JP6497201B2 - 基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局装置に関する。
従来から、キャリア無線通信における基地局装置は、呼処理にかかる信号処理を行う処理カードを有する。それぞれの処理カードは、複数の呼処理にかかる信号処理を実行することができる。基地局装置は、それぞれの処理カードへの呼の割り当てに際し、極力少ない処理カードに呼処理を集中して割り当てる。これにより、基地局装置は、呼処理が割り当てられていない処理カードの電源をオフにすることができ、消費電力を抑制することができる。
特開2004−235969号公報 特開2009−060171号公報 特開2003−347985号公報 特開2007−134840号公報
近年、機器同士が自律的に通信を行うM2M(Machine to Machine、以下、M2M通信と呼ぶ)が普及し、無線通信分野においても、M2M通信を行う端末が増えてきている。M2M通信の呼(以下、M2M呼と呼ぶ)は、データ量が少ないため、処理カードにおける呼処理自体は短時間で終了する。しかし、M2M呼は、多くの端末から同時に発呼されることが多い。このため、多くのM2M呼が処理カードへ同時に割り当てられ、M2M呼により処理カードが占有された後、呼処理が短時間で終了する。
ここで、基地局装置は、M2M呼および一般呼を識別せずに処理カードへ割り当てると、処理カードを次々と起動させ、複数の処理カードにおいてM2M呼の呼処理の終了後に一般呼の呼処理を継続させてしまう場合がある。よって、従来技術の基地局装置における消費電力抑制方法は、複数の処理カードにおいて、一般呼の呼処理が継続中のため、電源をオフできず、基地局装置による消費電力を低減させることが困難であるという問題がある。
本願が開示する技術は、基地局装置における消費電力を低減することを目的とする。
1つの側面では、基地局装置は、第1の信号処理カード、第2の信号処理カード、判定部、および制御部を備える。第1の信号処理カードは、無線通信端末とのM2M通信に係る信号処理を行う。第2の信号処理カードは、無線通信端末とのM2M通信以外の一般通信に係る信号処理を行う。判定部は、無線通信端末から受信した無線通信端末の利用者識別子から、無線通信端末との通信の種別がM2M通信か否かを判定する。制御部は、判定部により、通信の種別がM2M通信であると判定された無線通信端末とのM2M通信に係る信号処理を第1の信号処理カードへ割り当てる。また、制御部は、通信の種別が一般通信であると判定された無線通信端末との一般通信に係る信号処理を第2の信号処理カードへ割り当てる。
1つの側面によれば、基地局装置における消費電力を低減できる。
図1Aは、実施形態1に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。 図1Bは、IMSIのデータフォーマットの一例を示す図である。 図1Cは、実施形態1に係るIMSI記憶テーブルの一例を示す図である。 図2は、実施形態1に係る位置登録処理の一例を示すシーケンス図である。 図3は、実施形態1に係るM2M端末判定処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態1に係るUE識別子取得処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態1に係る呼処理の一例を示す説明図である。 図6Aは、実施形態2に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。 図6Bは、実施形態2に係るM2Mカード枚数制御テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態2に係るM2Mカード枚数制御処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態2に係るM2Mカード枚数制御処理の一例を示す説明図である。 図9は、実施形態2のその他の形態に係るM2Mカード枚数制御テーブルの一例を示す図である。 図10は、実施形態2のその他の形態に係るM2Mカード枚数制御処理の一例を示す説明図である。 図11は、実施形態3に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。 図12は、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示すフローチャートである。 図13Aは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。 図13Bは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。 図13Cは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。 図13Dは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。 図13Eは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。 図14は、実施形態4に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。 図15は、実施形態4に係る処理呼移行処理の一例を示すフローチャートである。 図16Aは、実施形態4に係る処理呼移行処理の一例を示す説明図である。 図16Bは、実施形態4に係る処理呼移行処理の一例を示す説明図である。 図17Aは、実施形態5に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。 図17Bは、実施形態5に係る処理呼量増加率記憶テーブルの一例を示す図である。 図18Aは、実施形態5に係る処理呼量増加率算出処理の一例を示すフローチャートである。 図18Bは、実施形態5に係る閾値設定処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本願が開示する基地局装置の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせてもよい。以下の各実施形態は、LTE(Long Term Evolution、登録商標)に準拠して行う通信を例に説明する。しかし、通信方式はLTEに限らず、M2M通信を行うことが可能な通信であれば、いずれに準拠した通信であっても、開示の技術は適用できる。
[実施形態1]
実施形態1において、基地局装置は、M2M通信を行うM2M端末からの呼を処理する専用の処理カード(以下、M2Mカードと呼ぶ)と、M2M呼以外の呼(以下、一般呼と呼ぶ)を処理する処理カード(以下、一般カードと呼ぶ)とを有する。M2M端末は、MTC(Machine Type Communication)端末とも呼ばれる。実施形態1において、基地局装置は、UE(User Equipment、ユーザ端末)との通信に係る呼処理に際し、常時電源が投入されているM2MカードによりM2M呼を呼処理する。また、基地局装置は、呼処理を行うときに電源が投入され、呼処理を行っていないとき電源が遮断される一般カードにより一般呼を呼処理する。
(実施形態1に係る基地局装置)
図1Aは、実施形態1に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。図1は、実施形態1に係る基地局装置10Aのうち、実施形態1に係るブロックのみを図示し、その他のブロックを省略している。
基地局装置10Aは、MME(Mobility Management Entity)等の上位装置20と接続される。上位装置20は、HSS(Home Subscriber Server)21等と接続される。HSS21は、基地局装置10Aを含むキャリアネットワークのユーザの認証および認可等を行うためのユーザ情報等を格納する。
ユーザ情報には、UE識別子とIMSI(International Mobile Subscriber Identity)とが対応付けられたマッピング情報を有する。図1Bは、IMSIのデータフォーマットの一例を示す図である。IMSIは、それぞれのUEを識別する情報であり、例えば図1Bに示すようなフォーマットのデータである。IMSIは、利用者識別子の一例である。UE識別子は、対応するIMSIのUEがM2M通信を行う端末(以下、M2M端末と呼ぶ)であるか否かを示す情報を含む。すなわち、基地局装置10Aは、IMSIに対応付けられたUE識別子に基づいて、当該IMSIに対応するUEがM2M端末であるか否かを判定することができる。なお、以下では、M2M端末以外の端末を、一般端末と呼ぶ。
基地局装置10Aは、例えば図1Aに示すように、アンテナ1、無線送受信部11、呼処理部12A、記憶部13A、伝送路送受信部14、および信号処理部15を有する。
無線送受信部11は、信号処理部15により出力された、図示しないUEへの下り信号に、所定の処理を実行した後、アンテナ1を介してUEへ送信する。また、無線送受信部11は、アンテナ1を介して受信したUEからの上り信号に、所定の処理を実行した後、信号処理部15へ出力する。なお、無線送受信部11は、RRH(Remote Radio Head)等を用いてもよい。
呼処理部12Aは、サービス種別判定部12a、呼制御部12b、およびカード監視部12cを有する。呼処理部12Aは、例えばCPU(Central Processing Unit)等を搭載する処理カードにより実現される。サービス種別判定部12aは、基地局装置10AがUEと通信を行う際に、UEから送信されたアタッチリクエストに含まれるUEのIMSIをもとに、当該UEがM2M通信を行うM2M端末か否かを判定する。
例えば、サービス種別判定部12aは、UEから送信されたIMSIをもとに記憶部13Aを参照する。そして、サービス種別判定部12aは、後述の記憶部13AのIMSI記憶テーブル13a内に、UEから送信されたIMSIが記憶されている場合、当該UEはM2M端末であり、当該UEとの通信のサービス種別はM2Mサービスであると判定する。一方、サービス種別判定部12aは、記憶部13AのIMSI記憶テーブル13a内に、UEから送信されたIMSIが記憶されていない場合、当該UEは一般端末であり、当該UEとの通信のサービス種別は一般サービスであると判定する。
