JP6492222B1 - ビス打ち込み用冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的かつ一定の打ち込み深さでビスを打ち込むことが可能なビス打ち込み用冶具を提供する。
【解決手段】少なくとも、ドライバービット4と、ビス打ち込み冶具1からのドライバービット4の先端部の突出長さを調節する位置調節部材5と、ビス3の頭部を保持するとともに位置調節部材5の前進を押しとどめるためのビス保持部材6と、被螺合材2の表面に当接させる当て止め部材7と、ビス打ち込み後にドライバービット4の先端部を所定位置に復元させるための押しバネ8と、この押しバネ8を押圧するとともに、位置調節部材5を受け止めるためのガイド板9と、ビス保持部材6、押しバネ8およびガイド板9をその内部空間に収容するための外筒10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動ドライバー等を用いてビス等の固定具を螺合する場合に、壁面、天井面や床面等の施工時に該固定具を確実に保持するとともに、被螺合材へのビス打ち込み時に該ビスの打ち込み深さを一定に保つことが可能な新規なビス打ち込み用冶具に関するものである。
従来、電動ドライバー等の工具を用いて、壁面、天井面および床面等にビス等の固定具を螺合する場合、作業者が固定具を手で支持しなければ該固定具がドライバービットの先端部から脱落するため、作業効率が低下するという問題が生じていた。
このような問題を解消することを目的として、ドライバービットの先端部を磁化し、固定具を該ドライバービットの先端部に磁着させつつ、螺合することができるドライバービットや、ドライバービットの先端部に着脱自在に装着して用いるビス保持用冶具等が様々に提案されている
また、電動ドライバー等の工具を用いて、壁面、天井面および床面等にビス等の固定具を螺合する場合、電動ドライバーのスイッチをオフにしても、ただちにドライバービットの回転を停止させることは難しく、ビスの頭部が被螺合材の表面よりも深く打ち込まれ、壁面、天井面および床面等の見栄えを損なってしまうという問題があった。
すなわち、電動ドライバーを使用するにあたって壁面、天井面および床面等に対して面一にねじを螺合するためには作業者の熟練した技能を必要としており、ビスの頭部を壁面、天井面および床面等に面一に螺合するのは誰でも簡単には行えなかった。
このような事情に鑑み、従来から熟練した技能を必要とすることなくねじを床面等に面一に螺合できるようにその螺合量を調整する調整具が各種提案されている。
例えば、特許文献1に記載の螺合量調整具は、ドライバービットに外嵌して装着可能な調整具であって、ドライバービットの先端に装着されているビスが表面に対して面位置に螺合するように調整具本体の先端面からのドライバービットの先端部の突出量eを設定する第1設定手段としての当て止め部を備えることを特徴としている。この螺合量調整具では、ドライバービットの先端部(ビット部)にビスを装着した状態で、床、壁等の被螺合部材の表面にビスを螺合してゆくと、調整具本体の先端面が表面に当接し、それ以上のビスの螺合が阻止される。このとき、ビスの頭部頂面が表面に対して同一面上に配置されることとなり、表面に対するビスの没入や浮き上がりを防止することができるとされている。
特許第3391709号
しかしながら、特許文献1の螺合量調整具においては、調整具本体先端の膨出部の直径が、電動ドライバーのドライバーチャックと対向する基部の直径よりも大きいため、左右方向に膨出した膨出部により、螺合位置および正確なねじの位置を目視で確認するのが困難であるという問題があった。
また、特許文献1の螺合量調整具においては、ドライバービットが所定の突出量だけ外筒から突出するようになっているが、この突出量は螺合量調整具の設計段階で決定されるため、作業者が用途に応じてドライバービットの先端部(ビット部)の突出量を任意に変更することは不可能であった。そのため、長さの異なるビスを被螺合材に螺合する必要がある場合、ビスの長さに応じた螺合量調整具をそれぞれ事前に準備する必要があり、汎用性の高い螺合量調整具が求められていた。
さらにまた、特許文献1の螺合量調整具においては、ビスの頭部が被螺合材の表面と面一になるようにビスを打ち込んだ際に、被螺合材のネジ穴周辺の表面が部分的に剥離した場合、かんなかけ等の仕上げ処理を行いたくとも、かんなの刃がビスの頭に当たってしまうため難しいという問題があった。
このように、壁面、天井面および床面等に見栄えよくビスを打ち込みたい場合、該ビスの打ち込み深さを任意に調節可能なビス打ち込み冶具が求められていた。
