JP6476831B2 - 視差演算システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

視差演算システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は視差演算システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来より、ステレオカメラ等の複数の撮像部を用いて撮影された撮影画像(ステレオ画像)に含まれるオブジェクトについて、視差演算を行うことで該オブジェクトまでの距離を算出する測距技術が知られている。
当該測距技術により得られた視差画像を用いれば、例えば、走行する車両前方の障害物までの距離を検出することができる。
しかしながら、視差演算されるステレオ画像には、通常、テクスチャの少ない領域や飽和した領域、黒つぶれした領域等が含まれる。そして、このような領域の場合、ステレオ画像間のマッチング精度を確保することが困難となるため、視差演算の精度が著しく低下することとなる。このため、上記測距技術の分野においては、ステレオ画像内にテクスチャの少ない領域や飽和した領域、黒つぶれした領域等が含まれていた場合であっても、視差演算を精度よく行えるようにすることが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の撮像部を用いて撮影された撮影画像における視差演算の精度を向上させることを目的とする。
本発明の実施形態に係る情報処理装置は、以下のような構成を有する。すなわち、
複数の撮像部により撮影された撮影画像に基づいて視差画像を生成する情報処理装置であって、
前記複数の撮像部の撮影方向に向かって照射された電磁波の反射波から得られる前記電磁波の照射位置までの距離情報を、前記撮影画像を構成する第1の画像内の前記電磁波の照射位置の第1の画素と関連付ける手段と、
前記第1の画素に関連付けられた前記距離情報と前記複数の撮像部の配置に関する情報とに基づいて、前記撮影画像を構成する第2の画像内の各画素のうち、前記第1の画素に対応する位置の第2の画素における視差を求め、求めた視差における伝播パラメータを起点としてデンスアルゴリズムを用いて、前記第2の画像内の各画素の伝播パラメータを順次求めることで、前記第2の画像内の各画素について、前記第1の画像内の対応する画素に対するずれ量に応じたエネルギ値を求める手段と、
前記第2の画像内の各画素について求めたエネルギ値の、前記ずれ量の変化に対する変化に基づいて、前記第2の画像内の各画素の視差を求める手段とを有することを特徴とする。
本発明の各実施形態によれば、複数の撮像部を用いて撮影された撮影画像における視差演算の精度を向上させることが可能となる。
実施形態に係る視差演算システムの構成を示す図である。 実施形態に係る視差演算システムの適用例を示す図である。 視差演算システムを構成するレーザレーダ測距部によるレーザ光の照射範囲を示す図である。 視差演算システムを構成するステレオ画像演算部によるステレオ画像の撮影範囲を示す図である。 レーザレーダ測距部によるレーザ光の照射位置とステレオ画像の画素位置との関係を説明するための図である。 レーザレーダ測距部の機能構成を示す図である。 ステレオ画像演算部の機能構成を示す図である。 ステレオ画像演算部を構成するコスト計算部におけるコスト計算処理を説明するための図である。 ステレオ画像演算部を構成するコスト計算部におけるコスト計算処理を説明するための図である。 ステレオ画像内の所定の画素の視差とSADとの関係を説明するための図である。 デンスアルゴリズムを用いて伝播パラメータを算出する処理を模式的に示した図である。 デンスアルゴリズムの具体例を示す図である。 エネルギ計算部において計算されたエネルギ値と視差との関係について説明するための図である。 エネルギ計算部におけるエネルギ計算処理の流れを示すフローチャートである。 視差計算部における視差計算処理の流れを示すフローチャートである。 ステレオ画像演算部の他の機能構成を示す図である。 レーザ光の照射位置とステレオ画像の画素位置との関係を説明するための図である。 ステレオ画像演算部を構成する視差計算部における視差計算処理の概要を説明するための図である。 視差計算部における視差計算処理の流れを示すフローチャートである。 ステレオ画像演算部の他の機能構成を示す図である。 ステレオ画像演算部を構成する情報埋め込み部における情報埋め込み処理の概要を説明するための図である。 情報埋め込み部における情報埋め込み処理の流れを示すフローチャートである。 ステレオ画像演算部の他の機能構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<1.視差演算システムの全体構成>
はじめに、本実施形態に係る視差演算システムの全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る視差演算システム100の構成を示す図である。図1に示すように、視差演算システム100は、レーザレーダ測距部110と、ステレオ画像演算部120とを備える。
レーザレーダ測距部110は、ステレオ画像演算部120を構成するステレオカメラによりステレオ画像を撮影する場合の撮影方向に向かってレーザ光を照射し、その反射光を受光することで、レーザ光の反射位置までの距離データを測定する。レーザレーダ測距部110により測定された距離データは、受光タイミングに関する情報とともに、距離情報としてステレオ画像演算部120に入力される。
ステレオ画像演算部120は、ステレオカメラを備え、該ステレオカメラにより所定のフレーム周期で撮影されたステレオ画像に基づいて、視差画像を算出する。なお、視差画像の算出に際して、ステレオ画像演算部120では、距離情報に含まれる受光タイミングに関する情報に基づいて、フレームを特定する。更に、距離情報に含まれる距離データを、ステレオ画像の当該フレームにおけるレーザ光の照射位置に対応する画素に関連付ける。そして、当該画素に関連付けられた距離データ(距離データに基づいて算出された値)を視差画像の算出に利用する。
このように、視差画像の算出において、レーザレーダ測距部110において測定された距離データを利用することにより、視差演算の精度を向上させることができる。
なお、ステレオ画像演算部120において算出された視差画像は、例えば、自動車の前方の路面上における車両の有無や、人の有無等を検出するのに有効である。一方で、路面等のように、テクスチャの少ない領域の場合、視差演算の精度が低下する。このため、ステレオ画像演算部120では、レーザレーダ測距部110において測定された距離データを視差画像の算出に利用している。
<視差演算システムの適用例>
次に、視差演算システム100の適用例について説明する。図2は、視差演算システム100を自動車に適用した例を示す図である。図2の例では、自動車200のフロントウィンドウの内側中央位置に、レーザレーダ測距部110とステレオ画像演算部120とが設置されている。なお、レーザレーダ測距部110とステレオ画像演算部120はいずれも前方方向に向かって設置されており、レーザレーダ測距部110は、ステレオ画像演算部120を構成するステレオカメラ(2台の撮像部)の間に配置されるものとする。
<レーザレーダ測距部の照射範囲>
次に、レーザレーダ測距部110によるレーザ光の照射範囲について説明する。図3は、レーザレーダ測距部110によるレーザ光の照射範囲を示す図である。図3(a)は、自動車200を上方から見た様子を、図3(b)は、自動車200を側方から見た様子をそれぞれ示している。
図3(a)に示すように、レーザレーダ測距部110では、レーザ光を自動車200の進行方向の前方に向かって直線的に照射する。なお、自動車200を上方から見た場合のレーザ光の旋回方向の照射角度は、自動車200の進行方向を0度と定義した場合、0度に固定されている。
