JP6471610B2 - スライドレール - Google Patents

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Description

本発明は、スライドレールに関する。詳しくは、乗物用シートを乗物本体に対してスライド可能な状態に連結するスライドレールに関する。
従来、車両用シートのスライドレールとして、フロア上に取り付けられたロアレールと、車両用シートに取り付けられてロアレールに対して前後スライド可能に組み付けられたアッパレールと、を有する構成とされたものが知られている(特許文献1)。上記スライドレールには、通常時に両レール間のスライドをロックする機構として、スライド方向に長尺状に延びるロックバネをアッパレールに支持させて、ロアレールのロック溝内に下方側から弾性的に入り込ませてロックさせる機構が採用されている。
特開2012−126183号公報
しかし、上記従来技術では、ロックバネによるスライドロックのピッチを狭くするために、ロアレールに形成されるロック溝のピッチを狭くすると、ロアレールのロック溝間の壁幅が狭くなりロック強度が低下してしまう。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、スライドレールのロック強度の担保と、スライドロックのロックピッチの狭小化と、の両立を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明のスライドレールは次の手段をとる。
第1の発明は、乗物用シートを乗物本体に対してスライド可能な状態に連結するスライドレールである。このスライドレールは、乗物本体に取り付けられる固定側レールと、固定側レールにスライド可能な状態に組み付けられて乗物用シートに取り付けられる可動側レールと、一方のレールに取り付けられて他方のレールに形成された複数のロック溝内への附勢による入り込みにより両レール間のスライドをロックする4本のロック片と、を有する。各ロック溝は、各々がスライド方向に同じ一定の溝幅を有すると共に、溝幅の3倍の間隔をあけてスライド方向に等間隔に配置された左右一対の構成とされている。4本のロック片は、左右に2本ずつに分かれて設けられており、それぞれの各ロック溝の並ぶ1つ又は複数のピッチの中での位置が4分の1ピッチずつずれた相異なる位置に配置された構成とされている。
この第1の発明によれば、可動側レールがどのスライド位置にあっても、常に、4本のロック片のうちの2本をロック溝内のスライド方向の一端と他端とに当接させたスライドロック状態とすることができる。上記のスライドロックは、各ロック片が上記の間隔で配置されていることにより、各ロック溝の溝幅と同じ狭いスライド方向のピッチで行うことができ、かつ、各ロック溝の溝幅の3倍となる広い壁幅を持たせた高いロック強度で行うことができる。このような構成により、スライドレールのロック強度の担保と、スライドロックのロックピッチの狭小化と、の両立を図ることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。4本のロック片が、左右に1本ずつ片を張り出させて左右対称なスライドロックのバネ力を発揮させる2本のロックバネにより構成されている。
この第2の発明によれば、少ない部品点数で上記のスライドロック構造を合理的に構成することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。2本のロックバネは、それぞれ、トーションバネにより構成されており、左右に1本ずつ張り出された各ロック片がそれぞれU字状に曲げ返されて各ロック片とスライド方向に並んで対応する同じピッチ位置に配置される対のロック片を有する形状とされた構成とされている。
この第3の発明によれば、部品点数を増やすことなくスライドレールのロック強度を効果的に高めることができる。
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。2本のロックバネは、それぞれ、それらの中央の巻き部にピンが通されて一方のレールに対して軸支された構成とされており、かつ、各ロック片のU字状に曲げ返された先の端部がピンに引掛けられて抜け止めされている。
この第4の発明によれば、スライドレールのロック状態において、両レール間にこれらをスライド方向に強制変位させるような大荷重が入力された際に、各ロック片のU字状に曲げ返された先に形成された対のロック片がこの力により横曲げされても、上記対の各ロック片が各ロック溝から抜ける方向に動かされないようにすることができる。
第5の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。2本のロックバネは、それぞれ、それらの中央の巻き部にピンが通されて一方のレールに対して軸支された構成とされており、かつ、各ロック片のU字状に曲げ返された先の端部がスライド方向に折り曲げられて一方のレールに引掛けられて抜け止めされている。
この第5の発明によれば、スライドレールのロック状態において、両レール間にこれらをスライド方向に強制変位させるような大荷重が入力された際に、各ロック片のU字状に曲げ返された先に形成された対のロック片がこの力により横曲げされても、上記対の各ロック片が各ロック溝から抜ける方向に動かされないようにすることができる。
実施例1のスライドレールが適用されたシートの概略構成を示した斜視図である。 シートの側面図である。 スライドレールの拡大斜視図である。 スライドレールの分解斜視図である。 ロック機構の分解斜視図である。 図3のVI-VI線断面図である。 図3のVII-VII線断面図である。 図3のVIII-VIII線断面図である。 スライドレールのロック状態を一部肉抜き状態にして表した斜視図である。 スライドレールの解除状態を一部肉抜き状態にして表した斜視図である。 同解除状態を図6と同じ断面視で表した断面図である。 スライドレールの第1のロックパターンを(a)内側の側面視(b)平面視(c)外側の側面視(d)代表するロック片の並びでそれぞれ表した模式図である。 スライドレールの第2のロックパターンを(a)内側の側面視(b)平面視(c)外側の側面視(d)代表するロック片の並びでそれぞれ表した模式図である。 スライドレールの第3のロックパターンを(a)内側の側面視(b)平面視(c)外側の側面視(d)代表するロック片の並びでそれぞれ表した模式図である。 スライドレールの第4のロックパターンを(a)内側の側面視(b)平面視(c)外側の側面視(d)代表するロック片の並びでそれぞれ表した模式図である。 実施例2のスライドレールの要部構造を(a)内側の側面視(b)平面視(c)外側の側面視で表した模式図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
