JP6498615B2 - 2極コネクタの嵌合部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、真空中で使用する高温用の2極コネクタの嵌合部構造であって、2つの電路に高電圧が印加されても放電が生じ難い嵌合部構造に関するするものである。
真空中で使用する2極コネクタは、従来、特許文献1及び特許文献2に示されるような同軸型の嵌合部構造が専ら用いられてきた。
図5(a)(b)は特許文献1に示される真空中で使用する2極コネクタの嵌合部構造の断面図で、図5(a)は一対のコネクタの結合前の状態、図5(b)は一対のコネクタを結合した状態である。
これは、左右のコネクタが其々オス電極ピン21、メス電極ピン22の中心軸に対してほぼ軸対象の形をした同軸コネクタであり、オス電極ピン21とメス電極ピン22が絶縁部材45、46に取り付けられ、絶縁部材45、46の外側には金属製の外枠33、34が設けられている。左右のコネクタを接続すると、オス電極ピン21とメス電極ピン22が1つの電路、外枠33、34がもう1つの電路となる2極コネクタである。
図6(a)(b)は特許文献2に示される真空中で使用する2極コネクタの嵌合部構造の断面図で、図6(a)は一対のコネクタの結合前の状態、図6(b)は一対のコネクタを結合した状態である。
これも左右のコネクタが其々オス電極ピン23、メス電極ピン24の中心軸に対してほぼ軸対象の形をした同軸コネクタであり、オス電極ピン23とメス電極ピン24が絶縁部材47、48に取り付けられ、絶縁部材47、48の外側には金属製の外枠35、36が設けられている。左右のコネクタを接続すると、オス電極ピン23とメス電極ピン24が1つの電路、外枠35、36がもう1つの電路となる2極コネクタである。
真空容器では真空化に先立って、真空容器の内壁面や内蔵物表面に吸着されたガスを放出させておくために、ベーキングと呼ばれる真空容器内の高温加熱が行われるのが一般的であり、また、真空到達後の運転も高温で行われるケースが多い。このため、真空用コネクタは高温で使用できる耐熱性のあるものが一般的で、絶縁部材としては、耐熱温度が低い樹脂類ではなく、セラミックなどの耐熱性のある無機絶縁材が通常用いられている。
図6に示した特許文献2の2極コネクタは耐熱性を持たしており、嵌合部の絶縁部材47、48はセラミックを材料としている。図5に示した特許文献1の2極コネクタはテフロン(登録商標)樹脂が一部に用いられていて耐熱性を目指したものではないと思われるが、嵌合部の絶縁部材45、46の材料としてはアルミナを成型した無機絶縁材を使用している。
特開平11−289651号公報 特開2001−6828号公報
山納康他著 「真空中における沿面放電時のリアルタイム帯電分布測定に関する研究」埼玉大学紀要工学部、第38号第1部論文集2005年3月、p.1−5 山納康著「表面処理および表面分析手法による真空長ギャップ絶縁の新体系化」日本学術振興会 科学研究費助成事業成果報告書、課題番号22686029、2013年6月
パッシェンの法則に示されるように、真空容器内の圧力を下げていくと、極低圧領域を除き、圧力の低下とともにその気中に置かれた電極間の放電開始電圧が低くなること、及び電極間距離つまり放電経路が短いほど放電開始電圧が低いことが知られている。加えて、例えば非特許文献1に示されるように、電極間に絶縁性固体の表面が存在すると、その表面上にある気体に沿った沿面放電が生じて、さらに放電開始電圧が低くなることも知られている。
前述のとおり、高温用の真空中コネクタでは、絶縁部材としてセラミックなどの無機絶縁材が使用されるが、無機絶縁材は樹脂のような弾力性が無いので、結合時に嵌合部の左右のコネクタの絶縁部材間にはミクロな隙間があり、そこに気体が残存する。
このため、放電開始電圧が低くなる真空中で使用され、かつ嵌合部に絶縁性固体である絶縁部材を備えた高温用の真空中コネクタでは、電路間に加わる電圧が高くなると、絶縁部材間に残存する気体を経路とする電路間の沿面放電が発生し易くなる。小型電気品であるコネクタを大型化して、この放電経路を長くすれば放電開始電圧を上げることができるが、高価になること、配置に広いスペースを要することなどから、大型化による放電開始電圧の上昇は望ましい方向ではない。