本発明は以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、電動ドライバー等の工具先端にビス等の固定具を確実に保持させることができ、しかもビス打ち込み用冶具からのドライバービットの突出量を厳密かつ容易に設定することができるとともに、打ち込み後にドライバービットの先端部が所定位置に復元され、連続的かつ一定の打ち込み深さでビスを打ち込むことが可能なビス打ち込み用冶具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下のとおりのビス打ち込み用冶具を提供する。
(1)被螺合材へのビス打ち込み時に該ビスの前記被螺合材の表面からの打ち込み深さを一定に保つことが可能なビス打ち込み用冶具であって、
少なくとも、ドライバービットと、前記ビス打ち込み冶具からの前記ドライバービットの先端部の突出長さを調節する位置調節部材と、前記ビスの頭部を保持するとともに前記位置調節部材の前進を押しとどめるためのビス保持部材と、前記被螺合材の表面に当接させる当て止め部材と、ビス打ち込み後に前記ドライバービットの先端部を所定位置に復元させるための押しバネと、この押しバネを押圧するとともに、前記位置調節部材を受け止めるためのガイド板と、前記ビス保持部材、前記押しバネおよび前記ガイド板をその内部空間に収容するための外筒とを備え、
前記ドライバービットは、前記ビスの頭部に当接させて螺合させるための先端部と、電動ドライバーまたは手工具としてのドライバーのドライバーチャックに挿嵌させるための末端部とを有し、
前記位置調節部材は、ストッパーと締付ナットからなり、前記ストッパーは前記ドライバービットを挿通させるためのストッパー貫通孔が設けられた基部とこの基部から先端部に向かって、テーパー面が形成されるとともに割り溝が設けられたおねじ部を有しており、
前記ビス保持部材は、略円錐台状の先端部と略円柱状の本体部からなり、この本体部の円形の断面の略中央部に前記ビスおよび前記ドライバービットを挿通させるための第一貫通孔が設けられるとともに、一方の端部に、前記当て止め部材を挿嵌可能な取付凹部を備え、前記本体部の外側面から前記第一貫通孔へと径方向に貫通する少なくとも3つの第二貫通孔が設けられ、これら第二貫通孔には、ビスの頭部を保持させるための球状の保持機構と、この保持機構を前記第二貫通孔内に止めておくための弾性体とが挿入配置されており、前記取付凹部とは反対側の端部には取付凸部が設けられ、
前記当て止め部材は、被表面に当接するための当たり面を上面部に備える円筒状の当接部と、該当接部の下端側基部から下方に向かって広がる略円錐台状の傾斜面を有する傘部と、この傘部の当接部側とは反対側に円筒状の柄部を有し、
前記外筒は、略円筒状であって、一方の端部が開口し、他方の端部には略中心部に前記ドライバービットおよび前記ストッパーのおねじ部を挿通するための外筒貫通孔が開孔された底面部を有しており、前記開口している一方の端部より、前記内部空間に前記ガイド板が前記底面部と接するように挿嵌されており、
前記電動ドライバーまたは手工具としてのドライバーのドライバーチャックに挿嵌させた前記ドライバービットの先端部の突出長さを前記位置調節部材により調節し、前記ビス保持部材の先端部側から前記ビスを挿通して保持させて、前記押しバネを圧縮するように力を加えながら前記ビスを前記被螺合材の表面から一定の打ち込み深さで打ち込み、打ち込み終了後に前記押しバネの弾性力により前記ドライバービットの先端部の位置を所定の位置に復元させることを特徴とする。
(2)本発明のビス打ち込み用冶具では、前記押しバネにおいて、前記ガイド板と対向する側の半径が、前記ビス保持部材と対向する側の半径よりも大きいことが好ましく考慮される。
(3)また、本発明のビス打ち込み用冶具では、前記ビス保持部材の前記押しバネと対向する面および前記ガイド板の前記押しバネと対向する面に、それぞれ前記押しバネの一方の端部を嵌め込むことが可能な周溝が設けられていることが好ましく考慮される。
(4)さらに、本発明のビス打ち込み用冶具では、前記当て止め部材と前記ビス保持部材と前記位置調節部材および前記外筒がアルミ合金からなることが好ましく考慮される。
本発明のビス打ち込み用冶具は、電動ドライバー等の工具先端にビス等の固定具を確実に保持させることができ、しかもビス打ち込み用冶具からのドライバービットの突出量を厳密かつ容易に設定することができるとともに、打ち込み後にドライバービットの先端部が所定位置に復元され、連続的かつ一定の打ち込み深さでビスを打ち込むことが可能である。
