JP6484881B2 - 表示装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本技術は、有機エレクトロルミネセンス(EL;Electro Luminescence)現象を利用して発光する有機EL表示装置および電子機器に関する。
近年、液晶表示装置に代わる表示装置として有機エレクトロルミネセンス(EL;Electro Luminescence)素子を用いた有機EL表示装置が注目されている。有機EL表示装置は自発光型であり、消費電力が低いという特性を有する。更に、有機EL表示装置は視野角が広く、且つコントラストに優れると共に応答速度が速いという長所を有するため、次世代平板ディスプレイ装置として注目されている。特に、各画素ごとに薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)を設けて発光および発光の程度を制御する能動駆動型(AM;Active Matrix)有機EL表示装置に関する開発が進められている。
発光素子は、通常、駆動トランジスタ等が形成された基板上に第1電極,有機発光材料からなる発光層を含む有機層および第2電極が順に積層された構成を有する(例えば、特許文献1参照)。
有機層上に形成される第2電極は、例えば、上面発光(トップエミッション)型の有機EL表示装置では、透明導電膜によって形成されている。この透明導電膜は、例えば蒸着法,スパッタリング法等の物理的成膜法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法等の化学的気相法によって形成されており、一般的にアモルファス膜として成膜されている。但し、第2電極(カソード電極)としてアモルファス形状の透明導電膜を用いた場合には、長期駆動によって透明導電膜が有機層から剥離しやすく、これにより高電圧化を引き起こすという問題があった。
特開2010−56075号公報 特開2009−224152号公報
この問題を解決する方法として、有機層とアモルファス形状の透明導電膜との間に、酸化インジウム(In23)を主成分とし、スズ(Sn)またはチタン(Ti)を添加材として含む結晶性の透明導電膜を設けた透明タッチパネル(表示装置)が開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、このような表示装置では、耐熱性は向上するものの、膜剥れの発生を十分に低減することが難しかった。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、透明導電膜の膜剥れを低減することが可能な表示装置および電子機器を提供することにある。
本技術の表示装置は、第1電極と、発光層を含むと共に、第1電極上に設けられた有機層と、有機層上に設けられ、柱状の結晶構造を有する第1導電膜を含む第2電極とを備え、第1導電膜は、アルミニウム(Al)を含むものである。





本技術の電子機器は、本技術の表示装置を備えたものである。
本技術の表示装置および電子機器では、有機層上に柱状構造を有する第2電極を設けることにより、有機層と第2電極との界面における応力が緩和される。
本技術の表示装置および電子機器では、有機層上に柱状構造を有する第2電極を設けるようにしたので、有機層と第2電極との界面における応力が緩和され、第2電極の有機層からの膜剥れを低減することが可能となる。よって、信頼性の向上した電子機器を提供することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、
本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本技術の一実施の形態に係る表示装置の構成を表す断面図である。 図1に示した表示装置の対向電極の構成を表す模式図である。 アモルファス構造を有する導電膜および柱状結晶を有する導電膜の経時的電圧変化量を表す特性図である。 図1に示した表示装置の全体構成を表す平面図である。 図4に示した画素駆動回路の一例を表す回路図である。 膜剥れの発生を説明するための模式図である。 実施例を説明するための模式図である。 上記実施の形態等の画素を用いた表示装置の適用例1の表側から見た外観を表す斜視図である。 上記実施の形態等の画素を用いた表示装置の適用例1の裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例2の外観を表す斜視図である。 適用例3の表側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 適用例5の外観を表す斜視図である。 適用例6の閉じた状態の正面図、左側面図、右側面図、上面図および下面図である。 適用例6の開いた状態の正面図および側面図である。