また、図3(b)に示すように、レーザレーダ測距部110では、レーザ光を自動車200の前方の路面部分に向かって照射する。具体的には、レーザレーダ測距部110の設置位置を基準として、距離D1から距離D2までの範囲を照射する。
つまり、レーザレーダ測距部110は、レーザ光の照射方向を、仰角方向に回転させることができるよう構成されている。これにより、レーザレーダ測距部110の設置位置を基準として、距離D1から距離D2までの範囲の路面を照射範囲として照射することができる。
<ステレオ画像演算部の撮影範囲>
次に、ステレオ画像演算部120によるステレオ画像の撮影範囲について説明する。図4は、ステレオ画像演算部120によるステレオ画像の撮影範囲を説明するための図である。図4(a)は、自動車200を上方から見た様子を示している。図4(a)に示すように、ステレオ画像演算部120では、ステレオカメラが自動車200の進行方向の前方に向かって設置されており、進行方向の画像(路面から空までの画像)を撮影する。
図4(b−1)と図4(b−2)は、ステレオカメラにおいて撮影されたステレオ画像1フレーム分を示している。このうち、図4(b−1)は、ステレオ画像演算部120のステレオカメラを構成する撮像部のうち、左側に設置された撮像部により撮影された撮影画像1フレーム分を示している。また、図4(b−2)は、ステレオ画像演算部120のステレオカメラを構成する撮像部のうち、右側に設置された撮像部により撮影された撮影画像1フレーム分を示している。
左側に設置された撮像部と右側に設置された撮像部とは、互いに、所定の間隔を介して平行に設置されている。このため、図4(b−1)に示す撮影画像410と図4(b−2)に示す撮影画像420とでは、撮影画像内のオブジェクトの位置が、左右方向にずれることとなる。
ステレオ画像演算部120では、撮影画像410、420内の各オブジェクトを構成する各画素のずれ量(以下では視差と称す)を算出することで、視差画像を生成し出力する。
<レーザ光の照射位置とステレオ画像の画素位置との関係>
次に、レーザレーダ測距部110によるレーザ光の照射位置とステレオ画像演算部120により撮影されたステレオ画像(基準画像)の画素位置との関係について説明する。図5は、レーザ光の照射位置とステレオ画像(基準画像)の画素位置との関係を説明するための図である。
上述したように、レーザレーダ測距部110は、ステレオ画像演算部120のステレオカメラ(2台の撮像部)の間において旋回角度=0°に固定して設置されており、かつ、仰角方向に回転可能に設置されている。
このため、撮影画像420上においてレーザ光の照射範囲は、照射範囲520に示す領域となる。つまり、撮影画像420の予め定められた位置の画素が、レーザ光の照射範囲に対応する位置の画素となる。
本実施形態では、このうち、(Px1,Py1)の画素、(Px1,Py2)の画素、(Px1,Py3)の画素、(Px1,Py4)の画素が、距離データが測定された位置に対応しているものとする。このため、これらの画素に対しては、レーザレーダ測距部110において測定された距離データを関連付けることができる。
撮影画像420の例では、(Px1,Py1)の画素に距離データLDを、(Px1,Py2)の画素に距離データLDを、(Px1,Py3)の画素に距離データLDを、(Px1,Py4)の画素に距離データLDを、それぞれ関連付けるものとする。
なお、撮影画像420の画素(Px1,Py1)、(Px1,Py2)、(Px1,Py3)、(Px1,Py4)について、距離データLD〜LDが関連付けられることで、当該画素と当該画素に対応する撮影画像410上の画素との視差を算出することができる。具体的には、撮影画像410の画素(Px1,Py1)の視差は、距離データLDと、ステレオカメラ間の距離(既知)とに基づいて算出される。
同様に、撮影画像410の画素(Px1,Py2)の視差は、距離データLDと、ステレオカメラ間の距離(既知)とに基づいて算出される。また、撮影画像410の画素(Px1,Py3)の視差は、距離データLDと、ステレオカメラ間の距離(既知)とに基づいて算出される。更に、撮影画像410の画素(Px1,Py4)の視差は、距離データLDと、ステレオカメラ間の距離(既知)とに基づいて算出される。
<レーザレーダ測距部の機能構成>
次に、レーザレーダ測距部110の機能構成について説明する。図6は、レーザレーダ測距部110の機能構成を示す図である。
レーザレーダ測距部110では、信号処理部601からの指示に基づいて、仰角方向スキャンドライブユニット602が、仰角方向スキャンミラー604を仰角方向に回転させるためのモータ603を駆動する。これにより、仰角方向スキャンミラー604は、仰角方向に回転する。
また、レーザレーダ測距部110では、信号処理部601からの指示に基づいて、レーザドライバ609が駆動し、レーザ出力部608からレーザ光が出力される。このとき、レーザ光の出力タイミングは、時間間隔カウンタ607に一時的に保持される。レーザ出力部608から出力されたレーザ光は、仰角方向スキャンミラー604を介して、外部に出力されるため、所定の照射範囲を照射することとなる。
外部に出力されたレーザ光は、路面上の照射位置において反射し、その反射光が仰角方向スキャンミラー604を介して、レーザ受光部605において受光される。レーザ受光部605は、垂直方向に配列された複数のフォトディテクタ(PD:Photo Detector)を有しており、レーザ光はいずれかのフォトディテクタで受光され電気信号に変換される。
変換された電気信号は、信号増幅器606において増幅され、時間間隔カウンタ607に入力される。時間間隔カウンタ607では、レーザ出力部608より出力されたレーザ光の出力タイミングと、レーザ受光部605において受光された反射光の受光タイミングとに基づいて、時間間隔を算出する。
時間間隔カウンタ607において算出された時間間隔は、信号処理部601において距離データに変換され、受光タイミングを示す情報とともに、距離情報として、ステレオ画像演算部120に送信される。
<ステレオ画像演算部の機能構成>
次に、ステレオ画像演算部120の機能構成について説明する。図7は、ステレオ画像演算部120の機能構成を示す図である。
図7に示すように、ステレオ画像演算部120は、撮像部710と、撮像部720と、視差演算部(情報処理装置)730とを備える。撮像部710及び撮像部720はステレオカメラを構成する。なお、本実施形態において、撮像部710により撮影される撮影画像は比較画像として用い、撮像部720により撮影される撮影画像は基準画像として用いることとする。
視差演算部730は、更に、コスト計算部731と、エネルギ計算部732と、視差計算部733とを備える。以下、視差演算部730を構成する、コスト計算部731、エネルギ計算部732、視差計算部733についての詳細を説明する。なお、以下に説明するコスト計算部731、エネルギ計算部732、視差計算部733は、専用の電子回路を用いて実現してもよい。あるいは、各部を実現するためのプログラムがCPU(コンピュータ)によって実行されることで実現されてもよい。
<コスト計算部の説明>
コスト計算部731は、コスト計算処理を行う。具体的には、撮像部710により撮影された撮影画像(比較画像)と、撮像部720により撮影された撮影画像(基準画像)とを取得し、両者を比較することにより、撮影画像(比較画像)を構成する各画素のコストC(p,d)を算出する。
