JP6482500B2 - 電磁弁の接続構造及び液圧制御装置 - Google Patents

電磁弁の接続構造及び液圧制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、電磁弁の接続構造及び液圧制御装置に関する。
従来、制御対象物の作動液を流動させる液圧回路が設けられた液圧回路体と、その液圧回路における作動液の流量を調整するべく液圧回路体に取り付けられた電磁弁と、を備えた液圧制御装置に関わる技術が知られている(下記の特許文献1−7)。
特開平11−8023号公報 特開2010−216552号公報 特開2002−31263号公報 特開平9−306558号公報 特開2009−181709号公報 特開2006−4840号公報 特開平8−51019号公報
ところで、液圧制御装置が自動車等の車両に搭載されている場合、電磁弁には、走行中に様々な入力荷重が作用している。よって、この電磁弁においては、作動液の流量の調整精度を維持するべく、入力荷重が作用した際にも液圧回路体に対する所期の接続状態が保たれていることが望まれる。そして、従来の液圧制御装置においては、電磁弁の液圧回路体に対する所期の接続状態を保つ上で改善の余地がある。
そこで、本発明は、電磁弁の所期の接続状態を保ち得る電磁弁の接続構造及び液圧制御装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る電磁弁の接続構造は、制御対象物の作動液を流動させる液圧回路及び前記液圧回路と外部とを連通させる円柱状の収容空間を有する液圧回路体の前記収容空間に対して、前記液圧回路における前記作動液の流量の調整が可能な電磁弁の円筒状又は円環状の収容体が中心軸の軸線方向に沿って挿入され且つ収容されているときに、前記軸線方向における前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第1接続構造体と、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向に対する直交平面に沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第2接続構造体と、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記中心軸の軸周りに沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対回転を禁止させる第3接続構造体と、前記液圧回路体に対しての相対移動が禁止される接続体と、を備える。そして、前記第1接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第1被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する第1接続具と、を備え、前記第2接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第2被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第2被接続具の前記軸線方向に対する直交平面に沿った相対移動を禁止する第2接続具と、を備え、前記第3接続構造体は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第3被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第3被接続具を係止して、前記液圧回路体に対する前記電磁弁の前記中心軸の軸周りの相対回転を禁止させる第3接続具と、を備え、前記液圧回路体は、前記接続体よりも強度の高い高強度材料から成ることを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電磁弁の接続構造は、制御対象物の作動液を流動させる液圧回路及び前記液圧回路と外部とを連通させる円柱状の収容空間を有する液圧回路体の前記収容空間に対して、前記液圧回路における前記作動液の流量の調整が可能な電磁弁の円筒状又は円環状の収容体が中心軸の軸線方向に沿って挿入され且つ収容されているときに、前記軸線方向における前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる少なくとも2つの第1接続構造体と、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向に対する直交平面に沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第2接続構造体と、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記中心軸の軸周りに沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対回転を禁止させる少なくとも2つの第3接続構造体と、前記液圧回路体に対しての相対移動が禁止される接続体と、を備える。そして、前記第1接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第1被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する第1接続具と、を備え、前記第2接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第2被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第2被接続具の前記軸線方向に対する直交平面に沿った相対移動を禁止する第2接続具と、を備え、前記第3接続構造体は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第3被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第3被接続具を係止して、前記液圧回路体に対する前記電磁弁の前記中心軸の軸周りの相対回転を禁止させる第3接続具と、を備え、前記液圧回路体は、前記接続体よりも強度の高い高強度材料から成ることを特徴としている。
ここで、前記第1被接続具は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の前記一方から突出させた突出部であり、前記第1接続具は、前記収容体の前記収容空間への収容動作に応じて前記第1被接続具を案内し、前記収容体の前記収容動作における前記中心軸の軸周りの回動動作の後に前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する溝部であることが望ましい。
また、前記第3被接続具は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の前記一方から突出させた突出部であり、前記第3接続具は、前記収容体の回動動作と共に前記第3被接続具で押動されながら前記第3被接続具を係止して、前記回動動作を停止させる係止部であることが望ましい。
また、前記接続体は、前記液圧回路体の前記収容空間に重ね合わされ、かつ、前記電磁弁の前記収容体が挿通される貫通孔と、前記電磁弁及び前記電磁弁を駆動制御する制御ユニットを互いに電気的に接続させる導電部材を保持する保持部と、を有し、前記導電部材は、前記貫通孔に露出させた弁用接点を有し、前記電磁弁は、前記収容体の回動動作の停止時に前記弁用接点に当接する弁側接点を有することが望ましい。
また、前記電磁弁と前記液圧回路体又は前記接続体との間に、前記電磁弁の誤組付けを防ぐ誤組付け防止機構を設け、前記誤組付け防止機構は、前記電磁弁が正規の組付け位置に組み付けられるときにのみ互いに係合し合うように形成及び配置された第1係合部と第2係合部とを備え、前記第1係合部は、前記電磁弁と前記液圧回路体又は前記接続体との内の一方に対して設け、前記第2係合部は、前記電磁弁と前記液圧回路体又は前記接続体との内の他方に対して設けることが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る液圧制御装置は、制御対象物の作動液を流動させる液圧回路、及び、前記液圧回路と外部とを連通させる円柱状の収容空間を有する液圧回路体と、前記液圧回路における前記作動液の流量を制御する制御ユニットと、円筒状又は円環状の収容体が中心軸の軸線方向に沿って前記収容空間に挿入され且つ収容された状態で前記液圧回路体に接続され、かつ、前記制御ユニットに駆動制御されることで前記液圧回路における前記作動液の流量を調整する電磁弁と、前記液圧回路体に対しての相対移動が禁止される接続体と、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向における前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第1接続構造体と、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向に対する直交平面に沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第2接続構造体と、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記中心軸の軸周りに沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対回転を禁止させる第3接続構造体と、を備える。そして、前記第1接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第1被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する第1接続具と、を備え、前記第2接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第2被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第2被接続具の前記軸線方向に対する直交平面に沿った相対移動を禁止する第2接続具と、を備え、前記第3接続構造体は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第3被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第3被接続具を係止して、前記液圧回路体に対する前記電磁弁の前記中心軸の軸周りの相対回転を禁止させる第3接続具と、を備え、前記液圧回路体は、前記接続体よりも強度の高い高強度材料から成ることを特徴としている。
