JP6478094B2 - 携帯端末、切り替え方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
携帯端末1は、CPU10、ROM11、RAM12、複数の入力部401(第1入力部21、第2入力部22、第3入力部23)、複数のセンサ402(第1センサ13、第2センサ14、第3センサ15)、スピーカ16、タッチパネル17、キー18、マイク30、及びディスプレイ19を含んで構成され、これらはバス20で接続される。ROM11、RAM12は記憶装置の例示である。
RAM12には、上述した各種プログラムや、画像データまたは音声データなどの各種データなどが展開される。また、RAM12は、CPU10のワーク領域として用いられる。
なお、複数の入力部401の各々がカメラの場合、複数の入力部401の各々には、カメラで撮像した被写体像が入力され、被写体像を示す画像データが生成されて情報として得ることができる。また、本実施形態の場合、各々のカメラの撮像方向は異なる。例えば、第1入力部21は、ディスプレイ19側の携帯端末1の上部に備えられたカメラであり、ディスプレイ19の正面方向の被写体を撮像する。第2入力部22は、携帯端末1の背面上部に設けられたカメラであり、携帯端末1の背面方向の被写体を撮像する。
このように、本実施形態において複数のセンサ402の各々は近接を検出するが、入力部に接触する場合には、当然にセンサ402に近接することとなるため、複数のセンサ402の各々は接触する操作も検出できることとなる。従って、本実施形態おいて近接と接触の両方を検出できることとなる。近接するユーザ操作の検出には、例えば検出体の電気的な容量の変化を捉える方式を用いることができる。
以上説明した構成に、さらに携帯電話回線や無線LANと無線通信を行う通信部を設けるようにしてもよい。次に、上述したハードウェア構成を備える携帯端末の各実施形態について説明する。
携帯端末1は、第1近接/接触検出部113、第2近接/接触検出部114、第3近接/接触検出部115、第1入力部21、第2入力部22、第3入力部23、切り替え制御部105、制御部107、記憶部106、操作部108、表示部109、音声入力部110、及び音声出力部111で構成される。
制御部107はCPU10(図1)を含み、携帯端末1全体を制御する。切り替え制御部105は、制御部107の指示により、制御部107が処理を実行する情報を得る第1入力部21、第2入力部22、第3入力部23のうちのいずれかの入力部を、一つの入力部(例えば第1入力部21)から他の入力部(例えば第2入力部22)に切り替える。
第1近接/接触検出部113、第2近接/接触検出部114、第3近接/接触検出部115は、それぞれ第1センサ13、第2センサ14、第3センサ15に対応し、近接または接触を検出する。
第1の実施形態は、携帯端末1が、一例としてカメラ機能付きの携帯電話端末であって、複数の入力部401(図1)を複数のカメラとした形態である。上述した図2において、第1の実施形態の構成に、第1入力部21、第2入力部22、及び第3入力部23のうち、背面カメラとしての第1入力部21、前面カメラとしての第2入力部22が含まれ、第3入力部23は含まれない。さらに、第1の実施の形態の構成に、第1近接/接触検出部113、第2近接/接触検出部114、及び第3近接/接触検出部115のうち、背面近接/接触検出部としての第1近接/接触検出部113、前面近接/接触検出部としての第2近接/接触検出部114が含まれ、第3近接/接触検出部115は含まれない。
本実施形態において、制御部107は、複数の入力部401のうち、一の入力部により得られた画像データに対して、当該画像データが示す画像を表示部109に表示する処理を実行する。
本実施形態において、表示部109に表示されている画像を撮像しているカメラを「有効なカメラ」と表現する。例えば、表示部109に背面カメラにより撮像された画像が表示されている場合には、有効なカメラは背面カメラとなる。
図3に示されるように、携帯端末1の表示部109には、背面カメラとしての第1入力部21により撮像された画像(ビルと樹木)が表示されている(図3の左側の図)。この状態で、第1入力部21に指を近接または接触させると(図3の中央の図)、切り替え制御部105の複数のセンサ402のうちの第1近接/接触検出部113(背面近接/接触検出部)がこの近接または接触を検出し、他のカメラである前面カメラとしての第2入力部22により撮像された画像(ユーザの像)が表示部109に表示される(図3の右側の図)。こうして有効なカメラが切り替わることとなる。
この図4に示されるフローチャートは、ユーザの操作によりカメラアプリケーション(以下、「カメラアプリ」という)の実行が指示された際に実行される処理を示している。
図4において、カメラアプリを起動し(ステップS101)、有効なカメラに対応するその近傍への検出部による近接または接触の検出を開始する(ステップS102)。次いで、検出部により近接または接触が検出されると(ステップS103でYES)、現在撮像しているカメラとは異なる他のカメラに有効なカメラを切り替える(ステップS104)。そして、近接または接触を検出する検出部を、有効となったカメラに対応する検出部に切り替えて(ステップS105)、ステップS102に戻る。
第1の実施形態によれば、例えばユーザの指の携帯端末1の所定箇所への単なる接近または接触により、有効なカメラの切り替えを簡便に行うことができる。
図5は、第1の実施形態に係る他の処理を示すフローチャートを示す図である。
この図5に示されるフローチャートは、ユーザの操作によりカメラアプリの実行が指示された際に実行される処理を示している。