コストとは、ステレオ画像を構成する2つの撮影画像(比較画像、基準画像)のうち、一方の撮影画像(比較画像)を左右方向にシフトさせた際の他方の撮影画像(基準画像)との一致度を示す指標である。コストの一例としては、SAD(Sum of Absolute Differences)が挙げられる。ただし、コストはSADに限られず、例えば、SSD(Sum of Squared Differences)、NCC(Normalized Cross-Correlation)等であってもよい。
図8及び図9を用いて具体的に説明する。図8は、撮像部710により撮影された撮影画像410と撮像部720により撮影された撮影画像420とからなるステレオ画像における、注目画素p=(Px3,Py5)のコストとして、SADを算出する例を示した図である。
図8に示すように、撮影画像410と撮影画像420とでは、撮影位置が異なるため、撮影画像上の同じ位置の注目画素p=(Px3,Py5)であっても、同じオブジェクトを指し示すことはなく、左右方向にずれた位置を指し示すことになる。
このため、ブロックサイズを1×1画素とした場合のSADである、撮影画像410上の注目画素p=(Px3,Py5)の輝度値と、撮影画像420上の注目画素p=(Px3,Py5)の輝度値との差分値は、大きな値となる。
ここで、比較画像である撮影画像410上の注目画素pを1画素分、右方向にシフトさせる。つまり、視差d=1としたときのSADを算出する。具体的には、撮影画像410上の注目画素p=(Px3+1,Py5)の輝度値と、撮影画像420上の注目画素p=(Px3,Py5)の輝度値との差分値(SAD)を算出する。なお、図8の例では、d=1の場合も、SADは大きな値となる。
以下、同様に、d=2、3、・・・と変化させていき、それぞれにおいてSADを算出する。図8の例では、d=3の場合に、撮影画像420の注目画素p=(Px3,Py5)が指し示すオブジェクトと撮影画像410の注目画素p=(Px3+3,Py5)が指し示すオブジェクトとが同じとなる。このため、d=3とした場合のSADは、d=3とした場合以外のSADと比べて小さくなる。
図10(a)は、注目画素p=(Px3,Py5)について、横軸に視差dをとり、縦軸にSADをとった場合の視差dに対するSADの変化を示したグラフ(視差−SADグラフ)である。図10(a)に示すように、注目画素p=(Px3,Py5)の場合、d=3において、SADが小さくなるため、視差d=3であると認識することができる。
一方、図9は、撮像部710により撮影された撮影画像410と撮像部720により撮影された撮影画像420とからなるステレオ画像における、注目画素p=(Px4,Py6)のコストとして、SADを算出する例を示した図である。
図8と同様に、撮影画像410と撮影画像420とでは、撮影位置が異なるため、撮影画像上の同じ位置の注目画素p=(Px4,Py6)であっても、同じオブジェクトを指し示すことはなく、左右方向にずれた位置を指し示すことになる。
このため、ブロックサイズを1×1画素とした場合のSADである、撮影画像410上の注目画素p=(Px4,Py6)の輝度値と、撮影画像420上の注目画素p=(Px4,Py6)の輝度値との差分値は、大きな値となる。
そして、図8と同様に、比較画像である撮影画像410上の注目画素pを1画素分、右方向にシフトさせる。つまり、視差d=1としたときのSADを算出する。具体的には、撮影画像410上の注目画素p=(Px4+1,Py6)の輝度値と、撮影画像420上の注目画素p=(Px4,Py6)の輝度値との差分値(SAD)を算出する。なお、図9の例では、d=1の場合も、SADは大きな値となる。
以下、同様に、d=2、3、・・・と変化させていき、それぞれにおいてSADを算出する。図9の例では、d=3の場合に、撮影画像420の注目画素p=(Px4,Py6)が指し示すオブジェクトと撮影画像410の注目画素p=(Px4+3,Py6)が指し示すオブジェクトとが同じとなる。しかしながら、図9の例では、当該オブジェクトが路面であり、もともと、テクスチャが少ない。このため、SADの変化も小さい。
図10(b)は、注目画素p=(Px4,Py6)について、横軸に視差dをとり、縦軸にSADをとった場合の視差dに対するSADの変化を示したグラフ(視差−SADグラフ)である。図10(b)に示すように、注目画素p=(Px4,Py6)の場合、視差dの変化に対するSADの変化が小さいため、視差を抽出することができない。
このように、コスト計算部731によるコスト計算処理だけでは、視差を特定することができない画素が生じえるため、視差演算部730のエネルギ計算部732では、視差を顕在化させるためにエネルギ計算処理を行う。
<エネルギ計算部の説明>
エネルギ計算部732では、デンスアルゴリズムと称されるアルゴリズムを用いて、伝播パラメータLを算出し、当該伝播パラメータLを用いて注目画素pのエネルギ値S(p,d)を算出するエネルギ計算処理を行う。
そこで、以下では、当該エネルギ計算処理のうち、まず、デンスアルゴリズムを用いて伝播パラメータLを算出する処理について説明する。図11は、デンスアルゴリズムを用いて伝播パラメータLを算出する処理を模式的に示した図である。
図11の例では、注目画素pである画素1100に対して、4方向の伝播パラメータLを求める場合を示している。具体的には、画素1100に対して、矢印1111方向の伝播パラメータLと、矢印1112方向の伝播パラメータLと、矢印1113方向の伝播パラメータLと、矢印1114方向の伝播パラメータLとを求める場合を示している。なお、画素1100に対して求める伝播パラメータの方向(r)は、4方向に限定されるものではなく、例えば、8方向であっても、あるいは2方向であってもよい。
図11に示すように、矢印1111方向の伝播パラメータLは、下式により求めることができる。
Figure 0006476831
ただし、pは画素1100の座標を、dは視差を表している。このように、伝播パラメータL(p,d)は、画素1100のコストC(p,d)と、画素1100の左側1画素に位置する画素の各視差(d−1〜d+1)での伝播パラメータとによって算出することができる。つまり、矢印1111方向の伝播パラメータは、左方向から右方向へと順次伝播パラメータが算出されていくことになる。なお、左方向から右方向へと伝播パラメータを伝播させていく際の伝播間隔は、1画素に限定されるものではない。つまり、画素1100の左側a画素に位置する画素の各視差での伝播パラメータを用いて、伝播パラメータL(p,d)を算出するように構成してもよい。
同様に、矢印1112方向の伝播パラメータLは、上方向から下方向へと順次算出されていくことになる。また、矢印1113方向の伝播パラメータLは、右方向から左方向へと順次算出され、矢印1114方向の伝播パラメータLは、下方向から上方向へと順次算出されていくことになる。
つづいて、エネルギ計算処理のうち、当該伝播パラメータLを用いて注目画素pのエネルギ値S(p,d)を算出する処理について説明する。
上記のようにして、各画素について算出された各方向からの伝播パラメータに基づいて、エネルギ計算部732では、各画素のエネルギ値S(p,d)を下式により算出する。
Figure 0006476831
図11の例では、S(p,d)=L(p,d)+L(p,d)+L(p,d)+L(p,d)により算出することができる。
<デンスアルゴリズムにおける距離データの利用>
次に、上述したデンスアルゴリズムの具体例について説明し、レーザレーダ測距部110より送信された距離データのデンスアルゴリズムへの適用について説明する。
図12は、伝播パラメータL(p,d)から伝播パラメータL(p+1,d)を求めるデンスアルゴリズムの具体例を示す図である。図12において、画素1220は、撮影画像420の注目画素p=(Px4,Py6)であるとする。
一方、画素1210は、撮影画像410の注目画素p=(Px4,Py6)であるとする。また、画素1211〜1214は、それぞれ画素1210の視差d=1〜4のときの画素であるとする。
