JP6469529B2 - 風力発電装置 - Google Patents
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Description
ここで、風力発電装置を構成するナセル及び当該ナセルを支持するタワー構造について、例えば、特許文献1に記載される構成が提案されている。特許文献1では、風力発電装置の1つ又は複数のピッチ駆動部を制御するため設けられた電気モジュールを風力発電装置のロータハブに固定し、上記ロータハブが実質的に水平なロータ軸を中心に回転するモジュール支持体をナセル内に配する。ナセルは、アジマスベアリングを介してタワーに回動可能に接続され、タワーの上部領域に保守時に作業員が侵入可能に、中間プラットフォームを備える。ここで、ナセルとタワーとの移行領域でもある中間プラットフォームは、タワーよりナセルへ空気が達しないか、或いは少量の空気のみが通流可能に気密性を維持することが可能な構成となっている。
本発明に係る他の風力発電装置は、風を受けて回転するブレードと、前記ブレードの回転エネルギーを用いて発電する発電機と、前記ブレードの回転エネルギーを前記発電機に伝達する動力伝達部と、前記動力伝達部へ潤滑油を供給するため、潤滑油を貯留するオイルタンクと、前記動力伝達部の少なくとも一部、前記発電機及び前記オイルタンクを収容するナセルと、前記ナセルを回動可能に支持するタワーと、前記タワー内部に配置され、前記タワーの内壁面に対して、外周部の少なくとも一部が溶接により固定されるプラットフォームと、を備え、前記プラットフォームの外周部が全周にわたり、前記タワーの内壁面に溶接固定され、前記プラットフォームは、前記発電機による発電電力を送電するケーブルを挿通するためのケーブル用開口部を有し、前記ケーブル用開口部の周囲に前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ向かい立設する円筒状のケーブル用開口部隔壁と、前記プラットフォームの外周部から所定の間隔にて内側に形成され昇降機の通過を可能とする昇降機用開口部と、前記プラットフォームの外周部から所定の間隔にて内側に形成され梯子の設置を可能とする梯子用開口部と、前記昇降機用開口部の周囲に配され、前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ立設する四面の隔壁から構成される昇降機用開口部隔壁と、前記梯子用開口部の周囲に配され、前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ立設する四面の隔壁から構成される梯子用開口部隔壁と、潤滑油を排出するため前記プラットフォームの厚さ方向に貫通する排出ポートと、を備え、前記排出ポートは、前記昇降機用開口部又は前記梯子用開口部の近傍に配され、前記プラットフォームの上面は、前記排出ポートへ向かい緩やかな傾斜を有する。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。尚、下記はあくまでも実施例であって、本発明の実施態様を限定することを意図する趣旨ではない。
また、ナセル3内には、ナセル隔壁30よりも風上側にラジエータ36が配されている。図1に示す風力発電装置1は、一例として5MW級の風力発電装置を示している。これに対し、例えば、2MW級の風力発電装置では、ラジエータ36は、ナセル3の上面に設けられた外気導入口(図示せず)とナセル内空気排出口(図示せず)との間に配される。また、オイルタンク37に貯留される潤滑油の重量は、2MW級では数百kg、5MW級では数千kgに及ぶ。
図3に図1に示すタワー2の縦断面図を示す。図3に示すように、タワー2は、地中に埋設される円筒状のアンカーセクション2c、アンカーセクション2cの上方に配される円筒状の複数の中間セクション2b、及びナセル3とベアリング(図示せず)を介して接続される円筒状のトップセクション2aから構成される。図3では、2つの中間セクション2bを示しているが、中間セクション2bの数はこれに限られるものではない。トップセクション2aの上端部及び下端部に、内側へと延在する円環状のフランジが形成されている。同様に、中間セクション2bの上端部及び下端部に、内側へと延在する円環状のフランジが形成され、アンカーセクション2cの上端部に内側へと延在する円環状のフランジが形成されている。