本発明のビス打ち込み用冶具の使用状態を示す概略正面断面図である。 本発明のビス打ち込み用冶具の一実施形態を示した分解正面図である。 本発明のビス打ち込み用冶具におけるドライバービットへの位置調節部材の取付状態を模式的に示した概略断面図である。 (A)本発明のビス打ち込み用冶具におけるビス保持部材を模式的に示した斜視図である。(B)は、(A)のA−A断面における概略断面図である。(C)は、(A)のB−B断面における概略断面図である。 (A)本発明のビス打ち込み用冶具における当て止め部材を模式的に示した概略斜視図である。(B)は、(A)のC−C断面における概略正面断面図である。 (A)本発明のビス打ち込み用冶具における外筒と位置調節部材と押しバネおよびガイド板の組み立て状態を模式的に示した概略正面断面図である。(B)は、ガイド板における外筒の底面部と対向する側の面を模式的に示した概略平面図である。(C)は、ガイド板における押しバネと対向する側の面を模式的に示した概略平面図である。 (A)(B)(C)(D)は、本発明のビス打ち込み用冶具を装着した電動ドライバーを用いて被螺合材の表面にビスを螺合する際の各部の動作状態を模式的に示した概略断面図である。
以下に本発明のビス打ち込み用冶具について図面に基づいて詳細に説明する。
このビス打ち込み用冶具は、電動ドライバー等のドライバービットに着脱自在に装着することができる。
図1は、本発明のビス打ち込み用冶具の使用状態を示す概略斜視図である。図2は、本発明のビス打ち込み用冶具の一実施形態を示した分解斜視図である。
ビス打ち込み用冶具1は、図1に示したように、被螺合材2へのビス3打ち込み時に該ビス3の被螺合材2の表面21からの打ち込み深さを一定に保つことが可能なビス打ち込み用冶具である。ビス打ち込み冶具1は、図2に示したように、少なくとも、ドライバービット4と、ビス打ち込み冶具1からのドライバービット4の先端部41の突出長さを調節する位置調節部材5と、ビス3の頭部31を保持するとともに位置調節部材5の前進を押しとどめるためのビス保持部材6と、被螺合材2の表面21に当接させる当て止め部材7と、ビス3打ち込み後にドライバービット4の先端部41を所定位置に復元させるための押しバネ8と、この押しバネ8を押圧するとともに、位置調節部材5を受け止めるためのガイド板9と、ビス保持部材6、押しバネ8およびガイド板9をその内部空間10aに収容するための外筒10とを備えている。
以下に、本発明のビス打ち込み用冶具1の構成について、順を追って詳細に説明する。
ビス打ち込み用冶具1を装着するドライバービット4は、図3に示したように、ビス3の頭部31に形成した溝に嵌入される先端部41と、電動ドライバー11または手工具としてのドライバー11'のドライバーチャック11aに挿嵌させるための末端部42とを有している。このようなドライバービット4では、該先端部41および末端部42の近傍位置に電動ドライバー11または手工具としてのドライバー11'のドライバーチャック11aが連結する周方向の円弧溝43を形成したものとすることができる。
ドライバービット4は、先端部41および末端部42がともに同一のプラスドライバー状の形状を有する両刃ドライバービットであってもよいし、末端部42が平坦面を有する片刃ドライバービットであってもよい。両刃ドライバービットであれば、2つの端部のいずれについても先端部41として用いることができるので好ましい。
ドライバービット4の直径Φおよび全長は、一般的な電動ドライバー11または手工具としてのドライバー11'に装着可能な寸法であれば、適宜設計変更することができる。
また、ドライバービット4の材質については、通常、ドライバービットに使用されている金属材料であれば、特に制限されることはない。また、ドライバービット4においては、ビス3の保持力を高めることを目的として、先端部4が磁化されていることが好ましく考慮される。
なお、本発明のビス打ち込み用冶具1では、ドライバービット4の代わりに市販のドリルビットを取り付けることにより、連続的かつ一定の穿孔深さで被穿孔材の表面からの穿孔することも可能である。
本実施形態における位置調節部材5は、ドライバービット4に外嵌して装着可能とされている。位置調節部材5は、図3に示したように、ストッパー51と締付ナット52からなり、ストッパー51はドライバービット4を挿通させるためのストッパー貫通孔51aが設けられた基部51bとこの基部51bから先端部51dに向かって、テーパー面が形成されるとともにスリット状の割り溝51eが設けられたおねじ部51cを有している。
ストッパー貫通孔51の断面形状は円形であってもよいし、ドライバービット4の断面形状に対応した六角形であってもよい。中でも、ドライバービット4と位置調節部材5の連動を考慮すると、断面形状が六角形であることが好ましい。ストッパー貫通孔51の直径については、市販のドライバー4の直径に応じて適宜設計変更が可能である。
割り溝51eの本数については、適宜設計変更が可能であり、例えば、3本溝や6本溝とすることが例示される。なかでも、ドライバービットの確実な保持を考慮すると、割り溝51eの本数を3本溝とすることが好ましく考慮される。
