JP6458632B2 - 光受信装置および重畳信号検出方法 - Google Patents

光受信装置および重畳信号検出方法 Download PDF

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Description

本明細書に記載する技術は、光受信装置および重畳信号検出方法に関する。
光通信技術の1つに、主信号光に対して主信号とは異なる信号を周波数変調によって重畳する技術がある。例えば、光伝送システムの監視や制御に関わる信号が、主信号光に周波数変調によって重畳されることがある。
特開2013−9238号公報 特開2013−201495号公報
光伝送システムにおいて、複数の波長の主信号光を波長多重した波長多重(WDM)光が伝送される場合、各波長の主信号光のそれぞれに周波数変調によって重畳信号が重畳されてよい。
この場合、複数の波長の主信号光に重畳された重畳信号どうしがクロストークすることがある。クロストークによって、重畳信号の受信特性(「受信品質」と称してもよい。)が低下するおそれがある。
1つの側面では、本明細書の記載する技術の目的の1つは、複数波長の信号光にそれぞれ周波数変調によって重畳された信号の受信品質を向上することにある。
1つの側面において、光受信装置は、波長可変フィルタと、フォトディテクタと、重畳信号検出部と、を備えてよい。波長可変フィルタは、波長多重光を受信して部分的に透過してよい。波長多重光には、第1波長の第1信号光と、前記第1波長の短波長側に隣り合う第2波長の第2信号光と、前記第1波長の長波長側に隣り合う第3波長の第3信号光と、が含まれてよい。前記第1〜第3信号光のそれぞれには、周波数変調信号が重畳されていてよい。前記フォトディテクタは、前記波長可変フィルタを透過した光のパワーを検出する。前記重畳信号検出部は、第1フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、第2フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、に基づいて、前記第1信号光に重畳された周波数変調信号を検出してよい。前記第1フィルタ設定は、前記第1信号光と前記第2信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する設定であってよい。前記第2フィルタ設定は、前記第1信号光と前記第3信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する設定であってよい。
また、1つの側面において、重畳信号検出方法は、波長多重光を波長可変フィルタに入力して、前記波長多重光を部分的にフォトディテクタへ透過させてよい。波長多重光は、第1波長の第1信号光と、前記第1波長の短波長側に隣り合う第2波長の第2信号光と、前記第1波長の長波長側に隣り合う第3波長の第3信号光と、を含んでよい。また、前記第1〜第3信号光のそれぞれには、周波数変調信号が重畳されていてよい。そして、第1フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、第2フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、に基づいて、前記第1信号光に重畳された周波数変調信号を検出してよい。前記第1フィルタ設定は、前記第1信号光と前記第2信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する設定であってよい。また、前記第2フィルタ設定は、前記第1信号光と前記第3信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する設定であってよい。
1つの側面として、複数波長の信号光にそれぞれ周波数変調によって重畳された信号の受信品質を向上できる。
一実施形態に係る光伝送システムの構成例を示すブロック図である。 図1に例示した光伝送システムにおける波長パストレース技術の一例を説明するためのブロック図である。 主信号光にライトラベルを重畳可能な光送信器の構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、信号光のキャリア周波数と図3に例示した光バンドパスフィルタの透過中心周波数との関係を模式的に示す図であり、(A)はガウス波形の主信号光についての関係を示す図であり、(B)は、ナイキスト波形の信号光についての関係を示す図である。 一実施形態に係る光受信器の構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、図5に例示した波長可変フィルタの透過中心周波数の設定例を模式的に示す図である。 図5に例示した光受信器の動作例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る光送信器の構成例を示すブロック図である。 図8に例示した差動エンコーダの構成例を示すブロック図である。 図9に例示した差動エンコーダに対応する差動デコーダの構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。また、以下に説明する各種の例示的態様は、適宜に組み合わせて実施しても構わない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1は、一実施形態に係る光伝送システムの構成例を示すブロック図である。「光伝送システム」は、「フォトニックネットワーク」と称してもよい。図1に示す光伝送システム1は、例示的に、複数の光伝送装置2−1〜2−N(#1〜#N)(Nは2以上の整数)を備えてよい。
