JP6463979B2 - Rfidタグ - Google Patents

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本発明は、RFIDタグに関する。
近年の情報処理技術の進展や半導体デバイスの小型化に伴い、社会の様々な場面でRFID(Radio Frequency Identifier)タグが使用されている。
RFIDタグは、半導体チップとアンテナとを有しており、アンテナが受信した電磁波により半導体チップが動作する。その半導体チップには管理対象の物品のID情報が記憶されており、ユーザが外部機器を介してそのID情報を読み取ることで物品の管理が行われる。
管理対象は多岐にわたり、例えば、店舗の商品、輸送物、書籍、及びリネン等がRFIDタグで管理され得る。
これらの管理対象の各々に応じてRFIDタグの仕様は最適化される。例えば、衣服やシーツ等のリネンにRFIDタグを取り付ける場合には、リネンを洗濯する際の様々な圧力にも耐え得るようにRFIDタグにはフレキシブル性を持たせることがある。
図1は、洗濯時にリネンを脱水する工程を模式的に示す断面図である。
図1の例では、脱水槽1にリネン2を入れた後に、上からの加圧によって各リネン2を脱水する。RFIDタグの剛性が高すぎるとこの際の圧力によってRFIDタグが破損してしまうので、リネン2に取り付けられるRFIDタグに十分なフレキシブル性を持たせるのが好ましい。
図2は、リネンに対してアイロンがけをする工程を模式的に示す断面図である。
図2の例では、回転ローラ4を回転させることによりその回転ローラ4と加熱ヘッド3との間にリネン2を誘導しつつ、回転ローラ4と加熱ヘッド3とでリネンをプレスすることにより、リネン2に対してアイロンがけを行う。このように回転ローラ4を用いたアイロン装置はロールアイロナと呼ばれる。
ロールアイロナでリネン2をプレスする際には回転ローラ4の形に沿ってリネン2が変形することになるが、その変形に追従できるようにするためにも、RFIDタグには前述のようにフレキシブル性を持たせておくのが好ましい。
特開2012−84050号公報 特開2011−221599号公報
しかしながら、フレキシブル性があるRFIDタグが変形すると、その内部に設けられている半導体チップが割れてしてしまうおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、半導体チップが割れるのを防止することができるRFIDタグを提供することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、基材と、前記基材の上に搭載された半導体チップと、前記半導体チップを覆うと共に前記基材を補強する島状の補強材と、を有し、前記補強材は、1組の対向する第1の側部に設けられた1組の対向する第1の凹みと、前記1組の対向する第1の側部の両端側をそれぞれ接続する、対向する第2の側部と、前記第2の側部の各々の中央部に設けられ、幅が前記第1の凹みの幅より大きい1組の対向する第2の凹みと、前記第2の凹みの底辺の中央部にそれぞれ設けられる第3の凹みと、を有し、前記基材の上に設けられ、平面視で前記第2の凹みと重なる導電パターンを更に有し、前記半導体チップが、前記第1の凹みおよび前記第3の凹みを結ぶ線から外れた位置に設けられたRFIDタグが提供される。
以下の開示によれば、補強材の側部に凹みを設け、その凹みを起点とする折り曲げ線が半導体チップから外れるようにするため、RFIDタグが曲がった際に半導体チップが破損するのを防止することができる。
図1は、洗濯時にリネンを脱水する工程を模式的に示す断面図である。 図2は、リネンに対してアイロンがけをする工程を模式的に示す断面図である。 図3は、本願発明者が検討した補強材付きのRFIDタグの断面図である。 図4は、本願発明者が検討した補強材付きのRFIDタグの平面図である。 図5(a)、(b)は、補強材を省いた場合のRFIDタグ10の斜視図である。 図6は、補強材を設けたRFIDタグに外力が作用した場合の斜視図である。 図7は、補強材を設けたにも関わらず折れ曲がってしまったRFIDタグの斜視図である。 図8は、本願発明者が見出した問題について説明するための斜視図である。 図9は、本願発明者が検討した補強材とその周囲の拡大平面図である。 図10は、本実施形態に係るRFIDタグの断面図である。 図11は、本実施形態に係るRFIDタグの平面図である。 図12は、補強材の平面形状の一例を示す平面図である。 図13は、基準線L0について説明するための平面図である。 図14(a)は、図13の基準線に沿う断面図であり、図14(b)は、図13における基準線以外の折り曲げ線に沿う断面図である。 図15は、本実施形態の第1例に係る補強材の平面図である。 図16は、本実施形態の第1例において、凹みの個数を二つよりも多くした場合の補強材の平面図である。 