JP6472957B2 - 操作ノブ - Google Patents

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Description

本発明は、操作ノブに係り、特に、シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブに関する。
従来、シートの着座部となるシートクッションに対して、背もたれ部となるシートバックを回動可能に連結するリクライニング装置を備えたシートが広く知られている。
リクライニング装置は、シートバックの回動動作をロックするロック状態と、ロック解除状態との間で切り替え可能であって、シートバックを起立姿勢でロックした状態から、操作レバーが操作されることでロック状態を解除し、シートバックの起立姿勢を調整することが可能なシート調整装置である。
リクライニング装置を操作するための操作レバーの先端部には、通常、着座者が操作レバーを把持し易いように操作ノブが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のノブは、リクライニング装置の操作レバーの先端部に装着されるものであって、操作レバーを挿入する差し込み孔と、差し込み孔に挿入した操作レバーの側面を露出させる係合孔とを有するノブ本体と、ノブ本体の係合孔に取り付け可能なキャップ部材と、から構成されている。
ノブ本体に挿入された操作レバーが、ノブ本体とキャップ部材との間で挟まれて保持されているため、ノブが操作レバーから抜け落ちないような設計となっている。
実開平4−71549号公報
ところで、特許文献1のようなノブは、リクライニング装置の操作レバーに装着されて、着座者によって把持される部分となるため、比較的剛性を確保する必要があった。一方で、シートの構成部品との干渉を抑制する等のためにコンパクト化を図り、シートの重量化を抑制するために軽量化を図る必要もあった。
そのため、リクライニング装置のような、シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられ、比較的剛性を確保しながらも、コンパクト化及び軽量化を図ることが可能な操作ノブが望まれていた。
また、特許文献1のようなノブは、着座者が直接視認して把持するものであるため、シートの構成部品の中でも意匠性が強く求められていた。
特に、ノブは、一般に樹脂成形によって製造されるため、均一な肉厚で成形されないと意匠面にヒケやツヤムラが生じる恐れがあり、樹脂成形を配慮した形状を検討する必要があった。
そのため、意匠性を向上させると共に、意匠面にヒケやツヤムラが発生することを抑制可能な操作ノブが望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられ、剛性を確保しながらも、コンパクト化及び軽量化を図ることが可能な操作ノブを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、 意匠性を向上させると共に、意匠面にヒケやツヤムラが発生することを抑制可能な操作ノブを提供することにある。
前記課題は、本発明の操作ノブによれば、シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブであって、該操作ノブの構成要素となり、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備え、該第2部材は、前記第1部材に設けられた収容凹部に収容され、前記第2部材において前記第1部材の一部と重なる部分には、該第1部材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されており、前記第1部材の外表面には、シート幅方向において前記第2部材側とは反対側に張り出すように設けられ、着座者が把持することが可能な把持部が形成され、前記第2部材は、前記第1部材に収容された状態で、少なくとも一部が上下方向において前記第1部材の把持部に挟まれていること、により解決される
上記のように、操作ノブは、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備え、第2部材は、第1部材に設けられた収容凹部に収容されているため、複合構造によって剛性を確保しながらも、コンパクト化を図ることができる。
そして、第2部材において第1部材の一部と重なる部分には、第1部材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されているため、軽量化を図ることもできる。
そして、操作ノブは、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備えているため、例えば、操作ノブが1ピースで樹脂成形されている場合と比較して、外観の自由度、設計の自由度があり、複雑な成形作業を必要とせず、意匠性を向上させることができる。そして、操作ノブに肉抜き部を適宜設けることで、均一な肉厚で樹脂成形し易くなり、意匠面にヒケやツヤムラが発生することを抑制できる。