<スライドレール10の概略構成>
始めに、実施例1のスライドレール10の構成について、図1〜図15を用いて説明する。本実施例のスライドレール10は、図1に示すように、自動車のシート1(乗物用シート)をフロアF(乗物本体)に対して前後方向にスライドさせられる状態に連結する連結装置として構成されている。上記スライドレール10は、上述したシート1とフロアFとの間に左右一対で設けられており、それぞれ、シート1の前後方向のスライド動作をロックした状態と解除して許容する状態とに切り換えることのできるロック機構13を備えた構成となっている。上記構成により、各スライドレール10は、シート1のフロアFに対する位置を前後方向に調節したり固定したりすることができるようになっている。
ここで、上述したシート1は、自動車の右席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成となっている。上述したシートバック2は、その左右両サイドの下端部がシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結された状態として設けられている。シートクッション3は、その底面部が、上述した左右一対のスライドレール10を間に介して、フロアF上に前後スライド可能な状態に連結された状態として設けられている。
上述した各スライドレール10は、常時は、それらのスライド動作がロックされた状態に保持されている。各スライドレール10は、これらの内側部からシートクッション3の前下部に向かって前方側に張り出す略U字状のスライドレバー16Bの中央の操作部16B1を着座者が引き上げる操作を行うことにより、それらのロック状態が一斉に解除されて、シート1を前後方向にスライドさせられる状態に切り換えられるようになっている。また、各スライドレール10は、上述したスライドレバー16Bの引き上げ操作が解除されることにより、附勢によってスライドロックされた状態に戻されるようになっている。このような切り換えによって、各スライドレール10は、シート1をフロアFに対して前後方向にスライドさせられるようにしたり、スライドさせた各位置に固定したりすることができるようになっている。
上述したシート1は、図2に示すように、フロアFに対して、全体が前上がり姿勢となるように僅かに傾斜して設けられた状態とされている。具体的には、シート1は、フロアFが前上がり状に傾斜した形となっていることにより、フロアF上に設置される各スライドレール10と共に前上がり状に傾斜した姿勢で設けられた状態とされている。このような構成となっていることにより、シート1は、体格の小さな乗員が着座しても、前方側への視界を広く確保することができるようになっている。
以下、上述した各スライドレール10の具体的な構成について詳しく説明していく。なお、各スライドレール10は、互いに左右対称な構成となっているため、以下では、これらを代表して図1の向かって右側に示された車両内側のスライドレール10の構成について説明することとする。
<スライドレール10の具体的な構成>
図4に示すように、スライドレール10は、フロアF(図1〜図2参照)上に取り付けられたロアレール11と、シートクッション3(図1〜図2参照)の下部に取り付けられたアッパレール12と、これら両レール11,12間のスライドをロックしたり解除したりするロック機構13と、ロアレール11とアッパレール12との間に介在して設けられた4つの樹脂シュー14と、各樹脂シュー14の上下側の各端部に装着された複数の鋼球15と、ロック機構13の解除操作を行う解除機構16と、を有して構成されている。ここで、上述したロアレール11が本発明の「固定側レール」及び「他方のレール」に相当し、アッパレール12が本発明の「可動側レール」及び「一方のレール」に相当する。
<ロアレール11>
上述したロアレール11は、車両の前後方向に長尺な1枚の鋼板材が短手方向に略U字型の横断面形状となるように所々に折り曲げられて形成されており、その底面部11Aの前後2箇所の部位がフロアF(図1〜図2参照)上にボルト締結されて一体的に固定された状態として設けられている。上記ロアレール11は、その横断面形状が長手方向(スライド方向)に略一様となる形に折り曲げられて形成されている。具体的には、ロアレール11は、図4及び図7に示すように、フロアF上に上方側に面を向けて設けられる底面部11Aと、底面部11Aの左右両側の縁部から上方側に延びて互いに内向する側に逆U字状に曲げ返された左右一対のロア側ひれ部11Bと、を有する横断面形状に形成されている。
図4に示すように、上述した各ロア側ひれ部11Bの逆U字状に曲げ返された先の各縁部には、それぞれ、下方側に開口する形に切り抜かれた矩形状のロック溝11B1がスライド方向に等間隔に複数並んで形成されている。これらロック溝11B1は、それぞれ、スライド方向に4mmの溝幅W(溝の奥面(上面)の幅)を有し、スライド方向に溝幅Wの3倍となる12mmの間隔Dを空けて左右対称に複数並んで形成された状態とされている。
各ロック溝11B1は、それぞれ、それらの開口を傾斜状に広げた形となって形成されている。各ロック溝11B1は、後述するアッパレール12に取り付けられたロック機構13の各ロックバネ13Aを、それぞれ下方側から掛け入れることにより、アッパレール12のスライドをロックするように機能するものとなっている。なお、各ロック溝11B1は、厳密には、上記各ロックバネ13Aを入り込ませた際に各ロック溝11B1との間に前後方向の隙間を生じないようにするため、上記溝幅Wが4mmとなる深さ位置よりも深く凹んだ形に形成されている。これにより、各ロックバネ13Aが、各ロック溝11B1内に底付きすることなく、各ロック溝11B1の傾斜した立壁に当たって係止されやすい構成とされている。
また、上述したロアレール11の各ロア側ひれ部11Bの前端部と後端部と中央部とには、それぞれ、各ロア側ひれ部11Bの内側面にあてがわれて摺動する、後述する4つの樹脂シュー14の前後方向の摺動範囲を一定範囲内に規制するためのシューストッパ11Dが内側に切り起こされて形成されている。これらシューストッパ11Dは、それらの切り起こされた形状によって、各樹脂シュー14のロアレール11に対する前後方向の摺動を当接させて規制するようになっている。
また、上述した各ロア側ひれ部11Bの両外側の側面部には、ロアレール11の形状に沿って前後方向にスライドするアッパレール12の移動範囲を規制するためのレールストッパ(図示省略)が内側に切り起こされて形成されている。これら不図示のレールストッパは、ロアレール11の前端部と後端部とにそれぞれ切り起こされて形成されており、アッパレール12の前後方向のスライド移動を、アッパレール12の後述する左右両側のアッパ側ひれ部12Cに切り起こされた不図示の前側ストッパ又は後側ストッパを当接させて係止させる位置までに留めるようになっている。