図17は、本実施形態の第2例に係る補強材の平面図である。 図18は、本実施形態の第2例において、補強材の中法付近にチップ搭載領域を設け、このチップ搭載領域から基準線が外れるように凹みの位置をずらした場合の平面図である。 図19は、本実施形態の第2例において、凹みの個数を二つよりも多くした場合の補強材の平面図である。 図20は、本実施形態の第3例に係る補強材の平面図である。 図21は、本実施形態の第3例において、凹みと導電パターンとを重ねることで得られる効果について説明するための模式図である。 図22は、本実施形態の第4例に係る補強材の平面図である。 図23は、本実施形態の第5例に係る補強材の平面図である。 図24は、本実施形態の第6例に係る補強材の平面図である。 図25は、本実施形態の第7例に係る補強材の平面図である。 図26は、本実施形態の第8例に係る補強材の平面図である。 図27は、本実施形態の第9例に係る補強材の平面図である。 図28は、本実施形態の第10例に係る補強材の平面図である。 図29は、本実施形態の第11例に係る補強材の平面図である。 図30は、本実施形態の第12例に係る補強材の平面図である。 図31(a)、(b)は、本実施形態に係るRFIDタグの製造途中の断面図(その1)である。 図32(a)、(b)は、本実施形態に係るRFIDタグの製造途中の断面図(その2)である。 図33は、本実施形態に係るRFIDタグの製造途中の断面図(その3)である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が検討した事項について説明する。
前述のように、リネン用のRFIDタグにおいては、フレキシブル性を持たせておくことで洗濯時の圧力に形状が追従して破損を防止できる。その一方で、このように形状が変形することで、RFIDタグの内部の半導体チップが割れるおそれがある。
半導体チップの割れを防止するには、RFIDタグを補強するための補強材をRFIDタグに内蔵すればよいと考えられる。
図3は、このような補強材付きのRFIDタグの断面図である。
このRFIDタグ10は、PET(polyethylene terephthalate)等の樹脂製のインレット基材11とその表面上に設けられたアンテナ12とを有する。アンテナ12の上には半導体チップ13が搭載されており、更に半導体チップ13の上には保護シート14が貼付される。
保護シート14は、アンテナ12や半導体チップ13を保護する機能を有しており、例えばPETシートを保護シート14として使用し得る。
なお、その保護シート14は、インレット基材11において半導体チップ13が搭載されていない裏面側にも貼付される。
そして、インレット基材11の表裏の各々の保護シート14の上には補強材16が設けられる。
補強材16は、例えばPET等の樹脂板であって、半導体チップ13をその表裏から覆う位置に設けられる。
更に、表裏の補強材16の上には外装材18としてゴム等の弾性シートが設けられる。
このように外装材18として弾性シートを用いることでRFIDタグ10はフレキシブル性を有することになる。
図4は、このRFIDタグ10の平面図である。
図4に示すように、この例ではRFIDタグ10の中央付近にチップ搭載領域Rを設け、当該領域Rに半導体チップ13を搭載する。
また、補強材16は半導体チップ13よりも大きな矩形状であって、その直線状の二つのエッジ16aは平面視でアンテナ12と交差する。
その補強材16の機能について、図5〜図6を参照しながら説明する。
図5(a)、(b)は、補強材16を省いた場合のRFIDタグ10の斜視図である。
このうち、図5(a)は外力が作用していない場合のRFIDタグ10の斜視図であり、図5(b)は外力が作用している場合のRFIDタグ10の斜視図である。
図5(a)に示すように、外力が作用していない場合にはRFIDタグ10の形状はフラットである。
一方、図5(b)に示すように、外力が作用するとチップ搭載領域Rを境にしてRFIDタグ10が折れ曲がり、領域Rに実装した半導体チップ13が割れてしまうことがある。
図6は、前述のように補強材16を設けたRFIDタグ10に外力が作用した場合の斜視図である。
図6に示すように、補強材16を設けた部分ではRFIDタグ10の剛性が高まるため、外力が作用しても当該部分は折れ曲がらず、チップ搭載領域Rにある半導体チップ13は割れないと期待できる。
ところが、外力の作用の仕方によっては、以下のように半導体チップ13が割れてしまうことが判明した。
図7は、補強材16を設けたにも関わらず折れ曲がってしまったRFIDタグ10の斜視図である。
図7に示す例では、図1の脱水時や図2のアイロンがけの際に受けた外力によって補強材16が折れ曲がっている。本願発明者の調査によれば、約1/1000の確率でこのような折れ曲がりが発生することが明らかとなった。このように補強材16が曲がってしまうと、チップ搭載領域Rの半導体チップ13が割れてしまうことになる。
