JP6464587B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報送信方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報送信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は情報処理システム、情報処理装置、情報送信方法及びプログラムに関する。
会議に使用するドキュメント等の資料を、動画データ等のリアルタイムデータの伝送に影響を与えないように且つ効率的に配布し得るように、リアルタイムデータの伝送とは別の回線を使って会議資料を配付する会議システムは従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
従来の会議システムでは、サーバ装置等の情報処理装置から端末装置への、会議に使用するドキュメント等の資料の送信が終了した後、その資料を用いた会議を開始する。しかしながら、近年では、会議システムが扱える情報の種類や、接続される端末装置の種類も従来より豊富になってきており、会議システムが扱うデータサイズも大きくなる傾向がある。そのため、従来のように、端末装置への情報の送信が終了してから会議を開始する形態では、会議開始までの時間が長くなってしまうという問題があった。
このような問題は、会議システムと同様に、情報処理装置から端末装置への情報の送信終了を待つ必要のある情報処理システムにおいても共通に存在する。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みなされたもので、端末装置に応じ情報の送信方法を制御する情報処理システム、情報処理装置、情報送信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、一つ以上の端末装置と情報処理装置とがネットワークを介して接続される情報処理システムであって、前記情報処理装置は、情報を記憶する情報記憶手段と、端末装置毎に決定された前記情報を分割する単位を含む前記情報の送信方法に関する情報に基づき、前記分割する単位で分割された前記情報を前記端末装置に送信する送信情報に変換する変換手段と、前記情報のうち第一の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第一の送信情報を前記端末装置に送信し、前記情報のうち前記第一の表示部分でない第二の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第二の送信情報を前記第一の送信情報の送信後に前記端末装置に送信する送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記第一及び前記第二の送信情報を表示する表示処理手段、を備えたことを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、端末装置に応じ情報の送信方法を制御できる。
本実施形態に係る会議システムの一例の構成図である。 本実施形態に係る会議システムを構成するコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る会議システムの一例の機能ブロック図である。 会議資料のアップロードからダウンロードまでの処理の一例のフローチャートである。 ネゴシエーションの処理を示した一例のシーケンス図である。 クライアント情報の一例の構成図である。 最初に表示するページのダウンロードの処理を示した一例のシーケンス図である。 会議資料をダウンロードデータに変換する変換処理の一例のフローチャートである。 残りのページのダウンロードの処理を表した一例のシーケンス図である。 ダウンロードの要否を判定するダウンロード要否判定処理の一例のフローチャートである。 ページキャッシュ記憶部の一例の構成図である。 表示するページが変更になったときの処理を表した一例のシーケンス図である。 先読みキャッシュの処理を表した一例のシーケンス図である。 変換処理の要否を判定する変換要否判定処理の一例のフローチャートである。 先読みキャッシュ記憶部の一例の構成図である。 ダウンロード処理の一例のフローチャートである。 ダウンロードキューの動作を表した一例の説明図である。 本実施形態に係る会議システムの他の例の機能ブロック図である。 残りのページのダウンロードの処理を表した他の例のシーケンス図である。 クライアント情報の他の例の構成図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態では情報処理システムの一例としての会議システムについて説明する。本実施形態に係る会議システムは会議サーバ装置から端末装置への会議資料の送信終了を会議の開始の契機とする情報処理システムの一例である。会議資料は送信される情報の一例である。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る会議システムの一例の構成図である。図1の会議システム1は1つ以上の端末装置10及び会議サーバ装置12が、ネットワーク14に有線や無線で接続されている。
なお、会議サーバ装置12は1つのコンピュータ上で動作するソフトウェアやサービスであってもよい。また、会議サーバ装置12は1つ以上のコンピュータ上で動作するソフトウェアやサービスであってもよい。例えば会議サーバ装置12は所謂クラウドサービスの形態をとることもできる。
端末装置10は会議の参加者が操作するデバイスである。端末装置10はPC(パーソナルコンピュータ)やタブレット端末、スマートフォンや携帯電話、PDAなどの携帯情報端末、電子ホワイトボード等の表示装置、プロジェクタ等の投影装置等の他、会議専用端末であってもよい。端末装置10は、会議サーバ装置12から会議資料を受信(ダウンロード)して、会議資料の同期表示などを行う、会議アプリケーションを実装している。
会議サーバ装置12は、会議に関する情報処理を行う装置である。会議サーバ装置12は端末装置10への会議資料の送信を行う。なお、会議サーバ装置12はWS(ワークステーション)やPCなど、である。会議サーバ装置12と各端末装置10とは、例えばTCP/IPなどの通信プロトコルにより相互に通信可能であるとする。会議サーバ装置12は、登録された会議情報、ユーザ情報等を保存する。会議サーバ装置12は端末装置10から登録(アップロード)された会議資料などを保存する。
<ハードウェア構成>
端末装置10、会議サーバ装置12は、例えば図2に示すようなハードウェア構成により実現される。
図2は本実施形態に係る会議システムを構成するコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図2に示した端末装置10は、入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507、HDD508等を備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、端末装置10はカメラ、マイク、スピーカなどを有する構成であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、端末装置10に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、端末装置10による処理結果を表示する。通信I/F507は端末装置10をネットワーク14に接続するインタフェースである。これにより、端末装置10は通信I/F507を介して会議サーバ装置12とデータ通信を行うことができる。
HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、端末装置10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD508は格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDBにより管理している。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、端末装置10は外部I/F503を介して、記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM505には、端末装置10の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、端末装置10全体の制御や機能を実現する演算装置である。
端末装置10は、例えば上記ハードウェア構成でプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
図2に示した会議サーバ装置12は、入力装置601、表示装置602、外部I/F603、RAM604、ROM605、CPU606、通信I/F607、HDD608等を備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置601及び表示装置602は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置601はキーボードやマウスなどを含み、会議サーバ装置12に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置602はディスプレイ等を含み、会議サーバ装置12による処理結果を表示する。
通信I/F607は会議サーバ装置12をネットワーク14に接続するインタフェースである。これにより、会議サーバ装置12は通信I/F607を介して端末装置10とデータ通信を行うことができる。
HDD608は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、会議サーバ装置12全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD608は格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDBにより管理している。
外部I/F603は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体603aなどがある。これにより、会議サーバ装置12は外部I/F603を介して、記録媒体603aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体603aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
ROM605は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM605には、会議サーバ装置12の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM604は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。
CPU606は、ROM605やHDD608などの記憶装置からプログラムやデータをRAM604上に読み出し、処理を実行することで、会議サーバ装置12全体の制御や機能を実現する演算装置である。
会議サーバ装置12は、例えば上記ハードウェア構成でプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
本実施形態に係る会議システム1は例えば図3に示す機能ブロックで実現される。図3は本実施形態に係る会議システムの一例の機能ブロック図である。
端末装置10は会議アプリケーション等のプログラムを実行することで、アップロード要求部21、ログイン要求部22、ネゴシエーション要求部23、ダウンロード要求部24、会議処理部25、ページキャッシュ制御部26、ページキャッシュ記憶部27を実現している。
会議サーバ装置12はプログラムを実行することで、会議制御部31、アップロード受付部32、ネゴシエーション処理部33、ダウンロード処理部34、変換部35、先読みキャッシュ制御部36、会議情報記憶部37、会議資料記憶部38、ユーザ情報記憶部39、クライアント情報記憶部40、先読みキャッシュ記憶部41を実現している。
なお、会議情報記憶部37、会議資料記憶部38、ユーザ情報記憶部39、クライアント情報記憶部40、先読みキャッシュ記憶部41は、会議サーバ装置12からデータの送受信が可能な他のサーバ装置等が有していてもよい。
アップロード要求部21は会議の参加者の操作により、会議資料のアップロードを会議サーバ装置12に要求する。ログイン要求部22は会議の参加者の操作により会議サーバ装置12にログインを要求する。
ネゴシエーション要求部23は会議サーバ装置12との間で会議資料のダウンロード方法に関する情報を相互にネゴシエーションする。なお、本実施形態において、ネゴシエーションとは会議資料のダウンロード方法を決定するための通信のことである。ダウンロード要求部24はネゴシエーションした情報(後述のクライアント情報)に基づいて会議資料から変換したダウンロードデータのダウンロードを会議サーバ装置12に要求する。
会議処理部25は会議サーバ装置12から受信したダウンロードデータを表示装置502などに表示し、他の端末装置10との間で会議資料の同期表示を行う。例えば会議の参加者の一人である発表者が操作を行う発表者の端末装置10は会議資料に対してページ送りなどの操作が行われると、その操作の情報を会議サーバ装置12に送信する。
また、発表者以外の参加者が操作を行う参加者の端末装置10は発表者の端末装置10が会議サーバ装置12に送信した操作の情報を、会議サーバ装置12から受信する。参加者の端末装置10は、受信した操作の情報が例えばページ送りであるとき、同期表示を行うためのダウンロードデータを会議サーバ装置12から受信することで、同期表示を実現している。
ページキャッシュ制御部26は会議の開始後、ページキャッシュ記憶部27に保存しておくダウンロードデータを判定し、必要に応じてダウンロード要求部24にダウンロードデータを会議サーバ装置12からダウンロードさせる。ページキャッシュ記憶部27はダウンロードデータを保存する。
会議制御部31は発表者の端末装置10から受信した操作の情報を、各参加者の端末装置10に送信する。また、会議制御部31は端末装置10からのログインの要求を受けてログイン処理を行う。ログイン処理には後述の会議情報及びユーザ情報が利用される。
アップロード受付部32は端末装置10から会議資料のアップロードの要求を受け付けると、アップロードされた会議資料を会議資料記憶部38に保存する。ネゴシエーション処理部33は端末装置10との間でネゴシエーションする。ネゴシエーション処理部33はネゴシエーションした会議資料のダウンロード方法に関する情報を、クライアント情報としてクライアント情報記憶部40に保存する。
ダウンロード処理部34は、端末装置10からダウンロードを要求されたダウンロードデータを端末装置10に送信する。変換部35はクライアント情報に基づいて会議資料をダウンロードデータに変換する。先読みキャッシュ制御部36は、先読みキャッシュ記憶部41に保存しておくダウンロードデータを判定する。先読みキャッシュ制御部36は会議資料からダウンロードデータへの変換処理を変換部35に要求し、保存しておくと判定したダウンロードデータを先読みキャッシュ記憶部41に保存する。
なお、変換部35の機能は会議サーバ装置12とネットワーク14で接続された変換用のサーバ装置が備えていてもよい。このような場合、会議サーバ装置12は変換用のサーバ装置に対して会議資料の変換を要求し、変換用のサーバ装置によって変換されたダウンロードデータを受信する。また、変換用のサーバ装置は他のWebサービスで利用されるサーバ装置と共用であってもよい。