アンカーセクション2cの上端部のフランジと、この上端部のフランジと対向する中間セクション2bの下端部のフランジは、フランジの周方向に相互に離間し配される複数のボルトにて締結され、緊合されている。また、中間セクション2bの上端部のフランジと、この上端部のフランジと対向する他の中間セクション2bの下端部のフランジは、フランジの周方向に相互に離間し配される複数のボルトにて締結され、緊合されている。同様に、トップセクション2aの下端部のフランジと、この下端部のフランジと対向する中間セクション2bの上端部のフランジは、複数のボルトにて締結され、緊合されている。トップセクション2aの上端部のフランジは、図示しないナセル3側とベアリングを介して締結される。
ここで、トップセクション2aを含むタワー2は、例えば、SM490、SM520、又はSM490Y等の圧延鋼材で形成され、トップセクションプラットフォーム11a及び中間セクションプラットフォーム11bは、例えば、SM400、q345或いはq235等の鋼材にて形成される。また、上部トップセクションプラットフォーム11aの外周部(周縁部)の一部とトップセクション2aの内壁面とは、フィレット溶接等の隅肉溶接にて固定される。なお、溶接固定は、フィレット溶接等の隅肉溶接が望ましいが、これに替えて、部分溶け込み溶接或いは、K開先による完全溶け込み溶接によって溶接固定しても良い。
また、図4に示すように、ケーブル用開口部隔壁16及び昇降機用開口部隔壁17aは、共に、上部トップセクションプラットフォーム11aの上面より上方(ナセル3側)へ立設する高さ(H)を有する。ここで、高さHは、上部トップセクションプラットフォーム11aの水平面内における面積から、ケーブル用開口部13、昇降機用開口部14及び梯子用開口部15の水平面内における面積を減じた差分面積(Sb)と、オイルタンク37(図1)に貯留される潤滑油の容量(Voil)に基づき算出し設定される。すなわち、上記潤滑油の容量(Voil)を上記差分面積(Sb)にて除した値以上に、高さ(H)を設定すれば良い。なお、梯子用開口部隔壁18a〜18cの高さ(H)も、ケーブル用開口部隔壁16及び昇降機用開口部隔壁17a〜17cの高さと同様である。
このように、上部トップセクションプラットフォーム11aに形成された各開口部、すなわち、ケーブル用開口部13、昇降機用開口部14及び梯子用開口部15の周囲を囲むケーブル用開口部隔壁16、昇降機用開口部隔壁17a〜17c、及び梯子用開口部隔壁18a〜18cの高さ(H)が設定されることにより、仮に、オイルタンク37に貯留される潤滑油の全てが、ナセル3より上部トップセクションプラットフォーム11aへ漏洩した場合であっても、当該潤滑油が上記各隔壁を越流し、各開口部からタワー2内の下方へ流出することを防止できる。換言すれば、上部トップセクションプラットフォーム11aの外周部(周縁部)の少なくとも一部が、トップセクション2aの内壁面に対し溶接部12により溶接固定されることにより、例え、オイルタンク37に貯留される潤滑油の全量が上部トップセクションプラットフォーム11aに漏洩したとしても、上部トップセクションプラットフォーム11aがトップセクション2aの内壁面から脱落することなく、漏洩した潤滑油を蓄えるオイルパンとして機能する。
また、上部トップセクションプットフォーム11aの上面を、排出ポート20へ向かい緩やかな傾斜を有する構成としても良い。このような構成とすることで、仮に、潤滑油が上部トップセクションプラットフォーム11aに漏洩した場合に、キャップ21を取り外すことで、潤滑油は効果的に排出ポート20へ誘導される。また、上部トップセクションプラットフォーム11aの上面に、例えば、排出ポート20より放射状に延伸する複数のグルーブ(溝)を形成する構成としても良く、この場合において、排出ポート20から放射状に端部へと向かうグルーブの深さを端部側ほど浅く形成することにより、更に、漏洩した潤滑油を排出ポート20へと誘導する効果が向上する。なお、グルーブを形成する場合には、グルーブの本数、溝幅及び/又は溝の深さを、上部トップセクションプラットフォーム11aの荷重強度を考慮して設定することが望ましい。
一方、ナセル3とタワー2との間は、ヨー回転(回動)を可能とするため、また、ケーブル10を挿通するため、開口している。何らかの要因によりオイルタンク37からの潤滑油が漏洩、或いは、潤滑油が供給される動力伝達部より潤滑油が漏れ出た場合、ナセル3及びタワー2(トップセクション2a)との間に形成される上記開口より、トップセクション2a内の上部トップセクションプラットフォーム11aへ侵入する潤滑油は、円筒状のトップセクション2a(タワー2)の内壁面寄りから侵入する可能性がある。このような場合においても、保守作業等のため昇降機が稼働される場合以外は、ハッチ19が閉じた状態に維持されている。これにより、昇降機用開口部14を介して上部トップセクションプラットフォーム11aから下方へ潤滑油が侵入することを防止できる。
