JP6470056B2 - 無線防災システム及び中継器ノード - Google Patents

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Description

本発明は、無線式感知器などのセンサノードから無線送信された電文を中継器ノードを経由して受信機に伝送して警報させる無線防災システム及び中継器ノードに関する。
従来、火災を監視する無線式の防災監視システムにあっては、ビルの各フロアや共同住宅の占有部といった警戒区域にセンサノードとして機能する複数の無線式感知器を設置し、無線式感知器で火災を検出した場合に、火災を示す電文をフロア単位に設置した中継器ノードとして機能する受信用中継器に無線送信する。また、必要に応じて電波中継器を設置し、無線式感知器からの電文を電波中継器により中継して受信用中継器に送信している。
受信用中継器は受信機からの感知器回線に接続されており、火災を示す電文を受信すると、リレー接点やスイッチング素子のオンにより感知器回線に発報電流を流して火災発報信号を受信機に送信する。受信機は、この火災発報信号を受信すると、音響等の手段により火災警報を出す。
このような無線防災システムによれば、一般的に天井裏等に敷設される感知器回線の一部を不要にでき、配線工事が簡単になり、感知器の設置場所も配線等の制約を受けずに決めることができる。また、感知器増設等のシステム変更にも容易に対応できる。
ところで、従来の無線防災システムにあっては、無線式感知器及び受信用中継器には製造段階で固有のノードID(機器ID)を固定的に記憶しており、一方、同じ階等に設置した受信用中継器と複数の無線式感知器の親子関係に基づき、受信用中継器の子ノードとなる無線式感知器にシステム上で使用するアドレスを予め割り当て、システムの運用に先立ち、受信用中継器と親子関係にある複数の無線式感知器のノードIDを、ノードIDとアドレスの組合せを受信用中継器に登録するようにしている。
この受信用中継器に対する無線式感知器のノードIDの登録は、受信用中継器及び無線式感知器の操作により登録モードを設定して行う。登録モードを設定した受信用中継器は、管理テーブル上の無線式感知器のアドレスを指定して登録待ちの状態となり、この状態で無線式感知器に登録モードを設定すると、無線式感知器はID登録用の電文を送信し、受信用中継器は無線式感知器が送信した登録用の電文を受信すると、受信した電文に含まれる送信元IDを取り出して、管理テーブルにノードIDとして登録し、これを親子関係にある全ての無線式感知器について繰り返すことで、アドレスとノードIDの対応関係を自動的に登録している。
これにより受信用中継器は、無線式感知器から電文を受信した際に、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとを比較し、例えば両者が一致したときに有効な電文として処理するようにしている。
また、受信用中継器は、設置現場に合せて使用する受信用アンテナを交換可能とするためにアンテナ端子を設け、アンテナ端子に同軸ケーブルを介して受信用アンテナを接続している。
特開2008−004033号公報 特開2010−114632号公報
しかしながら、従来の無線防災システムにあっては、受信用中継器に無線式感知器のアドレスとノードIDの対応関係の自動登録を行った場合、受信用中継器はアドレスやノードIDを表示する表示装置を持たないため、正しく設定できているかどうかが確認しづらい問題がある。
また、従来の無線防災システムの運用中に、受信用中継器に障害が発生して交換する場合や、受信用中継器に対する無線式感知器の割り当て(親子関係)を変更するような場合には、受信用中継器に無線式感知器のアドレスとノードIDの対応関係を登録する必要があるが、受信用中継器はアドレスやノードIDを表示する表示装置を持たないため、無線式感知器の操作によるアドレスとノードIDの対応関係の登録に手間と時間がかかる問題がある。
本発明は、受信用アンテナを交換接続するアンテナ端子を利用して、必要とする情報を外部装置との間で送受信して処理可能とする無線防災システム及び中継器ノードを提供することを目的とする。
(無線防災システム)
本発明は、1又は複数のセンサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから無線送信された電文を前記中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
中継器ノードは、
受信アンテナの交換接続又は外部の設定装置を接続可能なアンテナ端子と、
アンテナ端子に接続した受信アンテナによりセンサノードから送信された電文を受信する無線受信部と、
アンテナ端子に接続された設定装置との間で電文を送受信する有線通信部と、
アンテナ端子に対する受信アンテナ又は設定装置の接続を検出する接続種別検出部と、
接続種別検出部により受信アンテナの接続を検出した場合に無線受信部の受信動作を有効化してセンサノードから受信した電文に含まれた情報に基づき所定の制御を行うと共に、接続種別検出部により設定装置の接続を検出した場合に有線通信部の動作を有効化し、設定装置との間で所定の電文を送受信して所定の制御を行う中継制御部と、
を設け、
設定装置は、
中継器ノードのアンテナ端子を接続する信号線ケーブルと、
信号線ケーブルで接続した中継器ノードの有線通信部との間で電文を送受信する有線通信部と、
有線通信部に指示して中継器ノードに情報の書込要求又は情報の読出要求を含む電文を送信すると共に、有線通信部により中継器ノードから受信した電文に含まれる情報を処理する設定制御部と、
を設けたことを特徴とする。