このようなストッパー貫通孔51にドライバービット4を挿通し、締付ナット52を締めることにより、ストッパー51のおねじ部51cに設けられた割り溝51eの幅が徐々に狭まり、ストッパー51がドライバービット4に確実に固定されることになる。このような形状のストッパー51をドライバービット4に取り付けることにより、ストッパー51の基部51bのビス保持部材6と対向する面が、後述のビス保持部材6の取付凸部68と当接した時点で、ドライバービット4の先端部41の移動限界となり、先端部41の突出長さを調節することができる。そのため、本発明のビス打ち込み用冶具1では、ストッパー51がドライバービット4に確実に固定されることにより、ドライバービット4の先端部41の位置およびその突出長さを任意に調節することができる。例えば、被螺合材2の表面21とビス3の頭部31とが面一に螺合されるようにストッパー51の位置を調節することもできるし、ビス3の頭部31を被螺合材2の表面21から1〜3mm程度没入させるようにストッパー51の位置を調節することができる、中でも、ビス3の頭部31を被螺合材2の表面21から1〜3mm程度没入させて螺合した後、被螺合材2の表面21にかんなかけ等の仕上げ処理を施し、見栄えや触り心地に優れた床面や壁面および天井面に仕上げることができる。
締付ナット52の断面形状については、例えば、円形もしくは該円形の円弧部分が一部削ぎ落とされた略角丸四角形であることが例示される。また、締付ナット52のストッパー51と対向する面および/または電動ドライバー11と対向する面について、その端縁部に面取り加工を施して、角を落としておくことが好ましく考慮される。このように、締付ナット52の、ストッパー51と対向する面および/または電動ドライバー11と対向する面の角を落としておくことにより、後述の図7(C)に示す、位置調節部材5が外筒10の内部空間10aに収納される際に、締付ナット52が、外筒10の外筒貫通孔10dに干渉することなくスムーズに収納可能となる。
なお、締付ナット52を締める際には、手締めでもよいがスパナ等の工具を用いて締めることが好ましい。また、例えば、スパナについては、市販の組み立て家具等に同梱されている、平板状の六角スパナ等を用いることが例示される。
このような位置調節部材5を構成するストッパー51および締付ナット52を構成する材質については、回転するビス3やドライバービット4との接触による摩耗に耐え得る限り、特段限定されることはない。例えば、アルミ合金であるジュラルミンや、ステンレス鋼材等を用いることが例示され、中でも、耐摩耗性の観点からステンレス鋼材を用いることが好ましく考慮される。
さらにまた、ビス打ち込み治具1全体の寸法の小型化を考慮すると、ストッパー51の全長が短くなるよう設計することが好ましい。
本実施形態におけるビス保持部材6は、図4(A)(B)に示したように、略円錐台状の先端部61と略円柱状の本体部62からなり、この本体部62の円形の断面の略中央部にビス3およびドライバービット4を挿通させるための第一貫通孔63が設けられるとともに、先端部61側の端部に、当て止め部材7を挿嵌可能な取付凹部64を備えている。ビス保持部材6では、先端部61が略円錐台状であるため、従来の螺合量調整具に比べて、螺合位置および正確なねじの位置を目視で確認することが容易である。
ドライバービット4を挿通させるための第一貫通孔63の断面形状は円形であってもよいし、ドライバービット4の断面形状に対応した六角形であってもよい。中でも、ドライバービット4とビス保持部材6の連動を考慮すると、断面形状が六角形であることが好ましい。
このようなビス保持部材6は、ドライバービット4を挿通させた状態で、軸方向移動自在とされている。
また、ビス保持部材6では、図4(C)に示したように、本体部62の外側面62aから第一貫通孔63へと径方向に貫通する少なくとも3つの第二貫通孔65が設けられ、これら第二貫通孔65には、ビス3の頭部31を保持させるための球状の保持機構66と、この保持機構66を第二貫通孔内65に止めておくための弾性体67とが挿入配置されており、取付凹部64とは反対側の端部には取付凸部68が設けられている。このようなビス保持部材6では、保持機構66を球状に形成することによって、保持機構66の径方向の移動が円滑となり、ビス3の挿入、離脱がよりスムーズに行えるようになっている。
第二貫通孔65は、径方向内側の寸法が保持機構66の外径よりも小さく形成されており、第二貫通孔65内で保持機構66が径方向内側に位置すると、保持機構66の内側部が第一貫通孔63の内周へ突出されるようになっている。そして、この保持機構66の突出部分によってビス3の頭部31の外周を先端側から押さえるようになっている。
第二貫通孔65内の保持機構66には、外側から弾性体67を装着するとともに、後述の外筒10の内周面によって、各保持機構66を径方向内側へ弾性的に付勢しているため、ビス保持部材6の第一貫通孔63の先端側からビス3を挿通すると、保持機構66がその弾性により径方向に広がってビス3の挿通を許容するとともに、弾性体67が後述の外筒10の内周面によって押圧され、弾性復帰によってビス保持部材6のビス3に対する先端部61側への抜止がなされるようになっている。
