールを向上させることが可能な直動アクチュエータを提供することを目的とする。
[本実施形態の構成]
このため、本実施形態の直動アクチュエータ110は、ボールねじ機構40のピストン17のうち、スプライン軸部材8が接続される一端部7aとは反対側の他端部7bに、ボールねじ機構40の軸中心位置を保持する弾発部材20を設けている。
図2および図3は、本実施形態の直動アクチュエータ110を備える電動ブレーキブースタ101の構成を説明するものである。なお、前記比較例と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して一部説明を省略し、主に比較例の電動ブレーキブースタ1との相違点を中心として説明する。
このうち、図2は、直動アクチュエータ110の軸方向に沿った縦断面図で、図1に対応する位置にて構成を説明するものである。
本実施形態の直動アクチュエータ110は、ピストン17のうち、スプライン軸部材8が接続される一端部7aとは反対側の他端部17bに、ピストン17の位置を保持する弾発部材20が設けられている。
本実施形態の弾発部材20は、ピストン17の他端部17bの外周面に装着される環状部21と、この環状部21の外側面から一体に突設される3か所の弾性係止部22…とを有している。
そして、この弾性係止部22…をそれぞれモータハウジング2から突設されたシリンダ部2aの内側に弾接させて、前記ピストン17の軸中心をスプライン軸部材8の軸中心と一致させるように保持している。
図3は、本実施形態の直動アクチュエータ110に設けられる弾発部材20を示し、ピストン17の他端部17bと、モータハウジング2の円筒状のシリンダ部2aの内側面との間に弾発部材20が設けられている様子を説明する要部の斜視図である。
この実施形態の弾発部材20は、摺動性や制振性の良い高分子材料の例えば、樹脂やゴムなどの弾性部材を用いて、環状部21およびそれぞれの弾性係止部22…を一体に形成している。このうち、弾発部材20の環状部21は、一定の幅方向寸法Wを有して円環状に形成されている。
また、この実施形態の弾性係止部22…は、環状部21の外周面上から、均等間隔(a1=a2=a3)を置いて3か所設けられていて、径方向外側に向けてそれぞれ突設されている。
各弾性係止部22は、一対の当接片23,23をそれぞれ設けている。また、各当接片23,23は、環状部21とほぼ同じ一定の幅方向寸法Wをそれぞれ有している。そして、当接片23,23間同士では、近接,離反方向へ変形可能となるように構成されている。
また、この実施形態のモータハウジング2には、ピストン17の他端部17bに対応して、他端部17bと軸方向で同じ位置までブレーキペダル13方向に中空円筒状を呈して突設されたシリンダ部2aが一体に形成されている。
シリンダ部2aの内側面には、弾性係止部22…とそれぞれ対向する位置から3か所、係合溝2c…が形成されている。この実施形態の係合溝2cは、それぞれ径方向内側を開放する略台形形状を呈するように凹設されている。各係合溝2cは、シリンダ部2aの軸方向に形成されてピストン17と共に弾性係止部22が摺動可能とされる。
そして、図3に示すように、弾発部材20を他端部17bに装着したピストン17は、これらの係合溝2c…に、前記弾性係止部22…をそれぞれ係合させた状態で、モータハウジング2のシリンダ部2aの軸中心に、他端部17bの径方向中心を位置させて、支持されるように構成されている。
詳しくは、各弾性係止部22…は、これらの係合溝2c…の内側に、一対の当接片23,23の各外側面をそれぞれ拡開方向へ弾接させて係着している。
弾性係止部22…は、一対の弾性変形可能な当接片23,23を係合溝2c内に係着する際、当接片23,23同士間を近接方向へ弾性変形させることにより、台形の係合溝2c内に容易に挿入できるとともに、各当接片23、23の形状によって所望の与圧量を設定できる。
弾発部材20の3つの弾性係止部22…は、ほぼ均等にピストン17の他端部17bをシリンダ軸の中心方向に向けて径方向内側に付勢する。
装着状態では、一対の当接片23,23同士間は、離間方向へ拡開しながら、台形の係合溝2cの両側面に各外側面をそれぞれ弾接させる。一対の当接片23,23同士で弾接力が均衡すると、各弾性係止部22の周方向中心位置は、係合溝2c内の周方向中心位置に保持される。
なおこの実施形態では、図2に示すように、モータハウジング2のシリンダ部2aの先端と、インプットロッド14の先端とブレーキペダル13とを連結する連結部材30との間に、弾性変形可能な防塵ブーツ116が装着されている。
[作用効果]
このように構成された本実施形態の直動アクチュエータ110では、ピストン17の他端部17bに装着された弾発部材20の弾性係止部22…は、シリンダ部2aの内側面に等間隔で設けられた係合溝2c…内に、それぞれ当接片23,23を弾接させた状態で係着されている。