(アドレスとノードIDの対応関係の確認)
中継器ノードの中継制御部は、予め割り当てられたセンサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、
設定装置の設定制御部は、中継器ノードに登録しているセンサノードIDとアドレスの対応関係を読み出して表示する。
(アドレスとノードIDの対応関係の編集)
中継器ノードの中継制御部は、予め割り当てられたセンサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、
設定装置の設定制御部は、中継器ノードに登録しているセンサノードIDとアドレスの対応関係の追加、変更、又は削除を含む編集操作を受け付けて処理し、編集結果を中継器ノードに送信して登録させる。
(履歴ログ)
中継器ノードの中継制御部は、センサノードからの電文受信と電波強度、電文の処理結果の受信機への送信を含む履歴情報を記憶し、
設定装置の設定制御部は、中継器ノードに登録している履歴情報を読み出して処理する。
(中継器ノード)
本発明は、1又は複数のセンサノードから無線送信された電文を受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する中継器ノードに於いて、
受信アンテナの交換接続又は外部の設定装置を接続可能なアンテナ端子と、
アンテナ端子に接続した受信アンテナによりセンサノードから送信された電文を受信する無線受信部と、
アンテナ端子に接続された設定装置との間で電文を送受信する有線通信部と、
アンテナ端子に対する受信アンテナ又は記設定装置の接続を検出する接続種別検出部と、
接続種別検出部により受信アンテナの接続を検出した場合に無線受信部の受信動作を有効化してセンサノードから受信した電文に含まれた情報に基づき所定の制御を行うと共に、接続種別検出部により設定装置の接続を検出した場合に有線通信部の動作を有効化し、設定装置との間で所定の電文を送受信して所定の制御を行う中継制御部と、
を設けたことを特徴とする。
これ以外の中継器ノードの特徴は、前述した無線防災システムに示した中継器ノードの特徴と同じになる。
(無線防災システムの効果)
本発明は、1又は複数のセンサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから無線送信された電文を前記中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する無線防災システムに於いて、中継器ノードは、受信アンテナの交換接続又は外部の設定装置を接続可能なアンテナ端子と、アンテナ端子に接続した受信アンテナによりセンサノードから送信された電文を受信する無線受信部と、アンテナ端子に接続された設定装置との間で電文を送受信する有線通信部と、アンテナ端子に対する受信アンテナ又は設定装置の接続を検出する接続種別検出部と、接続種別検出部により受信アンテナの接続を検出した場合に無線受信部の受信動作を有効化してセンサノードから受信した電文に含まれた情報に基づき所定の制御を行うと共に、接続種別検出部により設定装置の接続を検出した場合に有線通信部の動作を有効化し、設定装置との間で所定の電文を送受信して所定の制御を行う中継制御部とを設け、設定装置は、中継器ノードのアンテナ端子を接続する信号線ケーブルと、信号線ケーブルで接続した中継器ノードの有線通信部との間で電文を送受信する有線通信部と、有線通信部に指示して中継器ノードに情報の書込要求又は情報の読出要求を含む電文を送信すると共に、有線通信部により中継器ノードから受信した電文に含まれる情報を処理する設定制御部とを設けるようにしたため、受信アンテナのケーブルをアンテナ端子から外し、設定装置の信号線ケーブルをアンテナ端子に接続すると、この設定装置の接続を検出して中継器ノードと設定装置の間で信号線ケーブルを介した通信接続が確立され、中継器ノードに設定している情報を外部の設定装置に送信して処理することを可能とし、例えばシステムの運用開始に先立った中継器ノードに登録している親子関係にあるセンサノードのノードIDとアドレスの対応関係等の設定情報の登録を、中継器ノードとセンサノードの操作に基づき行っているが、システム運用中に中継器ノードが故障して交換した場合や、中継器ノードに対するセンサノードの割当変更を行う場合、センサノードを設置している占有部に入ることなく、設定装置による中継器ノードとの通信接続により、交換した中継器ノードに対する設定情報の書込みや、センサノードの割当変更に伴うノードIDの書換え等を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
(アドレスとノードIDの対応関係の確認による効果)
また、中継器ノードの中継制御部は、予め割り当てられたセンサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、設定装置の設定制御部は、中継器ノードに登録しているセンサノードIDとアドレスの対応関係を読み出して表示するようにしたため、中継器ノードとセンサノードを操作したセンサノードIDとアドレスの対応関係を中継器ノードに自動登録した後に、正しく登録されているかどうかの確認を設定装置に読出し表示して簡単且つ容易に行うことを可能とする。
(アドレスとノードIDの対応関係の編集による効果)