ここで、撮影画像420の画素1220は、レーザレーダ測距部110により、当該画素が指し示すオブジェクトまでの距離データが測定されている画素であるとする(つまり、画素1220には、距離データが関連付けられているものとする)。画素1220が指し示すオブジェクトまでの距離データが測定されている場合、撮像部710と撮像部720との間の距離が既知であるとすると、画素1220に対応する撮影画像410上の画素の視差を算出することができる。
図12の例では、距離データが関連付けられた画素1220に対応する撮影画像410の画素1210は、視差d=4であるとする。つまり、撮影画像410の画素1214が、距離データが関連付けられている撮影画像420上の画素と同じ位置を指し示す画素であるとする。
この場合、撮影画像420の画素1220の輝度値と撮影画像410の画素1214の輝度値とは同一であることから、画素1214の伝播パラメータL(p,4)=0となる。
画素1214の伝播パラメータL(p,4)=0の場合、画素1213の伝播パラメータL(p,3)は、C(p,3)+0となる。つまり、画素1213の伝播パラメータL(p,3)は、画素1213の輝度値と画素1220の輝度値との差分値に基づいて算出することができる。
同様に、画素1212の伝播パラメータL(p,2)は、C(p,2)+0となり、画素1212の伝播パラメータL(p,2)は、画素1212の輝度値と画素1220の輝度値との差分値に基づいて算出することができる。
同様に、画素1211の伝播パラメータL(p,1)、画素1210の伝播パラメータL(p,0)も、画素1211の輝度値と画素1220の輝度値との差分値、及び画素1210の輝度値と画素1220の輝度値との差分値に基づいて算出することができる。つまり、撮影画像410内の各画素と撮影画像420内の各画素との類似度に基づいて、撮影画像410の画素1210〜1214の伝播パラメータL(p,0)〜L(p,4)を算出することができる。
このようにして、撮影画像410の画素1210〜1214の伝播パラメータL(p,0)〜L(p,4)が算出されると、続いて、画素1223の伝播パラメータL(p+1,d)を算出することができる。
具体的には、伝播パラメータL(p+1,3)=C(p+1,3)+min{L(p,3),L(p,2)+P,L(p,4)+P}となる。ここで、P1は定数であり、L(p,4)=0である。また、L(p,3)、L(p,2)は、上述したとおり、C(p,3)、C(p,2)に等しい。
以下、同様の処理を繰り返すことにより、画素1222、1221、・・・についての伝播パラメータを求めていくことができ、撮影画像410上のすべての画素について、伝播パラメータを算出することができる。
つまり、エネルギ計算部732では、レーザレーダ測距部110より送信された距離データに基づいて、当該距離データが関連付けられた、基準画像である撮影画像420上の画素に対応する、比較画像である撮影画像410上の画素の視差dを算出する。そして、当該距離データが関連付けられた画素に対応する画素の視差dにおける伝播パラメータL(p,d)=0とおいたうえで、当該伝播パラメータを起点として、順次、当該画素以外の他の画素の伝播パラメータを算出していく。
このように、エネルギ計算部732では、伝播パラメータを算出する際の起点となる画素として、レーザレーダ測距部110により測定された距離データが関連付けられている画素に対応する画素を用いる。そして、当該画素の視差dにおける伝播パラメータを0とおくことで、当該画素の視差dにおける伝播パラメータを起点として順次算出される他の画素の伝播パラメータの精度も向上し、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
<エネルギ値と視差との関係>
次に、エネルギ計算部732において計算されたエネルギ値S(p,d)と視差との関係について説明する。図13は、エネルギ計算部732において計算されたエネルギ値と視差との関係について説明するための図である。
図13では、画素1301について、4方向の伝播パラメータL〜Lを、視差=0〜10の範囲でそれぞれ算出した例を示している。4方向の伝播パラメータL〜Lは、それぞれの視差ごとに足しあわされることで、それぞれの視差におけるエネルギ値S(p,0)〜S(p,10)が算出される。
視差−エネルギグラフ1311に示すように、画素1301について算出したエネルギ値S(p,0)〜S(p,10)を、横軸を視差としてグラフ化すると、エネルギ値S(p)は、所定の視差において、急峻に低下することとなる。
以上の説明から明らかなように、路面などのテクスチャの小さい画像に対して、SADを算出した場合には、視差dの変化に対してSADの変化が小さかったところ、エネルギ値S(p)を算出した場合には、視差dの変化に対する変化が大きくなる。つまり、視差を精度よく算出することが可能となる。
なお、同様の処理を、他の画素1302、1303、・・・についても行い、エネルギ値S(p)を算出することで、それぞれの画素において、視差を精度よく算出することができる。
<エネルギ計算処理の流れ>
次に、エネルギ計算部732におけるエネルギ計算処理の流れについて説明する。図14は、エネルギ計算部732におけるエネルギ計算処理の流れを示すフローチャートである。コスト計算部731によるコスト計算処理が完了すると、エネルギ計算部732では、図14に示すエネルギ計算処理を開始する。なお、図14に示すエネルギ計算処理は、ステレオ画像1フレームごとに実行されるものとする(図14の例では、1フレーム分のステレオ画像についてのエネルギ計算処理について記載している)。
ステップS1401では、複数フレームのステレオ画像のうち、処理対象のフレームに対応する距離データをレーザレーダ測距部110より取得する。
ステップS1402では、処理対象のフレーム内の基準画像の各画素のうち、当該距離データが関連付けられている画素を特定する。更に、特定した画素に対応する比較画像の画素について、距離データと、撮像部710と撮像部720との間の既知の距離とに基づいて、視差dを算出する。
ステップS1403では、当該距離データが関連付けられている画素に対応する比較画像上の画素の視差dにおける伝播パラメータを算出する。
ステップS1404では、カウンタrに1を代入する(なお、カウンタr=1は、4方向の伝播パラメータのうち、図11の矢印1111に対応する方向の伝播パラメータであることを表す)。
ステップS1405では、ステップS1403において算出された伝播パラメータを起点として、デンスアルゴリズムを用いて、すべての画素の伝播パラメータL(p,d)を算出する。
ステップS1406では、r≧4であるか否かを判定し、r≧4でなければ、ステップS1407に進み、カウンタrをインクリメントしたのち、ステップS1405に戻る。ステップS1405では、ステップS1403において算出された伝播パラメータを起点として、デンスアルゴリズムを用いて他の画素の伝播パラメータL(p,d)を算出する。
以下、同様に、伝播パラメータL(p,d)、L(p,d)を算出し、4方向の伝播パラメータについて算出が完了したと判断された場合には、ステップS1408に進む。ステップS1408では、各画素において4方向の伝播パラメータL(p,d)〜L(p,d)について、視差ごとに足し合わせることで、各視差におけるエネルギ値S(p)を算出する(視差−エネルギグラフを生成する)。
<視差計算部の説明>
次に、視差計算部733について説明する。図15は、視差計算部733における視差計算処理の流れを示すフローチャートである。エネルギ計算部732によるエネルギ計算処理が完了すると、視差計算部733では、図15に示す視差計算処理を開始する。なお、図15に示す視差計算処理は、ステレオ画像1フレームごとに実行されるものとする(図15の例では、1フレーム分のステレオ画像に含まれる比較画像についての視差計算処理について記載している)。
