JP6458560B2 - 波長割当方法及び波長割当装置 - Google Patents

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Description

本発明は、波長割当方法及び波長割当装置に関する。
例えば、通信事業者の大規模なバックボーンネットワーク等では、例えば、WDM(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術を適用した光NW(Network)が構築されている。WDM技術は、光ファイバで接続されたノード間で、複数のユーザのトラフィックを異なる波長の光信号に収容し、複数の光信号を1本の光ファイバに多重して大容量で伝送する技術である。
光NWの技術標準の例としては、OTN(Optical Transport Network)がある。OTNには、電気レイヤのパスと、波長パスとの2種類のパスがある。電気レイヤのパスは、ユーザが通信を行う拠点間にエンドトゥエンドに設定され、トラフィックを収容するパスである。更に、波長パスは、WDM伝送を実行するノード間に設定され、電気レイヤのパスを複数多重化し、異なる波長の光信号にマッピングしたパスである。そして、OTNは、これら2種類のパスを用いて、高速かつ柔軟な光NWを構築する。
しかし、近年では、ソフトウェアによってNWの管理制御を実現するSDN(Software Defined Networking)導入の期待も高まっており、光NWにおいても、より柔軟に動的な制御を可能とすべく、SDNへの対応が求められている。
SDNでは、ユーザや様々なアプリケーションから光NWに対して利用要求、すなわちデマンドを要求することが容易になるため、トラフィックの需要、例えば、ノード間で必要な波長リンクの本数が時間帯でダイナミックに変化する。例えば、人気コンテンツの配信等のデマンドの急増で光NWのトラフィックが大きく変動する。
図17は、光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。図17に示す光伝送システムは、例えば、5台の第1〜第5のノード100A〜100Eを光ファイバ101で接続する光NWを構築している。第1のノード100Aは、第1の区間101Aの光ファイバ101を用いて第2のノード100Bと接続すると共に、第5の区間101Eの光ファイバ101を用いて第5のノード100Eと接続する。第2のノード100Bは、第2の区間101Bの光ファイバ101を用いて第3のノード100Cと接続すると共に、第6の区間101Fの光ファイバ101を用いて第5のノード100Eと接続する。第3のノード100Cは、第3の区間101Cの光ファイバ101を用いて第4のノード100Dと接続する。第4のノード100Dは、第4の区間101Dの光ファイバ101を用いて第5のノード100Eと接続する。
時間帯t1の光NWでは、図17の(A)に示すように、第1の区間101AにデマンドD101、第6の区間101FにデマンドD102、第3の区間101CにデマンドD103を収容している。
次に、時間帯t2の光NWでは、図17の(B)に示すように、第1のノード100Aから第3のノード100CへのデマンドD104が発生し、第4のノード100Dから第5のノード100EへのデマンドD105が発生したとする。光NWでは、第1の区間101A及び第2の区間101BにデマンドD104を収容すると共に、第4の区間101DにデマンドD105を収容する。その結果、時間帯t1に比較して、第4の区間101Dは勿論のこと、第1の区間101Aのトラフィック量が一段と増加する。
更に、時間帯t3の光NWでは、図17の(C)に示すように、第1のノード100Aから第3のノード100CへのデマンドD106が、第1のノード100Aから第5のノード100EへのデマンドD107が新たに発生したとする。光NWでは、第1の区間101A及び第2の区間101BにデマンドD106を収容すると共に、第5の区間101EにマンドD107を収容する。その結果、時間帯t2に比較して、第1の区間101A及び第2の区間101Bのトラフィック量が一段と増加する。
更に、時間帯t4の光NWでは、図17の(D)に示すように、第1のノード100Aから第2のノード100BへのデマンドD108が新たに発生したとする。光NWでは、第1の区間101AにデマンドD108を収容する。その結果、時間帯t3に比較して、第1の区間101Aのトラフィック量が更に増加する。従って、デマンド増加に応じて各区間のトラフィック量は大きく変動する。
そこで、変動するトラフィック需要を吸収するには、例えば、ノード内の上限本数の全ての波長リンクをアクティブにしておく方法がある。しかしながら、常時、多くのレーザをアクティブにしておく必要があるため、その消費電力は大であり、しかも、実際のトラフィックが予測よりも低下した場合、波長リンクが余る区間も発生し、運用コストに対する通信効率が低下する。
従って、光NWでは、実際の利用状況に応じて、波長リンクの追加や削除を動的に行うことで、波長リソースを効率的に利用することが求められている。
そこで、例えば、波長リンクの追加を動的に行う技術として、各ノードにて転送されるトラフィック量を測定し、光リンクに混雑が生じている場合に、光バイパスリンクを生成してトラフィックの一部を迂回させる技術が知られている。
しかしながら、実際の利用状況に応じて波長リンクを動的に追加する場合、その都度、レーザをアクティブに設定し、追加した波長リンクが運用されるまでに時間を要する。レーザは、その安定出力を確保するために、デバイス温度の調節等で数分〜十数分程度の時間を要する。従って、波長リンクの追加指示から追加した波長リンクの運用開始までには時間を要するため、デマンドを収容できる経路を確保できず、呼損が生じる場合がある。そこで、最適経路よりも経路コストのかかる空きの迂回経路を探索し、その迂回経路にデマンドを収容しているため、例えば、呼損の発生を抑制できる。
特開2013−168732号公報 特開2013−70200号公報 国際公開第2009/025329号 特表2012−502584号公報
光NWでは、デマンドに対する最適経路上の区間が帯域不足の場合、最適経路よりも経路コストの高い迂回経路を決定し、決定した迂回経路にデマンドを収容する。しかしながら、本来、迂回経路が最適経路として使用される新たなデマンドが発生した場合、そのデマンドに対する最適経路を確保できず、更なる迂回経路にデマンドを収容することになる。その結果、更なる経路の帯域消費を招く悪循環が生じ、波長リソースの利用効率が低下する。
例えば、第1のノード100Aから第3のノード100Cへのデマンドが発生した場合に、その最適経路は、第1の区間101A及び第2の区間101Bとなる。尚、説明の便宜上、経路コストは、ノード100間を単一のホップ数で計算するものとする。しかしながら、第1の区間101Aが帯域不足の場合、第5の区間101E、第4の区間101D及び第3の区間101Cの迂回経路を決定する。そして、第1のノード100Aから第3のノード100Cへのデマンドを第5の区間101E、第4の区間101D及び第3の区間101Cの迂回経路に収容することになる。
しかしながら、本来、デマンドを収容するのに第1の区間101A及び第2の区間101Bの波長リンクで済むのに、第1の区間101Aが帯域不足のため、第3の区間101C、第4の区間101D及び第5の区間101Eの迂回経路が使用される。更に、第4の区間101Dを最適経路に使用する新たなデマンドが発生した場合、第4の区間101Dが他のデマンドの迂回経路として使用済みで帯域不足の場合、更に、新たなデマンドのために迂回経路を探索し、デマンドを迂回経路に収容することになる。つまり、迂回経路による帯域消費が増えると、その後に発生するデマンドについても最適経路で収容できずに迂回経路での収容となる可能性が高く、さらなる帯域消費を招く悪循環が生じ、波長リソースの利用効率が低下する。
一つの側面では、波長リソースの利用効率を向上できる波長割当方法及び波長割当装置を提供することを目的とする。