図5(c)は、特許文献1の同軸型の真空中2極コネクタの放電経路を波線11で示した図で、絶縁部材45と絶縁部材46の表面に沿ってそこに残存する気体を経路とする放電が生じ、また、図6(c)は、特許文献2の同軸型の真空中2極コネクタの放電経路を波線12で示した図で、絶縁部材47と絶縁部材48の表面に沿ってそこに残存する気体を経路とする放電が生じる。なお、図5(b)(c)、及び図6(b)(c)は、見易くするために、嵌合部の絶縁部材45と絶縁部材46との間、及び絶縁部材47と絶縁部材48との間の隙間を強調して描いており、図5(c)と図6(c)には断面を表すハッチングは描いていない。
以上のように、高温用の真空中コネクタは、真空中で使用されかつ電路間に絶縁性固体の表面が存在する小型電気品であるために、放電開始電圧が低く、電路間の電圧が高いと放電が生じ易い特性を持つが、従来の高温用の真空中2極コネクタは、さらに放電開始電圧を低下させる以下の問題があった。
非特許文献2に示されるように、対向する電極の面積、即ち電極表面のうちの放電が発生する部分の面積が広いほど放電開始電圧が低いことが知られている。
従来の高温用の真空中2極コネクタにおいて、図5(c)、図6(c)の放電経路11、12は、電極ピン21〜24を中心軸とする角度360度のどの断面でも生じ、図5(c)では、絶縁部材45と絶縁部材46との隙間に面する、金属製の外枠34の全周とオス電極ピン21全周が放電の発生する部分の面積となり、図6(c)では、絶縁部材47と絶縁部材48との隙間に面する、金属製の外枠36の全周とオス電極ピン23の全周が放電の発生する部分の面積となる。
このように従来の高温用の真空中2極コネクタでは、電路のうち放電の発生する部分の面積が絶縁部材45〜48の隙間に面する全周に亘るために広く、これが放電開始電圧をさらに低下させる要因となっている問題があった。我々は調査、研究の結果、この要因を見出し、以下に説明する本発明に結びつけた。
(1)上述の課題を解決するために、真空中で使用され、一対のコネクタからなる2極コネクタの嵌合部構造を次のとおりとした。
嵌合部は、一対のコネクタの各方に1つのセラミック端子と、両方で二対のオス電極ピンとメス電極ピンで構成され、
オス電極ピンは、金属を材質とした曲がりのない棒形状であり、
メス電極ピンは、金属を材質とした曲がりのない棒形状であって、先端に、オス電極ピンの先端部が差し込まれる軸方向の窪みのある部分が設けられており、
セラミック端子は、絶縁性セラミックが材質で、セラミック端子本体とセラミック端子筒状部よりなり、
セラミック端子本体は、結合方向に平行な2つの貫通孔が設けられていて、各貫通孔の其々にはオス電極ピンまたはメス電極ピンが先端を嵌合側にして挿通され、このオス電極ピンまたはメス電極ピンはメタライズされた貫通孔の全面と隙間無くろう付けされて固定されており、
セラミック端子筒状部は、筒形状で、セラミック端子本体の嵌合側にあって、軸方向が結合方向と平行に、セラミック端子本体の1つの貫通孔がセラミック端子筒状部の内側の孔の中央になる位置に設けられていて、当貫通孔に固定されているオス電極ピンまたはメス電極ピンの嵌合部側の先端部は、セラミック端子筒状部の嵌合側先端よりセラミック端子本体側に位置しており、
一対のコネクタを結合すると、一方のコネクタのセラミック端子筒状部内のオス電極ピンまたはメス電極ピンと、それと対になる他方のコネクタのセラミック端子筒状部外のメス電極ピンまたはオス電極ピンとが、オス電極ピンの先端部がメス電極ピンの先端部の窪みに差し込まれることによって電路を対毎に合わせて2つ形成し、また、一方のコネクタのセラミック端子筒状部の嵌合側先端面は他方のセラミック端子本体の嵌合側表面に互いに略接した状態とすることにより、セラミック端子筒状部の嵌合側先端面と他方のセラミック端子本体の嵌合側表面とが接する箇所のミクロな隙間から、2つのセラミック端子筒状部のうちの1つの表面に沿って進んだ後、他方のセラミック端子筒状部の嵌合側先端面と一方のセラミック端子本体の嵌合側表面が接する箇所のミクロな隙間に残存する気体を通る経路が唯一の放電経路となり、長い放電経路と放電が発生する電路面積の狭小化によって高い放電開始電圧を持たせることができる構造とした。

この2極コネクタは、絶縁部材であるセラミック端子の材質がセラミックであるので、高温で使用することができる。
2つの電路に高電圧が付加されて放電が生じた場合の放電経路は、一方のセラミック端子筒状部の嵌合側先端面と他方のセラミック端子本体の嵌合側表面とが接する箇所のミクロな隙間に残存する気体を通り、一方もしくは他方のセラミック端子筒状部の表面に沿って進んだ後、他方のセラミック端子筒状部の嵌合側先端面と一方のセラミック端子本体の嵌合側表面が接する箇所のミクロな隙間に残存する気体を通る経路になる。