本発明に係る電磁弁の接続構造及び液圧制御装置は、上記の如き第1接続構造体と第2接続構造体と第3接続構造体とを設けており、液圧回路体と電磁弁との間において、ボルト等の固定具を用いずとも、あらゆる方向での接続完了後の相対移動を禁止させることができる。そして、この電磁弁の接続構造及び液圧制御装置は、走行中に外部から入力荷重が加わったとしても、そのような固定具を必要としない簡便な構成によって、液圧回路体と電磁弁との間の接続強度を所期の状態で維持することができる。このため、この電磁弁の接続構造及び液圧制御装置は、液圧回路体に対する電磁弁の所期の接続状態を簡便な構成で保つことができる。
図1は、実施形態における電磁弁の接続構造を備えた液圧制御装置の一例を示す斜視図である。 図2は、実施形態における電磁弁の接続構造を備えた液圧制御装置の一例を示す正面図である。 図3は、実施形態の液圧制御装置の分解斜視図である。 図4は、液圧回路体の斜視図である。 図5は、液圧回路体の正面図である。 図6は、電磁弁の斜視図である。 図7は、電磁弁を弁体側から見た図である。 図8は、接続体の斜視図である。 図9は、接続体の正面図である。 図10は、図2のX−X線断面図である。 図11は、図5のY−Y線断面図である。 図12は、電磁弁の軸線方向への挿入完了後における第1接続構造体の状態を示す正面図である。 図13は、電磁弁の軸線方向への挿入完了後における第2接続構造体の状態を示す正面図である。 図14は、電磁弁の接続完了後における第1接続構造体の状態を示す正面図である。 図15は、電磁弁の接続完了後における第2接続構造体の状態を示す正面図である。 図16は、変形例1における電磁弁の接続構造を備えた液圧制御装置の一例を示す正面図である。 図17は、変形例1の接続体の正面図である。 図18は、変形例2における電磁弁の接続構造を備えた液圧制御装置の一例を示す正面図である。 図19は、変形例2の電磁弁の斜視図である。 図20は、変形例2の接続体の正面図である。 図21は、変形例3における電磁弁の接続構造を備えた液圧制御装置の一例を示す正面図である。 図22は、変形例3の接続体の正面図である。 図23は、変形例3の電磁弁を弁体側から見た図である。 図24は、変形例3の液圧回路体の正面図である。 図25は、電磁弁を正規の組付け位置で組み付ける際の第1接続構造体(誤組付け防止機構)の状態で且つ電磁弁の軸線方向への挿入完了後を示す正面図である。 図26は、電磁弁を正規の組付け位置以外の位置で組み付ける際の第1接続構造体(誤組付け防止機構)の状態を示す正面図である。
以下に、本発明に係る電磁弁の接続構造及び液圧制御装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電磁弁の接続構造及び液圧制御装置の実施形態の1つを図1から図15に基づいて説明する。
本発明に係る液圧制御装置は、制御対象物に送られる作動液の流量を調整し、この作動液の液圧を変化させることで、制御対象物の動作を制御するものである。この液圧制御装置は、ポンプ等で圧送されてきた作動液を内部で流動させる液圧回路体と、その作動液の流量を調整する少なくとも1つの電磁弁と、を備える。その液圧回路体には、作動液の流動経路である液圧回路が内部に形成されている。電磁弁は、その液圧回路における作動液の流量を調整する。
ここで、制御対象物は、作動液の液圧を利用して動作するものであれば、如何様なものであってもよい。そして、作動液は、その制御対象物を動作させるためのものであれば、如何様なものであってもよい。本実施形態では、自動車等の車両に搭載されている自動変速機を制御対象物として例示する。このため、作動液としては、自動変速機の動作と潤滑を担う作動油(ATF:Automatic Transmission Fluid)が用いられる。そこで、以下においては、制御対象物を自動変速機と読み替えて説明を続けることにする。また、以下においては、作動液を作動油と読み替え、かつ、液圧を油圧と読み替えて説明する。
図1及び図2の符号1は、本実施形態の油圧制御装置を示す。この油圧制御装置1は、油圧回路体10と電磁弁20と制御ユニット30とを備える。本図の油圧制御装置1は、油圧回路体10の一部を抜粋したものである。
油圧回路体10とは、所謂バルブボディと称されるもののことである。この油圧回路体10は、本体11の内部に自動変速機(図示略)の作動油を流動させる油圧回路12が形成されたものである(図3から図5)。油圧回路12は、自動変速機のポンプ側と制御機構(例えばブレーキやクラッチ)側との間における作動油の流動経路を成す主流路と(図示略)、主流路の経路上で主流路に連通させた流量調整路12aと、を備える。
主流路は、ポンプ側から圧送されてきた作動油の流入口と、制御機構側に作動油を吐出させる吐出口と、を繋いでいる。この主流路には、自動変速機の変速段に応じた様々な流動経路が設けられている。流量調整路12aは、後述する電磁弁20の弁体22が往復動する円柱状の通路であり、弁体22毎に設けられている。その弁体22は、流量調整路12aでの位置に応じて主流路における作動油の流量を調整する。
この油圧回路体10には、油圧回路12と外部とを連通させる円柱状の収容空間13が設けられている。その収容空間13は、流量調整路12aと同心上に配置され、この流量調整路12aに連通させている。この収容空間13は、後述する電磁弁20の収容体23が収容される空間であり、流量調整路12aよりも大きな外径から成る。このため、この油圧回路体10には、収容空間13の底部13aが環状に形成される(図4及び図5)。その底部13aには、収容体23が収容された際に収容体23の環状の先端面23a(図6及び図7)が当接する。
電磁弁20は、コイルやリターンスプリング等の駆動機構が内部に収容されている本体21と、その駆動機構によって軸線方向に往復動する弁体22と、を備える(図3、図6及び図7)。図中の弁体22は、便宜上、円柱状にしているが、その形状は問わない。例えば、弁体22は、油圧回路12の形態に応じて用意されるものであり、外径の異なる円柱が同心上で組み合わされたスプール状のもの(所謂スプール弁)であってもよい。弁体22は、流量調整路12aに対して同心上に配置され、その中心軸に沿って流量調整路12aの中で往復動を行う。
この電磁弁20には、その弁体22と同心上に配置された円筒状又は円環状の収容体23が設けられている。その収容体23は、油圧回路体10の収容空間13に対して、中心軸の軸線方向に沿って挿入され且つ収容される。電磁弁20は、その収容された状態で油圧回路体10に接続される。この電磁弁20においては、収容体23が本体21に連接されており、この収容体23から往復動自在に弁体22を突出させている。この例示の収容体23としては、互いに外径の異なる同心の第1及び第2の収容体23A,23Bが設けられている(図6及び図7)。尚、第1収容体23Aは、図中において2つの外径の異なる円筒状体又は円環状体を備えているが、説明の便宜上、1つの円筒状体又は円環状体であるものとする。第2収容体23Bは、第1収容体23Aに対して、外径が大きく、かつ、本体21側に配置されている。
更に、この電磁弁20には、その駆動機構に対して電気的に接続された端子24が設けられている。その端子24は、弾発力を持たせるべく、金属等の導電性材料から成る板状の母材を折り曲げ加工したものであり、後述する弁側接点24aに荷重が加えられた際に撓みを発生させる。
制御ユニット30は、この油圧制御装置1の制御動作を担っている制御部(所謂ECU:Electronic Control Unit)であり、電磁弁20を駆動制御することによって、油圧回路12における作動油の流量を制御する。この制御ユニット30は、自動変速機の目標変速段に応じて制御対象の電磁弁20に指令を送り、その電磁弁20を開弁側又は閉弁側に駆動制御する。
油圧制御装置1には、その電磁弁20と制御ユニット30とを互いに電気的に接続させる導電部材40が設けられている(図2及び図8)。その導電部材40は、電磁弁20に対して電気的に接続させる端子(以下、「弁用端子」という。)としての機能と、制御ユニット30に対して電気的に接続させる端子(以下、「ECU用端子」という。)としての機能と、を有するものである。この導電部材40においては、電磁弁20毎に弁用端子とECU用端子の組み合わせが設けられている。弁用端子とECU用端子は、その組み合わせ毎に電気的に接続されている。例えば、この導電部材40は、絶縁性フィルムに対して薄膜の導電性材料が設けられたフレキシブルプリント回路基板(FPC:Flexible printed circuits)や、金属等の導電性材料から成る板状のバスバなどとして形成される。ここでは、フレキシブルプリント回路基板として形成した導電部材40を例に挙げている。この導電部材40には、電磁弁20に対して電気的に接続させる弁用端子の接点(以下、「弁用接点」という。)41(図8及び図9)と、図示しないが、制御ユニット30に対して電気的に接続させるECU用端子の接点(ECU用接点)と、が設けられている。また、電磁弁20には、その弁用接点41に当接させることで、この弁用接点41に対して電磁弁20の駆動機構を電気的に接続させる接点(以下、「弁側接点」という。)24aが設けられている(図6及び図7)。その弁側接点24aは、電磁弁20の端子24に突出させて設けたものである。
