JP6468593B2 - 蓄電システム - Google Patents

蓄電システム Download PDF

Info

Publication number
JP6468593B2
JP6468593B2 JP2015064463A JP2015064463A JP6468593B2 JP 6468593 B2 JP6468593 B2 JP 6468593B2 JP 2015064463 A JP2015064463 A JP 2015064463A JP 2015064463 A JP2015064463 A JP 2015064463A JP 6468593 B2 JP6468593 B2 JP 6468593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
current
output
commercial
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015064463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016185030A (ja
Inventor
貴之 櫻井
貴之 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2015064463A priority Critical patent/JP6468593B2/ja
Priority to PCT/JP2016/050083 priority patent/WO2016152177A1/ja
Publication of JP2016185030A publication Critical patent/JP2016185030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468593B2 publication Critical patent/JP6468593B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/02Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from ac mains by converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/34Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J9/00Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting
    • H02J9/04Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source
    • H02J9/06Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、複数の蓄電池を用いた蓄電システムに関する。
電力を蓄電及び放電することができる蓄電システムを利用することにより、停電時においても負荷装置に一定期間電力を供給することが可能になる。一般的に蓄電システムは、商用電源から負荷装置に交流電力が供給される平時に、その交流電力を分岐して受電しコンバータを介して直流電力に変換した上で、充電回路により蓄電池に充電する。そして停電が発生したときに蓄電システムは、蓄電池に充電した電力をインバータで交流電力に変換し、負荷装置へ交流電力を供給する。負荷装置に対しては、送電時には商用電源から、停電時には蓄電池から電力が供給されるよう切替スイッチ等が用いられる。また停電発生時に遅滞なく電力供給を行えるようにするため、上述のインバータは常時駆動状態にしておく必要がある。
蓄電システムが複数の蓄電池を備えることにより蓄電量の大容量化が可能になる。また例えば特許文献1では各蓄電池の状態を検出することにより放電する蓄電池を選択することができる蓄電システムが開示されている。この蓄電システムは、より詳しくは、各蓄電池の充電状態や故障の有無等の情報を検出及び逐次更新し、停電時には冗長制御機構がこの情報及び負荷の電力需要に基づき放電する蓄電池を選択する。このとき蓄電システムは、蓄電池から負荷装置へ電力を供給する経路上において、インバータと切替スイッチの間に負荷出力検出機構を備えることにより負荷装置における電力需要を検出している。
特開平11−146575号公報
ところで商用電源は、一般的に契約アンペア数の定格電流の電力を供給する。この電力が供給される上述の蓄電システムが内部に備える蓄電池、充電回路、インバータ等は、充電時において電力を消費する。このため同じく商用電源からの電力が供給される負荷装置は、定格電流の電力をそのまま受電することはできず、定格電流から蓄電システムの内部消費電流を差し引いた電流で受電することになる。また蓄電システムの大容量化に伴い蓄電池の数を増加させることにより内部消費電流がさらに上昇し、負荷装置へ供給可能な電流がさらに低下する。このため負荷装置が必要とする電流が定格電流以下であったとしても、負荷装置に供給可能な電流がこれに満たない虞が生ずる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内部消費電流により負荷装置へ供給する電流が不足する虞を軽減する蓄電システムを提供することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、複数の蓄電池と、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して前記複数の蓄電池に充電する充電部と、前記複数の蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置と、前記蓄電池に対して並列に接続され、前記充電部から前記電力変換装置へ直流電力を供給可能なダイオードと、商用交流電源から供給される交流電力又は前記電力変換装置が出力する交流電力のいずれかを選択的に負荷装置へ出力する出力部と、前記出力部の出力電流を検出する電流検出部と、制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出している間に、前記電力変換装置が出力する交流電力が負荷装置へ出力されるように前記出力部を制御し、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が第1電流閾値以上で第2電流閾値未満であることを条件として、前記出力部の出力電流の大きさに応じて、前記複数の蓄電池の充電を許可する蓄電池の数を増減調整し、前記出力部の出力電流が前記第2電流閾値以上であることを条件として、前記複数の蓄電池の全ての蓄電池の充電を禁止する、蓄電システムである。