電路のうち放電の発生する部分の面積は、一方のセラミック端子筒状部の嵌合側先端面と他方のセラミック端子本体の嵌合側表面との隙間に面した他方のオス電極ピンまたはメス電極ピンの表面のうち、他方のセラミック端子筒状部側の表面、及び、他方のセラミック端子筒状部の嵌合側先端面と一方のセラミック端子本体の嵌合側表面との隙間に面した一方のオス電極ピンまたはメス電極ピンの表面のうち、一方のセラミック端子筒状部側の表面である。
この放電の発生する電路の面積を、同程度の寸法の従来の同軸型真空中2極コネクタと比べると、従来のものは、絶縁部材の隙間に面する外枠とオス電極ピンの全周であるのに対し、本発明による2極コネクタでは、絶縁部材の隙間に面する他方のオス電極ピンまたはメス電極ピンの一部と一方のオス電極ピンまたはメス電極ピンの一部であるので、従来のものより大幅に狭い面積となっていて、このため従来のものより放電開始電圧が高く、放電が生じ難い。
また、セラミック端子筒状部を長くし、それに応じてオス電極ピンとメス電極ピンのセラミック端子本体から嵌合部側に出た部分を長くすることによって放電経路を長くすることができ、放電開始電圧が実用電圧より低い場合には、こうすることによって容易に放電開始電圧を高めることができる特徴を持っている。
さらに、従来の同軸型真空中2極コネクタは電路が外面に露出しているために電位がある物体に接すると電路による正常な伝送ができなくなるのに対し、本発明によるコネクタは電路が絶縁部材で囲まれているために、電位のある物体に接しても機能が損なわれることが無い。
真空中で使用される高温用のケーブルは、耐熱性のあるMIケーブル(Mineral Insulate Cable)、つまり金属シース内に無機絶縁材粉末を介在して導線が収容されたケーブルが用いられる。本発明による2極コネクタは、電極ピンとセラミック端子本体の貫通孔は隙間無くろう付けをされているために、セラミック端子本体の反嵌合部側のMIケーブルと2極コネクタの嵌合部とを接続する金具の内部、及びMIケーブルの金属シースの内部を、外部環境に対して密閉された状態にすることができ、真空中での使用において、これら内部の真空化を防ぐことが可能である。このため、接続金具の内部及びMIケーブルの内部で放電が発生する懸念がない。
(2) 上記(1)の2極コネクタの嵌合部構造において、
オス電極ピンの先端に、外形が先細りの部分を設けることにより、
本発明による一対のコネクタを結合する際、オス電極ピンに曲がりが生じて少しの径方向の位置ずれがあってもその先端が先細りのためメス電極ピンの窪みに差し込むことができる。
(3) 上記(2)の2極コネクタの嵌合部構造において、
メス電極ピンの先端に、外形が先細りで、メス電極ピンの他の部分に比べて最大径が等しいかまたは大きく、最大径の部分はセラミック端子筒状部の内側の孔に略接する形状で、かつオス電極ピンの先端部が差し込まれる軸方向の窪みがある部分を設けることにより、
セラミック端子筒状部の内側の孔の中央になる位置に固定されているのがオス電極ピンで、一対のコネクタの結合の際、セラミック端子筒状部へ嵌合側から挿入されるのがメス電極ピンの場合であっても、本発明による一対のコネクタの結合の際、精密な径方向の位置合わせをせずとも、メス電極ピンの先端部外形が先細りであるので、セラミック端子筒状部へメス電極ピンを挿入することができ、また、メス電極ピンの先端部の最大径は他の部分より等しいか大きく、かつこの最大径部はセラミック端子筒状部の内側の孔に略接する形状であるので、セラミック端子筒状部の内部において窪みの位置がぶれず、このためオス電極ピンの先端部をメス電極ピンの窪みに確実に差し込むことができる。
(4) また、上記(3)の2極コネクタの嵌合部構造において、
メス電極ピンの先端部は、テーパーを付けて窪みの先端が広がった形状とすることにより、オス電極ピンの先端部をメス電極ピン先端部の窪みに、さらに確実に差し込むことができる。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれかの2極コネクタの嵌合部構造において、
セラミック端子本体とセラミック端子筒状部は分けて作られ、セラミック端子筒状部がセラミック端子本体にセラミック接着剤で接着されているセラミック端子としてもよい。
(6)また、上記(1)乃至(4)のいずれかの2極コネクタの嵌合部構造において、