ステップS1501では、画素カウンタpに1を代入し、ステップS1502では、比較画像の画素pにおける視差−エネルギグラフを読み出す。上述したように、エネルギ計算部732では、比較画像の各画素について視差−エネルギグラフを算出しており、ステップS1502では、そのうちの注目画素pにおける視差―エネルギグラフを読み出す。
ステップS1503では、読み出した視差−エネルギグラフにおいて所定の閾値以下である最下点を算出し、視差D(p)として抽出する。ステップS1504では、処理対象のフレーム内の画素すべてについて視差D(p)を抽出したか否かを判定する。
ステップS1504において、視差D(p)を抽出していない画素があると判定した場合には、ステップS1502に戻る。一方、すべての画素について、視差D(p)を抽出したと判定した場合には、ステップS1505において、当該抽出した視差D(p)に基づいて当該フレームの視差画像を生成し、出力する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る視差演算システムでは、レーザ光により距離データを測定するレーザレーダ測距部110と、視差画像を算出するステレオ画像演算部120とを組み合わせるとともに、各部を以下のように構成した。
・ステレオカメラを構成する撮像部710、720により撮影されるステレオ画像と同期して、レーザレーダ測距部110では、所定の照射範囲について、距離データを測定するように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、レーザレーダ測距部110より取得した距離データを、対応するステレオ画像(基準画像)のフレーム内の画素と関連付けるように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、距離データが関連付けられた画素に対応する比較画像上の画素について、当該距離データと、ステレオカメラ間の既知の距離とに基づいて、視差を算出するように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、距離データが関連付けられた画素に対応する比較画像上の画素の視差dにおける伝播パラメータを起点として、デンスアルゴリズムを用いてフレーム内の他の画素の伝播パラメータを順次算出するように構成した。
このように、伝播パラメータを算出する際の起点として、レーザレーダ測距部110により測定された距離データが関連付けられた画素に対応する画素の視差dにおける伝播パラメータを用いることで、他の画素について正確な伝播パラメータを求めることができる。つまり、当該伝播パラメータを起点として順次算出される他の画素の伝播パラメータの精度を向上させることが可能となる。この結果、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、レーザレーダ測距部110において測定された距離データを、エネルギ計算部732において利用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、レーザレーダ測距部110において測定された距離データを、視差計算部733において視差計算処理を行う際に利用するように構成してもよい。以下、本実施形態の詳細について説明する。なお、以下では、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
<ステレオ画像演算部の機能構成>
はじめに、本実施形態に係る視差演算システム100におけるステレオ画像演算部120の機能構成について説明する。図16は、本実施形態に係る視差演算システム100におけるステレオ画像演算部120の機能構成を示す図である。
図7に示すステレオ画像演算部120の機能構成との相違点は、レーザレーダ測距部110により送信された距離情報が、視差計算部733に取り込まれている点である。なお、本実施形態に係る視差演算システム100では、レーザレーダ測距部110が旋回方向スキャンミラーを有しており、旋回方向における複数角度(例えば、3角度)に対して、レーザ光を照射できるように構成されているものとする。
このため、レーザレーダ測距部110により送信される距離情報には、3方向分の距離情報が含まれていることになる。
<レーザ光の照射位置とステレオ画像の画素位置との関係>
次に、本実施形態に係る視差演算システム100における、レーザ光の照射位置とステレオ画像の画素位置との関係について説明する。図17は、本実施形態に係る視差演算システム100における、レーザ光の照射位置とステレオ画像の画素位置との関係を説明するための図である。上述したように、本実施形態に係る視差演算システム100では、レーザレーダ測距部110は、ステレオ画像演算部120のステレオカメラの間において旋回可能に配置されており、仰角方向において所定の照射範囲を動作する。
このため、撮影画像420上の複数角度の所定の位置の画素が、レーザ光の照射位置に対応する。参照番号1711〜1713は、撮影画像420上のレーザ光の照射範囲を示している。
このうち、(Px11,Py1)の画素、(Px12,Py2)の画素、(Px13,Py3)の画素、(Px14,Py4)の画素が、照射範囲1711において距離データが測定された位置に対応している。このため、これらの画素は、レーザレーダ測距部110において測定された距離データと関連付けられている。
撮影画像420の例では、(Px11,Py1)の画素に距離データLD11が、(Px12,Py2)の画素に距離データLD12がそれぞれ関連付けられている。更に、(Px13、Py3)の画素に距離データLD13が、(Px14,Py4)の画素に距離データLD14が、それぞれ関連付けられている。
同様に、(Px2,Py1)の画素、(Px2,Py2)の画素、(Px2,Py3)の画素、(Px2,Py4)の画素が、照射範囲1712において距離データが測定された位置に対応している。このため、(Px2,Py1)の画素に距離データLD21が、(Px2,Py2)の画素に距離データLD22が、(Px2,Py3)の画素に距離データLD23が、(Px2,Py4)の画素に距離データLD24が、それぞれ関連付けられている。
同様に、(Px31,Py1)の画素、(Px32,Py2)の画素、(Px33,Py3)の画素、(Px34,Py4)の画素が、照射範囲1713において距離データが測定された位置に対応している。このため、(Px31,Py1)の画素に距離データLD31が、(Px31,Py2)の画素に距離データLD32が、(Px31,Py3)の画素に距離データLD33が、(Px31,Py4)の画素に距離データLD34が、それぞれ関連付けられている。
なお、ステレオカメラを構成する撮像部710と撮像部720との間の距離は既知であることから、関連付けられた画素では、距離データLD11〜LD34に基づいて、視差をそれぞれ正確に算出することができる。
<視差計算部の説明>
次に、視差計算部733における視差計算処理の概要について説明する。図18は、視差計算部733における視差計算処理の概要について説明するための図である。図18は、撮影画像410の一部の領域であって、距離データが関連付けられた撮影画像420上の画素に対応する画素を含む領域を示している。図18において、ハッチングされた画素は、距離データが関連付けられた撮影画像420上の画素に対応する撮影画像410上の画素であることを示している。つまり、ハッチングされた画素は、距離データに基づいて視差が算出された画素である。
