JP6489832B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents
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Description
無線LANプロトコルの1つの規格として、Wi−Fi AllianceではWi−Fi Direct(登録商標)という規格が定められている。Wi−Fi Direct(以下、「WFD」と称する。)では、ルータやWi−Fiベースステーションなどの通信機器を介することなく、無線LAN機能を搭載した電子機器同士が直接無線LAN接続して通信を行うことができる。WFD規格では、各電子機器が無線LANアクセスポイントまたは無線LANステーション(基地局)のいずれとして動作するかを決定するプロトコルが規定されている。このプロトコルを実行することにより、電子機器のどちらが無線LANアクセスポイントになり、どちらが無線LANステーションになるかが自動的に決定されて、無線LAN接続を確立することができる。このように、無線LANアクセスポイントが存在しなくても、電子機器を直接無線接続することができるので、ユーザの利便性が高い。
本発明は、所望のサービスが実行できる機器へ、より確実に無線接続できる通信装置を提供することを目的とする。
自装置で実行可能な、無線パラメータを設定する第2無線設定方式及び第2サービスを示す第2の設定情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶される前記第2の設定情報を出力する出力手段と、
前記第2の設定情報の前記第2無線設定方式を起動する起動手段と、
前記他の通信装置との間で確立された無線接続を介して、前記他の通信装置から前記第2無線設定方式を停止させるメッセージを受信する受信手段と、
前記受信手段により前記メッセージを受信した場合、起動された前記第2無線設定方式を停止し、前記通信装置が基地局として動作しているときに前記メッセージを前記他の通信装置から受信した場合、起動した前記第2無線設定方式を停止しない停止制御手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(第1の実施形態)
図1に示される通信システム100Aは本実施形態で使用される通信システムであり、例えば、プリンタ101およびスマートデバイス102で構成される。プリンタ101およびスマートデバイス102は、電子機器の例示である。本実施形態においてプリンタ101およびスマートデバイス102は無線LANおよび近距離無線通信を用いて互いに通信が可能である。スマートデバイスは、スマートフォンやタブレット端末などの携帯型の多機能端末である。例えば、スマートデバイスは、通信機能付きデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、カメラ付きタブレット端末である。
記憶部204は、制御部203が実行する制御プログラムと、通信に必要なパラメータ(プリンタの設定情報等)、無線設定方式、実行できるサービス等の各種情報を記憶する。後述する各種動作は、記憶部204に記憶された制御プログラムを制御部203が実行することにより行われる。プリンタ101の設定情報は、IP(Internet Protocol)アドレス、ユーザ名、パスワード等である。無線設定方式は、例えば、WPSやWFDなどの無線通信に必要な無線パラメータを自動で設定するプロトコルである。サービスは、例えば、無線通信、画像処理、ファイル転送、ストリーミング等(またはそのためのプロトコル)である。本実施形態では、アプリケーションが起動されると、スマートデバイス102において、例えば、無線設定方式が起動されるようになっている。
プリンタドライバ制御部208は、印刷機能を提供するためのプリンタドライバを制御する。プリンタドライバ制御部208は、各種印刷に必要なデータの入出力制御や給紙排紙などを制御する。プリンタドライバ制御部208は、入出力データを制御する入出力制御部209に接続される。
印字部209aは、プリンタドライバ制御部208および入出力制御部209の制御の下で、印刷媒体(例えば、紙媒体)に印字を行う。
電源部210はプリンタ101に電源を供給する。
NFC制御部211は、NFC RF制御、NFC通信処理、NFC通信の制御を行うドライバを制御する。また、NFC制御部211は、NFC通信関連のプロトコル処理を行う。
図3は、本発明を第1の実施形態に係るスマートデバイス102の構成の一例を表すブロック図である。
スマートデバイス102は、無線LAN制御部301、公衆無線制御部303、NFC制御部305、パケット送受信部307、制御部308、記憶部309、電源部310、表示部311、操作部312、通話部313、マイク314および撮像部315を有する。
パケット送受信部307は、各種通信において用いられるデータをパケットで送受信する。
制御部308は、記憶部309に記憶される制御プログラムを実行することによりスマートデバイス102全体を制御する。
記憶部309は制御部308が実行する制御プログラムと、通信に必要なパラメータや無線設定方式、サービス等の各種情報を記憶する。後述する各種動作は、記憶部309に記憶された制御プログラムを制御部308が実行することにより行われる。スマートデバイスの無線設定方式およびサービスに関する情報は第1の設定情報と称することができる。