一方、ドライバービット4が第一貫通孔63の取付凸部68側からビス保持機構6に挿通されると、保持機構66がその弾性により径方向に広がってドライバービット4の挿通を許容するとともに、ビス3の頭部3の頂面に形成された溝に、ドライバービット4の先端部41が装着され、ドライバービット4によってビス3が軸支される。そして、ドライバービット4の先端部41の前進にともなって、ビス3は後述の当て止め部材7の挿通孔74へと挿通された後、被螺合材2の表面2へと螺合される。
このように、各保持機構66と弾性体67によるビス3の保持状態を維持可能であるとともに、ビス3を各保持機構66の間に挿入するとき、または離脱するときに、各保持機構66の径方向外側への移動を許容してスムーズにビス3の着脱が行える。このため、ビス3を被螺合材2に打ち込んだ後、特殊な操作を行うことなく、ビス保持部材6の第一貫通孔63に別のビス3を挿通して保持させることが可能である。
また、ビス保持部材6には、図4(B)に示したように、後述の押しバネ8の収容位置を固定することを目的として、本体部62の押しバネ8と対向する面に、押しバネ8の一方の端部を嵌め込むことが可能な周溝69が設けられていることが好ましく考慮される。これにより、押しバネ8の径方向への移動を抑制することができ、位置調節部材5の所定位置へのスムーズな復元が可能となる。
このようなビス保持部材6の先端部41側には、取付凹部64が設けられており、この取付凹部64に当て止め部材7が挿嵌される。
当て止め部材7は、図5(A)に示したように、被螺合材2の表面21に当接するための当たり面71aを上面部に備える円筒状の当接部71と、該当接部71の下端側基部から下方に向かって広がる略円錐台状の傾斜面を有する傘部72と、この傘部72の当接部71側とは反対側に円筒状の柄部73を有している。
当て止め部材7の当たり面71aは、略平坦に形成されており、これによってビス打ち込み用冶具1の位置決めが確実でガタツキ等も少なくすることができるとともに、被螺合材2の表面21を傷つけることがなく、しかもドライバービット4のストッパーとしての機能も果たすことができる。
また、当たり面71aには、ビス3を挿通するための挿通孔74が形成されている。挿通孔74の断面形状は円形であってもよいし、ドライバービット4の断面形状に対応した六角形であってもよい。中でも、ビス3の頭部31形状を考慮すると、断面形状が円形であることが好ましい。
挿通孔74の当接部71側における直径は、ビス3の頭部31の直径よりわずかに大きくなっており、クリアランスが保たれている。そのため、挿通孔74によってドライバービット4の先端部41に装着したビス3の頭部31の頂面と、当て止め部材7の当たり面71aとが直接的に接触、干渉しないようになっている。
これによって、当たり面71aが被螺合材2の表面21に当接して当て止め部材7の回転が停止した場合等に、ビス3との間の相対回転で磨耗等が生じるのを抑制することが可能である。
当て止め部材7においては、傘部72が当接部71の下端側基部から下方に向かって広がる略円錐台状の傾斜面を有していることから、ビス保持部材6の先端部61と同様に、従来の螺合量調整具に比べて、螺合位置および正確なねじの位置を目視で確認することが容易である。
このような当て止め部材7をビス保持部材6の取付凹部64に嵌合する際には、これら2つの部材が直接嵌合可能なように設計してもよいし、図5(B)に示したように、当て止め部材7の柄部73とビス保持部材6の取付凹部64との間に、ボールベアリング12を設けることも考慮される。ボールベアリング12を設けた場合、当て止め部材7をよりスムーズに回転させることができる。例えば、電動ドライバー11が動作している状態で、当て止め部材7の当接部71上面としての当たり面71aを被螺合材2の表面21と当接させると、ビス保持部材6、位置調節部材5および外筒10は、ドライバービット4の回転に連動して回転し続けるが、当て止め部材7はドライバービット4の回転に連動せず、独立して回動可能とされているため、回転が停止する。このように独立回動可能な当て止め部材7により、本発明のビス打ち込み用冶具1では、被螺合材2の表面21に摩擦を与えにくく、被螺合材2の表面21を傷つけたり、摩擦熱で変色や変質させるおそれがほとんどない。
当て止め部材7の材質については、被螺合材2との摩擦や、回転するビス3との接触による摩耗に耐え得る限り、特段限定されることはない。例えば、アルミ合金であるジュラルミンや、ステンレス鋼材等を用いることが例示され、中でも、耐摩耗性の観点からステンレス鋼材を用いることが好ましく考慮される。
