JP6470995B2 - アキュムレータ - Google Patents

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Description

本発明は、アキュムレータに係り、特に、ステーセルフシールに溝状の凹部からなる脆弱部を備えたアキュムレータに関する。
自動車のブレーキ回路等の液圧回路には昇圧した液体を一時的に蓄液するアキュムレータが使用されている。アキュムレータには、高圧のガスが封入されている気室と液圧回路から圧液(作動油)が導入される液室とが形成されている。気室と液室は、伸縮するベローズを介して対向して配設され、ベローズが伸縮することで、気室と液室の圧力がバランスして液圧回路の脈動を抑制し適切な液圧に調整するようになっている。
従来、アキュムレータは、例えば、自動車が火災等に遭遇して長時間に渡り高温ないし高圧環境下に置かれた場合には、アキュムレータの気室の内圧が極度に上昇する恐れがあるため、アキュムレータには、このような異常な事態に遭遇した場合には、気室の内圧を解放するリリーフ手段が設けられている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載されたアキュムレータは、気室の内圧を解放するリリーフ手段として、液室内に配設されるステーの側壁に肉厚を薄くした脆弱部を設けて、気室の内圧が過度に上昇した場合には、過度に上昇した気室の内圧によりベローズを圧迫して液室の内圧を上昇させることで、脆弱部を破断させるようになっている。
そして、脆弱部を破断させることで、液室から高圧の圧液を排出して圧力を低下させて、過度に上昇した気室の内圧によりベローズを意図的に破損させて気室の内圧をステーの頭部に形成された連通孔から解放するようになっている。
特許文献2に記載されたアキュムレータは、気室の内圧を解放するリリーフ手段として、金属材製ステイにプレス成形時に同時成形される形状的脆弱部を形成することで、金属材製ステイに座屈を発生させ、シェル内の液体および気体をより確実に解放する。
特開2003−172301号公報(段落0017、図1参照) 特開2012−237415号公報(請求項1,2、段落0009、図2〜図8参照)
しかしながら、特許文献1に記載されたアキュムレータでは、脆弱部を破断させて気室の内圧を解放すると、破断が唐突に生じるため、破断した際の破裂音が発生して不安感を与えるという問題があった。また、脆弱部を破断させると極めて瞬間的に内圧が解放されるため、気室内の圧力を開放するリリーフ圧力の調整もしにくいという問題があった。また、アキュムレータを小型化しようとするとステーの高さが低いため、剛性が高まって破断させにくいという問題があった。
特許文献2に記載されたアキュムレータでは、厳格に成形精度や肉厚精度を確保しようとすると成形金型の加工工数や調整工数が増大する一方、気室内の圧力を開放するリリーフ圧力の調整もしにくいという問題があった。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、簡易な構成により製作工数を低減し、かつ気室内の圧力を開放するリリーフ圧力の調整が容易で気室内の高圧ガスを適正なタイミングで解放するとともに、高圧ガスの解放圧力を適正に制御することができるアキュムレータを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、内部に気室と液室が形成されるシェルと、このシェルに伸縮自在に収容され前記気室と前記液室を仕切るベローズと、前記シェルに設けられ前記液室に開口する圧液流入口が形成されたポート部と、このポート部に配設され、軸方向に同径の筒状の胴部と蓋状の頭部とを有し、当該頭部に前記ベローズの先端部を当接させるステーセルフシールと、を有するアキュムレータであって、前記ステーセルフシールは、前記頭部に形成された貫通孔と、前記気室の圧力が所定の閾値を超えた場合には、前記頭部が前記ベローズの先端部に対して傾斜するように胴部が変形する脆弱部と、を備え、前記脆弱部は、前記胴部の周方向に沿って形成された溝状の凹部であり、前記凹部は、対向する側壁部と、これら側壁部同士の間に形成された底面と、を備え、前記凹部の前記底面は、平面または前記胴部の内側から外側に向かって凸である円弧状の曲面であり、当該底面の前記周方向における両端部が前記胴部の外周面に抜けるように形成されることで、前記凹部の前記底面における前記胴部の肉厚は、中央部から両端部に向かうにつれて増加していることを特徴とする。
