JP6489525B2 - 電気機器の製造方法、製造用治具及び取り外し用治具 - Google Patents

電気機器の製造方法、製造用治具及び取り外し用治具 Download PDF

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Description

本発明は、回路基板の基板側接続部とリードフレームのリードフレーム側接続部とが導電性の接合材により接合された構造を有する電気機器の製造方法、当該電気機器の製造方法に用いる製造用治具、及び、当該電気機器の製造方法に用いる取り外し用治具に関する。
従来、回路基板を備える電気機器の製造方法として、治具を用いる製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来の電気機器の製造方法においては、図21に示すように、上板901及び下板903からなる治具により回路基板902を挟み込んだ後、クリップ906により上板901、回路基板902及び下板903を固定し、その状態でリフローを行う。図示は省略するが、回路基板902には、リフロー前にはんだ等の接合材を介して電子部品が載置され、リフローにより電子部品と接合される。なお、図21において符号904,905で示す部材は、位置合わせ用のピンである。
従来の電気機器の製造方法によれば、リフロー時における回路基板の反りを抑制することが可能となる。
特開平7−154065号公報
ところで、回路基板には、回路基板上の電子部品と回路基板外の電子部品等との間で電気信号をやりとりするために、リードフレームを取り付けることがある。リードフレームと回路基板とは、必要な部分(お互いの接続部)以外は離隔した状態で取り付ける必要がある。したがって、回路基板にリードフレームを取り付ける場合には、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うために、回路基板とリードフレームとの位置合わせをする治具を用いることが好ましい。電気機器の技術分野においては、こうした治具や、治具を用いた製造方法が常に希求されている。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能な電気機器の製造方法を提供することを目的とする。また、当該本発明の電気機器の製造方法に用いるための電気機器の製造用治具、及び、当該製造用治具を取り外すための取り外し用治具を提供することも目的とする。
本発明は、以下の技術的特徴により構成される。
なお、本明細書における「電気機器」とは、電力により動作する機器であって、機器内部で電気信号のやり取りを行うもののことをいう。本明細書における電気機器は、単体で何らかの動作が可能なもの(いわゆる最終製品)のみをいうものではなく、最終製品に組み込むための構成単位であってそれ単体では動作しないもの(いわゆるモジュール)も含む。
また、本明細書における「回路基板」とは、電子部品を載置するための基板であって、電気回路が形成されているもののことをいう。本明細書の回路基板は、電子部品が載置されていない基板と電子部品が載置されている基板との両方を含む。本明細書では、リードフレームより前に回路基板に接合されている電子部品、及び、リードフレームと同時に回路基板に接合する電子部品は、回路基板の一部として扱う。
さらに、本明細書における「接合材」とは、リフローを行うことにより、回路基板の基板側接続部とリードフレームのリードフレーム側接続部とを電気的に接合可能なもの(例えば、はんだ材)のことをいう。
[1]本発明の電気機器の製造方法は、回路基板の基板側接続部とリードフレームのリードフレーム側接続部とが導電性の接合材により接合された構造を有する電気機器を製造するための電気機器の製造方法であって、前記回路基板を載置するための基板載置部を有する第1治具を準備し、前記第1治具に前記回路基板を載置する第1工程と、第2治具側固定部材を有する第2治具及び前記第2治具側固定部材と磁力により引き合う第3治具側固定部材を有する第3治具を準備し、前記第2治具側からみたときに前記リードフレーム側接続部が露出するように前記リードフレームを前記第2治具及び前記第3治具で挟み込んだ状態で、前記第2治具及び前記第3治具を前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の間の磁力で固定する第2工程と、前記第2治具及び前記第3治具を、前記リードフレーム側接続部が前記接合材を介して前記基板側接続部上に位置するように、かつ、前記第2治具を前記第1治具側に向けて、前記第1治具の上に載置する第3工程と、前記第1治具、前記第2治具及び前記第3治具を付けたままリフローを行い、前記基板側接続部と前記リードフレーム側接続部とを前記接合材により接合する第4工程と、前記第1治具から前記第2治具及び前記第3治具を取り外した後に、取り外し用治具を用いて前記第2治具と前記第3治具とを前記リードフレームから取り外す第5工程とを含み、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方の固定部材は永久磁石からなり、前記第3工程、前記第4工程及び前記第5工程をこの順序で実施することを特徴とする。
[2]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の両方が永久磁石からなることが好ましい。
[3]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方は、サマリウムコバルト系の永久磁石からなることが好ましい。
[4]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第2治具として、前記第2治具側固定部材を中央部に有する第2治具を用い、前記第3治具として、前記第3治具側固定部材を中央部に有する第3治具を用いることが好ましい。
[5]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第2治具として、前記基板側接続部の位置に対応する基板用開口部が形成されている第2治具を用い、前記第2工程では、前記第2治具側からみたときに前記リードフレーム側接続部が前記基板用開口部から露出するように前記リードフレームを前記第2治具及び前記第3治具で挟み込んだ状態とすることが好ましい。
[6]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第2治具として、前記第2治具と前記第3治具とを固定したときに前記第3治具側からみて露出する部位である押圧用露出部をさらに有する第2治具を用い、前記第3治具として、前記第2治具と前記第3治具とを固定したときに前記第2治具側からみて露出する部位である取り外し用露出部をさらに有する第3治具を用い、前記取り外し用治具として、前記取り外し用露出部の位置に対応する第3治具取り外し用凸部を有する取り外し用治具を用い、前記第5工程では、前記第3治具取り外し用凸部と前記取り外し用露出部とを接触させた状態で前記取り外し用治具の上に前記第2治具及び前記第3治具を載置した後、前記押圧用露出部を前記取り外し用治具の方向に向かって押圧することにより前記第2治具と前記第3治具とを分離し、前記第2治具と前記第3治具とを前記リードフレームから取り外すことが好ましい。
[7]本発明の電気機器の製造方法においては、前記取り外し用露出部は、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置したときに前記第1治具側からみて露出する部位であり、前記第5工程では、前記第3治具取り外し用凸部と前記取り外し用露出部とを接触させた状態で前記取り外し用治具の上に前記第1治具、前記第2治具及び前記第3治具を載置することにより、前記第1治具から前記第2治具及び前記第3治具を取り外すことが好ましい。
[8]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第2治具として、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置したときに前記第1治具側からみて露出する部位である受け用露出部をさらに有する第2治具を用い、前記取り外し用治具として、前記第3治具取り外し用凸部よりも突出する長さが短く、かつ、前記受け用露出部の位置に対応する第2治具受け用凸部をさらに有する取り外し用治具を用いることが好ましい。
[9]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第1工程では、前記第1治具に前記回路基板を載置した後に、前記回路基板に前記接合材を配置することが好ましい。
[10]本発明の電気機器の製造方法においては、前記第1治具として、前記リードフレームを挟み込んだ状態の前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置したときに、前記リードフレーム側接続部の高さ位置が前記基板側接続部に対して適切となるように前記第2治具の高さ位置を調節する高さ調節部をさらに有する第1治具を用い、前記第3工程では、前記第2治具が前記高さ調節部に載るように前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置することが好ましい。