上記構成により、着座者が把持する把持部が複合構造となるため、操作ノブのうち、特に剛性を必要とする部分において剛性が確保された形状となる。
そして、例えば、着座者が操作ノブの把持部を把持して上下方向に操作するような場合に、当該把持部は上下方向に重なった複合構造を有しているため、一層剛性が確保された形状となる。
このとき、前記肉抜き部は、前記第2部材のうち、シート幅方向において前記第1部材と重なる面に形成され、少なくとも一部が上下方向において前記第1部材の把持部に挟まれており、前記肉抜き部の、前記把持部に挟まれた部分には、補強リブが形成されていると良い。
上記構成により、第2部材に肉抜き部を形成することで操作ノブの軽量化を図りつつも、第2部材のうち、比較的剛性が必要とされる部分には補強リブを形成することで操作ノブの剛性を確保することができる。
前記課題は、本発明の操作ノブによれば、シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブであって、該操作ノブの構成要素となり、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備え、該第2部材は、前記第1部材に設けられた収容凹部に収容され、前記第2部材において前記第1部材の一部と重なる部分には、該第1部材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されており、前記第1部材及び前記第2部材は、樹脂材料からなり、前記第1部材は、前記第2部材よりも硬度が高い樹脂材料から形成されていること、により解決される。
上記構成により、例えば、第1部材の内部に第2部材を軽圧入して収容するようなときに、互いに変形することを抑制して組み付けることができる。
特に、第1部材が比較的硬度が高い樹脂材料であるため、外部に露出する第1部材側の外観に変形が生じることを抑制できる。
前記課題は、本発明の操作ノブによれば、シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブであって、該操作ノブの構成要素となり、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備え、該第2部材は、前記第1部材に設けられた収容凹部に収容され、前記第2部材において前記第1部材の一部と重なる部分には、該第1部材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されており、前記操作ノブは、前記シートの着座部となるシートクッションのシート幅方向の外側に配置され、前記第2部材は、前記第1部材の前記シートクッション側の側面に設けられた前記収容凹部に収容され、前記第2部材の前記シートクッション側の側面には、前記シートクッション側に張り出して該シートクッションの一部と当接可能な当接リブが形成されていること、により解決される。
上記構成により、着座者が操作ノブを操作するときに、操作ノブの当接リブがシートクッションの一部と当接して摺動する構造となるため、操作ノブの操作性が安定する。
そして、操作ノブの特定部分を予めシートクッションと当接させておくことで、操作ノブ全体の変形を抑制できる。
このとき、前記第2部材は、前記第1部材にシート幅方向から収容され、少なくとも一部がシート幅方向において前記第1部材の一部に挟まれていると良い。
また、前記第2部材は、シート前後方向の一端側がシート幅方向において前記第1部材の一端側に挟まれており、前記第2部材のシート前後方向の他端側には、前記第1部材の他端側に設けられた係合部に係合可能な被係合部が形成されていると良い。
上記構成により、操作ノブの使用時に、第1部材と第2部材とが分離して操作レバーから外れてしまうことを抑制できる。
このとき、前記操作ノブは、前記操作レバーの先端部に取り付けられ、前記第1部材及び前記第2部材の各々のシート前後方向の他端側には、前記第1部材及び前記第2部材が連結された状態で互いに連通し、前記操作レバーの先端部を挿通させるための挿通孔が形成されていると良い。
上記のように、操作ノブの各挿通孔に操作レバーを挿通させることで、第1部材と第2部材とが分離して操作レバーから外れてしまうことを一層抑制できる。
このとき、前記シートは、車両用シートであって、前記シート調整装置は、前記シートの着座部となるシートクッションに対して、前記シートの背もたれ部となるシートバックを回動可能に連結するリクライニング装置であると良い。
上記構成において、車両用シートは、一般のシートと比較して剛性確保、コンパクト化及び軽量化を図ることが一層求められることから、本発明に係る操作ノブの効果がより有意義なものとなる。
発明によれば、操作ノブは、複合構造によって剛性を確保しながらも、コンパクト化、軽量化を図ることができる。
そして、操作ノブは、外観の自由度、設計の自由度があり、複雑な成形作業を必要とせず、意匠性を向上させることができる。そして、操作ノブに肉抜き部を適宜設けることで、均一な肉厚で樹脂成形し易くなり、意匠面にヒケやツヤムラが発生することを抑制できる。
発明によれば、操作ノブの使用時に、第1部材と第2部材とが分離して操作レバーから外れてしまうことを抑制することができる。
