JP6471449B2 - 貨幣処理装置及び貨幣処理装置の入金制御方法 - Google Patents

貨幣処理装置及び貨幣処理装置の入金制御方法 Download PDF

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本発明は、入金された紙幣を取り込んで紙幣収納庫に収納し、入出金指示によって前記紙幣収納庫から収納紙幣を払い出す貨幣処理装置及び貨幣処理装置の入金制御方法であって、簡易な構成で、買上げ精算時の現金過不足を削減しつつ、顧客との取引処理時間を短くすることができる貨幣処理装置及び貨幣処理装置の入金制御方法に関する。
昨今のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、客さばきや現金管理の厳正化のため、自動釣銭機として貨幣処理機が設置されている。この貨幣処理機は、通常、POSレジスタ(Point Of Sales)装置等の上位装置に接続されており、上位装置からの指令に応じて硬貨や紙幣等の金銭の入出金処理を行うものである。
ここで、POSレジスタ装置と貨幣処理機とからなるレジスタシステムの取引処理には、入金先行処理と釣銭先行処理とがある。入金先行処理では、購入額が確定すると、顧客から預り金を受け取って貨幣処理機に投入し、自動計数した額と購入額との差を釣銭として払い出す処理を行う。一方、釣銭先行処理では、購入額が確定すると、顧客から預り金を受け取って、この預り金の金額をレジ担当者が打刻し、この打刻した預り金の金額と購入額との差を釣銭として払い出して顧客に釣銭を手渡し、その後、預り金を貨幣処理機に投入し、預り金を自動計数する。
入金先行処理では、預り金を貨幣処理機が自動計数した額と購入額との差を釣銭として払い出すようにしているので、通常の買上げ取引精算に用いれば、預り金の計算を間違いなく行うことができる。
なお、特許文献1には、循環経路を用いて紙幣収納庫に収納された紙幣の在高管理をするものが記載されている。
また、特許文献2には、顧客からの貨幣の投入を受け付ける貨幣投入口と、釣銭額に相当する貨幣を顧客に払い出す貨幣払出口とを備えたレジスタが記載されている。これによって、店員は貨幣に触れることなく、顧客が商品の支払いを行うことができる。
さらに、特許文献3には、貨幣投入口がレジ担当者の前面に有するレジスタを台座に対して回転できるようにし、顧客が支払い処理を行う場合、貨幣投入口が顧客側に向くようにレジスタを回転するものが記載されている。
特許第3780723号公報 特開2002−109633号公報 特開2010−20370号公報
ところで、コンビニエンスストアのような業務形態では、通常の買上げ取引以外に、公共料金の代行収納といった現金を取り扱う業務がある。この業務の場合、取り扱う金額が大きくなりがちなため、顧客自身も複数枚の高額紙幣(例えば、1万円紙幣)を1枚ずつ数え、また、受け取ったレジ担当者も、再度1枚ずつ数え直す金額計算を行い、その後、POSレジスタ装置の金額入力操作及びドロアへの収納を行っている。
すなわち、従来の紙幣処理装置は、公共料金の代行収納などの高額紙幣を取り扱う場合、顧客及びレジ担当者の双方に多大な手間とストレスがかかるという問題があった。なお、特許文献3では、レジスタを回転させることによって、レジ担当者側の貨幣投入口を顧客側に向けて操作できるようにしているが、顧客の支払いの都度、レジスタの貨幣投入口を顧客側に向けるのは操作が煩わしく、かつ、装置構成が複雑かつ大型化する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、買上げ精算時の現金過不足を削減しつつ、顧客との取引処理時間を短くすることができる貨幣処理装置及び貨幣処理装置の入金制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる貨幣処理装置は、入金された紙幣を取り込んで紙幣収納庫に収納し、入出金指示によって前記紙幣収納庫から収納紙幣を払い出す貨幣処理装置であって、装置前面に設けられ、投入紙幣を受け入れる第1紙幣投入口と、装置の裏面側に設けられ、投入紙幣を受け入れる第2紙幣投入口と、少なくとも前記第1紙幣投入口から投入された紙幣を鑑別する第1紙幣鑑別センサと、少なくとも前記第2紙幣投入口から投入された紙幣を鑑別する第2紙幣鑑別センサと、を備え、前記第1紙幣投入口から投入され前記第1紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣または前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣または前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を収納する紙幣回収庫と、搬送される紙幣の中から、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣及び前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣回収庫側への搬送に切り換える切換ゲートと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記紙幣回収庫は、装置本体から着脱可能であることを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