一つの態様の方法は、デマンドに対する最適経路の波長帯域に当該デマンドを割当可能な空き帯域があるか否かを判定する。更に、前記最適経路の波長帯域に前記空き帯域がない場合に、当該デマンドを迂回経路に割り当てる。更に、前記デマンドに対する前記最適経路と前記迂回経路との経路コストの差分に基づき、前記最適経路上の割当可能な空き帯域がなかった区間の影響度を積算する。
一つの側面として、波長リソースの利用効率を向上できる。
図1は、実施例1の光伝送システムの一例を示す説明図である。 図2は、制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、デマンドD1発生時の光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。 図5は、デマンドD2発生時の光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。 図6は、波長リンク追加時の光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。 図7は、波長リンクの運用開始までの光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。 図8は、経路決定処理に関わる制御装置内のプロセッサの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、評価処理に関わる制御装置内のプロセッサの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例2の制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図11は、実施例2の光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。 図12は、予約型デマンドの収容経路を変更する際の光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。 図13は、第1の経路更新処理に関わる制御装置内のプロセッサの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、瞬断許可型デマンドの収容経路を変更する際の光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。 図15は、第2の経路更新処理に関わる制御装置内のプロセッサの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、波長割当プログラムを実行するコンピュータの一例を示す説明図である。 図17は、光伝送システムのパス構成の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する波長割当方法及び波長割当装置の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の光伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す光伝送システム1は、例えば、5台のノード2と、制御装置3とを有する。第1のノード2Aは、第1の区間4Aの光ファイバ4を用いて第2のノード2Bと接続すると共に、第5の区間4Eの光ファイバ4を用いて第5のノード2Eと接続する。第2のノード2Bは、第2の区間4Bの光ファイバ4を用いて第3のノード2Cと接続すると共に、第6の区間4Fの光ファイバ4を用いて第5のノード2Eと接続する。第3のノード2Cは、第3の区間4Cの光ファイバ4を用いて第4のノード2Dと接続する。第4のノード2Dは、第4の区間4Dの光ファイバ4を用いて第5のノード2Eと接続する。すなわち、第1〜第5のノード2A〜2Eを第1〜第6の区間4A〜4Fで接続することで光NWを構築する。そして、制御装置3は、第1〜第5のノード2A〜2Eや第1〜第6の区間4A〜4Fを監視制御する。
制御装置3は、ユーザやアプリケーションから光NWに対する利用要求のデマンドを検出すると、デマンドの始点及び終点の区間で、デマンドを収容する収容経路を決定し、決定した収容経路上の各ノード2に対して収容経路のパス設定を要求する。尚、一般的に、「パス」とは、2台以上のノード2間に渡って設定され、「リンク」とは光ファイバ4で直接接続された2台のノード2間(単一ホップ)に設定されるものを指す。しかし、エンドトゥエンドの電気レイヤのパスは、1本又は複数本の波長パスをリンクとして使用して伝送される。更に、波長パスも、中継ノードにおいて光信号を電気信号に戻さず、光信号のまま中継を行うことで、3台以上のノード2間(複数ホップ)に渡って設定することも可能である。そこで、説明の便宜上、「パス」の用語の混同を避けるため、波長パスは、単一ホップ又は複数ホップの如何に関係なく、「波長リンク」と呼ぶ。更に、波長リンクは、光ファイバ4で直接接続された2台のノード2間の区間とし、全て単一ホップとする。尚、各区間は、実際には双方向に光ファイバ4及び波長パスが設定されているものの、説明の便宜上、各区間に単一方向の光ファイバ4及び波長パスについてのみ説明するものとする。
図2は、制御装置3のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示す制御装置3は、入力装置31と、出力装置32と、補助記憶装置33と、駆動装置34と、NWインタフェース(IF:Interface)35と、主記憶装置36と、プロセッサ37と、バス38とを有する。
入力装置31は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイス等の入力インタフェースである。出力装置32は、プロセッサ37の処理の結果を出力する。例えば、スピーカ等の音声出力装置や表示装置等の出力インタフェースである。
補助記憶装置33は、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してプロセッサ37が使用するデータを格納する領域である。補助記憶装置33は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)又はハードディスクドライブ(Hard Disc Drive)等の不揮発性のメモリである。補助記憶装置33は、例えば、オペレーティングシステム(OS)や様々なアプリケーションプログラムを保持する。
駆動装置34は、可搬記録媒体34Aに記録されるプログラムや各種データを読み出し、プロセッサ37に出力する。可搬記録媒体34Aは、例えば、SDカード、miniSDカード、microSDカード、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)又はフラッシュメモリカード等の記録媒体である。
NWIF35は、光NWとの情報の通信を司る通信インタフェースである。NWIF35は、有線のNWや無線のNWと接続する通信インタフェースを含む。NWIF35は、例えば、NIC(Network Interface Card)及び無線LAN(Local Area Network)カード等である。
主記憶装置36は、補助記憶装置33に格納されているプログラムをロードするプロセッサ37の記憶領域や作業領域に相当する、例えば、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリである。
プロセッサ37は、制御装置3全体を制御する、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ37は、補助記憶装置33又は可搬記録媒体34Aに保持されたOSや様々なアプリケーションプログラムを主記憶装置36にロードして実行することで、様々な処理を実行する。プロセッサ37は、1個に限定されるものではなく、複数個であっても良い。
尚、NWIF35を通じてデータを入力する場合、必ずしも入力装置31を設けなくても良い。同様に、NWIF35を通じてデータを出力する場合、例えば、HA、OFCやOFSにおいて必ずしも出力装置32を設けなくても良い。
