JP6479607B2 - 直流安定化電源装置 - Google Patents

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本発明は、一次側入力回路のスイッチングによりトランスに誘起した交流電力を二次側出力回路において一次・二次巻線逆極性のフライバック方式で整流平滑して直流出力を生成し、負荷に供給する電源装置であって、二次側出力回路におけるフィードバック回路で出力電圧に応じたフィードバック信号を生成し、そのフィードバック信号を一次側入力回路における出力電圧制御回路に対して伝達するようにした直流安定化電源装置に関する。
図4は特許文献1に記載された従来例の直流安定化電源装置の構成を示す回路図である。トランスT1の二次巻線と負荷10とを結ぶメインの二次側出力回路には、正の半波用のダイオードD1と負の半波用のダイオードD2を備えた整流回路1と、平滑コンデンサC1とチョークコイルL1とを備えた平滑回路2が接続されている。さらに追加で、正の半波用のダイオードD3と負の半波用のダイオードD4を備えた補助整流回路4と、平滑コンデンサC2とチョークコイルL1(兼用)からなる補助平滑回路5が接続されている。
整流回路1および平滑回路2にはケーブル9を介して負荷10が接続されているのに対して、補助整流回路4および補助平滑回路5には負荷10は接続されていない。整流回路1および平滑回路2は負荷10の状態変化に応じた直流電圧を出力するのに対して、補助整流回路4および補助平滑回路5は負荷10の状態変化に無関係に一定の直流電圧を出力する。これら両直流電圧の差分は負荷10の出力電流に比例する。
そこで、増幅回路6は、平滑回路2の出力電圧Vaと補助平滑回路5の直流電圧Vbとの差分をとり、その差分に増幅率A1を乗算した増幅電圧Vxを出力する。出力電圧Vaは出力端子の直前の電圧であって、ケーブル9のインピーダンスによる電圧降下を受けていない。加算回路32は、増幅電圧Vxと基準電圧Vrとの和の加算電圧Vyを演算し、差動アンプ30は出力電圧Vaから加算電圧Vyを差し引く。PWM駆動回路31はその差動電圧Vsに応じたパルス幅の駆動パルスでスイッチング素子Trを駆動する。
以上の結果、出力電流が変化しても出力端子に現れる直流電圧Vaは基準電圧Vrに一定制御される。出力電圧Vaは出力電流に比例して増加することから、増幅回路6の増幅率を出力電流の変化とケーブル9の電圧降下の変化に対応して設定しておくことにより、出力電流の増加に伴うラインドロップを補正している。補助整流回路4および補助平滑回路5には殆ど電流が流れないため、抵抗分による電圧降下がなく、電力損失が少ない。
特開平4−261358号公報
上記で説明した従来例の直流安定化電源装置にあっては、補助平滑回路5を平滑コンデンサC2とチョークコイルL1とで構成している。このチョークコイルL1は平滑回路2のものを兼用する。
しかし、このチョークコイルL1を要素とするゆえに、補助平滑回路5の直流電圧Vbのレベルが低いものに抑えられ、結果として、制御に用いることができる信号のレベルに限界が生じ、制御系がノイズの影響を受けやすいものとなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みて創作したものであり、電力損失を低減しつつ、制御用の信号レベルを大きくすることを通じて、制御系がノイズの影響を受けにくくすることを目的としている。
本発明は、次の手段を講じることにより上記の課題を解決する。
本発明による直流安定化電源装置は、
出力電圧制御回路で制御されるスイッチングにより交流電力をトランスに誘起する一次側入力回路と、
前記トランスに誘起された交流電力を一次・二次巻線逆極性のフライバック方式で整流平滑し負荷に直流出力を行う二次側出力回路と、
前記トランスの二次巻線に現れる二次側電圧を前記負荷に出力する出力電圧とは別に整流平滑して出力電流に応じた検出信号を生成出力する出力電流検出用の整流平滑回路と、
前記出力電流の増加に応じて前記出力電圧制御回路が前記出力電圧を上昇させるように前記検出信号に基づいて前記出力電圧を補正する出力電圧補正回路とを備え
