JP6475549B2 - タイヤ加硫用金型 - Google Patents

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本発明は、タイヤ加硫用金型に関し、詳しくは、トレッド部を成形するセグメントの早期の磨滅を抑制しながら、タイヤの外観をも向上しうるタイヤ加硫用金型に関する。
下記特許文献1は、図5に示されるような、タイヤ加硫用金型aを提案している。このタイヤ加硫用金型aは、タイヤTのサイドウォール部T1を成形する一対のサイドプレートb、bと、タイヤTのトレッド部T2を成形するトレッド成形リングcと、トレッド成形リングcを開閉させるためのセクターシューdとを含んでいる。トレッド成形リングcは、半径方向Xに移動可能な複数のセグメントeが連なって環状に形成されている。各セグメントeは、セクターシューdによりサイドプレートbに向かって移動し、サイドプレートbの半径方向の外側を向く外縁面fに当接することで金型aを閉じる(金型閉状態)。
特開2005−533685号公報
ところで、サイドプレートbやセクターシューdは、例えば、強度の高い鉄合金から形成される。一方、上述の各セグメントeは、トレッド部T2のパターンを形成するための凹凸模様を加工する必要があるため、例えば、比較的柔らかく加工性に優れたアルミニウム合金等で形成されている。
従って、セグメントeは、加硫成形中、相対的に他の部材よりも大きく熱膨張し、サイドプレートbとセクターシューdとの間で強く圧縮される傾向がある。その結果、サイドプレートbとの接触部分が、比較的早期に磨滅するという問題があった。
他方、加硫温度での金型閉状態において、サイドプレートbと各セグメントeとの接触圧力が小さい場合、サイドプレートbとセグメントeとの間に、可塑化した未加硫のゴムが進入し、加硫後のタイヤにいわゆる「ばり」となって現れ、タイヤの外観を悪化させるという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑みなされたものであり、金型閉状態でのセグメントへの応力集中を緩和してセグメントの早期の磨滅を防ぎながら、サイドプレートとセグメントとの間に未加硫のゴムの一部が流れ込むのを抑制し、ひいては、タイヤの外観を高めうるタイヤ加硫用金型を提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部と一対のサイドウォール部とを有するタイヤを加硫成形するためのタイヤ加硫用金型であって、前記サイドウォール部を成形するサイドウォール成形面と、半径方向の外側を向く外縁面とを有する一対のサイドプレートと、内周側に前記トレッド部を成形するトレッド成形面を有するトレッド成形リングと、前記トレッド成形リングを開閉させるためのセクターシューとを含み、前記トレッド成形リングは、半径方向に移動可能な複数のセグメントからなり、かつ、前記各セグメントは、前記各サイドプレートの前記外縁面の軸方向内側部分に当接可能な第1当接面を有し、前記セクターシューは、前記各セグメントの半径方向の外側面と固着された基準面を有しており、かつ、金型閉状態とするために外力を受けて前記セグメントと一体となって半径方向内側のサイドプレートに向けて移動するとともに、下記の関係(1)を満足することを特徴とする。
−0.2mm<A−B<0.2mm …(1)
ここで、式(1)の符合は、次の通りである。
A=R(SS)×{1+α(SS)×Δt}−R(SP)×{1+α(SP)×Δt}
B=D(SG)×{1+α(SG)×Δt}
(SS):室温での金型中心からセクターシューの基準面Sまでの半径方向距離
α(SS):セクターシューの熱膨張係数
(SP):室温での金型中心からサイドプレートの外縁面の軸方向内側部分までの半径方向距離
α(SP):サイドプレートの熱膨張係数
(SG):室温でのセグメントの有効厚さで、第1当接面から前記基準面に固着された外面までの厚さ
α(SG):セグメントの熱膨張係数
Δt:加硫温度と室温との差
本発明の一態様では、セクターシューは、金型閉状態において、サイドプレートの半径方向の外縁面の軸方向外側部分に当接可能な第2当接面を有することが望ましい。
本発明の一態様では、予め想定された加硫温度での前記金型閉状態において、前記第1当接面と前記外縁面との接触圧力と、前記第2当接面と前記外縁面との接触圧力とが実質的に同一であることが望ましい。
本発明の一態様では、前記セグメントは、アルミニウム合金で形成されており、前記サイドプレート及び前記セクターシューは、鉄合金で形成されていることが望ましい。
本発明のタイヤ加硫用金型は、加硫温度での金型閉状態において、セグメントへの応力集中を緩和させ、セグメントの耐久性能を高めながら、サイドプレートとセグメントとの間の隙間からのゴムの進入を防止することができる。