また、サービス種別判定部12aは、UEから送信されたIMSIをもとに上位装置20へ問合わせ、当該IMSIに対応付けられたUE識別子を上位装置20から取得する。そして、サービス種別判定部12aは、上位装置20から取得したUE識別子が、M2M端末であることを示す場合に、IMSIの送信元のUEとの通信のサービス種別がM2Mサービスであると判定する。そして、サービス種別判定部12aは、M2Mサービスと判定された通信を行うUEのIMSIを、IMSI記憶テーブル13aに保存する。
呼制御部12bは、サービス種別判定部12aにより判定されたサービス種別がM2MサービスであるM2M端末の呼をM2Mカードへ割り当てる。また、呼制御部12bは、サービス種別判定部12aにより判定されたサービス種別が一般サービスである一般端末の呼を一般カードへ割り当てる。なお、呼制御部12bは、新規のM2M呼を割り当てるM2Mカードの処理中の呼量が処理可能な最大値に達している場合、新規のM2M呼を破棄するとしてもよい。また、呼制御部12bは、新規の一般呼を割り当てる一般カードの処理中の呼量が処理可能な最大値に達している場合、新規の一般呼を破棄するとしてもよい。また、実施形態1では、呼制御部12bは、後述するように、信号処理部15が有する処理カードのうち、カード15aをM2Mカードに割り当て、カード15b〜15dを一般カードに割り当て、カード15eを予備カードに割り当てている。すなわち、基地局装置10Aは、いわゆるN+1の処理カードを有する。
カード監視部12cは、一般カードに割り当てられた処理中の一般呼の呼量を一般カード毎に監視する。カード監視部12cは、処理中の一般呼の呼量が所定閾値(Th1、チャネル閾値)以上となった一般カードを検出した場合、以降の新規一般呼を割り当てるために、電源が遮断されている他の一般カードの一つに電源を投入する。また、カード監視部12cは、処理中の一般呼の呼処理が全て終了した一般カードの電源を遮断する。
記憶部13Aは、揮発性または不揮発性の記憶装置である。記憶部13Aは、IMSI記憶テーブル13aを格納する。図1Cは、実施形態1に係るIMSI記憶テーブルの一例を示す図である。IMSI記憶テーブル13aは、図1Cに示すように、M2M端末のIMSIを記憶する。
伝送路送受信部14は、上位装置20からUEへの下り信号に対して、所定の処理を実行した後、信号処理部15へ出力する。また、伝送路送受信部14は、信号処理部15により出力されたUEからの上り信号に対して、所定の処理を実行した後、上位装置20へ出力する。伝送路送受信部14は、例えばNWP(Network Processor)等により実現される。
信号処理部15は、カード15a〜15eを有する。カード15a〜15eは、例えばDSP(Digital Signal Processor)等を搭載する処理カードにより実現される。カード15a〜15eは、それぞれ、電源制御部15a1〜15e1を有する。本実施形態において、カード15aは、M2Mカードであり、M2M通信の割り当ての有無にかかわらず、常時電源が投入されている。カード15aの電源制御部15a1は、カード監視部12cからの指示により、例えば基地局装置10Aの起動時に、カード15aに電源を投入する。
本実施形態において、カード15b〜15dは、一般カードである。カード15b〜15dの電源制御部15b1〜15d1のそれぞれは、カード監視部12cからの指示により、カード15b〜15dのそれぞれへ電源を投入および遮断する。
また、カード15eは、例えば基地局装置10Aの起動時から常時電源が投入されている予備カードである。呼制御部12bは、一般カードであるカード15b〜15dの全てのカードにおいて呼処理中の呼量が、当該カードにおいて処理可能な呼量を示す処理制限量に至った場合、新規の一般呼を、予備カードであるカード15eへ割り当てる。その後、呼制御部12bは、一般カードであるカード15b〜15dのいずれかのカードにおいて呼処理中の呼量が処理制限量を下回った場合、新規の一般呼を、呼処理中の呼量が処理制限量を下回った一般カードへ割り当てる。
なお、本実施形態において、信号処理部15は、1枚のM2Mカード、3枚の一般カード、および1枚の予備カードを有するが、信号処理部15が有するカードの枚数および内訳は、あくまで一例である。そのため、信号処理部15が有するM2Mカード、一般カード、および予備カードのそれぞれの枚数は、1以上の任意の数であれば、いくつであってもよい。
(実施形態1に係る位置登録処理のシーケンス)
図2は、実施形態1に係る位置登録処理の一例を示すシーケンス図である。位置登録処理は、例えばUE30によるセルサーチの度に実行される。先ず、基地局装置10Aは、自エリア内の全てのUE30へ、MIB(Master Information Block)を送信する(ステップS11)。UE30は、セルサーチ/セル測定を行(ステップS12)、セル選択を行う(ステップS13)。
次に、UE30は、基地局装置10Aから送信されたSIB1,2,・・・(System Information Block)を受信する(ステップS14)。そして、UE30は、受信したSIBから報知情報を抽出する(ステップS15)。そして、UE30は、基地局装置10Aとの接続処理へ移行する(ステップS16)。
次に、UE30は、Random Access Preambleを基地局装置10Aへ送信する(ステップS17)。次に、UE30からRandom Access Preambleを受信した基地局装置10Aは、UE30との接続処理へ移行する(ステップS18)。そして、基地局装置10Aは、Random Access ResponseをUE30へ送信する(ステップS19)。
次に、基地局装置10AからRandom Access Responseを受信したUE30は、RRC(Radio Resource Control)処理へ移行する(ステップS20)。次に、UE30は、RRC Connection Requestを基地局装置10Aへ送信する(ステップS21)。次に、基地局装置10Aは、RRC Connection SetupをUE30へ送信する(ステップS22)。次に、UE30は、RRC Connection Setup Completeを基地局装置10Aへ送信する(ステップS23)。
次に、UE30は、アタッチ要求へ移行する(ステップS24)。UE30は、IMSIを含むAttach Request(アタッチ要求)を基地局装置10Aへ送信する(ステップS25)。次に、基地局装置10Aは、UE30から受信したアタッチ要求を含むIMSIをもとに、UE30がM2M端末であるか否かを判定するM2M端末判定処理を実行する(ステップS26)。具体的には、基地局装置10Aは、アタッチ要求に含まれるIMSIが、IMSI記憶テーブル13a(図1A参照)に記憶されるか否かを判定する。そして、基地局装置10Aは、アタッチ要求に含まれるIMSIが、IMSI記憶テーブル13aに記憶される場合、当該アタッチ要求がM2M端末からの要求と判定し、この呼の信号処理をM2Mカードであるカード15a(図1A参照)へ割り当てる。
なお、基地局装置10Aは、ステップS26においてアタッチ要求がM2M端末からの要求と判定した場合、ステップS27以降の信号処理を、M2Mカードであるカード15aで行う。その一方、ステップS26以前では、UE30がM2M端末であるか否かが判定されていないので、基地局装置10Aは、一般カードであるカード15b〜15dのいずれかで信号処理を行う。ここで、ステップS26以前の処理では、位置登録処理の初期段階であるので、M2Mカードであるカード15aへ割り当てられるデータについて、データ量が比較的少ないDCCHの再設定が発生する場合がある。しかし、ステップS26以前の処理では、データ量が比較的多いDTCHの再設定が発生することはない。なお、DCCHは、Dedicated Control CHannel(個別制御チャネル)である。また、DTCHは、Dedicated Traffic CHannel(個別通信チャネル)である。
次に、基地局装置10Aは、上位装置20へ、IMSIを含むAttach Request(アタッチ要求)を送信する(ステップS27)。次に、UE30、基地局装置10A、上位装置20、およびHSS21は、認証、秘匿、およびインテグリティ制御を行う(ステップS28)。次に、上位装置20は、HSS21へ、Update Location Request(位置登録要求)およびマッピング情報要求を送信する(ステップS29)。ステップS29におけるマッピング情報要求には、ステップS25においてUE30から送信されたIMSIが含まれる。
次に、HSS21は、上位装置20からの位置登録要求に応じて、UE30の位置情報を図示しない記憶部へ登録する(ステップS30)。次に、HSS21は、マッピング情報を参照し、上位装置20から受信したマッピング情報要求に含まれるIMSIに対応付けられたUE識別子を照合する(ステップS31)。次に、HSS21は、マッピング情報内で特定したUE識別子を含むマッピング情報応答を、Update Location Ack(位置登録応答)と共に、上位装置20へ送信する(ステップS32)。
次に、上位装置20は、S−GW(Serving GateWay)22へ、Create Session Request(ベアラ設定要求)を送信する(ステップS33)。S−GW22は、PCRF(Policy and Charging Rules Function)23、P−GW(PDN GateWay)24、PDN(Packet Data Network)25とともにベアラ設定処理を行う(ステップS34)。次に、S−GW22は、上位装置20へ、Create Session Response(ベアラ設定応答)を送信する(ステップS35)。