この油圧制御装置1には、電磁弁20を油圧回路体10に対して設計通りの所期の状態で接続させ続けるための接続構造を設けている。この油圧制御装置1では、その接続構造の一部を担うものであり、電磁弁20の収容体23が接続される接続体50を備えている(図1から図3)。その接続体50は、油圧回路体10に対する相対移動が禁止されるように配置する。例えば、この接続体50は、ボルト等の固定具(図示略)を介して油圧回路体10に固定する。この接続体50は、電磁弁20と油圧回路体10との間に介在させたものであり、電磁弁20の収容体23が油圧回路体10の収容空間13に収容されているときに、この収容体23を接続する。尚、接続体50は、そのような固定具を用いずとも、電磁弁20の油圧回路体10への接続の完了に伴い油圧回路体10と電磁弁20とで挟持させることによって、油圧回路体10に対する相対移動が禁止されるように構成してもよい。
この接続体50は、油圧回路体10の外壁側に取り付けられるものであり、収容空間13に重ね合わされ、かつ、収容体23が挿通される貫通孔51を有する(図3)。電磁弁20の収容体23は、その貫通孔51を介して収容空間13に挿入される。後で説明するように、この例示の収容体23には、第1被接続具61と第3被接続具81とが径方向の外側へと突出させて設けられている。このため、その貫通孔51は、収容体23を挿通させる際に第1被接続具61と第3被接続具81とが引っ掛からないように、その第1被接続具61と第3被接続具81とを避けた形状に形成する。例えば、その形状を本例示で決める際には、最も突出している第3被接続具81の形状に合わせて、この第3被接続具81の挿通が可能な挿通部51aを貫通孔51に設ける(図2)。その挿通部51aは、例えば、挿通方向に見た第3被接続具81の形状と同等の形状であるが、その挿通方向に見た第3被接続具81の投影面積よりも大きく形成することで、収容体23の挿通を案内するための誘い部を兼ねさせてもよい。
ところで、この接続体50は、電磁弁20と油圧回路体10とを物理的に接続させる機能のみの部品として設けてもよく、更に他の機能を持たせたものとして設けてもよい。前者の場合の接続体50は、電磁弁20毎に個別に配設してもよく、複数の電磁弁20に対応させた複数の貫通孔51を有するものとして設けてもよい。そして、この場合の接続体50は、油圧回路体10に一体成形されたものとして設けてもよい。一方、後者の場合の接続体50は、例えば、複数の電磁弁20に対応させた複数の貫通孔51を有する主体部分を成形し、この主体部分に導電部材40を保持させることで、電磁弁20と油圧回路体10との間の物理的な接続機能の他に、電磁弁20と制御ユニット30との間の電気的な接続機能を持たせてもよい。本実施形態の接続体50は、この後者を例示している。
本実施形態の接続体50は、第1接続体50Aと第2接続体50Bとを備えており(図1から図3)、主体部分となる第1接続体50Aに電磁弁20と油圧回路体10の接続機能を持たせる。更に、この接続体50においては、第1接続体50Aと第2接続体50Bとで導電部材40を保持させる。このため、第1接続体50Aと第2接続体50Bは、合成樹脂材料等の絶縁性材料で成形する。第1接続体50Aには、導電部材40における弁用接点41側を保持する保持部(以下、「第1保持部」という。)が設けられている。第2接続体50Bには、導電部材40におけるECU用接点側を保持する保持部(以下、「第2保持部」という。)が設けられている。第1接続体50Aは、板状の基部50Aと板状の主部50Aとを重ね合わせて一体化したものであり、その基部50Aと主部50Aとの間に導電部材40の弁用接点41側を挟み込んで保持する。この第1接続体50Aにおいては、その基部50Aと主部50Aのそれぞれの貫通孔によって前述した貫通孔51が形成されており、その貫通孔51に弁用接点41を露出させている(図8及び図9)。第2接続体50Bは、板状の基部50Bと板状の主部50Bとを重ね合わせて一体化したものであり、その基部50Bと主部50Bとの間に導電部材40のECU用接点側を挟み込んで保持する。
ここで、この油圧制御装置1においては、油圧回路体10と電磁弁20の接続完了後に、油圧回路体10と電磁弁20の弁側接点24aとで導電部材40の弁用接点41を挟持させる(図10)。そして、その弁側接点24aと弁用接点41とは、電磁弁20の回動動作の停止時に当接するように(つまり油圧回路体10に対する電磁弁20の接続が完了したときに電気的に接続されるように)配置する。これにより、この油圧制御装置1においては、電磁弁20と導電部材40との間の電気的な接続作業を別途行う必要が無い。また、この油圧制御装置1においては、その回動動作と共に弁側接点24aが弁用接点41に沿って摺動し、弁側接点24aと弁用接点41との間の接触部分にワイピング作用を生じさせることができるので、その接触部分に形成されている酸化皮膜の除去が可能になる。そして、この油圧制御装置1では、その接触部分が流量調整路12aとは逆側に配置されているので、除去された酸化皮膜の流量調整路12aへの侵入を抑えることができ、作動油内でのコンタミネーションの発生を抑えることができる。尚、本図では、図示の便宜上、油圧回路体10と電磁弁20の内部形状を省いている。
このように、この油圧制御装置1において、導電部材40と接続体50の一体物は、電磁弁20と制御ユニット30とを互いに電気的に接続させるコネクタモジュールとして機能する。ここで、この例示の第2接続体50Bにおいては、主部50Bに、制御ユニット30を保持するECU保持部52が設けられている(図1及び図2)。このため、この油圧制御装置1においては、制御ユニット30と導電部材40を接続体50に接続して一体化させ、これにより成る一体物をモジュール化してもよい。
電磁弁20の接続構造は、第1接続構造体60と、第2接続構造体70と、その接続体50を利用した第3接続構造体80と、を備える(図3)。これら第1から第3の接続構造体60,70,80は、それぞれ1つずつ設けられていればよい。本実施形態では、後述するように、第1接続構造体60と第3接続構造体80を2箇所ずつに設けると共に、第2接続構造体70を1箇所に設ける。
第1接続構造体60は、電磁弁20の収容体23が油圧回路体10の収容空間13に収容されているときに、これらの軸線方向における油圧回路体10と電磁弁20との間の相対移動を禁止させるものである。
この第1接続構造体60は、収容空間13を成す壁部(内周壁部13b)及び収容体23の内の一方に設けた第1被接続具61(図6及び図7)と、その内の他方に設け、収容体23が収容空間13に収容されているときに第1被接続具61を軸線方向(収容空間13や収容体23の軸線方向)で係止する第1接続具62(図4及び図5)と、を備える。
具体的に、第1被接続具61は、収容空間13を成す壁部及び収容体23の内の一方から突出させた突出部である。第1被接続具61は、収容空間13に設ける場合、例えば、収容空間13の壁部(内周壁部13b)から径方向の内側に向けて部分的に突出させる。これに対して、収容体23に設ける場合、第1被接続具61は、例えば、収容体23の外周壁部から径方向の外側に向けて部分的に突出させる。
ここで、電磁弁20は、油圧回路体10に取り付ける際に、中心軸(収容体23の中心軸)の軸線方向に沿って収容体23を収容空間13に挿入し、収容体23の先端面23aが収容空間13の底部13aに当接した後、その中心軸の軸周りに全体を回転させる。このため、第1接続具62は、収容体23の収容空間13への収容動作に応じて第1被接続具61を案内し、収容体23の収容動作における中心軸(収容体23の中心軸)の軸周りの回動動作の後に第1被接続具61を軸線方向(収容空間13や収容体23の軸線方向)で係止する溝部として形成する。第1接続具62は、収容空間13に設ける場合、例えば、収容空間13の壁部(内周壁部13b)の一部を径方向の外側に凹ませた溝形状に形成する。これに対して、収容体23に設ける場合、第1接続具62は、例えば、収容体23の外周壁部の一部を径方向の内側に凹ませた溝形状に形成する。
この第1接続具62は、具体的に、軸線方向溝部62Aを有する。その軸線方向溝部62Aは、収容体23を収容空間13へと軸線方向に沿って挿入する際に、第1被接続具61を案内する溝である。この軸線方向溝部62Aは、油圧回路体10の外壁面から収容空間13の底部13aの位置まで軸線方向に沿って延在させている。その軸線方向溝部62Aは、例えば、挿入方向に見た第1被接続具61の形状と同等の形状であるが、その挿入方向に見た第1被接続具61の投影面積よりも周方向に大きく形成することで、収容体23の収容空間13への挿入を案内するための誘い部も兼ねている。また、この第1接続具62は、周方向溝部62Bを有する。その周方向溝部62Bは、収容体23を収容空間13の中で中心軸の軸周りに回転させる際に、第1被接続具61を案内する溝である。この周方向溝部62Bは、軸線方向溝部62Aの底部13a側から周方向に延在させている。この周方向溝部62Bは、その底部13aと同一平面上の第1側壁62Bと、この第1側壁62Bに対して軸線方向で対向している第2側壁62Bと、を有している(図11)。尚、本図では、図示の便宜上、油圧回路体10と電磁弁20の内部形状を省いている。