記紙幣回収庫は、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣と前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣との収納領域を区切る仕切り機構を備え、前記仕切り機構によって、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣と前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣とを異なる収納領域に収納することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、顧客側に向いた操作表示部を備え、前記第2紙幣投入口での入金に関する情報を前記操作表示部に表示することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記第1紙幣投入口からの入金処理と前記第2紙幣投入口からの入金処理とを排他的に処理する制御部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記第1紙幣投入口からの入金を阻止する第1シャッタ機構と、前記第2紙幣投入口からの入金を阻止する第2シャッタ機構と、を備え、前記制御部は、前記第1シャッタ機構及び前記第2シャッタ機構を制御して、前記第1紙幣投入口からの入金処理と前記第2紙幣投入口からの入金処理とを排他的に処理することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記第1紙幣投入口からの入金処理を前記第2紙幣投入口からの入金処理に対して優先して処理することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記第2紙幣投入口からの入金の許可を指示する操作部を備え、前記制御部は、前記操作部を介して、前記第2紙幣投入口に対する入金の許可の指示があった場合、前記第2紙幣投入口からの入金の処理を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置は、上記の発明において、前記紙幣収納庫に収納させた紙幣を循環させる循環経路と、前記第1紙幣投入口から、前記循環経路上における前記紙幣収納庫の上流に設けられた紙幣受入口に接続される第1入金経路と、前記第2紙幣投入口から、前記循環経路上における前記紙幣収納庫の下流に設けられた紙幣払出口に接続される第2入金経路と、前記紙幣払出口と前記紙幣受入口との間の出金切換口に接続され、前記紙幣払出口から搬送された紙幣を前記出金切換口から紙幣出金口に接続する出金経路と、を備え、前記第2紙幣鑑別センサは、前記紙幣払出口と前記出金切換口との間に配置され、前記第2紙幣投入口から投入された紙幣を鑑別するとともに、前記循環経路を循環する紙幣及び前記紙幣出金口から出金する紙幣を鑑別することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置の入金制御方法は、入金された紙幣を取り込んで紙幣収納庫に収納し、入出金指示によって前記紙幣収納庫から収納紙幣を払い出す貨幣処理装置の入金制御方法であって、装置前面に設けられ、投入紙幣を受け入れる第1紙幣投入口から投入された紙幣を、該第1紙幣投入口の下流に設けられた第1紙幣識別センサで鑑別し、第1紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納し、装置裏面に設けられ、投入紙幣を受け入れる第2紙幣投入口から投入された紙幣を、該第2の紙幣投入口の下流に設けられた第2紙幣鑑別センサで鑑別し、第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置の入金制御方法は、上記の発明において、搬送される紙幣の中から、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣及び前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を、装置本体から着脱可能な紙幣回収庫に収納することを特徴とする。
また、本発明にかかる貨幣処理装置の入金制御方法は、上記の発明において、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣と前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣とを前記紙幣回収庫内の異なる収納領域に収納することを特徴とする。
本発明によれば、装置前面に設けられ、投入紙幣を受け入れる第1紙幣投入口から投入された紙幣を、該第1紙幣投入口の下流に設けられた第1紙幣識別センサで鑑別し、第1紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納し、装置裏面に設けられ、投入紙幣を受け入れる第2紙幣投入口から投入された紙幣を、該第2の紙幣投入口の下流に設けられた第2紙幣鑑別センサで鑑別し、第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納するようにしている。したがって、代行収納業務において、第2紙幣投入口から、顧客自らが支払紙幣を貨幣処理機に投入(入金)できるので、機械計数により、レジ現金過不足の削減、かつ、高額現金のレジ担当者での数え直し時間の削除、及び、レジ担当者の精神的ストレスを低減することができる。また、貨幣処理装置を回転させる必要がないため、簡易な構造で実現されるとともに、装置の複雑化及び大型化を抑えることができる。