[11]本発明の製造用治具は、本発明の電気機器の製造方法に用いるための製造用治具であって、回路基板を載置するための基板載置部を有する第1治具と、第2治具側固定部材を有する第2治具と、前記第2治具側固定部材と磁力により引き合う第3治具側固定部材を有する第3治具との3種類1組の治具からなり、前記第2治具及び前記第3治具は、前記第2治具側からみてリードフレームのリードフレーム側接続部が露出するように前記リードフレームを挟み込んだ状態で、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の間の磁力により固定可能であり、前記第1治具は、前記第2治具及び前記第3治具を、前記リードフレーム側接続部が接合材を介して前記回路基板の基板側接続部上に位置するように、かつ、前記第2治具を前記第1治具側に向けた状態で載置可能であり、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方の固定部材は永久磁石からなることを特徴とする。
[12]本発明の製造用治具においては、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の両方が永久磁石からなることが好ましい。
[13]本発明の製造用治具においては、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方は、サマリウムコバルト系の永久磁石からなることが好ましい。
[14]本発明の製造用治具においては、前記第2治具は、前記第2治具側固定部材を中央部に有し、前記第3治具は、前記第3治具側固定部材を中央部に有することが好ましい。
[15]本発明の製造用治具においては、前記第2治具には、前記基板側接続部の位置に対応する基板用開口部が形成されていることが好ましい。
[16]本発明の製造用治具においては、前記第2治具は、前記第2治具と前記第3治具とを固定した場合に前記第3治具側からみて露出する部位である押圧用露出部をさらに有し、前記第3治具は、前記第2治具と前記第3治具とを固定した場合に前記第2治具側からみて露出する部位である取り外し用露出部をさらに有することが好ましい。
[17]本発明の製造用治具においては、前記取り外し用露出部は、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置した場合に前記第1治具側からみて露出する部位であることが好ましい。
[18]本発明の製造用治具においては、前記第2治具は、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置した場合に前記第1治具側からみて露出する部位である受け用露出部をさらに有することが好ましい。
[19]本発明の製造用治具においては、前記第1治具は、前記リードフレームを挟み込んだ状態の前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置したときに、前記リードフレーム側接続部の高さ位置が前記基板側接続部に対して適切となるように前記第2治具の高さ位置を調節する高さ調節部をさらに有することが好ましい。
[20]本発明の取り外し用治具は、本発明の電気機器の製造方法に用いるための取り外し用治具であって、第3治具における取り外し用露出部の位置に対応する第3治具取り外し用凸部を有することを特徴とする。
[21]本発明の取り外し用治具は、本発明の電気機器の製造方法に用いるための取り外し用治具であって、第3治具における取り外し用露出部の位置に対応する第3治具取り外し用凸部と、前記第3治具取り外し用凸部よりも突出する長さが短く、かつ、第2治具における受け用露出部の位置に対応する第2治具受け用凸部とを有することを特徴とする。
本発明の電気機器の製造方法は、回路基板とリードフレームとの位置合わせをする第1治具、第2治具及び第3治具を用いるため、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能な電気機器の製造方法となる。
本発明の製造用治具によれば、回路基板とリードフレームとの位置合わせをする第1治具、第2治具及び第3治具からなるため、本発明の製造用治具を用いて電気機器を製造するときに、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能となる。
本発明の取り外し用治具によれば、磁力で固定された第2治具と第3治具とをスムーズに取り外すことが可能となる。
実施形態1における第1治具10の図である。図1(a)は第1治具10の上面図であり、図1(b)は第1治具10の正面図であり、図1(c)は図1(a)のA−A断面図である。なお、以下の記載においては、図1(c)に相当する断面図を「側断面図」という。また、治具を表示する図面においては、z軸(本発明の第1治具、第2治具及び第3治具を重ねる方向と平行な軸)、x軸(z軸に垂直な一方の軸)及びy軸(z軸に垂直な他方の軸)により視点の方向を表示する。なお、本明細書における「上面」、「正面」、「下面(上面の反対側の面。後述する図3(b)参照。)」及び「側断面」という名称は、便宜的に用いるものである。このため、本発明においては、本明細書における「上面」、「正面」及び「側断面」とは異なる「上面」、「正面」及び「側断面」を設定してもよい。 実施形態1における第2治具20の図である。図2(a)は第2治具20の上面図であり、図2(b)は第2治具20の正面図であり、図2(c)は第2治具20の側断面図である。 実施形態1における第3治具30の図である。図3(a)は第3治具30の上面図であり、図3(b)は第3治具30の下面図であり、図3(c)は第3治具30の正面図であり、図3(d)は第3治具30の側断面図である。 実施形態1に係る取り外し用治具40の図である。図4(a)は取り外し用治具40の上面図であり、図4(b)は取り外し用治具40の正面図であり、図4(c)は取り外し用治具40の側断面図である。 実施形態1に係る電気機器の製造方法のフローチャートである。 実施形態1における第1工程S10を説明するために示す図である。図6(a)は第1治具10に回路基板100を載置した状態の上面図であり、図6(b)は図6(a)の側断面図である。 実施形態1におけるリードフレーム110を説明するために示す図である。図7(a)はリードフレーム110の上面図であり、図7(b)はリードフレーム110の正面図であり、図7(c)はリードフレーム110の側断面図である。 実施形態1における第2工程S20を説明するために示す図である。図8(a)は第2治具20にリードフレーム110を載置した状態の上面図であり、図8(b)は図8(a)の正面図であり、図8(c)は図8(a)の側断面図である。 実施形態1における第2工程S20を説明するために示す図である。図9(a)はリードフレーム110を第2治具20及び第3治具30で挟み込んだ状態の上面図であり、図9(b)は図9(a)の下面図であり、図9(c)は図9(a)の正面図であり、図9(d)は図9(a)の側断面図である。 実施形態1における第3工程S30を説明するために示す図である。図10(a)は第1治具10の上に第2治具20及び第3治具30を載置した状態の上面図であり、図10(b)は図10(a)の正面図であり、図10(c)は図10(a)の側断面図である。 実施形態1における第4工程S40を説明するために示す側断面図である。図11は、基板側接続部102とリードフレーム側接続部112とを接合材122により接合した状態の側断面図であるともいえる。 実施形態1における第5工程S50を説明するために示す図である。図12(a)は第2治具20及び第3治具30を取り外し用治具40の上に載置した状態を示す正面図であり、図12(b)は図12(a)の側断面図であり、図12(c)は第2治具20と第3治具30とを分離した状態を示す正面図であり、図12(d)は図12(c)の側断面図である。 実施形態2における第1治具50の上面図である。 実施形態2における第3工程を説明するために示す図である。図14(a)は第2治具20及び第3治具30を第1治具50の上に載置した状態の上面図であり、図14(b)は図14(a)の下面図である。 実施形態2における第5工程を説明するために示す図である。図15(a)は第1治具50、第2治具20及び第3治具30を取り外し用治具40の上に載置した状態を示す正面図であり、図15(b)は図15(a)の側断面図であり、図15(c)は第1治具50、第2治具20及び第3治具30を分離した状態を示す正面図であり、図15(d)は図15(c)の側断面図である。 実施形態3における第1治具60の上面図である。 実施形態3における第2治具70の図である。図17(a)は第2治具70の上面図であり、図17(b)は第2治具70の下面図である。 実施形態3に係る取り外し用治具80の図である。図18(a)は取り外し用治具80の上面図であり、図18(b)は取り外し用治具80の正面図であり、図18(c)は取り外し用治具80の側断面図である。 実施形態3における第3工程を説明するために示す図である。図19(a)は第2治具70及び第3治具30を第1治具60の上に載置した状態の上面図であり、図19(b)は図19(a)の下面図である。 実施形態3における第5工程を説明するために示す図である。図20(a)は第1治具60、第2治具70及び第3治具30を取り外し用治具80の上に載置した状態を示す正面図であり、図20(b)は図20(a)の側断面図であり、図20(c)は第1治具60、第2治具70及び第3治具30を分離した状態を示す正面図であり、図20(d)は図20(c)の側断面図である。 従来の電気機器の製造方法を説明するために示す図である。