なお、このように補強材16が曲がらなくても、以下のように別の問題が生じることもある。
図8は、その問題について説明するための斜視図である。
図8においては、補強材16自身が曲がらない程度の外力がRFIDタグ10に作用している場合を想定している。
この場合、補強材16の直線状のエッジ16aが折り曲げの基準として機能するため、RFIDタグ10には明確な折れ目が付く。
図9は、補強材16とその周囲の拡大平面図である。
図9に示すように補強材16とアンテナ12とは交差しているので、図8のようにRFIDタグ10に明確な折り目が付いてしまうと、エッジ16aからアンテナ12に作用する力でアンテナ12が断線してしまう。
以下に、各実施形態について説明する。
(本実施形態)
図10は、本実施形態に係るRFIDタグの断面図である。
このRFIDタグ20は、衣服等のリネンに取り付けられるフレキシブル性のタグであって、インレット基材21とその表面上に設けられた導電パターン22とを有する。
インレット基材21は、フレキシブル性のある樹脂シートであって、この例では厚さが30μm〜100μm程度のPETシートをインレット基材21として使用する。
また、導電パターン22は、例えば銀パターンであり、外部機器と通信を行うためのアンテナとして供される。
その導電パターン22の上には半導体チップ23が搭載される。導電パターン22と半導体チップ23との接続形態は特に限定されない。この例では、はんだバンプや金バンプ等の端子23aを介して導電パターン22と半導体チップ23とを接続する。
そして、導電パターン22と半導体チップ23の上にはPETシート等の保護シート24が貼付されており、その保護シート24により導電パターン22と半導体チップ23とが保護される。
なお、その保護シート24は、インレット基材21において半導体チップ23が搭載されていない裏面側にも貼付される。
また、保護シート24の厚さは、RFIDタグ20のフレキシブル性が失われない程度に薄いのが好ましく、この例ではその厚さを50μm〜300μm程度とする。
そして、インレット基材21の表裏の各々の保護シート24の上には樹脂製の補強材26が設けられ、その補強材26によって半導体チップ23はその表裏から覆われる。
補強材26は、半導体チップ23の周囲のRFIDタグ20を補強することにより、外力によって半導体チップ23の周囲のRFIDタグ20が曲がるのを防止する機能を有する。
この機能を有する限り、補強材26の膜厚や材料は特に限定されない。但し、RFIDタグ20の補強の実効性を担保するには、インレット基材21よりも剛性が高い膜厚と材料の補強材26を使用するのが好ましい。この点に鑑み、本実施形態では厚さが100μm〜300μmのPET板を補強材26として使用する。
また、PET以外に補強材26の材料として使用し得る材料としては、例えば、PEN(Polyethylene Naphthalate)やポリイミドもある。
なお、この例では半導体チップ23の表側と裏側のそれぞれに補強材26を設けているが、表側と裏側のいずれか一方のみに補強材26を設けてもよい。
そして、表裏の補強材26の上には、外装材28としてゴムシート等の弾性シートが設けられる。このように外装材28として弾性シートを用いることで、RFIDタグ20は前述のようにフレキシブル性を有することになる。
なお、外装材28が厚すぎるとRFIDタグ20のフレキシブル性が失われてしまう。本実施形態では、外装材28の厚さを0.5mm〜2.0mmとすることで、RFIDタグ20のフレキシブル性を維持する。
図11は、このRFIDタグ20の平面図である。
なお、前述の図10は図11のI−I線に沿う断面図に相当する。但し、図11においては、上側の保護シート24と外装材28とを省略している。
図11に示すように、インレット基材21は長尺状であり、そのインレット基材21の中央付近には半導体チップ23が搭載される搭載領域Rが設けられる。
そして、補強材26は平面視で島状であって、半導体チップ23を覆う位置に設けられる。
衣類等のリネンに取り付けてこのRFIDタグ20を使用する場合、脱水やアイロンがけをするときにRFIDタグ20が折れ曲がることがある。経験的には、その折り曲げ線L0は、インレット基材21の長手方向dに平行になったり、当該長手方向dに対して斜めになったりすることが多い。
次に、補強材26の平面形状について詳細に説明する。
図12は、補強材26の平面形状の一例を示す平面図である。
図12に示すように、補強材26の側部26aには凹み26xが設けられる。
補強材26は、その外形と同形の金型で樹脂板を打ち抜くことで作製され、その作製と同時に凹み26xも形成されるので、凹み26xを形成するための専用の工程は不要である。
また、後述のようにその凹み26xにおける補強材26は機械的に弱くなるため、外力を受けた補強材26は凹み26xを起点とする折り曲げ線Lに沿って折れ曲がることになる。