次に、上位装置20は、基地局装置10Aへ、Initial Context Setup Request/Attach Accept(無線ベアラ設定要求/アタッチ受入れ)とともにマッピング情報応答を送信する(ステップS36)。基地局装置10Aは、上位装置20から受信したマッピング情報応答に含まれているUE識別子に基づいて、UE30がM2M端末であるか否かを判定する。
上位装置20から受信したマッピング情報応答に含まれているUE識別子が、M2M端末であることを示す場合、基地局装置10Aは、UE30から受信したIMSIをIMSI記憶テーブル13aへ追加登録し、更新する(ステップS37)。ただし、ステップS37では、基地局装置10Aは、登録対象のIMSIがIMSI記憶テーブル13aに既に登録されている場合、追加登録を行わない。
次に、基地局装置10Aは、RRC Connection Reconfiguration/Attach Accept(無線ベアラ設定要求/アタッチ受入れ)をUE30へ送信する(ステップS38)。次に、UE30は、RRC Connection Reconfiguration Complete(無線ベアラ設定応答)を基地局装置10Aへ送信する(ステップS39)。
次に、基地局装置10Aは、上位装置20へ、Initial Context Setup Response(無線ベアラ設定応答)を送信する(ステップS40)。次に、UE30は、基地局装置10Aへ、UL Direct Transfer/Attach Complete(アタッチ完了)を送信する(ステップS41)。次に、基地局装置10Aは、上位装置20へ、Attach Complete(アタッチ完了)を送信する(ステップS42)。
次に、UE30は、S−GW22へ、First Uplink Data(上りユーザパケットデータ)を送信する(ステップS43)。S−GW22は、P−GW24へ、First Uplink Dataを転送し(ステップS44)、P−GW24は、PDN25へ、First Uplink Dataを転送する(ステップS45)。
次に、上位装置20は、S−GW22へ、Modify Bearer Request(ベアラ更新要求)を送信する(ステップS46)。次に、上位装置20からModify Bearer Requestを受信したS−GW22は、PCRF23、P−GW24、PDN25とともに、ベアラ更新処理を行う(ステップS47)。次に、S−GW22は、上位装置20へ、Modify Bearer Response(ベアラ更新応答)を送信する(ステップS48)。
次に、PDN25は、P−GW24へ、First Downlink Data(下りユーザパケットデータ)を送信する(ステップS49)。P−GW24は、S−GW22へ、First Downlink Dataを転送し(ステップS50)、S−GW22は、UE30へ、First Downlink Dataを転送する(ステップS51)。以降、UE30およびPDN25は、S−GW22およびP−GW24を介して、Uplink DataおよびDownlink Dataの送受信を行う。
(実施形態1に係るM2M端末判定処理のフロー)
図3は、実施形態1に係るM2M端末判定処理の一例を示すフローチャートである。M2M端末判定処理は、例えば、UE20によるアタッチ処理の度に実行される。先ず、基地局装置10Aは、UE30(図2参照)からアタッチ要求を受信する(ステップS61)。UE30からのアタッチ要求には、EPS Mobile Identity(IMSI)が含まれる。次に、基地局装置10Aは、ステップS61で受信したIMSIをもとに、IMSI記憶テーブル13a(図1A参照)を参照する(ステップS62)。
次に、基地局装置10Aは、UE30から受信したアタッチ要求に含まれているIMSIがIMSI記憶テーブル13a内にあるか否かを判定する(ステップS63)。
UE30から受信したアタッチ要求に含まれているIMSIがIMSI記憶テーブル13a内にある場合(ステップS63:Yes)、基地局装置10Aは、ステップS64に示す処理を実行する。一方、UE30から受信したアタッチ要求に含まれているIMSIがIMSI記憶テーブル13a内にない場合(ステップS63:No)、基地局装置10Aは、ステップS65に示す処理を実行する。なお、ステップS63でIMSIがIMSI記憶テーブル13a内にないと判断されるのは、ステップS61で受信したIMSIが、M2M端末以外からのものであるか、または、M2M端末からのものであっても1回目の受信時のものである場合である。
ステップS64では、基地局装置10Aは、ステップS63でIMSI記憶テーブル13aにあると判定したIMSIに係る呼の信号処理をM2Mカードへ割り当てる。一方、ステップS65では、基地局装置10Aは、ステップS63でIMSI記憶テーブル13aにないと判定したIMSIに係る呼の信号処理を一般カードへ割り当てる。基地局装置10Aは、ステップS64またはステップS65の処理が終了すると、ステップS66に示す処理を実行する。
ステップS66では、基地局装置10Aは、ステップS61で受信したアタッチ要求を上位装置20へ送信する。次に、基地局装置10Aは、上位装置20から、上位装置20がHSS21(図1A参照)から取得したIMSIのマッピング情報応答を受信する(ステップS67)。
次に、基地局装置10Aは、上位装置20から受信したマッピング情報応答に含まれているUE識別子に基づいて、アタッチ要求の送信元のUE30がM2M端末であるか否かを判定する(ステップS68)。アタッチ要求の送信元のUE30がM2M端末である場合(ステップS68:Yes)、基地局装置10Aは、ステップ69に示す処理を実行する。一方、アタッチ要求の送信元のUE30がM2M端末ではない場合(ステップS68:No)、基地局装置10Aは、M2M端末判定処理を終了する。
ステップS69では、基地局装置10Aは、アタッチ要求に含まれていたIMSIがIMSI記憶テーブル13a内にあるか否かを判定する。アタッチ要求に含まれていたIMSIがIMSI記憶テーブル13a内にある場合(ステップS69:Yes)、基地局装置10Aは、M2M端末判定処理を終了する。一方、アタッチ要求に含まれていたIMSIがIMSI記憶テーブル13a内にない場合(ステップS69:No)、基地局装置10Aは、ステップS70に示す処理を実行する。
ステップS70では、基地局装置10Aは、アタッチ要求に含まれていたIMSIを、IMSI記憶テーブル13aへ追加することにより、IMSI記憶テーブル13aを更新する。ステップS70が終了すると、基地局装置10Aは、M2M端末判定処理を終了する。
(実施形態1に係るマッピング情報取得処理のフロー)
図4は、実施形態1に係るUE識別子取得処理の一例を示すフローチャートである。UE識別子取得処理は、例えば、UE30によるアタッチ処理の度に実行される。先ず、上位装置20は、基地局装置10Aから、アタッチ要求を受信する(ステップS71)。基地局装置10Aからのアタッチ要求には、EPS Mobile Identity(IMSI)が含まれる。次に、上位装置20は、アタッチ要求を基地局装置10Aへ送信したUE30(図2参照)、基地局装置10A、およびHSS21(図2参照)と共に、認証、秘匿、およびインテグリティ制御を行う(ステップS72)。
次に、上位装置20は、ステップS71で受信したアタッチ要求をもとに、HSS21に対して、位置登録要求を行う。そして、上位装置20は、ステップS71で受信したアタッチ要求に含まれているIMSIを含むマッピング情報要求を、HSS21へ送信する(ステップS73)。次に、上位装置20は、HSS21から、UE識別子を含むマッピング情報応答を受信する(ステップS74)。次に、上位装置20は、基地局装置10Aへ、ステップS74で受信したマッピング情報応答を送信し(ステップS75)、マッピング情報取得処理を終了する。
(実施形態1に係る呼処理)
図5は、実施形態1に係る呼処理の一例を示す説明図である。図5に示す例では、カード15aがM2Mカード、カード15b〜15dが一般カード、カード15eが予備カードである。一般カードの起動順序は、カード番号#2のカード15b、カード番号#3のカード15c、カード番号#4のカード15d、カード番号#2のカード15bの順序でカード番号の輪番となる。
図5の(a)は、カード15a、15bおよび15eが電源オンでの運用中の状態、カード15cおよび15dが電源オフの状態をそれぞれ示す。カード15b〜15dには、処理される呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図5の(a)に示す状態では、カード15a〜15dのいずれにも呼は割り当てられていない。なお、図5(a)に示す例において、一般カードであるカード15bには、呼が割り当てられていないため、呼が割り当てられていない状態では、カード15bの電源はオフにされてもよい。
次に、図5の(b)に示すように、新規のM2M呼は、M2Mカードであるカード15aへ割り当てられる。次に、図5の(c)に示すように、新規の一般呼は、一般カードであり、かつ、運用中であるカード15bへ割り当てられる。
そして、図5の(d)に示すように、新規の一般呼がカード15bへ割り当てられることによりカード15bで処理中の一般呼の呼量が所定閾値に至ると、カード15bの次番の一般カードであるカード15cが起動される。そして、カード15cの起動完了後、新規の一般呼は、カード15cへ割り当てられる。その後、カード15bにおける一般呼の呼処理が終了してカード15bでの処理中の一般呼の呼量が0になると、カード15bの電源はオフにされる。
(実施形態1の効果)
実施形態1は、同時に多数発生後、カードでの呼処理が短時間で終了するというM2M呼の特性を考慮し、M2M呼専用のM2Mカードを設け、M2Mカードを、消費電力低減のためのカードの電源制御の対象から除外する。つまり、実施形態1は、一般カードのみカードの電源制御の対象とすることにより、新規の一般呼を割り当てるカードの切り替えによる電源オンと、処理中の呼量が0となったカードの電源オフとの発生頻度を抑えることができる。よって、実施形態1は、基地局装置10Aの消費電力低減効果を高めることができる。