図1は、本発明の実施の形態である貨幣処理装置を含むPOSレジスタシステムの全体構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した貨幣処理装置の外観構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示した紙幣処理装置の構成を示す断面図である。 図4は、図2に示した硬貨処理装置の構成を示す平面図である。 図5は、貨幣処理装置の制御系を示すブロック図である。 図6は、図5に示した入出金制御部が繰り返し実施する入金処理及び出金処理である釣銭モード処理手順を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態の変形例である紙幣処理装置の構成を示す断面図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(自動釣銭機の構造)
図1は、本発明の実施の形態である貨幣処理装置2を含むPOSレジスタシステム1の全体構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した貨幣処理装置2の外観構成を示す斜視図である。さらに、図3は、図2に示した紙幣処理装置10の構成を示す断面図である。さらに、図4は、図2に示した硬貨処理装置20の構成を示す平面図である。図1に示した貨幣処理装置2は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOSレジスタ装置3に接続される自動釣銭機として用いられるものである。図1に示すように、POSレジスタシステム1は、レジカウンタCの台上に配置され、貨幣処理装置2の上部にPOSレジスタ装置3が配置される。POSレジスタ装置3は、レジ担当者側Aに向いて表示され、レジ担当者が操作可能な操作表示部3aと、顧客側Bに向いて表示され、顧客が操作可能な操作表示部3bとを有する。貨幣処理装置2は、紙幣の入出金を行う紙幣処理装置10と、硬貨の入出金を行う硬貨処理装置20とが並列配置される。
図2に示すように、紙幣処理装置10は、直方体状をなす装置本体の前面のレジ担当者側Aに設けられ、紙幣を入金する第1紙幣投入口11と、レジ担当者側Aに設けられ、釣銭としての紙幣を払い出す紙幣出金口12と、レジ担当者側Aに設けられ、釣銭として利用されない高額紙幣などが収納される紙幣回収庫13とを有する。さらに、紙幣処理装置10は、裏面の顧客側Bに設けられ、紙幣を入金する第2紙幣投入口14を有する。
一方、硬貨処理装置20は、直方体状を成す装置本体の前端(レジ担当者側A)上面の右側に設けられた硬貨投入口21と、装置本体の前端上面の左側に設けられた表示部22及び操作部23と、装置本体の前面左側に設けられた硬貨出金口25と、硬貨出金口25から排出された受け皿24と、装置本体の前面右側に設けられた硬貨返却口26とを有する。
(紙幣処理装置の構成)
図3において、第1紙幣投入口11の近傍には、第1紙幣投入口11から第1シャッタ機構31、第1紙幣投入センサ32、第1紙幣鑑別センサ33が順次配置される。さらに、第1紙幣鑑別センサ33の先に紙幣受入口34が配置される。紙幣受入口34の先であって、装置中央には、紙幣を収納する紙幣収納庫35を有する。なお、紙幣収納庫35内には、在高を精査するときに用いられる模擬紙幣53が入っている。紙幣収納庫35の下部には、積載収納された紙幣を下から一枚ずつ分離して紙幣払出口37に繰り出す繰出部36が設けられる。紙幣払出口37の下流には、出金切換口38までの間に第2紙幣鑑別センサ39が設けられる。紙幣払出口37は、紙幣出金口12に接続されるとともに、紙幣切換口38から垂直方向に配置された循環接続通路40を介して紙幣受入口34に接続される。一方、顧客側Bである裏面に設けられた第2紙幣投入口14も、紙幣出金口12側に接続されるとともに、循環接続通路40を介して紙幣受入口34に接続される。ただし、紙幣払出口37から出力された紙幣は、第2紙幣投入口14に出力されず、紙幣出金口12側または紙幣受入口34側のみに出力される。また、循環接続通路40を通る紙幣は、紙幣投入口11側に出力されず、紙幣受入口34側のみに出力される。
ここで、第1紙幣投入口11から紙幣受入口34までの搬送路は、第1入金経路L1を形成する。また、第2紙幣投入口14から紙幣払出口37までの搬送路は、第2入金経路L2を形成する。また、出金切換口38から紙幣出金口12までの搬送路は、出金経路L3を形成する。また、紙幣収納庫35、紙幣払出口37、出金切換口38、紙幣受入口34を介して紙幣収納庫35に戻る搬送路は、循環経路LLを形成する。
第2入金経路L2では、第2紙幣投入口14近傍に、第2シャッタ機構43及び第2紙幣投入センサ44が順次配置される。
出金切換口38には、紙幣を紙幣出金口12側または循環接続通路40側に切り換える切換ゲート45が設けられる。また、循環接続通路40の途中には、紙幣の搬送路を紙幣回収庫13側に切り換える切換ゲート46を有する。