凹み26xを起点とする折り曲げ線Lはいくつかあるが、本実施形態ではそれらのうちで補強材26が最も折れ曲がり易い線L0を想定する。以下ではその線L0のことを基準線L0と呼ぶ。
図13は、基準線L0について説明するための平面図である。
図13のように凹み26xが形成された補強材26に外力Fが作用すると、凹み26xにおいては他の部分よりも応力が集中するため、凹み26xが起点となって基準線L0が形成される。
凹み26xに応力が集中する程度を表す指標に応力集中係数がある。応力集中係数は、凹み26xにおける補強材26の最大応力の公称応力に対する比で定義され、その値が大きいほど凹み26xに応力が集中し易くなる。
応力集中係数は、凹み26xの中でも曲率半径が小さな部分で特に大きくなる。よって、図13のように凹み26xの曲率半径がその中央部Cで最小となる場合には、当該中央部Cが基準線L0の起点となる。
なお、補強材26の曲がり易さは、次のように補強材26の断面積によっても説明し得る。
図14(a)は、図13の基準線L0に沿う断面図である。また、図14(b)は、図13における基準線L0以外の折り曲げ線Lに沿う断面図である。
図14(a)の基準線L0は、二つの凹み26xの中央部C同士を結ぶ線であって、補強材26の断面積S0が最も小さくなる断面線である。
一方、図14(b)の折り曲げ線Lは、補強材26の断面積Sが最小値S0よりも大きくなるような断面線である。
補強材26はその断面積が小さい部位ほど曲がり易いため、図14(a)のように断面積が最小となる基準線L0に沿って補強材26が折れ曲がる確率が高くなる。
再び図12を参照する。
図12に示すように、本実施形態では上記の基準線L0を平面視でチップ搭載領域Rから外す。
これにより、外力によって補強材26が曲がっても、チップ搭載領域Rにある半導体チップ23は折れ曲がらないため、半導体チップ23が破損する危険性を低減することができる。
特に、衣服等のリネンに取り付けられたRFIDタグ20は、前述のようにリネンを洗濯する際の様々な圧力で折り曲げられる機会が多く、その圧力で補強材26が曲がってしまうので、本実施形態を適用して半導体チップ23の割れを防止する実益が高い。
また、島状の補強材26は、その平面形状が長尺状の場合と比較して捻じれに強いので、RFIDタグ20が捻じれても補強材26がその凹み26xを起点に裂けてしまう危険性が少なく、RFIDタグ20の耐久性が向上する。
しかも、補強材26を島状にすることで、補強材26がない部分のRFIDタグ10がしなやかとなるため、洗濯時の様々な圧力にRFIDタグ10の形状が追従できるようになる。
なお、補強材26の形状は上記に限定されない。以下に、補強材26の形状の様々な例について説明する。
(第1例)
図15は、第1例に係る補強材26の平面図である。
本例では、補強材26の中央付近にチップ搭載領域Rを設ける。
そして、チップ搭載領域Rから基準線L0が外れるように、二つの凹み26xの位置を補強材26の中央からずらす。
その基準線L0は、図11のようにインレット基材21の長手方向dに平行である。前述のように洗濯時には長手方向dに平行な折り曲げ線が付きやすいので、本例では洗濯時に半導体チップ23が割れるのを防止したいときに特に有効である。これについては、後述の図17、図18、図20、図22、及び図26の例でも同様である。
なお、図16のように、凹み26xの個数を二つよりも多くし、向きが異なる複数の基準線L0が形成されるようにしてもよい。これにより、図11のように長手方向dに対して斜めに折り曲げ線が付く場合でも、半導体チップ23が割れるのを抑制することができる。これについては、後述の図19の例でも同様である。
(第2例)
図17は、第2例に係る補強材26の平面図である。
本例では、対向する二つの切欠きを凹み26xとして設け、これらの凹み26xを通る基準線L0からチップ搭載領域Rを外す。
なお、図18のように、補強材26の中央付近にチップ搭載領域Rを設け、チップ搭載領域Rから基準線L0が外れるように二つの凹み26xの位置をずらしてもよい。
更に、図19のように、凹み26xの個数を二つよりも多くし、向きが異なる複数の基準線L0が形成されるようにしてもよい。
(第3例)
図20は、第3例に係る補強材26の平面図である。
なお、図20においては、補強材26と共に導電パターン22も併記する。これについては後述の図21〜図26でも同様である。
本例では、凹み26xの底の両隅の一方に第1の湾曲部26zを設けると共に、他方に第2の湾曲部26wを設ける。その第1の湾曲部26zは第1の曲率半径R1を有し、第2の湾曲部26wは第1の曲率半径R1よりも大きな第2の曲率半径R2を有する。
このような曲率半径の相違により、第2の湾曲部26wは第1の湾曲部26zよりも緩やかに湾曲することになる。