弾発部材20が装着されている状態では、当接片23,23の先端が係合溝2c…内の側面に当接して、環状部21を略台形形状の係合溝2c…の圧力角によって発生する力によって径方向内側に向けて付勢する。
このため、ピストン17の他端部17bは、3方向からシリンダ軸中心に向けて均等に弾性支持されて、ピストン17の中心軸がスプライン軸部材8のスプライン軸(中心軸)と一致するように、スプライン軸の延長線上にピストン17の中心位置が保持される。
よって、たとえば、ブレーキペダル13からインプットロッド14を介して踏力が加わりスプライン軸部材8を支点とした曲げモーメントが付与されても、あるいは、ボールねじケース5から不均等な回転駆動力が伝達されスプライン軸部材8を支点とした捩じりモーメントが付与されても、いずれかもしくは複数の弾性係止部22…の弾発力によって、ピストン17は、スプライン軸部材8のスプライン軸(中心軸)と一致するように保持される。
また、ピストン17と一体的に形成された弾性係止部22…は、均等間隔(a1=a2=a3)を置いて、シリンダ部2aの内側面に形成されている係合溝2c…に係合されて、軸方向に移動する。
そして、各弾性係止部22の周方向中心位置は、各係合溝2c内の周方向中心位置に向けて、一対の当接片23,23の弾性反力によって両側からそれぞれ付勢されて、周方向の移動が規制される。
このため、各弾性係止部22は、各係合溝2c内にて軸方向に移動しつつ、弾発部材20が装着されるピストン17の他端部17bの位置精度をさらに良好なものとすることができる。
このように、本実施形態の直動アクチュエータ110の弾発部材20は、モータハウジング2のシリンダ部2aに設けた各係合溝2cに弾接する3か所の弾性係止部22…によって、ピストン17の他端部17bをシリンダ部2aの径方向の中心に向けて付勢した状態で軸方向に移動しつつ他端部17bの中心位置を精度よく支持することができる。
この実施形態の直動アクチュエータ110は、ピストン17の一端部7aがスプライン軸部材8の後端部と接続されているため、径方向に移動不能に支持されている。したがって、ピストン17の他端部17bに装着された弾発部材20を用いて、モータハウジング2のシリンダ部2aの内側面に弾接支持させると、ピストン17を長手方向の両端部の2か所で両持ち状に支持することができる。
このため、本実施形態の直動アクチュエータ110は、比較例のように、ブレーキペダル13からインプットロッド14を介してピストン17に加わる曲げモーメント、あるいはボールねじケース5から伝達される不均等な回転駆動力による捩じりモーメントによって、他端部17b側の径方向の中心位置がスプライン軸部材8の軸線上から移動したり、回転してしまうことがない。
よって、ピストン17は、スプライン軸部材8の軸方向に中心を一致させたまま、軸線上を直線的に往復動することが可能となる。このため、ブレーキペダル13からの踏力およびボールねじ機構40によって変換されたモータ50の回転駆動力を油圧発生装置11に効率よく伝達することができる。
また、ピストン17の中心軸は、ボールねじ機構40の中心軸線に沿うため、中心位置をスプライン軸部材8の軸線上に一致させたままの状態で、位置ずれや捩れるおそれなく、スプライン軸部材8に向けてピストン17を直線的に往復動させることができる。
このように、本実施形態の直動アクチュエータ110は、弾発部材20によって、ピストン17の他端部17bを径方向の中心に向けて付勢して、両端にて両持ち支持状とすることで揺動を抑制している。
これにより、ボールねじ機構40では、ボールねじケース5に対するピストン17の径方向の相対位置の変化が減少して、ピストン17の中心軸の揺動により生じるアライメントの悪化を防止させることができる。
したがって、雌ネジ部5aとボールを介して係合した雄ネジ部7eとの間で適正な噛合い位置に保たれるため、雌ネジ部5aおよび雄ネジ部7e間のアライメントの悪化を抑制し、ボールの荷重分担が均等になり効率が向上する。また、効率の悪化による振動の増加を抑制し、ブレーキペダル13に伝達される振動を減少させてペダルフィールを向上させることができる。
[構成・効果の総括]
上述してきたように、本実施形態の直動アクチュエータ110は、ボールねじ機構40のピストン17に装着された弾発部材20が外周面に形成された雄ネジ部7eを雌ネジ部5aに対して適正な噛合い位置に保持する。よって、雄ネジ部7eと雌ネジ部5aとの間のアライメントの悪化を抑制させて、ブレーキペダル13に伝わる振動を低減することができる。
また、ピストン17に形成された雄ネジ部7eのアライメントを良好な状態に保つことができ、ボールねじ機構40の摺動抵抗の増大を抑制して伝達効率を向上させることができる。