一方、画素1801及び画素1802は、それぞれ、エネルギ計算部732において視差が抽出できなかった画素であるとする。具体的には、エネルギ計算部732において算出されたそれぞれの画素におけるエネルギ値S(p)が、視差の変化に対して、大きな変化を示さず、所定の閾値以下の最下点が存在しなかったとする。
視差計算部733では、このような画素について、距離データに基づいて算出された視差を用いて補間する(つまり、距離データに基づいて視差が算出された画素が、当該画素以外の画素の視差を、当該画素の視差を用いて補間する)。例えば、画素1801は、視差が算出された画素(Px2,Py3)と画素(Px2,Py2)との間であって、画素(Px2,Py3)から1画素離れ、画素(Px2,Py2)から2画素離れた位置にある。
ここで、画素(Px2,Py3)について、距離データD23から算出された視差をd23、画素(Px2,Py2)について、距離データD22から算出された視差をd22とする。この場合、視差計算部733では、画素1801の視差を下式に基づいて算出する。
画素1801の視差=d23×2/3+d22×1/3
また、画素1802は、視差が算出された画素(Px32,Py2)、画素(Px33,Py3)に隣接している。
ここで、画素(Px32,Py3)について、距離データD32から算出された視差をd32、画素(Px33,Py3)について、距離データD33から算出された視差をd33とする。この場合、視差計算部733では、画素1802の視差を下式に基づいて算出する。
画素1802の視差=d32×3/4+d33×1/4
このように、視差計算部733では、エネルギ計算部732において視差が算出できなかった画素について、当該画素近傍の画素であって、距離データに基づいて視差が算出されている画素を用いて視差を算出する。また、距離データに基づいて視差が算出されている画素を用いるにあたっては、当該画素と、エネルギ計算部732において視差が算出できなかった画素との距離に応じた重み付けを行う。
これにより、撮影画像410のフレーム内の画素すべてについて視差を算出することが可能となる。つまり、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
<視差計算部における視差計算処理>
次に、視差計算部733における視差計算処理の流れについて説明する。図19は、視差計算部733における視差計算処理の流れを示すフローチャートである。上記第1の実施形態と同様、エネルギ計算部732によるエネルギ計算処理が完了すると、視差計算部733では、図19に示す視差計算処理を開始する。なお、図19に示す視差計算処理は、ステレオ画像1フレームごとに実行されるものとする(図19の例では、1フレーム分のステレオ画像についての視差計算処理について記載している)。
ステップS1901では、エネルギ計算部732において算出された比較画像の各画素の視差を読み込む。ステップS1902では、読み込まれた各画素のうち、視差が計算されていない画素があるか否かを判定する。ステップS1902において、視差が計算されていない画素がないと判定された場合には、ステップS1907に進む。
一方、視差が計算されていない画素があると判定された場合には、ステップS1903に進む。ステップS1903では、視差が計算されていない画素近傍の画素であって、距離データに基づいて視差が算出されている画素を読み込む。
更に、ステップS1904では、視差が算出されている画素と、視差が算出されていない画素との間の距離に応じて、重み付け係数を算出する。ステップS1905では、ステップS1903において読み込まれた画素の視差と、ステップS1904において算出された重み付け係数とを積和算することにより、エネルギ計算部732において視差が計算されていなかった画素の視差を算出する。
ステップS1906では、処理対象のフレーム内のすべての画素について視差を算出したか否かを判定する。ステップS1906において、視差を算出していない画素があると判定した場合には、ステップS1903に戻る。
一方、ステップS1906において、処理対象のフレーム内のすべての画素について視差を算出したと判定した場合には、ステップS1907に進む。ステップS1907では、算出した視差に基づいて、視差画像を生成し出力する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る視差演算システムでは、レーザ光により距離データを測定するレーザレーダ測距部110と、視差画像を算出するステレオ画像演算部120とを組み合わせるとともに、各部を以下のように構成した。
・ステレオカメラを構成する撮像部710、720により撮影されるステレオ画像と同期して、レーザレーダ測距部110では、旋回方向の複数角度で、所定の照射範囲について、距離データを測定するように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、レーザレーダ測距部110より取得した距離データを、対応するステレオ画像(基準画像)のフレーム内の画素と関連付けるように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、距離データが関連付けられた画素に対応する比較画像上の画素について、当該距離データと、ステレオカメラ間の既知の距離とに基づいて、視差を算出するように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、ステレオ画像に基づいて視差を算出したフレーム内の各画素のうち、視差を算出できなかった画素がある場合に、距離データを用いて視差が算出されている画素を用いて、当該画素の視差を算出するように構成した。
このように、レーザレーダ測距部110において測定された距離データに基づいて算出される視差を用いて、ステレオ画像に基づいて算出される視差を補間するため、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、レーザレーダ測距部110において測定された距離データを、エネルギ計算部732において利用する場合について説明し、上記第2の実施形態では、視差計算部733において利用する場合について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、距離データが関連付けられた基準画像上の画素の輝度、及び当該画素に対応する比較画像上の画素から視差dの位置にある画素の輝度値を所定値に変更することで、ステレオ画像を加工するように構成してもよい。ステレオ画像のうち、テクスチャの少ない領域の画素を加工することで、視差を算出しやすくすることができるからである。以下、本実施形態の詳細について説明する。なお、以下では、上記第1及び第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
<ステレオ画像演算部の機能構成>
はじめに、本実施形態に係る視差演算システム100におけるステレオ画像演算部120の機能構成について説明する。図20は、本実施形態に係る視差演算システム100におけるステレオ画像演算部120の機能構成を示す図である。
図7に示すステレオ画像演算部120の機能構成との相違点は、レーザレーダ測距部110により送信された距離情報が、情報埋め込み部2001に取り込まれている点である。
ここで、情報埋め込み部2001では、撮像部720において撮影された撮影画像420の各画素のうち、レーザレーダ測距部110より送信された距離データが関連付けられた画素を抽出する。更に、抽出した画素に対応する撮影画像410上の各画素から視差dの位置にある画素を抽出する。
