JP6488285B2 - ユーザ端末及びプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)近傍サービスの導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D近傍サービス(D2D ProSe)は、同期がとられた複数のユーザ端末からなる同期クラスタ内で直接的な端末間通信を可能とするサービスである。D2D近傍サービスは、近傍端末を発見するD2D発見手順(Discovery)と、直接的な端末間通信であるD2D通信(Communication)と、を含む。
基地局の負荷を低減しつつD2D近傍サービスを利用可能とするために、D2D通信におけるユーザデータを送信する送信側ユーザ端末が、当該ユーザデータを受信するためのD2Dデータリソースの時間・周波数位置を示すスケジューリング割当情報(SA:Scheduling Assignment)を送信することが想定される。
3GPP技術報告書 「TR 36.843 V12.0.1」 2014年3月27日
ここで、スケジューリング割当情報が、D2Dデータリソースの時間・周波数位置を示すために多くの情報量を含む場合、スケジューリング割当情報用に多くの無線リソースが必要となる。その結果、D2Dデータリソースに割り当てられる無線リソース量が減少するという問題がある。
そこで、本出願は、スケジューリング割当情報がD2Dデータリソースの時間・周波数位置を適切に示しつつも、D2Dデータリソースの時間・周波数位置を示す情報量を低減可能とすることを目的とする。
一実施形態に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D通信におけるユーザデータを送信するためのD2Dデータリソースの時間・周波数位置を示すスケジューリング割当情報を送信する送信部を備える。前記D2Dデータリソースの周波数位置は、前記D2Dデータリソースの周波数位置と前記スケジューリング割当情報の周波数位置とが対応付けられた固定テーブルに基づいて決定される。前記D2Dデータリソースの時間位置は、前記スケジューリング割当情報に含まれる識別子に基づいて決定される。
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 図2は、実施形態に係るUEのブロック図である。 図3は、実施形態に係るeNBのブロック図である。 図4は、実施形態に係るプロトコルスタック図である。 図5は、実施形態に係る無線フレームの構成図である。 図6は、Mode 1におけるSAリソースプール及びデータリソースプールの配置を説明するための図である。 図7は、Mode 2におけるSAリソースプール及びデータリソースプールの配置を説明するための図である。 図8は、SAリソース及びデータリソースの関係を説明するための図である。 図9は、SAの内容を説明するための図である。 図10は、第1モードにおけるSAの割り当てについて説明するための図である。 図11は、SAチャネルコーディングの性能のシミュレーション結果を示す図である。 図12は、SAの物理フォーマットを示す図である。 図13は、eNB干渉計算を説明する図である。 図14は、電力制御手順を説明する図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D通信におけるユーザデータを送信するためのD2Dデータリソースの時間・周波数位置を示すスケジューリング割当情報を送信する送信部を備える。前記D2Dデータリソースの周波数位置は、前記D2Dデータリソースの周波数位置と前記スケジューリング割当情報の周波数位置とが対応付けられた固定テーブルに基づいて決定される。前記D2Dデータリソースの時間位置は、前記スケジューリング割当情報に含まれる識別子に基づいて決定される。
実施形態において、前記D2Dデータリソースの時間位置は、前記識別子に基づいてランダムに決定される。
実施形態において、前記識別子は、前記ユーザ端末の識別子又は前記D2Dデータリソースの送信先のユーザ端末の識別子を示す。
実施形態に係るプロセッサは、ユーザ端末を制御する。当該プロセッサは、直接的な端末間通信であるD2D通信におけるユーザデータを送信するためのD2Dデータリソースの時間・周波数位置を示すスケジューリング割当情報を送信する処理を実行する。前記D2Dデータリソースの周波数位置は、前記D2Dデータリソースの周波数位置と前記スケジューリング割当情報の周波数位置とが対応付けられた固定テーブルに基づいて決定される。前記D2Dデータリソースの時間位置は、前記スケジューリング割当情報に含まれる識別子に基づいて決定される。
[実施形態]