そして、ボールねじ機構40を構成するピストン17が径方向の中心に保持されるため、スプライン軸部材8にピストン17から直線的に踏力が伝達される。よって、スプライン軸部材8を支点とした曲げや回転による振動が抑制される。このため、ピストン17から発生する作動音が低減する。
したがって、前記比較例のピストン7のように一端部7a側を支点として生じていた揺動および捩りを、本実施形態によれば、ピストン17の他端部17bに弾発部材20を装着することにより抑制して、ペダルフィールを向上させた直動アクチュエータ110を提供することができる。
さらに、本実施形態の直動アクチュエータ110は、弾発部材20の弾性係止部22は、それぞれ二股状に一対の当接片23,23を備えている。そして、当接片23,23同士間では、近接,離反方向に変形可能に構成されている。
これによれば、弾性係止部22とモータハウジング2との間に生じる摺動抵抗を当接片23,23の変形により減少させることができる。このため、ピストン17のモータハウジング2への装着性も良好である。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
上記実施形態においては、図3に示すように、弾発部材20に、3つの弾性係止部22…を一体に設け、それぞれ二股状に一対の当接片23,23を備えている。しかしながら、当接片23,23の形状、数量および形成位置は特にこれに限らず、ピストン17に形成された雄ネジ部7eのアライメントを良好な状態に保つようにピストン17の他端部17bを支持できれば、たとえば、4か所あるいはそれ以上など、3か所以上に形成されていてもよく、当接片23,23についても、一対に限らず、単数の当接片を各弾性係止部22に設けるようにしてもよく、形状、数量、材質および形成位置が特に限定されるものではない。
また、スプライン軸部材8は、弾発部材20がスプライン軸部材8の機能を備えているので、省略することも可能である。
1,101 電動ブレーキブースタ
2 モータハウジング
2a シリンダ部
2c 係合溝
3 ロータ
4 ベアリング部材
5 ボールねじケース
5a 雌ネジ部
7,17ピストン
7a 一端部
7b 他端部
7c ロッド開口
7d 底部
8 スプライン軸部材(スプライン軸)
8a 先端部
9 ボールスプラインケース
10,110 直動アクチュエータ
11 油圧発生装置
11a 油圧ピストン
13 ブレーキペダル
14 インプットロッド
15 踏力センサ
16,116 防塵ブーツ
17b 他端部
17c ロッド開口
17d 底部
20 弾発部材
21 環状部
22 弾性係止部
23 当接片
30 連結部材
40 ボールねじ機構
50 モータ

Claims (3)

  1. ブレーキペダルとスプライン軸との間に位置して、ブレーキペダルからの踏力を、スプライン軸を介して油圧発生装置に伝達するピストンと、
    モータと、
    前記モータを収容するモータハウジングと、
    前記モータの回転駆動力を、前記ピストンの往復動へと変換するボールねじ機構とを備える直動アクチュエータであって、
    前記ピストンには、前記スプライン軸が接続される一端部とは反対側の他端部に、前記モータよりもブレーキペダル側にて前記ピストンを保持する弾発部材を設け、前記弾発部材は、前記モータハウジングに弾接して、該ピストンの径方向中心位置を前記スプライン軸と一致させるように中心に向けて付勢する弾性係止部を少なくとも3か所、形成して、
    前記弾性係止部は、一対の当接片を二股状に備え、前記当接片同士は、近接,離反方向に変形可能としたことを特徴とする直動アクチュエータ。
  2. ブレーキペダルとスプライン軸との間に位置して、ブレーキペダルからの踏力を、スプライン軸を介して油圧発生装置に伝達するピストンと、
    モータと、
    前記モータを収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングに設けられる円筒状のシリンダと、
    前記モータの回転駆動力を、前記ピストンの往復動へと変換するボールねじ機構とを備える直動アクチュエータであって、
    前記ピストンには、前記スプライン軸が接続される一端部とは反対側の他端部に、前記モータよりもブレーキペダル側にて前記ピストンを保持する弾発部材を設け、前記弾発部材は、前記シリンダの内周面に弾接して、該ピストンの径方向中心位置を前記スプライン軸と一致させるように中心に向けて付勢する弾性係止部を少なくとも3か所、形成するとともに、前記内周面には、前記弾性係止部とそれぞれ対向する位置に係合溝を凹設したことを特徴とする直動アクチュエータ。
  3. 前記弾性係止部は、一対の当接片を二股状に備え、前記当接片同士は、近接,離反方向に変形可能としたことを特徴とする請求項に記載の直動アクチュエータ。
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