JP6464910B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに並列接続された複数の電源装置を備えた電力変換装置に関する。
互いに並列接続された複数の電源装置を備えた電力変換装置として、特許文献1に記載の電源システムがある。特許文献1に記載の電源システムは、直流供給線路を介して互いに並列接続された電源装置を備えている。上記電源システムでは、各電源装置において、電流センサにより出直電流を検出するとともに、通信機器を通して他の電源装置において検出された出力電流を取得し、全電源装置の出力電流の平均値を算出している。そして、上記電源システムは、各電源装置の出力電流が算出した平均値となるように、各電源装置に出力電圧を指令して、出力電流をバランスさせている。
特開2009−165247号公報
上記電源システムでは、他の電源装置において検出された出力電流を取得する際に、通信機器を用いることによる遅延が生じる。すなわち、電流センサを用いて複数の電源装置の出力電流をバランスさせようとする場合、急な負荷変動が発生した際に、各出力電流を平均値とするまでに時間がかかり、出力電流に不均衡が生じやすい。ひいては、一部の電源装置に負担が偏り、負担が偏った電源装置の故障につながるおそれがある。また、各電源装置の電流センサと他の電源装置との通信機能が必要となり、コストが増加してしまう。
本発明は、上記実情に鑑み、複数の電源装置の出力電流をバランスさせるために電流センサを用いることなく、定常時に加えて急な負荷変動が発生した場合でも、複数の電源装置の出力電流の不均衡を抑制可能な電力変換装置を低コストで提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記実情に鑑み、1個の基準となる第1電源装置及び少なくとも1個の第2電源装置を備え、前記第1電源装置及び前記第2電源装置が互いに負荷に対して並列に接続された電力変換装置であって、前記第1電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第1電力変換部と、前記第1電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第1制御信号を生成する第1制御回路部と、を含み、各前記第2電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第2電力変換部と、前記第2電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第2制御信号を生成する第2制御回路部と、前記第1制御回路部により生成された前記第1制御信号を観測する信号観測部と、を含み、各前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号の状態に基づいて、前記第2制御信号を生成する。
本発明によれば、互いに並列に接続された基準となる第1電源装置及び第2電源装置により、分担して電力が負荷に供給される。第1電源装置は、第1電力変換部及び第1制御回路部を含み、第1電力変換部に含まれるスイッチング素子が、PWM信号である第1制御信号で制御されることにより、入力電圧が所望の出力電圧に変換される。また、各第2電源装置は、第2電力変換部、第2制御回路部及び信号観測部を含み、信号観測部により観測された第1制御信号の状態に基づいて、PWM信号である第2制御信号が生成される。そして、第2電力変換部に含まれるスイッチング素子が第2制御信号で制御されることにより、入力電圧が所望の出力電圧に変換される。
すなわち、各第2電源装置の信号観測部は、第1制御信号の状態をリアルタイムで観測し、各第2電源装置の第2制御回路部は、観測された第1制御信号の状態に基づいて、第2電力変換部のスイッチング素子を駆動する。よって、急な負荷変動が発生して、第1制御信号の状態が変化されれば、第2電源装置において、直ちに第1制御信号の状態の変化が観測され、第2制御信号の状態も変化される。これにより、急な負荷変動が発生した場合においても、複数の電源装置の出力電流の不均衡を抑制することができる。
第1〜3実施形態に係る電力変換装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る電力変換装置の概略構成を示す図。 電流臨界モード制御時の電力変換部のリアクトル電流波形を示す図。 (a)マスタPWM信号、(b)マスタPWM信号のオン時間のカウント値を示す図。 各スレーブへのマスタPWMa信号の並列送信を示す図。 電力変換装置の起動時における(a)マスタ動作、(b)マスタ制御器出力、(c)マスタPWM信号のオンカウント値、(d)スレーブ動作、(e)スレーブ制御器出力を示す図。 電力変換装置の停止時における(a)マスタ動作、(b)マスタ制御器出力、(c)マスタPWM信号のオンカウント値、(d)スレーブ動作、(e)スレーブ制御器出力を示す図。 電流臨界モード制御時の(a)リアクトル電流、(b)上アーム電圧、(c)上アームゲート電圧、(d)下アームゲート電圧を示す図。 第2実施形態に係る電力変換装置の概略構成を示す図。 第3実施形態に係る電力変換装置の概略構成を示す図。 第4実施形態に係る電力変換装置の構成を示すブロック図。 各スレーブへのマスタPWMa信号の直列送信を示す図。 (a)マスタ、スレーブ1及びスレーブ2のリアクトル電流を示す図。(b)(a)の一部分を拡大した図。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。 電圧変換部の変形例。
以下、電力変換装置を具現化した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る電力変換装置の構成について説明する。本実施形態に係る電力変換装置100は、1個の基準となる電源装置であるマスタ20と、電源装置であるN(Nは自然数)個のスレーブ30(#1)〜(#N)とを備える。マスタ20及びN個のスレーブ30は、入力電源10に対して互いに並列に接続されているとともに、負荷50に対して互いに並列に接続されている。すなわち、マスタ20及びN個のスレーブ30の入力端子は互いに並列に接続されているとともに、出力端子も互いに並列に接続されている。入力電源10は、電力変換装置100に、入力電圧V1の電力を供給する直流電源であり、例えば高圧バッテリである。負荷50は、電力変換装置100から電力の供給を受ける負荷であり、例えば低圧バッテリである。なお、図2では、N個のスレーブ30(#1)〜(#N)のうち、スレーブ30(#1)のみを記載し、他のスレーブ30(#2)〜(#N)は省略している。