商用交流電源から供給される交流電力は、充電部により直流電力に変換された上で複数の蓄電池に充電される。またこの複数の蓄電池から放電される直流電力は、電力変換装置により交流電力に変換される。出力部は、電力変換装置からの交流電力又は商用交流電源から供給される交流電力のいずれかを選択的に負荷装置に供給する。出力部と負荷装置の間にある電流検出部は、出力部から負荷装置に供給される電流を検出する。
制御ユニットは、商用交流電源の停電を監視し、停電が発生した場合には電力変換装置から負荷装置に電力を供給できるよう出力部を切り替える制御を行う。また停電が発生していない平時において制御ユニットは、出力部を商用交流電源から負荷装置に電力が供給される状態に維持する。
平時において制御ユニットは、電流検出部により検出された出力電流が第1電流閾値以上で第2電流閾値未満であるかどうかを確認する。ここで第1電流閾値とは、商用電源の定格電流から蓄電システムの全内部消費電流を差し引いた電流値よりも低く設定される電流の閾値である。また第2電流閾値とは、全ての蓄電池を同時に充電する際に消費される電流を第1電流閾値に加算した電流値と等しく設定される電流の閾値である。
そして制御ユニットは、電流検出部により検出された出力電流の値が第1電流閾値以上で第2電流閾値未満の範囲内であることを条件として、出力電流が増加したときには充電を許可する蓄電池の数を減らし、出力電流が減少したときには充電を許可する蓄電池の数を増やす制御を行う。また出力電流の値が第2電流閾値以上となったときには、全ての蓄電池の充電を禁止する。
制御ユニットによるこの制御によって、負荷装置へ供給される出力電流の増減に合わせて蓄電システムにおける内部消費電流を増減させることができ、負荷装置が必要とする電流が高まるにつれ負荷装置へ供給可能な電流を段階的に引き上げることができる。
これにより本発明の第1の態様によれば、内部消費電流により負荷装置へ供給する電流が不足する虞を軽減する蓄電システムを提供することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が第1電流閾値以上で第2電流閾値未満であることを条件として、前記複数の蓄電池の充電を許可する蓄電池を選択的に順次切り替える、蓄電システムである。
出力部の出力電流が第1電流閾値以上で第2電流閾値未満であるとき、制御ユニットは、その電流の大きさに応じて充電を許可する蓄電池の数を増減調整する。このとき制御ユニットは、充電を許可する蓄電池を選択的に順次入れ替えることで特定の蓄電池だけに充電が許可されることの無いよう制御する。それによって複数の蓄電池を均等に充電することができる。
これにより本発明の第2の態様によれば、前述した本発明の第1の態様による作用効果に加え、当該蓄電システムが備える複数の蓄電池を均等に充電することができるので、当該蓄電システムの製品寿命を長くすることができるという作用効果が得られる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第1又は2の態様において、前記充電部は、前記複数の蓄電池の各蓄電池に対応し、商用交流電源から供給される交流電力で動作する複数の充電回路を含み、前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が前記第2電流閾値以上で第3電流閾値未満であることを条件として、前記出力部の出力電流の大きさに応じて、前記複数の充電回路の商用交流電源から交流電力を供給する充電回路の数を増減調整し、前記出力部の出力電流が前記第3電流閾値以上であることを条件として、商用交流電源から前記複数の充電回路への交流電力の供給を全て遮断する、蓄電システムである。
蓄電システムが備える充電部は商用交流電源で動作する複数の充電回路からなる。各充電回路は、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、各充電回路に対応した蓄電池をそれぞれ充電する。
停電が発生していない平時において制御ユニットは、電流検出部により検出された出力電流が第2電流閾値以上で第3電流閾値未満であるかどうかを確認する。ここで第3電流閾値とは、第2電流閾値に蓄電システムの全ての充電回路で消費される電流を加算した電流値と等しく設定される電流の閾値である。
そして制御ユニットは、電流検出部により検出された出力電流の値が第2電流閾値以上で第3電流閾値未満であることを条件として、出力電流が増加したときには商用交流電源からの電力を供給する充電回路の数を減らし、出力電流が減少したときには商用交流電源からの電力を供給する充電回路の数を増やす制御を行う。また出力電流の値が第3電流閾値以上となったときには、全ての充電回路への交流電力の供給を遮断する。
制御ユニットによるこの制御により、全ての蓄電池の充電を禁止してもなお負荷装置が必要とする電流が高まる場合にも、負荷装置へ供給される出力電流の増減に合わせて蓄電システムにおける内部消費電流を増減させることができ、負荷装置が必要とする電流が高まるにつれ負荷装置へ供給可能な電流を段階的に引き上げることができる。
これにより本発明の第3の態様によれば、内部消費電流により負荷装置へ供給する電流が不足する虞を、本発明の第1又は2の態様よりもさらに軽減する蓄電システムを提供することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第4の態様>