[実施形態2]
前述の実施形態1における基地局装置1Aでは、M2Mカードの枚数が固定されていたが、実施形態2における基地局装置では、M2Mカードの枚数が、M2M呼の予測量に基づいて可変である点が実施形態1の基地局装置1Aとは異なる。なお、実施形態2における基地局装置では、M2Mカードの枚数は、M2M呼の予測量に基づいて、1枚単位で変更されてもよく、2枚以上の整数単位で変更されてもよい。その他の点は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
(実施形態2に係る基地局装置)
図6Aは、実施形態2に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。図6Aは、実施形態2に係る基地局装置10Bのうち、実施形態2に係るブロックのみを図示し、その他のブロックを省略している。また、以下に説明する点を除き、図6Aに示した基地局装置10Bにおいて、図1Aに示した基地局装置10Aと同じ符号を付したブロックは、図1Aに示した基地局装置10Aと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
図6Aに示すように、実施形態2に係る基地局装置10Bの呼処理部12Bは、カード枚数制御部12dをさらに有する。カード枚数制御部12dは、後述するように、新規に受け付けたM2M呼の単位時間あたりの増減量を算出し、単位時間あたりの増減量から予測できる所定時間後のM2M呼処理量予測値Tに基づいて、M2Mカードの枚数を決定する。そして、カード枚数制御部12dは、信号処理部15が有するカードのうち、決定した枚数分のカードを、M2Mカードに割り当て、残りのカードから予備カードを除いたカードを、一般カードに割り当てる。本実施形態において、カード枚数制御部12dは、M2M呼処理量予測値Tに基づいて決定した枚数分のカードを、例えばカード番号#1から昇順にM2Mカードに割り当てる。
また、基地局装置10Bの記憶部13Bは、M2Mカード枚数制御テーブル13b1をさらに有する。
図6Bは、実施形態2に係るM2Mカード枚数制御テーブルの一例を示す図である。図6Bに示すように、M2Mカード枚数制御テーブル13b1は、「M2Mカード枚数」および「M2M呼処理量予測値Tの範囲」を対応付けて記憶する。「M2Mカード枚数」は、M2Mカードとして割り当てられるカードの枚数である。「M2M呼処理量予測値Tの範囲」は、「M2Mカード枚数」と対応する、M2M呼処理量予測値Tの範囲を示す。
例えば、カード枚数制御部12dは、M2M呼処理量予測値Tとして、0≦T<T1(T1は所定値)を算出したとする。この場合、カード枚数制御部12dは、M2Mカード枚数制御テーブル13b1を参照し、「M2M呼処理量予測値Tの範囲」“0≦T<T1”と対応する「M2Mカード枚数」“1”を取得する。すなわち、カード枚数制御部12dは、カード15aをM2Mカードとし、カード15b〜15dを一般カードと制御する。図6Bに示すその他の「M2Mカード枚数」および「M2M呼処理量予測値Tの範囲」についても同様である。
(実施形態2に係るM2Mカード枚数制御処理のフロー)
図7は、実施形態2に係るM2Mカード枚数制御処理の一例を示すフローチャートである。M2Mカード枚数制御処理は、基地局装置10Bによる新規M2M呼の受け付け毎に実行される。先ず、カード枚数制御部12dは、新規M2M呼を受け付ける(ステップS81)。次に、カード枚数制御部12dは、ステップS81で受け付けたM2M呼の処理量を測定し、測定したM2M呼の処理量を、測定時刻に対応付けて、図示しない記憶部へ記録する(ステップS82)。
次に、カード枚数制御部12dは、M2Mカード枚数の更新タイミングか否かを判定する(ステップS83)。なお、更新タイミングは、所定周期であってもよいし、ステップS82で測定したM2M呼の処理量が所定閾値を越えた場合であってもよい。M2Mカード枚数の更新タイミングである場合(ステップS83:Yes)、カード枚数制御部12dは、ステップS84に示す処理を実行する。一方、M2Mカード枚数の更新タイミングでない場合(ステップS83:No)、カード枚数制御部12dは、ステップS81に示す処理を実行する。
ステップS84では、カード枚数制御部12dは、図示しない記憶部へ記録されたM2M呼の処理量に基づき、単位時間あたりのM2M呼処理量増減量を算出する。例えば、カード枚数制御部12dは、図示しない記憶部へ記録されたM2M呼の処理量のうち最新の所定期間の処理量に基づいて、単位時間あたりの処理量の変化量を、M2M呼処理量増減量として算出する。
次に、カード枚数制御部12dは、ステップS84で算出した単位時間あたりのM2M呼処理量増減量に、所定時間を乗じて、所定時間後のM2M呼処理量予測値Tを算出する(ステップS85)。次に、カード枚数制御部12dは、ステップS85で算出したM2M呼処理量予測値TをもとにM2Mカード枚数制御テーブル13b1を参照し、ステップS85で算出したM2M呼処理量予測値Tが含まれるM2M呼処理量予測値Tの範囲を特定する。そして、カード枚数制御部12dは、M2Mカード枚数制御テーブル13b1を参照し、特定したM2M呼処理量予測値Tの範囲に対応付けられているM2Mカード枚数を特定する(ステップS86)。次に、カード枚数制御部12dは、ステップS86で特定したM2Mカード枚数に基づいて、M2Mカード枚数を変更する(ステップS87)。ステップS87では、カード枚数制御部12dは、ステップS86で特定したM2Mカード枚数に対応する枚数のカードをM2Mカードに割り当てる。ステップS87が終了すると、カード枚数制御部12dは、M2Mカード枚数制御処理を終了する。
(実施形態2に係るM2Mカード枚数制御処理)
図8は、実施形態2に係るM2Mカード枚数制御処理の一例を示す説明図である。M2Mカードとしてのカードの振分順番は、カード番号#2のカード15b、カード番号#3のカード15cの順序である。M2Mカードとして複数のカードを起動させる場合、カード番号が小さい順序で複数枚起動させる。また、一般カードとしてのカードの起動順序は、カード番号が最小のものから順次1つずつカード番号か大きいカードを起動させ、カード番号が最大のカードの次に起動させるカードは、カード番号が最小のカードである輪番となる。
図8の(a)は、カード15aがM2Mカードとして運用中の状態、カード15bおよび15dが一般カードとして電源オフの状態、カード15cが一般カードとして運用中の状態、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図8の(a)に示す状態では、カード15a〜15dのいずれにも呼は割り当てられていない。
次に、図8の(b)に示すように、新規のM2M呼は、M2Mカードであるカード15aへ割り当てられる。そして、新規のM2M呼がM2Mカードへ割り当てられ、M2Mカード枚数の更新タイミングにおいて、M2M呼処理量予測値Tに基づき、M2Mカード枚数が“1”から“2”へ変更される。よって、図8の(c)に示すように、カード15aの次番のカードであるカード15bが起動され、カード15aおよび15bがM2Mカードとして運用中の状態になる。そして、カード15cが一般カードとして運用中の状態となり、カード15dが一般カードとして電源オフの状態となる。
そして、図8の(d)に示すように、カード15aへのM2M呼の割り当てが、カード15aが処理可能な呼量の最大値に到達すると、以降の新規M2M呼は、カード15bへ割り当てられる。
なお、カード15aの次番のカードをM2Mカードとして起動する際に、カード15bが一般カードとして運用中の場合には、電源オフであるカードのうち、カード番号が最も小さいカードを起動してM2Mカードとしてもよい。
(実施形態2のその他の形態)
実施形態2における基地局装置10Bは、M2Mカードの数を、M2M呼の予測量に基づいて、例えば1枚単位で変更可能とする。しかし、M2M呼の予測量に基づいて、変更可能なM2Mカードの枚数は、1枚単位に限られず、2枚以上の単位で変更してもよく、1枚未満の単位で変更してもよい。以下、M2M呼の予測量に基づいて、1枚未満の単位でM2Mカードを変更する場合について、実施形態2のその他の形態として説明する。実施形態2のその他の形態では、基地局装置10Bは、M2Mカードの数を、M2M呼の予測量に基づいて、1枚未満の単位、例えば0.5枚単位で変更可能とする。なお、M2M呼の予測量に基づいて、変更可能なM2Mカードの枚数は、0.5枚単位に限られず、1枚未満の単位であれば、適宜設計変更可能である。その他の点は、実施形態2と同様であるので、説明を省略する。
基地局装置10Bの記憶部13Bは、M2Mカード枚数制御テーブル13b1に代えて、M2Mカード枚数制御テーブル13b2をさらに有する。
図9は、実施形態2のその他の形態に係るM2Mカード枚数制御テーブルの一例を示す図である。図9に示すように、M2Mカード枚数制御テーブル13b2は、「制限量」、「M2Mカード枚数」および「M2M呼処理量予測値Tの範囲」を対応付けて記憶する。「制限量」は、M2Mカードとして割り当てられたカードの中で、M2M呼の処理に割り当て可能なカードの枚数を示す。言い換えると、「制限量」は、M2Mカードとして割り当てられたカードの枚数に対する、M2M呼の処理に割り当て可能なカードの枚数の割合である。図9の例では、「制限量」は、「M2Mカード枚数」以下の値となっている。例えば、図9に示すように、「M2Mカード枚数」“1”の場合、「制限量」が0.5のときには1枚のカードのうち1/2がM2Mカードに割り当てられ、残りの1/2が一般カードに割り当てられる。また、例えば、図9に示すように、「M2Mカード枚数」“2”の場合は、「制限量」が1.5のときには2枚のうちの1枚のカード及び他の1枚のカードの1/2がM2Mカードに割り当てられ、他の1枚のカードの残りの1/2が一般カードに割り当てられる。