マスタ20(第1電源装置)は、電力変換装置100に含まれる電源装置のうちで、電力変換の基準となる電源装置であり、電力変換部21及びMPU26を含む。電力変換部21(第1電力変換部)は、入力電圧を所望の電圧に変換して出力するコンバータである。電力変換部21は、2つのスイッチング素子が相補的にオン及びオフされることにより、入力された入力電圧V1の電力を磁気エネルギとしてリアクトル又はトランスに蓄積し、蓄積した磁気エネルギを所望の電圧V2の電力に変換して、負荷50へ出力するものである。本実施形態では、電力変換部21として、図2に示す降圧型コンバータを採用している。
電力変換部21は、入力コンデンサCim、リアクトルLm、平滑コンデンサCоm、スイッチング素子Spm,Snm、コンデンサCpm,Cnm、及びドライバDrpm,Drnmを備える。入力コンデンサCimは、入力端子間に接続されており、平滑コンデンサCоmは、出力端子間に接続されている。スイッチング素子Spmは上アームのスイッチング素子であり、スイッチング素子Snmは下アームのスイッチング素子である。スイッチング素子Spm,Snmは、NMOSトランジスタから構成されており、スイッチング素子Spmのソース端子とスイッチング素子Snmのドレイン端子とが接続されており、スイッチング素子Spmのドレイン端子とスイッチング素子Snmのソース端子は、それぞれ入力端子に接続されている。
また、スイッチング素子Spm,Snmのゲート端子には、各スイッチング素子を駆動するドライバDrpm,Drnmが接続されている。さらに、スイッチング素子Spm,Snmには、それぞれボディーダイオードが並列に接続されているとともに、コンデンサCpm,Cnmが並列に接続されている。コンデンサCpm,Cnmは、スイッチング素子Spm,Snmの寄生容量でもよいし、外付けされたものでもよい。さらに、スイッチング素子Spmとスイッチング素子Snmとの接続点と、平滑コンデンサCоmとの間には、直列にリアクトルLmが接続されている。
スイッチング素子Spmがオン状態、スイッチング素子Snmがオフ状態となると、リアクトルLmに磁気エネルギが蓄えられる。そして、スイッチング素子Spmがオフ状態、スイッチング素子Snmがオン状態となると、リアクトルLmに蓄えられた磁気エネルギが開放されて、スイッチング素子Snm及びリアクトルLmを通じて、負荷50へ出力電流Ioutが流れる。スイッチング素子Snmをオン状態にすることにより、同期整流が行われる。
MPU26(Micro-Processing Unit)は、超小型処理装置であり、電力変換部21を制御する制御回路部22の機能を実現する。制御回路部22(第1制御回路部)は、制御器23と検出器24の機能を有する。制御器23は、スイッチング素子Spm,Snmを駆動するマスタPWMa,マスタPWMb信号を生成し、生成したマスタPWMa,マスタPWMb信号をドライバDrpm,Drnmへ送信する。検出器24は、後述するスイッチング遷移時間を検出する。制御器23及び検出器24の詳細については後で述べる。
N個のスレーブ30(第2電源装置)は、それぞれ同様の構成となっており、各スレーブ30は、電力変換部31及びMPU36を含む。電力変換部31(第2電力変換部)は、電力変換部21と同様のコンバータであり、本実施形態では、電力変換部21と同様に降圧型コンバータを採用している。入力コンデンサCis、リアクトルLs、及び平滑コンデンサCоsは、それぞれ、入力コンデンサCim、リアクトルLm、及び平滑コンデンサCоmに対応する。また、スイッチング素子Sps,Sns、コンデンサCps,Cns、及びドライバDrps,Drnsは、それぞれ、スイッチング素子Spm,Snm、コンデンサCpm,Cnm、及びドライバDrpm,Drnmに対応する。
MPU36は、超小型処理装置であり、制御回路部32及び時間観測器33の機能を実現する。制御回路部32(第2制御回路部)は、制御器34及び検出器35の機能を有する。時間観測器33(信号観測部)は、マスタ20の制御器23と信号線で接続されており、制御器23から送信されたスイッチング素子Spmを駆動する制御信号(マスタPWMa信号)の状態を観測する。制御器34は、スイッチング素子Sps,Snsを駆動するスレーブPWMa,スレーブPWMb信号を生成し、生成したスレーブPWMa,スレーブPWMb信号をドライバDrps,Drnsへ送信する。検出器35は、検出器24と同様に、後述するスイッチング遷移時間を検出する。時間観測器33、制御器34及び検出器35の詳細については後で述べる。
電力変換装置100において、マスタ20及びN個のスレーブ30からなるN+1個の電源装置の出力電流Ioutが不均衡となると、一部の電源装置に負荷が偏ることになる。その結果、一部の電源装置に発熱が集中したり、電力変換装置100の最大出力の不足が生じたりするおそれがある。そのため、各電源装置の出力電流Ioutをバランスさせることが望ましい。
そこで、例えば、MPU26が、通信機器を介して各電源装置の出力電流Ioutを取得するとともに平均値を算出し、通信機能を介して算出した平均値を各MPU36へ送信して、各MPU26,36が、平均値となるように出力電流Ioutを制御することが考えられる。しかしながら、このようにすると、通信機能を用いることによる遅延が生じるため、急な負荷変動が発生した場合に、出力電流Ioutが平均値になるまでに時間がかかり、出力電流Ioutに不均衡が生じやすい。
各電源装置の出力電流Ioutの不均衡の要因としては、各電源装置の電力変換部21,31の制御誤差、各電源装置の素子のばらつき、各電源装置の入力端子と入力電源10との間の入力配線抵抗の不均一、各電源装置の出力端子と負荷50との間の出力配線抵抗の不均一等が挙げられる。これらの中でも、特に各電源措置の電力変換部21,31の制御誤差の影響が大きく、この制御誤差を抑制すれば、電力変換装置100の製品として要求されるレベルを達成できる。
そこで、電力変換装置100において、各電源装置の電力変換部21の制御誤差を抑制することにした。詳しくは、マスタ20の制御回路部22は、マスタPWMa信号を制御して、出力電圧Voutを指令電圧にフィードバック制御する。そして、スレーブ30の時間観測器33はマスタPWMa信号を観測し、スレーブ30の制御回路部32は、観測されたマスタPWMa信号の状態に基づいて、スレーブPWMa信号を生成する。すなわち、マスタ20の電力変換部21の制御に応じて、各スレーブ30の電力変換部31の制御を実施することにより、電源装置間の制御誤差を抑制する。以下、詳しく説明する。