前記二次側出力回路のホットラインとグランドラインとの間に接続された電圧分割回路を有し、その電圧分割点に現れる電圧に応じたフィードバック信号を生成し、そのフィードバック信号を前記出力電圧制御回路に対して伝達するフィードバック回路をさらに備え、
前記出力電圧補正回路は、前記出力電流の増加に応じて前記電圧分割点に現れる電圧を低下させることを特徴としている。
上記構成の本発明の直流安定化電源装置においては、出力電流検出用の整流平滑回路は二次側出力回路の整流平滑回路とは別に設けてあって、負荷と直接には繋がっておらず、負荷電流が流れない回路となっている。そのため、負荷電流に起因する電力損失を削減することができる。
加えて、二次側出力回路が接続されているのと同じトランスの二次巻線に出力電流検出用の整流平滑回路を接続しているので、二次側出力回路において負荷電流が増加するにつれてスイッチング制御用の信号のオンデューティが増加していく。
そして、二次側出力回路が、トランスに誘起された交流電力を一次・二次巻線逆極性のフライバック方式で整流平滑し直流出力を行うものとなっているので、一次側入力回路において出力電圧制御回路でスイッチングしたときに発生するサージ電圧(瞬間的に定常状態を超えて発生する大波電圧)が二次巻線に誘起する現象を利用して、出力電流検出用の整流平滑回路における平滑コンデンサに対してピーク充電が可能となり、出力電流検出信号の電圧レベルを大きなものとすることが可能である。その結果として、制御系はノイズに対する大きな耐性を確保し、直流安定化電源の制御動作を高精度に行わせることが可能となる。
この場合に、二次側出力回路において出力電流が増加(減少)すると、それに伴って出力電圧補正回路は出力電流検出信号の電圧レベルを上昇(降下)させ、連動して電圧分割回路の電圧分割点に現れる電圧を低下させる。フィードバック回路は電圧分割点の電圧に応じたフィードバック信号を出力電圧制御回路に与え、スイッチング制御用の信号のオンデューティが増加(減少)していく。その結果、出力電圧を安定化させること(ラインドロップの抑制)ができる。
上記の構成本発明の直流安定化電源装置において、前記出力電圧補正回路は、基準レベルに対する前記検出信号のレベルの反転増幅信号を生成する反転増幅器を有し、前記反転増幅器から前記反転増幅信号が前記電圧分割点に出力されるという好ましい態様がある。
本発明によれば、一次側入力回路のスイッチングで発生するサージ電圧を利用して、出力電流検出用の整流平滑回路における平滑コンデンサへのピーク充電を行って出力電流検出信号の電圧レベルを大きくしているので、制御系の耐ノイズ性能を向上させることができるとともに、制御系の回路に用いる部品を簡易なものにすることができる。本発明の直流安定化電源装置は特に高い電圧安定精度が要求される電源に有効である。
本発明の実施例における直流安定化電源装置の構成を示す回路図 本発明の実施例における直流安定化電源装置において得られた出力電流‐検出電圧の特性図 本発明の実施例における直流安定化電源装置による補正の前後の出力電流‐出力電圧の特性図 従来例の直流安定化電源装置の構成を示す回路図
以下、本発明にかかわる直流安定化電源装置の実施例を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例における直流安定化電源装置の構成を示す回路図である。図1において、100は一次側入力回路、200は二次側出力回路、300は一次側入力回路100と二次側出力回路200とを電気絶縁的に接続するトランス(パルス変成器)である。
30は一次側入力回路100における出力電圧制御回路である。二次側出力回路200の構成要素として、60はメインの整流平滑回路、70はフィードバック回路、75はフィードバック回路70における電分割回路、80は出力電流検出用の整流平滑回路、90は出力電圧補正回路である。
トランス300の二次巻線N2の一端はメインの整流平滑回路60が介装されたホットラインHLを通じてハイサイド側の直流出力端子T2pに接続され、二次巻線N2の他端はローサイド側の直流出力端子T2nに接続されてグランドラインGLを形成している。一次側入力回路100は、出力電圧制御回路30で制御されるスイッチング素子Q21のスイッチングにより交流電力をトランス300に誘起する機能を有している。
