JP6458168B2 - グレリンo−アシルトランスフェラーゼ阻害剤 - Google Patents
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Description
式中、Rは、任意に−OHで置換されている−C1〜C3アルキル基;−OC1〜C4アルキル基;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明の好ましい化合物は、次式(II):
で表されるものまたはその薬学的に許容される塩である。
式中、Rは、任意に−OHで置換されている−C1〜C3アルキル基;−OC1〜C4アルキル基;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩と、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤とを含む、医薬組成物である。
a)Rが、任意に−OHで置換されている−C1〜C3アルキル基;−OC1〜C4アルキル基;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;
または、任意に−OCH3で置換されているフェニル基である、
b)Rが、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基である、
c)Rは、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい)である、
d)Rは、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい)である、
e)Rは各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基である、
f)Rは任意に−OCH3で置換されているフェニル基である、
g)Rは任意に−OH、−OCH3,または−OC(CH3)3で置換されている−CH3である、
h)Rは任意に−OHで置換されている−CH3である、
i)Rは−OCH3または−OC(CH3)3である、
j)Rはピラゾリル基である、
k)Rは−CH3で置換されているピラゾリル基である、
l)本発明の化合物は遊離塩基である、
m)本発明の化合物において−NC(O)Rに隣接するメチル置換基は、S配置にある。
式中、Rが、任意に−OHで置換されている−C1〜C3アルキル基;−OC1〜C4アルキル基;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、の化合物、またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、任意に−OHで置換されている−CH3;−OCH3または−OC(CH3)3;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に、−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよいピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい)から選択される、化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基から選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、任意に−OCH3で置換されているフェニル基である、化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、任意に−OHで置換されている−CH3;−OCH3、及び
−OC(CH3)3から選択される、化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、任意に−OHで置換されている−CH3である、化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
式中、Rが、−OCH3及び−OC(CH3)3から選択される、化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
またはその薬学的に許容される塩に関する。
またはその薬学的に許容される塩に関する。
以下の調製及び実施例は、本発明をさらに例示し、本発明の化合物の典型的な合成を表す。試薬及び出発物質は容易に入手可能であるか、または当業者によって容易に合成され得る。調製物及び実施例は、限定ではなく例示として示されており、当業者によって様々な改変がなされ得ることが理解されるべきである。
5−ヨード−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン
MeOH(1.4mL)中の6−メチル−2−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−アミン(4.14g、23.37mmol)を含むフラスコに、DCM(20.1mL)中のヨウ素一塩化物(4.14g、23.37mmol)の溶液を加える。混合物を室温で48時間撹拌する。反応が完了したら、10%亜硫酸ナトリウム水溶液(200mL)を加える。得られた混合物をEtOAc(4×100mL)で抽出し、有機相をNa2SO4で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮して、粗標記化合物を淡黄色固体
(7.0g、99%)として得る。追加の精製をせずに材料を使用する。LC−ES/MS m/z 303.8(M+H)。
4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチニル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