マスタ20の制御器23は、電圧指令、入力電圧V1、出力電圧Vout、及び検出器24により検出されたスイッチング遷移時間を受信し、受信した各値に基づいて、スイッチング素子Spm,Snmを制御するマスタPWMa,マスタPWMb信号を生成する。スイッチング素子Spmを制御するマスタPWMa信号と、スイッチング素子Snmを制御するマスタPWMb信号は、相補的な制御信号となる。
詳しくは、制御器23は、スイッチング素子Spmに対するマスタPWMa信号の時比率(デューティ比)を制御して、出力電圧Voutを指令電圧(所望の値)に調整する。指令電圧は、MPU26よりも上位の制御装置から送信される。なお、本実施形態では、マスタPWMa信号が第1制御信号に相当する。
さらに、制御器23は、マスタPWMa信号のオフ時間を制御して、電力変換部21を電流臨界モードで作動させる。マスタPWMa信号の時比率は、出力電圧Voutの調整によって決まっているため、オフ時間を制御することは、マスタPWMa信号の周波数を制御することになる。なお、制御器23は、スイッチング素子Spmに対するマスタPWMa信号と相補的になるように、スイッチング素子Snmに対するマスタPWMb信号を生成する。
ここで、電力変換部21を電流臨界モードで作動させると、図3に示すように、リアクトルLmを流れるリアクトル電流ILは、スイッチング素子Spmのオン時間Tonpの間、零よりも少し小さい値であるImin(負の値)から増加してImaxとなる。そして、リアクトル電流ILは、スイッチング素子Snmのオン時間Tonnの間、Imaxから減少してIminとなる。電力変換部21を電流臨界モードで作動させると、このようなリアクトル電流ILの波形が繰り返される。
このとき、マスタ20の出力電流Ioutは、リアクトル電流ILの平均値となるので、Imax−Imin=ΔIとすると、Iout=ΔI/2+Iminとなる。リアクトルLmのインダクタンスをLとすると、ΔI=((V1−V2)/L)×Tonpであるから、Iout=((V1−V2)/2L)×Tonp+Iminとなる。リアクトル電流ILの最小値は、電流臨界モード制御時に最適ZVS(ゼロボルトスイッチング)を行うと一定値となるため、マスタ20の出力電流Ioutは、スイッチング素子Spmのオン時間Tonpのみにより決まる。すなわち、マスタ20の出力電流Ioutは、入力電源10からリアクトルLmへの磁気エネルギの蓄積時間によって決まる。
したがって、各スレーブ30の電力変換部31も電流臨界モードで作動させ、各電力変換部31のスイッチング素子Spsのオン時間をTonpとすれば、マスタ20及び各スレーブ30の出力電流Ioutのバランスを取ることができる。
そこで、制御器23は、図5に示すように、複数のスレーブ30の時間観測器33へ、マスタPWMa信号を並列に送信する。制御器23とドライバDrpmとを接続する信号線と、各スレーブ30の時間観測器33とが、信号線で接続されており、制御器23から時間観測器33へマスタPWMa信号が送信される。
スレーブ30の時間観測器33は、MPU36のキャプチャ機能を利用して、マスタPWMa信号のオン時間Tonpを観測する。詳しくは、時間観測器33は、立ち上がりイベントを検知すると、立ち下がりイベントを検知するまでの間、クロックの都度マスタPWMa信号のオン時間Tonpをカウントして、オン時間Tonpを取得する。また、時間観測器33は、同様に、立ち下がりイベントを検知すると、立ち上がりイベントを検知するまでの間、クロックの都度マスタPWMa信号のオフ時間をカウントして、オフ時間も観測する。
制御器34は、時間観測器33により観測されたマスタPWMa信号のオン時間Tonpを、スイッチング素子Spsに対するスレーブPWMa信号のオン時間に設定する。さらに、制御器34は、スレーブPWMa信号のオフ時間を制御して、すなわち、スレーブPWMa信号の周波数を制御して、電力変換部31を電流臨界モードで作動させる。この時、電源装置ごとに、リアクトル電流ILが減少する傾きは異なる。そのため、電源装置ごとに、個別に電流臨界モード制御を実施して、電源装置ごとにオフ時間を設定する。すなわち、各電源装置の上アームのスイッチング素子のオン時間は同じ時間となるが、オフ状態からオン状態に切り替えるタイミングは、電源装置ごとに異なるタイミングとなる。なお、制御器34は、スイッチング素子Spsに対するスレーブPWMa信号と相補的になるように、スイッチング素子Snsに対するスレーブPWMb信号を生成する。
次に、各スレーブ30の起動方法について、図6を参照して説明する。電力変換装置100の起動時において、制御器34は、時間観測器33により、閾値時間よりも長いマスタPWMa信号のオン時間Tonpが観測された場合に限って、観測されたオン時間TonpをスレーブPWMa信号のオン時間に設定して、スレーブPWMa信号及びスレーブPWMb信号を生成する。
マスタ20が停止中に、制御器23から時間観測器33への出力に意図しないサージ電圧が印加されることがある。このサージ電圧をマスタPWMa信号のオン時間Tonpとして観測して、スレーブ30を作動させることは、回避することが望ましい。そこで、一般的なサージ電圧の印加時間よりも長い時間を閾値時間とし、閾値時間よりも長いオン時間Tonpが観測された場合に限って、スレーブ30の電力変換部31が起動されるようにした。
これにより、図6に示すように、マスタ20の停止中のt0時点で、制御器23の出力にサージ電圧が印加されても、スレーブ30は停止を続ける。そして、t1時点でマスタ20が起動し、時間観測器33により閾値時間よりも長いオン時間Tonpが観測されると、t2時点でスレーブ30が起動し、観測されたオン時間Tonpの間、スイッチング素子Spsがオンにされる。その後、マスタ20及びスレーブ30は、それぞれ、ZVSとなるタイミングで、上アームのスイッチング素子をオフからオンに切り替える。なお、ZVSの詳細については、後で述べる。
ここで、t1時点でマスタ20の電力変換部21が起動された後、マスタ20の制御回路部22からスレーブ30の制御回路部32へ、CANやI2C等の通信機能を用いて起動指令を送った場合には、スレーブ30の電力変換部31が起動するまでの遅延が長くなる。その結果、スレーブ30の電力変換部31が起動する時点は、t2時点よりも遅くなる。これに対して、上述したように、マスタPWMa信号のオン時間Tonpをリアルタイムで観測することにより、マスタ20の電力変換部21が起動してから、スレーブ30の電力変換部31が起動するまでの遅延を抑制できる。さらに、本実施形態では、マスタ20から各スレーブ30へ、並列にマスタPWMa信号を送信しているため、全スレーブ30の電力変換部31を略同時に起動させることができる。