セラミック端子本体とセラミック端子筒状部は分けて作られ、セラミック端子筒状部の後端部がセラミック端子本体の嵌合側の面に設けられた有底穴に差し込まれてセラミック接着剤で接着されているセラミック端子としてもよい。
(7)上記(1)及至(6)のいずれかの2極コネクタの嵌合部構造において、
セラミック端子本体の嵌合側表面を、他方のコネクタのセラミック端子筒状部の嵌合側先端面が略接する部分にザグリが設けられている表面とし、一対のコネクタを結合すると、一方のセラミック端子本体のザグリの底部表面に他方のコネクタのセラミック端子筒状部の嵌合側先端面が互いに略接した状態となる構造とすることによって、放電経路が2つのザグリの深さ分長くなり、放電開始電圧をさらに上げることができる。
高温の真空中での使用において、従来の2極コネクタに比べて放電開始電圧が高く、放電が生じ難い効果がある。また、従来のものと異なり、電路が絶縁部材で囲まれているために、電位のある物体に接しても機能が損なわれない付随的効果もある。
本発明による第1の実施形態の結合前のコネクタ断面図及び矢視図である。 (a)本発明による第1の実施形態の結合後の嵌合部断面図である。(b)同嵌合部の放電経路を示す断面図である。 本発明による第1の実施形態の試作例における耐電圧データである。 本発明による第2乃至第5の実施形態の結合後の嵌合部断面図である。 (a)(b)特許文献1に示される一対のコネクタの結合前後の嵌合部断面図である。(c)同嵌合部の放電経路を示す断面図である。 (a)(b)特許文献2に示される一対のコネクタの結合前後の嵌合部断面図である。(c)同嵌合部の放電経路を示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1及び図2に沿って説明する。図1は、本発明による第1の実施形態の結合前のコネクタ断面図及び矢視図で、図1(a)は結合前のコネクタの軸方向断面図、図1(b)(c)(d)は其々、図1(a)のA−A断面、B−B断面、C−C矢視図である。また、図2(a)は、本発明による第1の実施形態の一対のコネクタの結合後の嵌合部断面図ある。
まず、第1の実施形態のうち、本発明に直接係わる2極コネクタの嵌合部について説明する。図1に示すように、2極コネクタの嵌合部は、一対のコネクタ1a、1bの各方に1つのセラミック端子4a、4bと、両方で二対のオス電極ピン2a、2bとメス電極ピン3a、3bで構成されている。
オス電極ピン2a、2bは、金属を材質とした曲がりのない棒形状であり、メス電極ピン3a、3bは、金属を材質とした曲がりのない棒形状であって、先端に、オス電極ピン2a、2bの先端部が差し込まれる軸方向の窪み32a、32bのある部分31a、31bが設けられている。
セラミック端子4a、4bは、絶縁性セラミックが材質で、セラミック端子本体41a、41bとセラミック端子筒状部42a、42bより構成されている。
セラミック端子本体41a、41bは、コネクタ1a、1bの結合方向に平行な2つの貫通孔43a、44aと貫通孔43b、44bが其々設けられ、貫通孔43aにはオス電極ピン2aが、貫通孔44aにはメス電極ピン3aが、貫通孔43bにはオス電極ピン2bが、貫通孔44bにはメス電極ピン3bが、先端を嵌合側にして挿通され、このオス電極ピン2a、2b、メス電極ピン3a、3bはそれが挿通されたメタライズされた貫通孔43a、43b、44a、44bの全面と隙間無くろう付けされて固定されている。
セラミック端子筒状部42a、42bは、筒形状で、セラミック端子本体41a、41bの嵌合側にあって、軸方向が結合方向と平行に、セラミック端子本体41aの1つの貫通孔43aがセラミック端子筒状部42aの内側の孔の中央になる位置に設けられ、またセラミック端子本体41bの1つの貫通孔43bがセラミック端子筒状部42bの内側の孔の中央になる位置に設けられ、貫通孔43a、43bに固定されているオス電極ピン2a、2bの嵌合側の先端部は、セラミック端子筒状部42a、42bの嵌合側先端よりセラミック端子本体41a、41b側に位置している。
コネクタ1a、1bを結合すると、図2(a)に示すように、セラミック端子筒状部42a、42b内のオス電極ピン2a、2bと、それと対になるセラミック端子筒状部42b、42a外のメス電極ピン3b、3aとが、オス電極ピン2a、2bの先端部がメス電極ピン3b、3aの先端部31b、31aの窪み32b、32aに差し込まれることによって電路を対毎に合わせて2つ形成し、また、セラミック端子筒状部42a、42bの嵌合側先端面は他方のセラミック端子本体41b、41aの嵌合側表面に略接した状態となる。