二次側出力回路200は、トランス300に誘起された交流電力を一次・二次巻線逆極性のフライバック方式で整流平滑し、ハイサイド側の直流出力端子T2pとローサイドの直流出力端子T2nとの間に接続される負荷(図示せず)に対して直流出力を行う機能を有している。
トランス300は、その一次巻線N1に誘起された交流電力を電気絶縁的に二次巻線N2に伝搬する機能を有する。出力電圧制御回路30は、MOSFET(金属酸化物半導体による電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子Q21の高周波スイッチング動作を制御する機能を有している。
メインの整流平滑回路60は、整流用のダイオードD21,D22と平滑コンデンサC21を有し、トランス300の二次巻線N2に現れる二次側電圧を整流平滑して、ホットラインHLとグランドラインGLとの間で負荷に対する出力電圧を生成する機能を有している。
整流用のダイオードD21,D22は互いに並列接続され、そのアノード共通接続点が二次巻線N2の一端に接続され、カソード共通接続点が直流出力端子T2pに接続されている。平滑コンデンサC21はホットラインHLとグランドラインGLの間に接続されている。
フィードバック回路70における電分割回路75は、一対の抵抗分割用の抵抗素子R21,R22をホットラインHLとグランドラインGLとの間で直列に接続することにより構成されている。フィードバック回路70は、前記電分割回路75と抵抗素子R23,R24とシャントレギュレータSR21とフォトカプラPCにおけるLED(発光ダイオード)などの発光素子LEを有している。
抵抗素子R23、抵抗素子R24、シャントレギュレータSR21の直列回路がホットラインHLとグランドラインGLとの間に接続され、抵抗素子R24の両端間に発光素子LEが接続されている。また、シャントレギュレータSR21のリファレンス端子が電分割回路75における電分割点(抵抗素子R21と抵抗素子R22の接続ノード)に接続されている。
出力電流検出用の整流平滑回路80は、整流用のダイオードD23と平滑コンデンサC22を有し、トランス300の二次巻線N2に現れる二次側電圧を整流平滑して、出力電流に応じた検出信号S80を生成出力するように構成されている。整流用のダイオードD23は、そのアノードが二次巻線N2の一端に接続され、カソードとグランドラインGLの間に平滑コンデンサC22が接続されている。この出力電流検出用の整流平滑回路80は負荷とは直接には接続されていない。
出力電圧補正回路90は、抵抗素子R25,R26,R27,R28,R29,R30とシャントレギュレータSR22とオペアンプからなる反転増幅器OP21を有している。抵抗素子R25と抵抗素子R26の直列回路が出力電流検出用の整流平滑回路80における整流用のダイオードD23と平滑コンデンサC22の接続点とグランドラインGLとの間に接続されている。
シャントレギュレータSR22は、そのアノードがグランドラインGLに接続され、そのカソードとリファレンス端子とが共通接続された上で、抵抗素子R27を介してホットラインHLおよび反転増幅器OP21の非反転入力端子(+)に接続されている。反転増幅器OP21の反転入力端子(−)は抵抗素子R28を介して抵抗素子R25と抵抗素子R26の接続点に接続されている。この反転増幅器OP21の出力端子は帰還用の抵抗素子R29を介して反転入力端子(−)に接続されているとともに、抵抗素子R30を介して電分割回路75における電分割点に接続されている。
出力電圧補正回路90において、出力電流検出用の整流平滑回路80が生成する出力電流検出信号S80の電流が抵抗素子R25と抵抗素子R26の直列回路に流れ、検出電圧V26として抵抗素子R26の両端間に発現する。
反転増幅器OP21は、シャントレギュレータSR22が出力する基準レベルVrefに
対する検出電圧V26の差分を反転増幅した上でフィードバック回路70における電分割回路75の電分割点に与える。
フィードバック回路70は、電分割回路75の電分割点に現れる電圧に応じたフィードバック信号(光信号)S70を生成し、そのフィードバック信号S70を出力電圧制御回路30に対して非接触式に伝達する。PTはフォトカプラPCにおけるフォトトランジスタなどの受光素子である。