本発明の第4の態様は、複数の蓄電池と、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して前記複数の蓄電池に充電する充電部と、前記複数の蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置と、前記蓄電池に対して並列に接続され、前記充電部から前記電力変換装置へ直流電力を供給可能なダイオードと、商用交流電源から供給される交流電力又は前記電力変換装置が出力する交流電力のいずれかを選択的に負荷装置へ出力する出力部と、前記出力部の出力電流を検出する電流検出部と、制御ユニットと、を備え、前記充電部は、前記複数の蓄電池の各蓄電池に対応し、商用交流電源から供給される交流電力で動作する複数の充電回路を含み、前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出している間に、前記電力変換装置が出力する交流電力が負荷装置へ出力されるように前記出力部を制御し、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が下限電流閾値以上で上限電流閾値未満であることを条件として、前記出力部の出力電流の大きさに応じて、前記複数の充電回路の商用交流電源から交流電力を供給する充電回路の数を増減調整し、前記出力部の出力電流が前記上限電流閾値以上であることを条件として、商用交流電源から前記複数の充電回路への交流電力を全て遮断する、蓄電システムである。
商用交流電源から供給される交流電力は、充電部により直流電力に変換された上で複数の蓄電池に充電を行う。またこの複数の蓄電池から放電される直流電力は、電力変換装置により交流電力に変換される。出力部は、電力変換装置からの交流電力又は商用交流電源から供給される交流電力のいずれかを選択的に負荷装置に供給する。出力部と負荷装置の間にある電流検出部は、負荷装置へ供給される電流を検出する。
制御ユニットは、商用交流電源の停電を監視し、停電が発生した場合には電力変換装置から負荷装置に電力を供給できるよう出力部を切り替える制御を行う。また停電が発生していない平時において制御ユニットは、出力部を商用交流電源から負荷装置に電力が供給される状態に維持する。
平時において制御ユニットは、電流検出部により検出された出力電流が下限電流閾値以上で上限電流閾値未満であるかどうかを確認する。ここで下限電流閾値とは、商用電源の定格電流から蓄電システムの全内部消費電流を差し引いた電流値よりも低く設定される電流の閾値である。また上限電流閾値とは、全ての蓄電池を同時に充電する際に消費される電流及び全ての充電回路で消費される電流を下限電流閾値に加算した電流値と等しく設定される電流の閾値である。
そして制御ユニットは、電流検出部により検出された出力電流の値がこの範囲内であることを条件として、出力電流が増加したときには商用交流電源からの電力を供給する充電回路の数を減らし、出力電流が減少したときには商用交流電源からの電力を供給する充電回路の数を増やす制御を行う。また出力電流の値が上限電流閾値以上となったときには、全ての充電回路への交流電力の供給を遮断する。
制御ユニットによるこの制御により、負荷装置へ供給される出力電流の増減に合わせて蓄電システムにおける内部消費電流を増減させることができ、負荷装置が必要とする電流が高まるにつれ負荷装置へ供給可能な電流を段階的に引き上げることができる。
本発明の第4の態様によれば、内部消費電流により負荷装置へ供給する電流が不足する虞を軽減する蓄電システムを提供することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第5の態様>
本発明の第5の態様は、前述した本発明の第4の態様において、前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が下限電流閾値以上で上限電流閾値未満であることを条件として、前記複数の充電回路の商用交流電源から交流電力を供給する充電回路を選択的に順次切り替える、蓄電システムである。
出力部の出力電流が下限電流閾値以上で上限電流閾値未満であるとき、制御ユニットは、その電流の大きさに応じて充電を許可する蓄電池の数を増減調整する。このとき制御ユニットは、商用交流電源から交流電力を供給する充電回路を選択的に順次入れ替えることで特定の蓄電池だけに充電が許可されることの無いよう制御する。それによって複数の蓄電池を均等に充電することができる。
これにより本発明の第5の態様によれば、前述した本発明の第4の態様による作用効果に加え、当該蓄電システムが備える複数の蓄電池を均等に充電することができるので、当該蓄電システムの製品寿命を長くすることができるという作用効果が得られる。
<本発明の第6の態様>
本発明の第6の態様は、前述した本発明の第3〜5のいずれかの態様において、前記制御ユニットが商用交流電源の停電を検出していない間、前記複数の充電回路のいずれかに商用交流電源が供給されている状態では、その商用交流電源が供給されている充電回路が出力する直流電力で前記電力変換装置が動作し、商用交流電源から前記複数の充電回路への交流電力の供給が全て遮断された状態では、前記複数の蓄電池から供給される直流電力で前記電力変換装置が動作する、蓄電システムである。
制御ユニットが商用交流電源の停電を検出していない平時において、複数の充電回路のいずれかに商用電源の交流電力が供給されていれば、その充電回路が出力する直流電力で電力変換装置の動作を維持することができる。また複数の充電回路への商用交流電源の電力供給が全て遮断されても、複数の蓄電池から電力変換装置に直流電力が供給されるため、電力変換装置の動作を維持することができる。
したがって本発明の第6の態様によれば、前述した本発明の第3〜5のいずれかの態様において、全ての充電回路への電力供給が全て遮断されても電力変換装置の動作を維持することができ、停電発生時に遅滞なく負荷装置に対して交流電力の供給が可能となる。
本発明によれば、内部消費電流により負荷装置へ供給する電流が不足する虞を軽減する蓄電システムを提供することができる。