<アッパレール12>
アッパレール12は、車両の前後方向に長尺な1枚の鋼板材が短手方向に略ハット型の横断面形状となるように所々に折り曲げられて形成されており、その天板面部12Bがシートクッション3(図1〜図2参照)の図示しない骨格部にボルト締結されて一体的に固定された状態とされている。上記アッパレール12は、上述したロアレール11の長手方向(スライド方向)のどちらか一方側の開口端部からロアレール11内に差し込まれることにより、ロアレール11に対して長手方向にスライド可能な状態に組み付けられた状態とされている(図3参照)。
上記アッパレール12も、その横断面形状が長手方向(スライド方向)に略一様となる形に折り曲げられて形成されている。具体的には、アッパレール12は、図4及び図7に示すように、上述したロアレール11の左右のロア側ひれ部11Bの間の隙間11C内に通される高さ方向に延びる左右一対の縦面部12Aと、各縦面部12Aの上端部間に架け渡される形で幅方向に延びる天板面部12Bと、各縦面部12Aの下端部から互いに相反する外側に向けてU字状に反り上がる形に曲げ返された左右一対のアッパ側ひれ部12Cと、を有する横断面形状に形成されている。
上述したアッパレール12は、上述したロアレール11に対して、そのU字状に曲げ返された左右のアッパ側ひれ部12Cが、ロアレール11の逆U字状に曲げ返された左右のロア側ひれ部11B内にそれぞれ掛け入れられるように長手方向(スライド方向)に差し込まれて組み付けられた状態とされている(図7参照)。このように組み付けられることにより、アッパレール12は、ロアレール11に対して、その左右両側のアッパ側ひれ部12Cがロアレール11の各ロア側ひれ部11Bに掛け合わされて、上方側に剥離しない状態に組み付けられた状態とされている。上述したアッパレール12は、そのロアレール11の幅方向の中央部より上方側に突出して露呈する天板面部12B上にシートクッション3の図示しない骨格部がボルト締結されて一体的に固定された状態とされている(図1〜図2参照)。
図4に示すように、上述したアッパレール12の各縦面部12Aの下端部には、それぞれ、後述するロック機構13の2本のロックバネ13Aをそれぞれ下方側から通せるようにする通し溝12A1が下方側に開口する形に切り抜かれて形成されている。これら通し溝12A1は、それぞれ、アッパレール12の左右両側のアッパ側ひれ部12Cの一部領域にも跨って切り抜かれた形に形成されている。上記各通し溝12A1の前後側の各縁部には、それぞれ、各通し溝12A1内に通された各ロックバネ13Aの左右のU字羽13A2,13A3の前後側に並ぶロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3b(図5及び図9参照)をそれぞれ上方側に個別に通せるようにするスリット状に切り抜かれたロック溝12A2が形成されている(図8参照)。
<樹脂シュー14>
次に、図4を参照して、上述したアッパレール12とロアレール11との間に介在して設けられる4つの樹脂シュー14について説明する。各樹脂シュー14は、それぞれ、それらの上下側の各端部に、鋼球15が1つ(上側)又は2つ(下側)ずつ転動可能な状態に嵌め込まれた構成となっている。各樹脂シュー14は、図7に示すように、上述したアッパレール12の左右のアッパ側ひれ部12Cとロアレール11の左右のロア側ひれ部11Bとの間にそれぞれ幅方向に介在するように設けられている。
具体的には、各樹脂シュー14は、ロアレール11の左右のロア側ひれ部11Bの付け根の内角部、すなわち、左右のロア側ひれ部11Bと底面部11Aとの角部に内接する箇所と、左右のロア側ひれ部11Bの内下向きに曲げ返された上外側の各角部に内接する箇所と、の間でそれぞれ高さ方向に延びる形で設けられている。上述した各樹脂シュー14の設置により、各樹脂シュー14の上下側の各端部に嵌め込まれた各鋼球15が、アッパレール12の左右のアッパ側ひれ部12Cの外側に曲げ返された部分の上下の外角部とロアレール11の左右のロア側ひれ部11Bの上下の内角部との間にそれぞれ隙間を詰めた状態に介在して設けられた状態とされている。これにより、アッパレール12がロアレール11に対して、高さ方向や幅方向に大きくガタ付くことなく前後方向に円滑にスライドすることができるように支えられた状態とされている。
<ロック機構13と解除機構16>
続いて、図3〜図7を参照しながらロック機構13及び解除機構16の構成について説明する。ロック機構13は、図4〜図5に示すように、スライド方向に並んで設けられた互いに共通部品から成る2本のロックバネ13Aと、これらロックバネ13Aを軸支する支軸13Bと、支軸13Bをアッパレール12の天板面部12Bに下方側から取り付けた状態に保持するブラケット13Cと、を有する構成となっている。解除機構16は、上述した各ロックバネ13Aに跨って上方側からあてがわれた状態に組み付けられる解除部材16Aと、解除部材16Aを押し下げるように操作して各ロックバネ13Aのロック状態を一斉に解除操作するスライドレバー16Bと、を有する構成となっている。ここで、支軸13Bが本発明の「ピン」に相当する。
<ロックバネ13A>
上述したロック機構13を構成する各ロックバネ13Aは、図5及び図12に示すように、それぞれ、1本の鋼線材を所々でコイル状に巻いたり左右にU字状に張り出させる形に折り曲げたりすることで、180度の回転対称(点対称)な蝶型形状に形成されている。具体的には、図12に示すように、各ロックバネ13Aは、スライド方向にコイル状に巻かれた巻き部13A1と、巻き部13A1から左側(図示下側)に向かってU字状に張り出す形に折り曲げられたU字羽13A2と、巻き部13A1から右側(図示上側)に向かってU字状に張り出す形に折り曲げられたU字羽13A3と、を有する形に形成されている。
上述した各ロックバネ13Aの巻き部13A1から左側(図示下側)に向かって張り出すU字羽13A2は、それぞれ、巻き部13A1の後端から左側(図示下側)に張り出して前側にU字状に折り返される形に曲げられて形成されている。これにより、上記左側(図示下側)に向かって張り出す各U字羽13A2は、巻き部13A1の後端から幅方向に真っ直ぐ延び出すロック片13A2aと、ロック片13A2aの延びた先から前側に折り返されてロック片13A2aの前側に対向する形で幅方向に真っ直ぐ延びる形とされた対のロック片13A2bと、を有する構成とされている。上記各対のロック片13A2bは、それぞれ、巻き部13A1の前端より前側の位置で幅方向に真っ直ぐ延びる形状となるように折り曲げられている。そして、上記各U字羽13A2は、それらの対のロック片13A2bの延びた先の端部13A2cが、それぞれ、巻き部13A1に通された支軸13Bに下側から巻き付けられて、幅方向に抜け止めされた状態とされている。