また、中継器ノードの中継制御部は、予め割り当てられたセンサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、設定装置の設定制御部は、中継器ノードに登録しているセンサノードIDとアドレスの対応関係の追加、変更、又は削除を含む編集操作を受け付けて処理し、編集結果を中継器ノードに送信して登録させるようにしたため、例えばシステム運用中に中継器ノードが故障して交換した場合、システムの運用開始時に設定装置で故障前の中継器ノードから読み出したセンサノードのノードIDとアドレスの対応関係をサーバ等に保存しておき、これを設定装置に読み込んだ後に、交換した中継器ノードの設定装置を近づけて書込んで登録することで、センサノードを設置している共同住宅の占有部に入ることなく、簡単且つ容易に交換した中継器ノードに対するセンサノードIDとアドレスの対応関係を登録して動作可能とする。
また、複数の中継器ノードにおいて、センサノードの割当てを必要に応じて変更するような場合、中継器ノードからセンサノードのノードIDとアドレスの対応関係を読み出して、割当て変更に基づきノードIDを書き換える編集操作を行って編集結果を中継器ノードに書込んで再登録することで、同様に、センサノードを設置している共同住宅の占有部に入ることなく、中継器ノードに対するセンサノードの割当変更に対処可能とする。
(履歴ログ)
また、中継器ノードの中継制御部は、センサノードからの電文受信と電波強度、電文の処理結果の受信機への送信を含む履歴情報を記憶し、設定装置の設定制御部は、中継器ノードに登録している履歴情報を読み出して処理するようにしたため、システム運用中における中継器ノードの受信状況等の履歴情報や電波強度等を簡単に収集して通信環境の解析等に活用可能とする。
(中継器ノード)
本発明は、1又は複数のセンサノードから無線送信された電文を受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する中継器ノードに於いて、受信アンテナの交換接続又は外部の設定装置を接続可能なアンテナ端子と、アンテナ端子に接続した受信アンテナによりセンサノードから送信された電文を受信する無線受信部と、アンテナ端子に接続された設定装置との間で電文を送受信する有線通信部と、アンテナ端子に対する受信アンテナ又は記設定装置の接続を検出する接続種別検出部と、接続種別検出部により受信アンテナの接続を検出した場合に無線受信部の受信動作を有効化してセンサノードから受信した電文に含まれた情報に基づき所定の制御を行うと共に、接続種別検出部により 装置の接続を検出した場合に有線通信部の動作を有効化し、設定装置との間で所定の電文を送受信して所定の制御を行う中継制御部とを設けるようにしたため、前述した無線防災システムに設けた中継器ノードによると同じ効果が得られる。
本発明による無線防災システムの概要を示した説明図 無線式感知器の機能構成を示したブロック図 受信用中継器の機能構成を示したブロック図 設定装置の機能構成を示したブロック図 設定装置の受信用中継器の設定情報の追加を示した説明図 受信用中継器に対する無線式感知器の割当変更に伴う設定装置による受信用中継器の設定情報の変更を示した説明図
[無線防災システム]
(システムの概要)
図1は本発明による無線防災システムの概要を示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1F〜3Fの各階には中継器ノードとして機能する受信用中継器12−1〜12−3を設置し、火災受信機であるP型受信機10から階別に引き出した感知器回線16及び共通の電源線18に接続している。
1F〜3Fの各階には、センサノードとして機能する無線式感知器14−11.14−12、14−21,14−22、及び14−31,14−32を設置している。
以下の説明で受信用中継器12−1〜12−3及び無線式感知器14−11〜14−32を区別する必要がない場合は、受信用中継器12及び無線式感知器14とする。なお、受信用中継器12に対し、距離が離れている無線式感知器14からの電波の減衰による信号の不到達を防ぐために電波中継器を設置する場合がある。
受信用中継器12−1〜12−3及び無線式感知器14−11〜14−32のそれぞれには、機器IDを使用した固有のノードIDを予め登録(記憶)している。
無線式感知器14は火災による煙濃度または温度が所定の閾値を超えた場合に火災イベントの発生と判断し、火災を示す電文信号(以下、単に「電文」という)を間欠的に無線送信する。
1Fの受信用中継器12−1には、親子関係に基づいて電文を受信する子ノードとしての送信元である無線式感知器14−11,14−12を特定するノードIDとシステム上で予め割り当てたアドレスとの対応関係を例えばメモリにテーブル情報として予め登録している。
この点は2F及び3Fの受信用中継器12−2,12−3も同様であり、受信用中継器12−2には無線式感知器14−21,14−22のノードIDとアドレスとの対応関係をテーブル情報として予め登録し、受信用中継器12−3には無線式感知器14−31,14−32のノードIDとアドレスとの対応関係をテーブル情報として予め登録している。なお、電波中継器を設けた場合には、電場中継器のノードIDとアドレスの対応関係を管理テーブルに登録している。
このような受信用中継器12に対するアドレスとノードIDの登録により、電文を受信した際には、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとを比較し、例えば両者が一致したときに有効な電文として処理することになる。
また、無線式感知器14と受信用中継器12との間の無線通信は、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行っており、426.2500MHz〜426.8375MHzの12.5KHzの帯域を持つ48チャンネルの何れかの使用を可能とする。