本発明の一実施形態のタイヤ加硫用金型の閉状態の部分的な断面図である。 図1のタイヤ加硫用金型の部分的な分解斜視図である。 開状態のタイヤ加硫用金型の部分的な断面図である。 タイヤ加硫用金型の寸法を説明するための断面図である。 従来のタイヤ加硫用金型の部分的な断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が、図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のタイヤ加硫用金型(以下、単に「金型」と記載される場合がある。)1の部分的な断面図が示されている。図2には、その分解斜視図が示されている。本実施形態の金型1は、一対のサイドウォール部T1、それらの間を継ぐトレッド部T2とを有するタイヤTの加硫成形に用いられる。
図1及び図2に示されるように、金型1は、一対のサイドプレート2a、2b(これらをまとめて、サイドプレート2ということがある。)と、トレッド成形リング3と、トレッド成形リング3を開閉させるためのセクターシュー4とを含んでいる。
各サイドプレート2は、例えば、SS400等の鋼材で形成されており、サイドウォール部T1を成形するためのサイドウォール成形面2Sと、サイドウォール成形面2Sの半径方向の外端から軸方向外側にのびる外縁面5を有している。ここで、金型1の「軸方向」とは、加硫されるタイヤの回転軸に沿った方向を意味する。
サイドプレート2の外縁面5は、半径方向の外側を向いており、軸方向内側部分5aと、軸方向外側部分5bとを含んでいる。ここで、金型1の「半径方向」とは、加硫されるタイヤの半径方向に沿った方向を意味する。本実施形態では、外縁面5の軸方向内側部分5aと軸方向外側部分5bとは、段差を有して配されているが、同一面上に設けられていても良い。後述するが、外縁面5の軸方向内側部分5aには、トレッド成形リング3が、外縁面5の軸方向外側部分5bには、セクターシュー4が、それぞれ当接するようになっている。
上側のサイドプレート2aには、上側プレート9aが、下側のサイドプレート2bには、下側プレート9bが、それぞれ固着されている。上側プレート9a及び下側プレート9bは、互いに接近することで金型を閉じる一方、互いに離間することにより、金型を開くことができる。
トレッド成形リング3は、周方向に分割された複数個、好ましくは8〜9個のセグメント6を含んでいる。各セグメント6は、例えば、アルミニウム合金で形成されている。セグメント6は、後述のセクターシュー4によって半径方向Xに移動可能に配置されている。各セグメント6の半径方向の内側面には、その軸方向両側に、円周方向にのびる第1当接面6aが形成されている。この第1当接面6aは、金型閉状態において、サイドプレート2の外縁面5の軸方向内側部分5aに当接する。
また、各セグメント6の周方向の両側には、放射状の面である分割面6bが形成されている。各セグメント6の分割面6bは、金型閉状態において、互いに当接する。これにより、環状に連続するトレッド成形面3Sが形成される。トレッド成形面3Sは、トレッド成形リング3の内周側に形成され、周知のように、タイヤTのトレッド部T2に所定のパターンを加硫成形する凹凸(図示省略)が設けられている。
セクターシュー4は、各セグメント6の半径方向外側に固着されている。本実施形態のセクターシュー4は、図1に符合“S”で表されている軸方向に沿った基準面を有している。従って、セクターシュー4は、セグメント6と一体となって半径方向に移動する。セクターシュー4は、サイドプレート2と同様、SS400等の鋼材で形成されている。本実施形態のセクターシュー4の半径方向の内側かつ軸方向両側には、円周方向にのびる第2当接面4aが形成されている。第2当接面4aは、金型閉状態において、サイドプレート2の外縁面5の軸方向外側部分5bに当接することができる。従って、本実施形態の金型1では、金型閉状態において、セクターシュー4からの半径方向内側への力は、セグメント6とセクターシュー4とで分担され、ひいては、セグメント6への応力が緩和される。これは、セグメント6の早期磨滅の抑制に役立つ。
さらに、セクターシュー4の半径方向外側には、軸方向に対して傾斜した断面テーパ状の斜面4bが形成されている。この斜面4bには、本実施形態では、セクターシュー4の半径方向の移動のための外力を与えるためのアクチュエータリング8が当接している。
アクチュエータリング8は、例えば、セクターシュー4の斜面4bに対応した斜面8aを有して、セクターシュー4に係合している。アクチュエータリング8には、図示しないシリンダ等が連結されている。これにより、アクチュエータリング8は、上下(軸方向)に移動することができる。アクチュエータリング8の下方への移動により、アクチュエータリング8の斜面8aとセクターシュー4の斜面4bとが摺動し、セクターシュー4とセグメント6とは、半径方向内側に押され、サイドプレート2と当接する。他方、図3に示されるように、アクチュエータリング8の上方への移動により、セクターシュー4とセグメント6とは、半径方向外側に引っ張られ、サイドプレート2から離れる。
