図1は、実施形態の情報提示システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。情報提示システム1は、端末装置200のユーザの健康状態を提示する。情報提示システム1は、ネットワーク300を介して互いに通信可能に接続される情報処理装置100及び複数の端末装置200を備える。ネットワーク300は、どのようなネットワークで構築されてもよい。例えば、ネットワーク300は、インターネットで構成されてもよい。
図2は、実施形態の情報処理装置100の機能構成を表す機能ブロック図である。情報処理装置100は、パーソナルコンピュータ又はサーバ等の情報処理装置を用いて構成される。情報処理装置100は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、健康管理プログラムを実行することによって通信部101、入力部102、表示部103、記憶部104及び制御部105を備える装置として機能する。なお、通信部101、入力部102、表示部103、記憶部104及び制御部105の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。健康管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。健康管理プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。健康管理プログラムは、クラウドコンピューティングシステム上で実行されてもよい。
通信部101は、ネットワークインタフェースである。通信部101はネットワーク300を介して、端末装置200と通信する。通信部101は、例えば無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、Bluetooth(登録商標)又はLTE(Long Term Evolution)(登録商標)等の通信方式で通信してもよい。
入力部102は、タッチパネル、マウス及びキーボード等の入力装置を用いて構成される。入力部102は、入力装置を情報処理装置100に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部102は、入力装置において入力された入力信号から入力データ(例えば、情報処理装置100に対する指示を示す指示情報)を生成し、情報処理装置100に入力する。
表示部103は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の出力装置である。表示部103は、出力装置を情報処理装置100に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部103は、映像データから映像信号を生成し自身に接続されている映像出力装置に映像信号を出力する。
記憶部104は、健康管理プログラムを実行するために用いられる各種のデータを記憶する。記憶部104は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部104は、利用者情報記憶部106、評価情報記憶部107、改善情報記憶部108、実績情報記憶部109、価値決定情報記憶部110、勤務時間記憶部111及びキャラクター情報記憶部112として機能する。また、記憶部104は、体内時計情報を記憶する。
制御部105は、情報処理装置100の各部の動作を制御する。制御部105は、例えばCPU等のプロセッサ及びRAMを備えた装置により実行される。制御部105は、健康管理プログラムを実行することによって、進行制御部113、利用者情報取得部114、実績情報取得部115、改善項目決定部116、遊技処理部117、価値付与部118、評価情報決定部119、画面情報生成部120、推奨時刻情報決定部121、勤務時間登録部122及び管理処理部123として機能する。
利用者情報記憶部106は、利用者情報テーブルを記憶する。利用者情報テーブルは、情報提示システム1の利用者に関する情報を保持するテーブルである。図4は、実施形態の利用者情報テーブルの具体例を示す図である。利用者情報テーブルは、利用者情報レコードを有する。利用者情報レコードは、利用者識別情報、利用者名、改善情報識別子、価値付与数、勤務情報識別子及び推奨時刻情報の各値を有する。利用者識別情報は、情報提示システム1の利用者を識別する情報である。利用者識別情報は、利用者ごとに割り当てられる。利用者名は、利用者識別情報に対応付けられた利用者の名前である。改善情報識別子は、利用者によって選択された改善項目を特定する識別情報である。改善項目は、指定された期間内に、利用者によって実行される動作を表す。価値付与数は、情報提示システム1によって、利用者に付与された価値データの数量を表す。勤務情報識別子は、利用者の勤務時間を特定する識別情報である。推奨時刻情報は、朝食時刻、昼食時刻、夕食時刻、起床時刻及び就床時刻等の所定の行動が行われる時刻について、利用者が行うに当たって適切と考えられる時刻を表す。推奨時刻情報は、利用者の勤務時間又は体内時計情報に基づいて決定される。本実施形態では、利用者は、企業などの従業者であるとして説明を行うが、従業者に限定されない。利用者は、健康管理プログラムにおける健康管理の対象者を表す。利用者は、例えば、利用者は、企業の従業員、学校の教師又は生徒、健康保険組合の組合員、塾又はサークル等のように予め定められた拘束時間が生じる組織に所属している者であってもよいし、組織に所属していない者であってもよい。組織に所属していない者とは、例えば、個人事業主、定年退職者又は専業主婦等の拘束時間の生じない者であってもよい。利用者は、例えば、組織又は医者等の指示に応じて、健康管理プログラムを使用する者であってもよいし、自主的に使用する者であってもよく、どのような者であってもよい。勤務時間は、拘束時間の一態様である。拘束時間は、例えば、勤務先の勤務時間であってもよいし、通勤時間等の移動時間であってもよく、予め定められた時間であればどのような時間であってもよい。体内時計情報は、朝食時刻、昼食時刻、夕食時刻、起床時刻及び就床時刻等の所定の行動毎に、人間の体内時計に基づいて予め指定された時刻を含む情報である。体内時計情報に含まれる時刻は、人間が所定の行動が行うために推奨される時刻を表す。
図4に示される例では、利用者情報テーブルの最上段の利用者情報レコードは、利用者識別情報の値が“User01”、利用者名の値が“鈴木太郎”、改善情報識別子の値が“改善A”、価値付与数の値が“12”、勤務情報識別子の値が“Work1”、推奨時刻情報の値のうち、朝食時刻の値が“7:00”、昼食時刻の値が“12:00”、夕食時刻の値が“19:15”、起床時刻の値が“6:00”、就床時刻の値が“23:00”である。従って、利用者情報テーブルの最上段のレコードによると、利用者識別情報の値が“User01”の利用者の名前は“鈴木太郎”であり、利用者は、“改善A”を実行し、価値の数を“12”付与しており、勤務体系は“Work1”であり、朝食を食べる時刻は“7:00”、昼食を食べる時刻は“12:00”、夕食を食べる時刻は“19:15”、起床する時刻は“6:00”、就床する時刻は“23:00”が健康を維持するために適切と考えられることがわかる。なお、図4に示される利用者情報テーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図4とは異なる態様で利用者情報テーブルが構成されてもよい。例えば、利用者情報テーブルは、推奨時刻情報として、間食時刻、補食時刻又は運動時刻等の他の値を有してもよい。
評価情報記憶部107は、評価情報テーブルを記憶する。評価情報テーブルは、情報提示システム1の利用者の入力実績に対する評価を保持するテーブルである。図5は、実施形態の評価情報テーブルの具体例を示す図である。評価情報テーブルは、評価情報レコードを有する。評価情報レコードは、利用者識別情報、前回評価情報及び前々回評価情報、・・・の各値を有する。