そこで、受信用中継器12と無線式感知器14には、400MHz帯の特定小電力無線局標準規格で使用可能な48チャンネルの何れか1つを選択して使用するチャンネル周波数を設定する。この場合、チャンネル周波数は各階で同じにしても良いし、混信を避けるために例えば隣接する階では異なるチャンネル周波数を使用しても良い。
(受信用中継器の送信機能と設定装置の概要)
受信用中継器12はアンテナ端子42を持ち、アンテナ端子42に同軸ケーブル45を介して受信アンテナ40を接続しており、設置場所に合せて使用する受信アンテナ40を交換可能としている。
設定装置20は、液晶ディスプレイ等の表示部と、操作キー等を備えた操作部を設けており、受信用中継器12の受信アンテナ40の同軸ケーブルをアンテナ端子42から外し、設定装置20に接続している同軸ケーブル84をアンテナ端子42に接続し、受信用中継器12と設定装置20との間に同軸ケーブル84を経由した有線回線による通信接続が確立し、設定装置20は受信用中継器12に対し情報を読み書きするリーダ/ライタとして機能し、各種の情報の読出しや書込みを可能とする。
[無線式感知器]
(無線式感知器の機能構成)
図2は無線式感知器の機能構成を示したブロック図である。図2に示すように、センサノードとして機能する無線式感知器14は、感知器制御部22、アンテナ26を接続した無線通信部24、センサ部28、表示部30、操作部32及び電池電源34を備える。
感知器制御部22はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。無線通信部24は、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に準拠して電文を間欠的に送信する。
センサ部28は、例えば散乱光式の煙検出機構によって煙を検出して煙濃度に応じた煙検出信号を出力する。感知器制御部22はこれに基づき火災を検出する。なお、センサ部28にサーミスタ等の温度検出素子を設け、温度検出信号を感知器制御部22へ出力して、これに基づき火災を検出するようにしても良い。表示部30は火災を検出した場合に点灯する発報表示灯等を備える。操作部32は登録スイッチや試験スイッチ等を備える。
感知器制御部22は、コンピュータ回路によりプログラムの実行により実現される機能であり、次の制御を行う。
感知器制御部22は、操作部32に設けた登録スイッチの操作を検出した場合、ID登録用の起動電文を生成し、無線通信部24に指示して受信用中継器12に送信させる制御を行い、この起動電文を受信した受信用中継器12にアドレスとノードIDの対応関係を登録させる。
また、感知器制御部22は、センサ部28から出力される例えば煙濃度検出信号が所定の火災閾値を超えた場合に火災を示す電文を生成し、無線通信部24に指示して受信用中継器12に送信させる制御を行う。この場合の電文送信は、所定の電文送信時間に亘り同一の電文信号を連続送信する電文送信と、所定時間に亘り電文送信を休止する電文休止とを複数回繰り返す。
また、感知器制御部22は、火災復旧、障害、試験といったイベントを検出した場合にも、検出したイベント内容を示す電文を生成し、無線通信部24に指示して受信用中継器12に送信させる制御を行う。
[受信用中継器]
(受信用中継器の機能構成)
図3は受信用中継器の機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、中継器ノードとして機能する受信用中継器12は、中継制御部36、アンテナ端子42に同軸ケーブル45を介してプラグ44により着脱自在に接続した受信アンテナ40を使用する無線受信部38、外部の設定装置との間で電文を送受信する有線通信部46、操作部48、表示部50、回線通信部52、接続種別検出部54及び電源部56を備える。
中継制御部36はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。無線受信部38は、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に準拠して無線式感知器14からの電文を受信する。また、無線受信部38はアンテナ端子42を持ち、設置場所に応じて受信アンテナ40を交換可能としている。
有線通信部46は、受信アンテナ40を接続している同軸ケーブル45のプラグ44をコネクタとなるアンテナ端子42から外し、アンテナ端子42に設定装置からの同軸ケーブルを接続した場合に、設定装置に設けた有線通信部との間で通信接続を確立し、所定の有線通信プロトコルに従って所定の要求や情報を含む例えばパケット形式の電文を送受信する。
有線通信部46のプロトコルインタフェースとしては、同軸ケーブルによる2線式の伝送回線を使用することから、例えば、平衡型伝送路の規格として知られたRS−485(EIA−485)のインタフェース回路が使用可能である。RS−485(EIA−485)は、通信速度が最大50Mビット/秒で、伝送路長は最大1200メートルとなることから、受信用中継器12と設定装置との間の情報通信を高速且つ短時間で行うことを可能とする。
また、有線通信部46としては、中継制御部36側がUSBインタフェースを備えている場合、USBインタフェースをRS−485インタフェースに変換するUSBコンバータとしても良い。
勿論、RS−485(EIA−485)以外に、適宜の2線式のシリアル伝送方式を使用しても良い。