図3では、金型1が開いた状態の断面図が示されている。図3に示されるように、本実施形態の金型1は、各セグメント6をサイドプレート2から離間させるとともに、上側プレート9a及びサイドプレート2aを上方に位置させることで、金型を開くことができる。この状態で、生タイヤが金型1の内部(キャビティ)に供給される。
生タイヤが金型内に供給されると、図1に示したように、アクチュエータリング8を下降させるとともに、上側プレート9a及び上側のサイドプレート2aを下降させて金型閉状態が得られる。即ち、本実施形態の金型1は、サイドプレート2の外縁面5の軸方向内側部分5aには、トレッド成形リング3の第1当接面6aが、外縁面5の軸方向外側部分5bには、セクターシュー4の第2当接面4aが、それぞれ接触する。これにより、金型閉状態において、セグメント6の負担応力が軽減される。そして、金型1は、予め想定された加硫温度(例えば180℃前後)に加熱されて生タイヤを加硫成形する。なお、金型閉状態は、加硫中の間、継続して保持される。
図4には、金型1のセグメント6付近の部分拡大図が示されている。本実施形態の金型1は、下記の関係(1)を満足するように構成されている。
−0.2mm<A−B<0.2mm …(1)
ここで、式(1)の符合は、次の通りである。
A=R(SS)×{1+α(SS)×Δt}−R(SP)×{1+α(SP)×Δt}
B=D(SG)×{1+α(SG)×Δt}
(SS): 室温での金型中心からセクターシューの基準面Sまでの半径方向距離
α(SS):セクターシューの熱膨張係数
(SP):室温での金型中心からサイドプレートの外縁面の軸方向内側部分までの半径方向距離
α(SP):サイドプレートの熱膨張係数
(SG):室温でのセグメントの有効厚さで、第1当接面から前記基準面に固着された外面までの厚さ
α(SG):セグメントの熱膨張係数
Δt:加硫温度と室温との差
パラメータAの第1項は、加硫温度での、金型中心から、セクターシュー4の基準面Sまでの半径方向距離に相当している。つまり、パラメータAの第1項は、熱膨張後のセクターシュー4の基準面Sの半径である。なお、金型中心は、タイヤの回転軸に相当する。
上記パラメータAの第2項は、加硫温度での、金型中心から、サイドプレート2の外縁面5の軸方向内側部分5aまでの半径方向距離に相当している。つまり、パラメータAの第2項は、熱膨張後のサイドプレート2の外縁面5の軸方向内側部分5aの半径である。
従って、パラメータAは、熱膨張後のセクターシュー4の基準面Sの半径から、熱膨張後のサイドプレート2の外縁面5の軸方向内側部分5aの半径を差し引いたもので、これは、加硫温度におけるセグメント6が収容される空間の厚さに相当している。
パラメータBは、加硫温度での、セグメントの有効厚さ(第1当接面6aから、セクターシュー4の基準面Sに固着された外面までの厚さ)を規定している。
従って、パラメータAからパラメータBを差し引くことにより、加硫温度におけるセグメント6の締め代を近似的に計算することができる。ここで、パラメータの差A−Bが正の場合、セグメント6とサイドプレート2の外縁面5とが離間することを意味する。逆に、パラメータの差A−Bが負の場合、セグメント6とサイドプレート2の外縁面5とが接触し、かつ、セグメント6が圧縮されることを意味する。発明者らは、種々実験を繰り返した結果、このパラメータの差A−Bを−0.2〜0.2mmの範囲とすることにより、金型閉状態でのセグメント6への応力集中を緩和してセグメント6の早期の磨滅を防ぎながら、サイドプレート2とセグメント6との間に未加硫のゴムの一部が流れ込むのを抑制し、ひいては、タイヤの外観を高めうることを知見した。
即ち、パラメータの差A−Bが0.2mmよりも大きい場合、サイドプレート2とセグメント6との間の隙間が大きくなり、そこに未加硫のゴムの一部が流れ込み、ばりとなってタイヤの外観を悪化させるおそれがある。逆に、パラメータの差A−Bが−0.2mm未満の場合、セグメント6に応力が集中し、セグメント6の第1当接面6aが早期に磨滅するおそれがある。
特に好ましい態様では、加硫温度での金型閉状態において、各セグメント6の第1当接面6aとサイドプレート2の外縁面5との接触圧力P1と、セクターシュー4の第2当接面4aと外縁面5との接触圧力P2とが実質的に同一となるように構成される。本実施形態では、セグメント6と、サイドプレート2及びセクターシュー4とは、熱膨張係数が異なり、それに伴う熱膨張の差が生じる。しかし、このような熱膨張を踏まえて、上記接触圧力P1及びP2が実質的に同一になるように、室温時の各部の寸法を規定しておくことが望ましい。これにより、加硫中の金型閉状態の間、セグメント6の第1当接面6aへの応力集中がさらに緩和され、ひいては、第1当接面6aが早期に磨滅するのをより効果的に防止することができる。