5−ヨード−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(2.05g、6.75mmol)、4−エチニル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.41g、6.75mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド(239mg、0.34mmol)及びヨウ化銅(I)(130mg、0.68mmol)を20mLのマイクロ波バイアルに入った10mLのDMF中でスラリーにしそして懸濁液中に窒素を5分間泡立てさせる。トリエチルアミン(1.88mL、13.5mmol)を添加し、そして混合物にさらに5分間窒素を泡立たせ続ける。混合物を100℃で60分間マイクロ波で加熱する。混合物を室温に冷却し、飽和NaCl水溶液(500mL)に注ぐ。DCMで抽出し、MgSO4で有機層を乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮する。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5〜35%EtOAc:ヘキサン、45分かけて)により精製する。精製画分を濃縮して乾燥させて、淡黄色固体として標記化合物(1.25g、48%)を得る。LC−ES/MS m/z 385.2(M+H)。
tert−ブチル4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチニル]ピペリジン−1−カルボキシレート(6.28g、16.34mmol)と酸化白金(IV)(744mg、3.27mmol)とをEtOH(110mL)溶液中で合わせる。あるいは、フラスコを排気して水素バルーン下、水素で充填し、系を水素で満たし、室温で18時間撹拌する。混合物をケイソウ土でろ過し、熱EtOH(30mL)、続いて2M NH3/MeOH(20mL)ですすいだ。溶液を減圧下で濃縮し、標記化合物(6.15g、97%)を白色固体として得る。追加の精製を行うことなく使用する。LC−ES/MS m/z 389.2(M+H)。
6−メチル−5−[2−(4−ピペリジル)エチル]−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン
tert−ブチル4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]ピペリジン−1−カルボキシレート(6.07g、15.63mmol)をDCM(25mL)に溶解し、TFA(10mL、132.25mmol)を添加する。溶液を室温で4時間撹拌する。減圧下で混合物を濃縮し、得られた残渣をDCM(15mL)に溶解し、DCM(100mL)、MeOH(100mL)で溶離するSCXカラム(50g)にかけ、所望の物質を2M NH3/MeOH(100mL)で溶離する。メタノール性アンモニア画分を蒸発乾固して、標記化合物(4.4g、97%)をオフホワイトの固体として得た。追加の精製を行うことなく使用する。LC−ES/MS m/z 289.2(M+H)。
6−メチル−5−[2−(4−ピペリジル)エチル]−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン二塩酸塩
イソプロパノール(1.26L)の50℃の溶液にゆっくりとした定常流中で塩化アセチル(180.1mL)を加え、50℃で30分間撹拌する。調製3からのtert−ブチル4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]ピペリジン−1−カルボキシレート(180.1g、463.7mmol)を少量ずつ添加し、1.5時間加熱を続ける。室温に冷却し、ジエチルエーテル(3.6L)を加える。ろ過により固体を集め、ジエチルエーテル(2×300mL)で洗浄する。得られた固体を50℃の真空オーブン中で一晩乾燥させて、白色の自由流動性粉末として標記化合物(174.0g、98%)を得る。追加の精製を行うことなく使用する。LC−ES/MS m/z 289.2(M+H)。
tert−ブチルN−[(1S)−2−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]2−オキソ−エチル]カルバメート
6−メチル−5−[2−(4−ピペリジル)エチル]−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(3.9g、13.53mmol)をDMF(20mL)に溶解し;(2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸(2.8g、14.88mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(7.46g、54.11mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(2.63g、13.53mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(7.08mL、40.58mmol)を加える。得られた混合物を室温で一晩撹拌する。反応混合物を飽和NaHCO3水溶液(500mL)に注ぎ、DCMで抽出する。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、シリカゲルでのクロマトグラフィー(10−75%EtOAc:ヘキサン、45分かけて)により精製し、溶媒除去後、標記化合物(4.66g、75%)を白色泡状物として得る。LC−ES/MS m/z 460.2(M+H)。
tert−ブチルN−[(1S)−2−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]2−オキソ−エチル]カルバメート