以下、本技術の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(柱状構造を有する対向電極を有する例)
1−1.基本構成
1−2.表示装置の全体構成
1−3.作用・効果
2.適用例
3.実施例
<1.実施の形態>
(1−1.基本構成)
図1は本技術の一実施の形態に係る表示装置(表示装置1)の断面構成を表したものである。この表示装置1は、基板11の上に半導体層20および表示層30が積層された表示領域110Aが設けられている。表示領域110A内には、例えば副画素として赤色画素10R,緑色画素10G,青色画素10Bを含む複数の画素10がマトリックス状に配置されている(いずれも、図4参照)。各画素10(10R,10G,10B)にはそれぞれ赤色,緑色または青色の発光素子2(2R,2G,2B)が設けられており、各画素10R,10G,10Bに対応する発光光が得られる。発光素子2の表示層30は、基板11側から画素電極31(第1電極)、発光層を含む有機層33、対向電極34(第2電極)の順に積層され保護膜35により被覆されており、封止層36を介して対向基板12により封止されている。この表示装置1は、例えば発光層において発生した発光光が、対向電極34側から取り出されるトップエミッション型の表示装置である。本実施の形態では、対向電極34は柱状構造を有する導電膜34Aとアモルファス構造を有する導電膜34Bとの積層構造を有する。
基板11は、高歪点ガラス基板,ソーダガラス(Na2O・CaO・SiO2)基板,硼珪酸ガラス(Na2O・B23・SiO2)基板,フォルステライト(2MgO・SiO2)基板,鉛ガラス(Na2O・PbO・SiO2)基板,石英基板あるいは表面に絶縁膜が形成された各種ガラス基板,石英基板,シリコン基板が挙げられる。この他、表面に絶縁処理がなされたアルミニウム(Al),ニッケル(Ni),銅(Cu),ステンレス等の金属箔基板または紙等を用いることができる。また、これらの基板上には密着性や平坦性を改善するためのバッファ層やガスバリア性を向上するためのバリア膜等の機能性膜を形成してもよい。
半導体層20には、駆動用または書き込み用のトランジスタTr1,Tr2や各種配線が形成されており、これらトランジスタTr1およびTr2や配線上には、平坦化膜27が設けられている。トランジスタTr1,Tr2(以下、TFT20Aとする)はトップゲート型およびボトムゲート型のいずれでもよいが、ここではボトムゲート型のTFT20Aを例に説明する。TFT20Aでは、基板11側から順に、ゲート電極21,ゲート絶縁膜22,チャネル領域を形成するチャネル層23,一対のソース・ドレイン電極(ソース電極24A,ドレイン電極24B)がこの順に形成されている。更に、多層配線層として層間絶縁膜25(25A.25B)および配線26が設けられている。
ゲート電極21は、チャネル層23にゲート電圧を印加し、このゲート電圧によりチャネル層23中のキャリア密度を制御する役割を有する。ゲート電極21は基板11上の選択的な領域に設けられ、例えばAl,チタン(Ti),クロム(Cr),コバルト(Co),ニッケル(Ni),Cu,イットリウム(Y),亜鉛(Zn),モリブデン(Mo),銀(Ag),タンタル(Ta),ルテニウム(Ru)およびタングステン(W)等の金属単体または合金により構成されている。また、これらのうちの2種以上を積層させて用いるようにしてもよい。
ゲート絶縁膜22は、ゲート電極21とチャネル層23との間に、例えば、厚み50nm〜1μmの範囲で設けられている。ゲート絶縁膜22は、水素,酸素および水分の含有量が少ない材料が好ましく、例えばシリコン酸化膜(SiO),シリコン窒化膜(SiN),シリコン酸窒化膜(SiON),ハフニウム酸化膜(HfO),アルミニウム酸化膜(AlO),窒化アルミニウム膜(AlN),タンタル酸化膜(TaO),ジルコニウム酸化膜(ZrO),ハフニウム酸窒化膜,ハフニウムシリコン酸窒化膜,アルミニウム酸窒化膜,タンタル酸窒化膜およびジルコニウム酸窒化膜のうちの少なくとも1つを含む絶縁膜により形成される。ゲート絶縁膜22は単層構造としてもよく、あるいは例えばSiNとSiO等2種類以上の材料を用いた積層構造としてしてもよい。
チャネル層23はゲート絶縁膜22上に島状に設けられ、ソース電極24Aおよびドレイン電極24Bの間のゲート電極21に対向する位置にチャネル領域を有している。チャネル層23の厚みは例えば、5nm〜100nmである。チャネル層23は、例えば上述したIn,GaおよびZn等を含有する酸化物半導体によって構成されている。
ソース電極24Aおよびドレイン電極24Bは、互いに離間してチャネル層23上に設けられ、チャネル層23と電気的に接続されている。ソース電極24Aおよびドレイン電極24Bを構成する材料としては、金属材料や半金属,無機半導体材料が挙げられる。具体的には、上記ゲート電極21において列挙した材料の他、例えばマンガン(Mn),パラジウム(Pd),バナジウム(V),金(Au)および銀(Ag)等の金属単体またはこれらの酸化物,窒化物あるいは合金を用いることができる。