オス電極ピン2a、2bの外形を先細り形状としているために、コネクタ1a、1bを結合する際、オス電極ピン2a、2bに曲がりが生じて少しの径方向の位置ずれがあっても、メス電極ピン3b、3aの窪み32b、32aに差し込むことができる。
なお、本発明の実施形態において、貫通孔43a、44a、43b、44bに挿通される電極ピンがオス電極ピンかメス電極ピンかは必ずしも図1、図2(a)に示すとおりである必要はない。メス電極ピン3aとオス電極ピン2bが挿通される貫通孔が入れ替わってもよいし、さらに、オス電極ピン2aとメス電極ピン3bが挿通される貫通孔が入れ替わってもよい。つまり、セラミック端子筒状部42a、42bにある貫通孔43a、43bに挿通された電極ピンの先端部が其々、セラミック端子筒状部42a、42bの嵌合側先端よりセラミック端子本体41a、41b側に位置し、かつ、コネクタ1a、1bの結合状態において、上述のようにオス電極ピンの先端部がメス電極ピンの先端部の窪み32a、32bに差し込まれるように貫通孔が選択されておればよい。このことは後述する第2乃至第5の実施形態においても同様である。
メス電極ピン3a、3bの先端部31a、31bは、外形が先細りの形状をしているので、セラミック端子筒状部42a、42bの内側の孔の位置に固定されているのがオス電極ピン2a、2bで、コネクタ1a、1bの結合の際、セラミック端子筒状部42a、42bへ嵌合側から挿入されるのがメス電極ピン3b、3aの場合であっても、コネクタ1a、1bの結合の際、精密な径方向の位置合わせをせずとも、セラミック端子筒状部42a、42bへメス電極ピン3b、3aを挿入することができ、また、メス電極ピン3a.3bの先端部31a、31bの最大径は他の部分より大きく、かつこの最大径部は、セラミック端子筒状部42a、42bの内側の孔に略接する形状であるので、セラミック端子筒状部42a、42bの内部において窪み32b、32aの位置がぶれず、このためオス電極ピン2a、2bの先端部をメス電極ピン3b、3a先端の窪み32b、32aに確実に差し込むことができる。
次に、第1の実施形態の2極コネクタの嵌合部より後方の構造について説明する。図1に示すように、金属シース7a、7b内に無機絶縁材粉末92a、92bを介在して導線8a、8bが収容されたMIケーブル6a、6bが、当MIケーブル6a、6bと2極コネクタの嵌合部とを繋ぐ接続金具5a、5bを介して2極コネクタの嵌合部のセラミック端子本体41a、41bと繋がっており、導線8a、8bの嵌合側の端部はMIケーブル6a、6bからそれぞれ剥き出されてオスまたはメス電極ピン2a、2b、3a、3bの末端部と導線接続部81a、81bにおいて溶接により接続されている。また、接続金具5a、5bの内部には無機絶縁材粉末91a、91bが充填されている。
上述のようにオスまたはメス電極ピン2a、2b、3a、3bとセラミック端子本体41a、41bは隙間無くろう付けされおり、これと同様に、セラミック本体41a、41bと接続金具5a、5b、及び接続金具5a、5bと金属シース7a、7bも、隙間無くろう付けされている。このため、接続金具5a、5bの内部、及びMIケーブル6a、6bの金属シース7a、7bの内部は外部環境に対して密閉された状態になっていて、製作時の大気圧状態を維持しているため、真空中で使用しても接続金具5a、5bの内部及びMIケーブル6a、6bの内部で放電が発生する懸念がない。
これに対して、2極コネクタの嵌合部は真空中にあるため放電が生じ易い。2つの電路に高電圧が付加されて放電が生じた場合の考えられる2極コネクタの嵌合部の放電経路を示す断面図が図2(b)で、波線10が放電経路である。放電は、セラミック端子筒状部42aの嵌合側先端面と他方のセラミック端子本体41bの嵌合側表面とが接する箇所のミクロな隙間に残存する気体を通り、2つのセラミック端子筒状部42a、42bのうちの1つの表面に沿って進んだ後(図2(b)では42bの表面に沿って進んだケースを描いている)、他方のセラミック端子筒状部42bの嵌合側先端面と一方のセラミック端子本体41aの嵌合側表面が接する箇所のミクロな隙間に残存する気体を通る経路になる。なお、図2(a)(b)は、図5(a)(b)、図6(a)(b)と同様、見易くするために、嵌合部の絶縁部材であるセラミック端子筒状部42aとセラミック端子本体41bとの間、セラミック端子筒状部42bとセラミック端子本体41aとの間の隙間を強調して描いており、これは後掲の図4も同じである。また、図2(b)は図5(c)、図6(c)と同様、断面を表すハッチングは描いていない。