紙幣回収庫13は、紙幣収納庫35内の紙幣であって回収すべき紙幣(回収紙幣)と第2紙幣投入口14から投入され第2紙幣鑑別センサ39によって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣(第2紙幣)との収納領域を区切る仕切り機構50を有する。仕切り機構50は、回収受入口51から入力される回収紙幣と第2紙幣とを異なる収納領域に収納するため、例えば、回収紙幣を収納する場合、回収紙幣を収納する収納領域E1の開口が回収受入口51に通じるように上方に駆動し、第2紙幣を収納する場合、第2紙幣を収納する収納領域E2の開口が回収受入口51に通じるように下方に駆動する。
なお、紙幣出金口12、紙幣回収庫13、紙幣収納庫35、循環経路LL、第2紙幣投入口14は、一体となって内部ユニットを構成し、この内部ユニットは、引き出し可能な状態で筐体10aに収められている。また、紙幣回収庫13は、内部ユニットに対して引き出し可能、あるいは開閉可能な構造となっている。内部ユニットに対して引き出し可能な構成である場合、鍵のかかった紙幣回収庫13をそのまま取り出して回収することになる。また、開閉可能な構造の場合、紙幣回収庫13に対する鍵を開けることによってその場で紙幣を回収することになる。
(紙幣処理装置の動作)
まず、第1シャッタ機構31が開状態となって第1紙幣投入口11から紙幣が投入される場合、第1紙幣投入センサ32が紙幣の投入を検出し、図示しない投入搬送モータが駆動される。搬送された紙幣は、第1紙幣鑑別センサ33によって金種の判別及び真偽の判別が行われる。第1紙幣鑑別センサ33が、投入された紙幣を真券であると判別できなかった場合、この紙幣は第1紙幣投入口11に戻される。一方、第1紙幣鑑別センサ33が、投入された紙幣を真券であると判別した場合、この紙幣を紙幣受入口34を介して紙幣収納庫35に積載収納する。
紙幣収納庫35内の紙幣は、POSレジスタ装置3からの出金指示があった場合、または、操作部23からの出金指示があった場合、繰出部36によって紙幣収納庫35の下から1枚ずつ繰り出され、第2紙幣鑑別センサ39によって金種判別される。第2紙幣鑑別センサ39によって金種判別された結果が出金すべき紙幣である場合、切換ゲート45は紙幣出金口12側に切り換えられ、紙幣が紙幣出金口12に導かれる。一方、第2紙幣鑑別センサ39によって金種判別された結果が出金すべき紙幣でない場合、切換ゲート45は循環接続通路40側に切り換えられ、再度、紙幣収納庫35内に収納される。そして、紙幣が紙幣出金口12に導かれる。そして、第2紙幣鑑別センサ39によって金種判別された結果が出金すべき紙幣となるまで、紙幣の繰り出しを繰り返す。なお、繰り出された紙幣が釣銭として塩油されない高額紙幣(回収紙幣)の場合には、切換ゲート46を紙幣回収庫13側に切り換えて、回収紙幣を紙幣回収庫13内に収納する。この回収紙幣の収納の場合、仕切り機構50は、収納領域E1の開口が回収受入口51に通じるように上方に駆動する。
一方、第2シャッタ機構43が開状態となって第2紙幣投入口14から紙幣が投入される場合、第2紙幣投入センサ44が紙幣の投入を検出し、図示しない投入搬送モータが駆動される。搬送された紙幣は、第2紙幣鑑別センサ39によって金種の判別及び真偽の判別が行われる。第2紙幣鑑別センサ39が、投入された紙幣を真券であると判別できなかった場合、この紙幣は第1紙幣投入口14に戻される。一方、第2紙幣鑑別センサ39が、投入された紙幣を真券であると判別した場合、この紙幣を紙幣受入口34を介して紙幣収納庫35に積載収納する。なお、第2紙幣鑑別センサ39が、投入された紙幣を真券であると判別した場合、切換ゲート46を紙幣回収庫13側に切り換えて、第2紙幣として紙幣回収庫13内に収納することが好ましい。この第2紙幣の収納の場合、仕切り機構50は、収納領域E2の開口が回収受入口51に通じるように下方に駆動する。
なお、在高管理を行う場合、紙幣収納庫35内の紙幣を、循環経路LLで循環させ、第2紙幣鑑別センサ39による判別結果を用いて金種及び枚数の管理を行う。この際、模擬紙幣53を同時に循環させることによって、紙幣収納庫35内の紙幣がすべて循環経路LL、すなわち第2紙幣鑑別センサ39を通過したか否を判別することができる。
(硬貨処理装置の概要動作)
図4において、硬貨投入口21は、投入された硬貨を装置本体の内部に受け入れるための開口である。硬貨投入口21は、顧客からの預り金を一時保持する一時保持部として機能する。硬貨投入口21に投入された硬貨は、POSレジスタ装置3などからの入金許可指令を受け、図示せぬ投入検出センサによって検出された後、入金搬送部61によって搬送される。入金搬送部61内に設けられた検銭部62は、硬貨の真贋及び金種を判定する。搬送された硬貨が正貨である場合、一時保留部63に保留される。一方、搬送された硬貨が正貨でない場合、切換ゲート64及び硬貨出金口25を介して受け皿24に返却される。なお、POSレジスタ装置3側からの返却指示があった場合、一時保留部63に保留された硬貨は、切換ゲート65を介して硬貨返却口26に返却される。
その後、一時保留部63に保留された硬貨は、硬貨振分部66によって搬送される。硬貨振分部66によって搬送される硬貨は、金種に応じて硬貨収納庫67に収納されることになる。硬貨収納庫67としては、1円収納庫67a、50円収納庫67b、5円収納庫67c、100円収納庫67d、10円収納庫67e、500円収納庫67fの6つが設けてある。そして、各硬貨収納庫67は、投入された硬貨を金種ごとに個別に収納するようにしている。