本発明に係る蓄電システムの構成を示す回路図である。 本発明の第1実施例に係る蓄電システムの出力電流と入力電流の関係図であり、内部消費電流を制御したときの入力電流の変化を太線で示したものである。 本発明の第2実施例に係る蓄電システムの出力電流と入力電流の関係図であり、内部消費電流を制御したときの入力電流の変化を太線で示したものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施例>
図1は、本発明に係る蓄電システム1の構成を示す回路図である。
蓄電システム1は、商用電源2に接続され、停電が発生していない平時において商用電源2からの交流電力を受電する。また蓄電システム1は、負荷装置3に接続され、負荷装置3へ交流電源を供給する。
蓄電システム1は、複数の蓄電池B1〜B3、充電部12、「電力変換装置」としてのインバータ13、「出力部」としてのスイッチ14、電流検出部15、制御ユニット16、内部電源17、複数のダイオードD1〜D6、を備える。また充電部12は、複数の充電回路121〜123を含む。
尚、本実施例では、蓄電システム1は、3つの蓄電池B1〜B3及び3つの充電回路121〜123を備える構成で説明する。しかしこれはあくまで一例であり、それぞれの数はこれに限定されるものではない。
充電回路121〜123は、商用電源2から交流電力が供給される。充電回路121は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路(図示せず)を含み、対応する蓄電池B1を充電する。また充電回路121の出力は、蓄電池B1が満充電又は充電が禁止されるときであってもインバータ13へ直流電力が供給できるように、ダイオードD1を通じてインバータ13にも接続されている。蓄電池B1に充電された電力は、ダイオードD2を通じてインバータ13へ供給される。ダイオードD1、D2は、他の蓄電池B2、B3の電力で蓄電池B1が充電されることを防止するために設けられている。
充電回路122は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路(図示せず)を含み、対応する蓄電池B2を充電する。また充電回路122の出力は、蓄電池B2が満充電又は充電が禁止されるときであってもインバータ13へ直流電力が供給できるように、ダイオードD3を通じてインバータ13にも接続されている。蓄電池B2に充電された電力は、ダイオードD4を通じてインバータ13へ供給される。ダイオードD3、D4は、他の蓄電池B1、B3の電力で蓄電池B2が充電されることを防止するために設けられている。
充電回路123は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路(図示せず)を含み、対応する蓄電池B3を充電する。また充電回路123の出力は、蓄電池B3が満充電又は充電が禁止されるときであってもインバータ13へ直流電力が供給できるように、ダイオードD5を通じてインバータ13にも接続されている。蓄電池B3に充電された電力は、ダイオードD6を通じてインバータ13へ供給される。ダイオードD5、D6は、他の蓄電池B1、B2の電力で蓄電池B3が充電されることを防止するために設けられている。
インバータ13は、直流電力を交流電力に変換してスイッチ14へ出力する。スイッチ14は、商用電源2から供給される交流電力又はインバータ13から供給される交流電力を選択的に負荷装置3へ出力する。電流検出部15は、負荷装置3へ出力される交流電力の電流を計測し、負荷装置3が必要とする電流を常時監視する。制御ユニット16は、公知のマイコン制御回路であり、蓄電システム1が備える全ての構成要素と接続されており(図示せず)、接続先の情報を取得するとともに、それらの動作を制御する。また制御ユニット16は、商用電源2からの電力を常時監視することで停電の発生を検出する。内部電源17は、商用電源2から供給される交流電力を直流電力に変換して制御ユニット16へ供給する。
停電が発生していない平時において制御ユニット16は、蓄電システム1が商用電源2から受電した交流電力が負荷装置3へ供給されるようにスイッチ14を切り替える制御を行う。
尚、これ以降の説明は全て平時におけるものである。
蓄電池B1〜B3、充電回路121〜123、インバータ13、制御ユニット16等は全て、通電時において電力を消費する。よって蓄電システム1は、負荷装置3が必要とする電流と蓄電システム1のこれらの全内部消費電流とを合計した電流が商用電源2の定格電流(例えばここでは15A)を超えないように供給する必要がある。そのため蓄電システム1が負荷装置3へ供給できる電流の上限は、定格電流から蓄電システム1の内部消費電流を差し引いた電流となる。
負荷装置3に想定される電流値の上限は、一般的に定格電流を基準に設定される。このため蓄電システム1の大容量化等に伴い内部消費電流が増加した場合には、負荷装置3へ供給できる電流が想定外に減少する可能性がある。そこで本発明に係る蓄電システム1は負荷装置3へ供給する電流が不足する虞を軽減するために、負荷装置3が必要とする電流の増加に伴って蓄電システム1の内部消費電流を段階的に減少させる制御を行う。具体的な制御を以下に説明する。
図2は、本発明の第1実施例に係る蓄電システム1の出力電流と入力電流の関係を図示したものであり、内部消費電流を制御したときの入力電流の変化を太線で示している。図2において、横軸は出力電流を表し、縦軸は入力電流を表す。尚、内部消費電流が0である仮想的な蓄電システム1では、入力電流の変化は細い実線で示した直線となる。
出力電流値Ia〜Igは、次のように事前に決められる出力電流の電流閾値である。
出力電流値Iaは、定格電流から、蓄電システム1の全内部消費電流を差し引いた電流値よりも低く設定される電流値(第1電流閾値)である。
出力電流値Ibは、蓄電池B1の充電時の電流値を出力電流値Iaに加算した電流値である。
出力電流値Icは、蓄電池B2の充電時の電流値を出力電流値Ibに加算した電流値である。
出力電流値Idは、蓄電池B3の充電時の電流値を出力電流値Icに加算した電流値(第2電流閾値)である。
出力電流値Ieは、充電回路121が消費する電流値を出力電流値Idに加算した電流値である。