例えば、カード枚数制御部12dは、M2M呼処理量予測値Tとして、0≦T<0.5×T1(T1は所定値)を算出したとする。この場合、カード枚数制御部12dは、M2Mカード枚数制御テーブル13b2を参照し、「M2M呼処理量予測値Tの範囲」“0≦T<0.5×T1”と対応する「制限量」“0.5”、「M2Mカード枚数」“0.5”を取得する。そして、カード枚数制御部12dは、カード15aの1/2をM2Mカードに割り当て、カード15aの残り1/2と、カード15b〜15dとを一般カードに割り当てる。
また、例えば、カード枚数制御部12dは、M2M呼処理量予測値Tとして、0.5×T1≦T<T1を算出したとする。この場合、カード枚数制御部12dは、M2Mカード枚数制御テーブル13b2を参照し、「M2M呼処理量予測値Tの範囲」“0.5×T1≦T<T1”と対応する「制限量」“1”、「M2Mカード枚数」“1”を取得する。そして、カード枚数制御部12dは、カード15aをM2Mカードに割り当て、カード15b〜15dを一般カードに割り当てる。図9に示すその他の「制限量」「M2Mカード枚数」「M2M呼処理量予測値Tの範囲」についても同様である。
なお、「M2M呼処理量予測値Tの範囲」と対応する「制限量」および「M2Mカード枚数」は、0.5枚単位ではなく、「M2M呼処理量予測値Tの範囲」に応じて適宜定められてもよい。
(実施形態2のその他の形態に係るM2Mカード枚数制御処理)
図10は、実施形態2のその他の形態に係るM2Mカード枚数制御処理の一例を示す説明図である。図10の(a)は、カード15aの1/2がM2Mカードとして運用中の状態を示し、カード15bおよび15dが一般カードとして電源オフの状態を示す。また、図10の(a)は、カード15aの1/2およびカード15cが一般カードとして運用中の状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15aの1/2およびカード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図10の(a)に示す状態では、カード15a〜15dのいずれにも呼は割り当てられていない。
次に、図10の(b)に示すように、新規のM2M呼は、M2Mカードであるカード15aへ割り当てられる。そして、図10の(c)に示すように、新規のM2M呼は、制限量(図10(c)の例では、1/2)の範囲で、M2Mカードへ割り当てられる。そして、M2Mカード枚数の更新タイミングにおいて、M2M呼処理量予測値Tに基づき、制限量およびM2Mカード枚数が“0.5”から“1.5”へ変更される。そして、図10の(d)に示すように、カード15aの次番のカードであるカード15bが起動される。そして、図10の(d)に示すように、カード15aおよびカード15bの1/2がM2Mカードとして運用中、カード15cが一般カードとして運用中の状態となり、カード15dが一般カードとして電源オフの状態となる。
そして、図10の(d)に示すように、カード15aへのM2M呼の割り当てが、カード15aが処理可能な呼量の最大値に到達すると、以降の新規M2M呼は、カード15bが処理可能な呼量の最大値1/2まで、カード15bに割り当てられる。
なお、カード15aの次番のカードをM2Mカードとして起動する際に、カード15bが一般カードとして運用中の場合には、電源オフであるカードのうち、カード番号が最も小さいカードを起動してM2Mカードとしてもよい。
なお、実施形態2および実施形態2のその他の形態では、M2M呼処理量予測値Tに応じてM2Mカード枚数を決定するとしたが、開示の技術はこれに限られず、M2M呼処理量の実測値に応じてM2Mカード枚数が決定されるとしてもよい。
(実施形態2の効果)
実施形態2および実施形態2のその他の形態は、M2M呼の予測量に応じて、M2Mカードの枚数を変更可能とする。つまり、実施形態2および実施形態2のその他の形態は、電源制御の対象とする一般カードの枚数および電源制御の対象外とするM2Mカードの枚数をきめ細かく制御することができる。よって実施形態2および実施形態2のその他の形態は、処理中のM2M呼が少ない場合には、より少ないカードをM2Mカードに割り当てることができ、電源を常時オンにしておくカードを少なくすることができる。これにより、M2M呼の発生状況に応じて、より効率よく基地局装置10Bにおける消費電力の低減を実現できる。
[実施形態3]
実施形態3において、基地局装置は、M2Mカードの数を、M2M呼の予測量に基づいて、1枚未満の単位(例えば0.5枚単位)で変更可能とする。そして、実施形態3において、基地局装置は、新規の一般呼をカードへ割り当てる際に、運用中の一般カードで処理中の一般呼の呼量が所定閾値に達し、次番の一般カードが起動中で割り当てできない場合、状況に応じて他のカードへ新規の一般呼を割り当てる。なお、実施形態3において、基地局装置は、M2Mカードの枚数を、M2M呼の予測量に基づいて、0.5枚単位で可変とするが、0.5枚単位に限らず、任意の単位で可変とするよう、適宜設計変更可能である。その他の点は、実施形態2のその他の形態等と同様であるので、説明を省略する。
(実施形態3に係る基地局装置)
図11は、実施形態3に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。図11は、実施形態3に係る基地局装置10Cのうち、実施形態3に係るブロックのみを図示し、その他のブロックを省略している。また、以下に説明する点を除き、図11に示した基地局装置10Cにおいて、図6Aに示した基地局装置10Bと同じ符号を付したブロックは、図6Aに示した基地局装置10Bと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
図11に示すように、実施形態3に係る基地局装置10Cの呼処理部12Cは、新規処理呼割当制御部12eをさらに有する。新規処理呼割当制御部12eは、新規の一般呼をカードへ割り当てる際に、運用中の一般カードで処理中の一般呼の呼量が所定閾値に達し、次番の一般カードに新規の一般呼を割り当てることができない場合、状況に応じて他のカードへ新規の一般呼を割り当てる。次番の一般カードに新規の一般呼を割り当てることができない場合とは、例えば、次番の一般カードが運用中でない場合である。なお、新規処理呼割当制御部12eは、呼制御部12bと統合されてもよく、以下に説明する新規処理呼割当制御部12eの処理は、呼制御部12bによって行われてもよい。また、基地局装置10Cの記憶部13Cは、実施形態2の基地局装置10Bの記憶部13Bと同様である。
(実施形態3に係る呼割当処理のフロー)
図12は、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示すフローチャートである。呼割当処理は、例えば、基地局装置10Cによる新規の一般呼の受け付け毎に実行される。図12に示すように、先ず、新規処理呼割当制御部12eは、新規の一般呼を受け付ける(ステップS91)。次に、新規処理呼割当制御部12eは、運用中の一般カードでの処理中の呼量が所定閾値に到達したか否かを判定する(ステップS92)。運用中の一般カードでの処理中の呼量が所定閾値に到達した場合(ステップS92:Yes)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS93に示す処理を実行する。一方、運用中の一般カードでの処理中の呼量が所定閾値に到達していない場合(ステップS92:No)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS94へ処理を移す。
ステップS93では、新規処理呼割当制御部12eは、次番の一般カードに電源を投入する。一方、ステップS94では、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS91で受け付けた新規一般呼を、最小番号の一般カードへ割り当てる。ステップS94が終了すると、新規処理呼割当制御部12eは、呼処理を終了する。
ステップS93に続き、ステップS95では、新規処理呼割当制御12eは、新規の一般呼を受け付けたか否かを判定する。新規の一般呼を受け付けた場合(ステップS95:Yes)、新規処理呼割当制御12eは、ステップS96に示す処理を実行する。一方、新規の一般呼を受け付けていない場合(ステップS95:No)、新規処理呼割当制御12eは、ステップS95に示す処理を繰り返す。ステップS96では、新規処理呼割当制御12eは、ステップS93で電源を投入した次番の一般カードの電源立ち上げが完了したか否かを判定する。ステップS93で電源投入した次番一般カードの立ち上げが完了した場合(ステップS96:Yes)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS97に示す処理を実行する。一方、ステップS93で電源投入した次番一般カードの立ち上げが完了していない場合(ステップS96:No)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS98に示す処理を実行する。
ステップS97では、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS96で電源の立ち上げが完了したと判定した次番の一般カードへ、ステップS95で受け付けた新規の一般呼を割り当てる。ステップS97が終了すると、新規処理呼割当制御部12eは、呼割当処理を終了する。
一方、ステップS98では、新規処理呼割当制御部12eは、他の一般カードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能か否かを判定する。他の一般カードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能である場合(ステップS98:Yes)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS99に示す処理を実行する。一方、他の一般カードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能でない場合(ステップS98:No)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS100に示す処理を実行する。