会議情報記憶部37は会議情報を保存する。会議情報は、登録された会議に関する情報として、会議名や日時、アップロードされた会議資料、会議状態など、が含まれる。会議資料記憶部38は会議資料のデータ(ファイル)を保存する。また、ユーザ情報記憶部39はログインする会議の参加者のアカウント、パスワードなど、を保存している。
クライアント情報記憶部40はネゴシエーション処理部33によりネゴシエーションされた会議資料のダウンロード方法に関する情報をクライアント情報として保存する。クライアント情報記憶部40は更に、各端末装置10が現在表示している会議資料のページ情報を保存する。先読みキャッシュ記憶部41は先読みキャッシュ制御部36により保存しておくと判定されたダウンロードデータを保存する。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る会議システム1の処理の詳細について説明する。
図4は会議資料のアップロードからダウンロードまでの処理の一例のフローチャートである。ステップS11において、会議の発表者や主催者等は、会議の開催に先立ち、会議資料のアップロードを行う。端末装置10のアップロード要求部21は会議の発表者や主催者等の操作により、会議資料のアップロードを会議サーバ装置12のアップロード受付部32に要求する。アップロード受付部32は端末装置10のアップロード要求部21から会議資料のアップロードの要求を受け付け、アップロードされた会議資料を会議資料記憶部38に保存する。
ステップS12において、会議に参加する参加者は各々の端末装置10から各々のアカウント、パスワードなどで会議サーバ装置12にログインする。端末装置10のログイン要求部22は例えば会議の参加者から入力されたアカウント、パスワード等で会議サーバ装置12の会議制御部31にログインを要求する。会議制御部31は端末装置10のログイン要求部22からのログインの要求を受けてログイン処理を行う。
ログインが成功すると、ステップS13において、端末装置10のネゴシエーション要求部23は会議サーバ装置12のネゴシエーション処理部33との間でネゴシエーションする。なお、会議資料のダウンロード方法に関する情報の一例は「1ページ単位、JPEG形式、1024×768ピクセル」等である。
ネゴシエーションが終了すると、ステップS14において、端末装置10は会議サーバ装置12から最初に表示するページのダウンロードデータを受信する。なお、会議サーバ装置12から端末装置10が受信するダウンロードデータはネゴシエーションされた会議資料のダウンロード方法に関する情報に基づき会議資料から変換されたものである。例えば最初に表示するページのダウンロードデータは、通常、最初の会議資料の1ページ目を表示するデータである。端末装置10のダウンロード要求部24は会議サーバ装置12のダウンロード処理部34から最初に表示するページのダウンロードデータを受信する。
最初に表示するページのダウンロードデータが、参加者の操作する全ての端末装置10にダウンロードされる(送信終了する)と、ステップS15に進み、会議システム1において会議が開始される。
このように、本実施形態の会議システム1では、最初に表示するページがダウンロードされた時点で、会議を始めることができる。したがって、本実施形態の会議システム1は会議資料の全ページがダウンロードされた時点で会議を始めるより、会議の開始を大幅に早めることができる。例えば本実施形態の会議システム1では、会議資料が100ページである場合、会議資料の全ページを一度にダウンロードするよりも、会議を開始するまでの時間を、大雑把に100分の1程度に時間短縮することができる。
そして、最初に表示するページ以外の残りのページ(会議資料の残りの部分)は会議が開始された後、ステップS16において、バックグランド処理により会議サーバ装置12から各端末装置10にダウンロードされる。
《ネゴシエーション》
図4のステップS13に示したネゴシエーションは、例えば図5のシーケンス図に示すように行われる。図5はネゴシエーションの処理を示した一例のシーケンス図である。
ステップS21において、端末装置10のネゴシエーション要求部23はダウンロード方法に関する情報をネゴシエーションするために、ダウンロード方法のリクエストを会議サーバ装置12のネゴシエーション処理部33に要求する。端末装置10から指定されるダウンロード方法のリクエストには、例えば会議資料の分割単位、データ形式、表示サイズ(サイズ)などが含まれている。なお、端末装置10から指定されるダウンロード方法のリクエストに含まれていない項目については、例えばデフォルト値を利用することが考えられる。
なお、端末装置10から送信されるダウンロード方法のリクエストの内容は上述した内容に限られない。例えばダウンロード方法のリクエストの内容は、端末装置10の種類を示す情報であってもよい。例えば、スマートフォン、携帯電話、電子黒板、PC、タブレット端末、プロジェクタ、会議端末などの端末装置10の種類を識別する種類識別情報をダウンロード方法のリクエストの内容として端末装置10から会議サーバ装置12へ送信してもよい。
このような場合には、予め端末装置10の種類ごとにダウンロード方法(分割単位、データ形式、表示サイズなど)を関連付けたテーブルをクライアント情報記憶部40に記憶しておく。このような構成によって会議サーバ装置12は受信した種類識別情報に基づいてダウンロード方法を特定することができる。
また、ダウンロード方法のリクエストの内容は、端末装置10を識別するための端末固有の端末識別情報であってもよい。このような場合には、予め端末識別情報と、端末装置10ごとのダウンロード方法(分割単位、データ形式、表示サイズなど)とを関連付けたテーブルをクライアント情報記憶部40に記憶しておく。このような構成によって会議サーバ装置12は受信した端末識別情報に基づいてダウンロード方法を特定することができる。
また、ダウンロード方法のリクエストの内容は、端末装置10における情報の表示方法を識別するための表示方法識別情報であってもよい。表示方法としては例えばWebブラウザによる表示や端末装置10にインストールされたアプリケーションによる表示などの表示方法が挙げられる。このような場合には、端末装置10における情報の表示方法を識別する表示方法識別情報と、表示方法ごとのダウンロード方法(分割単位、データ形式、表示サイズなど)とを関連付けたテーブルをクライアント情報記憶部40に記憶しておく。このような構成によって会議サーバ装置12は受信した表示方法識別情報に基づいてダウンロード方法を特定することができる。
会議サーバ装置12のネゴシエーション処理部33は端末装置10から指定されたダウンロード方法のリクエストに対応可能であれば、ステップS22に進み、指定されたダウンロード方法のリクエストに対応できることを「OK」等で端末装置10に応答する。ステップS22の処理は省略してもよい。
ステップS23において、会議サーバ装置12のネゴシエーション処理部33は、ネゴシエーションしたダウンロード方法に関する情報を、クライアント情報として図6のようにクライアント情報記憶部40に保存する。なお、上述したように予め対応するダウンロード方法をクライアント情報記憶部40に記憶している場合にはステップS23でダウンロード方法に関する情報を保存する必要はない。
図6はクライアント情報の一例の構成図である。図6に示すように、クライアント情報は項目として、クライアントID、分割単位、データ形式、サイズ、キャッシュ情報などを有する。クライアントIDは端末装置10を一意に識別する識別情報である。クライアントIDは端末装置10と会議サーバ装置12との間の通信セッションの確立にともなって割り振られたセッションIDであってもよい。また、クライアントIDは端末装置10のアドレス情報であってもよい。分割単位は会議資料を分割する単位であり、例えば「1ページ単位」などである。データ形式はダウンロードデータのフォーマットであり、例えば「JPEG形式」などである。フォーマットは「JPEG形式」に限られず例えば「PDF形式」であってもよい。