次に、各スレーブ30の停止方法について、図7を参照して説明する。電力変換装置100の停止時において、制御器34は、時間観測器33により、マスタ20の制御回路部22の制御周期の間、マスタPWMa信号のオフ時間が継続していることが観測された場合に限って、スレーブPWMa信号及びスレーブPWMb信号の出力を停止する。マスタ20の制御回路部22の制御周期は、MPU26の制御周期Tmである。
MPU26の制御周期Tmが、マスタPWMa信号の周期よりも長い場合がある。例えば、MPU26の制御周期Tmが、マスタPWMa信号の周期の3倍の場合、制御器23は、マスタPWMa信号のオンパルスを3回に1回しか、マスタPWMa信号を送信しないことになる。このような場合でも、マスタ20の電力変換部21のオフを確実に検出するため、マスタPWMa信号のオフ時間が、MPU26の制御周期Tm以上継続している場合に限って、スレーブ30の電力変換部31が停止されるようにした。
これにより、図7に示すように、t3時点で、マスタ20の電力変換部21が停止し、時間観測器33により制御周期Tmの間継続してオフ時間が観測されると、t4時点で、スレーブ30の電力変換部31が停止される。
ここで、t3時点でマスタ20の電力変換部21が停止された後、マスタ20の制御回路部22からスレーブ30の制御回路部32へ、CANやI2C等の通信機能を用い停止指令を送った場合には、スレーブ30の電力変換部31が停止するまでの遅延が長くなる。その結果、スレーブ30の電力変換部31が停止する時点はt4時点よりも遅くなる。これに対して、上述したように、マスタPWMa信号のオフ時間をリアルタイムで観測することにより、マスタ20の電力変換部21が停止してから、スレーブ30の電力変換部31が停止するまでの遅延を、MPU26の制御周期Tmに抑制することができる。さらに、本実施形態では、マスタ20から各スレーブ30へ、並列にマスタPWMa信号を送信しているため、全スレーブ30を略同時に停止させることができる。
また、各スレーブ30のいずれかでエラー停止動作が生じた場合には、エラー停止したスレーブ30は、エラー停止したことを、通信機能を介してマスタ20へ通知する。この場合、エラー停止したスレーブ30以外のスレーブ30は起動しているため、エラー停止したことを、通信機能を用いて比較的ゆっくり通知しても問題はない。マスタ20は、スレーブ30からエラー停止の通知を受けると、直ちにマスタPWMa信号をオフにして、全電力変換部を停止させる。
次に、マスタ20の電力変換部21の臨界電流モード制御時におけるZVSについて、図2及び図8を参照して説明する。図4に示すように、スイッチング素子Snmがオフ状態のときに、スイッチング素子Spmをオン状態にすると、リアクトル電流ILが増加する。そして、スイッチング素子Spmをオフ状態に切替えると、リアクトル電流ILは減少し始め、スイッチング素子Spmのソース−ドレイン間電圧である上アーム電圧Vdpは上昇し始める。そして、所定のデッドタイムの後に、スイッチング素子Snmをオン状態に切り替えると、上アーム電圧Vdpが一定値となる。そして、スイッチング素子Snmを所定のオン時間後に、オフ状態に切り替える。
このとき、スイッチング素子Snmのオン時間は、リアクトル電流ILがゼロ以下になるように設定されており、リアクトル電流ILは逆流する。しかしながら、スイッチング素子Spm,Snmがオフ状態であるため、スイッチング素子Spm,Snmを流れず、コンデンサCpm,Cnm及びリアクトルLmが共振して、上アーム電圧Vdpが下降し始める。上アーム電圧Vdpの下降速度は、コンデンサCpm,Cnm及びリアクトルLmの共振周期に応じた速度となる。
検出器24は、スイッチング素子Snmがオン状態からオフ状態に切り替えられてから、上アーム電圧Vdpがゼロ電圧に低下するまでの時間を、スイッチング遷移時間として検出する。
制御器23は、スイッチング素子Snmがオン状態からオフ状態に切替えられてから、検出器24により検出されたスイッチング遷移時間の後、スイッチング素子Spmをオフ状態からオン状態に切り替える。すなわち、制御器23は、スイッチング素子Snmのオン状態が終了してからスイッチング遷移時間が終了するまでを、スレーブPWMa信号のオフ時間とする。そして、制御器23は、上アーム電圧Vdpがゼロ電圧になった時点で、スイッチング素子Spmにオン信号を与え、スイッチング素子Spmのオン状態を開始する。スイッチング素子Spmのオン時間Tonpは、出力電圧Voutを指令電圧にする時比率、及び前回のスイッチング素子Spmのオフ時間に基づいて、算出される。これにより、電流センサを用いることなく、電流臨界モード制御を実施することができる。
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)各スレーブ30の時間観測器33は、マスタPWMa信号の状態をリアルタイムで観測し、各スレーブ30の制御回路部32は、観測されたマスタPWMa信号の状態に基づいて、電力変換部31のスイッチング素子Sps,Snsを駆動する。よって、急な負荷変動が発生して、マスタPWMa信号の状態が変化されれば、時間観測器33により直ちにマスタPWM信号の状態の変化が観測され、スレーブPWMa信号の状態も変化される。これにより、急な負荷変動が発生した場合においても、複数の電源装置の出力電流Ioutの不均衡を抑制することができる。
(2)マスタ20において、マスタPWMa信号の時比率が制御されて、電力変換部21の出力電圧Voutが所望の値に調整されるとともに、マスタPWMa信号のオフ時間が制御されて、電力変換部21が電流臨界モードで制御される。これにより、マスタ20の出力電流Ioutは、マスタPWMa信号のオン時間Tonpにより決まる値となる。そして、スレーブ30において、マスタPWMa信号のオン時間Tonpは観測され、オン時間TonpがスレーブPWMa信号のオン時間に設定されるとともに、スレーブPWMa号のオフ時間が制御されて、電力変換部31が電流臨界モードで制御される。
よって、スレーブ30の出力電流Ioutも、スレーブPWMa信号のオン時間により決まる値となる。各電源装置の電力変換部21,31は、個別に電流臨界モードで作動されるため、各電源装置の特性のばらつきに応じた最適な電流臨界モードで、各電力変換部21,31を制御することができる。そして、スレーブPWMa信号のオン時間とマスタPWMa信号のオン時間Tonpとが同じ時間であるため、各電源装置の特性にばらつきがある場合でも、各電源装置の出力電流Ioutのバランスを取ることができる。