層間絶縁膜25(25A,25B)は、層の異なる配線、例えば、チャネル層23とソース電極24Aおよびドレイン電極24Bとの間、あるいはソース電極24Aおよびドレイン電極24Bと配線26との間等の配線間の短絡を防ぐためのものである。層間絶縁膜25の材料としては絶縁性を有する材料、例えば上記ゲート絶縁膜22において挙げた無機絶縁材料が挙げられる。
平坦化膜27は、TFT20Aが形成された基板11の表面を平坦化するためのものであり、厚みは例えば、1μm〜10μmである。平坦化膜27の構成材料としては、上記ゲート絶縁膜22において挙げた無機絶縁材料の他に、例えば、感光性の樹脂材料、例えば、ポリイミド系,ポリアクリレート系,エポキシ系,クレゾールノボラック系あるいはポリスチレン系,ポリアミド系,フッ素系等の有機材料を用いることができる。
表示層30は発光素子2を含み、半導体層20上に設けられている。発光素子2は半導体層20側から画素電極31,電極間絶縁膜である隔壁32,発光層を含む有機層33および対向電極34がこの順に積層された発光素子である。対向電極34上には保護膜35および封止層36を介して対向基板12が貼り合わされている。TFT20Aと発光素子2とは、平坦化膜27に設けられた接続孔27Aを介して電気的に接続されている。
画素電極31は、例えば、白金(Pt),Au,Ag,Cr,W,Ni,Cu,鉄(Fe),Co,Taといった仕事関数の高い金属あるいはその合金(例えば、銀を主成分とし、0.3重量%〜1重量%のPdと、0.3重量%〜1重量%のCuとを含むAg−Pd−Cu合金や、Al−Nd合金)を用いることが好ましい。また、AlやAlを含む合金等の仕事関数の小さな材料を用いる場合には、後述する正孔注入層を適切な材料を用いて正孔注入性を向上させることによって陽極として用いることができる。更に、画素電極31は上記金属材料の単層あるいは2種以上を積層させて形成してもよい。
隔壁32は、画素電極31と対向電極34との絶縁性を確保すると共に、発光領域を所望の形状にするためのものであり、例えば感光樹脂により構成されている。隔壁32は画素電極31の周囲のみに設けられており、画素電極31のうち隔壁32から露出した領域が発光領域となっている。なお、有機層33および対向電極34は隔壁32の上にも設けられているが、発光が生じるのは発光領域だけである。
有機層33は、例えば画素電極31側から順に正孔注入層,正孔輸送層,発光層,電子輸送層および電子注入層が積層された構成を有する。これらの層は必要に応じて設ければよく、例えば発光層を、電子輸送性を有する材料を添加して形成する場合には電子輸送層は省略しても構わない。また、正孔注入層,正孔輸送層,発光層,電子輸送層および電子注入層を1ユニットとし、これを接続層を介して2層あるいは3層以上積層した所謂タンデム構造としてもよい。
正孔注入層は、正孔注入効率を高めるためのものであると共に、リークを防止するためのバッファ層である。正孔輸送層は、発光層への正孔輸送効率を高めるためのものである。発光層は、電界をかけることにより電子と正孔との再結合が起こり、光を発生するものである。電子輸送層は、発光層への電子輸送効率を高めるためのものである。電子注入層は、電子注入効率を高めるためのものである。正孔注入層(正孔輸送層)と電子注入層(電子輸送層)との厚みは概ね等しいことが好ましいが、発光層への正孔と電子の供給バランスが保たれるような構成であれば特に問わない。例えば、正孔注入層(正孔輸送層)よりも電子注入層(電子輸送層)を厚くしてもよい。これにより、正孔および電子を発光層へ過不足なく、且つ十分に供給することができ、駆動劣化が抑制されると共に、発光寿命が向上する。
対向電極34は、光透過性を有する材料によって形成されると共に、図2に示したように、柱状構造を有する導電膜34Aとアモルファス構造を有する導電膜34Bとがこの順に積層された構成を有する。一般的に、有機EL表示装置で用いられている対向電極には導電膜34Bのようにアモルファス構造を有する導電膜が用いられているが、アモルファス構造を有する導電膜は、図3に示したように時間の経過と共に、駆動電圧が上昇する。これに対して、柱状構造を有する導電膜では電圧の変化は見られない。このため、対向電極34として柱状構造を有する導電膜を用いることにより、表示装置の長期駆動による高電圧化を抑えることが可能となる。また、アンカー効果によって対向電極34の有機層33からの膜剥れを防ぐことが可能となる。