また、各ロックバネ13Aの巻き部13A1から右側(図示上側)に向かって張り出すU字羽13A3は、それぞれ、巻き部13A1の前端から右側(図示上側)に張り出して後側にU字状に折り返される形に曲げられて形成されている。これにより、上記右側(図示上側)に向かって張り出す各U字羽13A3は、巻き部13A1の前端から幅方向に真っ直ぐ延び出すロック片13A3aと、ロック片13A3aの延びた先から後側に折り返されてロック片13A3aの後側に対向する形で幅方向に真っ直ぐ延びる形とされた対のロック片13A3bと、を有する構成とされている。上記各対のロック片13A3bは、それぞれ、巻き部13A1の後端より後側の位置で幅方向に真っ直ぐ延びる形状となるように折り曲げられている。そして、上記各U字羽13A3は、それらの対のロック片13A3bの延びた先の端部13A3cが、それぞれ、巻き部13A1に通された支軸13Bに下側から巻き付けられて、幅方向に抜け止めされた状態とされている。
上記各ロックバネ13Aは、図5に示すように、後述するブラケット13Cの前後の縦面部13C1間の位置に配置されて、これら縦面部13C1間に前方側から差し込まれて通される支軸13Bがそれらの巻き部13A1内に通されることにより、支軸13Bを介してブラケット13Cにより支えられた状態として設けられている。上記各ロックバネ13Aは、それぞれ、上述した左右両側のU字状に張り出す各U字羽13A2,13A3が巻き部13A1に対して斜め上がりに跳ね上がった角度姿勢を初期形状とする形に形成されている。そして、これら左右両側に張り出す各U字羽13A2,13A3上には、後述する解除部材16Aが上方側からあてがわれた状態に組み付けられている。上記組み付けにより、各ロックバネ13Aは、上述した解除部材16Aによって上方側から押し当てられることで左右に首振りしないように保持されて、左右対称な傾き角度の姿勢に保持された状態とされている。
<ブラケット13C>
ブラケット13Cは、スライド方向に長尺な1枚の鋼板材が側面視逆ハット型形状に折り曲げられて形成されている。上記ブラケット13Cは、図3〜図4に示すように、その前後側の各縦面部13C1の上縁部から前後方向に折れ曲がって延びる各天板部13C2が、それぞれ、アッパレール12の天板面部12Bに下方側からあてがわれて、同下方側から締結ボルト13C3が差し込まれて締結されることにより、アッパレール12の天板面部12Bに裏側から一体的に結合された状態とされている。上記ブラケット13Cの各縦面部13C1には、後述する解除部材16Aが上方側から高さ方向にスライド可能な状態に組み付けられている。上記ブラケット13Cの各縦面部13C1の左右両側部には、上記解除部材16Aの下方側への移動を所定位置で規制する係止突起13C4が左右方向に張り出して形成されている。
<ロックバネ13Aの動き>
上記構成とされたロック機構13は、上述した各ロックバネ13Aの左右両側のU字状に張り出す各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bを、それぞれ、バネの復元力によって、ロアレール11の各対応するロック溝11B1内に下方側から入り込ませることにより、アッパレール12のロアレール11に対するスライド移動をロックした状態にして保持するようになっている。具体的には、上記各ロックバネ13Aは、詳しくは図12〜図15において後述するが、それらの左右両側に張り出す各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bが、それぞれ、互いにスライド方向に特定寸法ずつずれた関係となるように配設されていることにより、図12〜図15において後述する4つのロックパターンでロアレール11の対応するロック溝11B1内に入り込んでアッパレール12のスライド移動をロックするようになっている。
<解除部材16A>
図5に戻って、上述した解除機構16を構成する解除部材16Aは、1枚の鋼板材が天板部16A1と天板部16A1の左右両側から垂下する側板部16A2とを有する正面視逆U字状の形に折り曲げられた形状とされている。そして、上記解除部材16Aは、上記天板部16A1上に、幅方向の中央箇所から立板状に突出する角部16A3が一体的に形成された構成とされている。上記解除部材16Aは、上述したブラケット13Cの前後の縦面部13C1間に上方側から落とし込まれるようにセットされることにより、その左右両側の側板部16A2の前後側の各縁部から張り出す各ガイド突起16A2aが、上述したブラケット13Cの前後側の各縦面部13C1の左右両側面にそれぞれあてがわれて、各縦面部13C1を左右両側から挟み込んだ状態として組み付けられるようになっている(図7参照)。上記組み付けにより、解除部材16Aは、ブラケット13Cに対して高さ方向に真っ直ぐスライドすることができる形にガイドされた状態として組み付けられるようになっている(図5参照)。
そして、上記組み付けにより、解除部材16Aは、その左右両側の側板部16A2の底面が、上述した各ロックバネ13Aの左右のU字羽13A2,13A3に跨って上方側から乗せられる形にあてがわれた状態としてセットされる。上記組み付けにより、解除部材16Aは、図4及び図9に示すように、その自由状態時には、各ロックバネ13Aのバネ力により斜め上がりに跳ね上がった姿勢となって保持される左右のU字羽13A2,13A3により下方側から支えられる形で、上方側に持ち上げられた状態として保持されるようになっている。
上述した解除部材16Aは、図4に示すように、ブラケット13Cに組み付けられた状態で、ブラケット13Cがアッパレール12の天板面部12Bの裏側面に組み付けられることにより、その角部16A3がアッパレール12の天板面部12Bに貫通形成された通し孔12B1内に下方側から通されて上方側に突き出た状態にセットされる(図3参照)。これにより、上記解除部材16Aは、後述するスライドレバー16Bが引き上げられる操作によって、そのアッパレール12の天板面部12Bから突き出る角部16A3が、スライドレバー16Bの押板16B3により押し下げられて、各ロックバネ13Aの左右のU字羽13A2,13A3をそれぞれ下方側へ一斉に押し撓ませてロアレール11の各ロック溝11B1から下方側へ外し出すように操作するようになっている(図10〜図11参照)。
<スライドレバー16B>