以下において、本出願に係る内容をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワーク(LTEネットワーク)が構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150は記憶部に相当し、プロセッサ160は制御部に相当する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)を、制御部を構成するプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)を、制御部を構成するプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)、UE100への割当リソースブロックを決定(スケジューリング)するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンク(DL)にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンク(UL)にはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
(D2D近傍サービス)
以下において、D2D近傍サービスについて説明する。実施形態に係るLTEシステムは、D2D近傍サービスをサポートする。D2D近傍サービスについては非特許文献1に記載されているが、ここではその概要を説明する。
D2D近傍サービス(D2D ProSe)は、同期がとられた複数のUE100からなる同期クラスタ内で直接的なUE間通信を可能とするサービスである。D2D近傍サービスは、近傍UEを発見するD2D発見手順(Discovery)と、直接的なUE間通信であるD2D通信(Communication)と、を含む。D2D通信は、Direct communicationとも称される。
同期クラスタを形成する全UE100がセルカバレッジ内に位置するシナリオを「カバレッジ内(In coverage)」という。同期クラスタを形成する全UE100がセルカバレッジ外に位置するシナリオを「カバレッジ外(Out of coverage)」という。同期クラスタのうち一部のUE100がセルカバレッジ内に位置し、残りのUE100がセルカバレッジ外に位置するシナリオを「部分的カバレッジ(Partial coverage)」という。
カバレッジ内では、例えばeNB200がD2D同期元となる。D2D非同期元は、D2D同期信号を送信せずにD2D同期元に同期する。D2D同期元であるeNB200は、D2D近傍サービスに使用可能な無線リソースを示すD2Dリソース情報を、ブロードキャスト信号により送信する。D2Dリソース情報は、例えば、D2D発見手順に使用可能な無線リソースを示す情報(Discoveryリソース情報)及びD2D通信に使用可能な無線リソースを示す情報(Communicationリソース情報)を含む。D2D非同期元であるUE100は、eNB200から受信するD2Dリソース情報に基づいて、D2D発見手順及びD2D通信を行う。
カバレッジ外又は部分的カバレッジでは、例えばUE100がD2D同期元となる。カバレッジ外では、D2D同期元であるUE100は、D2D近傍サービスに使用可能な無線リソースを示すD2Dリソース情報を、例えばD2D同期信号により送信する。D2D同期信号は、端末間同期を確立するD2D同期手順において送信される信号である。D2D同期信号は、D2DSS及び物理D2D同期チャネル(PD2DSCH)を含む。D2DSSは、時間・周波数の同期基準を提供する信号である。PD2DSCHは、D2DSSよりも多くの情報を運搬する物理チャネルである。PD2DSCHは、上述したD2Dリソース情報(Discoveryリソース情報、Communicationリソース情報)を運搬する。或いは、D2DSSにD2Dリソース情報を関連付けることにより、PD2DSCHを不要としてもよい。
D2D発見手順では、近傍端末を発見するための発見信号(以下、Discovery信号)が送信される。D2D発見手順の方式として、UE100に固有に割り当てられない無線リソースがDiscovery信号の送信に使用される第1の発見方式(Type 1 discovery)と、UE100毎に固有に割り当てられる無線リソースがDiscovery信号の送信に使用される第2の発見方式(Type 2 discovery)とがある。第2の発見方式では、Discovery信号の送信毎に個別に割り当てられた無線リソース、又は、半固定的(semi−persistently)に割り当てられた無線リソースが使用される。
また、D2D通信(D2D Communication)のモードとして、eNB200又はリレーノードがD2Dデータ(D2Dデータ及び/又は制御データ)を送信するための無線リソースを割り当てる第1のモード(Mode 1)と、UE100自身が、D2Dデータを送信するための無線リソースをリソースプールから選択する第2のモード(Mode 2)と、がある。UE100は、いずれかのモードでD2D通信を行う。例えば、RRCコネクティッド状態のUE100は、第1のモードでD2D通信を行い、カバレッジ外のUE100は、第2のモードでD2D通信を行う。