本発明に係るアキュムレータは、前記脆弱部を前記胴部の周方向に沿って形成された溝状の凹部で構成したことで、製作性がよく寸法精度の管理が容易であるため、好適に気室内の圧力を開放するリリーフ圧力を設定することができる。
本発明に係るアキュムレータは、前記溝状の凹部からなる脆弱部を備えたことで、溝状の凹部が形成された範囲でステーセルフシールの胴部に座屈が生じやすくなるため、気室内の高圧ガスの圧力や温度が過度に上昇した場合には、座屈の発生を確実に誘引して気室内の高圧ガスを適正なタイミングで確実に解放することができる。特に、アキュムレータを小型化するとステーセルフシールの高さが低くなって座屈しにくくなるため、アキュムレータを小型化するために好適である。
つまり、前記気室の圧力や温度が所定の閾値を超えた場合には、前記頭部を押圧する当該気室の圧力によってステーセルフシールの胴部に座屈が生じて、当該頭部が前記ベローズの先端部に対して傾斜するように胴部が変形する。このため、ステーセルフシールの頭部に形成された連通孔がベローズの先端部に当接して閉塞された状態から開口されるため、連通孔を通して気室内の高圧ガスを解放することができる。
本発明に係るアキュムレータは、溝状の凹部の底面を平面または円弧状の曲面で形成し、当該底面の前記周方向における両端部が前記胴部の外周面に抜けるように形成したことで、溝状の凹部の底面における胴部の肉厚が中央部から両端部に向かうにつれて緩やかに増加するため、胴部の円周方向に対して溝状の凹部の中央部で初期座屈が発生し、この初期座屈がきっかけとなって溝状の凹部の両端部の方へ進む。
座屈の程度は、胴部における軸方向のたわみが溝状の凹部の中央部で大きく、両端部では小さくなるという特質を示す。
つまり、溝状の凹部の中央部で座屈の発生を適正なタイミングで誘引してから、座屈が周方向に広がるように溝状の凹部全体に進展するため、座屈の発生から終了までに所定の必要な時間差を設定することができる。このため、ステーセルフシールの頭部に形成された連通孔から所定の必要な時間をかけながら穏やかに気室内の高圧ガスを開放することができる。
本発明に係るアキュムレータは、高圧ガスの解放圧力を適正に制御することができるため、唐突で瞬間的に高圧ガスが排出されるような破裂的解放にならないようにして、高圧ガスの解放時における異音や衝撃の発生を効果的に抑制することができる。
このようにして、本発明に係るアキュムレータは、簡易な構成により製作工数を低減し、かつ気室内の圧力を開放するリリーフ圧力の調整が容易で気室内の高圧ガスを適正なタイミングで解放するとともに、高圧ガスの解放圧力を適正に制御して高圧ガスの解放時における異音等の発生を効果的に抑制することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のアキュムレータであって、前記底面が円弧状の曲面からなる凹部は、前記周方向における溝の長さが前記胴部の周長の略半分であること、を特徴とする。
本発明に係るアキュムレータは、前記凹部の溝の長さを胴部の周長の略半分とすることで、溝の中央部における軸方向の支持剛性を好適に設定して適正なタイミングで座屈を生じやすくすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のアキュムレータであって、前記脆弱部は、前記溝状の凹部の他、さらに前記凹部から前記胴部の軸方向に延びる補助脆弱部を備えたこと、を特徴とする。
本発明に係るアキュムレータは、前記脆弱部は、前記溝状の凹部の他、さらに前記凹部から前記胴部の軸方向に延びる補助脆弱部を備えたことで、凹部における軸方向の支持剛性をより好適に設定して適正なタイミングで座屈を生じやすくすることができる。