また、サイズはダウンロードデータのピクセルであり、例えば「1024×768ピクセル」などである。キャッシュ情報はキャッシュ可能なページ数やキャッシュするページを判定するアルゴリズムなどの情報を含んでいる。
このように、図4のステップS13に示したネゴシエーションでは、会議資料の分割単位やデータ形式、サイズなど、様々な組み合わせを、端末装置10から会議サーバ装置12に指定できる。
なお、ステップS13に示したネゴシエーションでは、端末装置10のキャッシュ情報に基づいて会議サーバ装置12が、会議資料の分割単位やデータ形式、サイズなど、を決定してもよい。この場合、会議サーバ装置12は端末装置10からキャッシュ情報を受信して、そのキャッシュ情報に応じて会議資料の分割単位やデータ形式、サイズなど、を決定してもよい。なお、キャッシュ情報は、例えば端末装置10のハードウェアの能力により異なるものである。このように、ネゴシエーションにより決定される会議資料のダウンロード方法は端末装置10の能力差に応じた処理となる。
《最初に表示するページのダウンロード》
図4のステップS14に示した「最初に表示するページのダウンロード」は、例えば図7のシーケンス図に示すように行われる。図7は最初に表示するページのダウンロードの処理を示した一例のシーケンス図である。
ステップS13のネゴシエーションが終了した端末装置10に対し、会議サーバ装置12の会議制御部31はステップS31において、最初に表示するページを指定した会議資料の表示のイベント通知を行う。
ステップS32において、端末装置10の会議処理部25はステップS31において指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータがページキャッシュ記憶部27に保存されているか否かを確認する。ここでは、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータが保存されていなかったものとして説明を続ける。
ステップS33において、会議処理部25は指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータのダウンロードをダウンロード要求部24に指示する。ステップS34において、ダウンロード要求部24は、会議サーバ装置12のダウンロード処理部34に対し、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータのダウンロードを要求する。
ステップS35において、会議サーバ装置12のダウンロード処理部34は、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータが先読みキャッシュ記憶部41に保存されているか否かを確認する。ここでは、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータが保存されていなかったものとして説明を続ける。
ステップS36において、ダウンロード処理部34は指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータへの変換を変換部35に要求する。変換部35はステップS37において、要求元の端末装置10に対応するクライアント情報に基づき、会議資料を指定された会議資料のページ(最初に表示するページ)に対応するダウンロードデータに変換する。
変換処理が終了すると、変換部35はステップS38において、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータへの変換が終了したことを、例えば「OK」等でダウンロード処理部34に応答する。ステップS39において、ダウンロード処理部34は端末装置10のダウンロード要求部24から要求された会議資料のページに対応するダウンロードデータを、ダウンロード要求部24に送信する。
ステップS40において、ダウンロード要求部24は指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータを会議処理部25に送信する。ステップS41において、会議処理部25は指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータを表示装置502などに表示し、他の端末装置10との間で会議資料の同期表示を行う。
なお、図7のステップS37における変換処理は例えば図8に示すように行うことができる。図8は会議資料をダウンロードデータに変換する変換処理の一例のフローチャートである。
ステップS51において、変換部35は指定された会議資料を会議資料記憶部38から取得する。ステップS52において、変換部35は図7のステップS34においてダウンロード要求を行った要求元の端末装置10に対応するクライアント情報を取得する。
ステップS53において、変換部35はクライアント情報の分割単位、及び、指定された会議資料のページに基づき、指定された会議資料のページが含まれるように、会議資料を分割する。ステップS54において、変換部35は分割された会議資料のデータ形式及びサイズを、クライアント情報のデータ形式、サイズに変換する。
ステップS55において、変換部35は会議資料から変換したダウンロードデータを先読みキャッシュ記憶部41に保存する。なお、変換したダウンロードデータは会議資料記憶部38に保存するようにしてもよい。また、本実施形態に係る会議システム1はダウンロードデータに変換するための時間を短縮するため、代表的な分割単位、データ形式及びサイズについて、予めダウンロードデータに変換し、保存しておいてもよい。
《残りのページのダウンロード》
図4のステップS16に示した「残りのページのダウンロード」は、例えば図9に示すシーケンス図のように行われる。図9は残りのページのダウンロードの処理を表した一例のシーケンス図である。会議が開始された後、各端末装置10は任意のタイミングで図9の処理を行うことにより、残りのページのダウンロードデータを会議サーバ装置12から受信できる。
ステップS61において、ページキャッシュ制御部26はページキャッシュ記憶部27に保存されているダウンロードデータ、及び、ページキャッシュ記憶部27の空き領域を確認する。また、ステップS62において、ページキャッシュ制御部26は後述のようにダウンロードの要否について判定する。ここでは、ダウンロードが必要と判定したものとして説明を続ける。
ダウンロードが必要と判定した場合、ページキャッシュ制御部26はステップS63において、必要と判定した会議資料のページのダウンロードデータのダウンロードをダウンロード要求部24に指示する。ステップS64において、ダウンロード要求部24は、会議サーバ装置12のダウンロード処理部34に対し、必要と判定された会議資料のページのダウンロードデータのダウンロードを要求する。
ステップS65において、会議サーバ装置12のダウンロード処理部34は、端末装置10から要求されたダウンロードデータが先読みキャッシュ記憶部41に保存されているか否かを確認する。ここでは、要求されたダウンロードデータが保存されていなかったものとして説明を続ける。ステップS66において、ダウンロード処理部34は要求された会議資料のページのダウンロードデータへの変換を変換部35に要求する。
変換部35はステップS67において、要求元の端末装置10に対応するクライアント情報に基づき、要求された会議資料のページのダウンロードデータに変換する。変換処理が終了すると変換部35はステップS68において、要求された会議資料のページのダウンロードデータへの変換が終了したことを、例えば「OK」などでダウンロード処理部34に応答する。
ステップS69において、ダウンロード処理部34は端末装置10のダウンロード要求部24から要求された会議資料のページに対応するダウンロードデータを、ダウンロード要求部24に送信する。