(3)スレーブ30において、閾値時間よりも長いマスタPWMa信号のオン時間Tonpが観測された場合に限って、観測されたオン時間TonpがスレーブPWMa信号のオン時間に設定され、スレーブPWMa信号及びスレーブPWMb信号が電力変換部31へ出力される。よって、スレーブ30において、時間観測器33に意図しないサージ電圧が入力された場合には、閾値時間よりも長いオン時間Tonpが観測されないため、電力変換部21は起動されない。すなわち、意図しない電力変換部31の起動を抑制することができる。一方、電力変換部21が起動され、スレーブ30において、閾値時間よりも長いマスタPWMa信号のオン時間Tonpが観測された場合には、電力変換部31が起動される。このとき、マスタPWMa信号のオン時間Tonpをリアルタイムで観測することにより、電力変換部21の起動から電力変換部31の起動までの遅延を抑制できる。ひいては、電力変換部21の負担の増大を抑制できる。
(4)スレーブ30において、MPU26の制御周期Tmの間、マスタPWMa信号のオフ時間が継続して観測された場合に限って、スレーブPWMa信号及びスレーブPWMb信号の出力が停止される。電力変換部21が駆動している間は、MPU26の制御周期Tm内に、マスタPWMa信号のオン時間Tonpが存在するため、電力変換部31は停止されない。一方、電力変換部21が停止され、スレーブ30において、MPU26の制御周期Tmの間、マスタPWMa信号のオフ時間が継続して観測された場合には、電力変換部31が停止される。このとき、マスタPWMa信号のオフ時間をリアルタイムで観測することにより、電力変換部21の停止から電力変換部31の停止までの遅延を抑制できる。ひいては、電力変換部31の負担の増大を抑制できる。
(5)制御器23から、マスタPWMa信号が各スレーブ30へ並列に送信され、各スレーブ30においてマスタPWMa信号が観測される。これにより、各電力変換部31を同時に起動及び停止することができる。よって、マスタPWMa信号を各スレーブ30へ直列に送信する場合よりも、電力変換部31全体の起動及び停止の遅延を低減できる。さらに、直列に送信する場合と比較して、マスタ20からスレーブ30へ送信することによるマスタPWMa信号のオン時間Tonpの劣化を、抑制することができる。
(6)電力変換部21,31を電流臨界モード且つ同期整流で制御するとともに、常に最適なZVSを実現することにより、損失を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る電力変換装置100aについて、第1実施形態に係る電力変換装置100と異なる点を、図9を参照して説明する。
第2実施形態に係る電力変換装置100aが備えるマスタ20a(第1電源装置)のMPU26aは、制御回路部22a(第1制御回路部)の機能を有する。制御回路部22aは、制御器23の機能を備えるが、検出器24の機能は備えない。その代り、マスタ20aは、リアクトル電流ILを検出する電流センサ28を備える。すなわち、本実施形態では、電流センサ28を用いて臨界電流モード制御を行う。なお、電流センサ28は、従来のように、各電源装置の出力電流Ioutをバランスさせるために用いるものではない。本実施形態も第1実施形態と同様に、マスタ20のオン時間Tonpをスレーブ30で用いることにより、各電源装置の出力電流Ioutをバランスさせる。
制御器23は、電流センサ28により検出されたリアクトル電流ILを受信し、受信したリアクトル電流ILに基づいて、ZVSを行う。詳しくは、スイッチング素子Spmがオフ状態且つスイッチング素子Snmがオン状態のときに、リアクトル電流ILが正の値からゼロになった時点から所定時間経過後、スイッチング素子Snmをオン状態からオフ状態に切り替える。そして、所定のデッドタイム経過後に、スイッチング素子Spmをオフ状態からオン状態に切り替える。スイッチング素子Spmのオン時間Tonpは、出力電圧Voutを指令電圧にする時比率、及び前回のスイッチング素子Spmのオフ時間に基づいて、算出される。
同様に、スレーブ30a(第1電源装置)のMPU36aは、制御回路部32a(第2制御回路部)及び時間観測器33の機能を有し、制御回路部32aは、制御器34の機能を備えるが、検出器35の機能は備えない。その代り、スレーブ30aも、リアクトル電流ILを検出する電流センサ38を備える。
制御器34は、制御器34と同様に、電流センサ38により検出されたリアクトル電流ILに基づいて、ZVSを行う。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る電力変換装置100bについて、第2実施形態に係る電力変換装置100aと異なる点を、図10を参照して説明する。
第3実施形態に係る電力変換装置100bが備えるマスタ20b(第1電源装置)のMPU26bは、制御回路部22b(第1制御回路部)の機能を有する。制御回路部22bは、制御器23の機能を備えるが、検出器24の機能は備えない。その代り、マスタ20bは、リアクトルLmと磁気結合したコイル29を備える。リアクトルLmを流れるリアクトル電流ILが正の値から負の値になると、コイル29に発生する誘起電圧の極性が反転する。
よって、制御器23は、コイル29に発生する誘起電圧の極性が反転するタイミングを、リアクトル電流ILが正の値からゼロになるタイミングとして検出する。すなわち、マスタ20bは、第2実施形態に係るマスタ20aが、電流センサ28によりリアクトル電流ILが正の値からゼロになったタイミングを検出するのに対して、コイル29に発生する誘起電圧の極性に基づいて、リアクトル電流ILが正の値からゼロになるタイミングを検出する。なお、スレーブ30bも、マスタ20bと同様に、検出器35の代わりに、リアクトルLmと磁気結合したコイル39を備え、コイル39に発生する誘起電圧の極性に基づいて、リアクトル電流ILが正の値からゼロになるタイミングを検出する。
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る電力変換装置100cについて、第1〜3実施形態に係る電力変換装置100,100a,100bと異なる点を、図11及び図12を参照して説明する。
第4実施形態に係る電力変換装置100cは、マスタ20c及びN個のスレーブ30c(#1)〜(#N)を備える。図11及び図12は、一例として、2個のスレーブ30cを備えた電力変換装置100cを示す。