そして、撮影画像410及び420それぞれから抽出した画素であって、相互に対応する画素どうしの輝度値を、所定値に変更する。具体的には、エネルギ計算部においてエネルギ値S(p)を算出した際に、視差の変化に対するエネルギ値S(p)の変化が大きくなるように、輝度値を変更する。つまり、抽出した画素の周辺の平均輝度値と大きく異なる輝度値に変更する。
これにより、テクスチャの小さい領域においても、抽出した画素について、視差を確実に算出することが可能となり、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
<情報埋め込み部の説明>
次に、情報埋め込み部2001における情報埋め込み処理の概要について説明する。図21は、情報埋め込み部2001における情報埋め込み処理の概要を説明するための図である。
図21(a)の撮影画像420において、レーザ光の照射範囲520内の、(Px1,Py1)の画素、(Px1,Py2)の画素、(Px1,Py3)の画素、(Px1,Py4)の画素には、距離データが関連付けられているものとする。
ここで、(Px1,Py1)の画素に関連付けられた距離データLDに基づいて算出される視差をd、(Px1,Py2)の画素に関連付けられた距離データLDに基づいて算出される視差をdとする。また、(Px1,Py3)の画素に関連付けられた距離データLDに基づいて算出される視差をd、(Px1,Py4)の画素に関連付けられた距離データLDに基づいて算出される視差をdとする。
この場合、撮影画像420上の各画素(Px1,Py1)、(Px1,Py2)、(Px1,Py3)、(Px1,Py4)が指し示すオブジェクトと同じオブジェクトを指し示す撮影画像410上の画素は、以下のとおりとなる。
・(Px1,Py1)→(Px1+d,Py1
・(Px1,Py2)→(Px1+d,Py2
・(Px1,Py3)→(Px1+d,Py3
・(Px1,Py4)→(Px1+d,Py4
情報埋め込み部2001では、撮影画像410と撮影画像420とで、互いに対応する画素(同じオブジェクトを指し示している画素)の輝度値を、周辺の画素の平均輝度値とは大きく異なる輝度値であって、互いに同じ輝度値に変更する。
図21(b)は、情報埋め込み部2001が、同じ位置を指し示している画素の輝度値を変更した様子を示している。具体的には、撮影画像410の画素(Px1+d,Py1)と撮影画像420の画素(Px2,Py1)の輝度値をgに変更し、撮影画像410の画素(Px1+d,Py2)と撮影画像420の画素(Px2,Py2)の輝度値をgに変更している。更に、撮影画像410の画素(Px1+d,Py3)と撮影画像420の画素(Px2,Py3)の輝度値をgに、撮影画像410の画素(Px1+d,Py4)と撮影画像420の画素(Px2,Py4)の輝度値をgにそれぞれ変更している。
なお、輝度値g、g、g、gは、いずれも、周辺の画素の平均輝度値と大きく異なる値であるとする。このように、レーザレーダ測距部110より送信される距離情報に基づいて、ステレオ画像において同じオブジェクトを指し示している画素を特定し輝度値を変更することで、エネルギ計算部732において視差を確実に算出することが可能となる。つまり、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
<情報埋め込み部における埋め込み処理の流れ>
次に、情報埋め込み部2001における情報埋め込み処理の流れについて説明する。図22は、情報埋め込み部2001における情報埋め込み処理の流れを示すフローチャートである。撮像部710及び撮像部720において撮影が開始されると、図22に示す情報埋め込み処理を開始する。なお、図22に示す情報埋め込み処理は、ステレオ画像1フレームごとに実行されるものとする(図22の例では、1フレーム分のステレオ画像についての情報埋め込み処理について記載している)。
ステップS2201では、撮像部710により撮影された撮影画像と、撮像部720により撮影された撮影画像を読み込む。ステップS2202では、ステップS2201において読み込まれた撮影画像と同期して測定された距離データを読み込む。
ステップS2203では、ステップS2202において読み込まれた距離データに基づいて、ステップS2201において読み込まれたそれぞれの撮影画像において同じオブジェクトを指し示す画素を特定する。
ステップS2204では、ステップS2203において特定した画素の輝度値をそれぞれ変更する。ステップS2205では、特定した画素の輝度値が変更された撮影画像をコスト計算部731に出力する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る視差演算システムでは、レーザ光により距離データを測定するレーザレーダ測距部110と、視差画像を算出するステレオ画像演算部120とを組み合わせるとともに、各部を以下のように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、レーザレーダ測距部110より取得した距離情報に基づいて、対応するステレオ画像のフレームに含まれる各画素のうち、同じオブジェクトを指し示す画素を特定するように構成した。
・ステレオ画像演算部120では、距離情報に基づいて特定した画素の輝度値を、テクスチャが大きくなる方向に変更するように構成した。
このように、レーザレーダ測距部110より取得した距離情報に基づいて、対応するステレオ画像のフレーム内の画素の輝度値を変更することで、エネルギ計算部において、視差を抽出しやすくすることが可能となる。この結果、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
[第4の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、撮像部710において撮影された撮影画像及び撮像部720において撮影された撮影画像を視差演算部730に直接入力する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図23に示すように、視差演算部730の前に、前処理部2301及び前処理部2302をそれぞれ配する構成としてもよい。つまり、撮像部710において撮影された撮影画像及び撮像部720において撮影された撮影画像に対して、前処理を行ったうえで、視差演算部730に入力する構成としてもよい。
なお、前処理部2301及び前処理部2302において実行される前処理としては、例えば、ノイズ除去処理、歪み補正処理、ガンマ変換処理等が挙げられる。かかる前処理を実行することで、視差演算の精度を向上させることが可能となる。
[第5の実施形態]
上記各実施形態では、レーザレーダ測距部110により距離データが測定される位置を、照射範囲内において4点としたが、本発明はこれに限定されず、少なくとも1点以上あれば、何点であってもよい。
また、上記第1の実施形態では、エネルギ計算部732において、伝播パラメータの起点となる画素を1画素としたが、本発明はこれに限定されず、伝播パラメータの起点となる画素は、複数画素であってもよい。
また、上記第1の実施形態では、エネルギ計算部732において、コストを計算するにあたり、1×1ブロックサイズにて実施する構成としたが、本発明はこれに限定されず、ブロックサイズは複数であってもよい。
また、上記第1の実施形態では、視差−エネルギグラフから視差を抽出するにあたり、画素単位(整数値)で抽出する構成としたが、本発明はこれに限定されず、小数値で抽出する構成としてもよい。