ステップS70において、ダウンロード要求部24は指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータをページキャッシュ制御部26に送信する。ステップS71において、ページキャッシュ制御部26は必要と判定した会議資料のページのダウンロードデータをページキャッシュ記憶部27に保存する。
なお、図9のステップS62におけるダウンロードの要否の判定は例えば図10に示すように行うことができる。図10はダウンロードの要否を判定するダウンロード要否判定処理の一例のフローチャートである。図11はページキャッシュ記憶部の一例の構成図である。
ステップS81において、ページキャッシュ制御部26は図11に示したようなページキャッシュ記憶部27に空き領域があるか判定する。なお、図11のページキャッシュ記憶部27はキャッシュ可能なページ数が「4」である例を示し、ページキャッシュ記憶部27に空きが無い例を示している。図11のページキャッシュ記憶部27は例えば端末装置10が10ページを表示しているとき、表示している10ページのダウンロードデータの他に、10ページ近傍のページである9、11及び12ページのダウンロードデータを保存する。
図11のページキャッシュ記憶部27に空き領域があれば、ページキャッシュ制御部26はステップS82に進む。ページキャッシュ制御部26は、表示しているページ近傍のページなど、ダウンロードを要求される可能性の高い(重要な)ページを、ダウンロードが必要なダウンロードデータの候補として判定する。なお、ステップS82の処理においては、ページキャッシュ記憶部27に重複したダウンロードデータが保存されないようにダウンロードデータの候補を判定するようにしてもよい。
例えばページキャッシュ制御部26は、表示装置50などに現在表示中のページにより近いページなど、ページ送りなどの操作により次に必要となる可能性が最も高いページのダウンロードデータを、ダウンロードデータの候補として判定する。
一方、ステップS81において、ページキャッシュ記憶部27に空き領域が無いと判定すると、ページキャッシュ制御部26はステップS83の処理を行う。ステップS83において、ページキャッシュ制御部26はページキャッシュ記憶部27に保存されている会議資料のページのダウンロードデータを削除するかを判定する。
例えばページキャッシュ制御部26は、表示装置50などに現在表示中のページから最も遠いページなど、ページ送りなどの操作により次に必要となる可能性が最も低いページのダウンロードデータを、削除候補のダウンロードデータとする。
また、ページキャッシュ制御部26はページキャッシュ記憶部27に保存されていないダウンロードデータのうち、次に必要となる可能性が最も高いダウンロードデータをダウンロード候補のダウンロードデータ(ダウンロードデータの候補)とする。
ページキャッシュ制御部26はダウンロード候補のダウンロードデータの方が削除候補のダウンロードデータよりも次に必要となる可能性が高ければ、削除候補のダウンロードデータを削除すると判定する。
ページキャッシュ制御部26は、削除候補のダウンロードデータを削除すると判定すると、ステップS84からステップS85に進み、ページキャッシュ記憶部27から削除候補のダウンロードデータを削除する。
削除候補のダウンロードデータを削除しないと判定すると、ページキャッシュ制御部26はステップS84からステップS86に進み、ダウンロード候補のダウンロードデータのダウンロードを不要と判定する。
図9に示した残りのページのダウンロードの処理によれば、ページキャッシュ記憶部27に空き領域があるとき、次に必要となる可能性(重要度)が高いページのダウンロードデータを会議サーバ装置12から端末装置10にダウンロードしておくことができる。
また、ページキャッシュ記憶部27に空き領域がなくても、次に必要となる可能性が低いダウンロードデータを削除することで空き領域を確保し、次に必要となる可能性が高いダウンロードデータを端末装置10にダウンロードしておくことができる。次に必要となる可能性が高いダウンロードデータのダウンロードが終了すると、残りのページのダウンロードの処理は中断(アイドル)状態となり、ページ送りなどの操作が行われた後に再開される。
ページ送りなどの操作が行われ、表示するページが変更になった場合、本実施形態の会議システム1では、図12に示すように、各端末装置10の表示装置50に表示されている会議資料のページを変更する。図12は表示するページが変更になったときの処理を表した一例のシーケンス図である。
会議サーバ装置12は発表者の端末装置10からページ送りの操作の情報を受信したものとする。ステップS91において、会議サーバ装置12の会議制御部31は、発表者の端末装置10から受信したページ送りの操作の情報に基づき、次に表示するページを指定した会議資料の表示のイベント通知を行う。
ステップS92において、端末装置10の会議処理部25はステップS91において指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータがページキャッシュ記憶部27に保存されているか否かを確認する。ここでは、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータが保存されていたものとして説明を続ける。
ステップS93において、会議処理部25は指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータをページキャッシュ記憶部27から取得し、表示装置502などに表示することで、他の端末装置10との間で会議資料の同期表示を行う。なお、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータがページキャッシュ記憶部27に保存されていなければ、会議処理部25は図7のステップS33以降の処理を行うことで、指定された会議資料のページに対応するダウンロードデータを取得する。このとき、図9及び図10に示したように、ページキャッシュ制御部26はページキャッシュ記憶部27に保存されているダウンロードデータから次に必要となる可能性が低いダウンロードデータを削除して、空き容量を確保するようにしてもよい。
本実施形態の会議システム1では、各端末装置10が任意のタイミングで図9の処理を行うことにより、残りのページのダウンロードデータを会議サーバ装置12から受信している。この際、本実施形態の会議システム1では、ネットワーク14の輻輳が発生しないように、帯域情報を観測しながら各端末装置10間でダウンロードのタイミングをずらすなどの制御も可能である。
各端末装置10間でダウンロードのタイミングをずらすなどの制御により、本実施形態の会議システム1は、帯域の圧迫によるパフォーマンスの低下を抑えられるという副次的な効果も有する。また、本実施形態の会議システム1は、ページキャッシュ制御部26の制御によりページキャッシュ記憶部27にダウンロードデータを保存することで、会議資料の一部のページを保存しておけばよい。
各端末装置10はダウンロードデータを上記のようにキャッシュすることで、より少ないリソース(メモリやローカルディスクなど)で高いパフォーマンスを得ることが期待できるようになる。
《先読みキャッシュ》
会議サーバ装置12において、先読みキャッシュ制御部36は例えば図13のシーケンス図に示すように、先読みキャッシュ記憶部41に保存しておくダウンロードデータを制御する。図13は先読みキャッシュの処理を表した一例のシーケンス図である。
会議サーバ装置12は、任意のタイミングで図13の処理を行うことにより、各端末装置10からダウンロードを要求される可能性が高いページのダウンロードデータを先読みキャッシュ記憶部41に保存しておくことができる。
ステップS101において、先読みキャッシュ制御部36は先読みキャッシュ記憶部41に保存されているダウンロードデータ、及び、先読みキャッシュ記憶部41の空き領域を確認する。また、ステップS102において、先読みキャッシュ制御部36は後述のように変換処理の要否について判定する。ここでは、変換処理が必要と判定したものとして説明を続ける。