「光伝送装置」は、「ノード」又は「局」と称されてもよい。ノード2−i(iは1〜Nのいずれか)を区別しなくてよい場合は、単に「ノード2」と略称することがある。
ノード2間は、光伝送路によって光通信可能に接続されてよい。光伝送路は、光ファイバを用いた光ファイバ伝送路であってよい。光伝送路を通じた光通信は、片方向(uni-directional)通信でもよいし双方向(bi-directional)通信でもよい。
ノード2は、WDM光を伝送可能なWDMノードであってもよいし、波長単位の信号光の分岐及び挿入が可能なROADMであってもよい。また、ノード2は、波長単位で信号光の方路(degree)を切り替え可能なWXCであってもよい。
「波長」は、「チャネル」と称してもよい。WDM光に含まれる「波長」は、便宜的に、「サブチャネル」又は「サブキャリア」と称されてもよい。
「WDM」は、「Wavelength Division Multiplex」の略称である。「ROADM」は、「Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer」の略称である。
「WXC」は、「Wavelength Cross Connect」の略称である。「WXC」は、フォトニッククロスコネクト(PXC:Photonic Cross Connect)と称されてもよい。
ROADM2は、「CDCG−ROADM」と称されるROADM2であってよい。「CDCG」は、「Color-less, Direction-less, Contention-less and Grid-less」の略称である。
「CDCG」であるため、CDCG−ROADM2には、ノード2間での波長パス設定に対して、波長依存性、方路依存性、波長衝突、及び、波長間隔や帯域による制約がない。また、「Reconfigurable」であるため、CDCG−ROADM2は、ノード構成を柔軟に変更できる。
したがって、CDCG−ROADM2は、ユーザ(「オペレータ」と称してもよい。)からの接続要求に対して柔軟なパス設定が可能であり、データレートやネットワークの運用効率の向上と、運用コストの低減と、を図ることができる。
ノード2−iのそれぞれにCDCG−ROADM2を適用したフォトニックネットワーク1(以下「ネットワーク1」と略称することがある。)では、自由な光パス設定が可能であり、異なる複数の光パスに対して同じ波長を割り当てることが許容される。
図1の例では、ノード#6とノード#7との間の区間(「スパン」と称してもよい。)を除いた各スパンに同じ波長λ1の光パスが設定されている。なお、「光パス」は、「波長パス」と称してもよい。
自由な光パス設定が許容される結果、光パスの監視が重要となる。光パスの監視には、光チャネルモニタ(OCM)を用いることができる。例えば、ノード2内に1又は複数のOCMが設けられることがある。
しかし、OCMでは、波長の光パワーを監視できるに留まるため、同じ波長を割り当てられた異なる光パスを識別できない。
そのため、例えば、同一波長で異なる光ファイバ伝送路に割り当てられた光パスを監視することは困難である。光パスの監視は、「波長パストレース」と称されてもよい。
同一波長を割り当てられた異なる光パスの波長パストレースを可能にする方法の一例として、主信号光に、光パスを識別可能な情報を重畳する方法がある。光パスを識別可能な情報は、「パス識別子(ID)」と称してもよいし、「ライトラベル」と称してもよい。
なお、パスIDを示す信号は、「波長パストレース信号」あるいは単に「パストレース信号」と称してもよい。「パストレース信号」は、光パスの導通性を確認するための信号の一例であると捉えてもよい。「パストレース信号」は、「重畳信号」と称してもよいし、主信号に対する「副信号」と称してもよい。
「重畳信号」あるいは「副信号」は、「監視(SV:Supervisory)信号」の一例である、と捉えてもよい。なお、信号光に重畳されてよい信号(又は情報)は、パストレース信号に限られない。主信号とは異なる何らかの制御信号や通知信号等が信号光に重畳されてよい。重畳信号は、例示的に、周波数変調(FSK:Frequency Shift Keying)方式にて信号光に重畳されてよい。
図2に示すように、例えば、ノード#1−#3−#4−#5−#7を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第1のライトラベル#1を重畳してよい。また、ノード#1−#2−#4−#7を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第2のライトラベル#2を重畳してよい。