その第1側壁62Bと第2側壁62Bとの間隔は、電磁弁20の回動動作を阻害しない範囲内で、第1被接続具61の軸線方向における長さと略同等の大きさに形成することが望ましい。これにより、第1被接続具61は、この第1側壁62Bと第2側壁62Bとによって軸線方向の動きが規制される。この油圧制御装置1においては、第1接続構造体60を少なくとも1箇所に設けることによって、軸線方向における油圧回路体10と電磁弁20との間の相対移動を禁止することができる。また、この第1接続構造体60は、少なくとも2箇所に設けることで、その相対移動の禁止の効果を高めることができる。例えば、この例示では、その軸線の周り(中心軸の軸周り)で略等間隔に第1接続構造体60を2箇所設けている。よって、この油圧制御装置1においては、油圧回路体10と電磁弁20との間の軸線方向の動きが均等に規制されるので、より適切に軸線方向における油圧回路体10と電磁弁20との間の相対移動を禁止することができる。
次に、第2接続構造体70は、電磁弁20の収容体23が油圧回路体10の収容空間13に収容されているときに、これらの軸線方向に対する直交平面に沿った油圧回路体10と電磁弁20との間の相対移動を禁止させるものである。その禁止対象となる相対移動とは、その軸線方向に対する直交方向への相対移動のことである。
この第2接続構造体70は、収容空間13を成す壁部(内周壁部13b)及び収容体23の内の一方に設けた第2被接続具71(図3、図6及び図7)と、その内の他方に設け、収容体23が収容空間13に収容されているときに第2被接続具71の軸線方向(収容空間13や収容体23の軸線方向)に対する直交平面に沿った相対移動を禁止する第2接続具72(図3から図5)と、を備える。
例えば、この例示では、第1収容体23Aの外周壁部23bを第2被接続具71として利用し、かつ、収容空間13の内周壁部13bを第2接続具72として利用する。この場合の第2接続構造体70においては、その外周壁部23b(第2被接続具71)と内周壁部13b(第2接続具72)とを同等の外径に形成し、これらをガタが抑えられた状態で嵌合させることによって、収容体23と収容空間13との間における軸線方向に対しての直交方向への相対移動を禁止させる。これにより、この第2接続構造体70は、油圧回路体10と電磁弁20との間における軸線方向に対しての直交方向への相対移動を禁止することができる。
ここで、この油圧制御装置1においては、第1接続構造体60が軸線の周り(中心軸の軸周り)で略等間隔に複数配置されているので、第1被接続具61に第2被接続具71の機能を持たせ、かつ、第1接続具62に第2接続具72の機能を持たせるように構成してもよい。この場合には、少なくとも2組の第1被接続具61と第1接続具62の組み合わせを径方向(収容空間13や収容体23の径方向)に対向させて配置し、かつ、第1被接続具61と第1接続具62とをガタが抑えられた状態で嵌合されるように形成することによって、収容体23と収容空間13との間における軸線方向に対しての直交方向への相対移動を禁止させる。
このような構成を成すべく、第1被接続具61と第1接続具62は、例えば、軸線方向でのガタを抑えた嵌合が行えるように形成する。例えば、先に示したように、第1側壁62Bと第2側壁62Bとの間隔は、電磁弁20の回動動作を阻害しない範囲内で、第1被接続具61の軸線方向における長さと略同等の大きさに形成する。そして、径方向で対向している2組においては、双方の組み合わせの第1被接続具61及び第1接続具62によって、収容体23と収容空間13との間における径方向のガタを抑えた嵌合が行えるように形成する。例えば、その2組の第1被接続具61と第1接続具62は、第1被接続具61の径方向外側の壁部61aと周方向溝部62Bの径方向外側の壁部(底壁)62Bとを、少なくとも接続完了後の位置において、収容体23の挿入動作と回動動作を阻害しない範囲内で当接させるように形成する(図11)。つまり、この場合には、その2組の第1被接続具61の壁部61aと周方向溝部62Bの底壁62Bとによって、収容空間13と収容体23とを互いに径方向で嵌合させることができる。これにより、油圧回路体10と電磁弁20との間においては、軸線方向に対しての直交方向への相対移動を禁止することができる。
次に、第3接続構造体80は、電磁弁20の収容体23が油圧回路体10の収容空間13に収容されているときに、中心軸(収容空間13や収容体23の中心軸)の軸周りに沿った油圧回路体10と電磁弁20との間の相対回転を禁止させるものである。
この第3接続構造体80は、接続体50及び収容体23の内の一方に設けた第3被接続具81(図6及び図7)と、その内の他方に設け、収容体23が収容空間13に収容されているときに第3被接続具81を係止して、油圧回路体10に対する電磁弁20の中心軸の軸周りの相対回転を禁止させる第3接続具82(図8及び図9)と、を備える。
具体的に、第3被接続具81は、接続体50及び収容体23の内の一方から突出させた突出部である。第3被接続具81は、接続体50に設ける場合、例えば、接続体50の貫通孔51を成す壁部(内壁部)から径方向の内側に向けて突出させる。これに対して、収容体23に設ける場合、第3被接続具81は、例えば、収容体23の外周壁部から径方向の外側に向けて突出させる。
一方、第3接続具82は、先に示した収容体23の回動動作と共に第3被接続具81で押動されながら第3被接続具81を係止して、その回動動作を停止させる係止部である。第3接続具82は、接続体50に設ける場合、例えば、貫通孔51の壁部(内壁部)から径方向の内側に向けて突出させる。これに対して、収容体23に設ける場合、第3接続具82は、例えば、収容体23の外周壁部から径方向の外側に向けて突出させる。この第3接続具82は、具体的に、収容体23の回動動作と共に第3被接続具81が押動しながら乗り越える爪部82aと、この爪部82aを接続体50及び収容体23の内の前記他方に連結させる連結部82bと、を有する。その連結部82bは、第3被接続具81が爪部82aを押動しながら乗り越えた際に第3被接続具81に対して押圧力を加えるように、柔軟性を持たせて形成することが望ましい。
この油圧制御装置1においては、そのような第3接続構造体80を少なくとも1箇所に設けることによって、収容体23の接続体50に対する回動動作(電磁弁20の油圧回路体10への組付け作業時における回動動作)とは逆向きの回動動作が規制される。そして、この油圧制御装置1では、先に示したように、接続体50が油圧回路体10に固定されている。従って、この油圧制御装置1においては、油圧回路体10と電磁弁20との間における軸周りの相対回転を禁止させることができる。ここで、この第3接続構造体80は、少なくとも2箇所に設けることで、その相対回転の禁止の効果を高めることができる。例えば、この例示では、その軸周りで略等間隔に第3接続構造体80を2箇所設けている。よって、この油圧制御装置1においては、より適切に油圧回路体10と電磁弁20との間における軸周りの相対回転を禁止することができる。
ここで、それぞれの第3接続構造体80においては、第3被接続具81と第3接続具82との間で径方向に沿った押圧力が加わるように、第3被接続具81と第3接続具82とを形成してもよい。これにより、この第3接続構造体80は、収容体23と接続体50との間で中心軸(収容空間13や収容体23の中心軸)の軸線方向に対する直交平面に沿った相対的な動きを規制することができる。つまり、このように第3接続構造体80を構成することによって、この第3接続構造体80に第2接続構造体70の機能も持たせることができるので、この油圧制御装置1においては、軸線方向に対する直交平面に沿った油圧回路体10と電磁弁20との間の相対移動を禁止することもできる。この第3接続構造体80における第2接続構造体70の機能は、先に示した第2接続構造体70の構成と併用させるが如く設けてもよく、この第2接続構造体70の構成に替えて設けてもよい。
この例示では、第1収容体23Aに第1被接続具61を設けると共に、収容空間13の内周壁部13bに第1接続具62を設けている。そして、この例示では、第2収容体23Bに第3被接続具81を設けると共に、接続体50に第3接続具82を設けている。
この油圧制御装置1において油圧回路体10と電磁弁20とを接続する際には、電磁弁20の収容体23の油圧回路体10の収容空間13への挿入動作に伴って、第1収容体23Aから突出されている第1被接続具61が油圧回路体10の軸線方向溝部62Aに沿って軸線方向へと案内されると共に(図12)、第2収容体23Bから突出されている第3被接続具81が接続体50の貫通孔51に挿入される(図13)。この際には、第2接続構造体70によって、外周壁部23b(第2被接続具71)と内周壁部13b(第2接続具72)とが嵌合しているので、軸線方向に対する直交平面に沿った油圧回路体10と電磁弁20との間の相対移動が禁止されている。一方、この際には、第1接続構造体60において、第1被接続具61と第1接続具62との間の軸線方向に対する相対移動が規制されておらず、かつ、第3接続構造体80において、第3被接続具81と第3接続具82とが係合していない。尚、これらの各図では、図示の便宜上、電磁弁20の内部形状を省いている。
次に、この油圧制御装置1においては、電磁弁20を軸周りに回転させる。この油圧制御装置1では、その電磁弁20の回動動作に伴って、第1被接続具61が油圧回路体10の周方向溝部62Bに沿って案内されると共に(図14)、第3被接続具81が接続体50の第3接続具82の爪部82aを乗り越えて、この爪部82aで係止される(図15)。この油圧制御装置1においては、第3被接続具81の爪部82aの乗り越えと共に電磁弁20の軸周りの回転が止められて、油圧回路体10と電磁弁20との間の接続が完了する。第2接続構造体70においては、電磁弁20を回転させる前から外周壁部23b(第2被接続具71)と内周壁部13b(第2接続具72)とが嵌合している。このため、この油圧制御装置1においては、電磁弁20の接続完了後に、油圧回路体10と電磁弁20との間における軸線方向に対する直交平面に沿った相対移動が禁止されている。また、この油圧制御装置1においては、電磁弁20の接続完了後に、第1被接続具61と第1接続具62との間の軸線方向に対する相対移動が規制されるので、油圧回路体10と電磁弁20との間における軸線方向に対する相対移動が禁止される。また、この油圧制御装置1においては、電磁弁20の接続完了後に、第3被接続具81と第3接続具82とが係合して、電磁弁20の接続作業時とは逆向きの回転が規制されるので、油圧回路体10と電磁弁20との間における軸周りの相対回転が禁止される。尚、これらの各図では、図示の便宜上、電磁弁20の内部形状を省いている。