上述したスライドレバー16Bは、図1に示すように、平面視略U字状の形に曲げられた丸パイプ材によって形成されている。上記スライドレバー16Bは、そのU字の中央部分が、着座者によって把持操作される操作部16B1として幅方向に真っ直ぐに延びる形に形成されている。また、上記スライドレバー16Bは、その操作部16B1の左右両端部から後方側に折り曲げられた各部分が、それぞれ、各アッパレール12の内側部に沿って後方側へ延びるように配設され、その途中箇所がヒンジピン16B2によって各アッパレール12の内側の縦面部12Aに高さ方向に回転可能となる形にヒンジ連結されている(図2〜図3参照)。
そして、上記スライドレバー16Bの左右両側の後方側へ折り曲げられた先の各端部には、平板状の押板16B3が一体的に取り付けられている。これら押板16B3は、スライドレバー16Bの各端部から各側のアッパレール12の天板面部12B上に乗り上がる位置まで張り出して、同天板面部12Bから上方側に突出する前述した解除機構16の各角部16A3に上側から覆い被さった形となって設けられている(図9参照)。上記スライドレバー16Bは、常時は、図1に示すように、各アッパレール12との間に掛着された図示しないバネの附勢力によって、操作部16B1が各ヒンジピン16B2を中心に押し下げられた状態に保持されるようになっている。そして、上記スライドレバー16Bは、上述した操作部16B1が着座者によって引き上げられるように操作されることにより、図10〜図11に示すように、各押板16B3が各ヒンジピン16B2を中心に押し下げられるように操作され、各押板16B3によって解除機構16の各角部16A3を押し下げて、各ロックバネ13Aを各ロアレール11のロック溝11B1から外し出すようになっている。
<ロックバネ13Aの具体的なロック構造>
ところで、上述した各ロックバネ13Aは、図4及び図9において前述したように、ブラケット13Cを介してアッパレール12に組み付けられており、それらの左右両側にU字状に張り出す各U字羽13A2,13A3を、それぞれ、アッパレール12の各通し溝12A1から左右両側へと張り出させて、ロアレール11の対応する各ロック溝11B1内に下方側から個別に入り込ませるようになっている。詳しくは、上記各ロックバネ13Aは、それらの各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bをロアレール11の対応する各ロック溝11B1内に入り込ませる時には、図8に示すように、これらロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bをそれぞれアッパレール12の各通し孔12B1から上方側へスリット状に延びる各ロック溝12A2内にも入り込ませるようになっている。
このような構成となっていることにより、各ロックバネ13Aは、アッパレール12の各ロック溝12A2とロアレール11の対応する各ロック溝11B1とに跨って入り込む構成として、それらの左右両側に張り出す途中の箇所が、それぞれ、アッパレール12の各ロック溝12A2に臨む縦面部12Aによって前後側からあてがわれるようになっている。したがって、各ロックバネ13Aは、上記アッパレール12の各ロック溝12A2に臨む縦面部12Aによって前後側から支えられることで、これらからロアレール11の各ロック溝11B1に向かって張り出す片持ち支持の長さが短く抑えられた状態とされて、各ロアレール11のスライド方向の移動を強固に規制することができるようになっている。
上述した各ロックバネ13Aは、図12(a)〜(c)に示すように、それらの左右両側に張り出す各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3aが、ロアレール11の左右両側の対応する各ロック溝11B1に対して、これらロック溝11B1の並ぶピッチPの中での位置が同ピッチPの4分の1ずつずれた相異なる位置に配置されるようにスライド方向に並んで設けられた構成とされている。また、上記各ロック片13A2a,13A3aとU字状に繋がって形成される各対のロック片13A2b,13A3bも同様に、これらの対を成す各ロック片13A2a,13A3aと同じピッチ位置に配置されるように形成されていて、各ロック溝11B1に対して、これらロック溝11B1の並ぶピッチPの中で同ピッチPの4分の1ずつずれた相異なる位置に配置される関係となるようにスライド方向に並んで設けられた状態とされている。
上記各ロックバネ13Aは、このような構成となっていることにより、これらの左右両側に張り出す各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3aと対のロック片13A2b,13A3bとが一体的となって、各ロック溝11B1の並ぶピッチPの中で同ピッチPのそれぞれ4分の1ずつずれた相異なる位置にてロアレール11の対応する各ロック溝11B1内に入り込んだり外し出されたりするようになっている。そして、各ロックバネ13Aは、上記ずらされた各位置に各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bが配置されていることにより、アッパレール12がロアレール11に対してどのスライド位置に動かされた状態であっても、常に、各U字羽13A2,13A3のうちのいずれか1つがロアレール11の対応するロック溝11B1内に入り込める位置に配置されるようになっている。
上記のように各U字羽13A2,13A3のうちのいずれか1つが、常に、ロアレール11の対応するロック溝11B1内に入り込める配置となるように構成されていることで、アッパレール12がどのスライド位置に動かされた状態においても、車両衝突等の予期しない急激的なスライド動作が生じた際に、アッパレール12がロアレール11に対して一定以上滑り移動しないように引掛けられて規制されるようになっている。
<ロックバネ13Aのロックパターン>
以下、上述した各ロックバネ13Aの左右のU字羽13A2,13A3におけるロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bのスライド方向の各配置間隔について、上述したロアレール11の各ロック溝11B1の溝幅W及び溝の間隔Dとの関係と合わせて、詳しく説明していく。なお、以下の説明では、上述した各ロックバネ13Aの左右両側のU字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bについて、互いに同じピッチ位置に配置される対の組み合わせとなるものについては、それぞれ、各1本のロック片13P1〜13P4として代表させて簡単化した形で説明していく。