表示部(出力部)311は、各種表示を行う。表示部311は、LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報を出力する機能、および(または)スピーカ等のように聴覚で認知可能な音を出力する機能を備える。
操作部312は、スマートデバイス102を操作するためのものである。
通話部313はユーザが通話を行うためのものであり、マイク314は、例えば、通話をする際に使用したり、音声入力をする際に使用する。
撮像部315はカメラを含む。撮像部315は静止画や動画を撮像し、当該画像の画像データを記憶部309に保持する(記憶する)。
図2および図3に示したブロック201〜212および301〜315はソフトウェアもしくはハードウェア的に相互関係を有するものである。また、上記したブロックは一例であり、例えば、複数のブロックが1つのブロックに統合されてもよいし、1つのブロックが細分化されてもよいし、何れかのブロックが更に別の機能を行うようにしてもよい。
本実施形態では、スマートデバイスが、プリンタ101が所望のサービスを実施可能か否かについて、プリンタが出力した二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))を用いて判断する場合について説明する。また、プリンタ101とスマートデバイス102が、無線ネットワークが構成されていない状態で無線設定方式を実施する場合について説明する。無線ネットワークが構成されていない状態とは、例えば、プリンタ101が基地局モードで動作しておらず、プリンタ101とスマートデバイス102が直接無線LAN接続を行う状態である。ここで、直接無線LAN接続を行う状態とは、プリンタ101とスマートデバイス102の間にアクセスポイント等がない状態である。
まず、プリンタ101は、操作部205を介して、無線LAN制御部201により無線設定方式を起動する(ステップS401)。プリンタ101は、無線LAN制御部201で起動した無線設定方式の情報および記憶部204に記憶されている実行可能なサービスに関する情報を、印字部209aを介して、紙媒体に二次元バーコードとして印刷する(ステップS402)。無線設定方式の情報および実行可能なサービスに関する情報は「第2の設定情報」と称することができる。
スマートデバイス102は、ステップS404で読み取った二次元バーコード情報を、記憶部309に記憶されている情報(無線設定方式とサービスに関する情報)と比較する。そして、所望の無線設定方式およびサービスがプリンタ101によって実行できるか否かを判定する。その判定結果に応じて、スマートデバイス102は、無線接続を実施するか否かを判定する(ステップS406)。スマートデバイス102は、所望の無線設定方式および(または)サービスが実行できないとステップS406で判定した場合、無線LAN制御部301およびパケット送受信部307により、エラーメッセージをプリンタ101に送信する(ステップS407)。このエラーメッセージは、例えば、スマートデバイス102がプリンタ101に対して、サービスの実行を依頼しない(リクエストしない)旨を示すものである。
次に図4Bを参照し、図4AのステップS406においてスマートデバイス102が、所望の無線設定方式およびサービスがプリンタ101により実行できると判定した場合を説明する。なお、図4BのステップS401〜ステップS406までは図4Aと同じであるので、説明は省略する。
スマートデバイス102は、プリンタ101からレスポンスを受信すると、無線設定処理(プリンタ101に所望のサービスを実行させるための処理)を開始する(ステップS413)。すなわち、スマートデバイス102とプリンタ101との間で、例えば、TCP(Tranmission Control Protocol)/IP接続が行われる。その後、スマートデバイス102からプリンタ101に、例えば、画像データが送信される(ステップS414)。
プリンタ101は、終了メッセージの送信後、無線機能を停止する(ステップS418)。
なお、上記の説明において対向機器という表現を用いたが、「対向機器」は相対的な表現であり、プリンタ101から見ればスマートデバイス102が対向機器となり、スマートデバイス102から見ればプリンタ101が対向機器になる。
図5は、図4Aおよび図4Bで説明したシーケンスに基づくプリンタ101の動作フローを示している。
図5に示されるように、プリンタ101は操作部205を介して、無線LAN制御部201により無線設定方式を起動する(ステップS501)。プリンタ101は、無線LAN制御部201で起動した無線設定方式の情報と記憶部204に記憶されている実行可能なサービスに関する情報とを、印字部209aを介して、二次元バーコードとして紙媒体に印刷(出力)する(ステップS502)。