利用者識別情報は、情報提示システム1の利用者を識別する情報である。利用者識別情報は、利用者ごとに割り当てられる。前回評価情報は、朝食、昼食、夕食、起床、就床、ライフスコア、コンディションスコア、キャラクター情報及び総合評価について、前回の期間中に利用者によって入力された実績情報の評価情報を表す。評価情報には、例えば、食事をとらなかった状態を表す“抜き”、推奨時刻情報よりも早い時刻に実行された“前ズレ”、推奨時刻情報よりもかなり早い時刻に実行された“前大ズレ”、推奨時刻情報よりも遅い時刻に実行された“後ズレ”、推奨時刻情報よりもかなり遅い時刻に実行された“後大ズレ”、推奨時刻情報どおりに実行された“丁度”がある。なお、遅い又は早いは、推奨時刻情報から30分から60分程度の差異を表す。かなり早い又はかなり遅いは、推奨時刻情報から60分以上の差異を表す。丁度は、推奨時刻情報から30分以内の差異を表す。なお、早い、遅い、かなり早い又はかなり遅い、の差異は上記の時間に限定されない。例えば、早い又は遅いは、推奨時刻情報から15分から30分程度の差異を表してもよい。例えば、かなり早い又はかなり遅いは、推奨時刻情報から30分から60分程度の差異を表してもよい。総合評価は、抜きを0、前ズレ及び後ろズレを3、前大ズレ及び後大ズレを1、丁度を5とした場合の、平均値を表す。なお、差異の時間及び総合評価の算出方法は上記に限定されない。前々回評価は、朝食、昼食、夕食、起床、就床ライフスコア、コンディションスコア、キャラクター情報及び総合評価について、前々回の期間中に利用者によって入力された実績情報の評価情報を表す。
図5に示される例では、評価情報テーブルの最上段の評価情報レコードは、利用者情報識別子の値が“User01”、前回評価情報の値のうち、朝食の値が“抜き”、昼食の値が“前大ズレ”、夕食の値が“後ズレ”、起床の値が“丁度”、就床の値が“後大ズレ”、ライフスコアの値が“10”、コンディションスコアの値が“15”、キャラクター情報の値が“ヨフカシ”、総合評価の値が“0”、前々回評価の値が、・・・である。従って、評価情報テーブルの最上段のレコードによると、利用者識別情報の値が“User01”であり、朝食は、食べておらず、昼食は推奨時刻情報よりもかなり早い時刻に食べており、夕食は推奨時刻情報よりも遅い時刻に食べており、起床は、推奨時刻情報通りであり、就床は、推奨時刻情報よりもかなり遅い時刻である。このため、キャラクター情報として“ネボスケ”が選択される。またライフスコアの値が10、コンディションスコアの値が15であり、総合評価は2であることがわかる。なお、図5に示される評価情報テーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図5とは異なる態様で評価情報テーブルが構成されてもよい。例えば、評価情報テーブルは、間食時刻、補食時刻又は運動時刻等の評価情報を有してもよい。
改善情報記憶部108は、改善情報テーブルを記憶する。改善情報テーブルは、情報提示システム1の利用者に提示される改善情報の一覧を保持するテーブルである。図6は、実施形態の改善情報テーブルの具体例を示す図である。改善情報テーブルは、改善情報レコードを有する。改善情報レコードは、改善情報識別子、改善項目、朝食抜き、昼食抜き、夕食抜き、起床ズレ及び就床ズレの各値を有する。
改善情報識別子は、利用者によって選択された改善項目を特定する識別情報である。改善項目は、指定された期間内に、利用者によって実行される動作を表す。利用者は、改善項目を実行することで、健康を維持することができる。改善項目は、改善情報識別子に対応付けられた改善項目の名前である。朝食抜きは、改善項目を利用者に提示するか否か判断されるに当たって、前回評価情報の値として、朝食が抜きであるか否かの条件を表す。前回評価情報の値として朝食が抜きであることを用いる場合は、例えば、“〇”が入力される。前回評価情報の値として朝食が抜きでないことが条件である場合は、例えば、“×”が入力される。昼食抜きは、改善項目を利用者に提示するか否か判断されるに当たって、前回評価情報の値として、昼食が抜きであるか否かの条件を表す。夕食抜きは、改善項目を利用者に提示するか否か判断されるに当たって、前回評価情報の値として、夕食が抜きであるか否かの条件を表す。起床ズレは、改善項目を利用者に提示するか否か判断されるに当たって、前回評価情報の値として、起床時刻のズレを用いるか否かの条件を表す。就床ズレは、改善項目を利用者に提示するか否か判断されるに当たって、前回評価情報の値として、就床時刻のズレを用いるか否かの条件を表す。
図6に示される例では、改善情報テーブルの最上段の改善情報レコードは、改善情報識別子の値が“改善A”、改善項目の値が“10分早く起きる”、朝食抜きの値が“〇”、昼食抜きの値が“×”、夕食抜きの値が“×”、起床ズレの値が“〇”、就床ズレの値が“×”である。従って、改善情報テーブルの最上段のレコードによると、改善情報識別子の値が“改善A”によって特定される改善項目は、“10分早く起きる”ことであり、改善Aが提示されるためには、前回評価情報の値として朝食が抜きであることと、起床ズレであることが必要であることがわかる。なお、図6に示される改善情報テーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図6とは異なる態様で改善情報テーブルが構成されてもよい。例えば、改善情報テーブルは、改善項目と同じタイミングで表示されるメッセージの値を有してもよい。例えば、改善情報レコードの改善項目のカラムは、複数の改善項目の値を有していてもよい。
実績情報記憶部109は、実績情報を記憶する。実績情報は、所定の期間内に利用者が指定された行動を実行した時刻等を表す。実績情報は、端末装置200から送信される。実績情報は、例えば、朝食を食べた時刻、昼食を食べた時刻、夕食を食べた時刻、起床時刻、就床時刻又は改善項目を実行したか否かを示す情報が含まれる。利用者が朝食、昼食又は夕食を食べなかった場合、食べなかったことを示す情報が含まれてもよい。また、利用者が就床しなかった(徹夜した)場合、就床しなかったことを示す情報が含まれてもよい。実績情報は、利用者識別情報と日付と対応付けて記録される。所定の期間とは、評価情報の決定に用いられる期間を表す。所定の期間は、例えば、1週間であってもよいし、1ヶ月であってもよい。健康管理プログラムは、所定の期間を複数回、繰り返して実行することで、利用者の健康を増進させるプログラムである。
価値決定情報記憶部110は、価値決定テーブルを記憶する。価値決定テーブルは、利用者によって付与される価値データの付与数を決定するために用いられるテーブルである。図7は、実施形態の価値決定テーブルの具体例を示す図である。価値決定テーブルは、価値決定レコードを有する。価値決定レコードは、タイミング、付与数及び演出種類の各値を有する。タイミングは、価値データが付与されるタイミングを表す。付与数は、付与される価値データの数量を表す。演出種類は、価値データが付与された場合に、端末装置200に表示される画像が特定される情報を表す。
図7に示される例では、価値決定テーブルの最上段の価値決定レコードは、タイミングの値が“1日1回初回起動時”、付与数の値が“1”、演出種類の値が“起動演出”である。従って、価値決定テーブルの最上段のレコードによると、端末装置200が、1日1回、その日の初回接続したタイミングで、利用者は、価値データが“1”、付与される。この場合、端末装置200の表示部203には、起動演出が表示されることがわかる。なお、図7に示される価値決定テーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図7とは異なる態様で価値決定テーブルが構成されてもよい。
勤務時間記憶部111は、勤務時間テーブルを記憶する。勤務時間テーブルは、利用者が勤務する時間を保持するテーブルである。図8は、実施形態の勤務時間テーブルの具体例を示す図である。勤務時間テーブルは、勤務時間レコードを有する。勤務時間レコードは、勤務情報識別子、勤務情報名、第1勤務時間、第2勤務時間及び第3勤務時間、・・・の各値を有する。
勤務情報識別子は、利用者の予め定められた勤務時間を特定する識別情報である。勤務情報名は、勤務情報識別情報に対応付けられた勤務時間の名前を表す。第1勤務時間は、勤務情報識別子に対応付けられた、第1の勤務時間を表す。第2勤務時間は、勤務情報識別子に対応付けられた、第2の勤務時間を表す。第2の勤務時間は、第1の勤務時間の後に、休憩時間を挟んで開始される勤務時間である。第3勤務時間は、勤務情報識別子に対応付けられた、第3の勤務時間を表す。第3の勤務時間は、第2の勤務時間の後に、休憩時間を挟んで開始される勤務時間である。