その後、POSレジスタ装置3側からの出金指令に応じた金種の硬貨が各硬貨収納庫67から出金搬送部68を介して搬出され、硬貨出金口25から装置本体の外部に払い出される。なお、精査処理を行う場合には、硬貨収納庫67毎の硬貨を出金搬送部68を介して取り出し、切換ゲート69及び一時保留部63を介して再計数すればよい。
(貨幣処理装置の制御系)
図5は、貨幣処理装置2の制御系を示すブロック図である。図5に示すように、制御部70には、表示部22、操作部23、記憶部80、紙幣収納ユニット10b、硬貨収納ユニット20bが接続される。紙幣収納ユニット10bは、筐体10aから取り外し可能な内部ユニットである。同様に、硬貨収納ユニット20bも、筐体から取り外し可能な内部ユニットである。また、制御部70及び記憶部80は、紙幣処理装置10内または硬貨処理装置20内に有する。なお、POSレジスタ装置3は、制御部70を介して貨幣処理装置2に接続される。また、紙幣収納ユニット10b内の紙幣搬送機構82には、第1入金経路L1、第2入金経路L2、出金経路L3、循環経路LL、及び切換ゲート45,46を含む。さらに、硬貨収納ユニット20b内の硬貨搬送機構83には、入金搬送部61、硬貨振分部66、出金搬送部68、及び切換ゲート64,65,69を含む。
制御部70は、POSレジスタ装置3から各種指令が与えられた場合、操作部23を通じて指令が与えられた場合、あるいは検銭部62,第1紙幣鑑別センサ33,第2紙幣鑑別センサ39から検出信号が与えられた場合、記憶部80に格納したプログラムや初期データに基づいて、紙幣搬送機構82、第1シャッタ機構31、第2シャッタ機構43、硬貨搬送機構83の駆動制御、表示部22の表示制御などを行うものである。制御部70は、入出金制御部71を有する。
入出金制御部71は、POSレジスタ装置3から入力許可指令が与えられた後に貨幣が投入された場合に、入金許可指令に従って貨幣の入金処理を行い、かつPOSレジスタ装置3から出金指令が与えられた場合に、出金指令に従って貨幣の出金処理を行うものである。また、入出金制御部71は、これらの入金処理及び出金処理を実行している間、実施した入金処理及び出金処理の内容を入出金情報81として逐次、記憶部80に格納する処理も行う。また、入出金制御部71は、在高管理などを行う。
(釣銭モード処理)
図6は、図5に示した制御部70の入出金制御部71が繰り返し実施する入金処理及び出金処理である釣銭モード処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、入出金制御部71は、第2シャッタ機構を閉にしておく(ステップS101)。その後、入出金制御部71は、POSレジスタ装置3からの入金許可指令を監視する(ステップS102)。POSレジスタ装置3から入金許可指令が与えられなかった場合(ステップS102,No)、入出金制御部71は、ステップS113に移行する。
一方、POSレジスタ装置3から入金許可指令が与えられた場合(ステップS102,Yes)、入出金制御部71は、貨幣処理装置2を入金許可状態に設定する(ステップS103)。その後、入出金制御部71は、第2紙幣投入口14からの入金であるか否かを判断する(ステップS104)。なお、このステップS104の判断は、POSレジスタ装置3からの指示である場合である。
第2紙幣投入口14からの入金である場合(ステップS104,Yes)には、第2シャッタ機構43を開にし、第1シャッタ機構31を閉にして(ステップS105)、ステップS106に移行する。一方、第2紙幣投入口14からの入金でない場合(ステップS104,No)には、そのままステップS106に移行する。ステップS106では、第1紙幣投入センサ32、第2紙幣投入センサ44、及び図示しない貨幣投入センサを通じて、それぞれ第1紙幣投入口11、第2紙幣投入口14、及び硬貨投入口21に対する入金を監視する。
その後、第1紙幣投入口11、第2紙幣投入口14、または硬貨投入口21からの入金を確認した場合(ステップS106,Yes)、入出金制御部71は、それぞれ第1紙幣鑑別センサ33、第2紙幣鑑別センサ39、または検銭部62を介して投入された貨幣の鑑別を行い、該鑑別結果に従って、紙幣収納庫35または対応する硬貨収納庫67に貨幣を搬送する処理を行う(ステップS107)。なお、入金を検出しなかった場合(ステップS106,No)、入出金制御部71は、そのままステップS108に移行する。
その後、入出金制御部71は、POSレジスタ装置3からの入金額要求があるか否かを監視し(ステップS108)、入金額要求があった場合(ステップS108,Yes)、現在の入金額に関する情報をPOSレジスタ装置3に送信する処理を行う(ステップS109)。ここで、第2紙幣投入口14からの紙幣の投入があった場合、その入金に関する情報を、レジ担当者側Aに向いた操作表示部3aに表示するとともに、顧客側Bに向いた操作表示部3bにも表示する。なお、操作表示部3bには、表示された入金に関する情報を確認するか確認ボタンを表示し、顧客による確認ボタンの押下によって入金に関する情報を確認させることが好ましい。一方、入金額要求がなかった場合(ステップS108,No)、入出金制御部71は、そのままステップS110に移行する。ステップS110では、ステップS105で第2シャッタ機構43を開にした場合、第2シャッタ機構43を閉にし、第1シャッタ機構31を開にする制御を行う。