変換処理が必要と判定した場合、先読みキャッシュ制御部36はステップS103において、変換処理が必要と判定した会議資料のページのダウンロードデータへの変換を変換部35に要求する。
変換部35はステップS104において、各端末装置10に対応するクライアント情報に基づき、要求された会議資料のページのダウンロードデータに変換する。変換処理が終了すると変換部35はステップS105において、要求された会議資料のページのダウンロードデータへの変換が終了したことを、例えば「OK」などで先読みキャッシュ制御部36に応答する。ステップS106において、先読みキャッシュ制御部36は変換処理が必要と判定した会議資料のページのダウンロードデータを先読みキャッシュ記憶部41に保存する。
なお、図13のステップS102における変換処理の要否の判定は例えば図14に示すように行うことができる。図14は変換処理の要否を判定する変換要否判定処理の一例のフローチャートである。図15は先読みキャッシュ記憶部の一例の構成図である。
ステップS111において、先読みキャッシュ制御部36は図15に示したような先読みキャッシュ記憶部41に空き領域があるか判定する。図15の先読みキャッシュ記憶部41はキャッシュ可能なページ数が「4」である例を示し、先読みキャッシュ記憶部41に空きが無い例を示している。図15の先読みキャッシュ記憶部41は例えば端末装置10が10ページを表示しているとき、10ページ近傍のページである8、9、11及び12ページのダウンロードデータを保存する。
図15の先読みキャッシュ記憶部41に空き領域があれば、先読みキャッシュ制御部36はステップS112に進む。ステップS112において、先読みキャッシュ制御部36は次に必要となる可能性が高い会議資料のページのダウンロードデータを、ダウンロードデータの候補(変換処理が必要なダウンロードデータ)として判定する。
例えば先読みキャッシュ制御部36は、クライアント情報のキャッシュ情報に含まれるキャッシュ可能なページ数やキャッシュするページを判定するアルゴリズムなどの情報に基づき、ダウンロードデータの候補を判定する。なお、ステップS112の処理においては先読みキャッシュ記憶部41に重複したダウンロードデータが保存されないようにダウンロードデータの候補を判定するようにしてもよい。
一方、ステップS111において、先読みキャッシュ記憶部41に空き領域が無いと判定すると、先読みキャッシュ制御部36はステップS113の処理を行う。ステップS113において、先読みキャッシュ制御部36は先読みキャッシュ記憶部41に保存されている会議資料のページのダウンロードデータを削除するかを判定する。
例えば先読みキャッシュ制御部36は、端末装置10が現在表示中のページから最も遠いページなど、ページ送りなどの操作により次に必要となる可能性が最も低いページのダウンロードデータを、削除候補のダウンロードデータとする。
また、先読みキャッシュ制御部36は先読みキャッシュ記憶部41に保存されていないダウンロードデータのうち、次に必要となる可能性が最も高いダウンロードデータをダウンロード候補のダウンロードデータ(ダウンロードデータの候補)とする。
先読みキャッシュ制御部36はダウンロード候補のダウンロードデータの方が削除候補のダウンロードデータよりも次に必要となる可能性が高ければ、削除候補のダウンロードデータを削除すると判定する。
先読みキャッシュ制御部36は、削除候補のダウンロードデータを削除すると判定すると、ステップS114からステップS115に進み、先読みキャッシュ記憶部41から削除候補のダウンロードデータを削除する。
削除候補のダウンロードデータを削除しないと判定すると先読みキャッシュ制御部36はステップS114からステップS116に進み、変換処理が不要と判定する。
図13に示した先読みキャッシュの処理によれば、先読みキャッシュ記憶部41に空き領域があるとき、次に必要となる可能性(重要度)が高いページのダウンロードデータに変換して先読みキャッシュ記憶部41に保存しておくことができる。
また、先読みキャッシュ記憶部41に空き領域がなくても、次に必要となる可能性が低いダウンロードデータを削除することで空き領域を確保し、次に必要となる可能性が高いダウンロードデータに変換して保存しておくことができる。次に必要となる可能性が高いダウンロードデータへの変換が終了すると、先読みキャッシュの処理は中断(アイドル)状態となり、ページ送りなどの操作が行われた後に再開される。
なお、本実施形態に係る会議システム1は、ダウンロードデータに変換するための時間を短縮するため、代表的な分割単位、データ形式及びサイズについて、予めダウンロードデータに変換し、先読みキャッシュ記憶部41に保存しておいてもよい。
《ダウンロード処理》
会議サーバ装置12は、各端末装置10からダウンロードデータのダウンロードを要求される。そこで、会議サーバ装置12はダウンロード用のキューを設け、ダウンロード用のキューを利用して、各端末装置10からの要求の処理順番を、図16に示すように調整する。
図16はダウンロード処理の一例のフローチャートである。ステップS121においてダウンロード処理部34はダウンロード用のキューに投入されている各端末装置10からの要求を確認する。
ステップS122において、ダウンロード処理部34はダウンロード用のキューに投入されている各端末装置10からの要求の順番を各要求が必要となる可能性に応じて入れ替える。例えばダウンロード処理部34はイベント通知により必要となったダウンロード要求がページキャッシュ記憶部27に保存するためのダウンロード要求より優先されるように、ダウンロード用のキューに投入されている要求の順番を入れ替える。
また、ダウンロード処理部34は端末装置10やネットワーク14の能力差を吸収するために優先すべきダウンロード要求が優先されるように、ダウンロード用のキューに投入されている要求の順番を入れ替える。
ステップS123において、ダウンロード処理部34はダウンロード用のキューから最先のダウンロード要求を取得し、そのダウンロード要求に応じたダウンロードデータを要求元の端末装置10に送信する。図16のダウンロード処理によれば、優先すべきダウンロード要求が優先して処理されるように、ダウンロード要求を処理する順番を入れ替えることができる。
図17はダウンロードキューの動作を表した一例の説明図である。図17に示すようにダウンロード用のキューには各端末装置10からのダウンロードの要求が、要求された順番に順次投入される。ダウンロード処理部34はダウンロード用のキューに投入されている各端末装置10からの要求を確認し、必要となる可能性が高い要求を取り出してダウンロード処理を行う。
例えば現在表示中のページが10ページであるとき、ダウンロード処理部34はダウンロード用のキューに投入されている要求のうち、ページ送りなどの操作により次に必要となる可能性が最も高い11ページに対応する要求Cから取得する。このように、図17に示したダウンロードキューの動作によれば、ダウンロード用のキューに投入されている各端末装置10からのダウンロードの要求を、必要となる可能性が高い順番に処理できる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は、ページキャッシュ記憶部27に保存するダウンロードデータを制御するためのダウンロード要否判定処理を端末装置10側で行っている。第2の実施形態は会議サーバ装置12側でダウンロード要否判定処理を行う。第2の実施形態に係る会議システム1は例えば図18に示す機能ブロックで実現される。
図18は本実施形態に係る会議システムの他の例の機能ブロック図である。図18の端末装置10は図3の端末装置10のページキャッシュ制御部26がダウンロード受付部28に置換されている。また、図18の会議サーバ装置12は図3の会議サーバ装置12にページキャッシュ制御部42が追加されている。