更に、ノード#3−#6を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第3のライトラベル#3を重畳してよく、ノード#2−#5を経由する波長λ1の光パスの主信号光には、第4のライトラベル#4を重畳してよい。
このように、主信号光にライトラベルを重畳して伝送することで、各ノード2では、受信した主信号光の全てを電気信号に変換して終端しなくても、主信号光に重畳されている信号成分を検出することで、ライトラベルを検出することが可能である。
なお、光パスの設定及びライトラベルの設定は、例示的に、ネットワーク1全体の動作を集中的に管理、制御することが可能なネットワークマネージメントシステム(NMS)3によって実施されてよい。NMS3は、オペレーティングシステム(OPS)3と称されてもよい。
図3に、主信号光にライトラベルを重畳可能な光送信器、及び、主信号光に重畳されたライトラベルを検出可能な光受信器の構成例を示す。なお、光送信器は、「光送信装置」と称してもよい。光受信器は、「光受信装置」と称してもよい。
図3に示す光送信器10は、例示的に、デジタル信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)11と、光送信モジュール12と、を備えてよい。
デジタル信号処理部11は、デジタル信号処理によって、主信号データにパスIDを重畳する。パスIDの重畳は、例示的に、主信号光のキャリア周波数を制御することで実現されてよい。
主信号光のキャリア周波数を制御することは、図3中に点線枠100に例示するように、複素平面(IQ平面)において主信号コンスタレーションを回転させることに相当する、と捉えてよい。主信号コンスタレーションの回転速度が、FSK(Phase Shift Keying)の周波数偏移に相当する。
FSKにてパスIDが重畳されたデジタル主信号データは、光送信モジュール12における光変調器124の駆動信号に用いられる。
例えば、デジタル主信号データは、デジタル信号処理部11において、複素平面における同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)とに分離されて、光送信モジュール12に備えられたデジタル−アナログ変換器(DAC)122I及び122Qに入力される。なお、デジタル主信号データのI成分及びQ成分の分離は、デジタル信号処理によるIQ分離器113によって実現されてよい。
例示的に、一方のDAC122Iがデジタル主信号データのI成分信号に対応し、他方のDAC122Qがデジタル主信号データのQ成分信号に対応する。
DAC122Iは、デジタルI成分信号をアナログI成分信号に変換し、DAC122Qは、デジタルQ成分信号をアナログQ成分信号に変換する。
アナログI成分信号及びアナログQ成分信号は、それぞれ、ドライバアンプ123I及び123Qにて、光変調器124を駆動するのに適切な振幅を有する駆動信号に増幅されて、光変調器124の駆動電極(図示省略)に与えられる。
光変調器124は、光源121の出力光を、ドライバアンプ123I及び123Qから与えられる駆動信号に従って変調する。これにより、主信号光にパスIDがFSK信号として重畳された変調信号光が得られる。なお、光変調器124は、「IQ変調器124」と称されてもよい。
ここで、主信号光の電場をs(t)で表し、主信号光に重畳されるFSK信号の最大周波数偏移(Maximum frequency deviation)をΔftで表す。また、FSK信号の波形を、時間変化に応じて「−1〜+1」の範囲の値をとる時間関数m(t)で表す。
このとき、FSK信号が重畳された主信号光s′(t)は、以下の式(1)によって表すことができる。

s′(t)=s(t)exp(2πjΔft・m(t)) …(1)
式(1)の演算は、例えばDSP11において、デジタル信号処理による周波数制御器111及び位相回転器112によって実現される。周波数制御器111は、「位相回転制御器111」と言い換えてもよい。位相回転器112は、乗算器であってよい。
位相回転制御器111は、式(1)の「exp(2πjΔft・m(t))」に相当する演算を行なうことで、パスIDに基づく主信号データの位相回転量を、位相回転器112に与える。位相回転器112は、与えられた位相回転量を主信号データに乗じることで、主信号データをFSKする。
なお、FSK信号の周波数、別言すると、m(t)の周波数は、主信号光のキャリア周波数に対して十分に低い周波数であってよい。例示的に、FSK信号の周波数のオーダは、キャリア周波数がギガヘルツ(GHz)オーダであるのに対して、キロヘルツ(kHz)オーダであってよい。
一方、光受信器30は、図3に例示するように、光バンドパスフィルタ(BPF)31と、PD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)32と、パスID識別回路33と、を備えてよい。パスID識別回路33は、「パスIDレシーバ33」又は「パスID検出部33」と称してもよい。