その後、入出金制御部71は、POSレジスタ装置3から入金終了指令があったか否かを判断し(ステップS111)、入金終了指令がなかった場合(ステップS111,No)、手順をステップS104に移行して上述したステップS104〜S110の処理を繰り返す。
一方、POSレジスタ装置3から入金終了指令があった場合(ステップS111,Yes)、入出金制御部71は、貨幣処理装置2を入金禁止状態に設定し(ステップS112)、その後、POSレジスタ装置3から出金指令があるか否かを監視する(ステップS113)。
POSレジスタ装置3から出金指令が与えられた場合(ステップS113,Yes)、入出金制御部71は、紙幣収納庫35や硬貨収納庫67に収納された貨幣を釣銭として紙幣出金口12または硬貨出金口25から払い出す処理を実施し(ステップS114)、今回の釣銭モード処理を終了する。なお、POSレジスタ装置3から出金指令が与えられなかった場合(ステップS113,No)、入出金制御部71は、そのまま今回の釣銭モード処理を終了する。
上述した状況は、例えば、POSレジスタ装置3において操作者(レジ担当者)による購入商品の登録が終了し、その合計金額以上の貨幣を商品購入者(顧客)が直接、あるいは顧客から預かったレジ担当者がこれを貨幣処理装置2に投入した場面であり、購入商品の登録が終了した後にPOSレジスタ装置3から貨幣処理装置2の制御部70に対して入金許可指令が与えられる。一方、貨幣が投入された貨幣処理装置2からPOSレジスタ装置3に入金額情報が送信されると、POSレジスタ装置3において(釣銭)=(入金額)−(購入合計金額)が算出され、釣銭がある場合には釣銭に対応した出金指令が入金終了指令の後に貨幣処理装置2に出力される。出金指令が与えられた貨幣処理装置2では、釣銭に相当する貨幣が紙幣出金口12もしくは硬貨出金口25から払い出され、POSレジスタ装置3から出力されたレシートとともにこの釣銭が商品購入者に手渡される。
以降、上述した釣銭モード処理が繰り返し実施され、貨幣処理装置2が自動釣銭機として機能することになる。この間、貨幣処理装置2においては、入出金制御部71により、実施した入金処理及び出金処理の内容が入出金情報81として逐次、記憶部80に格納する処理が行われる。
上述した貨幣処理装置2では、代行収納業務の支払い時に、顧客自らが支払紙幣を貨幣処理装置の第2紙幣投入口14から投入(入金)して機械計数するため、現金過不足の削減、かつ、高額現金のレジ担当者での数え直し時間の削除、及び、レジ担当者の精神的ストレスの低減を図ることができる。また、貨幣処理装置2を回転する必要もないので、装置構成が簡易となり、装置の複雑化や大型化を避けることができる。
ここで、第1シャッタ機構31,第2シャッタ機構43を設け、第1紙幣投入口11からの入金処理と第2紙幣投入口14からの入金処理とが同時に行われないように排他制御を行うとともに、第1紙幣投入口11からの入金処理を優先して処理している。
この第1シャッタ機構31,第2シャッタ機構43を設けずに、入出金制御部71が、第1紙幣投入口11からの入金処理と第2紙幣投入口14からの入金処理とが同時に行われないように排他制御を行うようにしてもよい。この場合、ステップS104で第2紙幣投入口14からの入金がある場合、第1紙幣投入口11からの入金を受け付けず、第2紙幣投入口14からの入金のみを受け付けるように搬送制御すればよい。
なお、入出金制御部71は、第1紙幣投入センサ32の検出が第2紙幣投入センサ44の検出よりも早い場合、第1紙幣投入口11から投入された紙幣の入金処理を行い、第2紙幣投入センサ44の検出が第1紙幣投入センサ32の検出よりも早い場合、第2紙幣投入口14から投入された紙幣の入金処理を行うようにしてもよい。この場合も、第1紙幣投入口11からの入金処理と第2紙幣投入口からの入金処理とは排他的に行う。
また、上述した実施の形態では、紙幣投入口としては、第1紙幣投入口11、第2紙幣投入口14、硬貨投入口21の3つであり、貨幣出金口としては、紙幣出金口12と硬貨出金口25との2つであり、第2紙幣投入口14のみが顧客側に向けられている。
さらに、レジ担当者が貨幣処理装置2を動作させていない場合、第2紙幣投入口14を第2シャッタ機構43で閉鎖しておくことが好ましい。なお、上述したように、代行収納業務の支払いなどの高額入金時のみ、POSレジスタ装置3を介したレジ担当者の要求によって、第2シャッタ機構43を開にし、あるいは第2紙幣投入口14からの入金搬送を停止する制御を行っている。
ところで、上述した実施の形態では、1つの紙幣収納庫35のみを有していたが、これに限らず、金種ごとの複数の紙幣収納庫をもつ構成としてもよい。この場合、循環接続通路40を共通とした循環経路LLを並列して配置すればよい。なお、1つの紙幣収納庫に複数金種の収納を可能にした混合紙幣収納庫としてもよい。ただし、釣銭として用いられる1000円収納庫は、1つの紙幣収納庫とすることが好ましい。なお、図3に示した紙幣処理装置10では、紙幣収納庫35に1000円紙幣のみが収納されるようにし、その他の高額紙幣は、紙幣回収庫13に収納することが好ましい。
(変形例)