図5において、カメラアプリを起動する(ステップS201)。そして、予め定められた時間を計測するために、時間の計測を開始し(ステップS202)、この予め定められた時間が経過したか否か判定する(ステップS203)。予め定められた時間が経過した場合には(ステップS203でYES)、本処理を終了する。
このように、切り替えが行われる時間を予め定められた時間のみとすることで、誤動作を防止できるので、ユーザの操作性を向上させることができる。なお、予め定められた時間は、ユーザにより設定可能な時間にしてもよいし、記憶部106に予め記憶されている時間にしてもよい。
この場合、例えば有効なカメラが背面カメラであるときは、背面近接/接触検出部ではなく前面近接/接触検出部が近接または接触を検出した際に、有効なカメラが前面カメラに切り替わることとなる。
第2の実施形態を実現するための携帯端末1の構成は、第1の実施形態で説明した構成と実質的に同じである。第2の実施形態では、近接または接触が検出されている状態が予め定められた時間だけ継続した場合に、有効なカメラを切り替える。
この図6に示されるフローチャートは、ユーザの操作によりカメラアプリの実行が指示された際に実行される処理を示している。
図6において、カメラアプリを起動する(ステップS301)。次いで、検出部により有効なカメラに対応するその近傍へのユーザの近接または接触が検出されたか否か判定する(ステップS302)。
また、第2の実施形態では、1回切り替わるとそれ以降切り替えを行わないようなっているが、2回以上の予め定められた回数または何回でも切り替えを行うようにしてもよい。
第3の実施形態では、携帯端末1は、一例としてICレコーダであって、第1、第2の実施形態のカメラに代えて、マイクを用いた実施形態となっており、マイクに入力された音声を録音する機能を実施する。また、携帯端末1には、2つのマイクと、各々に対応するセンサとしての検出部が設けられている。
この図7に示されるフローチャートは、ユーザの操作により録音開始が指示された際に実行される処理を示している。
図7において、ユーザの指示により録音を開始すると(ステップS401)、有効なマイクに対応する検出部による近接または接触の検出を開始する(ステップS402)。次いで、検出部により近接または接近が検出されると(ステップS403でYES)、現在録音しているマイクとは異なる他のマイクに有効なマイクを切り替える(ステップS404)。また、近接または接触を検出する検出部を、有効となったマイクに対応する検出部に切り替えて(ステップS405)、ステップS402に戻る。
第3の実施形態によれば、例えばユーザの指の携帯端末1の所定箇所への単なる接近または接触により、有効なマイクの切り替えを簡便に行うことができる。
図8は、第3の実施形態に係る他の処理を示すフローチャートを示す図である。
この図8に示されるフローチャートは、ユーザの操作により録音開始が指示された際に実行される処理を示している。
一方、予め定められた時間が経過していない場合には(ステップS503でNO)、有効なマイクに対応する検出部により近接または接触が検出されたか否か判定する(ステップS504)。
この場合、例えば有効なマイクが背面マイクであるときは、背面近接/接触検出部ではなく前面近接/接触検出部が近接または接触を検出した際に、有効なマイクが前面マイクに切り替わることとなる。
第4の実施形態は、携帯端末1が、一例としてカメラ機能付きの携帯電話端末であって、入力部としてのカメラが3つ設けられ、各々に対応してセンサとしての検出部が3つ設けられた形態となっている。従って、第4の実施形態の構成に、背面カメラとしての第1入力部21(図2)、前面カメラとしての第2入力部22(図2)、側面カメラとしての第3入力部23(図2)が含まれる。また、第4の実施形態の構成に、背面近接/接触検出部としての第1近接/接触検出部113(図2)、前面近接/接触検出部としての第2近接/接触検出部114(図2)、側面近接/接触検出部としての第3近接/接触検出部115(図2)を含む。
上述した構成において、本実施形態では、近接または接触が検出された検出部に対応するカメラに有効なカメラを切り替えるとともに、2つ以上の検出部が同時に近接または接触を検出した場合には、予め定められたカメラを有効なカメラとして切り替える。
この図9に示されるフローチャートは、ユーザの操作によりカメラアプリの実行が指示された際に実行される処理を示している。
次いで、有効なカメラに対応しないカメラの近傍に位置する検出部により近接または接触が検出されると(ステップS603でYES)、有効なカメラに対応しない検出部で同時に近接または接触が検出されたか否かさらに判定する(ステップS604)。
一方、有効なカメラに対応しない検出部で同時に近接または接触が検出された場合には(ステップS604でYES)、予め定められたカメラに有効なカメラを切り替える(ステップS606)。
次いで、近接または接触を検出する検出部を、有効なカメラに対応しない検出部に切り替えて(ステップS607)、ステップS602に戻る。
また、3つのカメラの場合を例にしたが、第4の実施形態に示された処理は、4つ以上のカメラの場合にも適用することができる。更に、カメラをマイクに置き換えてもよい。
(1)複数の入力部のうち少なくとも一の入力部に対応して設けられ、対応する前記入力部への近接または接触を検出する検出部と、前記検出部により近接または接触が検出された場合には、処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替える切り替え部とを有することを特徴とする携帯端末。
(2)前記切り替え部は、予め定められた時間が経過する間に、前記検出部により近接または接触が検出された場合に、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替えることを特徴とする(1)記載の携帯端末。