また、接触圧力P1及びP2に関して、「実質的に同一」とは、両者の接触圧力P1及びP2の差|P1−P2|が、接触圧力P1又はP2の大きい方の圧力の5%以下であれば足りる趣旨である。より好ましい態様では、両者の接触圧力の差の割合が3%以下とされる。これによって、セグメント6の耐久性能をより一層高めることができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1及び上で説明したタイヤ加硫用金型(加硫タイヤサイズ:195/65R15)が、表1の仕様に基づいて試作され、それらの性能がテストされた。
共通仕様やテスト方法は次の通りである。
セグメント数:9個
加硫温度:185℃
パラメータA:68.075mm
<セグメントの耐久性能>
各金型にて、タイヤを1000本、2000本、3000本、5000本、10000本加硫成形する毎に、各セグメントの第1当接面の形状が測定され、変形のない基準となるセグメントの第1当接面と比較された。結果は、セグメント毎に算出された最も大きな変位量の平均値であり、数値が小さいほどセグメントの耐久性能に優れることを示す。
<タイヤの外観>
各金型にて成形されたタイヤから無作為に10本抽出し、試験官により、各タイヤのサイドプレートとセグメントとの分割位置に対応する位置に形成されたばりの突出量が測定された。結果は、ばりの突出量の平均値であり、数値が小さいほどタイヤの外観に優れることを示す。
Figure 0006475549
表1に示されるように、各実施例のタイヤは、セグメントの耐久性能を高めるとともに、タイヤの外観の悪化を防止しうることが確認できた。
1 タイヤ加硫用金型
2 サイドプレート
2S サイドウォール成形面
3 トレッド成形リング
3S トレッド成形面
4 セクターシュー
5 外縁面
5a 軸方向内側部分
5b 軸方向外側部分
6 セグメント
6a 第1当接面

Claims (4)

  1. トレッド部と一対のサイドウォール部とを有するタイヤを加硫成形するためのタイヤ加硫用金型であって、
    前記サイドウォール部を成形するサイドウォール成形面と、半径方向の外側を向く外縁面とを有する一対のサイドプレートと、
    内周側に前記トレッド部を成形するトレッド成形面を有するトレッド成形リングと、
    前記トレッド成形リングを開閉させるためのセクターシューとを含み、
    前記トレッド成形リングは、半径方向に移動可能な複数のセグメントからなり、かつ、前記各セグメントは、前記各サイドプレートの前記外縁面の軸方向内側部分に当接可能な第1当接面を有し、
    前記セクターシューは、前記各セグメントの半径方向の外側面と固着された基準面を有しており、かつ、金型閉状態とするために外力を受けて前記セグメントと一体となって半径方向内側のサイドプレートに向けて移動するとともに、
    下記の関係(1)を満足することを特徴とするタイヤ加硫用金型。
    −0.2mm<A−B<0.2mm …(1)
    ここで、式(1)の符合は、次の通りである。
    A=R(SS)×{1+α(SS)×Δt}−R(SP)×{1+α(SP)×Δt}
    B=D(SG)×{1+α(SG)×Δt}
    (SS):室温での金型中心からセクターシューの基準面Sまでの半径方向距離
    α(SS):セクターシューの熱膨張係数
    (SP):室温での金型中心からサイドプレートの外縁面の軸方向内側部分までの半径方向距離
    α(SP):サイドプレートの熱膨張係数
    (SG):室温でのセグメントの有効厚さで、第1当接面から前記基準面に固着された外面までの厚さ
    α(SG):セグメントの熱膨張係数
    Δt:加硫温度と室温との差
  2. 前記セクターシューは、前記金型閉状態において、前記サイドプレートの半径方向の外縁面の軸方向外側部分に当接可能な第2当接面を有する請求項1記載のタイヤ加硫用金型。
  3. 予め想定された加硫温度での前記金型閉状態において、前記第1当接面と前記外縁面との接触圧力と、前記第2当接面と前記外縁面との接触圧力とが実質的に同一である請求項2記載のタイヤ加硫用金型。
  4. 前記セグメントは、アルミニウム合金で形成されており、前記サイドプレート及び前記セクターシューは、鉄合金で形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ加硫用金型。
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