(SAリソース及びデータリソースの関係)
次に、SAリソース(スケジューリング割当情報用リソース)及びデータリソースについて、図6〜図8を用いて説明する。図6は、Mode 1におけるSAリソースプール及びデータリソースプールの配置を説明するための図である。図7は、Mode 2におけるSAリソースプール及びデータリソースプールの配置を説明するための図である。図8は、SAリソース及びデータリソースの関係を説明するための図である。
まず、D2D通信(D2D Communication)のモードである第1のモード(Mode 1)で用いられる無線リソースについて説明する。第1のモードでは、図6に示すようなD2D通信用の無線リソース(Communicationリソース)が用いられる。
具体的には、第1モードにおけるD2D通信用の無線リソースは、SA領域とデータ領域とに時間方向に分けられる。D2D通信用の無線リソースの時間・周波数方向における幅、及びD2D通信用の無線リソースの周期は、固定されている。D2D通信用の無線リソースの時間方向における幅は、VoIPに特化するために、20msecの倍数であることが好ましい。また、VoIPが発生した場合の遅延を低減するために、D2D通信用の無線リソースの時間方向における幅は、40msecであることが好ましい。
SA領域は、周波数帯域が10MHzの場合、複数のSAリソースプール(SA pool 0〜3)に周波数方向に分けられる。例えば、SAリソースプールの周波数方向における幅は、10RB又は12RBであり、SAリソースプールの時間方向における幅は、4サブフレームである。
データ領域は、複数のデータリソースプール(Data pool 0〜3)に周波数方向に分けられる。例えば、データリソースプールの周波数方向における幅は、10RB又は12RBであり、データリソースプールの時間方向における幅は、36サブフレームである。
複数のSAリソースプールのそれぞれと、複数のデータリソースプールのそれぞれとは、時間方向において対応付けられている。例えば、SAリソースプール0とデータリソースプール0とは、「0」のリソースプールIDによって対応付けられている。
なお、D2D通信用の無線リソースは、周波数方向においてPUCCHに挟まれるように配置されている。
次に、第2のモード(Mode 2)で用いられる無線リソースについて説明する。第1のモードでは、図7に示すような無線リソースが用いられる。
第2のモードにおけるD2D通信用の無線リソースは、第1のモードにおけるD2D通信用の無線リソースと同様の構成である。ただし、SAリソース領域には、D2D同期信号を送信するための無線リソースプール(D2D同期プール)が配置されている。
具体的には、D2D同期プールは、時間方向において、SAリソース領域の先頭シンボルから所定のシンボル(例えば、0から13シンボル)まで配置され、且つ、周波数方向においてD2D通信用の無線リソースの周波数方向の中心の数RB(例えば、6RB)に亘って配置される。
第2のモードでは、どのSAリソースプールを用いるかをD2D同期信号を送信するUE100が決定する。
なお、第2のモードにおけるD2D通信用の無線リソースでは、第1のモードにおけるPUCCHに対応する部分は、ブランクである。
次に、データリソースの位置を決定するための方法について、説明する。なお、図8に示すSAリソースプールとデータリソースプールとは、例えば、SAリソースプール0とデータリソースプール0である。
図8に示すように、SAリソースプールとデータリソースプールとは、同じユニットサイズに分割されている。1つのユニットサイズの時間方向における幅は1サブフレームであり、1つのユニットサイズの周波数方向における幅は2RBである。
ここで、データリソースの周波数位置とSAの周波数位置(具体的には、D2D周波数ID(D2D frequency ID)とは、対応付けられている。具体的には、図8に示すように、時間方向において同一の複数のデータリソースのそれぞれは、各D2D周波数ID(0〜5)のいずれかに対応付けられているとともに、周波数方向における各周波数IDは、重複せず、且つランダムに配置されている。これにより、受信電力の違いに基づく干渉(いわゆるIn band emission)を抑制できる。
各周波数IDのランダムパターンは、SFN(サブフレームナンバー)に基づいて決定されるパターンであってもよい。決定したランダムパターンを示す情報は、SA或いは、D2DSSに含まれてもよい。或いは、各周波数IDのランダムパターンは、固定されていてもよい。