発明によれば、第1部材の収容凹部に第2部材を収容させ易くなる。
発明によれば、操作レバーに対する操作ノブの取り付け剛性が向上する。そして、外部に露出する第1部材側の外観に変形が生じることを抑制できる。
発明によれば、把持部が複合構造となるため、操作ノブのうち、特に剛性を必要とする部分において剛性が確保された形状となる。
発明によれば、操作ノブの軽量化を図りつつも、比較的剛性が必要とされる部分には補強リブを形成することで操作ノブの剛性を確保できる。
発明によれば、互いに変形することを抑制して第1部材の内部に第2部材を組み付けることができる。特に、外部に露出する第1部材側の外観に変形が生じることを抑制できる。
発明によれば、操作ノブの操作性が安定する。そして、操作ノブの特定部分を予めシートクッションと当接させることで、操作ノブ全体の変形を抑制できる。
発明によれば、車両用シートに用いられるため、一般のシートと比較して本発明に係る操作ノブの効果がより有意義なものとなる。
本実施形態に係る操作ノブを備えた車両用シートの外観側面図である。 図1の要部拡大図であり、操作ノブの動作を説明する図である。 操作ノブの分解斜視図である。 別の角度から見た操作ノブの分解斜視図である。 ノブ外装材にノブ内装材を組み付ける工程を説明する図である。 操作ノブを操作レバーに組み付ける工程を説明する図である。 操作ノブを操作レバーに組み付けた状態を説明する縦断面図である。 第2実施形態の操作ノブを操作レバーに組み付けた状態を説明する図である。
以下、本発明の実施形態に係る操作ノブについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
本実施形態は、車両用シートのリクライニング装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブであって、互いに着脱可能に連結されるノブ外装材とノブ内装材とからなり、ノブ内装材は、ノブ外装材の内側面に形成された収容凹部に収容され、ノブ内装材においてノブ外装材と重なる外側面には、ノブ外装材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されていることを特徴とする操作ノブの発明に関するものである。
ノブ外装材、ノブ内装材は、それぞれ特許請求の範囲において操作ノブの第1部材、第2部材に相当する。
なお、車両用シートのシートバックに対して着座者が着座する側が、操作ノブの前方側となる。そして車両用シートのシート幅方向の外側が、操作ノブの幅方向の外側となる。
本実施形態の操作ノブ10を備えた車両用シートSの概略構成について説明する。
車両用シートSは、図1に示すように、着座部となるシートクッション1と、背もたれ部となるシートバック2と、シートクッション1に対してシートバック2を相対回動可能となるように連結するリクライニング装置3と、から主に構成されている。
また、車両用シートSは、シートクッション1及びシートバック2を含むシート本体を車体フロアに対して前後方向にスライド移動させるシート前後調整装置4と、シート本体を車体フロアに対して上下方向に移動させるシート高さ調整装置5と、を備えている。
シートクッション1のシート幅方向の外側には、図2に示すように、リクライニング装置3、シート前後調整装置4及びシート高さ調整装置5をシート幅方向の外側から覆う樹脂製のクッションサイドカバー1aが取り付けられている。
リクライニング装置3は、シートバック2の回動動作をロックするロック状態と、ロック解除状態との間で切り替え可能であって、シートバック2を起立姿勢でロックした状態から、操作レバー3aが操作されることでロック状態を解除し、シートバック2の起立姿勢が調整されるシート調整装置である。
操作レバー3aは、図2に示すように、リクライニング装置3の本体部に連結されており、操作レバー3aの先端部が、クッションサイドカバー1aの外表面に形成された不図示の貫通穴から突出して外部に露出している。
金属製の操作レバー3aの先端部には、樹脂製の操作ノブ10が取り付けられている。
操作ノブ10は、図2に示すように、着座者が操作レバー3aを操作するために把持する部分であって、図3に示すように、シート幅方向において互いに着脱可能に連結されるノブ外装材20とノブ内装材30と、から構成されている。
操作ノブ10は、樹脂材料から金型成形されており、詳しく言うと、ノブ外装材20は、ノブ内装材30よりも硬度が高い樹脂材料から形成されている。
ノブ外装材20は、図3、図4に示すように、シート前後方向に長尺な縦断面逆L字形状からなる部材であって、全体として略均一な肉厚となるように樹脂成形されている。
ノブ外装材20は、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)やアクリルブチルスチレン樹脂(ABS樹脂)のような硬い材料等から形成されると良い。特に、ABS樹脂から形成されると良く、メッキ加工や塗装、水圧転写がし易くなる。
ノブ外装材20のシート幅方向の内側面には、シート幅方向外側に向かって窪むようにL字形状体の収容凹部21が形成されている。その結果、ノブ外装材20の外側面が部分的に外側に張り出す形状となり、その張り出し部分が、着座者にとって把持可能な把持部22となっている。