図3は、制御装置3内の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示す補助記憶装置33は、デマンド記憶部41と、波長リンク記憶部42と、影響度記憶部43と、NW情報記憶部44とを有する。プロセッサ37は、機能として、デマンド処理部51と、決定部52と、評価部53と、パス要求部54と、リンク要求部55とを有する。
デマンド記憶部41は、デマンド毎に、始点41A、終点41B、種別41C、要求帯域41D及び収容経路41Eを対応付けて管理する。始点41Aは、デマンドの始点のノード2を識別する情報である。終点41Bは、デマンドの終点のノード2を識別する情報である。種別41Cは、デマンドの種別を識別する情報である。尚、種別41Cには、即時型、予約型、瞬断許容型及び瞬断不可型の種別情報がある。即時型は、決定した収容経路に即時収容するタイプのデマンド、予約型は、決定した収容経路に事前の利用開始時刻に収容する予約タイプのデマンドである。また、瞬断許容型は、瞬断が許容できるタイプのデマンド、瞬断不可型は、例えば、通話等の瞬断が許容できないタイプのデマンドである。要求帯域41Dは、デマンドが要求する帯域量である。収容経路41Eは、デマンドに割り当てる経路、すなわちデマンドを収容する経路である。尚、収容経路41Eには、例えば、第1のノード2A→第2のノード2B→第3のノード2C等の経路情報の他に、本経路が迂回経路であるか否かを識別する情報も含む。
波長リンク記憶部42は、波長リンク毎の情報を記憶する領域である。波長リンク記憶部42は、区間42A、区間42A内の使用波長42B毎の空き帯域量42C及び運用開始時刻42Dを対応付けて管理するものである。区間42Aは、始点のノード2及び終点のノード2で定義する区間、例えば、第1〜第6の区間4A〜4Fである。使用波長42Bは、区間42Aで使用済み若しくは未使用の波長を識別する情報である。空き帯域量42Cは、使用波長の空き帯域量である。運用開始時刻42Dは、後述する波長リンク追加のリンク要求から波長リンクが運用できる運用開始までに要する時間を考慮した開始時刻である。
影響度記憶部43は、少なくとも1本以上の波長リンクが設定された最適経路上でデマンドが収容できず、迂回経路で収容することになった場合、迂回要因となった最適経路上の区間43A毎に影響度43Bを記憶する領域である。影響度43Bは、迂回要因の区間が招いているリソースの非効率性の度合を意味し、その区間の空き帯域が不足していることによって迂回経路に収容することになったデマンドをより多く発生させている区間ほど、その影響度は大きくなる。また、影響度43Bは、最適経路上の迂回要因となった区間に対応付けて、最適経路と迂回経路との経路コストの差分を累計する値である。
NW情報記憶部44は、光NW内のNW情報を記憶する領域である。NW情報は、光NW内のノード2同士を光ファイバ4で接続する物理的な光NWのトポロジ構成、各ノード2の識別子、各ノード2の使用可能な光波長、各ノード2の使用可能な上限波長数等に関する情報である。
デマンド処理部51は、デマンド要求に応じてデマンドDを解析する処理部である。尚、デマンドDは、光NWの利用を要求するノード2及びポートの始点及び終点、許容遅延や要求帯域等のQOS(Quality of Service)パラメータ等のデマンド情報を含む。デマンド処理部51は、抽出部51Aを有する。抽出部51Aは、デマンドD内の始点及び終点やQOSパラメータ等のデマンド情報を抽出し、抽出したデマンド情報をデマンド記憶部41に記憶する。
決定部52は、例えば、デマンドを割り当てるべき、すなわちデマンドを収容すべき、経路を決定する。評価部53は、最適経路以外の迂回経路にデマンドを収容した際の最適経路の迂回要因となる区間毎の影響度を評価する処理部である。パス要求部54は、決定部52で決定した収容経路にデマンドを収容すべく、収容経路上の各ノード2に対してパス設定を要求する。リンク要求部55は、ノード2に対して波長リンクの追加を要求する。
決定部52は、算出部52Aと、第1の判定部52Bと、経路決定部52Cと、制御部52Dとを有する。算出部52Aは、デマンド記憶部41内のデマンドDの始点、終点及びQOSパラメータ、及び波長リンク記憶部42内の波長リンク情報に基づき、デマンドDに対して経路コストが最小の最適経路を算出する。尚、経路計算は、様々な経路計算アルゴリズム、例えば、経路コストが最小の経路を選択する最短経路(Shortest Path First)等のアルゴリズムを利用する。また、説明の便宜上、各区間の経路コストは、「1」とする。例えば、図1に示す光NWにおいて第1のノード2Aから第3ノード2Cへの最適経路は、第1の区間4Aと、第2の区間4Bとの2ホップの経路であるため、その経路コストは「2」となる。
第1の判定部52Bは、算出部52AにてデマンドDに対する最適経路を算出した場合、最適経路上の区間の波長リンク情報の空き帯域量に基づき、算出した最適経路上の区間に当該デマンドDを収容できるか否かを判定する。すなわち、第1の判定部52Bは、最適経路上の区間内の波長リンクにデマンドDの要求帯域を割当可能な空き帯域があるか否かを判定する。経路決定部52Cは、第1の判定部52Bにて最適経路上の区間に当該デマンドDを収容できる場合、最適経路をデマンドDの収容経路と決定する。パス要求部54は、経路決定部52Cで決定した収容経路に当該デマンドDを収容すべく、収容経路上の各区間のノード2に対してパス設定を要求する。また、算出部52Aは、第1の判定部52Bにて最適経路上の区間に当該デマンドDを収容できない場合、最適経路の次に最小の経路コストの迂回経路を算出する。
そして、経路決定部52Cは、算出部52Aにて算出した迂回経路に当該デマンドDを収容できるか否かを判定する。経路決定部52Cは、算出部52Aにて算出した迂回経路に当該デマンドDを収容できる場合、その迂回経路をデマンドDの収容経路と決定する。パス要求部54は、経路決定部52Cで決定した収容経路にデマンドDを収容すべく、収容経路上の各区間のノード2に対してパス設定を要求する。
制御部52Dは、経路決定部52Cで決定した収容経路上の区間にデマンドDを収容した場合、光NW内の区間毎の波長リンク毎の空き帯域量を更新すべく、波長リンク記憶部42内の各区間の波長リンク情報を更新する。評価部53は、デマンドDを迂回経路に収容した場合、デマンドDに対する最適経路と迂回経路との経路コストの差分に基づき、最適経路上の迂回要因となる区間の影響度を算出する。評価部53は、例えば、最適経路の経路コストが「2」、迂回経路の経路コストが「3」の場合、最適経路「2」と迂回経路「3」との経路コストの差分「1」を最適経路上の区間の影響度「1」に加算し、影響度記憶部43内の迂回要因の区間の影響度を更新する。
評価部53は、第2の判定部53Aを有する。第2の判定部53Aは、影響度記憶部43内の区間43A毎の影響度43Bに基づき、迂回要因の区間43A毎の影響度43Bが所定値以上であるか否かを判定する。尚、所定値は、例えば、「2」とする。
リンク要求部55は、第2の判定部53Aにて区間43Aの影響度43Bが所定値以上の場合、当該区間が帯域不足のため、他の区間に与える影響度が高いと判定する。更に、リンク要求部55は、波長リンク記憶部42内の波長リンク情報及びNW情報記憶部44内のNW情報に基づき、影響度が所定値以上の区間に追加できる波長リンクがあるか否かを判定する。リンク要求部55は、影響度が所定値以上の区間に追加できる波長リンクがある場合、当該区間上の各ノード2に対して波長リンクの追加を要求する。パス要求部54は、経路決定部52Cで決定した収容経路にデマンドを収容すべく、収容経路上の各ノード2に対してスイッチングや多重化/分離等のパス設定を要求する。