光BPF31に入力される主信号光は、FSK信号が重畳されているため、点線枠301に例示するように、光スペクトラムの中心周波数が周波数軸において「+Δft」と「−Δft」との間でシフトする。主信号光スペクトラムの中心周波数は、主信号光のキャリア周波数に相当すると捉えてよい。
ここで、点線枠302に例示するように、光BPF31の透過中心周波数(又は、波長。以下、同様。)は、主信号光のキャリア周波数から高周波側(又は、低周波側)にオフセットした周波数に設定されてよい。
また、光BPF31の透過帯域幅は、主信号光スペクトラムの一部を透過する帯域幅に設定されてよい。例えば、光BPF31の透過帯域幅は、主信号光スペクトラムが占める帯域幅の半分よりも狭い帯域幅に設定されてよい。
このようなフィルタ特性の設定(便宜的に「フィルタ設定」と略してよい。)によると、図3の点線枠303に例示するように、光BPF31を透過する光の量が、主信号光スペクトラムのFSK信号に応じた周波数シフトによって変化する。
したがって、主信号光スペクトラムの周波数シフトに応じた光パワー変化が、光BPF31の出力光に現われる。別言すると、主信号光スペクトラムのFSK信号に応じた周波数シフトが、光BPF31によって、強度変調(AM)光に変換される。
当該AM光がPD32にて受光され、受光パワーに応じたAM信号成分を有する電気信号に変換される。パスID識別回路33は、当該電気信号のAM信号成分を識別することで、主信号光にFSK信号として重畳されたパスIDを検出することができる。
なお、PD32は、既述のように主信号光のキャリア周波数よりも十分に低い周波数のFSK信号成分に対して受信感度を満たすことが可能であればよい。そのため、PD32には、主信号光の受信感度を満たせるほどの高速PDを適用する必要は無く、低速PDを適用してよい。
このように、光受信器30は、光BPF31と低速PD32とを用いた、比較的に簡単な構成で、主信号光に重畳されたパスIDを検出することができる。
ところで、パスIDは、WDM信号光において隣り合う波長(便宜的に「隣接波長」と称することがある。)の主信号光のそれぞれに重畳されてよい。
主信号光が、例えば図4(A)に示すように、ナイキスト波形ではないガウス波形の信号光の場合、ナイキスト波形に比べて主信号光スペクトラムの波形がなまる。
そのため、キャリア周波数に対する光BPF31の透過中心周波数のオフセット量が小さくても、光BPF31を透過する光パワーは大きく変化しやすい。
つまり、ガウス波形であれば、BPF31によって得られるAM信号成分の変化量が最大になる、光BPF31の透過中心周波数のオフセット量が、小さくて済む。
別言すると、パスIDを検出するのに足りる、AM信号成分の検出感度を得るのに、光BPF31の透過中心周波数のオフセット量は、小さくてよい。
そのため、隣接波長の主信号光に重畳されたFSK信号成分が、光BPF31の出力になるべく混入しないように、光BPF31の透過中心周波数のオフセット量を調整することが容易である。
したがって、検出対象の波長の主信号光に重畳されたFSK信号に対して、隣接波長の主信号光に重畳されたFSK信号がクロストークとなることを、回避あるいは抑制し易い。
これに対し、例えば図4(B)に示すように、主信号光がナイキスト波形の信号光の場合、ガウス波形に比べて主信号光スペクトラムの波形は矩形波に近い。なお、ナイキスト波形の主信号光は、例示的に、主信号データにデジタル信号処理によるナイキストフィルタリングを施した信号によって光変調器124を駆動することで得られる。
ナイキスト波形の主信号光は、光スペクトラムが矩形波に近くなり狭小化できるため、WDM信号光の伝送帯域において波長間隔を狭小化できる。そのため、伝送帯域の周波数利用効率を向上できる。波長間隔を狭小化したWDM信号光は、「スーパーチャネル」と称されることがある。
ナイキスト波形の主信号光スペクトラムは、矩形波に近いため、光BPF31の透過中心周波数をキャリア周波数から少しオフセットしただけでは、光BPF31の出力に十分なAM信号成分変化が現われない。
したがって、光BPF31の透過中心周波数のオフセット量をガウス波形の場合よりも大きくしないと、パスIDを検出するのに足りる、AM信号成分の検出感度が得られない。
しかし、光BPF31の透過中心周波数のオフセット量を大きくすると、隣接波長の主信号光に重畳されたFSK信号が、光BPF31の出力に混入し易くなるため、クロストークが増大し易い。
クロストークが大きくなり過ぎると、検出対象の波長の主信号光に重畳されたFSK信号を正しく検出することができなくなるおそれがある。
そこで、以下に説明する実施形態では、FSK信号を重畳された主信号光スペクトラムがナイキスト波形のような矩形波に近い波形を有していても、FSK信号を正しく検出することが可能な光受信器の一例について説明する。
図5は、一実施形態に係る光受信器の構成例を示すブロック図である。図5に示す光受信器50は、図1及び図2に例示したノード2のいずれかに備えられてよく、例示的に、波長可変フィルタ51、PD52、及び、制御部53を備えてよい。