データリソースの周波数位置は、SAリソースの周波数位置とデータリソースの周波数とが対応付けられている図8に示すような固定テーブルに基づいて、決定される。例えば、第1のモードにおける無線リソースを割り当てるeNB200(又はリレーノード)は、UE100−1に対して、周波数IDが0に対応するSAリソースを割り当てる。
例えば、「0」の周波数IDに対応するSAリソースを用いるUE100−1は、固定テーブルに基づいて、「0」の周波数IDに対応するデータリソースを決定する。「2」の周波数IDに対応するSAリソースを用いるUE100−2は、固定テーブルに基づいて、「2」の周波数IDに対応するデータリソースを決定する。
一方、データリソースの時間位置は、UE100の識別子に基づいて、決定される。例えば、UE100−1は、SAの送信元である自身のIDに基づいて決定されるランダムなパターンによって、データリソースの時間位置を決定する。従って、データリソースの時間位置は、UE100の識別子に基づいてランダムに決定される。これにより、送信電力の違いに基づく干渉(いわゆるIn band emission)を抑制できる。
UE100−2は、UE100−1と同様に、自身のIDに基づいて決定されるランダムなパターンによって、データリソースの時間位置を決定してもよい。或いは、UE100−2は、ユーザデータの送信先となるUEIDに基づいて決定されるランダムなパターンによって、データリソースの時間位置を決定してもよい。
なお、本実施形態では、UE100は、データ領域の前半(18サブフレーム)及びデータ領域の後半(18サブフレーム)のそれぞれの中から、データリソースを4つ決定する。従って、1つのSAは、8つのデータリソースを示す。
データリソースの周波数位置に係るランダム規則と、データリソースの時間位置に係るランダム規則とは、異なる規則であることが好ましい。
なお、ユーザデータの再送回数は、例えば、4で固定してもよい。これにより、データの切り替わりを示す新規データ識別子(NDI)を、ユーザデータに含めなくてもよくなるため、無線リソースを有効に活用することができる。
また、ユーザデータの再送回数を固定した場合、RVインデックスパターンを固定してもよい。例えば、RVインデックスパターンを、(0,2,3,1)で固定してもよい。
(SA)
次に、SAについて、図9及び図10を用いて説明する。図9は、SAの内容を説明するための図である。図10は、第1モードにおけるSAの割り当てについて説明するための図である。
図9に示すように、SAは、UEID(UE識別子)及びMCSが含まれる。UEIDは、SAの送信元のID(TX UE ID)或いは、SA(すなわち、ユーザデータ)の送信先のID(Target ID)である。例えば、UEIDは、8ビットのビット列である。UEIDの最初の1ビットは、ユーザデータをブロードキャストで送信するか否かを示す情報であってもよい。これにより、SAを受信したUE100は、SAによって位置が示されるユーザデータが、ブロードキャスト用のユーザデータでなく、且つ、自身宛のデータでない場合、復号せずに消去することができる。
MCSは、ユーザデータのMCSを示す。例えば、MCSは、5ビットのビット列である。
SAは、UEID及びMCS以外の所定の情報(Reserved)を含んでもよい。例えば、D2D通信に使用される無線リソースがMode 1の無線リソース或いは、Mode 2の無線リソースであるかを示す情報であってもよい。或いは、所定の情報は、ユーザデータ(周波数方向における各周波数ID)が周波数方向においてランダムか固定かを示す情報(1ビット)であってもよいし、ユーザデータが時間方向においてランダムかSPS(半固定である)かを示す情報であってもよい(1ビット)。ユーザデータが時間方向においてSPSである場合、所定の情報は、SPSの周期を示す情報であってもよい。
また、SAは、再送されてもよく、例えば、HARQによって再送されてもよい。SAの送信のために割り当てられる無線リソースは、周波数方向において複数のRBによって構成され(図8参照)、複数のRBは、SAの再送用の無線リソースを含んでもよい。この場合、複数のSAの無線リソースのそれぞれは、周波数方向において固定され、時間方向においてランダムに選択されてもよい。SAのRVインデックスパターンは、例えば、0で固定されてもよい。
ここで、SAの位置は、第1のモードでは、eNB200(リレーノード)によって決定される。このため、図10に示すように、eNB200は、決定したSAの位置を示す制御情報(DCI)をUE100に送信する。eNB200は、SA領域の先頭から4サブフレームよりも前に制御情報を送信する。
図10に示すように、eNB200は、1つの制御情報が1つのSAを示してもよい。或いは、制御情報が、半固定的なリソースの割り当てを示してもよい。この場合、eNB200は、半固定的なリソースの割り当てを終了する場合、リソースを解放するための制御情報を送信できる。