対向電極34(導電膜34A、34B)の材料としては、例えば亜鉛(Zn),マグネシウム(Mg),アルミニウム(Al),インジウム(In)等の金属元素およびシリコン(Si)が挙げられ、これらを1種類以上含むことが好ましい。具体的には、インジウムとスズの酸化物(ITO),InZnO(インジウ亜鉛オキシド),酸化亜鉛(ZnO)あるいはAl,Mg,カルシウム(Ca)またはNa等の合金が挙げられる。
導電膜34Aおよび導電膜34Bの膜厚は、導電膜34Aでは、例えば100nm以上1500nm以下であることが好ましく、導電膜34Bでは、例えば100nm以上500nm以下であることが好ましい。なお、ここでは対向電極34を導電膜34Aおよび導電膜34Bの2層構造としたが、これに限らず、導電膜34Bを省略してもかまわない。但し、導電膜34Bを省略した場合には、導電膜34Aでは柱状構造の隙間からリーク電流が発生する虞がある。このため、導電膜34Bを省略する場合には、導電膜34Aの膜厚は1000nm以上とすることが好ましい。また、導電膜34Aは、単層膜とは限らず、複数の層からなる積層膜としてもよい。この場合には、有機層33側から順に膜厚が厚くなるような構成をすることが好ましく、全体として100nm以上1500nm以下となるように形成する。また、導電膜34Bは、リーク電流を防ぐ以外に、上層に形成する保護膜35との密着性を向上させる目的で形成されているが、保護膜35側に抵抗値の低い導電膜を形成することにより、この働きを兼ねることができる。具体的には、例えば、抵抗値の低い導電膜−高い導電膜−低い導電膜のように、他層(ここでは、有機層33および保護膜35)と接する面に抵抗値の低い層を、内部に抵抗値の高い層を配置する構成が挙げられる。これにより、短絡を防ぎ、滅点の発生を抑えることが可能となる。
保護膜35は、例えば厚みが1〜10μmであり、例えば酸化アルミニウム(AlOx),酸化ケイ素(SiO),酸窒化ケイ素(SiON)等の絶縁材料によって形成されている。上記以外の絶縁材料としては、他と比較して水素の放出量は多いものの、有機層33の保護膜として適当な窒化ケイ素(SiNx)を用いてもよい。
封止層36は、外部から有機層33への水分の侵入を防止すると共に、機械的な強度を増すためのものであり、その厚みは例えば3μm〜20μmであることが好ましく、より好ましくは5μm〜15μmである。3μmよりも薄い場合には、封止時に混入した異物が発光素子2に圧力を加えて画素抜け等の滅点が生じる虞がある。20μmよりも厚い場合には、発光層と後述する対向基板12に設けられたカラーフィルタ37との距離が離れてしまい、混色等の視野角が悪化する虞がある。また、封止層36と保護膜35との空き面は屈折率差が小さい方が光の取り出し効率が高いため、封止層36の屈折率は例えば1.7以上であることが好ましい。更に、封止層36は、例えば表示領域110A内では透過率が例えば80%以上であることが好ましいが、周辺領域110B(図4参照)では特に問わない。
カラーフィルタ37は、赤色フィルタ,緑色フィルタおよび青色フィルタを有しており、各画素10R,10G,10Bに対応して順に配置されている。赤色フィルタ,緑色フィルタおよび青色フィルタは、それぞれ例えば矩形形状で隙間なく形成されている。これら赤色フィルタ,緑色フィルタおよび青色フィルタは、顔料を混入した樹脂によりそれぞれ構成されており、顔料を選択することにより、目的とする赤,緑あるいは青の波長域における光透過率が高く、他の波長域における光透過率が低くなるように調整されている。なお、各画素10R,10G,10Bには、発光素子2として、それぞれ対応する発光光を発する発光素子2R,2G,2Bを設ける場合にはカラーフィルタ37を省略してもかまわないが、カラーフィルタ37を配設することにより色純度を高め、色域を改善することができる。
遮光膜(ブラックマトリクス38)は、例えば黒色の着色剤を混入した光学濃度が1以上の黒色の樹脂膜、または薄膜の干渉を利用した薄膜フィルタにより構成されている。このうち黒色の樹脂膜により構成するようにすれば、安価で容易に形成することができるので好ましい。薄膜フィルタは、例えば、金属,金属窒化物あるいは金属酸化物よりなる薄膜を1層以上積層し、薄膜の干渉を利用して光を減衰させるものである。薄膜フィルタとしては、具体的には、クロムと酸化クロム(III)(Cr23)とを交互に積層したものが挙げられる。
対向基板12は、発光素子2の対向電極34側に位置しており、接着層(図示せず)と共に発光素子2を封止するものである。対向基板12は、発光素子2で発生した光が透過可能な材料、例えば上記基板11において挙げた各種ガラス基板や石英基板等を用いることが好ましい。対向基板12には、例えばカラーフィルタ37およびブラックマトリクス38としての遮光膜が設けられており、発光素子2で発生した光を取り出すと共に、コントラストを改善するようになっている。
(2−2.製造方法)