制御部53には、例示的に、信号処理部531、記憶部532、フィルタ制御部533、及び、制御信号送受信部534が備えられてよい。
信号処理部531には、例示的に、光パワー検出部5311、直交符号検出部5312、及び、パスID検出部5313が備えられてよい。
波長可変フィルタ51は、例示的に、WDM信号光を受信する。波長可変フィルタ51は、透過中心周波数が可変のチューナブルBPFであってよい。
チューナブルBPF51の透過帯域幅は、既述の光BPF31の透過帯域幅と同等の透過帯域幅に設定されてよい。チューナブルBPF51の透過中心周波数は、例示的に、フィルタ制御部533によって制御されてよい。
PD52は、チューナブルBPF51を透過した光を受光し、受光パワーに応じた振幅を有する電気信号(例えば、電流信号)を出力する。電流信号は、例えば、図示を省略したトランスインピーダンスアンプ(TIA)によって電圧信号に変換されてよい。
PD52の出力信号は、例示的に、制御部53の信号処理部531に入力されてよい。信号処理部531は、例示的に、PD52の出力信号を基に、PD52で受光されている信号光のパワーと、符号化されたFSK信号の符号と、を検出して、主信号光にFSK信号として重畳されているパスIDを検出する。
FSK信号の符号化には、例示的に、直交符号化が適用されてよい。直交符号化の一例は、CDMA(Code Division Multiple Access)符号化である。主信号データに重畳するFSK信号を直交符号化する光送信器の構成例については後述する。
信号処理部531において、光パワーは、例示的に、光パワー検出部5311によって検出されてよく、直交符号化されたFSK信号の直交符号は、直交符号検出部5312によって検出されてよい。パスIDは、パスID検出部5313によって検出されてよい。
信号処理部531での信号処理によって得られたデータ又は情報は、記憶部532に記憶されてよい。記憶部532に記憶されるデータや情報には、各検出部5311〜5313の検出結果が含まれてよい。なお、記憶部532には、フラッシュメモリや、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)等が適用されてよい。
フィルタ制御部533は、波長可変フィルタ51の透過中心周波数を制御する。当該透過中心周波数の制御は、例示的に、NMS3からの制御に応じて実施されてよい。
例示的に、フィルタ制御部533は、波長可変フィルタ51の透過中心周波数を、FSK信号の検出対象の波長(便宜的に「ターゲット波長」と称してよい。)と、当該ターゲット波長の隣接波長と、の間の波長に相当する周波数に設定してよい。
なお、隣接波長は、ターゲット波長に対して短波長でもよいし長波長でもよい。ターゲット波長は、「第1波長」の一例である。ターゲット波長よりも短波長の隣接波長は、「第2波長」の一例であり、ターゲット波長よりも長波長の隣接波長は、「第3波長」の一例である。
「第1波長の主信号光」は、「第1信号光」の一例であり、「第2波長の主信号光」は、「第2信号光」の一例であり、「第3波長の主信号光」は、「第3信号光」の一例である。
図6(A)において、例えば、4つの波長のうち、ターゲット波長(サブキャリア)がサブキャリアcであると仮定すると、波長可変フィルタ51の透過中心周波数は、当該サブキャリアcと、短波長側の隣接サブキャリアbと、の間の周波数に設定されてよい。当該設定は、「第1フィルタ設定」の一例である。
波長可変フィルタ51の透過中心周波数が設定される、サブキャリアb及びc間の周波数は、サブキャリアb及びcの間の中間又は実質的に中間の周波数(便宜的に「中間周波数」と称してよい。)であってよい。
サブキャリアb及びcの中間周波数に波長可変フィルタ51の透過中心周波数を設定すると、波長可変フィルタ51を透過してPD52で受信されるFSK信号成分のパワーをサブキャリアb及びc間で均等化できる。したがって、FSK信号成分のパワーの検出感度をサブキャリアb及びc間で均等化できる。
PD52の出力信号から、サブキャリアb及びcにそれぞれ重畳されているFSK信号成分に応じたAM信号成分が、例えば光パワー検出部5311にて検出される。また、直交符号化されているFSK信号の直交符号が直交符号検出部5312にて復調されて検出される。
信号処理部531は、直交符号検出部5312で検出された直交符号に基づいて、光パワー検出部5311で検出された、2つのFSK信号成分に応じたAM信号成分を、互いに分離することができる。
ここで、直交符号を基にして2つのAM信号成分を分離することはできるが、分離したAM信号成分のいずれが、ターゲットサブキャリアcについてのAM信号成分であるかは、不明である。
そこで、フィルタ制御部533は、例えば図6(B)に示すように、波長可変フィルタ51の透過中心周波数を、ターゲットサブキャリアcと、当該サブキャリアcの高周波側の隣接サブキャリアdと、の間に、設定してよい。当該設定は、「第2フィルタ設定」の一例である。