NWIF35は、光NW内の各ノード2との間の通信を司るインタフェースであって、例えば、パス設定や波長リンクの追加等の指示や各区間の波長リンクの帯域情報や使用波長を収集する。NWIF35は、光NW内の各ノード2に対してパス設定や波長リンク追加等の指示として、例えば、TL1(Transaction Language 1)やOpen Flow等のプロトコルメッセージで通知する。
ノード2は、制御装置3のリンク要求部55から波長リンク追加の要求を受信した場合、図示せぬ送信部内のレーザをアクティブに設定し、デバイス温度を調整することで、追加波長を安定出力する。更に、ノード2は、制御装置3のリンク要求部55から波長リンク追加の要求を受信した場合、追加波長を抽出するように図示せぬ受信部内の波長フィルタをフィルタ制御する。各ノード2は、制御装置3のパス要求部54からパス設定を受信した場合、デマンドを収容経路に収容するようにパス設定を実行する。
次に実施例1の光伝送システム1の動作について説明する。図4は、デマンドD1発生時の光伝送システム1のパス構成の一例を示す説明図である。図4に示す光伝送システム1では、システム起動時に、必要最小限の波長リンクをデフォルトで設定しておき、第1〜第6の区間4A〜4Fに各1本の波長リンクを設定しているものとする。そして、制御装置3は、デマンドD1を検出したとする。デマンドD1は、始点を第1のノード2A、終点を第3のノード2C、要求帯域を100Mbpsとする。尚、図4の光NWでは、他のデマンドを第1の区間4Aに収容済みのため、第1の区間4Aの空き帯域量を50Mbps、第2の区間4Bの空き帯域量を200Mbps、第3の区間4Cの空き帯域量を150Mbpsとする。更に、第4の区間4Dの空き帯域量を300Mbps、第5の区間4Eの空き帯域量を250Mbps、第6の区間4Fの空き帯域量を200Mbpsとする。
制御装置3内のプロセッサ37内の算出部52Aは、デマンドD1を検出すると、デマンドD1内の始点、終点及びQOSパラメータに基づき、デマンドD1の最適経路の候補経路R1(2A→2B→2C)を算出する。候補経路R1は、第1の区間4A及び第2の区間4Bの2ホップであるため、経路コストが「2」となる。第1の判定部52Bは、デマンドD1が100Mbps、候補経路R1上の第1の区間4Aの空き帯域量が50Mbpsであるため、候補経路R1にデマンドD1を収容できないと判定する。経路決定部52Cは、候補経路R1にデマンドD1を収容できないため、候補経路の再計算を算出部52Aに依頼する。
算出部52Aは、候補経路R1の次に最小の経路コストの迂回経路の候補経路R2(2A→2E→2D→2C)を算出する。候補経路R2は、第5の区間4E、第4の区間4D及び第3の区間4Cの3ホップであるため、経路コストは「3」となる。第1の判定部52Bは、候補経路R2の第5の区間4E、第4の区間4D及び第3の区間4Cの空き帯域量がデマンドD1の帯域要求100Mbps以上であるため、候補経路R2にデマンドD1を収容できると判定する。経路決定部52Cは、候補経路R2を、デマンドD1を収容する収容経路として決定する。そして、パス要求部54は、候補経路R2上の各ノード2、すなわち、第1のノード2A、第5のノード2E、第4のノード2D及び第3のノード2Cに対してデマンドD1を収容するパス設定を要求する。そして、制御部52Dは、光NW内の各区間の空き帯域量を更新して波長リンク記憶部42に記憶する。
評価部53は、デマンドD1の最適経路R1の経路コスト「2」と、迂回経路R2の経路コスト「3」とのコスト差「1」を迂回要因となる第1の区間4Aに対応付けて影響度として影響度記憶部43に記憶する。尚、影響度は、区間内の波長リンク単位ではなく、区間単位で影響度を更新するものである。また、説明の便宜上、最適経路が第1の区間4A及び第2の区間4Bの場合に、第1の区間4Aが帯域不足のため、第1の区間4Aに対応する影響度を更新したが、第2の区間4BでもデマンドD1の帯域不足の場合、第2の区間4Bに対応する影響度も更新する。
図5は、デマンドD2発生時の光伝送システム1のパス構成の一例を示す説明図である。制御装置3内のデマンド処理部51は、デマンドD2を検出したとする。デマンドD2は、始点を第1のノード2A、終点を第2のノード2B、要求帯域を150Mbpsとする。尚、図5の光NWでは、第1の区間4Aの空き帯域量を50Mbps、第2の区間4Bの空き帯域量を200Mbps、第3の区間4Cの空き帯域量を50Mbps、第4の区間4Dの空き帯域量を200Mbpsとする。更に、第5の区間4Eの空き帯域量を150Mbps、第6の区間4Fの空き帯域量を200Mbpsとする。
算出部52Aは、デマンドD2を検出すると、デマンドD2内の始点、終点及びQOSパラメータに基づき、デマンドD2の最適経路の候補経路R3(2A→2B)を算出する。候補経路R3は、第1の区間4Aの1ホップであるため、経路コストが「1」となる。第1の判定部52Bは、デマンドD2が150Mbps、候補経路R3の第1の区間4Aの空き帯域量が50Mbpsであるため、候補経路R3の波長リンクがデマンドD2を収容できないと判定する。経路決定部52Cは、候補経路R3がデマンドD2を収容できないため、候補経路の再計算を算出部52Aに依頼する。
算出部52Aは、候補経路R3の次に最小の経路コストの迂回経路の候補経路R4(2A→2E→2B)を算出する。候補経路R4は、第5の区間4E及び第6の区間4Fの2ホップであるため、経路コストは「2」となる。第1の判定部52Bは、候補経路R4の第5の区間4E及び第6の区間4Fの空き帯域量がデマンドD2の要求帯域150Mbps以上であるため、候補経路R4にデマンドD2を収容できると判定する。経路決定部52Cは、候補経路R4を、デマンドD2を収容する収容経路と決定する。そして、パス要求部54は、候補経路R4上の各ノード2、すなわち、第1のノード2A、第5のノード2E及び第2のノード2Bに対して収容経路のパス設定を要求する。そして、制御部52Dは、光NW内の各区間内の波長リンク毎の空き帯域量を更新して波長リンク記憶部42に記憶する。
評価部53は、デマンドD2の最適経路R3の経路コスト「1」と、迂回経路R4の経路コスト「2」とのコスト差「1」を、迂回要因となる第1の区間4Aに対応する影響度に加算して影響度記憶部43に更新する。つまり、第1の区間4Aの影響度は「2」となる。
図6は、波長リンク追加時の光伝送システム1のパス構成の一例を示す説明図である。制御装置3内の評価部53の第2の判定部53Aは、波長リンク記憶部42に記憶中の波長リンク情報を参照し、波長リンクの空き帯域量の変化を検出した場合、影響度記憶部43を参照する。第2の判定部53Aは、影響度記憶部43に記憶中の区間の影響度が所定値「2」以上であるか否かを判定する。リンク要求部55は、例えば、第1の区間4Aの影響度が所定値以上であるため、第1の区間4Aに追加可能な波長リンクがあるか否かを判定する。尚、追加可能な波長リンクの有無は、ノード2毎に利用可能な上限波長数があるため、第1の区間4Aの第1のノード2A及び第2のノード2Bで共通に使用可能な未使用の波長であるか否かを確認する。例えば、各ノード2は、波長λ1〜λ5の5本の波長を使用可能とし、第1のノード2Aは、第1の区間4A及び第5の区間4Eでλ1及びλ2の波長リンクを使用済みとする。また、第2のノード2Bは、第1の区間4A、第2の区間4B及び第6の区間4Fでλ1、λ2及びλ3の波長リンクを使用済みとする。その結果、第1の区間4Aで追加可能な波長リンクは、第1のノード2A及び第2のノード2Bで未使用のλ4及びλ5の波長リンクとなる。
図6においてリンク要求部55は、第1の区間4Aに追加可能な波長リンクがある場合、第1の区間4A上の第1のノード2A及び第2のノード2Bに対して波長リンクの追加を要求する。そして、制御部52Dは、第1の区間4Aに波長リンクの追加を指示した場合、影響度記憶部43内の区間43A及び影響度43Bから第1の区間4A及び影響度を削除して更新(クリア)する。
図7は、波長リンクの運用開始までの光伝送システム1のパス構成の一例を示す説明図である。第1のノード2A及び第2のノード2Bは、制御装置3のリンク要求部55から波長リンク追加の要求を受信した場合、第1の区間4Aに波長リンクを追加する処理を実行する。