収容凹部21には、ノブ内装材30がシート幅方向から収容される。
ノブ外装材20の上壁20aの内側面においてシート後端部分には、図4に示すように、上壁20aから連続して下方側にやや突出するように係合爪23が形成されている。
係合爪23は、係合部に相当し、収容凹部21にノブ内装材30が収容された状態で、ノブ内装材30に設けられた係合溝33と係合する。
また、ノブ外装材20のシート後端部にある後壁20dには、操作レバー3aの先端部を挿通させるための挿通孔24が設けられている。
挿通孔24は、上下方向に長尺な略矩形状の貫通孔からなり、収容凹部21と連続するように形成されている。
ノブ内装材30は、図3、図4に示すように、シート前後方向に長尺なL字形状体からなる部材であって、全体として略均一な肉厚で樹脂成形されている。
ノブ内装材30は、ノブ外装材20の収容凹部21にシート幅方向から外側に張り出すことなく収容される。
ノブ内装材30のうち、シート幅方向においてノブ外装材20の外壁20eと重なる面には、ノブ外装材20側とは反対側に窪むようにL字形状体の肉抜き部31が形成されている。
肉抜き部31の外表面には、ノブ外装材20側に突出し、ノブ内装材の30の上壁30aと、底壁30bと、外壁30eとを連結するように補強リブ32が形成されている。
補強リブ32は、矩形板状からなり、シート前後方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。
ノブ内装材30の上壁30aの内側面においてシート後端部分には、図4に示すように、略矩形板状に切り欠かれた係合溝33が形成されている。
係合溝33は、被係合部に相当し、収容凹部21にノブ内装材30が収容された状態で、ノブ外装材20の係合爪23と係合する。
ノブ内装材30のシート後端部にある後壁30dには、操作レバー3aの先端部を挿通させる挿通孔34が設けられている。
挿通孔34は、上下方向に長尺な略矩形状の孔からなり、シート後端部からシート前端部に向かって延びるように形成されている。
また、挿通孔34は、図7に示すように、孔の深さ方向に向かって徐々に幅狭となるように形成され、挿通孔34の内部には、操作レバー3aの先端部よりもやや幅狭となり、当該先端部が嵌合可能な嵌合部34aが形成されている。
ノブ内装材30の内壁30fには、図4に示すように、内壁30fから連続してクッションサイドカバー1a側に突出し、クッションサイドカバー1aと当接可能な当接リブ35が形成されている。
当接リブ35は、上下方向に長尺となるように延びており、シート前後方向に所定の間隔を空けて2つ配置されている。
詳しく言うと、図2に示すように、着座者が操作ノブ10を操作するときに、当接リブ35がクッションサイドカバー1aの一部と当接して摺動する構造となる。
このように、予めノブ内装材30側をクッションサイドカバー1aと当接させることで、シート外部に露出するノブ外装材20側の変形を抑制している。
次に、ノブ外装材20にノブ内装材30を組み付けて操作ノブ10を完成させる工程について、図5及び図6に基づいて説明する。
まず、ノブ外装材20に設けられた収容凹部21にノブ内装材30をシート幅方向から組み付ける作業を行う。
具体的には、図5(a)に示すように、ノブ外装材20に対してノブ内装材30をやや傾けた状態にして、ノブ内装材30の前端部から収容凹部21に嵌め合わせるように組み付ける。
このとき、ノブ内装材30の前端部において前壁30cと内壁30fとの連続した角部分には、面取りされた逃げ部36が形成されている、そのため、ノブ内装材30の前端部と、ノブ外装材20の内壁20fとが干渉してしまうことを抑制できる。
そして、図5(b)に示すように、嵌め合わされたノブ内装材30の前端部を軸にして、ノブ内装材30の後端部を収容凹部21に嵌め合わせるように組み付ける。
このとき、ノブ外装材20の係合爪23と、ノブ内装材30の係合溝33とが係合する。
そのため、操作ノブ10の使用時に、ノブ外装材20とノブ内装材30とがシート幅方向に分離してしまうことを抑制できる。
上記組み付け工程によって、図6(a)に示すように、ノブ外装材20の内部にノブ内装材30が収容される。
上記構成において、ノブ内装材30の前端部は、シート幅方向においてノブ外装材20の外壁20eと内壁20fとの間で挟まれている。そのため、操作ノブ10の使用時に、ノブ外装材20とノブ内装材30とがシート幅方向に分離してしまうことを抑制できる。
また、上記構成において、ノブ内装材30が上下方向においてノブ外装材20の上壁20aと底壁20bとの間で挟まれている。そのため、着座者が把持する把持部22が複合構造となり、操作ノブ10の剛性が確保される。
特に、操作ノブ10は、着座者によって上下方向に操作されるため、把持部22が上下方向に重なった複合構造を有することによって、一層剛性が確保される。
次に、完成した操作ノブ10を操作レバー3aに組み付ける工程について、図6、図7に基づいて説明する。
まず、図6(a)に示すように、操作ノブ10の後端側に設けられた挿通孔24及び挿通孔34に操作レバー3aの先端部を挿通する。