外筒10は、図6(A)に示したように、略円筒状であって、一方の端部10bが開口し、他方の端部には略中心部にドライバービット4およびストッパー51のおねじ部51cを挿通するための外筒貫通孔10dが開孔された底面部10cを有しており、開口している一方の端部10bより、内部空間10aにガイド板9が底面部10cと接するように挿嵌されている。
外筒10は、ビス保持部材6の第二貫通孔65に挿入配置された保持機構66と、弾性体67とが、第二貫通孔65から脱落しないように保護するカバーとしての機能を備えている。
このような外筒10の寸法は、内部空間10aにより収納する、位置調節部材5、ビス保持部材6、当て止め部材7、押しバネ8およびガイド板9の寸法に応じて、適宜設計変更可能である。外筒10を小型化することができれば、ビス打ち込み用冶具1全体の小型化および軽量化に寄与することができ、作業者の肉体的負担を軽減することができる。また、被螺合材2にビス3を打ち込む際に、螺合位置の正確な把握が容易となる。
このような外筒10の材質としては、回転するビス3や、ドライバービット4と連動して回転する位置調節部材5との接触による摩耗に耐え得る限り、特段限定されることはない。例えば、アルミ合金であるジュラルミンや、ステンレス鋼材等を用いることが例示され、使用者の手首への負担を考慮すると、軽量さと強度面のバランスがとれたアルミ合金を用いることが好ましく考慮される。
ガイド板9は、略中央部に円形のガイド板貫通孔91が設けられており、このガイド板貫通孔91にドライバービット4が挿通される。
また、ガイド板9においては、外筒10の底面部10cと対向する側の面9aには、図6(B)に示したように、ガイド板貫通孔91の円周に沿って凹部9bが形成されていることが好ましく考慮される。凹部9bには、ストッパー51の基部51bのおねじ部51cとは反対側の面を嵌合させることができる。これにより、ドライバービット4の前進時に、位置調節部材5のストッパー51の基部51bが周方向にずれることがなくなり、ビス3に確実に力を伝達することが可能となる。
なお、ガイド板9において、外筒10の底面部10cと対向する側の面9aとストッパー51の基部51bとは、面一になるように設計してもよいし、面一にはならず基部51bがガイド板9における外筒10の底面部10cと対向する側の面9aから突出するように設計してもよい。ビス打ち込み用冶具1の小型化の観点からは、ガイド板9における外筒10の底面部10cと対向する側の面9aと、ストッパー51の基部51bとは、面一になるように設計することが好ましい。
また、ガイド板9には、図6(C)に示したように、押しバネ8の収容位置を固定することを目的として、ガイド板9の押しバネ8と対向する面9cに、押しバネ8の一方の端部82を嵌め込むことが可能な周溝92が設けられていることが好ましく考慮される。これにより、押しバネ8の周方向におけるずれを抑制し、位置調節部材5およびドライバービット4の所定位置への復元を確実なものとすることができる。
また、押しバネ8においては、図6(A)に示したように、ガイド板9と対向する側の半径が、ビス保持部材6と対向する側の半径よりも大きいことが好ましく考慮される。押しバネ8の形状をこのような形状とすることにより、押しバネ8の圧縮時に、ガイド板9と対向する側の押しバネ8の端部82の円周の内側に、ビス保持部材6と対向する側の端部81が干渉することなく収納されるため、押しバネ8の弾性力を最大限に生かすことができる。また、特に、押しバネ8の弾発力が強い場合には、押しバネ8の寸法を小型化できるため、外筒10の寸法も小型化可能である。
本発明のビス打ち込み用冶具1は、上記のとおりの各構成を備えていることにより、電動ドライバー11または手工具としてのドライバー11'のドライバーチャック11aに挿嵌させたドライバービット4の先端部41の突出長さを位置調節部材5により調節し、ビス保持部材6の先端部61側からビス3を挿通して保持させて、押しバネ8を圧縮するように力を加えながらビス3を被螺合材2の表面21から一定の打ち込み深さで打ち込み、打ち込み終了後に押しバネ8の弾性力によりドライバービット4の先端部41の位置を所定の位置に復元させることを特徴としている。
このような螺合量調整具1を装着したドライバービット4によってビス3の螺合を行う場合について説明する。
まず、図7(A)に示したように、ビス保持部材6の第一貫通孔63内に一部がせり出した球状の保持機構66間に、ビス3の頭部31を挿入し、このビス3を保持させる。この状態でビス3はビス保持部材6の保持機構66から外れることなく確実に保持される。ここで、図7(B)に示したように、外筒10の内部空間10aにおいて、ドライバービット4、位置調節部材5およびガイド板9とを押しバネ8に抗して、外筒10の開口している端部10b側へ移動させると、ビス3の頭部31の溝に対してドライバービット4の先端部41が装着される。この状態でビス3はドライバービット4の先端部41から外れたり傾いたりすることなく確実に保持され、ビス3を容易に被螺合材2の表面21に垂直に螺合することができる。なお、ドライバービット4の先端部41および末端部42から位置調節部材までの距離、すなわち固定位置が変化することはない。