出力電流値Ifは、充電回路122が消費する電流値を出力電流値Ieに加算した電流値である。
出力電流値Igは、充電回路123が消費する電流値を出力電流値Ifに加算した電流値(第3電流閾値)である。
負荷装置3で電流が消費されない場合、出力電流は0である。しかしこの場合であっても商用電源2からは、蓄電システム1の内部消費電流に相当する電流値Ihの電流が蓄電システム1に入力される。
負荷装置3が必要とする電流、すなわち出力電流が増加するにつれ、入力電流も電流値Ihから増加していく。そして出力電流の電流値が出力電流値Iaに達したとき、制御ユニット16は、蓄電池B1を充電禁止にすることで、この蓄電池B1への電流の供給を停止する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、蓄電池B1の充電電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流の減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Ikから電流値Iiに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Iaを下回った場合には、充電禁止の状態にある蓄電池B1に再び充電を許可する。
出力電流の電流値がさらに増加し出力電流値Ibに達したとき、制御ユニット16は、蓄電池B1に加えてさらに蓄電池B2も充電禁止にすることで、蓄電池B1、B2への電流の供給を停止する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、2つの蓄電池B1、B2の充電電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流が減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Ikから電流値Iiに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Ibを下回った場合には、充電禁止の状態にある蓄電池B2に再び充電を許可する。
出力電流の電流値がさらに増加し出力電流値Icに達したとき、制御ユニット16は、3つの蓄電池B1〜B3の全てを充電禁止にすることで、全ての蓄電池B1〜B3への電流の供給を停止する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、全ての蓄電池B1〜B3の充電電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流が減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Ikから電流値Iiに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Icを下回った場合には、充電禁止の状態にある蓄電池B3に再び充電を許可する。
出力電流の電流値がさらに増加し出力電流値Idに達したとき、制御ユニット16は、充電回路121への電力供給を遮断する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、全ての蓄電池B1〜B3の充電電流及び充電回路121の消費電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流が減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Ikから電流値Ijに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Idを下回った場合には、電力供給を遮断された充電回路121に再び電力を供給する。
出力電流の電流値がさらに増加し出力電流値Ieに達したとき、制御ユニット16は、充電回路121に加えて充電回路122への電力供給も遮断する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、全ての蓄電池B1〜B3の充電電流及び2つの充電回路121、122の消費電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流が減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Ikから電流値Ijに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Ieを下回った場合には、電力供給を遮断された充電回路122に再び電力を供給する。
出力電流の電流値がさらに増加し出力電流値Ifに達したとき、制御ユニット16は、充電回路121〜123への電力供給を全て遮断する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、全ての蓄電池B1〜B3の充電電流及び全ての充電回路121〜123の消費電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流が減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Ikから電流値Ijに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Ifを下回った場合には、電力供給を遮断された充電回路123に再び電力を供給する。
全ての充電回路121〜123への電力供給が遮断された場合、インバータ13は、そのままでは商用電源からの電力供給を断たれるため稼働できず、停電発生時に遅滞なく電力供給を行うことができなくなる。そこで制御ユニット16は、出力電流の電流値が出力電流値fに達し全ての充電回路121〜123への電力供給を遮断したことを条件として、蓄電池B1〜B3からインバータ13に直流電力を供給する。