半導体層20および表示層30は、例えば以下に説明する一般的な方法を用いて形成することができる。まず、基板11の全面に例えばスパッタリング法や真空蒸着法を用いて、金属膜を形成する。次いで、この金属膜を例えばフォトリソグラフィおよびエッチングを用いてパターニングすることにより、ゲート電極21を形成する。続いて、基板11およびゲート電極21の全面に、ゲート絶縁膜22およびチャネル層23を順に成膜する。具体的には、基板11上の全面にわたって、例えばスピンコート法により、上述したゲート絶縁膜材料、例えばPVP(Polyvinylpyrrolidone)溶液を塗布し、乾燥させる。これにより、ゲート絶縁膜22が形成される。次いで、このゲート絶縁膜22上に半導体を塗布してゲート絶縁膜22上にチャネル層23が形成される。
続いて、チャネル層23上に層間絶縁膜25Aを形成したのち、チャネル層23と電気的に接続するように、層間絶縁膜25A上にソース電極24Aおよびドレイン電極24Bを形成する。具体的には、例えばスパッタリング法を用いて、例えばTi膜を成膜する。次に、例えばフォトリソグラフィ法を用いたエッチングによりソース電極24Aおよびドレイン電極24Bを形成する。次いで、ソース電極24Aおよびドレイン電極24Bおよび層間絶縁膜25A上に層間絶縁膜25Bおよび配線26を順に形成する。
続いて、層間絶縁膜25Bおよび配線26上に平坦化膜27を形成したのち、画素電極31を配設する。具体的には、例えばポリイミドを塗布したのち、露光および現像によって平坦化膜27を所定の形状にパターニングすると共に、接続孔27Aを形成し、焼成する。次に、平坦化膜27上に、例えばスパッタ法により金属膜を形成したのち、例えばウエットエッチングにより所定の一の金属膜を選択的に除去して各画素10R,10G,10Bごとに分離した画素電極31を形成する。
次いで、発光層を含む有機層33を例えば真空蒸着法等の物理的気相成長法(PVD法),各種印刷法あるいはレーザ転写法等を用いて成膜する。続いて、対向電極34のうち、導電膜34Aを、例えばスパッタ法を用いて成膜する。成膜条件は、例えばDCパワー密度:0.16W/cm2,圧力:0.5Pa,O2/Ar比:0.17%である。これにより、体積抵抗率の低い(例えば5.3E+00Ω・cm)柱状構造を有する導電膜34Aが得られる。なお、導電膜34Aは、アルゴン(Ar)に対する反応性ガス(ここでは、O2)の量によってその体積抵抗率を調整することができる。例えば、O2/Ar比を0.43%とすることにより、体積抵抗率の高い(例えば5.5E+05Ω・cm)導電膜を成膜することができる。次に、例えば真空蒸着法等を用いて導電膜34Bを成膜して対向電極34を形成したのち、対向電極34上に、例えばSiNxからなる保護膜35を、例えばシランとアンモニアガスとを反応させるCVD法を用いて成膜する。更に、保護膜35上に封止層36を形成する。
最後に、封止層36上に接着層(図示せず)を形成し、この接着層を間にしてカラーフィルタ37およびブラックマトリクス38を備えた対向基板12を貼り合わせる。以上により、図1に示した表示装置1が完成する。
(2−3.表示装置の全体構成)
図4は、図1に示した表示装置1全体の平面構成の一例を表したものである。表示装置1には基板11上に複数の画素10(10R,10G,10B)がマトリクス状に配置された表示領域110Aと、表示領域110Aの周辺(外縁側,外周側)に位置する周辺領域110Bとが設けられている。周辺領域110Bには、映像表示用のドライバである信号線駆動回路120および走査線駆動回路130が設けられている。
表示領域110A内には、画素駆動回路140が設けられている。図5は、この画素駆動回路140の一例(赤色画素10R,緑色画素10G,青色画素10Bの画素回路の一例)を表したものである。画素駆動回路140は、画素電極31の下層に形成された半導体層20に形成されたアクティブ型の駆動回路である。この画素駆動回路140は、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、これらトランジスタTr1,Tr2の間のキャパシタ(保持容量)Csとを有している。画素駆動回路140はまた、第1の電源ライン(Vcc)および第2の電源ライン(GND)の間において、駆動トランジスタTr1に直列に接続された発光素子2を有している。即ち、赤色画素10R,緑色画素10G,青色画素10B内にはそれぞれ、発光素子(発光素子2(2R,2G,2B))が設けられている。駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、一般的なTFTにより構成され、その構成は例えば上記ボトムゲート型でもよいし、後述するスタガ構造(トップゲート型)でもよく、特に限定されない。