以上示したように、本実施形態における電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間における軸周りの相対回転以外の相対移動に関して、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間に設けた第1接続構造体60と第2接続構造体70とに担わせる一方、軸周りの相対回転に関して、電磁弁20と接続体50との間に設けた第3接続構造体80に担わせている。従って、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間において、ボルト等の固定具を用いずとも、あらゆる方向での接続完了後の相対移動(相対回転を含む)を禁止させることができる。そして、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、走行中に外部から入力荷重が加わったとしても、そのような固定具を必要としない簡便な構成によって、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の接続強度を所期の状態で維持することができる。このため、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、液圧回路体(油圧回路体10)に対する電磁弁20の所期の接続状態を簡便な構成で保つことができる。
また、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、固定具を必要としていた従来と比べて、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の接続に関わる構成が少ないので、接続完了後における液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の位置精度を高めることができる。このため、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の位置ずれに起因する液圧のずれを抑えることができるので、制御対象物の制御精度を向上させることができる。
また、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、固定具を必要としていた従来と比べて、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の接続に関わる構成が少なく、電磁弁20の挿入動作と回動動作だけで接続が完了するので、液圧制御装置(油圧制御装置1)の組付け作業性を向上させることができる。そして、この例示では、その回動動作に伴って、電磁弁20の弁側接点24aと導電部材40の弁用接点41との間の電気的な接続も完了させることができる。このため、この例示の電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、従来と比べて、電磁弁20と導電部材40の電気的な接続作業を廃止することができるので、液圧制御装置(油圧制御装置1)の組付け作業性の更なる向上が可能になる。このように、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、組付け作業性を向上させることができるので、液圧制御装置(油圧制御装置1)の原価低減を図ることができる。
また、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、固定具を必要としていた従来と比べて、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の接続に関わる構成を例えばデッドスペースに設けることができるので、液圧回路体(油圧回路体10)や電磁弁20の体格の大型化(言うなれば液圧制御装置の体格の大型化)を抑えることができる。寧ろ、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、固定具を必要としないので、その固定具に関わる構成専用のスペースが不要になり、液圧制御装置(油圧制御装置1)の体格の小型化が可能になる。このように、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、液圧制御装置(油圧制御装置1)の体格の大型化を抑えたり小型化を図ったりすることができるので、例えば使用する材料が少なくなって、原価低減を図ることができる。
ところで、この液圧制御装置(油圧制御装置1)においては、電磁弁20に外部から入力荷重が加わったとしても、その入力荷重の方向が電磁弁20を液圧回路体(油圧回路体10)に対して軸周りに相対回転させる方向となる可能性は低い。このため、この液圧制御装置(油圧制御装置1)においては、液圧回路体(油圧回路体10)と接続体50(特に第1接続体50A)との間に強度の差を設けてもよい。例えば、液圧回路体(油圧回路体10)は、接続体50(特に第1接続体50A)よりも強度の高い高強度材料で成形する。この場合には、例えば、接続体50を合成樹脂材料の絶縁性材料で成形し、液圧回路体(油圧回路体10)を金属材料で成形する。つまり、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)においては、液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間における軸周りの相対回転以外の相対移動に関して、接続体50よりも高強度の液圧回路体(油圧回路体10)を利用した第1接続構造体60と第2接続構造体70とに担わせる一方、そのような相対移動よりも発生頻度の低い軸周りの相対回転に関して、電磁弁20と液圧回路体(油圧回路体10)よりも低強度の接続体50との間に設けた第3接続構造体80に担わせている。これにより、電磁弁20は、固定具を用いずとも、高強度の液圧回路体(油圧回路体10)によって、この液圧回路体(油圧回路体10)に対して強固に接続することができる。そして、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)においては、電磁弁20が接続体50よりも液圧回路体(油圧回路体10)に対して強固に接続されることになるので、電磁弁20に対して外部から入力荷重が加わった際の電磁弁20から接続体50に作用する負荷を軽減させることができる。このため、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)は、接続体50、並びに、これに保持されている制御ユニット30及び導電部材40の耐久性を向上させることができる。また、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)では、接続完了後における液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の相対回転以外の相対移動を禁止させるために合成樹脂材料から成るロック機構を設けずとも、その相対移動を高強度な液圧回路体(油圧回路体10)で禁止することができるので、この点からも耐久性の向上が可能になる。
また、液圧回路体(油圧回路体10)は、金属材料で成形することによって、合成樹脂材料等で成形されるよりも寸法公差を小さくすることができる。従って、この電磁弁20の接続構造及び液圧制御装置(油圧制御装置1)では、接続完了後における液圧回路体(油圧回路体10)と電磁弁20との間の位置精度を更に高めることができる。
[変形例1]
本変形例は、前述した実施形態で1つの電磁弁20に対して2つ設けていた第3接続構造体80を1つのみに置き換えたものである。図16の符号2は、本変形例の液圧制御装置の一例として挙げた油圧制御装置を示す。尚、実施形態と同等のものについては、説明の便宜上、その実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
本変形例の油圧制御装置2は、前述した実施形態の油圧制御装置1において、1つの電磁弁20に対応させて設けた2つの第3接続構造体80を1つのみに減らしたものに相当する。この油圧制御装置2においては、実施形態と同じ電磁弁20を用いるものとする。このため、その電磁弁20には、第3被接続具81が2箇所に設けられている。一方、この油圧制御装置2では、実施形態の油圧制御装置1において、接続体50を下記の接続体150に置き換えることで、第3接続構造体80が1つのみ配置されるように構成する。
本変形例の接続体150は、実施形態の接続体50において、第1接続体50Aを第1接続体150Aに置き換えたものに相当する。そして、その第1接続体150Aは、実施形態の第1接続体50Aにおいて、それぞれの貫通孔51に対して設けられている2つの第3接続具82を1つ減らしたものに相当する(図16及び図17)。これにより、電磁弁20においては、一方の第3被接続具81しか第3接続具82に係合しない。従って、本変形例の油圧制御装置2においては、1つの電磁弁20に対応させた第3接続構造体80が1つのみ設けられることになる。この油圧制御装置2においては、電磁弁20を実施形態と同じように組み付けることによって、一方の第3被接続具81と第3接続具82とが係合し、油圧回路体10と電磁弁20との間における軸周りの相対回転を禁止させることができる。