すなわち、前側のロックバネ13Aの左側(図示下側)に向かって張り出すU字羽13A2のロック片13A2a及び対のロック片13A2bについては、これらのうちの後側に位置するロック片13A2aを、1本のロック片13P1として代表させて説明する。また、前側のロックバネ13Aの右側(図示上側)に向かって張り出すU字羽13A3のロック片13A3a及び対のロック片13A3bについては、これらのうちの後側に位置する対のロック片13A3bを、1本のロック片13P2として代表させて説明する。また、後側のロックバネ13Aの左側(図示下側)に向かって張り出すU字羽13A2のロック片13A2a及び対のロック片13A2bについては、これらのうちの前側に位置する対のロック片13A2bを、1本のロック片13P3として代表させて説明する。また、後側のロックバネ13Aの右側(図示上側)に向かって張り出すU字羽13A3のロック片13A3a及び対のロック片13A3bについては、これらのうちの前側に位置するロック片13A3aを、1本のロック片13P4として代表させて説明する。
上述した各ロック片13P1〜13P4は、図12(d)に示すように、ロアレール11の各ロック溝11B1の並ぶピッチPの中で同ピッチPの4分の1(P/4)ずつスライド方向に間隔を空けて等間隔に並んで設けられた状態とされている。上記各ロック溝11B1の並ぶピッチPは、上述した各ロック溝11B1の溝幅Wと溝の間隔Dとを足し合わせた長さとなっている。上記各ロック片13P1〜13P4は、上記のように等間隔に間を空けて並んで設けられていることで、常に図12〜図15に示す4つのロックパターンのうちのいずれかで、対応する各ロック溝11B1内に1つが前側の立壁に当たり、もう1つが後側の立壁に当たる状態として、前後方向にガタ付きを生じない状態に入り込んでロックすることができるようになっている。
具体的には、次の通りである。すなわち、1つ目のロックパターンは、図12(d)に示すように、前側2つのロック片13P1,13P2がそれぞれロック溝11B1内に入り込み、後側2つのロック片13P3,13P4がロック溝11B1間の棚上に乗り上がるパターンである。このロックパターンにおいては、ロック溝11B1内に入り込んだ前側のロック片13P1がロック溝11B1内の前側の立壁に当たり、前から2番目のロック片13P2がロック溝11B1内の後側の立壁に当たり、アッパレール12のロアレール11に対するスライド移動が前後方向にガタ付きを生じない状態としてロックされる。
2つ目のロックパターンは、図13(d)に示すように、各ロック片13P1〜13P4のスライド方向の位置が、図12(d)で示した位置よりもピッチPの4分の1(P/4)だけ後側にずれて、両端側のロック片13P1,13P4がそれぞれロック溝11B1内に入り込み、真ん中2つのロック片13P2,13P3がロック溝11B1間の棚上に乗り上がるパターンである。この状態における各U字羽13A2,13A3の配置は、図13(a)〜(c)に示す通りである。このロックパターンにおいては、ロック溝11B1内に入り込んだ前側のロック片13P1がロック溝11B1内の後側の立壁に当たり、同じくロック溝11B1内に入り込んだ後側のロック片13P4がロック溝11B1内の前側の立壁に当たり、アッパレール12のロアレール11に対するスライド移動が前後方向にガタ付きを生じない状態としてロックされる。
3つ目のロックパターンは、図14(d)に示すように、各ロック片13P1〜13P4のスライド方向の位置が、図13(d)で示した位置よりも更にピッチPの4分の1(P/4)だけ後側にずれて、後側2つのロック片13P3,13P4がそれぞれロック溝11B1内に入り込み、前側2つのロック片13P1,13P2がロック溝11B1間の棚上に乗り上がるパターンである。この状態における各U字羽13A2,13A3の配置は、図14(a)〜(c)に示す通りである。このロックパターンにおいては、ロック溝11B1内に入り込んだ後から2番目のロック片13P3がロック溝11B1内の前側の立壁に当たり、同じくロック溝11B1内に入り込んだ後側のロック片13P4がロック溝11B1内の後側の立壁に当たり、アッパレール12のロアレール11に対するスライド移動が前後方向にガタ付きを生じない状態としてロックされる。
4つ目のロックパターンは、図15(d)に示すように、各ロック片13P1〜13P4のスライド方向の位置が、図14(d)で示した位置よりも更にピッチPの4分の1(P/4)だけ後側にずれて、真ん中2つのロック片13P2,13P3がそれぞれロック溝11B1内に入り込み、両端側のロック片13P1,13P4がロック溝11B1間の棚上に乗り上がるパターンである。この状態における各U字羽13A2,13A3の配置は、図15(a)〜(c)に示す通りである。このロックパターンにおいては、ロック溝11B1内に入り込んだ前から2番目のロック片13P2がロック溝11B1内の前側の立壁に当たり、同じくロック溝11B1内に入り込んだ後から2番目のロック片13P3がロック溝11B1内の後側の立壁に当たり、アッパレール12のロアレール11に対するスライド移動が前後方向にガタ付きを生じない状態としてロックされる。
なお、上記図12〜図15で示した4つのロックパターンは、アッパレール12のスライド位置が上記各位置にある場合の状態であり、アッパレール12のスライド位置がこれらのスライド位置から前後方向に幾らかずれている状態では、各ロック片13P1〜13P4のうちのいずれか1つしかロック溝11B1内に入らない状態となる。この状態では、アッパレール12は、ロアレール11に対して、上記ロック溝11B1内に入り込んでいる各ロック片13P1〜13P4のうちのいずれかがロック溝11B1内で動くことのできる範囲内においてスライド方向に動くことができる状態となる。
しかし、上記の状態からアッパレール12が前後どちらかの方向に動かされて、上記ロック溝11B1内に入り込んでいる各ロック片13P1〜13P4のうちのいずれかが、ロック溝11B1内の前後どちらかの立壁に当たることで、アッパレール12のスライド位置は、上記に示した4つのロックパターンのうちのいずれかのスライド位置状態となる。したがって、アッパレール12がどのスライド位置に動かされた状態においても、車両衝突等の予期しない急激的なスライド動作が生じた際に、上記ロック溝11B1内に入り込んでいる各ロック片13P1〜13P4のうちのいずれかがそのロック溝11B1内でしか動かされないことから、アッパレール12がロアレール11に対して一定以上滑り移動しないように規制されるようになる。