本発明に係るアキュムレータは、簡易な構成により製作工数を低減し、かつ気室内の圧力を開放するリリーフ圧力の調整が容易で気室内の高圧ガスを適正なタイミングで解放するとともに、高圧ガスの解放圧力を適正に制御して高圧ガスの解放時における異音や衝撃の発生を効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態に係るアキュムレータを示す正面断面図である。 本発明の実施形態に係るアキュムレータの通常作動時の動作を示す正面断面図であり、液圧回路の液圧が低下して圧液流入口が閉塞された状態を示す。 本発明の実施形態に係るステーセルフシールを示し、(a)は(b)のI−I線平面断面図、(b)は正面断面図、(c)は斜視図である。 本発明の実施形態に係るステーセルフシールの第1の変形例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のII−II線の平面断面図である。 本発明の実施形態に係るステーセルフシールの第2の変形例の実施例1を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のIII−III線断面図、(c)は斜視図である。 本発明の実施形態に係るステーセルフシールの第2の変形例の実施例2を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のIV−IV線断面図、(c)は斜視図である。 本発明の実施形態に係るアキュムレータの非通常作動時の動作を示す正面断面図であり、火災等に遭遇して気室の圧力および温度が上昇して圧液流入口が閉塞された初期段階である。 本発明の実施形態に係る非通常作動時におけるアキュムレータの動作を示す正面断面図であり、気室の温度やガス圧がさらに上昇して所定の閾値に到達しステーセルフシールが座屈した状態である。 本発明の実施形態に係るアキュムレータの非通常作動時におけるアキュムレータの動作を示す正面断面図であり、第2の液室の圧力が低下してベローズが破損した状態である。 本発明の実施形態に係る非通常作動時における気室内の高圧ガスが解放される様子を示す正面断面図である。 本発明の実施形態に係るステーセルフシールの第3の変形例を示す斜視図であり、(a)はステーセルフシールの軸方向の長さが長い形態の例、(b)は(a)の補助脆弱部が頭部に近い位置にある形態、(c)は(a)の補助脆弱部が底部に近い位置にある形態である。 本発明の第4の変形例に係るアキュムレータを示す正面断面図である。
本発明の実施形態に係るアキュムレータ1の構成について適宜図1から図5を参照しながら詳細に説明する。
アキュムレータ1は、図1に示すように、圧力容器からなるシェル2と、シェル2の内部に形成され高圧ガスGが封入された気室3および図示しないブレーキ回路等の液圧回路から圧液Qが導入される液室4と、シェル2に伸縮自在に収容されたベローズ5と、液室4に開口する圧液流入口61が形成されたシェル2のポート部6と、ポート部6を覆うように液室4内に配設されたステーセルフシール8と、を備えている。
ベローズ5は、気室3と液室4との境界をなして仕切る部材である。ベローズ5は、蛇腹状の伸縮部50と、伸縮部50の先端に固定された先端部51と、伸縮部50を摺動自在に支持する駒形状のベローズガイド52と、先端部51(図1の下面側)に配設されたシール部材53と、を備えている。
ステーセルフシール8は、筒状の胴部8aと蓋状の頭部8bからなる高さが低いキャップ形状をなしている。ステーセルフシール8は、頭部8bの中心部に形成された貫通孔81と、胴部8aに形成された脆弱部9と、を備えている。
ステーセルフシール8は、頭部8bにベローズ5の先端部51を当接させて気室3の拡張容積を規制するとともに、ベローズ5が過度に圧縮されないように支持する機能を有する。
かかる構成により、アキュムレータ1は、ベローズ5が収縮するとシール部材53がステーセルフシール8に形成された貫通孔81を閉塞するようになっている。また、ステーセルフシール8は、脆弱部9を備えたことで、気室3の圧力が所定の閾値を超えた場合には、気室3の圧力によって頭部8bがベローズ5の先端部51に対して傾斜するように胴部8aが変形して圧潰されるようになっている。