図6(B)の例においても、波長可変フィルタ51の透過中心周波数は、サブキャリアc及びdの「中間周波数」であってよい。
「中間周波数」への設定によって、PD52で受信されるFSK信号成分のパワーをサブキャリアc及びd間で均等化できる。したがって、FSK信号成分のパワーの検出感度をサブキャリアc及びd間で均等化できる。
これにより、図6(A)の場合と同様に、2つのサブキャリアc及びdの主信号光にそれぞれ重畳されているFSK信号成分に応じたAM信号成分が、光パワー検出部5311にて検出され、直交符号が直交符号検出部5312にて検出される。
図6(A)に例示したフィルタ設定と、図6(B)に例示したフィルタ設定と、のそれぞれにおいて受信、検出された、AM信号成分の比較によって、双方のフィルタ設定で受信、検出したターゲットサブキャリアcのAM信号成分を識別できる。
AM信号成分の比較及び識別は、例示的に、パスID検出部5313によって実施されてよい。比較に用いるAM信号成分のデータは、例示的に、記憶部532に記憶されている。
パスID検出部5313は、識別したAM信号成分を基に、ターゲットサブキャリアcに重畳されたパスIDを検出することができる。
隣接サブキャリア間のクロストークを低減させるために、ターゲットサブキャリアのFSK信号に対するノイズ成分となる、不要なサブキャリアの信号成分の透過を抑圧するフィルタ特性が一般的には検討される。
しかし、ナイキスト波形を適用して波長間隔が狭小化された主信号光スペクトラムに対して、不要なサブキャリア信号成分を十分に抑圧できるようなフィルタ特性を実現するのは難しい。
本実施形態では、上述のごとく、敢えてクロストークの要因となる信号成分をも波長可変フィルタ51を透過させてPD52に受光させるように、波長可変フィルタ51のフィルタ設定を制御する。
そのため、波長可変フィルタ51のフィルタ特性は、隣接するサブキャリア信号成分を抑圧可能でなくてよく、波長可変フィルタ51に要求される特性や仕様を緩和できる。
なお、図5に例示する制御信号送受信部534は、例示的に、NMS3との間で制御信号を送受信する。NMS3から受信される制御信号には、波長可変フィルタ51のフィルタ設定を制御する情報が含まれてよい。NMS3宛の制御信号には、パスID検出部5313で検出されたパスIDが含められてよい。
(光受信器50の動作例)
次に、図7を参照して、上述した光受信器50の動作例について説明する。
光受信器50は、例えば、NMS3からの制御信号に応じて、フィルタ制御部533によって、波長可変フィルタ51の透過中心周波数を、図6(A)に例示したように、サブキャリアcとサブキャリアbとの間の中間周波数に設定する(処理P11)。
ここで、フィルタ制御部533は、ターゲットサブキャリアcと隣接サブキャリアbとの双方について信号処理部531にてパスIDが検出されたか否かを判定してよい。
当該判定は、例示的に、光パワー検出部5311及び直交符号検出部5312によって、各サブキャリアb及びcについて、直交符号を基に分離したAM信号成分データがそれぞれ検出されたか否かを、フィルタ制御部533が監視することで、実施されてよい。
フィルタ制御部533は、各サブキャリアb及びcについてのAM信号成分データが検出されるまで(処理P13でYesと判定されるまで)、波長可変フィルタ51の透過中心周波数をスイープしてよい(処理P13のNoルートから処理P12)。なお、処理P12及び処理P13に例示する波長可変フィルタ51のスイープ制御は、不要な設定にしてもよい。
処理P13でYesと判定されれば、光パワー検出部5311及び直交符号検出部5312によって、PD52の出力信号から分離、検出された、各サブキャリアb及びcについてのAM信号成分の検出データが、記憶部532に記憶される(処理P14)。
次に、フィルタ制御部533は、波長可変フィルタ51の透過中心周波数を、図6(B)に例示したように、サブキャリアcとサブキャリアdとの間の中間周波数に設定する(処理P15)。
サブキャリアc及びdについても、処理P13と同様にして、フィルタ制御部533は、光パワー検出部5311及び直交符号検出部5312によって、双方のAM信号成分データが分離、検出されたか否かを判定してよい(処理P17)。
フィルタ制御部533は、各サブキャリアc及びdについてのAM信号成分データが検出されるまで(処理P17でYesと判定されるまで)、波長可変フィルタ51の透過中心周波数をスイープしてよい(処理P17のNoルートから処理P16)。なお、処理P16及び処理P17に例示する波長可変フィルタ51のスイープ制御についても、不要な設定にしてよい。
処理P17でYesと判定されれば、光パワー検出部5311及び直交符号検出部5312によって、PD52の出力信号から分離、検出された、各サブキャリアc及びdについてのAM信号成分の検出データが、記憶部532に記憶される(処理P18)。
なお、上述した処理P11〜P13のセットと、処理P15〜P17のセットと、は、実行順序を逆にしてもよい。例えば、光受信器50は、処理P15〜P17を実行してから、処理P11〜P13を実行してもよい。別言すると、図6(A)及び図6(B)に例示したフィルタ設定は、どちらを先に実施してもよい。