このように、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置2)は、第3接続構造体80が1つだけではあるが、この第3接続構造体80を成す第3被接続具81と第3接続具82とを係合させることができるので、前述した実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)と同じように、電磁弁20の軸周りの相対回転を禁止することができる。
更に、実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)においては、第3接続構造体80を複数備えているので、全ての第3接続構造体80で第3被接続具81と第3接続具82の形状や配置等に関わる設計公差を小さくしなければ、例えば、1つの第3接続構造体80で第3被接続具81と第3接続具82とを係合させることができたとしても、残りの第3接続構造体80で第3被接続具81と第3接続具82とを係合させることができなくなる可能性がある。しかしながら、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置2)は、第3接続構造体80が1つだけなので、実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)のように設計公差を厳しく管理しなくても、その第3被接続具81と第3接続具82とを係合させることができる。このため、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置2)は、実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)と比較して、原価の上昇を抑えた第3接続構造体80を設けることができる。
また更に、本変形例の第1接続体150Aは、実施形態の第1接続体50Aから第3接続具82を1つ減らしたものとなっているので、実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)と同じように、電磁弁20の双方の第3被接続具81を貫通孔51に各々の挿通部51aから収容することができる。そして、本変形例の導電部材40においては、実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)と同じように、電磁弁20の双方の第3被接続具81の位置に合わせて弁用接点41が1つずつ配置されており、それぞれの第3被接続具81の内の一方のみに端子24が内包されていたとしても、この端子24の弁側接点24aを弁用接点41に対して電気的に接続させることができる。このため、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置2)は、第3接続構造体80が1つだけではあるが、電磁弁20を軸周りに180度ずらして組み付けることもできる。
[変形例2]
本変形例は、前述した変形例1の液圧制御装置(油圧制御装置2)と同様に、1つの電磁弁20に対する第3接続構造体80を1つのみとしたものである。但し、本変形例では、その電磁弁20を図18及び図19に示す電磁弁120に置き換える。本変形例で用いる電磁弁120は、実施形態や変形例1の電磁弁20において、2つの第3被接続具81の内の一方を削除したものに相当する(図19)。この電磁弁120は、自らが具備している1つの第3被接続具81の内方に端子24を配置している。図18の符号3は、本変形例の液圧制御装置の一例として挙げた油圧制御装置を示す。尚、実施形態や変形例1と同等のものについては、説明の便宜上、その実施形態や変形例1と同じ符号を付して説明を省略する。
本変形例の油圧制御装置3は、変形例1の油圧制御装置2において、接続体150を接続体250に置き換え、かつ、導電部材40を導電部材140に置き換えたものである(図18及び図20)。
本変形例の接続体250は、変形例1の接続体150において、第1接続体150Aを第1接続体250Aに置き換えたものに相当する。そして、その第1接続体250Aは、変形例1の第1接続体150Aにおいて、それぞれの貫通孔51を貫通孔251に置き換えたものに相当する。
その貫通孔251は、変形例1の貫通孔51と同じように、電磁弁120の収容体23が挿通されるものであり、その電磁弁120が有する2つの第1被接続具61と1つの第3被接続具81とを避けた形状に形成する。このため、この貫通孔251は、変形例1の貫通孔51と同じように、第3被接続具81の挿通が可能な挿通部251aを有する。但し、本変形例の貫通孔251は、電磁弁120が有する第3被接続具81の数量に合わせて1箇所にのみ挿通部251aを有しており、その挿通部251aの位置に第3被接続具81の位置を合わせなければ、収容体23が挿通されないように形成している。第3接続具82は、その挿通部251aの内方に配置する。従って、本変形例の油圧制御装置3においては、1つの電磁弁120に対応させた第3接続構造体80が1つのみ設けられることになる。この油圧制御装置3においては、挿通部251aの位置に第3被接続具81の位置を合わせて電磁弁120を貫通孔251に挿入し、この電磁弁120を軸周りに回転させることによって、第3被接続具81と第3接続具82とが係合し、油圧回路体10と電磁弁120との間における軸周りの相対回転を禁止させることができる。
本変形例の導電部材140は、実施形態や変形例1の導電部材40において、1つの電磁弁20に対して設けた2つの弁用接点41の内、一方を削除したものに相当する。この導電部材140は、挿通部251aの内方にのみ弁用接点41が配置されるように形成している。
このように、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置3)は、第3接続構造体80が1つだけになっているので、変形例1の液圧制御装置(油圧制御装置2)と同じように、電磁弁120の軸周りの相対回転を禁止することができる。
更に、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置3)は、第3接続構造体80が1つだけなので、変形例1の液圧制御装置(油圧制御装置2)と同じように、その第3接続構造体80に要する原価の上昇を抑えることができる。そして、この液圧制御装置(油圧制御装置3)では、変形例1の液圧制御装置(油圧制御装置2)と比較して、弁用接点41を1つ省くことができるので、この点から原価の低減も可能になる。
また更に、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置3)は、貫通孔251の形状によって、或る特定の1つの方向にしか電磁弁120を組み付けることができないので、電磁弁120の誤組付けを防ぐことができる。
[変形例3]
本変形例は、電磁弁20の誤組付けを防ぐためのものである。前述した実施形態や変形例1で図示した電磁弁20は、2つ第3被接続具81の内の一方にのみ端子24を内包させている。このため、実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)や変形例1の液圧制御装置(油圧制御装置2)では、電磁弁20を軸周りに180度ずらして組み付けたとしても、その端子24の弁側接点24aと導電部材40の弁用接点41とを電気的に接続させるように、2つの挿通部51aの内方に弁用接点41を1つずつ配置している。つまり、実施形態の液圧制御装置(油圧制御装置1)や変形例1の液圧制御装置(油圧制御装置2)においては、使用されない弁用接点41を電磁弁20毎に1箇所ずつ設けることによって、電磁弁20の誤組付けを防いでいる。しかしながら、そのような不使用の弁用接点41は、原価の上昇の要因となる可能性がある。そこで、本変形例では、原価の上昇を抑えつつ電磁弁20の誤組付けを防ぐことができるように構成する。図21の符号4は、本変形例の液圧制御装置の一例として挙げた油圧制御装置を示す。尚、実施形態や各変形例1,2と同等のものについては、説明の便宜上、その実施形態や各変形例1,2と同じ符号を付して説明を省略する。
本変形例の油圧制御装置4は、前述した実施形態の油圧制御装置1又は変形例1の油圧制御装置2において、導電部材40を変形例2の導電部材140に置き換えると共に(図21及び図22)、電磁弁20と油圧回路体10又は接続体50(150)との間に、電磁弁20の誤組付け防止機構を設けたものに相当する。このため、この油圧制御装置4においては、貫通孔51の2つの挿通部51aの内の一方にのみ弁用接点41が配置される(図22)。
ここでは、実施形態の油圧制御装置1をベースにして誤組付け防止機構の説明を行うが、変形例1の油圧制御装置2がベースとなる場合でも、その説明と同じように誤組付け防止機構を構成することで同様の効果を得ることができる。
誤組付け防止機構は、電磁弁が設計通りの正規の組付け位置に組み付けられるときにのみ互いに係合し合うように形成及び配置された第1係合部と第2係合部とを備える。このため、この誤組付け防止機構は、電磁弁の誤組付けを防ぐことができるので、この電磁弁を設計通りの正規の組付け位置にのみ組み付けさせることができる。本変形例の油圧制御装置4においては、この誤組付け防止機構の第1係合部と第2係合部の構成に応じて、実施形態の油圧制御装置1における電磁弁20と油圧回路体10と接続体50を適宜別の形態のものに置き換える。
例えば、第1係合部は、電磁弁と油圧回路体又は接続体との内の一方に対して、突出させた状態の突出部として設ける。そして、第2係合部は、その内の他方に対して、電磁弁が設計通りの正規の組付け位置に組み付けられるときにのみ第1係合部の挿入が可能な溝部又は切欠き部又は貫通孔部として設ける。
この第1係合部と第2係合部は、誤組付け防止機能の専用のものとして設けてもよく、誤組付け防止機能とは別の機能のために設けられるものと併用させてもよい。以下においては、後者を具体例として挙げて説明する。