以下、本発明の電気機器の製造方法、製造用治具及び取り外し用治具について、図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、各図面に表示する構成要素、貫通孔、突起、凹み等の寸法、形状、位置、数等は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係る製造用治具及び取り外し用治具40について説明する。
実施形態1に係る製造用治具は、後述する実施形態1に係る電気機器の製造方法に用いるための製造用治具であり、回路基板100とリードフレーム110との位置合わせをするものである。実施形態1に係る製造用治具は、第1治具10、第2治具20及び第3治具30を備える。
各治具の具体的な使用方法は後述するが、簡単にいえば、第1治具10は回路基板100を載置する治具(後述する図6参照。)であり、第2治具20及び第3治具30はリードフレーム110を挟み込む治具(後述する図9参照。)である。また、第2治具20及び第3治具30は第1治具10の上に載置することが可能である(後述する図10参照。)
なお、図示及び詳細な説明は省略するが、実施形態1に係る製造用治具及び後述する取り外し用治具40は、以下に記載する構成要素等の他に、突起、凹部、貫通孔等を有していてもよい。また、実施形態1に係る製造用治具及び取り外し用治具40は、本発明の目的を損なわない範囲内であれば、軽量化や放熱のための貫通孔、搬送時に用いる切り欠き等を有していてもよい。これは後述する他の実施形態及び変形例に係る製造用治具及び取り外し用治具においても同様である。
実施形態1における第1治具10は、図1に示すように、基板載置部12及び高さ調節部14を有する。
第1治具10は、第1治具10、第2治具20及び第3治具30を組み合わせたときに、最も下側に配置される治具である(後述する図10参照。)。
第1治具10は、第2治具20及び第3治具30を、後述するリードフレーム側接続部112(後述する図7参照。)が接合材120を介して回路基板100の基板側接続部102上に位置するように、かつ、第2治具20を第1治具10側に向けた状態で載置可能である(後述する図6及び図10参照。)
基板載置部12は、回路基板100を載置するための部位である。実施形態1においては、3つの基板載置部12が直線状に配列されている。
第1治具10における基板載置部12の数は3つであるが、これは3つの回路基板100について一度にリフローするためである。第1治具における基板載置部の数は、一度にリフローする回路基板の数に応じて決めることができ、1つや2つであってもよく、また、4つ以上であってもよい。また、後述するように、実施形態1においては1つの基板載置部12が1つの回路基板100に対応するが、1つの基板載置部が2つ以上の回路基板に対応する(複数の回路基板を1つの基板載置部に載置する)ようにしてもよいし、2つ以上の基板載置部が1つの回路基板に対応する(1つの回路基板を複数の基板載置部にまたがるように載置する)ようにしてもよい。
基板載置部12には、回路基板100を嵌め込むことで回路基板100の位置を固定するための固定凹部13が形成されている(後述する図6も参照。)。固定凹部13は、上面視したときに、回路基板100を上面視したときの外形形状に対応する形状(実施形態1においては長方形形状)を有する。なお、上記した固定凹部13は例示であり、本発明においては、上記固定凹部13とは異なる形状の固定凹部を用いることもできる。また、本発明に用いる第1基板の基板載置部には、必要に応じて、固定凹部と隣接する凹部(例えば、回路基板を嵌め込みやすくしたり、取り外しやすくしたりするためのもの)がさらに形成されていてもよい。
なお、回路基板の位置を固定する必要がない場合には、固定凹部が形成されていない第1治具を用いることもできる。
高さ調節部14は、図1に示すように、リードフレーム110を挟み込んだ状態の第2治具20及び第3治具30を第1治具10の上に載置した場合に、リードフレーム側接続部112の高さ位置が基板側接続部102に対して適切な高さ位置となるように第2治具20の高さ位置を調節する部位である(後述する図10も参照。)。実施形態1における高さ調節部14は、基板載置部12と第1治具10の外縁部との間に形成された平面からなる。なお、本発明における高さ調節部は上記したものに限定されるものではなく、例えば、第2治具の下面縁部の形状に対応するように形成された凸部又は凹部からなるものであってもよい。また、第2治具に高さ調節部に相当する部位又は構成要素を設けてもよい。
なお、本明細書において「リードフレーム側接続部の高さ位置が基板側接続部に対して適切な高さ位置となる」とは、リードフレーム側接続部と基板側接続部との間の距離が設計上許容される所定の距離となることをいう。当該所定の距離は、製造すべき電気機器に応じて適宜設定することができる。
第1治具10は、回路基板や他の治具等を支持・固定可能な剛性を有し、かつ、リフロー時の熱に耐える材料からなることが好ましい。第1治具10を構成する材料の具体例としては、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、セラミックスを例示することができる。これは、後述する第2治具20及び第3治具30についても同様である。
実施形態1における第2治具20は、図2に示すように、第2治具側固定部材22及び押圧用露出部26を有し、基板用開口部24及び貫通孔28が形成されている。
第2治具20は、第1治具10、第2治具20及び第3治具30を組み合わせたときに、第1治具10と第3治具30との間に配置される治具である(後述する図10参照。)。
第2治具20は、第2治具側固定部材22を中央部に有する。第2治具側固定部材22の詳細については、構成が共通する第3治具側固定部材32とともに後述する。
本明細書における「治具の中央部」とは、治具を上面視したときにおいて、治具の外形寸法のうち最も短い寸法(例えば、実施形態1における第2治具20のように上面視長方形状の形状を有する治具の場合には、短辺の寸法)の4分の1の長さを所定の長さとするとき、治具の外形からの距離が所定の長さよりも大きい部分のことをいう。
本明細書において「治具を上面視する」とは、本発明の電気機器の製造方法で第1治具、第2治具及び第3治具を積層する方向に沿って、第1治具、第2治具及び第3治具を組み合わせたときにおける第3治具が配置される側から治具を見ることをいう。
基板用開口部24は、基板側接続部102の位置に対応する開口部(貫通孔ともいえる。)である。実施形態1においては、基板用開口部24は長方形の貫通孔であり、3つの基板用開口部24が直線状に配列されている。
実施形態1においては、1つの基板用開口部24が1つの回路基板100に対応するため、基板用開口部24の数は3つであるが、本発明はこれに限定されるものではない。基板用開口部の数は回路基板の数に対応する数であればよい。また、1つの基板用開口部が2つ以上の回路基板に対応してもよいし、2つ以上の基板用開口部が1つの回路基板に対応してもよい。
押圧用露出部26は、第2治具20と第3治具30とを固定した場合に第3治具30側からみて露出する(見える、又は、第3治具30及び後述するリードフレーム110と重ならないということもできる。)部位である(後述する図9(b)参照。)。実施形態1においては、押圧用露出部26は第2治具20の外縁に位置する部位であり、第2治具20と第3治具30とを固定したときに第3治具30の外縁よりも外側に位置することにより第3治具30側からみて露出するようになる。
貫通孔28は、後述する取り外し用露出部34に対応する貫通孔である。貫通孔28は、後述する第3治具取り外し用凸部42に対応する形状である、円形の貫通孔である。貫通孔28は、取り外し用露出部34及び第3治具取り外し用凸部42に対応して、中央の基板用開口部24を囲むように、4箇所に形成されている。
第3治具30は、図3に示すように、第3治具側固定部材32及び取り外し用露出部34を有し、開口部36が形成されている。
第3治具30は、第1治具10、第2治具20及び第3治具30を組み合わせたときに、最も上側に配置される治具である(後述する図10参照。)。
第3治具側固定部材32は、第2治具側固定部材22と磁力により引き合う。第3治具30は、第3治具側固定部材32を中央部に有する。
取り外し用露出部34は、第2治具20と第3治具30とを固定した場合に第2治具20側からみて露出する(見える、又は、第2治具20及びリードフレーム110と重ならないということもできる。)部位である(後述する図9(b)参照。)。実施形態1においては、取り外し用露出部34は、第2治具20に形成された貫通孔28(図2参照。)及びリードフレーム110に形成された貫通孔114(後述する図7参照。)が存在するため、第2治具20と第3治具30とを固定したときに第2治具20側からみて露出するようになる。なお、本発明における取り外し用露出部の形状は上記したものに限られず、後述する第3治具取り外し用凸部に対応する形状であればよい。