あるいは、図6(A)及び図6(B)に例示したフィルタ設定は、個別の光フィルタを用いてパラレルに実施されてもよい。別言すると、処理P11〜P13のセットと、処理P15〜P17のセットと、は、2つの光フィルタを用いて、パラレルに実行されてもよい。
図6(A)及び図6(B)に例示したフィルタ設定でのAM信号成分データがそれぞれ検出されて記憶部532に記憶されると、例えばパスID検出部5313が、記憶部532から、各フィルタ設定で検出されたAM信号成分データを読み出す。
パスID検出部5313は、読み出したAM信号成分データを比較してターゲットサブキャリアcのパスIDを検出する(処理P19)。
検出したパスIDは、記憶部532に記憶されてよい。また、検出したパスIDは、制御信号送受信部534によって、NMS3宛に送信されてよい。これにより、NMS3にいて、パスIDを確認することが可能になる。
以上のように、上述した光受信器50によれば、複数波長の主信号光のそれぞれにパスIDがFSK信号として重畳されていても、ターゲット波長の主信号光に重畳されているFSK信号を正しく検出できる。したがって、FSK信号の受信特性を向上できる。
(光送信器10の構成例)
次に、図8を参照して、主信号光に重畳されるFSK信号を直交符号化することが可能な光送信器10の構成例について説明する。
図8に例示する光送信器10は、図3に例示した構成に比して、DSP11において、直交符号化器110が追加的に備えられた点が異なる。なお、図8に例示する光送信器10は、WDM信号光に波長多重される異なる波長の信号光に対応してノード2に複数台備えられてよい。
直交符号化器110は、例示的に、主信号データに重畳するパスIDを直交符号化して、図3にて既述の周波数制御器111に入力する。したがって、周波数制御器111は、直交符号化されたパスIDを基に、主信号データの周波数(別言すると、位相回転)を制御する。「直交符号化」は、デジタル変調の一例である「直交変調」と言い換えてもよい。
直交符号化には、非限定的な一例として、CDMA符号化が適用されてよい。直交符号化されたパスIDは、隣接するサブキャリアの主信号光に重畳されるパスIDと直交関係にある。
例えば図6(A)及び図6(B)に例示した3つのサブキャリアb〜cの主信号光にそれぞれ重畳されるパスIDは、互いに直交する直交符号によって直交符号化されることにより、互いに直交する関係にある。
したがって、パスIDを直交復号化(「直交復調」と称してもよい。)すれば、既述のように、ターゲットサブキャリアに重畳されたパスIDと、隣接サブキャリアに重畳されたパスIDと、を分離することが可能になる。
なお、直交符号化したパスIDを重畳するサブキャリアは、WDM信号光に含まれるサブキャリアの一部に限られてもよい。例えば、ターゲットサブキャリアを中心に隣り合う関係にある3つのサブキャリアに限って、パスIDを直交符号化するようにしてよい。
パスIDを直交符号化する対象のサブキャリアを限定すると、全てのサブキャリアについてのパスIDを直交符号化する場合に比して、WDM信号光の伝送レートの低下を抑制できる。そのため、例えば、パスIDに基づく光パスの監視効率が低下することを抑制できる。
なお、図8中に点線で例示するように、DSP11には、デジタル信号処理による差動エンコーダ114が追加的に備えられてもよい。
差動エンコーダ114は、例示的に、周波数制御器111から位相回転器112に与えられる位相回転量を示す情報を、差動符号化する。別言すると、主信号データに重畳されるFSK信号の周波数偏移量の差分が符号化される。
したがって、光受信器50において、FSK信号成分を差動復号化すると、図6(A)のフィルタ設定と図6(B)のフィルタ設定とで、FSK信号成分に応じてPD52の出力信号に現われるAM信号成分の正負の符号を一致させることができる。「差動復号化」は、「遅延検波」と言い換えてもよい。
AM信号成分の符号が一致するから、例えば、パスID検出部5313によるAM信号成分の比較処理において、波長可変フィルタ51のフィルタ設定に応じてAM信号成分の正負の符号を反転させなくてよいので、パスIDの検出処理を簡易化できる。
図9に、差動エンコーダ114の構成例を示し、図10に、差動エンコーダ114に対応する差動デコーダ214の構成例を示す。なお、図10に示す差動デコーダ214は、例示的に、図5に示した光パワー検出部5311に備えられてよい。
図9に示す差動エンコーダ114は、排他的論理和(XOR)回路1141と、フリップフロップ(FF)1142と、を備えてよい。FF1142は、遅延回路1142と称してもよい。
XOR回路1141にて、周波数制御器111からの現在の入力信号と、FF1142で遅延された、過去のXOR回路1141の演算結果と、がXOR演算される。FF1142による遅延時間は、例示的に、1シンボル時間であってよい。FF1142の出力が差動符号として位相回転器112に与えられる。
一方、図10に示す差動デコーダ214は、例示的に、遅延回路(FF)2141と、XOR回路2142と、を備えてよい。