図8に示される例では、勤務時間テーブルの最上段の勤務時間レコードは、勤務情報識別子の値が“Work1”、勤務情報名の値が“日勤”、第1勤務時間の値が“09:00−12:00”、第2勤務時間の値が“13:00−18:00”、第3勤務時間の値が“−”である。従って、勤務時間テーブルの最上段のレコードによると、勤務情報識別子が“Work1”である勤務情報の名前は、“日勤”であり、第1の勤務時間は“09:00−12:00”で、休憩時間を挟んだ後の第2の勤務時間は、“13:00−18:00”である。このため、第2勤務時間が経過すると、勤務時間は終了することがわかる。なお、図8に示される勤務時間テーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図8とは異なる態様で勤務時間テーブルが構成されてもよい。例えば、勤務時間テーブルは、勤務時間登録部122によって、勤務時間テーブルのカラム(例えば、第N勤務時間等)が追加されてもよいし、勤務時間テーブルのカラムが削除されてもよいし、勤務時間レコードのカラムの名前が更新されてもよい。また、勤務時間テーブルは、通勤時間又は移動時間等の勤務時間以外の拘束時間の値を有していてもよい。
キャラクター情報記憶部112は、キャラクター情報を複数記憶する。キャラクター情報は、利用者の状態をキャラクター化して表す情報である。キャラクター情報は、キャラクター画像、キャラクター名、キャラクターの特徴及び選択条件を少なくとも含む。キャラクター画像は、画像データとして記憶される。キャラクター名は文字列として記憶される。キャラクターの特徴は文字列として記憶される。キャラクター情報は、評価情報が決定されるタイミングで、評価情報決定部119によって決定される。選択条件は、評価情報決定部119がキャラクター情報を決定する場合に、用いられる条件である。選択条件は、例えば、評価情報の起床時刻の値と、推奨時刻情報の起床時刻の値と、の乖離が閾値以下であること、であってもよい。選択条件は、評価情報の他の項目の値と、推奨時刻情報の他の項目の値と、の乖離が閾値以下又は閾値以上であることであってもよい。選択条件は、どのような条件であってもよい。評価情報決定部119は、評価情報が選択条件を満たす場合、その選択条件を保持するキャラクター情報に決定する。
進行制御部113は、健康管理プログラムの進行を制御する。具体的には、進行制御部113は、図9に示されるフローチャートに沿って、健康管理プログラムの進行を制御する。進行制御部113は、例えば、フローチャートのステップの途中で端末装置200との通信が切断された場合に、どのステップまで処理が進行していたかを保持する。進行制御部113は、端末装置200との通信が再開されると、保持されたステップから処理を再開する。
利用者情報取得部114は、端末装置200から利用者識別情報を取得する。実績情報取得部115は、端末装置200から実績情報を取得する。実績情報取得部115は、取得された実績情報を、利用者情報識別子及び日付と対応付けて、実績情報記憶部109に記録する。取得される実績情報は、例えば、朝食を食べた時刻、昼食を食べた時刻、夕食を食べた時刻、起床時刻、就床時刻又は改善項目を実行したか否かの情報が含まれてもよい。実績情報取得部は、時刻情報取得部の一態様である。時刻情報取得部は、予め指定された行動が行われた時刻を含む時刻情報を他の装置から受信する。実績情報は、時刻情報の一態様である。指定された行動とは、朝食を食べる、昼食を食べる、起床する等の実績情報に時刻が保持される行動である。なお、実績情報に含まれる情報は、朝食を食べた時刻、昼食を食べた時刻、夕食を食べた時刻、起床時刻、就床時刻又は改善項目を実行したか否かの情報に限定されない。例えば、実績情報に含まれる情報は、アンケート結果、バイタル、コンディションチェック、体重又は身長の情報が含まれてもよい。アンケート結果は、例えば、所定のタイミングで行われる利用者に対するアンケートの回答である。所定のタイミングは、例えば、1日の中で最初に端末装置200から接続が行われたタイミングであってもよいし、所定の期間の1日目の中で最初に端末装置200から接続が行われたタイミングであってもよい。所定のタイミングは、どのようなタイミングであってもよい。バイタルは、脈拍、血圧、体温、筋電又はインピーダンス等の生体情報である。バイタルは、生体情報であればどのような情報であってもよい。コンディションチェックは、例えば、予め指定されたタイミングで行われる利用者に対する健康状態に関する質問の回答である。コンディションチェックには、例えば、前日の歩数、排便の有無、血圧の値、夜間の寝つきの良さ等の質問項目が含まれる。質問項目は、どのような質問が含まれてもよい。予め指定されたタイミングは、後述の一日確定指示を受け付けたタイミングであってもよいし、後述の期間確定指示を受け付けたタイミングであってもよい。予め指定されたタイミングは、指定されたタイミングであればどのようなタイミングであってもよい。
改善項目決定部116は、利用者によって実行される改善項目を決定する。改善項目決定部116は、評価情報記憶部107に記録される前回評価情報に基づいて、候補改善項目を決定する。候補改善項目とは、前回評価情報の各値と、改善情報記憶部108に記録される朝食抜き、昼食抜き、夕食抜き、起床ズレ又は就床ズレの各値と、が所定の条件を満たす改善情報記憶部108の改善情報識別子を表す。所定の条件とは、例えば、前回評価情報の各値のうち、朝食の値が“抜き”である場合、改善情報記憶部108に記録される朝食抜きの値が“〇”で合致することである。このように、改善項目決定部116は、前回評価情報の各値と、改善情報記憶部108に記録される各値と、合致する場合、所定の条件を満たすと判定してもよい。改善項目決定部116は、端末装置200から候補改善項目のうち、いずれか1つの選択を受け付ける。改善項目決定部116は、選択された改善項目に対応付けられた改善情報識別子を、利用者に対応付けられた利用者識別子を記録する利用者情報記憶部106の利用者情報レコードに記録する。
遊技処理部117は、遊技処理を実行する。遊技処理は、例えば、クイズであってもよいし、パズルであってもよいし、ルーレットであってもよいし、くじ等であってもよい。遊技処理は、利用者の興趣を高める処理であればどのような処理であってもよい。遊技処理部117は、遊技の内容を示す遊技情報を端末装置200に送信する。遊技処理部117は、端末装置200から受信した遊技情報に対する応答情報に基づいて、遊技を攻略できたか否か判定する。遊技処理がクイズである場合、遊技情報は、例えばクイズの問題文と回答の選択肢とが含まれる。遊技処理がクイズである場合、応答情報は、利用者によって選択されたクイズの回答の選択肢が含まれる。遊技情報には、キャラクター情報記憶部112に記録されたキャラクター画像が、仮想的キャラクターとして用いられてもよい。この場合、プログラムの最終日には特別なキャラクター画像が用いられてもよい。
価値付与部118は、利用者に対して価値データを付与する。価値付与部118は、価値決定情報記憶部110に記憶される価値決定テーブルのタイミングに基づいて、利用者に対して価値データを付与する。具体的には、価値付与部は、価値決定テーブルに記録されたタイミングになると、付与数に記録された数量の価値データを、利用者に付与する。価値付与部118は、利用者情報取得部114によって取得された利用者情報識別子を保持する利用者情報レコードの付与数の値に付与される数量の値を加算する。価値付与部118は、加算された値を、利用者情報レコードの値に記録する。
価値データは、現金として、利用者に還元されてもよいし、景品と交換されるために用いられてもよいし、他の利用者とランキング化されて表示されてもよい。価値データは、現金に相当する価値を有するポイント又は仮想通貨として、利用者に還元されてもよい。
評価情報決定部119は、実績情報と推奨時刻情報とに基づいて、利用者の健康状態を表す評価情報を生成する。評価情報決定部119は、指定された期間中の実績情報を取得する。取得される実績情報は、利用者情報取得部114によって取得された利用者情報識別子に対応付けられた実績情報である。評価情報決定部119は、取得された利用者情報識別子に基づいて利用者情報記憶部106から推奨時刻情報を取得する。評価情報決定部119は、実績情報に保持される各時刻と、推奨時刻情報の各時刻と、の乖離に応じて、評価情報を決定する。例えば、実績情報に保持される朝食時刻が、推奨時刻情報の朝食時刻よりも1時間以上遅い場合、評価情報の朝食の値は“後大ズレ“に決定される。評価情報決定部119は、評価情報の項目毎に、実績情報に保持される各時刻と、推奨時刻情報の各時刻と、の乖離に応じて、評価情報を決定する。評価情報決定部は、健康情報決定部の一態様である。評価情報は、健康情報の一態様である。健康情報は、利用者の健康状態を表す。