画素駆動回路140において、列方向には信号線120Aが複数配設され、行方向には走査線130Aが複数配設されている。各信号線120Aと各走査線130Aとの交差点が、赤色画素10R,緑色画素10G,青色画素10Bのいずれか1つに対応している。各信号線120Aは、信号線駆動回路120に接続され、この信号線駆動回路120〜信号線120Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。各走査線130Aは走査線駆動回路130に接続され、この走査線駆動回路130から走査線130Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給させるようになっている。
この表示装置1では、各画素10に対して走査線駆動回路130から書き込みトランジスタTr2のゲート電極を介して走査信号が供給されると共に、信号線駆動回路120から画像信号が書き込みトランジスタTr2を介して保持容量Csに保持される。即ち、この保持容量Csに保持された信号に応じて駆動トランジスタTr1がオンオフ制御され、これにより、発光素子2に駆動電流Idが注入されることにより、正孔と電子とが再結合して発光が起こる。この光は、例えば、画素電極31と対向電極34との間で多重反射し、または、画素電極31における反射光と発光層で発生した光とが干渉により強め合い、対向電極34(導電膜34Aおよび導電膜34B)を透過して取り出される。
(1−3.作用・効果)
前述したように、一般的な有機EL表示装置の有機層上に形成される電極膜(導電膜)はアモルファス構造を有している。このアモルファス構造を有する導電膜は、長期駆動によって導電膜が有機層から剥離しやすい。これは有機層の表面粗さが原因と考えられる。例えば図6(A)に示したように、有機層(有機層133)は、表面に凹凸を有する。このような有機層133上に、対向電極134としてアモルファス構造を有する導電膜のように面接触をする膜を積層すると、有機層133の凸部133Aに応力が集中し、最終的に導電膜が凸部133Aから浮いた状態(膜剥れ)となる(図6(B))。このように、一般的な有機EL表示装置では、時間経過によって有機層133と対向電極134との界面において膜浮きが発生することによって接触面が減少し、駆動電圧が上昇するという問題があった。
この問題を解決する方法としては、例えば有機層133とアモルファス形状の導電膜134との間に、例えばSnやTiなどの添加元素を含むIn23を用いた結晶性の導電膜(対向電極134)を形成することが考えられる。このように、有機層133と対向電極134との間に結晶性の導電膜を形成した場合には、耐熱性は向上するもの、膜剥れを十分に低減するには至らなかった。
これに対して、本実施の形態では、有機層33上に対向電極34として柱状構造を有する導電膜34Aを形成し、有機層33と対向電極34とが点接触するようにした。これにより、図7に示したように有機層33の表面にある凸部33Aへの応力が拡散するため、この凸部33Aからの膜浮き(膜剥れ)を防ぐことが可能となる。
以上のように本実施の形態の表示装置1では、有機層33に直接接する対向電極34に、柱状構造を有する導電膜34Aを用いるようにしたので、有機層33と対向電極34との界面における応力が緩和される。これにより、対向電極34の有機層33からの膜剥れが抑制され、駆動電圧の上昇を抑制することが可能となる。よって信頼性の向上した電子機器を提供することが可能となる。
なお、上述したように、柱状構造を有する導電膜34Aは、スパッタ時のArに対する反応性ガスの量を調整することによって、その体積抵抗率を制御することができる。対向電極34は、その体積抵抗率(抵抗値)を高くすることで短絡を防ぎ、滅点の発生を抑制することができるが、体積抵抗率が高い場合には膜内に分極が生じる。膜内に分極を有する導電膜は、有機層33が帯電している場合、その分極成分によって有機層33内の帯電を緩和しようとするため膜剥れが生じやすくなる。このため、導電膜34Aの分極性能を制御、具体的には、導電膜34Aを体積抵抗率の低い膜−高い膜−低い膜のような多層構造とし、有機層33に直接接する層に体積抵抗率の低い導電膜を用いる。これにより信頼性の向上した表示装置を提供することが可能となる。
<2.適用例>
上記実施の形態において説明した表示装置1は、例えば、下記電子機器として好適に用いることができる。
(適用例1)
図8Aは、適用例1に係るスマートフォンの外観を表側から、図8Bは裏側から表したものである。このスマートフォンは、例えば、表示部610(表示装置1)および非表示部(筐体)620と、操作部630とを備えている。操作部630は、図8Aに示したように非表示部620の前面に設けられていてもよいし、図8Bに示したように上面に設けられていてもよい。
(適用例2)