そして、チップ搭載領域Rを、第1の湾曲部26zよりも前記第2の湾曲部26w寄りに設ける。
前述のように曲率半径が小さい部位ほど補強材26が折れ曲がり易いため、本例では各湾曲部26z、26wのうち曲率半径が小さい第1の湾曲部26zを基準線L0が通るようになる。
したがって、本例のように第2の湾曲部26w寄りにチップ搭載領域Rを設けることでチップ搭載領域Rが基準線L0から外れるようになり、半導体チップ23が割れる確率が低減する。
凹み26xの位置や個数は特に限定されないが、図20のように相対する凹み26xを二つ設けると共に、これらの第1の湾曲部26z同士を対向させ、かつ、第2の湾曲部26w同士を対向させるのが好ましい。
これにより、二つの第1の湾曲部26zの各々を通るように基準線L0の位置が確定するため、基準線L0からチップ搭載領域Rを確実に離すことができ、半導体チップ23が割れる確率を更に低減することができる。
また、凹み26xと導電パターン22との位置関係も特に限定されないが、この例のように平面視で凹み26xと導電パターン22とを重ねるのが好ましい。
図21は、凹み26xと導電パターン22とを重ねることで得られる効果について説明するための模式図である。
図21では、外力でRFIDタグ20が曲がった場合を想定している。
このとき、曲線状の凹み26xがRFIDタグ20の折り曲げ線となることはないので、その凹み26xに沿って明確な折り目が付くことはなく、凹み26xの近傍でRFIDタグ20は緩やかに折れ曲がる。
よって、図9の例とは異なり、補強材26から作用する力が原因で導電パターン22が断線する危険性が低減され、RFIDタグ20の耐久性が向上する。これについては、後述の第4例〜第8例でも同様である。
(第4例)
図22は、第4例に係る補強材26の平面図である。
本例では、補強材26の側部26aに第1の点26cと第2の点26dとを設定する。そして、第1の点26cを起点にして第1の距離D1で突出する第1の凸部26eと、第2の点26dを起点にして第2の距離D2で突出する第2の凸部26fとを対向するように設け、これらの凸部26e、26fで凹み26xの両脇を画定する。
なお、第2の距離D2は、第1の距離D1よりも短いものとする。
そして、チップ搭載領域Rを、第1の凸部26eよりも第2の凸部26f寄りに設ける。
第1の凸部26eは、第2の凸部26fよりも長いため曲がり易い。よって、本例では、基準線L01が第1の点26cを起点として第1の凸部26eを横断するように延びる。
したがって、前述のように第2の凸部26f寄りにチップ搭載領域Rを設けることでチップ搭載領域Rが基準線L01から外れるようになり、半導体チップ23が割れる確率が低減する。
凹み26xの位置や個数は特に限定されないが、図22のように相対する凹み26xを二つ設けると共に、これらの第1の凸部26e同士を対向させ、かつ、第2の凸部26f同士を対向させるのが好ましい。
これにより、各凹み26xの第1の点26c同士の間隔Wが狭まるので、これらの点26cを通るように基準線L02が形成され易くなる。更に、上記のように第2の凸部26f寄りにチップ搭載領域Rを設けているため、基準線L02がチップ搭載領域Rに重なる可能性も少ない。よって、二つの基準線L01、L02のどちらを折れ線にしてRFIDタグ20が曲がったとしても、チップ搭載領域Rにある半導体チップ23が割れる危険性を少なくすることができる。
(第5例)
図23は、第5例に係る補強材26の平面図である。なお、図23において、第4例の図22で説明したのと同じ要素には図22におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図23に示すように、本例では、補強材26の第2の凸部26fの幅W2を、第1の凸部26eの幅W1よりも広くする。そして、第4例と同様に、第1の凸部26eよりも第2の凸部26f寄りにチップ搭載領域Rを設ける。
図14(a)、(b)を参照して説明したように、補強材26は、その断面積が小さい部分ほど曲がり易い。
本例では上記のように第2の凸部26fの幅W2を第1の凸部26eの幅W1よりも広くしたので、第1の凸部26eの幅方向の断面積が第2の凸部26fのそれよりも小さくなり、第2の凸部26fよりも第1の凸部26eの方が曲がり易くなる。
よって、基準線L0は第1の凸部26eを横断するように形成され、第2の凸部26fに基準線L0が形成される可能性が減る。これにより、基準線L0に沿ってRFIDタグ20が折れ曲がった場合でも、第2の凸部26f寄りのチップ搭載領域Rにある半導体素子23が割れる危険性が少なくなる。
(第6例)
図24は、第6例に係る補強材26の平面図である。
本例では、凹み26xよりも小さな切欠き26bを側部26aに設け、凹み26xと切欠き26bとを通る基準線L0からチップ搭載領域Rを外す。
(第7例)
図25は、第7例に係る補強材26の平面図である。