その後、プリンタ101は、パケット送受信部207において、スマートデバイス102のからエラーメッセージを受信しているか否かを制御部203にて判断する(ステップS504)。エラーメッセージは、例えば、スマートデバイス102からIEEE802.11のパケットで通知される。エラーメッセージは、例えば、ActionフレームやProbe Request/ResponseやAssociation Request/ResponseやDeauthにより送信される。なお、エラーフォーマットは標準技術のパケットフレームやシーケンスを利用してもよいし、ベンダー拡張のパケットフレームで通知してもよい。
スマートデバイス102において自装置の無線設定方式を起動するため、スマートデバイス102は操作部312を介して、サービスを実行するアプリケーションを起動する(ステップS601)。無線設定方式とサービスは、プリンタの動作フローで説明したものと同じである。
スマートデバイス102は、ステップS604において、プリンタ101と所望のサービスが実施可能であることを確認した場合(ステップS604のNo)、プリンタ101にリクエストメッセージを送信する(ステップS607)。
なお、上記の説明においてプリンタ101は二次元バーコードを印刷するとしたが、二次元バーコードの代わりに(または二次元バーコードに加えて)、二次元バーコード以外の態様(形式)で情報を印刷してもよい。例えば、プリンタ101は、二次元バーコードではなく一次元バーコードを印刷してもよいし、その他の形態で必要な情報を印刷してもよい。プリンタ101により印刷された情報をスマートデバイス102が撮像部315により撮像して制御部308で撮像内容を分析できるのであれば、プリンタ101は任意の形態(形式)で情報を印刷してよい。
上記の説明において、スマートデバイス102は、ステップS404で読み取った二次元バーコード情報を、記憶部309に記憶されている情報と比較し、所望の無線設定方式およびサービスがプリンタ101によって実行できるか否かを判定するとした。しかし、所望のサービスがプリンタ101によって実行できないと判定されたならば、無線設定方式についての判定は省略しても構わない。これは、所望のサービスがプリンタ101によって実行できなければ、スマートデバイス102はプリンタ101と無線接続を実施する必要がないからである。
また、所望のサービスが実施できなという理由によりプリンタ101との無線接続がエラーになった旨は、スマートデバイス102に通知されるので、スマートデバイス102のユーザの利便性が高まる。所望のサービスが実施できないという理由により無線接続がエラーになった旨は、プリンタ101の表示部206にも表示されるので、プリンタ101のユーザの利便性も高まる。
上記第1の実施形態においては、プリンタ101とスマートデバイス102が、無線ネットワークが構成されていない状態で無線設定方式を実施する場合について説明した。
第2の実施形態では、プリンタ101が基地局モードで動作することができる状態でプリンタ101とスマートデバイス102が無線設定方式を実施する場合について図7〜図10を用いて説明する。プリンタ101とスマートデバイス102の構成は第1の実施形態と同じであるとする。したがって、下記の記載においては、第1の実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を付け、第1の実施形態で使用した図2および図3を適宜参照して説明をする。
図8を参照して、まず、本実施形態のプリンタ101とスマートデバイス102との間のシーケンスの一例について説明する。
この印刷の際に、プリンタ101は、基地局として動作することを示す情報を二次元バーコードに付加すること(含ませること)ができる。なお、基地局として動作することを示す情報を二次元バーコードに含ませるかどうかは、プリンタ101の設定により決められる。この設定はプリンタ101のユーザにより行うことができる。
スマートデバイス102は、ステップS804で読み取った二次元バーコード情報を、記憶部309に記憶されている情報と比較し、所望の無線設定方式およびサービスがプリンタ101との間で実行できるか否かを判定する。当該判定結果に応じて、スマートデバイス102の制御部308は、無線接続(無線設定処理を行うための無線接続)を実施するか否かの判定する(ステップS806)。
スマートデバイス102は、プリンタ101が基地局モードで動作していないと判定した場合、無線LAN制御部301およびパケット送受信部307により、エラーメッセージをプリンタ101に送信する(ステップS808)。本実施形態のプリンタ101は、基地局モードで動作することを表す情報を二次元バーコードに含めることができるが、含めないとすることもできる。したがって、基地局モードで動作しているという事実が二次元バーコードからは判断できない場合もある。
スマートデバイス102は、ステップS807においてプリンタ101が基地局で動作していると判定した場合は、実行していた無線設定方式を停止するために、アプリケーションを停止して、表示部311によりエラー情報を表示する。この際、スマートデバイス102は、エラーメッセージをプリンタ301に対して送信しない。
図9は、図8で説明したシーケンスに基づくプリンタ101の動作処理(制御ステップ)を示している。
図9に示されるように、プリンタ101は操作部205を介して、無線LAN制御部201により無線設定方式を起動する。無線設定方式は、第1の実施形態と同じである。このとき、操作部205を介して、プリンタ101は基地局として動作することを指定される(ステップS901)。