なお、図6では、昇降機用開口部隔壁17a〜17cに、昇降機用開口部14を覆うようハッチ19を設ける構成を示すが、同様に、梯子用開口部隔壁18a〜18cに、梯子用開口部15を覆うようハッチ19が設けられている。
しかし、本実施例ではトップセクション2aの内壁面に対し溶接部12により強固に固定される上部トップセクションプラットフォーム11a及び下部トップセクションプラットフォーム11aにより、トップセクション2aの強度が向上され、上記鉛直方向の応力に抗することが可能となる。これにより、本実施例のトップセクション2aの構成によれば、置き崩れを防止する効果を奏することができる。
これに対し、本実施例では、上部トップセクションプラットフォーム11aの外周部(周縁部)の一部とトップセクション2aの内壁面とは、溶接部12にて強固に固定される構造であるため、潤滑油がタワー内部に更に侵入することを防止することができ、信頼性を高めることが可能になる。
更に、本実施例では、上部トップセクションプラットフォーム11aに設けられた各開口部、すなわち、ケーブル用開口部13、昇降機用開口部14及び梯子用開口部15の周囲は、それぞれ上方(ナセル3側)へ立設するケーブル用開口部隔壁13、昇降機用開口部隔壁17a〜17c及び梯子用開口部隔壁18a〜18cにより囲まれている。よって、漏洩した潤滑油が、これら隔壁を越流し各開口部から流出することを確実に防止できると共に、潤滑油の受け皿(オイルパン)として使用することが可能である。
また、逆に、本実施例では、トップセクション2a内に配される2つのプラットフォームである、上部トップセクションプラットフォーム11a及び下部トップセクションプラットフォーム11aの双方を、トップセクション2aの内壁面に対し溶接部12により強固に固定する構成としたが、上部トップセクションプラットフォーム11aのみを、溶接部12にてトップセクション2aの内壁面に強固に固定する構成としても良い。すなわち、上部トップセクションプラットフォーム11a、下部トップセクションプラットフォーム11a、及び複数の中間プラットフォーム11bのうち、最もナセル3に近い位置に配されるプラットフォームの外周部(周縁部)の少なくとも一部を溶接部12によりタワー2の内壁面に強固に固定する構成としても良い。このような配置とすることで、潤滑油の拡散を最も効率的に防止することが可能となり、且つ、タワー2を構成する複数のセクション、すなわち、トップセクション2a及び複数の中間セクション2bの製造工程の短縮化も可能となる。
具体的には、本実施例によれば、仮に、ナセル内に配される潤滑油を貯留するオイルタンク或いは、オイルタンクより潤滑油が供給される動力伝達部より、何らかの要因により潤滑油がタワー内に漏洩した場合であっても、外周部(周縁部)の少なくとも一部がタワー内壁面に溶接部により強固に固定されるプラットフォームにて、漏洩した潤滑油のタワー内下方への流下を好適に防止することが可能となる。
更に、上部トップセクションプラットフォーム11a’は、梯子用開口部15の周囲であって、ケーブル用開口部13と対向する側に、上部トップセクションプラットフォーム11a’の上面から上方へ立設する梯子用開口部隔壁18a、梯子用開口部隔壁18aに対向し上部トップセクションプラットフォーム11a’の外周側に配される梯子用開口部隔壁18d、梯子用開口部隔壁18a及び18dの水平面内における両端部を接続する一対の梯子用開口部隔壁18b及び18cを備える。梯子用開口部隔壁18a〜18dの横断面は、略ロ字状をなしている。なお、図示しないが、実施例1と同様に、昇降機用開口部隔壁17a〜17d及び梯子用開口部隔壁18a〜18dの上部端面に、それぞれ、昇降機用開口部14及び梯子用開口部15を覆い、開閉可能なハッチが設けられている。
本実施例では、図10に示すように、実施例1と比較し、昇降機用開口部14及び梯子用開口部15を、上部トップセクションプラットフォーム11a’の面内において内側に形成する構成としている。そのため、上部トップセクションプラットフォーム11a’の水平面内における面積から、ケーブル用開口部13、昇降機用開口部14及び梯子用開口部15の水平面内における面積を減じた差分面積(Sb)は、実施例1の構成と比較し小さくなる。よって、本実施例におけるケーブル用開口部隔壁16、昇降機用開口部隔壁17a〜17d及び梯子用開口部隔壁18a〜18dの高さは、実施例1と比較し高く設定される。これにより、仮に、オイルタンク37(図1)或いは動力伝達部から潤滑油が漏洩した場合であっても、漏洩した潤滑油が各開口部隔壁を越流し、タワーの下方へと流下することを防止できる。