第1〜3実施形態に係る電力変換装置100,100a,100bでは、マスタPWMa信号を、マスタ20,20a,20bからスレーブ30,30a,30bへ並列に送信した。これに対して、電力変換装置100cでは、マスタPWMa信号を、マスタ20cから各スレーブ30cへ直列に送信する。詳しくは、スレーブ30cの制御器34は、次のスレーブ30cの時間観測機33と信号線で順次接続されている。また、マスタ20cのMPU26cは、制御回路部22の他に、時間観測器25の機能も有し、最後のスレーブ30c(#N)の制御器34とマスタ20cの時間観測器25とは、信号線で接続されている。
まず、マスタ20c(第1電源装置)の制御回路部22(制御器23)は、複数のスレーブ30のうちの1番目のスレーブ30(#1)へ、マスタPWMa信号を送信する。1番目のスレーブ30(#1)の制御回路部32は、時間観測器33により観測されたマスタPWMa信号のオン時間Tonpをオン時間として、スレーブPWMa信号を生成し、生成したスレーブPWMa信号を、2番目のスレーブ30(#2)へ送信する。
2番目以降のスレーブ30cの時間観測器33は、1つ前のスレーブ30cから送信されたスレーブPWMa信号のオン時間を、マスタPWMa信号のオン時間Tonpとして観測する。そして、2番目以降のスレーブ30cの制御回路部32は、時間観測器33によりマスタPWMa信号のオン時間Tonpとして観測された、1つ前のスレーブ30cのスレーブPWMa信号のオン時間をオン時間として、スレーブPWMa信号を生成する。そして、2番目以降のスレーブ30cの制御回路部32は、生成したスレーブPWMa信号を次のスレーブ30cへ送信する。すなわち、複数のスレーブ30c(#1)〜(#N−1)は、それぞれ、生成したスレーブPWMa信号を、直列に次のスレーブ30cへ送信する。さらに、最後のスレーブ30c(#N)の制御回路部32は、生成したスレーブPWMa信号を、マスタ20cへ送信する。
そして、マスタ20cの時間観測器25(第2制御信号観測部)は、スレーブ30c(#N)から送信されたスレーブPWMa信号を観測する。時間観測器25は、時間観測器33と同様に、スレーブPWMa信号のオン時間を観測する。
いずれかのスレーブ30c、例えばスレーブ30c(#N−4)がエラー停止すると、それ以降のスレーブ30c(#N−3)は全てエラー停止する。そのため、いずれかのスレーブ30cでエラー停止動作が発生すると、時間観測器25により、スレーブPWMa信号のオン時間が観測されなくなる。制御器23は、時間観測器25によりスレーブPWMa信号のオン時間が観測されなくなった場合に、いずれかのスレーブ30cでエラー停止動作が発生したことを把握し、マスタPWMa信号をオフにして、全電力変換部を順次停止させる。
図13に、電力変換装置100cによる電流バランス制御の効果を示す。図13(a)は、マスタ20cの出力電流Ioutを5A→20A→5Aと変化させた場合における、マスタ20cのリアクトル電流IL、スレーブ30c(#1)のリアクトル電流IL、スレーブ30c(#2)のリアクトル電流ILの変化を示す。また、図13(b)は、図13(a)の四角で囲まれた部分の拡大図である。
図13(a)に示すように、マスタ20cのリアクトル電流ILが増加すると、スレーブ30c(#1),(#2)のリアクトル電流ILも追従して増加しており、マスタ20cのリアクトル電流ILが減少すると、スレーブ30c(#1),(#2)のリアクトル電流ILも追従して減少している。また、マスタ20cのリアクトル電流ILが一定のときには、スレーブ30c(#1),(#2)のリアクトル電流ILも一定になっている。よって、動的及び静的な部分のいずれでも、マスタ20c及びスレーブ30c(#1),(#2)の間で、リアクトル電流ILのバランスが取れている。
また、図13(b)に示すように、マスタ20c,スレーブ30c(#1),(#2)は、それぞれスイッチング素子Spm,Spsをオンするタイミングは異なっているが、同じオン時間で制御されている。そして、マスタPWMaのオン時間Tonpがスレーブ30c(#1)で観測されて、スレーブ30c(#1)のスレーブPWMa信号のオン時間となっている。さらに、スレーブ30c(#1)のスレーブPWMa信号のオン時間がスレーブ30c(#2)で観測され、スレーブ30c(#2)のスレーブPWMa信号のオン時間となっている。
なお、電力変換装置100cにおける臨界電流モード制御方法は、第1〜3実施形態のいずれを適用してもよい。
以上説明した第4実施形態によれば、(1)〜(4)及び(6)と同様の効果を奏するとともに、以下の効果を奏する。
(7)マスタ20cの制御回路部22cから、スレーブ30c(#1)へマスタPWMa信号が送信され、スレーブ30c(#1)において、マスタPWMaが観測され、マスタPWMa信号のオン時間TonpがスレーブPWMa信号のオン時間に設定される。そして、各スレーブ30cで生成されたスレーブPWMa信号が、直列に次のスレーブ30へ送信される。このとき、スレーブ30c(#2)〜(#N)では、1つ前のスレーブ30cから送信されたスレーブPWMa信号のオン時間が、マスタPWMa信号のオン時間Tonpとして観測される。これにより、マスタPWMa信号のオン時間Tonpを、順次、各スレーブ30cへ送信することができる。
(8)マスタ20cにおいて、最後のスレーブ30c(#N)から送信されたスレーブPWMa信号が観測される。これにより、いずれかのスレーブ30cにおいてエラー停止動作が発生した場合には、マスタ20cにおいて、エラー停止を把握することができる。ひいては、マスタ20cにおいて、マスタPWMa信号をオフにして、全電力変換部を停止させることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態の電力変換部21,31は、降圧型コンバータ以外のコンバータでもよい。降圧型コンバータ以外のコンバータの例を図14〜図24に示す。
・電力変換部21,31は、図14に示す昇圧型コンバータ、図15に示す反転昇降圧型コンバータ、図16に示すフライバックコンバータ、図17に示すCukコンバータ、図18に示すSEPICコンバータ、及び図19に示すZETAコンバータでもよい。図14〜図19に示す各コンバータでは、スイッチング素子Spm,Spsとスイッチング素子Snm,Snsは相補的に駆動され、スイッチング素子Snm,Snsは同期整流に用いられる。
・電力変換部21,31は、図20に示すフルブリッジコンバータ、図21に示すプッシュプルコンバータ、図22に示すハーフブリッジコンバータ、図23に示すフォーワードコンバータ、及び図24に示すLLCコンバータでもよい。図20〜図24に示す各コンバータでは、スイッチング素子Spm1〜4,Sps1〜4とスイッチング素子Snm1〜4,Sns1〜4は相補的に駆動される。また、図20〜図24に示す各コンバータにおいて、トランスの二次側に接続されているスイッチング素子は、同期整流に用いられる。