図9は、適用例2に係るテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル210およびフィルターガラス220を含む映像表示画面部200を有しており、映像表示画面部200が、上記表示装置に相当する。
(適用例3)
図10Aは、適用例3に係るデジタルカメラの外観を表側から、図10Bは裏側から表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部310、上記表示装置としての表示部320、メニュースイッチ330およびシャッターボタン340を有している。
(適用例4)
図11は、適用例4に係るノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体410,文字等の入力操作のためのキーボード420および上記表示装置としての表示部430を有している。
(適用例5)
図12は、適用例5に係るビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部510,この本体部510の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ520,撮影時のスタート/ストップスイッチ530および上記表示装置としての表示部540を有している。
(適用例6)
図13Aは、適用例6に係る携帯電話機の閉じた状態における正面図、左側面図、右側面図、上面図および下面図を表したものである。図13Bは、携帯電話機の開いた状態における正面図および側面図を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上部筐体710と下部筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。ディスプレイ740またはサブディスプレイ750が、上記表示装置に相当する。
<3.実施例>
次に、本技術の実施例について説明する。以下に示す実施例1,2は上記実施の形態に対応するものである。比較例1は対向電極を、アモルファス構造を有する導電膜で構成した以外は、実施例1,2と同様の構造を有する。
(実施例1)
まず、対向電極34を構成する導電膜として、MgAlSiZnOからなる導電膜34A(実験例1−1,1−2)およびMgSiZnOからなる導電膜134(実験例1−3)を成膜し、その体積抵抗率を測定した。表1は、導電膜34A(,134)を構成する各元素の組成比率および膜抵抗の値をまとめたものである。なお、膜中にAlを含む場合にはその結晶構造は柱状構造となるのに対し、膜中にAlを含まない場合はその結晶構造は柱状化せずにアモルファス構造となる。
Figure 0006484881
柱状構造をとる実験例1−1,1−2は、アモルファス構造をとる実験例1−3よりも体積抵抗率が高くなるものの、異物を介したアノード電極(画素電極31)との短絡が低減され、滅点の発生を抑制することができる。また、実験例1−1と実験例1−2とを比較すると、本開示のような柱状構造を有する導電膜34Aは、Znに対するAlの比率を高くすることによってプロセス中の酸素と反応が促進されて酸化アルミニウムが形成され、膜縦抵抗を変化させることができると推察される。
(実施例2)
次に、有機層33に相当する有機膜を形成し、この有機膜上に、例えばDCパワー5kW,成膜圧力0.3P,O2/Ar比:0.15%にて導電膜34A(実験例2−1〜2−8)を成膜し、その膜応力および体積抵抗率を測定するとともに、有機膜界面における膜剥れ実験を行った。表2は、実験例2−1〜2−8の膜厚,膜応力,体積抵抗率および膜剥れの有無をまとめたものである。
Figure 0006484881
表2からわかるように、同じ体積抵抗率、例えば体積抵抗率5.3Ω・cmの実験例2−1,2−2でも異なる結果がでた。これは、実験例2−2では膜厚を10倍としたことにより膜応力に起因して各の反り量が高くなり、膜剥れが生じたものと考えられる。また、体積抵抗率550000Ω・cm以上(実験例2−5〜2−7)の場合には、膜厚を薄く(例えば、100nm)すれば膜剥れが起こらなかったものの、膜応力が小さくても膜剥れが起きやすいことがわかった。これは、体積抵抗率が高い場合には電気的な歪みとして分極成分が寄与するためと推定されるが、理由は不明である。これらの結果から、導電膜34Aの体積抵抗率は、5.3Ω・cm以上550000Ω・cm未満であることが好ましいことがわかる。なお、より好ましくは、10Ω・cm以上500000Ω・cm以下である。また、導電膜34Aの膜厚は、体積抵抗率が10Ω・cm以上500000Ω・cm以下である場合には、10nm以上1500nm以下である。
以上、実施の形態を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態等において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件等は限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