以下の説明において、アキュムレータ1の所期の動作範囲内における動作を「通常作動時の動作」といい(図1と図2)、火災等により気室3の圧力や温度が過度に上昇して、気室3の圧力が通常作動時における所定圧力(予め想定した動作範囲内の圧力)よりも過度に高くなった場合の動作状態を説明の便宜上通常作動時と区別するために「非通常作動時の動作」という(図7から図10)。
<通常作動時の動作>
アキュムレータ1は、ベローズ5が伸縮することで、気室3と液室4の圧力がバランスしてブレーキ回路等の液圧回路(不図示)の脈動を抑制し適切な液圧に調整する。
また、図2に示すように、液圧回路(不図示)の液圧が低下して、気室3の圧力に対して液室4の圧力が予め設定した所定圧力よりも低い場合には、シール部材53をステーセルフシール8の頭部8bに当接させてステーセルフシール8の頭部8bに形成された貫通孔81を閉塞して液圧回路(不図示)の液圧の低下を防止するようになっている。
<シェル>
シェル2は、図1に示すように、密閉構造の圧力容器であり、底部21aを有する円筒形状からなる胴部21と、胴部21の開口端に溶接された蓋板22と、蓋板22に配設されたガス封入口22aと、を備えている。
なお、本実施形態における一部の部材において、「底部21a」や「蓋板22」のように上下関係を意味する用語を使用するが、説明の便宜上、図における位置関係を意味するものであって、使用形態における位置関係を特定する趣旨ではない。
<気室>
気室3は、シェル2の軸方向に対して蓋板22側(ポート部6に対する反対の端部側)に形成され、ガス封入口22aから高圧ガスGが封入できるようになっている。気室3は、ベローズ5の上方に形成される第1の気室31と、ベローズ5の外周壁側(ベローズ5の周壁を境界として周壁の外側)に形成される第2の気室32と、を備えている。第1の気室31と第2の気室32とは連通されているため、同じ圧力である。
気室3は、主としてベローズ5と、蓋板22と、シェル2の胴部21と、で囲まれた空間である。
<液室>
液室4は、図2に示すように、ステーセルフシール8の貫通孔81が閉塞された状態において、ステーセルフシール8の内側(圧液流入口61側)に形成される第1の液室41と、ステーセルフシール8の外側(ベローズ5の周壁を境界として周壁の内側)に形成された第2の液室42と、を備えている。
第1の液室41は、主としてステーセルフシール8と、シェル2の底部21aと、で囲まれたステーセルフシール8の内側の領域である。
第2の液室42は、主として、ベローズ5の内周壁とステーセルフシール8の外側で挟まれた領域である。
図1に示すように、第1の液室41には、ブレーキ回路等の液圧回路(不図示)からポート部6に形成された圧液流入口61を通って圧液Q(作動油)が導入され、駒形状のベローズガイド52の両脇に形成された間隙を通って第2の液室42まで圧液Qが充満されるようになっている。
このため、通常作動時において、ステーセルフシール8の貫通孔81が閉塞されていない状態においては、第1の液室41と第2の液室42は貫通孔81を介して連通しているため、それぞれの圧力は同じである。
一方、ステーセルフシール8の貫通孔81が閉塞された状態においては、図2に示すように、シール部材53が第1の液室41と第2の液室42の連通を規制するため、第1の液室41は図示しない液圧回路に連通されているが、第2の液室42は独立した密閉室となる。
このため、通常作動時において、液圧回路(不図示)の圧力が低下して第1の液室41の圧力が気室3の圧力よりも低下した場合であっても、第2の液室42の圧力が維持されるため、気室3の圧力と第2の液室42の圧力がバランスしてベローズ5の損傷を防止するようになっている。
<ベローズ>
ベローズ5の伸縮部50は、蛇腹状の円環形状をなして内部が空洞になった伸縮部材である。伸縮部50は、高圧ガスGの内圧に耐える金属製の部材であり、一端(図1の下端)がシェル2の底部21aに密着して気密に固定され、他端(図1の上端)が先端部51に密着して内側が気密になるように固定されている。