第2の実施形態では、第1の実施形態に示した図9の残りのページのダウンロードの処理が図19に示すようになる。図19は残りのページのダウンロードの処理を表した他の例のシーケンス図である。会議が開始された後、会議サーバ装置12は任意のタイミングで図19の処理を行うことにより、残りのページのダウンロードデータを各端末装置10に送信できる。
ステップS131において、ページキャッシュ制御部42はページキャッシュ記憶部27に保存されているダウンロードデータ、及び、ページキャッシュ記憶部27の空き領域を端末装置10ごとに確認する。ステップS132において、ページキャッシュ制御部42は前述した図10のようにダウンロードの要否について判定する。ここでは、ダウンロードが必要と判定したものとして説明を続ける。
ダウンロードが必要と判定した場合、ページキャッシュ制御部42はステップS133において、ダウンロードが必要と判定したダウンロードデータが先読みキャッシュ記憶部41に保存されているか否かを確認する。ここでは、ダウンロードが必要と判定したダウンロードデータが保存されていなかったものとして説明を続ける。
ステップS134において、ページキャッシュ制御部42はダウンロードが必要と判定したダウンロードデータへの変換を変換部35に要求する。変換部35はステップS135において、送信先の端末装置10に対応するクライアント情報に基づき、ダウンロードが必要と判定したダウンロードデータに変換する。変換処理が終了すると変換部35はステップS136において、ダウンロードが必要と判定したダウンロードデータへの変換が終了したことを、例えば「OK」などでページキャッシュ制御部42に応答する。
ステップS137においてページキャッシュ制御部42はダウンロードが必要と判定したダウンロードデータのダウンロードをダウンロード処理部34に指示する。ステップS138において、ダウンロード処理部34はダウンロードが必要と判定したダウンロードデータを、端末装置10のダウンロード受付部28に送信する。
ステップS139において、ダウンロード受付部28は会議サーバ装置12から受信したダウンロードデータをページキャッシュ記憶部27に保存する。なお、ステップS133において、ダウンロードが必要と判定したダウンロードデータが先読みキャッシュ記憶部41に保存されていれば、ページキャッシュ制御部42はステップS134〜S136の処理をスキップしてステップS137の処理を行う。
第2の実施形態によれば、端末装置10はダウンロード要否判定処理を行う必要がなくなるため、処理負荷を軽減できる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態は、ページキャッシュ記憶部27に保存するダウンロードデータを制御するためのダウンロード要否判定処理を端末装置10側で行っている。第2の実施形態は会議サーバ装置12側でダウンロード要否判定処理を行っている。第3の実施形態はダウンロード要否判定処理を行う端末装置10と、会議サーバ装置12側で行うダウンロード要否判定処理を利用する端末装置10と、が混在するものである。
第3の実施形態に係る会議システム1では、会議サーバ装置12側で、ダウンロード要否判定処理を行う主体(ページキャッシュ制御主体)を認識できる必要がある。そこで会議サーバ装置12は図20に示すようなクライアント情報をクライアント情報記憶部40に保存している。
図20はクライアント情報の他の例の構成図である。図20のクライアント情報は図6のクライアント情報の項目に加え、ページキャッシュ制御主体を項目として有する。図20のクライアント情報に含まれる「ページキャッシュ制御主体」は、端末装置10と会議サーバ装置12との対応関係において、ダウンロード要否判定処理を行う主体を示している。会議サーバ装置12はクライアント情報のページキャッシュ制御主体を確認することにより、ダウンロード要否判定処理を行う必要のある端末装置10を認識できる。
[まとめ]
本実施形態は会議の参加者に会議資料を電子的に配布し、会議中、参加者が配布された会議資料を端末装置10で閲覧しながら会議を進める会議システム1に適用できる。会議システム1の他、本実施形態はセミナーや授業の受講者に資料を電子的に配布し、受講者が配布された資料を端末装置10で閲覧しながらセミナーや授業を進めるセミナーシステムや授業システムにも適用できる。
例えば会議資料を電子的に配布し、その会議資料を参加者が端末装置10で閲覧しながら会議を進める会議システム1では、時間を節約し、会議を早く開始できるよう、全ての参加者に短時間で会議資料を配布することが望まれる。また、会議システム1において開催される会議には、適切な参加者のみに会議資料の配布を行いたい会議や会議終了後に会議資料を回収したい会議なども含まれる。
このため、会議システム1では会議資料を早く安全に配布することが重要である。会議システム1では会議資料が予め会議サーバ装置12にアップロードされている。会議の参加者は、会議の開始時間になったら自身の端末装置10から会議サーバ装置12にログインする。会議の参加者は会議資料を自身の端末装置10にダウンロードする。全ての参加者が会議資料のダウンロードを終了したあと、会議は開始される。
なお、本実施形態の会議システム1では、会議の開始時間直前まで会議資料が修正される可能性や、会議終了後に会議資料を回収したい会議に対応するため、会議の開始時間後に会議資料のダウンロードを行うことを想定する。したがって、本実施形態の会議システム1は会議の開始時間後に会議資料のダウンロードを開始する会議において、短時間で会議を開始できるようにする。
具体的に、本実施形態の会議システム1は、会議資料を分割してダウンロードし、分割した会議資料の一つをダウンロードした時点で会議を開始させることにより、会議資料を一括してダウンロードするよりも会議を開始するまでの時間を短縮できる。残りの会議資料は会議の開始後にバックグランド処理により会議サーバ装置12から端末装置10にダウンロードされる。
また、本実施形態の会議システム1は、端末装置10にダウンロードしたダウンロードデータのうち、次に必要となる可能性の低いダウンロードデータを順次消去するため、セキュリティ的にも優れている。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、特許請求の範囲に記載した情報処理装置は会議サーバ装置12に対応する。情報処理システムは会議システム1に対応する。
また、送信手段はダウンロード要求部24、ダウンロード処理部34に対応する。表示処理手段は会議処理部25に対応する。決定手段はネゴシエーション要求部23、ネゴシエーション処理部33に対応する。送信情報記憶手段はページキャッシュ記憶部27に対応する。送信情報記憶制御手段はページキャッシュ制御部26に対応する。先読み送信情報記憶手段は先読みキャッシュ記憶部41に対応する。先読み送信情報記憶制御手段は先読みキャッシュ記憶部41に対応する。
なお、本実施形態の会議システム1は一例であって、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもないことである。
1 会議システム
10 端末装置
12 会議サーバ装置
14 ネットワーク
21 アップロード要求部
22 ログイン要求部
23 ネゴシエーション要求部
24 ダウンロード要求部
25 会議処理部
26 ページキャッシュ制御部
27 ページキャッシュ記憶部
28 ダウンロード受付部
31 会議制御部
32 アップロード受付部
33 ネゴシエーション処理部
34 ダウンロード処理部
35 変換部
36 先読みキャッシュ制御部
37 会議情報記憶部
38 会議資料記憶部
39 ユーザ情報記憶部
40 クライアント情報記憶部
41 先読みキャッシュ記憶部
42 ページキャッシュ制御部
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM(Random Access Memory)
505 ROM(Read Only Memory)
506 CPU(Central Processing Unit)
507 通信I/F