XOR回路2142にて、PD52からの入力信号をFF2141にて例えば1シンボル時間だけ遅延させた過去の信号と、PD52からの現在の入力信号と、がXOR演算される。
これにより、差動エンコーダ114で差動符号化されたFSK信号成分に応じたAM信号成分が復号される。
1 光伝送システム
2−1〜2−N 光伝送装置
3 NMS(OPS)
10 光送信器
11 デジタル信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)
110 直交符号化器
111 周波数制御器
112 位相回転器
113 IQ分離器
114 差動エンコーダ
1141 排他的論理和(XOR)回路
1142 フリップフロップ(FF)
12 光送信モジュール
121 光源
122I,122Q デジタル−アナログ変換器(DAC)
123I,123Q ドライバアンプ
124 光変調器
214 差動デコーダ
2141 FF
2142 XOR回路
30,50 光受信器
31 光バンドパスフィルタ(BPF)
32,52 PD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)
33 パスID識別回路
51 波長可変フィルタ
53 制御部
531 信号処理部
5311 光パワー検出部
5312 直交符号検出部
5313 パスID検出部
532 記憶部
533 フィルタ制御部
534 制御信号送受信部

Claims (6)

  1. 第1波長の第1信号光と、前記第1波長の短波長側に隣り合う第2波長の第2信号光と、前記第1波長の長波長側に隣り合う第3波長の第3信号光と、を含み、かつ、前記第1〜第3信号光のそれぞれに周波数変調信号が重畳された波長多重光を、受信して前記波長多重光を部分的に透過する波長可変フィルタと、
    前記波長可変フィルタを透過した光のパワーを検出するフォトディテクタと、
    前記第1信号光と前記第2信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する第1フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、前記第1信号光と前記第3信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する第2フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、に基づいて、前記第1信号光に重畳された周波数変調信号を検出する重畳信号検出部と、
    を備えた、光受信装置。
  2. 前記1〜第3信号光にそれぞれ重畳される前記周波数変調信号は、互いに直交する直交符号によって直交符号化されており、
    前記重畳信号検出部は、前記直交符号に基づいて、前記第1信号光に重畳された前記周波数変調信号に対応する前記振幅変調信号を識別する、請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記第1フィルタ設定は、前記波長可変フィルタの透過中心波長を前記第1波長と前記第2波長との間の波長に設定することであり、
    前記第2フィルタ設定は、前記波長可変フィルタの透過中心波長を前記第1波長と前記第3波長との間の波長に設定することである、請求項1又は2に記載の光受信装置。
  4. 前記第1フィルタ設定及び前記第2フィルタ設定を制御するフィルタ制御部を備え、
    前記フィルタ制御部は、前記第1フィルタ設定及び前記第2フィルタ設定において前記透過中心波長をスイープ制御する、請求項3に記載の光受信装置。
  5. 前記第1〜第3信号光にそれぞれ重畳される前記周波数変調信号は、差動符号化されており、
    前記重畳信号検出部は、前記第1フィルタ設定及び前記第2フィルタ設定においてそれぞれ検出された前記振幅変調信号を差動復号化して前記第1信号光に重畳された周波数変調信号を検出する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光受信装置。
  6. 第1波長の第1信号光と、前記第1波長の短波長側に隣り合う第2波長の第2信号光と、前記第1波長の長波長側に隣り合う第3波長の第3信号光と、を含み、かつ、前記第1〜第3信号光のそれぞれに周波数変調信号が重畳された波長多重光を、波長可変フィルタに入力して、前記波長多重光を部分的にフォトディテクタへ透過させ、
    前記第1信号光と前記第2信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する第1フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、前記第1信号光と前記第3信号光との双方が前記波長可変フィルタを透過する第2フィルタ設定において前記フォトディテクタで検出される光パワーの変化に応じた振幅変調信号と、に基づいて、前記第1信号光に重畳された周波数変調信号を検出する、重畳信号検出方法。
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