また、上記第1の実施形態では、視差−エネルギグラフを生成するにあたり、p=0〜10の範囲で視差を変化させることとしたが、本発明はこれに限定されず、更に広い範囲または更に狭い範囲で視差を変化させるように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、レーザレーダ測距部110により測定された距離データが関連付けられた画素に対応する画素の視差dを、伝播パラメータを算出する際の起点となる伝播パラメータに用いることとしたが、本発明はこれに限定されない。視差dを他の方法により、デンスアルゴリズムに組み込むように構成してもよい。
また、上記第2の実施形態では、レーザ光を旋回方向に3角度分旋回させる構成としたが、本発明はこれに限定されず、旋回方向の角度は、2角度であっても、4角度以上であってもよい。
また、上記各実施形態では、レーザレーダ測距部110のレーザ光の照射方向を、仰角方向に旋回させることができるよう構成されていることとしたが、本発明はこれに限定されず、レーザ光は旋回せずに複数のレーザ光を用いる構成としてもよい。また、第5の実施形態においては、1つの固定のレーザ光としてもよい。
また、上記各実施形態では、レーザレーダ測距部110により測定された距離データを、ステレオ画像演算部120における視差画像の生成に利用する効果の一例として、視差演算の精度向上を挙げたが、本発明の効果はこれに限定されない。例えば、視差演算の精度が向上することで、路面上の物体の認識率が向上する効果も、本発明の効果に含まれるものとする。
更に、上記各実施形態では、レーザレーダ測距部110より照射されたレーザの反射光から、レーザの照射位置までの距離情報を取得する構成としたが本発明はこれに限定されない。レーザレーダ測距部以外の電磁波測距部より照射された電磁波の反射波から、電磁波の照射位置までの距離情報を祝とする構成としてもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :視差演算システム
110 :レーザレーダ測距部
120 :ステレオ画像演算部
200 :自動車
410 :撮影画像
420 :撮影画像
520 :照射範囲
601 :信号処理部
602 :仰角方向スキャンドライブユニット
603 :モータ
604 :仰角方向スキャンミラー
605 :レーザ受光部
606 :信号増幅器
607 :時間間隔カウンタ
608 :レーザ出力部
609 :レーザドライバ
710 :撮像部
720 :撮像部
730 :視差演算部
731 :コスト計算部
732 :エネルギ計算部
733 :視差計算部
1210〜1214 :画素
1220 :画素
1711 :照射範囲
1712 :照射範囲
1713 :照射範囲
1801 :画素
1802 :画素
2001 :情報埋め込み部
2301 :前処理部
2302 :前処理部
特許第3212218号公報 特許第4265931号公報

Claims (6)

  1. 複数の撮像部により撮影された撮影画像に基づいて視差画像を生成する情報処理装置であって、
    前記複数の撮像部の撮影方向に向かって照射された電磁波の反射波から得られる前記電磁波の照射位置までの距離情報を、前記撮影画像を構成する第1の画像内の前記電磁波の照射位置の第1の画素と関連付ける手段と、
    前記第1の画素に関連付けられた前記距離情報と前記複数の撮像部の配置に関する情報とに基づいて、前記撮影画像を構成する第2の画像内の各画素のうち、前記第1の画素に対応する位置の第2の画素における視差を求め、求めた視差における伝播パラメータを起点としてデンスアルゴリズムを用いて、前記第2の画像内の各画素の伝播パラメータを順次求めることで、前記第2の画像内の各画素について、前記第1の画像内の対応する画素に対するずれ量に応じたエネルギ値を求める手段と、
    前記第2の画像内の各画素について求めたエネルギ値の、前記ずれ量の変化に対する変化に基づいて、前記第2の画像内の各画素の視差を求める手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数の撮像部と、電磁波測距部と、情報処理装置とを有する視差演算システムであって、
    前記複数の撮像部により撮影された撮影画像を取得する手段と、
    前記複数の撮像部の撮影方向に向かって照射した電磁波の反射波から得られる前記電磁波の照射位置までの距離情報を、前記撮影画像を構成する第1の画像内の前記電磁波の照射位置の第1の画素と関連付ける手段と、
    前記第1の画素に関連付けられた前記距離情報と前記複数の撮像部の配置に関する情報とに基づいて、前記撮影画像を構成する第2の画像内の各画素のうち、前記第1の画素に対応する位置の第2の画素における視差を求め、求めた視差における伝播パラメータを起点としてデンスアルゴリズムを用いて、前記第2の画像内の各画素の伝播パラメータを順次求めることで、前記第2の画像内の各画素について、前記第1の画像内の対応する画素に対するずれ量に応じたエネルギ値を求める手段と、
    前記第2の画像内の各画素について求めたエネルギ値の、前記ずれ量の変化に対する変化に基づいて、前記第2の画像内の各画素の視差を求める手段と
    を有することを特徴とする視差演算システム。
  3. 前記電磁波測距部は、
    前記複数の撮像部により撮影される撮影画像に含まれる路面部分が照射範囲となるように、前記電磁波を照射することを特徴とする請求項に記載の視差演算システム。
  4. 前記電磁波測距部は、
    前記複数の撮像部が前記撮影画像を撮影する間に、前記電磁波の照射方向を変更することで、複数の距離情報を取得することを特徴とする請求項またはに記載の視差演算システム。
  5. 複数の撮像部により撮影された撮影画像に基づいて視差画像を生成する情報処理装置のコンピュータに、
    前記複数の撮像部の撮影方向に向かって照射された電磁波の反射波から得られる前記電磁波の照射位置までの距離情報を、前記撮影画像を構成する第1の画像内の前記電磁波の照射位置の第1の画素と関連付ける工程と、
    前記第1の画素に関連付けられた前記距離情報と前記複数の撮像部の配置に関する情報とに基づいて、前記撮影画像を構成する第2の画像内の各画素のうち、前記第1の画素に対応する位置の第2の画素における視差を求め、求めた視差における伝播パラメータを起点としてデンスアルゴリズムを用いて、前記第2の画像内の各画素の伝播パラメータを順次求めることで、前記第2の画像内の各画素について、前記第1の画像内の対応する画素に対するずれ量に応じたエネルギ値を求める工程と、
    前記第2の画像内の各画素について求めたエネルギ値の、前記ずれ量の変化に対する変化に基づいて、前記第2の画像内の各画素の視差を求める工程と
    を実行させるプログラム。
  6. 複数の撮像部と、電磁波測距部と、情報処理装置とを有する視差演算システムにおける情報処理方法であって、
    前記複数の撮像部により撮影された撮影画像を取得する工程と、
    前記複数の撮像部の撮影方向に向かって照射した電磁波の反射波から得られる前記電磁波の照射位置までの距離情報を、前記撮影画像を構成する第1の画像内の前記電磁波の照射位置の第1の画素と関連付ける工程と、
    前記第1の画素に関連付けられた前記距離情報と前記複数の撮像部の配置に関する情報とに基づいて、前記撮影画像を構成する第2の画像内の各画素のうち、前記第1の画素に対応する位置の第2の画素における視差を求め、求めた視差における伝播パラメータを起点としてデンスアルゴリズムを用いて、前記第2の画像内の各画素の伝播パラメータを順次求めることで、前記第2の画像内の各画素について、前記第1の画像内の対応する画素に対するずれ量に応じたエネルギ値を求める工程と、
    前記第2の画像内の各画素について求めたエネルギ値の、前記ずれ量の変化に対する変化に基づいて、前記第2の画像内の各画素の視差を求める工程と
    を有することを特徴とする情報処理方法。
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