次に、上記のように構成された直流安定化電源装置の動作を説明する。
一次側入力回路100において、出力電圧制御回路30によるスイッチング素子Q21のスイッチング動作によってトランス300の二次巻線N2に誘起された交流電圧はメインの整流平滑回路60の整流平滑によって直流電圧に変換され、ホットラインHLを介してハイサイドの出力端子T2pより負荷に供給される。
このとき、ハイサイドの出力端子T2pから負荷に流れ込む出力電流の変化を監視しながら、一次側入力回路100の出力電圧制御回路30にフィードバック制御をかけるに当たり、二次側出力回路200におけるホットラインHLやグランドラインGLには出力電流検出用の抵抗素子は介挿されていない点が特徴となっている。すなわち、出力電流の検出は出力電流検出用の整流平滑回路80および出力電圧補正回路90によってなされる。
出力電圧補正回路90において、シャントレギュレータSR22のリファレンス端子に対してホットラインHLの電圧が抵抗素子R27を介して印加される。この印加電圧がシャントレギュレータSR22の内部で生成される基準レベルVrefを超えるときはカソードからアノードに流れる電流が増加し、逆に、印加電圧が基準レベルVrefを下回るときは電流が減少することから、シャントレギュレータSR22が反転増幅器OP21の非反転入力端子(+)に出力する基準レベルVrefは一定に保持される。すなわち、ここではシャントレギュレータSR22は安定した基準レベルVrefを生成するために設けられている。
出力電流検出用の整流平滑回路80が負荷への出力電流に対応した出力電流検出信号S80を出力電圧補正回路90に出力すると、出力電圧補正回路90における抵抗素子R26の両端に現れる検出電圧V26は出力電流に対応したものとなる。つまり、ホットラインHLに出力電流検出用の抵抗素子(シャント抵抗)を介挿することなく、出力電流の検出を行っている。
二次側出力回路200において出力電流が増加すると、それに伴って検出電圧V26が上昇し、連動して反転増幅信号S90(基準レベルVrefに対する検出電圧V26の差分信号)の電圧レベルが低下し、電分割回路75の抵抗素子R21から流れ出す電流の一部を抵抗素子R30へ引き抜く電流量が増加する。
その結果、抵抗素子R22の電圧降下が減少し、フィードバック回路70におけるシャントレギュレータSR21のリファレンス端子電圧が低下するため、シャントレギュレータSR21に流れる電流が減少する。すると、抵抗素子R24の両端電圧が低下してフォトカプラPCにおける発光素子LEの発光量によるフィードバック信号S70のレベルが低下する。
その結果として、一次側入力回路100における出力電圧制御回路30はスイッチング素子Q21に対するPWM制御のオンデューティを増加させる。すると、二次側出力回路200の出力電圧が上昇することになる。すなわち、二次側出力回路200の出力電流が増加したときには、出力電流検出用の整流平滑回路80、出力電圧補正回路90、フィードバック回路70および出力電圧制御回路30の動作により、出力電圧を上昇させるフィードバック制御が行われる。
上記とは逆に、二次側出力回路200において出力電流が減少すると、それに伴って検出電圧V26が低下し、連動して反転増幅信号S90の電圧レベルが上昇し、電分割回路75の抵抗素子R21から流れ出す電流の一部を抵抗素子R30へ引き抜く電流量が減少する。その結果、抵抗素子R22の電圧降下が増加し、フィードバック回路70におけるシャントレギュレータSR21のリファレンス端子電圧が上昇するため、シャントレギュレータSR21に流れる電流が増加する。すると、抵抗素子R24の両端電圧が上昇してフォトカプラPCにおける発光素子LEによるフィードバック信号S70のレベルが上昇する。
その結果として、出力電圧制御回路30はスイッチング素子Q21に対するPWM制御のオンデューティを減少させる。すると、二次側出力回路200の出力電圧が低下することになる。すなわち、二次側出力回路200の出力電流が減少したときには、出力電流検出用の整流平滑回路80、出力電圧補正回路90、フィードバック回路70および出力電圧制御回路30の動作により、出力電圧を低下させるフィードバック制御が行われる。