本例では、第6例と同様に切欠き26bを設けることで、基準線L0が凹み26xと切欠き26bの各々を通るようにする。
更に、補強材26が内接する最小の仮想矩形Kを想定し、その対角線Dと基準線L0とを直交させる。
RFIDタグ20が捻じれた場合には、対角線Dに垂直な基準線L0が折り曲げ線となって補強材26が折り曲げられることが多い。よって、本例ではRFIDタグ20が捻じれた場合でもチップ搭載領域Rにある半導体チップ23が割れるのを防止することができる。
(第8例)
図26は、第8例に係る補強材26の平面図である。
本例では、二つの凹み26xの各々を半円状にしてそれらを対向させる。この場合、基準線L0は、補強材26の幅Wが最も狭くなる各凹み26xの中央部Cを通ることになる。よって、その中央部Cからずれた位置にチップ搭載領域Rを設けることで、基準線L0から半導体チップ23を外すことができる。
(第9例)
図27は、第9例に係る補強材26の平面図である。
本例においては、凹み26xが複数設けられ、かつ、各々の凹み26xが互いに異なる方向から補強材26の中央Gに向かってスリット状に延びる。そして、複数の凹み26xのうちの一つの横にチップ搭載領域Rを設ける。
このように凹み26xをスリット状にすることで、凹み26xに沿って折り曲げ線L0が形成されるため、凹み26xの横にあるチップ搭載領域Rを折り曲げ線L0から外すことができる。
なお、この例では四個の凹み26xを形成しているが、凹み26xの個数はこれに限定されず、二個、三個、又は五個以上の凹み26xを形成してもよい。
(第10例)
図28は、第10例に係る補強材26の平面図である。
本例においては、補強材26に四個の切欠き26bを設ける。そのうちの二つは、互いに対向する二つの半円状の凹み26xの各々の底部に設けられる。
この場合は、隣接する二つの切欠き26bを基準線L0が通るようになる。そして、その基準線L0からチップ搭載領域Rを外すことにより、半導体素子23が割れるのを防止する。
(第11例)
図29は、第11例に係る補強材26の平面図である。
本例においては、補強材26の内側に仮想円Cを想定し、側部26aからその仮想円Cに沿って延びる弧状の凹み26xを設ける。凹み26xは四個設けられており、そのうちの隣接する二つによって補強材26に狭窄部26nが形成される。
その狭窄部26nは、補強材26の二箇所に形成されており、一箇所の狭窄部26nには全部で三本の基準線L0が通る。これらの基準線L0のうちの一本は、隣接する凹み26xの両方を通るように形成され、残りの二本は隣接する凹みの一方のみを通るように形成される。
そして、その基準線L0からチップ搭載領域Rを外すことにより、半導体素子23が割れるのを防止できる。
(第12例)
図30は、第12例に係る補強材26の平面図である。
本例では、補強材26の側部26aに概略円形の凸部26mを設け、その凸部26mの縁に沿って補強材26の内側に延びるように凹み26xを設ける。
凸部26mは対向するように二個設けられており、これにより凹み26xは四個設けられることになる。
そして、基準線L0はこれらの凹み26xのうちの二つを通るように形成され、その基準線L0からチップ搭載領域Rを外すことで半導体素子23が割れるのを防止できる。
(製造方法)
次に、本実施形態に係るRFIDタグの製造方法について説明する。
図31〜図33は、本実施形態に係るRFIDタグの製造途中の断面図である。
まず、図31(a)に示すように、インレット基材21として厚さが30μm〜100μmのPETシートを用意する。そして、そのインレット基材21の上に蒸着法で銀層を5μm〜20μm程度の厚さに形成した後、その銀層をパターニングして導電パターン22とする。
次いで、図31(b)に示すように、導電パターン22の上に半導体チップ23を搭載する。この例では、はんだバンプや金バンプ等の端子23aを介して導電パターン22と半導体チップ23とを接続する。
続いて、図32(a)に示すように、半導体チップ23側からインレット基材21に保護シート24として厚さが50μm〜300μmのPETシートを貼付する。同様に、インレット基材21において半導体チップ23が搭載されていない裏面側にも保護シート24を貼付する。
貼付の方法としては、例えば、不図示の粘着剤を用いてインレット基材21に保護シート24を貼付する方法がある。
次に、図32(b)に示すように、インレット基材21の表裏の保護シート24の上に、不図示の接着剤を用いて補強材26を貼付する。
前述のように、補強材26は外力によってRFIDタグが曲がるのを抑制する役割を担うものであり、本実施形態では厚さが100μm〜300μmのPET板を補強材26として使用する。
また、図12等を参照して説明したようにその補強材26には凹み26xが設けられるが、その凹み26xは樹脂板を金型で打ち抜くことで補強材26の作製と同時に形成されるので、凹み26xを形成するための追加の工程は不要である。