開口部36は、第2治具20と第3治具30とを組み合わせて固定したときにおいて、第2治具20の基板用開口部24と重なり、かつ、基板用開口部24よりも開口面積が小さい。当該開口部36は、第3治具30を軽量化する機能やリフロー時に発生する気体を逃がす機能を有する。なお、上記したような機能が必要ない場合には、開口部を有しない第3治具を用いてもよい。
第2治具20及び第3治具30は、第2治具20側からみてリードフレーム110のリードフレーム側接続部112が露出するようにリードフレーム110を挟み込んだ状態で、第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の間の磁力により固定可能である(後述する図9参照。)。
なお、第2治具20及び第3治具30を固定する際には、第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の間の磁力を用いるため、必ずしも第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32を直接接触させる必要はない。
第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32のうち少なくとも一方の固定部材は、永久磁石からなる。実施形態1においては、第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の両方がサマリウムコバルト系の永久磁石からなる。
「サマリウムコバルト系の永久磁石」とは、レアアース磁石の一種で、サマリウム及びコバルトを含有する永久磁石のことをいう。サマリウムコバルト系の永久磁石は、キュリー温度が高く、比較的高温(種類にもよるが、最大350℃程度)でも使用可能であるという特徴を有する。
実施形態1に係る取り外し用治具40は、第2治具20と第3治具30とをリードフレーム110から取り外すための治具である。取り外し用治具40は、図4に示すように、基台41及び第3治具取り外し用凸部42を有する。
基台41は、第3治具取り外し用凸部42を支える部材である。
第3治具取り外し用凸部42は、第3治具30における取り外し用露出部34の位置に対応する凸部である。第3治具取り外し用凸部42は、円柱状(ピン状)の形状からなる。なお、第3治具取り外し用凸部の形状は円柱状に限られるものではなく、取り外し用露出部に対応する形状であればよい。これは、本発明の取り外し用治具が有することができる他の凸部(例えば、実施形態3参照。)についても同様である。
次に、実施形態1に係る電気機器の製造方法を説明する。
なお、本発明は、電気機器の中でも、各種半導体部品(MOSFET、IGBT、ダイオードや、これらの素子を1つにまとめた集積回路等)を有する装置である半導体装置を製造するための方法(半導体装置の製造方法)に好適に適用することができる。
実施形態1に係る電気機器の製造方法は、回路基板100の基板側接続部102とリードフレーム110のリードフレーム側接続部112とが導電性の接合材120により接合された構造を有する電気機器を製造するための電気機器の製造方法であって、図5に示すように、第1工程S10と、第2工程S20と、第3工程S30と、第4工程S40と、第5工程S50とをこの順序で含む。当該電気機器の製造方法は、回路基板100とリードフレーム110との位置合わせをする第1治具10、第2治具20及び第3治具30を用いる方法である。
以下、各工程について説明する。
第1工程S10は、図6に示すように、回路基板100を載置するための基板載置部12を有する第1治具10を準備し、第1治具10に回路基板100を載置する工程である。
本発明では、種々の回路基板を用いることができるが、特にアルミナセラミックスからなる基板に銅板からなる回路をDCB法で接合した回路基板、いわゆるDCB基板を好適に用いることができる。
回路基板100は、接合材120を介してリードフレーム側接続部112と接続される基板側接続部102を有する。基板側接続部102は、例えば、電気回路の端部である。なお、図示は省略するが、回路基板100には各種電子部品等が載置されており、電気回路が形成されている。
実施形態1においては、3つの基板載置部12にそれぞれ1つずつ、合計3つの回路基板100を載置する。実施形態1においては、回路基板100は固定凹部13(図1参照。)に嵌め込むように載置する。なお、上記は例示であり、本発明においては、基板載置部に載置する回路基板の数は、製造する電気機器の種類や生産の規模等に応じて任意の数とすることができる。
第1工程S10では、第1治具10に回路基板100を載置した後に、回路基板100の基板側接続部102上に接合材120を配置する。
接合材120としては、例えば、はんだペースト(はんだ粉末に有機溶剤等を加えてペーストにしてもの)を好適に用いることができる。接合材としてはんだペーストを用いる場合には、接合材の配置はスクリーン印刷法を用いることにより行うことができる。
実施形態1においては、第1治具10として、リードフレーム110を挟み込んだ状態の第2治具20及び第3治具30を第1治具10の上に載置したときに、リードフレーム側接続部112の高さ位置が基板側接続部102に対して適切となるように第2治具20の高さ位置を調節する高さ調節部14を有する第1治具を用いる。
第2工程S20を説明する前に、実施形態1で用いるリードフレーム110について説明する。
リードフレーム110は、図7に示すように、リードフレーム側接続部112を有し、貫通孔114が形成されている。
貫通孔114は、第3治具取り外し用凸部42を通過させるための貫通孔である。貫通孔114は、円形の貫通孔であり、中央のリードフレーム側接続部112を囲むように、4箇所に形成されている。
本明細書における「リードフレーム」とは、回路基板又は回路基板上の電子部品と回路基板外の電子部品等との間で電気信号のやり取りを行うための、導電体からなる部品である。本発明においては、金属製のリードフレーム、特に銅からなるリードフレームを好適に用いることができる。
第2工程S20は、第2治具側固定部材22を有する第2治具20及び第2治具側固定部材22と磁力により引き合う第3治具側固定部材32を有する第3治具30を準備し、その後、第2治具20側からみたときにリードフレーム側接続部112が露出するようにリードフレーム110を第2治具20及び第3治具30で挟み込んだ状態とするため、第2治具20及び第3治具30を第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の間の磁力で固定する工程である(図8及び図9参照。)。
第2工程S20においては、まず第2治具20の上にリードフレーム110を載置し(図8参照。)、その後、第2治具20及びリードフレーム110の上に第3治具30を載置することでリードフレーム110を第2治具20及び第3治具30で挟み込む(図9参照。)。
第2工程S20においては、第2治具20として、基板側接続部102の位置に対応する基板用開口部24が形成されている第2治具を用いる。
第2工程S20では、第2治具20側からみたときにリードフレーム側接続部112が基板用開口部24から露出するようにリードフレーム110を第2治具20及び第3治具30で挟み込んだ状態とする(図9(b)参照。)。
なお、図示は省略するが、本発明の電気機器の製造方法においては、位置合わせ用の突起、凹部、貫通孔等を有する第1治具、第2治具、第3治具及びリードフレームを用いることもできる。
第3工程S30は、図10に示すように、第2治具20及び第3治具30を、リードフレーム側接続部112が接合材120を介して基板側接続部102上に位置するように、かつ、第2治具20を第1治具10側に向けて、第1治具10の上に載置する工程である。
第3工程S30では、第2治具20が高さ調節部14に載るように第2治具20及び第3治具30を第1治具10の上に載置する。
第4工程S40は、図11に示すように、第1治具10、第2治具20及び第3治具30を付けたままリフローを行い、基板側接続部102とリードフレーム側接続部112とを接合材により接合する工程である。図11の符号122は、リフロー後に固化した接合材である。
リフローの温度及び時間は、接合材の種類や回路基板の種類等により適宜決定することができる。
第5工程S50は、図12に示すように、第1治具10から第2治具20及び第3治具30を取り外した後に、取り外し用治具40を用いて第2治具20と第3治具30とをリードフレーム110から取り外す工程である。
実施形態1においては、第1治具10からの第2治具20及び第3治具30の取り外しは、例えば、人力で第2治具20及び第3治具30を持ち上げることにより行うことができる。
第5工程S50では、第3治具取り外し用凸部42と取り外し用露出部34とを接触させた状態で取り外し用治具40の上に第2治具20及び第3治具30を載置した後(図12(a),(b)参照。)、押圧用露出部26を取り外し用治具40の方向に向かって押圧することにより第2治具20と第3治具30とを分離し、第2治具20と第3治具30とをリードフレーム110から取り外す(図12(c),(d)参照。)。なお、押圧は人力で行ってもよいし、機械を用いて行ってもよい。