電路のうち放電の発生する部分の面積は、一方のセラミック端子筒状部42aの嵌合側先端面と他方のセラミック端子本体41bの嵌合側表面との隙間に面した他方のメス電極ピン3bの表面のうち、他方のセラミック端子筒状部42b側の表面、及び、他方のセラミック端子筒状部42bの嵌合側先端面と一方のセラミック端子本体41aの嵌合側表面との隙間に面した一方のメス電極ピン3aの表面のうち、一方のセラミック端子筒状部42a側の表面である。
この放電の発生する電路の面積は、絶縁部材の隙間に面する他方のメス電極ピン3bの一部と一方のメス電極ピン3aの一部であるので、同程度の寸法の従来の同軸型真空中2極コネクタと比べると、大幅に狭い面積となっていて、このため従来のものより放電開始電圧が高く、放電が生じ難い。このことは、前述した貫通孔43a、44a、43b、44bに挿通されるオスまたはメス電極ピン2a、2b、3a、3bのオス、メスの入れ替えがあっても同じである。
また、セラミック端子筒状部42a、42bを長くし、それに応じてオス電極ピン2a、2bとメス電極ピン3a、3bのセラミック端子本体41a、41bから嵌合部側に出た部分を長くすることによって放電経路を長くすることができ、放電開始電圧が実用電圧より低い場合には、こうすることによって容易に放電開始電圧を高めることができる特徴を持っている。
さらに、従来の同軸型真空中2極コネクタは電路が外面に露出しているために電位がある物体に接すると電路による正常な伝送ができなくなるのに対し、本実施形態によるコネクタ1a、1bは電路が絶縁部材であるセラミック端子本体41a、41b、及び無機絶縁材粉末91a、91b、92a、92bで囲まれているために、電位のある物体に接しても機能が損なわれることが無く、配置の自由度が高まる。
コネクタ1a、1bの結合状態において、オス電極ピン2a、2bの先端部とメス電極ピン3b、3aの窪み32b、32aとの摩擦抵抗が小さく、コネクタ1aとコネクタ1bが使用中に外れる恐れがある場合は、両コネクタ1a、1bの位置が結合状態の位置から動かないように固定する機構を設けたプレート等を追加することによって、外れることを防止できる。また、径の増加が許される場合は、セラミック端子筒状部42a、42bの設けられていない貫通孔44a、44bの位置にも、セラミック端子筒状部42b、42aの外面に接する内面を持つ筒状部を設け、コネクタ1a、1bの結合時はこの筒状部の内面とセラミック端子筒状部42a、42bの外面との摩擦力によって結合を維持してもよい。後者の場合、放電経路を長くして放電開始電圧を上げる効果もある。
この第1の実施形態の2極コネクタの嵌合部、接続金具5a、5b及びMIケーブル6a、6bは、金属ならびに無機絶縁材であるセラミックと無味絶縁材粉末を材質としているので、少なくとも数100℃の高温で使用することができる。
試作例での主な材質を挙げると、セラミック端子4a、4bはアルミナセラミック、オス電極ピン2a、2b及びメス電極ピン3a、3bは銅系金属、接続金具5a、5bと金属シース7a、7bはSUS316L、導線8a、8bは銅、無機絶縁材粉末91a、91b、92a、92bはマグネシア粉末とした。また、主要寸法は、接続金具5a、5bの外径が約1.5cm、金属シース7a、7bの外径が0.5cm弱でセラミック端子筒状部42a、42bの長さが5cm弱とした。
この第1の実施形態の試作例における耐電圧データ、つまり放電の生じない電路間の電圧を測定したデータを図3に示す。これは、空気より放電の生じ易いアルゴンガス中で測定したものである。パッシェンの法則により、圧力が約400Paに下がるまでは圧力の下降とともに耐電圧も下降し、それより圧力が下がると放電経路となる気体の希薄化により耐電圧は上昇している。
図3から、全真空圧力域に亘って1000Vの電圧が電路間に付加されても放電が生じないことが解る。従来のこのような小型の接続部では、全真空圧力域において1000Vの電圧に対して放電が生じないようにすることは困難であり、本発明の効果が確認された。
(第2の実施形態)
本発明による第2の実施形態のコネクタの結合後の嵌合部断面図を図4(a)に示す。第1の実施形態との違いは、セラミック端子本体41a、41bとセラミック端子筒状部42a、42bが分けて作られ、セラミック端子筒状部42a、42bの後端部がセラミック端子本体41a、41bの嵌合側の面に設けられた有底穴に差し込まれている点である。当有底穴とそれに差し込まれたセラミック端子筒状部42a、42bの後端部とはセラミック接着剤で接着されている。