ステップS99では、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS95で受け付けた新規の一般呼を、割当が可能な他の一般カードへ割り当てる。ステップS99が終了すると、新規処理呼割当制御部12eは、呼割当処理を終了する。
一方、ステップS100では、新規処理呼割当制御部12eは、M2Mカードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能か否かを判定する。M2Mカードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能である場合(ステップS100:Yes)、ステップS101に示す処理を実行する。一方、M2Mカードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能でない場合(ステップS100:No)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS102に示す処理を実行する。
ステップS101では、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS95で受け付けた新規の一般呼を、割当が可能であるM2Mカードへ割り当てる。ステップS101が終了すると、新規処理呼割当制御部12eは、呼割当処理を終了する。
一方、ステップS102では、新規処理呼割当制御部12eは、予備カードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能か否かを判定する。予備カードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能である場合(ステップS102:Yes)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS103に示す処理を実行する。一方、予備カードに、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能でない場合(ステップS102:No)、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS104に示す処理を実行する。
ステップS103では、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS95で受け付けた新規の一般呼を、割当が可能な予備カードへ割り当てる。ステップS103が終了すると、新規処理呼割当制御部12eは、呼割当処理を終了する。一方、ステップS104では、新規処理呼割当制御部12eは、ステップS95で受け付けた新規の一般呼の割当が可能なカードが存在しない旨を示す新規一般呼割当不能通知を、例えば図示しないコンソール端末へ出力する。ステップS104が終了すると、新規処理呼割当制御部12eは、呼割当処理を終了する。
(実施形態3に係る呼割当処理)
図13Aは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。図13Aは、図12のステップにおいて、次番の一般カードの電源投入が完了した場合(ステップS96:Yes)の処理を示す。図13Aの(a)は、カード15aの1/2がM2Mカードとして運用中の状態を示し、カード15aの1/2およびカード15bが一般カードとして運用中の状態を示す。また、図13Aの(a)は、カード15cが一般カードとして起動中の状態を示し、カード15dが一般カードとして電源オフの状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15aの1/2およびカード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図13Aの(a)に示す状態では、カード15aの1/2およびカード15bに、閾値Th1を越える一般呼が割り当てられている。
次に、図13Aの(b)に示すように、カード15cが、一般カードとして起動完了して運用中となる。そして、図13Aの(c)に示すように、新規の一般呼は、一般カードであるカード15cへ割り当てられる。
また、図13Bは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。図13Bは、図12のステップS98において、他の一般カードに、新規の一般呼の割当が可能である場合(ステップS98:Yes)の処理を示す。図13Bの(a)は、カード15aの1/2がM2Mカードとして運用中の状態を示し、カード15bが一般カードとして運用中の状態を示す。また、図13Bの(a)は、カード15cが一般カードとして電源オフの状態を示し、カード15dが一般カードとして運用中の状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15aの1/2およびカード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図13Bの(a)に示す状態では、カード15aの1/2およびカード15bに、閾値Th1を越える一般呼が割り当てられている。
次に、図13Bの(b)および(c)に示すように、カード15cは、一般カードとして依然として起動中である。このため、図13Bの(c)に示すように、新規の一般呼は、運用中の一般カードのうち最もカード番号が最小であるカード15dへ割り当てられる。
また、図13Cは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。図13Bは、図12のステップS100において、M2Mカードに、新規の一般呼の割当が可能である場合(ステップS100:Yes)の処理を示す。図13Cの(a)は、カード15aの1/2がM2Mカードとして運用中の状態を示し、カード15aの残り1/2および15bが一般カードとして運用中の状態を示す。また、図13Cの(a)は、カード15cおよび15dが一般カードとして電源オフの状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15aの1/2、カード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図13Cの(a)に示す状態では、カード15bに、閾値Th1を越える一般呼が割り当てられている。
次に、図13Cの(b)に示すように、カード15cは、一般カードとして起動されるが、図13Cの(c)に示すように、依然として起動中である。このため、図13Cの(c)に示すように、新規の一般呼は、運用中のカードのうち1/2がM2Mカードに割り当てられ、1/2が一般カードに割り当てられているカード15aの一般カード領域へ割り当てられる。
また、図13Dは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。図13Dは、図12のステップS100において、M2Mカードに、新規の一般呼の割当が可能である場合(ステップS100:Yes)の処理を示す。図13Dの(a)は、カード15aの1/2がM2Mカードとして運用中の状態を示し、カード15aの残り1/2およびカード15bが一般カードとして運用中の状態を示す。また、図13Dの(a)は、カード15cおよび15dが一般カードとして電源オフの状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15aの1/2およびカード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図13Dの(a)に示す状態では、カード15aに、処理可能な呼量の最大値まで一般呼が割り当てられている。また、そして、図13Dの(a)に示す状態では、カード15bに、処理呼量の閾値であるTh1を越える一般呼が割り当てられている。
次に、図13Dの(b)に示すように、カード15cは、一般カードとして起動されるが、図13Dの(c)に示すように、依然として起動中である。このため、図13Dの(c)に示すように、新規の一般呼は、運用中のカードのうち1/2がM2Mカードに割り当てられ、1/2が一般カードに割り当てられているカード15aのM2Mカード領域へ割り当てられる。
また、図13Eは、実施形態3に係る呼割当処理の一例を示す説明図である。図13Eは、図12のステップS102において、予備カードに、新規の一般呼の割当が可能である場合(ステップS102:Yes)の処理を示す。図13Eの(a)は、カード15aの1/2がM2Mカードとして運用中の状態を示し、カード15bが一般カードとして運用中の状態を示す。また、図13Eの(a)は、カード15cおよび15dが一般カードとして電源オフの状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15aの1/2およびカード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。そして、図13Eの(a)に示す状態では、カード15aに、処理可能な呼量の最大値まで一般呼が割り当てられ、カード15bに、閾値Th1を越える一般呼が割り当てられている。
次に、図13Eの(b)に示すように、カード15cは、一般カードとして起動されるが、図13Eの(c)に示すように、依然として起動中である。しかも、図13Eの(c)に示すように、カード15aの1/2のM2Mカード領域も、処理可能な呼量の最大値までM2M呼が割り当てられている。そこで、新規の一般呼は、予備カードに割り当てられている運用中のカード15eへ割り当てられる。
なお、実施形態3では、新規の一般呼を一般カードへ割り当てできないときに、新規の一般呼を、M2Mカードまたは予備カードへ割り当てる。しかし、開示の技術はこれに限られず、新規のM2M呼をM2Mカードへ割り当てできないとき、新規のM2M呼を予備カードへ割り当てるとしてもよい。例えば、新規のM2M呼は、M2Mカードの処理可能な呼量の最大値に達し、M2Mカードの数の変更処理が新規のM2M呼の割り当てに間に合わないとき、新規のM2M呼を予備カードへ割り当てるようにしてもよい。