実施形態1においては、第5工程S50により、回路基板100とリードフレーム110とを接合したものを取り出すことができる。この後、リードフレーム110を回路基板100ごとに切り離す工程や、回路基板100及びリードフレーム110を電気機器の他の構成要素と組み合わせる工程を経ることで電気機器を製造することができる。上記した以外の第1工程S10〜第5工程S50以外の工程については、電気機器の技術分野において一般的な工程を用いることができるため、説明は省略する。
以下、実施形態1に係る電気機器の製造方法、製造用治具(第1治具10、第2治具20及び第3治具30)及び取り外し用治具40の効果について説明する。
実施形態1に係る電気機器の製造方法は、回路基板100とリードフレーム110との位置合わせをする第1治具10、第2治具20及び第3治具30を用いるため、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能な電気機器の製造方法となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、リードフレーム110を第2治具20及び第3治具30で挟み込んだ状態で、第2治具20及び第3治具30を第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の間の磁力で固定する第2工程S20を含むため、第2治具側固定部材及び第3治具側固定部材によりリードフレームに押圧力をかけ、リードフレームの弾力に起因する接合不良の発生を抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、第1治具10、第2治具20及び第3治具30を付けたままリフローを行う第4工程S40を含むため、リフロー時における回路基板及びリードフレームの反りを抑制することが可能となり、その結果、リフロー時における回路基板及びリードフレームの反りに起因する接合不良の発生を抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、取り外し用治具40を用いて第2治具20と第3治具30とをリードフレーム110から取り外す第5工程S50を含むため、磁力で固定された第2治具と第3治具とをスムーズに取り外すことが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の両方が永久磁石からなるため、両方の固定部材からの磁力を利用して、リードフレームの弾力に起因する接合不良の発生を一層高い確度で抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32のうち少なくとも一方はサマリウムコバルト系の永久磁石からなるため、高温に強い永久磁石を用いてリフロー時に固定力が減少することを抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、第2治具20として第2治具側固定部材22を中央部に有する第2治具を用い、第3治具30として、第3治具側固定部材32を中央部に有する第3治具を用いるため、固定部材を周辺部に有する治具を用いるときと比較して、第2治具及び第3治具全体に比較的均一な固定力をかけることが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、第2治具20として基板用開口部24が形成されている第2治具を用い、第2工程S20ではリードフレーム側接続部112が基板用開口部24から露出するようにリードフレーム110を第2治具20及び第3治具30で挟み込んだ状態とするため、基板用開口部の位置を適切に設定することで、基板用開口部を使用しない場合と比較して様々な形状のリードフレームに対応することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法によれば、第2治具20として押圧用露出部26をさらに有する第2治具を用い、第3治具30として取り外し用露出部34をさらに有する第3治具を用い、取り外し用治具40として第3治具取り外し用凸部42を有する取り外し用治具を用い、第5工程S50では、第3治具取り外し用凸部42と取り外し用露出部34とを接触させた状態で取り外し用治具40の上に第2治具20及び第3治具30を載置した後、押圧用露出部26を取り外し用治具40の方向に向かって押圧することにより第2治具20と第3治具30とを分離し、第2治具20と第3治具30とをリードフレーム110から取り外すため、押圧という単純な方法で、磁力で固定された第2治具と第3治具とをスムーズに取り外すことが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法においては、第1工程S10では、第1治具10に回路基板100を載置した後に、回路基板100に接合材120を配置するため、製造直前に接合材を配置することで、接合材に不純物が混入する可能性を低減することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気機器の製造方法においては、第1治具10として高さ調節部14を有する第1治具を用い、第3工程S30では第2治具20が高さ調節部14に載るように第2治具20及び第3治具30を第1治具10の上に載置するため、高さ調節部により基板側接続部とリードフレーム側接続部との間の間隔を適切に保つことが可能となる。
実施形態1に係る製造用治具によれば、回路基板100とリードフレーム110との位置合わせをする第1治具10、第2治具20及び第3治具30からなるため、実施形態1に係る製造用治具を用いて電気機器を製造するときに、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、第2治具20及び第3治具30は、リードフレーム110を挟み込んだ状態で、第2治具20及び第3治具30を第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の間の磁力により固定可能であるため、第2治具側固定部材及び第3治具側固定部材によりリードフレームに押圧力をかけ、リードフレームの弾力に起因する接合不良の発生を抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、リードフレームに第1治具10、第2治具20及び第3治具30を付けたままリフローを行うことで、リフロー時における回路基板及びリードフレームの反りを抑制することが可能となり、その結果、リフロー時における回路基板及びリードフレームの反りに起因する接合不良の発生を抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32の両方が永久磁石からなるため、両方の固定部材からの磁力を利用して、リードフレームの弾力に起因する接合不良の発生を一層高い確度で抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、第2治具側固定部材22及び第3治具側固定部材32のうち少なくとも一方はサマリウムコバルト系の永久磁石からなるため、高温に強い永久磁石を用いてリフロー時に固定力が減少することを抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、第2治具20は第2治具側固定部材22を中央部に有し、第3治具30は第3治具側固定部材32を中央部に有するため、固定部材を周辺部に有する治具を用いる場合と比較して、第2治具及び第3治具全体に比較的均一な固定力をかけることが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、第2治具20には基板用開口部24が形成されているため、基板用開口部の位置を適切に設定することで、基板用開口部を使用しない場合と比較して様々な形状のリードフレームに対応することが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、第2治具20は押圧用露出部26を有し、第3治具30は取り外し用露出部34を有するため、対応する取り外し用治具とともに用いることで、押圧という単純な方法で、磁力で固定された第2治具と第3治具とをスムーズに取り外すことが可能となる。
また、実施形態1に係る製造用治具によれば、第1治具10は高さ調節部14を有するため、高さ調節部により基板側接続部とリードフレーム側接続部との間の間隔を適切に保つことが可能となる。
実施形態1に係る取り外し用治具40によれば、第3治具取り外し用凸部42を有するため、対応する製造用治具とともに用いることで、磁力で固定された第2治具と第3治具とをスムーズに取り外すことが可能となる。
[実施形態2]
実施形態2に係る製造用治具は、基本的には実施形態1に係る製造用治具と同様の構成を有するが、第1治具の構成が実施形態1に係る製造用治具とは異なる。
実施形態2に係る製造用治具は、第1治具50、第2治具20及び第3治具30からなる。このうち、第2治具20及び第3治具30は実施形態1における第2治具20及び第3治具30と同様の構成を有するため、説明を省略する。