また、上記実施の形態等では、表示装置1の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を更に備えていてもよい。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)第1電極と、発光層を含むと共に、前記第1電極上に設けられた有機層と、少なくとも柱状構造を有する、前記有機層上に設けられた第2電極とを備えた表示装置。
(2)前記第2電極は、亜鉛(Zn),インジウム(In),マグネシウム(Mg),アルミニウム(Al)およびシリコン(Si)のうち少なくとも一種を含む第1導電膜である、前記(1)に記載の表示装置。
(3)前記第2電極の膜厚は、100nm以上1500nm以下である、前記(1)または(2)に記載の表示装置。
(4)前記第2電極は、前記第1導電膜上にアモルファス構造を有する第2導電膜を有する、前記(2)または(3)に記載の表示装置。
(5)前記第1導電膜の体積抵抗率は10Ω・cm以上500000Ω・cm以下である、前記(2)乃至(4)のいずれか1つに記載の表示装置。
(6)前記有機層は、前記発光層を間に、前記発光層への正孔注入性を有する正孔注入層と、前記発光層への電子注入性を有する電子注入層とを有し、前記電子注入層はアルカリ金属またはアルカリ土類金属の化合物によって構成されている、前記(1)乃至(5)にいずれかに記載の表示装置。
(7)前記発光層において発生した発光光は、前記第2電極側から取り出される、前記(1)乃至(6)のうちのいずれか1つに記載の表示装置。
(8)表示装置を備え、前記表示装置は、第1電極と、発光層を含むと共に、前記第1電極上に設けられた有機層と、少なくとも柱状構造を有する、前記有機層上に設けられた第2電極とを有する電子機器。
1…表示装置、2(2R,2G,2B)…発光素子、10(10R,10G,10B)…画素、11…基板、12…対向基板、20…半導体層、20A…TFT、21…ゲート電極、22…ゲート絶縁膜、23…チャネル層、24A…ソース電極、24B…ドレイン電極、25(25A,25B)…層間絶縁膜、26…配線、27…平坦化膜、27A…接続孔、30…表示層、31…画素電極、32…隔壁、33…有機層、34…対向電極、34A,34B…導電膜、35…保護膜、36…封止層、37…カラーフィルタ、38…ブラックマトリクス。

Claims (8)

  1. 第1電極と、
    発光層を含むと共に、前記第1電極上に設けられた有機層と、
    前記有機層上に設けられ、柱状の結晶構造を有する第1導電膜を含む第2電極とを備え
    前記第1導電膜は、アルミニウム(Al)を含む
    表示装置。
  2. 前記第1導電膜は、光透過性を有し、前記アルミニウム(Al)とともに、亜鉛(Zn),インジウム(In),マグネシウム(Mg)およびシリコン(Si)のうち少なくとも一種を含む、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第2電極の膜厚は、100nm以上1500nm以下である、請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第2電極は、前記第1導電膜上にアモルファス構造を有する第2導電膜を有する、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記第1導電膜の体積抵抗率は10Ω・cm以上500000Ω・cm以下である、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記有機層は、前記発光層を間に、前記発光層への正孔注入性を有する正孔注入層と、前記発光層への電子注入性を有する電子注入層とを有し、
    前記電子注入層はアルカリ金属またはアルカリ土類金属の化合物によって構成されている、請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記発光層において発生した発光光は、前記第2電極側から取り出される、請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 表示装置を備え、
    前記表示装置は、
    第1電極と、
    発光層を含むと共に、前記第1電極上に設けられた有機層と、
    前記有機層上に設けられ、柱状の結晶構造を有する第1導電膜を含む第2電極とを有し、
    前記第1導電膜は、アルミニウム(Al)を含む
    電子機器。
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