評価情報決定部119は、決定された評価情報に基づいて、ライフスコア及びコンディションスコアを決定する。ライフスコアとは、生活リズムの好ましさを示す指標である。ライフスコアは、実績情報に保持される各時刻と、推奨時刻情報の各時刻と、の乖離に応じて決定される。例えば、評価情報決定部119は、評価情報の値が“丁度”の場合、スコアとして10点を加点する。評価情報決定部119は、評価情報の値が“前ズレ”又は“後ズレ”の場合、スコアとして5点を加点する。評価情報決定部119は、評価情報の値が“前大ズレ”又は“後大ズレ”の場合、スコアとして5点を減点する。スコアは、評価情報の値に応じて、自由に決定されてもよく、上記に限定されない。コンディションスコアとは、日々の体調の好ましさを示す指標である。コンディションスコアも、ライフスコアと同様に、実績情報に保持される各時刻と、推奨時刻情報の各時刻と、の乖離に応じて決定される。また、コンディションスコアは、改善項目の実施結果に応じて、加点又は減点がされてもよい。評価情報決定部119は、決定されたライフスコア及びコンディションスコアを評価情報に含める。
評価情報決定部119は、評価情報に基づいて、キャラクター情報を選択する。具体的には、評価情報決定部119は、決定された評価情報の各値と、キャラクター情報が有する選択条件とに基づいて、キャラクター情報を選択する。評価情報決定部119は、決定されたキャラクター情報を、評価情報に含める。
評価情報決定部119は、決定された評価情報を評価情報記憶部107に記録する。なお、評価情報決定部119は、決定された評価情報を前回評価情報の列に記録する。すでに前回評価情報の列に評価情報が記録されている場合、評価情報決定部119は、前々回評価情報の列に前回評価情報の列に記録されていた評価情報を記録する。評価情報決定部119は、古い評価情報を後ろにシフトさせて記録する。したがって、前回評価情報の列には、常に最新の評価情報が記録される。
画面情報生成部120は、端末装置200の表示部203に表示される画面情報を生成する。画面情報生成部120は、生成された画面情報を端末装置200に送信する。なお、画面情報生成部120は、生成された画面情報を表示部103にも表示させてもよい。画面情報は、例えば、健康管理プログラムの起動画面、評価情報を示す画面、遊技の内容を示す画面又は勤務時間の入力を受け付ける画面等であってもよい。
推奨時刻情報決定部121は、利用者毎に推奨時刻情報を決定する。推奨時刻情報は、利用者に所定の行動を行うことを推奨する時刻を表す情報である。所定の行動は、例えば、利用者情報レコードの推奨時刻情報によって指定される行動(例えば、朝食等)である。具体的には、推奨時刻情報決定部121は、利用者情報記憶部106から、取得された利用者情報識別子を保持する利用者情報レコードを取得する。推奨時刻情報決定部121は、利用者情報レコードから、勤務情報識別子を取得する。推奨時刻情報決定部121は、勤務時間記憶部111から、取得された勤務情報識別子を保持する勤務時間レコードを取得する。
推奨時刻情報決定部121は、取得された勤務時間レコードに記録された勤務時間と所定の条件とに基づいて、候補推奨時刻情報を決定する。候補推奨時刻情報は、利用者の推奨時刻情報の候補となる時刻を表す。例えば、推奨時刻情報として、朝食時刻、昼食時刻、夕食時刻、起床時刻及び就床時刻とが記録される場合、推奨時刻情報決定部121は、候補推奨時刻情報として、朝食時刻、昼食時刻、夕食時刻、起床時刻及び就床時刻を決定する。推奨時刻情報決定部121は、条件を変えて複数の朝食時刻、昼食時刻、夕食時刻、起床時刻及び就床時刻の候補推奨時刻情報を決定する。所定の条件とは、例えば、以下のとおりであってもよい。推奨時刻情報決定部121は、第1勤務時間の開始時刻から開始時刻の3時間前までを、起床時刻の候補とする。推奨時刻情報決定部121は、第1勤務時間の開始時刻から開始時刻の2時間前までを、朝食時刻の候補とする。推奨時刻情報決定部121は、第1勤務時間の終了時刻から第2勤務時間の開始時刻までを、昼食時刻の候補とする。推奨時刻情報決定部121は、第2勤務時間の終了時刻から1時間後までを、夕食時刻の候補とする。推奨時刻情報決定部121は、起床時刻の17時間後から18時間後までを就床時刻の候補とする等である。このように、推奨時刻情報決定部121は、推奨時刻情報の各値が勤務時間に含まれないように、候補推奨時刻情報の各値を決定する。所定の条件は、これらに限定されない。例えば、推奨時刻情報決定部121は、早朝に私用がある利用者の場合、起床時刻は、第1勤務時間の開始時刻から開始時刻の5時間前までを候補としてもよい。また、推奨時刻情報決定部121は、体内時計情報にて指定された時刻が利用者の勤務時間内に含まれない場合、体内時計情報として指定された時刻を推奨時刻情報として決定してもよい。このように構成されることで、日常生活を送る上でベストな生活時間を利用者に提示することが可能となる。
推奨時刻情報決定部121は、体内時計情報に基づいて推奨時刻情報を決定してもよい。例えば、体内時計情報の起床時刻として“6:00”、朝食時刻として“7:00”、昼食時刻として“12:00”、夕食時刻として“19:00”、就床時刻として“23:00”が指定された場合を説明する。推奨時刻情報決定部121は、利用者情報レコードに勤務情報識別子が記録されていない又は長期休職等の理由で利用者が勤務時間などの拘束時間を有さない場合、体内時計情報を推奨時刻情報として決定してもよい。
推奨時刻情報決定部121は、決定された複数の候補推奨時刻情報毎に、生活コストを算出する。生活コストは、推奨時刻情報の各値又は勤務時間に応じて定められる健康上のリスクが数値化された情報である。健康上のリスクとは、例えば、病気への罹患しやすさ、けがのしやすさ、仕事の生産性の低さ、体内時計との乖離を表す。生活コストは低いほど、健康上のリスクは低くなる。推奨時刻情報決定部121は、公知の手法を用いて生活コストを算出する。公知の手法とは、例えば、候補推奨時刻情報に対する総当たり法であってもよいし、動的計画法であってもよいし、タブー探索であってもよいし、シミュレーテッドアニーリングであってもよいし、遺伝的アルゴリズムであってもよい。推奨時刻情報決定部121は、生活コストを算出するに当たり、どのような手法が用いられてもよい。推奨時刻情報決定部121は、複数の候補推奨時刻情報毎に算出された生活コストのうち、最小となる候補推奨時刻情報を特定する。推奨時刻情報決定部121は、特定された候補推奨時刻情報を推奨時刻情報として、利用者情報レコードに記録する。
勤務時間登録部122は、勤務時間記憶部111に記録される勤務時間テーブルに対して所定の処理を行う。勤務時間登録部122は、例えば、勤務時間テーブルに対する勤務時間レコードのレコード追加指示、レコード削除指示又はレコード更新指示を行う。勤務時間登録部122は、例えば、勤務時間テーブルのカラムに対して、カラム追加指示、カラム削除指示又はカラム更新指示を行う。勤務時間登録部122は、入力部102又は入力部202を介して、勤務時間テーブルに対するレコード追加指示、レコード削除指示、レコード更新指示、カラム追加指示、カラム削除指示又はカラム更新指示を受け付ける。
勤務時間登録部122は、レコード追加指示を受け付けた場合、勤務時間テーブルに勤務時間レコードを追加する。勤務時間登録部122は、勤務時間レコードを追加する場合、勤務情報識別子、勤務情報名及び第1勤務時間から第N勤務時間までの勤務時間を示す情報を受け付ける。勤務時間登録部122は、受け付けた情報に基づいて、勤務時間レコードを生成する。勤務時間登録部122は、生成された勤務時間レコードを勤務時間テーブルに追加する。なお、勤務時間登録部122は、勤務時間レコードを追加する場合、追加される勤務情報識別子と、すでに勤務時間テーブルに記録されている勤務時間レコードの勤務情報識別子と、の重複の有無を確認する。重複がある場合、勤務時間登録部122は、入力元の装置(例えば、勤務時間登録部122が、入力部202からレコード追加指示を受け付けた場合は端末装置200である。)に対して、勤務情報識別子の再送を要求する。