eNB200は、SAの位置を示すための制御情報がDCIフォーマット0を使用して、UE100に通知する。この場合、eNB200は、UE100に通知した制御情報がD2D通信用の情報であること示すために、D2D通信用に割り当てられた一時的な識別子(D2D−RNTIなど)を用いて、CRCをランダマイズする。
SAの位置を示す制御情報は、SAの周波数方向位置(3ビット:0−5)及びSAの時間位置(4ビット)を示す情報を含むことができる。SAの時間位置は、HARQによって再送されるSAの時間位置を含む。
SAの位置を示す制御情報は、ユーザデータの送信先となるUEID(Target ID)を示す情報を含んでもよい。
SAの位置を示す制御情報は、D2D通信における送信電力を上げる又は下げるためのD2D送信電力情報を含んでもよい。
SAの位置を示す制御情報は、ユーザデータのMCSを示す情報を含んでもよい。
また、eNB200は、セルラ通信における干渉を低減させるために、eNB200が許容可能な最大干渉量を示す電力制限情報を、UE100にRRCメッセージにて送信してもよい。UE100は、下りリンクのパスロスから、eNB200に与える干渉量(推定干渉量)を計算し、D2D通信における送信電力を最大干渉量以下に設定できる。例えば、UE100は、以下の式を用いて、D2D通信における送信電力を計算する。
式1
Figure 0006488285
なお、式1におけるD2D干渉閾値が、電力制御情報に相当する。
また、UE100は、D2D通信における送信電力の設定する際に、IBE(in−band emission)を考慮した補正値(以下、IBE補正値)を用いることができる。例えば、UE100は、以下の式を用いて、D2D通信における送信電力を計算してもよい。
式2
Figure 0006488285
ここで、IBE補正項は、セルラ通信における無線リソースとD2D通信における無線リソースとがFDM(周波数多重分割)で割り当てられる場合、例えば、セルラ通信における無線リソースの周波数位置からD2D通信における無線リソースの周波数位置までの周波数距離に基づく値であってもよい。なお、セルラ通信における無線リソースの周波数位置は、最大の干渉が与えられるRBを基準であってもよい。
UE100は、IBE補正項を計算するためのパラメータを、eNB200から指示されてもよい。eNB200は、例えば、3GPP技術報告書 「TR 36.843 V12.0.1」に記載される[W,X,Y,Z]dBによって、UE100に、IBE補正項を決定するためのパラメータを指示できる。
なお、eNB200は、SAリソースプールに関する情報をSIBによって、ブロードキャストすることができる。
SAリソースプールに関する情報は、第2のモードにおける送信リソースプールの位置を示す情報を含む。
また、SAリソースプールに関する情報は、第1のモード及び第2のモードにおける受信リソースプールの位置を示す情報を含む。
また、SAリソースプールに関する情報は、SIBの送信に用いられているキャリア(セル)において、D2D近傍サービスを利用可能であることを示す情報を含んでもよい。或いは、SAリソースプールに関する情報を含むことによって、D2D近傍サービスを利用可能であることを間接的に示してもよい。
(実施形態のまとめ)
本実施形態において、データリソースの周波数位置は、データリソースの周波数位置とSAの周波数位置とが対応付けられた固定テーブルに基づいて決定される。また、データリソースの時間位置は、SAに含まれるUEIDに基づいて決定される。これにより、データリソースの時間・周波数位置は、適切に示されつつも、SAは、データリソースの周波数位置及び時間位置を直接的に示す情報を含まなくてよいため、SAの情報量を低減することができる。
本実施形態において、データリソースの時間位置は、UEIDに基づいてランダムに決定される。これにより、複数のUE100のそれぞれが用いるデータリソースが、時間方向において重複することを低減できるため、送信電力の違いに基づく干渉(いわゆるIn band emission)を抑制できる。
本実施形態において、データリソースの時間位置を決定するために用いられるUEIDは、SAの送信元のUEID又はユーザデータの送信先のUEIDである。これにより、SAがデータリソースの時間位置を直接的に示す情報を含まなくてもよいため、SAの情報量を低減することができる。
[その他の実施形態]
上述した実施形態では、第2のモードにおけるD2D通信用の無線リソースは、第1のモードにおけるD2D通信用の無線リソースと同様の構成であったが、これに限られない。例えば、これらの無線リソースは、異なる構成であってもよい。
データリソースの時間位置は、UEIDに基づいて決定していたが、これに限られない。例えば、データリソースの時間位置は、D2D近傍サービスの利用のためにUE100−1に割り当てられる識別子に基づいて決定されてもよい。