(実施形態3の効果)
実施形態3は、一般呼の割当に関し、運用中の一般カードに閾値Th1を越える一般呼が割り当てられており、かつ、他の一般カードの起動完了が一般呼の割当に間に合わない場合、M2Mカードまたは予備カードへ新規一般呼を割り当てる。これにより、実施形態3は、M2Mカードの採用により効率よく基地局装置10Cにおける消費電力低減を実現しつつ、一般呼の呼損を低減することができる。
[実施形態4]
実施形態4において、基地局装置は、複数の一般カードで呼処理中の一般呼を、1以上一般カードへ移行させて、移行先の一般カードでまとめて呼処理する。なお、実施形態4において、複数の一般カードで呼処理中の一般呼を、1以上一般カードへ移行させて、移行先の一般カードでまとめて呼処理する以外の点は、実施形態1等と同様であるので、説明を省略する。
(実施形態4に係る基地局装置)
図14は、実施形態4に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。図14は、実施形態4に係る基地局装置10Dのうち、実施形態4に係るブロックのみを図示し、その他のブロックを省略している。また、以下に説明する点を除き、図14に示した基地局装置10Dにおいて、図1Aに示した基地局装置10Aと同じ符号を付したブロックは、図1Aに示した基地局装置10Dと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
図14に示すように、実施形態4に係る基地局装置10Dの呼処理部12Dは、処理呼移動制御部12fをさらに有する。処理呼移動制御部12fは、後述するように、複数の一般カードで処理中の一般呼を、1枚以上の一般カードへ移行させて、移行先の一般カードでまとめて処理させる。
(実施形態4に係る処理呼移行処理のフロー)
図15は、実施形態4に係る処理呼移行処理の一例を示すフローチャートである。処理呼移行処理は、周期的に実行されてもよいし、運用中の複数の一般カードを検出する度に実行されてもよい。
先ず、処理呼移動制御部12fは、複数の一般カードが運用中か否かを判定する(ステップS111)。複数の一般カードが運用中である場合(ステップS111:Yes)、処理呼移動制御部12fは、ステップS112に示す処理を実行する。一方、複数の一般カードが運用中でない場合(ステップS111:No)、処理呼移動制御部12fは、処理呼移行処理を終了する。
ステップS112では、処理呼移動制御部12fは、前番一般カードに処理中の呼あるか否かを判定する。ここで、「前番一般カード」とは、例えば、一般カードのうち、今回、電源を投入され起動完了した一般カード対して、1つ前の前回、電源を投入され起動完了した一般カードである。言い換えると、「前番一般カード」は、起動順序が1つ前の一般カードである。前番一般カードに処理中の呼がある場合(ステップS112:Yes)、処理呼移動制御部12fは、ステップS113に示す処理を実行する。一方、前番一般カードに処理中の呼がない場合(ステップS112:No)、処理呼移動制御部12fは、ステップS116に示す処理を実行する。
ステップS113では、処理呼移動制御部12fは、一定時間が経過したか否かを判定する。なお、ステップS113において、処理呼移動制御部12fが一定時間待機するのは、前番一般カードにおける処理中の呼のうちの少なくとも1つの呼の処理が終了することを待つためである。一定時間が経過した場合(ステップS113:Yes)、処理呼移動制御部12fは、ステップS114に示す処理を実行する。一方、一定時間が経過していない場合(ステップS113:No)、処理呼移動制御部12fは、ステップS112に示す処理を実行する。
ステップS114では、処理呼移動制御部12fは、処理呼移行条件が満たされるか否かを判定する。ここで、「処理呼移行条件」とは、処理呼の移行により、移行先の一般カードの全処理呼量が所定閾値未満になることである。処理呼移行条件が満たされる場合(ステップS114:Yes)、処理呼移動制御部12fは、ステップS115に示す処理を実行する。一方、処理呼移行条件が満たされない場合(ステップS114:No)、処理呼移動制御部12fは、ステップS114に示す処理を実行する。
ステップS115では、処理呼移動制御部12fは、前番一般カードの処理呼を、処理呼移行条件を満たす一般カードへ移行させる。次に、処理呼移動制御部12fは、処理呼を移行させたことにより、呼処理中の処理呼が0となった前番一般カードの電源をオフにする(ステップS116)。ステップS116が終了すると、処理呼移動制御部12fは、処理呼移行処理を終了する。
(実施形態4に係る処理呼移行処理)
図16Aは、実施形態4に係る処理呼移行処理の一例を示す説明図である。図16Aの(a)は、カード15aがM2Mカードとして運用中、カード15bおよび15cが一般カードとして運用中の状態を示す。また、図16Aの(a)は、カード15dが一般カードとして電源オフの状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。図16Aの(a)に示すカード15bで呼処理中の処理呼は、カード15cへ移行させても、上述の処理呼移行条件を満たす。よって、図16Aの(b)に示すように、カード15bで呼処理中の処理呼をカード15cへ移行させる。そして、図16Aの(c)に示すように、処理呼量が0となったカード15bは、電源オフにされる。
また、図16Bは、実施形態4に係る処理呼移行処理の一例を示す説明図である。図16Bの(a)は、カード15aの1/2がM2Mカードとして運用中の状態を示し、カード15aの1/2およびカード15bが一般カードとして運用中の状態を示す。また、図16Bの(a)は、カード15cおよび15dが一般カードとして電源オフの状態を示し、カード15eが予備カードとして運用中の状態を示す。カード15aの1/2およびカード15b〜15dには、処理呼量の閾値であるTh1が設定されている。図16Bは、1/2がM2Mカードに割り当てられている運用中のカード15aへ優先的に処理呼を移行させる例を示す。
図16Bの(a)に示すカード15bで呼処理中の処理呼は、カード15aの一般カードとして運用中の一般カード領域へ移行させても、上述の処理呼移行条件を満たす。よって、図16Bの(b)に示すように、カード15bで呼処理中の処理呼をカード15aの一般カード領域へ移行させる。そして、図16Bの(c)に示すように、処理呼量が0となったカード15bは、電源オフにされる。
(実施形態4の効果)
実施形態4は、複数の一般カードで一般呼を呼処理中の場合、1以上の一般カードへ処理呼を移行させることにより、移行先の一般カードで一般呼をまとめて処理させる。これにより、実施形態4は、基地局装置10Dにおいて、一般カードとして起動されるカードの枚数を低減し、消費電力低減を実現できる。
[実施形態5]
実施形態5において、基地局装置は、次番の一般カードを起動する際の契機となる前番の一般カードでの処理呼量の閾値判定を行うための閾値(チャネル閾値)を、一般処理呼の増加率に基づき決定して変更する。なお、実施形態5において、次番の一般カードを起動する際の契機となる前番の一般カードでの処理呼量の閾値判定を行うための閾値を、一般処理呼の増加率に基づき決定して変更する以外の点は、実施形態1等と同様であるので、説明を省略する。
(実施形態5に係る基地局装置)
図17Aは、実施形態5に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。図17Aは、実施形態5に係る基地局装置10Eのうち、実施形態5に係るブロックのみを図示し、その他のブロックを省略している。また、以下に説明する点を除き、図17Aに示した基地局装置10Eにおいて、図1Aに示した基地局装置10Aと同じ符号を付したブロックは、図1Aに示した基地局装置10Aと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
図17Aに示すように、実施形態5に係る基地局装置10Eの呼処理部12Eは、閾値制御部12gをさらに有する。閾値制御部12gは、後述するように、次番の一般カードを起動する際の契機となる前番の一般カードでの処理呼量の閾値判定を行うための閾値を、一般処理呼の増加率に基づき決定して変更する。
また、基地局装置10Eの記憶部13Eは、処理呼量増加率記憶テーブル13cをさらに有する。
図17Bは、実施形態5に係る処理呼量増加率記憶テーブルの一例を示す図である。図17Bに示すように、処理呼量増加率記憶テーブル13cは、「処理呼量増加率」および「タイムスタンプ」を対応付けて記憶する。「処理呼量増加率」は、基地局装置10Eにおいて算出された一般カード毎の呼量の増加率を示す。「処理呼量増加率」は、例えば、それぞれの一般カードについて、2つの時刻において処理中の呼量をそれぞれ測定し、2つの時刻において測定された呼量の変化率として算出される。「タイムスタンプ」は、「処理呼増加率」を算出した日時である。
(実施形態5に係る処理呼量増加率算出処理)
図18Aは、実施形態5に係る処理呼量増加率算出処理の一例を示すフローチャートである。処理呼量増加率算出処理は、一般カード毎に、所定周期で実行される。先ず、閾値制御部12gは、1つの一般カードが処理中の呼量mおよび時刻Aを取得する(ステップS121)。次に、閾値制御部12gは、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS122)。所定時間が経過した場合(ステップS122:Yes)、閾値制御部12gは、ステップS123に示す処理を実行する。一方、所定時間が経過していない場合(ステップS122:No)、閾値制御部12gは、再びステップS122に示した処理を繰り返す。