図7において制御装置3は、波長リンクの追加要求から所定時間経過後、例えば、5分後に追加波長リンクの運用を開始する運用開始時刻を算出する。制御部52Dは、第1の区間4Aの波長リンクの運用開始に応じて光NW内の各区間の波長リンク毎の空き帯域量を更新する。その結果、第1の区間4Aは、波長リンク分の帯域量分だけ、空き帯域量が増える。
図8は、経路決定処理に関わる制御装置3内のプロセッサ37の処理動作の一例を示すフローチャートである。図8に示す経路決定処理は、デマンド要求に応じてデマンド情報及び波長リンク情報に基づき、デマンドを収容する経路を決定する処理である。
図8において制御装置3内のプロセッサ37内の算出部52Aは、デマンド内の始点、終点及びQOSパラメータを分析する(ステップS11)。算出部52Aは、デマンド内の始点、終点及びQOSパラメータに基づき、デマンドを収容すべき最適経路を計算する(ステップS12)。算出部52Aは、計算で得た最適経路を候補経路と指定する(ステップS13)。
プロセッサ37内の第1の判定部52Bは、波長リンク情報に基づき、指定した候補経路上の各区間内の各波長リンクの空き帯域量を検出する(ステップS14)。第1の判定部52Bは、指定した候補経路上の各区間にデマンドを収容できるか否かを判定する(ステップS15)。算出部52Aは、候補経路上の各区間にデマンドを収容できない場合(ステップS15否定)、デマンドに対する迂回経路の全チェックを完了したか否かを判定する(ステップS16)。
算出部52Aは、デマンドに対する迂回経路の全チェックが完了していない場合(ステップS16否定)、デマンドに対する、次に最小の経路コストの迂回経路を計算する(ステップS17)。算出部52Aは、計算で得た迂回経路を候補経路と指定し(ステップS18)、指定した候補経路上の各区間内の各波長リンクの空き帯域量を検出すべく、ステップS14に移行する。
経路決定部52Cは、指定した経路候補上の各区間にデマンドを収容できる場合(ステップS15肯定)、候補経路をデマンドの収容経路と決定する(ステップS19)。プロセッサ37内の制御部52Dは、デマンドを収容する収容経路を決定後、光NW内の各区間内の各波長リンクの空き帯域量を更新して波長リンク記憶部42を記憶する(ステップS20)。
プロセッサ37内のパス要求部54は、デマンドを収容する収容経路を決定後、当該収容経路上の各区間上の各ノード2に対して、デマンドを収容経路に収容するパス設定を要求する(ステップS21)。制御部52Dは、パス設定の収容経路がデマンドに対する最適経路であるか否かを判定する(ステップS22)。
制御部52Dは、パス設定の収容経路がデマンドに対する最適経路の場合(ステップS22肯定)、図8に示す処理動作を終了する。評価部53は、パス設定の収容経路がデマンドに対する最適経路でない場合(ステップS22否定)、最適経路上の迂回要因の区間を影響度記憶部43に記憶する(ステップS23)。尚、評価部53は、迂回要因の区間が複数ある場合、複数の区間を影響度記憶部43に記憶する。そして、評価部53は、最適経路上の迂回要因の区間を影響度記憶部43に記憶した後、区間毎に影響度を更新すべく、図9に示す評価処理を実行し(ステップS24)、図8に示す処理動作を終了する。また、算出部52Aは、デマンドに対する迂回経路の全チェックが完了した場合(ステップS16肯定)、図8に示す処理動作を終了する。
図8に示す経路決定処理を実行するプロセッサ37は、デマンドに対する最適経路を指定し、指定した最適経路の区間上の波長リンクにデマンドの要求帯域を収容できない場合、迂回経路を計算する。更に、プロセッサ37は、計算で得た迂回経路の区間上の波長リンクにデマンドの要求帯域を収容できる場合、迂回経路にデマンドを収容する。その結果、最適経路以外の迂回経路にデマンドを収容できる。
また、プロセッサ37は、迂回経路の区間上の波長リンクにデマンドの要求帯域を収容できない場合、次に最小の経路コストの迂回経路を探索し、探索した迂回経路の区間上の波長リンクにデマンドの要求帯域を収容できる場合、迂回経路にデマンドを収容する。その結果、最適経路以外の迂回経路にデマンドを収容できる。
図9は、評価処理を実行する制御装置3内のプロセッサ37の処理動作の一例を示すフローチャートである。図9に示す評価処理は、最適経路ではなく、迂回経路にデマンドを収容した場合に、最適経路上の迂回要因となる区間毎に影響度を加算して記憶する処理である。
図9において評価部53は、デマンドに対する最適経路の経路コストと決定した迂回経路の経路コストとのコスト差を算出する(ステップS31)。評価部53は、算出したコスト差を最適経路上の迂回要因の区間に対応する影響度に加算して影響度記憶部43に記憶する(ステップS32)。
評価部53内の第2の判定部53Aは、影響度記憶部43に記憶中の区間に対応する影響度が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS33)。リンク要求部55は、迂回要因の区間に対応する影響度が所定値以上の場合(ステップS33肯定)、波長リンク記憶部42及びNW情報記憶部44を参照し、迂回要因の区間に対して新規の波長リンクを追加できるか否かを判定する(ステップS34)。
リンク要求部55は、迂回要因の区間に対して新規の波長リンクを追加できる場合(ステップS34肯定)、迂回要因の区間に関わる各ノード2に対して新規の波長リンクの追加を要求する(ステップS35)。その結果、迂回要因の区間に関わる各ノード2は、新規の波長リンクを追加する。
制御部52Dは、迂回要因の区間に関わる各ノード2に対して波長リンクを追加後、追加の波長リンクの運用開始時刻を算出する(ステップS36)。尚、運用開始時刻は、波長リンクの追加指示の時刻から所要時間、例えば5分経過後の時刻である。制御部52Dは、波長リンク情報を波長リンク記憶部42に更新する(ステップS37)。更に、制御部52Dは、迂回要因の区間及び、その影響度を影響度記憶部43から削除更新し(ステップS38)、図9に示す処理動作を終了する。
制御部52Dは、迂回要因の区間の影響度が所定値以上でない場合(ステップS33否定)、又は、迂回要因の区間に新規の波長リンクを追加しなかった場合(ステップS34否定)、図9に示す処理動作を終了する。
図9に示す評価処理を実行するプロセッサ37は、最適経路以外の迂回経路でデマンドを収容した場合、最適経路の経路コストと迂回経路の経路コストとのコスト差を影響度とし、最適経路上の迂回要因となる区間毎に影響度を加算する。更に、プロセッサ37は、最適経路上の区間毎の影響度が所定値以上の場合、その区間に波長リンクの追加を要求する。その結果、利用可能性の高い迂回要因の区間に波長リンクを追加することで、波長リンクの使用効率の低下を抑制できる。
実施例1の制御装置3は、デマンドに対する最適経路内の各区間の波長リンクにデマンドを収容できる空き帯域がない場合に、当該デマンドを迂回経路に収容する。更に、制御装置3は、当該デマンドに対する最適経路と迂回経路との経路コストの差分に基づき、最適経路上の各区間の影響度を積算する。その結果、制御装置3は、各区間の影響度に基づき、利用可能性の高い迂回要因となる区間を認識できる。
制御装置3は、影響度が所定値以上になった区間の波長帯域に波長リンクを追加するように最適経路内の各区間の各ノード2に対して要求する。その結果、影響度を用いて、利用可能性の高い迂回要因となる区間に波長リンクを追加するため、光NW内の波長リソースの使用効率の低下を抑制できる。
本実施例では、デマンドが必要となった経路に直ちに波長リンクを追加するのではなく、影響度を用いてデマンドが追加される可能性が高い区間に波長リンクを追加する。しかも、迂回要因の区間毎の影響度に基づき、その区間に更にデマンドが要求される可能性の高さを認識できる。