なお、上述した実施の形態では、循環経路LLを有した紙幣処理装置10であったが、これに限らない。例えば、図7に示す紙幣処理装置10としてもよい。図7では、図3と同様に、第1紙幣投入口11、紙幣出金口12、及び紙幣回収庫13がレジ担当者側Aに設けられている。そして、第1紙幣投入口11の近傍には、第1紙幣投入口11側から順次、第1シャッタ機構31、第1紙幣投入センサ32及び第1紙幣鑑別センサ33が設けられている。一方、顧客側Bには、第2紙幣投入口14が設けられ、その近傍には第2紙幣投入口14から順次、第2シャッタ機構43、第2紙幣投入センサ44、第2紙幣鑑別センサ39が設けられている。
しかし、図3に示した循環経路LLは、形成されておらず、直線的な搬送経路90を共有している。また、収納庫としては、図3と同様な紙幣回収庫13を設けているが、図7に示した紙幣処理装置10では、精査庫35a、1000円収納庫35b、及び混合収納庫35cの3つの収納庫を有した紙幣収納庫35としている。1000円収納庫35bは、1000円紙幣を収納し、混合収納庫35cは、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣を収納する。精査庫35aは、1000円収納庫35b及び混合収納庫35cに収納された紙幣を精査する際の一時保留庫として用いる。
第1紙幣投入口11から入金された紙幣は、第1紙幣鑑別センサ33によって金種及び真贋が判別された後、真券の金種に対応して1000円収納庫35b及び混合収納庫35cに収納される。一方、第2紙幣投入口14から入金された紙幣は、第2紙幣鑑別センサ39によって金種及び真贋が判別された後、真券の金種に対応して1000円収納庫35b及び混合収納庫35cに収納される。なお、第2紙幣投入口14から入金された紙幣は、高額紙幣であり、釣銭として用いられることがないため、混合収納庫35cでなく、すべて紙幣回収庫13に収納するようにしてもよい。もちろん、一端、混合収納庫35cに収納した後、紙幣回収庫13に収納するようにしてもよい。
出金処理の場合、例えば、1000円収納庫35bに収納された1000円紙幣は、搬送経路90及び第1紙幣鑑別センサ33を介し、紙幣出金口12から出金される。すなわち、図3に示した紙幣処理装置10と異なり、出金時の紙幣鑑別センサは、第2紙幣鑑別センサ39ではなく、第1紙幣鑑別センサ33が機能を担当する。なお、図7に示した変形例において、第2紙幣鑑別センサ39を設けず、第2紙幣鑑別センサ39の機能を第1紙幣鑑別センサが担当するようにしてもよい。この場合、第2紙幣投入口から第1紙幣鑑別センサ33までの距離は、長くなる。
1 レジスタシステム
2 貨幣処理装置
3 POSレジスタ装置
3a,3b 操作表示部
10 紙幣処理装置
10a 筐体
10b 紙幣収納ユニット
11 第1紙幣投入口
12 紙幣出金口
13 紙幣回収庫
14 第2紙幣投入口
20 硬貨処理装置
20b 硬貨収納ユニット
21 硬貨投入口
22 表示部
23 操作部
25 硬貨出金口
26 硬貨返却口
31 第1シャッタ機構
32 第1紙幣投入センサ
33 第1紙幣鑑別センサ
34 紙幣受入口
35b 1000円収納庫
35c 混合収納庫
35 紙幣収納庫
35a 精査庫
36 繰出部
37 紙幣払出口
38 出金切換口
39 第2紙幣鑑別センサ
40 循環接続通路
43 第2シャッタ機構
44 第2紙幣投入センサ
45,46,64,65,69 切換ゲート
50 仕切り機構
51 回収受入口
53 模擬紙幣
61 入金搬送部
62 検銭部
63 一時保留部
66 硬貨振分部
67 硬貨収納庫
68 出金搬送部
70 制御部
71 入出金制御部
80 記憶部
81 入出金情報
82 紙幣搬送機構
83 硬貨搬送機構
90 搬送経路
A レジ担当者側
B 顧客側
C レジカウンタ
E1,E2 収納領域
L1,L2 入金経路
L3 出金経路
LL 循環経路

Claims (13)

  1. 入金された紙幣を取り込んで紙幣収納庫に収納し、出金指示によって前記紙幣収納庫から収納紙幣を払い出す貨幣処理装置であって、
    装置前面に設けられ、投入紙幣を受け入れる第1紙幣投入口と、
    装置の裏面側に設けられ、投入紙幣を受け入れる第2紙幣投入口と、
    装置前面に設けられ、前記紙幣収納庫に収納された収納紙幣を払い出す紙幣出金口と、
    少なくとも前記第1紙幣投入口から投入された紙幣を鑑別する第1紙幣鑑別センサと、
    少なくとも前記第2紙幣投入口から投入された紙幣を鑑別する第2紙幣鑑別センサと、
    を備え、
    前記第1紙幣投入口から投入され前記第1紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣または前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納し、前記出金指示があった場合、前記紙幣収納庫に収納され出金可能な収納紙幣を前記紙幣出金口のみから払い出すことを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣または前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣の収納が可能な紙幣回収庫と、
    搬送される紙幣の中から、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣を前記紙幣回収庫側への搬送に切り替えるとともに、前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に替えて前記紙幣回収庫側への搬送に切り換える切換ゲートと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記紙幣回収庫は、装置本体から着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記紙幣回収庫は、