また、上述した各ロックバネ13Aは、前述したように各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bがそれぞれ支軸13Bに巻かれて抜け止めされた構成とされている。したがって、上記各ロックバネ13Aは、上述したいずれかのロックパターンでロアレール11の各ロック溝11B1に入り込んでロックしている状態で、車両衝突等の予期しない急激的なスライド動作が生じてアッパレール12とロアレール11との間にスライド方向に強制変位を伴わせる大荷重が入力されても、各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bがそれぞれ支軸13Bから抜けてアッパレール12及びロアレール11の各ロック溝11B1から抜けてしまうおそれがない。よって、各ロックバネ13Aによって、アッパレール12のロアレール11に対するスライド動作を強固にロックすることができる。
<まとめ>
以上をまとめると、本実施例のスライドレール10は、次のような構成となっている。すなわち、シート1(乗物用シート)をフロアF(乗物本体)に対してスライド可能な状態に連結するスライドレール10である。このスライドレール10は、フロアFに取り付けられるロアレール11(固定側レール)と、ロアレール11にスライド可能な状態に組み付けられてシート1に取り付けられるアッパレール12(可動側レール)と、アッパレール12(一方のレール)に取り付けられてロアレール11(他方のレール)に形成された複数のロック溝11B1内への附勢による入り込みにより両レール11,12間のスライドをロックする4本のロック片13P1〜13P4と、を有する。各ロック溝11B1は、各々がスライド方向に一定の溝幅Wを有すると共に、溝幅Wの3倍の間隔Dをあけてスライド方向に等間隔に配置された左右一対の構成とされている。4本のロック片13P1〜13P4は、左右に2本ずつに分かれて設けられており、互いが各ロック溝11B1の並ぶピッチPの中で同ピッチPの4分の1ずつずれた相異なる位置に配置される関係となるようにスライド方向に並んで設けられている。
このような構成となっていることにより、アッパレール12がどのスライド位置にあっても、常に、4本のロック片13P1〜13P4のうちの2本をロック溝11B1内のスライド方向の一端と他端とに当接させたスライドロック状態とすることができる。上記のスライドロックは、各ロック片13P1〜13P4が上記の間隔で配置されていることにより、各ロック溝11B1の溝幅Wと同じ狭いスライド方向のピッチで行うことができ、かつ、各ロック溝11B1の溝幅Wの3倍となる広い壁幅を持たせた高いロック強度で行うことができる。このような構成により、スライドレール10のロック強度の担保と、スライドロックのロックピッチの狭小化と、の両立を図ることができる。
また、4本のロック片13P1〜13P4は、左右に1本ずつ片を張り出させて左右対称なスライドロックのバネ力を発揮させる2本のロックバネ13Aにより構成されている。このような構成となっていることにより、少ない部品点数で上記のスライドロック構造を合理的に構成することができる。
詳しくは、上記2本のロックバネ13Aは、それぞれ、トーションバネにより構成されており、左右に1本ずつ張り出された各ロック片13A2aがそれぞれU字状に曲げ返されて各ロック片13A2aとスライド方向に並んで同じ位相に位置する対のロック片13A2bを有する形状とされた構成とされている。このような構成となっていることにより、部品点数を増やすことなくスライドレール10のロック強度を効果的に高める構成とすることができる。
また、上記2本のロックバネ13Aは、それぞれ、それらの中央の巻き部13A1に支軸13B(ピン)が通されてアッパレール12に対して軸支された構成とされており、かつ、各ロック片13A2a,13A3aのU字状に曲げ返された先の端部13A2c,13A3cが支軸13Bに引掛けられて抜け止めされている。このような構成となっていることにより、スライドレール10のロック状態において、両レール11,12間にこれらをスライド方向に強制変位させるような大荷重が入力された際に、各ロック片13A2aのU字状に曲げ返された先に形成された対のロック片13A2bがこの力により横曲げされても、上記対の各ロック片が各ロック溝11B1から抜ける方向に動かされないようにすることができる。
上記2本のロックバネ13Aは、それらの左右のU字羽13A2,13A3が、スライド方向に並ぶ4本のロック片13P1〜13P4が左右に交互にあらわれるように配置された構成とされている。このような構成となっていることにより、左右のロック片13P1〜13P4を左右で均衡のとれたロック強度を発揮できる形にバランス良く配置できる。
続いて、実施例2のスライドレール10の構成について、図16を用いて説明する。本実施例では、各ロックバネ13Aの左右のU字羽13A2,13A3の端部13A2c,13A3cが、実施例1で示したように支軸13B(ピン)に巻かれて抜け止めされるのではなく、スライド方向に垂直に折り曲げられてアッパレール12(一方のレール)の縦面部12Aの内側面又は解除部材16Aの側板部16A2の前後側の各縁部から下方側へ延び出る部分の内側面にそれぞれあてがわれた構成とされている。上述した各ロックバネ13Aの各端部13A2c,13A3cは、互いに相反する側に折り曲げられている。
各ロックバネ13Aは、このような構成とされていることにより、実施例1で示した各ロックパターンでロアレール11(他方のレール)の各ロック溝11B1に入り込んでロックしている状態で、車両衝突等の予期しない急激的なスライド動作が生じてアッパレール12とロアレール11との間にスライド方向に強制変位を伴わせる大荷重が入力されても、各U字羽13A2,13A3のロック片13A2a,13A3a及び対のロック片13A2b,13A3bがそれぞれアッパレール12及びロアレール11の各ロック溝11B1から抜けてしまうおそれがない。よって、各ロックバネ13Aによって、アッパレール12のロアレール11に対するスライドを強固にロックすることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「スライドレール」は、自動車の右席以外のシートの他、自動車以外の車両に適用されるシートや、鉄道、航空機等の様々な乗物用に供されるシートを乗物本体に対してスライド可能な状態に連結するものとして設けられるものであればよい。また、「スライドレール」は、乗物用シートと乗物本体との間に傾けられることなく水平な姿勢状態で配設されるものであってもよい。
また、「スライドレール」は、乗物用シートを乗物本体に対して横方向にスライド可能な状態に連結する構成であってもよい。また、「スライドレール」は、固定側レールが乗物の側壁に取り付けられるなどして横向きに倒された形で使われるものであってもよい。このような用途で使われる例としては、特開2010−274738号公報等の文献に開示されているような、シートバック(乗物用シート)を乗物の側壁(乗物本体)に対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結する用途で使われるものが挙げられる。