接続種別検出部54は、アンテナ端子42に対する受信アンテナ40又は同軸ケーブルを使用した設定装置20の接続を検出して検出結果を中継制御部36に出力する。例えば、接続種別検出54はアンテナ端子42に直流電圧を印加して監視電流を流しており、受信アンテナ40を接続した場合と設定装置20を接続した場合のアンテナ端子40とグランド間のインピーダンスが異なることから、このインピーダンスの相違に応じた監視電流の大きさから、受信アンテナ40又は設定装置20の接続を検出して中継制御部36に出力する。
操作部48は、登録スイッチやアドレス設定用のディップスイッチ等を備え、中継制御を必要な各種の設定を行う。表示部50には、設定したチャンネル周波数を示す表示器、電源灯、発報表示灯、障害灯等の各種の表示灯を設けている。
回線通信部52は、中継制御部36の指示に基づき、火災発報を示す電文を受信した場合は、P型受信機10からの感知回線16に発報電流を流して火災発報信号を送信して火災警報を出力させ、また、障害を検出した場合は、感知回線16を切離して疑似的な断線状態を作り出すことで、P型受信機10側で障害警報を出力させる。
中継制御部36は、コンピュータ回路によりプログラムの実行により実現される機能であり、次の制御を行う。
中継制御部36は、操作部48のディップスイッチの操作によりノードID未登録の登録アドレスを表示部50に表示した状態で、登録スイッチによる登録操作の受付けを検出すると登録待ち状態を設定し、この状態で無線受信部38を介して無線式感知器14から送信されたID登録用の起動電文を受信すると、起動電文に含まれている送信元IDを取出し、未登録アドレスに対応した無線式感知器14のノードIDとして登録したテーブル情報を生成する制御を行う。
また、中継制御部36は、無線受信部38を介して割当先の無線式感知器14から火災電文を受信した場合、回線通信部52に指示して感知器回線16に発報電流を流して火災発報信号をP型受信機10に送信して火災警報を出力させる制御を行う。
また、中継制御部36は、火災電文を受信した後に火災復旧電文を受信した場合、回線通信部52に指示して感知器回線16に流している発報電流を止めて火災発報信号の送信を停止する制御を行う。
また、中継制御部36は、無線受信部38を介して割当先の無線式感知器14から障害電文を受信した場合、回線通信部52に指示して感知器回線16を切離して疑似的な断線状態を作り出すことで、P型受信機10側で障害警報を出力させる制御を行う。
また、中継制御部36は、接続種別検出部54からアンテナ端子42に対する受信アンテナ40の接続を示す検出信号を読み込んだ場合、無線受信部38に動作電源を供給して動作して有効化すると共に、有線通信部46に対する動作電源の供給を停止して無効化する制御を行い、これによりアンテナ端子42に受信アンテナ40を接続している場合は、無線受信部38のみが動作することになる。
また、中継制御部36は、接続種別検出部54からアンテナ端子42に対する設定装置20の接続を示す検出信号を読み込んだ場合、有線通信部46に動作電源を供給して動作して有効化すると共に、無線受信部38に対する動作電源の供給を停止して無効化する制御を行い、これによりアンテナ端子42に設定装置20を接続している場合は、有線通信部46のみが動作することになる。
なお、中継制御部36による無線受信部38と有線通信部46の何れか一方を有効化するための切替え制御は、接続種別検出部54を設けず、操作部48に設けた所定のスイッチによる無線受信部38又は有線通信部46の選択操作で行うようにしても良い。
また、中継制御部36は、有線通信部46を介して設定装置20から設定情報の読出し要求を含む電文を受信した場合、例えば割当先となる無線式感知器14のアドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報を読出して電文を生成し、有線通信部46に指示して電文を設定装置20に送信させる制御を行い、この電文を受信した設定装置20に割当先となる無線式感知器14のアドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報を表示し、確認や変更、追加、削除といった編集作業を行わせる。また、受信用中継器12の設定情報には、無線式感知器14のアドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報以外に、チャンネル周波数や無線式感知器14の感度等の設定情報が含まれる。
また、中継制御部36は、有線通信部46を介して設定情報の書込み要求を含む電文を受信した場合、この電文に含まれている編集済みの例えばアドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報を取出して登録する制御を行う。
また、中継制御部36は、所定のイベントを検出した場合、検出したイベントを履歴情報として登録する制御を行う。中継制御部36で登録する履歴情報は、割当先の無線式感知器14からの電文受信、電文受信時の電波強度、電文の処理結果のP型受信機10への送信等が含まれる。
また、中継制御部36は、有線通信部46を介して履歴情報の読出要求を含む電文を受信した場合、履歴情報を読み出してこれを含む電文を生成し、有線通信部46に指示して設定装置20に送信させる制御を行い、この電文を受信した設定装置20に履歴情報を保存して利用可能とする。
[設定装置]
(設定装置の機能構成)
図4は設定装置の機能構成を、受信用中継器のアンテナ端子に接続した状態で示したブロック図である。図4に示すように、受信用中継器のリーダ/ライタとして機能する設定装置20は、設定制御部60、有線通信部62、液晶ディスプレイ66、タッチパネル68、表示部70、操作部72、サーバ等の外部装置と通信接続するLAN通信部74、電源部76、LANコネクタ部78及び電源コネクタ部80を備える。