[1]DCM(1.6L)中の(6−メチル−5−[(2−(4−ピペリジル)エチル]−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン二塩酸塩(170g、442.4mmol)、(2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸(92.1g、486.6mmol)の懸濁液にジイソプロピルエチルアミン(308.6mL、1770mmol)を加え、淡黄色の懸濁液を得る。氷浴中で0℃に冷却し、(ジメチルアミノ)−N、N−ジメチル(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)メタンイミニウムヘキサフルオロホスフェート(167.3g、442.4mmol)を少量ずつ加える。鮮やかな黄色の懸濁液を0℃で30分間撹拌し、攪拌しながら2時間室温まで温める。減圧下で約1Lに濃縮し、反応混合物をEtOAc(1L)で希釈し、飽和NH4Cl水溶液(約500mL)で分配する。有機層を分離し、さらに水層をEtOAc(2×500mL)で抽出する。有機相を合わせ、飽和NH4Cl水溶液(4×400mL)、飽和NaHCO3水溶液(400mL)、水(400mL)、飽和NaCl水溶液(400mL)で洗浄する。MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、イソヘキサン(750ml)と共沸させて、追加の精製なしに使用するのに適している、標記化合物(237g、99%)を白色泡状物として得る。LC−ES/MS m/z 460.3(M+H)。キラル分析(SFC MiniGram(登録商標)、15%MeOH/CO2/0.2%イソプロピルアミン、5mL/分、100bar、35℃、220nm)>98%ee。
(2S)−2−アミノ−1−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]プロパン−1−オン
DCM(150mL)中にtert−ブチルN−[(1S)−2−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]−1−メチル−2−オキソ−エチル]カルバメート(4.66g、10.14mmol)を溶解させそしてトリフルオロ酢酸(7.67mL、101.4mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌する。真空下で溶媒を濃縮し、残留物をDCM(20mL)で再溶解させ、100mLのDCM、100mLのMeOHで溶離するSCXカラム(50g)にかけ、所望の物質を2M NH3/MeOH(100mL)で溶離する。メタノール性アンモニア画分を蒸発乾固して、標記化合物(3.58g、98%)を白色泡状物として得る。追加の精製を行うことなく使用する。LC−ES/MS m/z 360.2(M+H)。
N−[(1S)−2−[4−[2−アミノ−4−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−2−メチル−ピラゾール−3−カルボキサミド
(2S)−2−アミノ−1−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]プロパン−1−オン(560mg、1.56mmol)をDMF(3mL)を含有するDCM(20mL)中に溶解し、1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(216mg、1.71mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(969mg、6.23mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(303mg、1.56mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(1.36mL、7.8mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌する。反応混合物を飽和NaHCO3水溶液(200mL)に注ぎ、DCMで抽出する。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、シリカゲルによるクロマトグラフィー(0〜10%MeOH:DCM 30分かけて)にて精製し、溶媒除去後、白色の泡状物として標記化合物(665mg、91%)を得る。LC−ES/MS m/z 468.0(M+H)。
N−[(1S)−2−[4−[2−アミノ−4−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−2−メチル−ピラゾール−3−カルボキサミド
[1]氷浴中でDCM(1.5L)中に懸濁させた(2S)−2−アミノ−1−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]プロパン−1−オン(168.0g、342.0mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(64.7g、513.0mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(244.5mL、1400mmol)のスラリーに、内部温度を5〜10℃に維持しながら、1−プロパンホスホン酸環状無水物(410.6mL、683.9mmol)のゆっくりとした安定した流れを加える。2.5時間以上撹拌しながら室温まで温める。減圧下で約500mLに濃縮し、得られた残渣をEtOAc(2L)及び水(1L)で希釈し;層を分離し;水層をEtOAc(2×400mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和NH4Cl(500mL)、飽和NaHCO3水溶液(1L)、水(500mL)、飽和NaCl水溶液(500mL)で洗浄する。有機層をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で蒸発させる。得られた残渣を酢酸イソプロピル(180mL)に溶解し、ヘプタン(1L)で処理し、70℃で4時間加熱して白色粉末を放出させる。室温に冷却し、ろ過によって固体を集め、9:1ヘプタン:酢酸イソプロピル(100mL)、続いてヘプタン(2×100mL)で洗浄する。真空オーブン中、45℃で一晩乾燥させて、標記化合物を白色粉末として得る(117g、73%)。LC−ES/MS m/z 468.0(M+H)。
N−[(1S)−2−[4−[2−アミノ−4−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]−1−メチル−2−オキソ−エチル]アセトアミド
(2S)−2−アミノ−1−[4−[2−[4−アミノ−6−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]プロパン−1−オン(70mg、0.19mmol)、無水酢酸(184.1μL、1.95mmol)、及びDCM(3.9mL、0.05M)中のDMAP(1.2mg、0.01mmol)を使用して、本質的に実施例1に記載の手順に従って、標記化合物(47.7mg、67%)を調製する。ES/LC−MS m/z 402.2(M+1)。