ここで、図4(a)(b)(c)(d)中の部品または部分で、図1に示した第1の実施形態と同じ役割の部品、部分には、形状が異なっている場合でも図1と同じ符号を付している。
なお、図4(a)において、セラミック端子本体41a、41bに有底穴を設けずに、セラミック端子筒状部42a、42bをセラミック端子本体42a、42bの嵌合側の面にセラミック接着剤により取り付けてもよい。
セラミック接着剤は耐熱性があるために高温で使用できるのは第1の実施形態と同じで、その他の効果、特徴も第1の実施形態と同じである。
(第3の実施形態)
本発明による第3の実施形態のコネクタの結合後の嵌合部断面図を図4(b)に示す。第2の実施形態との違いは、メス電極ピン3a、3bの先端部31a、31bの最大径は、メス電極ピン3a、3bの他の部分と径が等しい点である。
メス電極ピン3a、3bが第1の実施形態及び第2の実施形態に比べて太い分、放電の発生する部分の面積が若干増えるが、放電開始電圧への影響は微小である。その他の効果、特徴は第2の実施形態と同じである。なお、図4(b)では、セラミック端子筒状部42a、42bを第2の実施形態の構造にしているが、本実施形態のメス電極ピン3a、3bは、セラミック端子筒状部42a、42bが第1の実施形態の構造の場合についても適用できる。
(第4の実施形態)
本発明による第4の実施形態のコネクタの結合後の嵌合部断面図を図4(c)に示す。第1の実施形態との違いは、メス電極ピン3a、3bの窪み32a、32bの先端にテーパーを付けて窪み32a、32bの先端が広がった形状とすることにより、オス電極ピン2a、2bの先端部がメス電極ピン3b、3a先端の窪み32b、32aに、さらに確実に差し込まれるようにした点である。その他の効果、特徴は第1の実施形態と同じである。なお、図4(c)では、セラミック端子筒状部42a、42bを第1の実施形態の構造にしているが、本実施形態のメス電極ピン3a、3bは、セラミック端子筒状部42a、42bが第2の実施形態の構造の場合についても適用できる。
(第5の実施形態)
本発明による第5の実施形態のコネクタの結合後の嵌合部断面図を図4(d)に示す。第2の実施形態との違いは、セラミック端子本体41a、41bの嵌合側表面を、他方のコネクタのセラミック端子筒状部42b、42aの嵌合側先端面が略接する部分にザグリ40a、40bが設けられている表面とし、一対のコネクタを接合すると、一方のセラミック端子本体41a、41bのザグリ40a、40bの底部表面に他方のコネクタのセラミック端子筒状部42b、42aの嵌合側先端面が互いに略接した状態となる構造とした点である。こうすることによって、放電経路が2つのザグリ40a、40bの深さ分長くなり、放電開始電圧をさらに上げることができる。その他の効果、特徴は第2の実施形態と同じである。なお、図4(d)では、メス電極ピン3a、3b、及びセラミック端子筒状部42a、42bを第2の実施形態の形状、構造にしているが、本実施形態は、メス電極ピン3a、3bが第3または第4の実施形態の形状の場合にも適用できるし、セラミック端子筒状部42a、42bが第1の実施形態の構造の場合にも適用できる。
以上、本発明を実施するための形態を示したが、本発明は、もとより上記実施形態によって制限を受けるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらは何れも本発明の技術的範囲に包含される。
本発明による嵌合部構造を用いた2極コネクタは、核融合装置の真空容器内や加速器の真空容器内等の高温の真空容器内に設置するコネクタとして使用でき、特に、磁気計測センサ等の高電圧信号を伝送する電路を繋ぐ放電開始電圧の高い小型コネクタとして効果を発揮する。
1a、1b コネクタ
2a、2b オス電極ピン
3a、3b メス電極ピン
31a、31b 先端部
32a、32b 窪み
4a、4b セラミック端子
41a、41b セラミック端子本体
42a、42b セラミック端子筒状部
43a、43b 貫通孔(セラミック端子筒状部側)
44a、44b 貫通孔(反セラミック端子筒状部側)
5a、5b 接続金具
6a、6b MIケーブル
7a、7b 金属シース
8a、8b 導線
91a、91b 無機絶縁材粉末(接続金具内)