第1治具50は、基本的には実施形態1における第1治具10と同様の構成を有し、図13に示すように、基板載置部12及び高さ調節部14を有する。第1治具50が第1治具10とは異なるのは、取り外し用露出部34に対応する貫通孔52が形成されている点である。なお、貫通孔52は、上面視したときに、第2治具20の貫通孔28と重なる4箇所の位置に形成されている。
第1治具50に貫通孔52が形成されているため、第3治具30の取り外し用露出部34は、図14に示すように、第2治具20及び第3治具30を第1治具50の上に載置した場合に第1治具50側からみて露出する(第1治具50、第2治具20及びリードフレーム110と重ならない)部位となる。
実施形態2に係る取り外し用治具40は、実施形態1に係る取り外し用治具40と全く同様の構成を有するため、説明を省略する。
次に、実施形態2に係る電気機器の製造方法について説明する。
実施形態2に係る電気機器の製造方法は、基本的には実施形態1に係る電気機器の製造方法と同様の方法であるが、実施形態2における第1治具50を用いる点及び第5工程が実施形態1に係る電気機器の製造方法とは異なる。
実施形態2における第1工程〜第4工程は、第1治具50を用いる点以外は実施形態1における第1工程S10〜第4工程S40と全く同様であるため、説明を省略する。
実施形態2における第5工程では、図15に示すように、第3治具取り外し用凸部42と取り外し用露出部34とを接触させた状態で取り外し用治具40の上に第1治具50、第2治具20及び第3治具30を載置することにより、第1治具50から第2治具20及び第3治具30を取り外す。
詳しく説明すると以下のようになる。すなわち、取り外し用治具40の上に第1治具50、第2治具20及び第3治具30を上記したように載置する(図15(a),(b)参照。)と、第1治具50と第2治具20及び第3治具30とは固定されていないため、重力に引かれた第1治具50が第2治具20及び第3治具30から分離される。その後、実施形態1と同様に第2治具20の押圧用露出部26を取り外し用治具40の方向に向かって押圧することにより第2治具20と第3治具30とを分離し、第2治具20と第3治具30とをリードフレーム110から取り外すことができる(図15(c),(d)参照。)。
なお、実施形態1における第5工程S50と実施形態2における第5工程とは、上記のような差異はあるものの、「第1治具から第2治具及び第3治具を取り外した後に、取り外し用治具を用いて第2治具と第3治具とをリードフレームから取り外す」という点では共通する。
上記のように、実施形態2に係る電気機器の製造方法は、第1治具50を用いる点及び第5工程が実施形態1に係る電気機器の製造方法の場合とは異なるが、実施形態1に係る電気機器の製造方法と同様に、回路基板とリードフレームとの位置合わせをする第1治具、第2治具及び第3治具を用いるため、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能な電気機器の製造方法となる。
また、実施形態2に係る電気機器の製造方法によれば、第5工程では、第3治具取り外し用凸部42と取り外し用露出部34とを接触させた状態で取り外し用治具40の上に第1治具50、第2治具20及び第3治具30を載置することにより、第1治具50から第2治具20及び第3治具30を取り外すため、第1治具50から第2治具20及び第3治具30をスムーズに分離することが可能となる。
なお、実施形態2に係る電気機器の製造方法は、実施形態1に係る電気機器の製造方法が有する効果のうち該当する効果を有する。
上記のように、実施形態2に係る製造用治具は、第1治具の構成が実施形態1に係る製造用治具の場合とは異なるが、実施形態1に係る製造用治具と同様に、回路基板とリードフレームとの位置合わせをする第1治具、第2治具及び第3治具からなるため、電気機器を製造するときに、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能となる。
また、実施形態2に係る製造用治具によれば、取り外し用露出部34は、第2治具20及び第3治具30を第1治具50の上に載置した場合に第1治具50側からみて露出する部位であるため、対応する取り外し用治具40とともに用いることで、第1治具50から第2治具20及び第3治具30をスムーズに分離することが可能となる。
なお、実施形態2に係る製造用治具は、実施形態1に係る製造用治具が有する効果のうち該当する効果を有する。
[実施形態3]
実施形態3に係る製造用治具は、基本的には実施形態2に係る製造用治具と同様の構成を有するが、第1治具及び第2治具の構成が実施形態2に係る製造用治具とは異なる。
実施形態3に係る製造用治具は、第1治具60、第2治具70及び第3治具30からなる。第3治具30については実施形態1における第3治具30と同様の構成を有するため、説明を省略する。
実施形態3に係る製造用治具は、後述する実施形態3に係る電気機器の製造方法に示すように、各治具及びリードフレームの全てを分離した状態で第5工程を終えるためのものである(後述する図20参照。)。実施形態3に係る製造用治具の露出部及び貫通孔は、上記第5工程のために存在する。
第1治具60は、基本的には実施形態2における第1治具50と同様の構成を有し、図16に示すように、基板載置部12及び高さ調節部14を有し、貫通孔52が形成されている。第1治具60が第1治具50とは異なるのは、後述する受け用露出部72及び第2治具受け用凸部82に対応する貫通孔62及び後述するリードフレーム受け用凸部84に対応する貫通孔64が形成されている点である。なお、貫通孔62は、貫通孔52とは異なる位置、具体的には、貫通孔52よりも外側の4箇所に形成されている。また、貫通孔64は、貫通孔62のさらに外側の4箇所に配置されている。
第2治具70は、基本的には実施形態2における第2治具20と同様の構成を有し、図17に示すように、第2治具側固定部材22及び押圧用露出部26を有し、基板用開口部24及び貫通孔28が形成されている。第2治具70が第2治具20とは異なるのは、第2治具70及び第3治具30を第1治具60の上に載置した場合に第1治具60側からみて露出する部位(第1治具60と重ならない部位。後述する図19参照。)である受け用露出部72を有する点である。なお、受け用露出部72は、第1治具60の貫通孔62が存在することにより、第2治具70及び第3治具30を第1治具60の上に載置したときに第1治具60側からみて露出する部位となる。
また、第2治具70には、貫通孔74が形成されている。貫通孔74は後述するリードフレーム受け用凸部84に対応する貫通孔である。貫通孔74は、貫通孔28より外側の4箇所に配置されている。
実施形態3に係る取り外し用治具80は、基本的には実施形態2に係る取り外し用治具40と同様の構成を有するが、第2治具受け用凸部及びリードフレーム受け用凸部を有する点で実施形態2に係る取り外し用治具40とは異なる。
取り外し用治具80は、図18に示すように、基台41、第3治具取り外し用凸部42、第2治具受け用凸部82及びリードフレーム受け用凸部84を有する。
第2治具受け用凸部82は、第3治具取り外し用凸部42よりも突出する長さが短く、かつ、第2治具70における受け用露出部72の位置に対応する凸部である。
リードフレーム受け用凸部84は、第3治具取り外し用凸部42よりも突出する長さが短く、第2治具受け用凸部82よりも突出する長さが長く、かつ、第2治具70における貫通孔74の位置に対応する凸部である。
次に、実施形態3に係る電気機器の製造方法について説明する。
実施形態3に係る電気機器の製造方法は、基本的には実施形態2に係る電気機器の製造方法と同様の方法であるが、実施形態3における第1治具60及び第2治具70並びに実施形態3に係る取り外し用治具80を用いる点と、第5工程とが実施形態2に係る電気機器の製造方法とは異なる。
実施形態3に係る第1工程〜第4工程は、第1治具60及び第2治具70を用いる点以外は実施形態2に係る第1工程〜第4工程と全く同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、第1治具60及び第2治具70を用いるため、実施形態3における第3工程を終えたときの第1治具60、第2治具70、第3治具30及びリードフレーム110は、図19に示すような状態となる。
実施形態3に係る第5工程では、図20に示すように、取り外し用治具80を用いる。
詳しく説明すると以下のようになる。すなわち、取り外し用治具80の上に第1治具60、第2治具70及び第3治具30を載置すると(図20(a),(b)参照。)、第1治具60と第2治具70及び第3治具30とは固定されていないため、重力に引かれた第1治具60が第2治具70及び第3治具30から分離される。その後、実施形態2と同様に第2治具70の押圧用露出部26を取り外し用治具80の方向に向かって押圧することにより第2治具70と第3治具30とを分離し、第2治具70と第3治具30とをリードフレーム110から取り外すと、第2治具70が第2治具受け用凸部82上で止まり、リードフレーム110がリードフレーム受け用凸部84上で止まり、第1治具60、第2治具70、リードフレーム110及び第3治具30が分離した状態で第5工程が終了する(図20(c),(d)参照。)。
なお、実施形態1における第5工程S50及び実施形態2における第5工程と実施形態3における第5工程とは、上記のような差異はあるものの、「第1治具から第2治具及び第3治具を取り外した後に、取り外し用治具を用いて第2治具と第3治具とをリードフレームから取り外す」という点では共通する。