プリンタ101の制御部203は、スマートデバイス102からのリクエスメッセージがパケット送受信部207により受信されているか否かを判断する(ステップS904)。リクエストメッセージは、第1の実施形態で説明しているものと同じである。
プリンタ101が、スマートデバイス102からエラーメッセージを受信していた場合(ステップS906のYes)、プリンタ101は、当該エラーメッセージに対する応答メッセージをスマートデバイス102に送信する(ステップS907)。応答メッセージは例えばIEEE802.11のACKメッセージである。なお、本実施形態では、プリンタ101はスマートデバイス102からエラーメッセージを受信しても、ネットワークの解消は行わず、ネットワークを維持する。つまり、ステップS906でYesとなった後、ステップS907に進み、その後、ステップS904に戻る(リクエスメッセージを待つための待機状態になる)。ネットワークを解消しないのは、プリンタ101が上記他のデバイス103に対して既に基地局として動作している可能性があるからである。
図10はスマートデバイス102の動作処理フローを示している。
本実施形態のスマートデバイス102の動作処理フローは、図6のステップS601〜S603までは第1の実施形態と同様のフローとなる。ステップS604がNoになった場合の動作処理は図8ですでに説明したので、以下の記載では、ステップS604がYesになった場合の動作処理について説明する。
ステップS1001において、プリンタ101が基地局で動作しているか否かの情報が付加されていないと判断された場合、スマートデバイス102は、上記その他のデバイス103とプリンタ101とのネットワーク情報を収集する(ステップS1002)。周辺のネットワーク情報を収集すると、プリンタ101が基地局として動作しているか否かを示す情報を得ることができる。ステップS1002の後、スマートデバイス102は、ステップS1002で収集した情報に基づいて、プリンタ101が基地局で動作しているか否かを判断する(ステップS1003)。
スマートデバイス102の無線LAN制御部301は、プリンタ102が基地局で動作していない場合(ステップS1003のNo)、プリンタ102にエラーメッセージを送信する(ステップS1004)。
スマートデバイス102は、プリンタ102が基地局で動作している場合(ステップS1003のYes)、実行していた無線設定方式を停止するために、アプリケーションを停止して、表示部311によりエラー情報を表示する(ステップS1005)。スマートデバイス102はこのとき、プリンタ101にエラーメッセージを送信しない。
なお、図7には3つの「その他のデバイス103」が示されているが、これは単なる例示であり、「その他のデバイス103」の数は3に限定されない。
上記第1および第2の実施形態においては、所望のサービスが実施可能か否かについての判定情報を二次元バーコードから取得した場合について説明した。
第3の実施形態では、所望のサービスが実施可能か否かについての判定情報を二次元バーコードから取得するのではなく、近距離無線通信(NFC)により取得する。第3の実施形態を以下に、図11〜図13を用いて説明する。
近距離無線通信技術であるNFCは、WFD規格をベースとしている(ISO/IEC18092、ISO/IEC21481等)。一般に、NFCは、近接型非接触通信プロトコルとして、電子機器へ応用されており、NFC機能を搭載した電子機器同士が近距離内に接近すると、相互に相手機器に格納されたデータを交換し、電子機器間で自動的にデータ通信を実行することができる。本実施形態では、プリンタ101とスマートデバイス102がNFC機能を搭載している。このNFC機能により、スマートデバイス102のユーザは簡単な操作でプリンタ101とのWFDによる無線LAN接続を確立することができる。
まず、第3の実施形態におけるシーケンスの一例について図11を用いて説明する。
プリンタ101は、無線LAN制御部201により無線設定方式を起動する(ステップS1101)。また、プリンタ101は、NFC制御部211によりNFCを起動する(ステップS1102)。
プリンタ101は、無線LAN制御部201で起動した無線設定方式の情報および記憶部204に記憶されている実行可能なサービス情報を、NFC制御部211を介して、スマートデバイス102に送信する(ステップS1106、ステップS1107)。
まず、図12を参照して、図11で説明したシーケンス図にしたがって本実施形態プリンタ101の動作処理(制御ステップ)について説明する。
図12に示されるように、プリンタ101において無線設定方式を起動するため、プリンタ101は操作部205を介して、無線LAN制御部201により無線設定方式を起動する(ステップS1201)。無線設定方式は、第1の実施形態で説明しているものと同じである。
プリンタ101のNFC制御部211は、スマートデバイス102が近距無線離通信(NFC通信)によってプリンタ101を検知したか否かを判定する(ステップS1203)。近距無線離通信によってスマートデバイス102がプリンタ101を検知したと判断された場合(ステップS1203のYes)、ステップS1204に移行する。