尚、上記実施例1では、迂回要因の区間に波長リンクを追加した後、新規のデマンドを検出した場合、新規のデマンドを波長リンク追加の区間に収容できる。しかしながら、迂回要因の区間に波長リンクが追加された場合に、迂回経路に収容中のデマンドを波長リンク追加の区間に収容しても良く。この場合の実施の形態につき、実施例2として、以下に説明する。尚、実施例1の光伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図10は、実施例2の制御装置3の機能構成の一例を示すブロック図である。図10に示すデマンド記憶部41は、始点41A、終点41B、種別41C、要求帯域41D及び収容経路41Eの他に、デマンドの利用開始時刻41Fを記憶する。尚、利用開始時刻41Fは、デマンド種別が予約型の場合、波長リンク使用を開始する時刻である。
決定部52は、算出部52A、第1の判定部52B及び経路決定部52Cの他に、更新部52Eを有する。更新部52Eは、区間に波長リンクを追加した後、迂回経路に収容中のデマンドがある場合、デマンドの種別が予約型であるか否かを判定する。
更新部52Eは、デマンドの種別が予約型の場合、デマンドの最適経路の再計算を算出部52Aに依頼する。第1の判定部52Bは、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できるか否かを判定する。更新部52Eは、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できる場合、デマンド記憶部41及び波長リンク記憶部42を参照し、デマンドの利用開始時刻が最適経路の運用開始時刻以降であるか否かを判定する。
更新部52Eは、デマンドの利用開始時刻が再計算で得た最適経路の運用開始時刻以降の場合、迂回経路に収容中のデマンドを収容すべく、再計算で得た最適経路を収容経路と決定する。パス要求部54は、デマンドの利用開始時刻に応じて、迂回経路に収容中のデマンドを再計算で得た最適経路に収容すべく、最適経路上の各ノード2に対してパス設定を要求する。
次に実施例2の光伝送システム1の動作について説明する。図11は、実施例2の光伝送システム1のパス構成の一例を示す説明図である。図11に示す光NWでは、デマンドD2の迂回経路として、デマンドD2を第1の区間4A及び第6の区間4Fに収容している。制御装置3内のリンク要求部55は、第1の区間4A上の第1のノード2A及び第2のノード2Bに対して波長リンクの追加を要求する。この際、リンク要求部55は、波長リンクの追加要求の開始時刻が0時0分とした場合、開始時刻に、第1の区間4Aに追加した波長リンクの運用可能までに要する所要時間5分を加算した時刻、0時5分を運用開始時刻として波長リンク記憶部42に記憶する。そして、制御部52Dは、追加の波長リンクに関わる波長リンク情報を波長リンク記憶部42に更新する。
更に、更新部52Eは、迂回経路に収容中のデマンドD2の利用開始時刻を抽出し、デマンドD2の利用開始時刻が第1の区間4Aの運用開始時刻以降の場合、デマンドD2の最適経路の再計算を算出部52Aに依頼する。
算出部52Aは、デマンドD2の最適経路として第1の区間4Aを算出する。更新部52Eは、算出した最適経路の第1の区間4Aに、迂回経路に収容中のデマンドD2の要求帯域が収容できると判定する。
図12は、予約型デマンドの収容経路を変更する際の光伝送システム1のパス構成の一例を示す説明図である。パス要求部54は、現在時刻が最適経路の第1の区間4Aの運用開始時刻に到達した場合、デマンドD2を収容中の迂回経路から最適経路の第1の区間4AにデマンドD2を収容するようにパス設定を各ノード2に要求する。その結果、光NWは、図12に示すように、デマンドD2を収容中の迂回経路から最適経路の第1の区間4AにデマンドD2を収容する。
図13は、第1の経路更新処理に関わる制御装置3Aのプロセッサ37の処理動作の一例を示すフローチャートである。図13に示す第1の経路更新処理は、迂回要因の区間に波長リンクを追加後、迂回経路に収容中のデマンドが予約型で、デマンドの利用開始時刻が運用開始時刻以降の場合、迂回経路から最適経路にデマンドを収容する処理である。
図13においてプロセッサ37内の更新部52Eは、波長リンク記憶部42に記憶中の波長リンク情報を参照し、波長リンク情報に変化があるか否かを判定する(ステップS41)。尚、更新部52Eは、波長リンク毎の空き帯域量及び運用開始時刻の追加で波長リンク情報の変化を認識する。更新部52Eは、波長リンク情報に変化がある場合(ステップS41肯定)、追加した波長リンクの運用開始時刻を波長リンク記憶部42から抽出する(ステップS42)。
更新部52Eは、デマンド記憶部51から迂回経路で収容中のデマンドの種別を抽出する(ステップS43)。更新部52Eは、デマンドの種別が予約型であるか否かを判定する(ステップS44)。更新部52Eは、デマンドの種別が予約型の場合(ステップS44肯定)、デマンドの利用開始時刻が追加波長リンクの運用開始時刻以降であるか否かを判定する(ステップS45)。算出部52Aは、デマンドの利用開始時刻が追加波長リンクの運用開始時刻以降である場合(ステップS45肯定)、波長リンク情報に基づき、当該デマンドの最適経路を再計算する(ステップS46)。
更新部52Eは、当該デマンドを収容中の迂回経路の経路コストが再計算で得た最適経路の経路コストよりも小であるか否かを判定する(ステップS47)。第1の判定部52Bは、当該デマンドを収容中の迂回経路の経路コストが再計算した最適経路の経路コストよりも小の場合(ステップS47肯定)、再計算で得た最適経路に当該デマンドを収容できるか否かを判定する(ステップS48)。
経路決定部52Cは、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できる場合(ステップS48肯定)、再計算で得た最適経路を収容経路と決定する(ステップS49)。制御部52Dは、光NW内の各区間内の波長リンク毎のデマンド収容後の空き帯域量を波長リンク記憶部42に記憶して更新する(ステップS50)。
パス要求部54は、迂回経路に収容中のデマンドを、再計算で得た最適経路に収容するように最適経路上の各ノード2に対してパス再設定を要求し(ステップS51)、図13に示す処理動作を終了する。
更新部52Eは、波長リンク情報に変化がない場合(ステップS41否定)、図13に示す処理動作を終了する。更新部52Eは、デマンドの種別が予約型でない場合(ステップS44否定)、図13に示す処理動作を終了する。更新部52Eは、デマンドの利用開始時刻が運用開始時刻以降でない場合(ステップS45否定)、図13に示す処理動作を終了する。更に、更新部52Eは、再計算で得た最適経路が収容中の迂回経路の経路コストよりも小さくない場合(ステップS47否定)、図13に示す処理動作を終了する。更新部52Eは、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できない場合(ステップS48否定)、図13に示す処理動作を終了する。
図13に示す第1の経路更新処理を実行するプロセッサ37は、区間に波長リンクを追加後、迂回経路で収容中のデマンドの種別が予約型で、デマンドの利用開始時刻が波長リンク追加後の区間の運用開始時刻以降の場合、デマンドに対する最適経路を再計算する。更に、プロセッサ37は、再計算で得た最適経路が収容中の迂回経路よりも経路コストが小で、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できる場合に、迂回経路に収容中のデマンドを最適経路に収容するようにパスを再設定する。その結果、制御装置3Aは、波長リンク追加後に迂回経路に収容中のデマンドが予約型の場合、そのデマンドに対して最適経路を提供できる。
本実施例2の制御装置3Aは、区間に波長リンクを追加後、迂回経路に収容中の当該デマンドに対する最適経路を再計算する。制御装置3Aは、再計算で得た最適経路の波長帯域に空き帯域があり、当該デマンドの利用開始時刻が、最適経路上の波長リンク追加の区間の運用開始時刻以降の場合に、当該再計算で得たデマンドを最適経路に収容する。その結果、制御装置3Aは、波長リンク追加後に迂回経路に収容中のデマンドが予約型の場合、そのデマンドに対して最適経路を提供できる。