上記のように、実施形態3に係る電気機器の製造方法は、実施形態3における第1治具60及び第2治具70並びに実施形態3に係る取り外し用治具80を用いる点と、第5工程とが実施形態2に係る電気機器の製造方法の場合とは異なるが、実施形態2に係る電気機器の製造方法と同様に、回路基板とリードフレームとの位置合わせをする第1治具、第2治具及び第3治具を用いるため、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能な電気機器の製造方法となる。
また、実施形態3に係る電気機器の製造方法によれば、第2治具70として受け用露出部72を有する第2治具を用い、取り外し用治具80として第2治具受け用凸部82を有する取り外し用治具を用いるため、第1治具と第2治具とを分離した状態で第5工程を終えることが可能となり、その結果、治具回収時における第1治具と第2治具との分別を容易なものとして生産効率を高くすることが可能となる。
また、実施形態3に係る電気機器の製造方法によれば、第2治具70として貫通孔74が形成された第2治具を用い、取り外し用治具80としてリードフレーム受け用凸部84を有する取り外し用治具を用いるため、治具からリードフレームを分離した状態で第5工程を終えることが可能となり、その結果、治具回収時における治具とリードフレームとの分別を容易なものとして生産効率を一層高くすることが可能となる。
なお、実施形態3に係る電気機器の製造方法は、実施形態2に係る電気機器の製造方法が有する効果のうち該当する効果を有する。
上記のように、実施形態3に係る製造用治具は、第2治具として受け用露出部をさらに有する第2治具を用いる点が実施形態2に係る製造用治具とは異なるが、実施形態2に係る製造用治具と同様に、回路基板とリードフレームとの位置合わせをする第1治具、第2治具及び第3治具からなるため、電気機器を製造するときに、回路基板とリードフレームとの位置関係を適切な状態に保ったままリフローを行うことが可能となる。
また、実施形態3に係る製造用治具によれば、第2治具70は受け用露出部72を有するため、対応する取り外し用治具とともに用いることで、第1治具と第2治具とを分離した状態で第5工程を終えることが可能となり、その結果、治具回収時における第1治具と第2治具との分別を容易なものとして生産効率を高くすることが可能となる。
また、実施形態3に係る製造用治具によれば、第2治具70に貫通孔74が形成されているため、対応する取り外し用治具とともに用いることで、治具からリードフレームを分離した状態で第5工程を終えることが可能となり、その結果、治具回収時における治具とリードフレームとの分別を容易なものとして生産効率を一層高くすることが可能となる。
なお、実施形態3に係る製造用治具は、実施形態2に係る製造用治具が有する効果のうち該当する効果を有する。
上記のように、実施形態3に係る取り外し用治具80は、第2治具受け用凸部82を有する点が実施形態2に係る取り外し用治具40とは異なるが、実施形態2に係る取り外し用治具40と同様に、第3治具取り外し用凸部42を有するため、対応する製造用治具とともに用いることで、磁力で固定された第2治具と第3治具とをスムーズに取り外すことが可能となる。
また、実施形態3に係る取り外し用治具80によれば、第2治具受け用凸部82を有するため、対応する製造用治具とともに用いることで、第1治具と第2治具とを分離した状態で第5工程を終えることが可能となり、その結果、治具回収時における第1治具と第2治具との分別を容易なものとして生産効率を高くすることが可能となる。
また、実施形態3に係る取り外し用治具80によれば、リードフレーム受け用凸部84を有するため、対応する製造用治具とともに用いることで、治具からリードフレームを分離した状態で第5工程を終えることが可能となり、その結果、治具回収時における治具とリードフレームとの分別を容易なものとして生産効率を一層高くすることが可能となる。
以上、本発明を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態に記載した構成要素、貫通孔、突起、凹み等の寸法、形状、位置、数等は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記各実施形態においては、永久磁石からなる第2治具側固定部材及び第3治具側固定部材を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。永久磁石からなるのは、第2治具側固定部材及び第3治具側固定部材のうち一方であってもよい。なお、永久磁石からなる固定部材が一方のみである場合には、他方の固定部材として永久磁石と引き合う材料からなるものを用いる。
(3)上記各実施形態においては、サマリウムコバルト系の永久磁石を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。リフロー時の温度に耐え得る(消磁しない、又は、使用に耐え得ないほどに磁力が弱まらない)ならば、サマリウムコバルト系以外の永久磁石を用いてもよい。
(4)上記各実施形態においては、第1工程S10と第2工程S20とをこの順序で実施する電気機器の製造方法を例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の電気機器の製造方法は、第1工程と第2工程とを同時に実施してもよいし、第1工程よりも先に第2工程を実施してもよい。
(5)上記各実施形態においては、押圧用露出部26は第2治具20,70の外縁から張り出した部位であり、取り外し用露出部34は第2治具に20,70に貫通孔28が形成されていることにより露出する部位であるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、押圧用露出部は第3治具に貫通孔があることにより露出する部位であってもよい(この場合、第5工程では、第3治具の貫通孔越しに第2治具を押圧して第2治具と第3治具とを分離することとなる)し、取り外し用露出部は第3治具の外縁から張り出した部位であってもよい。上記実施形態3における受け用露出部72についても同様であり、例えば、受け用露出部は第2治具の外縁から張り出した部位であってもよい。
(6)上記各実施形態においては、第1治具10に回路基板100を載置した後に、回路基板100に接合材120を配置する第1工程S10を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の電気機器の製造方法においては、第1治具に回路基板を載置する前に、回路基板に接合材を配置する第1工程を採用することもできる。
(7)上記各実施形態においては、貫通孔114が形成されているリードフレーム110を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。貫通孔が形成されていないリードフレームを用いることもできる。この場合、第3治具の取り外し用露出部は、上面視したときにリードフレームと重ならない位置にあることが好ましい。
10,50,60…第1治具、12…基板載置部、13…固定凹部、14…高さ調節部、20,70…第2治具、22…第2治具側固定部材、24…基板用開口部、26…押圧用露出部、28,52,62,64,74,114…貫通孔、30…第3治具、32…第3治具側固定部材、34…取り外し用露出部、36…開口部、40,80…取り外し用治具、41…基台、42…第3治具取り外し用凸部、72…受け用露出部、82…第2治具受け用凸部、84…リードフレーム受け用凸部、100…回路基板、102…基板側接続部、110…リードフレーム、112…リードフレーム側接続部、120…接合材

Claims (21)

  1. 回路基板の基板側接続部とリードフレームのリードフレーム側接続部とが導電性の接合材により接合された構造を有する電気機器を製造するための電気機器の製造方法であって、
    前記回路基板を載置するための基板載置部を有する第1治具を準備し、前記第1治具に前記回路基板を載置する第1工程と、
    第2治具側固定部材を有する第2治具及び前記第2治具側固定部材と磁力により引き合う第3治具側固定部材を有する第3治具を準備し、前記第2治具側からみたときに前記リードフレーム側接続部が露出するように前記リードフレームを前記第2治具及び前記第3治具で挟み込んだ状態で、前記第2治具及び前記第3治具を前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の間の磁力で固定する第2工程と、
    前記第2治具及び前記第3治具を、前記リードフレーム側接続部が前記接合材を介して前記基板側接続部上に位置するように、かつ、前記第2治具を前記第1治具側に向けて、前記第1治具の上に載置する第3工程と、
    前記第1治具、前記第2治具及び前記第3治具を付けたままリフローを行い、前記基板側接続部と前記リードフレーム側接続部とを前記接合材により接合する第4工程と、
    前記第1治具から前記第2治具及び前記第3治具を取り外した後に、取り外し用治具を用いて前記第2治具と前記第3治具とを前記リードフレームから取り外す第5工程とを含み、