出力電流の電流値がさらに上がり続け、商用電源2からの入力電流の値が定格電流に達したとき、負荷装置3へ供給される出力電流の値も上限に達する。このときの出力電流の値は、制御ユニット16の稼働を維持するために必要な最小限の電流を定格電流から差し引いた大きさの電流であるため、負荷装置3へ最大限の電流供給ができることになる。
上記説明したように本発明に係る蓄電システム1は、負荷装置3へ供給される出力電流の増減に合わせて蓄電システム1の内部消費電流を増減させることができ、負荷装置3が必要とする電流が高まるにつれ負荷装置3へ供給可能な電流を段階的に引き上げることができる。よって内部消費電流により負荷装置3へ供給する電流が不足する虞を軽減することができる。
<第2実施例>
次に、本発明の第2実施例について説明する。本実施例の蓄電システム1は、第1実施例の蓄電システム1と構成要素が共通であり、制御方法が異なる。以下、第2実施例の制御方法及び入力電流の変化について説明する。
図3は、本発明の第2実施例に係る蓄電システム1の出力電流と入力電流の関係図であり、内部消費電流を制御したときの入力電流の変化を太線で示している。図3において横軸は出力電流を表し、縦軸は入力電流を表す。尚、内部消費電流が0である仮想的な蓄電システム1では、入力電流の変化は細い実線で示した直線となる。
出力電流値Il〜Ioは、次のように事前に決められる出力電流の電流閾値である。
出力電流値Ilは、定格電流から、蓄電システム1の全内部消費電流を差し引いた電流値よりも低く設定される電流値(下限電流閾値)である。
出力電流値Imは、蓄電池B1及び充電回路121が消費する電流値を出力電流値Ilに加算した電流値である。
出力電流値Inは、蓄電池B2及び充電回路122が消費する電流値を出力電流値Imに加算した電流値である。
出力電流値Ioは、蓄電池B3及び充電回路123が消費する電流値を出力電流値Inに加算した電流値(上限電流閾値)である。
負荷装置3で電流が消費されない場合、出力電流は0である。しかしこの場合であっても商用電源2からは、蓄電システム1の内部消費電流に相当する電流値Ipの電流が蓄電システム1に入力される。
負荷装置3が必要とする電流、すなわち出力電流が増加するにつれ、入力電流も電流値Ipから増加していく。そして出力電流の電流値が出力電流値Ilに達したとき、制御ユニット16は、充電回路121への電力供給を遮断する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、充電回路121の消費電流及びそれに対応する蓄電池B1の充電電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流の減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Irから電流値Iqに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Ilを下回った場合には、電力供給を遮断された充電回路121に再び電力を供給する。
出力電流の電流値がさらに増加し出力電流値Imに達したとき、制御ユニット16は、充電回路121に加えてさらに充電回路122への電力供給を遮断する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、2つの充電回路121、122の消費電流及びそれらに対応する2つの蓄電池B1、B2の充電電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流の減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Irから電流値Iqに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Imを下回った場合には、電力供給を遮断された充電回路122に再び電力を供給する。
出力電流の電流値がさらに増加し出力電流値Inに達したとき、制御ユニット16は、3つの充電回路121〜123への電力供給を全て遮断する。このとき蓄電システム1の内部消費電流は、全ての充電回路121〜123への消費電流及びそれらに対応する全ての蓄電池B1〜B3の充電電流の分だけ減少する。したがって商用電源2から蓄電システム1へ入力される入力電流は、内部消費電流の減少した分だけ減少し、入力電流値は電流値Irから電流値Iqに低下する。その結果、入力電流の電流値が定格電流に達する状態を回避することができる。尚、この後に出力電流の電流値が出力電流値Inを下回った場合には、電力供給を遮断された充電回路123に再び電力を供給する。
全ての充電回路121への電力供給が遮断された場合、インバータ13は、そのままでは商用電源からの電力供給を断たれるため稼働できず、停電発生時に遅滞なく電力供給を行うことができなくなる。そこで制御ユニット16は、出力電流の電流値が出力電流値Inに達し全ての充電回路121〜123への電力供給を遮断したことを条件として、蓄電池B1〜B3からインバータ13に直流電力を供給する。
出力電流の電流値がさらに上がり続け、商用電源2からの入力電流の値が定格電流に達したとき、負荷装置3へ供給される出力電流の値も上限に達する。このときの出力電流の値は、制御ユニット16の稼働を維持するために必要な最小限の電流を定格電流から差し引いた大きさの電流であるため、負荷装置3へ最大限の電流供給ができることになる。
上記説明したように蓄電システム1は、負荷装置3へ供給される出力電流の増減に合わせて蓄電システム1の内部消費電流を増減させることができ、負荷装置3が必要とする電流が高まるにつれ負荷装置3へ供給可能な電流を段階的に引き上げることができる。よって内部消費電流により負荷装置3へ供給する電流が不足する虞を軽減することができる。
<変形例>
上記説明した第1実施例及び第2実施例の変形例について以下説明する。例えば第1実施例における出力電流値がIaに達したとき、蓄電池B1だけが充電を禁止され、蓄電池B2、B3は充電を許可された状態が継続する。そのため蓄電池B1〜B3の間で充電状態の差が生じることになり、それによって特定の蓄電池だけ劣化が早まる虞が生じる。