ドライバービット4、位置調節部材5およびガイド板9によって押しバネ8が限界まで圧縮されると、図7(C)に示したように、そのときの位置がドライバービット4、位置調節部材5およびガイド板9の移動限界となる。この過程において、ドライバービット4の先端部41に装着されたビス3は、ビス保持部材6の保持機構66から外れ、保持状態が解除される。そして、螺合を続けることにより、ビス3は、ドライバービット4によって軸支されたまま、ドライバービット4の先端部41の前進にともなって、当て止め部材7の挿通孔74へと挿通される。一方、外筒10の内部空間においては、ガイド板9が外筒10の開口10b側の移動限界まで達すると、ガイド板9および押しバネ8がストッパーとなってドライバービット4の先端部41が、当て止め部7の挿通孔74から所定量だけ突出する。このとき、図7(C)に示したように、ビス3の頭部31の頂面と被螺合材2の表面21とが同一面上、またはビス3の頭部31の頂面が被螺合材2の表面21から1〜3mm程度の深さに配置されるようにビス3が螺合される。
さらにまた、本実施形態のビス打ち込み用冶具1においては、図7(D)に示したように、被螺合材2の表面21へのビス3の螺合完了後、当て止め部材7を被螺合材2の表面21から離すと、押しバネ8の弾性力により、ドライバービット4が所定位置に復元されるため、即座に次のビス3をビス保持部材6の第一貫通孔63に挿通して、連続的に螺合作業を継続することが可能となる。
すなわち、本実施形態のビス打ち込み用冶具1によれば、ビス保持部材6によるビス3のキャッチ機能によってドライバービット4の先端部41からのビス3の外れ等を防止し、螺合開始時におけるビス3の姿勢を安定させて被螺合材2の表面21に垂直にビス3の螺合が行うことができる。また、本実施形態のビス打ち込み用冶具1によれば、位置調節部材5によるビス3の螺合量を任意に設定することができ、しかもこの螺合量を確実に維持することができるアジャスタ機能によって、作業者の判断や技量の差によることなく、被螺合材2の表面21から一定の打ち込み深さでビス3を連続的に螺合することが可能である。
本発明のビス打ち込み用冶具1において、前記各構成を組み立てる順序については、特に限定されることはないが、例えば、まず、外筒貫通孔10dからストッパー5のおねじ部51cが電動ドライバー11のドライバーチャック11a側に突出するようにドライバービット4の末端部42近傍に挿嵌した後、おねじ部51cに締付ナット52を係止させ、ガイド板9、押しバネ8の順に外筒10の内部空間10aに挿嵌する。続いて、押しバネ8の一方の端部にビス保持部材6の取付凸部68を挿嵌し、当て止め部材7の柄部73をビス保持部材6の取付凹部64に挿嵌し、ビス保持部材6の第二貫通孔65、球状の保持具66および弾性体67をカバーするように外筒10を装着させる。そして、位置調節部材5のストッパー貫通孔51a、外筒貫通孔10d、ビス保持部材6の第一貫通孔63および当て止め部材7の挿通孔74を貫通するようにドライバービット4の先端部41を挿通し、締付ナット52を用いてドライバービット4の先端部41の位置を調節、固定することが例示される。
なお、位置調整部材5を外筒10の底面部10cに対する移動限界まで移動した状態、すなわち位置調節部材5のストッパー51と外筒10の底面部10とが接する状態では、ドライバービット4の先端部41がビス保持部材6の第一貫通孔63内に納められるようになっており、電動ドライバー11の不使用時等に、ビス保持部材6がドライバービット4の先端部4のガードの役割を担い、該先端部4が外部のものに接触して傷つけること、あるいは先端部4自身が破損することを防止している。また、ビス3の螺合開始前状態には、ドライバービット4の先端部41に装着したビス3の頭部31もビス保持部材6の第一貫通孔63内に納まることになり、ビス保持部材6の取付凹部64に当て止め部材7を挿嵌することが可能となる。
本発明は上記実施形態に限ることなく適宜設計変更可能であり、例えば、当て止め部材7とビス保持部材6と位置調節部材5および外筒10の材質としては、強度と軽量さを両立させることができる限り、特に制限されることはなく、例えば、樹脂製や金属材料製であることが例示され、中でも金属材料としてアルミ合金からなることが好ましく考慮される。これらの部材がアルミ合金製であれば、ビス打ち込み用冶具1に求められる強度と軽量さを両立させることが可能となり、長時間にわたるビス打ち込み作業において、作業者の手首への負担や疲労感を軽減することができる。
また、本発明の螺合量調整具1は、電動ドライバー11のドライバービット4だけでなく、手工具としてのドライバー11'に装着して用いることもできる。