    前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方の固定部材は永久磁石からなり、
    前記第3工程、前記第4工程及び前記第5工程をこの順序で実施することを特徴とする電気機器の製造方法。
  2. 請求項1に記載の電気機器の製造方法において、
    前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の両方が永久磁石からなることを特徴とする電気機器の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の電気機器の製造方法において、
    前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方は、サマリウムコバルト系の永久磁石からなることを特徴とする電気機器の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電気機器の製造方法において、
    前記第2治具として、前記第2治具側固定部材を中央部に有する第2治具を用い、
    前記第3治具として、前記第3治具側固定部材を中央部に有する第3治具を用いることを特徴とする電気機器の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の電気機器の製造方法において、
    前記第2治具として、前記基板側接続部の位置に対応する基板用開口部が形成されている第2治具を用い、
    前記第2工程では、前記第2治具側からみたときに前記リードフレーム側接続部が前記基板用開口部から露出するように前記リードフレームを前記第2治具及び前記第3治具で挟み込んだ状態とすることを特徴とする電気機器の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電気機器の製造方法において、
    前記第2治具として、前記第2治具と前記第3治具とを固定したときに前記第3治具側からみて露出する部位である押圧用露出部をさらに有する第2治具を用い、
    前記第3治具として、前記第2治具と前記第3治具とを固定したときに前記第2治具側からみて露出する部位である取り外し用露出部をさらに有する第3治具を用い、
    前記取り外し用治具として、前記取り外し用露出部の位置に対応する第3治具取り外し用凸部を有する取り外し用治具を用い、
    前記第5工程では、前記第3治具取り外し用凸部と前記取り外し用露出部とを接触させた状態で前記取り外し用治具の上に前記第2治具及び前記第3治具を載置した後、前記押圧用露出部を前記取り外し用治具の方向に向かって押圧することにより前記第2治具と前記第3治具とを分離し、前記第2治具と前記第3治具とを前記リードフレームから取り外すことを特徴とする電気機器の製造方法。
  7. 請求項6に記載の電気機器の製造方法において、
    前記取り外し用露出部は、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置したときに前記第1治具側からみて露出する部位であり、
    前記第5工程では、前記第3治具取り外し用凸部と前記取り外し用露出部とを接触させた状態で前記取り外し用治具の上に前記第1治具、前記第2治具及び前記第3治具を載置することにより、前記第1治具から前記第2治具及び前記第3治具を取り外すことを特徴とする電気機器の製造方法。
  8. 請求項7に記載の電気機器の製造方法において、
    前記第2治具として、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置したときに前記第1治具側からみて露出する部位である受け用露出部をさらに有する第2治具を用い、
    前記取り外し用治具として、前記第3治具取り外し用凸部よりも突出する長さが短く、かつ、前記受け用露出部の位置に対応する第2治具受け用凸部をさらに有する取り外し用治具を用いることを特徴とする電気機器の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の電気機器の製造方法において、
    前記第1工程では、前記第1治具に前記回路基板を載置した後に、前記回路基板に前記接合材を配置することを特徴とする電気機器の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の電気機器の製造方法において、
    前記第1治具として、前記リードフレームを挟み込んだ状態の前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置したときに、前記リードフレーム側接続部の高さ位置が前記基板側接続部に対して適切となるように前記第2治具の高さ位置を調節する高さ調節部をさらに有する第1治具を用い、
    前記第3工程では、前記第2治具が前記高さ調節部に載るように前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置することを特徴とする電気機器の製造方法。
  11. 請求項1に記載の電気機器の製造方法に用いるための製造用治具であって、
    回路基板を載置するための基板載置部を有する第1治具と、第2治具側固定部材を有する第2治具と、前記第2治具側固定部材と磁力により引き合う第3治具側固定部材を有する第3治具との3種類1組の治具からなり、
    前記第2治具及び前記第3治具は、前記第2治具側からみてリードフレームのリードフレーム側接続部が露出するように前記リードフレームを挟み込んだ状態で、前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の間の磁力により固定可能であり、
    前記第1治具は、前記第2治具及び前記第3治具を、前記リードフレーム側接続部が接合材を介して前記回路基板の基板側接続部上に位置するように、かつ、前記第2治具を前記第1治具側に向けた状態で載置可能であり、
    前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方の固定部材は永久磁石からなることを特徴とする製造用治具。
  12. 請求項11に記載の製造用治具において、
    前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材の両方が永久磁石からなることを特徴とする製造用治具。
  13. 請求項11又は12に記載の製造用治具において、
    前記第2治具側固定部材及び前記第3治具側固定部材のうち少なくとも一方は、サマリウムコバルト系の永久磁石からなることを特徴とする製造用治具。
  14. 請求項11〜13のいずれかに記載の製造用治具において、
    前記第2治具は、前記第2治具側固定部材を中央部に有し、
    前記第3治具は、前記第3治具側固定部材を中央部に有することを特徴とする製造用治具。
  15. 請求項11〜14のいずれかに記載の製造用治具において、
    前記第2治具には、前記基板側接続部の位置に対応する基板用開口部が形成されていることを特徴とする製造用治具。
  16. 請求項11〜15のいずれかに記載の製造用治具において、
    前記第2治具は、前記第2治具と前記第3治具とを固定した場合に前記第3治具側からみて露出する部位である押圧用露出部をさらに有し、
    前記第3治具は、前記第2治具と前記第3治具とを固定した場合に前記第2治具側からみて露出する部位である取り外し用露出部をさらに有することを特徴とする製造用治具。
  17. 請求項16に記載の製造用治具において、
    前記取り外し用露出部は、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置した場合に前記第1治具側からみて露出する部位であることを特徴とする製造用治具。
  18. 請求項17に記載の製造用治具において、
    前記第2治具は、前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置した場合に前記第1治具側からみて露出する部位である受け用露出部をさらに有することを特徴とする製造用治具。
  19. 請求項11〜18のいずれかに記載の製造用治具において、
    前記第1治具は、前記リードフレームを挟み込んだ状態の前記第2治具及び前記第3治具を前記第1治具の上に載置した場合に、前記リードフレーム側接続部の高さ位置が前記基板側接続部に対して適切となるように前記第2治具の高さ位置を調節する高さ調節部をさらに有することを特徴とする製造用治具。
  20. 請求項6に記載の電気機器の製造方法に用いるための取り外し用治具であって、
    第3治具における取り外し用露出部の位置に対応する第3治具取り外し用凸部を有することを特徴とする取り外し用治具。
  21. 請求項8に記載の電気機器の製造方法に用いるための取り外し用治具であって、
    第3治具における取り外し用露出部の位置に対応する第3治具取り外し用凸部と、
    前記第3治具取り外し用凸部よりも突出する長さが短く、かつ、第2治具における受け用露出部の位置に対応する第2治具受け用凸部とを有することを特徴とする取り外し用治具。
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