ベローズ5の先端部51は、ベローズ5の頭部開口部を封止する円盤状の部材であり、いわゆるベローズキャップで構成することもできる。
ベローズ5は、ベローズ5の上方および外周壁側に封入された気室3のガス圧により軸方向に伸展するように作動し、ベローズ5の内周壁側に液圧回路(不図示)から導入された液圧により収縮するように作動して、ガス圧と液圧とが釣り合うように伸縮して液圧回路(不図示)の脈動を抑制し、所定の液圧に調整できるようになっている。
ベローズガイド52は、断面がL字形をなした駒形状の摩擦抵抗を軽減した摺動部材であり、伸縮部50に固定された先端部51の外周端部に装着され、ベローズ5が円滑に伸縮できるように、かつ第1の気室31と第2の気室32が連通されるように円周等配で適宜間隙を設けて2〜4箇所に配設される。
<シール部材>
シール部材53は、通常作動時における気密性を向上させるためにゴム等の弾性部材が採用されている。なお、非通常作動時における過度の高温高圧状態では、シール部材53は溶融ないし炭化してシール性を喪失するが、特に限定されない。
<ポート部>
ポート部6は、シェル2の底部21aに一体として構成された圧液流入口61の周囲を含む部位であり、図示しない配管や継手により液圧回路(不図示)に接続される胴部62と、胴部62およびシェル2の底部21aを貫通して形成され圧液流入口61に連通する圧液流通路61aと、を備えている。
なお、シェル2のポート部を構成するポート部6は、剛性や気密性等の観点からシェル2に対して一体として構成したが、これに限定されるものではなく、加工性等を優先させて、シェル2に対して別体としたポート部材(不図示)をシェル2に固定して構成することもできる。別体として構成した場合には、溶接等の固定手段により気密性を確保してシェル2に固定される。
<ステーセルフシール>
ステーセルフシール8は、図3に示すように、胴部8aに薄肉の脆弱部9を備え、気室3の圧力が所定の閾値を超えた場合には、頭部8bを押圧する気室3または胴部62を押圧する第2の液室42の圧力によって胴部8aの脆弱部9が圧潰されるようになっている。胴部8aが脆弱部9によって圧潰されると頭部8bがベローズ5の先端部51に対して傾斜するため、ステーセルフシール8の頭部8bに形成された貫通孔81が開口される。
<脆弱部>
脆弱部9は、胴部8aの周方向に沿って形成された主脆弱部である溝状の凹部91と、さらに座ぐり穴形状からなる補助脆弱部92と、を備えている。
溝状の凹部91は、胴部8aにおける高さ方向に対して略中央部に形成された帯状の溝であり、胴部8aの周方向における溝の長さδ(図3(a)参照)が胴部8aの周長(全周の長さ)の略半分の長さである。この「略半分の長さ」とは、半分の長さを含み、半分よりも少し長い長さ、および半分よりも少し短い長さの意である。
かかる構成により、溝の長さδを胴部8aの周長の略半分まで確保することで、溝の中央部における軸方向の支持剛性を好適に設定して適正なタイミングで座屈を生じやすくすることができる。
溝状の凹部91は、対面するように対をなした側壁部91a,91aと、側壁部91a,91aの間に形成された底面91bと、を備えている。
凹部91の底面91bは、胴部8aの内側から外側に向かって凸である円弧状の曲面であり、底面91bの周方向における両端部91cが胴部8aの外周面に抜けるように形成されているため、両端部91cでは外周面と凹部91の底面91bとの境界に肉厚方向の段差がなく底面91bが胴部8aの外周面に滑らかに融合するようになっている。
かかる構成により、周方向における凹部91の中央部では胴部8aの肉厚t1が小さく、凹部91の両端部91cでは中央部よりも肉厚t2が徐々に大きくなり、両端部91cでは胴部8aの肉厚と同じになっている。
補助脆弱部92は、溝状の凹部91に重なるように凹部91から胴部8aの外周部に沿って軸方向に延びるように形成された凹部である。具体的には、補助脆弱部92は、溝状の凹部91に対して、周方向および軸方向の中央部に形成された有底の座ぐり穴形状をなしている。図3(a)に示すように、座ぐり穴形状をなす補助脆弱部92の底面は、中央部の肉厚がt1である(図3(b)参照)。