勤務時間登録部122は、レコード削除指示を受け付けた場合、勤務時間テーブルに勤務時間レコードを削除する。勤務時間登録部122は、勤務時間レコードを削除する場合、削除される勤務時間レコードが保持する勤務情報識別子を受け付ける。勤務時間登録部122は、受け付けた勤務情報識別子を記録する勤務時間レコードを特定する。勤務時間登録部122は、特定された勤務時間レコードを勤務時間テーブルから削除する。
勤務時間登録部122は、レコード更新指示を受け付けた場合、勤務時間テーブルに記録されている勤務時間レコードを更新する。勤務時間登録部122は、勤務時間レコードを更新する場合、勤務情報識別子と、勤務情報名及び第1勤務時間から第N勤務時間までの勤務時間を示す情報のうち、少なくとも1つを受け付ける。勤務時間登録部122は、受け付けた勤務情報識別子を記録する勤務時間レコードを特定する。勤務時間登録部122は、特定された勤務時間レコードが記録する情報を更新する。勤務時間登録部122は、勤務情報名及び第1勤務時間から第N勤務時間までの勤務時間を示す情報のうち、少なくとも1つの受け付けた情報を、特定された勤務時間レコードに上書きすることで、情報を更新する。
勤務時間登録部122は、カラム追加指示を受け付けた場合、勤務時間テーブルにカラムを追加する。勤務時間登録部122は、カラムを追加する場合、カラムの名前を示す情報を受け付ける。勤務時間登録部122は、受け付けた情報に基づいて、勤務時間テーブルにカラムを追加する。なお、カラムが追加される前に勤務時間テーブルに保持される勤務時間レコードには、追加されるカラムの値として、例えばnullが記録されてもよい。勤務時間登録部122は、カラムを追加する場合、追加されるカラムの名前と、すでに勤務時間テーブルに記録されているカラムの名前と、の重複の有無を確認する。重複がある場合、勤務時間登録部122は、入力元の装置(例えば、勤務時間登録部122が、入力部202からカラム追加指示を受け付けた場合は端末装置200である。)に対して、カラムの名前を示す情報の再送を要求する。
勤務時間登録部122は、カラム削除指示を受け付けた場合、勤務時間テーブルから指定されたカラムを削除する。勤務時間登録部122は、カラムを削除する場合、削除されるカラムの名前を示す情報を受け付ける。勤務時間登録部122は、受け付けたカラムの名前を示す情報を特定する。勤務時間登録部122は、特定されたカラムを勤務時間テーブルから削除する。
勤務時間登録部122は、カラム更新指示を受け付けた場合、勤務時間テーブルに記録されているカラムの名前を示す情報を更新する。勤務時間登録部122は、カラムを更新する場合、カラムの名前を示す情報を受け付ける。勤務時間登録部122は、勤務時間テーブルから受け付けたカラムを特定する。勤務時間登録部122は、特定されたカラムの名前を受け付けたカラムの名前を示す情報に更新する。
管理処理部123は、受け付けた指示に応じて、進行制御部113、利用者情報取得部114、実績情報取得部115、改善項目決定部116、遊技処理部117、価値付与部118、評価情報決定部119、画面情報生成部120及び推奨時刻情報決定部121によって実行される処理の内容を変更することができる。
管理処理部123は、受け付けた指示に応じて、進行制御部113によって制御される所定の期間を変更する。管理処理部123は、例えば、所定の期間として2週間を受け付けた場合、進行制御部113は、所定の期間を2週間として、処理を実行する。
管理処理部123は、受け付けた利用者情報変更指示に応じて利用者情報テーブルに記憶される利用者情報レコードの推奨時刻情報を変更してもよい。利用者情報変更指示は、利用者情報テーブルの内容を変更する指示である。例えば、管理処理部123は、指定された利用者情報レコードの朝食時刻の値が変更される利用者情報変更指示を受け付けた場合、指定された利用者情報レコードの朝食時刻の値を利用者情報変更指示に含まれる値に変更する。なお、利用者情報変更指示は、朝食時刻の値の変更に限定されない。例えば、管理処理部123は、利用者情報変更指示に応じて、利用者情報レコードの値を変更してもよい。利用者情報変更指示は、例えば、間食時間又は勤務情報識別子のように、利用者情報テーブルに記憶される値であればどのような値を変更する指示であってもよい。
管理処理部123は、受け付けた質問変更指示に応じて、コンディションチェック又はアンケートに伴う利用者に対する質問項目を変更する。具体的には、管理処理部123は、変更後の質問項目を含む質問変更指示を受け付ける。管理処理部123は、受け付けた質問変更指示に応じて、質問項目を変更する。質問項目には、例えば、前日の歩数、排便の有無又は血圧の値等が含まれるが、これらに限定されず、どのような項目が含まれてもよい。質問変更指示は、例えば、前日の歩数を質問項目に追加する指示であってもよいし、排便の有無を質問項目から削除する指示であってもよく、どのような指示であってもよい。
管理処理部123は、受け付けた改善情報変更指示に応じて改善情報テーブルに記憶される改善情報レコードの各値を変更してもよい。改善情報変更指示は、改善情報テーブルの内容を変更する指示である。例えば、管理処理部123は、指定された改善情報レコードの朝食抜きの値が変更される改善情報変更指示を受け付けた場合、指定された改善情報レコードの朝食抜きの値を改善情報変更指示に含まれる値に変更する。なお、改善情報変更指示は、朝食抜きの値の変更に限定されない。例えば、管理処理部123は、改善情報変更指示に応じて、改善情報レコードの値を変更してもよい。例えば、管理処理部123は、改善項目の数及び値を変更してもよい。
管理処理部123は、受け付けた遊技変更指示に応じて遊技処理部117にて実行される遊技処理を変更してもよい。遊技変更指示は、遊技処理部117によって実行される遊技の内容を変更する指示である。例えば、管理処理部123は、遊技処理をクイズからパズルに変更する遊技変更指示を受け付けた場合、遊技処理部117によって実行される遊技処理が、パズルに変更する。管理処理部123は、クイズの問題文と回答の選択肢とを変更する遊技変更指示である場合、遊技処理部117によって実行される、クイズの問題文と回答の選択肢と変更する。
管理処理部123は、受け付けた付与価値変更指示に応じて価値決定テーブルに記憶される価値決定レコードの各値を変更してもよい。付与価値変更指示は、価値決定テーブルの内容を変更する指示である。例えば、管理処理部123は、指定された価値決定レコードの付与数の値が変更される付与価値変更指示を受け付けた場合、指定された価値決定レコードの付与数の値を付与価値変更指示に含まれる値に変更する。なお、付与価値変更指示は、付与数の値の変更に限定されない。例えば、管理処理部123は、付与価値変更指示に応じて、タイミング又は演出種類を変更してもよい。
管理処理部123は、受け付けたキャラクター変更指示に応じて、評価情報決定部119によって決定されるキャラクター情報の選択条件又はキャラクター画像を変更してもよい。キャラクター変更指示は、キャラクター情報の選択条件又はキャラクター画像を変更する指示である。例えば、管理処理部123は、指定されたキャラクター情報の選択条件が変更されるキャラクター変更指示を受け付けた場合、指定されたキャラクター情報の選択条件をキャラクター変更指示に含まれる選択条件に変更する。評価情報決定部119は、変更された選択条件に基づいて、キャラクター情報を選択する。
管理処理部123は、受け付けた画面情報変更指示に応じて、画面情報生成部120によって決定される画面情報を変更してもよい。画面情報変更指示は、画面情報生成部120によって生成される画面情報を変更する指示である。例えば、管理処理部123は、健康管理プログラムの起動画面を変更する画面情報変更指示を受け付けた場合、健康管理プログラムの起動画面を画面情報変更指示に含まれる画面情報に変更する。画面情報生成部120は、変更された画面情報に基づいて、健康管理プログラムの起動画面の画面情報を生成する。なお、画面情報変更指示は、健康管理プログラムの起動画面を変更する指示に限定されない。例えば、画面情報変更指示は、画面情報生成部120によって生成可能な任意の画面を変更させる指示であってもよい。
管理処理部123は、受け付けた推奨時刻変更指示に応じて利用者情報テーブルに記憶される利用者情報レコードの推奨時刻情報を変更してもよい。推奨時刻変更指示は、利用者情報テーブルの内容を変更する指示である。例えば、管理処理部123は、指定された利用者情報レコードの朝食時刻の値が変更される推奨時刻変更指示を受け付けた場合、指定された利用者情報レコードの朝食時刻の値を推奨時刻変更指示に含まれる値に変更する。なお、推奨時刻変更指示は、朝食時刻の値の変更に限定されない。例えば、管理処理部123は、推奨時刻変更指示に応じて、推奨時刻情報の値を変更してもよい。