508 HDD(Hard Disk Drive)
601 入力装置
602 表示装置
603 外部I/F
603a 記録媒体
604 RAM(Random Access Memory)
605 ROM(Read Only Memory)
606 CPU(Central Processing Unit)
607 通信I/F
608 HDD(Hard Disk Drive)
B バス
特開2000−23133号公報

Claims (13)

  1. 一つ以上の端末装置と情報処理装置とがネットワークを介して接続される情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    情報を記憶する情報記憶手段と、
    端末装置毎に決定された前記情報を分割する単位を含む前記情報の送信方法に関する情報に基づき、前記分割する単位で分割された前記情報を前記端末装置に送信する送信情報に変換する変換手段と、
    記情報のうち第一の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第一の送信情報を前記端末装置に送信し、前記情報のうち前記第一の表示部分でない第二の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第二の送信情報を前記第一の送信情報の送信後に前記端末装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記第一及び前記第二の送信情報を表示する表示処理手段、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第一の表示部分は、前記端末装置において最初に表示される部分であって、前記第二の表示部分は、前記端末装置において前記第一の表示部分が表示された後に表示される部分であることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記端末装置と前記情報処理装置との間で交換される前記情報の送信方法に関する情報に基づき、前記情報の送信方法を前記端末装置毎に決定する決定手段
    を更に有する請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 前記情報の送信方法に関する情報は、前記情報を分割する単位、前記送信情報のデータ形式、前記送信情報の表示サイズ、を含むこと
    を特徴とする請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記端末装置は、
    記情報処理装置から送信された前記送信情報を記憶する送信情報記憶手段と、
    次に前記表示処理手段により表示される候補となる前記送信情報が前記情報処理装置から前記端末装置に送信されるように制御する送信情報記憶制御手段と、
    を更に有し、
    前記表示処理手段は、次に表示する前記送信情報が前記送信情報記憶手段に記憶されていれば、前記送信情報記憶手段に記憶されている前記送信情報を表示すること
    を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の情報処理システム。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記一つ以上の端末装置のそれぞれが表示している前記送信情報の識別情報を記憶する表示識別情報記憶手段を更に備え、
    前記送信情報記憶制御手段は、前記一つ以上の端末装置のそれぞれから送信される前記送信情報の取得要求と、前記表示識別情報記憶手段に記憶されている前記識別情報とに基づき、前記端末装置のそれぞれに送信する送信情報の候補を決定することを特徴とする請求項5記載の情報処理システム。
  7. 前記識別情報は、前記送信情報のページ情報を含んでおり、
    前記送信情報記憶制御手段は、前記送信情報の取得要求と前記識別情報で示される前記送信情報のページ情報との関係に基づき、前記ページ情報に最も近いページ情報の前記送信情報が送信されるよう、前記送信情報の記憶を制御することを特徴とする請求項6記載の情報処理システム。
  8. 前記情報処理装置は、
    記端末装置に送信する候補となる前記送信情報を記憶する先読み送信情報記憶手段と、
    次に前記端末装置に送信する候補となる前記送信情報が前記先読み送信情報記憶手段に記憶されるように制御する先読み送信情報記憶制御手段と、
    を更に有し、
    前記送信手段は、前記端末装置に送信する前記送信情報が前記先読み送信情報記憶手段に記憶されていれば、前記先読み送信情報記憶手段に記憶されている前記送信情報を送信すること
    を特徴とする請求項1乃至7何れか一項記載の情報処理システム。
  9. 前記変換手段は、端末装置毎に決定された前記情報の送信方法に関する情報に基づき、前記情報を分割して前記端末装置に送信する送信情報に変換すること
    を特徴とする請求項1乃至8何れか一項記載の情報処理システム。
  10. 前記変換手段によって変換される前記情報は会議資料のデータであって、前記分割する単位は会議資料のページ単位であること
    を特徴とする請求項1乃至9何れか一項記載の情報処理システム。
  11. 一つ以上の端末装置とネットワークを介して接続される情報処理装置であって、
    情報を記憶する情報記憶手段と、
    端末装置毎に決定された前記情報を分割する単位を含む前記情報の送信方法に関する情報に基づき、前記分割する単位で分割された前記情報を前記端末装置に送信する送信情報に変換する変換手段と、
    記情報のうち第一の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第一の送信情報を前記端末装置に送信し、前記情報のうち前記第一の表示部分でない第二の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第二の送信情報を前記第一の送信情報の送信後に前記端末装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  12. 一つ以上の端末装置と情報処理装置とがネットワークを介して接続される情報処理システムにおいて実行される情報送信方法であって、
    端末装置毎に決定された情報を分割する単位を含む前記情報の送信方法に関する情報に基づき、情報記憶手段に記憶されている前記分割する単位で分割された情報を前記端末装置に送信する送信情報に変換する変換ステップと、
    記情報のうち第一の表示部分を含むように前記変換ステップで変換された第一の送信情報を前記端末装置に送信し、前記情報のうち前記第一の表示部分でない第二の表示部分を含むように前記変換ステップで変換された第二の送信情報を前記第一の送信情報の送信後に前記端末装置に送信する送信ステップと、
    前記第一及び前記第二の送信情報を表示する表示処理ステップと、
    を有することを特徴とする情報送信方法。
  13. 一つ以上の端末装置とネットワークを介して接続される情報処理装置を、
    情報を記憶する情報記憶手段、
    端末装置毎に決定された前記情報を分割する単位を含む前記情報の送信方法に関する情報に基づき、前記分割する単位で分割された前記情報を前記端末装置に送信する送信情報に変換する変換手段、
    記情報のうち第一の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第一の送信情報を前記端末装置に送信し、前記情報のうち前記第一の表示部分でない第二の表示部分を含むように前記変換手段で変換された第二の送信情報を前記第一の送信情報の送信後に前記端末装置に送信する送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
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