以上の制御動作により出力電圧を規定レベルに正確に保って安定化させることができる。そしてこの場合に、ホットラインHLやグランドラインGLに出力電流検出用の抵抗素子を介挿していないので、電力損失は小さいものとなっている。
図2に本発明実施例の直流安定化電源装置において得られた出力電流‐検出電圧特性を示す。出力電流が増加するにつれて検出電圧も増加している。出力電流が一定値以上の範囲では、検出電圧は出力電流にほぼ比例している。
検出電圧の上昇は、出力電圧制御回路30による一次側入力回路100のスイッチング時に発生するサージ電圧がトランス300の二次巻線N2に誘起され、出力電流検出用の整流平滑回路80における平滑コンデンサC22に対してピーク充電が可能となっていることと、フィードバック回路70による出力電圧安定化のためにオンデューティが広がることとによる。その出力電流による検出電圧の上昇を出力電圧の補正に利用している。
図3は補正の前後の出力電流‐出力電圧特性を示す。破線は補正前のラインドロップが生じているときの特性曲線を示し、実線は補正によってラインドロップを抑制したときの特性曲線を示す。
補正前において、出力電圧の最大値は24.74[V]、最小値は24.56[V]で、ラインドロップである差分が0.18[V]である。補正後では、出力電圧の最大値は24.80[V]、最小値は24.73[V]で、ラインドロップである差分が0.07[V]である。本発明実施例での補正により、ラインドロップが0.18[V]から0.07[V]へと約40パーセントに抑制されている。
従来例でメイン回路に挿入しているチョークコイルが本発明実施例では存在しないことから高周波成分の発生が心配される。しかし、この高周波成分については、反転増幅器OP21の反転入力端子(−)とグランドラインGLとの間にセラミックコンデンサCC等を挿入することにより、高周波成分を効果的に除去することができる。
従来例では整流回路1、補助整流回路4のそれぞれに正の半波用のダイオードと負の半波用のダイオードとの2つの整流用のダイオードが必要であったのに対して、本発明の実施例では整流用のダイオードは1つですむという利点もある。
本発明は、特に高い電圧安定精度が要求される直流安定化電源装置に関して、制御系の耐ノイズ性能を向上させるとともに、制御系の回路に用いる部品を簡易化する技術として有用である。
30 出力電圧制御回路
70 フィードバック回路
75 電分割回路
80 出力電流検出用の整流平滑回路
90 出力電圧補正回路
100 一次側入力回路
200 二次側出力回路
300 トランス
N2 二次巻線
HL ホットライン
GL グランドライン
OP21 反転増幅器
S70 フィードバック信号
S80 出力電流検出信号
S90 反転増幅信号

Claims (2)

  1. 出力電圧制御回路で制御されるスイッチングにより交流電力をトランスに誘起する一次側入力回路と、
    前記トランスに誘起された交流電力を一次・二次巻線逆極性のフライバック方式で整流平滑し負荷に直流出力を行う二次側出力回路と、
    前記トランスの二次巻線に現れる二次側電圧を前記負荷に出力する出力電圧とは別に整流平滑して出力電流に応じた検出信号を生成出力する出力電流検出用の整流平滑回路と、
    前記出力電流の増加に応じて前記出力電圧制御回路が前記出力電圧を上昇させるように前記検出信号に基づいて前記出力電圧を補正する出力電圧補正回路とを備え
    前記二次側出力回路のホットラインとグランドラインとの間に接続された電圧分割回路を有し、その電圧分割点に現れる電圧に応じたフィードバック信号を生成し、そのフィードバック信号を前記出力電圧制御回路に対して伝達するフィードバック回路をさらに備え、
    前記出力電圧補正回路は、前記出力電流の増加に応じて前記電圧分割点に現れる電圧を低下させることを特徴とする直流安定化電源装置。
  2. 前記出力電圧補正回路は、基準レベルに対する前記検出信号のレベルの反転増幅信号を生成する反転増幅器を有し、前記反転増幅器から前記反転増幅信号が前記電圧分割点に出力されることを特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源装置。
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