このとき、ノブ外装材20の挿通孔24、及びノブ内装材30の挿通孔34は、シート前後方向において互いに連通した状態で配置されている。
そして、図6(b)に示すように、挿通孔34の内部に操作レバー3aの先端部を軽圧入する。このとき、図7に示すように、挿通孔34内部に設けられた嵌合部34aと、操作レバー3aの先端部とが嵌合する。
上記組み付け工程によって、操作レバー3aに操作ノブ10が組み付け固定される。
上記構成において、操作レバー3aは、各挿通孔24,34の両方に挿通されている。そのため、ノブ外装材20とノブ内装材30とがシート幅方向に分離してしまうことを抑制できる。
また、上記構成において、図7に示すように、挿通孔34の内部、及び操作レバー3aの先端部には、それぞれ段差部34b、段差部3bが形成されている。
段差部34b、3bは、操作レバー3aが挿通孔34に所定位置まで軽圧入されたときに、互いに当接する構成となっている。
そのため、操作レバー3aに対する操作ノブ10の位置決め部分として機能する。
<操作ノブの第2実施形態>
次に、操作ノブ10の第2実施例について、図8に基づいて説明する。
なお、以下の説明において上述した操作ノブ10と重複する内容は説明を省略する。
第2実施例に係る操作ノブ110では、操作ノブ10と比較して、ノブ内装材130の形状を一層スリム化することによって、操作ノブ110の軽量化を図っている。
ノブ外装材120の内表面には、ノブ内装材130側に突出し、ノブ外装材120の上壁120aと、底壁120bと、外壁120eとを連結するように補強リブ125が形成されている。
補強リブ125は、矩形板状からなり、補強リブ125の表面には、シート前後方向に貫通した挿通孔126が形成されている。
一方で、ノブ内装材130のシート後端部にある挿通孔134は、シート後端部からシート前端部に向かって延びるように形成され、シート前端部にある前壁130cを貫通するように形成されている。
上記構成において、操作レバー3aの先端部は、ノブ外装材120の挿通孔124、及びノブ内装材130の挿通孔134に挿通され、挿通孔134の内部に軽圧入される。
さらに、操作レバー3aの先端は、ノブ内装材130の内部を貫通し、ノブ外装材120の補強リブ125に設けられた挿通孔126を貫通するように配置される。
そのため、操作レバー3aの組み付けによって、ノブ外装材120とノブ内装材130とが分離してしまうことを一層抑制できる。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、操作ノブ10は、図1、図2に示すように、リクライニング装置3の操作レバー3aに取り付けられているが、特に限定されることなく適用可能である。例えば、シート前後調整装置4やシート高さ調整装置5のような、シートの状態を調整するシート調整装置の操作レバーに取り付けることが可能である。
また、上記実施形態において、操作ノブ10は、ノブ外装材20とノブ内装材30の2ピースから構成されているが、特に限定されることなく、3ピース以上の構成部品を組み付けることで完成させても良い。
また、上記実施形態において、ノブ外装材20は、ノブ内装材30よりも硬度が高い樹脂材料から形成されているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、ノブ外装材20がノブ内装材30よりも硬度が低い樹脂材料から形成されていても良い。このように構成することで、操作ノブ10の外表面にソフト感を持たせることができ、着座者が操作ノブ10を把持するときにフィット感を出すことができる。
なお、互いに硬度がほぼ同じ樹脂材料であっても良いし、少なくとも一方が金属材料等で形成されていても良い。
また、上記実施形態において、図3に示すように、ノブ内装材30のうち、シート幅方向においてノブ外装材20の外壁20eと重なる面には、肉抜き部31が形成されているが、肉抜き部31の形成位置は、特に限定されることなく変更可能である。
すなわち、ノブ内装材30においてノブ外装材20の一部と重なる部分であれば、当該部分に肉抜き部31の形成位置を変更しても良いし、肉抜き部31を複数箇所に形成することで軽量化を一層図っても良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シートについて説明したが、これに限定されることなく、電車、バス等の車両用シートのほか、飛行機、船等の乗物用シートとしても利用することができる。また、リクライニング装置のようなシート調整装置を備えたシートであれば、広く適用することができる。
上記実施形態では、主として本発明に係る操作ノブ10に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、操作ノブ10の構成要素となるノブ外装材20、ノブ内装材30の形状、配置、及び構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
S 車両用シート
1 シートクッション
1a クッションサイドカバー
2 シートバック
3 リクライニング装置
3a 操作レバー
3b 段差部
4 シート前後調整装置
5 シート高さ調整装置