上述した実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本出願に係る内容を適用してもよい。
なお、米国仮出願第61/991015号(2014年5月9日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
[付記]
(A)第1部
(1)導入
この第1部では、D2Dブロードキャスト通信のためのスケジューリング割り当ての詳細デザインに焦点を当てる。SAは、ロバストチャネルであるべきことが要求される制御チャネルである。SAのリンク性能と効率とを向上させるために、より少ないビット数が、制御情報を伝えるために使用されなければならない。
(2)SAの内容
この章では、SAの物理デザインを説明する。SA送信のために使用されるビット数を低減するために、以下の特徴を用いることを提案する。
・SAの周波数位置は、データの周波数位置を示す。
・SA上で送られるUEIDは、データの時間位置を示す。
図8は、SAとデータとの間の結合の一例である。
(周波数割り当て)
D2D周波数IDは、データのD2D周波数IDの周波数位置に位置するSAを送信するために使用されるSAの周波数位置に対応している。周波数IDの配置パターンは、固定され、テーブルを使用して仕様化できる。SAの周波数とデータ位置との間のマッピングは、ランダム関数から導出することができる。
(時間位置)
ランダム化が使用される。シード(seed)は、SA内のUEIDに基づく。
・提案1:SA送信のためのビット数を低減するために、SAの周波数位置は、データの周波数位置を示し、SA内のUEIDは、データの時間位置を示す。
(NDI)
NDIがサポートされる場合、NDIはDMRSで多重化されるべきである。しかしながら、多重NDI(multiplexing NDI)とDMRSは、受信機の複雑さを増大させる。
或いは、再送信の固定数は、仕様化されるべきである(例えば、VOIPをサポートするために4回再送を用いることができる)。再送信の固定数は、NDIの送信が要求されない。
・提案2:仕様において再送信の数は、固定される(例えば、4回)。NDIは必要ない。
(RV)
再送信の数が固定される場合、RVインデックスパターンを固定できる。
・提案3:RVパターンは、各再送信のために、(0,2,3,1)に仕様で固定される。RVインディケーションは必要ない。
上述の特徴に基づく、SAの内容を図9に示す。SAの内容のビットサイズは、固定される。
(3)SAの繰り返し(SA’s repetitions)
SAの繰り返しは、リンク性能の改善及びハーフデュープレックス制約に起因してサポートされるべきである。ソフトコンバイニングもまた、さらなるリンク性能向上のためにサポートできる。SAのRVインデックスは固定されるべきである(例えば、0)。SAデザインをよりシンプルにするために、SAの周波数位置がデータの周波数位置を示すため、繰り返しリソースは、同じ周波数位置に配置すべきである。
・提案4:SAの繰り返し及びソフトコンバイニングがサポートされるべきである。SAのRVインデックスを固定すべきである(例えば、0)。
・提案5:SAの周波数位置がデータの周波数位置を示すため、SA繰り返しリソースは、同じ周波数位置に配置されるべきである。
(4)SAのチャネルコーディング
この章では、SAのチャネルコーディング性能を考察する。リンク性能をシミュレーションするために、SAの長さを24ビットと仮定する。テールビット畳み込みコーディング(TBCC:Tail Biting Convolutional Coding)とターボコーディングとを比較した。他のシミュレーション前提は、後述する。図11は、BLER性能を示す。図11に示すように、TBCCは、ターボコードよりも0.5dB良好に機能した。
・提案6:TBCCをSAチャネルコーディングのために用いるべきである。
(シミュレーション前提)
SAの物理フォーマットは、図12に示す。シミュレーション前提は、表1に挙げられる。
Figure 0006488285
(B)第2部
(1)導入
この第2部では、モード2リソース割り当ての詳細をさらに考察する。SAの物理デザインを説明する。
(2)リソースプールデザイン
この章では、リソースSA及びD2Dブロードキャストデータプールデザインを説明する。UE複雑性を下げるために、モード1とモード2の両方に関して共通のPHYデザインを有することが好ましい。これにより、UE受信機が2種類のリソース割当モードに対して中立であることができる。上記目的を達成するために、モード1及びモード2の両方に関してSAとD2Dブロードキャストデータとの間で同一の連鎖関係(又はマッピング)を規定すべきである。
・提案1:UE受信機の複雑性を下げるために、共通のPHYデザインが、モード1及びモード2の両方に関して採用されるべきである。上記目的を達成するために、SA及びD2D通信データの連鎖関係をモード1とモード2との両方で同じにすべきである。