92a、92b 無機絶縁材粉末(MIケーブル内)
10 放電経路

Claims (7)

  1. 真空中で使用され、一対のコネクタからなる2極コネクタの嵌合部構造であって、
    該嵌合部は、一対の前記コネクタの各方に1つのセラミック端子と、両方で二対のオス電極ピンとメス電極ピンで構成され、
    前記オス電極ピンは、金属を材質とした曲がりのない棒形状であり、
    前記メス電極ピンは、金属を材質とした曲がりのない棒形状であって、先端に、前記オス電極ピンの先端部が差し込まれる軸方向の窪みのある部分が設けられており、
    前記セラミック端子は、絶縁性セラミックが材質で、セラミック端子本体とセラミック端子筒状部よりなり、
    前記セラミック端子本体は、結合方向に平行な2つの貫通孔が設けられていて、それらの貫通孔の其々には前記オス電極ピンまたは前記メス電極ピンが先端を嵌合側にして挿通され、該オス電極ピンまたは該メス電極ピンはメタライズされた該貫通孔の全面と隙間無くろう付けされて固定されており、
    前記セラミック端子筒状部は、筒形状で、前記セラミック端子本体の嵌合側にあって、軸方向が結合方向と平行に、該セラミック端子本体の1つの前記貫通孔が該セラミック端子筒状部の内側の孔の中央になる位置に設けられていて、該貫通孔に固定されている前記オス電極ピンまたは前記メス電極ピンの嵌合部側の先端部は、該セラミック端子筒状部の嵌合側先端より前記セラミック端子本体側に位置しており、
    一対の前記コネクタを結合すると、一方の該コネクタの前記セラミック端子筒状部内の前記オス電極ピンまたは前記メス電極ピンと、それと対になる他方の該コネクタの前記セラミック端子筒状部の外にある前記メス電極ピンまたは前記オス電極ピンとが、該オス電極ピンの先端部が該メス電極ピンの先端部の前記窪みに差し込まれることによって電路を対毎に合わせて2つ形成し、また、一方の前記コネクタの前記セラミック端子筒状部の嵌合側先端面は他方の前記セラミック端子本体の嵌合側表面に互いに略接した状態とすることにより、該セラミック端子筒状部の嵌合側先端面と他方の該セラミック端子本体の嵌合側表面とが接する箇所のミクロな隙間から、2つの前記セラミック端子筒状部のうちの1つの表面に沿って進んだ後、他方の該セラミック端子筒状部の嵌合側先端面と一方の該セラミック端子本体の嵌合側表面が接する箇所のミクロな隙間に残存する気体を通る経路が唯一の放電経路となり、長い放電経路と放電が発生する電路面積の狭小化によって高い放電開始電圧を持たせることができる2極コネクタの嵌合部構造。

  2. 前記オス電極ピンの先端に、外形が先細りの部分を設けた請求項1に記載の2極コネクタの嵌合部構造。
  3. 前記メス電極ピンの先端に、外形が先細りで、該メス電極ピンの他の部分に比べて最大径が等しいかまたは大きく、該最大径の部分は前記セラミック端子筒状部の内側の孔に略接する形状で、かつ前記オス電極ピンの先端部が差し込まれる軸方向の前記窪みがある部分が設けられた請求項2に記載の2極コネクタの嵌合部構造。
  4. 前記メス電極ピンの先端部は、テーパーを付けて前記窪みの先端が広がった形状とした請求項3に記載の2極コネクタの嵌合部構造。
  5. 前記セラミック端子本体と前記セラミック端子筒状部は分けて作られ、該セラミック端子筒状部が該セラミック端子本体にセラミック接着剤で接着されている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の2極コネクタの嵌合部構造。
  6. 前記セラミック端子本体と前記セラミック端子筒状部は分けて作られ、該セラミック端子筒状部の後端部が該セラミック端子本体の嵌合側の面に設けられた有底穴に差し込まれてセラミック接着剤で接着されている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の2極コネクタの嵌合部構造。
  7. 前記セラミック端子本体の嵌合側表面を、他方の前記コネクタの前記セラミック端子筒状部の嵌合側先端面が略接する部分にザグリが設けられている表面とし、一対の前記コネクタを結合すると、一方の該セラミック端子本体の該ザグリの底部表面に他方の該コネクタの該セラミック端子筒状部の嵌合側先端面が互いに略接した状態となる請求項1乃至6のいずれか1項に記載の2極コネクタの嵌合部構造。



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