メチルN−〔(1S)−2−〔4−〔2−〔4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル〕エチル〕−1−ピペリジル〕−1−メチル−2−オキソ−エチル]カルバメート
(2S)−2−アミノ−1−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]プロパン−1−オン(43.8mg、0.12mmol)をDCM(3mL)中に溶解し、ジメチルジカーボネート(22.0μL、182.8μmol)及びピリジン(30μL、365.6μmol)を加える。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、飽和NaCl水溶液(100mL)に注ぎ、DCM(3×30mL)で抽出する。合わせた有機層を0.1N HCl(2×100mL)、水(100mL)、飽和NaCl水溶液(100mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、標記化合物をオフホワイトの固体(22mg、43%)として得る。LC−ES/MS m/z 418.2(M+H)。
N−[(1S)−2−[4−[2−アミノ−4−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]−1−メチル−2−オキソ−エチル]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩
N−[(1S)−2−[4−[2−[4−アミノ−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]エチル]−1−ピペリジル]−1−エチル]ピリジン−2−カルボキサミド(69mg、0.15mmol)をDCM(1mL)中に溶解し、HCl(ジオキサン中1M、500mL)を加える。室温で10分間撹拌し、次いで真空下で濃縮する。得られた残渣をDCM(1mL)、続いてEt2O(2mL)で粉砕する。得られた淡黄色固体をろ過して集め、標記化合物(74mg、98%)を得る。LC−ES/MS m/z 465.2(M+H)。
GOATは、UAGをAGに変換する主要な酵素である。GOAT及びグレリンの役割の概説については、Kristy M. Heppner et al,The ghrelin O−acyltransferase−ghrelin system:a novel regulator of glucose metabolism,Current Opinion in Endocrinology,Diabetes & Obesity 2011,18:50−55;Phillip A.Cole et al.,Glucose and Weight Control in Mice with a Designed Ghrelin OAcyltransferase Inhibitor,Science,2010 December 17;330(6011):1689−1692.doi:10.1126/science.1196154,Matthias H.Tschop et al.,Gastric O−acyl transferase activates hunger signal to the brain,Proc Natl Acad Sci U S A.2008 April 29;105(17):6213−6214、及びJesus Gutierrez,et al.,Ghrelin octanoylation mediated by an orphan lipid transferase,Proc Natl Acad Sci U S A.,2008 April 29,105 (17):6320−6325を参照されたい。
ヒトGOAT遺伝子(受託番号:NM_001100916)をpAN51バキュロウイルス発現ベクターにサブクローニングする。バキュロウイルスストックは、供給業者、Invitrogen、California、USAによって提供されたBac−to−Bacプロトコルに従って調製される。5mLのヒトGOATバキュロウイルスストックを、2L三角フラスコ中、1×106細胞/mLの密度で、HyQ SFX−Insect(商標)培地(HyCloneカタログ番号SH30278.02)中の500mLのSf9細胞に添加する。ヒトGOAT遺伝子感染Sf9細胞を含むフラスコを、プレート振とう機上、120rpm、28℃で48時間置く。48時間のインキュベーション後、細胞を4℃で10分間、1,000×gで遠心分離する。細胞ペレットを回収し、さらなる処理の準備ができるまで冷凍庫で−80℃で保存する。
1グラムの細胞ペレットを9mLの冷却した均質化緩衝液(50mM Tris−HCl、250mMスクロース、pH7.5に調整し、0.2μmMilliporeフィルターで滅菌ろ過)に懸濁する。細胞懸濁液をDounceガラスホモジナイザーに移す。細胞ペレットを氷上で40ストロークでホモジナイズする。ホモジネートをBeckmanスイングバケットローターで4℃で10分間3,000rpmで遠心分離して、破砕されていない細胞を除去する。上清を回収し、4℃で1時間、40,000×gで遠心分離する。 得られた膜ペレットをDounceガラスホモジナイザーを用いてホモジナイゼーションバッファー中に懸濁させ、アッセイのために冷凍庫に−20℃で保存する。ヒトGOAT酵素膜調製物の長期保存のために、懸濁した膜を−80℃冷凍庫に保存する。