(3)前記切り替え部は、前記検出部による近接または接触が検出されてから、物体が検出された状態が予め定められた時間が継続した場合に、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替えることを特徴とする(1)記載の携帯端末。
(4)前記切り替え部は、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部に対応する前記検出部以外の2つ以上の前記検出部により、同時に物体が検出された場合には、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から予め定められた前記入力部に切り替えることを特徴とする(1)記載の携帯端末。
(5)前記入力部はカメラであり、前記処理実行部は、前記携帯端末に設けられた表示部に前記カメラで撮像することにより得られた画像データを示す画像を表示する処理を実行することを特徴とする(1)から(4)のいずれか1項に記載の携帯端末。
(6)前記入力部はマイクであり、前記処理実行部は、前記携帯端末に設けられた記憶部に前記マイクにより得られた音声データを記憶する処理を実行することを特徴とする(1)から(4)のいずれか1項に記載の携帯端末。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
13 第1センサ(検出部)、14 第2センサ(検出部)、
15 第3センサ(検出部)、21 第1入力部(入力部)、
22 第2入力部(入力部)、23 第3入力部(入力部)、
105 切り替え制御部(切り替え部)、106 記憶部、
107 制御部(処理実行部)、109 表示部、401 複数の入力部(入力部)、
402 複数のセンサ(検出部)
Claims (7)
- 複数の入力部のうち少なくとも一の入力部に対応して設けられ、対応する前記入力部への近接または接触を検出する検出部と、
前記検出部により近接または接触が検出された場合には、処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替える切り替え部と、
を備え、
前記切り替え部は、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部に対応する前記検出部以外の2つ以上の前記検出部により、同時に物体が検出された場合には、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から予め定められた前記入力部に切り替える、
携帯端末。 - 前記切り替え部は、予め定められた時間が経過する間に、前記検出部により近接または接触が検出された場合に、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替える、
請求項1記載の携帯端末。 - 前記切り替え部は、前記検出部による近接または接触が検出されてから、物体が検出された状態が予め定められた時間が継続した場合に、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替える、
請求項1記載の携帯端末。 - 前記入力部はカメラであり、前記処理実行部は、前記携帯端末に設けられた表示部に前記カメラで撮像することにより得られた画像データを示す画像を表示する処理を実行する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の携帯端末。 - 複数の入力部のうち少なくとも一の入力部に対応して設けられ、対応する前記入力部への近接または接触を検出する検出部と、
前記検出部により近接または接触が検出された場合には、処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替える切り替え部と、
を備え、
前記切り替え部は、前記入力部の切り替えに応じて、一の前記検出部から他の前記検出部に切り替える、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯端末。 - 処理実行部と、複数の入力部のうち少なくとも一の入力部に対応して設けられ、対応する前記入力部への近接または接触を検出する検出部を備える携帯端末のコンピュータが、
前記検出部により近接または接触が検出された場合には、処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替える切り替え過程と、
を有し、
前記切り替え過程において、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部に対応する前記検出部以外の2つ以上の前記検出部により、同時に物体が検出された場合には、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から予め定められた前記入力部に切り替える、
切り替え方法。 - 処理実行部と、複数の入力部のうち少なくとも一の入力部に対応して設けられ、対応する前記入力部への近接または接触を検出する検出部を備える携帯端末のコンピュータが、
前記検出部により近接または接触が検出された場合には、処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から他の前記入力部に切り替える切り替えステップ、
を実行し、
前記切り替えステップにおいて、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部に対応する前記検出部以外の2つ以上の前記検出部により、同時に物体が検出された場合には、前記処理実行部が処理を実行する情報を得る前記入力部を、前記一の入力部から予め定められた前記入力部に切り替える、
プログラム。
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