そこで制御ユニット16は、複数の蓄電池B1〜B3に対し、充電を許可する蓄電池を選択的に順次切り替える制御を行う。具体的には、第1実施例において出力電流がIaからIbまでの間は、充電を許可する2つの蓄電池の組み合わせ(蓄電池B1とB2、B2とB3、又はB1とB3)を一定時間ごとに順次切り替える。また第1実施例において出力電流がIbからIcまでの間は、充電を許可する1つの蓄電池(蓄電池B1、B2又はB3)を一定時間ごとに順次切り替える。それによって複数の蓄電池B1〜B3を均等に充電することができる。
同様に第2実施例において制御ユニット16は、充電回路121、122、123に対し、商用交流電源から交流電力を供給する充電回路を選択的に順次切り替える。具体的には、第2実施例において出力電流がIlからImまでの間は、商用交流電源から交流電力を供給する2つの充電回路の組み合わせ(充電回路121と122、122と123、又は121と123)を一定時間ごとに順次切り替える。また第2実施例において出力電流がImからInまでの間は、商用交流電源から交流電力を供給する1つの充電回路(充電回路121と122又は123)を一定時間ごとに順次切り替える。それによって複数の蓄電池B1〜B3を均等に充電することができる。
1 蓄電システム
2 商用電源
3 負荷装置
11 蓄電池
12 充電部
13 インバータ
14 スイッチ
15 電流検出部
16 制御ユニット
17 内部電源
18 ダイオード
121 充電回路

Claims (6)

  1. 複数の蓄電池と、
    商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して前記複数の蓄電池に充電する充電部と、
    前記複数の蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置と、
    前記蓄電池に対して並列に接続され、前記充電部から前記電力変換装置へ直流電力を供給可能なダイオードと、
    商用交流電源から供給される交流電力又は前記電力変換装置が出力する交流電力のいずれかを選択的に負荷装置へ出力する出力部と、
    前記出力部の出力電流を検出する電流検出部と、
    制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出している間に、前記電力変換装置が出力する交流電力が負荷装置へ出力されるように前記出力部を制御し、
    商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が第1電流閾値以上で第2電流閾値未満であることを条件として、前記出力部の出力電流の大きさに応じて、前記複数の蓄電池の充電を許可する蓄電池の数を増減調整し、前記出力部の出力電流が前記第2電流閾値以上であることを条件として、前記複数の蓄電池の全ての蓄電池の充電を禁止する、蓄電システム。
  2. 請求項1に記載の蓄電システムにおいて、前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が第1電流閾値以上で第2電流閾値未満であることを条件として、前記複数の蓄電池の充電を許可する蓄電池を選択的に順次切り替える、蓄電システム。
  3. 請求項1又は2に記載の蓄電システムにおいて、前記充電部は、前記複数の蓄電池の各蓄電池に対応し、商用交流電源から供給される交流電力で動作する複数の充電回路を含み、
    前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が前記第2電流閾値以上で第3電流閾値未満であることを条件として、前記出力部の出力電流の大きさに応じて、前記複数の充電回路の商用交流電源から交流電力を供給する充電回路の数を増減調整し、前記出力部の出力電流が前記第3電流閾値以上であることを条件として、商用交流電源から前記複数の充電回路への交流電力の供給を全て遮断する、蓄電システム。
  4. 複数の蓄電池と、
    商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して前記複数の蓄電池に充電する充電部と、
    前記複数の蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置と、
    前記蓄電池に対して並列に接続され、前記充電部から前記電力変換装置へ直流電力を供給可能なダイオードと、
    商用交流電源から供給される交流電力又は前記電力変換装置が出力する交流電力のいずれかを選択的に負荷装置へ出力する出力部と、
    前記出力部の出力電流を検出する電流検出部と、
    制御ユニットと、を備え、
    前記充電部は、前記複数の蓄電池の各蓄電池に対応し、商用交流電源から供給される交流電力で動作する複数の充電回路を含み、
    前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出している間に、前記電力変換装置が出力する交流電力が負荷装置へ出力されるように前記出力部を制御し、
    商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が下限電流閾値以上で上限電流閾値未満であることを条件として、前記出力部の出力電流の大きさに応じて、前記複数の充電回路の商用交流電源から交流電力を供給する充電回路の数を増減調整し、前記出力部の出力電流が前記上限電流閾値以上であることを条件として、商用交流電源から前記複数の充電回路への交流電力を全て遮断する、蓄電システム。
  5. 請求項4に記載の蓄電システムにおいて、前記制御ユニットは、商用交流電源の停電を検出していない間、前記出力部の出力電流が下限電流閾値以上で上限電流閾値未満であることを条件として、前記複数の充電回路の商用交流電源から交流電力を供給する充電回路を選択的に順次切り替える、蓄電システム。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の蓄電システムにおいて、前記制御ユニットが商用交流電源の停電を検出していない間、前記複数の充電回路のいずれかに商用交流電源が供給されている状態では、その商用交流電源が供給されている充電回路が出力する直流電力で前記電力変換装置が動作し、商用交流電源から前記複数の充電回路への交流電力の供給が全て遮断された状態では、前記複数の蓄電池から供給される直流電力で前記電力変換装置が動作する、蓄電システム。