例えば、電磁弁と油圧回路体との間には、第1接続構造体60が設けられている。そして、その第1接続構造体60においては、突出部となる第1被接続具61と溝部となる第1接続具62とが互いに係合し合うものとして設けられている。このため、本変形例の油圧制御装置4では、この第1接続構造体60を誤組付け防止機構としても利用する。
第1接続構造体60が1つの場合には、正規の組付け位置以外で第1被接続具61が油圧回路体又は接続体に引っ掛かり、これによって電磁弁が油圧回路体及び接続体に対して組み付けられないように第1被接続具61と第1接続具62とを形成及び配置する。これにより、この第1接続構造体60は、誤組付け防止機構としても利用することができる。
一方、第1接続構造体60が複数の場合には、実施形態の油圧制御装置1のように、それぞれの第1接続構造体60が軸周りに略等間隔で配置されていると、電磁弁を正規の組付け位置から軸周りに回転させたとしても、正規の組付け位置とは異なる所定の位置で全ての第1被接続具61を各々の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入させることができる。このため、本変形例の油圧制御装置4では、このような複数の第1接続構造体60を誤組付け防止機構としても利用する場合、それぞれの第1接続構造体60の内の少なくとも1つについて、隣り合う一方の第1接続構造体60との軸周りの間隔(言うなれば弧長)を成す角度(所謂中心角)と隣り合う他方の第1接続構造体60との軸周りの間隔を成す角度とが異なる角度となるように配置する。これにより、この誤組付け防止機構は、電磁弁が軸周りにおける或る1つの特定の位置(正規の組付け位置)のときにだけ、全ての第1被接続具61を各々の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入させることができるので、電磁弁の誤組付けを防ぐことができる。
具体的に、本変形例の油圧制御装置4では、実施形態の油圧制御装置1において、電磁弁20を下記の電磁弁220に置き換える(図23)。その電磁弁220は、実施形態の電磁弁20において、誤組付け防止機構の第1係合部としての突出部を設けたものに相当する。この例示の電磁弁220では、それぞれの第1被接続具61の軸周りにおける配置について、それぞれの第1被接続具61の軸周りの一方の間隔を成す一方の角度(中心角)θ1が他方の間隔を成す他方の角度(中心角)θ2よりも小さくなるようにする。本変形例の油圧制御装置4では、そのそれぞれの第1被接続具61の位置に合わせて第1接続具62を配置する。その第1接続具62は、誤組付け防止機構の第2係合部としての溝部に相当する。
本変形例の第1接続具62は、実施形態の油圧制御装置1と同じように、油圧回路体110に設けている(図24)。その油圧回路体110は、実施形態の油圧回路体10において2つの第1接続具62の配置を変えたものに相当しており、その間の軸周りにおける間隔を成す一方の角度(中心角)θaをθ1に設定し、かつ、他方の角度(中心角)θbをθ2に設定する。
本変形例の油圧制御装置4は、そのような互いの中心角を変えて配置された第1接続構造体60を備えているので、電磁弁220を正規の組付け位置に組み付けようとしているならば、それぞれの第1被接続具61が各々の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入されて(図25)、電磁弁220が油圧回路体110及び接続体50に対して正しく組み付けられる。一方、この油圧制御装置4は、その正規の組付け位置に対して電磁弁220を180度ずらして組み付けようとしているならば、一方の第1被接続具61が一方の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入されようとしたとしても、他方の第1被接続具61が他方の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入されずに油圧回路体110の壁面に引っ掛かるので(図26)、電磁弁220を油圧回路体110及び接続体50に対して組み付けることができない。
このように、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置4)は、電磁弁220の誤組付けを防ぐことができるので、この電磁弁220が正規の組付け位置に組み付けられる。従って、この液圧制御装置(油圧制御装置4)は、電磁弁220に端子24が1つしか設けられていなかったとしても、その端子24の弁側接点24aを導電部材40の1箇所のみの弁用接点41に対して電気的に接続させることができる。よって、この液圧制御装置(油圧制御装置4)は、不使用となってしまう弁用接点41を設ける必要が無くなるので、原価の低減を図ることができる。更に、この液圧制御装置(油圧制御装置4)は、電磁弁220に端子24が2箇所に設けられている場合であっても、その内の一方の弁側接点24aを導電部材40の1箇所のみの弁用接点41に対して電気的に接続させることができる。
ところで、本変形例の油圧制御装置4においては、第3接続構造体80が設けられている。そして、その第3接続構造体80においては、突出部となる第3被接続具81と溝部となる第3接続具82とが互いに係合し合うものとして設けられている。このため、本変形例の油圧制御装置4では、図示しないが、この第3接続構造体80を誤組付け防止機構として利用することもできる。この場合には、第3接続構造体80が1つのみ設けられているのであれば、正規の組付け位置以外で第3被接続具81が油圧回路体又は接続体に引っ掛かり、これによって電磁弁が油圧回路体及び接続体に対して組み付けられないように第3被接続具81と第3接続具82とを形成及び配置する。一方、第3接続構造体80が複数の場合には、それぞれの第3接続構造体80の内の少なくとも1つについて、隣り合う一方の第3接続構造体80との軸周りの間隔(弧長)を成す角度(中心角)と隣り合う他方の第3接続構造体80との軸周りの間隔を成す角度とが異なる角度となるように配置する。本変形例の油圧制御装置4は、このように構成したとしても、先の例示と同様の効果を得ることができる。
また、先の例示では、2つの第1被接続具61と2つの第1接続具62とを各々同等の形状に形成しているので、2つの第1被接続具61の軸周りの間隔と2つの第1接続具62の軸周りの間隔とを一方が挟角(θ1、θa)となり、他方が鈍角(θ2、θb)となるように設定している。これに対して、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置4)は、図示しないが、2つの第1被接続具61の内の一方を他方とは異なる形状に形成すると共に、2つの第1接続具62の内の一方を他方とは異なる形状に形成し、第1被接続具61と第1接続具62との組み合わせが逆になったときにのみ第1被接続具61が第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入されないように設定してもよい。この場合には、2つの第1被接続具61を軸周りに180度ずらして配置し、かつ、2つの第1接続具62を軸周りに180度ずらして配置してもよい。その形状の異なる2つの第1被接続具61を備えた電磁弁を正規の組付け位置に組み付けようとしているときには、一方の第1被接続具61が一方の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入されると共に、他方の第1被接続具61が他方の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入されるので、この電磁弁が正しく組み付けられる。これに対して、この電磁弁を180度ずらして組み付けようとしているときには、例えば、一方の第1被接続具61の方が他方の第1被接続具61よりも体格が大きければ、その一方の第1被接続具61を他方の第1接続具62の軸線方向溝部62Aに挿入することができないので、この電磁弁の組付けが行えない。このように、本変形例の液圧制御装置(油圧制御装置4)は、互いに異なる形状の複数の第1被接続具61と互いに異なる形状の複数の第1接続具62とを設けることによっても、先の例示と同様の効果を得ることができる。この考え方は、第3接続構造体80(第3被接続具81と第3接続具82)で誤組付け防止機構を構成する際にも適用可能である。
また、誤組付け防止機構は、図示しないが、電磁弁を正規の組付け位置に対して軸周りにずらした際に、この電磁弁を軸線方向に挿入することはできるが、挿入後の電磁弁を軸周りに回転させることができないように第1係合部と第2係合部とを形成してもよい。本変形例の油圧制御装置4は、このように構成したとしても、先の例示と同様の効果を得ることができる。
また、誤組付け防止機構は、図示しないが、誤組付け防止の専用のものとして設けたものであってもよい。例えば、この誤組付け防止機構は、電磁弁から突出させた突出部としての第1係合部と、電磁弁が正規の組付け位置のときにだけ第1係合部が挿入される溝部としての第2係合部と、を備えており、電磁弁が正規の組付け位置以外のときに第1係合部が油圧回路体又は接続体に引っ掛かるように形成する。
1,2,3,4 油圧制御装置(液圧制御装置)
10,110 油圧回路体(液圧回路体)
12 油圧回路(液圧回路)
13 収容空間
20,120,220 電磁弁
23 収容体
24a 弁側接点
30 制御ユニット
40,140 導電部材
41 弁用接点
50,150,250 接続体
51,251 貫通孔
60 第1接続構造体
61 第1被接続具(第1係合部)
62 第1接続具(第2係合部)
70 第2接続構造体
71 第2被接続具
72 第2接続具
80 第3接続構造体
81 第3被接続具(第1係合部)
82 第3接続具(第2係合部)

Claims (7)