尚、上記実施例2では、デマンド内に予約型/即時型を含む種別を含めたが、通信事業者とサービス加入契約を結ぶ際のサービスメニューとして、即時型又は予約型の利用種別を事前に設定できるようにしても良い。
上記実施例2では、迂回経路に収容中のデマンドの種別が予約型で、当該デマンドが最適経路に収容できる場合に、迂回経路に収容中のデマンドを最適経路に収容した。しかしながら、デマンドの種別が予約型に限定されるものではなく、瞬断許容型の場合でも適用可能であり、その場合の実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。尚、実施例2の光伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
更新部52Eは、迂回要因となる区間に波長リンクを追加した後、迂回経路に収容中のデマンドがある場合、デマンドの種別が瞬断許容型であるか否かを判定する。尚、瞬断とは、例えば、経路変更等でノード2内の経路切替等で一時的に発生する通信切断である。瞬断不可型のデマンドとは、例えば、SONET/SDH(Synchronous Optical NETwork/Synchronous Digital Hierarchy)等の回線交換信号である。これに対して、瞬断許容型のデマンドとは、例えば、光NWの上位レイヤにおいてデータの再送が可能なパケット信号等である。
更新部52Eは、デマンドの種別が瞬断許容型の場合、デマンドの最適経路の再計算を算出部52Aに依頼する。第1の判定部52Bは、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できるか否かを判定する。更新部52Eは、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できる場合、迂回経路に収容中のデマンドを収容すべく、再計算で得た最適経路を収容経路と決定する。パス要求部54は、現在時刻が再計算で得た最適経路の運用開始時刻以降の場合、迂回経路に収容中のデマンドを再計算で得た最適経路に収容すべく、最適経路上の各ノード2に対してパス設定を要求する。
次に実施例3の光伝送システム1の動作について説明する。光NWでは、図11に示すように、デマンドD2の迂回経路として、デマンドD2を第1の区間4A及び第6の区間4Fに収容している。この場合、デマンドD2は瞬断許容型のデマンドとする。制御装置3A内のリンク要求部55は、第1の区間4A上の第1のノード2A及び第2のノード2Bに対して波長リンクの追加を要求する。この際、リンク要求部55は、波長リンクの追加要求の開始時刻が0時0分とした場合、開始時刻に、第1の区間4Aで追加の波長リンクの運用可能までに要する所要時間5分を加算した時刻、0時5分を運用開始時刻として算出する。更に、リンク要求部55は、算出した波長リンク毎の運用開始時刻を波長リンク記憶部42に記憶する。そして、制御部52Dは、追加の波長リンクに関わる波長リンク情報を波長リンク記憶部42に更新する。
更に、更新部52Eは、迂回経路に収容中のデマンドD2が瞬断許容型の場合、デマンドD2の最適経路の再計算を算出部52Aに依頼する。算出部52Aは、デマンドD2の最適経路として第1の区間4Aを算出する。更新部52Eは、再計算で得た最適経路の第1の区間4Aに、迂回経路に収容中のデマンドD2の要求帯域が収容できると判定したとする。
図14は、瞬断許容型デマンドの収容経路を変更する際の光伝送システム1のパス構成の一例を示す説明図である。パス要求部54は、現在時刻が再計算で得た最適経路の第1の区間4Aの運用開始時刻に到達した場合、デマンドD2を収容中の迂回経路から最適経路の第1の区間4AにデマンドD2を収容するようにパス再設定を各ノード2に要求する。その結果、光NWは、図14に示すように、デマンドD2を収容中の迂回経路から最適経路の第1の区間4AにデマンドD2を収容する。
図15は、第2の経路更新処理に関わる制御装置3Aのプロセッサ37の処理動作の一例を示すフローチャートである。図15に示す第2の経路更新処理は、迂回要因の区間に波長リンクを追加後、迂回経路に収容中のデマンドが瞬断許容型で、現在時刻が運用開始時刻以降の場合、迂回経路から最適経路にデマンドを収容する処理である。
図15においてプロセッサ37内の更新部52Eは、波長リンク記憶部42に記憶中の波長リンク情報を参照し、波長リンク情報に変化があるか否かを判定する(ステップS61)。更新部52Eは、波長リンク情報に変化がある場合(ステップS61肯定)、追加した波長リンクの運用開始時刻を波長リンク記憶部42から抽出する(ステップS62)。
更新部52Eは、デマンド記憶部41から迂回経路で収容中のデマンドの種別を抽出する(ステップS63)。更新部52Eは、デマンドの種別が瞬断許容型であるか否かを判定する(ステップS64)。算出部52Aは、デマンドの種別が瞬断許容型の場合(ステップS64肯定)、波長リンク情報に基づき、当該デマンドの最適経路を再計算する(ステップS65)。
更新部52Eは、当該デマンドを収容中の迂回経路の経路コストが再計算で得た最適経路の経路コストよりも小であるか否かを判定する(ステップS66)。第1の判定部52Bは、当該デマンドを収容中の迂回経路の経路コストが再計算した最適経路の経路コストよりも小の場合(ステップS66肯定)、再計算で得た最適経路に当該デマンドを収容できるか否かを判定する(ステップS67)。
経路決定部52Cは、再計算で得た最適経路の波長リンクにデマンドを収容できる場合(ステップS67肯定)、再計算で得た最適経路を収容経路と決定する(ステップS68)。制御部52Dは、光NW内の各区間内の波長リンク毎のデマンド収容後の空き帯域量を波長リンク記憶部42に記憶して更新する(ステップS69)。
パス要求部54は、追加の波長リンクの運用開始時刻以降に、迂回経路に収容中のデマンドを、再計算で得た最適経路に収容するように最適経路上の各ノード2に対してパス再設定を要求し(ステップS70)、図15に示す処理動作を終了する。
更新部52Eは、波長リンク情報に変化がない場合(ステップS61否定)、図15に示す処理動作を終了する。更新部52Eは、デマンドの種別が瞬断許容型でない場合(ステップS64否定)、図15に示す処理動作を終了する。更に、更新部52Eは、再計算で得た最適経路が収容中の迂回経路の経路コストよりも小さくない場合(ステップS66否定)、図15に示す処理動作を終了する。更新部52Eは、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できない場合(ステップS67否定)、図15に示す処理動作を終了する。
図15に示す第2の経路更新処理を実行するプロセッサ37は、区間に波長リンクを追加後、迂回経路で収容中のデマンドの種別が瞬断許容型の場合、デマンドに対する最適経路を再計算する。更に、プロセッサ37は、再計算で得た最適経路が収容中の迂回経路よりも経路コストが小で、再計算で得た最適経路にデマンドを収容できる場合に、迂回経路に収容中のデマンドを最適経路に収容するようにパスを再設定する。その結果、制御装置3Aは、波長リンク追加後に迂回経路に収容中のデマンドが瞬断許容型の場合、そのデマンドに対して最適経路を提供できる。
本実施例3の制御装置3Aは、区間に波長リンクを追加後、迂回経路に収容中の当該デマンドに対する最適経路を再計算し、再計算で得た最適経路の波長帯域に空き帯域があり、当該デマンドが瞬断許容型の場合に、当該再計算で得たデマンドを最適経路に収容する。その結果、制御装置3Aは、波長リンク追加後に迂回経路に収容中のデマンドが瞬断許容型の場合、そのデマンドに対して最適経路を提供できる。
尚、上記実施例3では、デマンド内に瞬断許容型/瞬断不可型等の種別を含めたが、通信事業者とサービス加入契約を結ぶ際のサービスメニューとして、瞬断許容型又は瞬断不可型の利用種別を事前に設定しても良い。
本実施例では、迂回経路の要因となる区間を検出し、動的に波長リンクを追加することで、迂回経路の増加を防止すると共に、追加した波長リンクで迂回経路が解消できるデマンドを抽出し、デマンドに対する最適経路を再設定する。その結果、波長リンクのリソース使用量を削減することが可能となり、光NWの波長リンクのリソース使用効率を向上できる。