・損失が増加するおそれはあるが、同期整流に用いるスイッチング素子を整流用のダイオードに替えて、同期整流を実施しなくてもよい。
・各電源装置の出力電流が、スイッチング素子のオン時間で決まるものであれば、各電力変換部を電流臨界モード以外のモードで制御してもよい。
・第4実施形態において、マスタ20cは時間観測器25を備えていなくてもよい。エラー停止したスレーブ30cからマスタ20cへ、エラー停止したことを通信機能を用いて通知してもよい。
20,20a〜20c…マスタ、21…電力変換部、22,22a〜22c…制御回路部、30,30a〜30c…スレーブ、31…電力変換部、32,32a〜32c…制御回路部、33…時間観測器、50…負荷、Snm…スイッチング素子、Spm…スイッチング素子。

Claims (11)

  1. 1個の基準となる第1電源装置(20,20a〜20c)及び少なくとも1個の第2電源装置(30,30a〜30c)を備え、前記第1電源装置及び前記第2電源装置が互いに負荷(50)に対して並列に接続された電力変換装置であって、
    前記第1電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第1電力変換部(21)と、前記第1電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第1制御信号を生成する第1制御回路部(22,22a〜22c)と、を含み、
    各前記第2電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第2電力変換部(31)と、前記第2電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第2制御信号を生成する第2制御回路部(32,32a〜32c)と、前記第1制御回路部により生成された前記第1制御信号を観測する信号観測部(33)と、を含み、
    各前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号の状態に基づいて、前記第2制御信号を生成し、
    前記第1制御回路部は、前記第1制御信号の時比率を制御して、前記第1電力変換部の出力電圧を所望の値に調整するとともに、前記第1制御信号のオフ時間を制御して、前記第1電力変換部を電流臨界モードで作動させ、
    前記信号観測部は、前記第1制御信号のオン時間を観測し、
    各前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号のオン時間を、前記第2制御信号のオン時間にするとともに、前記第2制御信号のオフ時間を制御して、前記第2電力変換部を電流臨界モードで作動させることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記信号観測部は、前記第1制御信号のオン時間を観測し、
    前記第2制御回路部は、前記信号観測部により、閾値時間よりも長い前記第1制御信号のオン時間が観測されたことを条件として、観測された前記第1制御信号のオン時間を前記第2制御信号のオン時間にして、生成した前記第2制御信号を前記第2電力変換部へ出力する請求項に記載の電力変換装置。
  3. 1個の基準となる第1電源装置(20,20a〜20c)及び少なくとも1個の第2電源装置(30,30a〜30c)を備え、前記第1電源装置及び前記第2電源装置が互いに負荷(50)に対して並列に接続された電力変換装置であって、
    前記第1電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第1電力変換部(21)と、前記第1電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第1制御信号を生成する第1制御回路部(22,22a〜22c)と、を含み、
    各前記第2電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第2電力変換部(31)と、前記第2電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第2制御信号を生成する第2制御回路部(32,32a〜32c)と、前記第1制御回路部により生成された前記第1制御信号を観測する信号観測部(33)と、を含み、
    各前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号の状態に基づいて、前記第2制御信号を生成し、
    前記信号観測部は、前記第1制御信号のオン時間を観測し、
    前記第2制御回路部は、前記信号観測部により、閾値時間よりも長い前記第1制御信号のオン時間が観測されたことを条件として、観測された前記第1制御信号のオン時間を前記第2制御信号のオン時間にして、生成した前記第2制御信号を前記第2電力変換部へ出力することを特徴とする電力変換装置。
  4. 前記信号観測部は、前記第1制御信号のオフ時間を観測し、
    前記第2制御回路部は、前記信号観測部により、前記第1制御回路部の制御周期の間、前記第1制御信号のオフ時間が継続していることが観測されたことを条件として、前記第2制御信号の出力を停止する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 1個の基準となる第1電源装置(20,20a〜20c)及び少なくとも1個の第2電源装置(30,30a〜30c)を備え、前記第1電源装置及び前記第2電源装置が互いに負荷(50)に対して並列に接続された電力変換装置であって、
    前記第1電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第1電力変換部(21)と、前記第1電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第1制御信号を生成する第1制御回路部(22,22a〜22c)と、を含み、
    各前記第2電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第2電力変換部(31)と、前記第2電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第2制御信号を生成する第2制御回路部(32,32a〜32c)と、前記第1制御回路部により生成された前記第1制御信号を観測する信号観測部(33)と、を含み、