設定制御部60はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。
有線通信部62は、同軸コネクタ64に対しプラグ82により接続した同軸ケーブル84の他端を、同じくプラグ82により、受信アンテナ40を接続している同軸ケーブル45のプラグ44を外したアンテナ端子42に接続可能であり、同軸ケーブル84を介して受信用中継器12の有線通信部46との間に通信接続を確立して所定の情報を含む電文を送受信する。
また、有線通信部62のプロトコルインタフェースとしては、受信用中継器12の有線通信部46と同じRS−485(EIA−485)のインタフェース回路が使用可能であり、設定制御部60側がUSBインタフェースを備えている場合、USBインタフェースをRS−485インタフェースに変換するUSBコンバータとしても良い。
液晶ディスプレイ66は、受信用中継器12の設定情報の確認、設定情報の編集と書換え、履歴ログの読出し等に十分な文字や画像を含む表示を可能とする。また、タッチパネル68付きの液晶ディスプレイ66を使用することで、表示画面を利用した操作を可能とする。表示部70には電源灯を含む各種の表示灯を設けている。
操作部72は、操作キーを配置しており、受信用中継器12と通信するためのチャンネル周波数の選択、受信用中継器12の設定情報の確認、設定情報の編集による再登録、履歴ログの読出し等に必要な操作を可能とする。
LAN通信部74は、LANコネクタ部78を介して製造元の管理サーバ等に接続し、設定装置20で読み出した受信用中継器12の設定情報を管理サーバに保存してバックアップしたり、履歴ログを保存したりするためのデータ伝送を例えばイーサネット(登録商標)に従って行う。
電源部76は電池電源を備えており、携帯して使用する場合は電池電源により動作し、管理サーバ等に通信接続してデータ伝送する場合は、電源コネクタ部80にACアダプタを接続して使用する。
設定制御部60は、コンピュータ回路によりプログラムの実行により実現される機能であり、例えば次の制御を行う。
設定制御部60は、タッチパネル68又は操作部72による設定情報の読出し操作の受付けを検出した場合、設定情報の読出要求を含む電文を生成し、有線通信部62に指示して受信用中継器12に送信させ、受信用中継器12から有線通信部62を介して設定情報を含む電文を受信した場合、受信電文から設定情報を取り出して液晶ディスプレイ66に表示させる制御を行う。
また、設定制御部60は、受信用中継器12から読出して液晶ディスプレイ66に表示した設定情報の変更、追加、削除を含む編集を行った後の登録要求操作の受付けを検出した場合、登録要求と編集済みの設定情報を含む電文を生成し、有線通信部62に指示して受信用中継器12に送信させる制御を行い、これを受信した受信用中継器12に設定情報を登録させる。
また、設定制御部60は、無線式感知器14の登録スイッチの操作に伴う登録モードの設定により送信された起動電文を受信した場合、起動電文から送信元IDを取り出してノードIDとして液晶ディスプレイ66に表示する制御を行う。これにより設定装置20は無線式感知器14のノードIDを自動的に取得可能とする。
また、設定制御部60は、タッチパネル68又は操作部72による履歴情報の読出し操作の受付けを検出した場合、履歴情報の読出要求を含む電文を生成し、有線通信部62に指示して受信用中継器12に送信させ、受信用中継器12から有線通信部62を介して履歴情報を含む電文を受信した場合、受信電文から履歴情報を取り出して液晶ディスプレイ66に表示させると共に保存する制御を行う。
また、設定制御部60は、受信用中継器12から履歴情報を読み出して保存した状態で、LANコネクタ部78を介してサーバに接続可能とした状態で、タッチパネル68又は操作部72による履歴情報の転送操作の受付けを検出した場合、現在、保存している履歴情報を読出し、履歴情報を含む電文を生成し、LAN通信部74に指示してサーバに送信させる制御を行い、履歴情報の転送を受けたサーバに保存して管理し、また、サーバで非火災報の原因解析等に利用可能とする。
[受信用中継器と設定装置による動作]
図1の1Fに示すように、例えば無線防災システムを立ち上げる場合、無線式中継器12−1及び無線式感知器14−11,14−12の登録スイッチの操作により、無線式感知器14−11,14−12からID登録用の起動電文を順次送信し、受信用中継器12−1で起動電文の送信元IDをノードIDとして例えば図5(A)に示すテーブル情報T1を生成してメモリに登録する。
(設定情報の確認)
このようなテーブル情報T1の登録が終了した場合、係員は受信用中継器12−1の受信アンテナ40の同軸ケーブル45をアンテナ端子42から外し、設定装置20に接続している同軸ケーブル84をアンテナ端子42に接続すると、図4に示したように、受信用中継器12の有線通信部46と設定装置20の有線通信部62との間に同軸ケーブル84による有線回線を経由した通信接続が確立される。
この状態で係員が設定装置20で設定情報の読出操作を行うと、設定装置20から設定情報の読出要求を含む電文が送信され、これを受信した受信用中継器12−1は図5(A)のテーブル情報T1を読出して設定装置20に送信し、設定装置20の液晶ディスプレイ66にアドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報が表示され、係員はアドレスとノードIDの対応関係が正しく登録されているかどうかを確認できる。