〈第1の変形例〉
なお、本実施形態においては、脆弱部9を主脆弱部と補助脆弱部の2つの形態で構成したが、これに限定されるものではなく主脆弱部である溝状の凹部91のみであってもよい(図4参照)。図4は、第1の変形例に係るステーセルフシールの構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のII−II線の平面断面図である。
図4に示すように、第1の変形例に係るステーセルフシール8Aは、ステーセルフシール8(図3参照)に対して補助脆弱部92(図3参照)を有しない点で相違するが他の構成は同様であるので、重複する説明は省略する。
補助脆弱部92を設けるかどうかは、ステーセルフシールの形状や気室3の設定圧力等を考慮して適宜決定するが、補助脆弱部92を設けることで溝状の凹部91における軸方向の支持剛性をより好適に設定して適正なタイミングで座屈を生じやすくすることができる。
〈第2の変形例〉
本実施形態においては、溝状の凹部91の底面91bを円弧状の曲面で形成したが、これに限定されるものではなく、図5と図6に示すように、製作工数を低減するために、曲面ではなく平面であってもよい。図5は、第2の変形例の実施例1に係る補助脆弱部を有するステーセルフシールの構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のIII−III線断面図、(c)は斜視図である。図6は、第2の変形例の実施例2に係る補助脆弱部を有しないステーセルフシールの構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のIV−IV線断面図、(c)は斜視図である。
図5に示すように、第2の変形例の実施例1に係るステーセルフシール8Bでは、溝状の凹部91Bは、対面するように対をなした側壁部91aB,91aBと、側壁部91aB,91aBの間に形成された底面91bBと、を備えている。補助脆弱部92Bの構成は同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、第2の変形例の実施例1に係るステーセルフシール8Bでは、補助脆弱部92Bを備えて構成したが、図6に示す第2の変形例の実施例2に係るステーセルフシール8B1ように、補助脆弱部92Bを設けなくてもよい。
第2の変形例の実施例2に係るステーセルフシール8B1は、第2の変形例の実施例1に係るステーセルフシール8Bに対して、補助脆弱部92Bを設けていない点で相違するが他の構成は同様であるので、同様の構成については同じ符号を付して重複する説明は省略する。
凹部91Bの底面91bBは、図5(b)と図6(b)に示すように、平面視で径方向に対して直交する方向に形成された平面であり、底面91bBの周方向における両端部91cBが胴部8aの外周面に抜けるように形成されているため、両端部91cBでは外周面と凹部91Bの底面91bBとの境界に肉厚方向の段差がなく底面91bBが胴部8aの外周面に滑らかに融合するようになっている。
かかる構成により、周方向における凹部91Bの中央部では胴部8aの肉厚t1が小さく、凹部91Bの両端部91cBでは中央部よりも肉厚t2が徐々に大きくなり、両端部91cBでは胴部8aの肉厚と同じになっている。
<非通常作動時の動作>
以上のように構成された本発明の実施形態に係るアキュムレータ1(変形例1,2も含む。)の非通常作動時の動作について、図7から図10を参照しながら説明する。
[温度上昇によって圧液流入口が閉塞]
アキュムレータ1は、非通常作動時において、図7に示すように、初期段階では火災等により気室3の圧力や温度が上昇するとベローズ5が図7の下方に収縮して、ベローズ5の先端部51の下面に配設されたシール部材53がステーセルフシール8の頭部8bに当接すると、シール部材53がステーセルフシール8の頭部8bに形成された貫通孔81を閉塞し、圧液流入口61も閉塞された状態となる。このとき、第1の液室41は図示しないブレーキ回路等の液圧回路(不図示)と同じ圧力であるが、第2の液室42は密閉された状態である。
[脆弱部が圧潰して座屈]