10、110 操作ノブ
20、120 ノブ外装材
20a、30a、120a 上壁
20b、30b、120b 底壁
20c、30c、130c 前壁
20d、30d 後壁
20e、30e、120e 外壁
20f、30f 内壁
21 収容凹部
22 把持部
23 係合爪
24、124 挿通孔
30、130 ノブ内装材
31 肉抜き部
32 補強リブ
33 係合溝
34、134 挿通孔
34a 嵌合部
34b 段差部
35 当接リブ
36 逃げ部
125 補強リブ
126 挿通孔

Claims (8)

  1. シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブであって、
    該操作ノブの構成要素となり、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備え、
    該第2部材は、前記第1部材に設けられた収容凹部に収容され、
    前記第2部材において前記第1部材の一部と重なる部分には、該第1部材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されており、
    前記第1部材の外表面には、シート幅方向において前記第2部材側とは反対側に張り出すように設けられ、着座者が把持することが可能な把持部が形成され、
    前記第2部材は、前記第1部材に収容された状態で、少なくとも一部が上下方向において前記第1部材の把持部に挟まれていることを特徴とする操作ノブ。
  2. 前記肉抜き部は、前記第2部材のうち、シート幅方向において前記第1部材と重なる面に形成され、少なくとも一部が上下方向において前記第1部材の把持部に挟まれており、
    前記肉抜き部の、前記把持部に挟まれた部分には、補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の操作ノブ。
  3. シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブであって、
    該操作ノブの構成要素となり、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備え、
    該第2部材は、前記第1部材に設けられた収容凹部に収容され、
    前記第2部材において前記第1部材の一部と重なる部分には、該第1部材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されており、
    前記第1部材及び前記第2部材は、樹脂材料からなり、
    前記第1部材は、前記第2部材よりも硬度が高い樹脂材料から形成されていることを特徴とする操作ノブ。
  4. シートの状態を調整するためのシート調整装置の操作レバーに取り付けられる操作ノブであって、
    該操作ノブの構成要素となり、互いに着脱可能に連結される第1部材と第2部材を備え、
    該第2部材は、前記第1部材に設けられた収容凹部に収容され、
    前記第2部材において前記第1部材の一部と重なる部分には、該第1部材側とは反対側に窪んだ肉抜き部が形成されており、
    前記操作ノブは、前記シートの着座部となるシートクッションのシート幅方向の外側に配置され、
    前記第2部材は、前記第1部材の前記シートクッション側の側面に設けられた前記収容凹部に収容され、
    前記第2部材の前記シートクッション側の側面には、前記シートクッション側に張り出して該シートクッションの一部と当接可能な当接リブが形成されていることを特徴とする操作ノブ。
  5. 前記第2部材は、前記第1部材にシート幅方向から収容され、少なくとも一部がシート幅方向において前記第1部材の一部に挟まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の操作ノブ。
  6. 前記第2部材は、シート前後方向の一端側がシート幅方向において前記第1部材の一端側に挟まれており、
    前記第2部材のシート前後方向の他端側には、前記第1部材の他端側に設けられた係合部に係合可能な被係合部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の操作ノブ。
  7. 前記操作ノブは、前記操作レバーの先端部に取り付けられ、
    前記第1部材及び前記第2部材の各々のシート前後方向の他端側には、前記第1部材及び前記第2部材が連結された状態で互いに連通し、前記操作レバーの先端部を挿通させるための挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の操作ノブ。
  8. 前記シートは、車両用シートであって、
    前記シート調整装置は、前記シートの着座部となるシートクッションに対して、前記シートの背もたれ部となるシートバックを回動可能に連結するリクライニング装置であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作ノブ。
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