また、図示しない中間セクションに配されるプラットフォームの外周部を全周にわたり、中間セクションの内壁面に溶接固定する構成としても良い。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
2・・・タワー
2a,2a’・・・トップセクション
2b・・・中間セクション
2c・・・アンカーセクション
3・・・ナセル
4・・・ハブ
5・・・ブレード
6・・・電力モジュール
7・・・電気盤類
8・・・ナセルアクセスリング
9・・・ケーブルガイド
10・・・ケーブル
11a,11a’・・・トップセクションプラットフォーム
11b・・・中間セクションプラットフォーム
12・・・溶接部
13・・・ケーブル用開口部
14・・・昇降機用開口部
15・・・梯子用開口部
16・・・ケーブル用開口部隔壁
17a,17b,17c,17d・・・昇降機用開口部隔壁
18a,18b,18c,18d・・・梯子用開口部隔壁
19・・・ハッチ
20・・・排出ポート
21・・・キャップ
22・・・ボルト締結用穴
23・・・治具
24・・・ゴムシール部材
30・・・ナセル隔壁
31・・・主軸
32・・・シュリンクディスク
33・・・増速機
34・・・発電機
35・・・メインフレーム
36・・・ラジエータ
37・・・オイルタンク
38・・・カップリング
Claims (10)
- 風を受けて回転するブレードと、
前記ブレードの回転エネルギーを用いて発電する発電機と、
前記ブレードの回転エネルギーを前記発電機に伝達する動力伝達部と、
前記動力伝達部へ潤滑油を供給するため、潤滑油を貯留するオイルタンクと、
前記動力伝達部の少なくとも一部、前記発電機及び前記オイルタンクを収容するナセルと、
前記ナセルを回動可能に支持するタワーと、
前記タワー内部に配置され、前記タワーの内壁面に対して、外周部の少なくとも一部が溶接により固定されるプラットフォームと、
を備え、
前記プラットフォームは、
前記発電機による発電電力を送電するケーブルを挿通するためのケーブル用開口部を有し、前記ケーブル用開口部の周囲に前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ向かい立設する円筒状のケーブル用開口部隔壁を備えると共に、前記プラットフォームの外周部から内側へと延在する昇降機の通過を可能とする昇降機用開口部と、前記プラットフォームの外周部から内側へと延在する梯子の設置を可能とする梯子用開口部と、
前記プラットフォームの外周部から内側へと延在し、前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ向かい立設する一対の隔壁と、当該一対の隔壁の内側端部と接続され前記ナセル側へ向かい立設する隔壁から構成され、前記昇降機用開口部を囲むよう配される昇降機用開口部隔壁と、
前記プラットフォームの外周部から内側へと延在し、前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ向かい立設する一対の隔壁と、当該一対の隔壁の内側端部と接続され前記ナセル側へ向かい立設する隔壁から構成され、前記梯子用開口部を囲むよう配される梯子用開口部隔壁と、
潤滑油を排出するため前記プラットフォームの厚さ方向に貫通する排出ポートと、を備え、前記排出ポートは、前記昇降機用開口部又は前記梯子用開口部の近傍に配され、前記プラットフォームの上面は、前記排出ポートへ向かい緩やかな傾斜を有することを特徴とする風力発電装置。 - 風を受けて回転するブレードと、
前記ブレードの回転エネルギーを用いて発電する発電機と、
前記ブレードの回転エネルギーを前記発電機に伝達する動力伝達部と、
前記動力伝達部へ潤滑油を供給するため、潤滑油を貯留するオイルタンクと、
前記動力伝達部の少なくとも一部、前記発電機及び前記オイルタンクを収容するナセルと、
前記ナセルを回動可能に支持するタワーと、
前記タワー内部に配置され、前記タワーの内壁面に対して、外周部の少なくとも一部が溶接により固定されるプラットフォームと、
を備え、
前記プラットフォームの外周部が全周にわたり、前記タワーの内壁面に溶接固定され、
前記プラットフォームは、
前記発電機による発電電力を送電するケーブルを挿通するためのケーブル用開口部を有し、前記ケーブル用開口部の周囲に前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ向かい立設する円筒状のケーブル用開口部隔壁と、
前記プラットフォームの外周部から所定の間隔にて内側に形成され昇降機の通過を可能とする昇降機用開口部と、前記プラットフォームの外周部から所定の間隔にて内側に形成され梯子の設置を可能とする梯子用開口部と、