(D2Dリソースプールの周波数領域割り当て)
モード1とモード2との両方で共通デザインを使用するために、SA領域とデータ領域に関して、固定された時間及び周波数サイズが規定されるべきである。リソースプールのための基本単位として12RBを提案する。また、モード1とモード2のための継続的なサポートのために、カバレッジ内のPUCCH領域はブランクとして確保される。モード1割り当てが与えられたキャリアでサポートされていない場合、このブランクは必要ない。
・提案2:モード1とモード2との両方で共通デザインを使用するために、SA領域とデータ領域に関して、固定された時間及び周波数サイズが規定されるべきである。
(D2Dリソースプールの時間領域の割り当て)
VOIPがRel.12においてD2D関して最も使用されるアプリケーションであることは共通の理解である。この前提の下、SA及びD2D通信リソースプールタイミング割り当ては、VOIP送信の要件に基づくことができる。従って、VOIP送信が20msの間隔で動作する場合、SA及びデータリソースプール期間も20msの倍数に基づくことができる。より長い期間がVOIP待ち時間性能に影響を与える可能性があるため、例えば、SA及びデータリソースプールのために40ms期間を用いることができる。
・提案3:Rel.12に関して、SA及びD2D通信データは、VOIP通信に基づいて仕様化される。
・提案4:SA及びデータリソースプール期間は、20msの倍数(例えば、40ms)であるすべきである。
図7は、10MHz広域帯幅のためのリソース割り当ての一例である。10MHzに関して、上下の3RBは、ブランクのままである(Rel.8 PUCCH位置)。リソースプールサイズは、それぞれ12、10、10、12である。例えば、帯域幅が20MHzである場合、リソースプールの数は8である。3ビットインジケータがブロードキャストチャネル(すなわち、PD2DSCH)上で送信される上記構成を搬送することができる。リソースプールは、同期元によってランダムに選択されるべきである。D2DSSは、SA領域内に配置される6RB幅である。
・提案5:3ビットインジケータがブロードキャストチャネル(すなわち、PD2DSCH)上で送信される上記構成を搬送することができる。
・提案6:リソースプールは、同期元によってランダムに選択されるべきである。
SAは、衝突及びIBE影響のために、マルチサブフレームを有するべきである。SA領域について4サブフレームを提案する。
(3)SA及びデータの間の連携(Linkage between the SA and the Data)
この章では、SA及びデータ割り当ての間の連携を説明する。SA及びデータの基本単位は、同じサイズを与えられており、サイズが2RBであるというシンプルなデザインを提案する。リソース割り当て方式のベースラインは、仕様を簡潔にするためにランダム割り当てにすべきである。図8は、時間及び周波数領域割り当てを示す。
(時間領域データランダム化)
ハーフデュープレックス制約に起因し、且つ、インバンドエミッションに起因した性能劣化を軽減するために、データは時間領域においてランダム化できる。このランダム化は、UE IDに基づく。図8に示すように、例えば、UEは、D2Dデータを送信するための18のサブフレームのうち4サブフレームをランダムに選択できる。
・提案7:ハーフデュープレックス制約に起因し、且つ、インバンドエミッションに起因した性能劣化を軽減するために、データは時間領域においてランダム化できる。
・提案8:時間両羽行きのランダム化は、UE IDに基づく。
(周波数領域データランダム化)
周波数領域データランダム化は、周波数ダイバーシティゲインを得ること及びインバンドエミッションに起因した性能劣化の軽減に役立つ。周波数領域のランダム化は、固定されたランダム表に基づき、SAの周波数位置で示される。
・提案9:周波数領域データランダム化は、周波数ダイバーシティゲインを得ること及びインバンドエミッションに起因した性能劣化の軽減に役立つ。
・提案10:周波数領域のランダム化は、固定されたランダム表に基づき、SAの周波数位置で示される。
(C)第3部
(1)導入
この第3部では、モード1リソース割り当ての詳細をさらに考察する。SA物理デザインの詳細を説明する。
(2)SA及びデータリソースプール
この章では、リソースSA及びD2Dブロードキャストデータプールデザインを説明する。UE複雑性を下げるために、モード1とモード2の両方に関して共通のPHYデザインを有することが好ましい。これにより、UE受信機が2種類のリソース割当モードに対して中立であることができる。上記目的を達成するために、モード1及びモード2の両方に関してSAとD2Dブロードキャストデータとの間で同一の連鎖関係(又はマッピング)を規定すべきである。
(3)SAリソースインジケーションのためのD2Dグラント