ステップS123では、閾値制御部12gは、ステップS121で処理中の呼量mおよび時刻Aが取得された一般カードについて、処理中の呼量nおよび時刻Bを再度取得する。次に、閾値制御部12gは、ステップS121およびS123で取得した処理呼量および時刻から、単位時間あたりの「処理呼量増加率」を算出する(ステップS124)。ステップS124において、閾値制御部12gは、例えば(n−m)/(B−A)を計算することにより、単位時間あたりの「処理呼量増加率」を算出する。次に、閾値制御部12gは、ステップS124で算出した「処理呼量増加率」を、処理呼量増加率記憶テーブル13c(図17Aおよび図17B参照)へ記録する(ステップS125)。ステップS125が終了すると、閾値制御部12gは、処理呼量増加率算出処理を終了する。
(実施形態5に係る閾値設定処理)
図18Bは、実施形態5に係る閾値設定処理の一例を示すフローチャートである。閾値設定処理は、一般カードの起動時間が、一般カードにおいて処理中の呼量が処理呼量閾値(チャネル閾値)を越えてから制限値に達するまでの時間以下となるように、処理呼量閾値(チャネル閾値)を設定する処理である。閾値設定処理は、例えば、一般カードの起動毎に実行される。
先ず、閾値制御部12gは、一般カードの起動開始を検知したか否かを判定する(ステップS131)。一般カードの起動開始を検知した場合(ステップS131:Yes)、ス閾値制御部12gは、ステップS132に示す処理を実行する。一方、一般カードの起動開始を検知していない場合(ステップS131:No)、閾値制御部12gは、再びステップS131に示した処理を繰り返す。
ステップS132では、閾値制御部12gは、ステップS131で起動開始を検知した一般カードの起動開始検知時刻を取得する。次に、閾値制御部12gは、ステップS131で起動開始を検知した一般カードの起動完了を検知したか否かを判定する(ステップS133)。ステップS131で起動開始を検知した一般カードの起動完了を検知した場合(ステップS133:Yes)、閾値制御部12gは、ステップS134に示す処理を実行する。一方、ステップS131で起動開始を検知した一般カードの起動完了を検知していない場合(ステップS133:No)、閾値制御部12gは、再びステップS133に示した処理を繰り返す。
ステップS134では、閾値制御部12gは、ステップS133で起動完了を検知した一般カードの起動完了検知時刻を取得する。次に、閾値制御部12gは、ステップS134で取得した起動完了検知時刻からステップS132で取得した起動開始検知時刻までの時間を起動時間として算出する(ステップS135)。
次に、閾値制御部12gは、ステップS135で算出した起動時間と、処理呼量増加率記憶テーブル13cに記録されている「処理呼量増加率」とに基づいて、処理呼量閾値を算出する(ステップS136)。例えば、閾値制御部12gは、ステップS135で算出した起動時間に、処理呼量増加率記憶テーブル13cに記録されている「処理呼量増加率」の平均を乗じた結果を、カードが起動するまでの間に増加する呼量として算出する。そして、閾値制御部12gは、カードが起動するまでの間に増加する呼量を、1カードあたりの処理呼量の総量から減算し、減算後の値を、処理呼量閾値(チャネル閾値)として算出する。ただし、閾値制御部12gは、カードが起動するまでの間に増加する呼量をα(α>1、例えばα=1.1等)倍して、処理呼量閾値に安全マージンをもたせてもよい。
次に、閾値制御部12gは、ステップS136で算出した処理呼量閾値(チャネル閾値)を、全ての一般カードへ設定する(ステップS137)。ステップS137が終了すると、閾値制御部12gは、閾値設定処理を終了する。
なお、閾値制御部12gが、ステップS136における処理呼量閾値(チャネル閾値)の算出時に用いる「処理呼量増加率」の平均は、全ての一般カードについての「処理呼量増加率」の平均であってもよい。また、閾値制御部12gが、ステップS136における処理呼量閾値(チャネル閾値)の算出時に用いる「処理呼量増加率」の平均は、一般カード毎の「処理呼量増加率」の平均であってもよい。
また、閾値制御部12gは、ステップS137において、ステップS131で起動開始を検知した一般カード毎に処理呼量閾値(チャネル閾値)を設定するとしてもよい。例えば、閾値制御部12gが、一般カード毎の「処理呼量増加率」の平均を採用し、ステップS131で起動開始を検知した一般カード毎に処理呼量閾値(チャネル閾値)を設定するとしてもよい。この場合、閾値制御部12gは、カード個体の起動時間の特性を反映した処理呼量閾値(チャネル閾値)を一般カード毎に設定できる。
(実施形態5の効果)
実施形態5は、一般カードへの処理呼量閾値(チャネル閾値)の設定を統計量に基づいて決定するので、合理的な閾値設定により、一般カードの起動タイミングをより適切に制御することができる。これにより、実施形態5は、基地局装置10Eにおいて、一般カードの起動枚数を低減し、消費電力の低減を実現できる。
上記の実施形態で示した各処理を実行する各機能部は、例えば、NWP、CPU、MPU、ASIC、FPGAが所定プログラムを実行することにより実現されてもよい。MPUはMicro Processing Unitの略である。また、ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略であり、FPGAはField Programmable gate arrayの略である。
また、上記の実施形態で示した各テーブルならびに各機能部の機能を実現する所定プログラムおよび所定データは、RAM(Random Access Memory)もしくはフラッシュメモリ(Flash Memory)に記憶されてもよい。または、上記の実施形態で示した各テーブルもしくは磁気ディスクもしくは光磁気ディスク等を記憶媒体とする記憶装置に記憶されてもよい。
以上、本願の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載された範囲に限定されない。上記の実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得る。
1 アンテナ
10A、10B、10C、10D、10E 基地局装置
11 無線送受信部
12A、12B、12C、12D、12E 呼処理部
12a サービス種別判定部
12b 呼制御部
12c カード監視部
12d カード枚数制御部
12e 新規処理呼割当制御部
12f 処理呼移動制御部
12g 閾値制御部
13A、13B、13C、13E 記憶部
13a IMSI記憶テーブル
13b1、13b2 M2Mカード枚数制御テーブル
13c 処理呼増加率記憶テーブル
14 伝送路送受信部
15 信号処理部
15a、15b、15c、15d、15e カード
20 上位装置
21 HSS

Claims (5)

  1. 無線通信端末とのM2M(Machine to Machine)通信に係る信号処理を行う第1の信号処理カードと、
    無線通信端末との前記M2M通信以外の一般通信に係る信号処理を行う第2の信号処理カードと、
    無線通信端末から受信した該無線通信端末の利用者識別子から、該無線通信端末との通信の種別が前記M2M通信か否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、通信の種別が前記M2M通信であると判定された無線通信端末との該M2M通信に係る信号処理を前記第1の信号処理カードへ割り当て、通信の種別が前記一般通信であると判定された無線通信端末との該一般通信に係る信号処理を前記第2の信号処理カードへ割り当てる制御部と、
    前記第1の信号処理カードに前記M2M通信に係る信号処理が割り当てられているか否かに関わらず、前記第1の信号処理カードに電源を投入し、前記第2の信号処理カードに前記一般通信に係る信号処理が割り当てられている場合に、該第2の信号処理カードに電源を投入し、該第2の信号処理カードに前記一般通信に係る信号処理が割り当てられていない場合に、該第2の信号処理カードへの電源を遮断する電源制御部と
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記M2M通信を行う無線通信端末の利用者識別子を記憶する記憶部
    をさらに備え、
    前記判定部は、無線通信端末から受信した利用者識別子が前記記憶部に記憶されている場合、または、無線通信端末から受信した利用者識別子が前記M2M通信を行うM2M端末へマッピングされていると上位装置から通知された場合に、該無線通信端末との通信の種別が前記M2M通信であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記第1の信号処理カードにおける処理呼量の実測値または予測値に応じて前記第1の信号処理カードの数を決定する決定部
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記決定部により決定された数の前記第1の信号処理カードのいずれかへ、前記判定部により通信の種別が前記M2M通信であると判定された無線通信端末との該M2M通信に係る信号処理を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の信号処理カードにおいて、前記一般通信に係る信号処理量が前記第2の信号処理カードが処理可能な呼量の最大値に達している場合には、新たな前記一般通信に係る信号処理を前記第1の信号処理カードへ割り当てる
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の基地局装置。
  5. 前記第1の信号処理カードおよび前記第2の信号処理カードとは別の、電源が常時投入されている予備カード
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の信号処理カードにおいて、前記M2M通信に係る信号処理量が前記第1の信号処理カードが処理可能な呼量の最大値に達している場合には、新たな前記M2M通信に係る信号処理を、前記予備カードへ割り当てる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の基地局装置。
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