前記昇降機用開口部の周囲に配され、前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ立設する四面の隔壁から構成される昇降機用開口部隔壁と、
前記梯子用開口部の周囲に配され、前記プラットフォームの上面から前記ナセル側へ立設する四面の隔壁から構成される梯子用開口部隔壁と、
潤滑油を排出するため前記プラットフォームの厚さ方向に貫通する排出ポートと、を備え、前記排出ポートは、前記昇降機用開口部又は前記梯子用開口部の近傍に配され、前記プラットフォームの上面は、前記排出ポートへ向かい緩やかな傾斜を有することを特徴とする風力発電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置において、
前記タワーは、高さ方向に複数のセクションに分割され、
前記各セクションは上端部及び下端部にフランジを有し、前記各セクションはその直上に配されるセクションと相互に当接するフランジを介して締結され、
前記各セクションのうち、最上部に配され前記ナセルを回転可能に支持するトップセクション内に配されるプラットフォームは、前記トップセクションの内壁面と少なくとも外周部の一部が溶接固定されることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項3に記載の風力発電装置において、
前記タワーは、前記トップセクションの下方に配される複数の中間セクションから構成され、前記各中間セクション内に配される中間プラットフォームを備え、
電力変換器、開閉器及び/又は変圧器を含む電力モジュールは、前記タワー内の下方に配され、一端が前記発電機に接続されるケーブルと接続されることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置において、
前記タワーは、高さ方向に複数のセクションに分割され、
前記各セクションは上端部及び下端部にフランジを有し、前記各セクションはその直上に配されるセクションと相互に当接するフランジを介して締結され、
前記各セクションのうち、最上部に配され前記ナセルを回転可能に支持するトップセクション内に配されるプラットフォームは、前記トップセクションの内壁面と全周にわたり溶接固定されることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項5に記載の風力発電装置において、
前記タワーは、前記トップセクションの下方に配される複数の中間セクションから構成され、前記各中間セクション内に配される中間プラットフォームを備え、
電力変換器、開閉器及び/又は変圧器を含む電力モジュールは、前記タワー内の下方に配され、一端が前記発電機に接続されるケーブルと接続されることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置において、
前記ケーブル用開口部隔壁、前記昇降機用開口部隔壁及び前記梯子用開口部隔壁の高さは、前記プラットフォームの水平面内における面積から、前記ケーブル用開口部及び前記昇降機用開口部並びに前記梯子用開口部の水平面内における面積を減じた差分面積と、前記オイルタンクに貯留される潤滑油の容量に基づき設定されることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項7に記載の風力発電装置において、
前記ケーブル用開口部隔壁及び前記昇降機用開口部隔壁並びに前記梯子用開口部隔壁の高さは、前記潤滑油の容量を前記差分面積にて除した値以上であることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の風力発電装置において、
前記昇降機用開口部隔壁の上端部に配され、前記昇降機用開口部を覆い開閉可能なハッチと、
前記梯子用開口部隔壁の上端部に配され、前記梯子用開口部を覆い開閉可能なハッチと、
を備えることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項3又は請求項5に記載の風力発電装置において、
前記プラットフォームは、
前記トップセクションの上端部のフランジよりも下方に所定の距離離間し配される上部トップセクションプラットフォームと、
前記トップセクションの下端部よりも上方に所定の距離離間し配される下部トップセクションプラットフォームと、
を有することを特徴とする風力発電装置。
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