  1. 制御対象物の作動液を流動させる液圧回路及び前記液圧回路と外部とを連通させる円柱状の収容空間を有する液圧回路体の前記収容空間に対して、前記液圧回路における前記作動液の流量の調整が可能な電磁弁の円筒状又は円環状の収容体が中心軸の軸線方向に沿って挿入され且つ収容されているときに、前記軸線方向における前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第1接続構造体と、
    前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向に対する直交平面に沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第2接続構造体と、
    前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記中心軸の軸周りに沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対回転を禁止させる第3接続構造体と、
    前記液圧回路体に対しての相対移動が禁止される接続体と、
    を備え、
    前記第1接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第1被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する第1接続具と、を備え、
    前記第2接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第2被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第2被接続具の前記軸線方向に対する直交平面に沿った相対移動を禁止する第2接続具と、を備え、
    前記第3接続構造体は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第3被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第3被接続具を係止して、前記液圧回路体に対する前記電磁弁の前記中心軸の軸周りの相対回転を禁止させる第3接続具と、を備え、
    前記液圧回路体は、前記接続体よりも強度の高い高強度材料から成ることを特徴とした電磁弁の接続構造。
  2. 制御対象物の作動液を流動させる液圧回路及び前記液圧回路と外部とを連通させる円柱状の収容空間を有する液圧回路体の前記収容空間に対して、前記液圧回路における前記作動液の流量の調整が可能な電磁弁の円筒状又は円環状の収容体が中心軸の軸線方向に沿って挿入され且つ収容されているときに、前記軸線方向における前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる少なくとも2つの第1接続構造体と、
    前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向に対する直交平面に沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第2接続構造体と、
    前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記中心軸の軸周りに沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対回転を禁止させる少なくとも2つの第3接続構造体と、
    前記液圧回路体に対しての相対移動が禁止される接続体と、
    を備え、
    前記第1接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第1被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する第1接続具と、を備え、
    前記第2接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第2被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第2被接続具の前記軸線方向に対する直交平面に沿った相対移動を禁止する第2接続具と、を備え、
    前記第3接続構造体は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第3被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第3被接続具を係止して、前記液圧回路体に対する前記電磁弁の前記中心軸の軸周りの相対回転を禁止させる第3接続具と、を備え、
    前記液圧回路体は、前記接続体よりも強度の高い高強度材料から成ることを特徴とした電磁弁の接続構造。
  3. 前記第1被接続具は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の前記一方から突出させた突出部であり、
    前記第1接続具は、前記収容体の前記収容空間への収容動作に応じて前記第1被接続具を案内し、前記収容体の前記収容動作における前記中心軸の軸周りの回動動作の後に前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する溝部であることを特徴とした請求項1又は2に記載の電磁弁の接続構造。
  4. 前記第3被接続具は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の前記一方から突出させた突出部であり、
    前記第3接続具は、前記収容体の回動動作と共に前記第3被接続具で押動されながら前記第3被接続具を係止して、前記回動動作を停止させる係止部であることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の電磁弁の接続構造。
  5. 前記接続体は、前記液圧回路体の前記収容空間に重ね合わされ、かつ、前記電磁弁の前記収容体が挿通される貫通孔と、前記電磁弁及び前記電磁弁を駆動制御する制御ユニットを互いに電気的に接続させる導電部材を保持する保持部と、を有し、
    前記導電部材は、前記貫通孔に露出させた弁用接点を有し、
    前記電磁弁は、前記収容体の回動動作の停止時に前記弁用接点に当接する弁側接点を有することを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載の電磁弁の接続構造。
  6. 前記電磁弁と前記液圧回路体又は前記接続体との間に、前記電磁弁の誤組付けを防ぐ誤組付け防止機構を設け、
    前記誤組付け防止機構は、前記電磁弁が正規の組付け位置に組み付けられるときにのみ互いに係合し合うように形成及び配置された第1係合部と第2係合部とを備え、
    前記第1係合部は、前記電磁弁と前記液圧回路体又は前記接続体との内の一方に対して設け、
    前記第2係合部は、前記電磁弁と前記液圧回路体又は前記接続体との内の他方に対して設けることを特徴とした請求項1から5の内の何れか1つに記載の電磁弁の接続構造。
  7. 制御対象物の作動液を流動させる液圧回路、及び、前記液圧回路と外部とを連通させる円柱状の収容空間を有する液圧回路体と、
    前記液圧回路における前記作動液の流量を制御する制御ユニットと、
    円筒状又は円環状の収容体が中心軸の軸線方向に沿って前記収容空間に挿入され且つ収容された状態で前記液圧回路体に接続され、かつ、前記制御ユニットに駆動制御されることで前記液圧回路における前記作動液の流量を調整する電磁弁と、
    前記液圧回路体に対しての相対移動が禁止される接続体と、
    前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向における前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第1接続構造体と、
    前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記軸線方向に対する直交平面に沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対移動を禁止させる第2接続構造体と、
    前記収容体が前記収容空間に収容されているときに、前記中心軸の軸周りに沿った前記液圧回路体と前記電磁弁との間の相対回転を禁止させる第3接続構造体と、
    を備え、
    前記第1接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第1被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第1被接続具を前記軸線方向で係止する第1接続具と、を備え、
    前記第2接続構造体は、前記液圧回路体の前記収容空間を成す壁部及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第2被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第2被接続具の前記軸線方向に対する直交平面に沿った相対移動を禁止する第2接続具と、を備え、
    前記第3接続構造体は、前記接続体及び前記電磁弁の前記収容体の内の一方に設けた第3被接続具と、その内の他方に設け、前記収容体が前記収容空間に収容されているときに前記第3被接続具を係止して、前記液圧回路体に対する前記電磁弁の前記中心軸の軸周りの相対回転を禁止させる第3接続具と、を備え、
    前記液圧回路体は、前記接続体よりも強度の高い高強度材料から成ることを特徴とした液圧制御装置。
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