初期段階からさらに気室3の圧力や温度が上昇して気室3の圧力が予め設定された所定の閾値に到達すると、図8に示すように、ステーセルフシール8は、脆弱部9が圧潰されて胴部8aに座屈が生じる。換言すると、気室3の圧力が予め設定された所定の閾値に到達すると、脆弱部9が圧潰されて胴部8aに座屈が生じるように脆弱部9が設計されている。この時、座屈に伴って脆弱部9が破断する場合もある。
[第2の液室の圧力が低下]
脆弱部9が圧潰されて胴部8aに座屈が生じると貫通孔81が開口し、密閉された第2の液室42の圧液Qが貫通孔81を通って第1の液室41へ流出するため、第2の液室42の圧力が低下する。また、脆弱部9に破断部分が生じている場合には、そこからも圧液Qが流出する。
[ベローズの破損]
第2の液室42の圧力が低下すると、図9に示すように、気室3の圧力が第2の液室42内の圧力よりも大きいので、ベローズ5の外周壁側から圧液流入口61へ向かう気室3の圧力によってベローズ5が破損して、第2の気室32から第2の液室42および第1の液室41が連通する。
第2の気室32から第2の液室42および第1の液室41が連通すると、第1の気室31内の高圧ガスGの圧力によって、第1の液室41と第2の液室42内の圧液Qは、圧液流入口61から流出する。図10に示すように、第1の気室31内の高圧ガスGは、第2の気室32から第2の液室42と第1の液室41を通って流出するため、気室3の高圧ガスGの圧力が低下する。
以上のように構成した本発明の実施形態に係るアキュムレータ1は、以下のような作用効果を奏する。
本発明の実施形態に係るアキュムレータ1は、脆弱部9を設けたことで、ステーセルフシール8の胴部8aに座屈が生じやすくなるため、座屈の発生を確実に誘引して気室3内の高圧ガスGを適正なタイミングで解放することができる。このため、胴部8aの径に対して高さが低く座屈が発生しにくいアキュムレータ1(図3(c)参照)に対して、特に好適である。
アキュムレータ1は、脆弱部9を設けたことで、溝状の凹部91(図3参照)の中央部で初期に座屈が発生し、この初期座屈がきっかけとなって溝状の凹部91の両端部91cの方へ進んで座屈の範囲が拡大する。
つまり、溝状の凹部91の中央部で座屈の発生を適正なタイミングで誘引してから、座屈が周方向に広がるように溝状の凹部91の全体に進展するため、座屈の発生から終了までに微少ではあるが所定の必要な時間差を設定することができる。このため、ステーセルフシール8の頭部8bに形成された貫通孔81から所定の必要な時間をかけながら穏やかに気室3内の高圧ガスGを開放することができる。
したがって、アキュムレータ1は、高圧ガスGの解放圧力を適正に制御することができるため、唐突で瞬間的に高圧ガスが排出されるような破裂的解放にならないようにして、破裂音や衝撃の発生を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態においては、説明の便宜上、アキュムレータ1の各動作をわかりやすく区切って、液室4内の圧液Qが排出されてから気室3内の高圧ガスGが液室4を通過して解放されるように説明したが、実際には同時進行的に動作が進行し、例えば、液室4内の液圧が十分に低下した状態であれば液室4内の圧液Q内を通って高圧ガスGが迅速に解放される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されず、適宜変形して実施することが可能である。例えば、図3(c)に示すように本実施形態においては、ステーセルフシール8を胴部8aの径に対して高さが低いキャップ形状をなして構成したが、これに限定されるものではなく、脆弱部9の形状によって座屈を発生させる座屈荷重は適宜設定することができるため、図11(a)に示す第3の変形例に係るステーセルフシール8Cのように、胴部8aの径に対して高さが同じ程度のステーセルフシール8Cに対しても適用することができる。
また、図3(c)に示す本実施形態においては、補助脆弱部92を溝状の凹部91に対して、軸方向の中央部に形成したが、これに限定されるものではなく、図11(b)に示すステーセルフシール8Dのように座ぐり穴形状の補助脆弱部を凹部91に対して中心から上方に形成したり、図11(c)に示すステーセルフシール8Eのように中心から下方に形成したりすることができる。