管理処理部123は、受け付けた複製指示に応じて、複製情報を他の装置に複製する。複製情報は、記憶部104が記憶する情報及び制御部105に実行される処理を定義する情報(例えば、遊技処理、画面情報等)である。複製指示は、他の装置が備える記憶部及び制御部に、複製情報を複製する指示である。複製指示によって、他の装置でも情報処理装置100と同様の処理を実行できる。なお、管理処理部123は、複製指示によって、自装置が備える仮想的な制御部及び記憶部に複製情報を複製してもよいし、パーティションで区切られた制御部及び記憶部に複製情報を複製してもよい。また、管理処理部123は、複製指示によって、利用者単位又は企業単位等のように、複製情報の一部を他の装置に複製してもよい。
図3は、実施形態の端末装置200の機能構成を表す機能ブロック図である。端末装置200は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレットコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。端末装置200は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、健康管理プログラムを実行することによって通信部201、入力部202、表示部203及び制御部204を備える装置として機能する。なお、通信部201、入力部202、表示部203及び制御部204の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。健康管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。健康管理プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。健康管理プログラムは、クラウドコンピューティングシステム上で実行されてもよい。
通信部201は、ネットワークインタフェースである。通信部201はネットワーク300を介して、情報処理装置100と通信する。通信部201は、例えば無線LAN、有線LAN、Bluetooth(登録商標)、LTE(登録商標)又は第5世代移動通信システム等の通信方式で通信してもよい。通信部201は、ネットワーク300を介して情報処理装置100と通信できる方式であればどのような通信方式でもよい。
入力部202は、タッチパネル、マウス、キーボード、マイク等の音声入力機器、体重計及びウェアラブルデバイス等の入力装置を用いて構成される。入力部202は、入力装置を端末装置200に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部202は、入力装置において入力された入力信号から入力データ(例えば、端末装置200に対する指示を示す指示情報)を生成し、端末装置200に入力する。入力部202は、端末装置200に指示情報を入力可能な機器であればどのような装置であってもよい。
表示部203は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の出力装置である。表示部203は、出力装置を端末装置200に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部203は、映像データから映像信号を生成し自身に接続されている映像出力装置に映像信号を出力する。表示部203は、3D映像を浮き上がらせる機能を有してもよいし、拡張現実(AR:Augmented Reality)、仮想現実(VR:Virtual Reality)、音声出力等であってもよい。3D映像は、例えば人間の形状をした3D映像である。3D映像は、例えばカメラ等の撮像装置によって取り込まれた映像を、補正することで生成される。3D映像は、クラウドコンピューティングシステム上で生成されてもよい。3D映像の生成は、例えば、公知の技術が用いられてもよい。表示部203は、端末装置200から出力される情報を出力可能な機器であればどのような装置であってもよい。表示部203は、出力部の一態様である。出力部は、端末装置の利用者の健康状態を表す健康情報を表示する。出力部は、表示装置であってもよいし、スピーカー又はプリンタ等の出力装置であってもよい。出力部は、情報を出力できるならばどのような装置であってもよい。
制御部204は、端末装置200の各部の動作を制御する。制御部204は、例えばCPU等のプロセッサ及びRAMを備えた装置により実行される。制御部204は、健康管理プログラムを実行することによって、画面生成部205及び情報送信部206として機能する。
画面生成部205は、情報処理装置100から受信した画面情報に基づいて、表示部203に画面情報を表示させる。利用者は、表示部203に表示された画面情報を確認することで、自身の健康状態を把握することができる。また、利用者は入力部202を介して必要な情報を入力することが可能になる。
情報送信部206は、入力部202を介して受け付けた指示等の情報を、情報処理装置100に送信する。情報送信部206によって送信される情報は、例えば、自身の利用者情報識別子であってもよいし、入力された実績情報であってもよいし、選択された改善項目であってもよいし、改善項目の実施結果であってもよいし、遊技に対する応答であってもよいし、入力を確定させる確定指示であってもよいし、利用者が希望する推奨時刻情報であってもよいし、利用者の勤務時間であってもよい。情報送信部206は、入力部202を介して受け付けた指示等の情報に基づいて、生成された情報を情報処理装置100に送信するように構成されてもよい。情報送信部206は、情報処理装置100に送信される情報であればどのような情報を送信してもよい。
図9は、実施形態の健康管理プログラムの処理の流れの一具体例を示すフローチャートである。情報処理装置100の進行制御部113は、端末装置200から利用者情報識別子を取得する(ステップS101)。進行制御部113は、本日が期間の初日であるか否かを判定する(ステップS102)。期間の初日とは、所定の期間の1日目を表す。所定の期間が経過した場合、進行制御部113は、期間の初日からの経過日数を計数する。期間の初日である場合(ステップS102:YES)、改善項目決定部116は、改善項目を決定する(ステップS103)。期間の初日ではない場合(ステップS102:NO)、進行制御部113は、端末装置200から実績情報を取得する(ステップS104)。進行制御部113は、取得された実績情報を、利用者情報識別子及び日付と対応付けて、実績情報記憶部109に記録する。
進行制御部113は、端末装置200から改善項目の実施結果を取得する(ステップS105)。進行制御部113は、取得された実施結果を、実績情報として利用者情報識別子及び日付と対応付けて、実績情報記憶部109に記録する。進行制御部113は、端末装置200から一日確定指示を受け付ける(ステップS106)。一日確定指示とは、利用者が、前日の実績情報と改善項目の実施結果とを情報処理装置100に送信したことを申告する指示である。なお、進行制御部113は、一日確定指示を受け付けた場合であっても、実績情報の取得及び記録を行えるように構成されてもよい。
進行制御部113は、本日が期間の最終日であるか否かを判定する(ステップS107)。期間の最終日とは、所定の期間の最後の日を表す。期間の最終日ではない場合(ステップS107:NO)、処理はステップS109に遷移する。期間の最終日である場合(ステップS107:YES)、進行制御部113は、期間確定指示を受け付ける。期間確定指示とは、利用者が、期間中の実績情報と改善項目の実施結果とを情報処理装置100に全て送信したことを申告する指示である。
遊技処理部117は、遊技処理を実行する(ステップS109)。遊技処理部117は、遊技処理を実行する。遊技処理は、例えば、クイズであってもよいし、パズルであってもよい。遊技処理部117は、端末装置200に対して遊技情報を送信する。遊技処理部117は、端末装置200から、遊技情報に対する応答情報を受付ける。遊技処理部117は、応答情報に基づいて、遊技を攻略できたか否か判定する(ステップS110)。例えば、遊技処理部117は、遊技情報がクイズの場合、応答情報に正解を示す選択肢が含まれているか否かで判定してもよい。遊技を攻略できなかった場合(ステップS110:NO)、処理はステップS112に遷移する。遊技を攻略できた場合(ステップS110:YES)、価値付与部118は、価値決定テーブルに基づいて、利用者に対して価値データを付与する(ステップS111)。