上記実施例では、迂回経路のパス再設定の対象となるデマンドが複数ある場合には、複数のデマンドのパス再設定を実行するようにしても良い。
更に、追加した波長リンクを含む区間の現時点での空き帯域の状況から、例えば、複数のデマンド全てのパス再設定できない場合に、複数のデマンドの中から任意のデマンドを選択してパス再設定を実行するようにしても良い。この場合、例えば、デマンドの迂回経路決定時の経路コストと最適経路の経路コストとのコスト差を記憶しておき、コスト差が大きい順にデマンドから優先的に更新対象のデマンドを選択するようにしても良い。その結果、利用効率を大きく低下させるデマンドから順にパス再設定ができるため、波長リソースの使用効率の改善効果を高めることができる。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU等で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。
各種情報を記憶する領域は、例えば、ROM(Read Only Memory)や、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)やNVRAM(Non Volatile Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)で構成しても良い。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータ内のCPU等のプロセッサで実行させることによって実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する情報処理装置の一例を説明する。図16は、波長割当プログラムを実行するコンピュータの一例を示す説明図である。
図16に示す波長割当プログラムを実行するコンピュータ200は、通信部210と、HDD(Hard Disc driver)220と、ROM230と、RAM240と、CPU250とを有する。通信部210、HDD220、ROM230、RAM240及びCPU250は、バス260を介して接続される。通信部210は、複数のノード間を光ファイバで相互に接続し、ノード間の経路区間を波長リンクで接続して光NWを構築する光伝送システムと接続する。CPU250は、デマンドを検出すると、デマンドに割り当てる光伝送システム内のノード間の区間の経路を計算する。
そして、ROM230には、上記実施例と同様の機能を発揮する波長割当プログラムが予め記憶されている。ROM230は、波長割当プログラムとして判定プログラム230A、決定プログラム230B及び評価プログラム230Cが記憶されている。尚、ROM230ではなく、図示せぬドライブでコンピュータ読取可能な記録媒体に波長割当プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。
そして、CPU250は、判定プログラム230AをROM230から読み出し、RAM240上で判定プロセス240Aとして機能する。更に、CPU250は、決定プログラム230BをROM230から読み出し、RAM240上で決定プロセス240Bとして機能する。CPU250は、評価プログラム230CをROM230から読み出し、RAM240上で評価プロセス240Cとして機能する。
CPU250は、デマンドに対する最適経路の波長帯域に当該デマンドを割当可能な空き帯域があるか否かを判定する。CPU250は、最適経路の波長帯域に割当可能な空き帯域がない場合に、当該デマンドを迂回経路に割り当てる。CPU250は、デマンドに対する最適経路と迂回経路との経路コストの差分に基づき、最適経路上の割当可能な空き帯域がなかった区間の影響度を積算する。その結果、区間毎の影響度を用いて、波長リソースの使用効率の向上を図る。
1 光伝送システム
2 ノード
3 制御装置
41 デマンド記憶部
42 波長リンク記憶部
43 影響度記憶部
52 決定部
52A 算出部
52B 第1の判定部
52C 経路決定部
52D 制御部
52E 更新部
53 評価部
53A 第2の判定部

Claims (7)

  1. デマンドに対する最適経路の波長帯域に当該デマンドを割当可能な空き帯域があるか否かを判定し、
    前記最適経路の波長帯域に前記空き帯域がない場合に、当該デマンドを迂回経路に割り当て、
    前記デマンドに対する前記最適経路と前記迂回経路との経路コストの差分に基づき、前記最適経路上の前記空き帯域がなかった区間での前記迂回経路に与える影響の大きさを示す影響度を積算し、
    前記影響度に基づき、当該影響度の区間の波長帯域に未使用の波長リンクを追加する
    処理を実行する波長割当方法。
  2. 前記影響度が所定値以上になった前記区間の波長帯域に未使用の波長リンクを追加する
    処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の波長割当方法。
  3. 前記区間の波長帯域に前記未使用の波長リンクを追加した後、前記迂回経路に割当中の当該デマンドに対する最適経路を再計算し、再計算で得た最適経路の波長帯域に前記空き帯域がある場合に当該デマンドを前記再計算で得た最適経路に割り当てる
    処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の波長割当方法。
  4. 前記区間の波長帯域に前記未使用の波長リンクを追加した場合に当該未使用の波長リンクが運用可能になる時刻を記憶部に記憶し、
    前記区間の波長帯域に前記未使用の波長リンクを追加した後、前記迂回経路に割当中の当該デマンドに対する最適経路を再計算し、再計算で得た最適経路の波長帯域に前記空き帯域があり、当該デマンドの利用開始時刻が、当該未使用の波長リンクの運用開始時刻以降の場合に、当該デマンドを前記再計算で得たデマンドを当該再計算で得た最適経路に割り当てる
    処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の波長割当方法。
  5. 前記区間の波長帯域に前記未使用の波長リンクを追加した後、前記迂回経路に割当中の当該デマンドに対する最適経路を再計算し、再計算で得た最適経路の波長帯域に前記空き帯域があり、当該デマンドの種別が瞬断許容の場合に、当該デマンドを前記再計算で得た最適経路に割り当てる
    処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の波長割当方法。
  6. 前記迂回経路を割り当てたデマンド毎に、当該デマンドに対する前記最適経路と前記迂回経路とのコスト差を記憶部に記憶しておき、
    前記区間の波長帯域に前記未使用の波長リンクを追加した後、前記迂回経路に割当中のデマンドが複数ある場合に、前記記憶部の前記デマンド毎の前記コスト差に基づき、複数のデマンドから更新対象のデマンドを選択し、選択したデマンドに対する最適経路を再計算する
    処理を実行することを特徴とする請求項3〜5の何れか一つに記載の波長割当方法。
  7. デマンドに対する最適経路の波長帯域に当該デマンドを割当可能な空き帯域があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部にて前記最適経路の波長帯域に前記空き帯域がない場合に、当該デマンドを迂回経路に割り当てる決定部と、
    前記デマンドに対する前記最適経路と前記迂回経路との経路コストの差分に基づき、前記最適経路上の前記空き帯域がなかった区間での前記迂回経路に与える影響の大きさを示す影響度を積算する評価部と
    前記影響度に基づき、当該影響度の区間の波長帯域に未使用の波長リンクを追加する追加部と
    を有することを特徴とする波長割当装置。
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