プリンタ101は、ステップS1203がYesの場合、無線LAN制御部201で起動した無線設定方式の情報および記憶部204に記憶されている実行可能なサービス情報を、スマートデバイス102に送信する。以降の処理は、第1の実施形態または第2の実施形態で説明した処理(例えば、ステップS503〜S508(図5)またステップS903〜S907(図9)など)と同様な処理になるため、説明は省略する。
スマートデバイス102において無線設定方式を起動するため、スマートデバイス102は操作部312を介して、サービスを実行するアプリケーションを起動する(ステップS1301)。その後、スマートデバイス102は、NFC制御部305によりNFCを起動する(ステップS1302)。
無線設定方式の情報および実行可能なサービス情報を受信したと判断された場合(ステップS1304のYes)、以降の動作フローは第1の実施形態(例えば、図6のS603〜S608など)と同様の動作フローになる。
なお、本実施形態はNFCを用いて説明をしたが、その他の近距離無線通信、例えばBluetooth(登録商標)などで実施してもよい。
第1の実施形態〜第3の実施形態では、二次元バーコードの出力装置としてプリンタを用いたが、本発明の二次元バーコード出力装置は、これに限定されない。例えば、二次元バーコード出力装置は、液晶プロジェクタやデジタルテレビ等のディスプレイ装置でもよい(デジタルテレビ等を使用した画面出力により二次元バーコードを提示してもよい)。あるいは、スマートデバイスを二次元バーコード出力装置として使用してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (10)
- 通信装置であって、
自装置で実行可能な、無線パラメータを設定するための第2無線設定方式及び第2サービスを示す第2の設定情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶される前記第2の設定情報を出力する出力手段と、
前記第2無線設定方式を起動する起動手段と、
他の通信装置との間で確立された無線接続を介して、前記他の通信装置から前記第2無線設定方式を停止させるメッセージを受信する受信手段と、
前記受信手段により前記メッセージを受信した場合、起動された前記第2無線設定方式を停止し、前記通信装置が基地局として動作しているときに前記メッセージを前記他の通信装置から受信した場合、起動した前記第2無線設定方式を停止しない停止制御手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記受信手段が前記メッセージを受信しない場合、前記他の通信装置から指定されたサービスを実行する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 受信した前記メッセージを表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
- 前記出力手段は、前記第2の設定情報をバーコードの形式で印字するか表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記他の通信装置との間で近距離無線通信を実行するための近距離無線通信手段をさらに備え、前記他の通信装置との間で前記近距離無線通信が実行されると、前記記憶手段に記憶されている前記第2の設定情報が当該近距離無線通信を介して前記他の通信装置に提供されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記第2の設定情報は、前記通信装置の識別情報または認証情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記サービスは、印刷、ファイル転送、ストリーミングのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 前記メッセージは、IEEE802.11に準拠したパケットフレームで受信されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 自装置で実行可能な、無線パラメータを設定するための第2無線設定方式及び第2サービスを示す第2の設定情報を、出力手段において出力するステップと、
起動手段において、前記第2無線設定方式を起動するステップと、
受信手段において、他の通信装置との間で確立された無線接続を介して、前記他の通信装置から前記第2無線設定方式を停止させるメッセージを受信するステップと、
前記メッセージを受信した場合、起動された前記第2無線設定方式を、停止手段において停止するステップと、
前記自装置が基地局として動作しているときに前記受信手段が前記メッセージを前記他の通信装置から受信した場合、起動した前記第2無線設定方式を、前記停止手段において停止しないステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。 - コンピュータが読み取り実行することで、前記コンピュータを請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置の各部として機能させるためのプログラム。
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