1 ビス打ち込み冶具
2 被螺合材
21 表面
3 ビス
31a 頭部
4 ドライバービット
41 先端部
42 末端部
5 位置調節部材
51 ストッパー
51a ストッパー貫通孔
51b 基部
51c おねじ部
51d 先端部
51e 割り溝
52 締付ナット
6 ビス保持部材
61 先端部
62 本体部
62a 外側面
63 第一貫通孔
64 取付凹部
65 第二貫通孔
66 保持機構
67 弾性体
68 取付凸部
7 当て止め部材
71 当接部
71a 当たり面
72 傘部
73 柄部
74 挿通孔
8 押しバネ
81、82 端部
9 ガイド板
10 外筒
10a 内部空間
10b 端部
10c 底面部
10d 外筒貫通孔
11 電動ドライバー
11' ドライバー
11a ドライバーチャック
12 ボールベアリング

Claims (4)

  1. 被螺合材へのビス打ち込み時に該ビスの前記被螺合材の表面からの打ち込み深さを一定に保つことが可能なビス打ち込み用冶具であって、
    少なくとも、ドライバービットと、前記ビス打ち込み冶具からの前記ドライバービットの先端部の突出長さを調節する位置調節部材と、前記ビスの頭部を保持するとともに前記位置調節部材の前進を押しとどめるためのビス保持部材と、前記被螺合材の表面に当接させる当て止め部材と、ビス打ち込み後に前記ドライバービットの先端部を所定位置に復元させるための押しバネと、この押しバネを押圧するとともに、前記位置調節部材を受け止めるためのガイド板と、前記ビス保持部材、前記押しバネおよび前記ガイド板をその内部空間に収容するための外筒とを備え、
    前記ドライバービットは、前記ビスの頭部に当接させて螺合させるための先端部と、電動ドライバーまたは手工具としてのドライバーのドライバーチャックに挿嵌させるための末端部とを有し、
    前記位置調節部材は、ストッパーと締付ナットからなり、前記ストッパーは前記ドライバービットを挿通させるためのストッパー貫通孔が設けられた基部とこの基部から先端部に向かって、テーパー面が形成されるとともに割り溝が設けられたおねじ部を有しており、
    前記ビス保持部材は、略円錐台状の先端部と略円柱状の本体部からなり、この本体部の円形の断面の略中央部に前記ビスおよび前記ドライバービットを挿通させるための第一貫通孔が設けられるとともに、一方の端部に、前記当て止め部材を挿嵌可能な取付凹部を備え、前記本体部の外側面から前記第一貫通孔へと径方向に貫通する少なくとも3つの第二貫通孔が設けられ、これら第二貫通孔には、ビスの頭部を保持させるための球状の保持機構と、この保持機構を前記第二貫通孔内に止めておくための弾性体とが挿入配置されており、前記取付凹部とは反対側の端部には取付凸部が設けられ、
    前記当て止め部材は、被表面に当接するための当たり面を上面部に備える円筒状の当接部と、該当接部の下端側基部から下方に向かって広がる略円錐台状の傾斜面を有する傘部と、この傘部の当接部側とは反対側に円筒状の柄部を有し、
    前記外筒は、略円筒状であって、一方の端部が開口し、他方の端部には略中心部に前記ドライバービットおよび前記ストッパーのおねじ部を挿通するための外筒貫通孔が開孔された底面部を有しており、前記開口している一方の端部より、前記内部空間に前記ガイド板が前記底面部と接するように挿嵌されており、
    前記電動ドライバーまたは手工具としてのドライバーのドライバーチャックに挿嵌させた前記ドライバービットの先端部の突出長さを前記位置調節部材により調節し、前記ビス保持部材の先端部側から前記ビスを挿通して保持させて、前記押しバネを圧縮するように力を加えながら前記ビスを前記被螺合材の表面から一定の打ち込み深さで打ち込み、打ち込み終了後に前記押しバネの弾性力により前記ドライバービットの先端部の位置を所定の位置に復元させることを特徴とするビス打ち込み用冶具。
  2. 前記押しバネにおいて、前記ガイド板と対向する側の半径が、前記ビス保持部材と対向する側の半径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のビス打ち込み用冶具。
  3. 前記ビス保持部材の前記押しバネと対向する面および前記ガイド板の前記押しバネと対向する面に、それぞれ前記押しバネの一方の端部を嵌め込むことが可能な周溝が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のビス打ち込み用冶具。
  4. 前記当て止め部材と前記ビス保持部材と前記位置調節部材および前記外筒がアルミ合金からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のビス打ち込み用冶具。
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