かかる構成により、補助脆弱部92Dを凹部91に対して中心から上方に形成した場合には(図11(b)参照)、補助脆弱部92Dによる座屈荷重を低くしてより早期に座屈を誘引することができる。また、補助脆弱部92Eを凹部91に対して中心から下方に形成した場合には(図11(c)参照)、補助脆弱部92Eによる座屈荷重を高くしてより遅延させて座屈を誘引することができる。
また、図1に示す本実施形態においては、ベローズ5の一端を底部21aに固定して配設したが、かかる構成に限定されるものではなく、図12に示すように、ベローズ5を蓋板22側に配設してもよい。図12に示す第4の変形例に係るアキュムレータ1Fは、ベローズ5Fの配置が異なるが、他の構成や動作はアキュムレータ1(図1参照)と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、図3に示すステーセルフシール8においては、貫通孔81を頭部8bの中心部に形成したが、これに限定されるものではなく、中心部からずらして補助脆弱部92側に近づくように溝状の凹部91の周方向における中央部寄りに配設してもよい。
かかる構成により、座屈荷重をより低く設定してより早期に座屈を誘引するとともに、貫通孔81からの高圧ガスGの流出をより円滑に促進することができる。
1,1F アキュムレータ
2 シェル
3 気室
4 液室
5 ベローズ
6 ポート部
8 ステーセルフシール
8A,8B,8C,8D,8E ステーセルフシール
8a 胴部
8b 頭部
9 脆弱部
21 胴部
21a 底部
22 蓋板
22a ガス封入口
31 第1の気室(気室)
32 第2の気室(気室)
41 第1の液室(液室)
42 第2の液室(液室)
50 伸縮部
51 先端部
52 ベローズガイド
53 シール部材
61 圧液流入口
81 貫通孔
91 凹部
91B 凹部
91a,91aB 側壁部
91b,91bB 底面
91c,91cB 両端部
92 補助脆弱部
92B,92D,92E 補助脆弱部
G 高圧ガス
Q 圧液
t1 肉厚
t2 肉厚

Claims (3)

  1. 内部に気室と液室が形成されるシェルと、
    このシェルに伸縮自在に収容され前記気室と前記液室を仕切るベローズと、
    前記シェルに設けられ前記液室に開口する圧液流入口が形成されたポート部と、
    このポート部に配設され、軸方向に同径の筒状の胴部と蓋状の頭部とを有し、当該頭部に前記ベローズの先端部を当接させるステーセルフシールと、を有するアキュムレータであって、
    前記ステーセルフシールは、
    前記頭部に形成された貫通孔と、
    前記気室の圧力が所定の閾値を超えた場合には、前記頭部が前記ベローズの先端部に対して傾斜するように胴部が変形する脆弱部と、を備え、
    前記脆弱部は、前記胴部の周方向に沿って形成された溝状の凹部であり、
    前記凹部は、対向する側壁部と、これら側壁部同士の間に形成された底面と、を備え、
    前記凹部の前記底面は、平面または前記胴部の内側から外側に向かって凸である円弧状の曲面であり、当該底面の前記周方向における両端部が前記胴部の外周面に抜けるように形成されることで、前記凹部の前記底面における前記胴部の肉厚は、中央部から両端部に向かうにつれて増加していること
    を特徴とするアキュムレータ。
  2. 前記底面が円弧状の曲面からなる凹部は、前記周方向における溝の長さが前記胴部の周長の略半分であること、
    を特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。
  3. 前記脆弱部は、前記溝状の凹部の他、さらに前記凹部から前記胴部の軸方向に延びる補助脆弱部を備えたこと、
    を特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のアキュムレータ。
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