    前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣と前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣との収納領域を区切る仕切り機構を備え、
    前記仕切り機構によって、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣と前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣とを異なる収納領域に収納することを特徴とする請求項2または3に記載の貨幣処理装置。
  5. 顧客側に向いた操作表示部を備え、
    前記第2紙幣投入口での入金に関する情報を前記操作表示部に表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の貨幣処理装置。
  6. 前記第1紙幣投入口からの入金処理と前記第2紙幣投入口からの入金処理とを排他的に処理する制御部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の貨幣処理装置。
  7. 前記第1紙幣投入口からの入金を阻止する第1シャッタ機構と、
    前記第2紙幣投入口からの入金を阻止する第2シャッタ機構と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1シャッタ機構及び前記第2シャッタ機構を制御して、前記第1紙幣投入口からの入金処理と前記第2紙幣投入口からの入金処理とを排他的に処理することを特徴とする請求項6に記載の貨幣処理装置。
  8. 前記制御部は、前記第1紙幣投入口からの入金処理を前記第2紙幣投入口からの入金処理に対して優先して処理することを特徴とする請求項6または7に記載の貨幣処理装置。
  9. 前記第2紙幣投入口からの入金の許可を指示する操作部を備え、
    前記制御部は、前記操作部を介して、前記第2紙幣投入口に対する入金の許可の指示があった場合、前記第2紙幣投入口からの入金の処理を行うことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の貨幣処理装置。
  10. 前記紙幣収納庫に収納させた紙幣を循環させる循環経路と、
    前記第1紙幣投入口から、前記循環経路上における前記紙幣収納庫の上流に設けられた紙幣受入口に接続される第1入金経路と、
    前記第2紙幣投入口から、前記循環経路上における前記紙幣収納庫の下流に設けられた紙幣払出口に接続される第2入金経路と、
    前記紙幣払出口と前記紙幣受入口との間の出金切換口に接続され、前記紙幣払出口から搬送された紙幣を前記出金切換口から前記紙幣出金口に接続する出金経路と、
    を備え、
    前記第2紙幣鑑別センサは、前記紙幣払出口と前記出金切換口との間に配置され、前記第2紙幣投入口から投入された紙幣を鑑別するとともに、前記循環経路を循環する紙幣及び前記紙幣出金口から出金する紙幣を鑑別することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の貨幣処理装置。
  11. 入金された紙幣を取り込んで紙幣収納庫に収納し、出金指示によって前記紙幣収納庫から収納紙幣を払い出す貨幣処理装置の入金制御方法であって、
    装置前面に設けられ、投入紙幣を受け入れる第1紙幣投入口から投入された紙幣を、該第1紙幣投入口の下流に設けられた第1紙幣識別センサで鑑別し、第1紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納し、
    装置の裏面側に設けられ、投入紙幣を受け入れる第2紙幣投入口から投入された紙幣を、該第2の紙幣投入口の下流に設けられた第2紙幣鑑別センサで鑑別し、第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を前記紙幣収納庫に収納し、
    前記出金指示があっ場合、装置前面に設けられ、前記紙幣収納庫に収納された収納紙幣を払い出す紙幣出金口のみから前記収納紙幣を払い出すことを特徴とする貨幣処理装置の入金制御方法。
  12. 搬送される紙幣の中から、前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣を装置本体から着脱可能な紙幣回収庫に収納するとともに、前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣を、前記紙幣収納庫に替えて前記紙幣回収庫に収納することを特徴とする請求項11に記載の貨幣処理装置の入金制御方法。
  13. 前記紙幣収納庫内の紙幣であって回収すべき紙幣と前記第2紙幣投入口から投入され前記第2紙幣鑑別センサによって入金可能な紙幣であると鑑別された紙幣とを前記紙幣回収庫内の異なる収納領域に収納することを特徴とする請求項12に記載の貨幣処理装置の入金制御方法。
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