このようにして受信用中継器12から設定装置20に読出し表示される設定情報には、割当先の無線式感知器14のアドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報以外に、チャンネル周波数や感度等が含まれる。
この場合、アドレスとノードIDの未登録があった場合には、ノードIDの登録が正常に行われていないことから、再度、受信用中継器12と無線式感知器14に登録モードを設定して登録動作を行わせる。
また、このとき設定装置20で読出して確認した受信用中継器12の設定情報は、設定装置20から管理用のサーバに送ってバックアップデータとして保存しておく。
(受信用中継器の交換)
また、システムの運用中に、受信用中継器12−11に障害が発生して交換した場合には、係員は設定装置20をLAN回線に接続し、管理用のサーバにアクセスして交換前の受信用中継器12−11に登録していた設定情報を読出して保存し、続いて、設定装置20を交換した受信用中継器12−1のアンテナ端子42に同軸ケーブル84を介して接続して設定情報の書込操作を行うと、設定装置20から設定情報とその書込要求を含む電文が送信され、これを受信した受信用中継器12−1は、受信した電文から取り出した設定情報として、アドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報、チャンネル周波数、感度等を登録する。
このため共同住宅のように占有部に無線式感知器14が設置されており、占有部に入って無線式感知器14を登録モードする操作を必要とすることなく、交換した受信用中継器12に、交換前の受信用中継器12に登録していた設定情報を簡単に登録することができる。
(無線式感知器の増設)
また、システムの運用中に、受信用中継器12に割り当てていた無線式感知器14を2台増設した場合には、係員は管理用のサーバにアクセスして増設前の受信用中継器12−11に登録していた設定情報として、例えば図5(A)に示すテーブル情報T1を読出して表示し、続いて、増設した無線式感知器14のノードIDとしてID3,ID4を取得して空きアドレスA3,A4に追加登録し、図5(B)に示す管理テーブルT1を生成する編集作業を行う。
この場合の増設する無線式感知器14のノードIDの取得は、設置前に設定装置20の近くに置いた無線式感知器14の登録スイッチを操作して登録モードを設定し、登録モードの設定によりID登録用の起動電文を送信し、設定装置20は受信した起動電文の送信元IDを例えばノードID3として取り出して表示し、これをテーブル情報2の空きアドレスA3に書込む編集作業を行えば良い。
この編集作業が終了したら、係員は携帯している設定装置20を受信用中継器12−1のアンテナ端子42に同軸ケーブル84を介して接続して設定情報の書込操作を行うと、設定装置20から図5(B)に示すテーブル情報T1とその書込要求を含む電文が送信され、これを受信した受信用中継器12−1は、受信した電文から取り出したテーブル情報T1をメモリに登録する。
このため受信用中継器12の割当先となる無線式感知器14を増設した場合にも、設定装置20を用いた設定情報の追加編集を伴う登録操作により、簡単に対応することができる。
(無線式感知器の割当変更)
無線防災システムに設けた2台の受信用中継器12に、例えば図6(A)に示すテーブル情報T1、T2に示すアドレスとノードIDの対応関係を登録してシステムを運用していたとする。しかし、システム運用中に間仕切り変更等により図6(B)のテーブル情報T1,T2に示すように、2台の受信用中継器12に対する無線式受信機14の割当てを変更する必要が生じたとする。
この場合にも、設定装置20を同軸ケーブル84により一方の受信用中継器12のアンテナ端子42に接続した状態で、一方の受信用中継器12から図6(A)に示すテーブル情報T1を読出して表示し、アドレスA3,A4のノードID3,ID4を、図6(B)のテーブル情報T1に示すようにノードID5,ID6に変更する編集作業を行って書込む。
また、設定装置20を同軸ケーブル84により他方の受信用中継器12のアンテナ端子42に接続した状態で、他方の受信用中継器12から図6(A)に示すテーブル情報T2を読出して表示し、アドレスA1,A2のノードID5,ID6を、図6(B)のテーブル情報T2に示すようにノードID3,ID4に変更する編集作業を行って書込む。
このような設定装置20による受信用中継器12に登録しているテーブル情報を読出してノードIDを書換える編集を行って書込むことで、簡単且つ容易に受信用中継器12に対する無線式感知器14の割当て変更に対処できる。
(履歴情報の利用)
無線防災システムの定期点検を行う場合等において、設定装置20を同軸ケーブル84により受信用中継器12のアンテナ端子42に接続した状態で、受信用中継器12から履歴情報を読出し、これをLAN回線で接続したサーバに送って保存する。サーバに保存した履歴情報は、例えば非火災報の解析等に利用可能となる。
[本発明の変形例]
(R型受信機)
上記の実施形態は、火災受信機としてP型受信機からの感知器回線に受信用中継器を接続しているが、データ伝送機能を持つR型受信機に受信用中継器を接続するようにしてもよい。
(その他)
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:P型受信機
12−1〜12−3:受信用中継器
14−1〜14−3:無線式感知器
16:感知器回線
20:設定装置
22:感知器制御部
24:無線通信部
26:アンテナ
28:センサ部
30,50,70:表示部
32,48,72:操作部
36:中継制御部
38:無線受信部
40:受信アンテナ
42:アンテナ端子
45,84:同軸ケーブル
46,62:有線通信部
54:接続種別検出部