また、本発明の「4本のロック片」は、それぞれ別部品によって個別に設けられるものであってもよい。また、「4本のロック片」は、左右に分かれて設けられる2本ずつがそれぞれ1部品ずつで構成されるものであってもよい。また、「4本のロック片」は、板バネ等のトーションバネ以外のバネ材から成るものであってもよく、バネ材にバネ材よりも構造強度の高いロック用の爪片を結合したものから成るものであってもよい。すなわち、「4本のロック片」は、全体が線条材を曲げて形成したバネ材として構成されるものでなくてもよく、爪片を附勢によってロック溝内に入り込ませてロックさせる構成であってもよい。
また、「4本のロック片」は、ロアレール(一方のレール)に取り付けられてアッパレール(他方のレール)に形成されたロック溝への入り込みによって両レール間のスライドをロックするものであってもよい。また、「4本のロック片」は、押し操作でなく引き操作によってロックの解除操作が行われるものであってもよい。また、「4本のロック片」は、左右に2本ずつに分かれて設けられており、互いが各ロック溝の並ぶピッチの中で4分の1ピッチずつずれた相異なる位置に配置される関係となるようにスライド方向に並んで設けられていれば良く、1つのピッチ中で連続的に並んで設けられるものの他、複数のピッチに跨って断続的に並んで設けられるものであってもよい。本発明のスライドレールは、上記関係となることのできる配置構成となっていればよく、各部の具体的な寸法は特に限定されるものではない。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
10 スライドレール
11 ロアレール(固定側レール、他方のレール)
11A 底面部
11B ロア側ひれ部
11B1 ロック溝
11C 隙間
11D シューストッパ
12 アッパレール(可動側レール、一方のレール)
12A 縦面部
12A1 通し溝
12A2 ロック溝
12B 天板面部
12B1 通し孔
12C アッパ側ひれ部
13 ロック機構
13A ロックバネ
13A1 巻き部
13A2 U字羽
13A2a ロック片
13A2b 対のロック片
13A2c 端部
13A3 U字羽
13A3a ロック片
13A3b 対のロック片
13A3c 端部
13B 支軸(ピン)
13C ブラケット
13C1 縦面部
13C2 天板部
13C3 締結ボルト
13C4 係止突起
13P1〜13P4 ロック片
14 樹脂シュー
15 鋼球
16 解除機構
16A 解除部材
16A1 天板部
16A2 側板部
16A2a ガイド突起
16A3 角部
16B スライドレバー
16B1 操作部
16B2 ヒンジピン
16B3 押板
F フロア(乗物本体)
W 溝幅
D 間隔
P ピッチ

Claims (6)

  1. 乗物用シートを乗物本体に対してスライド可能な状態に連結するスライドレールであって、
    前記乗物本体に取り付けられる固定側レールと、
    該固定側レールにスライド可能な状態に組み付けられて前記乗物用シートに取り付けられる可動側レールと、
    一方のレールに取り付けられて他方のレールに形成された複数のロック溝内への附勢による入り込みにより当該両レール間のスライドをロックする4本のロック片と、を有し、
    前記各ロック溝は、各々がスライド方向に一定の溝幅を有すると共に、当該溝幅の3倍の間隔をあけてスライド方向に等間隔に配置された左右一対の構成とされており、
    前記4本のロック片は、左右に2本ずつに分かれて設けられており、それぞれの前記各ロック溝の並ぶ1つ又は複数のピッチの中での位置が4分の1ピッチずつずれた相異なる位置に配置されて、そのうちの2本が前記各ロック溝内に入り込んで溝のスライド方向の一端と他端とに分かれて当たり、残る2本が前記各ロック溝間に乗り上がる態様でスライドロックするスライドレール。
  2. 請求項1に記載のスライドレールであって、
    前記4本のロック片が、左右に1本ずつ片を張り出させて左右対称なスライドロックのバネ力を発揮させる2本のロックバネにより構成されているスライドレール。
  3. 請求項2に記載のスライドレールであって、
    前記2本のロックバネは、それぞれ、トーションバネにより構成されており、左右に1本ずつ張り出された各ロック片がそれぞれU字状に曲げ返されて当該各ロック片とスライド方向に並んで対応する同じピッチ位置に配置される対のロック片を有する形状とされた構成とされているスライドレール。
  4. 乗物用シートを乗物本体に対してスライド可能な状態に連結するスライドレールであって、
    前記乗物本体に取り付けられる固定側レールと、
    該固定側レールにスライド可能な状態に組み付けられて前記乗物用シートに取り付けられる可動側レールと、
    一方のレールに取り付けられて他方のレールに形成された複数のロック溝内への附勢による入り込みにより当該両レール間のスライドをロックする4本のロック片と、を有し、
    前記各ロック溝は、各々がスライド方向に一定の溝幅を有すると共に、当該溝幅の3倍の間隔をあけてスライド方向に等間隔に配置された左右一対の構成とされており、
    前記4本のロック片は、左右に2本ずつに分かれて設けられており、それぞれの前記各ロック溝の並ぶ1つ又は複数のピッチの中での位置が4分の1ピッチずつずれた相異なる位置に配置された構成とされており、
    前記4本のロック片が、左右に1本ずつ片を張り出させて左右対称なスライドロックのバネ力を発揮させる2本のロックバネにより構成され、当該2本のロックバネは、それぞれ、トーションバネにより構成されており、左右に1本ずつ張り出された各ロック片がそれぞれU字状に曲げ返されて当該各ロック片とスライド方向に並んで対応する同じピッチ位置に配置される対のロック片を有する形状とされたスライドレール。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のスライドレールであって、
    前記2本のロックバネは、それぞれ、それらの中央の巻き部にピンが通されて前記一方のレールに対して軸支された構成とされており、かつ、前記各ロック片のU字状に曲げ返された先の端部が前記ピンに引掛けられて抜け止めされているスライドレール。
  6. 請求項3又は請求項4に記載のスライドレールであって、
    前記2本のロックバネは、それぞれ、それらの中央の巻き部にピンが通されて前記一方のレールに対して軸支された構成とされており、かつ、前記各ロック片のU字状に曲げ返された先の端部がスライド方向に折り曲げられて前記一方のレールに引掛けられて抜け止めされているスライドレール。
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