この章では、SA送信のためにeNBによってDL(下りリンク)で送られるD2Dグラントを説明する。上述で説明したように、データ割り当てがSA割り当てにマッピングされる。従って、eNBは、DLでSAグラントを送信し、D2Dデータ割り当てのために別のグラントは送られない。UE受信機は、SAをデコーディングした後、データ送信の位置を導出できる。DLで送られるSAグラントは、SA領域が開始するnサブフレームからn−4番目のサブフレームで送られる。
・提案1:eNBは、DLでSAグラントを送信し、D2Dデータ割り当てのために別のグラントは送られない。
Figure 0006488285
表2は、SAリソースインジケーションのためのDCIである。
(4)D2D電力制御
D2Dは、ULキャリア上で動作するので、D2D送信は、eNB受信機で干渉を引き起こし、UL性能を低下させる可能性がある。eNB受信機での干渉を低減させるための1つのアプローチは、D2D送信に関して電力制御を用いることである。D2D UEに電力制御コマンドを伝えるためにDL制御チャネルPDCCHを使用する開ループ最大送信電力制限及び閉ループ電力制御を提案する。
図13に示すように、DLパスロスを用いて、eNB UL受信機で引き起こされると予期される干渉電力を、カバレッジ内UEが計算できる。従って、D2D UEは、送信電力を下げることによって自身を制限するために、上述の計算結果を使用できる。D2D UEは、開ループ式である上述の「式1」を用いることができる。
開ループ電力制御は、WANの性能向上のために有益である。D2D送信によって引き起こされる干渉が閾値ThD2Dを超える場合、開ループ電力制御に加えて、閉ループ電力制御を使用することができる。第3章で説明したように、eNBは、DL制御チャネルを用いてTPCコマンドを伝える(図14参照)。ID2Dの計算に関して、インバンドエミッションが考慮できる。ThD2Dは、無限大に設定でき、これは、開ループ電力制御でないことを意味する。
・提案2:開ループ及び閉ループ電力制御は、D2D送信電力制御に関してサポートされるべきである。
以上のように、本実施形態に係るユーザ端末及びプロセッサによれば、スケジューリング割当情報がD2Dデータリソースの時間・周波数位置を適切に示しつつも、D2Dデータリソースの時間・周波数位置を示す情報量を低減できるため、移動通信分野において有用である。

Claims (5)

  1. 直接的な端末間通信であるD2D通信におけるユーザデータを送信するためのD2Dデータリソースの時間・周波数位置を示すスケジューリング割当情報を送信する送信部を備え、
    前記D2Dデータリソースの周波数位置は、前記D2Dデータリソースの周波数位置と前記スケジューリング割当情報の周波数位置とが対応付けられた固定テーブルに基づいて決定され、
    前記D2Dデータリソースの時間位置は、前記スケジューリング割当情報に含まれる識別子に基づいて決定され、
    前記送信部は、前記スケジューリング割当情報の周波数位置と同じ周波数位置において、前記スケジューリング割当情報を再送することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記D2D通信に関する制御情報を基地局から受信する受信部を更に備え、
    前記制御情報は、前記D2D通信における送信電力が基地局のセルラ通信に与える干渉を抑制するためのD2D送信電力情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記D2Dデータリソースの時間位置は、前記識別子に基づいてランダムに決定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記識別子は、前記ユーザ端末の識別子又は前記D2Dデータリソースの送信先のユーザ端末の識別子を示すことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  5. ユーザ端末を制御するプロセッサであって、
    直接的な端末間通信であるD2D通信におけるユーザデータを送信するためのD2Dデータリソースの時間・周波数位置を示すスケジューリング割当情報を送信する処理を実行し、
    前記D2Dデータリソースの周波数位置は、前記D2Dデータリソースの周波数位置と前記スケジューリング割当情報の周波数位置とが対応付けられた固定テーブルに基づいて決定され、
    前記D2Dデータリソースの時間位置は、前記スケジューリング割当情報に含まれる識別子に基づいて決定され
    前記プロセッサは、前記スケジューリング割当情報の周波数位置と同じ周波数位置において、前記スケジューリング割当情報を再送する処理を更に実行することを特徴とするプロセッサ。
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