進行制御部113は、本日が期間の最終日であるか否かを判定する(ステップS112)。期間の最終日ではない場合(ステップS112:NO)、処理は終了する。期間の最終日である場合(ステップS112:YES)、評価情報決定部119は、評価情報を生成する(ステップS113)。画面情報生成部120は、生成された評価情報の画面情報を生成する(ステップS114)。画面情報生成部120は、生成された画面情報を端末装置200に送信する。
図10は、実施形態の改善項目の決定の処理の流れの一具体例を示すフローチャートである。図10に示されるフローチャートは、ステップS103の詳細な処理を表す。改善項目決定部116は、評価情報テーブルから、取得された利用者情報識別子を記録する評価情報レコードを特定する。評価情報記憶部107は、特定された評価情報レコードに前回評価情報が記録されているか否かを判定する(ステップS201)。前回評価情報が記録されている場合(ステップS201:YES)、改善項目決定部116は、前回評価情報を取得する(ステップS202)。改善項目決定部116は、取得された前回評価情報に基づいて、候補改善項目を決定する(ステップS203)。具体的には、改善項目決定部116は、前回評価情報の各値と改善情報テーブルに記録される改善情報レコードの各値とが合致する場合、候補改善項目として決定する。改善項目決定部116は、複数の改善項目を候補改善項目として決定する。複数とは、例えば3種類であってもよい。前回評価情報が記録されていない場合(ステップS201:NO)、改善項目決定部116は、改善情報テーブルからランダムに改善情報レコードを複数取得する。改善項目決定部116は、取得された改善情報レコードに記録される改善項目の値を、候補改善項目として決定する(ステップS204)。
画面情報生成部120は、改善項目画面を生成する(ステップS205)。改善項目画面は、入力部202を介して候補改善項目のうちいずれか1つの改善項目の選択を受け付ける画面である。改善項目決定部116は、端末装置200から改善項目の選択を受け付ける(ステップS206)。改善項目決定部116は、取得された利用者情報識別子を記録する評価情報レコードに選択された改善項目を記録する(ステップS207)。
図11は、実施形態の評価情報の決定の処理の流れの一具体例を示すフローチャートである。図11に示されるフローチャートは、ステップS113の詳細な処理を表す。評価情報決定部119は、実績情報記憶部109から現在の期間中の実績情報を取得する(ステップS301)。取得される実績情報は、取得された利用者情報識別子に対応付けられた実績情報である。評価情報決定部119は、利用者情報記憶部106から推奨時刻情報を取得する(ステップS302)。取得される推奨時刻情報は、取得された利用者情報識別子を保持する利用者情報レコードに保持される推奨時刻情報である。評価情報決定部119は、実績情報に保持される各時刻と、推奨時刻情報の各時刻と、の乖離に応じて、評価情報を決定する(ステップS303)。
評価情報決定部119は、決定された評価情報に基づいて、ライフスコア及びコンディションスコアを決定する(ステップS304)。評価情報決定部119は、決定されたライフスコア及びコンディションスコアを評価情報に含める。評価情報決定部119は、評価情報に基づいて、キャラクター情報を決定する(ステップS305)。評価情報決定部119は、決定されたキャラクター情報を、評価情報に含める。
評価情報決定部119は、決定された評価情報を評価情報記憶部107に記録する(ステップS306)。画面情報生成部120は、評価情報画面を生成する(ステップS307)。評価情報画面は、評価情報を示す画面である。端末装置200の表示部203は、生成された評価情報画面を表示する。
図12は、実施形態の推奨時刻情報の決定の処理の流れの一具体例を示すフローチャートである。推奨時刻情報決定部121は、利用者情報記憶部106から、推奨時刻情報が決定される利用者の利用者情報レコードを取得する(ステップS401)。推奨時刻情報が決定される利用者は、取得された利用者情報識別子によって特定される利用者である。推奨時刻情報決定部121は、取得された利用者情報レコードから、勤務情報識別子を取得する。推奨時刻情報決定部121は、勤務時間記憶部111から取得された勤務情報識別子を保持する勤務時間レコードを取得する(ステップS402)。推奨時刻情報決定部121は、取得された勤務時間レコードに記録された勤務時間と所定の条件とに基づいて、複数の候補推奨時刻情報を決定する(ステップS403)。所定の条件とは、例えば、起床時刻の場合、第1勤務時間の開始時刻の3時間前が起床時刻の候補であってもよい。所定の条件は、推奨時刻情報の各値によって異なってもよい。
推奨時刻情報決定部121は、決定された複数の候補推奨時刻情報毎に、生活コストを算出する(ステップS404)。推奨時刻情報決定部121は、例えば、シミュレーテッドアニーリングを用いて生活コストを算出してもよい。推奨時刻情報決定部121は、複数の候補推奨時刻情報毎に算出された生活コストのうち、最小となる候補推奨時刻情報を特定する(ステップS405)。推奨時刻情報決定部121は、特定された候補推奨時刻情報を推奨時刻情報として決定する(ステップS406)。推奨時刻情報決定部121は、決定された推奨時刻情報を利用者情報レコードに記録する(ステップS407)。
図13は、実施形態の評価情報画面の第一の具体例を示す図である。図13に示される評価情報画面は、端末装置200の表示部203に表示される。表示部203は、領域401、領域402、領域403、領域404、領域405、領域406、領域407及び領域408を含む。
領域401は、評価情報の各値が、利用者の推奨時刻情報の各値と比較して、どの程度ずれているかを示す指標である。領域402は、評価情報の起床時刻が推奨時刻情報と比較して、どの程度ずれているかを示す領域である。領域402によると、起床時刻は、推奨時刻情報どおり又は所定の閾値以内と評価されていることがわかる。領域402は領域421を含む。領域421は、推奨時刻情報における起床時刻の値を表す。領域421によると、起床時刻は“07:00”であることがわかる。
領域403は、評価情報の朝食時刻が推奨時刻情報と比較して、どの程度ずれているかを示す領域である。領域403によると、朝食時刻は、推奨時刻情報どおり又は所定の閾値以内と評価されていることがわかる。領域403は領域431を含む。領域431は、推奨時刻情報における朝食時刻の値を表す。領域431によると、朝食時刻は“07:30”であることがわかる。
領域404は、評価情報の昼食時刻が推奨時刻情報と比較して、どの程度ずれているかを示す領域である。領域404によると、昼食時刻は、推奨時刻情報どおり又は所定の閾値以内と評価されていることがわかる。領域404は領域441を含む。領域441は、推奨時刻情報における昼食時刻の値を表す。領域441によると、昼食時刻は“12:30”であることがわかる。
領域405は、評価情報の夕食時刻が推奨時刻情報と比較して、どの程度ずれているかを示す領域である。領域405によると、夕食時刻は、推奨時刻情報どおり又は所定の閾値以内と評価されていることがわかる。領域405は領域451を含む。領域451は、推奨時刻情報における夕食時刻の値を表す。領域451によると、起床時刻は“19:00”であることがわかる。
領域406は、評価情報の就床時刻が推奨時刻情報と比較して、どの程度ずれているかを示す領域である。領域402によると、就床時刻は、推奨時刻情報どおり又は所定の閾値以内と評価されていることがわかる。領域406は領域461を含む。領域461は、推奨時刻情報における就床時刻の値を表す。領域461によると、就床時刻は“00:00”であることがわかる。
領域407は、評価情報の総合評価を示す領域である。領域407によると、総合評価は、推奨時刻情報どおり又は所定の閾値以内と評価されていることがわかる。
領域408は、総合評価に対するメッセージを表示する領域である。領域408に表示されるメッセージ又はアイコンは、評価情報の各値に応じて、決定されてもよい。