その後に、図33に示すように、表裏の補強材26の上に外装材28としてゴム等の弾性シート貼付し、その外装材28によってインレット基材1や半導体チップ23を包み込む。なお、表裏の外装材28同士は分子接着により接着される。
以上により、本実施形態に係るRFIDタグ20の基本構造が完成する。
上記したRFIDタグ20の製造方法によれば、補強板26用の樹脂板を金型で打ち抜くことで補強板26の作製と同時に凹み26xを形成するので、工程数の増加を招くことなく半導体チップ23の割れを防止し得るRFIDタグ20を製造できる。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基材と、
前記基材の上に搭載された半導体チップと、
前記半導体チップを覆うと共に、折り曲げたときにできる折り曲げ線が前記半導体チップから外れるように前記折り曲げ線の起点となる凹みを側部に備え、かつ、前記基材を補強する島状の補強材と、
を有することを特徴とするRFIDタグ。
(付記2) 前記凹みの底の両隅の一方に第1の湾曲部が設けられ、かつ前記両隅の他方に前記第1の湾曲部よりも緩やかに湾曲する第2の湾曲部が設けられ、
前記半導体チップが、前記第1の湾曲部よりも前記第2の湾曲部寄りに設けられたことを特徴とする付記1に記載のRFIDタグ。
(付記3) 前記側部に前記凹みが相対するように二つ設けられており、
各々の前記凹みの前記第1の湾曲部同士が対向し、かつ、前記第2の湾曲部同士が対向することを特徴とする付記2に記載のRFIDタグ。
(付記4) 前記折り曲げ線は、前記第1の湾曲部を起点とすることを特徴とする付記2に記載のRFIDタグ。
(付記5) 前記補強材の前記側部に、前記凹みの両脇の一方を画定する第1の凸部が第1の距離で突出するように設けられ、かつ、前記両脇の他方を画定する第2の凸部が前記第1の距離よりも短い第2の距離で突出するように設けられ、
前記半導体チップが、前記第1の凸部よりも前記第2の凸部寄りに設けられたことを特徴とする付記1に記載のRFIDタグ。
(付記6) 前記補強材の前記側部に、前記凹みの両脇の一方を画定する第1の幅の第1の凸部と、前記両脇の他方を画定する第2の幅の第2の凸部とが設けられ、
前記第2の幅が前記第1の幅よりも広く、
前記半導体チップが、前記第1の凸部よりも前記第2の凸部寄りに設けられたことを特徴とする付記1に記載のRFIDタグ。
(付記7) 前記側部に前記凹みが相対するように二つ設けられており、
各々の前記凹みの第1の凸部同士が対向し、かつ、前記第2の凸部同士が対向することを特徴とする付記5又は付記6に記載のRFIDタグ。
(付記8) 前記折り曲げ線は、前記側部において前記第1の凸部が突出する起点を通ることを特徴とする付記5又は付記6に記載のRFIDタグ。
(付記9) 前記側部に前記凹みよりも小さな切欠きを設け、前記折り曲げ線を前記凹みから前記切欠きに向けて通すと共に、
前記折り曲げ線と、前記補強材が内接する仮想矩形の対角線とを直交させたことを特徴とする付記1に記載のRFIDタグ。
(付記10) 前記基材の上に設けられた導電パターンを更に有し、
平面視で前記凹みと前記導電パターンとが重なることを特徴とする付記1乃至付記9のいずれかに記載のRFIDタグ。
(付記11) 前記凹みが複数設けられ、
各々の前記凹みが互いに異なる方向から前記補強材の中央に向かってスリット状に延び、複数の前記凹みのうちの一つの横に前記半導体チップが設けられたことを特徴とする付記1に記載のRFIDタグ。
(付記12) 前記基材は長尺状であり、
前記折り曲げ線は、前記基材の長手方向に平行であるか、又は前記長手方向に対して斜めであることを特徴とする付記1乃至付記11のいずれかに記載のRFIDタグ。
(付記13) 前記折り曲げ線は、前記補強材を折り曲げたときにできる複数の線のうち、最も折り曲げやすい線であることを特徴とする付記1乃至付記12のいずれかに記載のRFIDタグ。
1…脱水槽、2…リネン、3…加熱ヘッド、4…回転ローラ、10、20…RFIDタグ、11、21…インレット基材、12…アンテナ、13、23…半導体チップ、14、24…保護シート、16、26…補強材、16a…エッジ、18、28…外装材、22…導電パターン、23a…端子、26a…側部、26b…切欠き、26c…第1の点、26d…第2の点、26e…第1の凸部、26f…第2の凸部、26m…凸部、26n…狭窄部、26x…凹み、26z…第1の湾曲部、26w…第2の湾曲部、C…仮想円、D…対角線、K…仮想矩形、L…折り曲げ線、L0、L01、L02…基準線、R…チップ搭載領域。

Claims (8)

  1. 基材と、
    前記基材の上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップを覆うと共に、前記基材を補強する島状の補強材と、を有し、