DMSO中で試験化合物を調製して、0.2mMストック溶液を調製する。原液をDMSO中で連続希釈して、96ウェル丸底プレート中の10μM〜0.5nMの範囲の最終化合物濃度で10点希釈曲線を得る。アッセイ緩衝液(50mMトリス中の0.02%TWEEN(商標)−20、pH7.5/250mMスクロース/1mg/mL BSA/10mM EDTA)中で酵素及び基質溶液を調製する。対応する低タンパク質結合384ウェルプレートの列A〜Nの各ウェルに希釈化合物(1μL)を加える。ヒトデスアシル−グレリン−ビオチン(CPC Scientific Inc.、最終6.0μM)、オクタノイル−コエンザイムA(CoA)(Sigma、最終60μM)、及びAG特異抗体(WO2006/091381)(最終1.0μg/mL)よりなるヒトGOAT基質ミックス(10μL)を化合物に添加した。アッセイ緩衝液(9μL)中で調製されたGOAT−His/sf9酵素調製物を、プレート含有基質及び試験化合物の各ウェルに加えて、最終濃度0.01μg/mLとし、反応を開始させる。穏やかに回転する振動装置で室温で1時間、混合物をインキュベートする。全てのウェルに4M塩酸グアニジン(20μL)を添加し、混合し、3時間インキュベートして反応を停止する。
動物と治療:
9週齢のHarlan(Indianapolis,IN)からのC57BL/6雄マウスを購入する。12時間の明/暗サイクル(2200時間点灯)を備えた温度制御(24℃)施設でマウスを個別に収容し、標準的な齧歯類用固形飼料(diet 2014、Harlan)及び水に自由にアクセスできるようにする。通常、研究の時点で10〜13週齢のマウスを使用する。実験の0日目に、マウスを処置群(N=7/群)にランダム化し、各群に同様の平均体重にさせる。1日目及び2日目に、ビヒクル(1%ヒドロキシエチルセルロース、0.25%TWEEN(商標)80、0.05%の消泡剤)またはビヒクル中で調製した試験化合物を、午前7時及び午後7時に強制経口投与による種々の用量の懸濁液として動物を処置する。3日目に、動物を断食させ、それらをきれいなケージに移し、ビヒクルまたは試験化合物を経口胃管栄養法により午前8時に再び投与する。同じ日の午後1時に、血液を採取するために斬首によって動物を殺す。採血と血漿処理の詳細については、採血と血漿からのグレリンの抽出の項を参照されたい。
新しく調製した防腐剤(4mMのPEFABLOC(登録商標)[4−(2−アミノエチル)ベンゼンスルホニルフルオリド塩酸塩]、72mM NaCl、58mM NaF、0.032N塩酸、pH3.0)600μL(V防腐剤として定義)を含む予め秤量したEDTAチューブに約600μLの血液を集め、直ちに混合する。チューブを再度秤量し、氷上に置く。この採血手順を使用して各試料の正確な血液量を正確に決定するために、各マウスの血液の重量は、以下の式を使用して計算される。
AG及びUAGを、SEP−PAK(登録商標)C18カラムを用いて血漿から抽出し、ELISAを行う前に干渉を除去する。SEP−PAK(登録商標)C18カラムによるAG及びUAGペプチドの固相抽出は、真空マニホールド(Waters Corp)または蠕動ポンプを用いて行うことができる。試料SEP−PAK(登録商標)カラム抽出手順が、個々のマウスから得られた血漿試料に独立して適用される。一般的な抽出プロトコルは以下のように説明される。
100μLの1μg/mLの、PBS(Invitrogen)中のグレリンのアシル化及び非アシル化型の両方の中間ドメインと認識される、抗体(WO2005/026211及びWO2006/019577)を用いて、96ウェルMULTI−ARRAY(登録商標)MSD(登録商標)プレート(Meso Scale Discovery、Gaithersberg、MD、カタログ番号L15XA−3)をコートする。ウェルの被覆を確実にするためにプレートの側面をタップし、粘着プレートシーラーでシールし、RTで一晩インキュベートする。内容物を捨てて、各ウェルにPBS(25μL)(Thermo Scientific、Rockford、IL、カタログ番号37528)中のBLOCKER(商標)カゼインを添加する。プレートを再シールし、室温で1時間プレートシェーカーに置く。
実施例2の化合物の3日間の投与は、それぞれ0.1、0.3、1、3、及び10mg/kgにおいて、血漿AGを40%、60%、56%、63%、及び63%減少させ、UAGをそれぞれ2.10、2.22、3.57、3.49、及び3.78倍増加させる(結果は以下の表を参照)。0.1、0.3、1,3、及び10mg/kgでの投与は、ビヒクル処置対照動物と比較した場合に、総グレリン比に対するAGでそれぞれ57、62、79、82、及び82%の減少をもたらす。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 以下の式の化合物またはその薬学的に許容される塩:
式中、Rは、任意に−OHで置換されている−C 1 〜C 3 アルキル基;−OC 1 〜C 4 アルキル基;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH 3 で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH 3 で置換されているフェニル基から選択される。
[2] Rが、任意に−OHで置換されている−CH 3 ;−OCH 3 または−OC(CH 3 ) 3 ;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に、−CH 3 で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよいピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH 3 で置換されているフェニル基から選択される、[1]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[3] Rが、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH 3 で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基またはピラジニル基;及び任意に−OCH 3 で置換されているフェニル基から選択される、[1]または[2]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[4] メチル置換基を有する炭素原子の立体配置が以下の(S)である、
[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[5] 以下の式の[1]〜[4]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[6] 以下の式の[1]〜[5]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[7] 以下の式の[1]〜[6]のいずれかに記載の化合物。