図14は、実施形態の評価情報画面の第二の具体例を示す図である。図14に示される評価情報画面は、端末装置200の表示部203に表示される。表示部203は、領域501、領域502及び領域503を含む。領域501は、評価情報決定部119によって決定されたキャラクター画像を含む。領域502は、キャラクターの特徴を表す文字列である。領域503は、キャラクター名を表す文字列である。図14に示される評価情報画面は、図13に示される評価情報画面と同じタイミングで表示される。例えば、図13に示される評価情報画面が表示されている状態で、表示部203がスワイプされると、図14に示される評価情報画面に切り替わってもよい。
図15は、実施形態の評価情報画面の第三の具体例を示す図である。図15に示される評価情報画面は、端末装置200の表示部203に表示される。表示部203は、領域601及び領域602を含む。
領域601は、決定された評価情報を点数化された結果を示す領域である。領域601は、評価情報に含まれるライフスコア及びコンディションスコアが表示される。総合スコアは、ライフスコア及びコンディションスコアの合計値で表される。領域601は、領域611を含む。領域611は、前回評価情報のライフスコア及びコンディションスコアと、決定された評価情報と、を比較した結果を示す領域である。評価情報が前回評価情報よりもスコアが高い場合、“GOOD”を示すアイコンが表示される。評価情報が前回評価情報よりもスコアが低い場合、“BAD”を示すアイコンが表示される。他の“GOOD”又は“BAD”のアイコンについても同様であるため、説明を省略する。領域602は、期間内に改善項目が実施された回数を示す領域である。領域602によると、7日間の期間内に、改善項目が7回実施されたことがわかる。
このように構成された、情報提示システム1では、推奨時刻情報決定部121が、利用者の勤務時間等の拘束時間又は予め指定された体内時計情報に合わせて、適切な推奨時刻情報を決定する。推奨時刻情報には、生活を送るために必要となる行為について、利用者にとって健康を維持するために最適と考えられる時刻が含まれる。このように、推奨時刻情報を決定することで、シフト勤務者のように、不規則な拘束時間を有する人に対しても、サーカディアンリズムに沿った最適な生活リズムを提示することが可能になる。このように、健康管理の対象者の健康管理を通して、健康を維持することで、より簡単に労働生産性の向上やバイタルの改善等ができる。また、改善項目決定部116は、利用者に対して、生活を改善するための改善項目を決定する。利用者は、決定された推奨時刻情報と改善項目とに従って生活をすることで、健康を増進させることができる。また、評価情報決定部119は、利用者の生活の実績情報に基づいて、評価情報を決定する。利用者は、評価情報を確認することで、自身の健康状態を把握することが容易になる。
また、評価情報には、利用者の状態がキャラクターデザイン化されたキャラクター画像が含まれる。利用者は、キャラクター画像を視認することで、客観的に自身の状態を捉えることができる。また、利用者のやる気の維持に繋がる。また、遊技処理部117が、遊技情報を利用者に提示又することで、利用者の興趣を高めることができる。従って、利用者は、日々の実績情報の入力等に飽きることなく、入力を行うことができる。さらに、価値付与部118が、所定のタイミングで価値を付与するため、利用者は価値を付与するために、積極的に改善項目を実施するようになり、健康を増進させることが可能になる。
評価情報決定部119は、期間中の実績情報の取得数が、閾値未満の場合、評価情報を決定しないように構成されてもよい。このように構成されることで、実績情報が少ない中で、評価情報を決定する必要がなくなるため、評価情報の精度を高めることができる。
上記の実施形態では、評価情報決定部119は、評価情報に基づいて、キャラクター情報を決定するように構成されたが、評価情報決定部119は、キャラクター情報以外の情報を決定するように構成されてもよい。例えば、評価情報決定部119は、評価情報に基づいて、アドバイス、コメント又は音声データ等の情報を決定してもよい。この場合、評価情報決定部119は、決定されたアドバイス、コメント又は音声データを評価情報に含める。なお、アドバイス、コメント又は音声データは、キャラクター情報記憶部112に記録される。キャラクター情報記憶部112は、アドバイス、コメント又は音声データをキャラクター情報と同様の手法(例えば、画像データ又は文字データ又は音声データ)で記憶してもよい。このように構成されることで、利用者は、キャラクター情報では伝えにくい細かな助言等についても、明確に理解するが可能になる。
上記の実施形態の情報処理装置100及び端末装置200は、使用言語として日本語を例として説明したが、日本語に限られず、他の国又は地域の言語が使用されてもよい。例えば、情報処理装置100及び端末装置200が英語で動作する端末の場合、情報処理装置100及び端末装置200に表示される言語は英語で表示されてもよい。この場合、情報処理装置100の制御部105及び端末装置200の制御部204は、自装置の予め指定された言語に基づいて、使用される言語を決定してもよい。
上記の実施形態の情報提示システム1は、タイムゾーンとして日本の標準時を例として説明したが、日本の標準時に限られず、他の国又は地域の標準時が使用されてもよい。例えば、端末装置200が英国で動作する場合、端末装置200は、英国の標準時を基準にして動作してもよい。制御部105は、記憶部104に記録された各時刻(例えば、推奨時刻情報)と標準時とに時差が生じる場合、時差を減算又は加算することで、記憶部104に記録された各時刻を補正する。このように構成されることで、情報提示システム1は、時差を解消するができる。なお、時差は、情報処理装置100に予め指定されたタイムゾーンの標準時と端末装置200に予め指定されたタイムゾーンの標準時との差分によって決定されてもよい。このように構成されることで、利用者が、タイムゾーンの異なる地域に移動した場合であっても、時差を算出することで、サーカディアンリズムに沿った最適な生活リズムを提示することが可能になる。
進行制御部113は、所定の期間が経過した場合、端末装置200に利用者ごとの順位を表示させたり、スコアを表示させたりしてもよい。例えば、進行制御部113は、記録された前回評価情報テーブルのうち、統合スコア、ライフスコア又はコンディションスコアの少なくとも1つをソートキーとして、評価情報レコードを昇順又は降順に並べ替えて、順位付けする。進行制御部113は、順位付けされた評価情報テーブルと、利用者情報テーブルとに基づいて、利用者の順位を端末装置200の表示部203に表示させてもよい。この場合、表示部203に表示される画面情報は、画面情報生成部120によって生成される。また、進行制御部113は、順位とともに、利用者のスコアを表示させてもよい。統合スコア、ライフスコア又はコンディションスコアは、数値情報の一態様である。
進行制御部113は、利用者ごとに予め指定された健康課題に応じて、評価情報レコード及び実績情報に記録される値が変更されるように各機能部を制御してもよい。健康課題とは、例えば、BMI(Body Mass Index)、血糖値、肝機能、血圧、脂質又は健康増進(課題なし)等の利用者の健康上の課題である。以下、健康課題がBMIである場合を例として説明する。改善項目決定部116は、候補改善項目を決定する場合、BMIの改善が見込まれる改善項目を候補改善項目に含めてもよい。遊技処理部117は、BMIの改善に関する遊技処理(例えば、利用者のBMIを改善するための知識が教授されるクイズ)が行われるように実行されてもよい。価値付与部118は、BMIの改善に関する遊技処理が攻略された場合、価値データの付与数を所定数(例えば、1)だけ加算して付与してもよい。評価情報決定部119は、BMIの改善が見込める実績情報(例えば、推奨時刻情報通りの食事の時間)が取得された場合、ライフスコア又はコンディションスコアに所定数(例えば、1)を加算してもよい。評価情報決定部119は、指定されたタイミング(例えば、表示された画面情報の所定の場所が選択された等)で、BMIを改善するための知識を提供する画面を表示させてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、情報処理装置100にて記載された各機能部は、端末装置200で実施可能に構成されてもよい。