    前記補強材は、
    1組の対向する第1の側部に設けられた1組の対向する第1の凹みと、
    前記1組の対向する第1の側部の両端側をそれぞれ接続する、対向する第2の側部と、
    前記第2の側部の各々の中央部に設けられ、幅が前記第1の凹みの幅より大きい1組の対向する第2の凹みと、
    前記第2の凹みの底辺の中央部にそれぞれ設けられる第3の凹みと、を有し、
    前記基材の上に設けられ、平面視で前記第2の凹みと重なる導電パターンを更に有し、
    前記半導体チップが、前記第1の凹みおよび前記第3の凹みを結ぶ線から外れた位置に設けられたことを特徴とするRFIDタグ。
  2. 基材と、
    前記基材の上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップを覆うと共に、前記基材を補強する島状の補強材と、を有し、
    前記補強材は、
    1組の対向する第1の側部に設けられ、補強材の中心側に凹み、凹みの底辺の中央が凹みの開口側に突出する1組の対向する第1の凹みと、
    前記1組の対向する第1の側部の両端側をそれぞれ接続する、対向する第2の側部と、を有し、
    前記第1の凹みの底辺の両隅は、隣接する前記第2の側部の中央側または前記補強材の中心に向けて突出する突出凹部を有し、
    前記半導体チップが、前記突出凹部の突出方向に重ならない位置に設けられたことを特徴とするRFIDタグ。
  3. 前記第2の側部は、対向する第2の凹みを有することを特徴とする請求項2に記載のRFIDタグ。
  4. 基材と、
    前記基材の上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップを覆うと共に、互いに対向する側部の各々に凹みを備え、かつ、前記基材を補強する島状の補強材と、を有し、
    前記各凹みにおいて、前記凹みの底辺の両隅の一方に第1の湾曲部が設けられ、かつ前記両隅の他方に前記第1の湾曲部よりも緩やかに湾曲する第2の湾曲部が設けられ、
    前記第1の湾曲部は互いに対向し、前記第2の湾曲部は互いに対向し、
    前記半導体チップが、前記第1の湾曲部よりも前記第2の湾曲部寄りに設けられたことを特徴とするRFIDタグ。
  5. 基材と、
    前記基材の上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップを覆うと共に、互いに対向する側部の各々に凹みを備え、かつ、前記基材を補強する島状の補強材と、を有し、
    前記凹みが設けられる前記側部の各々において、前記凹みの両脇の一方を画定する第1の凸部が第1の距離で突出するように設けられ、かつ、前記両脇の他方を画定する第2の凸部が前記第1の距離よりも短い第2の距離で突出するように設けられ、
    前記第1の凸部は互いに対向し、前記第2の凸部は互いに対向し、
    前記半導体チップが、前記第1の凸部よりも前記第2の凸部寄りに設けられたことを特徴とするRFIDタグ。
  6. 基材と、
    前記基材の上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップを覆うと共に、互いに対向する側部の各々に凹みを備え、かつ、前記基材を補強する島状の補強材と、を有し、
    前記凹みが設けられる前記側部の各々において、前記凹みの両脇の一方を画定する第1の幅の第1の凸部と、前記両脇の他方を画定する第2の幅の第2の凸部とが設けられ、
    前記第2の幅が前記第1の幅よりも広く、
    前記第1の凸部は互いに対向し、前記第2の凸部は互いに対向し、
    前記半導体チップが、前記第1の凸部よりも前記第2の凸部寄りに設けられたことを特徴とするRFIDタグ。
  7. 基材と、
    前記基材の上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップを覆うと共に、前記基材を補強する島状の補強材と、を有し、
    前記補強材は、
    中央部に凹みを各々有し、互いに対向する一対の第1の側部と、
    前記一対の第1の側部の両端の一方同士と他方同士とをそれぞれ連結するとともに、前記凹みより小さな切り欠きを有し、互いに対向する一対の第2の側部とを有し、
    前記凹みの底辺の両隅のいずれかと該両隅のいずれかに最も近い前記切り欠きとを結ぶ線と、前記補強材が内接する仮想矩形の対角線とを直交させたことを特徴とするRFIDタグ。
  8. 前記基材の上に設けられた導電パターンを更に有し、
    平面視で前記凹みと前記導電パターンとが重なることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載のRFIDタグ。
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