JP2015064463A 2015-03-26 2015-03-26 蓄電システム Active JP6468593B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015064463A JP6468593B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 蓄電システム
PCT/JP2016/050083 WO2016152177A1 (ja) 2015-03-26 2016-01-05 蓄電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015064463A JP6468593B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 蓄電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016185030A JP2016185030A (ja) 2016-10-20
JP6468593B2 true JP6468593B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=56977995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015064463A Active JP6468593B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 蓄電システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6468593B2 (ja)
WO (1) WO2016152177A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7128703B2 (ja) * 2018-09-26 2022-08-31 Fdk株式会社 蓄電システム、及び蓄電システムの制御方法
KR102159459B1 (ko) * 2019-12-30 2020-09-23 두현인프라 주식회사 축전기를 갖는 무정전 전원제어 시스템
KR102191194B1 (ko) * 2019-12-30 2020-12-15 두현인프라 주식회사 축전기를 갖는 무정전 전원제어 회로
JP7382006B2 (ja) * 2020-01-15 2023-11-16 住友電気工業株式会社 給電システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01180836U (ja) * 1988-05-30 1989-12-26
JP2778772B2 (ja) * 1989-12-18 1998-07-23 株式会社東芝 電池可動電子機器およびその充電制御方法
JP2000312445A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Sekisui Chem Co Ltd 電力貯蔵システム
JP2005086969A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Toshiba Corp 無停電電源システム
JP5303024B2 (ja) * 2011-11-30 2013-10-02 三菱重工業株式会社 電池システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016185030A (ja) 2016-10-20
WO2016152177A1 (ja) 2016-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3190682B1 (en) Power supply system and method
EP3444922B1 (en) Uninterruptible power source device
US10784713B2 (en) Uninterruptible power supply device
US9093861B2 (en) Power conversion system and uninterruptible power supply system
CN107370168B (zh) 电能存储设备
JP4763660B2 (ja) 電源システム
JP6468593B2 (ja) 蓄電システム
JP6288722B2 (ja) 電池システム
CN109196761B (zh) 电源***
JP5050718B2 (ja) 電力変換装置及び電力変換制御方法
CN111404399B (zh) 供电***
JP5819783B2 (ja) 無停電電源システム
WO2013136655A1 (ja) 充放電制御装置
CN109075605B (zh) 不间断电源装置
KR102566563B1 (ko) 전력 공급 시스템
JP6076215B2 (ja) 電力供給システム
JP4261446B2 (ja) 直流電源装置
JP5941495B2 (ja) 電源切替回路
JP2013172547A (ja) 切替装置およびこれを用いた直流給電システム
KR102675248B1 (ko) 전력 공급 시스템 및 전력 공급 시스템의 제어 방법
JP2020014340A (ja) 直流給電システム
JP5682370B2 (ja) 整流器システム
JP6175815B2 (ja) 多重電源装置、多重電源装置の制御方法、及びプログラム
WO2022244643A1 (ja) 電力供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6468593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250