    各前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号の状態に基づいて、前記第2制御信号を生成し、
    前記信号観測部は、前記第1制御信号のオフ時間を観測し、
    前記第2制御回路部は、前記信号観測部により、前記第1制御回路部の制御周期の間、前記第1制御信号のオフ時間が継続していることが観測されたことを条件として、前記第2制御信号の出力を停止することを特徴とする電力変換装置。
  6. 前記第2電源装置を複数備え、
    複数の前記第2電源装置は、それぞれ、生成した前記第2制御信号を直列に次の前記第2電源装置へ送信するものであり、
    前記第1制御回路部は、前記複数の第2電源装置のうちの1番目の第2電源装置へ、前記第1制御信号を送信し、
    前記1番目の第2電源装置の前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号のオン時間を前記第2制御信号のオン時間にして、生成した前記第2制御信号を2番目の前記第2電源装置へ送信し、
    前記2番目以降の前記第2電源装置は、1つ前の前記第2電源装置から送信された前記第2制御信号のオン時間を、前記第1制御信号のオン時間として観測する請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記第2電源装置を複数備え、
    前記第1制御回路部は、前記第2電源装置のそれぞれへ、前記第1制御信号を並列に送信し、
    各前記第2電源装置の前記信号観測部は、それぞれ、前記第1制御回路から送信された前記第1制御信号を観測する請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 1個の基準となる第1電源装置(20,20a〜20c)及び少なくとも1個の第2電源装置(30,30a〜30c)を備え、前記第1電源装置及び前記第2電源装置が互いに負荷(50)に対して並列に接続された電力変換装置であって、
    前記第1電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第1電力変換部(21)と、前記第1電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第1制御信号を生成する第1制御回路部(22,22a〜22c)と、を含み、
    各前記第2電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第2電力変換部(31)と、前記第2電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第2制御信号を生成する第2制御回路部(32,32a〜32c)と、前記第1制御回路部により生成された前記第1制御信号を観測する信号観測部(33)と、を含み、
    各前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号の状態に基づいて、前記第2制御信号を生成し、
    前記第2電源装置を複数備え、
    前記第1制御回路部は、前記第2電源装置のそれぞれへ、前記第1制御信号を並列に送信し、
    各前記第2電源装置の前記信号観測部は、それぞれ、前記第1制御回路から送信された前記第1制御信号を観測することを特徴とする電力変換装置。
  9. 前記第1電源装置は、第2制御信号観測部(25)を含み、
    前記第2制御信号観測部は、前記複数の第2電源装置のうち最後の第2電源装置から送信された前記第2制御信号を観測する請求項に記載の電力変換装置。
  10. 1個の基準となる第1電源装置(20,20a〜20c)及び少なくとも1個の第2電源装置(30,30a〜30c)を備え、前記第1電源装置及び前記第2電源装置が互いに負荷(50)に対して並列に接続された電力変換装置であって、
    前記第1電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第1電力変換部(21)と、前記第1電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第1制御信号を生成する第1制御回路部(22,22a〜22c)と、を含み、
    各前記第2電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換する第2電力変換部(31)と、前記第2電力変換部に含まれるスイッチング素子を制御するPWM信号である第2制御信号を生成する第2制御回路部(32,32a〜32c)と、前記第1制御回路部により生成された前記第1制御信号を観測する信号観測部(33)と、を含み、
    各前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号の状態に基づいて、前記第2制御信号を生成し、
    前記第2電源装置を複数備え、
    複数の前記第2電源装置は、それぞれ、生成した前記第2制御信号を直列に次の前記第2電源装置へ送信するものであり、
    前記第1制御回路部は、前記複数の第2電源装置のうちの1番目の第2電源装置へ、前記第1制御信号を送信し、
    前記1番目の第2電源装置の前記第2制御回路部は、前記信号観測部により観測された前記第1制御信号のオン時間を前記第2制御信号のオン時間にして、生成した前記第2制御信号を2番目の前記第2電源装置へ送信し、
    前記2番目以降の前記第2電源装置は、1つ前の前記第2電源装置から送信された前記第2制御信号のオン時間を、前記第1制御信号のオン時間として観測し、
    前記第1電源装置は、第2制御信号観測部(25)を含み、
    前記第2制御信号観測部は、前記複数の第2電源装置のうち最後の第2電源装置から送信された前記第2制御信号を観測することを特徴とする電力変換装置。
  11. 前記第1制御回路部は、前記第1電力変換部に含まれるスイッチング素子に印加される電圧が零になった時に、前記第1電力変換部に含まれる前記スイッチング素子のオン状態を開始し、
    各前記第2制御回路部は、前記第2電力変換部に含まれるスイッチング素子に印加される電圧が零になった時に、前記第2電力変換部に含まれる前記スイッチング素子のオン状態を開始する請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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