[8] [1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤とを含む、医薬組成物。
[9] 1つ以上の他の治療剤と組み合わされる、[8]に記載の医薬組成物。
[10] [1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む、体重増加を減少させる方法。
[11] [1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む、体重の再増加を減少させる方法。
[12] [1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む、肥満を治療する方法。
[13] [1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む、2型糖尿病を治療する方法。
[14] 療法に使用するための、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[15] 体重増加を減少させるのに使用するための、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[16] 体重の再増加を減少させるのに使用するための、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[17] 肥満の治療に使用するための、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[18] 2型糖尿病の治療に使用するための、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[19] 体重増加を減少させるための医薬の製造における、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
[20] 体重の再増加を減少させるための医薬の製造における、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
[21] 2型糖尿病を治療するための医薬の製造における、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
[22] 肥満を治療するための医薬の製造における、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
Claims (18)
- 以下の式の化合物またはその薬学的に許容される塩:
式中、Rは、任意に−OHで置換されている−C1〜C3アルキル基;−OC1〜C4アルキル基;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される。 - Rが、任意に−OHで置換されている−CH3;−OCH3または−OC(CH3)3;ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に、−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよいピリジニル基、ピリダジニル基、またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- Rが、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、またはチアジアゾリル基(ここで、ピラゾリル基、オキサゾリル基、またはチアゾリル基は、各々任意に−CH3で1〜2回置換されていてもよい);各々が任意に−Clで置換されていてもよい、ピリジニル基またはピラジニル基;及び任意に−OCH3で置換されているフェニル基から選択される、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- メチル置換基を有する炭素原子の立体配置が以下の(S)である、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。 - 以下の式の請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- 以下の式の請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- 以下の式の請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤とを含む、医薬組成物。
- 1つ以上の他の治療剤と組み合わされる、請求項8に記載の医薬組成物。
- 療法に使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 体重増加を減少させるのに使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 体重の再増加を減少させるのに使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 肥満の治療に使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 2型糖尿病の治療に使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 体重増加を減少させるための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
- 体重の再増加を減少させるための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
- 2型糖尿病を治療するための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
- 肥満を治療するための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
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