60:設定制御部
66:液晶ディスプレイ
68:タッチパネル

Claims (8)

  1. 1又は複数のセンサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから無線送信された電文を前記中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
    中継器ノードは、
    受信アンテナの交換接続又は外部の設定装置を接続可能なアンテナ端子と、
    前記アンテナ端子に接続した受信アンテナにより前記センサノードから送信された電文を受信する無線受信部と、
    前記アンテナ端子に接続された前記設定装置との間で電文を送受信する有線通信部と、
    前記アンテナ端子に対する前記受信アンテナ又は前記設定装置の接続を検出する接続種別検出部と、
    前記接続種別検出部により前記受信アンテナの接続を検出した場合に前記無線受信部の受信動作を有効化して前記センサノードから受信した電文に含まれた情報に基づき所定の制御を行うと共に、前記接続種別検出部により前記設定装置の接続を検出した場合に前記有線通信部の動作を有効化し、前記設定装置との間で所定の電文を送受信して所定の制御を行う中継制御部と、
    を備え、
    前記設定装置は、
    前記中継器ノードのアンテナ端子を接続する信号線ケーブルと、
    前記信号線ケーブルで接続した前記中継器ノードの前記有線通信部との間で電文を送受信する有線通信部と、
    前記有線通信部に指示して前記中継器ノードに情報の書込要求又は情報の読出要求を含む電文を送信すると共に、前記有線通信部により前記中継器ノードから受信した電文に含まれる情報を処理する設定制御部と、
    を設けたことを特徴とする無線防災システム。
  2. 請求項1記載の無線防災システムに於いて、
    前記中継器ノードの前記中継制御部は、予め割り当てられた前記センサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、
    前記設定装置の前記設定制御部は、前記中継器ノードに登録している前記センサノードIDとアドレスの対応関係を読み出して表示することを特徴とする無線防災システム。
  3. 請求項1記載の無線防災システムに於いて、
    前記中継器ノードの前記中継制御部は、予め割り当てられた前記センサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、
    前記設定装置の前記設定制御部は、前記中継器ノードに登録している前記センサノードIDとアドレスの対応関係の追加、変更、又は削除を含む編集操作を受け付けて処理し、編集結果を前記中継器ノードに送信して反映させることを特徴とする無線防災システム。
  4. 請求項1記載の無線防災システムに於いて、
    前記中継器ノードの前記中継制御部は、前記センサノードからの電文受信と電波強度、電文の処理結果の受信機への送信を含む履歴情報を記憶し、
    前記設定装置の前記設定制御部は、前記中継器ノードに登録している前記履歴情報を読み出して処理することを特徴とする無線防災システム。
  5. 1又は複数のセンサノードから無線送信された電文を受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する中継器ノードに於いて、
    受信アンテナの交換接続又は外部の設定装置を接続可能なアンテナ端子と、
    前記アンテナ端子に接続した受信アンテナにより前記センサノードから送信された電文を受信する無線受信部と、
    前記アンテナ端子に接続された前記設定装置との間で電文を送受信する有線通信部と、
    前記アンテナ端子に対する前記受信アンテナ又は前記設定装置の接続を検出する接続種別検出部と、
    前記接続種別検出部により前記受信アンテナの接続を検出した場合に前記無線受信部の受信動作を有効化して前記センサノードから受信した電文に含まれた情報に基づき所定の制御を行うと共に、前記接続種別検出部により前記設定装置の接続を検出した場合に前記有線通信部の動作を有効化し、前記設定装置との間で所定の電文を送受信して所定の制御を行う中継制御部と、
    を備えたことを特徴とする中継器ノード。
  6. 請求項5記載の中継器ノードに於いて、
    前記中継制御部は、予め割り当てられた前記センサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、前記設定装置からの読出要求に基づき前記センサノードIDとアドレスの対応関係を読み出して送信することを特徴とする中継器ノード。
  7. 請求項5記載の中継器ノードに於いて、
    前記中継制御部は、予め割り当てられた前記センサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、前記設定装置からの書込み要求に基づき、前記設定装置が編集 操作を受け付けて処理した前記センサノードIDとアドレスの対応関係の追加、変更、又は削除を含む編集結果を前記登録されたセンサノードIDとアドレスの対応関係に反映す ことを特徴とする中継器ノード。
  8. 請求項5記載の中継器ノードに於いて、
    前記中継制御部は、前記センサノードからの電文受信と電波強度、電文の処理結果の受信機への送信を含む履歴情報を記憶し、前記設定装置からの要求に基づいて前記履歴情報を読み出して送信することを特徴とする中継器ノード。
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